中村 勝重 (())
DOI, Masao (())
土居 正雄 (())
三鷹光器株式会社 (〒14 東京都三鷹市野崎1-18-8 Tokyo, 〒1810014, JP)
NAKAMURA, Katsushige (())
中村 勝重 (())
DOI, Masao (())
| フロア上に設置するベース部と、 前記ベース部から垂直に立設した支柱部と、 前記支柱部の上端に位置固定された第3回動軸に中間部分が回動自在に支持された縦アーム部と、 前記縦アーム部の一端に回転中心が位置固定された第1回動軸に基端が回動自在に支持され且つ先端に医療用器具を保持可能な横アーム部と、 前記縦アーム部の他端に回転中心が位置固定された第2回動軸に対して回動自在に支持されたカウンタウェイトと、 少なくとも前記第1回動軸、第2回動軸、第3回動軸のいずれか1つを回転自在又は固定状態に切換自在なクラッチと、 前記第2回動軸のまわりの前記カウンタウェイトのトルクと前記第1回動軸のまわりの前記横アーム部のトルクを相互に伝達するトルク伝達機構であって、前記第1回動軸および第2回動軸間にトルク伝達のためのループ状の回転力伝達部材が掛け回されるものと を具備することを特徴とする医療用器具保持アーム装置。 |
| 前記回転力伝達部材がタイミングベルトであることを特徴とする請求項1記載の医療用器具保持アーム装置。 |
| 前記縦アーム部の内部に対向するタイミングベルト同士の距離を狭めて張力を付与する一対のテンションローラを設けたことを特徴とする請求項2記載の医療用器具保持アーム装置。 |
| 前記縦アーム部は回転力伝達部材を収納する中空構造を有するリンクケースであることを特徴とする請求項1記載の医療用器具保持アーム装置。 |
本発明は医療用器具保持アーム装置に関 るものである。
医療分野においては、近年、各種の器具 使用されている。例えば、内視鏡、超音波 コープローブ、脳ベラ、吸引管など多種の のが使用されている。このような医療用器 を患者に対して適正な位置及び角度で保持 る必要があるために、平行リンク機構を利 した保持アーム装置が使用されている。
この種の保持アーム装置は、平行リンク 構(ベルト駆動機構を含む)によるアームの 端に医療用器具を保持し、他端にカウンタ ェイトを保持した構造になっている。たと ば、日本国特許公開公報特開2002-165804号およ び特開2005-211667号には、医療用器具との重量 ランスをとりながら、医療用器具を必要な 置及び角度にして、その状態のままクラッ により固定できるものが開示される。
しかしながら、このような従来の技術に っては、平行リンク機構によるアームを利 しているため、アームの回転角度が小さく 医療用器具の位置を大きく変化させたり、 療用器具の角度を大きく変えたりすること 出来なかった。
本発明は、このような従来の技術に着目 てなされたものであり、医療用器具の位置 角度を大きく変えることができる医療用器 保持アーム装置を提供するものである。
課題を解決するための手段
本発明の技術的側面によれば、医療用器具
持アーム装置は、フロア上に設置するベー
部と、ベース部から垂直に立設した支柱部
、支柱部の上端の回動軸に途中部分が回動
在に支持された縦アーム部と、縦アーム部
上端の回動軸に基端が回動自在に支持され
つ先端に医療用器具を保持可能な横アーム
と、縦アーム部の下端の回動軸に支持され
カウンタウェイトと、任意の回動軸を回転
態又は固定状態にするクラッチとを備えた
のであり、前記縦アーム部の上端の回動軸
横アーム部と一体で、下端の回動軸はカウ
タウェイトと一体で、上下の回動軸間にル
プ状の回転力伝達部材を掛け回したことを
徴とする。
本発明の好適な実施形態を図面を用いて 明する。この実施形態に係る保持アーム装 1は、ベース部2、支柱部3、縦アーム部4、横 アーム部5、カウンタウェイト6を備えている
ベース部2は四隅にキャスター部14を備え フロア上を移動自在であると共に、フット のブレーキ機構29により、キャスター部14を 固定して、フロア上での位置を固定すること ができる。
