酒井直樹 (〒10 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Hyogo, 6528510, JP)
NISHIMURA, Ryuuji (2-28 Gosho-dori 1-chome, Hyogo-ku, Kobe-sh, Hyogo 10, 6528510, JP)
西村隆二 (〒10 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Hyogo, 6528510, JP)
MORITA, Kyohhei (2-28 Gosho-dori 1-chome, Hyogo-ku, Kobe-sh, Hyogo 10, 6528510, JP)
森田恭兵 (〒10 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Hyogo, 6528510, JP)
富士通テン株式会社 (〒10 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 Hyogo, 6528510, JP)
SAKAI, Naoki (2-28 Gosho-dori 1-chome, Hyogo-ku, Kobe-sh, Hyogo 10, 6528510, JP)
酒井直樹 (〒10 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Hyogo, 6528510, JP)
NISHIMURA, Ryuuji (2-28 Gosho-dori 1-chome, Hyogo-ku, Kobe-sh, Hyogo 10, 6528510, JP)
西村隆二 (〒10 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Hyogo, 6528510, JP)
MORITA, Kyohhei (2-28 Gosho-dori 1-chome, Hyogo-ku, Kobe-sh, Hyogo 10, 6528510, JP)
| 車両の盗難防止システムであって、 車両が受ける衝撃を検出する複数の検出部と、 複数の検出部からの信号値に基づいて、衝撃の発生を最初に検出した検出部を特定する検出部特定処理と、 特定した検出部からの信号値が、所定の閾値以上の場合に窓ガラスに衝撃を受けたものであると推定し、所定の閾値以下の場合に車体に衝撃を受けたものであると推定する衝撃箇所推定処理と、 推定された衝撃箇所が窓ガラスの場合は、この場合に応じた補正係数を用いて推定された検出部と衝撃の発生源との距離を推定し、推定された衝撃箇所が車体の場合は、この場合に応じた補正係数を用いて推定された検出部と衝撃の発生源との距離を推定し、推定した距離に基づいて衝撃箇所を、窓ガラス、車体、または、それ以外の箇所のいずれかに特定する衝撃箇所特定処理とを実行する制御装置と、 を有する盗難防止システム。 |
| 前記制御装置は、更に、前記検出部からの信号値に基づいて、車両が受けた衝撃が雷によるものであるか否かを判定する雷判定処理を実行するものである請求項1に記載の盗難防止システム。 |
| 前記検出部は、車両に備わるスピーカ、電波センサ、振動センサ、または、音センサのいずれかである請求項1または2に記載の盗難防止システム。 |
| 前記制御装置は、更に、衝撃箇所が窓ガラス、または、車体の場合にアラーム音を出力させるアラーム制御処理を実行するものである請求項1から3のいずれかに記載の盗難防止システム。 |
| 前記衝撃箇所特定処理は、前記車両が受ける衝撃を検出する複数の検出部のうち、最初に衝撃を検出した検出部と衝撃の発生源との距離を基準距離とし、最初に検出した検出部と他の検出部との衝撃を示す信号の入力時間差に基づいて他の検出部と前記発生源との距離が基準距離からさらにどれだけ離れているかを算出するものである請求項1から4のいずれかに記載の盗難防止システム。 |
| 前記衝撃箇所特定処理は、前記車両が受ける衝撃を検出する複数の検出部と衝撃の発生源との距離を、所定の平面上での距離に換算して衝撃の発生源の位置を特定するものである請求項1から5のいずれかに記載の盗難防止システム。 |
| 前記衝撃箇所特定処理は、少なくとも3つの前記検出部と衝撃の発生源との前記所定の平面上での距離を半径とする円の交点を、前記所定の平面上での衝撃の発生源と特定するものである請求項6に記載の盗難防止システム。 |
