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Title:
ANALYZING DEVICE, RINSING DEVICE, DISPENSING DEVICE, AGITATING DEVICE, AND CONTAINER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/017065
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are an analyzing device, a rinsing device, a dispensing device and an agitating device, which can insert an insertion member smoothly into a cuvette even in case the insertion member and the cuvette are displaced from each other. These devices comprise a guide member (3143), which is arranged in the upper portion of the opening of a cuvette (30) to hold a liquid, for guiding the insertions of a suction nozzle (391), an injection nozzle (392) and an overflow sucking nozzle (393) constituting a rinsing nozzle altogether, into the inside of the cuvette (30). Even in case a displacement occurs between the rinsing nozzle and the cuvette (30), the collision between the rinsing nozzle and the edge of the cuvette (30) is prevented, when the rinsing nozzle is inserted into the cuvette (30), so that the rinsing nozzle can be smoothly inserted into the cuvette (30).

Inventors:
TSURUTA HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063430
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OLYMPUS CORP (JP)
TSURUTA HIROSHI (JP)
International Classes:
G01N35/02; G01N1/00; G01N35/10
Foreign References:
JPS5532455U1980-03-01
JPS6350735A1988-03-03
JPS56107553U1981-08-21
JP2005028206A2005-02-03
JPS57182653A1982-11-10
JPS5624554A1981-03-09
JPS54143695U1979-10-05
JPH0650968A1994-02-25
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building 2-5,Kasumigaseki 3-chome,Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 液体を保持する容器の開口から前記容器内部に挿入される挿入部材と、
 前記容器の開口の上部に配置され、前記挿入部材に対する前記容器内部への挿入を案内する挿入補助部材と、
 を備えたことを特徴とする分析装置。
 前記挿入補助部材は、前記挿入部材が入出できる挿通孔を有し、
 前記挿通孔における前記容器開口と逆側の開口面積は、前記容器開口の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
 前記挿通孔における前記容器開口側の開口面積は、前記挿入部材の断面積よりも大きく、かつ、前記容器の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の分析装置。
 前記挿入補助部材が前記容器開口の上部の所定位置に位置するように前記挿入補助部材を位置決めする位置決め部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
 前記挿入部材は、前記容器内部を洗浄する洗浄ノズル、前記容器に所定の液体を分注する分注ノズル、または、前記容器に保持された液体を攪拌する攪拌棒のいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
 液体を保持する容器の開口から前記容器内部に挿入されて、前記容器内部を洗浄する洗浄ノズルと、
 前記容器の開口の上部に配置され、前記洗浄ノズルに対する前記容器内部への挿入を案内する挿入補助部材と、
 を備えたことを特徴とする洗浄装置。
 液体を保持する容器の開口から前記容器内部に挿入されて、前記容器に所定の液体を分注する分注ノズルと、
 前記容器の開口の上部に配置され、前記分注ノズルに対する前記容器内部への挿入を案内する挿入補助部材と、
 を備えたことを特徴とする分注装置。
 液体を保持する容器の開口から前記容器内部に挿入されて、前記容器に保持された液体を攪拌する攪拌棒と、
 前記容器の開口の上部に配置され、前記攪拌棒に対する前記容器内部への挿入を案内する挿入補助部材と、
 を備えたことを特徴とする攪拌装置。
 液体を保持する容器であって、開口から挿入部材が内部に挿入される容器において、
 前記液体を保持する保持領域と、
前記開口と平行な面における前記保持領域の断面積よりも面積の大きい開口を有し、前記挿入部材に対する当該容器内部への挿入を案内する挿入補助部と、
を備えたことを特徴とする容器。
Description:
分析装置、洗浄装置、分注装置 攪拌装置および容器

 この発明は、容器の開口部から容器内部 挿入される挿入部材を備えた分析装置、洗 装置、分注装置、攪拌装置および容器に関 る。

 従来、血液や体液等の検体を自動的に分 する装置として、キュベットに試薬と検体 を分注し、キュベット内の試薬と検体との で生じた反応を光学的に検出する分析装置 知られている。このような分析装置におい は、検体および試薬をキュベットに分注し 検体および試薬を攪拌した後に、検体と試 との反応液に対する光学的測定を行い、こ 光学的測定が終了した後、キュベット内部 洗浄を行なってキュベットを繰り返し利用 ている。ここで、分析装置では、分注ノズ 、攪拌棒または洗浄ノズルをキュベット内 に挿入して、分注処理、攪拌処理および洗 処理を行っている(例えば、特許文献1参照)

特開平6-230014号公報

 ところで、近年では、血液などの体液を 析する分析装置に対し、患者からの血液採 の負担軽減などのために分析処理に使用す 検体の微量化が要求されている。この検体 微量化を実現するには、キュベットを小型 することが必要である。

