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Patent Searching and Data


Title:
BANKNOTE DISCRIMINATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113369
Kind Code:
A1
Abstract:
A banknote discrimination device in which a load on a motor (65) for driving a pressing member (62) is reduced. The fact that the amount of received banknotes has exceeded a predetermined level to cause a banknote support plate (73) to be moved to a predetermined position by reciprocation of a pressing plate (62) is detected by on-off operation of a detection switch (67). When the number of times of the detection is more than or equal to a predetermined number of times, reception of banknotes is restricted. Thus, differently from conventional devices where the fact that the device is totally filled with banknotes is detected by a load output from a motor, load on a second motor (65) of a pressing unit (60) is reduced to effectively prevent a failure of the motor (65) and a reduction in the life of the motor (65).

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Inventors:
TADENUMA ATSUHIRO (JP)
KATOU HIROSHI (JP)
KONDOU TAKASHI (JP)
IWAI KOJI (JP)
NISHIO JUNICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052778
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
February 18, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SANDEN CORP (JP)
TADENUMA ATSUHIRO (JP)
KATOU HIROSHI (JP)
KONDOU TAKASHI (JP)
IWAI KOJI (JP)
NISHIO JUNICHI (JP)
International Classes:
G07D9/00; B65H43/06
Foreign References:
JPH0579679U1993-10-29
JPH02176889A1990-07-10
Attorney, Agent or Firm:
YOSHIDA, KIYOTAKA (JP)
Kiyotaka Yoshida (JP)
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Claims:
 紙幣投入口(20a)に投入された紙幣を識別する識別部(50)と、識別した紙幣を識別装置本体(10)内の所定位置まで搬送する搬送機構(30,40)と、識別装置本体(10)に着脱自在に設けられた紙幣収納部(70)と、搬送機構(30,40)による紙幣の前記搬送位置から紙幣収納部(70)内の所定位置まで往復移動することにより、紙幣を押圧して紙幣収納部(70)内に収納する押圧部材(62)と、紙幣収納部(70)内の紙幣と共に押圧部材(62)によって押圧される紙幣支持板(73)とを備えた紙幣識別装置において、
 前記紙幣収納部(70)内の収納紙幣が所定量よりも多くなることによって紙幣支持板(73)が所定位置まで移動したことを検知する移動検知手段(67,68,76)と、
 移動検知手段(67,68,76)の検知回数が所定回数以上になると、次回からの紙幣の受け入れを規制する制御手段(80)とを備えた
 ことを特徴とする紙幣識別装置。
 前記制御手段(80)は、移動検知手段(67,68,76)の検知回数が所定回数以上検知されていない場合でも、押圧部材(62)の一回の往復動作に要する時間が所定時間以上になると、次回からの紙幣の受け入れを規制する
 ことを特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。
 前記紙幣投入口(20a)に紙幣が投入されたことを検知する投入検知手段(38)を備え、
 前記制御手段(80)によって紙幣の受け入れが規制された後、紙幣投入口(20a)への紙幣の投入が検知されると、制御手段(80)は、押圧部材(62)を往復動作させ、移動検知手段(67,68,76)によって紙幣支持板(73)の所定位置への移動が検知されなかった場合は、紙幣の受け入れ規制を解除する
 ことを特徴とする請求項1または2記載の紙幣識別装置。
 前記紙幣投入口(20a)に紙幣が投入されたことを検知する投入検知手段(38)を備え、
 前記制御手段(80)によって紙幣の受け入れが規制された後、紙幣投入口(20a)への紙幣の投入が検知されると、制御手段(80)は、押圧部材(62)を往復動作させ、押圧部材(62)の一回の往復動作に要する時間が前記所定時間よりも短かった場合は、紙幣の受け入れ規制を解除する
 ことを特徴とする請求項2記載の紙幣識別装置。
Description:
紙幣識別装置

