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Title:
AMIDE COMPOUND AND USE THEREOF FOR CONTROLLING PLANT DISEASES
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136389
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an amide compound represented by the following formula (1). (1) (In the formula, X1 represents a fluorine atom or a methoxy group; X2 represents a hydrogen atom, a halogen atom, a C1-C4 alkyl group or the like; Z represents an oxygen atom or a sulfur atom; and A represents an A1-CR6R7R8 group, an A2-Cy1 group or an A3-Cy2 group, wherein A1 represents a CH2 group or the like, A2 represents a single bond, a CH2 group or the like, Cy1 represents a C3-C6 cycloalkyl group substituted with at least one C1-C6 alkoxy group or the like, Cy2 represents a C3-C6 cycloalkyl group which may be substituted with at least one halogen atom or the like, R6 and R7 independently represent a C1-C4 alkyl group, and R8 represents a halogen atom, a hydroxyl group or the like.) The amide compound has excellent plant disease controlling activity.

Inventors:
KOMORI TAKASHI (JP)
KUBOTA MAYUMI (JP)
MATSUZAKI YUICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058033
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
April 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUMITOMO CHEMICAL CO (JP)
KOMORI TAKASHI (JP)
KUBOTA MAYUMI (JP)
MATSUZAKI YUICHI (JP)
International Classes:
C07C235/46; A01N37/40; A01N37/50; A01N47/18; A01P3/00; C07C235/48; C07C235/50; C07C235/52; C07C235/54; C07C251/44; C07C323/28
Domestic Patent References:
WO1993007278A11993-04-15
WO1995034656A11995-12-21
WO2003052073A22003-06-26
WO1995033818A21995-12-14
WO2003000906A22003-01-03
Foreign References:
JP2007145816A2007-06-14
JP2007145817A2007-06-14
JPS63154601A1988-06-27
JPS6327450A1988-02-05
EP0374753A21990-06-27
EP0427529A11991-05-15
EP0451878A11991-10-16
EP0392225A21990-10-17
EP0353191A21990-01-31
Other References:
See also references of EP 2151432A4
Attorney, Agent or Firm:
TANAKA, Mitsuo et al. (IMP Building3-7, Shiromi 1-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 01, JP)
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Claims:
 式(1)
〔式中、
X 1 はフッ素原子又はメトキシ基を表し、
X 2 は水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C2-C4アルケニル基、C2-C4アルキニル基、C1-C4ハロアルキル基、C1-C4アルコキシ基、C1-C4アルキルチオ基、ヒドロキシC1-C4アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、NR 1 R 2 基、CO 2 R 3 基、CONR 4 R 5 基、或いは、メチル基、ハロゲン原子、シアノ基及びニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいフェニル基を表し、
Zは酸素原子又は硫黄原子を表し、
AはA 1 -CR 6 R 7 R 8 、A 2 -Cy 1 又はA 3 -Cy 2 で示される基を表し、
A 1 はCH 2 基、CH(CH 3 )基、C(CH 3 ) 2 基又はCH(CH 2 CH 3 )基を表し、
A 2 は単結合、CH 2 基、CH(CH 3 )基、C(CH 3 ) 2 基又はCH(CH 2 CH 3 )基を表し、
A 3 はC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケニル基、C2-C4アルキニル基、シアノ基、フェニル基及びC2-C5アルコキシカルボニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたメチレン基を表し、
Cy 1 は下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアルキル基、下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルケニル基、下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シクロアルキル基又は下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基、
Cy 2 は下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルケニル基、下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シクロアルキル基又は下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基を表し、
R 1 及びR 2 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基、C2-C4ハロアルキル基、C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表し、
R 3 はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、
R 4 は水素原子、C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基、C2-C4ハロアルキル基、C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表し、
R 5 は水素原子、C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基又はC2-C4ハロアルキル基を表し、
R 6 及びR 7 は独立してC1-C4アルキル基を表し、
R 8 はハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基、(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基、フェノキシ基又はNR 9 R 10 基〔式中、R 9 及びR 10 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表す。〕を表す。
 群[a-1]:
C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基、(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基、フェノキシ基及びNR 11 R 12 基〔式中、R 11 及びR 12 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表す。〕。
 群[a-2]:
ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C2-C4アルケニル基、C2-C4アルキニル基、ヒドロキシル基、シアノ基、カルボキシル基、C2-C5アルコキシカルボニル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基、(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基、フェノキシ基又はNR 13 R 14 基〔式中、R 13 及びR 14 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表す。〕〕
で示されるアミド化合物。
 Zが酸素原子である請求項1記載のアミド化合物。
 X 1 がフッ素原子であり、X 2 が水素原子又はフッ素原子であるか、或いは、X 1 がメトキシ基であり、X 2 が水素原子又はメトキシ基である請求項1又は2記載のアミド化合物。
 X 1 及びX 2 がメトキシ基である請求項1又は2記載のアミド化合物。
 X 1 がメトキシ基であり、X 2 が水素原子である請求項1又は2記載のアミド化合物。
 X 1 及びX 2 がフッ素原子である請求項1又は2記載のアミド化合物。
 X 1 がフッ素原子であり、X 2 が水素原子である請求項1又は2記載のアミド化合物。
 AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がフッ素原子、アミノ基又はヒドロキシル基である請求項1~7いずれか一項記載のアミド化合物。
 AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアルキル基である請求項1~7いずれか一項記載のアミド化合物。
 AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基及びNR 11 R 12 基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよいシクロへキシル基である請求項1~7いずれか一項記載のアミド化合物。
 AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換されたメチレン基であり、Cy 2 が群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアルキル基である請求項1~7いずれか一項記載のアミド化合物。
AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、ヒドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキルカルボニルオキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたシクロヘキシル基である請求項1記載のアミド化合物。
 AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 、A 2 -Cy 1 又はA 3 -Cy 2 で示される基であり、
A 1 がCH 2 基、CH(CH 3 )基、C(CH 3 ) 2 基又はCH(CH 2 CH 3 )基であり、A 2 が単結合、CH 2 基、CH(CH 3 )基、C(CH 3 ) 2 基又はCH(CH 2 CH 3 )基であり、
A 3 がC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケニル基、C2-C4アルキニル基シアノ基及びフェニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたメチレン基であり、Cy 1 が下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアルキル基、下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルケニル基、下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シクロアルキル基又は下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基、
Cy 2 が下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルケニル基、下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シクロアルキル基又は下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基であり、
R 8 がハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基又はフェノキシ基である請求項1~7いずれか一項記載のアミド化合物。
 群[b-1]:C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基及びフェノキシ基。
 群[b-2]:
ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C2-C4アルケニル基、C2-C4アルキニル基、ヒドロキシル基、シアノ基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基及びフェノキシ基。
 請求項1~13いずれか一項記載のアミド化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤。
 請求項1~13いずれか一項記載のアミド化合物の有効量を植物又は土壌に処理することを特徴とする植物病害の防除方法。
Description:
アミド化合物およびその植物病 防除用途

 本発明は、アミド化合物およびその植物 害防除用途に関する。

 従来より、植物病害を防除するための薬 の開発が行われ、植物病害防除効力を有す 化合物が見出されて、実用に供されている

 本発明は、優れた植物病害防除効力を有 る化合物を提供することを課題とする。

 本発明者等は、優れた植物病害防除効力を する化合物を見出すべく鋭意検討した結果 下記式(1)で示されるアミド化合物が優れた 物病害防除効力を有することを見出し、本 明を完成した。
 すなわち、本発明は式(1)
式(1)
〔式中、
X 1 はフッ素原子又はメトキシ基を表し、
X 2 は水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基 C2-C4アルケニル基、C2-C4アルキニル基、C1-C4 ロアルキル基、C1-C4アルコキシ基、C1-C4アル キルチオ基、ヒドロキシC1-C4アルキル基、ニ ロ基、シアノ基、ホルミル基、NR 1 R 2 基、CO 2 R 3 基、CONR 4 R 5 基、或いは、メチル基、ハロゲン原子、シア ノ基及びニトロ基からなる群より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されていてもよいフ ニル基を表し、
Zは酸素原子又は硫黄原子を表し、
AはA 1 -CR 6 R 7 R 8 、A 2 -Cy 1 又はA 3 -Cy 2 で示される基を表し、
A 1 はCH 2 基、CH(CH 3 )基、C(CH 3 ) 2 基又はCH(CH 2 CH 3 )基を表し、
A 2 は単結合、CH 2 基、CH(CH 3 )基、C(CH 3 ) 2 基又はCH(CH 2 CH 3 )基を表し、
A 3 はC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケニル基、C2 -C4アルキニル基、シアノ基、フェニル基及び C2-C5アルコキシカルボニル基からなる群より ばれる少なくとも1種の基で置換されたメチ レン基を表し、
Cy 1 は下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されたC3-C6シクロアルキル基、下記群[ a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換さ ていてもよいC3-C6シクロアルケニル基、下 群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置 されていてもよく、かつ環を形成するメチ ンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シ ロアルキル基又は下記群[a-1]より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6 ヒドロキシイミノシクロアルキル基、
Cy 2 は下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル 、下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の で置換されていてもよいC3-C6シクロアルケ ル基、下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1 の基で置換されていてもよく、かつ環を形 するメチレンの1つがカルボニル基に置換さ たC3-C6シクロアルキル基又は下記群[a-2]より 選ばれる少なくとも1種の基で置換されてい もよいC3-C6ヒドロキシイミノシクロアルキル 基を表し、
R 1 及びR 2 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C3-C4 ルケニル基、C3-C4アルキニル基、C2-C4ハロア キル基、C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5ア ルコキシカルボニル基又はC1-C4アルキルスル ニル基を表し、
R 3 はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4 アルキニル基を表し、
R 4 は水素原子、C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニ 基、C3-C4アルキニル基、C2-C4ハロアルキル基 C2-C5アルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシ カルボニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基 表し、
R 5 は水素原子、C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニ 基、C3-C4アルキニル基又はC2-C4ハロアルキル を表し、
R 6 及びR 7 は独立してC1-C4アルキル基を表し、
R 8 はハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1-C6アル キシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロ アルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニ 基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、ヒ ロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボ ルオキシ基、(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アル ル基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキ 基、メルカプト基、カルバモイル基、ホル ル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキル ルホニル基、フェノキシ基又はNR 9 R 10 基〔式中、R 9 及びR 10 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C2-C5 ルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボ ニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表す 〕を表す。
 群[a-1]:
C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基 C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基 フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチ 基、環を形成する同一炭素原子との2重結合 形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1 -C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキ 基、(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基、( ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基、メ カプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2 -C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニ 基、フェノキシ基及びNR 11 R 12 基〔式中、R 11 及びR 12 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C2-C5 ルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボ ニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表す 〕。
 群[a-2]:
ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C2-C4アルケ ル基、C2-C4アルキニル基、ヒドロキシル基、 シアノ基、カルボキシル基、C2-C5アルコキシ ルボニル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケ ニルオキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハ アルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1 -C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原 子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基 、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキル ルボニルオキシ基、(C1-C3アルキルアミノ)C1-C 6アルキル基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6ア ルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、 ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3ア キルスルホニル基、フェノキシ基又はNR 13 R 14 基〔式中、R 13 及びR 14 は独立して水素原子、C1-C4アルキル基、C2-C5 ルキルカルボニル基、C2-C5アルコキシカルボ ニル基又はC1-C4アルキルスルホニル基を表す 〕〕
で示されるアミド化合物(以下、本発明化合 と記す。)、本発明化合物を有効成分として 有することを特徴とする植物病害防除剤及 本発明化合物の有効量を植物又は土壌に処 することを特徴とする植物病害防除方法を 供する。

 本発明化合物は優れた植物病害防除効力 有することから、植物病害防除剤の有効成 として有用である。

 本発明において、
X 2 で示されるハロゲン原子としては、フッ素原 子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙 げられ、
C1-C4アルキル基としては、メチル基、エチル 、1-メチルエチル基、1,1-ジメチルエチル基 プロピル基及び1-メチルプロピル基等が挙 られ、
C2-C4アルケニル基としては、ビニル基、1-プ ペニル基、2-プロペニル基、2-ブテニル基及 3-ブテニル基等が挙げられ、
C2-C4アルキニル基としては、エチニル基、1- ロピニル基、2-プロピニル基及び3-ブチニル 等が挙げられ、
C1-C4ハロアルキル基としては、フルオロメチ 基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ジ ルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブ モメチル基、トリフルオロメチル基、トリ ロロメチル基、ジクロロフルオロメチル基 クロロジフルオロメチル基、1,1-ジフルオロ エチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、2-フ オロエチル基、3-フルオロプロピル基、4-フ ルオロブチル基及び1-クロロエチル基等が挙 られ、
C1-C4アルコキシ基としては、メトキシ基、エ キシ基、1-メチルエトキシ基、1,1-ジメチル トキシ基、プロポキシ基、1-メチルプロポ シ基、2-メチルプロポキシ基及びブトキシ基 等が挙げられ、
C1-C4アルキルチオ基としては、メチルチオ基 エチルチオ基、1-メチルエチルチオ基、1,1- メチルエチルチオ基、プロピルチオ基及び1 -メチルプロピルチオ基等が挙げられ、
ヒドロキシC1-C4アルキル基としては、ヒドロ シメチル基、1-ヒドロキシエチル基及び2-ヒ ドロキシエチル基等が挙げられ、
メチル基、ハロゲン原子、シアノ基及びニト ロ基からなる群より選ばれる少なくとも1種 基で置換されていてもよいフェニル基とし は、フェニル基、2-メチルフェニル基、3-メ ルフェニル基、4-メチルフェニル基、2-フル オロフェニル基、3-フルオロフェニル基、4- ルオロフェニル基、2-クロロフェニル基、3- ロロフェニル基、4-クロロフェニル基、4-シ アノフェニル基及び4-ニトロフェニル基等が げられ、

A 3 で示されるC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケ ル基、C2-C4アルキニル基、シアノ基、フェニ ル基及びC2-C5アルコキシカルボニル基からな 群より選ばれる少なくとも1種の基で置換さ れたメチレン基における、C1-C3ハロアルキル としてはフルオロメチル基、クロロメチル 、ブロモメチル基、ジフルオロメチル基、 クロロメチル基、ジブロモメチル基、トリ ルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジ ロロフルオロメチル基、クロロジフルオロ チル基、1,1-ジフルオロエチル基、2,2,2-トリ フルオロエチル基、2-フルオロエチル基、3- ルオロプロピル基及び1-クロロエチル基等が 挙げられ、
C2-C4アルケニル基としては、ビニル基、1-プ ペニル基、2-プロペニル基、2-ブテニル基及 3-ブテニル基等が挙げられ、
C2-C4アルキニル基としては、エチニル基、1- ロピニル基、2-プロピニル基及び3-ブチニル 等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基、1,1-ジメチル トキシカルボニル基等が挙げられ、
A 3 で示されるC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケ ル基、C2-C4アルキニル基、シアノ基、フェニ ル基及びC2-C5アルコキシカルボニル基からな 群より選ばれる少なくとも1種の基で置換さ れたメチレン基としては、具体的には、CH(CF 3 )、CH(CF 2 H)、CH(CFH 2 )、CH(CH 2 CF 3 )、CH(CCl 3 )、CH(CCl 2 H)、CH(CClH 2 )、CH(CH=CH 2 )、CH(CH=CHCH 3 )、CH(CH=C(CH 3 ) 2 )、CH(C≡CH)、CH(C≡CCH 3 )、CH(CH 2 C≡CH)、CH(CN)、CH(C 6 H 5 )、CH(CO 2 CH 3 )、CH(CO 2 CH 2 CH 3 )及びCH(CO 2 CH(CH 3 ) 2 )等が挙げられ、

R 1 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C3-C4アルケニル基としては、1-プロペニル基 2-プロペニル基、2-ブテニル基及び3-ブテニ 基等が挙げられ、
C3-C4アルキニル基としては、1-プロピニル基 2-プロピニル基及び3-ブチニル基等が挙げら 、
C2-C4ハロアルキル基としては、1,1-ジフルオロ エチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、2-フ オロエチル基、3-フルオロプロピル基、4-フ ルオロブチル基及び1-クロロエチル基等が挙 られ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
R 2 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C3-C4アルケニル基としては、1-プロペニル基 2-プロペニル基、2-ブテニル基及び3-ブテニ 基等が挙げられ、
C3-C4アルキニル基としては、1-プロピニル基 2-プロピニル基及び3-ブチニル基等が挙げら 、
C2-C4ハロアルキル基としては、1,1-ジフルオロ エチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、2-フ オロエチル基、3-フルオロプロピル基、4-フ ルオロブチル基及び1-クロロエチル基等が挙 られ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基、1,1-ジメチルエチルカルボニル 等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
R 3 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、C3-C4アルケニル基としては 、1-プロペニル基、2-プロペニル基、2-ブテニ ル基及び3-ブテニル基等が挙げられ、
C3-C4アルキニル基としては、1-プロピニル基 2-プロピニル基及び3-ブチニル基等が挙げら 、
R 4 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C3-C4アルケニル基としては、1-プロペニル基 2-プロペニル基、2-ブテニル基及び3-ブテニ 基等が挙げられ、
C3-C4アルキニル基としては、1-プロピニル基 2-プロピニル基及び3-ブチニル基等が挙げら 、
C2-C4ハロアルキル基としては、1,1-ジフルオロ エチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、2-フ オロエチル基、3-フルオロプロピル基、4-フ ルオロブチル基及び1-クロロエチル基等が挙 られ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
R 5 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C3-C4アルケニル基としては、1-プロペニル基 2-プロペニル基、2-ブテニル基及び3-ブテニ 基等が挙げられ、
C3-C4アルキニル基としては、1-プロピニル基 2-プロピニル基及び3-ブチニル基等が挙げら 、
C2-C4ハロアルキル基としては、1,1-ジフルオロ エチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、2-フ オロエチル基、3-フルオロプロピル基、4-フ ルオロブチル基及び1-クロロエチル基等が挙 られ、

