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Title:
APPARATUS FOR PRODUCING SOFT ICE DRINK
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113176
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide an apparatus for producing a soft ice drink by which the amount of an ice powder per serving can be easily varied and an ice powder having the most suitable qualities can be obtained regardless of the amount of the ice powder per serving so that consumers can fully enjoy the smooth texture, i.e., the advantage inherent to soft ice drinks. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] An apparatus for producing a soft ice drink that is provided with an ice-shaving unit comprising an ice shaving chamber (12), a shaving blade-attaching unit (31) by which the stick-out of a shaving blade (18) from a slit (12c) is controlled, a rotating blade (16) for rotating ice in the ice shaving chamber (12), and a first driving motor (15). Further, a mixing unit comprising a rotating blade (22) for shaving and agitating the ice powder in a receiver (21) and a second driving motor (26) is provided. Furthermore, a microcomputer (50) having a built-in controlling program for controlling the first driving motor (15) and the second driving motor (26) is provided. Moreover, a rotary switch (RG1) whereby the driving time of the first driving motor (15) in the controlling program can be manually altered is provided.

Inventors:
YAMASHITA MASAKATS (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054743
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
March 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
JOYTEC CORP (JP)
YAMASHITA MASAKATS (JP)
International Classes:
A23G9/12; A23L2/00
Foreign References:
JPS63248350A1988-10-14
JPS62248458A1987-10-29
JP2004298016A2004-10-28
Attorney, Agent or Firm:
AOYAMA, Yo (JP)
Akira Aoyama (JP)
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Claims:
 切削刃を臨ませたスリットが設けられた氷削室と、該切削刃が該スリットから突出する量を調整する切削刃調節手段と、該氷削室内に投入された氷を回転させるための回転翼と、該回転翼を回転させるための第1駆動モータとが設けられた氷削機構と、
 該スリットの下方に脱着可能に設置され、該スリットから放出される氷粉末を受けるとともにソフトアイス飲料用の液状物を収容する受容器と、該受容器内に設置され、該氷粉末と該液状物を混合するとともに該氷粉末をさらに細かくするための回転刃と、該回転刃を回転させるための第2駆動モータとが設けられたミキシング機構と、
 該第1駆動モータと該第2駆動モータとを制御する制御プログラムを内蔵した制御手段と、を備えたソフトアイス飲料製造装置において、
 前記制御プログラムにおける前記第1駆動モータの駆動時間を手動で変更できる駆動時間変更手段が設けられていることを特徴とするソフトアイス飲料製造装置。
 前記制御プログラムは、1バッチで製造するソフトアイス飲料の製造量に対応して定められていることを特徴とする請求項1記載のソフトアイス飲料製造装置。
Description:
ソフトアイス飲料製造装置

 本発明は、氷削機付のソフトアイス飲料 造装置に関する。

 従来、ジュース等の飲料に極めて微細な が混合され、滑らかな舌触りを楽しむこと できるようにしたソフトアイス飲料が一般 愛飲されている。そして、このソフトアイ 飲料を製造するための装置として、小さい の塊から氷粉末を作る氷削機構と、氷削機 作られた氷粉末及びジュース等の飲料を回 する切削刃で破砕・撹拌してソフトアイス 料とするミキシング機構と、を備えたソフ アイス飲料製造装置が知られている(特許文 献1)。このソフトアイス飲料製造装置は、図1 3に示すように、切削刃111を臨ませたスリッ 112が設けられた氷削室113と、該氷削室113内 投入された氷を回転させるための回転翼114 、該回転翼114を回転させるための第1駆動モ タ115とが設けられている。このソフトアイ 飲料製造装置では、第1駆動モータ115を駆動 させることにより氷削室113内の氷が回転翼114 によって回転し、遠心力によって切削刃111に よって切削されてスリット112から氷粉末116が 放出される。こうして放出された氷粉末116は 、スリット112の下方に設けられたソフトアイ ス飲料用の液状物117を収容する受容器118に投 入される。そして、さらに受容器118内に設置 された回転刃119を回転させるための第2駆動 ータ120を駆動することにより、回転刃119が 転し、受容器118内の液状物117及び氷粉末116 切削・混合される。こうして製造されたソ トアイス飲料は、ジュース等の飲料に極め 微細な氷が混合されているため、滑らかな 触りを楽しむことができる。

