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Title:
RUSH CURRENT PREVENTING CIRCUIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/144872
Kind Code:
A1
Abstract:
An open magnetic circuit coil (6) is arranged on a line connecting a battery (1) to a charger (CH1). Furthermore, a resistor (2) is connected in series to a large-capacitance electrolyte capacitor for smoothing a charger output which is connected to an output of the charger (CH1). This can suppress an abrupt change in current flowing in the connection line between the battery (1) and the charger (CH1) when making a connection between plugs (3a, 3b).

Inventors:
YAMAMOTO YUDAI
KOMATSU AKEYUKI
Application Number:
PCT/JP2009/001753
Publication Date:
December 03, 2009
Filing Date:
April 16, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
YAMAMOTO YUDAI
KOMATSU AKEYUKI
International Classes:
H02H9/02; H01M10/44; H02J1/00; H02J7/00
Foreign References:
JP2007124813A2007-05-17
JPH07284272A1995-10-27
JP2001218471A2001-08-10
JPH07212969A1995-08-11
JPH11252920A1999-09-17
JP2000350457A2000-12-15
Attorney, Agent or Firm:
HARADA, YOHEI (JP)
Yohei Harada (JP)
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Claims:
 コンタクト部(3a、3b)を介してバッテリ(1)に接続され前記コンタクト部(3a、3b)を通じて前記バッテリ(1)に充電する充電器(CH1)に対して、前記バッテリ(1)と前記充電器(CH1)との接続時に生じる突入電流を防止する突入電流防止回路であって、
前記充電器(CH1)と前記コンタクト部(3a、3b)の間に、
前記充電器(CH1)の出力端に並列接続された抵抗(2)とコンデンサ(7)との直列回路と、
前記充電器(CH1)の出力端に前記バッテリ(1)とで直列接続されたコイル(6)とを備えた
ことを特徴とする突入電流防止回路。
 前記出力端に並列接続された高周波成分除去用のコンデンサ(4)を備えた前記充電器(CH1)に対して、前記突入電流を防止するように設けられた
ことを特徴とする請求項1に記載の突入電流防止回路。
 前記バッテリ(1)側に設けられた第1のプラグ(3a)と前記充電器(CH1)側に設けられた第2のプラグ(3b)とからなる前記コンタクト部(3a、3b)を介して前記バッテリ(1)に接続された前記充電器(CH1)に対して、前記突入電流を防止するように設けられた
ことを特徴とする請求項1に記載の突入電流防止回路。
 前記バッテリ(1)側に設けられた第1のプラグ(3a)と前記充電器(CH1)側に設けられた第2のプラグ(3b)とからなる前記コンタクト部(3a、3b)を介して前記バッテリ(1)に接続された前記充電器(CH1)に対して、前記突入電流を防止するように設けられた
ことを特徴とする請求項2に記載の突入電流防止回路。
 コンタクト部(3a、3b)を介してバッテリ(1)に接続され前記コンタクト部(3a、3b)を通じて前記バッテリ(1)から電力供給される負荷(F1)に対して、前記バッテリ(1)と前記負荷(F1)との接続時に生じる突入電流を防止する突入電流防止回路であって、
前記負荷(F1)と前記コンタクト部(3a、3b)の間に、
前記負荷(F1)の電力供給端に並列接続された抵抗(2)とコンデンサ(7)との直列回路と、
前記負荷(F1)の電力供給端に前記バッテリ(1)とで直列接続されたコイル(6)とを備えた
ことを特徴とする突入電流防止回路。
 前記電力供給端に並列接続された高周波成分除去用のコンデンサ(4)を備えた前記負荷(F1)に対して、前記突入電流を防止するように設けられた
ことを特徴とする請求項5に記載の突入電流防止回路。
 前記バッテリ(1)側に設けられた第1のプラグ(3a)と前記負荷(F1)側に設けられた第2のプラグ(3b)とからなる前記コンタクト部(3a、3b)を介して前記バッテリ(1)に接続された前記負荷(F1)に対して、前記突入電流を防止するように設けられた
ことを特徴とする請求項5に記載の突入電流防止回路。
 前記バッテリ(1)側に設けられた第1のプラグ(3a)と前記負荷(F1)側に設けられた第2のプラグ(3b)とからなる前記コンタクト部(3a、3b)を介して前記バッテリ(1)に接続された前記負荷(F1)に対して、前記突入電流を防止するように設けられた
ことを特徴とする請求項6に記載の突入電流防止回路。
Description:
突入電流防止回路

