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Patent Searching and Data


Title:
BAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/150705
Kind Code:
A1
Abstract:
A bag that can bear use as a shopping bag and allows wastewater disposal while accommodating dirty matter. A bag (1) has a water-soluble bag-shaped main body (2) partitioned, by a boundary zone with a dotted-line cutting predetermined location (6) displayed by printing, into opening side region (3) and bottom side region (4). The bag-shaped main body (2) consists of a fiber, and at least the fiber portion constructing the boundary zone is oriented in the direction indicated by fiber orientation direction (5) along the boundary zone. A notch (8) is provided in an area within the boundary zone and within an edge area of the bag-shaped main body (2). A through-hole (7) is provided in the vicinity of opening of the opening side region (3). The bag (1) can be used as a shopping bag for insertion of purchased goods, such as vegetables (9) and fruits (10), handed at the counter at the time of accounting at a retail shop. The bag (1) can be carried around with fingers let through the through-hole (7).

Inventors:
KAI HISAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060536
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
June 09, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANAXMEDIA CO LTD (JP)
KAI HISAYUKI (JP)
International Classes:
A01K23/00
Foreign References:
JP3909079B12007-04-25
JP2005237235A2005-09-08
JPS61259984A1986-11-18
JP2948813B11999-09-13
Attorney, Agent or Firm:
ARIYOSHI, Shuichiro (JP)
Shuichiro Ariyoshi (JP)
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Claims:
 繊維で構成されると共に、境界部によって開口部側領域と底部側領域とに区分けされる水溶性の袋状本体を備え、
 少なくとも前記境界部を構成する前記繊維は、前記境界部に沿って配向された
 袋。
 前記境界部に、切断予定箇所が表示された
 請求項1に記載の袋。
 前記袋状本体の端部領域であると共に前記境界部である領域に切欠部が形成された
 請求項1に記載の袋。
 前記開口部側領域を略U字形状にならしめる切れ込みが前記開口部側領域の2つの縁に形成された
 請求項1に記載の袋。
 前記開口部側領域にスリットが形成されると共に、同スリットは前記切れ込み同士を係合させた場合に前記開口部側領域の前記切れ込み付近の角が入る位置に形成された
 請求項1に記載の袋。
Description:

 本発明は袋に関する。詳しくは、購入商 を収容すると共に、犬等の愛玩動物の糞等 汚物を収容して、そのまま水洗トイレに破 することもできる袋に係るものである。

 コンビニエンスストアやスーパーマーケ ト等の小売店で、購入商品を入れるために 計時に店員から渡されるビニールやポリオ フィン等の材質で作られた買い物袋は、犬 散歩時に犬の糞を処理する際に利用されて る。即ち、犬を散歩させている者は、ビニ ル製の買い物袋を携帯し、犬が糞をした際 は、片方の手を買い物袋に入れて、買い物 ごと犬の糞を掴み、その後、買い物袋を裏 して買い物袋内に糞を入れ、糞を収容した い物袋を適切な場所で破棄している。また 犬を散歩させている者は、トングとビニー 製の買い物袋とを携帯し、犬が糞をした際 は、トングで糞を挟み、糞を買い物袋内に れ、糞を収容した買い物袋を適切な場所で 棄している。

 また、ビニール製の買い物袋に入れられた 等の汚物は、生ゴミの回収日まで家庭等で 管せざるを得ず、悪臭や不衛生な環境の原 となるので、本発明者は、特許文献1に記載 のような、汚物を収容したまま排水処理でき る汚物処理袋を提案した。
 即ち、特許文献1には、図3に示すように、 の糞107等の汚物を捕集するために使用され 水溶性の汚物捕集部材102と、捕集した汚物 汚物捕集部材ごと収容する水溶性の汚物収 部材103とが略直線状のミシン目105を介して 離可能に結合して構成された汚物処理袋101 記載されている。また、汚物捕集部材102に 、互いに係合して汚物捕集部材を略U字形状 ならしめる切れ込み104が、ミシン目105から れた位置の2つの外縁にそれぞれ形成されて おり、汚物収容部材103のミシン目105付近に貫 通孔106が形成されている。

特許第3909079号明細書

 ところで、ビニール製の買い物袋は、丈夫 水にも強いことから、紙袋に代わって大量 使われ始めたが、近年の化石燃料の消費量 減やごみ問題等の環境問題を重視する観点 ら、各自治体は、ビニール製の買い物袋の 料化の条例を制定する方向へと動いている
 このようなビニール製の買い物袋有料化傾 によって、ビニール製の買い物袋を有効に おうという気運の高まりも予想されるので 犬の糞を処理でき、汚物捕集部材と汚物収 部材を分離する前の状態は通常の手提げ袋 しても使える、特許文献1に記載の汚物処理 袋を買い物袋としても使うことが考えられる 。

 しかしながら、特許文献1に記載の汚物処 理袋は、汚物捕集部材と汚物収容部材とがミ シン目を介して分離可能に結合されているの で、犬の散歩時に携帯して犬の糞を処理する 場合には便利であるが、食料品や飲み物等を 入れて持ち歩く買い物袋としては、結合部の 強度が弱く、買い物袋としての使用に耐え得 るものではなかった。