| 車両の盗難防止制御方法であって、 車両が受ける衝撃を検出する複数の検出部からの信号値に基づいて、衝撃の発生を最初に検出した検出部を特定する検出部特定ステップと、 検出部特定ステップにより、特定した検出部からの信号値が、所定の閾値以上の場合に窓ガラスに衝撃を受けたものであると推定し、所定の閾値以下の場合に車体に衝撃を受けたものであると推定する衝撃箇所推定ステップと、 衝撃箇所推定ステップにより、推定された衝撃箇所が窓ガラスの場合は、この場合に応じた補正係数を用いて推定された検出部と衝撃の発生源との距離を推定し、推定された衝撃箇所が車体の場合は、この場合に応じた補正係数を用いて推定された検出部と衝撃の発生源との距離を推定し、推定した距離に基づいて衝撃箇所を、窓ガラス、車体、または、それ以外の箇所のいずれかに特定する衝撃箇所特定ステップとを実行する盗難防止制御方法。 |
本発明は、車両の盗難を防止する盗難防 システム及び盗難防止制御方法に関する。 に、複数の音声入力手段を用いて車両に加 られた衝撃位置を特定する技術に関する。
従来より、車両に搭載されるカーオーディ
用のスピーカを用いて車両に生じる振動を
出する技術が知られている(例えば、特許文
献1及び2参照)。
磁界中に配設されたボイスコイルに音声増
回路の出力信号を供給することによって所
の放音を行うスピーカ装置は、車両の振動
伴いボイスコイルが振動することにより逆
電力が発生する。この逆起電力を検出する
とで車両の振動を検出することができる。
しかしながら車両の盗難防止や車上荒らし
防止用に、スピーカによる振動検出を用い
場合、窃盗や車上荒らしの犯行による振動
外の振動や騒音も検出してしまい、誤警報
発生する可能性がある。
特に車両の盗難や車上荒らしでは、ガラス
を割って車両内に犯人が侵入するケースが
とんどであり、誤警報を防止するためには
ラス割れと、車両の周辺部での騒音や振動
を区別する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもの あり、車両に加えられた衝撃を精度よく判 して、車両の盗難を防止することができる 難防止システム及び盗難防止制御方法を提 することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は車両
盗難防止システムであって、車両が受ける
撃を検出する複数の検出部と、複数の検出
からの信号値に基づいて、衝撃の発生を最
に検出した検出部を特定する検出部特定処
と、特定した検出部からの信号値が、所定
閾値以上の場合に窓ガラスに衝撃を受けた
のであると推定し、所定の閾値以下の場合
車体に衝撃を受けたものであると推定する
撃箇所推定処理と、推定された衝撃箇所が
ガラスの場合は、この場合に応じた補正係
を用いて推定された検出部と衝撃の発生源
の距離を推定し、推定された衝撃箇所が車
の場合は、この場合に応じた補正係数を用
て推定された検出部と衝撃の発生源との距
を推定し、推定した距離に基づいて衝撃箇
を、窓ガラス、車体、または、それ以外の
所のいずれかに特定する衝撃箇所特定処理
を実行する制御装置と、を有する構成とし
いる。
衝撃が加えられた車両の部位を精度よく判
して、車両の盗難を防止することができる
上記車両の盗難防止システムにおいて、前
制御装置は、更に、前記検出部からの信号
に基づいて、車両が受けた衝撃が雷による
のであるか否かを判定する雷判定処理を実
するものであるとよい。
従って、車両が受けた衝撃が雷であるのか
精度よく判定することができる。
上記車両の盗難防止システムにおいて、 記検出部は、車両に備わるスピーカ、電波 ンサ、振動センサ、または、音センサのい れかであるとよい。
上記車両の盗難防止システムにおいて、前
制御装置は、更に、衝撃箇所が窓ガラス、
たは、車体の場合にアラーム音を出力させ
アラーム制御処理を実行するものであると
い。
従って、衝撃箇所が窓ガラス、または、車
の場合にアラーム音を出力して、車両の盗
を防止することができる。
上記車両の盗難防止システムにおいて、前
衝撃箇所特定処理は、前記車両が受ける衝
を検出する複数の検出部のうち、最初に衝
を検出した検出部と衝撃の発生源との距離
基準距離とし、最初に検出した検出部と他
検出部との衝撃を示す信号の入力時間差に
づいて他の検出部と前記発生源との距離が
準距離からさらにどれだけ離れているかを
出するものであるとよい。
従って、他の検出部と衝撃の発生源との距
を精度よく求めることができる。
上記車両の盗難防止システムにおいて、前
衝撃箇所特定処理は、前記車両が受ける衝
を検出する複数の検出部と衝撃の発生源と
距離を、所定の平面上での距離に換算して
撃の発生源の位置を特定するものであると
い。
従って、所定の平面上での距離に換算して