 しかしながら、キュベットを小型化した 合、キュベット開口部の面積も小さくなっ しまうため、分注ノズル、攪拌棒または洗 ノズルとキュベットとの位置ずれがあった 合、分注ノズル、攪拌棒または洗浄ノズル キュベット内への挿入時にキュベットの縁 衝突してしまい、キュベットや分注ノズル 攪拌棒または洗浄ノズルが破損してしまう それがある。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、挿入部材とキュベットとの位置ずれ あった場合であっても、挿入部材を円滑に ュベット内に挿入することができる分析装 、洗浄装置、分注装置および攪拌装置を提 することを目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、この発明にかかる分析装置は、液体 保持する容器の開口から前記容器内部に挿 される挿入部材と、前記容器の開口の上部 配置され、前記挿入部材に対する前記容器 部への挿入を案内する挿入補助部材と、を えたことを特徴とする。

 また、この発明にかかる分析装置は、前 挿入補助部材が、前記挿入部材が入出でき 挿通孔を有し、前記挿通孔における前記容 開口と逆側の開口面積が、前記容器開口の 積よりも大きいことを特徴とする。

 また、この発明にかかる分析装置は、前 挿通孔における前記容器開口側の開口面積 、前記挿入部材の断面積よりも大きく、か 、前記容器の開口面積よりも小さいことを 徴とする。

 また、この発明にかかる分析装置は、前 挿入補助部材が前記容器開口の上部の所定 置に位置するように前記挿入補助部材を位 決めする位置決め部材をさらに備えたこと 特徴とする。

 また、この発明にかかる分析装置は、前 挿入部材が、前記容器内部を洗浄する洗浄 ズル、前記容器に所定の液体を分注する分 ノズル、または、前記容器に保持された液 を攪拌する攪拌棒のいずれか一つであるこ を特徴とする。

 また、この発明にかかる洗浄装置は、液 を保持する容器の開口から前記容器内部に 入されて、前記容器内部を洗浄する洗浄ノ ルと、前記容器の開口の上部に配置され、 記洗浄ノズルに対する前記容器内部への挿 を案内する挿入補助部材と、を備えたこと 特徴とする。

 また、この発明にかかる分注装置は、液 を保持する容器の開口から前記容器内部に 入されて、前記容器に所定の液体を分注す 分注ノズルと、前記容器の開口の上部に配 され、前記分注ノズルに対する前記容器内 への挿入を案内する挿入補助部材と、を備 たことを特徴とする。

 また、この発明にかかる攪拌装置は、液 を保持する容器の開口から前記容器内部に 入されて、前記容器に保持された液体を攪 する攪拌棒と、前記容器の開口の上部に配 され、前記攪拌棒に対する前記容器内部へ 挿入を案内する挿入補助部材と、を備えた とを特徴とする。

 また、この発明にかかる容器は、液体を 持する容器であって、開口から挿入部材が 部に挿入される容器において、前記液体を 持する保持領域と、前記開口と平行な面に ける前記保持領域の断面積よりも面積の大 い開口を有し、前記挿入部材に対する当該 器内部への挿入を案内する挿入補助部とを えたことを特徴とする。

 本発明によれば、液体を保持する容器の 口の上部に配置され、挿入部材に対する容 内部への挿入を案内する挿入補助部材を備 ることによって、挿入部材と容器との位置 れがあった場合であっても、挿入部材の容 内部挿入時に挿入部材と容器の縁との衝突 防止し、挿入部材を円滑に容器内に挿入す ことができる。

図1は、本発明の実施の形態にかかる分 析装置の構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す反応テーブルの平面 である。 図3は、図2の領域S1に示す反応テーブル および内蓋の一部を拡大して示す斜視図であ る。 図4は、図2に示すX1-X1線に沿った断面図 である。 図5は、図1に示す分析装置におけるキ ベット内への洗浄ノズルの挿入処理を説明 る図である。 図6は、従来の分析装置におけるキュベ ット内への洗浄ノズルの挿入処理を説明する 図である。 図7は、図2に示すX1-X1線に沿った断面図 の他の例を示す図である。 図8は、図7に示す位置決めピンとピン 穴を説明する図である。 図9は、図1に示す反応テーブルと洗浄 ニットとの他の例を説明する図である。 図10は、図9に示すガイド部材の移動を 説明する図である。 図11は、図9に示すガイド部材の移動を 説明する図である。 図12は、本発明の実施の形態における 入部材の他の例を説明する図である。 図13は、本発明の実施の形態における 入部材の他の例を説明する図である。 図14は、本発明の実施の形態における ュベットの他の例を説明する断面図である 図15は、図14に示すキュベット内への 浄ノズルの挿入処理を説明する図である。 図16は、図1に示す反応テーブルを構成 するホルダーユニットおよび内蓋ユニットの 斜視図である。 図17は、図1に示す反応テーブルの平面 図の他の例を示す図である。

