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Title:
OPTICAL DISC SIGNAL PROCESSING DEVICE AND OPTICAL DISC DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107176
Kind Code:
A1
Abstract:
An optical disc signal processing device includes: a reflected light processing unit which emits a laser light to an optical disc and converts the reflected light from the optical disc received by an optical pickup into an electric signal according to a first gain; a servo signal generation unit which generates a servo signal by using the electric signal generated by the reflected light processing unit; a servo signal control unit which controls the servo signal so as to suppress a change of the amplitude of the servo signal caused by increase/decrease of the amount of the reflected light from the optical disc by using an attenuator which attenuates the servo signal generated by the servo signal generation unit, by multiplying a second gain; and a gain setting unit which substantially simultaneously performs a first gain setting for the reflected light processing unit and a second gain setting for the servo signal control unit.

Inventors:
SUZUKI TATSUO
HORI KATSUO
IGA TOSHIHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/003462
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
November 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
SUZUKI TATSUO
HORI KATSUO
IGA TOSHIHIKO
International Classes:
G11B7/09
Foreign References:
JP2001266371A2001-09-28
Attorney, Agent or Firm:
MAEDA, Hiroshi et al. (JP)
Hiroshi Maeda (JP)
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Claims:
 光ディスクにレーザー光を出射し、前記光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップにより受光された反射光を、第1のゲインに基づいて電気信号に変換する反射光処理部と、
 前記反射光処理部により生成された電気信号を用いてサーボ信号を生成するサーボ信号生成部と、
 前記サーボ信号生成部により生成されたサーボ信号を第2のゲイン倍することにより減衰させるアッテネータを用いて、該サーボ信号の振幅が前記光ディスクからの反射光の量の増減により変化することを抑制するように、該サーボ信号を制御するサーボ信号制御部と、
 前記反射光処理部に対する第1のゲインの設定と、前記サーボ信号制御部に対する第2のゲインの設定とを実質的に同時に行うゲイン設定部とを備えていることを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
 光ディスクにレーザー光を出射し、前記光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップにより受光された反射光を、第1のゲインに基づいて電気信号に変換する反射光処理部と、
 前記反射光処理部により生成された電気信号を用いてサーボ信号を生成するサーボ信号生成部と、
 前記サーボ信号生成部により生成されたサーボ信号を第2のゲイン倍することにより減衰させるアッテネータを用いて、該サーボ信号の振幅が前記光ディスクからの反射光の量の増減により変化することを抑制するように、該サーボ信号を制御するサーボ信号制御部と、
 前記サーボ信号制御部に対する第2のゲインの設定を段階的に行い、かつ該第2のゲインの段階的な設定の開始から終了までの間に、前記反射光処理部に対する第1のゲインの設定を行うゲイン設定部とを備えていることを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
 請求項1及び請求項2のいずれか1項の光ディスク用信号処理装置において、
 前記第1及び第2のゲインのうちの少なくとも一方を算出するゲイン計算部をさらに備え、
 前記ゲイン設定部は、前記ゲイン計算部により算出された前記各ゲインを、前記反射光処理部及び前記サーボ信号制御部のうちの対応する方に設定することを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
 請求項1~3のいずれか1項の光ディスク用信号処理装置において、
 前記サーボ信号生成部により生成されたサーボ信号に対してオフセット調整値を加減することにより、該サーボ信号に発生するオフセットをキャンセルするオフセット制御部を備え、
 前記ゲイン設定部は、前記オフセット制御部に対するオフセット調整値の設定を、前記反射光処理部に対する第1のゲインの設定と実質的に同時に行うことを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
 請求項1~4のいずれか1項の光ディスク用信号処理装置において、
 集積回路で構成されていることを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
 請求項1~5のいずれか1項の光ディスク用信号処理装置と、
 前記光ピックアップとを備えた光ディスク装置。
Description:
光ディスク用信号処理装置及び ディスク装置

 本発明は、レーザー光により光ディスク のデータを記録、消去又は再生する光ディ ク用信号処理装置及び光ディスク装置に関 、特に、サーボ信号の制御を行う光ディス 用信号処理装置及び光ディスク装置に関す ものである。

 特許文献1には、光ディスクにレーザー光を 出射し、前記光ディスクからの反射光を受光 する光ピックアップと、前記反射光に基づく 電気信号を用いてサーボ信号(サーボエラー 号)を生成するサーボ信号生成部(エラー信号 生成部)と、オフセット調整が施された前記 ーボ信号の振幅が一定となるように該サー 信号を制御するサーボ信号制御部(ゲイン調 部)とを備えた光ディスク装置が開示されて いる。

