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Patent Searching and Data


Title:
ARTISTIC DECORATIONS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146755
Kind Code:
A1
Abstract:
The invention provides an artistic decoration (1) which is widely usable as accessory and so on and has a high aesthetic level and which can be easily produced even in three dimensions. The artistic decoration (1) is produced by using a resin-made substrate (2) as the base and bonding many powdery or granular gems (3) to the surface of the substrate (2) with an adhesive prepared by mixing an adhesive for stone with an adhesive for gypsum and an instantaneous adhesive. The resin-made substrate (2) is a colorless transparent one or a white one. Further, an artistic decoration having areas where gems (3) protuberate on the surface of the substrate (2) can be produced either by bonding gems (3) to a resin-made substrate (2) having a curved or bumpy surface or by bonding gems (3) to the surface of a resin-made substrate (2) in such a way that the heights of the protuberant gems on the surface become ununiform. In such an area, a mass of powdery or granular natural stone is bonded between the resin-made substrate (2) and the gems (3) in a gathered state.

Inventors:
HASEGAWA FUMIAKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/059584
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
May 23, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KO PEARL CO LTD (JP)
HASEGAWA FUMIAKI (JP)
International Classes:
B44C1/28; A44C17/02; A44C27/00
Foreign References:
JP2003182293A2003-07-03
Attorney, Agent or Firm:
HOSOMI, Yoshio (5th Floor Shosen Mitsui Building, 5, Kaigan-dori, Chuo-ku, Kobe-sh, Hyogo 24, JP)
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Claims:
 樹脂製基材の表面に、粉状または粒状の宝石が集めて接着されていることを特徴とする美術装飾品。
 樹脂製基材に対する上記宝石の接着が、石用の接着剤と石膏用接着剤と瞬間接着剤とが混合された接着剤によって行われていることを特徴とする請求項1に記載の美術装飾品。
 樹脂製基材が無色透明または白色であることを特徴とする請求項1または2に記載の美術装飾品。
 曲面または凹凸面にされた樹脂製基材の表面に上記宝石が接着され、または樹脂製基材の表面に集積高さが均一でないように上記宝石が接着されることにより、盛り上がった部分を有するように上記宝石が接着されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の美術装飾品。
 樹脂製基材の表面に盛り上がった部分を有するように上記宝石が接着されていて、その盛り上がった部分では、樹脂製基材と宝石との間に粉状または粒状の自然石が集めて接着されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の美術装飾品。
 接着された宝石の全体が透明樹脂被膜で覆われていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の美術装飾品。
 上記宝石のうち一部または全部のものは、光の多くを特定方向へ反射するカットを施されていて、当該特定方向が正面の鑑賞者の方向となるよう向きを定めて接着されていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の美術装飾品。
 上記の宝石にダイヤモンドまたはルビーが含まれていることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の美術装飾品。
Description:
美術装飾品

 請求項に係る発明は、粉状ないし粒状の 石を多数使用して制作された美術装飾品(絵 画・彫刻等の美術品もしくは美術工芸品、ま たは置物・身飾品等の装飾品)に関するもの ある。

 宝石画またはジュエリーアート等と呼ば る、粉状ないし粒状の宝石を用いて描かれ 絵画が知られている。ガラスの基板の上に のような細かい宝石を無数に集めて接着し 宝石ごとの色や濃淡の違い等に基づいて人 や風景等を描いたものである。特定の部分 宝石を多く集めて盛り上がった部分を形成 、立体的に仕上げられることもある。ガラ 上に宝石を接着するそのような宝石画では 接着剤として石用のもの(エポキシ系接着剤 等)が使用されている。

 下記の特許文献1には、石材等の無機系材料 の表面に、石粉や貝殻粉等の微粉末と着色剤 等を含む画材によって盛り上がった絵を描く ことが記載されている。当該文献1によると 上記の微粉末および着色剤とともに、セメ トおよび混和剤(モルタル接着増強剤など)を 使用することとされている。

特開2003-201422号公報

 ガラス上に宝石で絵を描く従来の宝石画に 、つぎのような課題がある。
 i) ガラス製の基板は割れやすいので、取り 扱いに注意する必要がある。また、その絵画 は、壁掛け用や置物として使用するには差し 支えないとしても、身飾品や日用品などに使 用するには、割れやすく危険であるため問題 がある。
 ii) ガラスの透明度が高すぎるため、宝石 描いた絵が映えないことがある。接着した 石の隙間を通して光がガラス製基板に入る 、下地である基板が明るく目立って、表面 宝石の輝きを相対的に弱めてしまいがちだ らである。下地の透明度や色・明度は、使 する宝石やモチーフ等に応じて適切に定め れるのが望ましい。
 iii) 盛り上がった部分や曲面を含む絵にす ことが難しい。基板を曲げたり厚み分布を たせたりすると絵画を立体的にすることが きるが、基板がガラスである場合には、そ ような加工が容易ではないからである。

