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Title:
HIGH-PRESSURE FUEL INJECTION PIPE HAVING CONNECTION HEAD, AND ITS MANUFACTURING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/078405
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed are a high-pressure fuel injection pipe having a connecting head, which does not substantially have a pocket or a shaping wrinkle, as might otherwise be formed in the head as the head is worked, so that it can eliminate an anxiety due to the cavitation erosion in the head inside or a fear of a fatigue breakage, and a method for manufacturing the high-pressure fuel injection pipe. The high-pressure fuel injection pipe is equipped, in at least one connecting end portion of a thick steel pipe having a relatively small diameter, with a connecting head having its outer circumference formed into a frusto-conical or frusto-arcuate shaped seat surface for a mating seat. The high-pressure fuel injection pipe is characterized in that the passage of the connecting head has an inner wall formed into such a smooth taper face that the contour of the axial section of the steel pipe is continuously diverged toward an opening. Moreover, the manufacturing method is characterized in that the high-pressure fuel injection pipe is buckled by using a punch member having a mandrel, which has its axial section made thick at its root portion and tapered into such a continuously smooth shape as is gradually constricted toward the leading end.

Inventors:
WATANABE EIJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072862
Publication Date:
June 25, 2009
Filing Date:
December 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
USUI KOKUSAI SANGYO KK (JP)
WATANABE EIJI (JP)
International Classes:
F02M55/02
Domestic Patent References:
WO2007105659A12007-09-20
Foreign References:
JP2007100696A2007-04-19
JPS5535220B21980-09-12
JP2003336560A2003-11-28
JP2002054770A2002-02-20
Attorney, Agent or Firm:
OSHIDA, Yoshitaka et al. (3-12 Ginza 3-chome, Chuo-k, Tokyo 61, JP)
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Claims:
 比較的細径からなる厚肉鋼管の少なくとも片方の接続端部に、外側周面を相手座部への截頭円錐状または截頭円弧状のシート面となす接続頭部を有する高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有することを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
 比較的細径からなる厚肉鋼管の少なくとも片方の接続端部に、球面状のシート面と、該シート面から軸芯方向に間隔をおいて形成された環状フランジ部と、前記シート面に連なって前記環状フランジ部まで先端に向かって先細りとなる円錐面とから形成され、さらに前記円錐面の一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝が形成された接続頭部を有する高圧燃料噴射管において、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ形状面となした内壁面を有することを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
 前記円錐面の一部に設ける環状の湾曲凹溝は、該接続頭部の環状フランジ部よりシート面側に設けるとともに、該接続頭部の断面形状において、該湾曲凹溝の環状フランジ部側端縁をA1点、同フランジ部反対側端縁をA2点、管外径をd、A2点外径をDA とした場合に、下記条件を満足することを特徴とする請求項2に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
                 記
     DA /d=0.95~1.3
     A1点-A2点間の湾曲凹溝部の外径≧DA
 前記円錐面の一部に設ける環状の湾曲凹溝は、該接続頭部の環状フランジ部よりシート面側に設けるとともに、該接続頭部の断面形状において、該湾曲凹溝の環状フランジ部側端縁をA1点、同フランジ部反対側端縁をA2点、球面状シート面端縁とA1点までの長さをL、A1点-A2点間の管軸と平行する長さ(湾曲凹溝の幅)をWとした場合に、W/L=0.3~0.7の条件を満足することを特徴とする請求項2に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管。
 前記接続頭部の首下部に段付き拡径部を設け、内周部に前記段付き拡径部に対応する段付き拡径部を設けた接続座金を前記接続頭部の首下部に被せた構造としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の高圧燃料噴射管。
 予め定尺に切断された比較的細径からなる厚肉鋼管の少なくとも片方の端部を接続のための頭部加工代を残してチャックに保持し、その状態で当該端部へのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈成形加工によって外側周面を相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円弧状のシート面とする接続頭部を形成する高圧燃料噴射管の製造方法において、前記パンチ部材が芯金を有し、かつ該芯金は管軸方向断面形状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面となしたことを特徴とする接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元最大径をdo、当該鋼管内径をDoとした場合、do/Do=1.11~1.23の条件を満足することを特徴とする請求項6に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h/H=0.78~0.87の条件を満足することを特徴とする請求項6または7に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元部のテーパ形状面および該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まるテーパ形状面を有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2を、それぞれ7~10度、2.5~3度とすることを特徴とする請求項6または7に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
 前記パンチ部材の芯金は、該芯金根元部のテーパ形状面、該根元部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる中間部テーパ形状面および該中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面を有し、かつ前記芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、前記芯金の根元から前記中間部テーパ形状面までの軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをHとした場合、h1/H=0.49~1.0、h2/H=1.23~1.35の条件を満足することを特徴とする請求項6または7に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
 前記パンチ部材の芯金は、前記芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前記中間部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面の相対する稜線のなすテーパ角度θ3を、それぞれ7~10度、5~6.25度、2.5~3度とすることを特徴とする請求項6、7、10のいずれか1項に記載の接続頭部を有する高圧燃料噴射管の製造方法。
Description:
接続頭部を有する高圧燃料噴射 およびその製造方法

