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Patent Searching and Data


Title:
BANKNOTE HANDLING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122501
Kind Code:
A1
Abstract:
A banknote handling apparatus having pile-up sections that are less numerous than the number of money types, wherein sorting for each money type is carried out efficiently while handling of the deposited money is being performed. The banknote handling apparatus has an operation section (106) that accepts an instruction to determine the deposited money in handling of the deposited money, a receiving section (101) to receive the banknotes, an identification section (102) to identify the banknotes received by the receiving section, a plurality of pile-up sections (103) to pile up normal banknotes, a reject section (104) to pile up rejected banknotes, a carrier section (105) to carry the banknotes received by the receiving section to any one of a plurality of pile-up sections or the reject section, a sorting pattern setup section (107) to set up sorting patterns indicating the money types of the banknotes sorted to a plurality of pile-up sections, a memory section (109) to store the sorting patterns set up by the sorting pattern setup section as well as to store the identification result and counting result from the identification section concerning the banknotes piled up at a plurality of pile-up sections, and a control section (108) that controls the carrier section to carry the banknotes to either a plurality of pile-up sections or the reject section in accordance with the identification result from the identification section and the sorting patterns stored on the memory section. The control section (108) clears the sorting patterns stored on the memory section in case no banknotes are present at the receiving section and a plurality of pile-up sections, while determines the counting result stored on the memory section as the deposited money data in case the operation section accepts an instruction to determine the deposited money.

Inventors:
MATSUURA SHINJI (JP)
MORINO HAJIME (JP)
ITO OSAMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056341
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
March 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
MATSUURA SHINJI (JP)
MORINO HAJIME (JP)
ITO OSAMU (JP)
International Classes:
G07D11/00
Foreign References:
JPH09106465A1997-04-22
JP2624923B21997-06-25
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (JP)
Kenji Yoshitake (JP)
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Claims:
 入金処理における入金確定の指示を受け付ける操作部と、
 紙幣を受け入れる受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を識別する識別部と、
 正常紙幣を集積する複数の集積部と、
 リジェクト紙幣を集積するリジェクト部と、
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を前記複数の集積部の何れか1つ又は前記リジェクト部に搬送する搬送部と、
 前記複数の集積部に分類する紙幣の金種を示す分類パターンを設定する分類パターン設定部と、
 前記分類パターン設定部によって設定された分類パターンを記憶すると共に、前記複数の集積部に集積された紙幣に関する前記識別部の識別結果及び計数結果を記憶する記憶部と、
 前記識別部の識別結果及び前記記憶部に記憶された分類パターンに基づいて、前記複数の集積部及び前記リジェクト部の何れかに紙幣を搬送するように前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
 前記制御部は、前記受入部及び前記複数の集積部の紙幣がなくなった場合には前記記憶部に記憶された分類パターンをクリアし、前記操作部によって入金確定の指示が受け付けられた場合には前記記憶部に記憶された識別結果及び計数結果を入金データとして確定することを特徴とする紙幣処理装置。
 前記分類パターン設定部は、前記受入部及び前記複数の集積部の紙幣がなくなった後に、前記受入部及び前記複数の集積部の紙幣がなくなる前に前記記憶部に記憶されていた分類パターンに示されていなかった金種の紙幣が前記複数の集積部の何れか1つに搬送されるような分類パターンを設定する請求項1に記載の紙幣処理装置。
 前記分類パターン設定部は、前記受入部及び前記複数の集積部の紙幣がなくなった後に、前記リジェクト部に搬送された紙幣のうち数の多い金種から順番に前記複数の集積部の何れか1つに搬送されるような分類パターンを前記記憶部に書き込む請求項1又は2に記載の紙幣処理装置。
 前記制御部は、前記記憶部に記憶された分類パターンに示されている金種を前記複数の集積部の何れか1つに搬送し、前記記憶部に記憶された分類パターンに示されていない金種を前記リジェクト部に搬送するように前記搬送部を制御する請求項1乃至3の何れか1項に記載の紙幣処理装置。
 入金処理における入金確定の指示を受け付ける操作部と、
 紙幣を受け入れる受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を識別する識別部と、
 正常紙幣を集積する集積部と、
 リジェクト紙幣を集積するリジェクト部と、
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を前記集積部又は前記リジェクト部に搬送する搬送部と、
 前記集積部又は前記リジェクト部に分類する紙幣の金種を示す分類パターンを設定する分類パターン設定部と、
 前記分類パターン設定部によって設定された分類パターンを記憶すると共に、前記集積部に集積された紙幣に関する前記識別部の識別結果及び計数結果を記憶する記憶部と、
 前記識別部の識別結果及び前記記憶部に記憶された分類パターンに基づいて、前記集積部又は前記リジェクト部に紙幣を搬送するように前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
 前記分類パターン設定部は、前記受入部及び前記集積部に紙幣がなくなった後に、前記受入部及び前記集積部に紙幣がなくなる前に前記記憶部に記憶されていた分類パターンに示されていなかった金種の紙幣が前記集積部に搬送されるような分類パターンを設定することを特徴とする紙幣処理装置。
 前記分類パターン設定部は、前記受入部及び前記集積部の紙幣がなくなった後に、前記リジェクト部に搬送された紙幣のうち数の最も多い金種が前記集積部に搬送されるような分類パターンを前記記憶部に書き込む請求項5に記載の紙幣処理装置。
Description:
紙幣処理装置