特開2001-297454号公報

 特許文献1には開示されていないが、光デ ィスク装置において、サーボ信号制御部によ り用いられるゲイン(以下、「第1のゲイン」 呼ぶ。)に加え、光ピックアップにより受光 した反射光を電気信号に変換する際に用いら れるゲイン(以下、「第2のゲイン」と呼ぶ。) が制御される場合、第1のゲイン及び第2のゲ ンの設定は、光ディスク装置の起動時に図7 に示すようなフローを実行することにより行 うことができる。

 まず、(S701)、(S702)で、CPUが第1及び第2の インをそれぞれあらかじめ定められた値に 定し、(S703)で、フォーカシング制御が開始 る。次に(S704)で、サーボ信号生成部により られたサーボ信号のうちのフォーカスエラ 信号に基づいてメディアが特定される。そ て(S705)で、CPUが第1のゲインを(S704)で特定し メディアに応じた値に設定し(切り換え)た 、(S706)でCPUが第2のゲインを(S704)で特定した ディアに応じた値に設定し、起動が完了す 。CPUは、(S705)及び(S706)におけるゲインの設 を、通常、システム制御ファームウェアに 録された命令を実行することにより行う。

 しかしながら、図7のフローでは、CPUが(S7 05)で第1のゲインを設定してから(S706)で第2の インを設定するまでの間、又はCPUが(S706)で 2のゲインを設定した直後に、サーボ信号が 不安定になる期間が生じるという問題がある 。

 図8に示すように、(S704)でのメディア確定 後に、(S705)で第1のゲインをLゲインからHゲイ ンに切り換え、その後(S706)で第2のゲインをH インからLゲインに下げた場合、サーボ信号 が例えば、図9又は図10に示すようになる。

 図9において、サーボ信号の振幅は、(S705) で第1のゲインがLゲインからHゲインに切り換 わった時点で一旦大きくなり、その後サーボ 信号制御部による制御により小さくなり一定 のレベルで落ち着く。そして、(S706)で第2の インが下げられることにより小さくなった 、サーボ信号制御部による制御により大き なって一定のレベルで落ち着く。

 このように図7のフローによると、(S705)で 第1のゲインを設定してから(S706)で第2のゲイ を設定するまでの間、又は(S706)で第2のゲイ ンを設定した直後に、サーボ信号が不安定に なり、サーボ外れ(フォーカス外れ等)が発生 る場合がある。

 また、図10においては、サーボ信号の振 が、(S705)で第1のゲインがLゲインからHゲイ に切り換わった時点で著しく大きくなり、 ーボ信号が飽和してしまい、サーボ信号が 待する波形とは異なる矩形波となっている このようなことは、特に低電圧のサーボ信 を扱う光ディスク装置において、サーボ信 制御部におけるサーボ信号のDレンジ(Dynamic  Range)が狭いために起こりやすい。その後、サ ーボ信号の振幅は、サーボ信号制御部による 制御により小さくなって一定のレベルで落ち 着く。そして、(S706)で第2のゲインが下げら ることにより小さくなった後、サーボ信号 御部による制御により大きくなって一定の ベルで落ち着く。

 このように図7のフローによると、(S705)で 第1のゲインを設定した以降にサーボ信号が 形波となってしまう場合もある。

 ここで、上述のようなサーボ外れの発生 防止するために、図11に示すように、メデ ア特定後に(S1101)でサーボ信号制御部による ーボ信号の制御を一旦停止し、(S705)、(S706) 第1及び第2のゲインが設定された後に(S1102) サーボ信号制御部によるサーボ信号の制御 再開されるようにすることが考えられる。 かし、この手順によると、起動時間が長く る上、複数種類のメディアに対応する光デ スク装置に適用した場合に処理が複雑にな という問題がある。

 本発明は、上記の点に鑑み、処理を複雑 したり起動時間を長くすることなく、サー 信号に対して安定した制御を行うことを目 とする。

 上記の課題を解決するため、本発明の第1 の実施態様の光ディスク用信号処理装置は、 光ディスクにレーザー光を出射し、前記光デ ィスクからの反射光を受光する光ピックアッ プにより受光された反射光を、第1のゲイン 基づいて電気信号に変換する反射光処理部 、前記反射光処理部により生成された電気 号を用いてサーボ信号を生成するサーボ信 生成部と、前記サーボ信号生成部により生 されたサーボ信号を第2のゲイン倍すること より減衰させるアッテネータを用いて、該 ーボ信号の振幅が前記光ディスクからの反 光の量の増減により変化することを抑制す ように、該サーボ信号を制御するサーボ信 制御部と、前記反射光処理部に対する第1の ゲインの設定と、前記サーボ信号制御部に対 する第2のゲインの設定とを実質的に同時に うゲイン設定部とを備えていることを特徴 する。

