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Patent Searching and Data


Title:
ABSORBER FORMING CROSSBRIDGE UPON ABSORBING
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122989
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are an absorber and an absorbable article containing the same which have excellent water absorbing ability and leak preventing property and pursue the reduction of weight and thickness of the absorbable article. The absorber comprises a polysaccharide causing gelation reaction by a polyvalent metal ion and a supply source of the polyvalent metal ion, and the absorbable article includes the absorber. In the absorber, concurrently with or after the polysaccharide is dissolved or swollen, the polyvalent metal ion is supplied, and the absorbable article contains the absorber, and therefore, the absorber and the absorbable article have excellent water absorbing ability and leak preventing property and the reduction of weight and thickness of the absorbable article can be pursued.

Inventors:
TAKAI HISASHI (JP)
KONISHI TAKAYOSHI (JP)
NAKASHITA MASASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/056035
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
March 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
UNI CHARM CORP (JP)
TAKAI HISASHI (JP)
KONISHI TAKAYOSHI (JP)
NAKASHITA MASASHI (JP)
International Classes:
B01J20/26; A61F13/00; A61F13/15; A61F13/49; A61F13/53; C08K3/08; C08L3/00; C08L5/00
Foreign References:
JPH08510487A1996-11-05
JP2006326502A2006-12-07
JPS60104503A1985-06-08
JPH09506798A1997-07-08
JP2000201976A2000-07-25
JPH0759813A1995-03-07
JP2004208867A2004-07-29
JP2006192368A2006-07-27
JPH06306298A1994-11-01
JP2000201976A2000-07-25
Other References:
See also references of EP 2260938A4
Attorney, Agent or Firm:
MOEGI PATENT OFFICE (JP)
Patent business corporation It burns and is ぎ特許事務所. (JP)
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Claims:
 多価金属イオンの存在下で増粘し得る多糖類と多価金属イオンを供給可能な物質を少なくとも含むことを特徴とする吸収体。
 前記多糖類の溶解が、開始すると同時ないし開始された後に多価金属イオンを供給可能な物質の溶解が開始することを特徴とする請求項1に記載の吸収体。
 前記多糖類が、多価金属イオンを供給可能な物質よりも体液に先に接触する位置に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の吸収体。
 前記多価金属イオンを供給可能な物質が、溶解速度調整処理された後に吸収体内に配置されることを特徴とする請求項1~3に記載の吸収体。
 前記多糖類が、発泡体、フィルム状、基材に固定化、粉体、繊維状のうち少なくとも一つの形態により吸収体内に配置されることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の吸収体。
 前記多糖類が、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、ペクチン、ゲランガム、カラギーナン、グルコマンナン、グアーガムのうち少なくとも一つからなることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の吸収体。
 前記多価金属イオンを供給可能な物質が、2価金属イオンを供給可能な物質であることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の吸収体。
 液透過性表面シート、液不透過性裏面シート、及びこれら両シート間に位置する請求項1~7のいずれかに記載の吸収体を有する吸収性物品。
 吸収体内、及び/または表面シートと吸収体間、及び/または吸収体と裏面シート間に拡散及び/または吸水を補助する材料が配置されることを特徴とする請求項8に記載の吸収性物品。
 水解性を有することを特徴とする請求項8または9に記載の吸収性物品。
 生分解性を有することを特徴とする請求項8~10のいずれかに記載の吸収性物品。
  
Description:
吸収時に架橋を形成する吸収体

 本発明は、吸水時に架橋が形成されて保 が可能となる吸収体、およびそれを含む吸 性物品に関する。

 吸収体、およびそれを含む吸収性物品は 使い捨ておむつ、生理用製品、医療用血液 収物品、ペット飼育用製品等、体液または 泄物処理用として使用されており、優れた 水性能が求められている。吸収体、および れを含む吸収性物品はさらに物品の軽量化 薄型化も追求され、また環境への配慮や衛 面から、使用後の焼却量の低減ないし水洗 イレへの廃棄を可能にする水解性、生分解 商品も検討されている。

 吸収体としての吸収材は、自重の数十倍 ら数千倍の水を吸収できる合成樹脂として アクリル酸系吸収材が知られており、特に リアクリル酸塩架橋体等からなる高吸水性 脂の粒子がパルプ繊維中に分散されてなる のが多用されている。このアクリル酸系吸 材は、吸収材が存在する位置へ体液または 泄物等の液体や液状体が到達して初めて吸 し、保液・固定するものであって、すべて 液体や液状体が到達するまでに時間を要す ため、到達するまでの間に液モレが発生す ことがあった。