 本発明は、例えばディーゼル内燃機関に ける燃料の供給路として配設多用される管 4mm乃至20mm、肉厚1mm乃至8mm程度の比較的細径 からなる厚肉鋼管による接続頭部を有する高 圧燃料噴射管およびその製造方法に関するも のである。

 従来、この種の接続頭部を有する高圧燃 噴射管としては、図15に例示するように、 較的細径からなる厚肉鋼管111の接続端部に 球面状のシート面113と、該シート面113から 芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ 115と、前記シート面113に連なって前記環状 ランジ部115まで先端に向って先細りとなる 錐面114とから形成された接続頭部112を有す ものが知られている(特許文献1の図1参照)。 の種の接続頭部112は、外方からのパンチ部 による軸芯方向への押圧による挫屈加工に って成形されるのに関連して、該押圧によ 挫屈加工に伴う周壁の外側への拡がりによ て、該頭部内周面に内径の大径化および応 集中により内表面の引張り応力の上昇した ケット(環状凹部)116を生ぜしめて構成され かかる状態で使用に供されてきたが、配設 用時の高圧流体に起因して該ポケット部付 にキャビテーションエロージョンを生じた 、該接続頭部にポケットを起点に疲労破壊 よる径方向の亀裂が放射状に生じたり、ポ ットの周囲に疲労破壊による円周方向の亀 が生じること等が危惧された。

 かかる対策として、本出願人は、比較的細 からなる厚肉鋼管の少なくとも片方の接続 部付近に段付き部を有する接続座金を外嵌 、パンチ部材による押圧によって外側周面 相手座部への截頭円錐状もしくは截頭円弧 のシート面とする頭部加工を施して内側に さが浅くかつなだらかとした環状凹溝を有 る接続頭部を成形する方法(特許文献1の図1 照)や、比較的細径からなる厚肉鋼管の少な くとも片方の接続端部に、パンチ部材による 押圧によって球面状のシート面と、該シート 面から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フ ランジ部と、前記シート面に連なって前記環 状フランジ部まで先端に向って先細りとなる 円錐面とから形成された接続頭部を成形する 高圧燃料噴射管の製造方法において、前記円 錐面の一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝を設 けることによって、該接続頭部の成形に伴っ て生ずる該頭部内側のポケットを深さが浅く かつなだらかとする方法(特許文献2の図1参照 )、あるいは接続頭部の内周壁面に凹皺を生 させないために、例えば芯金付きパンチ部 を用い、前記と同様の方法により接続頭部 成形する方法(特許文献3の第8図~第15図参照) を先に提案した。

特開2002-54770号公報

特開2003-336560号公報

特公昭55-35220号公報

 本発明は、頭部成形時における前記ポケ トの形成に伴う当該ポケットの谷部の亀裂 生、および配設使用時の高圧流体の流れに 因して該ポケット部付近に発生するキャビ ーションエロージョンによる亀裂の発生、 びに前記頭部成形時におけるポケットの形 に伴う内径の大径化および応力集中により 表面の引張応力の上昇現象の発生を防止す 手段として、前記の先に提案した技術と同 あるいはそれ以上の効果が得られる接続頭 を有する高圧燃料噴射管とその製造方法を 案することを目的とするものである。

 本発明は上記目的を達成するため、比較 細径からなる厚肉鋼管の少なくとも片方の 続端部に、外側周面を相手座部への截頭円 状または截頭円弧状のシート面となす接続 部を有する高圧燃料噴射管において、前記 続頭部の流路に、当該鋼管の管軸方向断面 輪郭が当該開口部へ向けて広がる連続する らかなテーパ形状面となした内壁面を有す 接続頭部を有する高圧燃料噴射管と、比較 細径からなる厚肉鋼管の少なくとも片方の 続端部に、球面状のシート面と、該シート から軸芯方向に間隔をおいて形成された環 フランジ部と、前記シート面に連なって前 環状フランジ部まで先端に向かって先細り なる円錐面とから形成され、さらに前記円 面の一部に深さの浅い環状の湾曲凹溝が形 された接続頭部を有する高圧燃料噴射管に いて、前記接続頭部の流路に、当該鋼管の 軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広 る連続する滑らかなテーパ形状面となした 壁面を有することを特徴とする接続頭部を する高圧燃料噴射管を要旨とするものであ 。