NR 1 R 2 基としては、アミノ基、メチルアミノ基、ジ メチルアミノ基、エチルアミノ基、2-プロペ ルアミノ基、2-プロピニルアミノ基、2-クロ ロエチルアミノ基、アセチルアミノ基、プロ ピオニルアミノ基、1,1-ジメチルエチルカル ニルアミノ基、メトキシカルボニルアミノ 、エトキシカルボニルアミノ基、メタンス ホニルアミノ基、N-アセチル-N-メチルアミノ 基、N-エトキシカルボニル-N-メチルアミノ基 びメタンスルホニルメチルアミノ基等が挙 られ、
CONR 4 R 5 基としては、カルバモイル基、メチルカルバ モイル基、ジメチルカルバモイル基、エチル メチルカルバモイル基、(2-プロペニル)カル モイル基、(2-プロピニル)カルバモイル基及 2-クロロエチルカルバモイル基等が挙げら 、

R 6 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
R 7 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
R 8 で示されるハロゲン原子としては、フッ素原 子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙 げられ、
C1-C6アルコキシ基としては、メトキシ基、エ キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基 ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ 基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イ ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基等 挙げられ、
C3-C6アルケニルオキシ基としては、2-プロペ ルオキシ基、1-メチル-2-プロペニルオキシ基 、2-メチル-2-プロペニルオキシ基、2-ブテニ オキシ基、3-ブテニルオキシ基、2-ヘキセニ オキシ基及び5-ヘキセニルオキシ基等が挙 られ、
C1-C6ハロアルキル基としては、フルオロメチ 基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメ ル基、トリクロロメチル基、クロロフルオ メチル基、ブロモジフルオロメチル基、2- ルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、2 ,2,2-トリフルオロエチル基および6,6,6-トリフ オロヘキシル基等が挙げられ、
C1-C6ハロアルコキシ基としては、トリフルオ メトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロ ジフルオロメトキシ基、クロロジフルオロ トキシ基、フルオロメトキシ基、2,2,2-トリ ルオロエトキシ基、1,1,2,2-テトラフルオロ トキシ基、5-クロロペンチルオキシ基、4-フ オロイソペンチルオキシ基及び2,2-ジクロロ ヘキシルオキシ基等が挙げられ、
C1-C3アルキルチオ基としては、メチルチオ基 エチルチオ基、1-メチルエチルチオ基及び ロピルチオ基等が挙げられ、
ヒドロキシC1-C6アルキル基としては、ヒドロ シメチル基、1-ヒドロキシエチル基、2-ヒド ロキシエチル基、1-ヒドロキシプロピル基及 2-ヒドロキシプロピル基等が挙げられ
C2-C4アルキルカルボニルオキシ基としては、 セトキシ基、エチルカルボニルオキシ基、1 -メチルエチルカルボニルオキシ基及びプロ ルカルボニルオキシ基等が挙げられ、
(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基としては 、N-メチルアミノメチル基、N-エチルアミノ チル基、1-(N-メチルアミノ)エチル基、2-(N-メ チルアミノ)エチル基及び1-(N-エチルアミノ) チル基等が挙げられ、
(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基とし は、N,N-ジメチルアミノメチル基、1-(N,N-ジ チルアミノ)エチル基、2-(N,N-ジメチルアミノ )エチル基及びN,N-ジエチルアミノメチル基等 挙げられ、
C2-C6シアノアルキル基としては、シアノメチ 基、1-シアノエチル基及び2-シアノエチル基 等が挙げられ、
C1-C3アルキルスルホニル基としては、メタン ルホニル基及びエタンスルホニル基等が挙 られ、

R 9 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
R 10 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
NR 9 R 10 基としては、アミノ基、メチルアミノ基、ジ メチルアミノ基、エチルアミノ基、アセチル アミノ基、プロピオニルアミノ基、1,1-ジメ ルエチルカルボニルアミノ基、メトキシカ ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミ 基、1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ 、メタンスルホニルアミノ基、N-アセチル-N -メチルアミノ基、N-エトキシカルボニル-N-メ チルアミノ基及びメタンスルホニルメチルア ミノ基等が挙げられ、

群[a-1]において示される、
C1-C6アルコキシ基としては、メトキシ基、エ キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基 ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ 基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イ ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基等 挙げられ、
C3-C6アルケニルオキシ基としては、2-プロペ ルオキシ基、1-メチル-2-プロペニルオキシ基 、2-メチル-2-プロペニルオキシ基、2-ブテニ オキシ基、3-ブテニルオキシ基、2-ヘキセニ オキシ基及び5-ヘキセニルオキシ基等が挙 られ、
C1-C6ハロアルキル基としては、フルオロメチ 基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメ ル基、トリクロロメチル基、クロロフルオ メチル基、ブロモジフルオロメチル基、2- ルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、2 ,2,2-トリフルオロエチル基および6,6,6-トリフ オロヘキシル基等が挙げられ、
C1-C6ハロアルコキシ基としては、トリフルオ メトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロ ジフルオロメトキシ基、クロロジフルオロ トキシ基、フルオロメトキシ基、2,2,2-トリ ルオロエトキシ基、1,1,2,2-テトラフルオロ トキシ基、5-クロロペンチルオキシ基、4-フ オロイソペンチルオキシ基及び2,2-ジクロロ ヘキシルオキシ基等が挙げられ、
C1-C3アルキルチオ基としては、メチルチオ基 エチルチオ基、1-メチルエチルチオ基及び ロピルチオ基等が挙げられ、
環を形成する同一炭素原子との2重結合を形 するC1-C3アルキリデン基としては、環を形成 する同一炭素原子との2重結合を形成するメ レン基、環を形成する同一炭素原子との2重 合を形成するエチリデン基、環を形成する 一炭素原子との2重結合を形成するイソプロ ピリデン基及び環を形成する同一炭素原子と の2重結合を形成するプロピリデン基が挙げ れ、
ヒドロキシC1-C6アルキル基としては、ヒドロ シメチル基、1-ヒドロキシエチル基、2-ヒド ロキシエチル基、1-ヒドロキシプロピル基及 2-ヒドロキシプロピル基等が挙げられ
C2-C4アルキルカルボニルオキシ基としては、 セトキシ基、エチルカルボニルオキシ基、1 -メチルエチルカルボニルオキシ基及びプロ ルカルボニルオキシ基等が挙げられ、
(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基としては 、N-メチルアミノメチル基、N-エチルアミノ チル基、1-(N-メチルアミノ)エチル基、2-(N-メ チルアミノ)エチル基及び1-(N-エチルアミノ) チル基等が挙げられ、
(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基とし は、N,N-ジメチルアミノメチル基、1-(N,N-ジ チルアミノ)エチル基、2-(N,N-ジメチルアミノ )エチル基及びN,N-ジエチルアミノメチル基等 挙げられ、
C2-C6シアノアルキル基としては、シアノメチ 基、1-シアノエチル基及び2-シアノエチル基 等が挙げられ、
C1-C3アルキルスルホニル基としては、メタン ルホニル基及びエタンスルホニル基等が挙 られ、

R 11 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
R 12 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
NR 11 R 12 基としては、アミノ基、メチルアミノ基、ジ メチルアミノ基、エチルアミノ基、アセチル アミノ基、プロピオニルアミノ基、1,1-ジメ ルエチルカルボニルアミノ基、メトキシカ ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミ 基、1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ 、メタンスルホニルアミノ基、N-アセチル-N -メチルアミノ基、N-エトキシカルボニル-N-メ チルアミノ基及びメタンスルホニルメチルア ミノ基等が挙げられ、

群[a-2]において示される、
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原 子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられ、
C1-C4アルキル基としては、メチル基、エチル 、1-メチルエチル基、1,1-ジメチルエチル基 プロピル基及び1-メチルプロピル基等が挙 られ、
C2-C4アルケニル基としては、ビニル基、1-プ ペニル基、2-プロペニル基、2-ブテニル基及 3-ブテニル基等が挙げられ、
C2-C4アルキニル基としては、エチニル基、1- ロピニル基、2-プロピニル基及び3-ブチニル 等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基、1,1-ジメチル トキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C6アルコキシ基としては、メトキシ基、エ キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基 ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ 基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イ ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基等 挙げられ、
C3-C6アルケニルオキシ基としては、2-プロペ ルオキシ基、1-メチル-2-プロペニルオキシ基 、2-メチル-2-プロペニルオキシ基、2-ブテニ オキシ基、3-ブテニルオキシ基、2-ヘキセニ オキシ基及び5-ヘキセニルオキシ基等が挙 られ、
C1-C6ハロアルキル基としては、フルオロメチ 基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメ ル基、トリクロロメチル基、クロロフルオ メチル基、ブロモジフルオロメチル基、2- ルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、2 ,2,2-トリフルオロエチル基および6,6,6-トリフ オロヘキシル基等が挙げられ、
C1-C6ハロアルコキシ基としては、トリフルオ メトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロ ジフルオロメトキシ基、クロロジフルオロ トキシ基、フルオロメトキシ基、2,2,2-トリ ルオロエトキシ基、1,1,2,2-テトラフルオロ トキシ基、5-クロロペンチルオキシ基、4-フ オロイソペンチルオキシ基及び2,2-ジクロロ ヘキシルオキシ基等が挙げられ、
C1-C3アルキルチオ基としては、メチルチオ基 エチルチオ基、1-メチルエチルチオ基及び ロピルチオ基等が挙げられ、
環を形成する同一炭素原子との2重結合を形 するC1-C3アルキリデン基としては、環を形成 する同一炭素原子との2重結合を形成するメ レン基、環を形成する同一炭素原子との2重 合を形成するエチリデン基、環を形成する 一炭素原子との2重結合を形成するイソプロ ピリデン基及び環を形成する同一炭素原子と の2重結合を形成するプロピリデン基が挙げ れ、
ヒドロキシC1-C6アルキル基としては、ヒドロ シメチル基、1-ヒドロキシエチル基、2-ヒド ロキシエチル基、1-ヒドロキシプロピル基及 2-ヒドロキシプロピル基等が挙げられ
C2-C4アルキルカルボニルオキシ基としては、 セトキシ基、エチルカルボニルオキシ基、1 -メチルエチルカルボニルオキシ基及びプロ ルカルボニルオキシ基等が挙げられ、
(C1-C3アルキルアミノ)C1-C6アルキル基としては 、N-メチルアミノメチル基、N-エチルアミノ チル基、1-(N-メチルアミノ)エチル基、2-(N-メ チルアミノ)エチル基及び1-(N-エチルアミノ) チル基等が挙げられ、
(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル基とし は、N,N-ジメチルアミノメチル基、1-(N,N-ジ チルアミノ)エチル基、2-(N,N-ジメチルアミノ )エチル基及びN,N-ジエチルアミノメチル基等 挙げられ、
C2-C6シアノアルキル基としては、シアノメチ 基、1-シアノエチル基及び2-シアノエチル基 等が挙げられ、
C1-C3アルキルスルホニル基としては、メタン ルホニル基及びエタンスルホニル基等が挙 られ、

R 13 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
R 14 で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル 、エチル基、1-メチルエチル基、1,1-ジメチ エチル基、プロピル基及び1-メチルプロピ 基等が挙げられ、
C2-C5アルキルカルボニル基としては、アセチ 基、エチルカルボニル基、1-メチルエチル ルボニル基及び1,1-ジメチルエチルカルボニ 基等が挙げられ、
C2-C5アルコキシカルボニル基としては、メト シカルボニル基、エトキシカルボニル基、1 -メチルエトキシカルボニル基及び1,1-ジメチ エトキシカルボニル基等が挙げられ、
C1-C4アルキルスルホニル基としては、メチル ルホニル基、エチルスルホニル基、1-メチ エチルスルホニル基及び1,1-ジメチルエチル ルホニル基等が挙げられ、
NR 13 R 14 基としては、アミノ基、メチルアミノ基、ジ メチルアミノ基、エチルアミノ基、アセチル アミノ基、プロピオニルアミノ基、1,1-ジメ ルエチルカルボニルアミノ基、メトキシカ ボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミ 基、1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ 、メタンスルホニルアミノ基、N-アセチル-N -メチルアミノ基、N-エトキシカルボニル-N-メ チルアミノ基及びメタンスルホニルメチルア ミノ基等が挙げられ、

Cy 1 で示される、
群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されたC3-C6シクロアルキル基における、C3-C6 クロアルキル基としては、シクロプロピル 、シクロブチル基、シクロペンチル基及び クロヘキシル基が挙げられ、
群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよいC3-C6シクロアルケニル基に ける、C3-C6シクロアルケニル基としては、2- シクロプロペニル基、1-シクロブテニル基、2 -シクロブテニル基、1-シクロペンテニル基、 2-シクロペンテニル基、3-シクロペンテニル 、1-シクロヘキセニル基、2-シクロヘキセニ 基及び3-シクロヘキセニル基が挙げられ、
群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよく、かつ環を形成するメチレ ンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シク ロアルキル基としては、2-オキソシクロプロ ル基、2-オキソシクロブチル基、3-オキソシ クロブチル基、2-オキソシクロペンチル基、3 -オキソシクロペンチル基、2-オキソシクロヘ キシル基、3-オキソシクロヘキシル基及び4- キソシクロヘキシル基が挙げられ、
群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシク アルキル基における、C3-C6ヒドロキシイミ シクロアルキル基としては、2-ヒドロキシイ ミノシクロプロピル基、2-ヒドロキシイミノ クロブチル基、3-ヒドロキシイミノシクロ チル基、2-ヒドロキシイミノシクロペンチル 基、3-ヒドロキシイミノシクロペンチル基、2 -ヒドロキシイミノシクロヘキシル基、3-ヒド ロキシイミノシクロヘキシル基及び4-ヒドロ シイミノシクロヘキシル基等が挙げられ、

Cy 2 で示される
群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよいC3-C6シクロアルキル基にお る、C3-C6シクロアルキル基としては、シク プロピル基、シクロブチル基、シクロペン ル基及びシクロヘキシル基が挙げられ、
群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよいC3-C6シクロアルケニル基に ける、C3-C6シクロアルケニル基としては、2- シクロプロペニル基、1-シクロブテニル基、2 -シクロブテニル基、1-シクロペンテニル基、 2-シクロペンテニル基、3-シクロペンテニル 、1-シクロヘキセニル基、2-シクロヘキセニ 基及び3-シクロヘキセニル基が挙げられ、
群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよく、かつ環を形成するメチレ ンの1つがカルボニル基に置換されたC3-C6シク ロアルキル基としては、2-オキソシクロプロ ル基、2-オキソシクロブチル基、3-オキソシ クロブチル基、2-オキソシクロペンチル基、3 -オキソシクロペンチル基、2-オキソシクロヘ キシル基、3-オキソシクロヘキシル基及び4- キソシクロヘキシル基等が挙げられ、
群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換 されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシク アルキル基における、C3-C6ヒドロキシイミ シクロアルキル基としては、2-ヒドロキシイ ミノシクロプロピル基、2-ヒドロキシイミノ クロブチル基、3-ヒドロキシイミノシクロ チル基、2-ヒドロキシイミノシクロペンチル 基、3-ヒドロキシイミノシクロペンチル基、2 -ヒドロキシイミノシクロヘキシル基、3-ヒド ロキシイミノシクロヘキシル基及び4-ヒドロ シイミノシクロヘキシル基等が挙げられ、

A 2 -Cy 1 で示される基としては、具体的には例えば、
{1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル}メチル 基、{1-(ヒドロキシメチル)シクロブチル}メチ ル基、{1-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル} メチル基、{1-(ヒドロキシメチル)シクロプロ ル}メチル基、(3-シクロヘキセニル)メチル 、(2-シクロヘキセニル)メチル基、(1-シクロ キセニル)メチル基、{1-(ジメチルアミノ)シ ロヘキシル}メチル基、{1-(ジメチルアミノ) クロペンチル}メチル基、{1-(ジメチルアミ )シクロブチル}メチル基、{1-(ジメチルアミ )シクロプロピル}メチル基、(1-アセトキシシ クロヘキシル)メチル基、(1-アセトキシシク ペンチル)メチル基、(1-アセトキシシクロブ ル)メチル基、(1-アセトキシシクロプロピル )メチル基、(2-アセトキシシクロヘキシル)メ ル基、2-シクロヘキセニル基、3-シクロヘキ セニル基、2-メトキシシクロヘキシル基、2- トキシシクロペンチル基、2-メトキシシクロ ブチル基、3-メトキシシクロヘキシル基、4- トキシシクロヘキシル基、(2-メトキシシク ヘキシル)メチル基、(1-メトキシシクロヘキ ル)メチル基、2-アセトキシシクロヘキシル 、2-アセトキシシクロペンチル基、2-アセト キシシクロブチル基、2-メチルチオシクロヘ シル基、2-メチルチオシクロペンチル基、2- メチルチオシクロブチル基、2-(1,1-ジメチル トキシカルボニルアミノ)シクロヘキシル基 2-(1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ) クロペンチル基、2-(1,1-ジメチルエトキシカ ボニルアミノ)シクロブチル基、2-アミノシ ロヘキシル基、2-アミノシクロペンチル基 2-アミノシクロブチル基、2-アセチルアミノ クロヘキシル基、2-アセチルアミノシクロ ンチル基、2-アセチルアミノシクロブチル基 、2-ジメチルアミノシクロヘキシル基、2-ジ チルアミノシクロペンチル基、2-ジメチルア ミノシクロブチル基、2-フェニルシクロヘキ ル基、2-フェニルシクロペンチル基、2-フェ ニルシクロブチル基、2-ベンジルシクロヘキ ル基、2-ベンジルシクロペンチル基、2-ベン ジルシクロブチル基、2-トリフルオロメチル クロヘキシル基、2-トリフルオロメチルシ ロペンチル基、2-トリフルオロメチルシクロ ブチル基、2-トリフルオロメチルシクロプロ ル基、2-ヒドロキシメチルシクロヘキシル 、2-ヒドロキシメチルシクロペンチル基、2- ドロキシメチルシクロブチル基、2-メチレ シクロヘキシル基、3-メチレンシクロヘキシ ル基、4-メチレンシクロヘキシル基、2-オキ シクロヘキシル基、3-オキソシクロヘキシル 基、4-オキソシクロヘキシル基、2-オキソシ ロペンチル基、3-オキソシクロペンチル基、 2-ヒドロキシイミノシクロヘキシル基、2-ヒ ロキシイミノシクロペンチル基が挙げられ
A 3 -Cy 2 で示される基としては、具体的には例えば、
1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオロエチル基 、1-シクロペンチル-2,2,2-トリフルオロエチル 基、1-シクロブチル-2,2,2-トリフルオロエチル 基、1-シアノ-1-シクロヘキシルメチル基、1- アノ-1-シクロペンチルメチル基、1-シアノ-1- シクロブチルメチル基、1-ビニル-1-シクロヘ シルメチル基、1-ビニル-1-シクロペンチル チル基、1-ビニル-1-シクロブチルメチル基、 1-メトキシカルボニル-1-シクロヘキシルメチ 基、1-メトキシカルボニル-1-シクロペンチ メチル基、1-メトキシカルボニル-1-シクロブ チルメチル基等が挙げられる。