符号の説明

 1 分析装置
 2 検体供給部
 3 測定部
 4 処理部
 20 検体ラック
 21 検体容器
 30,230 キュベット
 31 反応テーブル
 32 第1試薬庫
 33 第2試薬庫
 34 検体分注ユニット
 34a,35a,36a アーム
 35 第1試薬分注ユニット
 36 第2試薬分注ユニット
 37 攪拌ユニット
 38 測光ユニット
 39 洗浄ユニット
 41 制御部
 42 入力部
 43 分析部
 44 記憶部
 45 出力部
 312 外蓋
 313,313a ホルダー
 313b ホルダーユニット
 314,314a 内蓋
 314b,314c 内蓋ユニット
 351 分注ノズル
 371 攪拌棒
 391 吸引ノズル
 392 注入ノズル
 393 オーバーフロー吸引ノズル
 394 アーム
 395 軸柱
 396 軸柱側歯 
 3132 ピン用穴
 3132a 磁石
 3142,3142a 位置決めピン
 3143 ガイド部材
 3144 挿通孔
 3145 ギア
 3146 ガイド側歯
 3147 レール

 以下、図面を参照して、この発明の実施 形態にかかる分析装置について、血液や尿 どの検体に対して生化学分析を行なう分析 置を例に説明する。なお、この実施の形態 よりこの発明が限定されるものではない。 た、図面の記載において、同一部分には同 の符号を付している。

 図1は、本実施の形態にかかる分析装置の 構成を示す模式図である。図1に示すように 本実施の形態にかかる分析装置1は、検体供 部2と、測定部3と、処理部4とを有する。検 供給部2は、検体が収容された検体容器を順 次測定部3に供給する。測定部3は、検体供給 2から供給された検体容器内の検体および試 薬をキュベット内にそれぞれ分注し、キュベ ット30で生じる反応を光学的に測定する。処 部4は、検体供給部2および測定部3を含む分 装置1全体の制御を行なうとともに測定部3 おける測定結果の分析を行なう。分析装置1 、これら各部が連携することによって検体 における検出対象物を分析する生化学分析 順次自動的に行なう。なお、キュベット30 、容量が数nL(ナノリットル)~数mL(ミリリット ル)と微量な容器であり、後述する測光ユニ ト38の光源から出射された分析光(340~800nm)に まれる光の80%以上を透過する透明素材、例 ば、耐熱ガラスを含むガラス,環状オレフィ ンやポリスチレン等の合成樹脂が使用される 。キュベット30は、側壁と底壁とによって液 を保持する液体保持部が形成され、液体保 部の上部に開口を有するキュベット30であ 。

 図1に示すように、検体供給部2は、血液 尿などを収容した複数の検体容器21を保持し 、図中の矢印方向に順次移送する複数の検体 ラック20を備える。検体供給部2上の所定位置 に移送された検体容器21内の検体は、検体分 ユニット34によって、反応テーブル31上に配 列して搬送されるキュベット30に分注される

 測定部3は、反応テーブル31と、第1試薬庫 32と、第2試薬庫33と、検体分注ユニット34と 第1試薬分注ユニット35と、第2試薬分注ユニ ト36と、攪拌ユニット37と、測光ユニット38 、洗浄ユニット39とを有する。

 反応テーブル31は、キュベット30への検体 や試薬の分注、キュベット30内での検体、試 の攪拌、洗浄または測光を行なうためにキ ベット30を所定の位置まで移送する。この 応テーブル31は、制御部41の制御のもと、図 しない駆動機構が駆動することによって、 応テーブル31の中心を通る鉛直線を回転軸 して回動自在である。反応テーブル31は、上 方に、各液体吐出位置や攪拌・洗浄位置に対 応する箇所に孔がそれぞれ設けられた開閉自 在な外蓋312を備え、下方に恒温槽を備える。 後述するように、反応テーブル31は、各キュ ット30開口部上方に、キュベット30内に挿入 される挿入部材に対するキュベット30内部へ 挿入を案内するガイド部材が設けられた内 を有する。

 第1試薬庫32は、キュベット30内に分注さ る2種類の試薬のうち、最初に分注される第1 試薬が収容された第1試薬容器を着脱自在に 数収納できる。第1試薬庫32は、制御部41の制 御のもと、図示しない駆動機構が駆動するこ とによって、第1試薬庫32の中心を通る鉛直線 を回転軸として時計回りまたは反時計回りに 回動自在であり、所望の第1試薬容器を第1試 分注ユニット35による試薬吸引位置まで移 する。第1試薬庫32の上方には、試薬吸引位 に対応する箇所にノズルが入出可能な吸引 を有する開閉自在な蓋が設けられている。 た、第1試薬庫32は、保冷機能を備えている

