WO2017200380A1 | 2017-11-23 | |||
WO2018159003A1 | 2018-09-07 |
CN105067209A | 2015-11-18 | |||
JP2014098692A | 2014-05-29 |
\¥02020/174833 26 卩(:171?2019/049460 請求の範囲 [請求項 1 ] 処理対象期間を設定する設定手段と、 前記処理対象期間内に構造物上を通過した複数の車両の重量を検出 する検出手段と、 前記処理対象期間内における前記構造物の変位の複数のピーク値を 計測する計測手段と、 前記計測された複数のピーク値の大小関係と前記検出された複数の 車両の重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量 とを対応付ける対応付け手段と、 を備える変位-重量対応付け装置。 [請求項 2] 前記設定手段は、 前記構造物の通過前領域を通過する車両の車番を 読み取る第 1の車番読取機で読み取られた車番のうち、 前記構造物の 通過後領域を通過する車両の車番を読み取る第 2の車番読取機で読み 取られていない車番の数が 0となる時間帯を区切として、 前記処理対 象期間を設定するように構成されている、 請求項 1 に記載の変位-重量対応付け装置。 [請求項 3] 前記検出手段は、 前記構造物の通過前領域を通過する車両の車番を 読み取る第 1の車番読取機により前記処理対象期間内に読み取られた 車番の読み取り結果、 または前記構造物の通過後領域を通過する車両 の車番を読み取る第 2の車番読取機で前記処理対象期間内に読み取ら れた車番の読み取り結果を入力し、 前記構造物上を通過する予定の車 両の重量および車番を検出する重量計測装置から車番と重量との対応 関係を表す車番-車重対応表を入力し、 前記車番の読み取り結果と前 記車番-車重対応表とから、 前記処理対象期間内に構造物上を通過し た複数の車両の重量を検出するように構成されている、 請求項 1 または 2に記載の変位-重量対応付け装置。 [請求項 4] 前記計測手段は、 前記構造物の表面を撮影した時系列画像を解析し て前記構造物の変位の時間的な変化を検出し、 前記変位の時間的な変 \¥02020/174833 27 卩(:171?2019/049460 化の極大値を検出するように構成されている、 請求項 1乃至 3の何れかに記載の変位-重量対応付け装置。 [請求項 5] 前記対応付け手段は、 前記複数のピーク値および前記複数の車両の 重量をそれぞれ降順にソートし、 ソート後の上位丨番目のピーク値と 上位丨番目の車両の重量とを対応付けるように構成されている、 請求項 1乃至 4の何れかに記載の変位-重量対応付け装置。 [請求項 6] 前記ピーク値と前記車両の重量との対応付けの結果に基づいて、 前 記構造物の劣化診断を行う診断手段を、 さらに備える、 請求項 1乃至 5の何れかに記載の変位-重量対応付け装置。 [請求項 7] 処理対象期間を設定し、 前記処理対象期間内に構造物上を通過した複数の車両の重量を検出 し、 前記処理対象期間内における前記構造物の変位の複数のピーク値を 計測し、 前記計測された複数のピーク値の大小関係と前記検出された複数の 車両の重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量 とを対応付ける、 変位-重量対応付け方法。 [請求項 8] コンビユータに、 処理対象期間を設定する処理と、 前記処理対象期間内に構造物上を通過した複数の車両の重量を検出 する処理と、 前記処理対象期間内における前記構造物の変位の複数のピーク値を 計測する処理と、 前記計測された複数のピーク値の大小関係と前記検出された複数の 車両の重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量 とを対応付ける処理とを、 行わせるためのプログラムを記録したコンビユータ読み取り可能な記 \¥02020/174833 28 卩(:17 2019/049460 録媒体。 |
明 細 書
発明の名称 : 変位-重量対応付け装置
技術分野
[0001 ] 本発明は、 変位-重量対応付け装置、 変位-重量対応付け方法、 およびプ ログラムに関する。
背景技術
[0002] 橋梁などの構造物を車両が通過すると、 構造物に荷重が加わり構造物が変 位する。 このような構造物の変位と車重 (車両の重量) との対応関係を求め る技術が、 種々提案されている。
[0003] 例えば特許文献 1では、 重量が既知の個々の車両が構造物上に存在す ると きに構造物をビデオカメラで撮影し、 その撮影した構造物の画像から変位を 測定し、 変位と車重との対応関係を求めている。
[0004] また特許文献 2では、 橋梁の両端部を車両が通過するタイミングを 加速度 センサで検知し、 また車両が橋梁に存在するときの橋梁の変位 を検出し、 そ れらの検出結果に基づいて、 丨 9 11 - 丨 门一1\/1〇 丨 〇门によって車量 を計測している。
先行技術文献
特許文献
[0005] 特許文献 1 :特開 2 0 1 6 - 8 4 5 7 9
特許文献 2 :特開 2 0 1 7 - 5 8 1 7 7
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0006] 上述したように橋梁などの構造物の変位とそ の原因となった車重との対応 関係を求めるためには、 車両が構造物をちょうど通過するタイミング を検出 する必要があった。 そのため、 車両が構造物を通過するタイミングを検出で きない状況では、 構造物の変位と車重との対応関係を求めるこ とは困難であ つた。 \¥02020/174833 2 卩(:171?2019/049460
[0007] 本発明の目的は、 上述した課題、 すなわち、 構造物の変位とその原因とな った車重との対応関係を求めるためには、 車両が構造物をちょうど通過する タイミングを検出する必要がある、 という課題を解決する変位-重量対応付 け装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0008] 本発明の一形態に係る変位-重量対応付け装 は、
処理対象期間を設定する設定手段と、
前記処理対象期間内に構造物上を通過した複 数の車両の重量を検出する検 出手段と、
前記処理対象期間内における前記構造物の変 位の複数のピーク値を計測す る計測手段と、
前記計測された複数のピーク値の大小関係と 前記検出された複数の車両の 重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量とを対応付け る対応付け手段と、
を備える。
[0009] また、 本発明の他の形態に係る変位-重量対応付け 法は、
処理対象期間を設定し、
前記処理対象期間内に構造物上を通過した複 数の車両の重量を検出し、 前記処理対象期間内における前記構造物の変 位の複数のピーク値を計測し 前記計測された複数のピーク値の大小関係と 前記検出された複数の車両の 重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量とを対応付け る。
[0010] また、 本発明の他の形態に係るコンビュータ読み取 り可能なプログラムは コンピュータに、
処理対象期間を設定する処理と、
前記処理対象期間内に構造物上を通過した複 数の車両の重量を検出する処 \¥02020/174833 3 卩(:171?2019/049460
理と、
前記処理対象期間内における前記構造物の変 位の複数のピーク値を計測す る処理と、