 さらには、上記のような従来のソフトアイ 飲料製造装置では、ソフトアイス飲料を製 する量に合わせて、第1駆動モータ115と第2 動モータ120とを異なるプログラムで制御す ことも行われており、これにより1人分~多人 数分まで、自由に選択してソフトアイス飲料 を製造することが可能とされていた。

実用新案出願公告平1-14148号公報

 しかし、上記従来のソフトアイス飲料製 装置では、1人あたりの氷粉末の量を増減さ せたるために第1駆動モータの駆動時間を変 しようとした場合、制御プログラムを変更 なければならず、現場において作業者が行 うことは困難であった。このため、第1駆動 ータと第2駆動モータの制御を変更する代わ りに、切削刃のスリットからの突出量を調節 して、1人あたりの氷粉末の量を調節するこ が行なわれていた。すなわち、突出量を多 すれば単位時間の氷粉末の排出量が多くな 、突出量を少なくすれば、単位時間当たり 氷粉末の排出量が少なる。このため、突出 を調整することにより、第1駆動モータの駆 時間は同じでも、氷粉末の排出量を増減さ ることができるのである。

 しかし、切削刃のスリットからの突出量 氷粉末の粒子の粗さに大きく影響するため 1人あたりの氷粉末の量を変化させた場合、 氷粉末の粒子径が変化し、食感が変化してし まう。このため、滑らかな舌触りを楽しむと いう、本来のソフトアイス飲料の長所を充分 に発揮できないでいた。

 本発明は、上記従来の問題点を解決する めになされたもので、1人分の氷粉末の量を 容易に変更することができ、しかも1人分の 粉末の量に関わらず、最適な品質の氷粉末 得られ、滑らかな舌触りを楽しむという、 来のソフトアイス飲料の長所を充分に発揮 ることのできるソフトアイス飲料製造装置 提供することを解決すべき課題としている

 本発明のソフトアイス飲料製造装置は、
 切削刃を臨ませたスリットが設けられた氷 室と、該切削刃が該スリットから突出する を調整する切削刃調節手段と、該氷削室内 投入された氷を回転させるための回転翼と 該回転翼を回転させるための第1駆動モータ とが設けられた氷削機構と、
 該スリットの下方に脱着可能に設置され、 スリットから放出される氷粉末を受けると もにソフトアイス飲料用の液状物を収容す 受容器と、該受容器内に設置され、該氷粉 と該液状物を混合するとともに該氷粉末を らに細かくするための回転刃と、該回転刃 回転させるための第2駆動モータとが設けら れたミキシング機構と、
 該第1駆動モータと該第2駆動モータとを制 する制御プログラムを内蔵した制御手段と を備えたソフトアイス飲料製造装置におい 、
 前記制御プログラムにおける前記第1駆動モ ータの駆動時間を手動で変更できる駆動時間 変更手段が設けられていることを特徴とする 。

 本発明のソフトアイス飲料製造装置では 第1駆動モータを駆動させることによって氷 削機構によって氷粉末が製造され、ミキシン グ機構の受容器内にその氷粉末が投入される 。そして、第2駆動モータを駆動させること よってミキシング機構の回転刃が回転し、 容器内のソフトアイス飲料の原液と氷粉末 が撹拌・混合・切削されソフトな舌触りの フトアイス飲料が製造される。ここで、第1 動モータと第2駆動モータの制御は、制御手 段によって制御プログラムに従って行われる 。例えば1人分という少ない量のソフトアイ ドリンクを製造する場合には、氷粉末の量 少なくて済むため、第1駆動モータの駆動時 は短くされる。そして、第2駆動モータの駆 動による撹拌・混合・切削も短時間で済むた め、第2駆動モータの駆動時間も短くされる また、多人数分のソフトアイス飲料を製造 る場合には、第1駆動モータの駆動時間及び 2駆動モータの駆動時間が長くされる。ある いは、間欠的に交互に駆動される。このため 、人数分に応じた、適切な量のソフトアイス 飲料が適切な量だけ製造される。