 本発明は、バッテリとして例えば鉛蓄電 を充電する充電器に関し、バッテリと充電 との接続時に生じる突入電流を防止する突 電流防止回路に関するものである。

 従来から、バッテリとして例えば鉛蓄電 を充電する充電器や、バッテリにより電力 供給を受ける負荷において、バッテリと充 器、又はバッテリと負荷との接続時に、充 器、又は負荷に並列接続された高周波成分 去用のコンデンサとバッテリとの電圧差に り生じる突入電流や火花によって、プラグ コンタクト部が受ける損傷を防止するため 、バッテリとバッテリに接続する機器との に突入電流防止回路が設けられている。

 以上のような従来の突入電流防止回路に いて、図面を用いて以下に説明する。

 従来技術(例えば、特許文献1を参照)とし 、図6は従来の突入電流防止回路の回路図で あり、バッテリ1からプラグ3a、3bからなるコ タクト部を介して、電解コンデンサ7が両端 に並列接続された負荷F1に対して電力を供給 る回路である。プラグのコンタクト部のプ グ3a、3bは着脱が自在に結合されるようにな っている。

 コンタクト部のプラグ3a、3bには、図6に すように並列に抵抗2a、2bが常時接続されて り、コンタクト部のプラグ3a、3b間が接続さ れていない状態でも抵抗2a、2bを介してバッ リ1から電解コンデンサ7に充電し続け、バッ テリ1と電解コンデンサ7の電圧差をなくして き、コンタクト部のプラグ3a、3b間が接続さ れたときに生じる突入電流をなくしている。

 また、図7に示すように、プラグ3a、3bと 荷F1の両端に並列接続された電解コンデンサ 7との間に、抵抗2cとこの抵抗2cを短絡させる イッチ5aとを設け、プラグ3a、3bが接続され ときは抵抗2cを介して電解コンデンサ7を充 し、電解コンデンサ7が充電されてからスイ ッチ5aを閉塞することにより、抵抗2cを短絡 せるようにしたものもある。

 また、他の従来技術(例えば、特許文献2 参照)として、図8に示すように、バッテリ1 電解コンデンサ7の間に閉磁路タイプのコイ 6を設け、コイル6のインダクタンス成分に り電流の急激な変化を抑え、バッテリ1と電 コンデンサ7の電圧差が大きいときにスイッ チ5bが閉塞したときの突入電流を抑制するよ にしたものもある。

特開2001-037291号公報

特開1996-085334号公報

 しかしながら、前記従来の構成では、図6 の場合は、電解コンデンサ7を充電し続ける めにバッテリ1と電解コンデンサ7を含む電気 機器(負荷F1)を常時接続しておかなければな ず、プラグ3a、3b間を接続しないときでもバ テリ1を完全に切り離すことができないため 、抵抗2a、2bで無駄な電力が消費されていた また、バッテリを交換するために充電器か 完全に切り離すためには前記抵抗2a,2bも同様 にコネクタ等が必要であった。

 一方、図7の場合は、プラグ3a、3b間の接 時以外の通常動作時には、抵抗2cでの消費電 力をなくすためスイッチ5aを閉塞しなければ らず、スイッチ5aを制御する回路を別に設 るか、突入電流が流れなくなってから手動 スイッチ5aを閉塞しなければならない。

 また、図8のコイル6には閉磁路タイプを いており、大容量のバッテリを使用する場 、突入電流が大きいためコイルが飽和しや く、その場合、突入電流を防ぐことはでき い。

 本発明は、上記従来の問題点を解決する ので、プラグの着脱のみで完全にバッテリ 充電器回路を切り離すことができ、さらに スイッチ操作も必要なく突入電流を良好に 止することができる突入電流防止回路を提 することを目的とする。