 本発明は、紙幣処理装置に関し、特に、 金処理を継続的に行う紙幣処理装置に関す 。

発明の背景

 従来、紙幣の入金処理を行う紙幣処理装 としては、複数(3個から7個)の集積部を有し 、紙幣を種類別(例えば、金種別)に分類しな ら入金処理を行う複数スタッカタイプの紙 処理装置と、1つの集積部及び1つのリジェ ト部を有し、入金される全ての紙幣を1つの 積部に複数金種混合状態で集積する1スタッ カタイプの紙幣処理装置とが知られている。

 従来の複数スタッカタイプの紙幣処理装 で紙幣を金種別に分類しながら入金処理を うときには、金種の数より集積部の数が多 場合には、1回の処理で金種別に分類しなが ら入金処理を行うことができるが、金種の数 より集積部の数が少ない場合には、1つの集 部を複数金種混合状態で集積するための集 部とし、分類しきれない金種を複数金種混 状態で集積しながら入金処理を行う必要が った。後者の場合には、金種別に分類され 紙幣も複数金種混合状態の紙幣も共に、識 計数されて入金金額として加算表示され、 ペレータが表示された金額を確認して入金 定の指示を行うことによって入金処理が完 するようになっていた。

 しかし、従来の複数スタッカタイプの紙 処理装置では、複数金種混合状態の紙幣は 種別に分類されていない為に、入金処理モ ドを設定して入金処理を行った後に、複数 種混合状態の紙幣を金種別に分類するため 分類処理モードに切り換え、別途分類処理 行う必要があった。

 また、従来の1スタッカタイプの紙幣処理 装置では、集積部が1つしかない為に、金種 に分類しながら入金処理を行うためには、1 種ずつ金種を指定して指定金種のみを集積 へ送り、それ以外の紙幣をリジェクト部へ り、リジェクト部へ送られた紙幣を再度ホ パへ投入するという一連の処理を金種の数 け繰り返して入金処理を行う必要があった

 一方、1スタッカタイプの紙幣処理装置に おいて金種を指定する方法としては、最初に 計数した正常な紙幣の金種を集積部の指定金 種とする方法が知られている(特開平9-106465号 公報)。この方法では、金種の指定は自動で われるものの、2回目の入金処理において再 ホッパにセットされた紙幣の最初の紙幣が1 回目の入金処理において既に分類済みの紙幣 と同じ金種のリジェクト紙幣や枚数が最も少 ない金種の紙幣であった場合には、2回目の 金処理において集積部へ送られて入金処理 れる紙幣が少なく、大半がリジェクト部へ られるので、効率的な入金処理を行うこと できないという問題があった。

