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Patent Searching and Data


Title:
ALARM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116203
Kind Code:
A1
Abstract:
An alarm comprises a transmitter/receiver circuit section for transmitting/receiving an event signal, a report section for outputting an alarm, an operation section provided with an alarm stop means, an interlocking source alarm output processing section for outputting an alarm indicating an interlocking source and transmitting an event signal indicating an abnormality to an alarm of the interlocking destination in response to the abnormality detection signal from a sensor section, an interlocking destination alarm outputting processing section for, when receiving an event signal indicating an abnormality from another alarm, outputting an alarm indicating the interlocking destination, an interlocking source alarm stop processing section for, when detecting the operation of the alarm stop means during the output of the alarm indicating the interlocking source, transmitting an event signal of an alarm stop to stop the alarm, and an interlocking destination alarm stop processing section for, when detecting the operation of the alarm stop means during the output of the alarm indicating the interlocking destination, stopping the output of the alarm indicating the interlocking destination and transmitting the event signal of the alarm stop, and, on the other hand, when receiving the event signal of the alarm stop during the output of the alarm indicating the interlocking destination, stopping the output of the alarm indicating the interlocking destination.

Inventors:
EGAWA YOSHITAKA (JP)
MATSUKUMA HIDENARI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/071003
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
November 19, 2008
Export Citation:
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Assignee:
HOCHIKI CO (JP)
EGAWA YOSHITAKA (JP)
MATSUKUMA HIDENARI (JP)
International Classes:
G08B17/00; G08B25/04; G08B25/10; H04M11/02
Foreign References:
JP2005222319A2005-08-18
JP2008033428A2008-02-14
JP2002074535A2002-03-15
JP2007094719A2007-04-12
Other References:
See also references of EP 2256707A4
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (JP)
Masatake Shiga (JP)
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Claims:
 イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と;
 警報を出力する報知部と;
 警報停止手段を有する操作部と;
 異常を検出するセンサ部からの異常検出信号を受けて、連動元を示す警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を連動先の警報器に送信させる連動元警報出力処理部と;
 前記他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、連動先を示す警報を出力させる連動先警報出力処理部と;
 前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出した場合に、警報停止のイベント信号を前記他の警報器に送信して警報停止させる連動元警報停止処理部と;
 前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出した場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止させると共に、警報停止のイベント信号を前記他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、前記他の警報器から警報停止のイベント信号を受信した場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止させる連動先警報停止処理部と;
を備えたことを特徴とする警報器。
 イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と;
 警報を出力する報知部と;
 警報停止手段を有する操作部と;
 異常を検出するセンサ部からの異常検出信号を受けて、連動元を示す警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を連動先の警報器に送信させる連動元警報出力処理部と;
 前記他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した場合に、連動先を示す警報を出力させる連動先警報出力処理部と;
 前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出した場合に、前記連動元を示す警報の出力を停止させると共に、警報停止のイベント信号を生成して前記他の警報器に送信し、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、前記他の警報器から警報停止のイベント信号を受信した場合に、前記連動元を示す警報の出力を停止させる連動元警報停止処理部と;
 前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出した場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信した場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止させる連動先警報停止処理部と;
を備えたことを特徴とする警報器。
 請求項2に記載の警報器であって、
 前記連動元警報出力処理部は、連動元を示す警報音と同時に表示警報を出力し;
 前記連動元警報停止処理部は、前記連動元を示す警報の警報音を停止させたときに、前記表示警報を停止させずに維持する。
 イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と;
 警報を出力する報知部と;
 警報停止手段を有する操作部と;
 異常を検出するセンサ部からの異常検出信号を受けて、連動元を示す警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を連動先の警報器に送信させる連動元警報出力処理部と;
 前記他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した場合に、連動先を示す警報を出力させる連動先警報出力処理部と;
 警報停止モードを第1モード及び第2モードのいずれか一方に切替えるモード切替部と;
 前記第1モードの状態での前記連動元を示す警報の出力中に、前記他の警報器からの警報停止のイベント信号を受信した場合に、警報の出力を維持し、一方、前記第2モードの状態での前記連動元を示す警報の出力中に、前記他の警報器からの警報停止のイベント信号を受信した場合に、前記連動元を示す警報の出力を停止させる連動元警報停止処理部と;
 前記第1モード又は前記第2モードの状態での前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出した場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記第1モード又は前記第2モードの状態での前記連動先を示す警報の出力中に、前記他の警報器から警報停止のイベント信号を受信した場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止させる連動先警報停止処理部と;
を備えたことを特徴とする警報器。
 請求項4に記載の警報器であって、
 前記連動元警報出力処理部は、連動元を示す警報音と同時に表示警報を出力し;
 前記連動元警報停止処理部は、前記第2モードの状態で前記連動元を示す警報の出力を停止させたときに、前記表示警報を停止せずに少なくとも所定時間以上維持する。
 請求項1~5のいずれか1項に記載の警報器であって、
 前記連動先を示す警報の出力中に、前記センサ部からの異常検出信号を受けた場合に、
 前記連動先警報停止処理部は、警報の出力を停止し、
 前記連動元警報出力処理部は、連動元を示す警報を出力すると共に、異常を示すイベント信号を連動先の警報器に送信する。
Description:
警報器

 本発明は、火災などの異常を検出して警報 ると共に他の警報器に信号を送信して警報 連動出力させる警報器に関する。
 本出願は、特願2008-67171号を基礎出願とし、 その内容を取り込むものとする。

