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Title:
ANALYZING DEVICE FOR CIRCUIT DEVICE, ANALYZING METHOD, ANALYZING PROGRAM AND ELECRONIC MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087849
Kind Code:
A1
Abstract:
An analyzing method for a circuit board and an analyzing device are provided for making it possible to greatly shorten an analyzing time. An analyzing device for a circuit board is provided with an arithmetic operation device (110), a memory device (140) connected with the arithmetic operation device (110) and an input device (160), wherein the arithmetic operation device (110) is characterized in including a wiring data acquiring unit (310) to acquire data of wiring formed on the circuit board, a basic circuit diagram making-up unit (320) that divides the wiring into meshes to set a cell and a branch to mutually connect neighboring cells, and an interference analysis setting unit (330) that sets a ignoring scope of elements provided at each cell and at each branch.

Inventors:
URIU, Kazuhide (())
瓜生 一英 (())
YAMADA, Toru (())
Application Number:
JP2007/075215
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
December 27, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MATSUSHITA ELECTRIC INDUSTRIAL CO., LTD. (1006, Oaza Kadoma Kadoma-sh, Osaka 01, 5718501, JP)
松下電器産業株式会社 (〒01 大阪府門真市大字門真1006番地 Osaka, 5718501, JP)
URIU, Kazuhide (())
瓜生 一英 (())
International Classes:
G06F17/50; H05K3/00; G06F17/50; H05K3/00
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (Eikoh Patent Office, 7-13 Nishi-Shimbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, 1050003, JP)
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Claims:
 回路装置を構成する要素間の結合状態を算出する演算装置と、
 前記演算装置に接続された記憶装置と、
 前記演算装置に接続された入力装置と、
 を備え、
 前記演算装置は、
 前記回路装置のレイアウトデータから、前記回路装置を複数の領域に分割する分割部と、
 前記分割部で分割された領域間での結合を無視する設定を実行する結合無視部とを含む回路装置の解析装置。
 請求項1に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記演算装置は、
 前記回路装置のレイアウトにおける結合発生の場所を特定する結合特定部(a)と、
 前記結合発生のうち当該結合を無視する設定を実行する結合無視部(b)とを含む回路装置の解析装置。
 請求項1に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記分割部は、前記回路装置の配線領域をメッシュ分割して、各メッシュに行列式を付与し、行列式を生成するものであり、
 前記結合無視部(b)は、前記行列式の非対角要素の少なくとも一部に0を置換するものである回路装置の解析装置。
 請求項1乃至3のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記結合無視部(b)は、最低距離によって前記結合を無視する範囲を設定する機能を備えた回路装置の解析装置。
 請求項1乃至4のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記結合特定部(a)は、レイアウトレベルでの回路定数としての相互インダクタンスおよびキャパシタンスを表示する機能を備えた回路装置の解析装置。
 請求項1乃至5のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記記憶装置には、前記回路装置のレイアウトに基づくレイアウトデータが格納された回路装置の解析装置。
 請求項1乃至6のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記結合特定部(a)は、前記回路装置のレイアウトに基づいて等価回路モデルを作成する機能を備えた回路装置の解析装置。
 請求項1に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記分割部は、
 前記回路装置に形成される配線のデータを取得する配線データ取得部(a)と、
 前記配線をメッシュ分割して、セルと、互いに隣接するセル間を接続するブランチとを設定する基本回路図作成部(b)とを具備し、
 前記結合無視部は、
 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブランチ間に設定された素子に対して、当該素子を無視する範囲を設定する干渉解析設定部(c)とを含む回路装置の解析装置。
 請求項8に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記結合無視部は、
 前記前記素子を無視する範囲の設定に基づいて素子の無視を実行する素子無視処理部(d)と、
 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブランチ間に設定された前記素子の回路定数に相当する素子値を導出する回路定数導出部(e)とを含む回路装置の解析装置。
 請求項8または9に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記基本回路図作成部(b)は、前記素子として、
 各ブランチが直列の抵抗及びインダクタンスを持つように設定する機能と、
 各ブランチ間が相互インダクタンスを持つように設定する機能と、
 各セルがグラウンドに対してキャパシタンス及びコンダクタンスを持つように設定する機能と、
 各セル間がキャパシタンス及びコンダクタンスを持つように設定する機能を有する回路装置の解析装置。
 請求項8乃至10のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記干渉解析設定部(c)は、各セル間の距離によって、各セル間及び各ブランチ間に設定された前記素子を無視する範囲を設定する回路装置の解析装置。
 請求項8乃至11のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記干渉解析設定部(c)は、各セル間及び各ブランチ間に設定された前記素子の回路定数に相当する素子値によって、前記素子を無視する範囲を設定する回路装置の解析装置。
 請求項8乃至12のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 さらに、前記干渉解析設定部(c)は、各セル及び各ブランチに設定された前記素子の回路定数に相当する素子値によって、前記素子を無視する範囲を設定する回路装置の解析装置。
 請求項8乃至13のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記セルは、外部の信号を入出力するためのポートを含む回路装置の解析装置。
 請求項8乃至14のいずれかに記載の回路装置の解析装置であって、
 前記干渉解析設定部(c)による前記範囲の設定は、前記入力装置を入力して実行される回路装置の解析装置。
 請求項1に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記干渉解析設定部(c)は、前記回路装置の配線が含まれる領域の少なくとも一部を解析対象領域として選択することが可能なプローピング機能を有する回路装置の解析装置。
 請求項9に記載の回路装置の解析装置であって、
 さらに、前記回路定数導出部(d)にて導出された前記素子値を用いて、回路行列を演算する回路解析部が設けられた回路装置の解析装置。
 請求項17に記載の回路装置の解析装置であって、
 前記回路行列は、S行列である回路装置の解析装置。
 回路装置のレイアウトデータから、前記回路装置を複数の領域に分割する分割部と、前記分割部で分割された領域間での結合を無視する設定を実行する結合無視部とを含み、回路装置を構成する要素間の結合状態を算出する演算装置と、
 前記演算装置に接続された記憶装置と、
 前記演算装置に接続された入力装置と、
 を備えた解析装置を用い、回路装置のレイアウトを解析する回路装置の解析方法であって、
 前記演算装置を用いて、回路装置のレイアウトにおける結合発生の場所を特定する結合特定ステップと、
 前記結合発生の場所から当該結合を無視する設定を実行する結合無視ステップとを含む回路装置の解析方法。
 請求項19に記載の回路装置の解析方法であって、
 前記演算装置は入力装置と接続されており、
 前記結合無視ステップでは、前記入力装置の入力によって前記結合を無視する範囲を設定する回路装置の解析方法。
 請求項19に記載の回路装置の解析方法であって、
 前記結合特定ステップは、
 回路装置に形成される配線のデータを取得する配線データ取得ステップと、
 前記配線をメッシュ分割して、セルと、互いに隣接するセル間を接続するブランチとを設定する基本回路図作成ステップとを具備し、
 前記結合無視ステップは、
 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブランチ間に設定された素子に対して、当該素子を無視する範囲を設定する干渉解析設定ステップと、
 前記素子を無視する範囲の設定に基づいて、素子の無視を実行する第1の素子無視処理ステップと、
 各セル及び各ブランチに設定された前記素子の回路定数に相当する素子値を導出する回路定数導出ステップとを含む回路装置の解析方法。
 請求項21に記載の回路装置の解析方法であって、
 前記配線データ取得ステップは、前記回路装置のレイアウトに基づくレイアウトデータが格納された記憶装置から前記レイアウトデータを取得するステップを含む回路装置の解析方法。
 請求項21または22に記載の回路装置の解析方法であって、
 前記干渉解析設定ステップは、前記回路装置の配線が含まれる領域の一部を解析対象領域として選択するステップを含む回路装置の解析方法。
 請求項21乃至23のいずれかに記載の回路装置の解析方法であって、
 前記素子を無視する範囲は、最低距離および素子値の少なくとも一方によって設定される回路装置の解析方法。
 請求項21乃至24のいずれかに記載の回路装置の解析方法であって、
 前記第1の素子無視処理ステップは、各セル間の距離が、前記素子を無視する範囲内か否かを判定するステップを含む回路基板の解析方法。
 請求項21乃至25のいずれかに記載の回路装置の解析方法であって、
 前記回路定数導出ステップの後、さらに、前記素子を無視する範囲の設定に基づいて素子の無視を実行する第2の素子無視処理ステップを含む回路基板の解析方法。
 請求項26に記載の回路装置の解析方法であって、
 前記第2の素子無視処理ステップは、前記回路定数導出ステップにて導出された前記素子値が前記素子を無視する範囲内か否かを判定するステップを含む回路基板の解析方法。
 請求項27に記載の回路装置の解析方法であって、
 さらに、前記回路定数導出ステップにて導出された前記素子値を記憶装置に格納するステップを含む回路基板の解析方法。
 請求項21乃至28のいずれかに記載の回路装置の解析方法であって、
 さらに、前記第2の素子無視処理ステップの後、前記素子値を用いて、回路行列を演算する回路解析ステップを含む回路基板の解析方法。
請求項19乃至29のいずれかに記載の回路装置の解析方法を実行するステップを含む回路装置の設計方法。
 請求項1乃至6のいずれかに記載の回路装置の解析装置を用いて、
 回路装置の配線レイアウトを解析する回路装置の解析プログラムであって、
 回路装置のレイアウトにおける結合発生の場所を特定する結合特定機能と、
 前記結合発生のうち当該結合を無視する設定を実行する結合無視機能と
 を演算装置に実現させることを特徴とする、回路装置の解析プログラム。
 請求項31に記載の回路基板の解析プログラムであって、
 記憶装置に記憶された、回路基板に形成される配線のデータを取得する配線データ取得機能と、
 前記配線をメッシュ分割して、セルと、互いに隣接するセル間を接続するブランチとを設定する基本回路図作成機能と、
 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブランチ間に設定された素子に対して、当該素子を無視する範囲を設定する干渉解析設定機能と、
 前記素子を無視する範囲の設定に基づいて、素子の無視を実行する素子無視処理機能と、
 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブランチ間に設定された前記素子の回路定数に相当する素子値を導出する回路定数導出機能と
を演算装置に実現させることを特徴とする、回路基板の解析プログラム。
 請求項31または32記載の回路装置の解析プログラムが記憶された、記憶媒体。
Description:
回路装置の解析装置、解析方法 解析プログラムおよび電子媒体

