Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
APPARATUS FOR CLEANING SUBSTRATE FOR MAGNETIC RECORDING MEDIUM, AND METHOD FOR CLEANING SUBSTRATE FOR MAGNETIC RECORDING MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/047119
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are an apparatus and a method for cleaning a substrate for a magnetic recording medium, wherein a cleaning solution does not easily scatter to surrounding areas, and a substrate which is for a magnetic recording medium and applicable to low floating of a magnetic head above a magnetic recording surface and has high cleanliness is obtained.  The apparatus for cleaning a substrate (1) for a magnetic recording medium is provided with: a cleaning solution nozzle (4) which supplies the cleaning solution onto the substrate (1); a cleaning tool (3) composed of a porous material; a sliding means which slides the cleaning tool (3) on the substrate (1); and a cleaning solution discharging means (7) which sucks and discharges the cleaning solution from over the substrate (1) through the cooling tool (3).

Inventors:
SAKAGUCHI, Ryuji (5-1 Yawata Kaigan dori, Ichihara-sh, Chiba 67, 〒2900067, JP)
坂口竜二 (〒67 千葉県市原市八幡海岸通5番の1 昭和電工エレクトロニクス株式会社内 Chiba, 〒2900067, JP)
UEDA, Manabu (5-1 Yawata Kaigan dori, Ichihara-sh, Chiba 67, 〒2900067, JP)
Application Number:
JP2009/005556
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 22, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SHOWA DENKO K.K. (13-9, Shibadaimon 1-chome Minato-k, Tokyo 18, 〒1058518, JP)
昭和電工株式会社 (〒18 東京都港区芝大門一丁目13番9号 Tokyo, 〒1058518, JP)
SAKAGUCHI, Ryuji (5-1 Yawata Kaigan dori, Ichihara-sh, Chiba 67, 〒2900067, JP)
坂口竜二 (〒67 千葉県市原市八幡海岸通5番の1 昭和電工エレクトロニクス株式会社内 Chiba, 〒2900067, JP)
International Classes:
G11B5/84; B08B1/04; B08B5/04; G11B5/84; B08B1/04; B08B5/00
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA, Masatake et al. (1-9-2, MarunouchiChiyoda-ku, Tokyo 20, 〒1006620, JP)
Download PDF:
Claims:
 磁気記録媒体用基板上に洗浄液を供給する洗浄液ノズルと、
 多孔質材料からなる洗浄具と、
 前記洗浄具を前記磁気記録媒体用基板上で摺動させる摺動手段と、
 前記磁気記録媒体用基板上から前記洗浄具を介して前記洗浄液を吸引して排出する洗浄液排出手段とを備えることを特徴とする磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
 前記洗浄具が、円筒形で側面を前記磁気記録媒体用基板の表面に対向させて、前記表面に平行な方向を軸として回転されるものであり、前記洗浄具の前記円筒形の中心軸に沿って、前記側面から吸引された前記洗浄液を排出するための排出通路が形成されており、
 前記洗浄液排出手段が、前記排出通路の端部に取り付けられた洗浄液排出管と、前記洗浄液排出管内の圧力を減圧する減圧手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
 前記洗浄具が、円筒形で一端面を前記磁気記録媒体用基板の表面に対向させて、前記表面に直交する方向を軸として回転されるものであり、
 前記洗浄液排出手段が、前記洗浄具の前記円筒形の他端面に取り付けられた洗浄液排出管と、前記洗浄液排出管内の圧力を減圧する減圧手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
 前記洗浄液ノズル、前記洗浄具、前記摺動手段および前記洗浄液排出手段が、それぞれ2つずつ設けられ、前記磁気記録媒体用基板に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
 前記洗浄液ノズル、前記洗浄具、前記摺動手段および前記洗浄液排出手段が、それぞれ2つずつ設けられ、前記磁気記録媒体用基板に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置。
 洗浄液ノズルにより磁気記録媒体用基板上に洗浄液を供給させるとともに、多孔質材料からなる洗浄具を前記磁気記録媒体用基板上で摺動させる洗浄工程を有し、
 前記洗浄工程において、前記洗浄液の少なくとも一部を、前記磁気記録媒体用基板上から前記洗浄具を介して吸引して排出することを特徴とする磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
 前記洗浄工程において、前記磁気記録媒体用基板を挟み込むように配置された2つの洗浄具を前記磁気記録媒体用基板の両面上でそれぞれ摺動させることを特徴とする請求項6に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄方法。
 請求項1に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装置を用いて前記磁気記録媒体用基板を洗浄する工程を備えることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
Description:
磁気記録媒体用基板の洗浄装置 び磁気記録媒体用基板の洗浄方法

 本発明は、磁気記録媒体用基板の洗浄装置 び磁気記録媒体用基板の洗浄方法に関し、 に、高い清浄度を有する磁気記録媒体用基 の得られる磁気記録媒体用基板の洗浄装置 び磁気記録媒体用基板の洗浄方法に関する
本願は、2008年10月23日に、日本に出願された 願2008-273098号に基づき優先権を主張し、そ 内容をここに援用する。