 本発明は、紙幣の使用可能な自動販売機 に用いられる紙幣識別装置に関するもので る。

 従来、この種の紙幣識別装置としては、 幣投入口に投入された紙幣を識別する識別 と、識別した紙幣を識別装置本体内の所定 置まで搬送する搬送機構と、識別装置本体 着脱自在に設けられた紙幣収納部と、搬送 構による紙幣の前記搬送位置から紙幣収納 内の所定位置まで往復移動することにより 紙幣を押圧して紙幣収納部内に収納する押 板とを備えたものが知られている(例えば、 特許文献1参照。)。

 この紙幣識別装置では、押圧板を駆動する ータの負荷出力(電流または電圧)を検出し 紙幣の収納枚数が増加することにより負荷 力の検出値が所定値よりも大きくなると、 納紙幣が満杯であると判定し、紙幣の受け れを規制するようにしている。

特開平8-7155号公報

 しかしながら、従来の紙幣識別装置では モータの負荷が増加したことを検知して収 紙幣の満杯を判定するようにしているため モータの負荷が大きくなるまで紙幣の収納 作が継続され、モータの故障や寿命の低下 生じやすいという問題点があった。

 本発明は前記問題点に鑑みてなされたも であり、その目的とするところは、押圧部 を駆動するモータの負荷を軽減することの きる紙幣識別装置を提供することにある。

 本発明は前記目的を達成するために、紙 投入口に投入された紙幣を識別する識別部 、識別した紙幣を識別装置本体内の所定位 まで搬送する搬送機構と、識別装置本体に 脱自在に設けられた紙幣収納部と、搬送機 による紙幣の前記搬送位置から紙幣収納部 の所定位置まで往復移動することにより、 幣を押圧して紙幣収納部内に収納する押圧 材と、紙幣収納部内の紙幣と共に押圧部材 よって押圧される紙幣支持板とを備えた紙 識別装置において、前記紙幣収納部内の収 紙幣が所定量よりも多くなることによって 幣支持板が所定位置まで移動したことを検 する移動検知手段と、移動検知手段の検知 数が所定回数以上になると、次回からの紙 の受け入れを規制する制御手段とを備えて る。

 これにより、紙幣収納部内の収納紙幣が 定量よりも多くなり、押圧部材の往復動作 よって紙幣支持板が所定位置まで移動した とが検知され、その検知回数が所定回数以 になると、紙幣の受け入れが規制されるこ から、押圧部材を駆動するモータの負荷出 によって紙幣の満杯を検知する場合に比べ モータの負荷を軽減することができる。

 本発明によれば、押圧部材を駆動するモ タの負荷出力によって紙幣の満杯を検知す 場合に比べ、モータの負荷を軽減すること できるので、モータの故障や寿命の低下を 果的に防止することができる。

本発明の一実施形態を示す紙幣識別装 の斜視図 紙幣識別装置の側面断面図 紙幣収納ユニット、第1及び第2の搬送 ニット及び押圧ユニットの正面側分解斜視 紙幣収納ユニット、第1及び第2の搬送 ニット及び押圧ユニットの背面側分解斜視 押圧ユニットの分解斜視図 押圧板及び紙幣支持板の動作説明図 押圧板及び紙幣支持板の動作説明図 押圧板及び紙幣支持板の動作説明図 制御系を示すブロック図 制御部の動作を示すフローチャート 本発明の他の実施形態における制御部 の動作を示すフローチャート

符号の説明

 10…本体ケース、20a…紙幣投入口、30…第 1の搬送ユニット、36…第1のモータ、38…投入 センサ、40…第2の搬送ユニット、43…導光部 、50…識別部、62…押圧板、65…第2のモータ 、67…検知スイッチ、68…レバー、70…紙幣収 納ユニット、73…紙幣支持板、80…制御部、A 紙幣。

 図1乃至図10は本発明の一実施形態を示す のである。

 この紙幣識別装置は、識別装置本体をな 本体ケース10と、本体ケース10の前面に取付 けられた投入口カバー20と、投入された紙幣A を搬送する第1及び第2の搬送ユニット30,40と 投入された紙幣Aを識別する識別部50と、各 送ユニット30,40によって所定位置まで搬送さ れた紙幣Aを後方に押圧する押圧ユニット60と 、押圧ユニット60によって押圧された紙幣Aを 収容する紙幣収納ユニット70と、紙幣識別装 の動作を制御する制御部80とから構成され いる。