複数の検出部と衝撃の発生源との距離を算
するので、簡易な計算で衝撃の発生源の位
を求めることができる。
上記車両の盗難防止システムにおいて、前
衝撃箇所特定処理は、少なくとも3つの前記
検出部と衝撃の発生源との前記所定の平面上
での距離を半径とする円の交点を、前記所定
の平面上での衝撃の発生源と特定するもので
あるとよい。
従って、簡易な計算で衝撃の発生源を特定
ることができる。
本発明は、車両の盗難防止制御方法であ て、車両が受ける衝撃を検出する複数の検 部からの信号値に基づいて、衝撃の発生を 初に検出した検出部を特定する検出部特定 テップと、検出部特定ステップにより、特 した検出部からの信号値が、所定の閾値以 の場合に窓ガラスに衝撃を受けたものであ と推定し、所定の閾値以下の場合に車体に 撃を受けたものであると推定する衝撃箇所 定ステップと、衝撃箇所推定ステップによ 、推定された衝撃箇所が窓ガラスの場合は この場合に応じた補正係数を用いて推定さ た検出部と衝撃の発生源との距離を推定し 推定された衝撃箇所が車体の場合は、この 合に応じた補正係数を用いて推定された検 部と衝撃の発生源との距離を推定し、推定 た距離に基づいて衝撃箇所を、窓ガラス、 体、または、それ以外の箇所のいずれかに 定する衝撃箇所特定ステップとを実行する
本発明によれば、車両に加えられた衝撃 精度よく検出し、車両の盗難を防止するこ ができる。
添付図面を参照しながら本発明の最良の 施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を
説明する。
図1に示すように本実施例の盗難防止装置は
、オーディオ装置20と、その出力手段である
数のスピーカ1、2、3、4とを接続する信号線
に、セキュリティECU10が接続された構成を有
ている。セキュリティECU10は、ボディECU30と
通信バスで接続され、例えばCAN(Controller Area
Network)等のプロトコルに従って、ボディECU30
の通信を行う。
複数のスピーカ(音声入力手段)は、車両の
なる場所に配置される。これらのスピーカ
、車両の前後方向及び左右方向に分散して
置されることが望ましい。本実施例では、
えば図2に示すように、運転席5への乗降用の
ドアに配置されて車室内に臨む運転席5側の
ロントスピーカFR1(以下、簡単にスピーカ1と
表記する)と、助手席6への乗降用のドアに配
されて車室内に望む助手席6側のフロントス
ピーカFL2(以下、簡単にスピーカ2と表記する)
と、車室内の後部座席7への乗降用のドアに
置されて車室内に臨む運転席5側のリアスピ
カRR3(以下、簡単にスピーカ3と表記する)と
同じく後部座席7への乗降用のドアに配置さ
れて車室内に臨む助手席6側のリアスピーカRL
4(以下、簡単にスピーカ4と表記する)とが設
られている。
なお、車両に搭載されるスピーカはこれだ
に限定されるものではない。例えば、車両
フロントパネル部に設けたり、後部座席7の
後ろ側に設けることもできる。
オーディオ装置20は、例えは、DVDプレー 、CDプレーヤ、チューナ等の複数のオーディ オソースから入力される信号を処理して、複 数のスピーカで再生する音響信号を作成して 各スピーカ1、2、3、4に供給する。
ボディECU30は、ドアのロック・アンロッ 、パワーウィンドウのアップ・ダウン等の 御を行う制御装置である。
セキュリティECU10は、窓ガラスの破壊、不
なドアロックの解除、イグニッションスイ
チの操作など、不正な手段による車室内へ
侵入を検出して警報を発する。セキュリテ
ECU10の構成を図3に示す。
図3に示すようにセキュリティECU10は、信号
理部11、12、13、14と、メインマイコン15と、
警報出力部16とを有している。
信号処理部11、12、13、14は、車両に搭載さ
たスピーカ1、2、3、4にそれぞれ対応して設
られている。信号処理部11は、オーディオ
置20とスピーカ1とをつなぐ信号線21に接続さ
れ、信号処理部12は、オーディオ装置20とス
ーカ2とをつなぐ信号線22に接続され、信号
理部13は、オーディオ装置20とスピーカ3とを
つなぐ信号線23に接続され、信号処理部14は
オーディオ装置20とスピーカ4とをつなぐ信
線24に接続される。なお、各信号処理部11、1
2、13、14は、同一の構成を有しているので、
下では代表して信号処理部11について説明
る。
信号処理部11はバンドパスフィルタ11A、ア
プ11B、AD変換器11Cを有し、スピーカ1で発生
る逆起電力の信号を入力して、フィルタ処
、増幅の処理を行う。信号処理部11からメイ