 また、アクリル酸系吸収材は、イオン交 水に対しては非常に高い吸収量を示すもの 、体液のようなイオンを含む液体に対して 吸収量が大きく低下してしまう。吸収性能 高めるために、架橋度を抑える試みも行わ ているが、ゲル強度が低下してしまい、実 用においては問題が多い。

 これまでに、アクリル酸系吸収材を使用し い吸収体として、多糖類を使用する吸収体 検討されている。例えばセルロース誘導体 しくはその塩を、架橋剤で架橋して形成し なるフィルム状吸水材であって、0.9%-生理 塩水に対する吸水量が自重の10倍以上であり 、かつ、該水溶液を自重の20倍吸水した状態 おけるゲル強度が3000×10 -7 N/mm 2 以上であるフィルム状吸水材、およびそれら を含む吸水性物品(特許文献1)、アルギン酸ナ トリウム、カルボキシル化したその誘導体あ るいはこれらの混合物と、合成高分子電解質 とを、20:80ないし99:1の重量比に混合して得ら れた生分解性及び高吸収性樹脂組成物(特許 献2)が提案されている。また多価金属イオン の存在下で増粘し得る多糖類を含有し、且つ 該多糖類が体液又は排泄物中の水分中に溶解 又は解離し得る状態で存在している、体液又 は排泄物の増粘処理物品(特許文献3)等が提案 されている。

 しかしながら、上記特許文献1でのフィル ム状吸水材、およびそれらを含む吸水性物品 は、形状はフィルム状であるが、従来の粒状 高吸水性樹脂と同様に使用前に架橋剤で架橋 が形成されているので、架橋によって材料の 吸収量が抑制されてしまうために、製品の吸 収量を確保するためには多くの吸収材が必要 となり、吸収体質量/厚みが増加してしまう またセルロース誘導体であるために、通常 高吸水性樹脂に比べてポリマー鎖の静電気 発が得られにくく、吸収が遅いという問題 あった。

 また、上記特許文献2でのアルギン酸ナト リウム、カルボキシル化したその誘導体ある いはこれらの混合物と、合成高分子電解質と を混合して得られた生分解性及び高吸収性樹 脂組成物は、アルギン酸ナトリウム(カルボ シル化誘導体)と合成高分子電解質から構成 れているので、上記同様架橋によって材料 吸収量が抑制されてしまうために、製品の 収量を確保するためには多くの吸収材が必 となり、吸収体質量/厚みが増加してしまう 。また通常の高吸水性樹脂に比べてポリマー 鎖の静電気反発が得られにくく、吸収が遅い という問題があった。

 さらに、上記特許文献3での体液又は排泄物 の増粘処理物品は、排泄物中の水分中に溶解 し、多価金属イオンの存在により増粘可能な 多糖類を配置したものであり、多価金属イオ ンの供給源はもっぱら体液又は排泄物による ものであって、多価金属イオンの供給源は含 まれておらず、排泄物中の金属イオンのみで は増粘効果が低く、また液の吸収保持が不十 分という問題があった。

特開2006-192368号公報

特開平6-306298号公報

特開2000-201976号公報

 本発明は、優れた吸水性能とモレ防止性 兼ね備え、吸収性物品として軽量化、薄型 も追求できる吸収体、吸収性物品を提供す ことを課題とする。

 本発明者らは、上記課題を解決するため 鋭意研究を重ねた結果、多価金属イオンに ってゲル化反応を生じ増粘し得る多糖類と 多価金属イオンを供給可能な物質の両者を 緒に含ませた吸収体、およびそれを有する 収性物品とすることにより、体液や液状排 物などを素早くしかも少量で吸水・保持で 、上記課題を解決できることを見出した。

 また、多価金属イオンの存在下で増粘し る多糖類と多価金属イオンを供給可能な物 を含み、増粘し得る多糖類の溶解が開始さ ると同時ないし開始された後に多価金属イ ンを供給可能な物質の溶解が開始する吸収 、並びに該吸収体を、液透過性表面シート 液不透過性裏面シート間に配置した吸収性 品を発明するに至った。

