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Patent Searching and Data


Title:
ANGULAR VELOCITY SENSOR AND ELECTRONIC DEVICE HAVING SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/060531
Kind Code:
A1
Abstract:
An angular velocity sensor comprises a first sensor section (10), a second sensor section (20), and a first frame (31) in which a torsion bar (33) formed in the first sensor section (10) and a torsion bar (34) formed in the second sensor section (20) are connected. The torsion bars (33) and (34) are connected to the first frame (31) so as to be parallel to each other in the position in which their central axes are different to each other. With the configuration, the first and second sensor sections (10) and (20) can be prevented from being driven in phase, thus enabling accurate angular velocity to be detected.

Inventors:
ISHIKAWA, Hiroshi (())
石川寛 (())
KATSUKI, Takashi (())
勝木隆史 (())
Application Number:
JP2007/071787
Publication Date:
May 14, 2009
Filing Date:
November 09, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LIMITED (1-1 Kamikodanaka 4-chome, Nakahara-ku Kawasaki-sh, Kanagawa 88, 2118588, JP)
富士通株式会社 (〒88 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号 Kanagawa, 2118588, JP)
ISHIKAWA, Hiroshi (())
石川寛 (())
KATSUKI, Takashi (())
International Classes:
G01C19/56
Attorney, Agent or Firm:
IKEUCHI SATO & PARTNER PATENT ATTORNEYS (26th Floor, OAP TOWER 8-30, Tenmabashi 1-chome, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 26, 5306026, JP)
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Claims:
 第1のジンバルと、前記第1のジンバルに形成された一対の第1のトーションバーで前記第1のジンバルと結合された第2のジンバルと、前記第2のジンバルに形成された一対の第2のトーションバーとを備えた第1のセンサー部と、
 第3のジンバルと、前記第3のジンバルに結合された一対の第3のトーションバーで前記第3のジンバルと結合された第4のジンバルと、前記第4のジンバルに形成された一対の第4のトーションバーとを備えた第2のセンサー部と、
 前記一対の第2のトーションバーのうちの一方のトーションバーと、前記一対の第4のトーションバーのうちの一方のトーションバーとが結合された第1のフレームと、を備えた角速度センサーであって、
 前記第2のトーションバーと前記第4のトーションバーは、それぞれの中心軸が互いに異なる位置でかつ互いに平行になるように前記第1のフレームに結合されている、角速度センサー。
 前記第1のフレームは、前記第2のトーションバー及び前記第4のトーションバーが結合された部分が弾性変形可能に形成されている、請求項1記載の角速度センサー。
 前記一対の第2のトーションバーのうち他方のトーションバーを機器本体に固定する第1の固定部と、
 前記一対の第4のトーションバーのうち他方のトーションバーを機器本体に固定する第2の固定部とを備えた、請求項1または2に記載の角速度センサー。
 前記一対の第2のトーションバーのうち他方のトーションバーが結合した第2のフレームと、
 前記一対の第4のトーションバーのうち他方のトーションバーが結合した第3のフレームと、
 前記第1のフレームの両端を機器本体に固定する第3の固定部と、
 前記第2のフレームの一方の端部を機器本体に固定する第4の固定部と、
 前記第3のフレームの一方の端部を機器本体に固定する第5の固定部とを備えた、請求項1または2に記載の角速度センサー。
 第5のジンバルと、前記第5のジンバルに形成された一対の第5のトーションバーで前記第5のジンバルと結合された第6のジンバルと、前記第6のジンバルに形成された一対の第6のトーションバーとを備えた第3のセンサー部と、
 第7のジンバルと、前記第7のジンバルに結合された一対の第7のトーションバーで前記第7のジンバルと結合された第8のジンバルと、前記第8のジンバルに形成された一対の第8のトーションバーとを備えた第4のセンサー部と、
 前記一対の第6のトーションバーのうちの一方のトーションバーと、前記一対の第8のトーションバーのうちの一方のトーションバーとが結合された第4のフレームと、
 前記一対の第6のトーションバーのうちの他方のトーションバーと、前記一対の第8のトーションバーのうちの他方のトーションバーとが結合された第5のフレームと、を備えた角速度センサーであって、
 前記第4のフレームと前記第5のフレームは、弾性変形可能に形成されている、角速度センサー。
 一方の端部が前記第4のフレームに結合された第9のトーションバーと、
 一方の端部が前記第5のフレームに結合された第10のトーションバーと、
 前記第9のトーションバーの他方の端部と前記第10のトーションバーの他方の端部とを機器本体に固定する第6の固定部とを備え、
 前記第9のトーションバーと前記第10のトーションバーと前記第6の固定部とは、前記第4のフレーム及び前記第5のフレームで囲まれた位置に配されている、請求項5記載の角速度センサー。
 請求項1~6のうちいずれかに記載の角速度センサーを備えた、電子機器。
Description:
角速度センサー、およびそれを えた電子機器

 本発明は、電子機器の振動や揺動による 速度を検出することができる角速度センサ に関する。また、そのような角速度センサ を備えた電子機器に関する。

 近年、デジタルスチルカメラやビデオカ ラは、使用者が手に把持して撮影を行って る時に発生する手振れを検出し、その検出 果に基づき信号処理またはレンズ光軸補正 より撮影画像の乱れ(振動や揺動など)を補 する手段が搭載されている。このようなデ タルスチルカメラなどの電子機器の振動や 動を検出する手段としては、一般的に角速 センサーが使用される。特許文献1には、角 度センサーの構成の一例が開示されている

 特許文献1には、第1のトーションバーが 直線になるように配され、第2のトーション ーが平行になるように配された、二つのダ ル・ジンバル型角速度センサー(以下、セン サー部と称する)を備えた振動ジャイロが開 されている。従来、角速度センサーは、複 (通常は2個)のジンバルや、そのジンバルを 持するフレームや梁は、検出方向(X,Y,Z軸方 )に対して対称性に優れた構造をとることが 本であった。特許文献1には、対称性に優れ た構造を持つ角速度センサーが開示されてい る。

 しかし、角速度センサーの製造プロセス上 おけるバラツキ等により、二つのセンサー の共振周波数にズレが生じ、位相ズレが生 る課題がある(特許文献1の段落0070に明記)。 その課題を解決するために、特許文献1に開 された発明では、フレームや梁を複数備え 構造としている(特許文献1の0071に明記)。