 上記の課題を解決するために、本発明の 入電流防止回路は、コンタクト部を介して ッテリに接続され前記コンタクト部を通じ 前記バッテリに充電する充電器に対して、 記バッテリと前記充電器との接続時に生じ 突入電流を防止する突入電流防止回路であ て、前記充電器と前記コンタクト部の間に 前記充電器の出力端に並列接続された抵抗 コンデンサとの直列回路と、前記充電器の 力端に前記バッテリとで直列接続されたコ ルとを備えたことを特徴とする。

 また、本発明の突入電流防止回路は、コ タクト部を介してバッテリに接続され前記 ンタクト部を通じて前記バッテリから電力 給される負荷に対して、前記バッテリと前 負荷との接続時に生じる突入電流を防止す 突入電流防止回路であって、前記負荷と前 コンタクト部の間に、前記負荷の電力供給 に並列接続された抵抗とコンデンサとの直 回路と、前記負荷の電力供給端に前記バッ リとで直列接続されたコイルとを備えたこ を特徴とする。

 本発明によれば、プラグ接続時にバッテ と大きな容量の平滑コンデンサの間に電圧 が大きくても、あらかじめ抵抗を通じてコ デンサに充電する必要なく、電流の急激な 化を抑えることができる。

 そのため、プラグによって完全にバッテ と充電器を切り離すことができ、さらに、 イッチ操作も必要なく突入電流と火花によ プラグのコンタクト部が受ける損傷を大幅 削減することができる。

 さらに、バッテリに接続した機器を動作 せるときも、突入電流に対応しない通常の 路と比較しても、より安定した電圧と電流 機器を動作させることができる。

本発明の実施の形態の突入電流防止回 の構成を示す回路図である。 突入電流に対応しない通常のバッテリ 電器回路図である。 本発明と突入電流に対応しない通常の ッテリ充電器の突入電流波形である。 本発明と突入電流に対応しない通常の ッテリ充電器の充電波形である。 コイル6に最適な開磁路タイプのコイル の一例である。 従来の突入電流防止回路の一構成例を す回路図1である。 従来の突入電流防止回路の一構成例を す回路図2である。 従来の突入電流防止回路の一構成例を す回路図3である。

 以下に、本発明の実施の形態を示す突入 流防止回路について、図面を参照しながら 体的に説明する。

 図1は本実施の形態の突入電流防止回路の 構成を示す回路図である。

 まず、図1における回路構成を説明する。 図1に示すように、例えば鉛蓄電池など充電 能な形式のバッテリ1の両端はプラグ3aの両 に接続され、プラグ3aと対になってコンタク ト部を構成するプラグ3bに充電器CH1出力端子 接続し、充電器CH1出力の一方の端子にコイ 6が接続され、その後段に充電器CH1の出力の 平滑用コンデンサとして、電解コンデンサ( 容量のコンデンサ)7とフィルムコンデンサ( 容量のコンデンサ)4を並列で接続し、電解コ ンデンサ7に対して抵抗2を直列に接続してい 。

 なお、上記の回路構成において、充電器C H1の出力端に並列接続された抵抗2と電解コン デンサ7との直列回路と、充電器CH1の出力端 バッテリ1とで直列接続されたコイル6とから 、本実施の形態の突入電流防止回路が構成さ れている。

 例えば、72Vを出力するバッテリを充電す 際の各要素の値として、抵抗2は1.3ω、コイ 6は3μH及び4mω、電解コンデンサ7は100μF、フ ィルムコンデンサ4は6μFを使用する。

 また図1においては、充電器CH1は、AC/DCコ バータ(AC/DC変換器)AD1とその出力端側に並列 接続された抵抗2と電解コンデンサ7の直列回 とコンデンサ4と出力端に直列に接続された コイル6で構成され、また前記AC/DCコンバータ AD1の入力端には充電器CH1の出力電力源となる 交流電源8が接続されている。