 第2試薬庫33は、キュベット30内に分注さ る2種類の試薬のうち、第1試薬の次に分注さ れる第2試薬が収容された第2試薬容器を着脱 在に複数収納できる。第2試薬庫33は、第1試 薬庫32と同様に、制御部41の制御のもと、時 回りまたは反時計回りに回動自在であり、 望の第2試薬容器を第2試薬分注ユニット36に る試薬吸引位置まで移送する。第2試薬庫33 上方には、試薬吸引位置に対応する箇所に ズルが入出可能な吸引孔を有する開閉自在 蓋が設けられている。また、第2試薬庫33は 保冷機能を備えている。

 検体分注ユニット34は、検体の吸引およ 吐出を行なう検体分注ノズルが先端部に取 付けられたアーム34aを備える。アーム34aは 鉛直方向への昇降および自身の基端部を通 する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行 う。検体分注ユニット34は、図示しない吸排 シリンジまたは圧電素子を用いた吸排機構を 備える。検体分注ユニット34は、上述した検 供給部2における検体吸引位置P0上の所定位 に移送された検体容器21の中から検体分注 ズルによって検体を吸引する。その後、ア ム34aを図中反時計回りに旋回させ、検体分 ノズルを下降させることによって、反応テ ブル31上の検体吐出位置に搬送されたキュベ ット30内に検体分注ノズルを挿入して検体を 出して分注を行なう。なお、検体分注ノズ は、検体吐出終了後、キュベット30上に上 し、図示しない洗浄槽において洗浄される

 第1試薬分注ユニット35は、第1試薬の吸引 および吐出を行なう試薬分注ノズルが先端部 に取り付けられたアーム35aを備える。アーム 35aは、鉛直方向への昇降および自身の基端部 を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在 に行なう。第1試薬分注ユニット35は、図示し ない吸排シリンジまたは圧電素子を用いた吸 排機構を備える。第1試薬分注ユニット35は、 第1試薬庫32上の所定位置に移動された第1試 容器内の試薬を試薬分注ノズルによって吸 する。その後、アーム35aを図中反時計回り 旋回させ、試薬分注ノズルを下降させるこ によって、反応テーブル31上の所定位置に搬 送されたキュベット30内に試薬分注ノズルを 入して、対応する第1試薬を吐出して分注を 行なう。なお、試薬分注ノズルは、試薬吐出 終了後、キュベット30上に上昇し、図示しな 洗浄槽において洗浄される。

 第2試薬分注ユニット36は、第1試薬分注ユ ニット35と同様に、第2試薬の吸引および吐出 を行なう試薬分注ノズルが先端部に取り付け られたアーム36aと、図示しない吸排シリンジ または圧電素子を用いた吸排機構を備える。 第2試薬分注ユニット36は、第2試薬庫33上の所 定位置に移動された第2試薬容器内の試薬を 薬分注ノズルによって吸引後、試薬分注ノ ルを下降させることによって、反応テーブ 31上の所定位置に搬送されたキュベット30内 試薬分注ノズルを挿入して、対応する第2試 薬を吐出して分注を行なう。なお、試薬分注 ノズルは、試薬吐出終了後、キュベット30上 上昇し、図示しない洗浄槽において洗浄さ る。

 攪拌ユニット37は、キュベット30に分注さ れた第1試薬、検体および/または第2試薬の攪 拌を行い、反応を促進させる。攪拌ユニット 37は、攪拌棒を下降させることによって、反 テーブル31上の所定位置に搬送されたキュ ット30内に攪拌棒を挿入し、この攪拌棒を回 動させることによって、攪拌対象である液体 を攪拌する。なお、攪拌棒は、攪拌処理終了 後、キュベット30上に上昇し、図示しない洗 槽において洗浄される。

 測光ユニット38は、所定波長の光をキュ ット30に発し、このキュベット30内の試薬と 体との反応液を通過した光を受光して分光 度測定などを行なう。測光ユニット38によ 測定結果は、制御部41に出力され、分析部43 おいて分析される。

 洗浄ユニット39は、図示しない洗浄ノズ によって、測光ユニット38による測定が終了 したキュベット30内の混合液を吸引して排出 るとともに、洗剤や洗浄水等の洗浄液を注 および吸引することで洗浄を行なう。この 浄したキュベット30は再利用されるが、検 内容によっては1回の測定終了後にキュベッ 30を廃棄してもよい。

 つぎに、処理部4について説明する。処理 部4は、制御部41と、入力部42と、分析部43と 記憶部44と、出力部45とを備える。検体供給 2、測定部3および処理部4が備えるこれらの 部は、制御部41に電気的に接続されている

 制御部41は、CPU等を用いて構成され、分 装置1の各部の処理および動作を制御する。 御部41は、これらの各構成部位に入出力さ る情報について所定の入出力制御を行い、 つ、この情報に対して所定の情報処理を行 う。