特開2007-24864号公報

 しかしながら特許文献1に開示された構成 では、複数の梁の製造プロセスばらつきが生 じれば、二つのセンサー部の共振周波数にズ レが生じるのは明白である。なぜならば、二 つのセンサー部をそれぞれ独立した構成とみ なしているからである。

 図9は、従来の角速度センサーの構成を示 す平面図である。図10A及び図10Bは、従来の角 速度センサーの動作状態を示す斜視図であり 、センサー部120及び130の構成を略記した。セ ンサー部120には、ジンバル102及び104、梁110及 び111が含まれている。また、センサー部130に は、ジンバル103及び105、梁112及び113が含まれ ている。

 図9において、センサー本体100は、フレー ム101の内部空間115に、梁106及び107を介してジ ンバル102が結合して配されている。また、フ レーム101の内部空間116に、梁108及び109を介し ジンバル103が機械的に結合して配されている 。ジンバル102及び103は、Y軸を中心に所定角 回転自在に配されている。ジンバル102の内 には、梁110及び111を介してジンバル104が機 的に結合して配されている。また、ジンバ 103の内部には、梁112及び113を介してジンバ 105が結合して配されている。ジンバル104及 105は、X軸を中心に所定角度回転自在に配さ ている。ジンバル102,103,104及び105には、そ ぞれ電極が配されている。これにより、ジ バル102,103,104及び105が回転することにより、 電極と本体100内に別途設けられた内部電極と が静電結合することで、本体100の挙動として ジンバル102,103,104及び105の動きを検出するこ ができる。検出した動きに基づいて、信号 理によって角速度を算出することで、本体1 00の角速度を検出することができる。

 このような構成において、駆動振動モー して図10Aに示すようにセンサー部120及び130 Y軸を中心に互いに相反する方向へ回動する 場合(このような動作を「正常モード」また 「逆相モード」と称する)、ジンバルや梁に 造バラツキが発生し共振周波数にバラツキ 生じていた場合、図10Bに示すようにセンサ 部120及び130がY軸を中心に同一方向へ回動し てしまうことがある(このような動作を「不 モード」または「同相モード」と称する)。 に、図示のようなジンバル機構は、正常モ ドにおける共振周波数と不要モードにおけ 共振周波数とが近い値であるため、僅かな 造バラツキにより図示のような不要モード 発生してしまう。不要モードが発生してし うと、2つのセンサー部120及び130から大きな 機械的漏れが生じ、正確な角速度を検出する ことができないという問題がある。

 本発明の目的は、ジンバルやそれを支持 る機構に製造バラツキがあったとしても、 確な角速度を検出することができる角速度 ンサー、およびそれを備えた電子機器を提 することである。

 本発明の角速度センサーは、第1のジンバ ルと、前記第1のジンバルに形成された一対 第1のトーションバーで前記第1のジンバルと 結合された第2のジンバルと、前記第2のジン ルに形成された一対の第2のトーションバー とを備えた第1のセンサー部と、第3のジンバ と、前記第3のジンバルに結合された一対の 第3のトーションバーで前記第3のジンバルと 合された第4のジンバルと、前記第4のジン ルに形成された一対の第4のトーションバー を備えた第2のセンサー部と、前記一対の第 2のトーションバーのうちの一方のトーショ バーと、前記一対の第4のトーションバーの ちの一方のトーションバーとが結合された 1のフレームと、を備えた角速度センサーで あって、前記第2のトーションバーと前記第4 トーションバーは、それぞれの中心軸が互 に異なる位置でかつ互いに平行になるよう 前記第1のフレームに結合している。

 本発明によれば、ジンバルやそれを支持 る機構に製造バラツキがあったとしても、 実に逆相モードをの駆動振動をあたえるこ ができ、正確な角速度を検出することがで る。

図1は、実施の形態1における角速度セ サーの構成を示す平面図である。 図2は、実施の形態1における角速度セ サーの動作状態を示す斜視図である。 図3は、実施の形態2における角速度セ サーの構成を示す平面図である。 図4は、実施の形態3における角速度セ サーの構成を示す平面図である。 図5は、実施の形態4における角速度セ サーの構成を示す平面図である。 図6Aは、実施の形態4における角速度セ ンサーの動作状態を示す斜視図である。 図6Bは、実施の形態4における角速度セ ンサーの動作状態を示す斜視図である。 図6Cは、実施の形態4における角速度セ ンサーの動作状態を示す斜視図である。 図7は、実施の形態5における角速度セ サーの構成を示す平面図である。 図8は、角速度センサーを備えた電子機 器の構成を示す斜視図である。 図9は、従来の角速度センサーの構成を 示す平面図である。 図10Aは、従来の角速度センサーの動 状態を示す斜視図である(正常モード)。 図10Bは、従来の角速度センサーの動 状態を示す斜視図である(不要モード)。

 本発明の第1の角速度センサーは、第1の ンバルと、前記第1のジンバルに形成された 対の第1のトーションバーで前記第1のジン ルと結合された第2のジンバルと、前記第2の ジンバルに形成された一対の第2のトーショ バーとを備えた第1のセンサー部と、第3のジ ンバルと、前記第3のジンバルに結合された 対の第3のトーションバーで前記第3のジンバ ルと結合された第4のジンバルと、前記第4の ンバルに形成された一対の第4のトーション バーとを備えた第2のセンサー部と、前記一 の第2のトーションバーのうちの一方のトー ョンバーと、前記一対の第4のトーションバ ーのうちの一方のトーションバーとが結合さ れた第1のフレームと、を備えた角速度セン ーであって、前記第2のトーションバーと前 第4のトーションバーは、それぞれの中心軸 が互いに異なる位置でかつ互いに平行になる ように前記第1のフレームに結合しているも である。このような構成によれば、角速度 ンサーに振動または揺動が発生した際に、 1のセンサー部及び第2のセンサー部が同相モ ードで回転することを抑えることができるの で、正常に角速度を検出することができる。

 本発明の第1の角速度センサーにおいて、 前記第1のフレームは、前記第2のトーション ー及び前記第4のトーションバーが結合され た部分が弾性変形可能に形成されている構成 とすることができる。このような構成によれ ば、角速度センサーに振動または揺動が発生 した際に、第1のセンサー部及び第2のセンサ 部が同相モードで回転することを抑えるこ ができるので、正常に角速度を検出するこ ができる。