 一般に、ハードディスクドライブなどに用 られる磁気記録媒体用の基板としては、ア ミニウム基板やガラス基板が用いられてい 。近年、磁気記録媒体の記録密度はますま 高まってきており、磁気記録面上でのヘッ の低浮上化に対応できるように、磁気記録 体用基板の表面に対して高い平坦度が求め れると共に高い清浄度が求められている。
このため、磁気記録媒体用基板の表面に付着 した埃等を除去するための高度な洗浄技術が 求められている。

 磁気記録媒体用基板の洗浄方法として、 えば、特許文献1には、磁気ディスク基板な どのワークの表面に研磨加工などの表面処理 を行った後、該ワークの表面に付着している 異物などを除去するために、ワークを洗浄槽 内でコンベアにより搬送しながら、液体を用 いて洗浄し、その後、液体で洗浄されたワー クを洗浄槽から1つずつ取り出してスクラブ 浄機の回転ブラシによりワークを1つずつス ラブ洗浄する方法が開示されている。ここ 用いられるスクラブ洗浄機としては、ワー の表面に接触するカップ型またはロール型 回転ブラシを有するものなどがある。

 また、特許文献2には、スクラブ洗浄によ り洗い流されるべき研磨滓やポリッシュの遊 離砥粒等がスポンジ状の樹脂からなるパッド 中に吸い込まれてパッド内に留まり、基板表 面が疵つけられることを防止するために、ス ポンジ状パッドの内部構造に互いに連通した 空隙部を設け、パッドの底面から表面に洗浄 水を供給する技術が開示されている。

特開2001-96245号公報

特開2000-315318号公報

 しかしながら、磁気記録媒体の記録容量の 昇はさらに激しさを増しており、磁気記録 体用基板の洗浄方法に対して今まで以上の い清浄度が求められている。このため、今 では許容されていた極微小の付着物が欠陥 因として問題視されるようになってきた。
例えば、特許文献2に記載の技術を採用した 合、パッド内のゴミ等は洗浄水によりパッ 内から流れ出されるため、パッド内を清浄 保つことはできるものの、パッド内から流 出た研磨滓やポリッシュの遊離砥粒等が洗 基板に付着する場合があった。
 また、従来の洗浄装置では、磁気記録媒体 基板の洗浄液が周囲に飛散するという不都 があった。

 本発明は上記課題に鑑みてなされたもので り、洗浄液が周囲に飛散しにくく、磁気記 面上での磁気ヘッドの低浮上化に対応でき 高い清浄度を有する磁気記録媒体用基板の られる磁気記録媒体用基板の洗浄装置を提 することを目的とする。
 また、洗浄液が周囲に飛散しにくく、高い 浄仕上がりが得られる磁気記録媒体用基板 洗浄方法および、磁気記録面上でのヘッド 低浮上化に対応できる磁気記録媒体の製造 法を提供することを目的とする。

 本発明者等は、上記課題を解決するため 鋭意努力検討した。その結果、磁気記録媒 用基板上に洗浄液を供給しながら洗浄具を 気記録媒体用基板上で摺動させて洗浄する に、洗浄具として多孔質材料からなるもの 用い、洗浄液の少なくとも一部を、洗浄具 介して吸引して排出することで、洗浄液が 囲に飛散しにくく、洗浄によって磁気記録 体用基板や洗浄具から放出された埃等のゴ が磁気記録媒体用基板上に付着することを 止でき、高い洗浄仕上がりが得られること 見出し、本願発明を完成させた。すなわち 願発明は下記に関する。

(1)磁気記録媒体用基板上に洗浄液を供給す る洗浄液ノズルと、多孔質材料からなる洗浄 具と、前記洗浄具を前記磁気記録媒体用基板 上で摺動させる摺動手段と、前記磁気記録媒 体用基板上から前記洗浄具を介して前記洗浄 液を吸引して排出する洗浄液排出手段とを備 えることを特徴とする磁気記録媒体用基板の 洗浄装置。

(2)前記洗浄具が、円筒形で側面を前記磁気記 録媒体用基板の表面に対向させて、前記表面 に平行な方向を軸として回転されるものであ り、前記洗浄具の前記円筒形の中心軸に沿っ て、前記側面から吸引された前記洗浄液を排 出するための排出通路が形成されており、前 記洗浄液排出手段が、前記排出通路の端部に 取り付けられた洗浄液排出管と、前記洗浄液 排出管内の圧力を減圧する減圧手段とを備え ていることを特徴とする(1)に記載の磁気記録 媒体用基板の洗浄装置。
(3)前記洗浄具が、円筒形で一端面を前記磁気 記録媒体用基板の表面に対向させて、前記表 面に直交する方向を軸として回転されるもの であり、前記洗浄液排出手段が、前記洗浄具 の前記円筒形の他端面に取り付けられた洗浄 液排出管と、前記洗浄液排出管内の圧力を減 圧する減圧手段とを備えていることを特徴と する(1)に記載の磁気記録媒体用基板の洗浄装 置。
(4)前記洗浄液ノズル、前記洗浄具、前記摺動 手段および前記洗浄液排出手段が、それぞれ 2つずつ設けられ、前記磁気記録媒体用基板 対して対称に配置されていることを特徴と る(2)または(3)に記載の磁気記録媒体用基板 洗浄装置。