 即ち、本発明は、
 [1] 多価金属イオンの存在下で増粘し得る 糖類と多価金属イオンを供給可能な物質を なくとも含むことを特徴とする吸収体。
 [2]前記多糖類の溶解が、開始すると同時な し開始された後に多価金属イオンを供給可 な物質の溶解が開始することを特徴とする 記[1]に記載の吸収体。
 [3]前記多糖類が、多価金属イオンを供給可 な物質よりも体液に先に接触する位置に配 されることを特徴とする上記[1]または [2] 記載の吸収体。
 [4]前記多価金属イオンを供給可能な物質が 溶解速度調整処理された後に吸収体内に配 されることを特徴とする上記[1]~[3]に記載の 吸収体。
 [5]前記多糖類が、発泡体、フィルム状、基 に固定化、粉体、繊維状のうち少なくとも つの形態により吸収体内に配置されること 特徴とする上記[1]~[4]のいずれかに記載の吸 収体。
 [6]前記多糖類が、アルギン酸ナトリウム、 ルギン酸プロピレングリコール、ペクチン ゲランガム、カラギーナン、グルコマンナ 、グアーガムのうち少なくとも一つからな ことを特徴とする上記[1]~[5]のいずれかに記 載の吸収体。
 [7] 前記多価金属イオンを供給可能な物質 、2価金属イオンを供給可能な物質であるこ を特徴とする上記[1]~[6]のいずれかに記載の 吸収体。
 [8]液透過性表面シート、液不透過性裏面シ ト、及びこれら両シート間に位置する上記[ 1]~[7]のいずれかに記載の吸収体を有する吸収 性物品。
 [9]吸収体内、及び/または表面シートと吸収 体間、及び/または吸収体と裏面シート間に 散及び/または吸水を補助する材料が配置さ ることを特徴とする上記[8]に記載の吸収性 品。
 [10]水解性を有することを特徴とする上記[8] または[9]に記載の吸収性物品。
 [11]生分解性を有することを特徴とする上記 [8]~[10]のいずれかに記載の吸収性物品。

 本発明により、多価金属イオンの存在下 増粘し得る多糖類と多価金属イオンを供給 能な物質を少なくとも含むようにしたので 体液や液状排泄物の液体により多糖類の溶 (膨潤)が生じるとともに、多価金属イオン より増粘した多糖類が多量の体液や液状排 物を吸収することができ、吸収材料の使用 を削減できるので、その結果、吸収性物品 軽量化および薄型化が可能となる。また多 金属イオンの存在下で増粘し得る多糖類が 多価金属イオンを供給可能な物質よりも先 ないし同時に、さらに多糖類の膨潤が進行 ると同時にないし進行した後に多価金属イ ンにより架橋されて、体液や液状排泄物を ル状態で完全に保持することができるため 体液や液状排泄物の流動性抑制や液戻りを 止することができ、モレを防止することが る。

 さらに多価金属イオンの存在下で増粘し る多糖類を薄膜化や発泡化することにより 比表面積が増すことにより、多糖類の溶解 度を高めることができ、モレの防止を確実 することができ、粒状高吸水性樹脂に比べ ゴツゴツ感や移動/脱落が少ないために、柔 軟で薄型化が可能となる。フィルムや発泡体 を不織布に複合化することによって、吸収体 平面内において吸収量を変化させて配置する ことが容易に可能となる。

実施例1の断面図 実施例2の断面図 実施例3の断面図 本発明吸収体の作用図

符号の説明

     1:吸収体
     2:液透過性表面シート
     3:液不透過性裏面シート
     4:アルギン酸ナトリウムフィルム
     5:水溶性カルシウム塩複合シート
     6:アルギン酸ナトリウム発泡体
     7:ポリビニルアルコールフィルム
     8:ゲル化体

 以下に、本発明を詳細に説明する。
 本発明の吸収体を構成する吸収材としての ル化材料は、多価金属イオンの存在下で増 し得る多糖類であるならば何ら限定しない 水に溶解すると粘性を示したり、ゲル化し りする性質を持ち増粘し得る多糖類であり 吸水時に架橋を形成するものである。この うな多糖類としては例えば、アルギン酸ナ リウム、アルギン酸プロピレングリコール ペクチン、ゲランガム、カラギーナン、グ コマンナン、グアーガム、ローカストビン ム、キサンタンガム、グルコース、カルボ シメチルデンプン、マンノース、ガラクト ス、アラビノース、フコース、リボース、 ルクトース、デキストランなどがある。好 しくは、アルギン酸ナトリウム、アルギン プロピレングリコール、ペクチン、ゲラン ム、カラギーナン、グルコマンナン、グア ガムが挙げられる。特に好ましいのは、入 しやすいアルギン酸ナトリウムである。

 アルギン酸ナトリウムは、海藻類から作 れる多糖類であり海藻の食物繊維の主成分 なすものである。水に溶解して増粘しゾル なるが、多価金属イオンと反応してゲルを 成することができる。アルギン酸ナトリウ には、β-(1→4)-D-マンヌロン酸(M体)とα-(1→4 )-L-グルコン酸(G体)の2種類のウロン酸から成 直鎖状多糖でM-M結合のみからなるM体、G-G結 合のみからなるG体、MとGがランダムに配列し たランダム体が存在し、M体とG体の比率によ 、ゲルの性質が大きく異なる。アルギン酸 トリウムは、天然物由来であるので、生分 性、生体安全性を有し、液体の流動抑制性 粘着性、低摩擦性等の性質を有しているの 、食品添加物、糊剤、医薬品、化粧品、創 被覆材など広い用途に使用されている。

