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Patent Searching and Data


Title:
TEST WAFER UNIT AND TEST SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/147721
Kind Code:
A1
Abstract:
A test system for testing a plurality of circuits to be tested which are formed on a test wafer, comprises a test wafer unit receiving and transmitting signals to and from the plurality of circuits to be tested and a control unit controlling the test wafer unit. The test wafer unit is formed of a semiconductor material, and has a test wafer for receiving and transmitting signals to and from the plurality of circuits to be tested and a plurality of loop-back sections provided in the test wafer correspondingly to the plurality of circuits to be tested, which supply loop-back signals to the respective circuits to be tested in response to the signals received respectively from the corresponding circuits to be tested.

Inventors:
WATANABE DAISUKE (JP)
OKAYASU TOSHIYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060173
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
June 02, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ADVANTEST CORP (JP)
WATANABE DAISUKE (JP)
OKAYASU TOSHIYUKI (JP)
International Classes:
H01L21/66; G01R31/28
Foreign References:
JPH06289099A1994-10-18
JP2002110751A2002-04-12
Attorney, Agent or Firm:
RYUKA, AKIHIRO (JP)
Akihiro Ryuka (JP)
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Claims:
 被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験用ウエハユニットであって、
 半導体材料で形成され、それぞれの前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、
 前記試験用ウエハにおいて、複数の前記被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する前記被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの前記被試験回路に供給する複数のループバック部と
 を備える試験用ウエハユニット。
 それぞれの前記ループバック部は、前記被試験回路が出力する出力信号を、前記被試験回路の実装時に使用される実動作用出力端子を介して受け取り、受け取った前記出力信号に応じた前記ループバック信号を前記被試験回路に供給する
 請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
 それぞれの前記ループバック部は、前記被試験回路の内部ノードを伝送する内部信号を、前記被試験回路の実装時に使用されない測定用出力端子を介して受け取り、受け取った前記内部信号に応じた前記ループバック信号を前記被試験回路に供給する
 請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
 それぞれの前記ループバック部は、前記ループバック信号を、前記被試験回路の実装時に使用される実動作用入力端子に供給する
 請求項2または3のいずれかに記載の試験用ウエハユニット。
 それぞれの前記ループバック部は、前記ループバック信号を、前記被試験回路の実装時に使用されない測定用入力端子を介して被試験回路の内部ノードに供給する
 請求項2または3のいずれかに記載の試験用ウエハユニット。
 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号を通過させて前記ループバック信号を生成する、予め定められた伝送路の特性を模擬したエミュレート回路を有する
 請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号に予め定められた雑音を印加して前記ループバック信号を生成する雑音発生部を有する
 請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号の直流レベルを調整した前記ループバック信号を生成するDCレベル調整部を有する
 請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
 前記ループバック部は、前記ループバック信号を伝送する伝送経路と、前記被試験回路との間でインピーダンスを整合させるインピーダンス整合部を更に有する
 請求項6に記載の試験用ウエハユニット。
 前記ループバック部は、
 第1の動作回路から受け取った信号を、前記被試験ウエハに形成された第2の動作回路に供給する第1配線と、
 前記第1配線から供給された信号に応じて前記第2の動作回路が出力する信号を、前記ループバック信号として前記第1の動作回路に供給する第2配線と
 を有する請求項1に記載の試験用ウエハユニット。
 前記ループバック部は、前記被試験回路から受け取った信号を測定する測定回路を更に有する
 請求項7に記載の試験用ウエハユニット。
 前記測定回路は、前記被試験回路から受け取った信号のタイミング特性を測定する
 請求項11に記載の試験用ウエハユニット。
 前記被試験回路に、前記測定回路、または、前記雑音発生部のいずれを接続するかを切り替えるスイッチを更に有する
 請求項11に記載の試験用ウエハユニット。
 前記被試験回路は、
 前記被試験回路における複数の測定点に対応して設けられ、それぞれ対応する前記測定点に電気的に接続される複数の測定配線と、
 前記複数の測定配線のいずれかを選択して、前記測定用出力端子に電気的に接続する選択部と
 を備え、
 前記ループバック部は、前記選択部にいずれの前記測定配線を選択させるかを制御する選択制御部を有する
 請求項3に記載の試験用ウエハユニット。
 被試験ウエハに形成される複数の被試験回路を試験する試験システムであって、
 複数の前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハユニットと、
 前記試験用ウエハユニットを制御する制御装置と
 を備え、
 前記試験用ウエハユニットは、
 半導体材料で形成され、それぞれの前記被試験回路と信号を受け渡す試験用ウエハと、
 前記試験用ウエハにおいて、複数の前記被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対応する前記被試験回路から受け取った信号に応じたループバック信号を、それぞれの前記被試験回路に供給する複数のループバック部と
 を有する試験システム。
Description:
試験用ウエハユニット、および 試験システム

 本発明は、試験用ウエハユニット、およ 、試験システムに関する。特に本発明は、 試験ウエハに形成される複数の被試験回路 試験する試験用ウエハユニットおよび試験 ステムに関する。