 本発明は、回路装置の解析装置、解析方 、解析プログラムおよび電子媒体に関し、 に、各種電子機器に用いられる回路装置の 磁界解析方法に関する。

 プリント基板(配線基板)の設計は、コン ュータを利用したプリント基板CAD(Computer Aid ed Design)によって行われることが多い(例えば 、特許文献1)。CAD装置を用いたプリント基板 設計は、自動化されている部分も多いが、 練した設計者でなければ、適切な設計を行 ことができないことが多いこともまた事実 ある。

 高周波回路のプリント基板設計において 、配線間の干渉が伝送特性に大きな影響を える場合がある。しかし、配線間の干渉量 、電磁界解析により複雑な計算によって、 線の特性を求めることが要求され、教科書 な単純な配線モデルを解析するのと異なり 実際に行われる複雑な配線設計においては 線間の干渉量を考慮することが困難である とが多い。そして、有限の作業時間内にそ 計算を実行することが事実上不可能な場合 数多く存在している。

 それゆえ、配線間の干渉量の考慮は、電磁 解析ではなく、熟練した設計者のいわば勘 よって行われることが多く、または、配線 の干渉量を考慮せずにトライアンドエラー より実行させることが多いのが実情である

特開平10-214281号公報

 配線間の干渉量を電磁界解析で求める場 、解析対象の配線が例えば図17(a)に示すよ な配線パターン1000(すなわち、現実に使用さ れる複雑な配線パターン)のときでは、その までは電磁界解析は行うことができない。 たがって、配線パターン1000の全体は、図17(b )に示すようにメッシュ状(「2000」)に分割さ 、分割後の各セルにおける解析モデルを電 界解析し、そして、個々のセル同士の相互 用を計算して、全体の電磁界解析が完了す 。この全体の電磁界解析の結果から、配線 の干渉量を求める。

 しかしながら、図17(a)に示したような構 が複雑な配線パターン1000(この例は、多層基 板の内層の一枚の配線パターン)の場合、図17 (b)に示したように分割数が増大し、その結果 、計算時間が膨大になってしまう。したがっ て、現実的な作業時間内に電磁界解析が終了 しないケースが多発するか、今日の最先端の 配線基板の場合、全てのケースで終了しない ことが起こり得る。

 本発明者の検討によると、解析を行おう する配線基板が多層基板であり、その基板 法が40mm×40mmの8層基板で、ネット数(部品間 接続する配線数)が550で、層間を電気的に接 続するビアの数が5000の場合、次のような結 が予測された。すなわち、CPUに3GHz動作のPent ium(登録商標)4プロセッサと2Gバイトのメモリ 用いてモーメント法による電磁界解析をお なうと、周波数ポイントを20ポイントにつ て行った場合では、解析を行いたい構造に して必要となる物理メモリがコンピュータ メモリ量をオーバーするため、解析不可能 あることが推論付けられた。仮に、そのメ リ量の制限をクリアできたとしても、解析 実行するためには、最低でも500時間以上必 となることが予想された。 

 さらに、周波数ポイントが増えれば増え ほど当然、処理時間ないし処理データ量は 大する。加えて、電磁界解析は一度で終わ だけではなく、配線基板を改良するごとに 行するので、非常に単純な構造の配線基板 ともかく、現実問題として、電磁界解析に って配線間の干渉量を求めることは極めて 間がかかり、場合によっては有限時間内に 析が完了しないこともあった。

 その一方で、周波数ポイントを減らした メッシュの分割サイズを大きくしたりすれ 、解析時間を短くして無理やり電磁界解析 行うことはできるが、電磁界解析の結果か 得られる配線間の干渉量の精度は悪化し、 要とされる精度が十分に得られない場合が じ得る。

 このように、現実的に使用し得るレベル は高精度な電磁界解析を行おうとすると解 時間が全然足りず、その一方で解析スピー を上げるべく電磁界解析を荒く行おうとす と解析精度が犠牲となって必要な精度が得 れない等、解析スピードと解析精度との両 のバランスをとるのが非常に難しかった。

 このことは、プリント配線基板の解析だ でなく、半導体集積回路(LSI)の各素子のレ アウトや配線においても同様の問題があり 解析スピードと解析精度との両方を向上す のは極めて困難であった。

 本発明はかかる点に鑑みてなされたもの あり、必要とされる解析精度は維持しつつ 解析処理の時間を大幅に短縮することがで る回路装置の電磁界解析方法を提供するこ にある。

 本発明の回路装置の解析装置は、回路装 を構成する要素間の結合状態を算出する演 装置と、前記演算装置に接続された記憶装 と、前記演算装置に接続された入力装置と 備え、前記演算装置は、前記回路装置のレ アウトデータから、前記回路装置を複数の 域に分割する分割部と、前記分割部で分割 れた領域間での結合を無視する設定を実行 る結合無視部とを含むことを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記演算装置は、前記回路装置の イアウトにおける結合発生の場所を特定す 結合特定部(a)と、前記結合発生のうち当該 合を無視する設定を実行する結合無視部(b) 、を含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記分割部は、前記回路装置の配 領域をメッシュ分割して、各メッシュに行 式を付与し、行列式を生成するものであり 前記結合無視部(b)は、前記行列式の非対角 素の少なくとも一部に0を置換するものであ る。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記結合無視部(b)は、最低距離に って前記結合を無視する範囲を設定する機 を備えたものを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記結合特定部(a)は、レイアウト ベルでの回路定数としての相互インダクタ スおよびキャパシタンスを表示する機能を えたものを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記記憶装置には、前記回路装置 レイアウトに基づくレイアウトデータが格 されたものを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記結合特定部(a)は、前記回路装 のレイアウトに基づいて等価回路モデルを 成する機能を備えたものを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記演算装置は、前記回路装置に 成される配線のデータを取得する配線デー 取得部(a)と、前記配線をメッシュ分割して セルと、互いに隣接するセル間を接続する ランチとを設定する基本回路図作成部(b)と 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブラ チ間に設定された素子に対して、当該素子 無視する範囲を設定する干渉解析設定部(c) を含むことを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、さらに、前記演算装置は、前記素 を無視する範囲の設定に基づいて素子の無 を実行する素子無視処理部(d)と、各セルと セル間及び各ブランチと各ブランチ間に設 された前記素子の回路定数に相当する素子 を導出する回路定数導出部(e)とを含むこと 特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記基本回路図作成部(b)は、前記 子として、各ブランチが直列の抵抗及びイ ダクタンスを持つように設定し、各ブラン 間が相互インダクタンスを持つように設定 、各セルがグラウンドに対してキャパシタ ス及びコンダクタンスを持つように設定し そして、各セル間がキャパシタンス及びコ ダクタンスを持つように設定する機能を有 ることを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記干渉解析設定部(c)は、各セル の距離によって、前記素子を無視する範囲 設定することを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記干渉解析設定部(c)は、各セル 及び各ブランチ間に設定された前記素子値 よって、前記素子を無視する範囲を設定す ことを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、さらに、前記干渉解析設定部(c)は 各セル及び各ブランチに設定された前記素 値によって、前記素子を無視する範囲を設 することを特徴とする。 

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記素子無視処理部(d)は、行列式 一部の数値に0を置換することによって結合 無視を実行することを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記セルは、外部の信号を入出力 るためのポートを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記干渉解析設定部(c)による前記 囲の設定は、前記入力装置を入力して実行 れることを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記干渉解析設定部(c)は、前記回 装置の配線が含まれる領域の少なくとも一 を解析対象領域として選択することが可能 プローピング機能を有することを特徴とす 。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、さらに、前記回路定数導出部(d)に 導出された前記素子値を用いて、回路行列 演算する回路解析部が設けられている。

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、前記回路行列は、S行列である。

 本発明は、回路装置のレイアウトデータ ら、前記回路装置を複数の領域に分割する 割部と、前記分割部で分割された領域間で 結合を無視する設定を実行する結合無視部 を含み、回路装置を構成する要素間の結合 態を算出する演算装置と、前記演算装置に 続された記憶装置と、前記演算装置に接続 れた入力装置と、を備えた解析装置を用い 回路装置のレイアウトを解析する回路装置 解析方法であって、前記演算装置を用いて 回路装置のレイアウトにおける結合発生の 所を特定する結合特定ステップと、前記結 発生の場所から当該結合を無視する設定を 行する結合無視ステップとを含むことを特 とする。

