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Patent Searching and Data


Title:
AWAKENING SYSTEM FOR VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/066593
Kind Code:
A1
Abstract:
An awakening system for vehicle which can awaken a person comfortably after taking a sleep for a predetermined time in the seat for vehicle. In the awakening system (10) for vehicle, when a person (36) sitting on a reclining seat (12) takes a sleep, the sitting person (36) brings the reclining seat (12) into reclining state so that the person can take a sleep easily, and a desired sleep time is set in a timer (34). When the time set in the timer (34) elapses, an ECU (22) operates a motor to incline a seat back (16), a seat cushion (14), and an ottoman (18), respectively, to predetermined rising position, lowering position, and storage position. Consequently, the sitting person (36) is brought into easy-to-awaken posture. In this regard, the ECU (22) irradiates the sitting person (36) with light by a vanity lamp (30) so that the periphery of the sitting person (36) has an easy-to-awaken illuminance. Consequently, the sitting person (36) can be awakened comfortably.

Inventors:
UEDA KATSUYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/070570
Publication Date:
May 28, 2009
Filing Date:
November 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA MOTOR CO LTD (JP)
UEDA KATSUYA (JP)
International Classes:
A61M21/00; B60J3/02; B60N2/22; B60Q3/02
Foreign References:
JPH04348763A1992-12-03
JP2006027533A2006-02-02
JPH0650988U1994-07-12
JPS62101543A1987-05-12
JP2008200486A2008-09-04
Attorney, Agent or Firm:
NAKAJIMA, Jun et al. (NAKAJIMA & KATO Seventh Floor, HK-Shinjuku Bldg., 3-17, Shinjuku 4-chome, Shinjuku-k, Tokyo 22, JP)
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Claims:
 車両用のリクライニングシートと、
 前記リクライニングシートのシートバックを傾動させるシートバック駆動手段と、
 前記リクライニングシートに着座した乗員に対して光を照射する照射手段と、
 時間を設定可能な時間設定手段と、
 前記時間設定手段に設定された時間が経過した後に、前記シートバック駆動手段によって前記シートバックを所定の起立位置へ傾動させると共に、前記照射手段によって前記着座乗員へ光を照射する制御手段と、
 を有する車両用覚醒システム。
 前記照射手段は、車両の天井部に設けられたルームランプを有する請求項1に記載の車両用覚醒システム。
 前記照射手段は、車両のサンバイザに設けられたバニティランプを有する請求項1又は請求項2に記載の車両用覚醒システム。
 前記サンバイザは、所定の使用位置と所定の退避位置との間で移動可能に車両に取り付けられると共に、前記サンバイザを前記使用位置と前記退避位置との間で移動させるサンバイザ駆動手段を有し、前記バニティランプは、前記サンバイザが前記使用位置に配置された状態で前記着座乗員に対向すると共に、前記制御手段は、前記バニティランプによって前記着座乗員に光を照射する前に、前記サンバイザ駆動手段によって前記サンバイザを前記使用位置へ移動させる請求項3に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、乗員が任意に調節した前記シートバックの通常使用位置を記憶すると共に、前記設定時間経過後に前記シートバックを前記起立位置へ傾動させ且つ前記照射手段によって光を照射した後で、前記シートバックの通常使用位置へ前記シートバックを傾動させる請求項1~請求項4の何れか1項に記載の車両用覚醒システム。
 前記リクライニングシートのシートクッションは、車両に対して上下方向に移動可能とされると共に、前記シートクッションを車両に対して上下方向に移動させるシートクッション駆動手段を有し、前記制御手段は、前記設定時間経過後に前記シートクッション駆動手段によって前記シートクッションを所定の降下位置へ下方移動させる請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記シートバック駆動手段及び前記シートクッション駆動手段の各作動停止時刻が同時になるように両者の作動を制御する請求項6に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記シートバック駆動手段及び前記シートクッション駆動手段の各作動開始時刻が同時になるように両者の作動を制御する請求項7に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、乗員が任意に調節した前記シートクッションの通常使用位置を記憶すると共に、前記所定時間経過後に前記シートクッションを前記降下位置へ移動させ且つ前記照射手段によって光を照射した後で、前記シートクッションの通常使用位置へ前記シートクッションを移動させる請求項6~請求項8の何れか1項に記載の車両用覚醒システム。
 前記リクライニングシートは、前記シートクッションに対して移動可能に取り付けられたオットマンを有すると共に、前記オットマンを前記シートクッションに対して移動させるオットマン駆動手段を有し、前記制御手段は、前記設定時間経過後に前記オットマン駆動手段によって前記オットマンを所定の格納位置へ移動させる請求項1~請求項9の何れか1項に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記シートバック駆動手段及び前記オットマン駆動手段の各作動停止時刻が同時になるように両者の作動を制御する請求項10に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記シートバック駆動手段及び前記オットマン駆動手段の各作動開始時刻が同時になるように両者の作動を制御する請求項11に記載の車両用覚醒システム。
 前記照射手段は、輝度を調節可能とされると共に、前記制御手段は、前記照射手段によって光を照射する際に前記照射手段の輝度を徐々に増加させる請求項1~請求項12の何れか1項に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記シートバック駆動手段の作動開始時に前記照射手段を点灯させると共に、前記シートバック駆動手段の作動停止時に前記照射手段の輝度を最大にさせる請求項13に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記シートバック駆動手段の作動停止後に前記照射手段を点灯させる請求項13に記載の車両用覚醒システム。
 前記制御手段は、前記照射手段の輝度が最大になった後で前記シートバック駆動手段を作動させる請求項13に記載の車両用覚醒システム。
 着座乗員の着座姿勢が変化するように変形可能とされた車両用シートと、
 前記車両用シートを変形させる駆動手段と、
 前記着座乗員に対して光を照射する照射手段と、
 時間を設定可能な時間設定手段と、
 前記時間設定手段に設定された時間が経過した後に、前記駆動手段によって前記車両用シートを所定の形態に変形させると共に、前記照射手段によって前記着座乗員へ光を照射する制御手段と、
 を有する車両用覚醒システム。
Description:
車両用覚醒システム