 また、本発明のソフトアイス飲料製造装 には、制御プログラムにおける第1駆動モー タの駆動時間を手動で変更できる駆動時間変 更手段が設けられているため、切削刃調節手 段によって切削刃の突出量を調節しなくても 、駆動時間変更手段によって手動で第1駆動 ータの駆動時間を変更するだけで、容易に 粉末の排出量を増減することができる。こ ため、氷粉末の品質を変えることなく、常 最適な状態の氷粉末が得られる。このため 滑らかな舌触りを楽しむという、本来のソ トアイス飲料の長所を充分に発揮すること できる。

 制御プログラムは、1バッチで製造するソ フトアイス飲料の製造量に対応して定めるこ とができる。こうであれば1人分~多人数分ま 、高品質のソフトアイス飲料を安定的に1バ ッチで製造することができる。

実施例のソフトアイス飲料製造装置の 面図である。 実施例の切削刃取付装置の側面図であ 。 図2におけるIII-III矢視断面図である。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 面図である。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 気的接続図である。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 御プログラムのフローチャートである。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 御プログラムにおけるSTARTプログラムのフ ーチャートである。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 御プログラムにおける1DRプログラムのフロ チャートである。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 御プログラムにおける1DRプログラムのタイ チャートである。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 制御プログラムにおける2DRプログラムのフロ ーチャートである。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 制御プログラムにおける2DRプログラムのタイ ムチャートである。 実施例のソフトアイス飲料製造装置の 制御プログラムにおけるボトルプログラムで ある。 従来のソフトアイス飲料製造装置の断 面図である。

符号の説明

 18、12c、12、16、15、31…氷削機構(18…切削刃 、12c…スリット、12…氷削室、16…回転翼、15 …スライス用モータ(第1駆動モータ)、31…切 刃取付装置(切削刃取付手段))
 21、22、22a、23、24、25、26…ミキシング機構( 21…受容器、22…回転刃、22a…ベアリング、23 、24…カップリングギア、25…プーリー機構 26…ミキシング用モータ(第2駆動モータ))
 50…制御手段(マイコン)
 RG1…ロータリースイッチ(駆動時間変更手段 )

 以下、本発明を具体化した実施例について 述する。
(実施例1)
 実施例1のソフトアイス飲料製造装置は、図 1に示すように、ブロック状の氷を切削して 粉末とする氷削部10と、氷削部10から放出さ る氷粉末をジュース等の飲料と混合してソ トアイス飲料とするミキシング部20とから 成されている。

 氷削部10内には、氷が投入されて貯留す ための氷ストッカー11が設けられている。氷 ストッカー11の内部下方には、連通するすり 形状の氷削室12が固定されており、氷削室12 の底にはベアリング12aが嵌合されている。ベ アリング12aには軸13が嵌められており、軸13 プーリー機構14を介してスライス用モータ15 よって回転可能とされている。このスライ 用モータ15が第1駆動モータである。

 軸13の上端は、氷削室12のテーパ面12bに沿 って回転翼16が取付けられており、回転翼16 上端には回転ホッパー17が固定され、回転翼 16とともに回転可能とされている。回転ホッ ー17の上端は開放されており、回転ホッパ 17の上端周縁と僅かな隙間を介して、円筒状 の氷ストッカー11が被せられている。

 また、氷削室12のテーパ面12bには切削刃18 が取付けられたスリット12cが傾斜方向に延在 するように開けられており、スリット12cには 氷出口カバー12dがテーパ面12bに対して垂直方 向に突出して設けられている。

 氷出口カバー12dの下には、取手の付いた ョッキ形状の受容器21が着脱可能に設置さ ており、受容器21内にはミキシング用のカッ ター翼22がベアリング22aを介して回転可能に 付けられている。カッター翼22の軸下端は アリング22aから下方に突出してタービン翼 状のカップリングギア23が嵌められている。 そして、カップリングギア23と噛合するカッ リングギア24が、プーリー機構25を介してミ キシング用モータ26によって回転可能に取付 られている。このミキシング用モータ26が 2駆動モータである。また、受容器21の側面 取手と反対側の位置には、径外方向に突出 る凸部21aが設けられており、凸部21aと整合 る位置には、ボトルスイッチ30が氷削部10の 郭に取付けられている。