ンマイコン15には、増幅後の信号にAD変換器11
CでAD変換した信号と、AD変換を行っていない
号とが出力される。
メインマイコン15は、信号処理部11、12、1 3、14で処理された信号を入力して、これらの 信号から監視対象たる車両に衝撃が加えられ たか否か、また、衝撃が加えられた場合には その位置を判定する。これらの判定方法につ いては後述する。判定の結果、車両が盗難や 車上荒らしに合う危険性が高いと判定すると 、警報出力部16に信号を出力し、アラーム音 出力させる。なお、本実施例では、警報出 部16の生成するアラーム音はスピーカ1、2よ り出力するようになっている。アラーム音の 出力時には、メインマイコン15はスイッチ17 18をオンにして、警報出力部16と信号線21、22 とを接続する。
図4には、メインマイコン15のハードウェア
成を示す。
メインマイコン15は、CPU51、ROM52、RAM53、NVRAM
(Non Volatile RAM)54、入出力部55等を有している
。CPU51は、ROM52に格納したプログラムを読み
んで、このプログラムに従った演算を行う
すなわち、ROM52に格納されたプログラムをCPU
51が読み込むことで、車両が盗難や車上荒ら
に合う危険性が高いか否かを判定する。こ
らの判定手順については後ほどフローチャ
トを参照しながら詳述する。また、RAM53に
、演算結果のデータが書き込まれ、NVRAM54は
RAM53に書き込まれていたデータで、電源オ
時に保存の必要なデータが書き込まれる。
セキュリティECU10は、車両に搭載された複
のスピーカ1、2、3、4をマイクとして使用し
これらのスピーカ1、2、3、4に生じる逆起電
力の時間差から衝撃が加えられた車両の位置
を特定する。スピーカ1、2、3、4は、磁界中
配設されたボイスコイルが車両の振動に伴
振動することによって逆起電力が発生する
また、衝撃音は音波となって空気中を伝わ
ため、衝撃が加えられた位置に最も近いス
ーカで発生する逆起電力が最も早く発生し
衝撃が加えられた位置から最も遠いスピー
で発生する逆起電力が最も遅く発生する。
なわち、車両に加えられた衝撃によって発
する衝撃音のスピーカまでの到達時間差が
スピーカで発生する逆起電力の発生時間の
となって表れる。
本実施例は、このような特性を利用して、
両に加えられた衝撃の位置を特定する。
図5(A)には、運転席5の窓ガラスに治具で衝
を加えたときに、各スピーカ1、2、3、4で発
する逆起電力を示している。また、図5(B)に
は、各スピーカ1、2、3、4で逆起電力が発生
た瞬間の波形を拡大して示している。
図5(B)に示すように、衝撃が加えられた運転
席5の窓ガラス60に最も近いスピーカ1で逆起
力が一番最初に発生している。また、2番目
逆起電力が発生しているのは、運転席5の窓
ガラスから2番目に近い後部座席右側のスピ
カ3である。以下、運転席5の窓ガラス60から
距離に応じて後部座席左側のスピーカ4、助
手席のスピーカ2の順で逆起電力が発生して
る。
また、図5(C)には、運転席5の窓ガラスに手
衝撃を加えた時に、各スピーカ1、2、3、4で
生する逆起電力を示している。また、図5(D)
には、各スピーカで逆起電力が発生した瞬間
の波形を拡大して示している。
この場合も上述した治具による衝撃のとき
同様に運転席5のスピーカ1、後部座席右側
スピーカ3、後部座席左側のスピーカ4、助手
席のスピーカ2の順で逆起電力が発生してい
。
図6を参照しながら衝撃が加えられた位置の
特定方法を説明する。
衝撃が加えられた車両位置(衝撃によって衝
撃音が発生するので、以下では音源(本発明
衝撃の発生源に該当する)と呼ぶ)と、音源か
ら最も近いスピーカとの距離(単位m)をSとお
。また、他のスピーカと音源との距離は、
も近いスピーカに生じた逆起電力の発生時
との時間差で表すことができる。
例えば、図6に示すように運転席の窓ガラス
60に衝撃が加えられたものとする。この場合
音源に最も近いスピーカはスピーカ1となる
。スピーカ1に逆起電力が発生した時間とス
ーカ2に逆起電力が発生した時間との時間差
Uとすると、音源とスピーカS2との距離(単位
m)は、S+U(331.5+0.6×t)となる。なお、tは車室内
温度(℃)である。このU(331.5+0.6×t)をαとおく
と、音源とスピーカS2との距離は、S+αとなる
。
同様に、スピーカS1に逆起電力が発生した
間とスピーカS3に逆起電力が発生した時間と
の差時間をVとすると、音源とスピーカS3との
距離(単位m)は、S+V(331.5+0.6×t)となる。V(331.5+0.