 本発明は、上記回路装置の解析方法にお て、前記演算装置は入力装置と接続されて り、前記結合無視ステップでは、前記入力 置の入力によって前記結合を無視する範囲 設定するものを含む。

 また、本発明の回路装置の解析方法は、 路装置の配線レイアウトを解析する回路装 の解析方法であって、回路装置に形成され 配線のデータを取得する配線データ取得ス ップと、前記配線をメッシュ分割して、セ と、互いに隣接するセル間を接続するブラ チとを設定する基本回路図作成ステップと 各セルと各セル間及び各ブランチと各ブラ チ間に設定された素子に対して、当該素子 無視する範囲を設定する干渉解析設定ステ プと、前記素子を無視する範囲の設定に基 いて、素子の無視を実行する第1の素子無視 処理ステップと、各セルと各セル間及び各ブ ランチと各ブランチ間に設定された前記素子 の回路定数に相当する素子値を導出する回路 定数導出ステップとを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、前記配線データ取得ステップは、 記回路装置のレイアウトに基づくレイアウ データが格納された記憶装置から前記レイ ウトデータを取得するステップを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、前記干渉解析設定ステップは、前 回路装置の配線が含まれる領域の一部を解 対象領域として選択するステップを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、前記素子を無視する範囲は、最低 離および結合素子値の少なくとも一方によ て設定されることを特徴とする。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、前記第1の素子無視処理ステップは 、各セル間の距離が、前記素子を無視する範 囲内か否かを判定するステップを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、前記回路定数導出ステップの後、 らに、前記素子を無視する範囲の設定に基 いて素子の無視を実行する第2の結合無視処 理ステップを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、前記第2の素子無視処理ステップは 、前記回路定数導出ステップにて導出された 前記素子値が前記素子を無視する範囲内か否 かを判定するステップを含む。

 また本発明は、上記回路装置の解析方法 おいて、さらに、前記回路定数導出ステッ にて導出された前記素子値を記憶装置に格 するステップを含む。 

 また本発明は、上記回路装置の解析装置 おいて、さらに、前記第2の素子無視処理ス テップの後、前記素子値を用いて、回路行列 を演算する回路解析ステップを含む。

 本発明の回路装置の設計方法は、上記回 装置の解析方法を実行するステップを含む

 また、本発明は、上記回路装置の解析装 を用いて、回路装置の配線レイアウトを解 する回路装置の解析プログラムであって、 路装置のレイアウトにおける結合発生の場 を特定する結合特定機能と、前記結合発生 うち当該結合を無視する設定を実行する結 無視機能とを演算装置に実現させることを 徴とする。

 本発明の回路装置の解析プログラムは、 路装置の配線レイアウトを解析する回路装 の解析プログラムであって、記憶装置に記 された、回路装置に形成される配線のデー を取得する配線データ取得機能と、前記配 をメッシュ分割して、セルと、互いに隣接 るセル間を接続するブランチとを設定する 本回路図作成機能と、各セルと各セル間及 各ブランチと各ブランチ間に設定された素 に対して、当該素子を無視する範囲を設定 る干渉解析設定機能と、前記素子を無視す 範囲の設定に基づいて、素子無視を実行す 素子無視処理機能と、各セルと各セル間及 各ブランチと各ブランチ間に設定された前 素子の回路定数に相当する素子値を導出す 回路定数導出機能とを演算装置に実現させ ことを特徴とする。

 本発明の記憶媒体は、前記回路装置の解 プログラムが格納された記憶媒体である。

 本発明において、回路装置とは、プリン 配線基板などの回路基板だけでなく、半導 集積回路(LSI)などの半導体集積回路装置も むものとする。

 本発明の基板回路の解析方法では、まず 回路装置に形成される配線のレイアウトを 得し、配線をメッシュ分割して、セルと、 いに隣接するセル間を接続するブランチと 設定し、その後、各セルと各セル間及び各 ランチと各ブランチ間に設定された素子に して、当該素子を無視する範囲を設定し、 析処理を実行して各セルと各セル間及び各 ランチと各ブランチ間に設定された素子の 路定数に相当する素子値を導出している。 まり、設定した素子のうち配線間干渉に影 の少ない素子を予め無視した後に解析処理 実行する。これにより、干渉に影響の少な 素子を予め考慮せずに演算を行うことがで 、それゆえに、ある程度の解析精度を維持 つつ高速な解析処理を実現することができ 。その結果、典型的な電磁界解では対処で なかった複雑な配線パターンの解析や大規 解析を行うことが可能となる。また、処理 間を大幅に短縮することができるため、回 装置の設計へのフィードバックも容易にな 、回路装置のレイアウトの最適化を図るこ が可能となる。

(a)はメッシュ状に分割した配線パター 30の平面図、(b)は、セル及びブランチから る等価回路モデルの一例を示す図、(c)は回 基板上の配線パターンの斜視図 本発明の実施の形態における回路基板 解析装置を示す図 本発明の実施の形態における回路基板 解析方法を説明するためのフローチャート (a)は本発明の実施の形態に係る取得し 配線レイアウトの一例を示す図(b)はメッシ 状に分割し、セルを設定した配線レイアウ の一例を示す図 図4(b)に示した配線レイアウトを等価回 路モデルで表現した図であり、(a)は素子Lの 合を説明するための図、(b)は素子Cの結合を 明するための図 素子Lの群からなる行列式の一例を示す 図 (a)~(d)は素子Cの群からなる行列式の一 を示す図であり、(a)はセル・ブランチの設 後の行列式を示す図、(b)は距離による結合 視の実行後の行列式を示す図、(c)は素子値 導出後の行列式を示す図、(d)は素子値によ 結合無視の実行後の各状態における行列式 示す図 素子(CG)を導出する際の各セル間の距離 による干渉範囲の設定について説明するため の図 素子(RL)を導出する際の各セル間の距離 による干渉範囲の設定について説明するため の図 本発明の実施の形態に係る回路基板の 解析装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る回路基板の 解析方法の一例を説明するためのフローチャ ート 本発明の別の実施の形態に係る回路基 板の解析方法の一例を説明するためのフロー チャート (a)はローパスフィルタの理想回路素子 を示す回路図、(b)は回路図を基に作成した配 線レイアウトの一例を示す図 図13(b)の配線レイアウトの解析結果を すフィルタ特性を示す図 アンテナスイッチモジュールの理想等 価回路図 多層基板500を構成する各層を示す図 (a)は、多層基板の内層の配線パターン 1000の平面図、(b)は、それをメッシュ状に分 した配線パターン2000の平面図

符号の説明

12  配線
14  セル
16  ブランチ
30  配線パターン 
32  セル
34  ブランチ
100  コンピュータ
110  演算装置
120  ROM
130  RAM
140  HDD
150  ディスプレイ(Display)
160  入力装置
170  干渉解析プログラム
200  配線データ
210  基板データ
220  レイアウトデータ
230  部品データ
300  干渉解析プログラム
310  配線データ取得部
320  基本回路図作成部
330  干渉解析設定部
340  結合無視処理部
350  回路定数導出部
360  回路定数出力部
400  アンテナスイッチモジュールの理想等 回路
500  多層基板

 以下、図面を参照しながら、本発明の実 の形態を説明する。以下の図面においては 説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能 有する構成要素を同一の参照符号で示す。 お、本発明は以下の実施の形態に限定され い。

 本発明者は、電磁界解析を用いて複雑な 線パターンの配線干渉を検証した結果、膨 な処理時間がかかることに対して、電磁界 析を実行する前に予め個々のセル同士の相 作用(結合発生の場所)を特定できるのであ ば、配線干渉に大きく寄与する結合素子(例 ば寄生容量C)を選択的に考慮して計算する とができ、それゆえ、解析精度を損なうこ なく解析処理時間を大幅に短縮できるとの 見を得た。本発明はこの知見に基づいてな れたものである。以下、これについてさら 説明する。

 典型的な電磁界解析を経由する手法では 図17(b)に示したように配線をメッシュ状に 割し、分割された全ての個片(セル)に基づい て電磁界解析が実行され、膨大な処理時間が 必要となる。

 一方、本発明の実施の形態では、図1(a)に示 すように、配線30をメッシュ状に分割してセ 32(例えば、32a、32b、32c)を生成した後、図1(b )に示すように、所定の素子(RLGC)が設定され セル32及びブランチ34からなる等価回路モデ へと置換する。(c)は配線パターンの斜視図 一例である。L1,L2はインダクタンス(L素子) C1-C4はキャパシタンス(C素子)である。
次いで、その等価回路モデルに基づいて配線 干渉への影響が少ない素子を無視した後、各 素子の回路定数に相当する素子値を導出する 解析処理が実行される。なお、この等価回路 モデルの内容については後述する。 

 以下、図面を参照しながら、本発明の実 の形態を説明する。以下の図面においては 説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能 有する構成要素を同一の参照符号で示す。 お、本発明は以下の実施形態に限定されな 。

 図2を参照しながら、本発明の実施形態に 係る回路基板の解析装置について説明する。 図2は、本実施形態にかかる回路基板の解析 置100の概略構成を示すブロック図である。 路基板の解析装置100は、演算処理を行うCPU( 算装置)110と、CPU110に接続する記憶装置と、 CPU110に接続する入力装置160とを備える。