 また、図4に示すように、受容器21の横に 、目的に応じて所定の制御を開始させるた のスイッチ54、55a、55b、56及びそれらスイッ チのオン・オフ状態を示すLED63、64a、64b、65a 65b、67が設置されている。さらに、本ソフ アイス飲料製造装置の正面上部右側には、 1駆動モーターの駆動時間を調節するための ータリースイッチRG1が設けられている。こ らのスイッチ類に関しては後で詳述する。

 また、切削刃18は、図2に示す切削刃取付 置31に取り付けられている。この切削刃取 装置31は、スリット12cに近接して氷排出側に アーム34が形成されており、アーム34には一 の軸孔34a、34bがスリット12cに軸方向を平行 するように設けられている(図3参照)。また くの字形状に折れ曲がった形状の刃物取付 35の屈曲部分にボス孔35a、35bが開けられてお り、刃物取付具35は、ボス孔35a、35bとアーム3 4の軸孔34a、34bにピン34cを共通に通すことに り、屈曲部分で揺動可能に軸支されている

 刃物取付具35のスリット12c側の先端には 切削刃18が刃先をスリット12cからわずかに突 出するようにビス37a、37bで固定されている( 3参照)。また、アーム34には雌ネジ34dが形成 れており、雌ネジ34dには調節雄ネジ38の一 が螺合されており、調節雄ネジ38は固定ネジ 34fでアーム34に固定されている。また、調節 ネジ38は、刃物取付具35のスリット33aと反対 側に開けられた透孔35cに挿通されており、調 節雄ネジ38の他端は調節軸39に設けられた軸 ネジ39aに進退可能に螺合されている。また 調節雄ネジ38には、一端をアーム34に当接し 他端を刃物取付具35に当接するコイルバネ40 が外挿されている。また、調節軸39と刃物取 具35との間にはスラストベアリング41が挿入 されている。調節軸39の先端には目盛が刻ま た調節ダイアル42がビス33によって固定され ている。目盛は右回転方向に小さい順に並ん で1~10までの数字が等間隔に刻まれている。 た、調節軸39の調節ダイアル42と反対側の先 には歯車44が孔44aに挿通されたビス45によっ て固定されている。また、刃物取付具35のス ット12cと反対側の先端には、調節ダイアル4 2の軸方向と平行に延在するくの字型の板バ 46がビス47a、47bによって固定されており、板 バネ46の先端には弾性力によって付勢されて 車44の溝に嵌る丸棒爪48が、歯車44の軸方向 延在するように溶接によって固定されてい 。また、丸棒爪48の調節ダイアル42の先端に は指示針49が溶接によって固定されており、 示針49の先端は調節ダイアル42の目盛を指示 する位置とされている。

 次に、本発明に係るソフトアイス飲料製造 置の作用・効果を説明する。
 まず、図2に示す、切削刃取付装置31の作用 効果について説明する。
 この切削刃取付装置31は、切削刃18の突出量 を調整するためのものである。すなわち、切 削刃18の刃先を氷削室12の上面から僅かに突 させて削り目のより細かい切削氷を得よう する場合には、調節ダイアル42を左方向に回 転させて指示針49が示す目盛の数字を小さい に移動させる。これにより、調節軸39に同 で取り付けられた歯車44に嵌められている丸 棒爪48は、隣接する歯車44の歯を乗り越えて の溝に段階的に移動していく。このため、 業者は、回し応えを感じながら段階的に調 ダイアル42の回転角度を変更することができ る。さらに、調節軸39の軸雌ネジ39aは逆ネジ されているため、調節雄ネジ48の左回転に ってアーム34の方向に進み、これによって刃 物取付具35がピン34cを支点として左回転方向 揺動して切削刃18の刃先の突出高さが低く るとともに、コイルバネ40が縮む。すなわち 、調節ダイアル42を左に回転させることによ 、刃物取付具35がピン34cを支点として左回 方向に揺動して、切削刃18の刃先の突出高さ が低くなるため、作業者の常識的な感覚と同 じ方に調節ができることから、調節方向の間 違いを起こすおそれが少なくなる。また、切 削刃18の刃先の突出高さは、指示針49の先端 示す目盛の数字により、容易に判断するこ ができる。さらに、調節ダイアル42の回転は 、ビス45が丸棒爪48の右側で当接するため、1 転を超えることはなく、回し過ぎを防止す ことができる。