 入力部42は、キーボード、マウス等を用 て構成され、検体の分析に必要な諸情報や 析動作の指示情報等を外部から取得する。 力部42は、図示しない通信ネットワークを介 し、外部装置から検体の分析に必要な諸情報 や分析動作の指示情報等を取得してもよい。 分析部43は、測光ユニット38によって測定さ た測定結果をもとに、吸光度等を演算し検 内における検出対象物の濃度を求め、検体 成分分析等を行なう。記憶部44は、情報を磁 気的に記憶するハードディスクと、分析装置 1が処理を実行する際にその処理にかかわる 種プログラムをハードディスクからロード て電気的に記憶するメモリとを用いて構成 れ、検体の分析結果等を含む諸情報を記憶 る。記憶部44は、CD-ROM、DVD-ROM、PCカード等の 記憶媒体に記憶された情報を読み取ることが できる補助記憶装置を備えてもよい。出力部 45は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカー を用いて構成され、検体の分析結果を含む 情報を出力する。また、出力部45は、図示 ない通信ネットワークを介し、外部装置に 体の分析結果を含む諸情報を出力してもよ 。

 以上のように構成された分析装置1では、 列をなして順次搬送される複数のキュベット 30に対して、第1試薬分注ユニット35が第1試薬 庫32内の試薬容器中の試薬を分注し、検体分 ユニット34が検体容器21中の検体を分注し、 第2試薬分注ユニット36が第2試薬庫33内の試薬 容器中の試薬を分注した後、測光ユニット38 検体と試薬とを反応させた状態の検体の分 強度測定を行い、この測定結果を分析部43 分析することで、検体の成分分析等が自動 に行われる。また、洗浄ユニット39が測光ユ ニット38による測定が終了した後に搬送され キュベット30を搬送させながら洗浄するこ で、一連の分析動作が連続して繰り返し行 れる。

 つぎに、図2~図4を参照して、図1に示す反 応テーブル31について説明する。図2は、図1 示す反応テーブル31の平面図である。図3は 図2の領域S1に示す反応テーブルおよび内蓋 一部を拡大して示す斜視図である。図4は、 2に示すX1-X1線に沿った断面図である。なお 図2は、図1に示す外蓋312を取り外した状態 おける反応テーブル31の平面図を示す。

 図1に示す反応テーブル31は、外蓋312とキ ベット30が装着されるホルダー313との間に 図2または図3に示すような内蓋314が設けられ ている。この内蓋314には、洗浄ノズルを構成 する吸引ノズル391、注入ノズル392およびオー バーフロー吸引ノズル393に対するキュベット 30内部への挿入を案内するガイド部材3143が、 ホルダー313に装着される各キュベット30に設 られている。このガイド部材3143は、洗浄ノ ズルが入出できる挿通孔3144(図3参照)を有す 。

 そして、図3または図4に示すように、内 314下面には位置決めピン3142が設けられてお 、この位置決めピン3142が、ホルダー313上面 に設けられたピン用穴3132に差し込まれるこ によって、内蓋314がキュベット30上を覆うよ うに、ホルダー313に内蓋314が固定される。こ のため、内蓋314は、ホルダー313と一体となっ て回転することとなる。

 この位置決めピン3142およびピン用穴3132 、ホルダー313への内蓋314装着時に、キュベ ト30における開口部30aの中心軸と、内蓋314に おけるガイド部材3143の挿通孔3144の中心軸と 重なるように設けられている。したがって 位置決めピン3142およびピン用穴3132は、ガ ド部材3143が、キュベット30開口部上方の所 位置に位置するように、ガイド部材3143を位 決めする機能を有する。なお、ホルダー313 は、キュベット30側面における測光領域に 光ユニット38における光源からの光が照射し 、さらにキュベット30を透過した光が測光ユ ット38における受光部に入射するように、 光領域に対応する部分が開口した測光窓W1が 設けられている。

 さらに、洗浄ノズルの挿入が円滑に行わ るように、挿通孔3144の上部開口面積は、キ ュベット30の開口部30aの面積よりも大きくな ように設定されている。具体的に図4を参照 して、図2に示すX1-X1線に沿った各部材の切断 面を例に説明する。

 図4に示すように、ガイド部材3143は、挿 孔3144の上部開口幅Dが、挿通孔3144の下部開 幅Aよりも広い漏斗形状を有している。そし 、ガイド部材3143における挿通孔3144の上部 口幅Dは、キュベット30の開口部30aの切断面 おける幅Cよりも広く、ガイド部材3143におけ る挿通孔3144の下部開口幅Aは、キュベット30 開口部30aの切断面における幅Cよりも狭く設 されている。そして、洗浄ノズルがガイド 材3143の挿通孔3144内を円滑に入出できるよ に、ガイド部材3143における挿通孔3144の下部 開口幅Aは、吸引ノズル391、注入ノズル392お びオーバーフロー吸引ノズル393によって構 される洗浄ノズル全体のキュベット30内への 挿入部分の最大径Bよりも広く設定されてい 。