 CPU110に接続する記憶装置は、プログラム を記憶したROM120と、CPUの作業領域等となるR AM130と、各種設定データ等を記憶したHDD140と 含む。また、入力装置160は、操作者の入力 受けるデバイスであり、例えば、キーボー 、マウスなどである。なお、プログラムは ROM120に限らず、HDD140やRAM130に記憶されてい もよい。

 CPU110は、RAM130をワークエリアとしてROM120, HDD140に記録されたプログラムを実行可能であ る。本実施形態のCPU110は、例えばROM120に格納 されるプログラム400により、図3に示した各 テップを実行することができる。すなわち CPU110と、ROM120に格納したプログラム400との 働動作によって、回路基板に形成される配 のデータを取得する配線データ取得部410と 回路基板のレイアウトにおける結合発生の 所を特定する結合特定部420と、結合発生の ち当該結合を無視する設定を実行する結合 視部430と、解析処理(例えば、Moment法による 磁界解析)を行う解析処理部440とが具現化さ れる。

 次に、図3も加えて、本発明の実施形態に 係る回路基板の解析方法について説明する。 図3は、本実施形態における回路基板の解析 法を説明するためのフローチャートである

 配線データ取得ステップ(S100)では、解析 象となる回路基板に形成される配線のレイ ウトデータを含む配線データを取得する。 イアウトデータは、例えば、配線パターン 形状データ(原点座標、パターン長、パター ン幅等)である。多層基板の場合には、各層 との配線パターンの形状データを含む。こ 処理は、配線データ取得部410が実行する。 体的には、配線データ取得部410は、キーボ ドやマウス等の入力装置160における入力を け付けて、その入力に応じて回路基板のレ アウトを示す画像データを生成し、その結 をディスプレイ(Display)150に表示させる。

 次に、結合特定ステップ(S200)では、配線 ータ取得ステップで生成した配線のレイア トに基づいて、回路基板のレイアウトにお る結合発生の場所を特定する。この処理は 結合特定部420が実行する。すなわち、結合 定部420は、配線のレイアウトに基づいて、 イアウトにおける結合発生の場所を特定す 。結合発生の特定は、種々の方法により行 ことが可能であるが、本実施形態では、配 のレイアウトから等価回路モデルを作成し 特定している。より詳細には、配線のレイ ウトをメッシュ分割し、各メッシュ間に生 得る結合(例えば、寄生容量)を等価回路モ ル化して特定する。なお、作成し得る等価 路モデルについては後で詳細に説明する。

 次に、結合無視ステップ(S300)では、特定 た結合発生のうち当該結合を無視する設定 実行する。結合を無視する設定は、例えば 行列式の非対角要素を0に置換することで実 行される。この処理は、結合無視部430が実行 する。つまり、結合無視部430は、特定した結 合に対応する行列の非対角要素を0(ゼロ)に置 換する。なお、ここでいう行列式は、電磁界 解析に用いられる種々の行列式のことであり 、例えば、Moment法におけるインピーダンス行 列方程式Zであってもよいし、あるいはイン ーダンス行列方程式Zから分割した各構成要 (LGC)からなる行列式であってもよい。

 また、回路基板の設計者は、結合を無視 る範囲(つまり、何処の結合に対応する非対 角要素を0置換するか)を任意で設定すること できる。すなわち、結合無視部430は、キー ードやマウス等の入力装置160における入力 受け付けて、結合を無視する範囲を設定し 次いで、結合を無視する範囲の設定に基づ て、特定した結合に対応する行列の非対角 素を0に置換する。なお、本実施形態におけ る結合を無視する範囲は、各メッシュ間の最 低距離によって設定される。

 次に、解析処理ステップ(S300)では、解析 理(例えば、Moment法による電磁界解析)を行 。この処理は、解析処理部440が実行する。 実施形態の解析処理部440は、結合無視ステ プ(S300)にて0置換した行列式を用いて、この 析を行う。

 上記構成では、0要素が多く対角行列に近 づいた行列式を用いて各種の電磁界解析を行 うことができるので、非常に短い時間で演算 を完了することができる。つまり、本実施形 態の回路基板の解析方法によれば、まず、回 路基板のレイアウトにおける結合発生の場所 を特定し、その後、結合発生のうち当該結合 を無視する設定を実行するので、レイアウト に発生し得る結合を選択的に無視して解析処 理を実行することができる。

 典型的な電磁界解析では、配線干渉の結 としてのインピーダンスZを導出することは 可能であったが、解析前に寄生素子成分を分 離することはできず、それゆえ全てのメッシ ュに対して解析を行う必要があった。その結 果、解析処理に膨大な時間を費やし、配線パ ターンが複雑化すると解析が完了しないこと さえ有り得た。これに対し、本実施形態では 、結合発生の場所を予め特定することによっ て電磁界解析では事前に分離できなかった結 合素子成分を分離することができ、それゆえ 配線干渉にあまり寄与しない結合素子成分を 選択的に無視して演算することができる。従 って、解析処理の時間を大幅に短縮すること ができる。その結果、典型的な電磁界解では 対処できなかった複雑な配線パターンの解析 や大規模解析を行うことが可能となる。また 、処理時間を大幅に短縮することができるた め、回路基板の設計へのフィードバックも容 易になり、回路基板のレイアウトの最適化を 図ることが可能となる。

 次に、図3を参照しながら、本発明の実施 の形態に係る回路基板の解析方法について説 明する。図3は、本実施の形態における回路 板の解析方法を説明するためのフローチャ トである。

 本実施の形態の回路基板の解析方法は、 路基板の配線レイアウトを解析する方法で り、回路基板に形成される配線のデータ(例 えば、図1中の「30」)を取得する配線データ 得ステップ(S10)を実行し、その後、前記配線 をメッシュ分割して、セル(図1中の「32」)と 互いに隣接するセル間を接続するブランチ( 図1中の「34」)とを設定する基本回路図作成 テップ(S20)を実行する。本実施の形態では、 基本回路図作成ステップ(S20)には、配線をメ シュ分割するステップ(S22)と、セル及びブ ンチを設定するステップ(S24)とが含まれてい る。なお、図1(b)の等価回路モデルを用いて セル及びブランチに設定する各素子(例えば 寄生容量Cなど)について簡単に説明すると 各ブランチ34は、直列の抵抗(R)及び直列の自 己インダクタンス(L)を持ち、各ブランチ34間 、相互インダクタンス(L)を持つ。また、各 ル32は、グラウンドに対してキャパシタン (C)及びコンダクタンス(G)を持ち、各セル32間 は、キャパシタンス(C)及びコンダクタンス(G) を持つ。

 次いで、各セルと各セル間及び各ブラン と各ブランチ間にそれぞれ設定された各素 に対して、当該素子を無視する範囲を設定 る干渉解析設定ステップ(S30)を行った後、 子を無視する範囲の設定に基づいて、素子 無視を実行する素子無視処理ステップ(S40)を 実行する。最後に、各セルと各セル間及び各 ブランチと各ブランチ間に設定された素子の 回路定数に相当する素子値を導出する回路定 数導出ステップ(S50)を実行する。

 以下、図3に加えて、図4~図9を参照して、 本発明の実施の形態に係る回路基板の解析方 法をさらに詳しく説明する。

 まず、図3に示すように、回路基板に形成 される配線データを取得する(ステップS10)。 こで取得される配線データは、配線をメッ ュ分割して、セルと、ブランチとを設定す ことができるように設定されたデータであ ばよく、具体的には、回路基板に形成する 線のレイアウトを示すデータを含んでいれ よい。

 ステップS10で得た配線レイアウトの一例 図4(a)に示す。ここでは、回路基板上に2本 配線(12a及び12b)が平行に配置された例を示し ている。なお、各配線(12a及び12b)の両端には ポート(P1、P2、P3、P4)が設定されている。詳 細には、配線12aの左端にポートP1が、配線12a 右端にポートP2が設定されている。また、 線12bの左端にポートP3が、配線12bの右端にポ ートP4が設定されている。ポート(P1~P4)は、各 配線(12a及び12b)において外部からの信号を入 力する機能を有する。

 次に、ステップS20では、ステップS10で得 配線をメッシュ分割する。メッシュ分割と 、回路基板上の配線を複数のエリアに分割 てメッシュ状にすることである。メッシュ 形状は、配線を複数のエリアに分割し得る 状であればよく、四角形状であってもよい 、三角形状であってもよいし、あるいは多 形状とすることもできる。例えば、図4(b)の 例では、各配線(12a及び12b)は四角形状にメッ ュ化されている。

 次に、ステップS30では、メッシュ分割さ た各個片をセルとして設定する。例えば、 4(b)では、配線12aを2つにメッシュ分割して それぞれセル14a及びセル14bを設定している 同様に、配線12bも2分割し、セル14c及びセル1 4dを設定している。さらに、セルの設定は、 部信号を入出力するポートに対しても実行 れる。すなわち、各ポートは、メッシュ分 に極小のセルとして扱われる。ポートに設 されるセルのサイズは、解析周波数によっ 適宜変更することができ、例えば、解析周 数の上限を6GHzとした場合、各ポートに一辺 0.5mmの正方形状のセルが設定される。具体的 は、配線12aの各ポート(P1、P2)に対してセル1 4e及びセル14fを設定し、配線12bのポート(P3,P4) に対してセル14g及びセル14hを設定している。