 一方、切削刃18の刃先の氷削室12の上面か ら突出高さを高くして、削り目のより粗い切 削氷を得ようとする場合には、上記と反対に 、調節ダイアル42を右方向に回転させる。こ により、調節軸39の軸雌ネジ39aはアーム34と 反対方向に進み、これによって物取付具35が ン34cを支点として右回転方向に揺動して切 刃18の刃先の突出高さが高くなるとともに コイルバネ40が伸びる。ここで、調節ダイア ル42の回転は、ビス45が丸棒爪48の左側で当接 するため、1回転を超えることはない。

 次に、このソフトアイス飲料製造装置の制 について説明する。
 図5は、このソフトアイス飲料製造装置の電 気的接続図である。マイクロコンピュータ( 下「マイコン」と省略)50には、ソフトアイ 飲料を作るためのSTARTスイッチ53、一人分の フトアイス飲料(1DR)か二人分のソフトアイ 飲料(2DR)かを選択して作るための切換スイッ チ54、スライス用モータ15を強制的に連続駆 させるためのSHVスイッチ55a、スライス用モ タ15を押している間だけ強制的に駆動させる ためのSHVスイッチ55b、ミキシング用モータ26 押している間だけ強制的に駆動させるため MIXスイッチ56、及び受容器21が装着されてい ない状態でのモータの駆動を防止するための ボトルスイッチ30、及びスライス用モータ15 後述する駆動時間T2を設定するためのロータ リースイッチRG1が入力インターフェース51を して接続されている。各スイッチ53、54、55a 、55b、56が押されることにより、及びボトル イッチ30がボトル無しを検知することによ 、各入力信号がマイコン50に入力される。ま た、ロータリースイッチRG1は、スライス用モ ータ15の駆動時間T2を段階的に所定時間指定 ることができるようになっている。このデ タルスイッチRG1で指定された駆動時間T2は、 8ビット(4ビット×2)のBCDコードとしてマイコ 50に入力される。入力インターフェース51は 各スイッチ53、54、55a、55b、56、30のチャタ ングを吸収するとともに波形整形してマイ ン50に入力するものである。ここで、マイコ ン50が「制御手段」である。

 また、マイコン50には、モータ駆動回路57 、58を介して、スライス用モータ15及びミキ ング用モータ26が接続されている。スライス 用モータ15及びミキシング用モータ26はイン クションモータである。モータ駆動回路57、 58は、マイコン50からの指令によりスライス モータ15及びミキシング用モータ26を回転可 にするものである。なお、スライス用モー 15及びミキシング用モータ26として、例えば 、隈取りモータ、DCモータ等のインダクショ モータ以外のモータを採用することができ 。また、モータ駆動回路57、58として、位相 制御回路、インバータ制御回路、PWM制御回路 等を備えるものを採用することができる。

 さらに、マイコン50には、出力インター ェース59を介して、STOP・LED63、1DR・LED64a、2DR ・LED64b、SHV連続・LED65a、SHV単動・LED65b及びMIX ・LED67が接続されている。各LEDS63、64a、64b、6 5a、65b及びMIX・LED67のアノードは、プルアッ 抵抗を介して電源に接続されている。出力 ンターフェース59は、トランジスタアレイで ある。

 マイコン50は、CPU50a、ROM50b及びRAM50cを備 ている。CPU50aは、後述する制御プログラム 実行して、ソフトアイス飲料製造装置を制 するものである。ROM50bは同制御プログラム 定数データ等を記憶するものであり、RAM50c 同制御プログラムの実行に必要な変数デー 等、例えば、切換スイッチ54の状態(1DR又は2D R)を示す切換カウンタの内容を記憶するもの ある。このRAM50cはバッテリーバックアップ れており、ソフトアイス飲料製造装置の電 が切られてもRAM50cの内容は保持されるよう なっている。これにより、ソフトアイス飲 製造装置を立ち上げたときには、CPU50aは切 カウンタの内容により直前の切換スイッチ5 4の状態(1DR又は2DR)を知ることができる。なお 、RAM50cとして不揮発性RAMを使用することもで きる。

