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Title:
BARRIER UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104422
Kind Code:
A1
Abstract:
A barrier unit for avoiding such a visual defect that the ends of blades brought into contact with each other are vertically displaced and the defective operation of the blades due to the overlapping of the blades when the blades of the barrier unit for protecting the lenses of an imaging device are closed. The barrier unit comprises a base having a first opening part, a cover which has a second opening part and which is so disposed that the second opening part faces to the first opening part, and the plurality of blades openably installed at the first opening part and the second opening part between the base and the cover. The gap (e) between the base and the cover near a first position where the ends of the blades are brought into contact with each other when the blades are closed is smaller than the gap (d) between the base and the cover at a second position different from the first position.

Inventors:
HIRABAYASHI KOICHIRO
Application Number:
PCT/JP2009/000759
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
February 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
HIRABAYASHI KOICHIRO
International Classes:
H04N5/225; G03B11/04
Foreign References:
JP2007248665A2007-09-27
JPH0527302A1993-02-05
JP2006284641A2006-10-19
JPH052130U1993-01-14
Attorney, Agent or Firm:
OKUDA, SEIJI (JP)
Seiji Okuda (JP)
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Claims:
 撮像装置のレンズを保護するバリアユニットであって、
 第1の開口部を有する基盤と、
 第2の開口部を有し、前記第2の開口部が前記第1の開口部と対向するよう配置されるカバーと、
 前記基盤と前記カバーとの間に設けられ、前記第1の開口部および前記第2の開口部に対して開閉自在に設けられた複数の羽根と
 を備え、
 前記基盤と前記カバーとの間の間隙に関して、
 前記複数の羽根が閉じられた状態における、前記複数の羽根の端部が互いに当接する第1位置近傍の間隙eは、前記第1位置とは異なる第2位置における間隙dよりも小さい、バリアユニット。
 前記基盤および前記カバーには、前記複数の羽根の少なくとも1つの開閉動作をガイドするレールがそれぞれ設けられており、各レールは、前記複数の羽根の各々に対して所定の間隙を有して、前記羽根の開閉移動をガイドし、前記間隙eおよび間隙dは、前記基盤に設けられたレールと前記カバーに設けられたレールとの間に形成される、請求項1に記載のバリアユニット。
 前記カバーには、前記複数の羽根の少なくとも1つの開閉動作をガイドするレールが設けられており、前記間隙eおよび間隙dは、前記基盤と前記レールとの間に形成される、請求項1に記載のバリアユニット。
 前記基盤には、前記複数の羽根の少なくとも1つの開閉動作をガイドするレールが設けられており、前記間隙eおよび間隙dは、前記カバーと前記レールとの間に形成される、請求項1に記載のバリアユニット。
 前記第1位置近傍において、前記基盤および前記カバーの一方には、前記複数の羽根に近づく方向に突出した規制部が設けられている、請求項1から4のいずれかに記載のバリアユニット。
 前記間隙eは、前記基盤および前記カバーの一方に設けられた前記規制部と、前記基盤および前記カバーの他方との間に形成される、請求項5に記載のバリアユニット。
 前記第1位置近傍において、前記基盤および前記カバーの両方に、前記複数の羽根に近づく方向に突出した規制部が設けられている、請求項1から4のいずれかに記載のバリアユニット。
 前記間隙eは、前記基盤に設けられた前記規制部と、前記カバーに設けられた前記規制部との間に形成される、請求項5に記載のバリアユニット。
 前記規制部の端部に傾斜が設けられている、請求項7に記載のバリアユニット。
 撮像装置のレンズを保護するバリアユニットであって、
 第1の開口部を有する基盤と、
 第2の開口部を有し、前記第2の開口部が前記第1の開口部と対向するよう配置されるカバーと、
 前記基盤と前記カバーとの間に設けられ、前記第1の開口部および前記第2の開口部に対して開閉自在に設けられた複数の羽根と
 を備え、
 前記基盤と前記カバーとの間の間隙に関して、
 前記複数の羽根が閉じられた状態における、前記複数の羽根の端部が互いに当接する第1位置近傍の間隙eは、第2位置における間隙dよりも小さく、
 前記第2位置は、前記複数の羽根が、前記第1の開口部および前記第2の開口部に対して前記第1位置よりも開いた方向にある位置である、バリアユニット。
 前記請求項1から10のいずれかに記載のバリアユニットが実装されているカメラ。
Description:
バリアユニット