 住宅用警報器として知られる従来の警報 は、住宅における火災やガス漏れなどの異 を検出して、音声などで警報を発する機能 備えている。近年は、1つの住戸に複数の警 報器を設置して、部屋毎に火災などの異常を 監視している。

 このように住戸内に複数の警報器を設置 た場合、異常が発生した部屋とは別の部屋 人がいた場合、警報音が聞こえず火災など 災害が広がる恐れがある。このため、警報 同士を有線接続し、一台の警報器で火災を 出した場合、他の警報器に信号を送って同 に警報音を発生させる連動警報ができるよ にしたものが提案されている(例えば、下記 特許文献1参照)。

 しかしながら、警報器同士を有線接続す 場合、配線工事が必要なためにコストが高 なる問題がある。この問題は、無線式の警 器を採用することで解消できる。しかも、 近の無線回路用ICは消費電力が低減してい ため、他の警報器からの信号を受信可能と るために警報器を常時受信可能な動作状態 しても、たとえば5年を超えるような、実用 耐える電池寿命が保証されている。したが て、無線式警報器を実用化する環境が整い つある。

 ところで、従来の有線式の警報器は、複 の警報器を有線接続した場合、ある警報器 火災を検出した場合は、火災を検出した連 元の警報器と火災信号を受信した連動先の 報器とでは異なる警報音を出力している。 えば、火災を検出した連動元の警報器は、 ウーウー 火災警報器が作動しました 確認 してください」との音声メッセージが連続し て流れる。一方、連動先の警報器では「ウー ウー 別の警報器が作動しました 確認して ださい」という音声メッセージが連続して れる。また、連動元の警報器の赤ランプは 滅させ、一方、連動先の警報器の赤ランプ 点滅させている。つまり、赤ランプの表示 確認することにより、連動元の警報器か連 先の警報器かが区別できる。

 また、警報器には点検スイッチを兼ねた 報停止スイッチが設けられており、警報出 中に引き紐などによりスイッチを操作する 、警報の出力が停止できるようにしている 有線接続された警報器の場合、火災を検出 た連動元の警報器の警報停止スイッチを操 すると、全ての警報器の警報音が停止し、 動先の警報器の警報停止スイッチを操作す と、その警報器の警報音のみが停止するよ にしている。

 更に、連動元の警報器からの警報出力が停 した場合、例えば火災検出の対象となる煙 残っていると、所定時間後に再び全ての警 器から警報が発せされる。

特開2007-094719号公報

 しかしながら、このような従来の警報器 よる連動した警報出力の停止にあっては、 災が発生した連動元の警報器の場所を警報 から確認する場合、連動元の警報器が分か まで、部屋を回りながら連動先の警報器の 報音を停止させる操作が必要であった。し がって、連動元の警報器を特定するまでに 間と時間がかかる恐れがある。

 また、連動して警報が発せられた場合の 応として、とりあえず警報音は停止し、警 音に煩わされることなく火災発生場所を確 したい場合もあるが、その場合にも、警報 発報停止に手間と時間がかかり、連動して 報音が出力されたことによる大きな警報音 中で、火災発生場所を確認せざるを得ない いう問題もある。

 本発明は、上記事情に鑑みてなされたも であって、連動して発せられた警報出力の 止操作により火災発生場所の特定が容易に きる無線式の警報器の提供を目的とする。

 本発明は、上記課題を解決してかかる目的 達成するために、以下の手段を採用した。
(連動元警報音停止方式)
 すなわち、(1)本発明の警報器は、イベント 号を他の警報器との間で送受信する送受信 路部と;警報を出力する報知部と;警報停止 段を有する操作部と;異常を検出するセンサ からの異常検出信号を受けて、連動元を示 警報を出力させると共に、異常を示すイベ ト信号を連動先の警報器に送信させる連動 警報出力処理部と;前記他の警報器から異常 を示すイベント信号を受信した時に、連動先 を示す警報を出力させる連動先警報出力処理 部と;前記連動元を示す警報の出力中に、前 警報停止手段の操作を検出した場合に、警 停止のイベント信号を前記他の警報器に送 して警報停止させる連動元警報停止処理部 ;前記連動先を示す警報の出力中に、前記警 停止手段の操作を検出した場合に、前記連 先を示す警報の出力を停止させると共に、 報停止のイベント信号を前記他の警報器に 信し、一方、前記連動先を示す警報の出力 に、前記他の警報器から警報停止のイベン 信号を受信した場合に、前記連動先を示す 報の出力を停止させる連動先警報停止処理 と;を備える。

(警報音一斉停止方式)
(2)また、本発明の他の警報器は、イベント信 号を他の警報器との間で送受信する送受信回 路部と;警報を出力する報知部と;警報停止手 を有する操作部と;異常を検出するセンサ部 からの異常検出信号を受けて、連動元を示す 警報を出力させると共に、異常を示すイベン ト信号を連動先の警報器に送信させる連動元 警報出力処理部と;前記他の警報器から異常 示すイベント信号を受信した場合に、連動 を示す警報を出力させる連動先警報出力処 部と;前記連動元を示す警報の出力中に、前 警報停止手段の操作を検出した場合に、前 連動元を示す警報の出力を停止させると共 、警報停止のイベント信号を生成して前記 の警報器に送信し、一方、前記連動元を示 警報の出力中に、前記他の警報器から警報 止のイベント信号を受信した場合に、前記 動元を示す警報の出力を停止させる連動元 報停止処理部と;前記連動先を示す警報の出 力中に、前記警報停止手段の操作を検出した 場合に、前記連動先を示す警報の出力を停止 させると共に、警報停止のイベント信号を他 の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す 警報の出力中に、他の警報器から警報停止の イベント信号を受信した場合に、前記連動先 を示す警報の出力を停止させる連動先警報停 止処理部と;を備える。

