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Title:
SLIDABLE PORTABLE TERMINAL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/095977
Kind Code:
A1
Abstract:
A slidable portable terminal is provided with a first case; a second case; a first substrate arranged in the first case; a second substrate arranged in the second case; an antenna electrically connected to the first substrate; a connecting section where the first substrate and the second substrate are electrically connected to each other; a plurality of sliding sections for slidably connecting the first case and the second case; and a conductor for electrically connecting the connecting section and one of the sliding sections. One of the sliding sections is electrically connected to the ground of the connecting section by the conductor.

Inventors:
OHMORI HIROAKI
NAKANISHI HIDEO
YAMAGUCHI TAKESHI
SAKAMOTO AKITO
KOMUKAI YASUNORI
Application Number:
PCT/JP2008/003902
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
December 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
OHMORI HIROAKI
NAKANISHI HIDEO
YAMAGUCHI TAKESHI
SAKAMOTO AKITO
KOMUKAI YASUNORI
International Classes:
H01Q1/48; H01Q1/24; H04M1/02
Foreign References:
JP2006203806A2006-08-03
JP2006314128A2006-11-16
JP2006333387A2006-12-07
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13Nishi-Shimbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 第1の筐体と、
 第2の筐体と、
 前記第1の筐体に配置される第1の基板と、
 前記第2の筐体に配置される第2の基板と、
 前記第1の基板に電気的に接続されるアンテナと、
 前記第1の基板と前記第2の基板が相互に電気的に接続する接続部と、
 前記第1の筐体と前記第2の筐体を摺動可能に接続する複数の摺動部と、
 前記接続部と前記複数の摺動部のひとつとを電気的に接続するための導体と、を有し、
 前記複数の摺動部のひとつが前記導体によって前記接続部のグランドと電気的に接続する摺動式携帯端末。
 請求項1記載の摺動式携帯端末であって、
 前記複数の摺動部のうち、前記接続部と電気的に接続されていない摺動部が、前記第1の基板のグランドと電気的に接続されていることを特徴とする摺動式携帯端末。
 請求項1または2記載の摺動式携帯端末であって、
 前記複数の摺動部のひとつと前記接続部とが、または、前記複数の摺動部のひとつと前記第1の基板とが、リアクタンス素子を介して電気的に接続されることを特徴とする摺動式携帯端末。
Description:
摺動式携帯端末

 本発明は、一方の筐体がもう一方の筐体 対してスライドする摺動式携帯端末に関す 。

 一方の筐体がもう一方の筐体に対してス イドする携帯電話等の通信装置(以下「摺動 式携帯端末」という。)では、各筐体内の回 基板がフレキシブルケーブルによって電気 に接続されている。フレキシブルケーブル 、例えば、一方の筐体に設けられたアンテ と、もう一方の筐体に設けられた信号処理 ための回路基板とを接続する。

 フレキシブルケーブルの長さは、少なく も筐体間のスライド長は確保されている必 があり、フレキシブルケーブルの末端が接 される回路基板上のコネクタの位置によっ は、さらに長く形成されている必要がある しかし、フレキシブルケーブルが長いと電 長が長くなるため、スライド時にアンテナ ンピーダンス特性が変動して、アンテナの 能に影響を及ぼす。

 このため、特許文献1に開示のスライド型 携帯電話機では、図7に示すように、コネク 接続部23A,23B間を接続するフレキシブルケー ル10の途中部分が、基板17のグランド層に接 続された接地部分25と電気的に接続される。 のように、フレキシブルケーブル10が途中 接地されると、フレキシブルケーブルの電 長は、コネクタ接続部23A,23B間の長さではな 、接地部分25からコネクタ接続部23Bまでの さになる。このように、電気長を短くする とができるため、アンテナインピーダンス 性が改善される。

特開2006-93998号公報

特開2006-333387号公報

特開2006-203806号公報

 しかし、図7に示したスライド型携帯電話 機では、コネクタ接続部23A,23Bの位置によっ は接地部分25を増やせない可能性がある。ま た、コネクタ接続部23A,23Bの位置によっては 接地部分25を設けるための適切な箇所が基板 17上にない可能性もある。

 また、図8に示すように、このスライド型 携帯電話機では、筐体1に設けられたスライ レール12に、筐体2に接続されるスライダ15が 摺動可能に嵌合しているため、2つの筐体1,2 互いにスライドできる。しかし、スライド ール12が金属等の導体によって形成されてい る場合や筐体内のグランド条件によっては、 上記説明したようにフレキシブルケーブル10 途中で接地して電気長を短くしただけでは アンテナ利得を大幅には改善できない。

 すなわち、図9に示すように、図7に示し スライド型携帯電話機では、筐体2に設けら たアンテナ22と筐体1に設けられた回路基板2 0及び金属フレーム21とが容量結合した結果、 アンテナ電流が回路基板20のグランド層及び 属フレーム21の一部にアンテナ電流とは逆 の結合電流が流れる。この逆相の電流がVSWR( Voltage Standing Wave Ratio)特性を低下させるた 、アンテナ利得が劣化してしまうという問 があった。