 また、前記円錐面の一部に設ける環状の 曲凹溝は、該接続頭部の環状フランジ部よ シート面側に設けるとともに、該接続頭部 断面形状において、該湾曲凹溝の環状フラ ジ部側端縁をA1点、同フランジ部反対側端 をA2点、管外径をd、A2点外径をDA とした場 に、DA/d=0.95~1.3、A1点-A2点間の湾曲凹溝部の 径≧DA とすること、および球面状シート面 縁とA1点までの長さをL、A1点-A2点間の管軸 平行する長さ(湾曲凹溝の幅)をWとした場合 、W/L=0.3~0.7とすることを好ましい態様とする ものである。

 さらに、本発明の高圧燃料噴射管は、前 接続頭部の首下部に段付き拡径部を設け、 周部に前記段付き拡径部に対応する段付き 径部を設けた接続座金を前記接続頭部の首 部に被せた構造とすることを好ましい態様 するものである。 

 次に、本発明方法は、予め定尺に切断さ た比較的細径からなる厚肉鋼管の少なくと 片方の端部を接続のための頭部加工代を残 てチャックに保持し、その状態で当該端部 のパンチ部材による軸芯方向への押圧によ 挫屈成形加工によって外側周面を相手座部 の截頭円錐状もしくは截頭円弧状のシート とする接続頭部を形成する高圧燃料噴射管 製造方法において、前記パンチ部材が芯金 有し、かつ該芯金は管軸方向断面形状が根 部が太く先端側に向かって漸次窄まる連続 る滑らかなテーパ形状面となした、接続頭 を有する高圧燃料噴射管の製造方法を要旨 するものである。

 また、前記パンチ部材の芯金としては、以 に記載する条件を満足するものを用いるこ を好ましい態様とするものである。
(1)芯金根元最大径をdo、当該鋼管内径をDoと た場合、do/Do=1.11~1.23の条件を満足すること
(2)芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さ をh、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをH した場合、h/H=0.78~0.87の条件を満足すること 。
(3)芯金根元部のテーパ形状面および該根元部 テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次 窄まるテーパ形状面を有し、かつ前記芯金根 元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテ ーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる 前記テーパ形状面の相対する稜線のなすテー パ角度θ2を、それぞれ7~10度、2.5~3度とするこ と。
(4)芯金根元部のテーパ形状面、該根元部テー パ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄ま る中間部テーパ形状面および該中間部テーパ 形状面に連なり先端側に向かって漸次窄まる 先端部テーパ形状面を有し、かつ前記芯金根 元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、前 芯金の根元から前記中間部テーパ形状面ま の軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内壁 軸芯方向長さをHとした場合、h1/H=0.49~1.0、h2/ H=1.23~1.35の条件を満足すること。
(5)芯金根元部のテーパ形状面の相対する稜線 のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面 に連なる前記中間部テーパ形状面の相対する 稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間部テ ーパ形状面に連なり先端側に向かって漸次窄 まる先端部テーパ形状面の相対する稜線のな すテーパ角度θ3を、それぞれ7~10度、5~6.25度 2.5~3度とすること。

 本発明の高圧燃料噴射管は、接続頭部の流 に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該 口部へ向けて広がる連続する滑らかなテー 形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁 にはポケットや成形皺がほとんど存在しな ことから、該頭部内での流体圧によるキャ テーションエロージョンの憂いがなく、か 応力集中による疲労破壊の起点となる可能 も極めて小さいことにより高い内圧疲労強 を発揮して耐久信頼性に優れるという効果 有する。
 また、本発明方法によれば、接続頭部の流 に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該 口部へ向けて広がる連続する滑らかなテー 形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁 にはポケットや成形皺がほとんど存在しな 接続頭部を成形することができるので、前 接続頭部内での流体圧によるキャビテーシ ンエロージョンの憂いがなく、かつ応力集 による疲労破壊の起点となる可能性も極め 小さいことにより高い内圧疲労強度を発揮 て耐久信頼性に優れた高圧燃料噴射管を既 の設備で容易に製造することができるとい 優れた効果を奏する。

 本発明の高圧燃料噴射管において、前記 続頭部の流路の内壁面を、当該鋼管の管軸 向断面の輪郭が当該開口部へ向けて広がる 続する滑らかなテーパ形状面としたのは、 内壁面にポケットや成形皺がほとんど存在 ない流路を有する接続頭部を得るためであ 。