 本発明は、車両の乗員が車両用シートで 定時間の睡眠を取った後、乗員を快適に覚 させるための車両用覚醒システムに関する

 従来、車両の運転者の居眠りを防止するた の運転席用座席システムが考案されている( 例えば、特許文献1参照)。この座席システム は、運転者が居眠りに至る直前の状態を検 し、運転席のシートバックを前又は後に傾 させることで、運転者を刺激して覚醒状態 復帰させるようにしている。

特開2004-344613号公報

 ところで、上述のような座席システムは 車両走行時などにおける運転者の居眠り防 を目的としているが、運転者が駐車して仮 を取る場合や、運転者以外の乗員が助手席 どで睡眠を取る場合に所定時間で快適に覚 させるためのシステムの開発も望まれてい 。

 本発明は上記事実を考慮し、乗員が車両 シートで所定時間の睡眠を取った後、乗員 快適に覚醒させることができる車両用覚醒 ステムを得ることが目的である。

 請求項1に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、車両用のリクライニングシートと 、前記リクライニングシートのシートバック を傾動させるシートバック駆動手段と、前記 リクライニングシートに着座した乗員に対し て光を照射する照射手段と、時間を設定可能 な時間設定手段と、前記時間設定手段に設定 された時間が経過した後に、前記シートバッ ク駆動手段によって前記シートバックを所定 の起立位置へ傾動させると共に、前記照射手 段によって前記着座乗員へ光を照射する制御 手段と、を有する。

 請求項1に記載の車両用覚醒システムでは 、リクライニングシート(車両用シート)に着 した乗員が睡眠を取る場合には、着座乗員 リクライニングシートのシートバックを後 させて睡眠を取りやすい姿勢にすると共に 時間設定手段に所望の時間(睡眠時間)を設 すればよい。時間設定手段に設定された時 が経過すると、制御手段がシートバック駆 手段によってシートバックを所定の起立位 に傾動させる。このため、睡眠状態の着座 員の上体がシートバックによって起こされ 、着座乗員が覚醒しやすい姿勢にされる。 たこのとき、制御手段が照射手段によって 座乗員へ光を照射し、着座乗員の周囲が覚 しやすい照度になる。これにより、着座乗 を快適に覚醒させることができる。

 請求項2に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項1に記載の車両用覚醒シス ムにおいて、前記照射手段は、車両の天井 に設けられたルームランプを有する。

 請求項2に記載の車両用覚醒システムでは 、制御手段は、時間設定手段に設定された時 間が経過すると、車両の天井部に設けられた ルームランプによって着座乗員に光を照射す る。このように、ルームランプを照射手段と して兼用するので、部品点数の増加を抑制す ることができる。

 請求項3に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項1又は請求項2に記載の車両 覚醒システムにおいて、前記照射手段は、 両のサンバイザに設けられたバニティラン を有する。

 請求項3に記載の車両用覚醒システムでは 、制御手段は、時間設定手段に設定された時 間が経過すると、車両のサンバイザに設けら れたバニティランプによって着座乗員に光を 照射する。このように、バニティランプを照 射手段として兼用するので、部品点数の増加 を抑制することができる。

 請求項4に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項3に記載の車両用覚醒シス ムにおいて、前記サンバイザは、所定の使 位置と所定の退避位置との間で移動可能に 両に取り付けられると共に、前記サンバイ を前記使用位置と前記退避位置との間で移 させるサンバイザ駆動手段を有し、前記バ ティランプは、前記サンバイザが前記使用 置に配置された状態で前記着座乗員に対向 ると共に、前記制御手段は、前記バニティ ンプによって前記着座乗員に光を照射する に、前記サンバイザ駆動手段によって前記 ンバイザを前記使用位置へ移動させる。

 請求項4に記載の車両用覚醒システムでは 、制御手段は、バニティランプによって着座 乗員に光を照射する前に、サンバイザ駆動手 段によってサンバイザを所定の使用位置へ移 動させる。これにより、バニティランプが着 座乗員に対向する。このように、サンバイザ が自動的に使用位置へ移動されて、バニティ ランプによる着座乗員への光の照射が可能に なるので、着座乗員は睡眠状態に入る前に予 めサンバイザを使用位置に移動させる必要が ない。したがって、着座乗員の操作手順を簡 略化することができ、システムの操作性を向 上させることができる。

 請求項5に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項1~請求項4の何れか1項に記 の車両用覚醒システムにおいて、前記制御 段は、乗員が任意に調節した前記シートバ クの通常使用位置を記憶すると共に、前記 定時間経過後に前記シートバックを前記起 位置へ傾動させ且つ前記照射手段によって を照射した後で、前記シートバックの通常 用位置へ前記シートバックを傾動させる。

 請求項5に記載の車両用覚醒システムでは 、制御手段は、時間設定手段に設定された時 間が経過すると、シートバック駆動手段によ ってシートバックを所定の起立位置へ傾動さ せ且つ照射手段によって着座乗員に光を照射 した後で、予め記憶していたシートバックの 通常使用位置(着座乗員が任意に調節した位 )へシートバックを傾動させる。このため、 ートバックの起立位置への傾動及び照射手 による光の照射によって覚醒した着座乗員 シートバックを通常使用位置へ傾動させる 間を省くことができ、システムの操作性を 上させることができる。