 半導体回路等を有する被試験回路の試験 おいて、被試験回路の送信回路が出力する 号を、被試験回路の受信回路にループバッ することで、送信回路および受信回路が正 に動作しているか否かを判定する場合があ 。例えば、送信回路に予め定められた信号 出力させ、受信回路における当該信号の受 結果から、送信回路および受信回路が正常 動作しているか否かを判定できる。

 被試験回路を試験する試験装置は、本体 およびパフォーマンスボードを有する。パ ォーマンスボードは、被試験デバイスの近 に設けられ、本体部および被試験デバイス 間で信号を伝送する。また、本体部は、被 験回路を試験する試験モジュールが設けら 、パフォーマンスボードを介して被試験回 を試験する。

 また、被試験回路のループバック試験を行 場合、試験装置は、被試験回路の出力信号 本体部において折り返して、被試験回路に ープバックする(例えば、特許文献1および2 照)。

特開2005-292004号公報

特表2004-525546号公報

 しかし、試験装置の本体部において信号 ループバックする場合、ループバック信号 伝送経路が長くなり、ループバック信号が 化してしまう。このため、ループバック試 を精度よく行うことが困難であった。また 伝送経路における抵抗、容量等が比較的に きくなるので、被試験回路および本体部の 号出力端に、当該伝送経路を駆動するドラ バを設けなければならない。また、被試験 路から信号を取り出す箇所も、ドライバ等 設けられる信号出力端に限定されてしまう

 なお、パフォーマンスボード上で信号を り返すことで、伝送経路長を比較的に短く ることも考えられる。しかし、被試験ウエ に形成される複数の被試験回路を一括して 験する場合、パフォーマンスボード上に、 被試験回路に対応するループバック経路を けなければならない。

 また、被試験回路が出力する信号に、所 の雑音を印加してループバックする場合も えられる。このような場合、パフォーマン ボードのそれぞれのループバック経路上に 雑音発生回路を設けなければならない。パ ォーマンスボードは、一般にプリント基板 用いられるので、被試験ウエハに形成され 多数の被試験回路のそれぞれに対応する雑 発生回路を、パフォーマンスボード上に設 るのは容易でない。

 そこで本発明は、上記の課題を解決する とのできる被試験ウエハユニット、および 試験システムを提供することを目的とする この目的は請求の範囲における独立項に記 の特徴の組み合わせにより達成される。ま 従属項は本発明の更なる有利な具体例を規 する。

 上記課題を解決するために、本発明の第1 の形態においては、被試験ウエハに形成され る複数の被試験回路を試験する試験用ウエハ ユニットであって、半導体材料で形成され、 それぞれの被試験回路と信号を受け渡す試験 用ウエハと、試験用ウエハにおいて、複数の 被試験回路と対応して設けられ、それぞれ対 応する被試験回路から受け取った信号に応じ たループバック信号を、それぞれの被試験回 路に供給する複数のループバック部とを備え る試験用ウエハユニットを提供する。

 本発明の第2の形態においては、被試験ウ エハに形成される複数の被試験回路を試験す る試験システムであって、複数の被試験回路 と信号を受け渡す試験用ウエハユニットと、 試験用ウエハユニットを制御する制御装置と を備え、試験用ウエハユニットは、半導体材 料で形成され、それぞれの被試験回路と信号 を受け渡す試験用ウエハと、試験用ウエハに おいて、複数の被試験回路と対応して設けら れ、それぞれ対応する被試験回路から受け取 った信号に応じたループバック信号を、それ ぞれの被試験回路に供給する複数のループバ ック部とを有する試験システムを提供する。

 なお、上記の発明の概要は、発明の必要 特徴の全てを列挙したものではなく、これ の特徴群のサブコンビネーションもまた、 明となりうる。

試験システム400の一例を示す図である 被試験回路310および試験回路110の構成 を示す図である。 被試験回路310および試験回路110の他の 成例を示す図である。 信号処理部128の構成例を示す図である 被試験回路310および試験回路110の他の 成例を示す図である。 被試験回路310の他の構成例を示す図で る。 被試験回路310の他の構成例を示す図で る。 被試験回路310における、測定用端子314 配置例を示す図である。 ループバック部120の他の構成例を示す である。

符号の説明

10・・・制御装置、100・・・試験用ウエハ 110・・・試験回路、111・・・試験端子、120 ・・ループバック部、121・・・制御出力端 、122・・・ループ入力端子、123・・・選択 御部、124・・・ループ出力端子、126・・・ 線、128・・・信号処理部、130・・・エミュ ート回路、132・・・雑音発生部、134・・・D Cレベル調整部、136・・・インピーダンス調 部、138・・・スイッチ、160・・・判定部、17 0・・・スイッチ、172・・・特性測定部、174 ・・タイミング測定部、200・・・試験用ウ ハユニット、300・・・被試験ウエハ、310・ ・被試験回路、311・・・外部端子、312・・ 実動作用端子、314・・・測定用端子、316・ ・制御用端子、320・・・送信側回路、322・ ・DA変換器、324・・・ミキサ、326・・・ドラ イバ、328・・・選択部、332・・・測定配線、 340・・・受信側回路、342・・・AD変換器、344 ・・ミキサ、346・・・低ノイズアンプ、348 ・・選択部、352・・・測定配線、360・・・ ーカル発振器、370・・・第1の動作回路、380 ・・・第2の動作回路、390・・・回路領域、40 0・・・試験システム、402・・・マルチプレ サ、404・・・ドライバ、406・・・エンファ ス回路、408・・・ローカルクロック源、410 ・・クロックリカバリ回路、412・・・デマ チプレクサ、414・・・レシーバ、416・・・ コライザ、420・・・メモリコア、422・・・ ンターフェース回路