 本発明の第1の角速度センサーは、前記一 対の第2のトーションバーのうち他方のトー ョンバーを機器本体に固定する第1の固定部 、前記一対の第4のトーションバーのうち他 方のトーションバーを機器本体に固定する第 2の固定部とを備えた構成とすることができ 。このような構成とすることで、少ない固 部で実現することができ、角速度センサー 小型化することができる。また、コストを 減することができる。

 本発明の第1の角速度センサーにおいて、 前記一対の第2のトーションバーのうち他方 トーションバーが結合した第2のフレームと 前記一対の第4のトーションバーのうち他方 のトーションバーが結合した第3のフレーム 、前記第1のフレームの両端を機器本体に固 する第3の固定部と、前記第2のフレームの 方の端部を機器本体に固定する第4の固定部 、前記第3のフレームの一方の端部を機器本 体に固定する第5の固定部とを備えたもので る。このような構成によれば、角速度セン ーに振動または揺動が発生した際に、第1の ンサー部及び第2のセンサー部が同相モード で回転することを抑えることができるので、 正常に角速度を検出することができる。また 、第2のフレーム及び第3のフレームのそれぞ の一方の端部が固定部に固定され、それぞ の他方の端部が固定されていないため、各 レームの他方の端部側の長さを調整するこ で、各センサー部の同相モードと逆相モー の共振周波数を調整することができる。

 本発明の第2の角速度センサーは、第5の ンバルと、前記第5のジンバルに形成された 対の第5のトーションバーで前記第5のジン ルと結合された第6のジンバルと、前記第6の ジンバルに形成された一対の第6のトーショ バーとを備えた第3のセンサー部と、第7のジ ンバルと、前記第7のジンバルに結合された 対の第7のトーションバーで前記第7のジンバ ルと結合された第8のジンバルと、前記第8の ンバルに形成された一対の第8のトーション バーとを備えた第4のセンサー部と、前記一 の第6のトーションバーのうちの一方のトー ョンバーと、前記一対の第8のトーションバ ーのうちの一方のトーションバーとが結合さ れた第4のフレームと、前記一対の第6のトー ョンバーのうちの他方のトーションバーと 前記一対の第8のトーションバーのうちの他 方のトーションバーとが結合された第5のフ ームと、を備えた角速度センサーであって 前記第4のフレームと前記第5のフレームは、 弾性変形可能に形成されているものである。 このような構成によれば、角速度センサーに 振動または揺動が発生した際に、第1のセン ー部及び第2のセンサー部が同相モードで回 することを抑えることができるので、正常 角速度を検出することができる。また、少 い固定部で実現することができるため、角 度センサーを小型化することができるとと に、コストを削減することができる。

 また、本発明の角速度センサーにおいて 一方の端部が前記第4のフレームに結合され た第9のトーションバーと、一方の端部が前 第5のフレームに結合された第10のトーショ バーと、前記第9のトーションバーの他方の 部と前記第10のトーションバーの他方の端 とを機器本体に固定する第6の固定部とを備 、前記第9のトーションバーと前記第10のト ションバーと前記第6の固定部とは、前記第 4のフレーム及び前記第5のフレームで囲まれ 位置に配されている構成とすることができ 。このような構成によれば、角速度センサ に振動または揺動が発生した際に、第1のセ ンサー部及び第2のセンサー部が同相モード 回転することを抑えることができるので、 常に角速度を検出することができる。また このような構成とすることにより、角速度 ンサーを小型化することができる。

 以下、本発明の実施の形態について説明 るが、角速度センサーにおける動き検出を うための基本構成及び基本動作については 特許文献1に開示されているので、本明細書 において詳しい説明は省略する。

 (実施の形態1)
 図1は、実施の形態1における角速度センサ の構成を示す平面図である。図1に示すよう 、角速度センサー1は、第1のセンサー部10、 第2のセンサー部20、第1のフレーム31、トーシ ョンバー32,33,34,35、アンカー部41,42,43,44を備 ている。

 第1のセンサー部10は、ジンバル11、ジン ル12、トーションバー13及び14を備えている ジンバル11は、弾性変形可能なトーションバ ー13及び14によって、X軸に平行な軸方向にジ バル12に支持され、ジンバル12の内部空間15 に配されている。これにより、ジンバル11 、X軸に平行な軸を中心に回転自在に支持さ ている。また、ジンバル12は、弾性変形可 なトーションバー32によってアンカー部43に 持され、弾性変形可能なトーションバー33 よって第1のフレーム31に支持されている。 れにより、ジンバル12は、Y軸に平行な軸を 心に回転自在に支持されている。また、ジ バル11及び12は、角速度センサー1に角速度が 与えられた際に回転可能なように、所定の質 量を有している。また、ジンバル11は、回転 を検出可能なように電極が形成されている( 例えば特開2007-33330号公報の図3参照)。また、 トーションバー13及び14は、X軸に平行でかつ ンバル11の中心を通る軸上に形成されてい 。したがって、ジンバル11は、トーションバ ー13及び14を中心に対称的に回転動作する。 お、本実施の形態では、第1のセンサー部10 構成する部材全ては、一体形成されている

 第2のセンサー部20は、ジンバル21、ジン ル22、トーションバー23及び24を備えている ジンバル21は、弾性変形可能なトーションバ ー23及び24によって、X軸に平行な軸方向に第4 のジンバル21に支持され、第4のジンバル21の 部空間25内に配されている。これにより、 ンバル21は、X軸に平行な軸を中心に回転自 に支持されている。また、第4のジンバル21 、弾性変形可能なトーションバー35によって アンカー部44に支持され、弾性変形可能なト ションバー34によって第1のフレーム31に支 されている。これにより、ジンバル21は、Y に平行な軸を中心に回転自在に支持されて る。また、ジンバル21及び22は、角速度セン ー1に角速度が与えられた際に回転可能なよ うに、所定の質量を有している。また、ジン バル21は、回転角を検出可能なように電極が 成されている(例えば特開2007-33330号公報の 3参照)。また、トーションバー23及び24は、X に平行でかつジンバル21の中心を通る軸上 形成されている。したがって、ジンバル21は 、トーションバー23及び24を中心に対称的に 転動作する。なお、本実施の形態では、第2 センサー部20を構成する部材全ては、一体 成されている。