前記計測された複数のピーク値の大小関係と 前記検出された複数の車両の 重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量とを対応付け る処理とを、
行わせるためのプログラムを記録する。
発明の効果
[001 1] 本発明は上述したような構成を有することに より、 車両が構造物をちょう ど通過するタイミングを検出しなくても構造 物の変位と車重との対応関係を 求めることができる。
図面の簡単な説明
[0012] [図 1]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置の構成例を示す図 である。
[図 2]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置におけるコンピュ ータの構成の —例を示すブロツク図である。
[図 3]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置における車番-車 対応表の一 例を示す図である。
[図 4]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置における位置-時 -車番対応 表の一例を示す図である。
[図 5]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置における変位 -車重対応付け結 果の一例を示す図である。
[図 6]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置における診断結果 データべース の内容例を示す図である。
[図 7]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置におけるコンピュ ータが実行す る処理の一例を示すフローチヤートである。
[図 8]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置における変位 -重量対応付け部 の構成例を示す図である。
[図 9]本発明の第 1 の実施形態に係る診断装置における変位 -重量対応付け部 \¥02020/174833 4 卩(:171?2019/049460
の処理対象期間設定部の動作説明図である 。
[図 10]本発明の第 1の実施形態に係る診断装置における処理対 期間内に構 造物を通過した車両の車番のリストの例を示 す図である。
[図 1 1]本発明の第 1の実施形態に係る診断装置における処理対 期間内に構 造物を通過した車両の重量のリストの例を示 す図である。
[図 12]本発明の第 1の実施形態に係る診断装置における処理対 期間内の時 系列画像から計測した構造物の表面のたわみ 量の時間的な変化の一例を示す 模式図である。
[図 13]本発明の第 1の実施形態に係る診断装置における処理対 期間内のた わみ量のピーク値のリストの例を示す図であ る。
[図 14]本発明の第 1の実施形態に係る診断装置における処理対 期間内に構 造物を通過した車両の重量のリストと構造物 のたわみ量のピーク値のリスト をソートした結果、 および両者を対応付けた結果を示す図である 。
[図 15]本発明の第 2の実施形態に係る診断装置の構成例を示す である。
[図 16]本発明の第 3の実施形態に係る変位-重量対応付け装置の ロック図 である。
発明を実施するための形態
[0013] 次に本発明の実施の形態について図面を参照 して詳細に説明する。
[0014] [第 1の実施形態]
図 1は、 本発明の第 1の実施形態に係る診断装置 1 〇〇の構成例を示す図 である。 図 1 を参照すると、 診断装置 1 〇〇は、 コンビユータ 1 1 0とこれ にケーブル 1 2 0を介して接続されたカメラ 1 3 0とから構成されている。 [0015] カメラ 1 3 0は、 診断対象である構造物 1 4 0の表面に存在する領域 1 4
1 を所定のフレームレートで撮影する撮像装置 である。 構造物 1 4 0は、 本 実施形態の場合、 高速道路 1 6 0の本線が河川などの上を越える橋梁 (本線 橋) である。 領域 1 4 1は、 本実施形態の場合、 橋梁の診断箇所となる床版 の一部分である。 但し、 構造物 1 4 0は橋梁に限定されない。 構造物 1 4 0 は、 高速道路や鉄道の高架構造物などであっても よい。 領域 1 4 1のサイズ \¥02020/174833 5 卩(:171?2019/049460
は、 例えば数十センチメートル四方である。 カメラ 1 3 0は、 任意の方向に カメラの撮影方向を固定できるように三脚上 の雲台 (何れも図示せず) に取 り付けられている。 カメラ 1 3 0は、 例えば、 数百万画素程度の画素容量を 有する〇〇口 (〇 「 ㊀一〇〇リ I 6〇1 0 6 V I 〇 6) イメージセ ンサや〇1\/1〇3 (〇〇〇1 丨 6〇1 6 1^ 8 「ソ IV!〇 3) イメージセンサを 備えたハイスピードカメラであってよい。 またカメラ 1 3 0は、 可視光かつ 白黒カメラであってもよいし、 赤外線カメラやカラーカメラであってもよい 。 またカメラ 1 3 0は、 カメラの位置を測定する◦ 3受信機を備えていて もよいし、 カメラの撮影方向を測定する方位センサおよ び加速度センサを備 えていてもよい。
[0016] 一方、 高速道路 1 6 0の入ロレーン 1 6 1 には、 車重計測装置 1 5 0が設 置されている。 車重計測装置 1 5 0は、 計量機 1 5 1 と車番読取機 1 5 2と から構成される。 計量機 1 5 1は、 入ロレーンを通過する車両の重量を計測 する装置である。 計量機 1 5 1は、 車両通過時の鋼板等のたわみを計測し所 定の演算を行って車両総重量を計測するよう に構成されている。 車番読取機 1 5 2は、 計量機 1 5 1で車重の計測が行われている車両のナンバ プレー 卜を撮影した画像からナンパープレートの文 字および数字から成る文字列を 車番として認識する装置である。 車重計測装置 1 5 0は、 計量機 1 5 1で計 測した車重と車番読取機 1 5 2で認識した車番との組を車重計測結果とし 保存および出力するように構成されている。
[0017] 入ロレーン 1 6 1 を通過した車両は、 紙面の右側から左側に向かって高速 道路 1 6 0を走行することになる。 高速道路 1 6 0の本線には、 構造物 1 4 〇の通過前領域に車番読取機 1 3 1が設置され、 構造物 1 4 0の通過後領域 に車番読取機 1 3 2が設置されている。 車番読取機 1 3 1、 1 3 2は、 設置 箇所を通過する車両のナンバープレートを撮 影した画像からナンバープレー 卜の文字および数字から成る文字列を車番と して認識し、 認識した車番およ び読取時刻を含む車番読取結果を保存および 出力する装置である。 説明の便 宜上、 入ロレーン 1 6 1から車番読取機 1 3 1の設置個所までを本線区間 1 \¥02020/174833 6 卩(:171?2019/049460
