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Title:
BASE STATION APPARATUS AND TRANSMISSION CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/022605
Kind Code:
A1
Abstract:
A base station apparatus for communicating with mobile stations comprises an out-of-synchronization judgment means for judging, based on an up-link signal transmitted from a mobile station, whether a down link is out of synchronization with the mobile station.

Inventors:
ISHII HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/064132
Publication Date:
February 19, 2009
Filing Date:
August 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
ISHII HIROYUKI (JP)
International Classes:
H04Q7/20; H04Q7/38
Foreign References:
EP1881657A12008-01-23
JP2006295842A2006-10-26
JP2006129134A2006-05-18
Other References:
None
See also references of EP 2180754A4
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden PlaceTower, 20-3, Ebisu 4-Chom, Shibuya-Ku Tokyo 32, JP)
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Claims:
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 前記移動局より送信される上りリンクの信号に基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定する同期外れ判定手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 前記移動局より送信される上りリンクの信号には、無線品質情報含まれ、
 前記同期外れ判定手段は、
 前記無線品質情報に基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定することを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 前記移動局より送信される上りリンクの信号には、前記下りリンクの信号に対する送達確認情報が含まれ、
 前記同期外れ判定手段は、
 前記送達確認情報に基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定することを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 前記移動局より送信される上りリンクの信号には、無線品質情報と、前記下りリンクの信号に対する送達確認情報とが含まれ、
 前記同期外れ判定手段は、
 前記無線品質情報及び前記下りリンクの信号に対する送達確認情報に基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定することを特徴とする基地局装置。
 請求項2に記載の基地局装置において:
 前記同期外れ判定手段は、
 前記無線品質情報値が所定の閾値以下である状態が、所定の時間以上継続した場合に、前記移動局との下りリンクが同期外れであると判定することを特徴とする基地局装置。
 請求項3に記載の基地局装置において:
 前記同期外れ判定手段は、
 前記下りリンクの信号に関する送達確認情報が否定応答又は非送信である状態が、所定の時間以上継続した場合に、前記移動局との下りリンクが同期外れであると判定することを特徴とする基地局装置。
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 下りリンクの信号を用いて、前記移動局に上りリンクの送信を指示する指示手段と、
 前記移動局より送信される上りリンクの信号が送信されたか否かに基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定する同期外れ判定手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 下りリンクの信号の再送回数に基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定する同期外れ判定手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 複数の移動局と通信を行う基地局装置であって:
 検出した下りリンクの同期外れに基づいて、該下りリンクの同期外れの対象となる移動局に対して、上りリンクのリソース及び/又は下りリンクのリソースを割り当てないことを特徴とする基地局装置。
 複数の移動局と通信を行う基地局装置であって:
 検出した下りリンクの同期外れに基づいて、該下りリンクの同期外れを検出した対象となる移動局との通信を切断することを特徴とする基地局装置。
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 通信開始時に、下りリンクの無線品質情報及び前記下りリンクの信号の送達確認情報の少なくとも1つに基づいて、前記移動局との下りリンクの同期状態が確立されたと判定する同期確立判定手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 ランダムアクセス手順におけるRA responseを送信するRA response送信部;
 RA responseに含まれるUL Scheduling Grantに対応するUL-SCHを受信する受信部;
 上りリンクまたは下りリンクの同期状態を判定する同期状態判定部;
 を具備し、
 前記同期状態判定部は、前記UL-SCHの復号結果がOKであった場合に、上りリンクまたは下りリンクの同期が確立されていると判定し、HARQ再送後のUL-SCHの復号結果がNGであった場合に、上りリンクまたは下りリンクの同期が確立されていないと判定することを特徴とする基地局装置。
 移動局と通信を行う基地局装置における送信制御方法であって:
 前記移動局に対して下りリンクの信号を送信する送信ステップ;
 前記移動局より送信される前記下りリンクの信号に対する上りリンクの信号に含まれる情報に基づいて、前記移動局との下りリンクの同期外れを判定する同期外れ判定ステップ;
 を有することを特徴とする送信制御方法。
Description:
基地局装置及び送信制御方法