 また、本発明において、DA /dを0.95~1.3に 定したのは、前記特許文献2(特開2003-336560号 報)に記載されている通り、0.95未満では、A2 点が接続頭部先端側に寄り過ぎて相手金具と の接触シール面の確保が困難となり、他方、 1.3を超えると、A2点が反対にA1点側に寄り過 て環状の湾曲凹部(A1点~A2点)が減少して、ポ ット部の内面凹み深さを浅くする効果が小 くなるためである。

 さらに、湾曲凹溝部の外径をDA 以上とし たのは、パンチによる頭部成形時のアンダー カット部をなくすためである。すなわち、湾 曲凹溝部の外径をDA(A2点位置)より小径位置に 設けるとアンダーカット部がつくられること により、接続頭部のパンチによる成形ができ なくなるためである。

 また、本発明の高圧燃料噴射管の製造方 において、前記パンチ部材の芯金の管軸方 断面形状を、根元部が太く先端側に向かっ 漸次窄まる連続する滑らかなテーパ形状面 なしたのは、従来工法ではポケットが生ず であろう部位に管材を管軸方向の対向する 側から挟み込むような形で追い込むよう材 を塑性流動させるためである。

 本発明方法における前記パンチ部材の芯 として、該芯金根元最大径をdo、当該鋼管 径をDoとした場合、do/Doを1.11~1.23と規定した は、1.11未満では管頭部先端のボリュームが 多くなるに伴いパイプ出代量が増すため、ポ ケットが生じ易くなり、他方、1.23を超える 、管頭部先端のボリュームが少なくなるこ で剛性が低下して変形し易くなり、噴射管 相手部品への組付け時にシール軸力が減じ ためである。

 さらに、前記パンチ部材の芯金として、 芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さ h、該パンチ部材の内壁の軸芯方向長さをH した場合、h/Hを0.78~0.87と規定したのは、0.78 満では従来工法ではポケットが生ずるであ う部位より管材を挟み込む部位が管先端部 にずれてしまうことで、ポケットの発生を くすという本発明の効果が減じ、他方、0.87 を超えると従来工法ではポケットが生ずるで あろう部位より管材を挟み込む部位が管フラ ンジ側にずれてしまうことで、ポケットの発 生をなくすという本発明の効果が減じるため である。

 またさらに、本発明方法で採用するパンチ 材の芯金として、該芯金根元部のテーパ形 面および該根元部テーパ形状面に連なり先 側に向かって漸次窄まるテーパ形状面を有 る2段テーパ形状面付き芯金の、前記芯金根 元部のテーパ形状面の相対する稜線のなすテ ーパ角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる 前記テーパ形状面の相対する稜線のなすテー パ角度θ2を、それぞれ7~10度、2.5~3度と限定し たのは、以下に記載する理由による。
 すなわち、テーパ角度θ1を7~10度に限定した のは、7度未満では成形時、パンチ部材の管 に対する押圧力が弱くなることで管材が十 に塑性流動せず、従来工法ではポケットが ずるであろう部位に管材を追い込むよう材 を塑性流動させるという本発明の効果が減 、他方、10度を超えると成形時、パンチ部材 の管材に対する押圧力が強くなりすぎること で管材が円滑に塑性流動せず、従来工法では ポケットが生ずるであろう部位に管材を追い 込むよう材料を塑性流動させるという本発明 の効果が減じるためである。また、テーパ角 度θ2を2.5~3度に限定したのは、2.5度未満では 形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が くなることで管材が十分に塑性流動せず、 来工法ではポケットが生ずるであろう部位 管材を追い込むよう材料を塑性流動させる いう本発明の効果が減じ、他方、3度を超え ると成形時、パンチ部材の管材に対する押圧 力が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性 流動せず、従来工法ではポケットが生ずるで あろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性 流動させるという本発明の効果が減じるため である。

 さらにまた、本発明方法で採用するパン 部材の芯金として、該芯金根元部のテーパ 状面、該根元部テーパ形状面に連なり先端 に向かって漸次窄まる中間部テーパ形状面 よび該中間部テーパ形状面に連なり先端側 向かって漸次窄まる先端部テーパ形状面を する3段テーパ形状面付き芯金の、前記芯金 根元部のテーパ形状面の軸芯方向長さをh1、 記芯金の根元から前記中間部テーパ形状面 での軸芯方向長さをh2、該パンチ部材の内 の軸芯方向長さをHとした場合、h1/Hを0.49~1.0 h2/Hを1.23~1.35と規定したのは、h1/Hが0.49未満 は従来工法ではポケットが生ずるであろう 位より管材を挟み込む部位が管先端部側に れてしまうことで、ポケットの発生をなく という本発明の効果が減じ、他方、1.0を超 ると従来工法ではポケットが生ずるであろ 部位より管材を挟み込む部位が管フランジ 側にずれてしまうことで、ポケットの発生 なくすという本発明の効果が減じるためで る。また、h2/Hが1.23未満では従来工法では ケットが生ずるであろう部位より管材を挟 込む部位が管先端部側にずれてしまうこと 、ポケットの発生をなくすという本発明の 果が減じ、他方、1.35を超えると従来工法で ポケットが生ずるであろう部位より管材を み込む部位が管フランジ部側にずれてしま ことで、ポケットの発生をなくすという本 明の効果が減じるためである。