 本体ケース10は背面側を開口した箱状に 成され、その前面下部には投入口カバー20に よって覆われる開口部(図示せず)が設けられ いる。また、本体ケース10の前面上部には ンテナンス用の開閉カバー11が設けられてい る。

 投入口カバー20は前面下端側に紙幣投入 20aを有し、その背面側上部及び下部にそれ れ設けた係止部21,22を本体ケース10側に係合 ることにより、本体ケース10の前面下部に 脱自在に取付けられている。

 第1の搬送ユニット30は、第2の搬送ユニッ ト40の上方に配置されるユニット本体31と、 ニット本体31に回動自在に取付けられた複数 のガイドローラ32と、各ガイドローラ32に巻 掛けられた無端状のベルト33とからなり、各 ガイドローラ32及びベルト33はユニット本体31 の両側部にそれぞれ設けられている。各ガイ ドローラ32はユニット本体31の背面側及び下 側に配置され、各ベルト33によって互いに連 動して回転するようになっている。また、ユ ニット本体31の背面側上部に配置された各ガ ドローラ32は互いにシャフト34を介して連結 されており、その一方には歯車35が取付けら ている。即ち、各ガイドローラ32は歯車35か ら入力される回転力によってそれぞれ回動す るようになっている。この場合、第1の搬送 ニット30は押圧ユニット60側に配置された第1 のモータ36によって駆動されるようになって り、第1のモータ36の回転力は押圧ユニット6 0側に配置された歯車37を介して第1の搬送ユ ット30の歯車35に伝達されるようになってい 。また、第1の搬送ユニット30には紙幣の投 を検知する投入センサ38が設けられ、投入 ンサ38は第1の搬送ユニット30の幅方向両側に 配置された一対の発光体及び受光体からなる 。

 第2の搬送ユニット40は、第1の搬送ユニッ ト30の下方に配置されるユニット本体41と、 ニット本体41に回動自在に取付けられた複数 のガイドローラ42とからなり、各ガイドロー 42はユニット本体41の両側部にそれぞれ設け られている。ユニット本体41は側面形状が略L 字状をなすように形成され、第1の搬送ユニ ト30のユニット本体31の背面側及び下面側と 向することにより、ユニット本体31との間 前後方向及び上下方向に延びる紙幣搬送路 形成されるようになっている。また、第2の 送ユニット40には、紙幣搬送路を介して投 センサ38の発光体及び受光体に対向する導光 部材43が設けられ、投入センサ38の発光体か 発光される光が導光部材43の一端に入射し、 導光部材43の他端から投入センサ38の受光体 受光されるようになっている。

 識別部50は、第2の搬送ユニット40側に設 られた複数の発光体51と、第1の搬送ユニッ 30側に設けられた複数の受光体52とからなり 各発光体51及び各受光体52は紙幣搬送路を間 に一対ずつ対向するように配置されている。

 押圧ユニット60は、本体ケース10内に配置 されるユニット本体61と、紙幣を押圧する押 板62と、一端を押圧板61に回動自在に連結さ れた連結部材63と、連結部材63の他端が回動 在に連結された回転板64と、回転板64を回転 せる第2の第2のモータ65と、回転板64に第2の 第2のモータ65の回転力を伝達する複数の歯車 66とから構成されている。

 ユニット本体61はその内部に連結部材63、 第2のモータ65及び各歯車66を収容するととも 、その下部には第1の搬送ユニット30を駆動 る第1のモータ36及び各歯車37を収容してい 。ユニット本体61の上部及び下部には、押圧 板62を前後方向に摺動自在に係合する係合筒6 1aがそれぞれ幅方向二箇所ずつに設けられ、 係合筒61aはユニット本体61に前後方向に延 るように一体に形成されている。また、ユ ット本体61の背面側には紙幣収納ユニット70 本体ケース10に係止するための複数の係止 61bが幅方向両端の上下二箇所ずつに設けら 、各係止片61bは後方に突出するとともに、 の先端側が上方に屈曲するように形成され いる。また、ユニット本体61内には、押圧板 62の駆動機構(第2のモータ65及び各歯車66等)を 覆うカバー61cと、第1の搬送ユニット30の駆動 機構(第1のモータ36及び各歯車37)を覆うカバ 61dがそれぞれ取付けられている。