 アルギン酸ナトリウムは、いずれの粘度 レードでも可能であるが、増粘効果性やゲ 強度の得られやすさの点から、高粘度タイ が望ましく、1%水溶液で100mPa.s以上、好まし くは500mPa.s以上の粘度を有するものがよい。

 本発明の吸収体を構成する多糖類の形態 しては、粉体、繊維、フィルム、発泡体、 材に固定化した複合体などいかなる形態で よい。またこれらの形態をした多糖類が併 されてもよく、少なくとも一つの形態で吸 体内に配置されていればよい。

 粉体としては、市販されている状態その までもかまわないが、微粉になるほど固ま やすくなるので、凝集防止のために、有機 媒や界面活性剤のコーティングや造粒によ 粒径調整を実施してもよい。使用できる有 溶媒としてはメチルアルコール、エチルア コール、プロピルアルコールなどの低級ア コール類がある。

 繊維としては、いかなる形状、製造方法に るものでもかまわない。例えば、紡糸し乾 させ繊維状としたものがある。
 フィルムとしては、製膜し乾燥させてシー 状としたものがある。
 発泡体としては、形状や製法は問わず、例 ば、発泡剤やガスと泡安定剤を用いて泡を 糖類溶液に内包させて製膜し乾燥させて発 体化したものがある。発泡倍率はいかなる 率のものでもよく、例えば、数倍から数十 に発泡させたものとすることができる。

 複合体としては、バインダー材料の有無 関わらず、多糖類が基材または支持材等に 定化されたものであればかまわない。バイ ダー材料を用いる場合、バインダー材料が 液等の液体の接触時に多糖類の溶解を阻害 ないものならばいかなる形態でもよい。例 ば、(ア)粉体をバインダー材料等で基材に 定化、(イ)繊維をバインダー材料等で基材に 固定化、(ウ)フィルムをバインダー材料等で 材に固定化、(エ)発泡体をバインダー材料 で基材に固定化したものなどである。用い ことのできるバインダーとしては、水溶性 着剤として作用するデンプン、カルボキシ チルセルロース、ポリビニルアルコール等 あるが、他の水溶性高分子でもかまわない 基材、支持体としては、フィルム、シート 及びこれらの開孔物、切り目入り物、引き き物、または織布、不織布、編み状物、網 、体液等の液体の接触時に多糖類の溶解を 害しないものならばいかなるものでもよい

 本発明の吸収体を構成する多価金属イオ を供給可能な物質は、多糖類を増粘し得る 価金属イオンを供給可能であるならば何ら 定しない。多価金属イオンとしては、2価以 上のもので、例えば、カルシウムイオンやア ルミニウムイオンがある。これらを供給可能 な化合物として、水溶性カルシウム塩として は、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、グル コン酸カルシウム、酢酸カルシウム等が挙げ られる。水溶性アルミニウム塩としては、硫 酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、リン酸 アルミニウム、酢酸アルミニウム等が挙げら れる。好ましくは、容易に入手できる塩化カ ルシウムである。

 本発明の吸収体を構成する多価金属イオ を供給可能な物質の形態は、粉体、複合体 どいかなる形態でもよい。粉体としては、 機溶媒/界面活性剤/ゼラチン/オブラート等 コーティングされた多価金属塩の粉体やマ クロカプセル等で覆われた多価金属塩の粉 でもよい。コーティング材、マイクロカプ ル形成剤も公知のものを使用でき、体液等 液体の接触時に溶解が起こるものであるな ばいかなるものでもかまわない。さらにコ ティング材、マイクロカプセル形成剤等を 解速度調整処理剤として選択すれば、多価 属イオン供給物質の溶解速度を、吸収体の 用される用途に応じて任意に調整すること できる。 

 多価金属イオンを供給可能な物質の複合 としては、バインダーを用いて、また用い に基材、支持材に固定化したものでも、い なる方法により複合体としてもよい。例え 、多価金属イオンを供給可能な物質である ルシウム塩の粉体をバインダー材料等で基 に固定化したものでも、多価金属イオンを 給可能な物質のカルシウム塩の水溶液を基 に塗布し乾燥させて固定化してもよい。ホ トメルト接着剤内に添加してもよい。複合 とする際に用いる材料は、もちろん体液等 液体接触時に多価金属イオンの溶出を完全 は阻害してはいけないが、徐々に溶けなが 多価金属イオンを溶出させることが望まし 。多価金属イオンを供給可能な物質の溶解 度を、吸収体の使用される用途に応じて任 に調整することができる。