 以下、発明の実施の形態を通じて本発明 説明するが、以下の実施形態は請求の範囲 かかる発明を限定するものではない。また 実施形態の中で説明されている特徴の組み わせの全てが発明の解決手段に必須である は限らない。

 図1は、試験システム400の一例を示す図で ある。試験システム400は、被試験ウエハ300に 形成された複数の被試験回路310を試験する。 被試験ウエハ300は、例えばシリコンウエハで あり、複数の被試験回路310は、例えば露光等 の半導体プロセスにより、被試験ウエハ300に 形成される。

 本例の試験システム400は、複数の被試験 路310を平行して試験する。試験システム400 、試験用ウエハユニット200および制御装置1 0を備える。試験用ウエハユニット200は、試 用ウエハ100を有する。試験用ウエハ100は、 試験ウエハ300における複数の被試験回路310 一括して試験してよい。

 例えば試験用ウエハ100は、複数の被試験 路310と一対一に対応する複数の試験回路110 有してよい。それぞれの試験回路110は、対 する被試験回路310を試験する。例えば試験 路110は、対応する被試験回路310に所定の信 を供給したときの、被試験回路310が出力す 応答信号を検出することで、被試験回路310 試験してよい。試験回路110は、被試験回路3 10に設けられた複数の外部端子311と一対一に 応して、複数の試験端子111を有してよい。 部端子311は、被試験回路310が半導体チップ してパッケージされた場合に、外部に表出 る端子と電気的に接続される端子であって い。

 本例において、それぞれの試験回路110は 対応する被試験回路310のループバック試験 行う。例えば、それぞれの試験回路110は、 応する被試験回路310から受け取った信号に じたループバック信号を、それぞれの被試 回路310に供給する。

 それぞれの試験端子111は、対応する外部 子311との間で信号を受け渡す。例えば、そ ぞれの試験端子111は、対応する外部端子311 電気的に接続することで、電気信号を受け してよい。また、それぞれの試験端子111は 静電結合または誘導結合等の非接触の結合 介して、対応する外部端子311と信号を受け してもよい。また、それぞれの試験端子111 、光伝送路を介して、対応する外部端子311 信号を受け渡してもよい。以下においては それぞれの試験端子111が、対応する外部端 311と電気的に接続する場合を例として説明 る。

 それぞれの試験端子111は、対応する外部 子311と接触することで、当該外部端子311と 気的に接続してよい。例えば、試験用ウエ 100を、被試験ウエハ300に貼り合わせること 、複数の試験端子111および複数の外部端子3 11を直接に接触させてよい。

 また、それぞれの試験端子111は、導体を して、対応する外部端子311と電気的に接続 れてもよい。例えば、試験用ウエハ100を、 ローブ基板を介して、被試験ウエハ300に貼 合わせることで、複数の試験端子111および 数の外部端子311を、プローブ基板を介して 気的に接続してよい。この場合、プローブ 板の表面には、複数の試験端子111と電気的 接続される複数の表面端子が形成され、プ ーブ基板の裏面には、複数の外部端子311と 気的に接続される複数の裏面端子が形成さ る。また、プローブ基板には、表面および 面を貫通して設けられ、表面端子および裏 端子を電気的に接続するビアホールが形成 れてよい。このような構成により、複数の 験端子111および複数の外部端子311を電気的 接続することができる。なお、プローブカ ドにおける、表面のパッド間隔と、裏面の ッド間隔とは異なってよい。

 また、試験用ウエハ100および被試験ウエ 300の間には、異方性導電シートが設けられ もよい。異方性導電シートは、試験用ウエ 100および被試験ウエハ300を貼り合わせた場 に、試験端子111および外部端子311により押 されることで、試験端子111および外部端子3 11を電気的に接続させる。

 制御装置10は、試験用ウエハ100を制御す 。制御装置10は、複数の試験回路110を制御し てよい。例えば制御装置10は、複数の試験回 110を同期して動作させる動作開始信号、ク ック信号等を、それぞれの試験回路110に供 してよい。

 また、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ3 00と対応する形状を有するウエハであってよ 。ここで、対応する形状とは、同一の形状 および、一方が他方の一部分となる形状を む。

 例えば試験用ウエハ100は、被試験ウエハ3 00と同一形状のウエハであってよい。より具 的には、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ3 00と略同一の直径を有する円盤状のウエハで ってよい。また、試験用ウエハ100は、被試 ウエハ300と重ね合わせたときに、被試験ウ ハ300の一部を覆う形状を有してもよい。被 験ウエハ300が円盤形状の場合、試験用ウエ 100は、例えば半円形状のように、当該円盤 一部を占める形状であってよい。