 本発明の目的は、一方の筐体がもう一方 筐体に対してスライドする摺動式携帯端末 おいて、良好なアンテナ利得を有する摺動 携帯端末を提供することである。

 本発明は、第1の筐体と、第2の筐体と、 記第1の筐体に配置される第1の基板と、前記 第2の筐体に配置される第2の基板と、前記第1 の基板に電気的に接続されるアンテナと、前 記第1の基板と前記第2の基板が相互に電気的 接続する接続部と、前記第1の筐体と前記第 2の筐体を摺動可能に接続する複数の摺動部 、前記接続部と前記摺動部のひとつとを電 的に接続するための導体と、を有し、前記 数の摺動部のひとつが前記導体によって前 接続部のグランドと電気的に接続する摺動 携帯端末を提供する。

 上記摺動式携帯端末では、前記複数の摺 部のうち、前記接続部と電気的に接続され いない摺動部が、前記第1の基板のグランド と電気的に接続されている。

 上記摺動式携帯端末では、前記摺動部と 記接続部とが、または、前記摺動部と前記 1の基板とが、リアクタンス素子を介して電 気的に接続される。

 本発明に係る摺動式携帯端末によれば、 ンテナ利得が向上する。

一実施形態の摺動式携帯端末を示す斜 図 図1に示した摺動式携帯端末が備える各 筐体の内部構成を示す図 図1に示した摺動式携帯端末が閉状態で の図2に示すA-A線断面図 図1に示した摺動式携帯端末を右側面か ら見た内部構成を示す図 図1に示した摺動式携帯端末におけるア ンテナ電流及び容量結合による結合電流の分 布を示す図 図1に示した摺動式携帯端末が閉状態で の図2に示すB-B線断面図 特許文献1に開示のスライド型携帯電話 機の断面図 図7に示したスライド型携帯電話機が備 える一方の筐体を示す斜視図 図7に示したスライド型携帯電話機にお けるアンテナ電流及び容量結合による結合電 流の分布を示す図

符号の説明

100 上筐体
200 下筐体
101 回路基板(上基板)
201 回路基板(下基板)
103a,103b レール
203a,203b スライダ
105,205a,205b 板金
115,215a,215b ネジ
207 リアクタンス素子
209 内蔵アンテナ
301 フレキシブルケーブル

 以下、本発明の実施形態について、図面 参照して説明する。なお、以下説明する実 形態では、一方の筐体がもう一方の筐体に してスライドする携帯電話等の通信装置(以 下「摺動式携帯端末」という。)について説 する。

 図1は、一実施形態の摺動式携帯端末を示 す斜視図であり、図1(a)は閉状態の摺動式携 端末を示し、図1(b)は開状態の摺動式携帯端 を示す。図1に示す摺動式携帯端末は、互い にスライド可能な上筐体100及び下筐体200を備 える。

 図2は、図1に示した摺動式携帯端末が備 る各筐体の内部構成を示す図である。図3は 図1に示した摺動式携帯端末が閉状態での図 2に示すA-A線断面図である。さらに、図4は、 1に示した摺動式携帯端末を右側面から見た 内部構成を示す図である。

 図2~図4に示すように、上筐体100には、回 基板(以下「上基板」という。)101と、レー 103a,103bと、板金105とが設けられている。ま 、下筐体200には、回路基板(以下「下基板」 いう。)201と、スライダ203a,203bと、板金205a,2 05bと、リアクタンス素子207と、PIFA等の内蔵 ンテナ209とが設けられている。なお、図2に すように、上筐体100の上基板101と下筐体200 下基板201は、筐体間のスライド長以上の長 を有する可撓性のあるフラットケーブル(以 下「フレキシブルケーブル」という。)301に ってそれぞれ電気的に接続されている。

 上筐体100のレール103a,103bは、上筐体100が 筐体200に対してスライドする面、すなわち 筐体100の背面の左右端部にそれぞれ設けら ている。また、下筐体200のスライダ203a,203b 、下筐体200が上筐体100に対してスライドす 面上、すなわち下筐体200の正面上の左右端 に設けられている。スライダ203a,203bは、レ ル103a,103bの溝部にスライド可能に嵌合され いるため、上筐体100と下筐体200は互いにス イド可能である。なお、レール103a,103b及び ライダ203a,203bは、金属等の導体によって形 されている。

 本実施形態では、スライダの一方(図2及 図3ではスライダ203a)に板金205aがネジ止めさ ており、板金205a及びネジ215aを介してスラ ダ203aとフレキシブルケーブル301のグランド が電気的に接続されている。なお、板金205a 及びネジ215aは、導体によって形成されてい 。フレキシブルケーブル301のグランド線は 図3に示す下基板201のグランド層211にも接続 れている。また、スライダ203aは、レール103 aと常に接触している。このため、板金205a及 ネジ215aを介してスライダ203aとフレキシブ ケーブル301のグランド線を導通させること よって、下基板201のグランド層211-フレキシ ルケーブル301のグランド線-板金205a-ネジ215a -スライダ203a-レール103aが導通する。なお、 レキシブルケーブル301のグランド線は、下 板201のグランド層211と上基板101のグランド 111を接続しているため、下基板201のグラン 層211-フレキシブルケーブル301のグランド線- 上基板101のグランド層111も導通している。な お、レールとスライダは必ずしもDC的に導通 ている必要はなく、近接して容量結合の状 であっても良い。