支柱部3は、ベース部2の中心の回動軸3Aか らオフセットした位置に立設されている。支 柱部3は回動軸3Aを中心として水平方向に回転 自在であると共に、回動軸3Aに設けられたク ッチ(図示せず)により、回動軸3Aを固定する ことができる。この実施形態でのクラッチは 圧縮エアーにより駆動するエアー式のクラッ チが採用されている。尚、電磁式のクラッチ を用いても良い。
支柱部3は、ベース部2に回動自在に取付 られる固定支柱7と、固定支柱7に対して上下 方向でスライド自在な可動支柱8とから構成 れている。
図8に示すように、可動支柱8の上端部か 固定支柱7側へ向けてベアリングBにより回転 自在なネジ棒9が延びており、それが固定支 7側に設けられたナット10と螺合している。
そして、ネジ棒9の上端にはベベルギア11 設けられている。このベベルギア11には、 ンドル12の回転軸に設けられた別のベベルギ ア13と係合しており、ハンドル13を回転力を ベルギア11、13を介してネジ棒9に伝達できる ようになっている。従って、ネジ棒9を回転 せると、可動支柱部3が固定支柱部3に対して 上下動するようになっている。
支柱部3の上端には、ベアリングBにより 動自在な回動軸4Aが水平方向に沿った状態で 設けられている。この回動軸4Aは、縦アーム 4の下側途中位置に固定され、縦アーム部4 一体化されている。従って、縦アーム部4は 動軸4Aを中心に支柱部3に対して回動するこ ができる。
回動軸4AにはクラッチCが組み付けられ、 縮エアーの圧力により、回動軸4Aの回転を リーにしたり、ロックしたりすることがで る。
縦アーム部4の上下には、回動軸としての タイミングプーリ5A、6AがベアリングBを介し 回動自在に設けられている。すなわち、縦 ーム部4には上端(一端)に位置固定された理 軸β1を有する回動軸と下端(他端)に位置固 された理論軸β2を有する回動軸が設けられ いる。
上端のタイミングプーリ5Aは、横アーム 5の基端と一体で、横アーム部5と同じ方向に 回転する。上側のタイミングプーリ5Aは横ア ム5側のクラッチCにて回転をフリーにした 、ロックしたりすることができる。下端の イミングプーリ6Aはカウンタウェイト6と一 で、カウンタウェイト6の回転と同じ方向に 転する。横アーム部5とカウンタウェイト6 は、それぞれ相反する方向に延びており、 つ互いに平行である。カウンタウェイト6は 動軸β2のまわりのトルクを発生することが きる。
上下のタイミングプーリ5A、6Aは溝付きの 形状で、そのタイミングプーリ5A、6A間に、 転力伝達部材としてのタイミングベルト15が 掛け回されている。上下のタイミングプーリ 5A,6Aとタイミングベルト15は縦アーム部4に位 固定されたリンク(β1-β2)を縦リンク、タイ ングプーリ5A,6Aの半径を横リンクとする平 リンクと等価なトルク伝達機構を構成する 縦アーム部4はリンクケース構造を有し剛体 材で構成され、タイミングプーリ5A,6Aおよ タイミングベルト15をその内部に収納して保 護する中空構造を有する。
タイミングベルト15の溝がタイミングプ リ5A、6Aの溝に係合して、両者の回転および ルクが正しく伝達されるようになっている その結果、横アーム5および縦アーム4の姿 に拘わらず、横アーム5および内視鏡20の回 軸β1のまわりのトルクがカウンタウェイト6 回動軸β2のまわりのトルクによって常に補 される。
上下のタイミングプーリ5A、6Aの互いに近 接位置には、一対のテンションローラ16、17 設けられている。テンションローラ16、17は アリングBにより回転自在で、縦アーム15に 定される縦リンク(β1-β2)によって付与され 張力に対して、互いに対向するタイミング ルト15同士の距離を狭めてさらに張力を付 している。タイミングベルト15同士の距離を 狭めることにより、図9に示すように、タイ ングベルト15とタイミングプーリ5A、6Aとの 触面積が増し、タイミングベルト15による回 転力伝達性能が向上する。