6 2、 車番読取機 1 3 1の設置個所から構造物 1 4 0の入口 (右側端部) ま でを本線区間 1 6 3、 構造物 1 4 0の出口 (左側端部) から車番読取機 1 3 2の設置個所までを本線区間 1 6 4、 車番読取機 1 3 2の設置個所から左側 を本線区間 1 6 5と呼ぶ。 入ロレーン 1 6 1 を通過した車両は、 本線に入る と、 本線区間 1 6 2、 本線区間 1 6 3、 構造物 1 4 0、 本線区間 1 6 4、 本 線区間 1 6 5の順に、 紙面の右側から左側に向かって高速道路 1 6 0を走行 することになる。 本線区間 1 6 2〜 1 6 4の区間長は任意である。 例えば、 本線区間 1 6 3、 1 6 4は、 数 以下であってもよいし、 数 以上あって もよい。 また、 本実施形態では、 説明の便宜上、 入ロレーン 1 6 1 に入った 車両の全ては、 区間 1 6 2 ~ 1 6 4を通過して区間 1 6 5に入るものとする 。 すなわち、 区間 1 6 2、 1 6 3、 1 6 4に分岐および合流の箇所はないも のとする。
[0018] コンビュータ 1 1 0は、 カメラ 1 3 0によって撮影された構造物 1 4 0の 時系列画像をケーブル 1 2 0経由で取得するように構成されている。 また、 コンピュータ 1 1 0は、 取得した時系列画像に基づいて構造物 1 4 0の変位 のピーク値を計測するように構成されている 。 計測する変位は、 本実施形態 の場合、 たわみ量である。 また、 コンビュータ 1 1 0は、 無線または有線に よって車重計測装置 1 5 0から車重計測結果を取得するように構成さ てい る。 また、 コンピュータ 1 1 0は、 無線または有線によって車番読取機 1 3 1、 1 3 2から車番読取結果を取得するように構成さ ている。 また、 コン ピュータ 1 1 0は、 取得した時系列画像、 車重計測結果、 および、 車番読取 結果に基づいて、 構造物 1 4 0のたわみ量のピーク値と車重との対応関係 検出するように構成されている。 また、 コンビュータ 1 1 0は、 検出したた わみ量のピーク値と車重との対応関係に基づ いて、 構造物 1 4 0の健全度を 判定し、 その判定結果を出力するように構成されてい る。
[0019] 図 2は、 コンビュータ 1 1 0の構成の一例を示すブロック図である。 図 2 を参照すると、 コンピュータ 1 1 0は、 カメラ 1 / (インターフエース) 部 1 1 1 と、 車重計測丨 1 2と、 車番読取 1 3と、 通信 \¥02020/174833 7 卩(:171?2019/049460
丨 /F部 1 1 4と、 操作入力部 1 1 5と、 画面表示部 1 1 6と、 記憶部 1 1 7と、 演算処理部 1 1 8とから構成されている。
[0020] カメラ 丨 / F部 1 1 1は、 ケーブル 1 20を通じてカメラ 1 30に接続さ れ、 カメラ 1 30と演算処理部 1 1 8との間でデータの送受信を行うように 構成されている。 車重計測丨 /F部 1 1 2は、 無線または有線によって車重 計測装置 1 50との間でデータの送受信を行うように構成 れている。 車番 読取丨 /F部 1 1 3は、 無線または有線によって車番読取機 1 3 1、 1 32 との間でデータの送受信を行うように構成さ れている。 通信丨 /F部 1 1 4 は、 データ通信回路から構成され、 有線または無線によって図示しない外部 装置との間でデータ通信を行うように構成さ れている。 操作入力部 1 1 5は 、 キーボードやマウスなどの操作入力装置から 構成され、 オペレータの操作 を検出して演算処理部 1 1 8に出力するように構成されている。 画面表示部 1 1 6は、 LCD (L i q u i d C r y s t a l D i s p l a y) など の画面表示装置から構成され、 演算処理部 1 1 8からの指示に応じて、 メニ ュー画面などの各種情報を画面表示するよう に構成されている。
[0021] 記憶部 1 1 7は、 ハードディスクやメモリなどの記憶装置から 構成され、 演算処理部 1 1 8における各種処理に必要な処理情報および ログラム 1 1 7 1 を記憶するように構成されている。 プログラム 1 1 7 1は、 演算処理部 1 1 8に読み込まれて実行されることにより各種 理部を実現するプログラ ムであり、 通信丨 /F部 1 1 4などのデータ入出力機能を介して図示しな 外部装置や記録媒体から予め読み込まれて記 憶部 1 1 7に保存される。 記憶 部 1 1 7に記憶される主な処理情報には、 時系列画像 1 1 72、 車番-車重 対応表 1 1 73、 位置-時刻 -車番対応表 1 1 74、 変位-重量対応付け結 果 1 1 75、 診断結果データべース 1 1 76がある。
[0022] 時系列画像 1 1 72は、 カメラ 1 30で撮影された時系列画像である。 こ の時系列画像 1 1 72は、 カメラ 1 30で撮影された構造物 1 40の領域 1 4 1の動画を構成する複数のフレーム画像であ てよい。
[0023] 車番-車重対応表 1 1 73は、 車両の車番とその車両の重量とを対応付け \¥02020/174833 8 卩(:171?2019/049460
た表である。 図 3は、 車番-車重対応表 1 1 7 3の例を示す。 この例の車番 -車重対応表 1 1 7 3は、 複数のエントリから構成され、 各エントリに車番 と車重とを記録する。 例えば、 1行目のエントリは、 車番乂乂乂 1で特定さ れる車両の重量は 1 0 トンであることを表している。
[0024] 位置-時刻 -車番対応表 1 1 7 4は、 車番読取機 1 3 1、 1 3 2で読み取 った車番と読取時刻とを表す表である。 図 4は、 位置-時刻 -車番対応表 1 1 7 4の例を示す。 この例の位置-時刻 -車番対応表 1 1 7 4は、 複数のエ ントリから構成され、 各エントリに読取機位置と時刻と車番とを記 録する。 例えば、 1行目のエントリは、 車番読取機 1 3 1が時刻 I 1 に車番乂乂乂 2 を読み取ったことを表している。 これは、 換言すれば、 車番乂乂乂2の車両 が時刻 1 1 に車番読取機 1 3 1の設置個所を通過したことを表している。
[0025] 変位-重量対応付け結果 1 1 7 5は、 構造物 1 4 0の領域 1 4 1のたわみ 量のピーク値と車両の重量とを対応付けたデ ータである。 図 5は、 変位-重 量対応付け結果 1 1 7 5の例を示す。 この例の変位-重量対応付け結果 1 1 7 5は、 複数のエントリから構成され、 各エントリにたわみ量のピーク値と 車重とを記録する。 例えば、 1行目のエントリは、 たわみ量のピーク値が 2 であり、 車重が 2 0 トンであることを表している。 これは、 換言すれば 、 構造物 1 4 0の領域 1 4 1付近に 2 0 トンの荷重がかかったとき、 最大 2 01 01のたわみ量が発生したことを表している。
[0026] 診断結果データべース 1 1 7 6は、 診断結果に係る情報を記憶するように 構成されている。 図 6は、 診断結果データべース 1 1 7 6に記憶されている データの一例を示す。 この例の診断結果データべース 1 1 7 6は、 複数のエ ントリから構成され、 各エントリに診断箇所丨 口と診断日時と診断結果と変 位-重量対応付け結果とを記録する。 例えば、 1行目のエントリは、 丨 口 1 4 0 1 1の診断箇所丨 口で特定される構造物 1 4 0の領域 1 4 1 を 2 0 1 8 年 1月 1 8日に診断した結果は、 健全であり、 その診断時に得られた変位_ 重量対応付け結果 1 1 7 5はファイル 丨 1 6 1 4 0 1 1 に保存されている ことを表している。 \¥02020/174833 9 卩(:171?2019/049460