 また、前記3段テーパ形状面付き芯金におい て、該芯金根元部のテーパ形状面の相対する 稜線のなすテーパ角度θ1、該根元部テーパ形 状面に連なる前記中間部テーパ形状面の相対 する稜線のなすテーパ角度θ2および前記中間 部テーパ形状面に連なり先端側に向かって漸 次窄まる先端部テーパ形状面の軸芯とのなす テーパ角度θ3を、それぞれ7~10度、5~6.25度、2. 5~3度と規定したのは、以下に記載する理由に よる。
 すなわち、テーパ角度θ1が7度未満では成形 時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱く なることで管材が十分に塑性流動せず、従来 工法ではポケットが生ずるであろう部位に管 材を追い込むよう材料を塑性流動させるとい う本発明の効果が減じ、他方、10度を超える 成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力 強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流 せず、従来工法ではポケットが生ずるであ う部位に管材を追い込むよう材料を塑性流 させるという本発明の効果が減じるためで る。また、テーパ角度θ2が5度未満では成形 時、パンチ部材の管材に対する押圧力が弱く なることで管材が十分に塑性流動せず、従来 工法ではポケットが生ずるであろう部位に管 材を追い込むよう材料を塑性流動させるとい う本発明の効果が減じ、他方、6.25を超える 成形時、パンチ部材の管材に対する押圧力 強くなりすぎることで管材が円滑に塑性流 せず、従来工法ではポケットが生ずるであ う部位に管材を追い込むよう材料を塑性流 させるという本発明の効果が減じるためで る。さらに、テーパ角度θ3が2.5度未満では 形時、パンチ部材の管材に対する押圧力が くなることで管材が十分に塑性流動せず、 来工法ではポケットが生ずるであろう部位 管材を追い込むよう材料を塑性流動させる いう本発明の効果が減じ、他方、3度を超え と成形時、パンチ部材の管材に対する押圧 が強くなりすぎることで管材が円滑に塑性 動せず、従来工法ではポケットが生ずるで ろう部位に管材を追い込むよう材料を塑性 動させるという本発明の効果が減じるため ある。

 図1は本発明に係る高圧燃料噴射管の接続 頭部の第1実施例を示す縦断側面図、図2は同 く接続頭部の第2実施例を示す縦断側面図、 図3は同じく接続頭部の第3実施例を示す縦断 面図、図4は同じく接続頭部の第4実施例を す縦断側面図、図5は同じく接続頭部の第5実 施例を示す縦断側面図、図6は同じく接続頭 の第6実施例を示す縦断側面図、図7は同じく 接続頭部の第7実施例を示す縦断側面図、図8 同じく接続頭部の第8実施例を示す縦断側面 図、図9は本発明に係る高圧燃料噴射管の接 頭部の成形加工に用いる芯金付きパンチ部 の第1実施例を示す縦断側面図、図10は同じ 芯金付きパンチ部材の第2実施例を示す縦断 面図、図11は同じく芯金付きパンチ部材の 3実施例を示す縦断側面図、図12は同じく芯 付きパンチ部材の第4実施例を示す縦断側面 、図13は本発明の高圧燃料噴射管の接続頭 の成形方法に係る加工工程の第1実施例を示 縦断面による説明図、図14は同じく接続頭 の成形方法に係る加工工程の第2実施例を示 縦断面による説明図であり、1は厚肉鋼管、 2A~2Hは接続頭部、3A~3Hは球面状のシート面、4A ~4Hは円錐面、5A~5Hは環状フランジ部、6A~6Hは ーパ形状面、7A~7Eはワッシャー(スリーブワ シャー)、8A~8Dはパンチ部材、8A-1~8D-1は芯金 8A-1a、8A-1b、8B-1a、8B-1b、8B-1cはテーパ形状面 9はチャックである。

 厚肉鋼管1は、予め定寸に切断されたステ ンレス鋼、トリップ鋼、高圧配管用炭素鋼、 合金鋼等の鋼材よりなる管径dが4mm乃至20mm、 厚tが1mm乃至8mm程度の比較的細径厚肉管から なる。