 特許文献1に記載の技術は、石材を基材と してその表面上に絵を描くものであるから、 制作された装飾品は、ガラスを基材とするも のほど割れやすくはない。しかし、下地とな る石材の色や明度を自由には定めがたいうえ 、曲げたり厚みを変化させたりすることが難 しい、といった課題がともなう。

 請求項に係る発明は、従来の宝石画等に ける上記の課題を解決して、広い用途に使 でき、美的水準が高いうえ立体的に制作す ことも容易である、という好ましい美術装 品を提供するものである。

 請求項に係る発明の美術装飾品は、下地と る材料として樹脂製基材を使用し、その表 に、粉状または粒状の宝石を多数接着した とを特徴とする。
 ここで「粉状または粒状の」とは、粒径が とえば0.1mm~5mm程度のものをいう。
 「宝石」とは、硬質の鉱物であって色沢が しく屈折率が大きいものをいい、ダイヤモ ドやヒスイ、水晶、エメラルド、サファイ 、ルビー、オパールなどをさす。他の宝石 しくはそれに準じる天然石・人工石・ガラ 等を使用する場合を含み、また、宝石類以 の物を併せて接着する場合をも含むものと る。
 「樹脂」としては、アクリル樹脂やポリ塩 ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂などを 用することができる。

 発明の美術装飾品は、宝石(宝石群)を接着 る下地が樹脂であるため、つぎのような利 を有する。
 i) 従来のようにガラス基板を使用する場合 とは違って下地が破損しにくいため、取り扱 いが容易で、長期間安心して使用できる。ま たそのために、壁掛け用の絵画や置物等とす るのみでなく、身飾品や日用品等にすること も可能である。
 ii) 下地とする樹脂製基材について、その 明度や色・明度等を、使用する宝石やモチ フ等に合わせて自由に設定しまたは選定す ことができる。そのため、宝石の目立ち方 印象度等を強めたりコントロールしたりす ことが可能である。
 iii) 下地とする樹脂製基材は、凹凸を設け 一部を盛り上がらせたり、曲げ加工を施し 表面を滑らかな曲面にしたりすることが、 合や熱加工(プレスや成型を含む)等によっ 簡単に行える。したがって発明の美術装飾 を、立体感に富んだ絵画とし、または立体 刻とすること等も容易である。

 発明の美術装飾品は、樹脂製基材に対す 上記宝石の接着を、石用の接着剤と石膏用 着剤、瞬間接着剤との三種を混合した接着 によって行うこととするのが好ましい。そ ような接着剤を用いて、樹脂製基材と宝石 の間などを接着するのである。

 ガラスではなく樹脂製の基材を下地にす 場合、ガラスの場合と同じ接着剤(前記した とおり石用のエポキシ系接着剤等)を使用し も適切に接着できるとは限らない。そこで 明者らは、樹脂製基材に宝石を接着する場 の適切な接着剤について調査・研究した結 、上記した複数種の接着剤を混合して使用 るのがよいことが分かった。そのような接 剤なら、樹脂製基材の上に宝石が十分に強 接着されるうえ、接着剤が白濁等して宝石 一部や基材が見えにくくなることがない。

 上記の樹脂製基材として、無色透明または 色のものを使用するのがとくに好ましい。
 下地の樹脂が白色であれば、その表面上に 置される宝石は、その種類や色を問わず全 に、本来の色や輝きを十分に目立たせるこ ができるからである。樹脂が透明である場 にも、樹脂に適度な不透明度があり、また その樹脂の下に白色の板や紙類を設けるな 、宝石本来の美しさを同様に際だたせるこ ができる。したがって、発明の美術装飾品 、宝石の隙間や宝石群の配置されない箇所 特別な背景色または背景をなす材料を配置 なくとも、宝石本来の美しさを引き出すも として仕上げられる。

 上記の宝石は、曲面または凹凸面にされた 脂製基材の表面に接着し、または樹脂製基 の表面(平坦な場合を含む)に集積高さが均 でないように接着することにより、盛り上 った部分を有するように接着するのが、さ に好ましい。
 宝石群の一部に盛り上がった部分を形成す と、その美術装飾品が立体的になり、一層 強く印象に訴えるものとなる。盛り上がっ 部分を形成するためには、上記のように集 高さ(厚さ)が均一でないように宝石群を接 することとしてもよいが、基材が樹脂製で ることの利点を生かして当該基材の表面を らかじめ曲面または凹凸面にしておき、そ 上に均一または不均一な厚さに宝石群を接 するようにするのもよい。