 本発明は、移動通信システムに関し、特 基地局装置及び送信制御方法に関する。

 W-CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すな ちLTE(Long Term Evolution)が、W-CDMAの標準化団体 3GPPにより検討され、無線アクセス方式とし 、下りリンクについてはOFDMA(Orthogonal Frequenc y Division Multiplexing Access)、上りリンクにつ てはSC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple  Access)が検討されている(例えば、非特許文 1参照)。

 OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数 域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上に データを載せて伝送を行う方式であり、サブ キャリアを周波数上に、一部重なりあいなが らも互いに干渉することなく密に並べること で、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を 上げることができる。

 SC-FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端 末間で異なる周波数帯域を用いて伝送するこ とで、端末間の干渉を低減することができる 伝送方式である。SC-FDMAでは、送信電力の変 が小さくなる特徴を持つことから、端末の 消費電力化及び広いカバレッジを実現でき 。

 WCDMAにおいては、下りリンクの同期外れ して、以下の2つが定義されている(例えば、 非特許文献2参照)。

 ・個別物理制御チャネルの受信品質(DPCCH(Ded icated Physical Control Channel) quality)
 ・巡回冗長検査(CRC(Cyclic Redundancy Check) chec k)結果
 ここで、DPCCH qualityはパイロット シンボル (Pilot symbols)や送信電力制御(TPC: Transmission po wer control)ビットの受信品質、例えば、SIR(sign al-to-interference power ratio)や受信レベルに相当 し、CRC check結果はブロック エラー レート( Block error rate)に相当する。

 WCDMAは、基地局装置と移動局との間に1対1 で設定される通信チャネル(個別チャネル)を いた移動通信方式であり、DPCCHは基本的に スロット送信される。よって、上述したよ な、毎スロット送信されるDPCCHを用いた同期 判定が可能となる。

 また、DPCCHには上りリンクの送信電力制御 ためのTPCビットが含まれるが、このTPCビッ が誤った場合、上りリンクの送信電力が適 に制御されないという問題が生じる。例え 、上りリンクの送信電力が必要以上に大き なった場合には、他の移動局から送信され 上りリンクの信号に対して干渉信号となり 結果として、システムの効率を損なうこと なる。よって、TPCビット、あるいは、TPCビ トと同等の信号である個別パイロットシン ルの受信品質に応じて下りリンクの同期外 を判定し、同期外れを検出した場合には、 りリンクの送信を停止するといった制御が われる。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects  for Evolved UTRA," June 2006 3GPP TS 25.214 (V7.2.0), "4.3.1.3 Uplink Synchro nization primitives" Sept. 2006

 しかしながら、上述した背景技術には以 の問題がある。

 LTEシステムは、上りリンク、下りリンク もに共有チャネルを用いた通信システムで り、WCDMAのような基地局装置と移動局の間 1対1に設定される個別チャネルは存在しない 。よって、上述したDPCCHを用いた同期外れの 定を行うことができない。

 また、LTEシステムでは、あるサブフレー において、どの移動局が上りリンク及び下 リンクの共有チャネルを用いて通信を行う を基地局装置が決定するため、基地局装置 、基地局装置と移動局との間の同期状態を 定する必要がある。例えば、基地局装置が 下りリンクの同期が外れている移動局に対 て上りリンク又は下りリンクの共有チャネ を割り当てたとしても、実際には、信号は 常に送達されないため、結果として、無線 ソースの無駄遣いとなる。

 そこで、本発明は、上述した課題に鑑み その目的は、下りリンクにおける各移動局 の同期状態を判定できる基地局装置及び送 制御方法を提供することにある。

 本発明の他の目的は、下りリンクにおけ 各移動局との同期状態の判定結果に基づい 、上りリンク又は下りリンクのスケジュー ングを行うことにより、上りリンク又は下 リンクの伝送特性及び容量を改善できる基 局装置を提供することにある。

 上記課題を解決するため、本発明の基地局 置は、
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 前記移動局より送信される上りリンクの信 に基づいて、前記移動局との下りリンクの 期外れを判定する同期外れ判定手段;
 を備えることを特徴の1つとする。