 本発明化合物の態様としては、例えば以下 ものが挙げられる。
式(1)において、X 1 がフッ素原子であり、X 2 が水素原子又はフッ素原子であるか、或いは 、X 1 がメトキシ基であり、X 2 が水素原子又はフッ素原子であるアミド化合 物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 が水素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がフッ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がメトキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 が塩素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 が臭素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がヨウ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がC1-C4アルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がC2-C4アルケニル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がC2-C4アルキニル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がC1-C4ハロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がC1-C4アルコキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がC1-C4アルキルチオ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がヒドロキシC1-C4アルキル基であるアミド化 物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がニトロ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がシアノ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がホルミル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がNR 1 R 2 基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がCO 2 R 3 基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がCONR 4 R 5 基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がメチル基、ハロゲン原子、シアノ基及びニ トロ基からなる群より選ばれる少なくとも1 の基で置換されていてもよいフェニル基で るアミド化合物;

式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 が水素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がフッ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がメトキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 が塩素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 が臭素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がヨウ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がC1-C4アルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がC2-C4アルケニル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がC2-C4アルキニル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がC1-C4ハロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がC1-C4アルコキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がC1-C4アルキルチオ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がヒドロキシC1-C4アルキル基であるアミド化 物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がニトロ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がシアノ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がホルミル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がNR 1 R 2 基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がCO 2 R 3 基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がCONR 4 R 5 基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がメチル基、ハロゲン原子、シアノ基及びニ トロ基からなる群より選ばれる少なくとも1 の基で置換されていてもよいフェニル基で るアミド化合物;

式(1)において、Zが酸素原子であるアミド化 物;
式(1)において、X 1 がフッ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、X 1 がメトキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がフッ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 1 がメトキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルコキシ 又はC1-C4アルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 がハロゲン原子であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 がフッ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子又はフッ素原子であるアミド化合 物;
式(1)において、X 2 がメトキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 がC1-C4アルキル基であるアミド化合物;

式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 が水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルコキシ 又はC1-C4アルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 が水素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 がハロゲン原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 がフッ素原子であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 が水素原子又はフッ素原子であるアミド化合 物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 がメトキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 がC1-C4アルキル基であるアミド化合物;

式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がフッ素原子、アミノ基又はヒドロキシル基 であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がアミノ基又はヒドロキシル基であるアミド 化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、A 1 がCH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、R 8 がアミノ基又はヒドロキシル基であるアミド 化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1-C6アル キシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロ アルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、フェニ 基、ベンジル基、C1-C3アルキルチオ基、ヒ ロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボ ルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6 ルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2 -C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニ 基、フェノキシ基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1-C6アル キシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロ アルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C3ア キルチオ基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2- C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アル キル)アミノ)C1-C6アルキル基、カルバモイル 、ホルミル基、C2-C6シアノアルキル基、C1-C3 ルキルスルホニル基又はフェノキシ基であ アミド化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1-C6アル キシ基、C3-C6アルケニルオキシ基、C1-C6ハロ アルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C3ア キルチオ基、ヒドロキシC1-C6アルキル基又は C2-C4アルキルカルボニルオキシ基であるアミ 化合物;式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、A 1 がCH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、R 8 がヒドロキシル基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であり、R 8 がヒドロキシル基であるアミド化合物;

式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 がCH 2 基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 がCH(CH 3 )基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されたC3-C6シクロアルキル基であるアミド 合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1 -C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原 子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基 、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキル ルボニルオキシ基及びNR 11 R 12 基からなる群より選ばれる少なくとも1種の で置換されたC3-C6シクロアルキル基であるア ミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1 -C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原 子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基 、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキル ルボニルオキシ基及びNR 11 R 12 基からなる群より選ばれる少なくとも1種の で置換されたシクロヘキシル基であるアミ 化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がメトキシ基、トリフルオロメチル基、メチ ルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2 結合を形成するCH 2 基、ヒドロキシメチル基、アミノ基、メチル アミノ基及びジメチルアミノ基からなる群よ り選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3 -C6シクロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、 ドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキルカ ボニルオキシ基からなる群より選ばれる少 くとも1種の基で置換されたシクロヘキシル 基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、 ドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキルカ ボニルオキシ基からなる群より選ばれる少 くとも1種の基で置換されたシクロペンチル 基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、 ドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキルカ ボニルオキシ基からなる群より選ばれる少 くとも1種の基で置換されたシクロブチル基 であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がメトキシ基、トリフルオロメチル基及びヒ ドロキシメチル基からなる群より選ばれる基 で置換されたシクロヘキシル基であるアミド 化合物;
式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、 ドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキルカ ボニルオキシ基からなる群より選ばれる少 くとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアル ル基であるアミド化合物;

式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、Cy 1 が下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されたC3-C6シクロアルキル基であるア ド化合物;
群[b-1]
C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ基 C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ基 フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキルチ 基、環を形成する同一炭素原子との2重結合 形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキシC1 -C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオキ 基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキル 、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シアノ アルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基及び ェノキシ基。

式(1)において、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されたC3-C6シクロアルキル基であるア ド化合物;
式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ 、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ 、フェニル基、ベンジル基、C1-C3アルキル オ基、環を形成する同一炭素原子との2重結 を形成するC1-C3アルキリデン基、ヒドロキ C1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカルボニルオ シ基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C6アルキ 基、カルバモイル基、ホルミル基、C2-C6シア ノアルキル基、C1-C3アルキルスルホニル基及 フェノキシ基からなる群より選ばれる少な とも1種の基で置換されたC3-C6シクロアルキ 基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ 、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ 、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一 素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリ ン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アル ルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル) ミノ)C1-C6アルキル基、C2-C6シアノアルキル基 及びフェノキシ基からなる群より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアル キル基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1 -C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原 子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基 、ヒドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキ カルボニルオキシ基からなる群より選ばれ 少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シクロ ルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1 -C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原 子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基 、ヒドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキ カルボニルオキシ基からなる群より選ばれ 少なくとも1種の基で置換されたシクロヘキ ル基であるアミド化合物;
式(1)において、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1 -C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原 子との2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基 、ヒドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキ カルボニルオキシ基からなる群より選ばれ 少なくとも1種の基で置換されたシクロヘキ ル基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 がメトキシ基、トリフルオロメチル基、メチ ルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2 結合を形成するCH 2 基及びヒドロキシメチル基からなる群より選 ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シ クロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がメトキシ基、トリフルオロメチル基、メチ ルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2 結合を形成するCH 2 基及びヒドロキシメチル基からなる群より選 ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3-C6シ クロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がメトキシ基、トリフルオロメチル基、メチ ルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2 結合を形成するCH 2 基及びヒドロキシメチル基からなる群より選 ばれる少なくとも1種の基で置換されたシク ヘキシル基であるアミド化合物;式(1)におい 、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がメトキシ基、環を形成する同一炭素原子と の2重結合を形成するCH 2 基及びヒドロキシメチル基からなる群より選 ばれる少なくとも1種の基で置換されたシク ヘキシル基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されていてもよいシクロヘキセニル基であ るアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいC3-C6シクロアルケニ 基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいシクロヘキセニル基 であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ 、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ 、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一 素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリ ン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アル ルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル) ミノ)C1-C6アルキル基、C2-C6シアノアルキル基 及びフェノキシ基からなる群より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6 シクロアルケニル基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 がC3-C6シクロアルケニル基であるアミド化合 ;
式(1)において、Cy 1 がシクロヘキセニル基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が1-シクロヘキセニル基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されていてもよく、かつ環を形成するメチ レンの1つがカルボニル基に置換されたシク ヘキシル基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3 -C6シクロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがカルボニル基に置換された クロヘキシル基であるアミド化合物;

式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ 、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ 、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一 素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリ ン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アル ルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル) ミノ)C1-C6アルキル基、C2-C6シアノアルキル基 及びフェノキシ基からなる群より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されていてもよく、 つ環を形成するメチレンの1つがカルボニル に置換されたC3-C6シクロアルキル基である ミド化合物;

式(1)において、Cy 1 が環を形成するメチレンの1つがカルボニル に置換されたC3-C6シクロアルキル基であるア ミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が環を形成するメチレンの1つがカルボニル に置換されたシクロヘキシル基であるアミ 化合物;
式(1)において、Cy 1 が2-オキソシクロヘキシル基であるアミド化 物;

式(1)において、Cy 1 が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されていてもよいヒドロキシイミノシクロ ヘキシル基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミ シクロアルキルであるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 が前記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいヒドロキシイミノシ クロヘキシル基であるアミド化合物;
式(1)において、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニルオキシ 、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロアルコキシ 、C1-C3アルキルチオ基、環を形成する同一 素原子との2重結合を形成するC1-C3アルキリ ン基、ヒドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アル ルカルボニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル) ミノ)C1-C6アルキル基、C2-C6シアノアルキル基 及びフェノキシ基からなる群より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されていてもよいC3-C6 ヒドロキシイミノシクロアルキル基であるア ミド化合物;
式(1)において、Cy 1 がC3-C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基で るアミド化合物;

式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子又はハロゲン原子であり、AがA 1 -CR 6 R 7 R 8 であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 2 -Cy 1 であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 2 -Cy 1 であるアミド化合物;

式(1)において、X 2 が水素原子又はハロゲン原子であり、AがA 2 -Cy 1 であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 が水素原子又はハロゲン原子であり、AがA 2 -Cy 1 であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 3 -Cy 2 であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がメチレン基であるアミド化合物;
式(1)において、Zが酸素原子であり、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がメチレン基であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であるアミド化合物;
式(1)において、X 2 が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C4アルコキ 基であり、AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合、CH 2 基又はCH(CH 3 )基であり、Cy 1 がC1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルキル基、 ドロキシC1-C6アルキル基及びC2-C4アルキルカ ボニルオキシ基からなる群より選ばれる少 くとも1種の基で置換されたC3-C6シクロアル ル基であるアミド化合物;

式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 が群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基で るアミド化合物;
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケニル基、C2 -C4アルキニル基、シアノ基及びフェニル基か らなる群より選ばれる少なくとも1種の基で 換されたメチレン基であり、Cy 2 が下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル であるアミド化合物;
 群[b-2]
ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C2-C4アルケ ル基、C2-C4アルキニル基、ヒドロキシル基、 シアノ基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6アルケニ オキシ基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6ハロア コキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1-C3 ルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子 の2重結合を形成するC1-C3アルキリデン基、 ドロキシC1-C6アルキル基、C2-C4アルキルカル ニルオキシ基、(ジ(C1-C3アルキル)アミノ)C1-C 6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基 C2-C6シアノアルキル基、C1-C3アルキルスルホ ル基及びフェノキシ基。

式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケニル基、C2 -C4アルキニル基、シアノ基及びフェニル基か らなる群より選ばれる少なくとも1種の基で 換されたメチレン基であり、Cy 2 が前記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されたシクロヘキシル基であるアミド 化合物;
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基、C2-C4アルケニル基及 C2-C4アルキニル基からなる群より選ばれる少 なくとも1種の基で置換されたメチレン基で るアミド化合物;

式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基及びシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 が前記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されてもよいC3-C6シクロアルキル基で るアミド化合物;
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基及びシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 が前記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されてもよいシクロヘキシル基である アミド化合物;

式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 がC1-C4アルキル基で置換されていてもよいC3-C 6シクロアルキル基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 がC1-C4アルキル基で置換されていてもよいシ ロヘキシル基であるアミド化合物;
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 がC1-C4アルキル基で置換されていてもよいシ ロペンチル基であるアミド化合物;及び
式(1)において、AがA 3 -Cy 2 であり、A 3 がC1-C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換さ たメチレン基であり、Cy 2 がC1-C4アルキル基で置換されていてもよいシ ロブチル基であるアミド化合物。

 本明細書中においては、化合物の構造式 便宜上一定の異性体を表すことがあるが、 発明には化合物の構造上生じる全ての活性 幾何異性体、光学異性体、立体異性体、互 異性体等の異性体および異性体混合物を含 、便宜上の式の記載に限定されるものでは く、いずれか一方の異性体でも混合物でも い。従って、分子内に不斉炭素原子を有し 学活性体およびラセミ体が存在することが り得るが、本発明においては特に限定され 、何れの場合も含まれる。

 次に、本発明化合物の製造法について説明 る。
 本発明化合物は、例えば以下の(製造法1)~( 造法9)により製造することができる。

(製造法1)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子である本 発明化合物(5)は、化合物(2)と化合物(3)とを、 脱水縮合剤の存在下に反応させることにより 製造することができる。
〔式中、A、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばテ ラヒドロフラン(以下、THFと記す場合がある 。)、エチレングリコールジメチルエーテル tert-ブチルメチルエーテル(以下、MTBEと記す 合がある。)等のエーテル類、ヘキサン、へ プタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、ト ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ク ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢 酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類、アセ トニトリル等のニトリル類、N,N-ジメチルホ ムアミド(以下、DMFと記す場合がある。)等の 酸アミド類、ジメチルスルホキシド(以下、DM SOと記す場合がある)等のスルホキシド類及び これらの混合物が挙げられる。
 反応に用いられる脱水縮合剤としては、1- チル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジ ミド塩酸塩(以下、WSCと記す。)及び1,3-ジシ ロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイ ド類が挙げられる。
 化合物(2)1モルに対して、化合物(3)が通常1~3 モルの割合、脱水縮合剤が通常1~5モルの割合 で用いられる。
 該反応の反応温度は、通常0~140℃の範囲で り、反応時間は通常1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を濾過した後、 液を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃 する等の後処理操作を行うことにより、本 明化合物(5)を単離することができる。単離 れた本発明化合物(5)は、クロマトグラフィ 、再結晶等によりさらに精製することもで る。

(製造法2)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子である本 発明化合物(5)は、化合物(2)と化合物(4)とを、 塩基の存在下、反応させることにより製造す ることができる。
〔式中、A、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF エチレングリコールジメチルエーテル、MTBE 等のエーテル類、ヘキサン、へプタン、オク タン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシ レン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン 等のハロゲン化炭化水素類、酢酸ブチル、酢 酸エチル等のエステル類、アセトニトリル等 のニトリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等の ルホキシド類及びこれらの混合物が挙げら る。
 反応に用いられる塩基としては、炭酸ナト ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸 類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ ルアミン等の第3級アミン類及びピリジン、 4-ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族 合物類等が挙げられる。
 化合物(2)1モルに対して、化合物(4)が通常1~3 モルの割合、塩基が通常1~10モルの割合で用 られる。
 該反応の反応温度は通常-20~100℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(5)を単離 ることができる。単離された本発明化合物( 5)は、クロマトグラフィー、再結晶等により らに精製することもできる。

(製造法3)
 本発明化合物のうち、Zが硫黄原子である本 発明化合物(6)は、本発明化合物のうちZが酸 原子である本発明化合物(5)と2,4-ビス(4-メト シフェニル)-1,3-ジチア-2,4-ジフォスフェタ -2,4-ジスルフィド(以下、ローソン試薬と記 。)とを反応させることにより製造すること できる。
〔式中、A、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF エチレングリコールジメチルエーテル、MTBE 等のエーテル類、ヘキサン、へプタン、オク タン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシ レン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン 等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル 、ブチロニトリル等の有機ニトリル類、ジメ チルスルホキシド等のスルホキシド類及びこ れらの混合物が挙げられる。
 本発明化合物(5)1モルに対して、ローソン試 薬が通常1~2モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常25~150℃の範囲であ 、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(6)を単離 ることができる。単離された本発明化合物( 6)は、クロマトグラフィー、再結晶等により らに精製することもできる。

(製造法4)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子であり、 X 1 がフッ素原子である本発明化合物(9)は、まず 化合物(7)と化合物(2)とを塩基の存在下で反応 させて化合物(8)を得(工程(IV-1))、次いで化合 (8)とプロパルギルアルコールとを塩基の存 下で反応させる(工程(IV-2))ことにより製造 ることができる。
〔式中、A及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
工程(IV-1)
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF エチレングリコールジメチルエーテル、MTBE 等のエーテル類、ヘキサン、へプタン、オク タン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシ レン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン 等のハロゲン化炭化水素類、酢酸ブチル、酢 酸エチル等のエステル類、アセトニトリル等 のニトリル類、DMF等の酸アミド類、ジメチル スルホキシド等のスルホキシド類及びこれら の混合物が挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、炭酸ナト ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸 類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ ルアミン等の第3級アミン類及びピリジン、 4-ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族 合物類等が挙げられる。
 化合物(2)1モルに対して、化合物(7)が通常1~3 モルの割合、塩基が通常1~10モルの割合で用 られる。
 該反応の反応温度は通常-20~100℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、化合物(8)を単離するこ ができる。単離された化合物(8)は、クロマ グラフィー、再結晶等によりさらに精製す こともできる。
工程(IV-2)
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF エチレングリコールジメチルエーテル、MTBE 等のエーテル類、ヘキサン、へプタン、オク タン等の脂肪族炭化水素類、アセトン、メチ ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等 のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族 炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化 炭化水素類、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエ ステル類、アセトニトリル等のニトリル類、 DMF等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等 のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げ られる。
 反応に用いられる塩基としては、炭酸ナト ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸 、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭 水素塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金 水素化物類、水酸化ナトリウム等のアルカ 金属水酸化物等が挙げられる。
 化合物(8)1モルに対して、プロパルギルアル コールが通常1~3モルの割合、塩基が通常1~2モ ルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常-20~100℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(9)を単離 ることができる。単離された本発明化合物( 9)は、クロマトグラフィー、再結晶等により らに精製することもできる。