 次に、このソフトアイス飲料製造装置に ける制御プログラムの概要を説明する。制 プログラムは、図6に示すメインプログラム と割り込みプログラムとからなっている。ま た、割り込みプログラムは、図7、12に示すSTA RTプログラム、ボトルプログラム及び図示し いSHVプログラム、MIXプログラムを有してい 。メインプログラムは、図示しない電源ス ッチがONにされることにより実行が開始さ 、切換カウンタの内容により直前の切換ス ッチ54の状態(1DR又は2DR)を復活させる。ここ 、切換カウンタは、その値が0のとき1DRを表 し、1のとき2DRを表している。また、切換ス ッチ54が押されるごとに、1DRと2DRとを切換え てRAM50cの切換カウンタに記憶するとともに、 1DR・LED64aと2DR・LED64bとを切換えて点灯してい る。そして、スイッチ53、55a、55b、56が押さ ておらず、かつボトルスイッチ30がボトル有 りを検知している間、制御状態を待機状態と している。

 STARTプログラムは、STARTスイッチ53が押さ た場合、割り込み処理により実行される。 のSTARTプログラムでは、RAM50cの切換カウン に記憶されている切換スイッチ54の状態(1DR は2DR)により、1DRプログラム又は2DRプログラ が実行される。1DRプログラムは1人分のソフ トアイス飲料を製造するものであり、2DRプロ グラムは2人分のソフトアイス飲料を製造す ものである。また、ボトルプログラムは、 トルスイッチ30がボトル無しを検知した場合 、割り込み処理により実行される。このボト ルプログラムは、ボトルスイッチ30によりボ ル無しが検知されると、スライス用モータ1 5及びミキシング用モータ26を直ちに停止して 、制御状態を待機状態とするものである。さ らに、SHVプログラムはスライス用モータ15を 制的に駆動させるものであり、MIXプログラ はミキシング用モータ26を強制的に駆動さ るためのものである。ただし、STARTプログラ ム実行中においては、ボトルスイッチ30以外 スイッチによる割り込みは禁止され、ボト プログラム以外の割り込みプログラムが実 されることはない。ボトルプログラムは、 の割り込みプログラムよりも優先順位が高 設定されており、ボトルスイッチ30がボト 無しを検知した場合、他の割り込みプログ ムの実行中であってもボトルプログラムが 先的に実行される。

 次に、制御プログラムのうちメインプロ ラム、STARTプログラム及びボトルプログラ を詳細に説明する。最初に、図6に示すメイ プログラムを説明する。POWERスイッチがONに されると、メインプログラムの実行が開始さ れる。まず、ステップS10において、マイコン 50は初期設定を行い、すべての出力をOFFにす 。そして、ステップS11において、STOP・LED63 点灯される。

 ステップS111においては、RAM50cの切換カウ ンタにより、直前にソフトアイス飲料製造装 置の電源が切られたときの切換スイッチ54の 態(1DR又は2DR)が調べられる。切換カウンタ 値が0、すなわち、1DRが選択されていた場合( YES)、ステップS114が実行される。切換カウン の値が0でない場合(NO)、ステップS112が実行 れる。ステップS112においては、切換カウン タの値が1か否かが調べられる。切換カウン の値が1、すなわち、2DRが選択されていた場 (YES)、ステップS115が実行される。また、切 カウンタの値が0でも1でもない場合、すな ち、1DR、2DRともに選択されていなかった場 (NO)、ステップS113が実行される。ステップS11 3においては、強制的に切換カウンタの値が0 された後、ステップS114が実行される。ステ ップS114においては、1DR・LED64aが点灯された 、ステップS12が実行される。また、ステッ S115においては、2DR・LED64bが点灯された後、 テップS12が実行される。

 ステップS12においては、切換スイッチ54 押されているか否かが調べられる。切換ス ッチ54が押されている場合は、ステップS13に おいて、RAM50cに設けられた切換カウンタの値 を切換えるとともに、1DR・LED64aと2DR・LED64bと を切換えて点灯する。具体的には、切換スイ ッチ54が押されるごとに、切換カウンタの値 0と1との間で切換えている。また、切換カ ンタの値が0にされると1DR・LED64aが点灯され 切換カウンタの値が1にされると2DR・LED64bが 点灯される。この状態がループとして実行さ れて、制御状態が待機状態とされる。

 上記のように、直前の状態が1DRであった 合、ステップS111、S114により1DR・LED64aが点 される。また、直前の状態が2DRであった場 、ステップS112、S115により2DR・LED64bが点灯さ れる。これらの処理により、直前にソフトア イス飲料製造装置の電源が切られたときの切 換スイッチ54の状態(1DR又は2DR)が復活される