(3)上記(2)に記載の警報器では、前記連動元 警報出力処理部が、連動元を示す警報音と同 時に表示警報を出力し;前記連動元警報停止 理部が、前記連動元を示す警報の警報音を 止させたときに、前記表示警報を停止させ に維持する;構成を採用してもよい。

(切替方式)
(4)また、本発明の他の警報器は、イベント信 号を他の警報器との間で送受信する送受信回 路部と;警報を出力する報知部と;警報停止手 を有する操作部と;異常を検出するセンサ部 からの異常検出信号を受けて、連動元を示す 警報を出力させると共に、異常を示すイベン ト信号を連動先の警報器に送信させる連動元 警報出力処理部と;前記他の警報器から異常 示すイベント信号を受信した場合に、連動 を示す警報を出力させる連動先警報出力処 部と;警報停止モードを第1モード及び第2モ ドのいずれか一方に切替えるモード切替部 ;前記第1モードの状態での前記連動元を示す 警報の出力中に、前記他の警報器からの警報 停止のイベント信号を受信した場合に、警報 の出力を維持し、一方、前記第2モードの状 での前記連動元を示す警報の出力中に、前 他の警報器からの警報停止のイベント信号 受信した場合に、前記連動元を示す警報の 力を停止させる連動元警報停止処理部と;前 第1モード又は前記第2モードの状態での前 連動先を示す警報の出力中に、前記警報停 手段の操作を検出した場合に、前記連動先 示す警報の出力を停止させると共に、警報 止のイベント信号を他の警報器に送信し、 方、前記第1モード又は前記第2モードの状態 での前記連動先を示す警報の出力中に、前記 他の警報器から警報停止のイベント信号を受 信した場合に、前記連動先を示す警報の出力 を停止させる連動先警報停止処理部と;を備 る。

(5)上記(4)に記載の警報器では、前記連動元 警報出力処理部が、連動元を示す警報音と同 時に表示警報を出力し;前記連動元警報停止 理部が、前記第2モードの状態で前記連動元 示す警報の出力を停止させたときに、前記 示警報を停止せずに少なくとも所定時間以 維持する;構成を採用してもよい。

(6)上記(1)~(5)のいずれか1項に記載の警報器 は、前記連動先を示す警報の出力中に、前 センサ部からの異常検出信号を受けた場合 、前記連動先警報停止処理部が、警報の出 を停止し、前記連動元警報出力処理部が、 動元を示す警報を出力すると共に、異常を すイベント信号を連動先の警報器に送信す 構成を採用してもよい。

(連動元警報音停止方式)
 本発明の警報器によれば、連動警報が出さ た場合、連動元か連動先かを問わず、警報 を出している任意の警報器で警報停止操作 行うと、停止操作を行った警報器が連動元 あれば全ての警報器の警報音を停止し、連 先の警報器であれば自己の警報音を停止し 更に、他の警報器に警報停止のイベント信 が送信され、他の警報器も連動元であれば 報音は停止しないが、連動先であれば警報 を停止する。

 すなわち、連動警報を出している複数の 報器の中で連動元の警報器のみが、警報停 操作によって全ての警報器の警報音を一斉 止させることが出来る。それ以外の連動先 警報器は自己と他の連動先警報器全ての警 音を停止させるが、連動元の警報器の警報 を停止させることは出来ない。したがって 連動元の警報器において警報音の停止操作 しない限り、連動元の警報器の警報音出力 残ることになる。

 一方、いずれかの連動先の警報器におい 警報音の停止操作をすれば、他の連動先の 報器の警報音も停止するので、連動元の警 器の警報音だけが残り、連動元の警報器の 定、即ち火災などの異常発生場所の特定が 速且つ容易にできる。

(警報音一斉停止方式)
 この形態をとる本発明の警報器によれば、 動警報が出された場合、連動元か連動先か 問わず、警報音を出している任意の警報器 警報停止操作を行うと、停止操作を行った 報器の警報音を停止すると同時に、他の警 器に警報停止のイベント信号が送信されて 報音を停止する。その結果、任意の警報器 おける警報停止操作により、連動警報を出 ている全ての警報器の警報音を一斉に停止 き、簡単な操作で連動警報を一斉停止し、 きな警報音に煩わされることなく、火災な の異常発生場所の確認行動を迅速にとるこ ができる。特に、火災以外の煙などが原因 警報器が警報を発する、いわゆる非火災報 より連動警報が出たような場合、警報停止 簡単且つ容易にできることで、使い勝手を めることができる。

(切替方式)
 この形態をとる本発明の警報器によれば、 報停止モードの切替えにより、連動元の警 音を残して連動先の警報音を全て停止させ か、全ての警報音を一斉停止させるかを使 者の判断により自由に選択することができ 利用状況に見合った適切な対応ができる。