 第1のフレーム31は、弾性変形可能でかつ 尺状に形成され、一方の端部がアンカー部4 1に支持され、他方の端部がアンカー部42に支 持されている。また、第1のフレーム31は、長 手方向の中間部分においてトーションバー33 び34に結合しているが、その結合位置は第1 フレーム31の長手方向に互いに変位した位 となっている。オフセット部31aは、トーシ ンバー33の結合位置とトーションバー34の結 位置との間の部分である。

 トーションバー32及び33は、Y軸に平行で つジンバル12の中心を通る軸上に形成されて いる。したがって、ジンバル12は、トーショ バー32及び33を軸に対称的に回転動作する。 また、トーションバー32及び33の方向と、ト ションバー13及び14の方向とはほぼ直交して る。トーションバー34及び35は、Y軸に平行 かつ第4のジンバル21の中心を通る軸上に形 されている。したがって、第4のジンバル21 、トーションバー32及び33を軸に対称的に回 動作する。また、トーションバー34及び35の 方向とトーションバー23及び24の方向とはほ 直交している。なお、本実施の形態では、 1のセンサー部10、第2のセンサー部20、第1の レーム31、トーションバー32,33,34,35は、一体 形成されている。

 アンカー部41,42,43,44は、第1のフレーム31 トーションバー32及び35を支持し、角速度セ サー1の全体を支持している。また、アンカ ー部41,42,43,44は、電子機器に固定されており これにより角速度センサー1を電子機器に固 定している。なお、第1のフレーム31における オフセット部31aの長手方向の長さをa1、第1の フレーム31におけるトーションバー34との結 位置からアンカー部41までの距離をb1、トー ョンバー32,33,34,35の各長さをc1とした。

 なお、ジンバル11は、第1のジンバルの一 である。ジンバル12は、第2のジンバルの一 である。ジンバル21は、第3のジンバルの一 である。ジンバル22は、第4のジンバルの一 である。トーションバー13及び14は、第1の ーションバーの一例である。トーションバ 32及び33は第2のトーションバーの一例である 。トーションバー23及び24は、第3のトーショ バーの一例である。トーションバー34及び35 は、第4のトーションバーの一例である。ア カー部41及び42は、第3の固定部の一例である 。アンカー部43は、第1の固定部の一例である 。アンカー部44は、第2の固定部の一例である 。

 以下、動作について説明する。

 角速度センサー1に対して角速度が与えら れていない場合は、ジンバル11とジンバル12 はその主平面が互いに平行な状態となり、 ンバル21と第4のジンバル22とはその主平面が 互いに平行な状態となっている。この状態か ら、角速度センサー1に角速度が与えられる 、各ジンバルがコリオリ力によって回転す 。

 図2は、駆動振動している場合の角速度セ ンサー1の状態を示す斜視図であり、明瞭に 記するために構成の一部を略記した。図2に すように、通常、第1のセンサー部10は、ト ションバー32及び33を結ぶ軸を中心に回転す る。この時、第1のセンサー部10は、トーショ ンバー32及び33の捻れ反力によって、所定回 角度範囲において周期的に回転方向が変わ ように回転動作する。また、第2のセンサー 20は、コリオリ力によってトーションバー34 及び35を結ぶ軸を中心に回転する。この時、 2のセンサー部20は、トーションバー34及び35 の捻れ反力によって、周期的に回転方向が変 わるように回転動作する。なお、第1のセン ー部10と第2のセンサー部20とは、図2に示す うに互いに逆相で回転駆動する。

 しかし、角速度センサー1を構成している 部材に、製造プロセス上でのバラツキによっ て第1のセンサー部10と第2のセンサー部20とが 同相の回転位相で駆動する場合がある。本実 施の形態では、図1に示すように第1のフレー 31におけるトーションバー33及び34の結合位 を、互いに寸法a1分ずらしている(オフセッ 部31a)。このように構成することにより、第 1のセンサー部10を矢印Mに示す方向に回転す ことによりトーションバー33が矢印Mに示す 向に捻れ、その時に第1のフレーム31のオフ ット部31aに慣性モーメントが生じ、それに り第1のフレーム31はオフセット部31aを中心 湾曲する。第1のフレーム31におけるトーシ ンバー34との結合位置に矢印N方向の慣性モ メントが加わることにより、トーションバ 34を介して第2のセンサー部20に矢印Nに示す 向のモーメントが加わる。これにより、第2 センサー部20が第1のセンサー部10と同じ方 (例えば第1のセンサー部10が矢印M方向に回転 した場合における矢印Q方向)に回転しようと ても、その回転が阻止される。すなわち、 1のセンサー部10が矢印Mに示す方向に回転し た時に生じる矢印N方向のモーメントに抗し 、第2のセンサー部20を矢印Qに示す方向に回 させるには、そのモーメントを打ち消すエ ルギーが必要であるが、第2のセンサー部20 はそのようなエネルギーは発生し得ないた 、第2のセンサー部20が第1のセンサー部10と じ方向へ回転するのを阻止することができ 。

 一方、第1のセンサー部10を矢印Pに示す方 向に回転する時は、トーションバー33が矢印P に示す方向に捻れ、その時にオフセット部31a に生じる慣性モーメントにより、第1のフレ ム31はオフセット部31aを中心に湾曲する。第 1のフレーム31におけるトーションバー34との 合位置に矢印Q方向の慣性モーメントが加わ ることにより、第2のセンサー部20に矢印Qに す方向のモーメントが加わる。これにより 第2のセンサー部20が第1のセンサー部10と同 向に回転しようとしても、その回転が阻止 れる。

 したがって、第1のセンサー部10と第2のセ ンサー部20とは、常に互いに逆相駆動する。

 上記のように、第1のセンサー部10と第2の センサー部20とが逆相駆動することにより、 速度センサー1のZ軸周りに回転角速度が加 ると、ジンバル11とジンバル21はコリオリ力 より互いに逆相で回転角速度に比例した振 で回転(揺動)する。この時、各ジンバル11お よび21に配された電極と角速度センサー1に配 された内部電極(不図示)との間の静電容量が 化し、その静電容量を差動アンプで差動検 すれば、ノイズの低減は言うまでもなく、 部から加速度が加わった場合に生じる不要 振動もキャンセルできる。