 これにより、第1及び第2のゲインが実質 に同時に設定されるので、これらゲインの 定がサーボ信号制御部によるサーボ信号の 御中に行われたとしても、サーボ信号が不 定になる期間がほとんど生じない。したが て、処理を複雑にしたり起動時間を長くす ことなく、サーボ信号に対して安定した制 を行うことができる。

 また、本発明の第2の実施態様の光ディス ク用信号処理装置は、光ディスクにレーザー 光を出射し、前記光ディスクからの反射光を 受光する光ピックアップにより受光された反 射光を、第1のゲインに基づいて電気信号に 換する反射光処理部と、前記反射光処理部 より生成された電気信号を用いてサーボ信 を生成するサーボ信号生成部と、前記サー 信号生成部により生成されたサーボ信号を 2のゲイン倍することにより減衰させるアッ ネータを用いて、該サーボ信号の振幅が前 光ディスクからの反射光の量の増減により 化することを抑制するように、該サーボ信 を制御するサーボ信号制御部と、前記サー 信号制御部に対する第2のゲインの設定を段 階的に行い、該第2のゲインの段階的な設定 開始から終了までの間に、前記反射光処理 に対する第1のゲインの設定を行うゲイン設 部とを備えている。

 これにより、第2のゲインの段階的な設定 の開始から終了までの間に第1のゲインが設 されるので、これらゲインの設定がサーボ 号制御部によるサーボ信号の制御中に行わ たとしても、サーボ信号が不安定になる期 が短くなる。したがって、処理を複雑にし り起動時間を長くすることなく、サーボ信 に対して安定した制御を行うことができる

 本発明により、第1及び第2のゲインが実 的に同時に設定されるので、これらゲイン 設定がサーボ信号制御部によるサーボ信号 制御中に行われたとしても、サーボ信号が 安定になる期間がほとんど生じない。した って、処理を複雑にしたり起動時間を長く ることなく、サーボ信号に対して安定した 御を行うことができる。

図1は、実施形態1に係る光ディスク装 100の構成を示すブロック図である。 図2は、同、AGC106によって制御されたサ ーボ信号の波形の例を示す波形図である。 図3は、同、実施形態2に係る光ディス 装置200の構成を示すブロック図である。 図4は、同、第1及び第2のゲインのレベ を示すタイミングチャートである。 図5は、同、実施形態3に係る光ディス 装置300の構成を示すブロック図である。 図6は、同、実施形態4に係る光ディス 装置400の構成を示すブロック図である。 図7は、従来の光ディスク装置による起 動時の動作を示すフローチャートである。 図8は、同、第1及び第2のゲインのレベ を示すタイミングチャートである。 図9は、同、サーボ信号制御部により制 御されたサーボ信号の波形の例を示す波形図 である。 図10は、同、サーボ信号制御部により 御されたサーボ信号の波形の例を示す波形 である。 図11は、メディア特定後に一旦サーボ 号の制御を停止すると想定した場合の光デ スク装置による起動時の動作を示すフロー ャートである。

符号の説明

  
100   光ディスク装置
101   光ディスク
102   OPU(光ピックアップ)
103   OEIC(反射光処理部)
104   FEP(サーボ信号生成部)
106   AGC(サーボ信号制御部)
110   ゲイン設定部
120   光ディスク用信号処理装置
200   光ディスク装置
201   ゲイン段階設定部(ゲイン設定部)
220   光ディスク用信号処理装置
300   光ディスク装置
301   ゲイン計算部
320   光ディスク用信号処理装置
400   光ディスク装置
401   ゲイン・オフセット設定部(ゲイン設 部)
402   オフセット制御ブロック(オフセット 御部)
420   光ディスク用信号処理装置

 以下、本発明の実施形態について、図面 参照して説明する。なお、以下の各実施形 において、他の実施形態と同様の機能を有 る構成要素については同一の符号を付して 明を省略する。