 続いて、このようにして設定された各セ の物理的な接続状態に基づいて、互いに隣 するセル間にブランチを持つように設定す 。このブランチの設定は、物理的なレイア トベースではなく電気的な等価回路モデル( 基本回路図)を構築して行われる。具体的に 、以下の(1)~(4)の設定条件Jに基づいてセル及 びブランチからなる等価回路モデルを構築す る。

 <セル・ブランチの設定条件J>
 (1)各ブランチは、自己素子として直列の抵 (R)及び自己インダクタンス(L)を持つ。

 (2)各ブランチ間は、相互素子として相互 ンダクタンス(L)を持つ。

 (3)各セルは、自己素子としてグラウンド 対してキャパシタンス(C)及びコンダクタン (G)を持つ。

 (4)各セル間は、相互素子としてキャパシ ンス(C)及びコンダクタンス(G)を持つ。

 ここで、(2)及び(4)の設定による相互素子( LCG)は、いわゆる寄生素子(又はカップリング 子)であり、レイアウトベースのセル間の接 続状態から電気的特性に影響し得る相互作用 (結合関係)を特定すべく設定したパラメータ ある。

 また、(1)及び(3)の設定による自己素子(RLG C)は、セルあるいはブランチそのものが保有 る電気的特性である。

 より詳細には、本実施の形態では、解析 法としてモーメント法を使用しており、モ メント法では、隣り合うメッシュのセル間 対してrooftop基底関数が定義される。このroo ftop基底関数に対して、電流I及び電圧Vを電磁 界から求めるとインピーダンス行列方程式Z([ Z]・[I]=[V])が得られる。本実施の形態におい 設定する自己素子(RLGC)及び相互素子(LCG)は、 このインピーダンスZを離散化して等価回路 デルとして解釈したものである。具体的に 、自己素子に関しては、[Rs+jωLs+1/(jωCs)+Gs]・ [I]=[V]の式を用いて分割され、相互素子に関 ては、[jωLm+1/(jωCm)+Gm]・[I]=[V]の式を用いて 割される。本実施の形態の解析方法では、 計したレイアウトを等価回路モデル化する とによって、インピーダンスZを各構成要素( RLGC)に分割し、その後、それぞれの構成要素 導出する。インピーダンスZから分割した各 構成要素(RLGC)を導出する方法は、例えば、分 割したインピーダンス行列方程式を、各構成 要素にrooftop基底関数から求まる電流、電圧 に基づいてRs等を導出する事により実現され る。

 図4(b)に示したレイアウトを等価回路モデ ル化したものを図5(a)及び図5(b)に示す。等価 路モデルを分かりやすく説明するために、 ンダクタンスL(図5(a))とキャパシタンスC(図5 (b))とに分けて示している。

 図5(a)に示すように、ブランチ16(16a~16f)は 隣接する2つのセル14の間に設定される。各 ランチ16は、セル14同士を電気的に分岐する ものであり、自己インダクタンス(以下、自 L素子と称する)を有する。この自己L素子は 随する電流基底関数による磁気的な自己結 を表す。図中のL11、L22、L33、L44、L55、L66が 己L素子に該当する。

 さらに、各ブランチ16の間には、寄生素 成分である相互インダクタンス(以下、相互L 素子と称する)が設定される。例えば、ブラ チ16aは、他のブランチ(16b~16f)との間に相互L 子(L12、L13,L14、L15、L16)を持つ。なお、ここ は、図を簡略化するために、その他の各ブ ンチ間における相互L素子は省略しているが 、これについても同様に、それぞれ相互L素 を持つことに変わりない。このモデルにお て、各ブランチが持つ自己L素子と、各ブラ チ間が持つ相互L素子とを行列式で表すと図 6に示す通りである。L行列を構成する各要素 、各ブランチ及び各ブランチ間に設定した L素子が対応し、自己L素子は対角要素とな 、相互L素子は非対角要素となる。この例で 、全部で6個のブランチが設定されるため6× 6のL行列となる。

 また、図5(b)に示すように、各セル14は、 ラウンドに対するキャパシタンス(以下、自 己C素子と称する)を持ち、この自己C素子は付 随する電流基底関数による電気的な自己結合 を表す。図中のC11、C22、C33、C44、C55、C66、C77 ,C88が自己C素子に該当する。

 加えて、各セル14の間にも、寄生容量成 であるキャパシタンス(以下、相互C素子と称 する)が設定される。図中のC12、C13、C14、C15 C16、C17,C18が相互C素子である。その他のセル 間が持つ相互C素子は省略して示してあるが 勿論ここにも相互C素子は設定されている。 のモデルにおいて、各セルが持つ自己C素子 と、各セル間が持つ相互C素子とを行列式で すと図7(a)の通りである。C行列を構成する各 要素は、各セル及び各セル間に設定したC素 がそれぞれ対応し、自己C素子は対角要素と り、相互C素子は非対角要素となる。このモ デルでは、全部で8個のセルが設定されるの 、8×8のC行列が作成される。なお、実際の解 析処理に用いるC行列は、インピーダンスZか 逆数(1/C’)の形で分離されており、図7(a)に した行列式は、分離した逆数(1/C’)をさら 逆行列変換したものである。

 このようにして等価回路モデルを作成す と、図6のL行列式及び図7(a)のC行列式が表す ように、寄生成分である相互L素子及び相互C 子を分離して表示することができる。つま 、配線干渉に寄与する相互素子を特定する とができる。典型的な電磁界解析では、配 干渉の結果としてのインピーダンスZを導出 することは可能であったが、解析前に寄生素 子成分を分離することはできず、それゆえ全 てのメッシュに対して解析を行う必要があっ た。その結果、解析処理に膨大な時間を費や し、配線パターンが複雑化すると解析が完了 しないことさえ有り得た。これに対し、本実 施の形態では、等価回路モデル化することに よって電磁界解析では事前に分離できなかっ た相互素子を分離することができ、それゆえ 配線干渉にあまり寄与しない相互素子を選択 的に無視して演算することができる。

 配線干渉に寄与しない相互素子を選択す 方法については、次のステップで説明する なお、以下には、各セル間に設定した相互C 素子を選択的に無視する場合について説明す るが、その他の寄生成分である相互素子(LG) ついても同様に無視することができる。

 レイアウトから等価回路モデルを作成し 後は、ステップS40へと進み、各セル間に設 した相互C素子に対して、当該相互C素子を 視する範囲(言い換えると、相互C素子を考慮 する干渉範囲)を設定する。つまり、このス ップS40において、配線干渉に寄与しない相 C素子の選択がなされる。この干渉範囲は、 々の情報(例えば、結合素子値の閾値等)に づいて設定することが可能であるが、ここ は一例として、各セル間の物理的な距離に づいて干渉範囲を設定する場合を説明する

 各セル間の距離による干渉範囲の設定は 図8に示すように、各セルのレイアウト(配 )情報に基づいて実行される。図8は、セル14a に対して干渉範囲を設定する場合を説明する 図である。

 干渉範囲を設定するための干渉範囲距離d (例えば、d=1mm)を入力すると、セル14aの境界 を基準にセル14aの周りを囲むように幅d(1mm) らなる干渉範囲領域Aが設定される。この干 範囲領域Aは、セル14aと周囲のセルとの相互 干渉(結合関係)をどの範囲まで考慮するかを 定する領域となる。つまり、干渉範囲領域A 外のセルは、セル14aとの結合関係が考慮され ず、それゆえセル14aとの間に設定した相互C 子は無視される。図中のセル14c、14g、14hが 渉範囲領域A外のセルに該当する。一方、干 範囲領域A内のセルは、セル14aとの結合関係 が考慮され、それゆえセル14aとの間に設定し た相互C素子は無視されない。図中のセル14b 14c、14d、14e、14gが干渉範囲領域A内のセルに 当する。

 なお、本実施の形態では、干渉範囲領域A 内にセルの一部が含まれていても結合関係は 考慮される(つまり無視されない)。また、こ では、セル14aを中心にして干渉範囲を設定 る例を示したが、その他のセル(14b~14h)につ ても同様にして干渉範囲を設定する。

 なお、各セル間の距離による干渉範囲の 定は、上述した干渉範囲領域Aを用いた方法 だけに限らず、その他の方法を用いて設定し てもよい。例えば、レイアウトベースの各セ ルの中心位置を測定し、該中心位置間の距離 が干渉範囲距離dよりも小さい場合に結合関 を考慮するように設定することもできる。

 このようにして干渉範囲を設定した後、 互C素子を無視する範囲(干渉範囲)の設定に づいて、相互C素子の無視を実行する(ステ プS50)。本実施の形態では、相互C素子の無視 は、C行列式(図7(a)参照)の要素の一部を0(ゼロ )に置換することにより実行される。つまり 自己C素子と相互C素子とからなるC行列式に いて、結合関係が考慮されないセル間に設 した相互C素子を0要素にする。この処理によ り、各セル間に設定した寄生容量成分を除外 することができる。図7(b)は、図6に示したモ ルにおいて、相互C素子の無視を実行した後 のC行列式を示す。この設定条件では、例え 、セル14a―セル14c間の結合関係は考慮しな ので、セル14a―セル14c間の相互C素子(C24及び C42)は0に置換される。