 つまり、従来、金種の数より少ない集積 を有する紙幣処理装置において、入金処理 しながら効率的に金種毎に分類することが きなかった。

 本発明はこのような目的を鑑みて創作さ たものであり、本発明によれば、複数の金 の入金処理を同時に行い且つ先に計数され 紙幣の入金データとホッパに投入し直され 紙幣の入金データを同じ取引のデータとし 取り扱うことができる。

 本発明の第1態様によれば、
 入金処理における入金確定の指示を受け付 る操作部と、
 紙幣を受け入れる受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を 別する識別部と、
 正常紙幣を集積する複数の集積部と、
 リジェクト紙幣を集積するリジェクト部と
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を 記複数の集積部の何れか1つ又は前記リジェ クト部に搬送する搬送部と、
 前記複数の集積部に分類する紙幣の金種を す分類パターンを設定する分類パターン設 部と、
 前記分類パターン設定部によって設定され 分類パターンを記憶すると共に、前記複数 集積部に集積された紙幣に関する前記識別 の識別結果及び計数結果を記憶する記憶部 、
 前記識別部の識別結果及び前記記憶部に記 された分類パターンに基づいて、前記複数 集積部及び前記リジェクト部の何れかに紙 を搬送するように前記搬送部を制御する制 部と、を備え、
 前記制御部は、前記受入部及び前記複数の 積部の紙幣がなくなった場合には前記記憶 に記憶された分類パターンをクリアし、前 操作部によって入金確定の指示が受け付け れた場合には前記記憶部に記憶された識別 果及び計数結果を入金データとして確定す ことを特徴とする紙幣処理装置が提供され 。

 本発明において、前記分類パターン設定 は、前記受入部及び前記複数の集積部の紙 がなくなった後に、前記受入部及び前記複 の集積部の紙幣がなくなる前に前記記憶部 記憶されていた分類パターンに示されてい かった金種の紙幣が前記複数の集積部の何 か1つに搬送されるような分類パターンを設 定することが好ましい。

 本発明において、前記分類パターン設定 は、前記受入部及び前記複数の集積部の紙 がなくなった後に、前記リジェクト部に搬 された紙幣のうち数の多い金種から順番に 記複数の集積部の何れか1つに搬送されるよ うな分類パターンを前記記憶部に書き込むこ とが好ましい。

 本発明において、前記制御部は、前記記 部に記憶された分類パターンに示されてい 金種を前記複数の集積部の何れか1つに搬送 し、前記記憶部に記憶された分類パターンに 示されていない金種を前記リジェクト部に搬 送するように前記搬送部を制御することが好 ましい。

 本発明の第2態様によれば、
 入金処理における入金確定の指示を受け付 る操作部と、
 紙幣を受け入れる受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を 別する識別部と、
 正常紙幣を集積する集積部と、
 リジェクト紙幣を集積するリジェクト部と
 前記受入部によって受け入れられた紙幣を 記集積部又は前記リジェクト部に搬送する 送部と、
 前記集積部又は前記リジェクト部に分類す 紙幣の金種を示す分類パターンを設定する 類パターン設定部と、
 前記分類パターン設定部によって設定され 分類パターンを記憶すると共に、前記集積 に集積された紙幣に関する前記識別部の識 結果及び計数結果を記憶する記憶部と、
 前記識別部の識別結果及び前記記憶部に記 された分類パターンに基づいて、前記集積 又は前記リジェクト部に紙幣を搬送するよ に前記搬送部を制御する制御部と、を備え
 前記分類パターン設定部は、前記受入部及 前記集積部に紙幣がなくなった後に、前記 入部及び前記集積部に紙幣がなくなる前に 記記憶部に記憶されていた分類パターンに されていなかった金種の紙幣が前記集積部 搬送されるような分類パターンを設定する とを特徴とする紙幣処理装置が提供される