 本発明の吸収体を構成する基材は、多糖 または多価金属イオンを供給可能な物質を 置、保持できる基材であるならばいかなる 料、形態でもかまはない。材料としては、 解性、または生分解性の基材を用いること 好ましい。例えば、繊維、不織布、フィル 、シート状等の形態がある。繊維としては 合成繊維系としてポリエチレン、ポリプロ レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ チレン/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポ エチレンテレフタレート複合繊維、ポリビ ルアルコール、ポリアクリロニトリル等が げられ、天然繊維、再生繊維であるセルロ ス系繊維として、パルプ、レーヨン、アセ ートがある。単繊維/連続繊維のいずれでも く、繊維径もいかなる径のものでもよい。

 本発明の吸収体を構成する基材に用いる 織布の製法としては、スルーエア、ポイン ボンド、スパンレース等の乾式または湿式 織布、スパンボンド不織布、メルトブロー 織布、スパンボンド/メルトブロー/スパン ンド不織布等の公知の各種不織布を使用す ことができる。

 不織布を構成する繊維としては、熱可塑 合成樹脂繊維、半合成繊維、再生繊維のう のいずれか、または、それら繊維を混合し 複合繊維から作ることができる。合成樹脂 維には、特に限定はないが、ポリエステル 、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニ 系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、 リスチレン系を使用することができる。合 樹脂繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複 繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型 合繊維を使用することもできる。半合成繊 や再生繊維には、セルロース系、タンパク 系を使用することができる。

 不織布は、弾性的な伸縮性を有していて よい。伸縮性の不織布としては、メルトブ ーンやスパンボンドの各製法により製造さ た不織布を使用することができる。伸縮性 不織布は、熱可塑性エラストマー樹脂を溶 、紡糸した伸縮性繊維から作ることができ 。

 本発明の吸収体を構成する基材に用いる ィルムとしては、いかなる形態のものでも く、通気性、非通気性のフィルム、開孔フ ルムとしての高密度ポリエチレン/低密度ポ リエチレンからなる複合フィルム等があり、 素材は上記繊維と同様な素材からなるもので よい。また、基材としては、水解可能なティ ッシュも使用することができる。

 本発明の液透過性表面シートは、液体が 過すればいかなるものでもよい。例えば、 透過性表面シートには、親水性繊維不織布 多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、開 を有するプラスチックフィルムのいずれか 使用することができる。

 液不透過性裏面シートは、液体を透過し いシートであればいかなるものでもよい。 えば、液不透過性裏面シートには、フィル や不織布を使用することができる。

 本発明の吸収体を構成する多糖類、および 価金属イオンを供給可能な物質は、基材に 持されるだけでなく、多糖類、多価金属イ ンを供給可能な物質がそれ自身からなるフ ルム、シート状物としてもよい。この場合 多糖類であるならば、多糖類水溶液を製膜 乾燥させて製造する。多価金属イオンを供 可能な物質も同様にして製造する。その目 、厚みは任意に設定可能である。目付や厚 が小さすぎると増粘による流動抑制効果が さく、また大きすぎると重くなったり、嵩 り着用性や携帯感が悪くなる。また、吸収 を備える吸収物品の種類、用途に応じても 適な目付、厚み量を決められる。好ましく 、目付10~1000gsm(g/m 2 )、厚み10μm~20mmの範囲内で最適値が決められ 。

 多糖類、および多価金属イオンを供給可 な物質からなるフィルム、シート状物の形 は、通常平滑で均一な厚みを有し、フラッ なものであるが、エンボス加工等による凹 形成や3次元構造でもよい。また、様々な形 の開孔や千鳥状等の非連続パターンの切れ目 を有してもよく、破砕されたフレーク状でも かまわない。さらに単一層または複数層でも よく、積層された層毎に密度や素材の種類を 異ならせ、例えば、溶解速度や溶解量を変化 させてもよい。

 本発明の吸収体には、多糖類のほか通常 いられる増粘剤、可塑剤および香料、消臭 、各種の無機粉末、顔料、染料、抗菌材、 着剤など各種添加剤を含むことができる。 粘剤には、ポリビニルアルコールやポリア リル酸、可塑剤には、グリセリン、ソルビ ール、ラクチトース、マルチトース、エリ リトール、ペンタエリストース等が挙げら る。乾燥時のフィルム、シートのひび割れ 止のためトレハロースを用いることもでき 。これらの添加剤により、吸収材に種々の 能を付与することができる。用いられる無 粉末には、例えば、液体に対して不活性な 質であればかまわず、二酸化ケイ素、ゼオ イト、カオリン、クレー等がある。