 このようにして相互C素子の無視を実行す ると、C行列の0要素が増加する(図7(b)では全 素64個中32個が0要素となる)。さらに、0置換 れる相互C素子は非対角要素であるので、相 互C素子を無視する範囲が大きくなるほど、C 列式は対角行列に近づくこととなる。

 この対角行列に近づいたC行列式を用いて 解析処理を実行すると(ステップS60)、C行列を 構成する各要素(すなわち自己C素子及び相互C 素子)の値を具体的に導出することができる このC素子値の導出は、0要素が多く対角行列 に近い行列式を用いて実行することができる ので、非常に短い時間で演算を完了すること ができる。このようにして、干渉範囲を設定 することにより配線干渉に寄与しない相互C 子を選択的に無視して演算することができ ので、解析処理に費やす時間を大幅に短縮 ることができる。なお、導出後のC行列の一 を図7(c)に示している。ここでは、全セル数 が8個で全要素数が64個しかない簡易な例を示 したが、実際に解析される配線パターンでは セル数及び要素数が膨大なものとなり、それ ゆえ行列式を対角行列に近づけて演算できる ことのメリットは大きい。

 本実施の形態の回路基板解析方法によれ 、配線をメッシュ分割して、セルとブラン とを設定(等価回路モデルを作成)すること より、配線間の干渉による影響・特性を相 素子(LCG)として特定することができる。加え て、特定した相互素子のうち配線干渉に影響 の少ない相互素子を無視した後に解析処理を 実行するので(つまり干渉範囲を制限してい ので)、配線干渉に影響の少ない相互素子を 慮せずに演算を行うことができる。従って ある程度の解析精度を維持しつつ、高速な 析処理を実現することができる。その結果 典型的な電磁界解析では対処できなかった 雑な配線パターンの解析や大規模解析を行 ことが可能となる。また、処理時間を大幅 短縮することができるため、回路基板の設 へのフィードバックも容易になり、回路基 のレイアウトの最適化を図ることが可能と る。

 なお、上述した例では、各セル間に設定 た相互C素子を無視する例を示したが、無視 可能な相互素子はこれに限らず、例えば、各 セル間に設定したコンダクタンス(以下、相 G素子と称する)を無視することも勿論可能で ある。この場合であっても、各セル間の物理 的な距離に基づいて相互G素子を無視する範 を設定し、その後、結合関係を考慮しない ル間に設定した相互G素子を無視することに り、設定したG素子の回路定数に相当する素 子値を短時間で導出することができる。

 同様にして、各ブランチ間に設定した相 L素子も無視することができる。この場合で あっても、相互L素子を無視する範囲の設定 基づいて相互L素子を無視することにより、 時間でL素子の回路定数に相当する素子値を 導出することができる。ただし、各ブランチ はレイアウトベースでは表現できないため、 各ブランチ間の距離は、ブランチが接続する 2つのセルの配置を基準として算出される。 えば、図9に示すように、隣接するセル14aと ル14bとを接続するブランチ16bの干渉範囲領 Aは、セル14a及びセル14bのレイアウトに基づ いて設定される。

 なお、ステップS60で抽出した素子値(RLGC) 種々の分析ツールを用いて分析するステッ を設けてもよい。これにより、設計した回 基板の電気的特性を評価する指標を得るこ ができる。例えば、導出した素子値を用い 、さらに回路行列(例えば、S行列)を演算す ステップ(回路解析ステップ)を含むことも きる。回路行列は、当業界で良く用いられ S行列の他、例えば、Z行列、Y行列、F行列、T 行列を用いることができる。なお、Z,Y,F,Tパ メータ(すなわち、Z行列、Y行列、F行列、T行 列を構成するパラメータ)とSパラメータ(すな わち、S行列を構成するパラメータ)とは相互 変換可能である。

 この回路行列を演算する前に(すなわちス テップ60と回路解析ステップとの間で)、ステ ップS60で導出した素子値に対して、更なる素 子の無視を実行してもよい。すなわち、導出 した素子値に対する閾値aを設けて、この閾 aよりも小さな素子値を無視するように設定 ることもできる。例えば、図7(c)において導 出したCの素子値に対し、閾値a=0.2μFよりも小 さな素子値を持つ素子を無視する(すなわち0 換する)と、図7(d)に示すようになる。この 理によってC行列式の0要素はますます増大す る。これにより、回路行列の演算に用いるC 列の0要素をさらに増大させることができ、 れゆえ回路行列の演算を高速に行うことが きる。なお、素子値によって素子の無視を う場合には、各セル間に設定した相互C素子 だけでなく、各セルに設定した自己C素子も 視され得る。つまり、上記構成では、行列 の非対角要素に加えて対角要素も0置換する とができ、それゆえ回路行列の演算に費や 時間は一層短縮される。

 なお、導出した素子値は、回路行列(例え ば、S行列)を演算するために用いるだけでな 、種々の分析に用いることもできる。例え 、導出した素子値からネットリストを作成 てもよいし、あるいは、等価回路を作成し もよい。導出した素子値を用いて等価回路 デルを作成する場合には、集中定数回路と て更に回路計算処理をすることもできる。

 本実施の形態の回路解析方法は、例えば 図10に示した回路解析装置によって実行す ことができる。図10は、本実施の形態にかか る回路解析装置をコンピュータ100によって実 現した実施の形態の概略構成を示すブロック 図である。図10に示すように、コンピュータ1 00は、CPU(演算装置)110,ROM120,RAM130,HDD(記憶装置) 140を備えている。また、コンピュータ100は図 示しないインタフェースによってディスプレ イ(Display)150、キーボードおよびマウス(入力 置)160と接続されており、CPU110は当該インタ ェースを介して各種の表示を行わせるため データをディスプレイ(Display)150に対して出 する。ディスプレイ(Display)150はこのデータ 取得して各種の表示を行う。また、CPU110は 記インタフェースを介してキーボードおよ マウス(入力機器160)からの信号を取得して 該入力機器160による操作内容に応じた処理 行う。

 CPU110は、RAM130をワークエリアとしてROM120, HDD140に記録されたプログラムを実行可能であ る。本実施の形態においては、このプログラ ムの一つとして干渉解析プログラム300を実行 可能である。本実施の形態において、干渉解 析プログラム300は、種々の電気機器に内蔵す る回路基板を解析する機能を備えており、HDD 14に記録される配線データ200を利用して回路 板に形成する配線パターン、基板に実装す 各種部品等のレイアウトを決定する作業を 援する。

 配線データ200は、基板データ210とレイア トデータ220と部品データ230とを含んでいる 基板データ210は回路装置の大きさや構造、 料を示すデータである。また、設計対象と っている回路装置が多層基板のときには、 層ごとの構成や各層の材料定数などを示す ータも含む。レイアウトデータ220は基板に 成する配線のレイアウトを示すデータであ 、例えば、配線パターンの形状データ(原点 座標、パターン長、パターン幅等)である。 析対象が多層基板の場合には、各層ごとの 線パターンの形状データを含む。部品デー 230は、回路装置の回路を構成する各種部品 特性を示すデータである。

 干渉解析プログラム300は、予め作成され これらのデータあるいは回路設計の過程で 成したこれらのデータに基づいて所望の回 基板の干渉解析を行う。このため、干渉解 プログラム300は、回路基板に形成される配 データ200を取得する配線データ取得部310と 配線をメッシュ分割してセル及びブランチ 設定する基本回路図作成部320と、各セル及 各ブランチに設定された素子に対して当該 子を無視する範囲を設定する干渉解析設定 330と、素子を無視する範囲の設定に基づい 結合無視を実行する結合無視処理部340と、 セル及び各ブランチに設定された素子値を 出する回路定数導出部350と、導出した各素 値を出力する回路定数出力部360を備えてい 。

 なお、この干渉解析プログラム300は、コ ピュータ100で読み出し可能な記録媒体(例え ば、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録 媒体、フラッシュメモリなど)に記録するこ ができる。さらに、回路基板解析装置は、CA D装置のコンピュータ構成を利用して構築す ことも可能である。そのようにすると、CAD 作と回路基板の解析動作とを一つの装置で 行することが可能となる。また、回路基板 析装置は、回路配線のシミュレーションを 行しているので、その意味においては回路 ミュレータと称することもできる。

 次に、図11も加えて、本実施の形態の回 基板の解析方法についてさらに説明する。 11は、本実施の形態の解析方法の一例を説明 するためのフローチャートである。なお、こ の回路基板の解析方法は、回路基板解析処理 を含む配線基板の設計方法としても用いるこ とが可能である。

 まず、回路基板に形成される配線のレイ ウトを作成し(ステップS410)、レイアウトの み込みを行う(ステップS412)。このステップ 、配線データ取得部310が行う。具体的には 配線データ取得部310は、基板のレイアウト 作成するための指示を受け付けて基板デー 210とレイアウトデータ220と部品データ230と 生成する。すなわち、キーボードやマウス の入力装置160における入力を受け付けて、 の入力に応じて回路基板のレイアウトを示 画像データを生成し、その結果をディスプ イ(Display)150に表示させるとともにそのレイ ウトを示すデータをレイアウトデータとし HDD140に記録する。なお、本実施の形態では 最初の解析時には部品データ230を読み込ま い。つまり、最初は基板データ210とレイア トデータ220とに基づいて基板のレイアウト 作成して解析を行い、2周目以降の解析では 、さらに部品データを加えて基板のレイアウ トを作成する。