 本発明は、以上の点に鑑みて創案された のであり、買い物袋としての使用に耐え得 と共に汚物を収容したまま排水処理できる を提供することを目的とする。

 上記の目的を達成するために、本発明の は、繊維で構成されると共に、境界部によ て開口部側領域と底部側領域とに区分けさ る水溶性の袋状本体を備え、少なくとも前 境界部を構成する前記繊維は、前記境界部 沿って配向されたものである。

 ここで、少なくとも境界部を構成する繊 は、境界部に沿って配向されることによっ 、開口部側領域と底部側領域を分離させる とを意図しない場合は分離しにくく、人の などによって意図的に開口部側領域と底部 領域を分離させる場合は、容易に境界部に って分離することができる。

 また、本発明の袋において、境界部に、 断予定箇所が表示された場合、人の手など よって切断する箇所が判りやすい。

 更に、本発明の袋において、袋状本体の 部領域であると共に境界部である領域に切 部が形成された場合、切欠部から境界部に って袋状本体を切断し易くなる。

 また、本発明の袋において、開口部側領 を略U字形状にならしめる切れ込みが開口部 側領域の2つの縁に形成された場合、分離し 開口部側領域をスコップのように使うこと でき、手で汚物を掴むことなく汚物を捕集 ることができる。

 また、本発明の袋において、開口部側領 にスリットが形成されると共に、スリット 切れ込み同士を係合させた場合に開口部側 域の切れ込み付近の角が入る位置に形成さ た場合、係合させた箇所が丸みを帯び、手 持ちやすくなる。

 本発明に係る袋は、買い物袋としての使 に耐え得ると共に汚物を収容したまま排水 理できる。

本発明を適用した袋の一例を説明する 略図である。 本発明を適用した他の例を説明する概 図である。 従来の汚物処理袋を示す概略図である

符号の説明

   1  袋
   2  袋状本体
   3  開口部側領域
   4  底部側領域
   5  繊維の配向方向
   6  切断予定箇所
   7  貫通孔
   8  切欠部
   9  野菜
  10  果物
  11  切れ込み
  12  スリット
  13  糞

 以下、本発明の実施の形態について図面を 照しながら説明し、本発明の理解に供する
 図1は、本発明を適用した袋の一例を説明す る概略図である。図1(a)において、本発明の 1は、点線状の切断予定箇所6が印刷表示され た境界部によって開口部側領域3と底部側領 4とに区分けされる水溶性の袋状本体2を備え ている。また、袋状本体2は、繊維で構成さ ており、少なくとも境界部を構成する繊維 、境界部に沿って繊維の配向方向5で示され 方向に配向されている。図1(a)は、繊維の配 向方向5が全て境界部に沿っている例である
 また、袋状本体2の端部領域であると共に境 界部である領域に切欠部8が形成されており 開口部側領域3の開口部付近には貫通孔7が形 成されている。

 また、水溶性の袋状本体2は、水に濡れると ゲル状になる、日本製紙パピリア株式会社製 の水溶紙(品種:60CD-2、分散時間:60秒、嵩比重: 0.5g/cm 3 、紙面pH:11)によって構成されている。また、 水溶性の袋状本体2は、日本製紙パピリア株 会社製の水溶紙(品種:30CD-2、分散時間:45秒) たは日本製紙パピリア株式会社製の水溶紙( 種:120CD-2、分散時間:100秒)によって構成され ていてもよい。
 また、水溶性の袋状本体2への印刷に、揮発 性有機化合物成分がゼロである100%植物油(大 油等)のインク(例えば、商品名:ナチュラリ (Naturalith)100)を使用すれば、植物油分が多い ことにより強いインク皮膜が形成されて耐摩 擦性に優れ、印刷された文字や図形が剥がれ にくくなり好ましい。

 このような構成の本発明の袋1は、図1に示 ように、野菜9や果物10等の購入商品を入れ ために、小売店において会計時に店員から される買い物袋として利用できる。そして 貫通孔7に指を入れて本発明の袋1を持ち歩く ことができる。
 また、図1(b)の例は、境界部を構成する繊維 が境界部に沿って配向し、それ以外を構成す る繊維が境界部に沿わず、境界部に対して略 直角に配向している以外は、図1(a)の例と同 である。

 ここで、少なくとも境界部を構成する繊維 、境界部に沿って配向されていれば、必ず も切断予定箇所6が印刷表示されていなくて もよく、また、必ずしも袋状本体2の端部領 であると共に境界部である領域に切欠部8が 成されていなくてもよい。
 また、図1において、切断予定箇所6は袋状 体2の略中央領域に表示され、開口部側領域3 と底部側領域4の長さが略同じであるが、少 くとも境界部を構成する繊維が境界部に沿 て配向されていれば、必ずしも切断予定箇 6は袋状本体2の略中央領域に表示されていな くてもよく、特に図1(a)に示す例では、袋状 体2のどの箇所も境界部に沿って繊維が配向 れているので、袋状本体2のどの領域におい ても境界部になり得る。
 また、本発明で言う「境界部」は、開口部 領域3と底部側領域4とが分離していない状 のときのみ存在し、分離後は存在しない。