 樹脂製基材の表面に盛り上がった部分を有 るように宝石を接着する場合、その盛り上 った部分では、樹脂製基材と宝石との間に 状または粒状の自然石(とくに大理石や安い 宝石類)多数を接着することもできる。その 合、基材と当該自然石との間、および自然 と宝石との間は、たとえば前記接着剤(石用 着剤と石膏用接着剤と瞬間接着剤とが混合 れたもの)によって接着するとよい。
 大理石等の自然石を砕いて粉状または粒状 したものは、宝石に近い光沢と輝きを有す ため、宝石群のすぐ下や宝石同士の隙間か 見える部分に配置されるとき、宝石との境 を分かりにくくして美術装飾品全体の美し を向上させ得るほか、自然石の好ましい色 ものを集めて宝石の美しさを際だたせるこ もできる。しかも、大理石等の価格は宝石 比べて大幅に安い。したがって、上記のよ に自然石を使用することにより盛り上がっ 部分を有するように宝石を接着した美術装 品は、立体的であるがゆえに印象に訴える か、宝石が目立つとともに全体的にも美し 、しかも低コストの製品とすることができ 。

 接着された宝石の全体は、透明な樹脂被膜 覆うのもよい。その樹脂としても、アクリ 樹脂やポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネ ト樹脂などを使用するとよい。
 壁掛け用の絵画や置物、彫刻品等において 、接着された宝石を露出させてそれらに直 に光が当たるようにするのがよいが、身飾 や日用品等としての美術装飾品では、宝石 全体をこのように透明樹脂被膜で覆うのが い。身飾品や日用品等は人の手などに触れ 機会が多いため、宝石が汚れたり剥がれた するのを防止し、または宝石によって肌を つけることがないようにする意味で、それ 好ましいといえる。

 上記宝石のうち一部または全部のものにつ ては(たとえば位置づけの重要な宝石。比較 的大粒のものに限るのもよい)、光の多くを 定方向へ反射するカットを施し、当該特定 向が正面の鑑賞者の方向(つまり、50cm~1m程度 離れた、その美術装飾品を最もよく観察でき る位置へ至る方向)と一致するように向きを めて接着するとさらに好ましい。
 そうすると、この美術装飾品を適切な位置 ら見るとき宝石の一部または全部が輝きを し、美術装飾品がとくに顕著な美しさをも て印象づけられることになる。

 上記の宝石にダイヤモンドまたはルビーを めると好ましい。
 ダイヤモンドは、光に対する屈折率が高い 係で、宝石の中でもとくに輝きが強く、粉 または粒状のものであってもキラキラと目 って強い輝きを発揮する。そのため、ダイ モンドを使用する場合には、発明の美術装 品における美的水準はとくに高いものとな 。上記のように特定のカットを施したうえ の向きを設定して接着する宝石としてダイ モンドを使用するのは、正面から見る者に くに強い輝きを印象づける点で、きわめて ましい。また、同様の効果はルビーを使用 る場合にももたらされる。

発明の実施形態としての美術装飾品1を 示す正面図である。 図1の美術装飾品1についてのII-II断面図 である。 図1の美術装飾品1についてのIII-III断面 である。 発明の他の実施形態としての美術装飾 11を示すもので、図4(a)は全体の斜視図、同( b)は中央部を切断面とする縦断面図である。

符号の説明

 1・11 美術装飾品
 2・13 樹脂製基材
 3・14 宝石
 4 大理石
 15 透明樹脂被膜

 発明の実施形態としての一例を図1~図3に す。図1は、美術装飾品1としての絵画(絵画 芸)を示す正面図である。また、図2は図1の 術装飾品1についてのII-II断面図、図3は図1 美術装飾品1についてのIII-III断面図である。

 美術装飾品1は、樹脂(アクリル)でできた 板状の基材2の表面に、図2に示すように盛 上げるかたちで宝石3を多数接着することに り、絵(図1のとおりこの例ではアジサイの )を描いたものである。たとえば、周囲にあ ガク(装飾花)の部分には薄紫やピンクの宝 3をガクの形に集め、内側には、濃い青や青 の宝石3を集めて両性花を描いている。また 、葉や茎の部分には緑色の宝石3をその形に めているほか、それぞれのガクの中央にあ 中性花の部分には、大きめのダイヤモンド3x を1個ずつ取り付けている。樹脂製の上記基 2としては、彫刻によって(またはプレス加工 や鋳型によって)その表面に凹凸の模様また 図柄を形成したものを使用している。