 請求項6に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項1~請求項5の何れか1項に記 の車両用覚醒システムにおいて、前記リク イニングシートのシートクッションは、車 に対して上下方向に移動可能とされると共 、前記シートクッションを車両に対して上 方向に移動させるシートクッション駆動手 を有し、前記制御手段は、前記設定時間経 後に前記シートクッション駆動手段によっ 前記シートクッションを所定の降下位置へ 方移動させる。

 請求項6に記載の車両用覚醒システムでは 、リクライニングシートに着座した乗員が睡 眠を取る際には、着座乗員は好みに応じてシ ートクッションを車両に対し上方移動させて 睡眠を取りやすい姿勢にすることができる。 そして、時間設定手段に設定された時間が経 過すると、制御手段がシートバック駆動手段 によってシートバックを所定の起立位置へ移 動させると共に、シートクッション駆動手段 によってシートクッションを所定の降下位置 へ下方移動させる。したがって、着座乗員は リラックスした姿勢を保ちながら覚醒しやす い姿勢へと移行されるので、着座乗員に快適 な覚醒を提供することができる。

 請求項7に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項6に記載の車両用覚醒シス ムにおいて、前記制御手段は、前記シート ック駆動手段及び前記シートクッション駆 手段の各作動停止時刻が同時になるように 者の作動を制御する。

 請求項7に記載の車両用覚醒システムでは 、シートバックが起立位置に到達する時刻と 、シートクッションが降下位置に到達する時 刻とを同時にすることができる。したがって 、着座乗員に違和感を与えることなく快適な 覚醒を提供することができる。

 請求項8に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項7に記載の車両用覚醒シス ムにおいて、前記制御手段は、前記シート ック駆動手段及び前記シートクッション駆 手段の各作動開始時刻が同時になるように 者の作動を制御する。

 請求項8に記載の車両用覚醒システムでは 、シートバックが起立位置へ向けて傾動し始 める時刻と、シートクッションが降下位置へ 向けて移動し始める時刻とを同時にすること ができる。したがって、シートバックの傾動 およびシートクッションの移動を開始する際 に、着座乗員に違和感を与えることを抑制で きる。

 請求項9に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムは、請求項6~請求項8の何れか1項に記 の車両用覚醒システムにおいて、前記制御 段は、乗員が任意に調節した前記シートク ションの通常使用位置を記憶すると共に、 記所定時間経過後に前記シートクッション 前記降下位置へ移動させ且つ前記照射手段 よって光を照射した後で、前記シートクッ ョンの通常使用位置へ前記シートクッショ を移動させる。

 請求項9に記載の車両用覚醒システムでは 、制御手段は、時間設定手段に設定された時 間が経過すると、シートバック駆動手段によ ってシートバックを所定の起立位置へ傾動さ せると共にシートクッション駆動手段によっ てシートクッションを所定の降下位置へ移動 させ、且つ照射手段によって着座乗員に光を 照射した後で、予め記憶していたシートクッ ションの通常使用位置(着座乗員が任意に調 した位置)へシートクッションを移動させる このため、シートバックの起立位置への傾 、シートクッションの降下位置への移動、 び照射手段による光の照射によって覚醒し 着座乗員がシートクッションを通常使用位 へ移動させる手間を省くことができ、シス ムの操作性を向上させることができる。

 請求項10に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項1~請求項9の何れか1項に記 の車両用覚醒システムにおいて、前記リク イニングシートは、前記シートクッション 対して移動可能に取り付けられたオットマ を有すると共に、前記オットマンを前記シ トクッションに対して移動させるオットマ 駆動手段を有し、前記制御手段は、前記設 時間経過後に前記オットマン駆動手段によ て前記オットマンを所定の格納位置へ移動 せる。

 請求項10に記載の車両用覚醒システムで 、リクライニングシートに着座した乗員が 眠を取る際には、着座乗員は好みに応じて ットマンをシートクッションに対して移動 せて睡眠を取りやすい姿勢にすることがで る。そして、時間設定手段に設定された時 が経過すると、制御手段がシートバック駆 手段によってシートバックを所定の起立位 へ移動させると共に、オットマン駆動手段 よってオットマンを所定の格納位置へ下方 動させる。したがって、着座乗員はリラッ スした姿勢を保ちながら覚醒しやすい姿勢 と移行されるので、着座乗員に快適な覚醒 提供することができる。

 請求項11に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項10に記載の車両用覚醒シス テムにおいて、前記制御手段は、前記シート バック駆動手段及び前記オットマン駆動手段 の各作動停止時刻が同時になるように両者の 作動を制御する。

 請求項11に記載の車両用覚醒システムで 、シートバックが起立位置に到達する時刻 、オットマンが格納位置に到達する時刻と 同時にすることができる。したがって、着 乗員に違和感を与えることなく快適な覚醒 提供することができる。

 請求項12に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項11に記載の車両用覚醒シス テムにおいて、前記制御手段は、前記シート バック駆動手段及び前記オットマン駆動手段 の各作動開始時刻が同時になるように両者の 作動を制御する。

 請求項12に記載の車両用覚醒システムで 、シートバックが起立位置へ向けて傾動し める時刻と、オットマンが格納位置へ向け 移動し始める時刻とを同時にすることがで る。したがって、シートバックの傾動及び ットマンの移動を開始する際に、着座乗員 違和感を与えることを抑制できる。

 請求項13に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項1~請求項12の何れか1項に記 載の車両用覚醒システムにおいて、前記照射 手段は、輝度を調節可能とされると共に、前 記制御手段は、前記照射手段によって光を照 射する際に前記照射手段の輝度を徐々に増加 させる。

 請求項13に記載の車両用覚醒システムで 、制御手段は、照射手段によって着座乗員 光を照射する際に照射手段の輝度を徐々に 加させる。したがって、着座乗員に違和感 与えることなく快適な覚醒を提供すること できる。

