Title:
摩擦発光材料、摩擦発光材料としてのＣｕ錯体の使用、力学的刺激応答性センサー、及び応力の検出方法
Document Type and Number:
Japanese Patent JP2023534673
Kind Code:
A
Abstract:
【課題】力学的刺激に応答して発光を生ずる摩擦発光材料は、「スマートマテリアル」及び損傷センサーの開発におけるそれらの応用のために、大いに注目されている。金属錯体の中でも、希土類ユーロピウム及びテルビウム錯体が最も広く利用されている一方、より容易に入手可能で安価なＣｕ錯体における摩擦発光についての体系的なデータは、文献において報告されている散発的な数例を除いては存在しない。【解決手段】我々は、結晶状態において、結晶性試料をすり砕く又は押し砕く際に空気下で周囲光の中でも視認できる明るい摩擦発光（ＴＬ）を示す、発光性のＣｕ－ＮＨＣ錯体の新規のファミリーを報告する。さらに、これらの錯体を非晶質ポリメチルメタクリレート（ＰＭＭＡ）フィルム中に分散させると、低濃度でも、ＴＬが容易に観測される。Ｃｕ含有ポリマー膜中では、明発光性のＣｕ－ＮＨＣ錯体の励起に周囲の気体放電が関与している可能性がある。ポリマー膜中におけるＴＬの観察は、力学的刺激応答に対する結晶相の使用の制限を克服し、Ｃｕのような安価な金属をベースとする力学的刺激応答性のコーティング及び材料の開発についての可能性を開く。【選択図】図１
Inventors:
Kusunudi Nowa Julia
Ayumu Karamata
Patil Pradonia Hukmchand
Ayumu Karamata
Patil Pradonia Hukmchand
Application Number:
JP2023501818A
Publication Date:
August 10, 2023
Filing Date:
July 12, 2021
Export Citation:
Assignee:
Okinawa Institute of Science and Technology Graduate School
International Classes:
C09K11/06; C07F1/08
Attorney, Agent or Firm:
Sykes Patent Attorney Corporation