 本発明において、前記分類パターン設定 は、前記受入部及び前記集積部の紙幣がな なった後に、前記リジェクト部に搬送され 紙幣のうち数の最も多い金種が前記集積部 搬送されるような分類パターンを前記記憶 に書き込むことが好ましい。

は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の内部構成を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の制御ブロックを示すブロック図である 。 は、本発明の実施例1に係る入金処理の 処理手順を示すフローチャートである。 は、本発明の実施例1に係る操作表示部 106に表示される確認画面の概略を示す概略図 である。 は、本発明の実施例1に係る分類計数処 理(図3のS302,S307)の処理手順を示すフローチャ ートである。 は、本発明の実施例1に係る分類パター ンデータ109Bの概略を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る計数データ 109C及びリジェクトデータ109Dの概略を示す概 図である。 は、本発明の実施例1に係る分類パター ン設定処理(図3のS306)の第1例を示すフローチ ートである。 は、本発明の実施例1に係る分類パター ン設定処理(図5のS513)の第2例を示すフローチ ートである。 は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン設定処理(図3のS306)の第3例を示すフローチ ャートである。 は、本発明の実施例1に係る操作表示 106に表示されるエラー画面の概略を示す概 図である。 は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン設定処理(図8~図10)において設定される分 パターンデータ109Bを示す概念図である。

 以下、本発明の実施例について図面を参 して説明する。なお、以下の実施例は、本 明の実施の一形態であって、本発明の範囲 限定するものではない。

 はじめに、本発明の実施例1について説明 する。本発明の実施例1は、複数の集積部を える紙幣処理装置において、複数回継続し 行われる入金処理と入金処理の間に分類パ ーンデータがクリアされる例である。

 まず、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の構成について図1及び図2を参照して説 する。図1は、本発明の実施例1に係る紙幣 理装置100の内部構成を示す概略図であり、 2は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置100 の制御ブロックを示すブロック図である。

 図1に示されるように、紙幣処理装置100は 、受入部101、識別部102、集積部103A,103B、リジ ェクト部104及び搬送部105を備えている。また 、図2に示されるように、紙幣処理装置100は 操作表示部106、分類パターン設定部107、制 部108及び記憶部109を更に備えている。

 受入部101は、セットされた紙幣を紙幣処 装置100の中に受け入れる。

 識別部102は、受入部101によって受け入れ れた紙幣の金種を識別し、識別結果に基づ て計数し、計数結果を計数データ109Cとして 記憶部109に書き込む。識別部102は、識別結果 を制御部108に送る。識別結果は、紙幣の金種 、識別不能又は搬送異常(斜行、連鎖若しく 重送)である。

 集積部103A,103Bは、制御部108によって集積 103A,103Bへ搬送する紙幣と判定された紙幣(以 下、「正常紙幣」という)を金種毎に集積す 。

 リジェクト部104は、制御部108によってリ ェクト部104へ搬送する紙幣と判定された紙 (以下、「リジェクト紙幣」という)を集積 る。

 搬送部105は、受入部101によって受け入れ れた紙幣を識別部102へ搬送すると共に、制 部108の制御に基づいて、紙幣を集積部103A,10 3B又はリジェクト部104に搬送する。

 操作表示部106は、図示されない指示受付 構及び表示機構を有する。指示受付機構は オペレータの指示の入力を受け付けるキー ードである。表示機構は、オペレータに対 て所定の情報を表示するディスプレイであ 。

 分類パターン設定部107は、集積部103A,103B 分類する紙幣の金種のパターン(以下、「分 類パターン」という)を設定し、分類パター データ109Bとして記憶部109に書き込む。