 また、試験用ウエハ100は、被試験ウエハ3 00と同一の半導体材料のウエハであってよい この場合、複数の試験回路110は、露光等の 導体プロセスによって、試験用ウエハ100に 成されてよい。また、試験用ウエハ100は、 リント基板であってもよい。この場合、そ ぞれの試験回路110を有する回路チップが、 該プリント基板に実装されてよい。

 このように、被試験ウエハ300の近傍に配 される試験用ウエハ100に、被試験回路310を 験する試験回路110を設けることで、被試験 路310および試験回路110の間の伝送線路長を くすることができる。つまり、試験用ウエ 100は、直接または間接に被試験ウエハ300に り合わされるので、試験回路110および被試 回路310の間の伝送路に、ケーブル等を設け くてよい。このため、被試験回路310に供給 るループバック信号の劣化を低減すること でき、被試験回路310のループバック試験を 度よく行うことができる。

 図2は、被試験回路310および試験回路110の 構成例を示す図である。なお、それぞれの被 試験回路310は同一の構成を有してよい。また 、それぞれの試験回路110は同一の構成を有し てよい。

 本例の被試験回路310は、ローカル発振器3 60、送信側回路320、受信側回路340、および、 数の実動作用端子312を有する。実動作用端 312は、外部端子311の一例であり、被試験回 310の実装時に使用される。例えば、実動作 端子312は、被試験回路310が通信機器等に実 されたときに、当該通信機器内における他 回路の端子、または、当該通信機器外にお る他の回路の端子と電気的に接続される端 であってよい。

 送信側回路320は、通信機器等から送信す き送信信号を出力する。本例の送信側回路3 20は、DA変換器322、ミキサ324、および、ドラ バ326を有する。DA変換器322は、与えられるデ ジタル信号を、アナログ信号に変換する。例 えばDA変換器322は、送信信号が有するべき論 パターンを示すデジタル信号を受け取って い。

 ミキサ324は、DA変換器322が出力するアナ グ信号と、ローカル発振器360が出力するロ カル信号とを乗算する。つまり、ミキサ324 、アナログ信号の周波数を、ローカル信号 周波数に応じてシフトさせる。ドライバ326 、ミキサ324が出力する信号を、実動作用端 312に供給する。ドライバ326は、所定の範囲 電力を出力可能な電力増幅器であってよい また、送信側回路320は、ミキサ324の後段に ィルタを有してもよい。このような構成に り、送信側回路320は、与えられるデジタル 号に応じたアナログ信号を生成する。

 本例の受信側回路340は、AD変換器342、ミ サ344、および、低ノイズアンプ346を有する 低ノイズアンプ346は、実動作用端子312を介 て外部の回路から信号を受け取る。また、 ノイズアンプ346は、受け取った信号に応じ 信号を出力する。

 ミキサ344は、低ノイズアンプ346が出力す 信号と、ローカル発振器360が出力する信号 を乗算した信号を出力する。また、AD変換 342は、ローカル発振器360から受け取ったア ログ信号をデジタル信号に変換する。また 受信側回路340は、ミキサ344の後段にフィル を有してもよい。このような構成により、 信側回路340は、受け取ったアナログ信号に じたデジタル信号を生成する。

 試験回路110は、ループバック部120および 定部160を有する。本例のループバック部120 、送信側回路320が出力する出力信号を、実 作用端子312を介して受け取る。また、ルー バック部120は、受け取った出力信号に応じ ループバック信号を、実動作用端子312を介 て、受信側回路340に供給することで、送信 回路320が生成した信号を受信側回路340にル プバックする。本例のループバック部120は ループ入力端子122、ループ出力端子124、お び、配線126を有する。ループ入力端子122お びループ出力端子124は、試験端子111の一例 あってよい。

 ループ入力端子122は、実動作用端子312を して、送信側回路320と電気的に接続する。 た、ループ出力端子124は、実動作用端子312 介して、受信側回路340と電気的に接続する 配線126は、ループ入力端子122およびループ 力端子124の間に設けられ、ループ入力端子1 22からループ出力端子124に信号を伝送する。 のような構成により、送信側回路320の出力 号に応じたループバック信号を、受信側回 340に供給することができる。

 判定部160は、ループバック信号に応じて 信側回路340が生成する信号に基づいて、被 験回路310の良否を判定する。例えば判定部1 60は、受信側回路340が生成する信号の論理パ ーン、または、エッジタイミング等の電気 特性が、所定の期待値と一致するか否かに づいて、被試験回路310の良否を判定してよ 。なお、被試験回路310が、判定部160を有し もよい。この場合、試験回路110は、被試験 路310における判定部160から、判定結果を受 取ってよい。また、判定部160は、制御装置1 0に判定結果を送信してよい。

 また、図2に示すように、ループバック部 120は、信号処理部128を更に有してよい。信号 処理部128は、配線126を伝送するループバック 信号に対して、予め定められた処理を行って よい。例えば信号処理部128は、ループバック 信号に、予め定められた振幅雑音、位相雑音 等の雑音を印加してよい。また、信号処理部 128は、ループバック信号を、予め定められた 伝送路を模擬したエミュレート回路を通過さ せてもよい。