 請求項14に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項13に記載の車両用覚醒シス テムにおいて、前記制御手段は、前記シート バック駆動手段の作動開始時に前記照射手段 を点灯させると共に、前記シートバック駆動 手段の作動停止時に前記照射手段の輝度を最 大にさせる。

 請求項14に記載の車両用覚醒システムで 、シートバックが傾動し始める時に照射手 が点灯される。そして、シートバックの傾 に伴って照射手段の輝度が徐々に増加され シートバックが起立位置に到達した時に照 手段の輝度が最大にされる。このように、 射手段の輝度が徐々に増加されるので、着 乗員に違和感を与えることを抑制できる。 た、シートバックが起立位置に到達した時( なわち着座乗員の上体が起こされた時)に照 射手段の輝度が最大にされるので、着座乗員 を覚醒させる強度を強くすることができる。

 請求項15に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項13に記載の車両用覚醒シス テムにおいて、前記制御手段は、前記シート バック駆動手段の作動停止後に前記照射手段 を点灯させる。

 請求項15に記載の車両用覚醒システムで 、シートバックが起立位置に到達した後で 射手段が点灯され、照射手段の輝度が徐々 増加される。このため、着座乗員は、シー バックが起立位置に到達するまでの間にシ トバックの傾動によって覚醒されると共に シートバックが起立位置に到達した後、徐 に輝度を増加される照射手段からの光によ て更に覚醒される。したがって、着座乗員 覚醒させるための時間を長くすることがで 、これにより、着座乗員に快適な覚醒を提 することができる。

 請求項16に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、請求項13に記載の車両用覚醒シス テムにおいて、前記制御手段は、前記照射手 段の輝度が最大になった後で前記シートバッ ク駆動手段を作動させる。

 請求項16に記載の車両用覚醒システムで 、照射手段が点灯されて照射手段の輝度が 大になった後で、シートバックの傾動が開 される。このため、着座乗員は、照射手段 点灯されてから照射手段の輝度が最大にな までの間に照射手段からの光によって覚醒 れると共に、照射手段の輝度が最大になっ 後で、シートバックの傾動によって更に覚 される。したがって、着座乗員を覚醒させ ための時間を長くすることができ、これに り、着座乗員に快適な覚醒を提供すること できる。

 請求項17に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムは、着座乗員の着座姿勢が変化する うに変形可能とされた車両用シートと、前 車両用シートを変形させる駆動手段と、前 着座乗員に対して光を照射する照射手段と 時間を設定可能な時間設定手段と、前記時 設定手段に設定された時間が経過した後に 前記駆動手段によって前記車両用シートを 定の形態に変形させると共に、前記照射手 によって前記着座乗員へ光を照射する制御 段と、を有する。

 請求項17に記載の車両用覚醒システムで 、車両用シート(座席)に着座した乗員が睡眠 を取る場合には、着座乗員は車両用シートを 変形させて睡眠を取りやすい姿勢にすると共 に、時間設定手段に所望の時間(睡眠時間)を 定すればよい。時間設定手段に設定された 間が経過すると、制御手段が駆動手段によ て車両用シートを所定の形態に変形させる このため、睡眠状態の着座乗員の姿勢が変 される。またこのとき、制御手段が照射手 によって着座乗員へ光を照射し、乗員の周 が覚醒しやすい照度になる。これにより、 座乗員を快適に覚醒させることができる。

 以上説明したように、請求項1に記載の発 明に係る車両用覚醒システムでは、乗員が車 両用シートで所定時間の睡眠を取った後、乗 員を快適に覚醒させることができる。

 請求項2に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、部品点数の増加を抑制すること ができる。

 請求項3に記載を発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、部品点数の増加を抑制すること ができる。

 請求項4に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、着座乗員の操作手順を簡略化す ることができ、システムの操作性を向上させ ることができる。

 請求項5に記載を発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、覚醒した着座乗員がシートバッ クを通常使用位置へ傾動させる手間を省くこ とができ、システムの操作性を向上させるこ とができる。

 請求項6に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、着座乗員はリラックスした姿勢 を保ちながら覚醒しやすい姿勢へと移行され るので、着座乗員に快適な覚醒を提供するこ とができる。

 請求項7に記載を発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、着座乗員に違和感を与えること なく快適な覚醒を提供することができる。

 請求項8に記載の発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、シートバックの傾動およびシー トクッションの移動を開始する際に、着座乗 員に違和感を与えることを抑制できる。

 請求項9に記載を発明に係る車両用覚醒シ ステムでは、覚醒した着座乗員がシートクッ ションを通常使用位置へ移動させる手間を省 くことができ、システムの操作性を向上させ ることができる。

 請求項10に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムでは、着座乗員はリラックスした姿 を保ちながら覚醒しやすい姿勢へと移行さ るので、着座乗員に快適な覚醒を提供する とができる。

 請求項11に記載を発明に係る車両用覚醒 ステムでは、着座乗員に違和感を与えるこ なく快適な覚醒を提供することができる。

 請求項12に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムでは、シートバックの傾動及びオッ マンの移動を開始する際に、着座乗員に違 感を与えることを抑制できる。

 請求項13に記載を発明に係る車両用覚醒 ステムでは、着座乗員に違和感を与えるこ なく快適な覚醒を提供することができる。

 請求項14に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムでは、着座乗員に違和感を与えるこ を抑制できると共に、着座乗員を覚醒させ 強度を強くすることができる。