 《実施形態1》
 本発明の実施形態1に係る光ディスク装置100 は、図1に示すように、光ディスク101にレー ー光を出射し、光ディスク101からの反射光 受光するOPU(Optical Pickup)102(光ピックアップ) 、OPU102により受光された反射光を、設定さ た第1のゲインに基づいて電気信号に変換す るOEIC(Opto-Electronic Integrated Circuit、光電子集 回路)103(反射光処理部)と、OEIC103により生成 された電気信号を用いて、フォーカシング誤 差を示すフォーカスエラー信号、及びトラッ キング誤差を示すトラッキングエラー信号等 のサーボ信号を生成するFEP(Front End Processor)1 04(サーボ信号生成部)と、FEP104により生成さ たサーボ信号を第2のゲイン倍することによ 減衰させるアッテネータを用いて、該サー 信号の振幅が光ディスク101からの反射光の の増減により変化することを抑制するよう 、該サーボ信号を制御するAGC(Auto Gain Contro l)106(サーボ信号制御部)と、OEIC103に対する第1 のゲインの設定と、AGC106(AGC106のアッテネー )に対する第2のゲインの設定とを同時に行う ゲイン設定部110とを備えている。

 AGC106は、CPU(図示せず)を搭載したSODC(Super- Optical Disc Controller)105(光ディスク制御用LSI) 設けられている。光ディスク装置100は、上 CPU及びゲイン設定部110により実行される命 が組み込まれたFW(Firmware:システム制御ファ ムウェア)107をさらに備えており、ゲイン設 部110は、FW107に組み込まれた命令を実行す ことにより、OEIC103に対する第1のゲインの設 定と、AGC106に対する第2のゲインの設定とを 時に行う。

 また、OEIC103、FEP104、SODC105、FW107、及びゲ イン設定部110により光ディスク用信号処理装 置120が構成されており、光ディスク用信号処 理装置120は集積回路によって構成されている 。

 ここで、上記のように構成された光ディ ク装置100による起動時の動作について説明 る。

 まず、CPUが、第1及び第2のゲインをそれ れあらかじめ定められた値に設定し、その 態で、AGC106がサーボ信号の制御を開始する そして、FEP104により得られたサーボ信号の ちのフォーカスエラー信号に基づいてメデ アが特定される。その後、ゲイン設定部110 、FW107に組み込まれた命令を実行することに より、OEIC103に対する第1のゲインの設定と、A GC106に対する第2のゲインの設定とを同時に行 うことにより、起動が完了する。

 本実施形態によると、第1のゲインの設定 と第2のゲインの設定とが同時に行われるの 、サーボ信号の振幅がほぼ一定となり、サ ボ信号に対して安定した制御を行うことが 能になる。

 なお、SODC105に、サーボ演算用のDSP(Digital Signal Processor)、及び当該DSPを制御するため ROMコード(サーボ用マイクロコード)が書き込 まれたメモリが搭載される場合には、DSPが、 ゲイン設定部として、FW107に組み込まれた命 に応じてROMコードを実行することにより、O EIC103に対する第1のゲインの設定と、AGC106に する第2のゲインの設定とを同時に行うよう してもよい。かかる場合には、レジスタ設 等によるタイムラグが若干発生することが 定される。しかし、高速処理が可能なDSPが 第1のゲインの設定と第2のゲインの設定と サーボ制御の応答周波数の逆数以内の時間 で行うようにすれば、サーボ信号が不安定 なることは十分防止される。また、ゲイン 定部を外付け回路等のハードウェアで実現 る場合に比べ、ソフトウェアの変更により イン設定部の機能を追加できるので、コス を抑えることができる。

 図2は、従来の第1のゲイン及び第2のゲイ の設定時におけるサーボ信号の波形を上段 示し、第1のゲインの設定と第2のゲインの 定とをサーボ制御の応答周波数の逆数以内 時間差で行った場合のサーボ信号の波形を 段に示している。

 図2の下段に示すように、第1のゲインの 定と第2のゲインの設定とをサーボ制御の応 周波数の逆数以内の時間差で行った場合に 、サーボ信号に対する制御が不安定となる 間が短くなり、サーボ信号に対して安定し 制御を行うことが可能になる。すなわち、 発明における「実質的に同時」とは、第1の ゲインの設定と第2のゲインの設定との時間 が、サーボ制御の応答周波数の逆数以内で ることを意味する。

 また、今後、光ディスク制御用LSI等の使 電圧がさらに低下し、さらにDレンジが狭く なることが予想されるが、図10で示したよう サーボ信号が矩形波となることも、本発明 よって効果的に防止される。