 制御部108は、各部101~107,109に接続されて る。制御部108は、記憶部109に記憶された制 プログラム109Aを起動し、紙幣処理装置100の 部101~107を制御する。制御部108は、識別部102 の識別結果と分類パターンに基づいて、受入 部101によって受け入れられた紙幣が集積部103 A若しくは103Bへ搬送する紙幣(正常紙幣)又は ジェクト部104へ搬送する紙幣(リジェクト紙 )の何れかであるかを判定する。制御部108は 、正常紙幣と判定された紙幣を金種毎に集積 部103A又は集積部103Bへ搬送し、リジェクト紙 と判定された紙幣をリジェクト部104へ搬送 るように搬送部105を制御する。制御部108は リジェクト紙幣と判定した場合には、リジ クト紙幣の金種及びリジェクト要因を含む ジェクトデータ109Dを記憶部109に書き込む。

 記憶部109は、制御プログラム109A、分類パ ターンデータ109B、計数データ109C、リジェク データ109D及び入金データ109Eを記憶する。 憶部109は、制御部108のワーキングメモリと ても機能する。

 次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の動作について図1を参照して説明する

 図1に示されるように、受入部101にセット された紙幣は、繰り出しローラ5が回転する とによって1枚ずつ紙幣処理装置100の内部に り込まれる。取り込まれた紙幣は、識別部1 02を通過する。このとき、追跡センサ7aによ て検知された時点から所定のタイミングで 幣の金種が識別される。識別部102を通過し 紙幣は、分岐レバー11a,11bを経由して集積部1 03A,103B又はリジェクト部104に搬送される。こ とき、追跡センサ7b~7dに検知された時点か 所定のタイミングでソレノイド(図示せず)が 分岐レバー11a,11bを駆動させる。正常紙幣と 定された紙幣は羽根車9a,9bを経由して集積部 103A,103Bに搬送されるように分岐され、リジェ クト紙幣と判定された紙幣は分岐されること なくリジェクト部104に搬送される。集積部103 A,103B又はリジェクト部104に集積された紙幣は 、残留検知センサ2a~2cによって残留状態が検 される。上記の各部は、モータによって駆 される。

 なお、本発明の実施例1では、2つの集積 103A,103Bを備える紙幣処理装置100の例につい 説明するが、集積部103の数は1つでも良いし 複数でも良い。

 次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の処理内容について図3~図12を参照して 明する。図3は、本発明の実施例1に係る入金 処理の処理手順を示すフローチャートである 。

 はじめに、オペレータによって初期設定 行われる(S301)。初期設定では、後述の分類 数処理(S302)において参照される分類パター データ109Bの選択、後述の分類パターン設定 処理(S306)のリジェクトデータモード/計数デ タモードの選択並びに記憶部109に記憶され 計数データ109Cの初期化が行われる。

 次に、後述の分類計数処理(図5)が行われ (S302)。

 次に、S302において参照された分類パター ンデータ109Bがクリアされる(S303)。このとき 図4に示されるように、クリアキー106A、入金 確定キー106B及び継続入金キー106Cを含む確認 面が操作表示部106に表示される。

 図4のクリアキー106Aが選択された場合に (S304-A)、記憶部109に記憶された計数データ109 Cがクリアされ、S302に戻る(S305)。

 図4の入金確定キー106Bが選択された場合 は(S304-B)、記憶部109に記憶された計数データ 109Cが入金データ109Eに加算された後、当該計 データ109Cがクリアされる入金確定処理が行 われる(S310)。

 図4の継続入金キー106Cが選択された場合 は(S304-C)、後述の分類パターン設定処理(図8 図10)が行われる(S306)。

 次に、後述の分類計数処理(図5)が行われ (S307)。

 次に、S307において参照された分類パター ンデータ109Bがクリアされる(S308)。このとき 図4に示されるように、クリアキー106A、入金 確定キー106B及び継続入金キー106Cを含む確認 面が操作表示部106に表示される。