 ところで、従来の構成のように、二つの ンサー部が互いに独立して駆動する構成で る場合、本質的には製造プロセスなどによ 共振周波数のバラツキにより二つのセンサ 部から得られる信号に位相差が生じること 、不要な信号(ノイズ)が生じてしまう。こ に対して本実施の形態の構成は、二つのセ サー部における第1のフレーム31に結合され トーションバー33及び34の中心軸をオフセッ させたオフセット部31aを備えることで、一 の角速度センサーとしての逆相振動を行う 動モードを一意に決定できる。したがって 第1のセンサー部10と第2のセンサー部20との に共振周波数差が生じることが無いため、 要なノイズが生じず、高性能なジャイロを 供できる。

 また、従来の構成のように互いに独立駆 する二つのセンサー部を備えた構成の場合 不要な同相モードが逆相モード直近に生じ ことがあるので、駆動モード制御に注意を って角速度を算出する回路を設計する必要 ある。これに対して本実施の形態によれば 各トーションバー、フレームの長さなどを 整することによって、不要な同相モードを 相モードから所望の値乖離させることが容 になる。

 なお、上記説明では、第1のセンサー部10 回転した際に第1のフレーム31に生じる慣性 ーメントにより、第2のセンサー部20が不要 ードへ移行するのを防止する動作を挙げて 明したが、第2のセンサー部20が回転した際 第1のフレーム31に生じる慣性モーメントに り、第1のセンサー部10が不要モードへ移行 るのを防止することができることは言うま もない。

 (実施の形態2)
 図3は、実施の形態2における角速度センサ の構成を示す平面図である。図3において、 1に示す角速度センサーと同様の構成要素に ついては、同一番号を付与して詳しい説明は 省略する。図3において、図1に示す角速度セ サーと異なるのは、アンカー部によって支 されていないフレーム36を備えた点である フレーム36は、トーションバー33及び34と機 的に結合しているとともに、トーションバ 33の結合部分とトーションバー34の結合部分 の間の部分であるオフセット部36aと、フレ ム36の長手方向両端に長さ寸法b2の端部36b及 び36cとを備えている。

 図3の示す構成において、製造プロセス上 でのバラツキによって各センサー部の共振周 波数にバラツキが生じている場合、第1のセ サー部10と第2のセンサー部20とが同相の回転 位相で駆動する場合がある。本実施の形態で は、図3に示すようにフレーム36におけるトー ションバー33及び34の結合位置を互いにずら たオフセット部36aを備えている。このよう 構成することにより、第1のセンサー部10が 転することによりオフセット部36aに慣性モ メントが生じ、第2のセンサー部20に対して 1のセンサー部10の回転方向とは逆方向のモ メントが加わる。これにより、第2のセンサ 部20が第1のセンサー部10と同じ方向に回転 ようとしてもその回転動作が阻止され、第1 センサー部10と第2のセンサー部20とを逆相 動することができる。

 また、図3において、a1はオフセット部36a 長手方向の長さ、b2は端部36a及び36bの長さ c2はトーションバー32,33,34,35の長さである。a 1の値を大きくすることにより、同相モード 共振周波数と逆相モードの共振周波数との を小さくすることができる。b2の値を大きく することにより、同相モードの共振周波数と 逆相モードの共振周波数との差を大きくする ことができる。したがって、a1及びb2の値を 整することにより、同相モードの共振周波 と逆相モードの共振周波数とを任意の値に 整することができる。

 なお、上記説明では、第1のセンサー部10 回転した際に第1のフレーム31に生じる慣性 ーメントにより、第2のセンサー部20が不要 ードへ移行するのを防止する動作を挙げて 明したが、第2のセンサー部20が回転した際 第1のフレーム31に生じる慣性モーメントに り、第1のセンサー部10が不要モードへ移行 るのを防止することができることは言うま もない。

 (実施の形態3)
 図4は、実施の形態3における角速度センサ の構成を示す平面図である。図4において、 1に示す角速度センサーと同様の構成要素に ついては、同一番号を付与して詳しい説明は 省略する。図4において、図1に示す角速度セ サーと異なるのは、トーションバー32と機 的に結合した第2のフレーム37と、トーショ バー35と機械的に結合した第3のフレーム38と 、第2のフレーム37を支持するアンカー部45(第 4のアンカー部)と、第3のフレーム38を支持す アンカー部46(第5のアンカー部)を備えた点 ある。第2のフレーム37における端部37aは、 2のフレーム37におけるトーションバー32との 結合位置から長手方向端部までの部分を指し ている。第3のフレーム38における端部38aは、 第3のフレーム38におけるトーションバー35と 結合位置から長手方向端部までの部分を指 ている。

 なお、アンカー部45は、第4の固定部の一 である。アンカー部46は、第5の固定部の一 である。

 図4に示す構成において、製造プロセス上 でのバラツキによって各センサー部の共振周 波数にバラツキが生じている場合、第1のセ サー部10と第2のセンサー部20とが同相の回転 位相で駆動する場合がある。本実施の形態で は、図4に示すように第1のフレーム31にオフ ット部31aを備えたことにより、第1のセンサ 部10が回転することによりオフセット部31a 慣性モーメントが生じ、第2のセンサー部20 対して第1のセンサー部10の回転方向とは逆 向のモーメントが加わる。これにより、第2 センサー部20が第1のセンサー部10と同じ方 に回転しようとしてもその回転動作が阻止 れ、第1のセンサー部10と第2のセンサー部20 を逆相駆動することができる。

 また、図4において、a3は第1のフレーム31 おけるオフセット部31aの長手方向の長さ、b 3は第1のフレーム31におけるトーションバー33 との結合位置からアンカー部42までの長さお び第1のフレーム31におけるトーションバー3 4との結合位置からアンカー部41までの長さ、 c3はトーションバー32,33,34,35の長さ、d3は第2 フレーム37における端部37aの長さおよび第3 フレーム38における端部38aの長さである。a3 値を大きくすることにより、同相モードの 振周波数と逆相モードの共振周波数との差 小さくすることができる。b3またはd3の値を 大きくすることにより、同相モードの共振周 波数と逆相モードの共振周波数との差を大き くすることができる。したがって、a3,b3,d3の を調整することにより、同相モードの共振 波数と逆相モードの共振周波数とを任意の に調整することができる。

 なお、上記説明では、第1のセンサー部10 回転した際に第1のフレーム31に生じる慣性 ーメントにより、第2のセンサー部20が不要 ードへ移行するのを防止する動作を挙げて 明したが、第2のセンサー部20が回転した際 第1のフレーム31に生じる慣性モーメントに り、第1のセンサー部10が不要モードへ移行 るのを防止することができることは言うま もない。