[0027] 演算処理部 1 1 8は、 IV! IIなどのプロセッサとその周辺回路を有し、 記 憶部 1 1 7からプログラム 1 1 7 1 を読み込んで実行することにより、 上記 ハードウエアとプログラム 1 1 7 1 とを協働させて各種処理部を実現するよ うに構成されている。 演算処理部 1 1 8で実現される主な処理部は、 時系列 画像取得部 1 1 8 1、 車番-車重取得部 1 1 8 2、 通過車番取得部 1 1 8 3 、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4、 および、 診断部 1 1 8 5である。
[0028] 時系列画像取得部 1 1 8 1は、 カメラ 丨 / 部 1 1 1 を通じてカメラ 1 3 〇で撮影された時系列画像を取得し、 取得した時系列画像を記憶部 1 1 7の 時系列画像 1 1 7 2に追加して記憶するように構成されている
[0029] 車番-車重取得部 1 1 8 2は、 車重計測丨 / 部 1 1 2を通じて車重計測 装置 1 5 0から車重計測結果を取得し、 取得した車重計測結果を記憶部 1 1 7の車番-車重対応表 1 1 7 3に追加して記憶するように構成されている 例えば、 車番-車重取得部 1 1 8 2は、 動作を開始すると、 車重計測装置 1 5 0から過去一定期間に計測された車重計測結 を一括して取得し、 その後 、 動作を終了するまで、 新たに計測された車重計測結果だけを常時取 得する ように構成されている。
[0030] 通過車番取得部 1 1 8 3は、 車番読取丨 / 部 1 1 3を通じて車番読取機
1 3 1および車番読取機 1 3 2から車番読取結果を取得し、 取得した車番読 取結果を記憶部 1 1 7の位置-時刻 -車番対応表 1 1 7 4に追加して記憶す るように構成されている。 例えば、 通過車番取得部 1 1 8 3は、 動作を開始 すると、 車番読取機 1 3 1、 1 3 2から過去一定期間に読み取られた車番読 取結果を一括して取得し、 その後、 動作を終了するまで、 新たに読み取られ た車番読取結果だけを常時取得するように構 成されている。
[0031 ] 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は、 記憶部 1 1 7に記憶された時系列画像
1 1 7 2に基づいて、 構造物 1 4 0のたわみ量のピーク値とその発生時刻と を検出するように構成されている。 また、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は 、 記憶部 1 1 7に記憶された車番-車重対応表 1 1 7 3と位置-時刻 -車番 対応表 1 1 7 4とに基づいて、 一定期間内に構造物 1 4 0を通過した車両の \¥02020/174833 10 卩(:171?2019/049460
重量のリストを検出するように構成されて いる。 また、 変位-重量対応付け 部 1 1 8 4は、 一定期間内に構造物 1 4 0を通過した車両の重量のリストと 当該一定期間内で検出した構造物 1 4 0のたわみ量のピーク値のリストとに 基づいて、 たわみ量のピーク値と車重とを対応付け、 その対応付け結果を記 憶部 1 1 7に変位-重量対応付け結果 1 1 7 5として記憶するように構成さ れている。 この変位-重量対応付け部 1 1 8 4の詳細は後述する。
[0032] 診断部 1 1 8 5は、 記憶部 1 1 7に記憶された変位-重量対応付け結果 1
1 7 5に基づいて、 構造物 1 4 0の劣化診断を行うように構成されている。 例えば、 診断部 1 1 8 5は、 変位-重量対応付け結果 1 1 7 5のエントリか らたわみ量のピーク値と車重とを取り出し、 取り出した車重に対応して事前 に記憶する許容たわみ量と上記取り出したピ ーク値とを比較し、 ピーク値が 許容たわみ量より大きければ、 構造物 1 4 0の領域 1 4 1部分に劣化がある と判断し、 そうでなければ健全であると判断する。 診断部 1 1 8 5は、 以上 のような判定を変位-重量対応付け結果 1 1 7 5の全エントリについて実施 してもよいし、 重量を大きさに応じて幾つかに区分し、 その何れかの区分 ( 例えば重量最大の区分) に属するエントリの全てあるいは一部につい て実施 してもよい。 但し、 診断部 1 1 8 5による劣化診断の手法は上記に限定され ない。 変位-重量対応付け結果 1 1 7 5に基づいて上記と異なる手法で劣化 診断を行うようにしてもよい。 また、 変位-重量対応付け結果 1 1 7 5に基 づく診断に加えて、 或いはその診断に代えて、 他の手法で劣化診断を行うよ うにしてもよい。 例えば、 診断部 1 1 8 5は、 記憶部 1 1 7に記憶されてい る時系列画像 1 1 7 2或いはカメラ 1 3 0を使用して別途取得した時系列画 像を解析して構造物 1 4 0表面の振動を計測し、 その振動のパターンから、 ひび割れ ·剥離 ·空洞などの内部劣化状態を推定するように てもよい。 ま た診断部 1 1 8 5は、 推定した診断結果に係る情報を診断結果デー タべース 1 1 7 6に記憶するように構成されている。 また診断部 1 1 8 5は、 推定し た診断結果を画面表示部 1 1 6に表示し、 および/あるいは、 通信丨 / 部 1 1 4を通じて外部端末に診断結果を送信するよ に構成されている。 \¥02020/174833 11 卩(:171?2019/049460
[0033] 図 7は診断装置 1 0 0の動作の一例を示すフローチヤートである 以下、 各図を参照して、 構造物 1 4 0の劣化診断を行う際の診断装置 1 0 0の動作 を説明する。
[0034] オペレータが、 構造物 1 4 0の劣化診断を行うために、 コンピュータ 1 1
0およびカメラ 1 3 0などの計測装置群を現場に設置し、 操作入力部 1 1 5 から起動指示を入力すると、 コンピュータ 1 1 0によって図 7に示す処理が 開始される。 なお、 車重計測装置 1 5 0および車番読取機 1 3 1、 1 3 2は 、 高速道路 1 6 0の共用期間中、 常時稼働しているものとする。
[0035] 先ず、 時系列画像取得部 1 1 8 1、 車番-車重取得部 1 1 8 2、 および、 通過車番取得部 1 1 8 3が動作を開始する。 すなわち、 時系列画像取得部 1 1 8 1は、 カメラ 1 3 0で撮影された構造物 1 4 0の領域 1 4 1の時系列画 像を取得し、 記憶部 1 1 7に時系列画像 1 1 7 2として順次記憶していく ( ステップ 3 1) 。 以下、 時系列画像取得部 1 1 8 1が時系列画像の取得を開 始した時刻を時刻 と記す。 また、 車番-車重取得部 1 1 8 2は、 時系列画 像取得部 1 1 8 1の動作と並行して、 車重計測装置 1 5 0で取得された入口 レーンを通過する車両の車番および重量を含 む車重計測結果を取得し、 記憶 部 1 1 7の車番-車重対応表 1 1 7 3に順次記憶していく (ステップ 3 2)
。 また、 通過車番取得部 1 1 8 3は、 時系列画像取得部 1 1 8 1および車番 -車重取得部 1 1 8 2の動作と並行して、 車番読取機 1 3 1および車番読取 機 1 3 2から構造物 1 4 0の通過前領域および通過後領域を通過する 両の 車番および通過時刻を含む車番読取結果を取 得し、 記憶部 1 1 7の位置-時 亥 I」 -車番対応表 1 1 7 4に順次記憶していく (ステップ3 3) 。 時系列画像 取得部 1 1 8 1、 車番-車重取得部 1 1 8 2、 および通過車番取得部 1 1 8 3は、 上述した処理を図 7の処理が終了するまで継続して実施する。