 このような構成により、多様な伝送路を 定したループバック試験を行うことができ 。また、試験用ウエハ100として半導体ウエ を用いることで、多数の被試験回路310に対 する多数の信号処理部128を、露光等の半導 プロセスにより容易に形成することができ 。

 図3は、被試験回路310および試験回路110の 他の構成例を示す図である。本例の被試験回 路310は、図2に関連して説明した被試験回路31 0の構成に加え、選択部328、複数の測定配線33 2、測定用端子314、および、制御用端子316を に有する。他の構成要素は、図2に関連して 明した被試験回路310の構成要素と同一であ てよい。測定用端子314および制御用端子316 、外部端子311の一例であってよい。本例の 験回路110は、被試験回路310の内部ノードを 送する内部信号を取り出し、内部信号に応 たループバック信号を、被試験回路310の内 ノードに供給する。

 複数の測定配線332は、被試験回路310にお る複数の内部ノードに対応して設けられ、 れぞれ対応する内部ノードに電気的に接続 れる。例えば送信側回路320において、それ れの測定配線332の一端は、DA変換器322の入 端、DA変換器322の出力端、ミキサ324の出力端 、ドライバ326の出力端に電気的に接続される 。

 選択部328は、複数の測定配線332のいずれ を選択して、測定用端子314に電気的に接続 る。選択部328は、対応する試験回路110から えられる制御信号に応じた測定配線332を選 してよい。被試験回路310は、制御用端子316 介して、試験回路110から制御信号を受け取 てよい。

 上述したように、試験回路110が、被試験 路310の近傍に設けられるので、送信側回路3 20の内部の測定点に対して測定配線332を接続 ることで、ドライバ等を介さずに、当該内 ノードを伝送する内部信号を取り出すこと できる。また、選択部328を設けることによ 、複数の内部ノードより少ない個数の測定 端子314を用いて、複数の内部ノードにおけ 信号を取り出すことができる。このため、 試験回路310において、測定用端子314が占め 面積を縮小することができる。

 なお、測定用端子314および制御用端子316 、被試験回路310を試験する場合に、外部の 験回路110と電気的に接続される端子であっ よい。また、測定用端子314および制御用端 316は、被試験回路310が通信機器等に実装さ た場合に、通信機器内の他の回路と電気的 接続されない端子であってよい。

 また、受信側回路340においても同様に、 信側回路340における複数の内部ノードにそ ぞれの測定配線352が接続されてよい。複数 測定配線352は、受信側回路340おける複数の 部ノードに対応して設けられ、それぞれ対 する内部ノードに電気的に接続される。例 ば受信側回路340において、それぞれの測定 線352の一端は、AD変換器342の入力端、AD変換 器342の出力端、ミキサ344の出力端、低ノイズ アンプ346の出力端に電気的に接続される。

 選択部348は、複数の測定配線352のいずれ を選択して、測定用端子314に電気的に接続 る。選択部348は、対応する試験回路110から えられる制御信号に応じた測定配線352を選 してよい。このような構成により、受信側 路340の所定の内部ノードに、ループバック 号を供給することができる。

 また、選択部328および選択部348は、被試 回路310で対となる回路において、対応する 部ノードを選択してよい。ここで、対応す 内部ノードとは、伝送信号の特性が共通す 測定点を指してよい。また、伝送信号の特 とは、アナログ/デジタルの信号種類、周波 数、および、信号レベル等を含む概念であっ てよい。

 例えば、選択部328が、DA変換器322の出力 の内部ノードを選択した場合、当該内部ノ ドを伝送する信号は、ベースバンドのアナ グ信号となる。この場合、選択部348は、受 側回路340において、ベースバンドのアナロ 信号が伝送されるAD変換器342の入力端を、内 部ノードとして選択してよい。試験回路110は 、このような内部ノードを選択させるべく、 選択部328および選択部348に制御信号を供給し てよい。このような制御により、被試験回路 310において、多様なループバック試験を行う ことができる。また、複数の測定配線、外部 端子、および、選択部を、複数の被試験回路 310のそれぞれに設けることで、試験回路110は 、それぞれの被試験回路310について、多様な ループバック試験を行うことができる。

 本例のループバック部120は、送信側回路3 20の内部ノードを伝送する内部信号を、測定 出力端子として機能する測定用端子314を介 て受け取る。また、ループバック部120は、 け取った内部信号に応じたループバック信 を、測定用入力端子として機能する測定用 子314を介して、受信側回路340の内部ノード 供給する。ループバック部120は、図2に関連 して説明したループバック部120の構成に加え 、制御出力端子121および選択制御部123を更に 有する。他の構成要素は、図2に関連して説 した試験回路110の構成要素と同一であって い。

 選択制御部123は、内部信号を取り出すべ 送信側回路320の内部ノード、および、ルー バック信号を供給すべき受信側回路340の内 ノードを選択すべく、選択部328および選択 348を制御する。選択制御部123は、制御出力 子121を介して、選択部328および選択部348に 御信号を供給してよい。制御出力端子121は 試験端子111の一例であってよい。

 上述したように、選択制御部123は、送信 回路320および受信側回路340において対応す 内部ノードを選択してよい。このような構 により、試験回路110は、被試験回路310に対 て多様なループバック試験を行うことがで る。