 請求項15に記載を発明に係る車両用覚醒 ステムでは、着座乗員を覚醒させるための 間を長くすることができ、これにより、着 乗員に快適な覚醒を提供することができる

 請求項16に記載の発明に係る車両用覚醒 ステムでは、着座乗員を覚醒させるための 間を長くすることができ、これにより、着 乗員に快適な覚醒を提供することができる

 請求項17に記載を発明に係る車両用覚醒 ステムでは、乗員が車両用シートで所定時 の睡眠を取った後、乗員を快適に覚醒させ ことができる。

本発明の第1の実施形態に係る車両用覚 醒システムの構成を示し、リクライニングシ ートのフルリクライニング状態での概略的な 斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用覚 醒システムの構成を示し、リクライニングシ ートの通常着座使用状態での概略的な斜視図 である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用覚 醒システムの部分的な構成を示し、リクライ ニングシートのフルリクライニング状態での 概略的な側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用覚 醒システムの部分的な構成を示し、リクライ ニングシートの通常着座使用状態での概略的 な側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用覚 醒システムの制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用覚 醒システムの制御プログラムの流れ図である 。 本発明の第2の実施形態に係る車両用覚 醒システムの制御プログラムの流れ図である 。 本発明の第3の実施形態に係る車両用覚 醒システムの制御プログラムの流れ図である 。 本発明の第4の実施形態に係る車両用覚 醒システムの制御プログラムの流れ図である 。

<第1の実施形態>

 図1及び図2には、本発明の第1の実施形態 係る車両用覚醒システム10の構成が概略的 斜視図にて示されている。また、図3及び図4 には、この車両用覚醒システム10の部分的な 成が概略的な側面図にて示されている。な 、図中矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは 車両上方向を示し、矢印Wは車幅内側方向を している。

 これらの図に示されるように、本第1の実 施形態に係る車両用覚醒システム10は、車両 のリクライニングシート12を含んで構成さ ており、このリクライニングシート12は、シ ートクッション14、シートバック16、及びオ トマン18を備えている。なお、本第1の実施 態では、上述のリクライニングシート12が車 両(図示省略)の助手席として採用されており リクライニングシート12の前後左右上下の 向性は、このリクライニングシート12が搭載 された車両(車体)の前後左右上下の方向性と 致している。

 このリクライニングシート12のシートバ ク16は、下端部がシートクッション14の後端 に回動可能に連結されており、図1及び図3 示される後傾位置と、図2及び図4に示される 起立位置との間でシートクッション14に対し 傾動可能とされている。このシートバック1 6には、シートバック駆動手段としてのリク イニングモータ20(以下、単に「モータ20」と いう)が設けられており、このモータ20が作動 することで、シートバック16が後傾位置と起 位置との間でシートクッション14(車体)に対 し傾動(回動)されるようになっている。この ータ20は、制御手段を構成するECU22(制御装 )に電気的に接続されている(図5参照)。

 また、モータ20には、制御手段を構成す 回転検出センサ20A(本第1の実施形態では、磁 気センサ)が設けられている。この回転検出 ンサ20Aは、モータ20の出力軸に取り付けられ た磁石(共に図示省略)に対応しており、出力 の回転によって磁石が回転検出センサ20Aの 傍を繰り返し通過すると、磁石によって生 る磁気を検知して所定の電気信号をECU22に 力するようになっている。この場合、ECU22は 、回転検出センサ20Aから出力された信号に基 づいてモータ20の出力軸の回転数を検出する 共に、検出した回転数からシートバック16 車体に対する傾動角度(リクライニング角度) を検出するようになっている。

 一方、シートクッション14は、後端部が 体に対して回動可能に連結されており、図1 び図3に示される上昇位置と、図2及び図4に される降下位置との間で車体に対して傾動 能とされている(車体に対する座面14Aの角度 を調整可能とされている)。このシートクッ ョン14には、シートクッション駆動手段とし ての座面角調整モータ24(以下、単に「モータ 24」という)が設けられており、このモータ24 作動することで、シートクッション14が上 位置と降下位置との間で車体に対し傾動(回 )されるようになっている。このモータ24は 前述したECU22に電気的に接続されている。

 また、モータ24には、前述した回転検出 ンサ20Aと基本的に同様構成の回転検出セン 24Aが設けられており、ECU22は、この回転検出 センサ24Aから出力された信号に基づいてシー トクッション14の車体に対する傾動角度を検 するようになっている。

 一方、オットマン18は、上端部がシート ッション14の前端部に回動可能に連結されて おり、図1及び図3に示される突出位置と、図2 及び図4に示される格納位置との間でシート ッション14に対して傾動可能とされている。 このオットマン18には、オットマン駆動手段 してのオットマンモータ26(以下、単に「モ タ26」という)が設けられており、このモー 26が作動することで、オットマン18が突出位 置と格納位置との間でシートクッション14に し傾動(回動)されるようになっている。こ モータ26は、前述したECU22に電気的に接続さ ている。

 また、モータ26には、前述した回転検出 ンサ20Aと基本的に同様構成の回転検出セン 26Aが設けられており、ECU22は、この回転検出 センサ26Aから出力された信号に基づいてオッ トマン18のシートクッション14に対する傾動 度を検出するようになっている。

 なお、上述のECU22には、車室内の所定位 (例えば、シートクッション14の側部)に設け れた図示しないスイッチが電気的に接続さ ており、ECU22は、このスイッチの操作に応 てモータ20、24、26を作動させるようになっ いる。このため、リクライニングシート12に 着座した乗員36(以下、単に「着座乗員36」と う)は、このスイッチを操作することでシー トクッション14、シートバック16、及びオッ マン18を駆動させる(リクライニングシート12 を変形させる)ことができ、好みの着座姿勢 応じてリクライニングシート12の形態を変化 させることができるようになっている。

 また、上述のECU22には、車両のサンバイ 28に設けられたバニティランプ30とサンバイ モータ32(サンバイザ駆動手段、以下単に「 ータ32」という)とが電気的に接続されてい 。サンバイザ28は、車室の天井部の前端部 回動可能に取り付けられており、モータ32の 駆動力によって図1に実線で示される使用位 と、図1に二点鎖線で示される退避位置との で回動されるようになっている。