 使用している宝石3は粉状または粒状で、小 さいものは直径が0.3mm前後、大きいもの(上記 のダイヤモンド3x等)は最大3.0mm程度である。 さい宝石3は重なるように密に配置し、大き いものは間隔をおいて配置している。中央付 近の両性花の間や背景の部分には、背景に相 応しい目立たない色の小粒の宝石3を配置し もよいが、基材2が露出するようにしてもよ 。図示の例では、上記の基材2として、厚さ が1~5mm程度の乳白色に曇った半透明のアクリ 製基材2を使用し、それを、花の間や背景の 部分として露出させている。基材2の露出部 には上記のように彫刻等した凹凸模様等が えて美しい外観を呈している。図示の例と 別に、表面に形成された凹凸のうち凸の部 のみに粒状または粉状の宝石を付けること し、それによって宝石配置部分とそうでな 部分との間の段差を強調して示すのも好ま い。
 なお図示の美術装飾品1は、表面を白色にし た木製板(図示省略)をアクリル製基材2の裏面 に当てた状態で、額縁(図示省略)に入れて壁 掛ける。

 アクリル製基材2に対する宝石3の接着は 石の接着用であるエポキシ系接着剤と、石 用の接着剤である酢酸ビニル系接着剤、お び瞬間接着剤(シアノアクリレート系接着剤) を混合した接着剤によって行っている。これ により、基材2と宝石3との間および宝石3同士 の間が十分に強く接着されるうえ、接着剤が 白濁等することがない。

 宝石3は、美術装飾品1の美的印象を高め ため、図2・図3のように、花や葉、茎の部分 で厚みをもたせて基材2の上に立体的に盛り げている。ただし、最も厚みをもたせる花 部分では、中ほどの部分(基材2と宝石3との になる部分)に白い大理石の粒4を集め、上述 の混合接着剤で固着している。これにより、 宝石3のみで厚みをもたせた場合と同様の外 を得ながらコストを下げることができるの ある。

 また、上記のようにそれぞれのガクの中 部分に取り付けたダイヤモンド3xについて 、この美術装飾品1を正面から見る人へ向け 光を反射しやすいように、そのカット(形状 )と取付け向きとを設定している。具体的に 、たとえば図3(の引出し図)のように、特定 向への反射光が多くなるよう背面に平坦面 設けるカットを採用したうえ、その平坦面 直交する方向が、この美術装飾品1の正面で って50cm~1m程度離れた位置に集まるように、 各ダイヤモンド3xの向きを定めた。つまり、 ダイヤモンド3xは、背面の平坦面に対する 線が美術装飾品1の中央前方寄り(上下左右か ら中央前方に向かう向き)に傾くように取り けたのである。こうすることにより、正面 最も観察しやすい位置から美術装飾品1を見 人に対して、各ダイヤモンド1がよく輝き、 作品を強く印象づける効果が得られる。

 つづく図4には、発明の別の実施形態であ る美術装飾品11を紹介する。この美術装飾品1 1はシガレットケースの工芸品であり、図4(a) 全体の斜視図、同(b)は中央部を切断面とす 縦断面図である。

 図4(a)に示すとおり、美術装飾品(シガレ トケース)11は、ケース本体11aと開閉式の蓋11 bとが組み合わされたもので、それらは、木 石、樹脂、金属等のうちいずれかの材料で きている。そして蓋11bの上面には、粉状ま は粒状の多数の宝石14を含む装飾部12が設け れている。

 装飾部12は、図4(b)のように基材(たとえば 透明アクリル板)13の上に多数の宝石14を集め 接着し、さらにそれら宝石群の上を透明樹 被膜(たとえば塩化ビニルフィルム)15で覆っ たものである。この装飾部12には、前記の例 同様に何らかの絵や模様を描くように色や 径等を整えて宝石14を配置しているほか、 示のとおり盛り上がった部分を設けて立体 をもたせているため、印象的な美しい外観 備わっている。

 装飾部12の宝石14に盛り上がった部分を形 成する手段として、この例では、基材13に厚 の分布をもたせている。成型用の金型(図示 省略)に相当分の窪みをもたせておくなどし 基材13の中央付近に曲面状の凸部を形成し、 その表面上に概ね均一の厚さで宝石14を集積 ることによって、上記のような盛り上がり 形成し立体的にしたのである。宝石14を取 付ける接着剤としては、前記(図1等)の例と じものを使用している。

 そうした盛り上がりを有する宝石14の上 は、上述した透明樹脂被膜15により覆ってい る。その被膜15は、たとえば熱可塑性樹脂を 用する場合、事前に加熱して軟化させてお た樹脂フィルムを宝石14の上に被せたうえ 却する、という方法で円滑に宝石14を被覆す るものとなる。宝石14が被膜15で覆われてい ば、人の手に触れる機会の多いシガレット ースにおいても、宝石が汚れたり剥離した することがなく(被膜15が汚れても拭き取る とが容易である)、また宝石によって手指が つくこともない。

 発明の美術装飾品は、立体感に富んだ絵 や立体彫刻等を含む宝石画またはジュエリ アート等として、産業上利用され得る。