 図4のクリアキー106Aが選択された場合に (S309-A)、S305に進む。

 図4の入金確定キー106Bが選択された場合 は(S309-B)、記憶部109に記憶された計数データ 109Cが入金データ109Eに加算された後、当該計 データ109Cがクリアされる入金確定処理が行 われる(S310)。

 図4の継続入金キー106Cが選択された場合 は(S309-C)、S306に戻る。

 本発明の実施例1に係る入金処理はS310の に終了する。

 なお、本発明の実施例1では、S304におい 、継続入金キー106Cが選択された場合に替え 、受入部101に紙幣がセットされたことをも て継続入金の指示を受け付けても良い。

 図5は、本発明の実施例1に係る分類計数 理(図3のS302,S307)の処理手順を示すフローチ ートである。なお、本発明の実施例1に係る 類計数処理は、受入部101に紙幣がセットさ た後に行われる処理である。

 はじめに、制御部108によって各部101~107を 動作させるためのモータの駆動が開始する(S5 01)。

 次に、計数動作が行われる(S502)。

 S502の計数動作では、はじめに、受入部101 によってセットされた紙幣が紙幣処理装置100 の中に受け入れられる(S511)。

 次に、S511において受け入れられた紙幣の 金種が識別される(S512)。このとき、識別結果 は制御部108に送られる。

 次に、後述の分類パターン設定処理(2)(図 9)が行われる(S513)。

 次に、S512の識別結果と分類パターンに基 づいて、正常紙幣又はリジェクト紙幣の何れ かであるかが判定される(S514)。例えば、S512 識別結果にリジェクト要因が含まれていな 場合には正常紙幣と判定され、リジェクト 因が含まれている場合にはリジェクト紙幣 判定される。リジェクト要因は、識別不能 搬送異常又は指定外金種(分類パターンデー 109Bに示されていない金種)である。

 S514において正常紙幣と判定された場合に は(S515-NO)、計数処理が行われる(S516)。図6は 1000円札を100枚、5000円札を20枚ずつ分類する 合の分類パターンデータ109Bを示す。計数処 理では、識別された金種に基づいて計数デー タ109Cの指定金種毎の枚数が加算され、分類 ターンデータ109Bに基づいて正常紙幣と判定 れた紙幣が集積部103A,103Bの何れかに搬送さ る。

 一方、S514においてリジェクト紙幣と判定 された場合には(S515-YES)、リジェクト処理が われる(S517)。リジェクト処理では、リジェ ト要因毎にリジェクトデータ109Dが更新され リジェクト紙幣と判定された紙幣がリジェ ト部104に搬送される。

 S511~S517は停止要件が発生するまで繰り返 れる(S518-NO)。受入部101にセットされた全て 紙幣が受け入れられた場合、集積部103A,103B 集積された紙幣の数が分類パターンデータ1 09Bに示されるバッチ枚数若しくは最大集積枚 数に達した場合又は操作表示部106によって停 止指示が受け付けられた場合に停止要件が発 生する。S511~S517が繰り返されることによって 、図7に示されるような計数データ109C及びリ ェクトデータ109Dを含む計数済みデータが記 憶部109に書き込まれる。

 停止要件が発生した場合には(S518-YES)、計 数動作が終了する。

 計数動作が終了した場合には、制御部108 よって各部101~107を動作させるためのモータ の駆動が停止される(S503)。

 追加計数が可能であり(S504-YES)、受入部101 に紙幣がある場合には(S505-YES)、S502に戻る。 積部103A,103Bに集積された紙幣の数が分類パ ーンデータ109Bに示されるバッチ枚数又は最 大集積枚数に達した状態が解消された場合に は、追加計数が可能である。

 一方、追加計数が可能でない場合(S504-NO) は受入部101に紙幣がなくなった場合(S505-NO) あって、集積部103A,103Bに紙幣がある場合に (S506-YES)、S504に戻る。