 また、スライダの他方((図2及び図3ではス ライダ203b)には板金205bがネジ止めされており 、板金205b、ネジ215b及びリアクタンス素子207 介して、スライダ203bと下基板201のグランド 層211が電気的に接続されている。なお、板金 205b及びネジ215bは、導体によって形成されて る。また、スライダ203bは、レール103bと常 接触している。このため、板金205b、ネジ215b 及びリアクタンス素子207を介してスライダ203 bと下基板201のグランド層211を導通させるこ によって、下基板201のグランド層211-リアク ンス素子207-板金205b-ネジ215b-スライダ203b-レ ール103bが導通する。

 このように、本実施形態では、上筐体100 設けられているレール103aが、スライダ203a フレキシブルケーブル301のグランド線及び 金205a等の導体を介して、内蔵アンテナ209が けられている下筐体200の下基板201のグラン 層211と導通している。また、レール103bも、 スライダ203b及び板金205a等の導体を介して、 基板201のグランド層211と導通している。さ に、上基板101のグランド層111も、フレキシ ルケーブル301のグランド線を介して、下基 201のグランド層211と導通している。したが て、図5に示すように、本実施形態の摺動式 携帯端末では、下筐体200の内蔵アンテナ209と 上筐体100のレール103a,103b及び上基板101のグラ ンド層111とが容量結合しても、下基板201のグ ランド層211を流れるアンテナ電流がレール103 a,103b及び上基板101のグランド層111に流れ込む 。その結果、レール103a,103b及び上基板101のグ ランド層111の電流分布はアンテナ電流と同相 となるためVSWR特性が向上し、アンテナ利得 向上する。

 また、レール103bと下基板201のグランド層 211の間にはリアクタンス素子207が設けられて いる。リアクタンス素子207の挿入によってイ ンピーダンスを変更でき、上基板に流れ込む アンテナ電流の位相を変えられるため、所望 の周波数帯でのアンテナ利得をさらに向上で きる。なお、リアクタンス素子207をスライダ 203aとフレキシブルケーブル301のグランド線 間に設けても良い。

 さらに、図2及び図2に示すB-B線断面図で る図6に示すように、レール103a,103bの少なく もいずれか一方(図2及び図6ではレール103b) 板金105をネジ止めし、板金105及びネジ115を してレール103bと上基板101のグランド層111を 気的に接続しても良い。但し、板金105及び ジ115は導体である。レールと上基板101のグ ンド層111を導通させることによって、グラ ド条件がレールと上基板101のグランド層111 でばらつかない。その結果、良好なアンテ 利得を安定して得ることができる。

 なお、本実施形態では、スライダと板金 電気的接続に関し、ネジを使用する方法を 載したがこれに限るものではなく、導電性 ッションを用いる方法などによる接続など スライダと板金が電気的に接続される方法 あれば同様の効果を奏するものである。

 また、レール103a,103bと上基板100との接地 法は、板金による接続、導電性クッション よる接続などいくつかの方法が考えられ、 らにリアクタンス素子を挿入してもよい。 地場所についても、レール上端と上基板100 レール下端と上基板100、左右のレールどち か一方、左右のレール両方であってもよい

 また、フレキシブルケーブル301を基板グ ンドと接続する方法として、(1)フレキシブ ケーブル301をネジ215aに落とし、基板グラン ドをネジ215bに落とす、(2)フレキシブルケー ル301をネジ215bに落とし、基板グランドをネ 215aに落とす、(3)フレキシブルケーブル301を ネジ215aおよびネジ215bの両方に落とす、(4)フ キシブルケーブル301をネジ215aのみに落とす 、(5)フレキシブルケーブル301をネジ215bのみ 落とす、のいずれであってもよい。

 上記説明した実施形態中で用いられてい 上筐体100及び下筐体200は、特許請求の範囲 の第1の筐体及び第2の筐体に該当する。ま 、上基板101及び下基板201は、第1の基板及び 2の基板に該当する。また、レール103a,103b及 びスライダ203a,203bは、複数の摺動部に該当す る。また、板金205aは、導体に該当する。さ に、フレキシブルケーブル301は、接続部に 当する。なお、本発明は上記の実施形態に いて示されたものに限定されるものではな 、明細書の記載、並びに周知の技術に基づ て、当業者が変更、応用することも本発明 予定するところであり、保護を求める範囲 含まれる。

 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参 して説明したが、本発明の精神と範囲を逸 することなく様々な変更や修正を加えるこ ができることは当業者にとって明らかであ 。

 本出願は、2008年1月31日出願の日本特許出 願(特願2008-020757)に基づくものであり、その 容はここに参照として取り込まれる。

 本発明に係る摺動式携帯端末は、導体に って形成されたレール及びスライダを備え スライド式の携帯電話等の通信装置等とし 有用である。




 
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