6×t)をβとおくと、音源とスピーカS3との距離
は、S+βとなる。
同様に、スピーカS1に逆起電力が発生した
間とスピーカS4に逆起電力が発生した時間と
の時間差をWとすると、音源とスピーカS4との
距離(単位m)は、S+W(331.5+0.6×t)となる。W(331.5+0.
6×t)をγとおくと、音源とスピーカS4との距離
は、S+γとなる。
次に、求めた距離に補正係数を乗算して 4つのスピーカ1、2、3、4が存在するXY平面上 での距離を求める。車両に搭載された4つの ピーカ1、2、3、4が同一平面上(この平面をXY 面とおく)にあるものとし、各窓ガラス上の 代表点とスピーカ1、2、3、4とを結ぶ直線と XY平面とのなす角度(鋭角)をθ1、θ2、θ3、θ4 する。音源とスピーカとの距離S、S+α、S+β S+γにコサインθ1、コサインθ2、コサインθ3 、コサインθ4をそれぞれ積算して、XY平面上 の音源とスピーカ1、2、3、4との距離を求め る。なお、コサインθの補正係数は、窓ガラ ごとにRAM53等のメモリに予め格納されてい 。窓ガラスの代表点として窓ガラスの中央 置、重心位置等を用いることができる。
音源と各スピーカ1、2、3、4とのXY平面上で
距離が求められると、図7に示すように3円
交点を求めて、音源の位置を特定する。
例えば、スピーカ1と音源とを通る円Kの方
式は、以下の式(1)のように表すことができ
。
(x-a) 2
+(y-b) 2
=S 2
・・・・・(1)
なお、音源のXY平面上での座標位置を(x,y)と
おき、スピーカ1のXY平面上での座標位置を(a,
b)とおく。
同様に、スピーカ2と音源とを通る円Lの方
式は、以下の式(2)のように表すことができ
。
(x-c) 2
+(y-d) 2
=(S+α) 2
・・・・・(2)
なお、スピーカ2のXY平面上での座標位置を(
c,d)とおく。
同様に、スピーカ3と音源とを通る円Mの方
式は、以下の式(3)のように表すことができ
。
(x-e) 2
+(y-f) 2
=(S+β) 2
・・・・・(3)
なお、スピーカ2のXY平面上での座標位置を(
e,f)とおく。
音源は、図7に示すように、円Kと円Lとの交
の軌跡と、円Kと円Mとの交点の軌跡とが交
る位置にある。
各窓ガラスの代表点と、XY平面との距離は
め分かっているので、XY平面上での音源の座
標位置を求めることで、スピーカ1、2、3、4
検出した衝撃音が、窓ガラスに加えられた
のであるか否かを精度よく判定することが
きる。
特定した音源の位置が、車両から大きく外
た位置を示していた場合には、車外で発生
た音を検出してスピーカが振動したと判定
ることができる。
同様の手順で、車体に加えられた衝撃位置
判定することができる。
すなわち、分割した車体の領域ごとに補正
数を用意しておき、スピーカ1、2、3、4で発
生する逆起電力の発生時間の差から音源の位
置を特定し、スピーカのあるXY平面上の音源
置を特定する。
このように本実施例では、スピーカ1、2 3、4のある平面上での音源の位置を求めてい るので、計算量を削減して簡単に音源位置を 求めることができる。
また、各スピーカ1、2、3、4で発生する逆起
電力の発生時間に差がほとんどない場合、雷
や花火等による音をスピーカで検出したもの
と判定することができる。
雷の音をスピーカ1、2、3、4で検出した場合
、各スピーカ1、2、3、4への音波の到達時間
差がないため、各スピーカ1、2、3、4で生じ
逆起電力の発生時間の差はほとんどない。
こで、判定しきい値(この判定しきい値を第
1判定しきい値と呼ぶ。また、この第1判定し
い値が本発明の第1しきい値に該当する。)
用意しておいて、この第1判定しきい値より
逆起電力の発生時間の差が小さいときには
雷、花火等の車外で発生した音による振動