 さらに、直前の状態が1DRでも2DRでもない 合、ステップS112、S113、S114により、強制的 1DRの状態とされ、1DR・LED64aが点灯される。 のように直前の状態が1DRでも2DRでもない場 として、例えば、ソフトアイス飲料製造装 に初めて電源が供給された場合や、故障に りマイコン50が搭載されたプリント基板が 換された場合があり得る。この処理により ソフトアイス飲料製造装置に初めて電源が 給された場合や、故障によりマイコン50が搭 載されたプリント基板が交換された場合であ っても、安定した作動が確保される。

 次に、図7に示すSTARTプログラムを説明す 。STARTプログラムは、マイコン50の待機状態 において、STARTスイッチ53が押されると実行 れる。ステップS15においては、RAM50cの切換 ウンタが調べられる。切換カウンタの値が0 すなわち、1DRが選択されていた場合(YES)、 テップS16において図8に示す1DRプログラムが 行された後、メインプログラムに制御が戻 れる。また、切換カウンタの値が0でない場 合(NO)、ステップS17が実行され、切換カウン が調べられる。そして、切換カウンタの値 1、すなわち、2DRが選択されていた場合(YES) ステップS18において図10に示す2DRプログラム が実行された後、メインプログラムに制御が 戻される。また、切換カウンタの値が0又は1 ない場合(NO)、エラーであり、メインプログ ラムに制御が戻される。

 1DRプログラムを図8に示すフローチャート と、図9に示すタイミングチャートとを用い 説明する。ステップS20においては、スライ 用モータ15が駆動され、STOP・LED63が消灯され る。また、1DR・LED64a及びSHV・LED66が点灯され 。さらに、ロータリースイッチRG1で指定さ た値を読み込んで、RAM50c内に時間T2として 憶される。ステップS21においては、ソフト ェア・タイマがクリアされた後、スタート れる。ステップS22においては、マイコン50は 時間T1が経過するまで待つ。

 ステップS23においては、ミキシング用モ タ26が駆動され、MIX・LED67が点灯される。ス テップS24においては、マイコン50は時間T2が 過するまで待つ。

 ステップS25においては、スライス用モー 15が停止され、SHV・LED65a、65bが消灯される ステップS26においては、ソフトウェア・タ マがクリアされた後、スタートされる。ス ップS27においては、マイコン50は時間T3が経 するまで待つ。

 ステップS28においては、ミキシング用モ タ26が停止され、MIX・LED67が消灯される。ま た、STOP・LED63が点灯される。こうして、1人 のソフトアイス飲料が製造される。その後 制御がSTARTプログラムに戻される。

 2DRプログラムを図10に示すフローチャー と、図11に示すタイミングチャートとを用い て説明する。ステップS30においては、スライ ス用モータ15が駆動され、STOP・LED63が消灯さ る。また、2DR・LED64b及びSHV・LED65aが点灯さ る。ステップS31においては、ソフトウェア タイマがクリアされた後、スタートされる ステップS32においては、マイコン50は時間T1 が経過するまで待つ。

 ステップS33においては、ミキシング用モ タ16が駆動され、MIX・LED67が点灯される。ス テップS34においては、マイコン50は時間T2が 過するまで待つ。

 ステップS35においては、スライス用モー 15が停止され、SHV・LED65aが消灯される。ス ップS36においては、ソフトウェア・タイマ クリアされた後、スタートされる。ステッ S37においては、マイコン50は時間T3が経過す まで待つ。

 ステップS38においては、スライス用モー 15が再び駆動され、1DR・LED64a及びSHV・LED65a 点灯される。また、2DR・LED64bが消灯される ステップS39においては、ソフトウェア・タ マがクリアされた後、スタートされる。ス ップS40においては、マイコン50は時間T2が経 するまで待つ。

 ステップS41においては、スライス用モータ1 5が停止され、SHV・LED65aが消灯される。ステ プS42においては、ソフトウェア・タイマが リアされた後、スタートされる。ステップS4 3においては、マイコン50は時間T3が経過する で待つ。
 ステップS44においては、ミキシング用モー 26が停止され、1DR・LED64a及びMIX・LED67が消灯 される。また、STOP・LED63が点灯される。こう して、2人分のソフトアイス飲料が製造され 。その後、制御がSTARTプログラムに戻される 。