 また、袋状本体が水溶性であれば、袋状本 は必ずしも日本製紙パピリア株式会社製の 溶紙(品種:60CD-2、分散時間:60秒、嵩比重:0.5g /cm 3 、紙面pH:11)で構成されていなくてもよいが、 分散時間が短すぎる(35秒以内)水溶性の材質 構成されていると不都合が生じるので、分 時間が60秒以上の水溶性の材質で構成されて いることが好ましく、また、嵩比重0.4~0.6g/cm 3 、紙面pH10~12の水溶紙を使用してもよい。

 図2は、本発明を適用した他の例を説明する 概略図である。図2(a)に示された本発明の袋1 、開口部側領域3に、互いに係合して開口部 側領域3を略U字形状にならしめる切れ込み11 、開口部側領域3の2つの外縁にそれぞれ形成 されている点、及び各切れ込み11付近に、各 れ込み11に対して略平行にスリット12が形成 されている点でのみ、図1(a)に示された本発 の袋と異なる。
 また、スリット12は、切れ込み11同士を係合 させた場合に開口部側領域3の切れ込み11付近 の角が入る位置に形成されている。

 ここで、少なくとも境界部を構成する繊維 、境界部に沿って配向されていれば、必ず も開口部側領域3を略U字形状にならしめる れ込み11が形成されていなくてもよいが、切 れ込み11が形成されていた方が、開口部側領 3をスコップのように使うことができる。
 また、切れ込み11の代わりに例えば雄型面 ァスナーと雌型面ファスナーとが同一平面 の左右に取付けられていたり、雄型スナッ ボタンと雌型スナップボタンとが同一平面 の左右に取付けられていたりしてもよい。
 また、少なくとも境界部を構成する繊維が 境界部に沿って配向されていれば、必ずし スリット12は形成されていなくてもよいが スリット12が形成されていた方が、切れ込み 11同士を係合させた箇所が丸みを帯び、手で ちやすくなる。

 次に、本発明の袋を、犬の糞等の汚物を処 する袋として利用する例を説明する。散歩 せている犬が糞をした場合、犬を散歩させ いる者は、携帯していた本発明の袋1を取り 出し、切断予定箇所6に沿って、袋状本体2を 開口部側領域3と底部側領域4とに分離する 次に、開口部側領域3に形成された切れ込み1 1同士を係合させて、開口部側領域3を図2(b)に 示すような略U字形状と成し、開口部側領域3 切れ込み11付近の角をスリット12に入れる。
 そして、図2(c)のように、係合した部分を手 で持って、スコップですくうように略U字形 と成した開口部側領域3で糞13をすくうか、 たは係合されていない開口部側領域3の外縁 士でトングのように糞13を挟んで糞13を捕集 し、糞13のみを底部側領域4に入れるか、また は糞13と共に開口部側領域3も底部側領域4に れ、公衆トイレや家庭のトイレに、糞13を収 容した底部側領域4をそのまま流して処理す 。
 なお、図2(a)では繊維の配向方向5を示して るが、図2(b)及び図2(c)では繊維の配向方向5 省略している。

 以上のように、本発明を適用した袋は、 維で構成されると共に、境界部によって開 部側領域と底部側領域とに区分けされる水 性の袋状本体を備え、少なくとも境界部を 成する繊維は、境界部に沿って配向されて るので、開口部側領域と底部側領域を分離 せることを意図しない場合は分離しにくく 人の手などによって意図的に開口部側領域 底部側領域を分離させる場合は、容易に境 部に沿って分離することができる。よって 袋を分離させる必要がない買い物袋として 使用時には本発明の袋に購入商品を入れて ち運ぶことができるので、本発明の袋は買 物袋としての使用に耐え得るものであると に、犬の糞等の汚物を処理する袋としての 用時には袋を容易に開口部側領域と底部側 域に分離して、開口部側領域で糞を捕集し 捕集した糞を底部側領域に入れて糞を収容 たまま排水処理できる。

 また、開口部側領域を略U字形状にならしめ る切れ込みが開口部側領域の2つの縁に形成 れているので、分離した開口部側領域をス ップのように使うことができ、手で汚物を むことなく汚物をすくって捕集できるため 汚物の感触が手に伝わりにくい。
 また、分離した開口部側領域は略U字形状に なっているので、係合されていない2つの外 でトングのように糞を挟んで捕集すること できる。

 また、開口部側領域にスリットが形成さ ると共に、スリットは切れ込み同士を係合 せた場合に開口部側領域の切れ込み付近の が入る位置に形成されているので、係合さ た箇所が丸みを帯び、手で持ちやすくなっ 、糞を捕集しやすくなる。




 
Previous Patent: WO/2009/150703

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