 なお、図3においては、ループバック部120 は、送信側回路320および受信側回路340に対し て、測定用端子314を介して信号を受け渡した 。他の例では、ループバック部120は、測定用 端子314を介して送信側回路320の内部信号を取 り出して、当該内部信号に応じたループバッ ク信号を、実動作用端子312を介して受信側回 路340に供給してよい。また、ループバック部 120は、実動作用端子312を介して送信側回路320 の出力信号を受け取り、当該出力信号に応じ たループバック信号を、測定用端子314を介し て受信側回路340の内部ノードに供給してもよ い。

 図4は、信号処理部128の構成例を示す図で ある。なお図4では、信号処理部128の構成と て、エミュレート回路130、雑音発生部132、DC レベル調整部134、および、インピーダンス調 整部136を示すが、信号処理部128は、これらの 構成のうち、いずれか一つを有する回路であ ってよい。また、図4に示すように、信号処 部128は、スイッチ138により選択される構成 素を用いて、ループバック信号を生成して よい。また、信号処理部128は、これらの構 のうち、2以上の構成を有する回路であって よい。

 エミュレート回路130は、被試験回路310か 受け取った信号を通過させてループバック 号を生成する、予め定められた伝送路の特 を模擬した回路であってよい。例えばエミ レート回路130は、遅延回路およびバンドパ フィルタにより、所定の伝送路と略同一の 達特性を有する回路であってよい。また、 ミュレート回路130は、直列に接続した遅延 路およびバンドパスフィルタの経路を並列 複数設け、各経路にループバック信号を通 させるマルチパスフェージング回路であっ もよい。また、エミュレート回路130は、ル プバック信号の振幅を減衰させるアッテネ タを有してもよい。

 雑音発生部132は、被試験回路310から受け った信号に予め定められた雑音を印加して ープバック信号を生成する。例えば雑音発 部132は、振幅雑音を印加したループバック 号を生成してよく、位相雑音を印加したル プバック信号を生成してもよい。雑音発生 132は、振幅変調器または位相変調器を用い 、信号に雑音を印加してよい。

 DCレベル調整部134は、被試験回路310から け取った信号の直流レベルを調整したルー バック信号を生成する。例えばDCレベル調整 部134は、受信側回路340の仕様に基づいて、ル ープバック信号の直流レベルを調整してよい 。また、DCレベル調整部134は、送信側回路320 ら受け取った信号の直流成分を除去してル プバック信号を生成してもよい。

 インピーダンス調整部136は、ループバッ 信号を伝送する伝送経路と、被試験回路310 の間でインピーダンスを整合させる。例え インピーダンス調整部136は、配線126上に設 られ、被試験回路310の入出力インピーダン に応じたインピーダンスを有する回路であ てよい。また、インピーダンス調整部136の ンピーダンスは可変であってよい。

 スイッチ138は、エミュレート回路130、雑 発生部132、DCレベル調整部134、および、イ ピーダンス調整部136のそれぞれに対応して けられる。それぞれのスイッチ138は、配線12 6を伝送するループバック信号を、エミュレ ト回路等の回路を通過して次段の回路に伝 する経路に供給するか、または、当該回路 バイパスして次段の回路に伝送する経路に 給するかを切り替える。このような構成に り、被試験回路310に対して多様なループバ ク試験を行うことができる。

 図5は、被試験回路310および試験回路110の 他の構成例を示す図である。本例の試験回路 110は、被試験回路310における第1の動作回路37 0から受け取った信号を、被試験回路310にお る第2の動作回路380に供給する。そして、第2 の動作回路380が当該信号に応じて生成した信 号を受け取り、第1の動作回路370にループバ クする。つまり、本例の試験回路110は、被 験回路310の第2の動作回路380を用いて、第1の 動作回路370へのループバック信号を生成する 。

 本例の被試験回路310は、第1の動作回路370 および第2の動作回路380を有する。第1の動作 路370および第2の動作回路380は、図2または 3に関連して説明した被試験回路310と同一の 成をそれぞれ有してよい。

 本例の試験回路110は、第1のループ入力端 子122-1、第1の配線126-1、第1のループ出力端子 124-1、第2のループ入力端子122-2、第2の配線126 -2、および、第2のループ出力端子124-2を有す 。また、本例の試験回路110は、図3に関連し て説明した試験回路110と同様に、制御出力端 子121および選択制御部123を更に有してもよい 。

 第1のループ入力端子122-1は、第1の動作回 路370が生成した信号を受け取る。本例の第1 ループ入力端子122-1は、第1の動作回路370の 部信号を受けとる。第1の配線126-1は、第1の ープ入力端子122-1および第1のループ出力端 124-1の間に設けられ、第1のループ入力端子1 22-1から第1のループ出力端子124-1に信号を伝 する。第1のループ出力端子124-1は、第1の配 126-1から受け取った信号を、第2の動作回路3 80に供給する。本例の第1のループ出力端子124 -1は、当該信号を、第2の動作回路380の内部ノ ードに供給する。

 第2のループ入力端子122-2は、第2の動作回 路380が生成した信号を受け取る。本例の第2 ループ入力端子122-2は、第2の動作回路380の 部ノードから信号を取り出す。例えば第2の ープ入力端子122-2は、第2の動作回路380の内 におけるフィルタ等が出力する信号を取り してよい。