 本発明の他の基地局装置は、 移動局と通 を行う基地局装置であって:
 下りリンクの信号を用いて、前記移動局に りリンクの送信を指示する指示手段と、
 前記移動局より送信される上りリンクの信 が送信されたか否かに基づいて、前記移動 との下りリンクの同期外れを判定する同期 れ判定手段;
 を備えることを特徴の1つとする。

 本発明の他の基地局装置は、
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 下りリンクの信号の最大再送回数に基づい 、前記移動局との下りリンクの同期外れを 定する同期外れ判定手段;
 を備えることを特徴の1つとする。

 本発明の他の基地局装置は、
 複数の移動局と通信を行う基地局装置であ て:
 検出した下りリンクの同期外れに基づいて 該下りリンクの同期外れの対象となる移動 に対して、上りリンクのリソース及び/又は 下りリンクのリソースを割り当てないことを 特徴の1つとする。

 本発明の他の基地局装置は、
 複数の移動局と通信を行う基地局装置であ て:
 検出した下りリンクの同期外れに基づいて 該下りリンクの同期外れを検出した対象と る移動局との通信を切断することを特徴の1 つとする。

 本発明の他の基地局装置は、
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 通信開始時に送信した下りリンクの信号に する無線品質情報及び前記下りリンクの信 の送達確認情報の少なくとも1つに基づいて 、前記移動局との下りリンクの同期状態が確 立されたと判定する同期確立判定手段;
 を備えることを特徴の1つとする。

 本発明の他の基地局装置は、
 移動局と通信を行う基地局装置であって:
 ランダムアクセス手順におけるRA responseを 信するRA response送信手段;
 RA responseに含まれるUL Scheduling Grantに対応 るUL-SCHを受信する受信手段;
 上りリンクまたは下りリンクの同期状態を 定する同期状態判定手段;
 を具備し、
 前記同期状態判定手段は、前記UL-SCHの復号 果がOKであった場合に、上りリンクまたは りリンクの同期が確立されていると判定し HARQ再送後のUL-SCHの復号結果がNGであった場 に、上りリンクまたは下りリンクの同期が 立されていないと判定する。

 本発明の送信制御方法は、
 移動局と通信を行う基地局装置における送 制御方法であって:
 前記移動局に対して下りリンクの信号を送 する送信ステップ;
 前記移動局より送信される前記下りリンク 信号に対する上りリンクの信号に含まれる 報に基づいて、前記移動局との下りリンク 同期外れを判定する同期外れ判定ステップ;
 を有することを特徴の1つとする。

 本発明の実施例によれば、基地局装置は 下りリンクの同期状態を把握することが可 となり、該下りリンクの同期状態に基づい スケジューリングを行うことにより、上り ンク又は下りリンクの伝送特性及び容量を 善できる基地局装置及び送信制御方法を実 できる。

本発明の実施例に係る無線通信システ の構成を示すブロック図である。 上りリンク制御チャネルのマッピング 一例を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を すブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置の ースバンド信号処理部を示す部分ブロック である。 本発明の一実施例に係る下りリンク同 外れ検出方法を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係るスケジューリ グ方法を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置に ける送信制御方法を示すフロー図である。

符号の説明

50 セル
100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・、100 n ) ユーザ装置
200 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド信号処理部
2081 レイヤー1処理部
20811 受信処理部
20812 送信処理部
20813 上りリンクのCQI復調処理部
20814 上りリンクのACK Information復調処理部
20815 上りリンクのUL-SCH復調処理部
20816 上りリンクのSounding RS復調処理部
20817 下りリンクの変調処理部
2082 MAC処理部
2083 RLC処理部
2084 同期外れ判定部
210 呼処理部
212 伝送路インターフェース
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
500 物理上りリンク共有チャネル
510 上りリンク制御チャネル
520 上りリンク制御チャネル

 次に、本発明を実施するための最良の形態 、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ 明する。
 なお、実施例を説明するための全図におい 、同一機能を有するものは同一符号を用い 繰り返しの説明は省略する。