図1Aは、本発明の一実施形態に係る警 器の外観を示す正面図である。 図1Bは、同警報器の側面図である。 図2は、住宅に対して同警報器の設置し た状態を示す説明図である。 図3は、同警報器の第1実施形態を示す ロック図である。 図4は、同実施形態で使用するイベント 信号のフォーマットを示す説明図である。 図5は、同実施形態による連動警報及び 警報停止を示すタイムチャートである。 図6は、同実施形態による火災監視処理 を示すフローチャートである。 図7は、本発明の警報器の第2実施形態 示すブロック図である。 図8は、同実施形態による連動警報及び 警報停止を示すタイムチャートである。 図9は、同実施形態による火災監視処理 を示すフローチャートである。 図10は、本発明の警報器の第3実施形態 を示すブロック図である。 図11は、同実施形態における火災監視 理を示すフローチャートである。

符号の説明

 10,10-1~10-5  警報器
 12  カバー
 14  本体
 15  取付フック
 16  検煙部
 18  音響孔
 20  警報停止スイッチ
 22  LED
 24  住宅
 26  ガレージ
 28  CPU 
 31  アンテナ
 30  無線回路部
 32  記録回路部
 34  センサ部
 36  報知部
 38  操作部
 40  電池電源
 42  送信回路
 44  受信回路
 46  メモリ
 48  イベント信号
 50  送信元符号
 52  グループ符号
 54  イベント符号
 58  スピーカ
 60  連動元警報出力処理部
 62  連動先警報出力処理部
 64,164,264  連動元警報停止処理部
 66,266  連動先警報停止処理部
 70  モード切替部

 図1A及び図1Bは、本発明による無線式の警 報器の外観を示した説明図であり、図1Aが正 図を、図1Bが側面図を示している。

 図1A及び図1Bに示すように、本実施形態の 警報器10は、カバー12と本体14とで構成されて いる。カバー12の中央には、周囲に煙流入口 開口した検煙部16が配置され、火災による が所定濃度に達したときに火災を検出する うにしている。

 カバー12に設けた検煙部16の左下側には音 響孔18が設けられ、この背後にスピーカを内 し、警報音や音声メッセージを出力できる 検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設 けられている。警報停止スイッチ20は点検ス ッチとしての機能を兼ねている。

 警報停止スイッチ20の内部には、点線で すようにLED22が配置されており、LED22が点灯 ると、警報停止スイッチ20のスイッチカバ の部分を透過してLED22の点灯状態が外部から 分かる。

 また、本体14の裏側上部には取付フック15 が設けられており、設置する部屋の壁にビス などをねじ込み、このビスに取付フック15で り付けることで、壁面に警報器10を設置す ことができる。

 なお、図1A及び図1Bに示す警報器10は、検 部16を備えた火災による煙を検出する警報 を例に取っているが、これ以外に火災によ 熱を検出するサーミスタを備えた警報器や 火災以外にガス漏れを検出する警報器につ ても、本発明の対象に含まれる。

 図2は住宅に対する本実施形態の警報器の 設置状態を示した説明図である。図2に示す うに、住宅24に設けられている台所、居間、 主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の 警報器10-1~10-4が設置され、更に屋外に建てら れたガレージ26にも警報器10-5を設置している 。なお、同図2における符号Fは火災を示す。

 警報器10-1~10-5のそれぞれは、イベント信 を相互に無線により送受信する機能を備え おり、5台の警報器10-1~10-5で1つのグループ 構成して、この住宅全体の火災監視を行っ いる。

 住宅24の子供部屋で火災が発生した場合 警報器10-4が火災を検出して警報の出力を開 する。火災を検出して警報の出力を開始す ことを、警報器における「発報」という。 報器10-4が発報すると、警報器10-4は連動元 して動作し、連動先となる他の警報器10-1~10- 3,10-5に対し、火災発報を示すイベント信号を 無線により送信する。他の警報器10-1~10-3,10-5 、連動元の警報器10-4からの火災発報を示す イベント信号を受信すると、連動先としての 警報動作を行う。

 ここで、連動元となった警報器10-4の警報 音としては、例えば音声メッセージにより「 ウーウー 警報器が作動しました 確認して ださい」を連続して出力する。一方、連動 の警報器10-1~10-3,10-5にあっては、「ウーウー  別の警報器が作動しました 確認してくだ い」といった音声メッセージを連続して出 する。

 警報器10-1~10-5が警報音を出している状態 、図1A及び図1Bに示した警報器10に設けてい 警報停止スイッチ20を操作すると、警報音 停止処理が行われる。

 本実施形態にあっては、警報音の停止処 として次のいずれかの停止処理を行う。

(1)警報器10-1~10-5の内の任意の警報器の警報 停止スイッチ20を押すと、連動元の警報器10-4 のみが警報音を流し続け、連動先の警報器10- 1~10-3,10-5は警報音を停止する(第1実施形態)。

(2)警報中の警報器10-1~10-5の内の任意の警報 器の警報停止スイッチ20を操作すると、連動 、連動元に関わらず、全ての警報器10-1~10-5 警報音を停止する(第2実施形態)。

(3)前記(1)の警報停止処理を第1モード、前 (2)の警報停止処理を第2モードとし、いずれ 一方のモードを選択して警報停止処理を行 (第3実施形態)。

 図3は本発明による警報器の第1実施形態 示したブロック図である。図3は図2に示した 5台の警報器10-1~10-5につき、その内の警報器10 -1について回路構成を詳細に示している。

 警報器10-1はCPU28を備え、CPU28に対しては ンテナ31を備えた無線回路部30、記録回路部3 2、センサ部34、報知部36、操作部38が通信可 に設けられている。また、警報器10-1は、電 電源40を有している。