 第2の配線126-2は、第2のループ入力端子122 -2および第2のループ出力端子124-2の間に設け れ、第2のループ入力端子122-2から第2のルー プ出力端子124-2に信号を伝送する。第2のルー プ出力端子124-2は、第2の配線126-2から受け取 たループバック信号を、第1の動作回路370に 供給する。本例の第2のループ出力端子124-2は 、ループバック信号を、第1の動作回路370の 部ノードに供給する。

 このような構成により、被試験回路310の 部の回路を用いて、ループバック信号を生 することができる。このため、ループバッ 部120の回路規模を低減することができる。 た、ループバック部120は、図5に示すように 、第1の信号処理部128-1、および、第2の信号 理部128-2を更に有してよい。

 第1の信号処理部128-1および第2の信号処理 部128-2は、図2から図4に関連して説明した信 処理部128と同一であってよい。また本例に いては、被試験回路310の内部の回路を用い 、ループバック信号に雑音等を印加するこ ができるので、第1の信号処理部128-1および 2の信号処理部128-2は、DCレベル調整部134およ びインピーダンス調整部136を有する構成であ ってよい。このような構成により、比較的に 小さい回路規模の試験回路110を用いて、被試 験回路310に対して多様なループバック試験を 行うことができる。

 なお、本例においては、第1の動作回路370 へのループバック信号を、同一の被試験回路 310における第2の動作回路380を用いて生成し が、他の例では、第1の動作回路370へのルー バック信号を、他の被試験回路310の回路を いて生成してもよい。この場合、それぞれ ループバック部120は、他のループバック部1 20を介して、他の被試験回路310の回路に信号 入力してよい。また、それぞれのループバ ク部120は、他のループバック部120を介して 他の被試験回路310の回路から信号を受け取 てよい。

 図6は、被試験回路310の他の構成例を示す 図である。本例においては、被試験回路310と して、デジタル高速通信インターフェース回 路を用いて説明する。なお、試験回路110は、 図1から図5に関連して説明した試験回路110と 一であってよい。

 本例の送信側回路320は、マルチプレクサ4 02、ドライバ404、エンファシス回路406、複数 測定配線332、および、選択部328を有する。 ルチプレクサ402は、ロジック回路等から受 取るパラレルのデジタル信号を、シリアル デジタル信号に変換する。また、マルチプ クサ402は、被試験回路310に設けられたロー ルクロック源408から与えられるクロック信 の周期に応じたビットレートのデジタル信 を生成してよい。

 ドライバ404は、マルチプレクサ402が生成 たデジタル信号を受け取り、当該信号に応 た信号を出力する。例えばドライバ404は、 ジタル信号の各ビットの論理値に応じて信 レベルが変化するアナログ信号を出力して い。エンファシス回路406は、ドライバ404が 力する信号に対して、所定の信号処理を行 。例えばエンファシス回路406は、ドライバ4 04が出力する信号の所定の周波数成分を強調 てよい。このような処理により、送信側回 320から出力される信号に対して、信号伝送 における信号の劣化を予め補償する。

 複数の測定配線332および選択部328は、図1 から図5に関連して説明した測定配線332およ 選択部328と同一であってよい。つまり、そ ぞれの測定配線332は、送信側回路320におけ それぞれの測定ノードに一端が接続され、 端が選択部328に接続される。選択部328は、 ずれかの測定配線332を選択して、ループバ ク部120に接続する。

 本例の受信側回路340は、デマルチプレク 412、レシーバ414、イコライザ416、複数の測 配線352、および、選択部348を有する。イコ イザ416は、外部からの信号を受け取り、受 取った信号に対して所定の信号処理を行う 例えばイコライザ416は、受け取った信号の 定の周波数成分を強調してよい。このよう 処理により、受信側回路340が受け取る信号 対して、信号伝送により生じた信号の劣化 補償することができる。

 レシーバ414は、イコライザ416が出力する 号に応じた信号を、デマルチプレクサ412に 給する。例えばレシーバ414は、受け取った ナログ信号をデジタル信号変換してよい。 マルチプレクサ412は、レシーバ414が出力す シリアルのデジタル信号を、パラレルのデ タル信号に変換する。

 デマルチプレクサ412は、被試験回路310に けられたクロックリカバリ回路410から受け るクロック信号に応じて動作してよい。例 ばデマルチプレクサ412は、与えられるクロ ク信号に応じて、シリアルのデジタル信号 各論理値を検出してよい。クロックリカバ 回路410は、レシーバ414が出力する信号と略 一の周期のクロック信号を生成してよい。

 複数の測定配線352および選択部348は、図1 から図5に関連して説明した測定配線352およ 選択部348と同一であってよい。つまり、そ ぞれの測定配線352は、受信側回路340におけ それぞれの測定ノードに一端が接続され、 端が選択部348に接続される。選択部348は、 ずれかの測定配線352を選択して、ループバ ク部120からの信号を印加する。このように ループバック部120は、無線通信回路、デジ ル高速インターフェース回路等の多様な被 験回路310に対して、多様な測定ノードを介 てループバック試験を行うことができる。