(製造法5)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子である本 発明化合物(5)は、化合物(10)とプロパルギル ロミドとを塩基の存在下で反応させること より製造することができる。
〔式中、A、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF エチレングリコールジメチルエーテル、MTBE 等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳 香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲ ン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリ ル類、DMF等の酸アミド類、ジメチルスルホキ シド等のスルホキシド類、アセトン、メチル エチルケトン、メチルイソブチルケトン等の ケトン類、水及びこれらの混合物が挙げられ る。
 反応に用いられる塩基としては、炭酸ナト ウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等のア カリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウム等の ルカリ金属水酸化物類、水素化ナトリウム のアルカリ金属水素化物類等が挙げられる
 化合物(10)1モルに対して、プロパルギルブ ミドが通常1~3モルの割合、塩基が通常1~3モ の割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常-20~100℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(5)を単離 ることができる。単離された本発明化合物( 5)は、クロマトグラフィー、再結晶等により らに精製することもできる。

(製造法6)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子であり、 AがA 2 -Cy 1 であり、A 2 が単結合であり、Cy 1 が2-(C1-C3アルキルチオ)シクロヘキシル基、2-( C1-C6アルコキシ)シクロヘキシル基又は2-フェ キシシクロヘキシル基である本発明化合物( 13)は、下記のスキームに示される方法にて製 造することができる。
〔式中、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表し、R 15 はC1-C3アルキルチオ基、C1-C6アルコキシ基又 フェノキシ基を表す。〕
工程(VI-1)
 製造法2記載の方法に準じて、化合物(11)は 化合物(4)と7-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタンと 、塩基の存在下に反応させることにより製 することができる。
工程(VI-2)
 本発明化合物(13)は、化合物(11)と化合物(12) を反応させることにより製造することがで る。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばTHF エチレングリコールジメチルエーテル、MTBE 等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳 香族炭化水素類、クロロベンゼン、クロロホ ルム等のハロゲン化炭化水素類、酢酸ブチル 、酢酸エチル等のエステル類、アセトニトリ ル等のニトリル類、DMF等の酸アミド類及びこ れらの混合物が挙げられる。
 化合物(11)1モルに対して、化合物(12)が通常1 ~10モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常-20~150℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 該反応は、必要に応じて添加剤の存在下で うこともできる。かかる添加剤としては、 えばトリブチルフォスフィン等のリン化合 が挙げられる。
 式(12)で示される化合物は、水素化ナトリウ ム等のアルカリ金属水素化物等と反応させる ことによりアルカリ金属塩に調製した後、該 反応に用いることもできる。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(13)を単離 することができる。単離された本発明化合物 (13)は、クロマトグラフィー、再結晶等によ さらに精製することもできる。

(製造法7)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子であり、 AがA 2 -Cy 1 であり、Cy 1 が前記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3 -C6シクロアルキル基であるか、或いはAがA 3 -Cy 2 であり、Cy 2 が前記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3 -C6シクロアルキル基である本発明化合物(16) 、下記のスキームに示される方法にて製造 ることができる。
〔式中、A 4 はA 2 -Cy 11 又はA 3 -Cy 21 を表し、A 5 はA 2 -Cy 12 又はA 3 -Cy 22 を表し、Cy 11 は前記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがCH(OH)に置換されたC3-C6シクロ アルキル基を表し、Cy 21 は前記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがCH(OH)に置換されたC3-C6シクロ アルキル基を表し、Cy 12 は前記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3 -C6シクロアルキル基を表し、Cy 22 は前記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよく、かつ環を形成する メチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3 -C6シクロアルキル基を表し、X 1 、X 2 、A 2 及びA 3 は前記と同じ意味を表す。〕
工程(VII-1)
 製造法2記載の方法に準じて、化合物(15)は 化合物(4)と化合物(14)とを、塩基の存在下に 応させることにより製造することができる
工程(VII-2)
 本発明化合物(16)は、化合物(15)と酸化剤と 反応させることにより製造することができ 。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばア トン、メチルエチルケトン、メチルイソブ ルケトン等のケトン類、クロロホルム等の ロゲン化炭化水素類、水及びこれらの混合 が挙げられる。
 反応に用いられる酸化剤としては、ビス(ア セトキシ)フェニルヨージド等の超原子価ヨ 素化合物、重クロム酸カリウム、クロム酸 のクロム化合物、過ヨウ素酸等の酸化ハロ ン化合物、二酸化マンガン、過マンガン酸 リウム等のマンガン酸化物等が挙げられる
 本発明化合物(15)1モルに対して、酸化剤が 常1~10モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常-78~150℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を水に注加し、 機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する の後処理操作を行うことにより、本発明化 物(16)を単離することができる。単離された 本発明化合物(16)は、クロマトグラフィー、 結晶等によりさらに精製することもできる

(製造法8)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子であり、 AがA 2 -Cy 1 であり、Cy 1 が環を形成する同一炭素原子との2重結合を 成するC1-C3アルキリデン基で置換されたC3-C6 クロアルキル基であるか、或いはAがA 3 -Cy 2 であり、Cy 2 が環を形成する同一炭素原子との2重結合を 成するC1-C3アルキリデン基で置換されたC3-C6 クロアルキル基である化合物(19)は、化合物 (17)と化合物(18)とを塩基の存在下で反応させ ことにより製造することができる。
〔式中、A 6 はA 2 -Cy 13 又はA 3 -Cy 23 を表し、Cy 13 は環を形成するメチレンの1つがカルボニル に置換されたC3-C6シクロアルキル基を表し、 Cy 23 は環を形成するメチレンの1つがカルボニル に置換されたC3-C6シクロアルキル基を表し、 A 7 はA 2 -Cy 14 又はA 3 -Cy 24 を表し、Cy 14 は環を形成する同一炭素原子との2重結合を 成するC1-C3アルキリデン基で置換されたC3-C6 クロアルキル基を表し、Cy 24 は環を形成する同一炭素原子との2重結合を 成するC1-C3アルキリデン基で置換されたC3-C6 クロアルキル基を表し、R 16 はC1-C3アルキル基を表し、Xは塩素原子、臭素 原子又はヨウ素原子を表し、X 1 、X 2 、A 2 及びA 3 は前記と同じ意味を表す。〕
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばア トン、メチルエチルケトン、メチルイソブ ルケトン等のケトン類、クロロホルム等の ロゲン化炭化水素類、水及びこれらの混合 が挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、例えばtert -ブトキシカリウム、n-ブチルリチウム等のア ルカリ金属塩、水酸化ナトリウム等のアルカ リ金属水酸化物等が挙げられる。
 本発明化合物(17)1モルに対して、式(18)で示 れる化合物が通常1~10モルの割合、塩基が通 常1~10モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常-78~150℃の範囲であ り、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(19)を単離 することができる。単離された本発明化合物 (19)は、クロマトグラフィー、再結晶等によ さらに精製することもできる。

(製造法9)
 本発明化合物のうち、Zが酸素原子であり、 AがA 2 -Cy 1 であり、Cy 1 が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシ ロアルキル基であるか、或いは、AがA 3 -Cy 2 であり、Cy 2 が群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置 換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミノシ ロアルキル基である本発明化合物(20)は、化 合物(16)とヒドロキシルアミン又はその塩と 反応させることにより製造することができ 。
〔式中、A 8 はA 2 -Cy 15 又はA 3 -Cy 25 を表し、Cy 15 は前記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミ シクロアルキル基を表し、Cy 25 は前記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基 で置換されていてもよいC3-C6ヒドロキシイミ シクロアルキル基を表し、A 2 、A 3 、A 5 、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、1,4-ジオキ サン、テトラヒドロフラン、MTBE等のエーテ 類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水 類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水 類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水 類、酢酸エチル等のエステル類、アセトニ リル、ブチロニトリル等のニトリル類、DMF の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等の ルホキシド類、メタノール、エタノール等 アルコール類、水及びこれらの混合物が挙 られる。
 化合物(16)1モルに対して、ヒドロキシルア ン又はその塩が通常1~5モルの割合で用いら る。
 該反応の反応温度は通常0~150℃の範囲であ 、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、本発明化合物(20)を単離 することができる。単離された本発明化合物 (20)は、クロマトグラフィー、再結晶等によ さらに精製することもできる。

 本発明化合物の製造に用いる中間体の一部 、市販されているか、公知の文献等に開示 ある化合物である。かかる製造中間体は例 ば下記の方法により製造することができる
(中間体製造法1)
 化合物(3)及び化合物(4)は、下記のスキーム 示される方法にて製造することができる。
〔式中、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
工程(i-1)
 化合物(M2)は、化合物(M1)とプロパルギルブ ミドとを、塩基の存在下で反応させること より製造することができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばDMF の酸アミド類及びDMSO等のスルホキシド類が 挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば炭 ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム のアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウ 等のアルカリ金属水酸化物等が挙げられる
 化合物(M1)1モルに対して、プロパルギルブ ミドが通常2~5モルの割合、塩基が通常2~5モ の割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~140℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、化合物(M2)を単離するこ とができる。単離された化合物(M2)は、クロ トグラフィー、再結晶等によりさらに精製 ることもできる。

工程(i-2)
 化合物(3)は、化合物(M2)を塩基の存在下、加 水分解反応させることにより製造することが できる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば水 化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ 金属水酸化物が挙げられる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばテ ラヒドロフラン、エチレングリコールジメ ルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル等 エーテル類、メタノール、エタノール等の ルコール類、水及びこれらの混合物が挙げ れる。
 化合物(M2)1モルに対して、塩基が通常1~10モ の割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~120℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応液を酸性にした後、固 が析出した場合は、濾過することにより化 物(3)を単離することができ、また固体が析 しない場合は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、化合物(3)を単離するこ ができる。単離された化合物(3)は、クロマ グラフィー、再結晶等によりさらに精製す こともできる。

工程(i-3)
 化合物(4)は、化合物(3)と塩化チオニルとを 応させることにより製造することができる
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばヘ サン、へプタン、オクタン等の脂肪族炭化 素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化 素類、アセトニトリル等のニトリル類、ク ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、DMF の酸アミド類及びこれらの混合物が挙げら る。
 化合物(3)1モルに対して、塩化チオニルが通 常1~2モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常20~120℃の範囲であ 、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を濃縮する等の 処理操作を行うことにより、化合物(4)を単 することができる。単離された化合物(4)は クロマトグラフィー、再結晶等によりさら 精製することもできる。

(中間体製造法2)
 化合物(10)は、下記のスキームに示される方 法にて製造することができる。
〔式中、A、X 1 及びX 2 は前記と同じ意味を表す。〕
工程(ii-1)
 化合物(M3)は、化合物(M1)とベンジルブロミ とを、塩基の存在下で反応させることによ 製造することができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばDMF の酸アミド類及びDMSO等のスルホキシド類が 挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば炭 ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム のアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウ 等のアルカリ金属水酸化物等が挙げられる
 化合物(M1)1モルに対して、ベンジルブロミ が通常2~5モルの割合、塩基が通常2~5モルの 合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~140℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、化合物(M3)を単離するこ とができる。単離された化合物(M3)は、クロ トグラフィー、再結晶等によりさらに精製 ることもできる。

工程(ii-2)
 化合物(M4)は、化合物(M3)を塩基の存在下、 水分解反応させることにより製造すること できる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば水 化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ 金属水酸化物が挙げられる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばテ ラヒドロフラン、エチレングリコールジメ ルエーテル、MTBE等のエーテル類、メタノー ル、エタノール等のアルコール類、水及びこ れらの混合物が挙げられる。
 化合物(M3)1モルに対して、塩基が通常1~10モ の割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~120℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応液を酸性にした後、固 が析出した場合は、濾過して化合物(M4)を単 離し、固体が析出しない場合は、反応混合物 を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮す る等の後処理操作を行うことにより、化合物 (M4)を単離することができる。単離された化 物(M4)は、クロマトグラフィー、再結晶等に りさらに精製することもできる。

工程(ii-3)
 化合物(M5)は、化合物(M4)と塩化チオニルと 反応させることにより製造することができ 。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばヘ サン、へプタン、オクタン等の脂肪族炭化 素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化 素類、アセトニトリル等のニトリル類、ク ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、DMF の酸アミド類及びこれらの混合物が挙げら る。
 化合物(M4)1モルに対して、塩化チオニルが 常1~2モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常20~120℃の範囲であ 、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を濃縮する等の 処理操作を行うことにより、化合物(M5)を単 離することができる。単離された化合物(M5) 、クロマトグラフィー、再結晶等によりさ に精製することもできる。

工程(ii-4)
 製造法2に記載の方法に準じて、化合物(M6) 、化合物(M5)と化合物(2)とを、塩基の存在下 反応させることにより製造することができ 。

工程(ii-5)
 化合物(10)は、化合物(M6)をパラジウム炭素 在下、水素と反応させることにより製造す ことができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばヘ サン、へプタン、オクタン等の脂肪族炭化 素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化 素類、メタノール、エタノール等のアルコ ル類、酢酸エチル等のエステル類、THF、MTBE 等のエーテル類、水及びこれらの混合物が挙 げられる。
 化合物(M6)1モルに対して、パラジウム炭素 0.01~0.1モルの割合、水素が通常1~2モルの割合 で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~50℃の範囲であり 、反応時間は通常0.1~24時間の範囲である。
 該反応で使用する水素の圧力は、常圧~10気 の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を濾過し、濃縮 る等の後処理操作を行うことにより、化合 (10)を単離することができる。単離された化 合物(10)は、クロマトグラフィー、再結晶等 よりさらに精製することもできる。

 化合物(3)のうちX 1 及びX 2 がフッ素原子である化合物(3,5-ジフルオロ-4-( 2-プロピニルオキシ)安息香酸)は、(中間体製 法3)又は(中間体製造法4)に記載の方法にて 3,4,5-トリフルオロベンズアルデヒドから製 することができる。
(中間体製造法3)
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸は、下記のスキームに示される方法にて 造することができる。
〔式中、R 100 はC1-C4アルキル基、2-プロピニル基又はベン ル基を表し、L 1 は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はメタ ンスルホニルオキシ基を表す。〕
工程(iii-1)
 3,4,5-トリフルオロ安息香酸は、3,4,5-トリフ オロベンズアルデヒドと酸化剤とを反応さ ることにより製造することができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばア トン、メチルエチルケトン、メチルイソブ ルケトン等のケトン類、アセトニトリル等 ニトリル類、DMF等の酸アミド類、クロロホ ム等のハロゲン化炭化水素類、水及びこれ の混合物が挙げられる。
 反応に用いられる酸化剤としては、例えば 過マンガン酸カリウム、3-クロロ過安息香 、一過硫酸塩化合物(OXONE(登録商標))が挙げ れる。
 3,4,5-トリフルオロベンズアルデヒド1モルに 対して、酸化剤が通常1~5モルの割合で用いら れる。
 該反応の反応温度は通常0~100℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、3,4,5-トリフルオロ安息 酸を単離することができる。単離された3,4, 5-トリフルオロ安息香酸は、クロマトグラフ ー、再結晶等によりさらに精製することも きる。

工程(iii-2)
 化合物(M8)は、3,4,5-トリフルオロ安息香酸と 化合物(M7)とを、塩基の存在下で反応させる とにより製造することができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばア トニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミ 類、DMSO等のスルホキシド類、水及びこれら の混合物が挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば炭 ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム のアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウ 等のアルカリ金属水酸化物等が挙げられる
 3,4,5-トリフルオロ安息香酸1モルに対して、 化合物(M7)が通常2~5モルの割合、塩基が通常2~ 5モルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~140℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、化合物(M8)を単離するこ とができる。単離された化合物(M8)は、クロ トグラフィー、再結晶等によりさらに精製 ることもできる。

工程(iii-3)
 化合物(M9)は、化合物(M8)とプロパルギルア コールとを、塩基の存在下で反応させるこ により製造することができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばア トニトリル等のニトリル類、DMF等の酸アミ 類、DMSO等のスルホキシド類が挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば炭 ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム のアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウ 等のアルカリ金属水酸化物、水素化ナトリ ム等のアルカリ金属水素化物等が挙げられ 。
 化合物(M8)1モルに対して、プロパルギルア コールが通常1~5モルの割合、塩基が通常1~5 ルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~140℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、化合物(M9)を単離するこ とができる。単離された化合物(M9)は、クロ トグラフィー、再結晶等によりさらに精製 ることもできる。

工程(iii-4)
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸は、化合物(M9)を塩基の存在下、加水分解 応させることにより製造することができる
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば水 化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ 金属水酸化物が挙げられる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばテ ラヒドロフラン、エチレングリコールジメ ルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル等 エーテル類、メタノール、エタノール等の ルコール類、水及びこれらの混合物が挙げ れる。
 化合物(M9)1モルに対して、塩基が通常1~10モ の割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~120℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応液を酸性にした後、反 混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥 濃縮する等の後処理操作を行うことにより 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸を単離することができる。単離された3,5- フルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸は 、クロマトグラフィー、再結晶等によりさら に精製することもできる。

(中間体製造法4)
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸は、下記のスキームに示される方法にて 造することができる。
工程(iv-1)
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)ベン アルデヒドは、3,4,5-トリフルオロベンズア デヒドとプロパルギルアルコールとを、塩 の存在下で反応させることにより製造する とができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばト エン等の炭化水素類、アセトニトリル等の トリル類、DMF等の酸アミド類、DMSO等のスル ホキシド類、アセトン、メチルエチルケトン 、メチルイソブチルケトン等のケトン類、水 及びこれらの混合物が挙げられる。
 反応に用いられる塩基としては、例えば炭 ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム のアルカリ金属炭酸塩類、水酸化ナトリウ 等のアルカリ金属水酸化物、水素化ナトリ ム等のアルカリ金属水素化物が挙げられる
 3,4,5-トリフルオロベンズアルデヒド1モルに 対して、プロパルギルアルコールが通常1~5モ ルの割合、塩基が通常1~5モルの割合で用いら れる。
 該反応の反応温度は通常0~100℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ピニルオキシ)ベンズアルデヒドを単離する とができる。単離された3,5-ジフルオロ-4-(2- ロピニルオキシ)ベンズアルデヒドは、クロ マトグラフィー、再結晶等によりさらに精製 することもできる。