 本発明は、スティルカメラやビデオムー ーカメラのレンズ等を保護するために、レ ズ前面で開閉されるバリアユニットに関す 。

 特許文献1は、従来のバリアユニットを開 示する。たとえば図9は、特許文献1のバリア ニット101の断面図である。

 前端板部101Aの中心にはレンズ109に対する 光路を形成する開口101aが設けられ、前端板 101Aの前方位置に配置されたバリア羽根104が 口101aを開閉する。バリア羽根104が開いてい るとき、シャッター地板110に沿ってシャッタ ーが開閉し、撮影が行われる。

 バリアユニット101は、バリア羽根104の全 時と全閉時において光が入射してくる方向 向かってバリア羽根駆動リング102が前進す 。これにより、全開時と全閉時にはバリア 根104はバリア保護カバー108に押し付けられ ので、バリア羽根104とバリア保護カバー108 の間に砂等の異物が入りにくくなる。

 続いて、図10~14を参照しながら、従来の リアユニットの一例を説明する。

 図10は、第1、第2の羽根2,3が開いた状態を 示す平面図であり、図11は第1、第2の羽根2,3 閉じた状態を示す平面図である。図10および 11には、カバー1と、第1、第2の羽根2,3が簡略 して示されている。

 第1及び第2の羽根2,3には、回転穴15,16及び 長穴17,18がそれぞれ設けられている。第1及び 第2の羽根2,3は、それぞれ長穴17,18部分を駆動 されて、回転穴15,16を中心に回動する。第1、 第2の羽根2,3の開閉動作は、カバー1に設けら た羽根ガイドレール部1a及び後述の基盤に けられた羽根ガイドレール部によってガイ される。第1、第2の羽根2,3が閉じたとき、第 1の羽根2の第1端面2aと第2の羽根3の第2の端面3 aとが重なることなく接することが好ましい

 ここで、図11のC-C断面を参照しながら、 1、第2の羽根2,3が閉じたときの状態を説明す る。

 図12~14は、それぞれ異なる態様による、 1、第2の羽根2,3の位置関係を示すC-C断面図で ある。

 図12は、理想的な平面を有する第1、第2の 羽根2,3が、理想的な位置関係で閉じた状態を 示す。図12において、第1、第2の羽根2,3の開 動作は、カバー1に設けられた羽根ガイドレ ル部1a及び基盤4に設けられた羽根ガイドレ ル部4aによってガイドされる。間隙dは羽根 開閉動作を保証するために、第1、第2の羽 2,3と羽根ガイドレール部1a、4aとの間に設け れている。

 図12の例では、第1、第2の羽根2,3がほぼ平 面の状態で、かつ、図面の垂直方向に互いに ずれることなく閉じられている。なお、「垂 直方向」とは、カバー1および基盤4に垂直な 向を意味する。

 図13は、理想的な平面を有する第1、第2の羽 根2,3が、垂直方向にずれた位置関係で閉じた 状態を示す。また図14は、平面度が悪い第1、 第2の羽根2,3が、閉じた状態を示す。本願明 書において「平面度が悪い」とは、平面で ない状態を意味する。たとえば図14に示すよ うに、第1、第2の羽根2,3が波打った状態や、 曲した状態を意味する。