 なお、ゲイン設定部110は、SODC105の外部に 限らず、SODC105内に搭載しても良い。さらに 後、LSIの1チップ化が進むことが予想される 、SODC105内部にFEP104やOEIC103を搭載した場合 は、回路の信号遅延等の影響が小さくなり 信号の伝達も容易に行えるようになるので 本発明をより容易に実現できる。

 《実施形態2》
 本発明の実施形態2に係る光ディスク装置100 は、図3に示すように、実施形態1のゲイン設 部110に代えて、OEIC103に対する第1のゲイン 設定と、AGC106に対する第2のゲインの設定と 行うゲイン段階設定部201(ゲイン設定部)を えている。ゲイン段階設定部201は、AGC106に する第2のゲインの設定を段階的に行い、該 2のゲインの段階的な設定を開始すると同時 に、OEIC103に対する第1のゲインの設定を行う また、ゲイン段階設定部201は、FW107に組み まれた命令を実行することにより、OEIC103に する第1のゲインの設定と、AGC106に対する第 2のゲインの設定とを行う。また、OEIC103、FEP1 04、SODC105、FW107、及びゲイン段階設定部201に り光ディスク用信号処理装置220が構成され おり、光ディスク用信号処理装置220は集積 路によって構成されている。

 光ディスク装置200による起動時における ディアが特定されるまでの動作は、実施形 1の光ディスク装置100と同様である。光ディ スク装置200においては、メディアが特定され た後、ゲイン段階設定部201は、OEIC103に対す 第1のゲインの設定を行い、それと同時に、A GC106に対する第2のゲインの段階的な設定を開 始する。例えば、ゲイン段階設定部201は、図 4の中段に示すように、第1のゲインを瞬時に げると同時に(第1のゲインの立ち上げタイ ングに同期して)第2のゲインを下げ始める。 そして、第2のゲインは徐々に(段階的に)下が る。

 なお、ゲイン段階設定部201が、図4の下段 に示すように、第2のゲインを段階的に下げ いる途中に第1のゲインを瞬時に上げるよう してもよい。また、ゲイン段階設定部201が 第2のゲインを段階的に下げ終えた時に第1 ゲインを瞬時に上げるようにしてもよい。 た、図4の中段、下段では、第2のゲインが斜 線で表されており、第2のゲインが直線的に がっているように見えるが、実際、第2のゲ ンは階段状に変化している。

 本実施形態によると、第2のゲインの設定 が段階的に行われるので、従来と比較してサ ーボ信号が飽和しにくい。したがって、サー ボ信号に対してより安定した制御を行うこと が可能になる。また、第2のゲインの設定が 階的に行われ、第2のゲインの単位時間当た の変化量が小さくなるので、サーボ制御の 安定化が防止される。

 なお、SODC105に、サーボ演算用のDSP及び当 該DSPを制御するためのROMコードが書き込まれ たメモリが搭載される場合には、DSPが、ゲイ ン段階設定部として、FW107に組み込まれた命 に応じてROMコードを実行することにより、O EIC103に対する第1のゲインの設定と、AGC106に する第2のゲインの設定とを行うようにして よい。これにより、ゲイン設定部を外付け 路等のハードウェアで実現する場合に比べ ソフトウェアの変更によりゲイン設定部の 能を追加できるので、コストを抑えること できる。

 また、ゲイン段階設定部201は、SODC105の外 部に限らず、SODC105内に搭載しても良い。さ に今後、LSIの1チップ化が進むことが予想さ るが、SODC105内部にFEP104やOEIC103を搭載した 合には、回路の信号遅延等の影響が小さく り、信号の伝達も容易に行えるようになる で、本発明をより容易に実現できる。

 《実施形態3》
 本発明の実施形態3に係る光ディスク装置300 は、図5に示すように、実施形態1の光ディス 装置100の構成に加え、第1及び第2のゲイン 算出するゲイン計算部301を備え、ゲイン設 部110は、ゲイン計算部301により算出された 1及び第2のゲインをOEIC103及びAGC106に対して れぞれ設定する。

 ゲイン計算部301は、例えば、第1のゲイン に所定の係数を掛けることにより第2のゲイ を算出したり、第1のゲイン(K)の逆数(1/K)を 2のゲインとして算出する。しかし、ゲイン 算部301による第1及び第2のゲインの算出方 は、これらに限られない。