横アーム部5の先端アーム18は、横アーム 5の軸線を中心に回転自在で、図示せぬクラ ッチにより回転自在(フリー)及び固定状態(ロ ック)が切換自在である。先端アーム18の端部 にはアタッチメント19が取り付けられ、アタ チメント19を介して医療用器具としての内 鏡20が保持されている。
アタッチメント19には、スイッチレバー21 が設けられており、操作者がアタッチメント 19部分を手でもって、スイッチレバー21を押 と圧縮エアーが供給されて、全てのクラッ Cがフリー状態となり、スイッチレバー21か 手を離すと、全てのクラッチCがロック状態 なる。従って、操作者はアタッチメント19 手でもって、スイッチレバー21を押し、保持 アーム装置1全体をフリー状態にして、内視 20を希望の位置及び角度にすることができ、 スイッチレバー21から手を離せば、自動的に の位置が固定されるようになる。
この実施形態によれば、ハンドル12によ 、支柱部3の高さを調整することができるた 、患者の高さ位置に合わせて、横アーム部5 の位置を最適高さにすることができる。
そして、横アーム部5とカウンタウェイト 6とが、タイミングベルト15により連動して回 動するため、図3に示すように、カウンタウ イト6による横アーム部5の重量バランスを保 ったまま、横アーム部5を回動中心β1のまわ に180度以上自在に回動させることができる 実質的には、支柱部3と干渉しない全範囲に たって回動させることができる。
また、縦アーム4は図6、7に示すように回 中心β3のまわりに180°以上自在に回動させ ことができるため、縦アーム4と横アーム5の 自由度を組み合わせることによって、広範囲 にわたって内視鏡20を容易に移動させること できる。
つまり、図10~図12に示すように、一方向 向いた横アーム部5(図10)を、真っ直ぐ上向き にした状態(図11)を経て、反対側へ向いた状 (図12)まで回動させることができる。図10及 図12の状態では、支柱部3と干渉しない限り 更に下げた状態にすることができ、横アー 部5の回動範囲が著しく広がる。
このように、横アーム部5の回転角度範囲 が大きくなり、横アーム部5の先端に保持し 内視鏡20の位置や角度を大きく変えることが できるため、保持アーム装置1としての操作 が向上する。
従って、例えば、図6のように、縦アーム 部4を支柱部3側へ後退した状態にして、横ア ム部5を下げ、内視鏡20を支柱部3に近づける ことができる。また、図7のように、縦アー 部4を下向きにして、横アーム部5を上げて、 患者に対して下側から内視鏡20を向けること 可能となる。
また、この実施形態では、回転力伝達部 として軽量なタイミングベルト15を利用し ため、保持アーム装置1全体の軽量化を図る ともできる。更に、タイミングベルト15は 他のギア伝達機構等と比べて操作音が小さ ため、静かさが求められる医療現場に適し いる。
尚、回転力伝達部材としては、タイミン ベルト15の他に、タイミングチェーンその の部材を採用しても良い。
発明の効果
本発明の技術的側面)によれば、縦アーム部
の上下の回動軸同士を回転力伝達部材により
連結した構造のため、横アーム部の回転角度
範囲が大きくなり、横アーム部の先端に保持
する医療用器具の位置や角度を大きく変える
ことができる。また、横アーム部とカウンタ
ウェイトとは同じ角度回転するため、カウン
タウェイトによる重量バランス状態は保たれ
る。
また、回転力伝達部材としてタイミング ルトを使用するため、装置全体の軽量化を ることができる共に、操作音が小さく医療 場に適している。
さらに、縦アーム部に一対のテンション ーラを設けて、対向するタイミングベルト 士の幅を狭めたため、回動軸との接触面積 増して回転力伝達性能が向上する。
また、回転力伝達部材に外部から直接触 ることがなく安全性が高まる。
(米国指定)
本国際特許出願は米国指定に関し、2008年6
12日に出願された日本国特許出願第2008-154479
(2008年6月12日出願)について米国特許法第119
(a)に基づく優先権の利益を援用し、当該開
内容を引用する。