 無線回路部30には送信回路42と受信回路44 設けられ、他の警報器10-2~10-5との間でイベ ト信号を無線により送受信できる。無線回 部30は、日本国内の場合には、例えば400MHz の特定小電力無線局の標準規格として知ら たSTD-30(小電力セキュリティシステムの無線 の無線設備の標準規格)またはSTD-T67(特定小 力無線局テレメータ用、テレコントロール 及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準 拠した構成を備えている。

 もちろん、無線回路部30としては、日本 内以外の場所については、その地域の割当 線局の標準規格に準拠した内容を持つこと できる。

 記録回路部32にはメモリ46が設けられてい る。メモリ46には警報器を特定するID(識別子) となる送信元符号50と、図2のように複数の警 報器で連動警報を行うグループを構成するた めのグループ符号52が格納されている。送信 符号50としては、国内に提供される警報器 数を予測し、同一符号として重複しないよ に例えば26ビットの符号コードが使用される 。

 グループ符号52は連動グループを構成す 複数の警報器に共通に設定される符号であ 。無線回路部30で受信した他の警報器からの イベント信号に含まれるグループ符号がメモ リ46に登録しているグループ符号52に一致し ときに、このイベント信号を有効な信号と て受信して処理することになる。

 なお、本実施形態にあっては、記録回路 32にメモリ46を使用しているが、メモリ46の わりにディップスイッチを設け、ディップ イッチにより送信元符号50やグループ符号52 を設定するようにしてもよい。送信元符号50 グループ符号52の符号長(ビット数)が少ない 場合には、ディップスイッチを用いた記録回 路部32が望ましい。

 センサ部34には、本実施形態にあっては を検出する検煙部16が設けられている。セン サ部34には検煙部16以外に、火災による温度 検出するサーミスタを設けてもよい。また ス漏れ監視用の警報器の場合には、センサ 34にガス漏れセンサが設けられる。

 報知部36にはスピーカ58とLED22が設けられ いる。スピーカ58は、図示しない音声合成 路部からの音声メッセージや警報音を出力 る。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火 災などの異常を表示する。

 操作部38には警報停止スイッチ20が設けら れている。警報停止スイッチ20を操作すると 警報器10-1から流している警報音を停止する ことができる。警報停止スイッチ20は、本実 形態にあっては点検スイッチと兼用してい 。警報停止スイッチ20は、報知部36からスピ ーカ58により警報音を出力しているときに有 となる。一方、警報音を出力していない通 監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイ チとして機能し、点検スイッチを押すと、 知部36から点検用の音声メッセージなどが出 力される。

 電池電源40は、例えば所定セル数のアル リ乾電池を使用しており、電池容量として 警報器10-1における無線回路部30を含む回路 全体の低消費電力化により、約10年の電池寿 命を保証している。

 CPU28にはプログラムの実行により実現さ る機能として、連動元警報出力処理部60、連 動先警報出力処理部62、連動元警報停止処理 64及び連動先警報停止処理部66が設けられて いる。

 連動元警報出力処理部60は、センサ部34に 設けた検煙部16で火災を検出したときに、報 部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例 えば「ウーウー 警報器が作動しました 確 してください」を繰り返し出力させると共 、火災発報を示すイベント信号を無線回路 30の送信回路42によりアンテナ31から他の警 器10-2~10-5に向けて送信させる。

 連動先警報出力処理部62は、他の警報器10 -2~10-5のいずれかから火災発報を示すイベン 信号を無線回路部30の受信回路44により受信 たときに、報知部36のスピーカ58から連動先 を示す警報音例えば「ウーウー 別の警報器 作動しました 確認してください」となる 声メッセージを連続的に出力させる。

 ここで、連動元警報出力処理部60で火災 報を検出して連動元警報音を出す場合、報 部36のLED22を例えば明滅させる。一方、連動 警報出力処理部62で連動先警報音を出す場 、報知部36のLED22を点滅させる。これによっ 、連動元警報と連動先警報におけるLED22の 示を区別できるようにしている。もちろん 連動元警報と連動先警報のいずれについて 、同じLED22の明滅または点滅表示であっても よい。

 連動元警報停止処理部64は、連動元を示 警報音の出力中に操作部38に設けている警報 停止スイッチ20の操作を検出した場合、スピ カ58から出力している連動元を示す警報音 停止させると共に、警報停止のイベント信 を無線回路部30の送信回路42から他の警報器1 0-2~10-5に送信し、他の警報器10-2~10-5における 動先の警報音を停止させる。

 連動先警報停止処理部66は、連動先を示 警報音の出力中に操作部38の警報停止スイッ チ20の操作を検出した場合、スピーカ58から 力している連動先を示す警報音を停止させ と共に、警報停止のイベント信号を無線回 部30の送信回路42から他の警報器10-2~10-5に送 する。

 また連動先警報停止処理部66は、連動先 示す警報音の出力中に他の警報器10-2~10-5か 警報停止のイベント信号を無線回路部30の受 信回路44により受信したときは、連動先を示 警報音を停止させる。警報器10-1に設けた回 路部は他の警報器10-2~10-5についても同様であ り、メモリ46に格納している送信元符号50が 警報器固有の符号となっている。

 図4は本実施形態で使用するイベント信号 のフォーマットを示した説明図である。図4 おいて、イベント信号48は送信元符号50、グ ープ符号52及びイベント符号54で構成されて いる。送信元符号50は、例えば26ビットの符 である。またグループ符号52は、例えば8ビ トの符号であり、同一グループを構成する えば図3の5台の警報器10-1~10-5につき同じグル ープ符号が設定されている。