 なお、配線データ取得部310は、予め作成 れてHDD140に記録された基板データ210とレイ ウトデータ220と部品データ230とを取得して 回路基板のレイアウトを示す図として表示 せてもよい。すなわち、基板データ210とレ アウトデータ220と部品データ230とを取得し レイアウトを作成し、ディスプレイ(Display)1 50に出力する。この結果、ディスプレイ(Displa y)150上には基板のレイアウトが表示される。

 次に、ステップS412で取得した配線をメッ シュ分割する(ステップS420)。メッシュ分割は 、メッシュ条件に基づいて行われる。メッシ ュ条件とは、例えば、解析周波数(または周 数ポイント)やメッシュ密度(またはメッシュ 数)などである。設定し得るメッシュ密度は 好ましくは解析周波数の波長λに対して1/30 度であればよい。なお、メッシュ条件は、 析対象となる回路基板の形状や種類等にあ せて適宜適当なものを設定することができ 。

 次に、セルとブランチとを設定する(ステ ップS422)。ステップS420及びステップS422は基 回路図作成部320が実行する。すなわち、基 回路図作成部320は、入力装置160におけるメ シュ条件の入力を受け付けて、回路基板の 線をメッシュ分割してレイアウトベースの ルを設定し、その結果をディスプレイ(Display )150に表示させるとともに、セル間の接続状 から結合関係を特定し、(すなわち、設定条 Jに基づいて自己素子及び相互素子を設定し )、等価回路モデル化した基本回路図を作成 る。

 なお、この例では、メッシュ分割(ステッ プS420)と等価回路モデルの構築(ステップS430) を別々に実行しているが、これらのステッ を同時に実行してもよい。すなわち、配線 メッシュ分割するのと同時に等価回路モデ も作成するような構成にすることも可能で る。

 次のステップS430では解析対象領域を指定 する。解析対象領域とは、読み込んだ配線の レイアウトが含まれる領域のうち実際に解析 する領域のことである。つまり、本実施の形 態の回路解析装置では、取得した全ての配線 レイアウトに対して解析を行うのではなく、 配線の一部分を選択的に取り出して局所的な 解析処理をすることもできる。解析対象領域 は、回路基板の全ての配線を含む領域であっ てもよいし、回路基板の一部の配線を含む領 域であってもよい。また、解析対象領域の指 定は、セル単位で行ってもよく、例えば、複 数のセルを選択してグループ化し解析対象領 域とすることもできる。あるいは外部信号を 入出力するポートを基準として解析対象領域 を指定してもよい。これにより、回路基板の 特定部分の等価回路を作成したり、特定の要 素(セル)間の干渉を抽出したりすることもで る。解析対象領域の指定は、干渉解析設定 330が実行する。すなわち、干渉解析設定部3 30は、回路基板の配線が含まれる領域の少な とも一部を解析対象領域として選択するこ が可能なプローピング機能を有する。

 次に、干渉範囲の設定を行う(ステップS43 2)。干渉範囲とは、各セル間及び各ブランチ に設定した相互素子(LCG)を考慮する範囲の とである。換言すると、このステップでは 相互素子(LCG)を無視する範囲が設定される。 干渉範囲は、種々の情報に基づいて設定し得 るが、本実施の形態では、各セル間の物理的 な距離を基に設定している。すなわち、ここ では、相互素子を無視する基準となる干渉範 囲距離dを設定する。例えば、回路基板の設 者は、対象セルとの距離が0.2mm未満の場合に 相互素子を考慮して解析したいのであれば、 干渉範囲距離dとして0.2mmを入力すればよく、 もっと広い範囲まで相互素子を考慮したいの であれば、例えば1mmを入力してもよい。ある いは、干渉範囲距離dとして0mmを入力するこ もできる。この場合には、各セル間及び各 ランチに設定した相互素子を全く考慮せず 解析処理を実行するので、演算時間を大幅 短縮できる。干渉範囲領域の設定は、入力 置における入力を受け付けて干渉解析設定 330が実行する。そして、干渉解析設定部330 、設定した干渉範囲距離dをRAM130に記憶する

 なお、干渉範囲を設定した後、さらに出 形式を指定するステップを設けてもよい(ス テップS434)。このステップでは、導出した各 子値を最終的にどの形式で出力するのかを 択することができる。例えば、本実施の形 では、ネットリスト形式か、あるいはSパラ メータ形式かを選択することができる。

 次に、干渉範囲の設定(干渉範囲距離d)に づいて素子の無視を実行する(第1の素子無 処理ステップ)。この素子無視の処理は、素 無視処理部340が行う。まず、素子無視処理 340は、各セル間の最短距離がステップS432で 設定した干渉範囲内か否かを判定する(ステ プS450)。具体的には、素子無視処理部340は、 RAM130に記録した干渉範囲距離dを読み出し、 干渉範囲距離dと各セル間の最短距離とを比 し、各セル間の最短距離が干渉範囲距離dよ りも小さいか否かを判定する。続いて、素子 無視処理部340は、各セル間の最短距離が干渉 範囲距離dよりも小さくないと判断した各セ 間の相互素子に対して、素子無視の処理を 行する(ステップS442)。素子無視処理の一例 挙げると、図7(b)に示したように、各素子の からなる行列式に対して、結合関係が考慮 れないセル間に設定した相互素子を0に置換 する処理である。

 次に、各素子の群からなる行列式を用い 解析処理を実行し(ステップS450)、等価回路 デルを用いて設定した素子(RLGC)の値を導出 る(ステップS462)。ここで、解析処理手法と ては特に限定されず、Moment法、PEEC(Partial El ement Equivalent Circuit)法など、種々の手法を採 用可能である。あるいは、Green関数の準静的 近似を用いることもできる。Green関数の準 的な近似を用いた場合は、解析処理を著し 高速化することができる。この解析処理に り、各素子(RLGC)の値を具体的に導出するこ ができる。

 次に、導出した素子値(回路定数)を出力 る(ステップS460)。素子値の出力は、回路定 出力部360が行う。すなわち、回路定数出力 360は、導出した素子値に基づいてディスプ イ(Display)150上に素子値を表示する。このデ スプレイ(Display)150上の表示は、ステップS434 おいて指定した出力形式で実行される。例 ば、ステップS434において回路基板の設計者 がネットリスト形式の出力を選択した場合に は、回路定数出力部360は、導出した素子値を 用いてネットリストを作成し、該ネットリス トをディスプレイ(Display)150に表示する。ある いは、Sパラメータ形式の出力を選択した場 には、回路定数出力部360は、Sパラメータ形 でディスプレイ(Display)150に表示することも きる。この場合、回路定数出力部360は、さ に回路行列(ここではS行列)を演算するステ プを含む。すなわち、回路定数出力部360は 導出した各素子値を用いて回路行列(S行列) 演算し、演算で得たSパラメータをディスプ レイ(Display)150に表示する。表示されるSパラ ータの一例を挙げると、例えば、フィルタ 路素子が形成された回路基板を解析する場 には、フィルタ特性を評価するための指標 して「S21」パラメータを表示することがで る。あるいは、導出した素子値を用いて等 回路を作成し、この等価回路をディスプレ (Display)150に表示することもできる。むろん 解析過程で得られる値やその値から算出さ る他の値を表示しても良い。ディスプレイ(D isplay)150の画面には、解析対象となる回路基 の特性等に合わせて好適なものを表示させ ことができる。また、導出したSパラメータ 基づいて、レイアウト上に電流分布等も表 させることも可能である。

 さらに、回路定数出力部360は、導出した 子値を回路定数データとして記憶装置(例え ばHDD140やRAM130)に記憶する。記憶装置に記憶 れ回路定数データは、次回以降の回路基板 解析処理時に再利用することができる。す わち、ステップS350において回路定数を導出 る際に、回路定数導出部350は、記憶装置に 憶された回路定数データを読み出し、行列 を構成する未定の素子を既定の素子値に置 する。例えば、一度目の解析結果で0.2pFが 定されたC素子には、2度目の解析時には0.2pF 素子値が代入される。

 このように、一度導出した素子値を記憶 て再利用することにより、行列式における 知のパラメータ数を減らすことができ、そ ゆえ解析処理に費やす時間を一層短縮する とが可能となる。この処理は、同一の配線 イアウトに対して干渉範囲を少しずつ広げ がら解析をしたい場合や、同一の配線レイ ウトに対して解析対象範囲を変更しながら 析を行いたい場合に有効となる。例えば、 回の解析時に干渉範囲距離dを0mmとして結合 を全く考慮せずに回路定数を求め、次回以降 の解析時に干渉範囲距離dを0.2mm、0.4mm・・・ 順次干渉範囲を広げながら解析する場合に 、上記回路定数の再利用により解析処理時 を大幅に短縮することができる。

 以上のように、本実施の形態によれば、 渉範囲を設定して配線間干渉に影響の少な 素子を無視した後に解析処理を行うことが きる。従って、高速な解析処理を実現する とができる。また、抽出した素子値を次回 降の解析に再利用することができるので、 析処理時間をさらに短縮することができる また、全ての配線レイアウトに対して解析 行うのではなく、配線の一部分を選択的に り出して解析処理をすることもできる。