 本発明の吸収体の構造は、基本的に、多 金属イオンの存在下で増粘し得る多糖類と 価金属イオンを供給可能な物質を含む構造 あるならば、いかなる構造でもかまわない 例えば、多糖類、および多価金属イオンを 給可能な物質からなるフィルム、シート状 を裁断して混在させた構造、フィルム、シ ト状物を破砕し混在させた構造等がある。 の場合、体液や液状排泄物により多糖類が 解すると同時に多価金属イオンを供給可能 物質の溶解が起こり、多価金属イオンを供 可能な物質から供給される多価金属イオン より、多糖類がゲル化するものである。

 また、本発明の吸収体の構造は、増粘し得 多糖類と多価金属イオンを供給可能な物質 の組み合わせで、多価金属イオンを供給可 な物質から供給される多価金属イオンによ 多糖類が増粘、ゲル化する構造であるなら いかなる形態、配置でもよく、次のような 様が例示できる。
(1)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート /複合体/発泡体/繊維が体液、液状排泄物が来 る肌当接面側、多価金属イオンを供給可能な 物質が非肌当接面に配置。
(2)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート /複合体/発泡体/繊維が肌当接面側、多価金属 イオンを供給可能な物質が非肌当接面と肌当 接面側に配置。
(3)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート /複合体/発泡体/繊維が非肌当接面側、多価金 属イオンを供給可能な物質が肌当接面側に配 置。
 この(2)、(3)の場合、多価金属イオンを供給 能な物質を肌当接面側に配置する場合、体 の透過および多糖類の溶解を阻害しないた の材料または/および構造の工夫、例えば、 開孔形成、部分的に配置すること等が必要で ある。

(4)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート /複合体/発泡体/繊維で、多価金属イオンを供 給可能な物質を内包した構造。
(5)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート /複合体/発泡体/繊維で、多価金属イオンを供 給可能な物質を内包した構造を、上下または 左右に配置した構造。
(6)多糖類を含む、又は多糖類からなる粉体と 、溶解速度が調整された多価金属イオンを供 給可能な物質の粉体を混合した構造。
(7)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート で、水溶性の多価金属イオンを供給可能な物 質をサンドした構造。
(8)多糖類を含む、又は多糖類からなるシート で、水溶性の多価金属イオンを供給可能な物 質をサンドして複数に積層された構造。

 本発明の吸収性物品の構造、配置は、上記 収体が有効に体液及び液状排泄物を吸収す ことができるものであるならば、いかなる 態でもかまわないが、次のような態様が例 できる。
 (a)液透過性表面シート、液不透過性裏面シ ト、及びこれら両シート間に位置する吸収 を有してなる吸収性物品。
 (b)液透過性表面シート、液不透過性裏面シ ト、及びこれら両シート間に位置する吸収 を有し、吸収体内、及び/または表面シート と吸収体間、及び/または吸収体と裏面シー 間に拡散及び/または吸水を補助する材料が 置された吸収性物品。
 (c)液透過性表面シート、及び液不透過性裏 シートの少なくともいずれかが、水解性を する吸収性物品。
 (d)液透過性表面シート、及び液不透過性裏 シートの少なくともいずれかが、生分解性 有する吸収性物品。

 本発明で使用できる拡散及び/または吸水 を補助する材料としては、パルプや高吸水性 樹脂等がある。

 本発明の吸収体としては、吸収性能に優 るので、生理用ナプキンやパンティライナ 等の生理用品、使い捨ておむつや尿漏れ防 用シート、失禁患者用の尿取りパッド等の 生用品、体液・血液吸収用医療用品、創傷 品、化粧用パック材、動物用排泄用処理剤 農園芸用品、鮮度保持材等の食品分野、結 防止用材等、吸水や保水を必要とする様々 用途の吸収体として使用することができる また、本発明は、上記に記載された吸収体 用いたいずれかの吸収性物品にも関する。

 図1は、本発明の実施例1の形態を示す吸 体1の断面図を示す。図2は、本発明の実施例 2の形態を示す吸収体1の断面図を示す。図3は 、本発明の実施例3の形態を示す吸収体1の断 図を示す。図4は、本発明の実施例3におけ 作用を説明する作用イメージを順を追って す断面図である。

 図1は、本発明の実施例1の形態を示す吸 体1の断面図である。液不透過性裏面シート3 上に、アルギン酸ナトリウムフィルム4と水 性カルシウム塩複合シート5を数センチ角に ットしたものをランダムに配置させ、液透 性表面シート2で包み周囲を結合し、吸収体 1を構成している。

 図2は、本発明の実施例2の形態を示す吸 体1の断面図である。液不透過性裏面シート3 上に、水溶性カルシウム塩複合シート5、ア ギン酸ナトリウムフィルム4とをこの順に配 させ、液透過性表面シート2で包み周囲を結 合し、吸収体1を構成している。