(5)洗浄液ノズルにより磁気記録媒体用基板上 に洗浄液を供給させるとともに、多孔質材料 からなる洗浄具を前記磁気記録媒体用基板上 で摺動させる洗浄工程を有し、前記洗浄工程 において、前記洗浄液の少なくとも一部を、 前記磁気記録媒体用基板上から前記洗浄具を 介して吸引して排出することを特徴とする磁 気記録媒体用基板の洗浄方法。
(6)前記洗浄工程において、前記磁気記録媒体 用基板を挟み込むように配置された2つの洗 具を前記磁気記録媒体用基板の両面上でそ ぞれ摺動させることを特徴とする(5)に記載 磁気記録媒体用基板の洗浄方法。

(7)(1)~(4)のいずれかに記載の磁気記録媒体 基板の洗浄装置を用いて前記磁気記録媒体 基板を洗浄する工程を備えることを特徴と る磁気記録媒体の製造方法。

 本発明の磁気記録媒体用基板の洗浄装置は 磁気記録媒体用基板上から洗浄具を介して 浄液を吸引して排出する洗浄液排出手段を えているので、磁気記録媒体用基板を洗浄 るに際し、洗浄具を介して洗浄液を吸引し 排出することにより、洗浄液が周囲に飛散 にくくなるとともに、洗浄によって磁気記 媒体用基板から放出された埃等のゴミを磁 記録媒体用基板から放出された後速やかに 浄液とともに吸引して洗浄具に捕獲させる とができる。したがって、本発明の磁気記 媒体用基板の洗浄装置を用いて洗浄した場 、洗浄によって磁気記録媒体用基板から放 されたゴミが、磁気記録媒体用基板に再度 触することがなく、洗浄によって磁気記録 体用基板から放出されたゴミを速やかに磁 記録媒体用基板上から除去できる。
 また、本発明の磁気記録媒体用基板の洗浄 置では、磁気記録媒体用基板上から洗浄具 介して洗浄液を吸引して排出する洗浄液排 手段を備えているので、洗浄具から洗浄液 埃等のゴミが放出されることはないし、洗 具に捕獲された磁気記録媒体用基板から放 されたゴミが再度放出されることもない。

 このように、本発明の磁気記録媒体用基 の洗浄装置を用いて洗浄した場合、洗浄に って磁気記録媒体用基板から放出されたゴ が磁気記録媒体用基板に再度接触すること ないし、洗浄具から洗浄液にゴミが放出さ ることもないので、高い洗浄仕上がりが得 れる。その結果、磁気記録面上での磁気ヘ ドの低浮上化に対応できる高い清浄度を有 る磁気記録媒体用基板を実現できる。

 本発明の磁気記録媒体用基板の洗浄方法で 、洗浄工程において、洗浄液の少なくとも 部を、前記磁気記録媒体用基板上から前記 浄具を介して吸引して排出するので、洗浄 が周囲に飛散しにくく、洗浄によって磁気 録媒体用基板から放出されたゴミや洗浄具 ら放出されるゴミが、磁気記録媒体用基板 に付着することを防止でき、高い洗浄仕上 りが得られる。
 また、本発明の磁気記録媒体の製造方法に れば、本発明の磁気記録媒体用基板の洗浄 置を用いる磁気記録媒体用基板を洗浄する 程において清浄度の高い表面が得られるの 、磁気記録面上でのヘッドの低浮上化に対 できる磁気記録媒体が得られる。

図1は、本発明の磁気記録媒体用基板の 洗浄装置の一例を示した図である。 図2は、本発明の磁気記録媒体用基板の 洗浄装置の他の例を磁気記録媒体用基板上側 から見た平面図である。

 以下、本発明に係る磁気記録媒体用基板の 浄装置及び磁気記録媒体用基板の洗浄方法 磁気記録媒体の製造方法について、図面を 照して説明する。
「第1実施形態」
 本実施形態では、磁気記録媒体用基板の洗 装置及び磁気記録媒体用基板の洗浄方法と て、磁気記録媒体の製造工程に含まれる磁 記録媒体用基板の洗浄工程を行なう場合を に挙げて説明する。なお、ここでの磁気記 媒体用基板の洗浄工程は、磁気記録媒体の 造工程においていかなる段階で行なわれる 浄工程であってもよいが、例えば、所定の 面平均粗さRaとなるように、磁気記録媒体 基板の表面にメカニカルテクスチャー加工 施した後のスクラブ洗浄工程とすることが きる。

 図1(a)は、本発明の磁気記録媒体用基板の 洗浄装置の一例を磁気記録媒体用基板上側か ら見た平面図である。また、図1(b)は、図1(a) 示す洗浄装置のA-A‘断面図であり、図1(c)は 、図1(a)に示す洗浄装置のB-B‘断面図である また、図1(d)は、図1(a)に示す洗浄装置に備え られたブラシを拡大して示した拡大斜視図で ある。