[0036] 次に、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は、 一定時間の待ち合わせを行う ( ステップ 3 4) 。 この一定時間の待ち合わせ中、 時系列画像取得部 1 1 8 1 、 車番-車重取得部 1 1 8 2、 および、 通過車番取得部 1 1 8 3によって順 次最新の時系列画像、 車重計測結果、 車番読取結果が取得されて記憶部 1 1 \¥02020/174833 12 卩(:171?2019/049460
7に蓄積されていくことになる。 一定時間の待ち合わせ後、 変位-重量対応 付け部 1 1 8 4は、 記憶部 1 1 7から蓄積した全ての時系列画像 1 1 7 2、 車番-車重対応表 1 1 7 3、 および、 位置-時刻 -車番対応表 1 1 7 4を読 み出し、 それらに基づいて、 変位-重量対応付け処理を実施する (ステップ 3 5) 。 次に、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は、 変位-重量対応付け処理 に成功すれば (ステップ 3 6で丫巳 3) 、 変位-重量対応付け結果 1 1 7 5 を記憶部 1 1 7に記憶する (ステップ 3 7) 。 一方、 時系列画像 1 1 7 2の 蓄積量が少ない場合や走行車両が居ない場合 などでは、 変位-重量対応付け 処理に失敗することがある。 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は、 変位-重量 対応付け処理に失敗すれば (ステップ 3 6で N 0) 、 ステップ 3 4に戻って 、 再び一定時間の待ち合わせを行い、 その後、 記憶部 1 1 7から蓄積した全 ての時系列画像 1 1 7 2、 車番-車重対応表 1 1 7 3、 および、 位置-時刻 -車番対応表 1 1 7 4を読み出し、 それらに基づいて、 変位-重量対応付け 処理を実施する (ステップ 3 5) 。 このように変位-重量対応付け部 1 1 8 4は、 変位-重量対応付け処理が成功するまで、 処理の対象とする時系列画 像の期間を延長していく。
[0037] 変位-重量対応付け処理に成功し、 変位-重量対応付け結果 1 1 7 5が生 成されると、 診断部 1 1 8 5は、 記憶部 1 1 7から変位-重量対応付け結果
1 1 7 5を読み出し、 その変位-重量対応付け結果 1 1 7 5に基づいて構造 物 1 4 0の劣化診断を行い、 診断結果の保存および出力を行う (ステップ 3 8) 。 そして、 診断部 1 1 8 5は図 7の処理を終了する。
[0038] 続いて、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4の構成例について説明する。
[0039] 図 8は、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4の一例を示すブロック図である。
図 8を参照すると、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は、 処理対象期間設定部
1 1 8 4 1 と、 重量検出部 1 1 8 4 2と、 変位検出部 1 1 8 4 3と、 対応付 け部 1 1 8 4 4とを含んで構成される。
[0040] 処理対象期間設定部 1 1 8 4 1は、 対応付けを行う処理対象期間を設定す るように構成されている。 例えば、 処理対象期間設定部 1 1 8 4 1は、 本線 \¥02020/174833 13 卩(:171?2019/049460
区間 1 63 ·構造物 1 40 ·本線区間 1 64の区間内に車両が 1台も存在し ない時間帯 (以下、 空白時間帯と記す) を複数検出し、 1つの空白時間帯か ら次の 1つの空白時間帯までの期間を 1つの処理対象期間として設定するよ うに構成されている。 具体的には、 処理対象期間設定部 1 1 84 1は、 先ず 、 位置-時刻 -車番対応表 1 1 74に基づいて、 時刻丁 3 以降、 車番読取機 1 3 1で読み取られた車番のうち車番読取機 1 32で読み取られていない車番 の数が 0となる時間帯を空白時間帯として全て検出 る。 次に処理対象期間 設定部 1 1 84 1は、 検出した空白時間帯が 2以上でなければ、 対応付けに 失敗したと判断する。 対応付けに失敗した場合、 変位-重量対応付け部 1 1 84は、 図 7のステップ 34を再び実行することになる。 また処理対象期間 設定部 1 1 84 1は、 検出した空白時間帯が 2以上であれば、 空白時間帯で 区間を区切って 1以上の処理対象期間を設定する。 さらに処理対象期間設定 部 1 1 84 1は、 設定した処理対象期間内に構造物 1 40を通過した車両の 車番のリストを作成する。
[0041] 図 9は処理対象期間設定部 1 1 84 1の動作説明図である。 図 9に描かれ たグラフの横軸は時間、 縦軸は、 車番読取機 1 3 1で読み取られた車番のう ち車番読取機 1 32で読み取られていない車番の数 (以下、 車番数と記す) を表している。 この例では、 時刻丁 3 以降、 車番数は 5度、 0になっている。 そのため、 処理対象期間設定部 1 1 84 1は、 空白時間帯 から空白時 間帯 1 3 _ までを処理対象期間八とし、 空白時間帯 1 3 - から空白時間帯 までを処理対象期間巳とし、 空白時間帯 1 5 _ 1 6 から空白時間帯1 7 - 1 8 までを処理対象期間 <3とし、 空白時間帯 17 - 1 8 から空白時間帯 1 9 _まで を処理対象期間口とし、 合計 4つの処理対象期間を設定している。
[0042] 1つの処理対象期間、 例えば処理対象期間 に注目すると、 その直前の空 白時間 2 では本線区間 1 63 .構造物 1 40 .本線区間 1 64の区間内 に車両は 1台も存在していない。 時刻 2 になると、 最初の 1台の車両が車番 読取機 1 3 1で読み取られ、 本線区間 1 63に進入したと考えられる。 その 後、 本線区間 1 63に進入する車両が次々と出現し、 構造物 1 40、 本線区 \¥02020/174833 14 卩(:171?2019/049460
間 1 6 4の区間を通過して本線区間 1 6 5へ出ていくことになる。 そして、 時刻 1 3 の時点で本線区間 1 6 3 .構造物 1 4 0 .本線区間 1 6 4の区間内に 車両が再び 1台もいない状況になったということは、 上記時刻 2 以降に車番 読取機 1 3 1で読み取られた車番の車両が全て構造物 1 4 0を通過して本線 区間 1 6 5へ出てしまったことを意味している。 そこで、 処理対象期間設定 部 1 1 8 4 1は、 時刻 1 2 から時刻 1 3 までの期間中に車番読取機 1 3 1 または 車番読取機 1 3 2で読み取った車番を、 処理対象期間 内に構造物 1 4 0を 通過した車両の車番のリストとして作成する 。 処理対象期間設定部 1 1 8 4 1は、 他の処理対象期間巳〜〇についても同様の処 理によって通過車両の車 番のリストを作成する。
[0043] 図 1 0は、 処理対象期間 内に構造物 1 4 0を通過した車両の車番のリス 卜の例を示す。 この例では、 X X X I、 乂乂乂7、 、 X X X 5という車番 の車両が構造物 1 4 0を通過したことが示されている。