 図1に示す高圧燃料噴射管は、厚肉鋼管1 接続端部に、外側周面を相手座部への球面 のシート面3Aと、該シート面3Aから軸芯方向 間隔をおいて設けた環状フランジ部5Aと、 記シート面3Aに連なって前記環状フランジ部 5Aまで先端に向って先細りとなる円錐面4Aと ら構成され、かつ該厚肉鋼管1の内部に当該 管の管軸方向断面の輪郭が当該開口部へ向 て広がる連続する滑らかなテーパ形状面6A なした内壁面を有する、内周面にポケット ほとんど存在しない接続頭部2Aを有している 。

 図2に示す高圧燃料噴射管は、厚肉鋼管1の 続端部に、外側周面を相手座部への球面状 シート面3Bと、該シート面3Bから軸芯方向に 隔をおいて設けた環状フランジ部5Bと、前 シート面3Bに連なって前記環状フランジ部5B で先端に向って先細りとなる円錐面4Bと、 記円錐面4Bの一部に深さの浅い環状の湾曲凹 溝4B-1とから構成され、かつ該厚肉鋼管1の内 に当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該開 部へ向けて広がる連続する滑らかなテーパ 状面6Bとなした内壁面を有する、内周面に ケットがほとんど存在しない接続頭部2Bを有 している。
 ここで、前記円錐面4Bの一部に設ける環状 湾曲凹溝4B-1は、該接続頭部2Bの環状フラン 部5Bよりシート面3B側に設ける。この湾曲凹 4B-1は、当該接続頭部の断面形状において、 該湾曲凹溝4B-1の環状フランジ部5B側端縁をA1 、同フランジ部反対側端縁をA2点、管外径 d、A2点外径をDA 、A1点-A2点間の管軸と平行 る長さ(湾曲凹溝の幅)をW、球面状シート面 縁とA1点までの長さをLとした場合に、A1点-A2 点間の管軸と平行する長さ(湾曲凹溝の幅)W/L= 0.3~0.75、DA/d=0.95~1.3、湾曲凹溝部の外径≧DA  する。

 図3~図8に示す高圧燃料噴射管は、接続頭 の首下部にワッシャーを嵌着したものを例 したもので、図3に示す高圧燃料噴射管は、 図1に示す高圧噴射管と同様のシート面3C、円 錐面4C、環状フランジ部5C、テーパ形状面6Cを 有する接続頭部2Cの首下部に短尺のワッシャ 7Aを嵌着した高圧燃料噴射管、図4に示す高 燃料噴射管は、図1に示す高圧噴射管と同様 のシート面3D、円錐面4D、環状フランジ部5D、 テーパ形状面6Dを有する接続頭部2Dの首下部 短尺の段付きワッシャー7Bを嵌着した高圧燃 料噴射管、図5に示す高圧燃料噴射管は、図2 示す高圧噴射管と同様のシート面3E、円錐 4E、湾曲凹溝4E-1、環状フランジ部5E、テーパ 形状面6Eを有する接続頭部2Eの首下部に短尺 ワッシャー7Aを嵌着した高圧燃料噴射管、図 6に示す高圧燃料噴射管は、図2に示す高圧噴 管と同様のシート面3F、円錐面4F、湾曲凹溝 4F-1、環状フランジ部5F、テーパ形状面6Fを有 る接続頭部2Fの首下部に背面がテーパ状と したワッシャー7Cを嵌着した高圧燃料噴射管 、図7に示す高圧燃料噴射管は、図2に示す高 噴射管と同様のシート面3G、円錐面4G、湾曲 凹溝4G-1、環状フランジ部5G、テーパ形状面6G 有する接続頭部2Gの首下部に前面および背 がテーパ状となしたワッシャー7Dを嵌着した 高圧燃料噴射管、図8に示す高圧燃料噴射管 、図2に示す高圧噴射管と同様のシート面3H 円錐面4H、湾曲凹溝4H-1、環状フランジ部5H、 テーパ形状面6Hを有する接続頭部2Hの首下部 スリーブワッシャー7Eを嵌着した高圧燃料噴 射管である。

 なお、本発明における前記湾曲凹溝4B-1、 4E-1、4F-1、4G-1、4H-1は、湾曲凹溝4B-1を例にと と該湾曲凹溝の底部が前記A1点、A2点の間に 位置するように形成(アンダーカット)しても いことはいうまでもない。