 図1(a)~図1(d)に示す洗浄装置は、洗浄され 磁気記録媒体用基板1上に洗浄液を供給する 洗浄液ノズル4と、ブラシ(洗浄具)3と、ブラ 3を磁気記録媒体用基板1上で摺動させる摺動 手段と、磁気記録媒体用基板1上からブラシ3 介して洗浄液を吸引して排出する洗浄液排 手段7とを備えている。また、洗浄液ノズル 4、ブラシ3、摺動手段および洗浄液排出手段7 は、それぞれ2つずつ設けられており、磁気 録媒体用基板1に対して対称に配置されてい 。なお、図1に示す洗浄装置は、磁気記録媒 体用基板1が水平となるように配置されてい もよいし、磁気記録媒体用基板1が垂直とな ように配置されていてもよいし、磁気記録 体用基板1が斜めになるように配置されてい てもよい。

 磁気記録媒体用基板1は、磁気記録媒体の 製造工程に含まれる洗浄工程を行なう前の被 洗浄物である。磁気記録媒体用基板1として 、例えば、直径3.5インチ程度以下で中央に 口部の形成されたディスク状の一般的なも などが挙げられる。また、磁気記録媒体用 板1の材質としては、特に限定されないが、N iPメッキ膜の形成されたAl合金基板、ガラス 板、セラミックス基板、可曉性樹脂基板、Ni P膜をスパッタ法により蒸着せしめた基板な が挙げられる。

 また、洗浄液ノズル4は、磁気記録媒体用 基板1上に、水、界面活性剤などの洗浄液を 定の供給量で供給するものである。

 また、本実施形態においては、ブラシ3が 2本設けられており、図1(a)および図1(b)に示す ように、2本のブラシ3が、磁気記録媒体用基 1を挟み込むように配置されている。ブラシ 3は、多数の空隙を有するスポンジ状の樹脂 どの多孔質材料からなるものであり、PVA(ポ ビニルアルコール)スポンジなどが用いられ る。PVAスポンジは、親水性高分子であるPVAか らなるものであり、高い吸水性および保水性 を有し、洗浄用途に適した特性を有する。さ らに、ブラシ3として、過酸化水素を含有す 保管液中で保管されたPVAスポンジを用いる とが好ましい。保管液から取り出されたブ シ3は、純水中でもみ洗いする方法などによ 、ブラシ3に含まれた保管液を洗い流してか ら用いることが好ましい。

 本実施形態においては、ブラシ3として、円 筒形(ロール型)のものが用いられており、側 3aを磁気記録媒体用基板1の表面に対向させ 配置されている。
 また、図1(d)に示すように、各ブラシ3には 円筒形の中心軸に沿って排出通路3bが形成さ れている。排出通路3bは、ブラシ3の側面3aか 吸引された洗浄液を排出するためのもので る。

 また、摺動手段は、ブラシ3を磁気記録媒体 用基板1上で摺動させるものであり、磁気記 媒体用基板1を保持して回転させるチャック ーラ2と、ブラシ3を回転させる回転手段(図 略)とからなる。
 本実施形態において、チャックローラ2は、 磁気記録媒体用基板1の一面側の洗浄に用い れる摺動手段と、他面側の洗浄に用いられ 摺動手段とにおいて共通して用いられるも である。チャックローラ2は、図1(a)に示すよ うに、磁気記録媒体用基板1の外周に接して 間隔で4本配置されている。そして、4本のチ ャックローラ2を所定の回転数で同一方向に 転させることにより、磁気記録媒体用基板1 、チャックローラ2に保持された状態で、磁 気記録媒体用基板1の表面に直交する方向を として、所定の速度で回転されるようにな ている。
 また、本実施形態においては、図1(b)および 図1(c)に示すように、2本のブラシ3が、それぞ れ側面3aを磁気記録媒体用基板1の表面に対向 させた状態で、回転手段(図示略)により、磁 記録媒体用基板1の表面に平行な方向を軸と して、相反する方向に所定の回転数で回転さ れるようになっている。

 また、本実施形態において、洗浄液排出手 7は、ブラシ3に設けられた排出通路3bの端部 に取り付けられた洗浄液排出管7aと、洗浄液 出管7a内の圧力を減圧するポンプなどの減 手段(図示略)とを有している。したがって、 本実施形態においては、減圧手段により洗浄 液排出管7a内の圧力を減圧することによって 磁気記録媒体用基板1上の洗浄液の少なくと も一部が、多孔質材料からなるブラシ3の側 3aである摺動面から吸引されてブラシ3内の 隙を通過し、排出通路3bおよび洗浄液排出管 7aを順に通って外部に排出されるようになっ いる。
 具体的には、洗浄液排出管7a内の圧力は、 達圧0.01Pa程度の真空ポンプ(減圧手段)で洗浄 液排出管7a内を吸引して、大気圧を101325Paと た場合に、ブラシ3付近の洗浄液排出管7a内 圧力が100000Pa以下で洗浄液が適度に吸引され る程度となるように調整することが好ましい 。