工程(iv-2)
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸は、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ) ベンズアルデヒドと酸化剤とを、反応させる ことにより製造することができる。
 該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
 反応に用いられる溶媒としては、例えばア トン、メチルエチルケトン、イソブチルケ ン等のケトン類、アセトニトリル等のニト ル類、DMF等の酸アミド類、クロロホルム等 ハロゲン化炭化水素類、水及びこれらの混 物が挙げられる。
 反応に用いられる酸化剤としては、例えば 過マンガン酸カリウム、3-クロロ過安息香 、一過硫酸塩化合物(OXONE(登録商標))が挙げ れる。
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)ベン アルデヒド1モルに対して、酸化剤が通常1~3 ルの割合で用いられる。
 該反応の反応温度は通常0~100℃の範囲であ 、反応時間は通常0.5~24時間の範囲である。
 反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽 し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操 を行うことにより、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ピニルオキシ)安息香酸を単離することがで る。単離された3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニ オキシ)安息香酸は、クロマトグラフィー、 再結晶等によりさらに精製することもできる 。

 本発明化合物の製造中間体である式(10)
〔式中、X 1 、X 2 及びAは前記と同じ意味を表す。〕
で示される化合物の態様としては、例えば以 下のものが挙げられる。
式(10)において、X 1 がフッ素原子である化合物;
式(10)において、X 1 がメトキシ基である化合物;
式(10)において、X 1 がフッ素原子であり、X 2 が水素原子である化合物;
式(10)において、X 1 がフッ素原子であり、X 2 がフッ素原子である化合物;
式(10)において、X 1 がメトキシ基であり、X 2 が水素原子である化合物;及び
式(10)において、X 1 がメトキシ基であり、X 2 がメトキシ基である化合物。

 本発明化合物が優れた効力を有する植物 害としては、糸状菌類病害、細菌類病害、 イルス病害を含むものであるが、具体的に 糸状菌類としてエリシフェ属菌、例えばコ ギうどんこ病菌(Erysiphe graminis)、ウンシヌ 属菌、例えばブドウうどんこ病菌(Uncinula nec ator)、ポドスファエラ属菌、例えばリンゴう んこ病菌(Podosphaera leucotricha)、スファエロ カ属菌、例えばキュウリうどんこ病菌(Sphaero theca cucurbitae)、オイディオプシス属菌、例え ばトマトうどんこ病菌(Oidiopsis sicula)、マグ ポリセ属菌、例えばイネいもち病菌(Magnaporth e oryzae)、コクリオボルス属菌、例えばイネ ま葉枯病菌(Cochliobolus miyabeanus)、ミコスファ レラ属菌、例えばコムギ葉枯病菌(Mycosphaerella  graminicola)、パイレノフォーラ属菌、例えば オムギ網斑病菌(Pyrenophora teres)、スタゴノ ポラ属菌、例えばコムギふ枯れ病菌(Stagonospo ra nodorum)リンコスポリウム属菌、例えばオオ ムギ雲形病菌(Rhynchosporium secalis)、シュード ーコスポレラ属菌、例えばコムギ眼紋病菌(P seudocercosporella herpotrichoides)、ゴーマノマイセ ス属菌、例えばコムギ立枯病菌(Gaeumannomyces g raminis)、フザリウム属菌、例えばコムギ赤か 病菌(Fusarium sp.)、ミクロドキウム属菌、例 ばコムギ紅色雪腐病菌(Microdochium nivale)、ベ ンチュリア属菌、例えばリンゴ黒星病菌(Ventu ria inaequalis)、エルシノエ属菌、たとえばブ ウ黒痘病菌(Elsinoe ampelina)、ボトリティス属 、例えばキュウリ灰色かび病菌(Botrytis ciner ea)、モニリニア属菌、例えばモモ灰星病菌(Mo nilinia fructicola)、フォーマ属菌、例えばナタ 根朽病菌(Phoma lingam)、クラドスポリウム属 、例えばトマト葉かび病菌(Cladosporium fulvum サーコスポラ属菌、例えばラッカセイ褐斑 菌(Cercospora beticola)、サーコスポリディウム 属菌、例えばカッラセイ黒渋病菌(Cercosporidium  personatum)、コレトトリカム属菌、例えばイ ゴ炭そ病菌(Colletotrichum fragariae)、スクレロ ィニア属菌、例えばキュウリ菌核病菌(Sclerot inia sclerotiorum)、アルタナーリア属菌、例え リンゴ斑点落葉病菌(Alternaria mali)、バーテ シリウム属菌、例えばナス半身萎凋病菌(Vert icillium dahliae)、リゾクトニア属菌、例えばイ ネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、パクシニア属菌 、例えばコムギ赤さび病菌(Puccinia recondita)、 ファコプソラ属菌、例えばダイズさび病菌(Ph akopsora pachyrhizi)、ティレティア属菌、例えば コムギなまぐさ黒穂病菌(Tilletia caries)ウステ ィラゴ属菌、例えばオオムギ裸黒穂病菌(Ustil ago nuda)、スクレロティウム属菌、例えばラ カセイ白絹病菌(Sclerotium rolfsii)、ファイト トーラ属菌、例えばジャガイモ疫病菌(Phytoph thora infestans)、シュードペロノスポーラ属菌 例えばキュウリべと病菌(Pseudoperonospora cuben sis)、ペロノスポーラ属菌、例えばハクサイ と病菌(Peronospora parasitica)、プラズモパラ属 、例えばブドウべと病菌(Plasmopara viticola)、 スクレロフトーラ属菌、例えばイネ黄化萎縮 病菌(Sclerophthora macrospora)、ピシウム属菌、例 えばキュウリ苗立枯病菌(Pythium ultimum)、プラ ズモディオフォーラ属菌、例えばナタネ根こ ぶ病菌(Plasmodiophora brassicae)などが挙げられる 。また細菌として、バークホルデリア属菌、 例えばイネ苗立枯細菌病菌(Burkholderia plantarii )、シュードモナス属菌、例えばキュウリ斑 細菌病菌(Pseudomonas syringae pv. Lachrymans)、ラ ストニア属細菌、例えばナス青枯病菌(Ralsto nia solanacearum)、ザンソモナス属細菌、例えば カンキツかいよう病菌(Xanthomonas citiri)、エル ウィニア属細菌、例えばハクサイ軟腐病菌(Er winia carotovora)等が挙げられる。ウイルス病と してはタバコモザイクウイルス(Tobacco mosaic  virus)、キュウリモザイクウイルス(Cucumber mosa ic virus)等が挙げられるが、何れも該殺菌ス クトルはこれらに限定されるべきものでは い。

 本発明の植物病害防除剤は本発明化合物 のものであってもよいが、通常は固体担体 液体担体、界面活性剤その他の製剤用補助 と混合し、乳剤、水和剤、顆粒水和剤、フ アブル剤、粉剤、粒剤等に製剤化されてい 。これらの製剤は本発明化合物を通常0.1~90 量%含有する。

 製剤化の際に用いられる固体担体として 、例えばカオリンクレー、アッタパルジャ トクレー、ベントナイト、モンモリロナイ 、酸性白土、パイロフィライト、タルク、 藻土、方解石等の鉱物、トウモロコシ穂軸 、クルミ殻粉等の天然有機物、尿素等の合 有機物、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウ 等の塩類、合成含水酸化珪素等の合成無機 等からなる微粉末あるいは粒状物等が挙げ れ、液体担体としては、例えばキシレン、 ルキルベンゼン、メチルナフタレン等の芳 族炭化水素類、2-プロパノール、エチレン リコール、プロピレングリコール、セロソ ブ等のアルコール類、アセトン、シクロヘ サノン、イソホロン等のケトン類、ダイズ 、綿実油等の植物油、石油系脂肪族炭化水 類、エステル類、ジメチルスルホキシド、 セトニトリル、水が挙げられる。

 界面活性剤としては、例えばアルキル硫 エステル塩、アルキルアリールスルホン酸 、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキ エチレンアルキルアリールエーテルリン酸 ステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタ ンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物 の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチ ンアルキルアリールエーテル、ポリオキシ チレンアルキルポリオキシプロピレンブロ クコポリマ-、ソルビタン脂肪酸エステル等 の非イオン界面活性剤が挙げられる。

 その他の製剤用補助剤としては、例えば リビニルアルコール、ポリビニルピロリド 等の水溶性高分子、アラビアガム、アルギ 酸及びその塩、CMC(カルボキシメチルセルロ -ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウ マグネシウムシリケート、アルミナゾル等 無機物、防腐剤、着色剤、PAP(酸性リン酸イ ソプロピル)、BHT等の安定化剤が挙げられる

 本発明の植物病害防除剤は、例えば植物 に処理することにより当該植物を植物病害 ら保護するために用いられ、また、土壌に 理することにより当該土壌に生育する植物 植物病害から保護するために用いられる。

 本発明の植物病害防除剤を植物体に茎葉処 することにより用いる場合又は土壌に処理 ることにより用いる場合、その処理量は、 除対象植物である作物等の種類、防除対象 害の種類、防除対象病害の発生程度、製剤 態、処理時期、気象条件等によって変化さ 得るが、10000m 2 あたり本発明化合物として通常1~5000g、好ま くは5~1000gである。

 乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通常 で希釈して散布することにより処理する。 の場合、本発明化合物の濃度は通常0.0001~3 量%、好ましくは0.0005~1重量%の範囲である。 剤、粒剤等は通常希釈することなくそのま 処理する。

 また、本発明の植物病害防除剤は種子消 等の処理方法で用いることもできる。その 法としては、例えば本発明化合物の濃度が1 ~1000ppmとなるように調製した本発明の植物病 防除剤に植物の種子を浸漬する方法、植物 種子に本発明化合物の濃度が1~1000ppmの本発 の植物病害防除剤を噴霧もしくは塗沫する 法及び植物の種子に本発明の植物病害防除 を粉衣する方法が挙げられる。

 本発明の植物病害防除方法は、通常本発 の植物病害防除剤の有効量を、病害の発生 予測される植物若しくはその植物が生育す 土壌に処理する、及び/又は病害の発生が確 認された植物若しくはその植物が生育する土 壌に処理することにより行われる。

 本発明の植物病害防除剤は、畑、水田、 生、果樹園等の農耕地における植物病害の 除剤として、以下に挙げられる「作物」等 栽培する農耕地等において、当該農耕地の 害を防除することができる。

 農作物;トウモロコシ、イネ、コムギ、オオ ムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ 、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナ タネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等、
 野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キ ュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メ ロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、 イヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キ ベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラ ー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、 ーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネ ギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、 リ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメ カボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソ 、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント 、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノ モ、サトイモ等、
 花卉、
 観葉植物、
 果樹;仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホ ナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、 スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アン ズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミ ン、オレンジ、レモン、ライム、グレープ ルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバ 、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッ 、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリ ー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベ リー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、 ナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等
 果樹以外の樹;チャ、クワ、花木、街路樹( ネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポ ラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤ 、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、 ウヒ、イチイ)等。

 上記「作物」とは、イソキサフルトール のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスル フロンメチル等のALS阻害剤、EPSP合成酵素阻 剤、グルタミン合成酵素阻害剤、ブロモキ ニル等の除草剤に対する耐性が、古典的な 種法、もしくは遺伝子組換え技術により付 された作物も含まれる。

 古典的な育種法により耐性が付与された 作物」の例として、イマゼタピル等のイミ ゾリノン系除草剤耐性のClearfield(登録商標) ノーラ、チフェンスルフロンメチル等のス ホニルウレア系ALS阻害型除草剤耐性のSTSダ ズ等がある。また、遺伝子組換え技術によ 耐性が付与された「作物」の例として、グ ホサートやグルホシーネート耐性のトウモ コシ品種があり、RoundupReady(登録商標)及びLi bertyLink(登録商標)等の商品名ですでに販売さ ている。

 上記「作物」とは、遺伝子組換え技術を用 て、例えば、バチルス属で知られている選 的毒素等を合成する事が可能となった作物 含まれる。
 この様な遺伝子組換え植物で発現される毒 として、バチルス・セレウスやバチルス・ ピリエ由来の殺虫性タンパク;バチルス・チ ューリンゲンシス由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、C ry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ-エ ドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の 虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり 毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的 神経毒素等動物によって産生される毒素;糸 菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリ シン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、 タチン、シスタチン、パパイン阻害剤等の ロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP 、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジ ン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3-ヒ ロキシステロイドオキシダーゼ、エクジス ロイド-UDP-グルコシルトランスフェラーゼ コレステロールオキシダーゼ等のステロイ 代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG-COAリダク ーゼ;ナトリウムチャネル、カルシウムチャ ル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホ ルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;ス ルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ; チナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。

 また、この様な遺伝子組換え作物で発現さ る毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、C ry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1又はCry9C等のδ-エンドトキ ンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺 虫タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損 した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイ ブリッド毒素は組換え技術を用いて、これら タンパクの異なるドメインの新しい組み合わ せによって作り出される。一部を欠損した毒 素としては、アミノ酸配列の一部を欠損した Cry1Abが知られている。修飾された毒素として は、天然型の毒素のアミノ酸の1つ又は複数 置換されている。
 これら毒素の例及びこれら毒素を合成する ができる組換え植物は、EP-A-0 374 753、WO 93 /07278、WO 95/34656、EP-A-0 427 529、EP-A-451 878、W O 03/052073等に記載されている。
 これらの組換え植物に含まれる毒素は、特 、甲虫目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫へ 耐性を植物へ付与する。

 また、1つ若しくは複数の殺虫性の害虫抵 抗性遺伝子を含み、1つ又は複数の毒素を発 する遺伝子組換え植物は既に知られており いくつかのものは市販されている。これら 伝子組換え植物の例として、YieldGard(登録商 )(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種)、Y ieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現す トウモロコシ品種)、YieldGard Plus(登録商標)(C ry1AbとCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種 )、Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素とグルホシ ートへの耐性を付与する為にホスフィノト シン N-アサチルトランスフェラーゼ(PAT)を 現するトウモロコシ品種)、NuCOTN33B(Cry1Ac毒素 を発現するワタ品種)、Bollgard I(登録商標)(Cry 1Ac毒素を発現するワタ品種)、Bollgard II(登録 標)(Cry1AcとCry2Ab毒素とを発現するワタ品種) VIPCOT(登録商標)(VIP毒素を発現するワタ品種) 、NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガ イモ品種)、NatureGard(登録商標)Agrisure(登録商 )GT Advantage(GA21 グリホサート耐性形質)、Agri sure(登録商標) CB Advantage(Bt11コーンボーラー( CB)形質)、Protecta(登録商標)等が挙げられる。

 上記「作物」とは、遺伝子組換え技術を用 て、選択的な作用を有する抗病原性物質を 生する能力を付与されたものも含まれる。
 抗病原性物質の例として、PRタンパク等が られている(PRPs、EP-A-0 392 225)。このような 病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え 物は、EP-A-0 392 225、WO 95/33818、EP-A-0 353 19 1等に記載されている。
 こうした遺伝子組換え植物で発現される抗 原性物質の例として、例えば、ナトリウム ャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤( ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知ら れている。)等のイオンチャネル阻害剤;スチ ベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キ ナーゼ;グルカナーゼ;PRタンパク;ペプチド抗 生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病 害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害 抗性遺伝子と呼ばれ、WO 03/000906に記載され いる。)等の微生物が産生する抗病原性物質 等が挙げられる。

 また、本発明の植物病害防除剤を他の殺菌 、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、 物生長調節剤、肥料または土壌改良剤と混 して、または混合せずに同時に用いること できる。
 かかる植物病害防除剤の有効成分としては 例えば、クロロタロニル、フルアジナム、 クロフルアニド、ホセチル-Al、環状イミド 導体(キャプタン、キャプタホール、フォル ペット等)、ジチオカーバメート誘導体(マン ブ、マンコゼブ、チラム、ジラム、ジネブ プロピネブ等)、無機もしくは有機の銅誘導 体(塩基性硫酸銅、塩基性塩化銅、水酸化銅 オキシン銅等)、アシルアラニン誘導体(メタ ラキシル、フララキシル、オフレース、シプ ロフラン、ベナラキシル、オキサジキシル等 )、ストロビルリン系化合物(クレソキシムメ ル、アゾキシストロビン、トリフロキシス ロビン、ピコキシストロビン、ピラクロス ロビン、フルオキサストロビン、メトミノ トロビン、オリザストロビン、エネストロ ン、ジモキシストロビン等)、アニリノピリ ミジン誘導体(シプロジニル、ピリメタニル メパニピリム等)、フェニルピロール誘導体( フェンピクロニル、フルジオキソニル等)、 ミド誘導体(プロシミドン、イプロジオン、 ンクロゾリン等)、ベンズイミダゾール誘導 体(カルベンダジム、ベノミル、チアベンダ ール、チオフ
ァネートメチル等)、アミン誘導体(フェンプ ピモルフ、トリデモルフ、フェンプロピジ 、スピロキサミン等)、アゾール誘導体(プ ピコナゾール、トリアジメノール、プロク ラズ、ペンコナゾール、テブコナゾール、 ルシラゾール、ジニコナゾール、ブロムコ ゾール、エポキシコナゾール、ジフェノコ ゾール、シプロコナゾール、メトコナゾー 、トリフルミゾール、テトラコナゾール、 イクロブタニル、フェンブコナゾール、ヘ サコナゾール、フルキンコナゾール、トリ ィコナゾール、ビテルタノール、イマザリ 、フルトリアホール、イプコナゾール、ペ ラゾエート、プロチオコナゾール等)、トリ ォリン、ピリフェノックス、フェナリモル プロパモカルブ、シモキサニル、ジメトモ フ、フルモルフ、ファモキサドン、フェナ ドン、ピリベンカルブ、イプロヴァリカル 、ベンチアバリカルブ、マンジプロパミド シアゾファミド、アミスルブロム、ゾキサ ド、エタボキサム、ボスカリド、ペンチオ ラド、フルオピラム、ビキサフェン、カル キシン、オキシカルボキシン、チフルザミ 、フルトラニル、メプロニル、フラメトピ 、ペンシクロン、ヒメキサゾール、エトリ アゾール、フェリムゾン、シルチオファム ブラストサイジンS、カスガマイシン、スト レプトマイシン、ピラゾフォス、イプロベン フォス、エディフェンフォス、イソプロチオ ラン、フサライド、ピロキロン、トリシクラ ゾール、カルプロパミド、ジクロシメット、 フェノキサニル、プロベナゾール、チアジニ ル、イソチアニル、イミノクタジン、グアザ チン、トルニファニド、トルクロフォスメチ ル、フェンヘキサミド、ポリオキシンB、キ キシフェン、プロキナジド、メトラフェノ 、シフルフェナミド、ジエトフェンカルブ フルオピコリド及びアシベンゾラールSメチ が挙げられる。

 以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例 によりさらに詳しく説明するが、本発明は れらの例のみに限定されるものではない。
 まず、本発明化合物の製造例を示す。

製造例1
 THF5mlに、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキ シ)安息香酸塩化物0.35g、2-ヒドロキシ-1,2-ジ チルプロピルアミン0.50g及びトリエチルアミ ン0.50gとを加え、該混合物を室温で2時間攪拌 した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマ トグラフィーに付し、N-(2-ヒドロキシ-1,2-ジ チルプロピル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニ オキシ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物 1と記す。)0.48gを得た。
 本発明化合物1
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.25 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.28 (6H, s), 2. 00 (1H, s), 2.52 (1H, t, J = 2.4 Hz), 4.08-4.15 ( 1H, m), 4.88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.39 (1H, d, J  = 8.0 Hz), 7.34-7.41 (2H, m).