[0044] 次に、 重量検出部 1 1 8 4 2は、 処理対象期間設定部 1 1 8 4 1から処理 対象期間毎の上記通過車両の車番のリストを 受け取り、 記憶部 1 1 7に記憶 されている車番-車重対応表 1 1 7 3を参照して、 処理対象期間内に構造物 1 4 0を通過した車両の重量のリストを作成する 例えば、 重量検出部 1 1 8 4 2は、 処理対象期間 内に構造物 1 4 0を通過した車両の車番のリスト に、 図 1 0に示したように車番乂乂乂 1が存在する場合、 図 3に示す車番- 車重対応表 1 1 7 3を、 車番乂乂乂 1 をキーに検索して、 重量 1 0 トンを取 得する。 このようにして重量検出部 1 1 8 4 2は、 それぞれの処理対象期間 内に構造物 1 4 0を通過した車両の重量のリストを作成する
[0045] 図 1 1は、 処理対象期間 内に構造物 1 4 0を通過した車両の重量のリス 卜の例を示す。 この例では、 2 0 トン、 2 0 トン、 、 1 トンという重量の 車両が構造物 1 4 0を通過したことが示されている。
[0046] 次に、 変位検出部 1 1 8 4 3は、 処理対象期間設定部 1 1 8 4 1から設定 された処理対象期間の情報を受け取り、 処理対象期間毎に、 その処理対象期 間内に生じた構造物 1 4 0のたわみ量のピーク値を計測する。 具体的には、 \¥02020/174833 15 卩(:171?2019/049460
変位検出部 1 1 8 4 3は、 それぞれの処理対象期間毎に以下のような処 理を 行ぅ。
[0047] 先ず変位検出部 1 1 8 4 3は、 記憶部 1 1 7に記憶されている時系列画像
1 1 7 2から処理対象期間内の時系列画像を抽出す 。 次に変位検出部 1 1 8 4 3は、 抽出した時系列画像のそれぞれから、 構造物 1 4 0の表面のたわ み量の時間的な変化を計測する。 例えば、 橋梁の床版を下方向からカメラで 撮影する場合、 車両重量による橋梁の床版に生じるたわみ量 3によって、 力 メラから床版間の撮影距離!が短くなる。 そのため、 撮影画像はカメラの光軸 を中心として拡大され、 たわみによるみかけの変位 1が発生する。 撮影距離 をし 変位を 1、 たわみ量を 5、 変位算出位置のカメラ光軸からの距離を X、 カメラの焦点距離を干とすると、 1 =乂† 八} なる関係がある。 そのため、 フレーム画像毎の変位 1をデジタル画像相関法などによって検出 することにより、 上記式から、 フレーム画像毎の構造物 1 4 0の表面のたわ み量を算出することができる。 なお、 撮影距離!·は例えばレーザ距離計によっ て事前に計測することができ、 距離乂は画像の変位算出位置とカメラ光軸と か ら求めることができ、 ドは撮像装置毎に既知である。 また、 計測されるたわみ は微小振動まで拾うため、 低域通過フィルタや、 ピーク値が小さい (閾値未 満) 場合はカウントから除外するなどの一般的な 工夫を加えてもよい。
[0048] 図 1 2は、 処理対象期間八内の時系列画像から計測した 構造物 1 4 0の表 面のたわみ量の時間的な変化の一例を示す模 式図である。 縦軸はたわみ量、 横軸は時間である。
[0049] また変位検出部 1 1 8 4 3は、 計測したたわみ量の時間的な変化の極大値 を検出することにより、 たわみ量のピーク値を検出する。 例えば、 図 1 2に す例では、 時刻 21 、 22 、 ^ 23 、 24 、 ^ 25 、 26 、 ^ 27 の各時刻にたわみ童 のピーク値を検出する。 そして、 変位検出部 1 1 8 4 3は、 処理対象期間毎 に、 検出したたわみ量のピーク値のリストを作成 する。
[0050] 図 1 3は、 処理対象期間八内のたわみ量のピーク値のリ ストの例を示す。
この例では、 ピーク値が \¥02020/174833 16 卩(:171?2019/049460
計測されたことが示されている。
[0051 ] 次に、 対応付け部 1 1 8 4 4は、 重量検出部 1 1 8 4 2から処理対象期間 内に構造物 1 4 0を通過した車両の重量のリストを受け取り 変位検出部 1 1 8 4 3から処理対象期間内に構造物 1 4 0の表面に生じたたわみ量のピー ク値のリストを受け取り、 双方のリストを照らし合わせて、 たわみ量のピー ク値と車両の重量とを対応付ける。 具体的には、 処理対象期間毎に、 重量の リストおよびピーク値のリストをそれぞれ降 順にソートし、 ソート後の上位 I番目のたわみ量のピーク値と上位丨番目の 両の重量とを対応付ける。 例 えば、 処理対象期間 に関して、 ソート後の車両の重量のリストとたわみ量 のピーク値のリストが図 1 4の上に示される場合、 対応付け部 1 1 8 4 4は 、 図 1 4の下に示すような対応結果を生成する。
[0052] ここで、 時系列画像 1 1 7 2からたわみ量のピーク値を検出する際、 主に 軽量車のときにたわみ量の変化が重量車に比 較して相対的に小さくなるため 、 検出漏れが発生し易い。 また、 車重計測装置 1 5 0の種類によっては、 大 型車のみ重量を計測し、 乗用車の重量は検出しないものがある。 そのような 環境では、 車両の重量のリストおよびたわみ量のピーク 値のリストに含まれ る要素の数が同じでない場合が発生し、 何れか一方のリストに他方のリスト の要素に対応付けることができない 1以上の要素が残ることになる。 しかし 、 そのような対応付けのできない要素は破棄し ても大きな問題は生じない。 その 1つの理由は、 全車両の重量とたわみ量のピーク値とを対応 付けること が目的ではなく、 幾つかの重量とたわみ量のピーク値との対応 が付けば、 劣 化診断が可能になるためである。 また、 他の理由は、 降順にソートして上位 から順に対応付けていくため、 対応付けることができない重量、 たわみ量の ピーク値は小さな値側に偏るためである。
[0053] 最終的に対応付け部 1 1 8 4 4は、 処理対象期間毎に対応付けた結果をマ —ジし、 最終的な変位-重量対応付け結果 1 1 7 5を作成し、 記憶部 1 1 7 に記憶する。 或いは、 対応付け部 1 1 8 4 4は、 マージ後の変位-重量対応 付け結果に対して統計的な処理を施して、 最終的な変位-重量対応付け結果 \¥02020/174833 17 卩(:171?2019/049460
1 1 7 5を作成し、 記憶部 1 1 7に記憶する。 統計的な処理として、 例えば 、 同じ車重 (例えば 2 0 トン) が n個存在し、 それらに対応するたわみ量の ピーク値が门個存在する場合、 门個のたわみ量のピーク値の平均値あるいは 最頻値を、 当該車重に対応付けることが考えられる。
[0054] 以上が、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4の一例である。
[0055] 上記説明では、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4の処理対象期間設定部 1 1