 他方、追加計数が可能でない場合(S504-NO) は受入部101に紙幣がなくなった場合(S505-NO) あって、集積部103A,103Bに紙幣がない場合(例 えば、集積部103A,103Bに集積された紙幣が抜き 取られた場合)には(S506-NO)、本発明の実施例1 係る分類計数処理が終了する。

 図8は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン設定処理(図3のS306)の第1例の処理手順を示 すフローチャートである。

 はじめに、記憶部109に記憶されたリジェ トデータ109Dが参照される(S801)。

 次に、S801において参照されたリジェクト データ109Dのうち最も枚数が多い金種が分類 ターンの指定金種として設定される(S802)。

 S801、S802は、設定完了になるまで繰り返 れる(S803-NO)。全ての集積部103A,103Bについて 類パターンが設定された場合には、設定完 になる。

 分類パターンの設定が完了した場合には( S803-YES)、S801、S802の処理結果が反映された分 パターンデータ109Bが記憶部109に書き込まれ 、本発明の実施例1に係る分類パターン設定 理の第1例が終了する(S804)。

 図9は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン設定処理(図5のS513)の第2例の処理手順を示 すフローチャートである。

 はじめに、記憶部109に記憶された計数デ タ109Cが参照される(S901)。

 図5のS512において識別された金種がS901に いて参照された計数データ109Cに存在しない 金種である場合には(S902-YES)、当該金種が分 パターンの指定金種として設定される(S903)

 次に、S901~S903の処理結果が反映された分 パターンデータ109Bが記憶部109に書き込まれ る(S904)。

 本発明の実施例1に係る分類パターン設定 処理の第2例は、図5のS512において識別された 金種がS901において参照された計数データ109C 存在する金種である場合(S902-NO)又はS904の後 に終了する。

 図10は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン設定処理(図3のS306)の第3例の処理手順を すフローチャートである。

 はじめに、操作表示部106によって分類パ ーンの指定金種とする金種の指示が受け付 られる(S1001)。

 S1001において受け付けられた金種が記憶 109に記憶された計数データ109Cに存在しない 種である場合には(S1002-YES)、当該金種が分 パターンの指定金種として設定される(S1003)

 一方、S1001において受け付けられた金種 記憶部109に記憶された計数データ109Cに存在 る金種である場合には(S1002-NO)、図11に示さ るようなエラー画面が操作表示部106に表示 れる(S1004)。

 S1001~S1004は、設定完了になるまで繰り返 れる(S1005-NO)。全ての集積部103A,103Bについて 類パターンが設定された場合には、設定完 になる。

 分類パターンの設定が完了した場合には( S1005-YES)、S1001~S1004の処理結果が反映された分 類パターンデータ109Bが記憶部109に書き込ま 、本発明の実施例1に係る分類パターン設定 理の第3例が終了する(S1006)。

 図12は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン設定処理(図8~図10)において設定される分 パターンデータ109Bの概念図である。

 図8~図10に示されるような分類パターン設 定処理によれば、入金処理において最初に行 われる分類計数処理(図3のS302)において参照 れる分類パターンデータ109Bに存在しない金 (2000円及び10000円)が2回目に行われる分類計 処理(図3のS307)において参照される分類パタ ーンデータ109Bとして記憶部109に書き込まれ 。

 本発明の実施例1によれば、複数の分類計 数処理の間に分類パターンデータ109Bをクリ し、各分類計数処理の分類パターンの指定 種が異なるような分類パターンが設定され ので、金種の数より少ない集積部を有する 幣処理装置において、入金処理をしながら 率的に金種毎に分類することができる。

 また、本発明の実施例1によれば、計数デ ータ109C又はリジェクトデータ109Dに基づいて 類パターンが設定されるので、複数の分類 数処理を行う場合の分類パターンの設定作 の負担を軽減することができる。