 図1(a)~図1(d)に示す洗浄装置を用いて磁気 録媒体用基板1を洗浄するには、まず、洗浄 する磁気記録媒体用基板1をチャックローラ2 保持させ、磁気記録媒体用基板1を両面から 挟み込むように2本のブラシ3を配置する。そ て、洗浄液ノズル4により磁気記録媒体用基 板1上に洗浄液を供給させ、チャックローラ2 図1(a)に示す矢印の方向に回転させて磁気記 録媒体用基板1を図1(a)に示す矢印の方向に回 させるとともに、回転手段によりブラシ3を 図1(b)および図1(c)に示す矢印の方向に回転さ て、磁気記録媒体用基板1の両面上でそれぞ れ2本のブラシ3を摺動させ、磁気記録媒体用 板1の両面を同時に洗浄する(洗浄工程)。本 施形態においては、洗浄工程において、減 手段により洗浄液排出管7a内の圧力を減圧 、洗浄液の少なくとも一部を、磁気記録媒 用基板1上からブラシ3を介して吸引して排出 通路3bおよび洗浄液排出管7aを通って外部に 出する。

 なお、本発明においては、洗浄工程にお て用いられた洗浄液の全量を、ブラシ3を介 して外部に排出することが好ましいが、洗浄 液の少なくとも一部を、ブラシ3を介して吸 して排出すれば、洗浄液の全量を外部に排 しなくても本発明の効果は得られる。

 本実施形態の磁気記録媒体用基板1の洗浄 装置は、磁気記録媒体用基板1上からブラシ3 介して洗浄液を吸引して排出する洗浄液排 手段7を備えているので、ブラシ3を介して 浄液を吸引して排出することにより、洗浄 よって磁気記録媒体用基板1から放出された 等のゴミを磁気記録媒体用基板1から放出さ れた後速やかに洗浄液とともに吸引してブラ シ3に捕獲させることができる。したがって 本実施形態の洗浄方法では、洗浄によって 気記録媒体用基板1から放出されたゴミが、 気記録媒体用基板1に再度接触することはな く、速やかに磁気記録媒体用基板1上から除 される。さらに、本実施形態の洗浄方法で 、磁気記録媒体用基板1上からブラシ3を介し て洗浄液を吸引して排出するので、ブラシ3 埃等のゴミが付着していたとしても、ブラ 3から洗浄液にゴミが放出されることはない 、ブラシ3に捕獲された磁気記録媒体用基板 1から放出されたゴミが再度放出されること ない。

 ここで、例えば、ノズルを用いて外部から 浄液を供給する、または、スポンジ状のス ラブパッドの内部から洗浄液を供給する従 の洗浄装置では、洗浄液の供給される部分 は常に清浄な洗浄液が供給されるものの、 浄によって磁気記録媒体用基板や洗浄具か 放出された埃等のゴミを含む洗浄液が被洗 物に触れることにより、被洗浄物にゴミが 着する可能性があった。
 これに対し、本実施形態の洗浄方法では、 浄によって磁気記録媒体用基板1から放出さ れたゴミが磁気記録媒体用基板1に再度接触 ることはないし、ブラシ3から洗浄液に埃等 ゴミが放出されることもないので、高い洗 仕上がりが得られる。したがって、本実施 態によれば、磁気記録面上での磁気ヘッド 低浮上化に対応できる高い清浄度を有する 気記録媒体用基板1が得られる。

 また、本実施形態の磁気記録媒体用基板1 の洗浄装置では、磁気記録媒体用基板1上か ブラシ3を介して洗浄液を吸引して排出する で、洗浄液ノズル4により磁気記録媒体用基 板1上に供給された洗浄液が周囲に飛散しに いものとなる。

 また、本実施形態の磁気記録媒体用基板1 の洗浄装置は、ブラシ3が、円筒形で側面3aを 磁気記録媒体用基板1の表面に対向させて、 記表面に平行な方向を軸として回転される のであり、ブラシ3の円筒形の中心軸に沿っ 、側面3aから吸引された洗浄液を排出する めの排出通路3bが形成されており、洗浄液排 出手段7が、排出通路3bの端部に取り付けられ た洗浄液排出管7aと、洗浄液排出管7a内の圧 を減圧する減圧手段とを備えているので、 浄工程において、減圧手段により洗浄液排 管7a内の圧力を減圧することにより、磁気記 録媒体用基板1上の洗浄液の少なくとも一部 、多孔質材料からなるブラシ3の側面3aであ 摺動面から吸引されてブラシ3内の空隙を通 し、排出通路3bおよび洗浄液排出管7aを順に 通って外部に排出されるものとなる。

 したがって、本実施形態の洗浄装置では 洗浄液の存在下でブラシ3の側面3aである摺 面と磁気記録媒体用基板1とが擦れることに より、磁気記録媒体用基板1から埃等のゴミ 放出された場合に、磁気記録媒体用基板1か 放出された直後のゴミを、ブラシ3の側面3a ある摺動面から洗浄液とともにブラシ3に捕 獲できるものとなる。また、本実施形態の洗 浄装置では、ブラシ3の円筒形の中心軸に沿 て、側面3aから吸引された洗浄液を排出する ための排出通路3bが形成されているので、ブ シ3の側面3aにおける洗浄液の吸引力のムラ 少ないものとなり、磁気記録媒体用基板1か ら放出されたゴミを効率よく除去できるとと もに、洗浄液が排出通路3bおよび洗浄液排出 7aを通って効率よく外部に排出されるもの なる。