8 4 1は、 本線区間 1 6 3 .構造物 1 4 0 .本線区間 1 6 4の区間内に車両 が 1台も存在しない空白時間帯を複数検出し、 1つの空白時間帯から次の 1 つの空白時間帯までの期間を 1つの処理対象期間として設定した。 しかし、 処理対象期間はこれに限定されない。 例えば、 任意の時刻丁 1からその後の 任意の時刻丁 2までを処理対象期間としてもよい。 その場合、 重量検出部 1 1 8 4 2は、 時刻丁 1から時刻丁 2までの期間に車番読取機 1 3 1 または車 番読取機 1 3 2で読み取られた車番の車両を処理対象期間 に構造物 1 4 0 を通過した車両と推定してその重量を検出す るようにしてよい。 或いは、 重 量検出部 1 1 8 4 2は、 車番読取機 1 3 1の設置個所から構造物 1 4 0まで の距離 (すなわち、 本線区間 1 6 3の長さ) を車両が走行するのに必要な平 均時間 1: 1 を考慮して、 時刻丁 1 - 1 1から時刻丁 2 _ I 1 までの期間に車 番読取機 1 3 1で読み取られた車番の車両を処理対象期間 に構造物 1 4 0 を通過した車両と推定してその重量を検出す るようにしてよい (この構成で は、 車番読取機 1 3 2は省略可能である) 。 或いは、 重量検出部 1 1 8 4 2 は、 構造物 1 4から車番読取機 1 3 2の設置個所までの距離 (すなわち、 本 線区間 1 6 4の長さ) を車両が走行するのに必要な平均時間 1 2を考慮して 、 時刻· G 1 + I 2から時刻丁 2 + I 2までの期間に車番読取機 1 3 2で読み 取られた車番の車両を処理対象期間内に構造 物 1 4 0を通過した車両と推定 してその重量を検出するようにしてよい (この構成では、 車番読取機 1 3 1 は省略可能である) 。 このような構成では、 推定誤差があると、 変位検出部 1 1 8 4 3で処理対象期間内において計測された変位 ピークの数と重量検 出部 1 1 8 4 2で検出された車両の重量の数とが一致しな なる。 しかし、 \¥02020/174833 18 卩(:171?2019/049460
対応付け部 1 1 8 4 4が前述したような統計的な処理を実施する とにより 、 推定誤差があったとしても、 たわみ量と車重との対応付けの誤差を抑える ことができる。
[0056] 以上説明したように、 本実施形態によれば、 車両が構造物 1 4 0をちょう ど通過するタイミングを検出しなくても構造 物 1 4 0の変位と車重との対応 関係を求めることができる。 その理由は、 変位-重量対応付け部 1 1 8 4は 、 処理対象期間内に構造物 1 4 0上を通過した複数の車両の重量を検出し、 また処理対象期間内における構造物 1 4 0の変位の複数のピーク値を計測し 、 その計測された複数のピーク値の大小関係と 上記検出された複数の車両の 重量の大小関係とに基づいて、 ピーク値と車両の重量とを対応付けるためで ある。
[0057] なお、 本実施形態は各種の付加変更が可能である。 例えば、 本実施形態で は、 構造物 1 4 0のたわみ量と車重とを対応付けた。 しかし、 車重に対応付 ける構造物 1 4 0の変位はたわみ量に限定されない。 例えば、 構造物 1 4 0 にひび割れがある場合、 構造物 1 4 0に荷重が加わると、 ひび割れの幅が拡 大する。 そのため、 構造物のひび割れの幅と車重とを対応付ける ようにして もよい。
[0058] また、 本実施形態では、 構造物 1 4 0の変位は構造物 1 4 0を撮影する力 メラの画像に基づいて検出した。 しかし、 構造物 1 4 0の変位を検出するセ ンサはカメラに限定されない。 例えばレーザ距離計によって構造物 1 4 0の たわみ量などの変位を検出するようにしても よい。 また、 例えばひずみゲー ジによって構造物 1 4 0のたわみ量、 ひび割れ幅などの変位を検出するよう にしてもよい。
[0059] [第 2の実施の形態]
次に、 本発明の第 2の実施形態に係る診断装置について図 1 5を参照して 説明する。 図 1 5は、 本実施形態に係る診断装置のブロック図であ り、 図 1 と同一符号は同一部分を示し、 1 〇〇 は診断装置、 1 1 〇 はコンピュー 夕、 1 7 1はサーバ装置、 1 7 2は車番-車重対応表記憶部、 1 7 3は位置 \¥02020/174833 19 卩(:171?2019/049460
-時刻 -車番対応表記憶部である。
[0060] サーバ装置 1 7 1は、 無線または有線により車重計測装置 1 50から車重 計測結果を取得し、 取得した車重計測結果を車番-車重対応表記 部 1 72 の車番-車重対応表に追加して記憶するよう 構成されている。 またサーバ 装置 1 7 1は、 無線または有線により車番読取機 1 3 1および車番読取機 1 32から車番読取結果を取得し、 取得した車番読取結果を位置-時刻 -車番 対応表記憶部 1 73の位置-時刻 -車番対応表に追加して記憶するように構 成されている。 これらのサーバ装置 1 7 1の機能は、 図 2の車番-車重取得 部 1 1 82、 通過車番取得部 1 1 83の機能と同じである。
[0061] コンビユータ 1 1 〇八は、 基本的には、 図 2に示したコンビユータ 1 1 0 と同じである。 但し、 変位-重量対応付け部 1 1 84は、 記憶部 1 1 7から 車番-車重対応表 1 1 73および位置-時刻 -車番対応表 1 1 74を入力す る代わりに、 通信丨 / 部 1 1 4を通じて車番-車重対応表記憶部 1 72お よび位置-時刻 -車番対応表記憶部 1 73から車番-車重対応表および位置 -時刻 -車番対応表を入力するように構成されてい 。 そのため、 コンピユ —夕 1 1 〇八では、 コンビユータ 1 1 0における車番-車重取得部 1 1 82 、 通過車番取得部 1 1 83、 車重計測丨 / 部 1 1 2、 車番読取丨 / 部 1 1 3は省略されている。
[0062] コンビユータ 1 1 0八の動作は、 コンビユータ 1 1 0の動作と比較して、 車番-車重取得部 1 1 82および通過車番取得部 1 1 83の動作が省略され ている点、 変位-重量対応付け部 1 1 84は、 通信丨 / 部 1 1 4を通じて 車番-車重対応表記憶部 1 72および位置-時刻 -車番対応表記憶部 1 73 から車番-車重対応表および位置-時刻 -車番対応表を入力する点を除き、 コンビユータ 1 1 0の動作と同じである。
[0063] 本実施形態によれば、 第 1の実施形態と同様の理由により、 車両が構造物
1 40をちょうど通過するタイミングを検出しな ても構造物 1 40の変位 と車重との対応関係を求めることができる。 また、 サーバ装置 1 7 1側で生 成されて保持される車番-車重対応表および 置-時刻 -車番対応表をコン \¥02020/174833 20 卩(:171?2019/049460
ピュータ 1 1 0八からアクセスして利用するため、 コンピュータ 1 1 0八の 構成および動作が簡素化される利点がある。
[0064] [第 3の実施の形態]
次に、 本発明の第 3の実施形態について図 1 6を参照して説明する。 図 1 6は、 本実施形態に係る変位-重量対応付け装置の ロック図である。 なお 、 本実施形態は、 本発明の変位-重量対応付け装置の概略を説 する。
[0065] 図 1 6を参照すると、 本実施形態に係る変位-重量対応付け装置 2 0 0は 、 設定手段 2 0 1 と検出手段 2 0 2と計測手段 2 0 3と対応付け手段 2 0 4 とを含んで構成されている。
[0066] 設定手段 2 0 1は、 処理対象期間を設定するように構成されてい る。 設定 手段 2 0 1は、 例えば図 8の処理対象期間設定部 1 1 8 4 1 と同様に構成す ることができるが、 それに限定されない。
[0067] 検出手段 2 0 2は、 処理対象期間内に構造物上を通過した複数の 車両の重 量を検出するように構成されている。 検出手段 2 0 2は、 例えば図 8の重量 検出部 1 1 8 4 2と同様に構成することができるが、 それに限定されない。