製造例2
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸塩化物の代わりに3-メトキシ-4-(2-プロピニ ルオキシ)安息香酸塩化物を用いて製造例1記 の方法に準じて、N-(2-ヒドロキシ-1,2-ジメチ ルプロピル)-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキ )安息香酸アミド(以下、本発明化合物2と記 。)を得た。
 本発明化合物2
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.25 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.26 (3H, s), 1. 28 (3H, s), 2.54 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.91 (3H,  s), 4.06-4.15 (1H, m), 4.80 (2H, d, J = 2.4 Hz),  6.53-6.56 (1H, br m), 7.00 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7 .29 (1H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 7.46 (1H, d, J = 2.0 Hz).

製造例3
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミ を用いて、製造例1記載の方法に準じて、N-( 2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-3,5-ジフルオ -4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド(以 、本発明化合物3と記す。)を得た。
 本発明化合物3
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.29 (6H, s), 2.11 (1H, s), 2.52 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.46 (2H, d, J = 6.0 Hz), 4.88 (2H,  d, J = 2.4 Hz), 6.57 (1H, br s), 7.36-7.43 (2H, m ).

製造例4
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミ を用いて、また3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニ ルオキシ)安息香酸塩化物の代わりに3-メトキ シ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物を いて製造例1記載の方法に準じて、N-(2-ヒド キシ-2-メチルプロピル)-3-メトキシ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本発明 合物4と記す。)を得た。
 本発明化合物4
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.29 (6H, s), 2.38 (1H, s), 2.53 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.47 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.93 (3H,  s), 4.82 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.55 (1H, br s), 7 .04 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.30 (1H, dd, J = 8.5, 1.7 Hz), 7.47 (1H, d, J = 1.7 Hz).

製造例5
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル ミンを用いて製造例1記載の方法に準じて、N -(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)-3,5-ジフ ルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミ (以下、本発明化合物5と記す。)を得た。
 本発明化合物5
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 0.95 (6H, s), 2.52 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3. 30 (2H, d, J = 6.4 Hz), 3.32 (2H, d, J = 6.4 Hz ), 3.56 (1H, t, J = 6.4 Hz), 4.88 (2H, d, J = 2 .4 Hz), 6.89 (1H, br s), 7.34-7.41 (2H, m).

製造例6
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-アミノ-2-メチルプロピルアミンを いて製造例1記載の方法に準じて、N-(2-アミ -2-メチルプロピル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本発明 合物6と記す。)を得た。
 本発明化合物6
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.18 (6H, s), 1.41 (2H, br s), 2.52 (1H, t,  J = 2.4 Hz), 3.30 (2H, d, J = 5.6 Hz), 4.88 (2 H, d, J = 2.4 Hz), 6.83 (1H, br s), 7.36-7.44 (2H , m).

製造例7
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキ ル}メチルアミンを用いて製造例1記載の方法 に準じて、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロヘ シル}メチル-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニル キシ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物7 記す。)を得た。
 本発明化合物7
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.30-1.53 (10H, m), 2.52 (1H, t, J = 2.4 Hz ), 3.19 (1H, t, J = 6.4 Hz), 3.42 (2H, d, J = 6 .3 Hz), 3.45 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.88 (2H, d, J  = 2.4 Hz), 6.76-6.81 (1H, m), 7.33-7.40 (2H, m).

製造例8
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキ ル}メチルアミンを用いて、また3,5-ジフルオ ロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物の わりに3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸塩化物を用いて製造例1記載の方法に準 て、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル }メチル-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸アミド(以下、本発明化合物8と記す。) 得た。
 本発明化合物8
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.28-1.52 (10H, m), 2.53 (1H, t, J = 2.4 Hz ), 3.38 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.40 (2H, d, J = 6 .8 Hz), 3.85 (1H, t, J = 7.0 Hz), 3.93 (3H, s),  4.82 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.57-6.63 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 8.3, 2.1  Hz), 7.46 (1H, d, J = 2.1 Hz).

製造例9
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロペン ル}メチルアミンを用いて製造例1記載の方法 に準じて、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロペ チル}メチル-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニル キシ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物9 記す。)を得た。
 本発明化合物9
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.37-1.53 (4H, m), 1.60-1.71 (4H, m), 2.52 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.41-3.44 (4H, m), 3.46-3.50 (1 H, m), 4.88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.02-7.08 (1H, m ), 7.34-7.41 (2H, m).

製造例10
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロペン ル}メチルアミンを用いて、また3,5-ジフルオ ロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物の わりに3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸塩化物を用いて製造例1記載の方法に準 て、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロペンチル }メチル-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸アミド(以下、本発明化合物10と記す。) を得た。
 本発明化合物10
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.34-1.55 (4H, m), 1.60-1.69 (4H, m), 2.53 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.34 (2H, d, J = 6.8 Hz), 3. 42 (2H, d, J = 6.5 Hz), 3.93 (3H, s), 3.97 (1H,  t, J = 6.8 Hz), 4.82 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.69-6 .74 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.46 (1H, d, J = 2.2 Hz).

製造例11
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロブチ }メチルアミンを用いて製造例1記載の方法に 準じて、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロブチ }メチル-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキ )安息香酸アミド(以下、本発明化合物11と記 。)を得た。
 本発明化合物11
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.78-1.87 (4H, m), 1.92-2.02 (2H, m), 2.52 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.18 (1H, t, J = 6.0 Hz), 3. 59 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.62 (2H, d, J = 6.0 Hz ), 4.88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.87-6.93 (1H, m), 7 .32-7.39 (2H, m).

製造例12
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロブチ }メチルアミンを用いて、また3,5-ジフルオロ -4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物の代 りに3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸塩化物を用いて製造例1記載の方法に準じ 、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロブチル}メ ル-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香 アミド(以下、本発明化合物12と記す。)を得 た。
 本発明化合物12
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.77-1.85 (4H, m), 1.92-2.01 (2H, m), 2.53 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.55 (2H, d, J = 6.5 Hz), 3. 59 (2H, d, J = 6.3 Hz), 3.79 (1H, t, J = 6.5 Hz ), 3.92 (3H, s), 4.81 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.76-6 .82 (1H, m), 7.02 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 8.4, 2.2 Hz), 7.45 (1H, d, J = 2.2 Hz).

製造例13
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロプロ ル}メチルアミンを用いて製造例1記載の方法 に準じて、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロプ ピル}メチル-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニル キシ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物13 記す。)を得た。
 本発明化合物13
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 0.50-0.57 (4H, m), 2.53 (1H, t, J = 2.4 Hz) , 3.26 (1H, br s), 3.43 (2H, d, J = 5.6 Hz), 3.4 9 (2H, s), 4.88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.23-7.29 (1 H, m), 7.36-7.43 (2H, m).

製造例14
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ヒドロキシメチル)シクロプロ ル}メチルアミンを用いて、また3,5-ジフルオ ロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物の わりに3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸塩化物を用いて製造例1記載の方法に準 て、N-{1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル }メチル-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸アミド(以下、本発明化合物14と記す。)
 本発明化合物14
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 0.49-0.56 (4H, m), 2.53 (1H, t, J = 2.3 Hz) , 3.37 (1H, t, J = 6.0 Hz), 3.44 (2H, d, J = 5. 9 Hz), 3.44 (2H, d, J = 5.8 Hz), 3.93 (3H, s), 4 .82 (2H, d, J = 2.2 Hz), 6.78-6.84 (1H, m), 7.04  (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.30 (1H, dd, J = 8.4, 2.0 Hz), 7.47 (1H, d, J = 2.0 Hz).

製造例15
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに3-シクロヘキセニルメチルアミンを いて、また3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオ キシ)安息香酸塩化物の代わりに3-メトキシ-4- (2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物を用い 製造例1記載の方法に準じて、N-(3-シクロヘ セニル)メチル-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオ シ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物15と 記す。)を得た。
 本発明化合物15
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.28-1.40 (1H, m), 1.74-2.21 (6H, m), 2.53 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.33-3.45 (2H, m), 3.92 (3H, s ), 4.81 (2H, d, J = 2.4 Hz), 5.63-5.72 (2H, m), 6 .25-6.31 (1H, m), 7.02 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.26  (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 7.46 (1H, d, J = 1.8 Hz).

製造例16
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ジメチルアミノ)シクロヘキシ }メチルアミンを用いて、また3,5-ジフルオロ -4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物の代 りに3,5-ジメトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安 息香酸塩化物を用いて製造例1記載の方法に じて、N-{1-(ジメチルアミノ)シクロヘキシル} メチル-3,5-ジメトキシ-4-(2-プロピニルオキシ) 安息香酸アミド(以下、本発明化合物16と記す 。)を得た。
 本発明化合物16
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.09-1.89 (10H, m), 2.29 (6H, s), 2.44 (1H,  t, J = 2.4 Hz), 3.54 (2H, d, J = 4.8 Hz), 3.91  (6H, s), 4.77 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.91 (1H, br  s), 7.01 (2H, s).

製造例17
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-{1-(ジメチルアミノ)シクロヘキシ }メチルアミンを用いて製造例1記載の方法に 準じて、N-{1-(ジメチルアミノ)シクロヘキシ }メチル-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキ )安息香酸アミド(以下、本発明化合物17と記 。)を得た。
 本発明化合物17
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.07-1.69 (10H, m), 2.28 (6H, s), 2.53 (1H,  t, J = 1.8 Hz), 3.52 (2H, d, J = 4.3 Hz), 4.88  (2H, d, J = 2.2 Hz), 6.98 (1H, br s), 7.32-7.41 ( 2H, m).

製造例18
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-シクロヘキセニルメチルアミン塩 塩を用いて製造例1記載の方法に準じて、N-( 1-シクロヘキセニル)メチル-3,5-ジフルオロ-4-( 2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド(以下、 発明化合物18と記す。)を得た。
 本発明化合物18
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.55-1.68 (4H, m), 1.96-2.05 (4H, m), 2.52 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.93 (2H, d, J = 5.3 Hz), 4. 88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 5.62-5.65 (1H, m), 6.07-6. 10 (1H, m), 7.34-7.40 (2H, m).

製造例19
(工程1)
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-(1-ヒドロキシシクロヘキシル)メチ ルアミン塩酸塩を用いて製造例1記載の方法 準じて、N-(1-ヒドロキシシクロヘキシル)メ ル-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸アミドを得た。
 N-(1-ヒドロキシシクロヘキシル)メチル-3,5- フルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸ア ド
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.35-1.58 (10H, m), 2.50-2.53 (2H, m), 3.47 ( 2H, d, J = 5.9 Hz), 4.87 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6 .75-6.76 (1H, br m), 7.37-7.43 (2H, m).
(工程2)
 N-(1-ヒドロキシシクロヘキシル)メチル-3,5- フルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸ア ド0.32gとクロロホルム10mlとの混合液に、4- メチルアミノピリジン0.24g及び無水酢酸0.14ml を順次加え、該混合物を室温で2時間攪拌し 。その後、反応混合物を飽和炭酸水素ナト ウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した 有機層を飽和クエン酸水溶液及び飽和炭酸 素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、硫酸マ ネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮して、N-(1- アセトキシシクロヘキシル)メチル-3,5-ジフル オロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド( 下、本発明化合物19と記す。)0.20gを得た。
 本発明化合物19
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.29-1.61 (8H, m), 2.07-2.11 (2H, m), 2.12 (3 H, s), 2.54 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.76 (2H, d, J = 5.8 Hz), 4.87 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.39-7.46 ( 2H, m), 7.80-7.83 (1H, m).

製造例20
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-シクロヘキセニルアミンを用いて 造例1記載の方法に準じて、N-(2-シクロヘキ ニル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ) 安息香酸アミド(以下、本発明化合物20と記す 。)を得た。
 本発明化合物20
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.60-1.73 (3H, m), 1.96-2.09 (3H, m), 2.51 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 4.63-4.68 (1H, m), 4.88 (2H, d , J = 2.4 Hz), 5.64-5.68 (1H, m), 5.92-5.95 (2H, m ), 7.32-7.39 (2H, m).

製造例21
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-メトキシシクロヘキシルアミンを いて製造例1記載の方法に準じて、N-(2-メト シシクロヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本発明 合物21と記す。)を得た。
 本発明化合物21
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.15-2.09 (8H, m), 2.52 (1H, t, J = 2.3 Hz) , 3.35-3.36 (3H, m), 3.46-3.50 (1H, m), 4.05-4.13 (1 H, m), 4.87 (2H, d, J = 2.3 Hz), 6.50 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.32-7.39 (2H, m).

製造例22
 1-(1-ヒドロキシシクロヘキシル)メチルアミ 塩酸塩の代わりに2-ヒドロキシシクロヘキ ルアミンを用いて、製造例19記載の方法に準 じて、N-(2-アセトキシシクロヘキシル)-3,5-ジ ルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミ ド(以下、本発明化合物22と記す。)を得た。
 本発明化合物22
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.23-2.03 (8.0H, m), 2.03 (0.6H, s), 2.13 (2. 4H, s), 2.53 (1.0H, t, J = 2.4 Hz), 3.94-4.03 (0.2 H, m), 4.15-4.21 (0.8H, m), 4.76-4.84 (0.2H, m), 4.8 6-4.88 (2.0H, m), 5.10-5.13 (0.8H, m), 6.41 (0.8H, d , J = 7.7 Hz), 6.57 (0.2H, d, J = 8.5 Hz), 7.29- 7.35 (2.0H, m).

製造例23
(工程1)
 酢酸エチル10mlと3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピ ルオキシ)安息香酸塩化物2.3gとの混合物に、 7-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン1.45g、トリエチ アミン2ml及び酢酸エチル3mlの混合液を氷冷 で滴下し、室温で4時間攪拌した。その後、 反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣 をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付 し、下記式で示される化合物(A)1.8gを得た。
 化合物(A)
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.33-1.41 (2H, m), 1.51-1.60 (2H, m), 1.89-1.9 6 (2H, m), 2.02-2.09 (2H, m), 2.53 (1H, t, J = 2. 4 Hz), 2.78 (2H, t, J = 1.7 Hz), 4.90 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.52-7.59 (2H, m).

(工程2)
 アセトニトリル3mlと化合物(A)0.29gとの混合 に、チオメトキシナトリウム77mgを加え、室 で3時間攪拌した。その後、反応混合物に水 酸化ナトリウム水溶液加え、酢酸エチルで抽 出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後 、減圧下で濃縮し、得られた結晶をヘキサン と酢酸エチルとの混合溶媒で洗浄し、N-(2-メ ルチオシクロヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2- ロピニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本 明化合物23と記す。)0.2gを得た。
 本発明化合物23
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.25-1.84 (6H, m), 2.05 (3H, s), 2.13-2.17 (1 H, m), 2.36-2.40
 (1H, m), 2.48-2.54 (2H, m), 3.79-3.87 (1H, m), 4.8 8 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.17 (1H, d, J = 5.6 Hz) , 7.34-7.41 (2H, m).

製造例24
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル ミノ)シクロヘキシルアミンを用いて製造例1 記載の方法に準じて、N-{2-(1,1-ジメチルエト シカルボニルアミノ)シクロヘキシル}-3,5-ジ ルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミ ド(以下、本発明化合物24と記す。)を得た。
 本発明化合物24
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.17-2.31 (17.0H, m), 2.49 (0.4H, t, J = 2.4  Hz), 2.51 (0.6H, t, J = 2.4 Hz), 3.47-4.01 (2.0H,  m), 4.63 (0.4H, d, J = 8.3 Hz), 4.86-4.91 (2.6H, m), 7.28-7.31 (0.4H, m), 7.43-7.47 (2.0H, m), 7.83  (0.6H, d, J = 4.4 Hz).

製造例25
 N-{2-(1,1-ジメチルエトキシカルボニルアミノ )シクロヘキシル}-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピ ルオキシ)安息香酸アミド1.0gに濃塩酸5mlを加 え、室温で12時間攪拌した。反応混合物を減 下で濃縮し、得られた残渣を15%水酸化ナト ウム水溶液、MTBEで順次洗浄しN-(2-アミノシ ロヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニル キシ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物25 と記す。)0.3gを得た。
 本発明化合物25
1 H-NMR (DMSO-d 6 ) δ: 1.24-2.02 (8.0H, m), 2.90-3.71 (2.3H, m), 4.04 -4.09 (0.7H, m), 4.93-4.96 (2.0H, m), 5.40-5.86 (2.0H , m), 7.72-7.77 (2.0H, m), 8.15 (0.7H, d, J = 6.3 Hz), 8.55 (0.3H, d, J = 7.5 Hz).

製造例26
 酢酸エチル5ml、N-(2-アミノシクロヘキシル)- 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香 アミド0.34g及びトリエチルアミン0.4mlの混合 物に、アセチルクロライド0.07gを氷冷下で滴 した。得られた混合物を室温で4時間攪拌し た。その後、反応混合物を減圧下で濃縮した 。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ ーに付し、N-(2-アセチルアミノシクロヘキシ )-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 香酸アミド(以下、本発明化合物26と記す。)0. 21gを得た。
 本発明化合物26
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.16-2.08 (8.9H, m), 2.11 (2.1H, s), 2.51 (1. 0H, t, J = 2.1 Hz), 3.69-4.22 (2.0H, m), 4.87 (2.0 H, d, J = 2.2 Hz), 5.80 (0.3H, d, J = 7.7 Hz),  5.95 (0.7H, d, J = 4.8 Hz), 7.16-7.18 (0.3H, m), 7 .39-7.47 (2.0H, m), 8.03-8.04 (0.7H, m).