 押圧板62の前面側にはユニット本体61の各 係合筒61aにそれぞれ係合する複数の係合軸62a が設けられ、各係合軸62aはユニット本体61側 向かって前後方向に延びるように押圧板62 一体に形成されている。即ち、各係合軸62a 各係合筒61aにそれぞれ前後方向に摺動自在 挿入され、押圧板62が各係合筒61aに案内され ながら前後方向に移動するようになっている 。また、押圧板62の中央部には連結部材63が 結される連結軸62bが設けられている。

 連結部材63は一端を押圧板62の連結軸62bに 回動自在に連結され、その他端側には回転板 64を連結する長孔63aが設けられている。

 回転板64はユニット本体61に回動自在に取 付けられ、その回転軸には歯車64aが一体に設 けられている。回転板64には回転中心から偏 した位置に連結部材63に連結される連結部64 bが突設され、連結部64bは連結部材63の長孔63a に挿入されている。

 第2のモータ65はユニット本体61の上部に 置され、その回転軸には歯車65aが取付けら ている。

 各歯車66はユニット本体61に回動自在に支 持され、大径歯車及び小径歯車を同軸状に一 体に形成した周知の歯車からなる。この場合 、各歯車66、回転板64の歯車64a及び第2のモー 65の歯車65aはそれぞれ平歯車からなる。

 また、ユニット本体61には、紙幣収納ユ ット70の着脱を検知する検知スイッチ67が設 られ、検知スイッチ67はレバー68によってオ ン/オフするようになっている。検知スイッ 67は光センサによってレバー68を非接触で検 するように構成され、レバー68は支軸68aを してユニット本体61に回動自在に取付けられ ている。この場合、支軸68aはレバー67bの一端 寄りに設けられ、レバー68は自重により他端 が下がるように回動する。即ち、検知スイ チ67は、レバー68が自重により他端側が下が るように回動すると、レバー68の他端側を検 してオンとなり、レバー68の他端側が上が とオフとなる。また、レバー68の一端側は前 下りに傾斜するように形成され、ユニット本 体61に設けた孔61eから押圧ユニット60の外側 突出している。

 紙幣収納ユニット70は、前面、背面及び 面を開口した箱状のユニット本体71と、ユニ ット本体71の背面を覆うユニットカバー72と ユニット本体71内に前後方向に移動自在に設 けられた紙幣支持板73と、紙幣支持板73をユ ット本体71の前面側に押圧するスプリング74 、ユニット本体71の上面開口部を開閉する 閉カバー75と、押圧ユニット60のレバー68に 接することにより紙幣の収納量を検知する 知部材76とからなる。

 ユニット本体71の前面側には押圧ユニッ 60の各係止片61bをそれぞれ係止する複数の係 止部71aが幅方向両端の上下二箇所ずつに設け られ、各係止部71aは幅方向に延びる板状に形 成されている。

 ユニットカバー72はユニット本体71に組付 けられ、ユニットカバー72の幅方向両側面の 端側には開閉カバー75を回動自在に連結す 連結部72aがそれぞれ設けられている。

 紙幣支持板73はユニット本体71の内形より もやや小さい平板状に形成され、押圧ユニッ ト60の押圧板62に対応するように配置されて る。

 スプリング74は、図示を簡略したコイル のバネからなり、紙幣支持板73とユニットカ バー72との間に圧縮状態で介装されている。 の場合、スプリング74はユニットカバー72か ら紙幣支持板73に向かって巻径が徐々に大き なるように形成されている。

