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Title:
炭素繊維束およびその製造方法
Document Type and Number:
Japanese Patent JPWO2019172247
Kind Code:
A1
Abstract:
耐熱性の高い樹脂をマトリックスとする炭素繊維強化複合材料の成形加工コスト低減および性能向上に好適な、収束性と熱安定性を高いバランスで両立する炭素繊維を得ることを課題とする。本発明の炭素繊維束は、片端を固定端、もう一方を自由端としたとき、2ターン/m以上の撚りが残存し、所定の単繊維の直径であり、所定の加熱減量率の炭素繊維束であって、繊維束全体のバルク測定により得られる結晶子サイズLcと結晶配向度π002が所定の式を満たす炭素繊維束である。また、ポリアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維束を耐炎化処理、予備炭素化処理、炭素化処理の順に行う、所定の単繊維の直径であり、所定の加熱減量率である炭素繊維束の製造方法であって、炭素化処理における繊維束の撚り数を2ターン/m以上、かつ張力を1.5mN/dtex以上とする炭素繊維束の製造方法である。さらに、片端を固定端、もう一方を自由端としたとき、繊維束表層に0.2°以上の撚り角が残存し、所定の単繊維の直径であり、所定の加熱減量率の炭素繊維束であって、繊維束全体のバルク測定により得られる結晶子サイズLcと結晶配向度π002が所定の式を満たす炭素繊維束である。また、ポリアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維束を耐炎化処理、予備炭素化処理、炭素化処理の順に行う、片端を固定端、もう一方を自由端としたとき、繊維束表層の残存する撚り角が0.2°以上、所定の単繊維の直径であり、所定の加熱減量率である炭素繊維束の製造方法であって、炭素化処理における張力を1.5mN/dtex以上とする炭素繊維束の製造方法である。【選択図】 なし

Inventors:
Okuda Haruki
Jun Watanabe
Fumihiko Tanaka
Application Number:
JP2019512925A
Publication Date:
January 14, 2021
Filing Date:
March 05, 2019
Export Citation:
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Assignee:
TORAY INDUSTRIES,INC.
International Classes:
D01F9/22
Domestic Patent References:
JP2015067910A2015-04-13
JPS51105419A1976-09-18
JP2014141761A2014-08-07
JP2006009208A2006-01-12