 一方、バニティランプ30は、サンバイザ28 が使用位置に配置された状態で車両後方側を 向くように(着座乗員36に対向するように)サ バイザ28に取り付けられている。このため、 サンバイザ28が使用位置に配置された状態で ニティランプ30が点灯すると、着座乗員36に 光が照射されるようになっている。

 なお、このバニティランプ30には、その 度(明るさ)を調節するための輝度調節機構( 示省略)が設けられており、バニティランプ3 0の点灯・消灯の制御及び輝度調節をECU22が行 うようになっている。

 さらに、上述のECU22には、時間設定手段 してのタイマー34が電気的に接続されている 。このタイマー34は、例えばシートクッショ 14の側部に取り付けられている。このタイ ー34には、着座乗員36が操作可能な操作部(図 示省略)が設けられており、着座乗員36はこの 操作部を操作することでタイマー34に所望の 間を設定できるようになっている。また、E CU22には、車両のインストルメントパネルに けられたディスプレイ(共に図示省略)が電気 的に接続されており、着座乗員36がタイマー3 4に設定した時間がディスプレイに表示され ようになっている。

 ここで、本第1の実施形態では、ECU22には 前述したモータ20、24、26、32、及びバニテ ランプ30を制御するための制御プログラムが 記憶されており、ECU22は、タイマー34に時間 設定されると、この制御プログラムを起動 せるようになっている。

 次に、図6に示されるフローチャートに従 って、本第1の実施形態の作用について説明 る。

 上記構成の車両用覚醒システム10では、 クライニングシート12に着座した乗員36が睡 を取る場合には、着座乗員36は、リクライ ングシート12をリクライニング状態にさせる ことで(すなわち、シートバック16を後傾位置 側へ傾動させると共に、シートクッション14 上昇位置側へ傾動させ、且つオットマン18 突出位置側へ傾動させることで)、睡眠を取 やすいリラックスした姿勢にすることがで る(図3参照)。

 また、着座乗員36は、シートクッション14 の側部に設けられたタイマー34の操作部を操 して、所望の睡眠時間をタイマー34に設定 ることができる。このようにタイマー34に時 間が設定されると、ECU22が制御プログラムを 動させる。この制御プログラムでは、ECU22 、先ずステップ100において、タイマー34に設 定された時間が経過したか否かを判断する。 この判断が肯定された場合にのみ次のステッ プ102に移行する。

 ステップ102では、ECU22は、タイマー34に設 定された時間が経過したため、モータ32を作 させてサンバイザ28を退避位置から使用位 へと移動させる。これにより、サンバイザ28 に設けられたバニティランプ30が着座乗員36 対向する。このステップ102での処理が終了 ると、次のステップ104に移行する。

 ステップ104では、ECU22は、モータ20、24、2 6の作動を制御するための演算を実施する。 の演算としては、例えばECU22は、回転検出セ ンサ20A、24A、26Aの検出結果に基づいて、シー トバック16の現在位置から起立位置までの傾 角度と、シートクッション14の現在位置か 降下位置までの傾動角度と、オットマン18の 現在位置から格納位置までの傾動角度とを演 算によって算出する。そして、ECU22は、モー 20、24、26の作動によってシートバック16、 ートクッション14、オットマン18をそれぞれ 立位置、降下位置、格納位置まで傾動させ 際に、モータ20、24、26の各作動開始時刻と 作動停止時刻とが同時になるように、モー 20、24、26の各回転速度を上記算出結果に基 いて算出する。このステップ104での処理が 了すると、次のステップ106に移行する。

 ステップ106では、ECU22は、ステップ104に いて算出したモータ20、24、26の各回転速度 対応させて、モータ20、24、26を同時に作動 せる。このため、シートバック16、シートク ッション14、及びオットマン18がモータ20、24 26の駆動力によって同時に駆動され、それ れ起立位置、降下位置、格納位置へと傾動 始める。したがって、睡眠状態の着座乗員36 はリラックスした姿勢を保ちながら、覚醒し やすい姿勢へと移行される。しかも、シート バック16、シートクッション14、及びオット ン18の傾動が同時に開始されるので、睡眠状 態の着座乗員36に違和感を与えることを抑制 きる。このステップ106での処理が終了する 、次のステップ108に移行する。

 ステップ108では、ECU22は、バニティラン 30を点灯させる。この場合、ECU22は、シート ック16、シートクッション14、オットマン18 、それぞれ起立位置、降下位置、格納位置 到達した時にバニティランプ30の輝度が最 になるように、バニティランプ30の輝度を徐 々に増加させる。したがって、着座乗員36の 囲が徐々に明るくなるため、睡眠状態の着 乗員36に違和感を与えることを抑制できる

 なお、ステップ104からステップ108までの 理は、ECU22によって瞬時に実施されるため シートバック16、シートクッション14、及び ットマン18の傾動と、バニティランプ30の点 灯とは同時に開始されるものとみなすことが できる。このステップ108での処理が終了する と、次のステップ110に移行する。

 ステップ110では、ECU22は、シートバック16 、シートクッション14、及びオットマン18が それぞれ起立位置、降下位置、及び格納位 に到達したか否かを、回転検出センサ20A、24 A、26Aの検出結果に基づいて判断する。この 断が肯定された場合にのみ次のステップ112 移行する。

 ステップ112では、ECU22は、シートバック16 、シートクッション14、及びオットマン18が それぞれ起立位置、降下位置、及び格納位 に到達したため、モータ20、24、26の作動を 時に停止させる。このため、シートバック16 、シートクッション14、及びオットマン18の 動が同時に停止されるので、着座乗員36に違 和感を与えることを抑制できる。