[0068] 計測手段 2 0 3は、 処理対象期間内における構造物の変位の複数 のピーク 値を計測するように構成されている。 計測手段 2 0 3は、 例えば図 8の変位 検出部 1 1 8 4 3と同様に構成することができるが、 それに限定されない。
[0069] 対応付け手段 2 0 4は、 計測手段 2 0 3によって計測された複数のピーク 値の大小関係と検出手段 2 0 2によって検出された複数の車両の重量の大 関係とに基づいて、 変位のピーク値と車両の重量とを対応付ける ように構成 されている。 対応付け手段 2 0 4は、 例えば図 8の対応付け部 1 1 8 4 4と 同様に構成することができるが、 それに限定されない。
[0070] このように構成された変位-重量対応付け装 2 0 0は以下のように動作 する。 即ち、 先ず、 設定手段 2 0 1が処理対象期間を設定する。 次に検出手 段 2 0 2が、 処理対象期間内に構造物上を通過した複数の 車両の重量を検出 し、 また計測手段 2 0 3が、 処理対象期間内における構造物の変位の複数 の ピーク値を計測する。 次に対応付け手段 2 0 4が、 計測手段 2 0 3によって \¥02020/174833 21 卩(:171?2019/049460
計測された複数のピーク値の大小関係と検 出手段 2 0 2によって検出された 複数の車両の重量の大小関係とに基づいて、 変位のピーク値と車両の重量と を対応付ける。
[0071 ] 本実施形態は以上のように構成され動作する ことにより、 車両が構造物を ちょうど通過するタイミングを検出しなくて も構造物の変位と車重との対応 関係を求めることができる。 その理由は、 処理対象期間内に構造物上を通過 した複数の車両の重量の大小関係と、 処理対象期間内における構造物の変位 の複数のピーク値の大小関係とに基づいて、 変位のピーク値と車両の重量と を対応付けるためである。
[0072] 以上、 上記各実施形態を参照して本発明を説明した が、 本発明は、 上述し た実施形態に限定されるものではない。 本発明の構成や詳細には、 本発明の 範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をす ることができる。
[0073] なお、 本発明は、 日本国にて 2 0 1 9年2月 2 6日に特許出願された特願
2 0 1 9 - 0 3 3 1 8 2の特許出願に基づく優先権主張の利益を享 するも のであり、 当該特許出願に記載された内容は、 全て本明細書に含まれるもの とする。
産業上の利用可能性
[0074] 本発明は、 橋梁などの構造物を通過する車両の重量と構 造物のたわみ量な どの変位とを対応付ける場合などに利用でき る。
[0075] 上記の実施形態の一部又は全部は、 以下の付記のようにも記載され得るが 、 以下には限られない。
[付記 1 ]
処理対象期間を設定する設定手段と、
前記処理対象期間内に構造物上を通過した複 数の車両の重量を検出する検 出手段と、
前記処理対象期間内における前記構造物の変 位の複数のピーク値を計測す る計測手段と、
前記計測された複数のピーク値の大小関係と 前記検出された複数の車両の \¥02020/174833 22 卩(:171?2019/049460
重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量とを対応付け る対応付け手段と、
を備える変位-重量対応付け装置。
[付記 2 ]
前記設定手段は、 前記構造物の通過前領域を通過する車両の車 番を読み取 る第 1の車番読取機で読み取られた車番のうち、 前記構造物の通過後領域を 通過する車両の車番を読み取る第 2の車番読取機で読み取られていない車番 の数が 0となる時間帯を区切として、 前記処理対象期間を設定するように構 成されている、
付記 1 に記載の変位-重量対応付け装置。
[付記 3 ]
前記検出手段は、 前記構造物の通過前領域を通過する車両の車 番を読み取 る第 1の車番読取機により前記処理対象期間内に み取られた車番の読み取 り結果、 または前記構造物の通過後領域を通過する車 両の車番を読み取る第 2の車番読取機で前記処理対象期間内に読み られた車番の読み取り結果を 入力し、 前記構造物上を通過する予定の車両の重量お よび車番を検出する重 量計測装置から車番と重量との対応関係を表 す車番-車重対応表を入力し、 前記車番の読み取り結果と前記車番-車重対 表とから、 前記処理対象期間 内に構造物上を通過した複数の車両の重量を 検出するように構成されている \
付記 1 または 2に記載の変位-重量対応付け装置。
[付記 4 ]
前記計測手段は、 前記構造物の表面を撮影した時系列画像を解 析して前記 構造物の変位の時間的な変化を検出し、 前記変位の時間的な変化の極大値を 検出するように構成されている、
付記 1乃至 3の何れかに記載の変位-重量対応付け装置。
[付記 5 ]
前記対応付け手段は、 前記複数のピーク値および前記複数の車両の 重量を \¥02020/174833 23 卩(:171?2019/049460
それぞれ降順にソートし、 ソート後の上位丨番目のピーク値と上位丨番 目の 車両の重量とを対応付けるように構成されて いる、
付記 1乃至 4の何れかに記載の変位-重量対応付け装置。
[付記 6 ]
前記ピーク値と前記車両の重量との対応付け の結果に基づいて、 前記構造 物の劣化診断を行う診断手段を、 さらに備える、
付記 1乃至 5の何れかに記載の変位-重量対応付け装置。
[付記 7 ]
処理対象期間を設定し、
前記処理対象期間内に構造物上を通過した複 数の車両の重量を検出し、 前記処理対象期間内における前記構造物の変 位の複数のピーク値を計測し 前記計測された複数のピーク値の大小関係と 前記検出された複数の車両の 重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量とを対応付け る、
変位-重量対応付け方法。
[付記 8 ]
コンピュータに、
処理対象期間を設定する処理と、
前記処理対象期間内に構造物上を通過した複 数の車両の重量を検出する処 理と、
前記処理対象期間内における前記構造物の変 位の複数のピーク値を計測す る処理と、
前記計測された複数のピーク値の大小関係と 前記検出された複数の車両の 重量の大小関係とに基づいて、 前記ピーク値と前記車両の重量とを対応付け る処理とを、
行わせるためのプログラムを記録したコンビ ュータ読み取り可能な記録媒体 〇 2020/174833 24 卩(:171? 2019 /049460 符号の説明
[0076] 1 00 診断装置
1 1 0 コンピュータ
1 1 1 カメラ I / 咅6
1 1 5 操作入力部
1 1 6 画面表示部
1 1 7 記憶部
1 1 8 演算処理部
1 20 ケーブル
1 30 カメラ
1 3 1 車番読取機
1 32 車番読取機
1 40 構造物
1 4 1 領域
1 50 車重計測装置
1 5 1 計量機
1 52 車番読取機
1 60 高速道路
1 6 1 入ロレーン
1 62 本線区間
1 63 本線区間
1 64 本線区間
1 65 本線区間
1 7 1 サーバ装置 \¥02020/174833 25 卩(:171?2019/049460
1 72 車番-車重対応表記憶部
1 73 位置-時刻 -車番対応表記憶部
200 変位-重量対応付け装置
201 設定手段
2〇 2 検出手段
203 計測手段
204 対応付け手段
Next Patent: DISPLACEMENT/WEIGHT ASSOCIATION DEVICE