 また、本実施形態の磁気記録媒体用基板1 の洗浄装置では、洗浄液ノズル4、ブラシ3、 動手段および洗浄液排出手段7が、それぞれ 2つずつ設けられ、磁気記録媒体用基板1に対 て対称に配置されているので、洗浄工程に いて、2本のブラシ3を磁気記録媒体用基板1 両面上でそれぞれ摺動させることによって 磁気記録媒体用基板1の両面の全面を同時に 洗浄でき、効率よく洗浄工程を行うことがで きる。

 また、本実施形態の磁気記録媒体用基板1 の洗浄装置において、ブラシ3として、過酸 水素を含有する保管液中で保管されたPVAス ンジを用いた場合には、保管中のPVAスポン にかびが発生することに起因する不都合を 分に防止できる。したがって、過酸化水素 含有する保管液中で保管されたブラシ3を用 て磁気記録媒体用基板1を洗浄した場合、磁 気記録媒体用基板1の表面にかびが付着する とはないし、保管時に使用した過酸化水素 ブラシ3に含まれていたとしても、洗浄時に 浄液とともに排出通路3bおよび洗浄液排出 7aを通って外部に排出されるため、洗浄後の 磁気記録媒体用基板1の表面に過酸化水素が 留することもない。さらに、過酸化水素を 有する保管液中で保管されたブラシ3を用い 場合、従来の防かび剤を用いなくてすむた 、従来の防かび剤が、洗浄後の磁気記録媒 用基板1の表面に残留することもない。した がって、より一層高い洗浄仕上がりが得られ る。

 なお、上述した実施形態においては、磁 記録媒体用基板1上でブラシ3を摺動させる めに、チャックローラ2を回転させて磁気記 媒体用基板1を回転させるとともに、回転手 段によりブラシ3を回転させたが、磁気記録 体用基板1とブラシ3の両者を同時に回転させ る方法に限定されるものではなく、いずれか 一方のみを回転させてもよい。

 また、上述した実施形態においては、ブ シ3の円筒形の中心軸に沿って、側面3aから 引された洗浄液を排出するための排出通路3 bが形成されている場合を例に挙げて説明し が、排出通路3bの形状は、本実施形態の形状 に限定されるものではない。例えば、洗浄液 をむらなく効率よく外部に排出できるように 、円筒形の中心軸に沿って伸びる排出通路に 、排出通路から側面3aに向かって放射状に伸 る分岐通路が接続されているものとしても いし、円筒形の中心軸を囲むようにらせん に設けられたものとしてもよい。

 「第2実施形態」
 図2は、本発明の磁気記録媒体用基板の洗浄 装置の他の例を磁気記録媒体用基板上側から 見た平面図である。なお、図2に示す洗浄装 において、図1に示す洗浄装置と同一のもの ついては同一の符号を付し、その説明を省 する。
 図2に示す洗浄装置は、図1に示す洗浄装置 同様に、洗浄される磁気記録媒体用基板1上 洗浄液を供給する洗浄液ノズル4と、ブラシ (洗浄具)5と、ブラシ5を磁気記録媒体用基板1 で摺動させる摺動手段と、磁気記録媒体用 板1上からブラシ5を介して洗浄液を吸引し 排出する洗浄液排出手段71とを備えている。 また、図2に示す洗浄装置においても、洗浄 ノズル4、ブラシ5、摺動手段および洗浄液排 出手段71は、それぞれ2つずつ設けられており 、磁気記録媒体用基板1に対して対称に配置 れている(図2においては、磁気記録媒体用基 板の一面側のみ図示し、他面側に設置された 洗浄液ノズル4、ブラシ5、摺動手段および洗 液排出手段71は図示略)。なお、図2に示す洗 浄装置においても、磁気記録媒体用基板1が 平となるように配置されていてもよいし、 気記録媒体用基板1が垂直となるように配置 れていてもよいし、磁気記録媒体用基板1が 斜めになるように配置されていてもよい。

 本実施形態においても、ブラシ5は、2本設 られており、2本のブラシ5が、磁気記録媒体 用基板1を挟み込むように配置されている。 た、本実施形態においても、ブラシ5は、多 の空隙を有するスポンジ状の樹脂などの多 質材料からなるものであり、PVAスポンジな が用いられる。さらに、ブラシ5として、過 酸化水素を含有する保管液中で保管されたPVA スポンジを用いることが好ましい。保管液か ら取り出されたブラシ5は、純水中でもみ洗 する方法などにより、ブラシ5に含まれた保 液を洗い流してから用いることが好ましい
 また、ブラシ5としては、円筒形(カップ型) ものが用いられており、一端面を磁気記録 体用基板1の表面に対向させて配置されてい る。また、図2に示すように、ブラシ5の他端 5aには、ブラシ5を保持するためのアーム6が 取り付けられている。

 また、摺動手段は、ブラシ5を磁気記録媒 体用基板1上で摺動させるものであり、磁気 録媒体用基板1を保持して回転させる図1に示 す洗浄装置と同様の4本のチャックローラ2と アーム6を介してブラシ5を所定の位置に移 させるとともに回転させる回転手段(図示略) とからなる。本実施形態においては、図2に すように、ブラシ5が、それぞれ一端面を磁 記録媒体用基板1の表面に対向させた状態で 、回転手段(図示略)により、磁気記録媒体用 板1の表面に直交する方向を軸として、同じ 方向に所定の回転数で回転されるとともに、 磁気記録媒体用基板1に対する相対位置を移 されるようになっている。