 なお、グループ符号52は、同一グループ 警報器に同一のグループ符号を設定する以 に、予め定めたグループを構成する警報器 共通な基準符号と、各警報器に固有な送信 符号との演算から求めた警報器ごとに異な グループ符号であってもよい。

 イベント符号54は、火災、ガス漏れなど イベント内容を表す符号であり、本実施形 にあっては2ビット符号を使用しており、例 ば「01」で火災、「10」でガス漏れ、更に「 11」で警報停止を示している。なおイベント 号54のビット数は、イベントの種類が増加 たときには更に3ビット、4ビットと増加させ ることで、複数種類のイベント内容を表すこ とができる。

 図5は図3の第1実施形態による連動警報と 報停止を示したタイムチャートであり、図2 に示したグループを構成する3台の警報器10-1~ 10-3を例に取って処理を示している。

 図5において、いま、警報器10-1において 災が検出され、ステップS1で火災発報になっ たとすると、ステップS2で火災発報を示すイ ント信号を通信可能エリアに設置している 報器10-2,10-3に対し無線送信する。

 警報器10-2,10-3にあっては、警報器10-1から のイベント信号を受信し、このイベント信号 には図4に示したようにグループ符号52が含ま れており、警報器10-2,10-3のメモリに指定して いるグループ符号と例えば同じであることか ら、グループ符号の一致によりイベント信号 を有効な信号として受信し、そのイベント符 号54からステップS3,S4のそれぞれで火災発報 受信する。

 火災を検出してイベント信号を送信した 報器10-1は、ステップS5で連動元を示す警報 、例えば「ウーウー 警報器が作動しまし  確認してください」の音声メッセージを連 続して出力する。一方、警報器10-2,10-3にあっ ては、ステップS6,S7のそれぞれで連動先を示 警報音例えば「ウーウー 別の警報器が作 しました 確認してください」となる音声メ ッセージを繰り返し出力する。

 このような警報器10-1~10-3における連動元 報または連動先警報の出力中に、例えば連 先となる警報器10-2において警報停止スイッ チ20の操作がステップS8で検出されたとする 、ステップS10で警報停止を示すイベント信 が他の警報器10-1,10-3に対し送信される。

 警報器10-3では、イベント信号のグループ 符号から有効信号であることを判別し、イベ ント内容から警報停止であることを認識し、 ステップS11で警報停止を受信する。このため 、警報器10-3にあっては、ステップS13で連動 を示す警報を停止する。

 一方、連動元の警報器10-1では、イベント 信号のグループ符号から有効信号であること を判別し、イベント内容から警報停止である ことを認識し、ステップS9で警報停止を受信 る。しかしながら、ステップS9で警報停止 認識しても、ステップS5で行った連動元を示 す警報は停止されず、継続的に連動元を示す 警報音が出力されており、これによって警報 器10-1~10-3の内の連動元の警報器10-1の警報音 みが出力されており、火災発生場所が連動 を示す警報音から容易に判断できる。

 ここで、図5にあっては、警報停止操作を 連動先の警報器10-2で行っているが、連動先 警報器10-3で行ったとしても、同様に連動元 警報器10-1のみの警報音の出力となる。

 このため、連動警報が出された警報器10-2 ,10-3の設置場所に人がいた場合、その場所に 置している警報器の警報停止スイッチを操 するだけで、連動先を示す警報であれば警 停止となり、別の部屋の警報器10-1による連 動元を示す警報音のみが出力された状態とな る。これによって、別の部屋にいても連動元 の警報音から火災発生場所を容易に確認する ことができる。

 なお、連動元の警報器10-1の警報音を停止 したい場合で、現場確認により火災でないこ とが分かった場合には、検煙部16の煙流入口 ら息を吹き込んで中に入っている煙を出せ 、自動的に連動元の警報音は停止して監視 態に戻る。

 更に、ステップS8の警報停止操作により 動先の警報器10-3において警報音が停止した しても、連動元の警報器10-1に煙が残って火 災検出状態が続いている場合には、警報停止 のイベント信号の送信から規格上定めた15分 超えない時間、例えば14分を経過した時点 火災発報のイベント信号を送信することで 連動先の警報器10-2,10-3の連動先を示す警報 再度、出力させることになる。

 図6は図3の第1実施形態による火災監視処 を示したフローチャートであり、図3のCPU28 プログラムの実行による処理となる。

 図6において、火災監視処理は、ステップ S14で初期化処理を行う。この初期化処理には 、同じ住戸に設置されている例えば5台の警 器10-1~10-5でグループを形成するためのグル プ符号の設定などが含まれる。

 続いてステップS15で火災発報を監視して り、火災発報を判別すると、ステップS16に み、火災発報を示すイベント信号を他の警 器に無線により送信する。続いてステップS 17で連動元を示す警報を出力する。続いてス ップS18で警報停止スイッチによる警報停止 作の有無を判別しており、警報停止操作を 別すると、ステップS19で警報停止を示すイ ント信号を他の警報器に送信した後、ステ プS20で連動元を示す警報を停止する。なお ステップS18の判別中に他の警報器から警報 止のイベント信号を受信した場合は無視す 。

 一方、ステップS15で火災発報でなかった 合には、ステップS21で火災発報を示すイベ ト信号の他の警報器からの受信の有無を判 している。他の警報器から火災発報を示す ベント信号の受信を判別すると、ステップS 22に進み、連動先を示す警報を出力する。続 てステップS23で警報停止スイッチによる警 停止操作を判別すると、ステップS24で警報 止のイベント信号を他の警報器に送信した 、ステップS25で連動先を示す警報を停止す 。