 (実施の形態4)
 図5は、実施の形態4における角速度センサ の構成を示す平面図である。図5に示すよう 、角速度センサー1は、第3のセンサー部60、 第4のセンサー部70、第4のフレーム81、第5の レーム82、アンカー部91及び92を備えている

 第3のセンサー部60は、ジンバル61及び62、 トーションバー63及び64を備えている。ジン ル61は、弾性変形可能なトーションバー63及 64によって、Y軸に平行な軸方向にジンバル6 2に支持され、ジンバル62の内部空間65内に配 れている。これにより、ジンバル61は、Y軸 平行な軸を中心に回転自在に支持されてい 。また、ジンバル62は、一方の端部が、弾 変形可能な薄肉部81aを含む第4のフレーム81 よってアンカー部91に支持され、他方の端部 が、弾性変形可能な薄肉部82aを含む第5のフ ーム82によってアンカー部92に支持されてい 。これにより、ジンバル62は、X軸に平行な を中心に回転自在に支持されている。ジン ル61及び62は、角速度センサー1に角速度が えられた際に回転可能なように、所定の質 を有している。また、トーションバー63及び 64の方向と、トーションバー81b及び82bの方向 はほぼ直交している。また、トーションバ 63及び64は、Y軸に平行でかつジンバル61の中 心を通る軸上に形成されている。したがって 、ジンバル61は、トーションバー63及び64を中 心に対称的に回転動作する。なお、本実施の 形態では、第3のセンサー部60を構成する部材 全ては、一体形成されている。

 第4のセンサー部70は、ジンバル71及び72、 トーションバー73及び74を備えている。ジン ル71は、弾性変形可能なトーションバー73及 74によって、Y軸に平行な軸方向にジンバル7 2に支持され、ジンバル72の内部空間75内に配 れている。これにより、ジンバル71は、Y軸 平行な軸を中心に回転自在に支持されてい 。また、ジンバル72は、一方の端部が、弾 変形可能な薄肉部81aを含む第4のフレーム81 よってアンカー部91に支持され、他方の端部 が、弾性変形可能な薄肉部82aを含む第5のフ ーム82によってアンカー部92に支持されてい 。これにより、ジンバル72は、X軸に平行な を中心に回転自在に支持されている。ジン ル71及び72は、角速度センサー1に角速度が えられた際に回転可能なように、所定の質 を有している。また、トーションバー73及び 74の方向と、トーションバー81c及び82cの方向 はほぼ直交している。また、トーションバ 73及び74は、Y軸に平行でかつジンバル71の中 心を通る軸上に形成されている。したがって 、ジンバル71は、トーションバー73及び74を中 心に対称的に回転動作する。なお、本実施の 形態では、第4のセンサー部70を構成する部材 全ては、一体形成されている。

 第4のフレーム81は、略「コ」状に形成さ 、その一方の端部に第3のセンサー部60が一 的に形成され、他方の端部に第4のセンサー 部70が一体的に形成されている。また、第4の フレーム81の略中央は、アンカー部91に支持 れている。また、第4のフレーム81には、第3 センサー部60と第4のセンサー部70とを結合 る部分に薄肉部81aを備えている。薄肉部81a 、従来の角速度センサーにおけるフレーム 肉厚よりも薄く、弾性変形可能に形成して る。

 第5のフレーム82は、略「コ」状に形成さ 、その一方の端部に第3のセンサー部60が一 的に形成され、他方の端部に第4のセンサー 部70が一体的に形成されている。また、第5の フレーム82の略中央は、アンカー部92に支持 れている。また、第5のフレーム82には、第3 センサー部60と第4のセンサー部70とを結合 る部分に薄肉部82aを備えている。薄肉部82a 、従来の角速度センサーにおけるフレーム 肉厚よりも薄く、弾性変形可能に形成して る。

 なお、本実施の形態の第4のフレーム81及び8 2は、アンカー部91及び92に結合された部分の 寸法をe1、薄肉部81a及び82aにおける短手方 の幅寸法をf1、薄肉部81a及び82aにおける長手 方向の幅寸法をg1とした時、
   f1<e1<g1
の関係となるように形成した。

 また、ジンバル61は、第5のジンバルの一 である。ジンバル62は、第6のジンバルの一 である。ジンバル71は、第7のジンバルの一 である。ジンバル72は、第8のジンバルの一 である。トーションバー63及び64は、第5の ーションバーの一例である。トーションバ 81b及び82bは、第6のトーションバーの一例で る。トーションバー73及び74は、第7のトー ョンバーの一例である。トーションバー81c び82cは、第8のトーションバーの一例である

 以下、動作について説明する。

 図6A~図6Cは、駆動振動時の角速度センサ の状態を示す斜視図であり、明瞭に表記す ために構成の一部を略記した。

 第3のセンサー部60は、X軸に平行な軸を中 心に回転力が生じる。この時、第3のセンサ 部60は、トーションバー81b及び82bの捻れ反力 によって、周期的に回転方向が変わるように 回転動作する。

 また、第4のセンサー部70は、X軸に平行な 軸を中心に回転力が生じる。この時、第4の ンサー部70は、トーションバー81c及び82cの捻 れ反力によって、周期的に回転方向が変わる ように回転動作する。なお、第3のセンサー 60と第4のセンサー部70とは、図6B及び図6Cに すように互いに逆相で回転駆動する。

 しかし、角速度センサー1を構成している 部材に、製造プロセス上でのバラツキによっ て各センサー部の共振周波数にバラツキが生 じている場合、第3のセンサー部60と第4のセ サー部70とが同相の回転位相で駆動する場合 がある(同相モード)。本実施の形態では、図5 に示すように第4のフレーム81においてトーシ ョンバー81b及び81cの間に薄肉部81aを備えると ともに、第5のフレーム82においてトーション バー82b及び82cの間に薄肉部82aを備えた構成と することにより、第3のセンサー部60が図6Aに す状態から矢印Rに示す方向へ回転した時、 薄肉部81a及び82aが図6Bに示すように撓む。そ 時、薄肉部81aの略中央部がアンカー部91に 定され、薄肉部82aの略中央部がアンカー部92 に固定されているため、薄肉部81a及び82aに矢 印Sに示す方向の慣性モーメントが発生する これにより、第4のセンサー部70が第3のセン ー部60と同じ方向に回転しようとしても、 の回転動作が阻止される。すなわち、第3の ンサー部60が矢印Rに示す方向に回転した時 生じるモーメントに抗して、第4のセンサー 部70を矢印Uに示す方向に回転させるには、そ のモーメントを打ち消すエネルギーが必要で あるが、第4のセンサー部70にはそのようなエ ネルギーは発生し得ないため、第4のセンサ 部70が第3のセンサー部60と同じ方向へ回転す るのを阻止することができる。