 なお、上述した例では、ステップS432にお ける干渉範囲は、各セル間の物理的な距離を 基に設定されるが、さらに、導出した素子値 を基に干渉範囲を設定することもできる。

 素子値により干渉範囲を設定する場合に いて、図12を参照しながら説明する。図12は 、別の実施の形態における解析方法の一例を 説明するためのフローチャートであり、図11 示したフローチャートとは、各セル間の距 だけでなく素子値によっても干渉範囲の設 がなされる点において異なる。従って、図1 1に示したフローチャートと同一のステップ は同一の符号を付し、その重複した説明を 略する。

 図12に示したフローチャートでは、ステ プS432で設定する干渉範囲は、各セル間の物 的な距離及び各素子値を基に設定される。 なわち、ステップS432では、素子を無視する 基準となる干渉範囲距離dと、同じく素子を 視する基準となる素子値の閾値aとを設定す 。例えば、回路基板の設計者は、C素子の回 路定数に相当する素子値が0.5pFを超える場合 結合を考慮するように設定するのであれば 閾値aとして0.5pFを入力すればよい。この設 では、0.5pF以下の結合は全て無視される。 のとき、干渉解析設定部330は、入力装置に ける入力を受け付けて、設定した干渉範囲 離d及び閾値aをRAM130に記憶する。

 閾値aによる素子の無視は、ステップS452 て素子値を導出した後に実行される(第2の素 子無視処理ステップS470)。すなわち、素子無 処理部340は、RAM130に記録した閾値aを読み出 し、閾値aと導出した素子値とを比較し、導 した素子値が閾値aよりも小さいか否かを判 する。そして、素子無視処理部340は、閾値a よりも小さいと判断した素子値を持つ素子を 無視する(すなわち0置換する)。例えば、図7(c )に示したC行列において、閾値aを0.2pFに設定 ると、図7(d)に示すように、0.2pF以下の素子 は0に置き換わる。この処理により、0.2pF以 であった11個の素子値が0となる。

 次に、導出した素子値を用いて行列回路 算を行い、Sパラメータを導出する(ステッ S462)。このとき、導出した素子値の一部は0 素となっているので、演算に要する時間は くてすむ。すなわち、素子値に閾値aを設定 ると、導出した素子値の群からなる行列式 一部を0置換することができ、それゆえ素子 値を用いてSパラメータを求める場合には、 速な行列回路演算処理を行うことができる すなわち、上述した素子値の閾値aによる干 範囲の設定は、ディスプレイ(Display)150上に 析結果をSパラメータ形式で出力する(ステ プS464)場合において特に有効となる。

 なお、本発明者は、本実施の形態に係る 路基板の解析方法(例えば、図12のフローチ ートによる解析方法)の効果を確認するため に、図13(a)に示すローパスフィルタの理想回 素子を用いて、図13(b)に示す配線レイアウ (配線寸法:1.6mm×5.6mm)を作成し、典型的な電 界解析を行ったときの解析時間と、干渉範 距離dを0.2mmに設定して本実施の形態の解析 理を行ったときの解析時間と、干渉範囲距 dを0mmに設定して本実施の形態の解析処理を ったときの解析時間とを測定する実験を行 た。

 その結果、典型的な電磁界解析では解析 間が8分であるのに対し、本実施の形態の解 析処理では解析時間がそれぞれ8秒(d=0mm)及び1 0秒(d=0.2mm)となり、本実施の形態の解析方法 より、解析処理時間を大幅に短縮できるこ が確認することができた。なお、d=0mmの時の 方がd=0.2mmの時よりも解析時間が短いのは、 算に使用した行列式において、d=0mmの時の方 が0要素が多くなるからである。具体的には d=0.2mmではC行列の0要素数が15000個、L行列の0 素数が60000個であるのに対し、d=0mmではC行 の0要素数が18000個、L行列の0要素数が70000個 なり、干渉範囲距離dを0に近づけるほど行 式は対角行列化し、それゆえ解析時間も短 できることが確認できた。この際の解析条 としては解析上限周波数6GHzとしてメッシュ イズはλ/30と設定した。

 また、このようにして解析した結果を図1 4に示す。ここでは、フィルタ特性を評価す ための指標としてSパラメータ形式(S21)で出 した解析結果を示している。図中のラインL0 は典型的な電磁界解析における解析結果を表 し、ラインL1はd=0mmの時の解析結果を表し、 インL2はd=0.2mmの時の解析結果を表す。典型 な電磁界解析で得たラインL0に対して、d=0mm ラインL1は大きく外れているものの、d=0.2mm ラインL2はラインL0とよく一致している。つ まり、干渉範囲距離dを0.2mm以上に設定してお けば、典型的な電磁界解析とあまり遜色のな い解析精度を実現できることが分かる。

 なお、本実施の形態の解析方法では、図1 3のような簡単な構成の回路基板よりも複雑 構成の回路基板を解析すると、さらに顕著 効果を得ることができる。例えば、図15に示 すようなアンテナスイッチモジュールの理想 等価回路400をCADでレイアウト設計すると、図 16に示す多層基板500となる。このように18層 らなる複雑な多層基板500が解析対象となる 合には、典型的な電磁界解析では配線パタ ンが複雑化しすぎて解析時間が膨大なもの なっていたが、本実施の形態の解析装置を いれば、高速で(例えば、120min)、且つ、高い 解析精度を維持した解析を行うことができる 。あるいは各層の一部の領域(例えば、図中 501」)を選択的に解析することもできる。ま 、本実施の形態の解析方法では、半導体パ ケージ(例えば、BGAパッケージ)等も解析す こともできる。本発明者は、本実施の形態 解析方法を用いてBGAパッケージ用のグラン プレーンの解析も行った。

 なお、本実施の形態の回路基板の解析方 を行った後、引き続き回路基板の設計方法 実行し、さらに設計された回路基板を製造 ることも可能である。また、回路基板の設 方法の一工程として実行するだけでなく、 実施の形態の解析方法を単独で実行するこ もできる。なお、典型的な回路基板の設計 法では、まず、電子機器としての基本的な 様(機能、性能等)を決定し、次に、この仕 を実現するための回路(論理回路図)を作成し 、次いで、完成した論理回路図に対してシミ ュレーションを繰り返し行い、動作に問題が なければ、CADを使用して実際の素子と配線パ ターンとなるレイアウト設計を行い、その後 、マスクを作成する。本実施の形態の解析方 法は、前記レイアウト設計における一ステッ プとして実行することができる。なお、本実 施の形態の解析方法を含む設計方法により作 成したマスクを用いて、さらに回路基板を製 造することもできる。

 以上、本発明を好適な実施の形態により 明してきたが、本発明においては、解析処 前に配線干渉に影響し得る素子(RLGC)を特定 、各素子の一部を無視して解析を行うこと できればよく、こうした記述は限定事項で なく種々の改変が可能である。例えば、上 の実施の形態においては、セル・ブランチ 設定条件Jに基づいて等価回路モデルを構築 し素子を特定しているが、配線干渉に影響し 得る素子を特定できるのであれば、設定条件 Jによる等価回路モデルだけに限らず、その の設定条件を各セル及び各ブランチに課し 別の等価回路モデルを構築しても良い。

 また、上述の回路基板の解析フローにお ては、他の任意のステップを追加すること 可能である。例えば、モジュールなどを解 する際には図12のSパラメータ出力後、他のS パラメータ、あるいは任意の回路を接続し、 特性を表示することを行ってもよい。

 さらに、上述の実施の形態においては、 析対象となる回路基板はプリント基板であ たが、プリント基板だけに限らず、例えば 部品内蔵基板、半導体集積回路基板等を含 た種々の回路基板に対して本発明による解 方法を適用することができる。

 また、上述の実施の形態においては、コ ピュータ100にて配線データ200を作成する構 を採用していたが、配線データ200の一部ま は全てを他のコンピュータ等で作成し、こ データを使用して回路基板を解析する構成 採用しても良い。この構成においては、例 ば、部品のメーカーが作成した各部品のデ タベースを利用可能であり、また、回路基 の一部を設計変更する際に、作成済みのデ タを流用して回路基板を解析することが可 であり、基板設計上の労力が低減される。

 さらに、上述のコンピュータ100において 、基板の設計者が利用するコンピュータ100 て干渉解析プログラム300を実行し、回路基 を解析する構成としていたが、異なるコン ュータの連携によって本発明を実現しても い。例えば、第1のコンピュータからネット ワークを通じて配線データ200等を第2のコン ュータに送信し、回路基板の解析後に得ら たデータ(例えば、抽出した素子値からなる ットリスト)を第2のコンピュータから第1の ンピュータに送信する。この構成によれば 第1のコンピュータにおいては、干渉解析プ ログラム300の一部、例えば、データの入力や 解析結果を表示するモジュールを備えるのみ で本発明を利用することが可能になる。

 なお前記実施の形態では、回路基板すな ち、プリント配線基板の解析について説明 たが、回路基板に限定されることなく、半 体集積回路(LSI)の各素子のレイアウトや配 においても適用可能であり、解析スピード 解析精度との両方を向上することが可能と る。LSIの場合にも、回路基板と同様に解析 ることが可能である。

 本発明によれば、解析処理時間を大幅に 縮することができる回路基板の解析方法及 解析装置を提供することができる。




 
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