 すなわち、上述したガイド部材3143、キュ ベット30開口部および洗浄ノズルにおける各 および最大径は、洗浄ノズル全体の最大径B 、ガイド部材3143における挿通孔3144の下部開 幅A、キュベット30の開口部30aの切断面にお る幅C、ガイド部材3143における挿通孔3144の 部開口幅Dの順に広くなるように設定されて いる。言い換えると、ガイド部材3143におい 、挿通孔3144におけるキュベット30の開口部30 aとは逆側の開口面積は、キュベット30開口部 の面積よりも大きくなるように設定されてお り、挿通孔3144におけるキュベット30の開口30a 部側の開口面積は、洗浄ノズル全体の断面積 よりも大きく、かつ、キュベット30の開口面 よりも小さくなるように設定されている。

 そして、キュベット30における開口部30a 心軸と、内蓋314におけるガイド部材3143の挿 孔3144の中心軸とが重なるように、位置決め ピン3142およびピン用穴3132によって、ガイド 材3143が設けられた内蓋314はホルダー313に取 り付けられている。

 さらに、ガイド部材3143の内壁表面は、滑 りのよいポリテトラフルオロエチレンなどの フッ素樹脂材料によって形成されている。し たがって、ガイド部材3143の内壁表面に接触 た物体は、ガイド部材3143の内壁表面の滑性 よって、円滑にガイド部材3143開口部内に誘 導される。

 分析装置1においては、反応テーブル31に このガイド部材3143を備えた内蓋314を設け、 キュベット30内への洗浄ノズルの挿入を円滑 案内している。図5を参照して、ガイド部材 3143における洗浄ノズルのキュベット30内部へ の案内を説明する。

 図5(1)に示すように、吸引ノズル391、注入 ノズル392およびオーバーフロー吸引ノズル393 によって構成される洗浄ノズルが矢印Y1のよ に下降したときに、洗浄ノズルの中心軸が 矢印Y2のようにキュベット30の中心軸A0とず てしまった場合を例に説明する。

 前述したように、ガイド部材3143の上部開 口幅はキュベット30の幅よりも広く設定され いるため、キュベット30の中心軸A0と下降す る洗浄ノズルの中心軸とがずれてしまった場 合であっても、洗浄ノズルは、ガイド部材314 3の挿通孔3144内に挿入することが可能である

 そして、ガイド部材3143内にそのまま下降 した洗浄ノズルは、たとえば領域S2において イド部材3143内壁表面と接触する。ガイド部 材3143の内壁表面は滑りがよいため、ガイド 材3143内壁表面と接触した注入ノズル392は、 浄ノズルの下降動作にともなって、図5(2)の 矢印Y3に示すように、傾斜したガイド部材3143 内壁表面に沿って滑り落ちていく。なお、ガ イド部材3143内壁表面は、滑りのよい材料で 成されているため、洗浄ノズルがガイド部 3143の内壁表面に接触した場合であっても、 浄ノズルは内壁表面に沿って滑り落ちてい ため、洗浄ノズルの破損の可能性は限りな 低い。

 上述したように、キュベット30における 口部30aの中心軸A0と内蓋314におけるガイド部 材3143の挿通孔3144の中心軸とが重なるように 蓋314は位置決めされており、さらに、ガイ 部材3143の挿通孔3144の下部開口幅はキュベ ト30の幅よりも狭く設定されている。このた め、ガイド部材3143の挿通孔3144の下方開口部 ら突出した物体は、挿通孔3144の下部開口部 よりも面積の大きいキュベット30の開口部内 にそのまま差し込まれることとなる。

 したがって、洗浄ノズルは、洗浄ノズル 昇降アームの下降動作によって、ガイド部 3143内部表面に沿って滑り落ちてガイド部材 3143の挿通孔3144から突出し、キュベット30の に衝突することなく、キュベット30の開口部 内部にそのまま挿入される。

 従来では、このようなガイド部材を設け いなかったため、吸引ノズル391、注入ノズ 392およびオーバーフロー吸引ノズル393によ て構成される洗浄ノズルの中心軸がキュベ ト30の中心軸A0からずれていたときには、キ ュベット30内への挿入のために、図6の矢印Y11 のように洗浄ノズルが下降することによって 、洗浄ノズルとキュベットの縁領域S12との衝 突が発生し、キュベット30や洗浄ノズルが破 してしまうおそれがあった。特にキュベッ を小型化した場合には、キュベット開口部 面積が小さくなってしまうため、洗浄ノズ とキュベットとの位置ずれによるキュベッ 30、洗浄ノズルの破損を完全に回避するこ が困難であった。