 一方、第3のセンサー部60が矢印Tに示す方 向に回転する時は、薄肉部81a及び82aに生じる 慣性モーメントにより薄肉部81a及び82aが図6C 示すように撓む。その時、薄肉部81aの略中 部がアンカー部91に固定され、薄肉部82aの 中央部がアンカー部92に固定されているため 、薄肉部81a及び82aにおける第4のセンサー部70 側に矢印Uに示す方向の慣性モーメントが発 する。これにより、第4のセンサー部70が第3 センサー部60と同方向に回転しようとして 、その回転動作が阻止される。すなわち、 3のセンサー部60が矢印Tに示す方向に回転し 時に生じるモーメントに抗して、第4のセン サー部70を矢印Sに示す方向に回転させるには 、そのモーメントを打ち消すエネルギーが必 要であるが、第4のセンサー部70にはそのよう なエネルギーは発生し得ないため、第4のセ サー部70が第3のセンサー部60と同じ方向へ回 転するのを阻止することができる。

 したがって、第3のセンサー部60と第4のセ ンサー部70とは、常に互いに逆相駆動する。 際に、本実施の形態の角速度センサー1は図 6Bに示す状態と図6Cに示す状態とを交互に繰 返すように動作する。

 上記のように、第3のセンサー部60と第4の センサー部70とが逆相駆動することにより、 ジンバル61と71はコリオリ力により逆相に振 動し角速度センサー1に配された内部電極(不 示)とによる静電容量が変化する。この静電 容量を差動アンプで差動検出すれば、ノイズ の低減は言うまでもなく、外部から加速度が 加わった場合に生じる不要な振動もキャンセ ルできる。

 ところで、従来の構成のように、二つの ンサー部が互いに独立して駆動する構成で る場合、本質的には製造プロセスなどによ 共振周波数のバラツキにより二つのセンサ 部から得られる信号に位相差が生じること 、不要な信号(ノイズ)が生じてしまう。こ に対して本実施の形態の構成は、二つのセ サー部を薄肉部81a及び82aを含む第4のフレー 81及び82で結合することで、一つの角速度セ ンサーとしての逆相振動を行う駆動モードを 一意に決定できる。したがって、第3のセン ー部60と第4のセンサー部70との間に共振周波 数差が生じることが無いため、不要なノイズ が生じず、高性能なジャイロを提供できる。

 また、従来の構成のように互いに独立駆 する二つのセンサー部を備えた構成の場合 不要な同相モードが逆相モード直近に生じ ので、駆動モード制御に注意を払って角速 を算出する回路を設計する必要がある。こ に対して本実施の形態によれば、各トーシ ンバー、フレームの長さなどを調整するこ によって、不要な同相モードを逆相モード ら所望の値乖離させることが容易になる。

 (実施の形態5)
 図7は、実施の形態5における角速度センサ の構成を示す平面図である。図7において、 5に示す角速度センサーと同様の構成につい ては、同一番号を付与して詳しい説明は省略 する。図7に示す角速度センサーにおいて、 5に示す構成と異なるのは、図5におけるアン カー部91及び92に代えて単一のアンカー部93を 備えた点と、フレーム86及び87とアンカー部93 とを機械的に結合するトーションバー88を備 た点である。

 トーションバー88は、角速度センサー1の 心を通るX軸上においてX軸に対して平行に されている。また、トーションバー88は、弾 性変形可能な材料で形成され、捻り性を有す る。また、トーションバー88は、フレーム86 アンカー部93とを結合する第1のトーション ー部88aと、フレーム87とアンカー部93とを結 する第2のトーションバー部88bとから構成さ れている。また、第1のトーションバー88a及 第2のトーションバー88bは、それぞれ3本ずつ 備えているが、この本数は一例である。

 アンカー部93は、角速度センサー1全体を 器に固定支持するものであり、角速度セン ー1の中央に配されている。

 なお、本実施の形態において、トーション ー88においてアンカー部93に結合された部分 の幅寸法をe2、薄肉部86a及び87aにおける短手 向の幅寸法をf2、薄肉部86a及び87aにおける 手方向の幅寸法をg2とした時、
   f2<e2<g2
の関係となるように形成した。

 また、トーションバー88aは、第9のトーシ ョンバーの一例である。トーションバー88bは 、第10のトーションバーの一例である。アン ー部93は、第6の固定部の一例である。

 図7に示す角速度センサー1の駆動振動時 おいて第3のセンサー部60は、X軸に平行な軸 中心に回転力が生じる。この時、第3のセン サー部60は、結合部86b及び87bの捻れ反力によ て、周期的に回転方向が変わるように回転 作する。

 また、第4のセンサー部70は、X軸に平行な 軸を中心に回転力が生じる。この時、第4の ンサー部70は、結合部86c及び87cの捻れ反力に よって、周期的に回転方向が変わるように回 転動作する。なお、第3のセンサー部60と第4 センサー部70とは、互いに逆相で回転駆動す る。

 しかし、角速度センサー1を構成している 部材に、製造プロセス上でのバラツキによっ て各センサー部の共振周波数にバラツキが生 じている場合、第3のセンサー部60と第4のセ サー部70とが同相の回転位相で駆動する場合 がある(同相モード)。本実施の形態では、図7 に示すようにフレーム86において結合部86b及 86cの間に薄肉部86aを備え、フレーム87にお て結合部87b及び87cの間に薄肉部87aを備えた 成とすることにより、第3のセンサー部60が 転した時、薄肉部86a及び87aが撓む。その時 薄肉部86aの略中央部が第1のトーションバー 88aを介してアンカー部93に固定され、薄肉 87aの略中央部が第2のトーションバー部88bを してアンカー部93に固定されているため、 肉部86a及び87aに慣性モーメントが発生する これにより、第4のセンサー部70が第3のセン ー部60と同じ方向に回転しようとしても、 の回転動作が阻止される。すなわち、第3の ンサー部60が一方向に回転した時に生じる ーメントに抗して、第4のセンサー部70を同 方向に回転させるには、そのモーメントを ち消すエネルギーが必要であるが、第4のセ サー部70にはそのようなエネルギーは発生 得ないため、第4のセンサー部70が第3のセン ー部60と同じ方向へ回転するのを阻止する とができる。また、第3のセンサー部60が上 とは逆方向に回転した時も同様に動作する