特開平9-61887号公報

 従来の構成では、図12に示す間隙dが大き ぎると、図13に示すように、第1の羽根2の第 1端面2aと、第2の羽根3の第2の端面3aとが上下 向にずれてしまい、外観上良くない。特に 羽根の段差そのずれが大きい時には、羽根 閉じた状態で第1の羽根2および第2の羽根3が 、その端面部分で重なりあってしまい、羽根 の開閉動作不良を発生する。

 その一方、間隙dが十分確保されなければ 、図14に示すように、平面度の悪い羽根を使 してバリアユニットを組み立てた時に、羽 の開閉動作を保証するための間隙が確保さ ず、羽根の開閉動作不良を発生する。

 本発明は上述した従来の問題点を解決す ものであり、その目的は、バリアユニット 羽根が閉じた状態で、当接する羽根の端部 上下にずれるという外観上の不良を回避し また、羽根が重なってしまうことによる羽 の動作不良を回避するための構造を提供す ことにある。さらに、平面度の悪い羽根を 用してバリアユニットを組み立てた時でも 根の開閉動作不良を発生させないようにす ための構造を提供することにある。

 本発明によるバリアユニットは、撮像装 のレンズを保護するバリアユニットであっ 、第1の開口部を有する基盤と、第2の開口 を有し、前記第2の開口部が前記第1の開口部 と対向するよう配置されるカバーと、前記基 盤と前記カバーとの間に設けられ、前記第1 開口部および前記第2の開口部に対して開閉 在に設けられた複数の羽根とを備え、前記 盤と前記カバーとの間の間隙に関して、前 複数の羽根が閉じられた状態における、前 複数の羽根の端部が互いに当接する第1位置 近傍の間隙eは、前記第1位置とは異なる第2位 置における間隙dよりも小さい。

 前記基盤および前記カバーには、前記複 の羽根の少なくとも1つの開閉動作をガイド するレールがそれぞれ設けられており、各レ ールは、前記複数の羽根の各々に対して所定 の間隙を有して、前記羽根の開閉移動をガイ ドし、前記間隙eおよび間隙dは、前記基盤に けられたレールと前記カバーに設けられた ールとの間に形成されてもよい。

 前記カバーには、前記複数の羽根の少な とも1つの開閉動作をガイドするレールが設 けられており、前記間隙eおよび間隙dは、前 基盤と前記レールとの間に形成されてもよ 。

 前記基盤には、前記複数の羽根の少なく も1つの開閉動作をガイドするレールが設け られており、前記間隙eおよび間隙dは、前記 バーと前記レールとの間に形成されてもよ 。

 前記第1位置近傍において、前記基盤およ び前記カバーの一方には、前記複数の羽根に 近づく方向に突出した規制部が設けられてい てもよい。

 前記間隙eは、前記基盤および前記カバー の一方に設けられた前記規制部と、前記基盤 および前記カバーの他方との間に形成されて もよい。

 前記第1位置近傍において、前記基盤およ び前記カバーの両方に、前記複数の羽根に近 づく方向に突出した規制部が設けられていて もよい。

 前記間隙eは、前記基盤に設けられた前記 規制部と、前記カバーに設けられた前記規制 部との間に形成されてもよい。

 前記規制部の端部に傾斜が設けられてい もよい。

 本発明による他のバリアユニットは、撮 装置のレンズを保護するバリアユニットで って、第1の開口部を有する基盤と、第2の 口部を有し、前記第2の開口部が前記第1の開 口部と対向するよう配置されるカバーと、前 記基盤と前記カバーとの間に設けられ、前記 第1の開口部および前記第2の開口部に対して 閉自在に設けられた複数の羽根とを備え、 記基盤と前記カバーとの間の間隙に関して 前記複数の羽根が閉じられた状態における 前記複数の羽根の端部が互いに当接する第1 位置近傍の間隙eは、第2位置における間隙dよ りも小さく、前記第2位置は、前記複数の羽 が、前記第1の開口部および前記第2の開口部 に対して前記第1位置よりも開いた方向にあ 位置であってもよい。