 これに対し、本実施の形態においては、 イド部材3143を設けることによって、洗浄ノ ズルとキュベットとの位置ずれがあった場合 であっても、漏斗形状を有するガイド部材314 3によって、洗浄ノズルをガイド部材3143の挿 孔の中心軸に案内し、洗浄ノズルの昇降ア ムの下降動作によって、挿通孔の中心軸と なるキュベット開口部の中心軸A0に沿って 浄ノズルをキュベット30内に挿入することが できる。すなわち、本実施の形態においては 、キュベット30の開口上部にガイド部材3143を 設けることによって、洗浄ノズルとキュベッ トとの位置ずれがあった場合であっても、洗 浄ノズルのキュベット内挿入時に洗浄ノズル とキュベット30の縁との衝突を回避すること でき、洗浄ノズルを円滑にキュベット30内 挿入することが可能になる。特に、近年の 求にしたがってキュベットを小型化し、キ ベットの開口面積が小さくなってしまった 合であっても、このガイド部材3143を設ける とによって、洗浄ノズルとキュベットとの 置ずれによるキュベット30の縁部分と洗浄 ズルとの衝突を回避することができ、キュ ット30内への洗浄ノズルの挿入を円滑に行な うことができる。

 なお、ガイド部材3143が設けられた内蓋314 をさらに確実にホルダー313に取り付けるため に、ホルダー313に設けられたピン用穴3132お び内蓋314に設けられた位置決めピン3142を磁 材料によって形成してもよい。具体的には 図7および図8に示すように、図3,4に示す位 決めピン3142に代えて、N極を示す磁石で形成 した位置決めピン3142aを内蓋314aに取り付ける 。そして、この位置決めピン3142aと引き合う うに、図7および図8に示すように、ホルダ 313aに形成された、内部に位置決めピン3142a 挿入できるピン用穴3132の内部にS極を示す磁 石3132aを取り付けておく。この場合、図8の矢 印Y21に示すように、位置決めピン3142aがピン 穴3132に差し込まれた場合、N極を示す位置 めピン3142aとS極を示す磁石3132aとは磁力によ って互いに引き合うため、位置決めピン3142a 、ピン用穴3132から外れにくくなり、ガイド 部材3143が設けられた内蓋314をさらに確実に ルダー313に取り付けることが可能になる。

 また、洗浄ノズルを昇降させるアームが 降する場合にのみ、ガイド部材がキュベッ 開口上部にセットされるようにしてもよい 具体的には、図9に示すように、ガイド部材 3143を有する内蓋314が移動可能であるレール31 47をホルダー313に接続し、吸引ノズル391、注 ノズル392およびオーバーフロー吸引ノズル3 93が設けられたアーム394を昇降させる軸柱395 、内蓋314との間にギア3145を固定配置する。 そして、図9に示すように、内蓋314のアーム 領域の底面に、ギア3145と咬み合うことがで るガイド側歯3146を設ける。さらに、軸柱395 の側面領域のうち、洗浄ノズルがキュベット 30外となる位置に上昇したときにギア3145の設 置高さと同じ高さとなる領域をギア3145側に 出させ、この突出させた領域のギア3145側の 面にギア3145と咬み合うことができる軸柱側 歯396を設ける。すなわち、洗浄ノズルがキュ ベット30外となる位置に上昇したときにギア3 145と咬み合うことができる軸柱側歯396を軸柱 395の側面の一部に設ける。

 図9に示すように、洗浄処理が行なわれて いない場合においては、ガイド部材3143がキ ベット30の開口上から外れた箇所に位置する ように、内蓋314の左端がレール3147の左端に 置する。この場合には、キュベット30上部は 、内蓋314で覆われているため、キュベット30 への異物の混入を低減することができる。

 そして、キュベット30の洗浄処理を開始 、キュベット30内に洗浄ノズルを矢印Y32のよ うに下降させるために軸柱395を矢印Y31のよう に下降させる。この場合、軸柱側歯396も下降 するため、この軸柱側歯396の下降によって、 軸柱側歯396と咬み合うギア3145は、矢印Y33の うに回転する。このギア3145の矢印Y33方向の 転によって、ギア3145と咬み合うガイド側歯 3146が矢印Y34に示す方向に移動し、ガイド側 3146が設けられた内蓋314も矢印Y34に示す方向 レール3147上を移動する。

 この結果、図10に示すように、内蓋314は ガイド部材3143の挿通孔3144がキュベット30の 口上部に位置するように洗浄ノズルの下降 作と連動して移動する。洗浄ノズルは、キ ベット30の開口上部に位置するガイド部材31 43の挿通孔3144を介して、キュベット30内に挿 される。