 したがって、第3のセンサー部60と第4のセ ンサー部70とは、常に互いに逆相駆動する。

 上記のように、第3のセンサー部60と第4の センサー部70とが逆相駆動することにより、 ジンバル61と71はコリオリ力により逆相振動 を行い、角速度センサー1に配された内部電 (不図示)との静電容量が変化する。この静電 容量を差動アンプで差動検出すれば、ノイズ の低減は言うまでもなく、外部から加速度が 加わった場合に生じる不要な振動もキャンセ ルできる。

 ところで、従来の構成のように、二つの ンサー部が互いに独立して駆動する構成で る場合、本質的には製造プロセスなどによ 共振周波数のバラツキにより二つのセンサ 部から得られる信号に位相差が生じること 、不要な信号(ノイズ)が生じてしまう。こ に対して本実施の形態の構成は、二つのセ サー部を薄肉部86a及び87aを含むフレーム86及 び87で結合することで、一つの角速度センサ としての逆相振動を行う駆動モードを一意 決定できる。したがって、共振周波数差が じることが無いため、不要なノイズが生じ 、高性能なジャイロを提供できる。

 また、従来の構成のように互いに独立駆 する二つのセンサー部を備えた構成の場合 不要な同相モードが逆相モード直近に生じ ので、駆動モード制御に注意を払って角速 を算出する回路を設計する必要がある。こ に対して本実施の形態によれば、各トーシ ンバー、フレームの長さなどを調整するこ によって、不要な同相モードを逆相モード ら所望の値乖離させることが容易になる。

 本実施の形態の角速度センサーによれば アンカー部を角速度センサー内に配置する 成であるため、角速度センサーを小型化す ことができる。

 (実施の形態6)
 実施の形態1~5に示す角速度センサーは、振 や揺動などを検出することが必要な様々な 子機器に搭載することができる。そのよう 電子機器としては、デジタルカメラに搭載 れる手振れ補正システム(例えば特開2007-1994 69号公報に開示)や、自動車などの車両の姿勢 を検出するシステム(例えば特開平6-87348号公 、特開2006-35930号公報に開示)などがある。 下、電子機器の一例として、デジタルカメ に搭載される手振れ補正システムを挙げて 明する。

 近年のデジタルカメラは、使用者が手で 持して撮影を行っている時に使用者の手が れることによって生じる画像の揺れを補正 ることが可能な手振れ補正システムが搭載 れている。手振れ補正システムは、大きく けてデジタルカメラの揺れを検出する揺れ 出手段と、揺れ検出手段で検出された揺れ 情報に基づき画像の揺れを補正する揺れ補 手段とから構成されている。

 図8は、手振れ補正システムが搭載された デジタルカメラの構成を示す斜視図である。 図8において、デジタルカメラは、カメラ本 200と、レンズ本体300とから構成されている カメラ本体200には、撮影を行う際に使用者 よって押圧操作されるレリーズボタン201や レンズ本体300を介して入射する光学的画像 電気信号に変換して出力する撮像素子(不図 )などを備えている。また、レンズ本体300は 、フォーカスレンズ、ズームレンズの他、ア クチュエータV1,V2,S1,S2によって光軸に直交す 方向に変位可能な補正レンズ301、2個の揺れ 検出センサーAV1及びAV2を備えている。揺れ検 出センサーAV1及びAV2は、一般的に角速度セン サーで構成され、本実施の形態におけるデジ タルカメラでは本発明の角速度センサーで構 成した。なお、揺れ検出センサーAV1は、デジ タルカメラのX軸回り(ピッチング方向)の揺れ を検出することができ、揺れ検出センサーAV2 は、デジタルカメラのY軸回り(ヨーイング方 )の揺れを検出することができる。また、本 実施の形態では、光学式の手振れ補正システ ムを一例として説明するが、撮像素子で取り 込んだ電気的画像を補正することにより揺れ を補正する電子式手振れ補正システムにも適 用できる。

 デジタルカメラにおいて手振れが発生し 場合は、まず、その時のデジタルカメラの れを揺れ検出センサーAV1及びAV2で検出する 揺れ検出センサーAV1及びAV2における検出結 は、別途設けられている信号処理マイコン 送られる。信号処理マイコンは、揺れ検出 ンサーAV1及びAV2から送られる検出結果に基 き、デジタルカメラの揺れの方向及び量を 出し、それを無くすための制御信号を生成 る。信号処理マイコンは、生成した制御信 をアクチュエータV1,V2,S1,S2へ送る。アクチ エータV1,V2,S1,S2は、信号処理マイコンから送 られる制御に基づき、補正レンズ301を光軸に 直交する所定方向へ所定量移動させる。具体 的には、デジタルカメラの揺れによって生じ た光軸のずれを無くす方向に、そのずれ量に 相当する量を移動させる。

 以上のように本実施の形態によれば、電 機器に搭載される揺れ検出センサーに、実 の形態1~5に示す構成の角速度センサーを採 することで、角速度センサーにおいて不要 ードが発生しにくいため、正確に電子機器 揺れを検出することができる。

 なお、詳しい説明は省略するが、本発明 角速度センサーは上記のようなデジタルカ ラの手振れ補正システム以外に、自動車な の車両における姿勢検出システムにも採用 ることができる。例えば、特開平6-87348号公 報に開示された構成におけるジャイロ6、特 2006-35930号公報に開示された構成におけるヨ レートセンサー8に、実施の形態1~5に示す角 速度センサーを採用することで、本発明の効 果と同様の効果を得ることができる。

 なお、本実施の形態では、電子機器の一 としてデジタルカメラ、車両を挙げて説明 たが、実施の形態1~5に示す角速度センサー 搭載可能な機器であれば、もちろんこれら 限定されるものではない。

 本発明の角速度センサーは、角速度や振 などを検出することが必要な機器に有用で る。