 次に、図1における突入電流防止機能につ いて説明する。

 充電器CH1からコンタクト部のプラグ3a、3b を通じてバッテリ1に充電するために、バッ リ1側のプラグ3aと充電器CH1側のプラグ3bを接 続したときに、容量の大きな電解コンデンサ 7の端子電圧がバッテリ1の電圧より高い場合 は、電解コンデンサ7に充電された電荷が、 電解コンデンサ7→抵抗2→コイル6→プラグ3b 3a→バッテリ1の方向に放電する突入電流が れようとする。また、バッテリ1の電圧が電 解コンデンサ7の端子電圧より高い場合には バッテリ1→プラグ3a、3b→コイル6→抵抗2→ 解コンデンサ7の方向に電解コンデンサ7を 電する突入電流が流れようとする。

 そこで、コイル6の自己誘導反応により急 峻な電流の変化にはコイルのインピーダンス が増加し、抵抗2だけでなく電解コンデンサ7 放電または電解コンデンサ7に充電する突入 電流が制限され、図3に示すように、突入電 を半減することができる。

 実際に、電解コンデンサ7の両端の電圧が 0V、バッテリ1の電圧が72Vで実験し、確認した 電流波形を図3に示す。図2の突入電流に対応 ない通常の回路においては、プラグの接続 の突入電流が238Aであったのに対し、図1の 入電流に対応した回路では120Aへ、約1/2に低 されることが確認できた。

 そのため、プラグ3a、3bにおいてその接続 時に生じる火花を防ぐことができ、火花に起 因するプラグ3a、3bを含む接続部における損 の発生を防止することができる。

 以上のように、バッテリ1とコンデンサ4 の間に電圧差があった場合でも、それによ 突入電流を抑制するために、従来技術のよ に抵抗を介して常時コンデンサ4を充電する 要も無く、かつプラグ3a、3b間の接続後のス イッチ5aによる抵抗の短絡制御も必要なく、 実に突入電流を軽減することができる。

 コイル6は、通常の充電電流より過大な突 入電流が流れても、コアの磁束の飽和が発生 しにくい図5のような開磁路タイプのコイル 使用することが最適である。このコイル6は 図5に示すように、円柱形のコア51の外周に き線52が巻回され、巻き線52の両端がそれぞ れ接着剤53a、53bによりコア51に固着されてい 。

 次に、充電器によりバッテリを充電する 通常動作時について説明する。

 通常動作時、突入電流に対応しない図2の 回路では、電解コンデンサ7とコンデンサ4に りAD1出力の高周波成分を取り除き、バッテ に供給する電圧・電流を安定させている。

 本実施の形態の突入電流防止回路では、 1に示すように電解コンデンサ7に対して直 に抵抗2が接続されているため、電解コンデ サ7の本来の役割である平滑作用が損なわれ てしまうが、本実施の形態では充電器出力端 にコイル6が接続されているため、コイル6の ンダクタンス成分が充電器出力の高周波成 を取り除き、バッテリを充電する通常時に 安定した電圧・電流でバッテリを充電する とができる。

 図4に、72Vのバッテリに対して3Aで充電し 場合の充電器出力波形を示す。

 図4に示すように、突入電流防止を考慮し ない通常の回路と比較すると、リップル成分 の振幅が電圧値は120mVから90mVへ、電流値は99m Aから42.5mAへと軽減でき、より安定した電圧 電流でバッテリに対して充電を行なうこと できることが確認できる。

 そのため、本実施の形態では、突入電流 防止することができるだけでなく、充電器 よりバッテリの充電を行なう充電動作時に いても、本発明を適用しない回路と比較し さらに安定した電力を供給できるという効 がある。

 なお、上記の実施の形態では、バッテリ1 と高周波成分除去用のコンデンサ4と電解コ デンサ7を有する充電器CH1との接続時の場合 ついて説明したが、従来技術のようにバッ リ1からコンデンサ4と電解コンデンサ7が並 接続された負荷F1に電力供給するように接 された回路構成の場合についても同様に実 することができ、同様の効果が得られる。

 この場合は、バッテリ1として、アルカリ 乾電池など充電ができない形式の一次電池で も鉛蓄電池など充電可能な形式の二次電池で も、どちらを使用する場合にも適用できる。

 本発明の突入電流防止回路は、プラグに って完全にバッテリと充電器を切り離すこ ができ、さらに、スイッチ操作も必要なく 入電流を大幅に削減することができるもの ある。例えば電気自動車に搭載される大容 の電池に充電する充電器における突入電流 削減技術への利用に有用である。