製造例27
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-ジメチルアミノシクロヘキシルア ンを用いて、製造例1記載の方法に準じて、 N-(2-ジメチルアミノシクロヘキシル)-3,5-ジフ オロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド (以下、本発明化合物27と記す。)を得た。
 本発明化合物27
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.08-1.43 (4H, m), 1.70-1.79 (1H, m), 1.81-1.9 4 (2H, m), 2.24 (6H, s), 2.40-2.46 (1H, m), 2.52 ( 1H, t, J = 2.3 Hz), 2.62-2.67 (1H, m), 3.53-3.60 ( 1H, m), 4.86 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.01-7.03 (1H,  m), 7.34-7.40 (2H, m).

製造例28
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-フェニルシクロヘキシルアミンを いて製造例1記載の方法に準じて、N-(2-フェ ルシクロヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本発明 合物28と記す。)を得た。
 本発明化合物28
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.30-2.33 (8.0H, m), 2.48 (0.2H, t, J = 2.4 Hz), 2.50 (0.8H, t, J = 2.4 Hz), 2.52-2.56 (0.2H, m), 3.07 (0.8H, dt, J = 12.0, 3.7 Hz), 4.15-4.21  (0.2H, m), 4.48-4.53 (0.8H, m), 4.80 (0.4H, d, J = 2.4 Hz), 4.83 (1.6H, d, J = 2.4 Hz), 5.67 (0.2H, d, J = 8.0 Hz), 5.91 (0.8H, d, J = 7.6 Hz), 6.9 5-7.01 (0.4H, m), 7.04-7.10 (1.6H, m), 7.17-7.33 (5.0 H, m).

製造例29
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-ベンジルシクロヘキシルアミンを いて製造例1記載の方法に準じて、N-(2-ベン ルシクロヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本発明 合物29と記す。)を得た。
 本発明化合物29
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.09-2.16 (9.0H, m), 2.45-2.53 (2.0H, m), 2.77 -2.88 (1.0H, m), 3.81-3.90 (0.4H, m), 4.28-4.33 (0.6H , m), 4.85-4.88 (2.0H, m), 5.89 (0.4H, d, J = 8.8 Hz), 6.09 (0.6H, d, J = 8.5 Hz), 7.10-7.36 (7.0H, m).

製造例30
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-ベンジルシクロヘキシルアミンを いて、また3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオ キシ)安息香酸塩化物の代わりに3-メトキシ-4- (2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物を用い 製造例1記載の方法に準じて、N-(1-ベンジル クロヘキシル)-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオ シ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物30と 記す。)を得た。
 本発明化合物30
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.24-1.65 (8H, m), 2.19-2.25 (2H, m), 2.52 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.18 (2H, s), 3.93 (3H, s), 4 .80 (2H, d, J = 2.4 Hz), 5.40 (1H, s), 6.98 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.06-7.25 (6H, m), 7.42 (1H, d,  J = 2.2 Hz).

製造例31
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-トリフルオロメチルシクロヘキシ アミンを用いて製造例1記載の方法に準じて 、N-(トランス-2-トリフルオロメチルシクロヘ キシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ )安息香酸アミド(以下、本発明化合物31と記 。)を得た。
 本発明化合物31
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.30-2.07 (8H, m), 2.43-2.54 (2H, m), 4.62-4.6 9 (1H, m), 4.88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.20 (1H, d , J = 8.0 Hz), 7.29-7.35 (2H, m).

製造例32
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-トリフルオロメチルシクロヘキシ アミンを用いて製造例1記載の方法に準じて 、N-(シス-2-トリフルオロメチルシクロヘキシ ル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安 香酸アミド(以下、本発明化合物32と記す。) 得た。
 本発明化合物32
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.29-2.10 (8H, m), 2.43-2.52 (1H, m), 2.55 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 4.63-4.67 (1H, m), 4.86 (2H, d , J = 2.2 Hz), 6.67 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.30-7. 37 (2H, m).

製造例33
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-(ヒドロキシメチル)シクロヘキシ アミンを用いて製造例1記載の方法に準じて N-{(2-ヒドロキシメチル)シクロヘキシル}-3,5- ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸 ミド(以下、本発明化合物33と記す。)を得た
 本発明化合物33
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.09-2.07 (9.0H, m), 2.53-2.55 (1.0H, m), 3.34 -3.50 (1.8H, m), 3.61-3.67 (0.2H, m), 3.75-3.88 (0.4H , m), 4.14-4.17 (0.8H, m), 4.39-4.43 (0.8H, m), 4.87 -4.88 (2.0H, m), 6.72 (0.2H, d, J = 8.2 Hz), 6.84 (0.8H, d, J = 4.1 Hz), 7.33-7.44 (2.0H, m).

製造例34
 15%水酸化ナトリウム水溶液10mlとトルエン20m lとの混合液に、トランス-2-ヒドロキシシク ヘキシルアミン塩酸塩1.08g、テトラブチルア ンモニウムブロミド0.05g及び3-メトキシ-4-(2- ロピニルオキシ)安息香酸塩化物0.80gを加え 室温で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エ ルで抽出した後、有機層を水及び飽和食塩 で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後 減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラ クロマトグラフィーに付し、N-(トランス-2- ドロキシシクロヘキシル)-3-メトキシ-4-(2-プ ロピニルオキシ)安息香酸アミド1.1gを得た。
 N-(トランス-2-ヒドロキシシクロヘキシル)-3- メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸ア ド
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.22-1.45 (4H, m), 1.70-1.81 (2H, m), 2.01-2.1 5 (2H, m), 2.53 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.43 (1H, t d, J = 10.0, 4.3 Hz), 3.51-3.69 (1H, m), 3.77-3.88 (1H, m), 3.91-3.95 (3H, m), 4.81 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.10 (1H, d, J = 6.5 Hz), 7.03 (1H, d, J =  8.5 Hz), 7.27 (1H, dd, J = 8.2, 2.2 Hz), 7.44 ( 1H, d, J = 1.9 Hz).
 クロロホルム20mlに、前記の操作で得られた N-(トランス-2-ヒドロキシシクロヘキシル)-3- トキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミ 1.0g、ビス(アセトキシ)フェニルヨージド1.3g 及び2,2,6,6-テトラメチルピペリジンN-オキシ 0.10gを加え、該混合物を室温で8時間攪拌し 。反応混合物を減圧下で濃縮してから水に え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、飽 炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸 グネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。 渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー 付し、N-(2-オキソシクロヘキシル)-3-メトキ -4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド(以下 、本発明化合物34と記す。)0.70gを得た。
 本発明化合物34
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.39-1.51 (1H, m), 1.63-1.97 (3H, m), 2.15-2.2 4 (1H, m), 2.42-2.52 (1H, m), 2.53 (1H, t, J = 2. 3 Hz), 2.56-2.63 (1H, m), 2.78-2.86 (1H, m), 3.94 ( 3H, s), 4.61-4.69 (1H, m), 4.82 (2H, d, J = 2.4 H z), 7.05 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.14-7.15 (1H, br m ), 7.36 (1H, dd, J = 8.3, 2.1 Hz), 7.45 (1H, d,  J = 1.9 Hz).

製造例35
 エタノール10mlに、N-(2-オキソシクロヘキシ )-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香 アミド0.40g、ヒドロキシルアミン塩酸塩0.40g びトリエチルアミン0.40gを加え、2時間加熱 流させた。室温付近まで放冷した反応混合 を減圧下で濃縮した後、残渣に水を加え、 酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネ ウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残渣を リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し N-(2-ヒドロキシイミノシクロヘキシル)-3-メ キシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド (以下、本発明化合物35と記す。)83mgを得た。
 本発明化合物35
1 H-NMR (DMSO-d 6 ) δ: 1.30-1.51 (2H, m), 1.56-2.00 (4H, m), 2.46-2.6 3 (2H, m), 3.42-3.52 (1H, m), 3.92-3.97 (3H, m), 4. 49-4.60 (1H, m), 4.79-4.86 (2H, m), 7.00-7.07 (1H, m ), 7.31-7.51 (3H, m), 9.75-9.80 (1H, m).

製造例36
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに2-アミノシクロへキサノンを用いて 造例1記載の方法に準じて、N-(2-オキソシク ヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオ シ)安息香酸アミド(以下、本発明化合物36と 記す。)を得た。
 本発明化合物36
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.44 (1H, ddd, J = 25.0, 12.6, 4.2 Hz), 1.7 0 (1H, tdd, J = 17.4, 8.9, 4.4 Hz), 1.81-1.96 (2H,  m), 2.17-2.23 (1H, m), 2.46 (1H, td, J = 13.6, 6 .1 Hz), 2.52 (1H, t, J = 2.3 Hz), 2.58-2.63 (1H,  m), 2.76-2.83 (1H, m), 4.58-4.64 (1H, m), 4.89 (2H, d, J = 2.2 Hz), 7.11 (1H, d, J = 4.6 Hz), 7.35- 7.44 (2H, m).

製造例37
 テトラヒドロフラン1mlとヨウ化メチルトリ ェニルホスホニウム0.65gとの混合物に、室 でtert-ブトキシカリウム0.17gを加え、室温で3 0分間攪拌した後、N-(2-オキソシクロヘキシル )-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸アミド0.25gとテトラヒドロフラン1mlとの混 合液を滴下し、3時間攪拌した。その後、反 混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加 、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マ ネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残 をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、N- (2-メチレンシクロヘキシル)-3,5-ジフルオロ-4- (2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド(以下、 発明化合物37と記す。)0.17gを得た。
 本発明化合物37
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.26-1.43 (2H, m), 1.54-1.64 (1H, m), 1.76-1.8 6 (2H, m), 2.02-2.17 (2H, m), 2.41-2.47 (1H, m), 2. 53 (1H, t, J = 2.4 Hz), 4.52-4.59 (1H, m), 4.70 ( 1H, d, J = 1.1 Hz), 4.78 (1H, d, J = 1.1 Hz), 4 .88 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.19 (1H, d, J = 8.5 H z), 7.36-7.43 (2H, m).

製造例38
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-シアノ-1-シクロヘキシルメチルア ンを用いて、また3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピ ニルオキシ)安息香酸塩化物の代わりに3-メト キシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物 用いて製造例1記載の方法に準じて、N-(1-シ ノ-1-シクロヘキシルメチル)-3-メトキシ-4-(2- ロピニルオキシ)安息香酸アミド(以下、本 明化合物38と記す。)を得た。
 本発明化合物38
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.15-1.31 (5H, m), 1.66-1.98 (6H, m), 2.54 (1 H, t, J = 2.3 Hz), 3.94 (3H, s), 4.83 (2H, d, J = 2.3 Hz), 5.02 (1H, dd, J = 8.9, 6.8 Hz), 6.46 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 8.2, 2.0 Hz), 7.44 (1H, d, J  = 2.0 Hz).

製造例39
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-シアノ-1-シクロヘキシルメチルア ンを用いて製造例1記載の方法に準じて、N-( 1-シアノ-1-シクロヘキシルメチル)-3,5-ジフル ロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド( 下、本発明化合物39と記す。)を得た。
 本発明化合物39
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.15-1.32 (5H, m), 1.71-1.96 (6H, m), 2.53 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 4.91 (2H, d, J = 2.4 Hz), 4. 97 (1H, dd, J = 8.9, 6.8 Hz), 6.49 (1H, d, J =  8.7 Hz), 7.36-7.43 (2H, m).

製造例40
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-フェニル-1-シクロヘキシルメチル ミンを用いて、また3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ピニルオキシ)安息香酸塩化物の代わりに3-メ トキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化 を用いて製造例1記載の方法に準じて、N-(1- ェニル-1-シクロヘキシルメチル)-3-メトキシ- 4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミド(以下 本発明化合物40と記す。)を得た。
 本発明化合物40
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 0.96-1.28 (5H, m), 1.47-1.95 (6H, m), 2.52 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.91 (3H, s), 4.80 (2H, d, J = 2.4 Hz), 4.96 (1H, dd, J = 8.5, 8.6 Hz), 6.34 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.23-7.36 (6H, m), 7.45 (1H, d, J = 2.2 Hz).

製造例41
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-フェニル-1-シクロヘキシルメチル ミンを用いて製造例1記載の方法に準じて、 N-(1-フェニル-1-シクロヘキシルメチル)-3,5-ジ ルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸アミ ド(以下、本発明化合物41と記す。)を得た。
 本発明化合物41
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 0.87-1.28 (6H, m), 1.46-1.91 (5H, m), 2.50 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 4.86 (2H, d, J = 2.4 Hz), 4. 91 (1H, dd, J = 8.9, 8.7 Hz), 6.29 (1H, d, J =  8.9 Hz), 7.24-7.37 (7H, m).

製造例42
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオロ エチルアミンを用いて製造例1記載の方法に じて、N-(1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオ エチル)-3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキ )安息香酸アミド(以下、本発明化合物42と記 。)を得た。
 本発明化合物42
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.03-1.37 (5H, m), 1.65-1.94 (6H, m), 2.53 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 4.64-4.75 (1H, m), 4.90 (2H, d , J = 2.4 Hz), 6.09 (1H, d, J = 9.9 Hz), 7.35-7. 41 (2H, m).

製造例43
 2-ヒドロキシ-1,2-ジメチルプロピルアミンの 代わりに1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオロ エチルアミンを用いて、また3,5-ジフルオロ-4 -(2-プロピニルオキシ)安息香酸塩化物の代わ に3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香 塩化物を用いて製造例1記載の方法に準じて 、N-(1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオロエチ ルアミン)-3-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ) 息香酸アミド(以下、本発明化合物43と記す )を得た。
 本発明化合物43
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 1.04-1.39 (5H, m), 1.64-1.95 (6H, m), 2.54 (1 H, t, J = 2.4 Hz), 3.95 (3H, s), 4.70-4.81 (1H, m ), 4.83 (2H, d, J = 2.4 Hz), 6.11 (1H, d, J = 1 0.1 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.27 (1H, dd, J = 8.3, 2.0 Hz), 7.49 (1H, d, J = 2.0 Hz).

 次に、本発明化合物の製造中間体の製造 ついて参考製造例を示す。

参考製造例1
 DMF100mlに、4-ヒドロキシ-3,5-ジメトキシ安息 酸11.8g、プロパルギルブロミド15.7g及び炭酸 カリウム18gを加え、得られた混合物を室温で 8時間、次いで80℃で4時間攪拌した。その後 室温付近まで放冷した反応混合物に酢酸エ ルを加え、セライト(登録商標)を通してろ過 した。ろ液に、水及び希塩酸を順次加え、酢 酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシ ウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。得られた 結晶をヘキサンとMTBEとの混合溶媒で洗浄し 4-(2-プロピニルオキシ)-3,5-ジメトキシ安息香 酸2-プロピニルエステル15.5gを得た。

1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.44 (1H, t, J = 2.4 Hz), 2.52 (1H, t, J  = 2.4 Hz), 3.91 (6H, s), 4.81 (2H, d, J = 2.4 Hz ), 4.92 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.33 (2H, s).

 メタノール50mlに、4-(2-プロピニルオキシ)-3, 5-ジメトキシ安息香酸2-プロピニルエステル15 .5g及び15%水酸化ナトリウム水溶液を40mlを加 、得られた混合物を50℃で4時間攪拌した。 の後、室温付近まで放冷した反応混合物を 酸に加えて酸性にした。析出した結晶をろ により集め、乾燥して4-(2-プロピニルオキシ )-3,5-ジメトキシ安息香酸13.0gを得た。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3,5-ジメトキシ安息 酸
1 H-NMR (DMSO-d 6 ) δ: 3.35 (1H, br s), 3.45 (1H, t, J = 2.4 Hz),  3.83 (6H, s), 4.70 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.24 (2 H, s).

 トルエン100mlに、4-(2-プロピニルオキシ)-3,5- ジメトキシ安息香酸13.0g、塩化チオニル9.5g及 びDMF50mgを加え、得られた混合物を3時間加熱 流した。その後、室温付近まで放冷した反 混合物を減圧下で濃縮した。得られた固体 ヘキサンで洗浄し、4-(2-プロピニルオキシ)- 3,5-ジメトキシ安息香酸塩化物12.0gを得た。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3,5-ジメトキシ安息 酸塩化物
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.46 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.93 (6H, s), 4. 87 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.38 (2H, s).

参考製造例2
 DMF100mlに、4-ヒドロキシ-3-メトキシ安息香酸 10g、プロパルギルブロミド15.7g及び炭酸カリ ム18gを加え、得られた混合物を室温で8時間 、次いで80℃で2時間攪拌した。その後、室温 付近まで放冷した反応混合物に酢酸エチルを 加えた後、セライト(登録商標)を通してろ過 た。ろ液に水及び希塩酸を順次加え、酢酸 チルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウ で乾燥後、減圧下で濃縮した。得られた結 をヘキサンとMTBEとの混合溶媒で洗浄し、4-( 2-プロピニルオキシ)-3-メトキシ安息香酸2-プ ピニルエステル13.2gを得た。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3-メトキシ安息香酸2 -プロピニルエステル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.52 (1H, t, J = 2.5 Hz), 2.55 (1H, t, J  = 2.4 Hz), 3.93 (3H, s), 4.83 (2H, d, J = 2.4 Hz ), 4.91 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.05 (1H, d, J = 8 .7 Hz), 7.58 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.72 (1H, dd,  J = 8.5, 1.9 Hz).

 メタノール50mlに、4-(2-プロピニルオキシ)-3- メトキシ安息香酸2-プロピニルエステル13.2g び15%水酸化ナトリウム水溶液40mlを加え、得 れた混合物を室温で8時間、次いで50℃で2時 間攪拌した。その後、室温付近まで放冷した 反応混合物を塩酸に加えて酸性にした。析出 した結晶をろ過により集め、乾燥して4-(2-プ ピニルオキシ)-3-メトキシ安息香酸12.0gを得 。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3-メトキシ安息香酸

 トルエン100mlに、4-(2-プロピニルオキシ)-3- トキシ安息香酸12.0g、塩化チオニル9.0g及びDM F50mgを加え、得られた混合物を3時間加熱還流 した。その後、室温付近まで放冷した反応混 合物を減圧下で濃縮した。得られた固体をヘ キサンで洗浄し、4-(2-プロピニルオキシ)-3-メ トキシ安息香酸塩化物11.0gを得た。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3-メトキシ安息香酸 化物
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.59 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.94 (3H, s), 4. 87 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.10 (1H, d, J = 8.7 Hz ), 7.56 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.84 (1H, dd, J =  8.7, 2.2 Hz).