 また、本実施形態において、洗浄液排出 段7は、ブラシ5の他端面5aに取り付けられ、 一部がアーム6の内部に埋め込まれた洗浄液 出管71aと、洗浄液排出管71a内の圧力を減圧 るポンプなどの減圧手段(図示略)とを有して いる。したがって、本実施形態においては、 減圧手段により洗浄液排出管71a内の圧力を減 圧することによって、磁気記録媒体用基板1 の洗浄液の少なくとも一部が、多孔質材料 らなるブラシ5の一端面である摺動面から吸 されてブラシ5内の空隙を通過し、洗浄液排 出管71aを通って外部に排出されるようになっ ている。

 図2に示す洗浄装置を用いて磁気記録媒体 用基板1を洗浄するには、まず、洗浄する磁 記録媒体用基板1をチャックローラ2に保持さ せ、磁気記録媒体用基板1を両面から挟み込 ように2本のブラシ5を配置する。そして、洗 浄液ノズル4により磁気記録媒体用基板1上に 浄液を供給させ、チャックローラ2を回転さ せて磁気記録媒体用基板1を図2に示す矢印Bの 方向に回転させるとともに、回転手段により ブラシ5を図2に示す矢印Aの方向に回転させて 、磁気記録媒体用基板1の両面上でそれぞれ ラシ5を摺動させ、磁気記録媒体用基板1の両 面を同時に洗浄する(洗浄工程)。本実施形態 おいては、洗浄工程において、減圧手段に り洗浄液排出管71a内の圧力を減圧し、洗浄 の少なくとも一部を、磁気記録媒体用基板1 上からブラシ5を介して吸引して洗浄液排出 71aを通って外部に排出する。

 本実施形態の磁気記録媒体用基板1の洗浄 装置においては、磁気記録媒体用基板1上か ブラシ5を介して洗浄液を吸引して排出する 浄液排出手段71を備えているので、第1実施 態と同様に、洗浄液が周囲に飛散しにくく るとともに、洗浄によって磁気記録媒体用 板1から放出されたゴミが磁気記録媒体用基 板1に再度接触することはないし、ブラシ5か 洗浄液に埃等のゴミが放出されることもな ので、高い洗浄仕上がりが得られ、磁気記 面上での磁気ヘッドの低浮上化に対応でき 高い清浄度を有する磁気記録媒体用基板1が 得られる。

 また、本実施形態の磁気記録媒体用基板1 の洗浄装置は、ブラシ5が、円筒形で一端面 磁気記録媒体用基板1の表面に対向させて、 記表面に直交する方向を軸として回転され ものであり、洗浄液排出手段71が、ブラシ5 円筒形の他端面5aに取り付けられた洗浄液 出管71aと、洗浄液排出管71a内の圧力を減圧 る減圧手段とを備えているので、洗浄工程 おいて、減圧手段により洗浄液排出管71a内 圧力を減圧することにより、磁気記録媒体 基板1上の洗浄液の少なくとも一部が、多孔 材料からなるブラシ5の一端面である摺動面 から吸引されてブラシ5内の空隙を通過し、 浄液排出管71aを通って外部に排出されるも となる。

 したがって、本実施形態の洗浄装置は、 浄液の存在下でブラシ5の一端面である摺動 面と磁気記録媒体用基板1とが擦れることに り、磁気記録媒体用基板1から埃等のゴミが 出された場合に、磁気記録媒体用基板1から 放出された直後のゴミを、摺動面であるブラ シ5の一端面から洗浄液とともにブラシ5に捕 できるものとなる。また、本実施形態の洗 装置では、洗浄液排出手段71が、ブラシ5の 筒形の他端面5aに取り付けられた洗浄液排 管71aを備えているので、摺動面であるブラ 5の一端面における洗浄液の吸引力のムラが なく、磁気記録媒体用基板1から放出された ゴミを効率よく除去できるとともに、洗浄液 が洗浄液排出管71aを通って効率よく外部に排 出されるものとなる。

 また、本実施形態の磁気記録媒体用基板1 の洗浄装置においても、洗浄液ノズル4、ブ シ5、摺動手段および洗浄液排出手段71が、 れぞれ2つずつ設けられ、磁気記録媒体用基 1に対して対称に配置されているので、洗浄 工程において、2本のブラシ5を磁気記録媒体 基板1の両面上でそれぞれ摺動させることに よって、磁気記録媒体用基板1の両面の全面 同時に洗浄でき、効率よく洗浄工程を行う とができる。

 「第3実施形態」
 次に、第1実施形態または第2実施形態の磁 記録媒体用基板の洗浄装置を用いて磁気記 媒体用基板を洗浄する工程を備える磁気記 媒体の製造方法について説明する。
 まず、所定の材質の磁気記録媒体用基板1を 用意し、磁気記録媒体用基板1の表面に研磨 工を施し、磁気記録媒体用基板1の表面を所 の表面平均粗さRaとする。続いて、磁気記 媒体用基板1を洗剤の入れられた洗浄槽中に 漬させて浸漬洗浄する。次いで、第1実施形 態または第2実施形態の磁気記録媒体用基板 洗浄装置を用いる上述した洗浄方法により 磁気記録媒体用基板1をスクラブ洗浄する。