 そしてこの状態では、図4に示されるよう に、降下位置に配置されたシートクッション 14と、起立位置に配置されたシートバック16 によって着座乗員36の身体が支持され、着座 乗員36が覚醒しやすい姿勢にされる。またこ とき、バニティランプ30の輝度が最大にさ 、着座乗員36の周囲が覚醒しやすい明るさに なる。これにより、所定時間の睡眠を取った 着座乗員36を快適に覚醒させることができる

 しかも、この車両用覚醒システム10では サンバイザ28に設けられたバニティランプ30 乗員覚醒用の照射手段として兼用されてい ので、部品点数の増加を抑制することがで る。

 また、この車両用覚醒システム10では、 イマー34に設定された時間が経過した後、ス テップ102において自動的にサンバイザ28が使 位置へ移動され、バニティランプ30による 座乗員36への光の照射が可能になる。このた め、着座乗員36は、睡眠状態に入る前に予め ンバイザ28を使用位置へ移動させる必要が い。したがって、着座乗員36の操作手順を簡 略化することができ、システムの操作性を向 上させることができる。

 さらに、この車両用覚醒システム10では ステップ110において、シートバック16、シー トクッション14、及びオットマン18が、それ れ起立位置、降下位置、及び格納位置に到 したとき、すなわち着座乗員36が覚醒しやす い姿勢にされたときに、バニティランプ30の 度が最大にされ、着座乗員36の周囲が覚醒 やすい明るさにされる。このため、着座乗 36を覚醒させる強度を強くすることができる 。

 なお、上記第1の実施形態では、ECU22は、 テップ106において、モータ20、24、26の各作 開始時刻及び各作動停止時刻が共に同時に るように、モータ20、24、26の各回転速度を 御したが、これに限らず、ECU22が、モータ20 、24、26の各作動開始時刻を変える(ずらす)こ とで、モータ20、24、26の各作動停止時刻を同 時にするようにしてもよい。この場合、例え ば、ECU22は、ステップ104において、回転検出 ンサ20A、24A、26Aの検出結果に基づいて、シ トバック16の現在位置から起立位置までの 動角度と、シートクッション14の現在位置か ら降下位置までの傾動角度と、オットマン18 現在位置から格納位置までの傾動角度とを 算によって算出する。そして、これらの算 結果に基づいて、ECU22は、シートバック16、 シートクッション14、及びオットマン18がそ ぞれ起立位置、降下位置、及び格納位置に 時に到達するように、モータ20、24、26の各 動開始時刻を演算する構成になる。この場 、ECU22がモータ20、24、26の回転速度制御を行 う必要がないので、当該回転速度制御のため の構成が不要になり、システムを簡素化する ことができる。この点は、以下に説明する本 発明の他の実施形態においても同様である。

 また、上記第1の実施形態では、着座乗員 36が睡眠を取る際に自らの操作によってリク イニングシート12をリクライニング状態に せる場合について説明したが、本発明はこ に限らず、着座乗員36がタイマー34に所望の 眠時間を設定した後で、ECU22がモータ20、24 26を作動させて、予め設定されたリクライ ング状態(例えば、乗員が好みに応じて設定 た状態)へ自動的にリクライニングシート12 変形駆動させる構成にしてもよい。この点 、以下に説明する本発明の他の実施形態に いても同様である。

 さらに、上記第1の実施形態では、サンバ イザ28に設けられたバニティランプ30が乗員 醒用の照射手段として用いられた構成にし が、本発明はこれに限らず、車室の天井部 設けられたルームランプが乗員覚醒用の照 手段として用いられる構成にしてもよいし バニティランプ30とルームランプとの両方が 照射手段として用いられる構成にしてもよい 。この点は、以下に説明する本発明の他の実 施形態においても同様である。

 また、上記第1の実施形態では、車両用覚 醒システム10を構成するリクライニングシー 12が、車両の助手席として採用された場合 ついて説明したが、本発明はこれに限らず 本発明に係るリクライニングシート(車両用 ート)が運転席やミニバン等の2列目又は3列 の座席として採用された構成にしてもよい この点は、以下に説明する本発明の他の実 形態においても同様である。

 次に、本発明の他の実施形態について説 する。なお、前記第1の実施形態と基本的に 同様の構成・作用については、前記第1の実 形態と同符号を付与し、その説明を省略す 。

<第2の実施形態>

 本発明の第2の実施形態は、前記第1の実 形態と基本的に同様の構成とされているが この実施形態では、ECU22に記憶された制御プ ログラムが前記第1の実施形態に係る制御プ グラムとは異なっている。

 図7には、本発明の第2の実施形態に係るEC U22の制御プログラムの概略がフローチャート にて示されている。なお、前記第1の実施形 に係る制御プログラムと同様の処理につい は、前記第1の実施形態と同符号を付与し、 の説明を省略する。

 この実施形態では、ECU22は、ステップ112 おいてモータ20、24、26の作動を停止させる 、次のステップ114に移行する。このステッ 114では、ECU22は、ステップ112においてモータ 20、22、24を停止させてから所定時間経過した か否かを判断する。そして、この判断が肯定 された場合にのみ次のステップ116に移行する 。

 ステップ116では、ECU22は、シートバック16 及びシートクッション14をそれぞれの通常使 位置へ傾動させるために、モータ20、24を作 動させる。なお、上述の通常使用位置は、リ クライニングシート12への通常の着座状態(睡 眠を取る前の状態)で、乗員36が任意に調節し たシートバック16及びシートクッション14の 用位置のことであり、ECU22によって予め記憶 されていたものである。このステップ116での 処理が終了すると、次のステップ118に移行す る。

 ステップ118では、ECU22は、シートバック16 及びシートクッション14が、それぞれの通常 用位置に到達したか否かを、回転検出セン 20A、24Aの検出結果に基づいて判断する。こ 判断が肯定された場合にのみ次のステップ1 20に移行する。