 次に、本発明に係る高圧燃料噴射管の接続 部の成形加工に用いる芯金付きパンチ部材 図9、図10に基づいて説明する。
 図9に示す芯金付きパンチ部材8Aは、中央部 突設した芯金8A-1と、前記図1、図3等に示す 錐面に湾曲凹溝4B-1、4E-1等を有しない接続 部2A、2Cのシート面3A、4C、円錐面4A、4Cおよ 環状フランジ部5A、5Cのそれぞれに対応する 面8A-2、円錐面8A-3、フラット部8A-4を形成し ものである。
 ここで、芯金8A-1は、管軸方向断面形状が根 元部が太くかつ先端側に向かって漸次窄まる 連続する滑らかなテーパ形状面8A-1a、8A-1bと している。そして、該芯金は、根元最大径 do、厚肉鋼管内径をDo、根元部のテーパ形状 の軸芯方向長さをh、該パンチ部材の内壁の 軸芯方向長さをH、前記芯金根元部のテーパ 状面8A-1aの相対する稜線のなすテーパ角度を θ1、該根元部テーパ形状面8A-1aに連なるテー 形状面8A-1bの相対する稜線のなすテーパ角 をθ2とした場合、do/Doが1.11~1.23、h/Hが0.78~0.87 、θ1が7~10度、θ2が2.5~3度となっている。

 図10に示す芯金付きパンチ部材8Bは、中央 部に突設した芯金8B-1と、前記図1、図3等に示 す円錐面に湾曲凹溝4B-1、4E-1等を有しない接 頭部2A、2Cのシート面3A、3C、円錐面4A、4Cお び環状フランジ部5A、5Cのそれぞれに対応す る球面8B-2、円錐面8B-3、フラット部8B-4を形成 したものであって、前記芯金8B-1は、該芯金 元部のテーパ形状面8B-1a、該根元部テーパ形 状面8B-1aに連なり先端側に向かって漸次窄ま 中間部テーパ形状面8B-1bおよび該中間部テ パ形状面8B-1bに連なり先端側に向かって漸次 窄まる先端部テーパ形状面8B-1cを有し、かつ 記芯金根元部のテーパ形状面の軸芯方向長 をh1、前記芯金の根元から前記中間部テー 形状面までの軸芯方向長さをh2、該パンチ部 材の内壁の軸芯方向長さをH、前記芯金根元 のテーパ形状面の相対する稜線のなすテー 角度θ1、該根元部テーパ形状面に連なる前 中間部テーパ形状面の相対する稜線のなす ーパ角度θ2および前記中間部テーパ形状面 連なり先端側に向かって漸次窄まる先端部 ーパ形状面の軸芯とのなすテーパ角度θ3と た場合、h1/Hが0.49~1.0、h2/Hが1.23~1.35、θ1が7~10 度、θ2が5~6.25度、θ3が2.5~3度となっている。

 図11および図12に示す芯金付きパンチ部材 8C、8Dは、前記図2、図5~図8に示す円錐面に環 の湾曲凹溝4B-1、4E-1、4F-1、4G-1、4H-1を有す 接続頭部に対応するもので、各接続頭部の 央部に突設した芯金8C-1、8D-1と、前記図2、 5~図8に示す円錐面に環状の湾曲凹溝4B-1、4E-1 、4F-1、4G-1、4H-1を有する接続頭部2B、2E、2F、 2G、2Hのシート面4B、4E、4F、4G、4H、湾曲凹溝4 B-1、4E-1、4F-1、4G-1、4H-1および環状フランジ 5B、5E、5F、5G、5Hのそれぞれに対応する球面8 C-2、8D-2、円錐面8C-3、8D-3、フラット部8C-4、8D -4および凸状の湾曲部8C-5、8D-5を形成した以 は、それぞれ前記9、図10に示す芯金付きパ チ部材8A、8Bと同様である。

 次に、本発明の高圧燃料噴射管の頭部成 方法を図13、図14に基づいて説明する。なお ここでは、パンチ部材として、前記図9に示 パンチ部材8Aを用いてワッシャーなし接続頭 部と、ワッシャー付き接続頭部を成形する方 法について説明する。

 図13に示す高圧燃料噴射管の頭部成形方 について説明すると、接続頭部の成形に際 ては、厚肉鋼管1をチャック9に保持した状態 で当該鋼管1の先端部を前記パンチ部材8Aによ り軸芯方向へ押圧すると、厚肉鋼管1の頭部 工代の部分が塑性流動し、厚肉鋼管1の先端 に、外側周面を相手座部への球面状のシー 面3Aと、該シート面3Aから軸芯方向に間隔を おいて設けた環状フランジ部5Aと、前記シー 面3Aに連なって前記環状フランジ部5Aまで先 端に向って先細りとなる円錐面4Aとから構成 れ、かつ該厚肉鋼管1の内部にポケットや皺 がほとんど存在しない接続頭部2Aが得られる この頭部成形方法によれば、管軸方向断面 状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄 る連続する滑らかなテーパ形状面となした 金8Aの作用により、挫屈成形時、該芯金8Aの テーパ形状面8A-1bの部分の存在により内径の 塞化が抑制されると同時に、該芯金8Aのテ パ形状面8A-1aと8A-1bとの境界部周辺に材料が 性流動して当該芯金8Aの外周面に圧接する とにより、当該接続頭部2Aの内壁面にはポケ ットや成形皺がほとんど存在しない流路が得 られる。