 図3は、本発明の実施例3の形態を示す吸 体1の断面図である。液不透過性裏面シート3 上に、水溶性カルシウム塩複合シート5、ポ ビニルアルコールシート7、アルギン酸ナト ウム発泡体6とをこの順に配置させ、液透過 性表面シート2で包み周囲を結合し、吸収体1 構成している。液透過性表面シート2を肌当 接面側にしておく。

 本発明の作用を説明する。図4には、図3 示す実施例3の吸収体1を用いている。多価金 属イオンの存在下で増粘し得る多糖類として 、アルギン酸ナトリウム発泡体6を用い、ア ギン酸ナトリウム発泡体6と多価金属イオン 供給可能な物質である水溶性カルシウム塩 合シート5とが直接接触することがないよう に、両者間に、ポリビニルアルコールフィル ム7を介在させてある。バックシートである 不透過性裏面シート3上に水溶性カルシウム 複合シート5、ポリビニルアルコールフィル ム7、アルギン酸ナトリウム発泡体6の順に設 、その上面にはトップシートである液透過 表面シート2で包み、包まれた外周は液不透 過性裏面シート3に融着したり、接着剤等で 合されている。

 吸収体の作用は、次のとおりである。
 1)体液が、液透過性表面シート(トップシー )2を介して吸収体1内に浸透する。
 2)侵入してきた体液により、肌当接面側に 置するアルギン酸ナトリウム発泡体6のアル ン酸ナトリウム分の溶解・膨潤が開始する
 3)浸透した体液は、更に水溶性ポリビニル ルコールフィルム7に到達し、ポリビニルア コールフィルム7は溶解する。これと同時に アルギン酸ナトリウムの溶解・膨潤より遅れ て、水溶性カルシウム塩複合シート5の溶解 開始する。カルシウム塩の溶解が開始する でに、アルギン酸ナトリウムの膨潤はほぼ 了している。
 4)膨潤したアルギン酸ナトリウムにカルシ ムイオンが反応すると、即座にゲル化が開 し、ゲル化体8を形成し、体液が保持される

 以下、実施例によって、本発明を具体的 説明するが、本発明はそれに限定されるも ではない。また、以下のいずれの実施例も 面シート(トップシート)はスルーエア不織 、裏面シート(バックシート)は、ポリエチレ ンフィルムを用いた。

 [実施例1]   
 多価金属イオンの存在下で増粘し得る多糖 として、アルギン酸ナトリウム(80-120mPa.c、 光純薬工業(株)製 試薬一級)5%水溶液を、ス テンレス板上に300gsm(アルギン酸ナトリウム 15gsm)塗工後、70℃×3H乾燥させて、フィルム イズ100mm角、厚み1.2mmのアルギン酸ナトリウ フィルム4を作成した。次に、多価金属イオ ンを供給可能な物質として、20%塩化カルシウ ム水溶液をSB不織布(エルタスアクア、旭化成 (株)製20gsm)上に100gsm(塩化カルシウム分20gsm)塗 布後、70℃×3H乾燥させて、水溶性カルシウム 塩複合シート5作成した。両者をそれぞれ1cm にカットしてから混合した後吸収材とし、 不透過性裏面シート(バックシート)3上に、5c m角サイズにランダムに配置後、液透過性表 シート(トップシート)2で包み周囲を結合し 、図1に示す吸収体1(実施例1)を作成した。

 [実施例2]   
 実施例1で作成したアルギン酸ナトリウムフ ィルム4、水溶性カルシウム塩複合シート5を いて、アルギン酸ナトリウムフィルム4を肌 当接面側に、水溶性カルシウム塩複合シート 5を非肌当接面側に配置された吸収体1、即ち 不透過性裏面シート(バックシート)3上に水 性カルシウム塩複合シート5、アルギン酸ナ トリウムフィルム4をこの順に配置後、液透 性表面シート(トップシート)2で包み周囲を 合して、図2に示す吸収体1(実施例2)を作成し た。

 [実施例3]  
 多価金属イオンの存在下で増粘し得る多糖 として、アルギン酸Na((株)キミカ製、B-S)3% 溶液100g、DICRYLAN FOAMER HP(Huntsman Textile Effect s GmbH製)3gを加えて、発泡倍率5倍まで発泡さ た後、ステンレス板上に10mm厚みで塗工し、 70℃で乾燥させてアルギン酸ナトリウム発泡 6を作成した。次に、多価金属イオンを供給 可能な物質として、上記実施例1で作成した 溶性カルシウム塩複合シート5を用い、アル ン酸ナトリウム発泡体6と水溶性カルシウム 塩複合シート6と直接接触することがないよ に、両者間に、ポリビニルアルコールフィ ム7(ハイセロンM-250、日本合成化学工業(株) )を介在させた。水溶性カルシウム塩複合シ ト5、アルギン酸ナトリウム発泡体6、ポリ ニルアルコールフィルム7を、それぞれ5cm角 カットし、吸収体を作成した。即ち液不透 性裏面シート(バックシート)3上に、水溶性 ルシウム塩複合シート5、ポリビニルアルコ ールフィルム7、アルギン酸ナトリウムフィ ム4をこの順に配置後、液透過性表面シート( トップシート)2で包み周囲を結合して、図3に 示す吸収体1(実施例3)を作成した。