 図7は、被試験回路310の他の構成例を示す 図である。本例においては、被試験回路310と して、メモリ回路を用いて説明する。なお、 試験回路110は、図1から図5に関連して説明し 試験回路110と同一であってよい。

 本例の被試験回路310は、メモリコア420、 ンターフェース回路422、測定配線332、測定 線352、実動作用端子312、および、測定用端 314を有する。メモリコア420は、例えば半導 メモリであってよい。メモリコア420は、与 られるデータを格納して、また、格納した ータを出力する。

 インターフェース回路422は、外部から与 られる信号に応じて、メモリコア420を制御 る。例えばインターフェース回路422は、外 から与えられる書込命令に応じて、与えら る書込データを、与えられる書込アドレス 応じたメモリコア420のアドレスに格納して い。また、インターフェース回路422は、外 から与えられる読出命令に応じて、与えら る読出アドレスに応じたメモリコア420のア レスからデータを読み出してよい。測定配 332および測定配線352は、メモリコア420およ インターフェース回路422の間に一端が接続 れ、他端が測定用端子314にそれぞれ接続さ る。

 本例の試験回路110は、信号処理部128とし 、メモリコア420を試験するメモリBISTを有す る。メモリBISTは、一般にメモリデバイス内 に設けられ、自己診断を行う回路であって い。本例の試験システム400は、被試験ウエ 300の近傍に試験回路110が設けられるので、 試験回路310の動作回路の近傍に設けられる きメモリBISTを、試験回路110に形成して、被 験回路310の試験を行うことができる。この め、被試験回路310において実動作回路を形 できる領域を増大させることができる。

 また、試験回路110は、インターフェース 路422のループバック試験を更に行ってもよ 。例えば試験回路110は、実動作用端子312を して、インターフェース回路422のループバ ク試験を行ってよい。

 図8は、被試験回路310における、測定用端 子314の配置例を示す図である。一般に、被試 験回路310は、動作回路が形成される回路領域 390の外側に、複数の実動作用端子312が形成さ れる。図8に示すように、測定用端子314は、 路領域390に形成されてよい。

 また、実動作用端子312は、四角形の各辺 沿って形成されてよい。これに対して、測 用端子314は、当該四角形の内部に形成され よい。また、測定用端子314は、実動作用端 312と同様に、回路領域390の外側に形成され もよい。また、測定用端子314も、上述した 角形の各辺に沿って形成されてよい。

 図9は、ループバック部120の他の構成例を 示す図である。本例のループバック部120は、 図1から図8に関連して説明したいずれかのル プバック部120の構成に加え、スイッチ170、 性測定部172、および、タイミング測定部174 更に有する。特性測定部172およびタイミン 測定部174は、測定回路の一例である。

 特性測定部172およびタイミング測定部174 、被試験回路310から受け取った信号を測定 る。例えば特性測定部172は、当該信号の電 値または電流値を測定してよい。また、特 測定部172は、被試験回路310に一定電圧また 一定電流を印加したときに、被試験回路310 供給される電流または電圧を測定してよい つまり特性測定部172は、電圧印加電流測定( VSIM)または電流印加電圧測定(ISVM)を行ってよ 。また、特性測定部172は、被試験回路310の 作が定常状態となったときの、電流または 圧を測定してもよい。特性測定部172は、測 したこれらの値に基づいて、被試験回路310 良否を判定してよい。

 また、特性測定部172により被試験回路310 良否を判定する場合、ループバック部120は ループバック試験を平行して行わないこと 好ましい。スイッチ170は、被試験回路に、 性測定部172、または、雑音発生部132のいず を接続するかを切り替えてよい。スイッチ1 70は、ループ入力端子122およびループ出力端 124のそれぞれに対して設けられ、ループ入 端子122およびループ出力端子124のそれぞれ 、特性測定部172、または、雑音発生部132の ずれを接続するかを切り替える。

 タイミング測定部174は、被試験回路310か 受け取った信号のタイミング特性を測定し よい。例えばタイミング測定部174は、当該 号のエッジタイミングのジッタを測定して い。タイミング測定部174は、信号処理部128 介したループバック試験と平行して、信号 タイミング特性を測定してよい。タイミン 測定部174は、信号処理部128に入力される信 を並列に受け取ってよい。

 また、信号処理部128は、タイミング測定 174における測定結果に応じた信号処理を、 ープバック信号に対して行ってよい。例え 信号処理部128は、タイミング測定部174が測 したジッタ値に応じて、ループバック信号 ジッタを印加してよい。より具体的には、 号処理部128は、信号処理部128が出力するル プバック信号に含まれるべきジッタの振幅 と、タイミング測定部174が測定したジッタ 幅値との差分に応じた振幅のジッタを、ル プバック信号に印加してよい。これにより 受信側回路340へのループバック信号に含ま るジッタの振幅を、精度よく制御すること できる。

 以上、発明を実施の形態を用いて説明し が、発明の技術的範囲は上記実施の形態に 載の範囲には限定されない。上記実施の形 に、多様な変更または改良を加えることが 能であることが当業者に明らかである。そ 様な変更または改良を加えた形態も発明の 術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲 記載から明らかである。