あると判定する。
また、本実施例では、衝撃音の周波数によ
て、衝撃が窓ガラスへの衝撃であるのか車
への衝撃であるのかを判定している。
車両の窓ガラスを金属で叩いた場合、スピ
カ1、2、3、4に発生する逆起電力の信号の周
波数は、500Hz~1KHz程度となる。これに対し車
への衝撃は100Hz以下になる。すなわち、スピ
ーカ1、2、3、4に生じた逆起電力の信号の周
数によって、窓ガラスへの衝撃であるのか
車体への衝撃であるのかを判定することが
きる。本実施例では、第2判定しきい値を用
しておいて、スピーカ1、2、3、4に生じた逆
起電力の信号の周波数が第2判定しきい値以
であるか否かを判定している。
図8に示すフローチャートを参照しながら、
セキュリティECU10の処理手順を説明する。
まず、セキュリティECU10は、車両に搭載さ
た4つのスピーカ1、2、3、4に発生する逆起電
力の信号を入力して(ステップS1)、信号処理
11、12、13、14で信号処理を行う。フィルタ処
理、増幅、AD変換等の処理を行い、処理後の
号をセキュリティECU10のメインマイコン15に
入力する。
次に、メインマイコン15は、入力信号の 号レベルを判定して(ステップS2)、最初に信 が発生したスピーカを特定する(ステップS3: 本発明の検出部特定処理に該当する)。
次に、メインマイコン15は、スピーカ1、2 、3、4間の信号発生時間の差が第1判定しきい 値以上であるか否かを判定する(ステップS4) 信号の発生時間差が第1判定しきい値よりも さい場合(ステップS4/NO)、メインマイコン15 雷による振動と判定する(ステップS5:本発明 の雷判定処理に該当する)。
次に、メインマイコン15は、入力信号の 波数が第2判定しきい値以上であるか否かを 定する(ステップS6:本発明の衝撃箇所推定処 理に該当する)。入力信号の周波数が第2判定 きい値(例えば500Hz)以上であった場合には( テップS6/YES)、メインマイコン15は、窓ガラ への衝撃であると判定する。そして、最初 信号が発生したスピーカに最も近い窓ガラ 用の補正係数をメモリから選択する(ステッ S7:本発明の衝撃箇所特定処理に該当する)。 メインマイコン15は、音源とスピーカとの距 を表す変数に補正係数を積算して、スピー の存在するXY平面上での距離に変換する。 して、上述した式(1)、(2)、(3)を用いて、XY平 面上での音源の位置を特定する(ステップS8: 発明の衝撃箇所特定処理に該当する)。
XY平面と窓ガラスとの距離は予め分かって
るので、メインマイコン15は、XY平面上での
源位置から音源位置を求める。次に、メイ
マイコン15は、求めた音源位置が窓ガラス
位置を示し、スピーカ1、2、3、4から入力し
信号の信号レベル差が第3判定しきい値以上
あるか否かを判定する。
窓ガラスに衝撃が加えられた場合、衝撃が
えられた窓ガラスに最も近いスピーカで検
する逆起電力の信号レベルは、他のスピー
で検出する逆起電力の信号レベルと大きな
がある。スピーカで検出した信号レベルの
を判定することで、窓ガラスへの衝撃であ
か否かを判定する判定精度を高めることが
きる。
音源位置が窓ガラスではなかった場合には(
ステップS9/NO)、アラーム音の警報は行わず、
処理を終了する。また、スピーカから入力し
た信号の信号レベル差が第3判定しきい値よ
も小さい場合にも(ステップS9/NO)、アラーム
の警報は行わず、処理を終了する。
音源位置が窓ガラスを示し、スピーカから
力した信号の信号レベル差が第3判定しきい
値以上あった場合には(ステップS9/YES)、窓ガ
スに加えられた衝撃であると判定し、セキ
リティECU10は警報出力部16に所定信号を出力
し、スイッチ17、18をオンにする。メインマ
コン15から所定信号が入力されることで、警