 本発明によるカメラは、上述したいずれ のバリアユニットが実装されている。

 本発明のバリアユニットによれば、羽根 状態における第1及び第2の羽根の当接部近 において、羽根の羽根ガイドレール部の高 を高く設定し、羽根閉状態における羽根の 接部近傍において、羽根の羽根ガイドレー 部によって設けられる羽根と羽根ガイドレ ル部の間隙を小さく設けることにより、羽 閉状態で、当接する羽根の端部が上下にず るという外観上の不良を回避し、また、羽 が重なってしまうことによる羽根の動作不 を回避し、また、平面度の悪い羽根を使用 てバリアユニットを組み立てた時でも羽根 開閉動作不良の発生することのないバリア ニットを実現する。

本発明の実施形態によるバリアユニッ の部品構成を表す上面斜視図である。 本発明の本実施形態によるバリアユニ トの部品構成を表す下面斜視図である。 第1、第2の羽根2,3が開いた状態を示す 面図である。 第1、第2の羽根2,3が閉じた状態を示す 面図である。 理想的な平面を有する第1、第2の羽根2, 3が、理想的な位置関係で閉じた状態を示す である。 理想的な平面を有する第1、第2の羽根2, 3が、垂直方向にずれた位置関係で閉じた状 を示す図である。 平面度が悪い第1、第2の羽根2,3が、閉 た状態を示す図である。 カバー1側に2つの規制部1b-1および1b-2を 設け、基盤4b側にも2つの規制部4b-1および4b-2 設けた構成の例を示す図である。 従来のバリアユニット101の断面図であ 。 第1、第2の羽根2,3が開いた状態を示す 面図である。 第1、第2の羽根2,3が閉じた状態を示す 面図である。 理想的な平面を有する第1、第2の羽根2 ,3が、理想的な位置関係で閉じた状態を示す である。 理想的な平面を有する第1、第2の羽根2 ,3が、垂直方向にずれた位置関係で閉じた状 を示す図である。 平面度が悪い第1、第2の羽根2,3が、閉 た状態を示す図である。

符号の説明

 1 カバー
 2 第1の羽根
 3 第2の羽根
 4 基盤
 2a,3a 羽根端部
 1a、4a 羽根ガイドレール部
 1b、4b、1b-1、1b-2、4b-1、4b-2 羽根ガイドレー ル部の規制部
 1c、4c 傾斜部

 以下、添付の図1~7を参照しながら、本発 のバリアユニットの実施形態を説明する。

 図1は、本実施形態によるバリアユニット の部品構成を表す上面斜視図であり、図2は 実施形態によるバリアユニットの部品構成 表す下面斜視図である。

 バリアユニットは、カバー1と、第1の羽 2と、第2の羽根3と、第1の端部2aと、第2の端 3aと、基盤4と、第1のリング5と、第2のリン 6と、第1のバネ7と、第2のバネ8とを有して る。

 第1及び第2の羽根2および3は、たとえばバ リアユニット50がカメラに実装されたときに そのカメラのレンズを保護するために設け れている。当該カメラを用いた撮影時には 1及び第2の羽根2および3は開き、非撮影時( とえば電源オフ時)には第1及び第2の羽根2お び3は閉じる。

 第1及び第2の羽根2および3は、回転穴15,16 よって基盤4上の軸9,10に回転自在に取り付 られている。カバー1は、カバーに一体に弾 的に設けられたフック11が基盤4に設けられ フックストッパー12に係合することよって 第1、第2の羽根2,3を回動自在に所定の間隙を もってその間に挟み込んで基盤4と一体に取 付けられる。