 開閉カバー75はユニット本体71及びユニッ トカバー72の上端側を覆うように形成され、 の幅方向両側面の後端側はユニットカバー7 2の各連結部72aに回動自在に連結されている

 検知部材76はユニット本体71の一側面に設 けられ、ユニット本体71に設けた係合部71bに 後方向に移動自在に係合している。検知部 76はユニット本体71の前後方向に延びるよう に形成され、その一端は前上りに傾斜するよ うに形成されている。検知部材76の他端側に ユニット本体71内の紙幣支持板73が当接する 当接部76aが設けられ、当接部76aは当接部材76 幅方向に延びるとともに、ユニット本体71 設けた孔71cからユニット本体71内に挿入され ている。

 即ち、紙幣収納ユニット70を本体ケース10 に装着すると、検知部材76の一端が検知スイ チ67のレバー68の一端に当接し、レバー68の 端側が上がって検知スイッチ67がオフにな 、紙幣収納ユニット70を本体ケース10から取 すと、レバー68の他端側が下がって検知ス ッチ67がオンになる。

 また、図6(a) に示すように紙幣収納ユニ ト70内の紙幣Aの収納量が所定量よりも少な 場合は、押圧ユニット60の押圧板62の往復動 作により、紙幣支持板73が収納紙幣Aを介して 押圧されても、図6(b) に示すように紙幣支持 板73が検知部材76の当接部76aとの当接位置Pま 到達せず、検知部材76は動作しない。次に 図7(a) に示すように紙幣Aの収納量が所定量 りも多くなった場合は、押圧板62の後方へ 移動により紙幣支持板73が収納紙幣Aを介し 押圧されると、紙幣支持板73が当接部76aとの 当接位置Pまで到達し、検知部材76が検知スイ ッチ67のレバー68に対して後方に移動する。 れにより、レバー68の他端側が下がって検知 スイッチ67がオンになり、図7(b) に示すよう 押圧板62の前方への移動により紙幣支持板73 が戻ると、検知部材76が検知スイッチ67のレ ー68側に移動し、レバー68の他端側が上がっ 検知スイッチ67がオフになる。

 制御部80はマイクロコンピュータによっ 構成され、第1のモータ36、投入センサ38、第 2のモータ65及び検知スイッチ67に接続されて る。この制御部80では、各搬送ユニット30,40 による紙幣搬送動作と押圧ユニット60による 幣収納動作を制御するとともに、検知スイ チ67のオン/オフを所定回数以上検知すると 次回からの紙幣の受け入れを規制するよう なっている。

 以上のように構成された紙幣識別装置に いては、投入口カバー20の紙幣投入口20aに 幣が投入されると、第1の搬送ユニット30の 1のモータ36が作動し、第1及び第2の搬送ユニ ット30,40の各ガイドローラ32,42によって紙幣 搬送される。即ち、紙幣投入口20bに投入さ た紙幣は本体ケース10の後方に向かって搬送 されるとともに、本体ケース10の前後方向所 位置から上方に向かって搬送され、押圧ユ ット60と紙幣収納ユニット70との間まで搬送 される。その際、搬送される紙幣が識別部50 各発光体51と各受光体52との間を通過し、識 別部50によって紙幣の真贋及び金種が判定さ る。また、押圧ユニット60と紙幣収納ユニ ト70との間に紙幣が搬送されると、押圧ユニ ット60の第2のモータ65が作動し、押圧板62が 幣収納ユニット70側に移動する。これにより 、紙幣が押圧板62によって紙幣収納ユニット7 0側に押圧され、紙幣収納ユニット70内に収納 される。その際、押圧板62はスプリング74に して紙幣支持板73を紙幣と共に後方に移動さ せ、押圧板62が待機位置に戻ると、紙幣支持 73もスプリング74によって紙幣と共に前方に 戻る。