 ステップ120では、ECU22は、シートバック16 及びシートクッション14が、それぞれの通常 用位置に到達したため、モータ20、24の作動 を同時に停止させる。

 すなわち、この実施形態では、ECU22は、 テップ100~ステップ112において、シートバッ 16、シートクッション14、及びオットマン18 、それぞれ起立位置、降下位置、及び格納 置へ傾動させ、且つバニティランプ30によ て着座乗員36に光を照射させた後で、予め記 憶していたシートバック16及びシートクッシ ン14の各通常使用位置(着座乗員36が任意に 節した位置)へシートバック16及びシートク ション14を傾動させる。

 このため、シートバック16、シートクッ ョン14、及びオットマン18の傾動及びバニテ ランプ30による光の照射によって覚醒した 座乗員36が、シートバック16及びシートクッ ョン14を通常使用位置へ傾動させる手間を くことができ、システムの操作性を向上さ ることができる。

<第3の実施形態>

 本発明の第3の実施形態は、前記第1の実 形態と基本的に同様の構成とされているが この実施形態では、ECU22に記憶された制御プ ログラムが前記第1の実施形態に係る制御プ グラムとは異なっている。

 図8には、本発明の第3の実施形態に係るEC U22の制御プログラムの概略がフローチャート にて示されている。なお、前記第1の実施形 に係る制御プログラムと同様の処理につい は、前記第1の実施形態と同符号を付与し、 の説明を省略する。

 図8に示されるように、本第3の実施形態 係る制御プログラムは、前記第1の実施形態 係る制御プログラムと基本的に同様の処理 容になっている。但し、この制御プログラ では、前記第1の実施形態に係るステップ108 (バニティランプ30を点灯させる処理)が省略 れており、その代わりにステップ112の後に ニティランプ30を点灯させる処理(ステップ12 2)が追加されている。なお、このステップ122 は、ECU22は、バニティランプ30の輝度を徐々 に増加させる。

 すなわち、この実施形態では、ECU22は、 テップ106~ステップ110においてシートバック1 6、シートクッション14、及びオットマン18を それぞれ起立位置、降下位置、及び格納位 へ傾動させると共に、ステップ112において ータ20、24、26の作動を停止させた後で、バ ティランプ30を点灯し、その輝度を徐々に 加させる。

 このため、着座乗員36は、シートバック16 、シートクッション14、オットマン18がそれ れ起立位置、降下位置、格納位置に到達す までの間に、これらの傾動によって覚醒さ ると共に、シートバック16、シートクッショ ン14、オットマン18がそれぞれ起立位置、降 位置、格納位置に到達した後で、徐々に輝 を増加されるバニティランプ30からの光によ って更に覚醒される。したがって、着座乗員 36を覚醒させるための時間を長くすることが き、これにより、着座乗員36を快適に覚醒 せることができる。

<第4の実施形態>

 本発明の第4の実施形態は、前記第1の実 形態と基本的に同様の構成とされているが この実施形態では、ECU22に記憶された制御プ ログラムが前記第1の実施形態に係る制御プ グラムとは異なっている。

 図9には、本発明の第4の実施形態に係るEC U22の制御プログラムの概略がフローチャート にて示されている。なお、前記第1の実施形 に係る制御プログラムと同様の処理につい は、前記第1の実施形態と同符号を付与し、 の説明を省略する。

 図9に示されるように、本第4の実施形態 係る制御プログラムは、前記第1の実施形態 係る制御プログラムと基本的に同様の処理 容になっている。但し、この制御プログラ では、前記第1の実施形態に係るステップ108 が省略されると共に、ステップ104とステップ 106との間に、ステップ124とステップ126とが追 加されている。ステップ124では、ECU22は、バ ティランプ30を点灯させ、その輝度を徐々 増加させる。また、次のステップ126では、EC U22は、バニティランプ30の輝度が最大になっ か否かを判断する。この判断が肯定された 合には、次のステップ106においてモータ20 24、26の作動を開始し、シートバック16、シ トクッション14、及びオットマン18を、それ れ起立位置、降下位置、及び格納位置へ傾 させる。

 すなわち、この実施形態では、ECU22は、 ニティランプ30を徐々に明るくして、その輝 度が最大になった後で、シートバック16、シ トクッション14、及びオットマン18の傾動を 開始させる。このため、着座乗員36は、バニ ィランプ30が点灯されてからバニティラン 30の輝度が最大になるまでの間にバニティラ ンプ30からの光によって覚醒されると共に、 ニティランプ30の輝度が最大になった後で シートバック16、シートクッション14、及び ットマン18の傾動によって更に覚醒される したがって、着座乗員36を覚醒させるための 時間を長くすることができ、これにより、着 座乗員36を快適に覚醒させることができる。

 なお、前記第1の実施形態~上記第4の実施 態では、リクライニングシート12がオット ン18を備えた構成にしたが、本発明はこれに 限らず、オットマン18が省略された構成にし もよい。

 また、前記第1の実施形態~上記第4の実施 態では、リクライニングシート12のシート ッション14が車両に対して上下に傾動可能と された構成(座面14Aの角度を調整可能な構成) したが、本発明はこれに限らず、当該座面 調整機構が省略された構成にしてもよい。

符号の説明

  10   車両用覚醒システム
  12   リクライニングシート
  14   シートクッション
  16   シートバック
  18   オットマン
  20   リクライニングモータ(シートバッ 駆動手段)
  22   ECU(制御手段)
  20A  回転検出センサ(制御手段)
  24   座面角調整モータ(シートクッショ 駆動手段)
  24A  回転検出センサ(制御手段)
  26   オットマンモータ(オットマン駆動 段)
  26A  回転検出センサ(制御手段)
  28   サンバイザ
  30   バニティランプ(照射手段)
  32   モータ(サンバイザ駆動手段)
  34   タイマー(時間設定手段)