 そして、洗浄処理が終了し、キュベット3 0内に挿入された洗浄ノズルをキュベット30上 方に上昇させるために軸柱395を矢印Y35のよう に上昇させる。そして、図11に示すように、 印Y37のように軸柱395が上昇し矢印Y36のよう 洗浄ノズルがキュベット30外となる位置に 昇したとき、軸柱側歯396がギア3145と咬み合 。そして、軸柱395の上昇が継続されること よって、軸柱側歯396と咬み合うギア3145は、 矢印Y38のように、軸柱395上昇時に対応する回 転とは逆方向に回転する。このギア3145の矢 Y38方向の回転によって、ギア3145と咬み合う イド側歯3146が矢印Y39に示す方向に移動し、 ガイド側歯3146が設けられた内蓋314も矢印Y39 示す方向へレール3147上を移動した結果、ガ ド部材3143がキュベット30の開口上から外れ 箇所に移動することとなる。

 このように、洗浄ノズルを昇降させる軸 395の下降に連動して、洗浄ノズル挿入時の にガイド部材3143がキュベット30開口上部に ットされるようにして、キュベット30内へ 異物混入を低減してもよい。

 また、本実施の形態においては、吸引ノ ル391、注入ノズル392およびオーバーフロー 引ノズル393によって構成された洗浄ノズル 備えた洗浄ユニット39を例に説明したが、 れ以外のユニットに適用した場合も同様に 挿入部材のキュベット内挿入時における挿 部材とキュベット30の縁との衝突を回避する ことができる。

 たとえば、図12を参照して、検体または 薬を分注する検体分注ユニット34、第1試薬 注ユニット35または第2試薬分注ユニット36に 適用した場合について説明する。図12に示す うに、分注ノズル351がキュベット30の中心 からずれた状態で矢印Y41のようにキュベッ 30内部に挿入される場合であっても、ガイド 部材3143を設けることによって、矢印Y42のよ に、分注ノズル351をキュベット30内部に案内 することができる。このようにして、この分 注ノズル351を、キュベット30内に円滑に挿入 ることができる。

 また、図13を参照して、キュベット30内の 液体を攪拌棒によって攪拌する攪拌ユニット 37に適用した場合について説明する。図13に すように、攪拌棒371がキュベット30の中心軸 からずれた状態で矢印Y51のようにキュベット 30内部に挿入される場合であっても、ガイド 材3143を設けることによって、矢印Y52のよう に、攪拌棒371をキュベット30内部に案内する とができる。このようにして、この攪拌棒3 71を、キュベット30内に円滑に挿入すること できる。

 また、本実施の形態においては、キュベ ト30とは別個のガイド部材3143を設けた場合 ついて説明したが、キュベット本体に挿入 助の機能を持たせた漏斗形状の挿入補助部 形成してもよい。具体的には、図14のキュ ット230に示すように、漏斗形状を形成する ュベット230の開口上端部の幅D2を、実際に液 体が保持される領域における幅C2よりも広く るように、キュベット230の内部形状を形成 ればよい。すなわち、キュベット230は、開 と平行な面における液体の保持領域の断面 よりも面積の大きい開口を有することによ て、挿入部材に対するキュベット230内部へ 挿入を案内している。キュベット230の開口 幅および洗浄ノズルにおける各幅および最 径は、洗浄ノズル全体の最大径B、キュベッ ト230の液体保持領域の幅C2、キュベット230の 口上端部の幅D2の順に広くなるように設定 れている。

 そして、図15(1)に示すように、矢印Y61の うに洗浄ノズルがキュベット230の中心軸A0か らずれた状態でキュベット30内部に挿入され 。この際、漏斗形状を形成するキュベット2 30内壁の領域S62においてキュベット230内壁と 触した場合であっても、上部領域を漏斗形 とすることによって、図15(2)に示す矢印Y62 ように、洗浄ノズルをキュベット230の中心 A0に案内することができる。このキュベット 230を用いることによって、前述したガイド部 材3143を有する内蓋314を設ける必要がなくな ため、部品点数を増やすことなく、挿入部 をキュベット230内に円滑に挿入することが きる。なお、キュベット230は、耐熱ガラス 含むガラス,環状オレフィンやポリスチレン の合成樹脂などを材料として形成されてい ため、図15の形状に一体形成することがで るほか、上部に開口を有する四角柱状に形 した後に漏斗形状を形成するように所定部 を面取り加工してもよい。

 また、図2および図3においては、反応テ ブル31に設置されるキュベット30にそれぞれ 応するガイド部材3143を備えたリング状の内 蓋314を設けた場合を説明したが、もちろんこ れに限らない。図16に示すように、所定数の ュベット30を収納し反応テーブル31本体に脱 着可能である複数のホルダーユニット313bを いる分析装置の場合を例に説明する。この 合には、ホルダーユニット313bが収納するキ ベット30の個数および各キュベット30位置に それぞれ対応させたガイド部材3143を備えた 蓋ユニット314bを、このホルダーユニット313b に取り付ける。もちろん、図17に示すように キュベット30ごとに、一つのガイド部材3143 備えた内蓋ユニット314cをそれぞれ取り付け てもよい。