 一方、ステップS23で警報停止操作を判別 ない場合には、ステップS26で他の警報器か の警報停止を示すイベント信号の受信の有 をチェックしており、警報停止を示すイベ ト信号の受信を判別すると、ステップS25で 動先を示す警報の停止を行うことになる。

 図7は本発明による警報器の第2実施形態 示したブロック図であり、この第2実施形態 あっては、連動警報の出力中に任意の警報 で警報停止操作が行われると、全ての警報 力を一斉に停止するようにしたことを特徴 する。

 図7において、回路構成を詳細に示した警 報器10-1は基本的には図3の第1実施形態と同じ であり、CPU28、無線回路部30、記録回路部32、 センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源 40を備えている。

 CPU28には、図3の第1実施形態と同じ機能と して、連動元警報出力処理部60、連動先警報 力処理部62及び連動先警報停止処理部66が設 けられ、更に第2実施形態に固有な機能とし 連動元警報停止処理部164が設けられている

 第2実施形態に固有な連動元警報停止処理 部164は、報知部36のスピーカ58から連動元を す警報音の出力中に操作部38の警報停止スイ ッチ20の操作を検出した場合、連動元を示す 報音を停止させると共に、警報停止を示す ベント信号を他の警報器に送信する。また 動元警報停止処理部164は、連動元を示す警 音の出力中に他の警報器10-2~10-5から警報停 を示すイベント信号を受信した場合、連動 を示す警報音を停止させる。

 これによって、複数の警報器10-1~10-5で連 警報が行われた場合、警報器10-1~10-5のいず かにおいて警報停止スイッチ20による警報 止操作が行われると、連動元及び連動先の べての警報出力を停止させることができる

 更に、連動元警報停止処理部164では、火 検出に伴う連動元警報出力処理部60により 知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音 出力させると同時に、LED22を明滅または点 して連動元警報の警報表示を行っている。 かしながら、警報停止スイッチ20の停止操作 または他の警報器からの警報停止のイベント 信号の受信によりスピーカ58からの連動元を す警報音を停止させた場合、LED22による連 元の警報表示については、警報表示を停止 ずに残すようにした。これによって連動元 示す警報音が停止しても、LED22の表示から連 動元であることが分かるようにしている。

 一方、連動先警報出力処理部62により、 の警報器からの火災発報を示すイベント信 の受信によりスピーカ58から連動先を示す警 報音を出力し、同時にLED22で連動先を示す警 表示を行った場合、連動先警報停止処理部6 6による停止処理については、スピーカ58から の警報音及びLED22の警報表示の両方を停止さ ている。

 したがって、警報停止操作ですべての警 器の警報音が停止しても、連動元の警報器 おけるLED22の表示が残っている。したがっ 、警報音を停止して、警報音に煩わされな 状態で火災発生場所を確認することができ そのときの警報器のLED22の表示から、連動元 の警報器を容易に確認できる。

 図8は図7の第2実施形態による連動警報と 報停止を示したタイムチャートであり、3台 の警報器10-1~10-3を例に取っている。

 図8において、いま、警報器10-1で火災検 が行われると、ステップS27で火災発報とな 、ステップS28で火災発報を示すイベント信 を送信し、他の警報器10-2,10-3のステップS29,S 30で火災発報の受信となる。

 連動元の警報器10-1は、ステップS31で連動 元を示す警報音を出力し、連動先の警報器10- 2,10-3は、ステップS32,S33で連動先を示す警報 を出力することになる。

 続いて、連動元の警報器10-1において、ス テップS34で警報停止操作が行われると、ステ ップS35で警報停止を示すイベント信号を送信 し、他の警報器10-2,10-3のステップS36,S37で警 停止の受信となる。

 さらに、連動元の警報器10-1は、ステップ S38で連動元の警報音を停止し、また連動先の 警報器10-2,10-3は、ステップS39,S40で連動先の 報音を停止する。これによって、全ての警 器10-1~10-3で一斉に警報音が停止される。

 なお、ステップS38で警報音を停止した連 元の警報器10-1は、前述したように、LED22に る警報表示は残っている。したがって、警 音が停止した状態で火災発生場所を確認す ことができ、警報器10-1のLED表示を見ること で、連動元の警報器であることが容易に確認 できる。

 図9は図7の第2実施形態による火災監視処 を示したフローチャートであり、CPU28の処 動作となる。

 図9において、ステップS41でグループ設定 を含む初期化処理を行い、ステップS42で火災 発報の有無を監視している。ステップS42で火 災発報を判別すると、ステップS43で火災発報 を示すイベント信号を送信する。続いてステ ップS44で連動元を示す警報音を出力する。次 にステップS45で警報停止操作の有無を判別し ており、警報停止操作があると、ステップS46 に進み、警報停止を示すイベント信号を送信 し、ステップS47で連動元の警報音を停止する 。

 一方、ステップS45で警報停止操作の判別 ない場合には、ステップS48で他の警報器か の警報停止のイベント信号の受信の有無を 別しており、イベント信号の受信を判別す と、ステップS47で同じく連動元の警報音を 止する。

 また、ステップS42で火災発報でない場合 は、ステップS49で火災発報のイベント信号 受信の有無を判別しており、これを判別す と、ステップS50で連動先の警報音を出力す 。

 続いてステップS51で警報停止操作を判別 ると、ステップS52で警報停止のイベント信 を他の警報器に送信した後、ステップS53で 動先の警報音を停止する。ステップS51で警 停止操作がない場合には、ステップS54で他 警報器からの警報停止のイベント信号の受 の有無をチェックしており、これを受信す と、ステップS53で連動先の警報音を停止す ようになる。