報出力部16は警報音を出力する。この警報音
スピーカ1、2から出力される(ステップS10:本
発明のアラーム制御処理に該当する)。
また、ステップS6で入力信号の周波数が 2判定しきい値(例えば500Hz)よりも小さい場合 には(ステップS6/NO)、メインマイコン15は、車 体への衝撃であると判定する(ステップS11)。 して、最初に信号が発生したスピーカに最 近い車体部位用の補正係数をメモリから選 する(ステップS12:本発明の衝撃箇所特定処 に該当する)。メインマイコン15は、音源と ピーカとの距離を表す変数に補正係数を積 して、スピーカの存在するXY平面上での距離 に変換する。そして、上述した式(1)、(2)、(3) を用いて、XY平面上での音源の位置を特定す (ステップS13:本発明の衝撃箇所特定処理に 当する)。
XY平面と車体部位との距離は予め分かって
るので、メインマイコン15は、求めたXY平面
の音源位置から音源位置を求める。メイン
イコン15は、求めた音源位置が車体部位を
し、スピーカ1、2、3、4から入力した信号の
号レベル差が第4判定しきい値以上あるか否
かを判定する。
車体に衝撃が加えられた場合、衝撃が加え
れた車体部位に最も近いスピーカで検出す
逆起電力の信号レベルは、他のスピーカで
出する逆起電力の信号レベルと大きな差が
る。スピーカで検出した信号レベルの差を
定することで、車体への衝撃であるか否か
判定する判定精度を高めることができる。
た、第4判定しきい値は、第3判定しきい値
りも大きな値に設定されている。車体に非
に大きな衝撃が加えられた場合に、アラー
警報を行うためである。
音源位置が車体部位ではなかった場合には(
ステップS14/NO)、アラーム音の警報は行わず
処理を終了する。また、スピーカから入力
た信号の信号レベル差が第4判定しきい値よ
も小さい場合にも(ステップS14/NO)、アラー
音の警報は行わず、処理を終了する。
音源位置が車体部位を示し、スピーカから
力した信号の信号レベル差が第4判定しきい
値以上あった場合には(ステップS14/YES)、車体
に加えられた衝撃であると判定し、セキュリ
ティECU10は警報出力部16に所定信号を出力し
、スピーカ1、2から警報音を出力する(ステ
プS10)。
このように本実施例は、複数のスピーカ1 への衝撃音の入力時間差に基づいて、音源位 置を精度よく特定することができる。従って 、車両に衝撃が加えられた場合には、衝撃が 加えられた位置を特定して、車両の盗難防止 の精度を向上させることができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の一
である。但し、これに限定されるものでは
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
て種々変形実施可能である。
例えば、図9に示すように侵入センサ40を設
て、侵入センサ40の検出結果と、スピーカ1
2、3、4を用いた衝撃音の発生位置の特定結
とに基づいて、警報出力部16を作動させる
うにしてもよい。
また、上述した実施例では警報出力部16を
けてスピーカからの警報を行っているが、
線通信手段等によりセキュリティセンタに
報するようにしてもよい。
また、上述した実施例では、複数の音声入
手段としてオーディオ用の複数のスピーカ
利用していたが、複数の専用マイクを設け
もよい。また、高精度に音源位置を特定す
ためには複数の音声入力手段が車両の前後
向と左右方向に分散して配置されることが
ましいため、音声入力手段の数としては3以
上(より好ましくは4以上)とすることが望まし
い。
また、上述した実施例では、スピーカを用
た音源位置の特定方法を説明したが、この
に電波センサ、振動センサ、音センサ等の
ンサを使用してもよい。