 カバー1には、羽根ガイドレール部1a(図2) 設けられている。一方、基盤4には、羽根ガ イドレール部4a(図1)が設けられている。

 カバー1には開口部13が設けられている。 1及び第2のリング5,6は、基盤4の円筒部14に 転自在に取り付けられる。第1のリング5に設 けられたカムピン19,20は、第1及び第2の羽根 設けられた長穴17,18に係合し、羽根を回転駆 動する。

 第1のバネ7は、第1のリング5のバネかけ部 21と第2のリング6のバネかけ部22に張架される 。第2のバネ8は、第2のリング6のバネかけ部23 と基盤4のバネかけ部24に張架される。

 第2のリング6にはリング凸部25が設けられ ている。リング凸部25は、第1のリング5の切 欠き部26に挿入されて、組み立てられる。

 基盤4には開口部27が設けられている。

 また第2のリングにはカム部28が設けられ おり、図示されない駆動手段によってカム 28が付勢されることにより、第1、第2の羽根 2,3が閉まる方向(B方向)に、第2のリング6が駆 される。

 第1のバネ7によって第1、第2のリング5,6は 一体となっている。カム部28によって第2のリ ング6は閉まる方向(B方向)に駆動され、第1、 2の羽根2,3が閉じた後、さらに余裕をもって 第2のリング6が閉方向に回転駆動させられた 、第1のバネ7は伸びて、第2のリング6の第1 リング5に対する行き過ぎを回避する。

 図3は、第1、第2の羽根2,3が開いた状態を す平面図であり、図4は第1、第2の羽根2,3が じた状態を示す平面図である。図3および4 は、カバー1、および、第1、第2の羽根2,3の を簡略化して示している。

 第1及び第2の羽根2,3は、それぞれ長穴17,18 部分を駆動されて、回転穴15,16を中心に回動 る。図4に示すように、羽根が閉じた状態で は、第1の端部2aおよび第2の端部3aは当接する 。

 本実施形態によるバリアユニットの特徴 ひとつは、羽根ガイドレール部1aには規制 1bが設けられ、羽根ガイドレール部4aには規 部4bが設けられていることにある。規制部1b および4bは、第1の端部2aおよび第2の端部3aの 接部近傍に設けられた、複数の羽根に近づ 方向に突出した部分である。

 ここで図5~7のC-C断面を参照しながら、本 施形態によるバリアユニットの構造を詳細 説明する。

 図5~7は、それぞれ異なる態様による、第1 、第2の羽根2,3の位置関係を示すC-C断面図で る。

 図5~7において、第1、第2の羽根2,3は、カ ー1に設けられた羽根ガイドレール部1a及び 盤4に設けられた羽根ガイドレール部4aによ て、その開閉動作をガイドされる。

 間隙dは羽根の開閉動作を保証するために 、第1、第2の羽根2,3と羽根ガイドレール部1a 4aとの間に設けられている。羽根端部2aおよ 3aの当接部近傍には、羽根ガイドレール部 規制部1bおよび4bが設けられている。規制部1 bはカバー1の羽根ガイドレール部1aに設けら ており、規制部4bは基盤4の羽根ガイドレー 部4bに設けられている。

 羽根ガイドレール部の規制部1b,4bが存在 ることにより、羽根端部2aおよび3aの当接部 傍では、羽根端部2aとカバー1との間隙、お び、羽根端部3aと基盤4との間隙(いずれも間 隙eとして図示)は、通常の間隙dに比べて小さ い。羽根ガイドレール部の規制部1b,4bの端部 は、傾斜部1c、4cが設けられている。

 また、第1及び第2の羽根2,3の厚さがそれ れtとすると、規制部1bと4bとの間隔はtより きく、かつ、2tよりも小さく設定される。

 図5は、理想的な平面を有する第1、第2の 根2,3が、理想的な位置関係で閉じた状態を す。このような条件の下では、羽根ガイド ール部1aの規制部1b、および、羽根ガイドレ ール部4aの規制部4bは、その機能を発揮して ない。規制部1bおよび4bは、図6や図7の状態 おいて特に有効に機能する。