 図10は本発明による警報器の第3実施形態 示したブロック図であり、第3実施形態にあ っては、図3の第1実施形態による警報停止と 図7の第2実施形態による警報停止を、モー 切替えにより選択できるようにしたことを 徴とする。

 図10において、回路構成を詳細に示した 報器10-1に示すように、図3の第1実施形態と 様、警報器10-1にはCPU28、無線回路部30、記録 回路部32、センサ部34、報知部36、操作部38及 電池電源40が設けられている。

 CPU28には図3の第1実施形態と同じ連動元警 報出力処理部60及び連動先警報出力処理部62 設けられ、これに加えて第3実施形態固有な 能として、モード切替部70、連動元警報停 処理部264及び連動先警報停止処理部266が設 られている。

 モード切替部70は、警報停止モードを第1 ードと第2モードのいずれか一方に切り替え る。

 連動元警報停止処理部264は、第1モードの 切替状態で連動元を示す警報音の出力中に警 報停止スイッチ20の操作を検出した場合、警 停止を示すイベント信号を他の警報器10-2~10 -5に送信して警報音を停止させる。また連動 警報停止処理部264は、第2モードの切替状態 で連動元を示す警報音の出力中に警報停止ス イッチ20の操作を検出した場合、連動元を示 警報音を停止させると共に、警報停止を示 イベント信号を他の警報器10-2~10-5に送信し 警報音を停止させる。

 連動先警報停止処理部266は、第1モードま たは第2モードの切替状態のいずれについて 同じ動作となる。即ち、第1モードまたは第2 モードの切替状態で連動先を示す警報音の出 力中に警報停止スイッチ20の操作を検出した 合、連動先を示す警報音を停止させると共 、警報停止を示すイベント信号を他の警報 10-2~10-5に送信して警報音を停止させる。

 また連動先警報停止処理部266は、第1モー ドまたは第2モードの切替状態で連動先を示 警報音の出力中に他の警報器10-2~10-5のいず かから警報停止を示すイベント信号を受信 た場合、連動先を示す警報音を停止させる とになる。

 このような構成により、図10の第3実施形 にあっては、モード切替部70により第1モー を設定していると、図3に示した第1実施形 と同じ警報停止処理、即ち警報停止操作に して連動元の警報器の警報音のみが出力さ る状態となる。一方、第2モードを選択した 合には、図7の第2実施形態の警報処理と同 全ての警報器の警報音が一斉に停止し、連 元の警報器においてLEDの表示が残る処理と る。

 図11は図10の第3実施形態における火災監 処理を示したフローチャートである。図11に おいて、ステップS55の初期化処理にあっては 、図10のモード切替部70により警報処理のた のモードとして第1モードまたは第2モードの いずれかを選択する。

 続いてステップS56で監視中に火災発報を 別すると、ステップS57で火災発報を示すイ ント信号を他の警報器に送信した後、ステ プS58で連動元の警報音を出力する。続いて テップS59で警報停止操作を判別すると、ス ップS60で警報停止を示すイベント信号を他 警報器に送信して警報音を停止させ、ステ プS62で連動元の警報音を停止する。

 またステップS59で警報停止操作がない場 には、ステップS63で他の警報器からの警報 止を示すイベント信号の受信の有無を判別 ており、このイベント信号を受信すると、 テップS61で警報停止が第1モードか第2モー かを判別し、第1モードであればステップS62 連動元の警報音の停止はスキップし、第2モ ードであった場合にはステップS62で連動元の 警報音を停止することになる。

 一方、ステップS56で火災発報がない場合 は、ステップS64に進み、他の警報器から火 発報のイベント信号を受信したか否か判別 ている。火災発報のイベント信号を受信す と、ステップS65に進み、連動先の警報音を 力する。続いてステップS66で警報停止操作 判別すると、ステップS67で警報停止のイベ ト信号を他の警報器に送信した後、ステッ S68で連動先の警報音を停止する。

 一方、ステップS66で警報停止操作がない 合には、ステップS69で他の警報器からの警 停止のイベント信号の受信の有無をチェッ しており、このイベント信号の受信を判別 ると、ステップS68で連動先の警報音を停止 ることになる。連動元を示す警報音と連動 を示す警報音は、同一のものであっても良 。また警報は音によるものに限らず、光や 種の報知方法が適用できる。

 なお上記の実施形態は、火災検出を対象 した警報器を例に取るものであったが、こ 以外にガス漏れ警報器や、防犯用警報器な 、それ以外の適宜の異常を検出する警報器 、本実施形態の警報停止処理をそのまま適 することができる。また住宅用に限らずビ やオフィス用など各種用途の警報器にも適 できる。

 また、上記の実施形態は、警報器にセン 部と警報出力処理部を一体に設けた場合を にとるが、他の実施形態として、センサ部 警報出力処理部を別体とした警報器であっ も良い。

 また上記の実施形態は、無線式の警報器を に取るものであったが、警報停止処理につ ては有線式の警報器であっても、そのまま 用することが可能である。
 また本発明は上記の実施形態に限定されず その目的と利点を損なうことのない適宜の 形を含み、更に上記の実施形態に示した数 による限定は受けない。

 本発明に係る警報器は、火災などの異常 検出して警報すると共に、他の警報器に対 て信号を送信して警報を連動出力させる警 器に有用である。