 なお、OEIC103、FEP104、SODC105、FW107、ゲイン 設定部110、及びゲイン計算部301により光ディ スク用信号処理装置320が構成されており、光 ディスク用信号処理装置320は集積回路によっ て構成されている。

 本実施形態によると、ゲイン計算部301が 1及び第2のゲインを算出するので、第1及び 2のゲインの初期値として固定値を設定する 必要がなくなるとともに、より適当なサーボ 信号を生成できるようになる。

 なお、ゲイン計算部301が、第1及び第2の インのいずれか一方のみを計算するように てもよい。

 また、実施形態2の光ディスク装置200の構 成にゲイン計算部301を追加し、ゲイン計算部 301がゲイン段階設定部201により設定される第 1及び第2のゲインのうちの少なくとも一方を 出するようにしてもよい。

 《実施形態4》
 本発明の実施形態4に係る光ディスク装置400 は、図6に示すように、FEP104により生成され サーボ信号に対してオフセット調整値を加 することにより、該サーボ信号に発生する フセットをキャンセルするオフセット制御 ロック402(オフセット制御部)をSODC105内に備 、オフセット制御ブロック402に対する特定 オフセット調整値の設定と、OEIC103に対する 1のゲインの設定と、AGC106に対する第2のゲ ンの設定とを同時に行うゲイン・オフセッ 設定部401(ゲイン設定部)をゲイン設定部110の 代わりに備えている点で、実施形態1の光デ スク装置100と異なっている。また、OEIC103、F EP104、SODC105、FW107、及びゲイン・オフセット 定部401により光ディスク用信号処理装置420 構成されており、光ディスク用信号処理装 420は集積回路によって構成されている。

 本実施形態によると、オフセット制御ブ ック402に対する特定のオフセット調整値の 定が、OEIC103に対する第1のゲインの設定と 時に行われるので、より適当なサーボ信号 生成できるようになるとともに、サーボ信 の制御を安定して行えるようになる。

 また、オフセット設定部401がオフセット 整値を設定するタイミングは、第1のゲイン を設定するタイミング及び第2のゲインを設 するタイミングと完全に同時でなくてもよ 、サーボ制御の応答周波数の逆数以内の時 差であれば、サーボ信号の制御が安定する いう効果を得ることができる。すなわち、 発明における「実質的に同時」とは、オフ ット調整値の設定と第1のゲインの設定及び 2のゲインの設定との時間差が、サーボ制御 の応答周波数の逆数以内であることを意味す る。

 なお、ゲイン・オフセット設定部401が、 施形態2の光ディスク装置200のようにAGC106に 対する第2のゲインの設定を段階的に行い、 第2のゲインの段階的な設定の開始から終了 での間に、オフセット制御ブロック402に対 る特定のオフセット調整値の設定と、OEIC103 に対する第1のゲインの設定とを同時に行う うにしてもよい。

 また、実施形態3の光ディスク装置300に、 オフセット制御ブロック402を設け、ゲイン設 定部110に代えてゲイン・オフセット設定部401 を設けてもよい。この場合、ゲイン計算部301 がオフセット調整値を算出し、ゲイン計算部 301により算出されたオフセット調整値をゲイ ン・オフセット設定部401がオフセット制御ブ ロック402に設定するようにしてもよい。また 、ゲイン変化量に比例してオフセット量が変 化する場合、ゲイン計算部301が、ゲイン変化 量に比例定数を掛けることによりオフセット 変化量を求め、求めたオフセット変化量を現 在のオフセット調整値に足し合わせてオフセ ット調整値を算出するようにしてもよい。例 えば、(ゲイン変化量):(オフセット変化量)=1:3 である場合、(新たなオフセット調整値)=(現 のオフセット調整値)+(ゲイン変化量)×3とい 式によって新たなオフセット調整値を求め ことができる。これにより、より適当なオ セット調整値が得られる。

 なお、上記実施形態1~4において、FEP104とS ODC105は、別々の半導体集積回路(別々のパッ ージ)として実現されていてもよいし、同一 半導体集積回路(別々のパッケージ)として 現されていてもよい。

 本発明に係る光ディスク用信号処理装置 び光ディスク装置は、処理を複雑にしたり 動時間を長くすることなく、サーボ信号に して安定した制御を行うことができるとい 効果を有し、例えば、レーザー光により光 ィスク上のデータを記録、消去又は再生す 光ディスク用信号処理装置及び光ディスク 置に関し、特に、サーボ信号の制御を行う ディスク用信号処理装置及び光ディスク装 等として有用である。