 また、図14に示す高圧燃料噴射管の頭部 形方法は、厚肉鋼管1の接続頭部付近にワシ ー7Aを頭部加工代を有して予め外嵌する。 いて、前記と同様に厚肉鋼管1をチャック9に 保持した状態で当該鋼管1の先端部を前記パ チ部材8Aにより軸芯方向へ押圧すると、厚肉 鋼管1の頭部加工代の部分が塑性流動し、接 頭部2Aが成形されると同時に、該接続頭部2A 首下部外周面をワシャー7Aが覆い、厚肉鋼 1の先端部に、外側周面を相手座部への球面 のシート面3Aと、該シート面3Aから軸芯方向 に間隔をおいて設けた環状フランジ部5Aと、 記シート面3Aに連なって前記環状フランジ 5Aまで先端に向って先細りとなる円錐面4Aと ら構成され、かつ該厚肉鋼管1の内部にポケ ットや皺がほとんど存在しない接続頭部2Aが られる。このワッシャ付き接続頭部の成形 法においても、前記と同様、管軸方向断面 状が根元部が太く先端側に向かって漸次窄 る連続する滑らかなテーパ形状面となした 金8Aの作用により、当該接続頭部2Aの内壁面 にはポケットや成形皺がほとんど存在しない 流路が得られる。

 なおここでは、パンチ部材8Aによる頭部 形方法について説明したが、パンチ部材8B、 8C、8Dを用いて成形した場合も同様の作用効 が得られることはいうまでもない。

 本発明の高圧燃料噴射管は、接続頭部の流 に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該 口部へ向けて広がる連続する滑らかなテー 形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁 にはポケットや成形皺がほとんど存在しな ことから、該頭部内での流体圧によるキャ テーションエロージョンの憂いがなく、か 応力集中による疲労破壊の起点となる可能 も極めて小さいという優れた効果を有する また、本発明方法によれば、接続頭部の流 に、当該鋼管の管軸方向断面の輪郭が当該 口部へ向けて広がる連続する滑らかなテー 形状面となした内壁面を有し、かつ該内壁 にはポケットや成形皺がほとんど存在しな 接続頭部を成形することができるので、前 接続頭部内での流体圧によるキャビテーシ ンエロージョンの憂いがなく、かつ応力集 による疲労破壊の起点となる可能性も極め 小さい高圧燃料噴射管を既存の設備で容易 製造することができるという優れた効果を する。
 したがって、本発明は、ディーゼル内燃機 における燃料供給路として配設多用される 圧燃料噴射管に限らず、比較的細径からな 厚肉鋼管による接続頭部を有する各種の高 金属配管にも適用可能であり、産業上の利 価値は極めて大きい。

本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭 の第1実施例を示す縦断側面図である。 同じく接続頭部の第2実施例を示す縦断 側面図である。 同じく接続頭部の第3実施例を示す縦断 側面図である。 同じく接続頭部の第4実施例を示す縦断 側面図である。 同じく接続頭部の第5実施例を示す縦断 側面図である。 同じく接続頭部の第6実施例を示す縦断 側面図である。 同じく接続頭部の第7実施例を示す縦断 側面図である。 同じく接続頭部の第8実施例を示す縦断 側面図である。 本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭 の成形加工に用いる芯金付きパンチ部材の 1実施例を示す縦断側面図である。 同じく芯金付きパンチ部材の第2実施 を示す縦断側面図である。 同じく芯金付きパンチ部材の第3実施 を示す縦断側面図である。 同じく芯金付きパンチ部材の第4実施 を示す縦断側面図である。 本発明の高圧燃料噴射管の接続頭部の 成形方法に係る加工工程の第1実施例を示す 断面による説明図である。 同じく接続頭部の成形方法に係る加工 工程の第2実施例を示す縦断面による説明図 ある。 本発明の対象とする従来の高圧燃料噴 射管の接続頭部の一例を示す縦断側面図であ る。

符号の説明

 1 厚肉鋼管
 2A~2H 接続頭部
 3A~3H 球面状のシート面
 4A~4H 円錐面
 5A~5H 環状フランジ部
 6A~6H テーパ形状面
 7A~7E ワッシャー(スリーブワッシャー)
 8A~8D パンチ部材
 8A-1~8D-1 芯金
 8A-1a、8A-1b、8B-1a、8B-1b、8B-1c テーパ形状面
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