 押圧板62によって紙幣を押圧する際、押 ユニット60の第2のモータ65が回転すると、そ の回転力が各歯車66を介して回転板64に伝達 れ、回転板64が所定方向に回転する。これに より、回転板64の回転運動が連結部材63によ て押圧板62の往復運動に変換される。その際 、押圧板62の各係合軸62aがユニット本体61の 係合筒61a内をそれぞれ前後方向に摺動する とにより、押圧板62が各係合筒61aに案内され ながら紙幣支持板73との平行状態を保持した ま前後方向に移動する。

 ここで、図10のフローチャートを参照し 制御部80の動作について説明する。即ち、制 御部80では、紙幣投入口20aに紙幣が投入され 紙幣の投入が投入センサ38によって検知さ ると(S1)、後述する受入規制がされていない 態であれば(S2)、第1のモータ36を作動して各 搬送ユニット30,40による紙幣搬送動作を行っ 後(S3)、第2のモータ65を作動して押圧ユニッ ト60による紙幣収納動作を行う(S4)。その際、 検知スイッチ67のオン/オフ動作を検知しなか った場合には(S5)、ステップS1に戻る。また、 ステップS5において検知スイッチ67のオン/オ 動作を検知した場合には、検知回数Nに「1 を加え(S6)、検知回数Nが所定回数N1 (例えば3 5回)に達しておらず(S7)、押圧板62の動作時間( 動作開始から終了までの所要時間)Tが所定時 T1 以上でなければ(S8)、ステップS1に戻る。 また、ステップS7において検知回数Nが所定回 数N1 以上の場合は、次回からの紙幣の受け れを規制し(S9)、ステップS1に戻る。更に、 テップS7において検知回数Nが所定回数N1 に していない場合でも、収納紙幣の増加に伴 て第2のモータ65の負荷が大きくなり、ステ プS8において押圧板62の動作時間Tが所定時 T1 以上になった場合は、次回からの紙幣の け入れを規制する(S9)。次に、ステップS1に いて紙幣の投入が検知され、紙幣の受入規 がされている場合には(S2)、紙幣搬送動作を 行わずに、押圧ユニット60の押圧板62を一回 け往復動作させる(S10)。ここで、紙幣収納ユ ニット70内の紙幣が回収されていない場合は 図7に示すように検知スイッチ67のオン/オフ 動作が検知されるので(S11)、この場合は紙幣 受入規制を維持し、ステップS1に戻る。ま 、紙幣の受入規制がされている状態におい 、紙幣収納ユニット70を取外さずに開閉カバ ー75を開き、紙幣収納ユニット70内の紙幣が 出された後、紙幣の投入が検知された場合 は(S1)、ステップS10における押圧板62の往復 作が行われても、図8に示すように検知スイ チ67のオン/オフ動作が検知されないので(S11 )、この場合は紙幣の受入規制を解除し(S12)、 紙幣搬送動作及び紙幣収納動作を行った後(S1 3,S14)、検知回数Nを「0」に初期化して(S15)、 テップS1に戻る。尚、前記フローチャートに は示していないが、紙幣の受入規制がされて いる状態で紙幣収納ユニット70が取外されて 幣が回収された場合は、紙幣収納ユニット7 0の取外しにより検知スイッチ67がオンになっ たことを検知して受入規制を解除する。

 このように、本実施形態の紙幣識別装置 よれば、収納紙幣が所定量よりも多くなり 押圧板62の往復動作によって紙幣支持板73が 所定位置まで移動したことを検知スイッチ67 オン/オフ動作によって検知し、その検知回 数Nが所定回数N1 以上になると、紙幣の受け れを規制するようにしたので、従来のよう モータの負荷出力によって紙幣の満杯を検 するようにしたものに比べ、押圧ユニット6 0の第2のモータ65の負荷を軽減することがで 、モータ65の故障や寿命の低下を効果的に防 止することができる。

 また、検知スイッチ67のオン/オフ動作が 定回数以上検知されていない場合でも、押 板62の動作時間Tが所定時間T1 以上になると 、次回からの紙幣の受け入れを規制するよう にしたので、収納紙幣の増加に伴って第2の ータ65の負荷が大きくなった場合には、それ 以上のモータ65の作動を制限することができ モータ65の故障や寿命の低下を防止する上 極めて有利である。