 その後、洗浄された磁気記録媒体用基板1 の表面に、スパッタ法を用いて、例えば、CrW 合金などの非磁性合金からなる下地膜と、CoC rPtTaCu合金などの磁性合金からなる磁気記録 膜とを形成する。その後、磁気記録層膜の に、例えば、プラズマCVD法を用いて硬質炭 膜からなる保護膜を形成し、保護膜の形成 れた磁気記録媒体用基板1の表面にディッピ グ法によりPFPE潤滑剤を塗布することにより 、磁気記録媒体とする。

 本実施形態の磁気記録媒体の製造方法に れば、第1実施形態または第2実施形態の磁 記録媒体用基板の洗浄装置を用いて磁気記 媒体用基板を洗浄する工程を行うことによ 清浄度の高い表面が得られるので、磁気記 面上でのヘッドの低浮上化に対応できる磁 記録媒体が得られる。

「実施例」
 以下、実施例を示して、本発明を具体的に 明するが、本発明はこれに限定されるもの はない。
(実施例)
 磁気記録媒体用基板として、表面に厚さ10μ mのNiPメッキ膜の形成された直径3.5インチ、 さ0.8mmのディスク状のアルミニウム合金基板 を用意した。この磁気記録媒体用基板の表面 に、表面平均粗さRaが1nmとなるようにメカニ ルテクスチャー加工を施した。続いて、磁 記録媒体用基板を5%の濃度のアルカリ系洗 (商品名:RBS225、ケミカルプロダクト社製)の れられた洗浄槽中に浸漬させて浸漬洗浄し 。

 その後、図2に示す洗浄装置を用いて磁気 記録媒体用基板の両面を同時に、3回スクラ 洗浄した。このスクラブ洗浄では、ブラシ5 して、5質量%の過酸化水素水からなる保管 中に30℃で7日間保管し、純水中でもみ洗い る方法によりブラシから保管液を洗い流し 直径8.5cm、厚さ2cmのカップ型のPVAスポンジ( ーグル化成社製)を用いた。スクラブ洗浄の 件は、ブラシ5の回転速度を500rpm、磁気記録 媒体用基板1の回転速度を120rpm、1回あたりの クラブ洗浄時間を8秒間とし、洗浄液ノズル 4により洗浄液として純水を供給量1リットル/ 分で供給させた。なお、洗浄中、洗浄液排出 管71a内の圧力を減圧して90000Paとし、洗浄に いた洗浄液を磁気記録媒体用基板1上からブ シ5を介して吸引して洗浄液排出管71aを通じ て外部に排出したが、洗浄液排出管71a以外か ら放出される洗浄液はほとんど認められず、 周囲に飛散する洗浄液はほとんどなかった。

 このようにして洗浄された磁気記録媒体 基板の表面に、スパッタ法を用いて、厚さ8 nmのCrW合金(25質量%Cr-75質量%W)からなる下地膜 、厚さ30nmのCoCrPtTaCu合金(18質量%Cr-8質量%Pt-3 量%Ta-1質量%Cu-残部Co)からなる磁気記録層膜 を形成した。その後、磁気記録層膜の上に ラズマCVD法を用いて厚さ7nmのカーボン膜か なる保護膜を形成し、保護膜の形成された 気記録媒体用基板の表面にディッピング法 よりPFPE潤滑剤を塗布する方法により磁気記 録媒体を製造した。

(比較例)
 洗浄液排出手段が設けられていないこと以 は図2に示す洗浄装置と同様の洗浄装置を用 い、洗浄中にブラシを介して洗浄液を吸引し て排出しなかったこと以外は、実施例と同様 にして磁気記録媒体を製造した。

 このようにして得られた実施例および比較 の磁気記録媒体100枚について、圧電素子付 ヘッドの用いられたグライドテスターを用 て磁気記録媒体の表面形状の検査を行った なお、ヘッドのグライド高さ(ヘッドと磁気 記録媒体との距離)は0.25μインチとした。
 その結果、実施例では、100枚の磁気記録媒 について不良箇所が見つからなかった。  れに対し、比較例では、2枚の不良が見つか た。なお、比較例の2枚の不良の磁気記録媒 体は、スクラブ洗浄時に磁気記録媒体用基板 の表面に残留した物質が原因であると推測さ れた。

 また、実施例および比較例の磁気記録媒 を微分干渉光学顕微鏡(600倍)で観察した。 の結果、比較例の磁気記録媒体では、磁気 録層膜などからなる積層膜の中央付近に、 気記録媒体用基板のスクラブ洗浄不良に起 するふくれが発生していた。これに対し、 施例の磁気記録媒体では、良好な磁気記録 膜が形成されていた。

 1…磁気記録媒体用基板、2…チャックロ ラ、3…ブラシ、3a…側面、3b…排出通路、4 洗浄液ノズル、5…ブラシ、6…アーム、7、71 …洗浄液排出手段、7a、71a…洗浄液排出管。