 なお、本実施例においては、ソフトウェ ・タイマにより時間T1~T3の測定を行ってお 、時間T2についてはロータリースイッチRG1に より外部より指定可能にされているが、時間 T1、T3についても設定を変更できるようにし もよい。このようにすれば、プログラムを 更することなく、簡単に時間T1~T3の設定を変 更することができる。また、出力インターフ ェース59に接続されるLED、及びSTARTプログラ における処理プログラムを追加して、3人分 ソフトアイス飲料を製造するもの、異なる 量のソフトアイス飲料を製造するもの等に 対応することができる。この際、切換スイ チ54が押されるごとに、切換カウンタの値 順に切換えるようにする。これにより、START スイッチ53が押されると、対応する処理プロ ラムが実行可能にされる。

 ボトルプログラムを図12に示すフローチ ートを用いて説明する。ボトルプログラム 、ボトルスイッチ30によりボトル無しが検知 された場合、他の割り込みプログラムの実行 中であっても直ちに実行される。ステップS65 においては、スライス用モータ15及びミキシ グ用モータ26が停止され、すべてのLED63、64a 、64b、65a、65b、67が消灯される。ステップS66 おいては、マイコン50はボトルスイッチ30に よりボトル有が検知されるまで待つ。

 ステップS67においては、メインプログラ のステップS10にジャンプする。こうして、 ライス用モータ15及びミキシング用モータ26 が直ちに停止され、制御状態が待機状態とさ れる。なお、ボトルスイッチ30をマイコン50 接続せず、ボトルスイッチ30によりボトル無 しが検知された場合、ソフトアイス飲料製造 装置への電源の供給を停止するようにしても よい。

 以上説明したように、このソフトアイス 料製造装置によれば、図4に示す調節ダイア ル42を回して所定の目盛を指示針49に合わせ 、所望の粗さの切削氷が受容器21に排出され る。また、所定人数分の切削氷を削った後、 スイッチ55a又はスイッチ55bを押すことにより 、切削氷の量を追加して微調整することがで きる。さらには、スイッチ66を押すことによ 、図1に示す回転刃22を回転させ、受容器21 の切削氷をさらに細かくして、さらに滑ら な舌触りのソフトアイス飲料とすることが きる。

 また、このソフトアイス飲料製造装置に れば、ソフトアイス飲料製造装置を立ち上 たときには、直前に行われた該制御プログ ムが自動的に選択される。このため、前回 同じ制御を行う場合には、多くの制御プロ ラムから所定の制御プログラムを選択する 要がない。このため、装置の立ち上げ時に いて、ソフトアイス飲料の製造にかかる手 が少なくなる。また、通常の稼動状態にお ては、毎回同じ制御プログラムで制御する とが多いため、制御プログラムの選択のミ を少なくすることができる。

 また、制御プグラムは、1バッチで製造す るソフトアイス飲料の製造量に対応して定め られているため、1人分~多人数分まで、高品 のソフトアイス飲料を安定的に1バッチで製 造することができる。

 また、ソフトアイス飲料製造装置を立ち げたときに前記制御プログラムの1つが選択 されていないときには、制御手段は、制御プ ログラムのうちの1つを強制的に選択するた 、ソフトアイス飲料製造装置の立ち上げ時 おけるプラグラムの暴走を防止することが き、ソフトアイス飲料製造装置の確実な作 を確保することができる。

 さらに、このソフトアイス飲料製造装置 よれば、スライス用モータ15及びミキシン 用モータ26を停止状態とするボトルスイッチ 30が設けられているため、スライス用モータ1 5及びミキシング用モータ26の無駄な駆動を防 止することができる。また、受容器21が設置 れていないときにスライス用モータ15が駆 して、氷粉末の放出によって周囲を汚染す という不具合を防止できる。

 この発明は、上記発明の実施例の説明に ら限定されるものではない。特許請求の範 の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到で る範囲で種々の変形態様もこの発明に含ま る。

 本発明のソフトアイス飲料製造装置はか 氷やソフトアイス飲料製造用の氷削機に用 ることができる。