参考製造例3
 DMF50mlに、4-ヒドロキシ-3-フルオロ安息香酸5 .5g、プロパルギルブロミド9.4g及び炭酸カリ ム11gを加え、得られた混合物を室温で8時間 拌した。その後、反応混合物に酢酸エチル 加えた後、セライト(登録商標)を通してろ した。ろ液に水及び希塩酸を順次加え、酢 エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシ ムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残渣をシ カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4- (2-プロピニルオキシ)-3-フルオロ安息香酸2-プ ロピニルエステル10.8gを得た。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3-フルオロ安息香酸2 -プロピニルエステル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.50 (1H, t, J = 2.5 Hz), 2.56 (1H, t, J  = 2.4 Hz), 4.82 (2H, d, J = 2.4 Hz), 4.89 (2H, d , J = 2.4 Hz), 7.13 (1H, t, J = 8.3 Hz), 7.78 ( 1H, dd, J = 11.5, 2.1 Hz), 7.82-7.86 (1H, m).

 エタノール50mlに、4-(2-プロピニルオキシ)-3- フルオロ安息香酸2-プロピニルエステル10.8g び15%水酸化ナトリウム水溶液を30mlを加え、 られた混合物を室温で2時間攪拌した。その 後、反応混合物を塩酸に加えて酸性にした。 析出した結晶をろ過により集め、乾燥して4-( 2-プロピニルオキシ)-3-フルオロ安息香酸8.0g 得た。
 4-(2-プロピニルオキシ)-3-フルオロ安息香酸
1 H-NMR (DMSO-d 6 ) δ: 3.21-3.59 (1H, m), 3.68 (1H, t, J = 2.3 Hz) , 5.01 (2H, d, J = 2.2 Hz), 7.34 (1H, t, J = 8. 5 Hz), 7.71 (1H, dd, J = 11.8, 1.9 Hz), 7.77-7.83 (1H, m).

参考製造例4
(a) N-メチルピロリドン50mlに、3,4,5-トリフル ロブロモベンゼン10g及びシアン化銅8.5gを加 え、得られた混合物を150℃で4時間攪拌した その後、室温付近まで放冷した反応混合物 アンモニア水を加え、酢酸エチルで抽出し 。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減 下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク マトグラフィーに付し、3,4,5-トリフルオロ ンゾニトリル5.0gを得た。
 3,4,5-トリフルオロベンゾニトリル

 DMF25mlに3,4,5-トリフルオロベンゾニトリル5.0 gとベンジルアルコール4.5gとを加えた混合液 、0℃で60%水素化ナトリウム(油性)1.5gを加え た。該混合物を室温で4時間攪拌した。その 、反応混合物に希塩酸を加え、酢酸エチル 抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾 後、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル ラムクロマトグラフィーに付し、4-ベンジル オキシ-3,5-ジフルオロベンゾニトリル7.0gを得 た。
 4-ベンジルオキシ-3,5-ジフルオロベンゾニト リル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 5.29 (2H, s), 7.14-7.23 (2H, m), 7.29-7.43 (5 H, m).

 メタノール100mlに、4-ベンジルオキシ-3,5-ジ ルオロベンゾニトリル7.0gと濃硫酸15mlを加 、得られた混合物を5日間加熱還流した。そ 後、室温付近まで放冷した反応混合物に水 加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫 マグネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮した 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ に付し、3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシ安息香 酸メチルエステル4.5gを得た。
 3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸メチル エステル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 3.91 (3H, s), 6.00 (1H, br s), 7.58-7.67 (2H , m).

 アセトニトリル80mlに、3,5-ジフルオロ-4-ヒ ロキシ安息香酸メチルエステル4.5g、プロパ ギルブロミド3.5g及び炭酸セシウム9.4gを加 、得られた混合物を2時間加熱還流した。そ 後、室温付近まで放冷した反応混合物をセ イト(登録商標)を通してろ過した。濾液を 圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク マトグラフィーに付し、3,5-ジフルオロ-4-(2- ロピニルオキシ)安息香酸メチルエステル5.5 gを得た。
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸メチルエステル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.53 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.92 (3H, s), 4. 91 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.61 (2H, ddd, J = 15.1,  7.5, 2.2 Hz).

 エタノール30mlに、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸メチルエステル5.5gと15% 水酸化ナトリウム水溶液10mlとを加え、得ら た混合物を室温で2時間攪拌した。その後、 応混合物を減圧下で濃縮した。残渣に塩酸 加えて酸性にした後、析出した固体をろ過 より集め3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキ シ)安息香酸5.0gを得た。
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.54 (1H, t, J = 2.2 Hz), 4.94 (2H, d, J  = 2.2 Hz), 7.65-7.72
 (2H, m).

(b) DMF50mlに3,4,5-トリフルオロ安息香酸5.0g、 ロパルギルブロミド4.0g及び炭酸カリウム4.7g を加えた。該混合物を室温で30分間、次いで8 0℃で1時間加熱攪拌した。その後、室温付近 で放冷した反応混合物に酢酸エチルを加え 後、セライト(登録商標)を通してろ過した ろ液に水及び希塩酸を順次加え、酢酸エチ で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで 燥後、減圧下で濃縮し、3,4,5-トリフルオロ 息香酸2-プロピニルエステル6.0gを得た。
 3,4,5-トリフルオロ安息香酸2-プロピニルエ テル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.55 (1H, t, J = 2.4 Hz), 4.93 (2H, d, J  = 2.4 Hz), 7.68-7.76 (2H, m).

 DMF20mlに3,4,5-トリフルオロ安息香酸2-プロピ ルエステル5.0g及びプロパルギルアルコール 1.7gを加えた混合液に、0℃で60%水素化ナトリ ム(油性)1.1gを加えた。得られた混合物を0℃ で30分間、次いで室温で1時間攪拌した。その 後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽 出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後 、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラ ムクロマトグラフィーに付し、3,5-ジフルオ -4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸2-プロピニ エステル2.9gを得た。
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸2-プロピニルエステル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.52 (1H, t, J = 2.4 Hz), 2.54 (1H, t, J  = 2.4 Hz), 4.91 (2H, d, J = 2.7 Hz), 4.92 (2H, d , J = 2.7 Hz), 7.62-7.68 (2H, m).

 エタノール10mlに、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロ ニルオキシ)安息香酸2-プロピニルエステル2. 2g及び15%水酸化ナトリウム水溶液6mlを加え、 られた混合物を50℃で1時間攪拌した。その 、室温付近まで放冷した反応混合物を減圧 で濃縮し、残渣に塩酸を加えて酸性にした 析出した結晶をろ過により集め、乾燥して3 ,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香 1.8gを得た。
 トルエン17mlに、3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピ ルオキシ)安息香酸1.8g、塩化チオニル1ml及び DMF10mgを加え、得られた混合物を4時間加熱還 した。その後、室温付近まで放冷した反応 合物を減圧下で濃縮し、3,5-ジフルオロ-4-(2- プロピニルオキシ)安息香酸塩化物1.9gを得た
 3,5-ジフルオロ-4-(2-プロピニルオキシ)安息 酸塩化物
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.55 (1H, t, J = 2.4 Hz), 4.98 (2H, d, J  = 2.4 Hz), 7.69-7.76
 (2H, m).

参考製造例5
 アセトニトリル40mlに、3-フルオロ-4-ヒドロ シ-5-メトキシベンズアルデヒド7.3g、ベンジ ルブロミド8.8g、炭酸セシウム16.8g及びDMF10ml 加え、得られた混合物を10時間加熱還流した 。その後、室温付近まで放冷した反応混合物 を減圧下で濃縮した。残渣に塩酸を加え、酢 酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシ ウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残渣をシ リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、 4-ベンジルオキシ-3-フルオロ-5-メトキシベン アルデヒド7.5gを得た。
 4-ベンジルオキシ-3-フルオロ-5-メトキシベ ズアルデヒド
 水200ml及び過マンガン酸カリウム6.8gの混合 に、アセトン200mlに溶かした4-ベンジルオキ シ-3-フルオロ-5-メトキシベンズアルデヒド7.5 gを15~20℃で滴下した後、得られた混合物を室 温で3日間攪拌した。その後、反応混合物を 半分量となるまで減圧下で濃縮した。該濃 液に亜硫酸水素ナトリウム水溶液及び希塩 を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層 硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮 、4-ベンジルオキシ-3-フルオロ-5-メトキシ 息香酸を得た。
 4-ベンジルオキシ-3-フルオロ-5-メトキシ安 香酸に、メタノール20ml、酢酸エチル20ml及び 10%パラジウム-炭素50mgを加え、該混合物を水 雰囲気下室温で4時間攪拌した。その後、反 応混合物をセライト(登録商標)を通してろ過 た。ろ液を減圧下で濃縮して、3-フルオロ-4 -ヒドロキシ-5-メトキシ安息香酸4.5gを得た。
 3-フルオロ-4-ヒドロキシ-5-メトキシ安息香
1 H-NMR (DMSO-d 6 ) δ: 3.87 (3H, s), 7.32-7.36 (2H, m).

 DMF80mlに3-フルオロ-4-ヒドロキシ-5-メトキシ 息香酸4.5g、プロパルギルブロミド7.0g、炭 カリウム9.1gを加え、得られた混合物を室温 2日間攪拌した。その後、反応混合物に塩酸 を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫 酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮した 。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ ーに付し、3-フルオロ-5-メトキシ-4-(2-プロピ ルオキシ)安息香酸2-プロピニルエステル4.5g を得た。
 3-フルオロ-5-メトキシ-4-(2-プロピニルオキ )安息香酸2-プロピニルエステル
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.49 (1H, t, J = 2.4 Hz), 2.54 (1H, t, J  = 2.4 Hz), 3.94 (3H, s), 4.87 (2H, d, J = 2.4 Hz ), 4.91 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.43 (1H, dd, J =  1.8, 1.8 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 10.4, 1.8 Hz).

 メタノール40mlに、3-フルオロ-5-メトキシ-4-( 2-プロピニルオキシ)安息香酸2-プロピニルエ テル4.5g及び15%水酸化ナトリウム水溶液20ml 加え、得られた混合物を室温で8時間攪拌し 。その後、反応混合物を減圧下で濃縮した 残渣に塩酸を加え、酸性にした。析出した 体をろ過により集め、乾燥して、3-フルオ -5-メトキシ-4-(2-プロピニルオキシ)安息香酸3 .7gを得た。
 3-フルオロ-5-メトキシ-4-(2-プロピニルオキ )安息香酸
1 H-NMR (CDCl 3 ) δ: 2.50 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.95 (3H, s), 4. 89 (2H, d, J = 2.4 Hz), 7.46-7.57 (2H, m).

 次に製剤例を示す。なお、部は重量部を す。

製剤例1
 本発明化合物1~43各50部、リグニンスルホン カルシウム3部、ラウリル硫酸マグネシウム 2部及び合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合 することにより、各々の水和剤を得る。

製剤例2
 本発明化合物1~43各20部とソルビタントリオ エ-ト1.5部とを、ポリビニルアルコール2部 含む水溶液28.5部と混合し、湿式粉砕法で微 砕した後、この中に、キサンタンガム0.05部 及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1 部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレ グリコール10部を加えて攪拌混合し、各々 フロアブル製剤を得る。

製剤例3
 本発明化合物1~43各2部、カオリンクレー88部 及びタルク10部をよく粉砕混合することによ 、各々の粉剤を得る。

製剤例4
 本発明化合物1~43各5部、ポリオキシエチレ スチリルフェニルエ-テル14部、ドデシルベ ゼンスルホン酸カルシウム6部及びキシレン7 5部をよく混合することにより、各々の乳剤 得る。

製剤例5
 本発明化合物1~43各2部、合成含水酸化珪素1 、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベン トナイト30部及びカオリンクレー65部をよく 砕混合した後、水を加えてよく練り合せ、 粒乾燥することにより、各々の粒剤を得る

製剤例6
 本発明化合物1~43各10部;ポリオキシエチレン アルキルエーテルサルフェートアンモニウム 塩50部を含むホワイトカーボン35部;及び水55 を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することに り、各々の製剤を得る。

次に、本発明化合物が植物病害の防除に有用 であることを試験例で示す。
 なお、防除効果は、調査時の供試植物上の 斑の面積を目視観察し、本発明化合物を処 した植物の病斑の面積と、無処理の植物の 斑の面積を比較することにより評価した。

試験例1
コムギうどんこ病予防効果試験(Erysiphe gramini s f.sp.tritici)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、コム (品種;シロガネ)を播種し、温室内で10日間 育させた。その後、本発明化合物1~19、21~32 34~40及び41の各々を製剤例6に準じてフロアブ ル製剤とした後、水で希釈し所定濃度(500ppm) し、上記コムギの葉面に充分付着するよう 茎葉散布した。散布後、植物を風乾し、病 菌の胞子をふりかけ接種した。接種後、23 の温室に7日間置いた後、病斑面積を調査し 。その結果、本発明化合物1、3、21及び36を 理した植物における病斑面積は、無処理の 物における病斑面積の30%以下であった。

試験例2
コムギふ枯れ病予防効果試験(Stagonospora nodoru m)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、コム (品種;シロガネ)を播種し、温室内で10日間 育させた。本発明化合物1~19、21~32、34~40及び 41の各々を製剤例6に準じてフロアブル製剤と した後、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、上 コムギの葉面に充分付着するように茎葉散 した。散布後植物を風乾し、コムギふ枯れ 菌胞子の水懸濁液を噴霧接種した。接種後 じめは18℃、暗黒多湿下に4日間置き、さら 照明下に4日間置いた後、病斑面積を調査し た。その結果、本発明化合物3、7、9、11、18 19、21、22、25、31、34、36及び37を処理した植 における病斑面積は、無処理の植物におけ 病斑面積の30%以下であった。

試験例3
コムギ赤かび病予防効果試験(Fusarium culmorum)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、コム (品種;シロガネ)を播種し、温室内で10日間 育させた。本発明化合物1~19、21~32、34~40及び 41の各々を製剤例6に準じてフロアブル製剤と した後、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、上 コムギの葉面に充分付着するように茎葉散 した。散布後植物を風乾し、コムギ赤かび 菌胞子の水懸濁液を噴霧接種した。接種後 じめは23℃、暗黒多湿下に4日間置き、さら 照明下に3日間置いた後、病斑面積を調査し た。その結果、本発明化合物1、3、21、34及び 36を処理した植物における病斑面積は、無処 の植物における病斑面積の30%以下であった

試験例4
キュウリ灰色かび病予防効果試験(Botrytis cine rea)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュ リ(品種;相模半白)を播種し、温室内で12日 生育させた。本発明化合物1~19、21~40及び41の 各々を製剤例6に準じてフロアブル製剤とし 後、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、上記キ ュウリ葉面に充分付着するように茎葉散布し た。散布後植物を風乾し、キュウリ灰色かび 病菌の胞子含有PDA培地をキュウリ葉面上に置 いた。接種後12℃、多湿下に4日間置いた後、 病斑面積を調査した。その結果、本発明化合 物18、36及び37を処理した植物における病斑面 積は、無処理の植物における病斑面積の30%以 下であった。

試験例5
キュウリ菌核病予防効果試験(Sclerotinia sclerot iorum)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュ リ(品種;相模半白)を播種し、温室内で12日 生育させた。本発明化合物1~14、16~19、21~29、 31~40及び41の各々を製剤例6に準じてフロアブ 製剤とした後、水で希釈し所定濃度(500ppm) し、上記キュウリ葉面に充分付着するよう 茎葉散布した。散布後植物を風乾し、菌核 菌の菌糸含有PDA培地をキュウリ葉面上に置 た。接種後18℃、多湿下に4日間置いた後、 斑面積を調査した。その結果、本発明化合 18、21、36及び37を処理した植物における病斑 面積は、無処理の植物における病斑面積の30% 以下であった。

試験例6
ダイコン黒斑病予防効果試験(Alternaria brassici cola)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、ダイ ン(品種;早生40日)を播種し、温室内で5日間 育させた。本発明化合物1~19、21~40及び41の 々を製剤例6に準じてフロアブル製剤とした 、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、上記ダ コン葉面に充分付着するように茎葉散布し 。散布後植物を風乾し、ダイコン黒斑病菌 子の水懸濁液を噴霧接種した。接種後はじ は24℃、多湿下に1日間置き、さらに温室内 3日間置いた後、病斑面積を調査した。その 果、本発明化合物18を処理した植物におけ 病斑面積は、無処理の植物における病斑面 の30%以下であった。

試験例7
ブドウべと病治療効果試験(Plasmopara viticola)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、ブド (品種;ベリーAの実生)を播種し、温室内で40 間生育させた。上記ポットにブドウべと病 遊走子嚢の水懸濁液を噴霧接種し、23℃、 湿下に1日置いた後、風乾し、ブドウべと病 染苗とした。本発明化合物1~14、16~19、21~33 36~40及び41の各々を製剤例6に準じてフロアブ ル製剤とした後、水で希釈し所定濃度(500ppm) し、上記ブドウ苗の葉面に充分付着するよ に茎葉散布した。散布後植物を風乾し、23 の温室内で5日間置き、さらに23℃多湿下に1 間置いた後、病斑面積を調査した。その結 、本発明化合物1、2、24及び36を処理した植 における病斑面積は、無処理の植物におけ 病斑面積の30%以下であった。

試験例8
トマト疫病予防効果試験(Phytophthora infestans)
 プラスチックポットに砂壌土を詰め、トマ (品種:パティオ)を播種し、温室内で20日間 育させた。本発明化合物1~19、21~40及び41の各 々を製剤例6に準じてフロアブル製剤とした 、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、上記トマ ト苗の葉面に充分付着するように茎葉散布し た。葉面上の該希釈液が乾く程度に風乾した 後、トマト疫病菌胞子の水懸濁液を噴霧接種 した。接種後はじめは23℃、多湿下に1日間置 き、さらに温室内で4日間栽培した後、病斑 積を調査した。本発明化合物6、8、9、10、11 15、17、18、19、21、31及び34を処理した植物 おける病斑面積は、無処理の植物における 斑面積の30%以下であった。

 以上記載したごとく、本発明化合物は優 た植物病害防除効力を有しており、植物病 の防除に有用である。