 図6は、理想的な平面を有する第1、第2の 根2,3が、垂直方向にずれた位置関係で閉じ 状態を示す。また図7は、平面度が悪い第1 第2の羽根2,3が、閉じた状態を示す。

 図6に示すように、第1及び第2の羽根2,3が 直方向にずれた状態でも、羽根ガイドレー 部の規制部1b,4bが存在することにより、第1 び第2の羽根2,3のずれ量は所定以上に大きく なることはない。より具体的には、ずれ量は 規制部1bおよび4bの間隔以上に大きくなるこ はない。ずれ量が最小限に抑えられている め、外観上の不具合を生じることがなく、 根が閉じた状態において第1の羽根2と第2の 根3とがその端面2aおよび3aで重なってしまい 、羽根の開閉動作不良を発生することもない 。

 さらに、図7に示すように、平面度の悪い 羽根を使用してバリアユニットを組み立ても 、羽根の開閉動作不良を発生することはない 。その理由は、規制部1b,4bは羽根端部2a,3aの 接部近傍に限って設けられており、羽根端 2a,3aの当接部近傍以外の位置では、第1の羽 2と羽根ガイドレール部1aおよび4aとの間隙d および、第2の羽根3と、羽根ガイドレール部 1aおよび4aとの間隙dは十分確保されているた である。また、羽根ガイドレール部の規制 1b,4bの端部に設けられた傾斜部1c、4cによっ 、羽根の開閉動作時にも、羽根端部2a,3aが 制部1b,4bにひっかかることはない。 

 本実施形態では、羽根ガイドレール部1a よび4aは、カバー1と基盤4の両方に設けられ としたが、いずれか一方のみに設けられて よい。そして、規制部1bおよび4bは、カバー 1の羽根ガイドレール部1aおよび基盤4の羽根 イドレール部4aの両方に設けられるとしたが 、いずれかの羽根ガイドレール部に対して1 設けられてもよい。また、規制部1b,4bは羽根 ガイドレール部上に設けられるとしたが、カ バー1や基盤4の羽根に対向する面に直接、設 られてもよい。

 本実施形態では、規制部を設ける数は、 バー1側に1つ、および、基盤4b側に1つであ とした。しかしながら、その数は、いずれ 一方、または、両方の側において、複数で ってもよい。

 図8は、カバー1側に2つの規制部1b-1および 1b-2を設け、基盤4b側にも2つの規制部4b-1およ 4b-2を設けた構成の例を示す。第1の羽根2お び第2の羽根3の当接部近傍において、規制 1b-1および4b-1が第2の羽根3に対してそれぞれ けられ、規制部1b-2および4b-2が第2の羽根2に 対してそれぞれ設けられている。

 第1の羽根2が垂直方向にずれたときのず 量は規制部1b-2及び4b-2の間隔以上に大きくな ることがない。同様に、第2の羽根3が垂直方 にずれたときのずれ量は規制部1b-1及び4b-1 間隔以上に大きくなることがない。先の説 と同様、例えば、第1及び第2の羽根2,3の厚さ がそれぞれtとすると、規制部1b-1と4b-1との間 隔、および、規制部1b-2と4b-2との間隔は、tよ り大きく、かつ、2tよりも小さく設定されれ よい。

 羽根ガイドレール部の規制部1b,4bの端部 設けられた傾斜部1c、4cの範囲は、図5~7で図 された例よりも長くてもよい。

 なお、本発明において、傾斜部を設ける とは必須ではない。傾斜部を設けることに り、さらにひっかかりが生じにくくなる。

 本実施形態では、互いに当接する羽根は2 枚であるとして説明したが、そのような羽根 の枚数は3枚以上であってもよい。

 本発明のバリアユニットは、スティルカ ラやビデオムービーカメラのレンズ等を保 するために有用であり、スティルカメラや デオムービーカメラ等の撮像装置に搭載可 である。