 更に、紙幣の受け入れが規制された後、 幣投入口20aへの紙幣の挿入が検知されると 押圧板62を往復動作させ、検知スイッチ67の オン/オフ動作が検知されなかった場合は、 幣の受入規制を解除するようにしたので、 幣の受入規制がされている状態において、 幣収納ユニット70を取外さずに開閉カバー75 開き、紙幣収納ユニット70内の紙幣が取出 れた後、紙幣が投入された場合には、紙幣 受け入れが規制されることがなく、不必要 受入規制状態を生ずることがないという利 がある。

 図10は本発明の他の実施形態を示すフロ チャートであり、前記実施形態とは制御部80 の動作が異なるものである。即ち、本実施形 態の制御部80では、紙幣投入口20aに紙幣が投 され、紙幣の投入が投入センサ38によって 知されると(S20)、後述する受入規制がされて いない状態であれば(S21)、第1のモータ36を作 して各搬送ユニット30,40による紙幣搬送動 を行った後(S22)、第2のモータ65を作動して押 圧ユニット60による紙幣収納動作を行う(S23) その際、検知スイッチ67のオン/オフ動作を 知しなかった場合には(S24)、ステップS20に戻 る。また、ステップS24において検知スイッチ 67のオン/オフ動作を検知した場合には、検知 回数Nに「1」を加え(S25)、検知回数Nが所定回 N1 (例えば35回)に達しておらず(S26)、押圧板 62の動作時間(動作開始から終了までの所要時 間)Tが所定時間T1 以上でなければ(S27)、ステ プS20に戻る。また、ステップS26において検 回数Nが所定回数N1 以上の場合は、次回か の紙幣の受け入れを規制し(S28)、ステップS20 に戻る。更に、ステップS26において検知回数 Nが所定回数N1 に達していない場合でも、収 紙幣の増加に伴って第2のモータ65の負荷が きくなり、ステップS27において押圧板62の 作時間Tが所定時間T1 以上になった場合は、 次回からの紙幣の受け入れを規制する(S28)。 に、ステップS20において紙幣の投入が検知 れ、紙幣の受入規制がされている場合には( S21)、紙幣搬送動作を行わずに、押圧ユニッ 60の押圧板62を一回だけ往復動作させる(S29) ここで、紙幣収納ユニット70内の紙幣が回収 されていない場合は、押圧板62の動作時間Tが 所定時間T1 以上となるので(S30)、この場合は 紙幣の受入規制を維持し、ステップS20に戻る 。また、紙幣の受入規制がされている状態に おいて、紙幣収納ユニット70を取外さずに開 カバー75を開き、紙幣収納ユニット70内の紙 幣が取出された後、紙幣の投入が検知された 場合には(S20)、ステップS29における押圧板62 往復動作が行われると、押圧板62の動作時間 Tが所定時間T1 よりも短くなるので(S30)、こ 場合は紙幣の受入規制を解除し(S31)、紙幣搬 送動作及び紙幣収納動作を行った後(S32,S33)、 検知回数Nを「0」に初期化して(S34)、ステッ S20に戻る。尚、前記フローチャートには示 ていないが、紙幣の受入規制がされている 態で紙幣収納ユニット70が取外されて紙幣が 回収された場合は、紙幣収納ユニット70の取 しにより検知スイッチ67がオンになったこ を検知して受入規制を解除する。

 本実施形態によれば、紙幣の受け入れが 制された後、紙幣投入口20aへの紙幣の挿入 検知されると、押圧板62を往復動作させ、 圧板62の動作時間Tが所定時間T1 よりも短か た場合は、紙幣の受入規制を解除するよう したので、前記実施形態と同様、紙幣の受 規制がされている状態において、紙幣収納 ニット70を取外さずに開閉カバー75を開き、 紙幣収納ユニット70内の紙幣が取出された後 紙幣が投入された場合には、紙幣の受け入 が規制されることがなく、不必要な受入規 状態を生ずることがないという利点がある