 [比較例1]  
 実施例2において、アルギン酸ナトリウムフ ィルム4と水溶性カルシウム塩複合シート5の 置を逆にした。水溶性カルシウム塩複合シ ト5を肌当接面側に、アルギン酸ナトリウム フィルム4を非肌当接面側に配置させた。即 液不透過性裏面シート(バックシート)3上に アルギン酸ナトリウムフィルム4、水溶性カ シウム塩複合シート5をこの順に配置後、同 様に作成して吸収体(比較例1)とした。

 [比較例2] 
 実施例2において、液不透過性裏面シート( ックシート)3上にアルギン酸ナトリウムフィ ルム4のみを配置後、同様に作成して吸収体( 較例2)とした。

 [比較例3] 
 実施例1において、パルプ(NB-416 Weyerhaeuser C ompany製)200gsm、高吸水性樹脂(住友精化(株)製SA 60S)200gsmを均一に混合積層させた吸収材を、5c m角にカットし、液不透過性裏面シート(バッ シート)3上に5cm角サイズにランダムに配置 、液透過性表面シート(トップシート)2で包 周囲を結合して、吸収体(比較例3)を作成し 。

 [比較例4] 
 実施例1において、高吸水性樹脂(住友精化( ) 製SA60S)100gsmを5cm角にし、液不透過性裏面 ート(バックシート)3上に均一に配置後、液 過性表面シート(トップシート)2で包み周囲 結合して、吸収体(比較例4)を作成した。

 吸収体の評価は、実施例、比較例とも液透 性表面シート(トップシート)、液不透過性 面シート(バックシート)を用いない状態での 吸収体部分のみで、吸収倍率、ゲル強度を測 定して評価した。
 吸収倍率:吸収体部分を人工尿30gに投入し、 30秒間放置した後の「吸収量」を質量測定し 吸収前のサンプル質量と比較した。吸収倍 =吸収後の質量/サンプル質量
 ゲル強度測定:生成したゲルを容器(12mmφ、 さ8mm)内に充填し、デジタルフォースゲージ( SHIMPO製 FGC-0.2)、端子径8mmφ、下降速度4cm/min. 用いて、ゲルに接触した時点の強度を測定 た。
 尚、人工尿は、尿素2質量%、塩化ナトリウ 0.8質量%、硫酸マグネシウム7水和物0.08質量% 塩化カルシウム2水和物0.03質量%の水溶液で る。

 実施例、比較例の結果を表1に示す。 

 実施例1~3では、従来の高吸水性樹脂である 較例3に比べても吸収倍率が大きく有用であ る。実施例1~3のなかでも、実施例2が吸収倍 、ゲル強度ともに一番良好なものであった 実施例3と比較例3を対比すると、28%程度(=24.9 /19.5)吸収倍率が向上している。ゲル強度はベ ビーの体圧を考慮すると0.1N以上が望ましい のであって、実施例1~3では、十分耐える高 度のゲル形成が見られた。 
 比較例1は、実施例2においてアルギン酸ナ リウムフィルムと水溶性カルシウム塩複合 ートとが逆に配置されたものであるが、液 の吸収倍率、ゲル強度ともに低く、吸収体 しては満足できるものではなかった。比較 2は、アルギン酸ナトリウムフィルムのみで って、溶解はするがゲルを形成しなかった 比較例4では、ゲル強度はある程度あるが、 吸水倍率が低かった。

 本発明によれば、多価金属イオンの存在下 増粘し得る多糖類が、体液や液状排泄物の 体により溶解・膨潤が生じるとともに、多 金属イオンにより増粘した多糖類が多量の 液や液状排泄物を吸収することができるよ に構成したので、吸収材料の使用量を削減 ることができ、また吸収性物品の軽量化お び薄型化が可能となった。さらに多糖類の 潤が進行した後に多価金属イオンにより架 されて、液体等をゲル状態で完全に保持す ことができるため、液体等の流動性抑制や 戻りを防止することができ、モレを防止す ことができ、様々な分野の吸収体、および れを含む吸収物品として利用可能である。
  
  




 
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