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Title:
有機材料を安定化するためのダイオイゲノール、オイゲノールオリゴマおよび/またはオイゲノールポリマの使用、安定化されたプラスチック組成物、安定剤組成物、および有機材料を安定化するための方法
Document Type and Number:
Japanese Patent JP2023541823
Kind Code:
A
Abstract:
プラスチックなどの有機材料は、経時変化過程により、最終的に、例えば機械的特性値などの所望の特性が損なわれることになる。この過程は自動酸化と呼ばれ、機械化学的プロセスまたは酸素存在下でのUV放射によるラジカル連鎖の切断に起因し、ポリマ鎖における変化、例えば分子量または新しい化学基の形成につながる。従って、安定剤は、上記経時変化を防止する、または少なくとも遅延させるために使用される。安定剤の重要な代表は酸化防止剤であり、自動酸化の際に形成されるフリーラジカルを妨害し、故に劣化プロセスを中断させる。一般的に、酸素を含むフリーラジカルまたはCラジカルと直接反応できる一次酸化防止剤と、中間的に形成されたヒドロペルオキシドと反応する二次酸化防止剤とを区別している(C.Krohnke et al.Antioxidants in Ullmann's encyclopedia of industrial chemistry,Wiley-VCH Verlag,Weinheim 2015を参照)。一次酸化防止剤の典型的な代表は、例えばフェノール系酸化防止剤、アミン類だけでなく、またある種のラクトン類(ベンゾフラノン類)である。二次酸化防止剤のクラスは、例えばホスファイトエステルおよびホスホナイトのようなリン化合物だけでなく、また例えば長鎖アルキル誘導体の形態の硫化物および二硫化物のような有機硫黄系化合物である。一次酸化防止剤および二次酸化防止剤は、通常、実用上頻繁に併用され、相乗効果を発揮する。

Inventors:
Pfändner, Rudolf
Application Number:
JP2023515234A
Publication Date:
October 04, 2023
Filing Date:
September 15, 2021
Export Citation:
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Assignee:
Fraunhofer-Gesellschaft Tour Federung der Angevanten Forsung Afer
International Classes:
C09K15/08; C07C43/23; C08K5/13; C08L101/00
Attorney, Agent or Firm:
Patent Attorney Corporation RYUKA International Patent Office