 本発明の実施例に係る基地局装置が適用 れる無線通信システムについて、図1を参照 して説明する。

 無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA  and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G) が適用されるシステムであり、基地局装置(eN B: eNode B)200と複数の移動局(UE: User Equipment)1 00 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n 、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200 、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装 300と接続され、アクセスゲートウェイ装置3 00は、コアネットワーク400と接続される。こ で、移動局100 n はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA a nd UTRANにより通信を行う。尚、前記アクセス ゲートウェイ装置300は、MME/SGW(Mobility Managemen t Entity/Serving Gateway)と呼ばれてもよい。

 以下、移動局100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n )については、同一の構成、機能、状態を有 るので、以下では特段の断りがない限り移 局100 n として説明を進める。説明の便宜上、基地局 装置と無線通信するのは移動局であるが、よ り一般的には移動端末も固定端末も含むユー ザ装置(UE: User Equipment)でよい。

 無線通信システム1000は、無線アクセス方 式として、下りリンクについてはOFDMA(周波数 分割多元接続)、上りリンクについてはSC-FDMA( シングルキャリア-周波数分割多元接続)が適 される。上述したように、OFDMAは、周波数 域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に 分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送 を行う方式である。SC-FDMAは、周波数帯域を 割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を いて伝送することで、端末間の干渉を低減 ることができる伝送方式である。

 ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信 チャネルについて説明する。

 下りリンクについては、各移動局100 n で共有して使用される物理下りリンク共有チ ャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、 下りリンクの制御チャネルである物理下りリ ンク制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control  Channel)とが用いられる。すなわち、下りリ クチャネルは、物理下りリンク共有チャネ と物理下りリンク制御チャネルとを指す。 りリンクでは、物理下りリンク制御チャネ により、物理下りリンク共有チャネルにマ ピングされるユーザの情報やトランスポー フォーマットの情報、物理上りリンク共有 ャネルにマッピングされるユーザの情報や ランスポートフォーマットの情報、物理上 リンク共有チャネルの送達確認情報などが 知され、物理下りリンク共有チャネルによ ユーザデータが伝送される。

 尚、物理下りリンク共有チャネルにマッ ングされるトランスポートチャネルは下り ンク共有チャネル(DL-SCH: Downlink Shared Channe l)である。すなわち、ユーザデータは、DL-SCH マッピングされる。

 また、上述した、物理下りリンク共有チ ネルにマッピングされるユーザの情報やト ンスポートフォーマットの情報は、下りリ ク スケジューリング 情報(Downlink Scheduling  Information)と呼ばれ、また、物理上りリンク 有チャネルにマッピングされるユーザの情 やトランスポートフォーマットの情報は、 りリンク スケジューリング グラント(Uplin k Scheduling Grant)と呼ばれる。前記下りリンク  スケジューリング情報は、Downlink Assignment  InformationまたはDownlink Scheduling Grantと呼ばれ もよい。また、前記下りリンク スケジュ リング情報や上りリンク スケジューリング  グラントは、まとめて、下り制御情報(Downli nk Control Information)と呼ばれてもよい。

 また、下りリンクにおいては、パイロッ 信号として、下りリンクリファレンス信号( DL RS: Downlink Reference Signal)が送信される。 記下りリンクリファレンス信号は、例えば 移動局により下りリンクのチャネル推定や 線品質の測定に用いられる。

 上りリンクについては、各移動局100 n で共有して使用される物理上りリンク共有チ ャネル(PUSCH: Physical Uplink Shared Channel)と、LT E用の上りリンク制御チャネルとが用いられ 。すなわち、上りリンクチャネルは、物理 りリンク共有チャネルとLTE用の上りリンク 御チャネルとを指す。尚、LTE用の上りリン 制御チャネルには、物理上りリンク共有チ ネルと時間多重されるチャネルと、周波数 重されるチャネルの2種類がある。図2に、LTE 用の上りリンク制御チャネルのマッピングを 示す。

 尚、図2において、周波数多重されている 上りリンク制御チャネルは、サブフレーム内 の2つのスロット間で、マッピングされる位 が異なる(周波数ホッピングが行われる)。図 2において、500は物理上りリンク共有チャネ を示し、510は物理上りリンク共有チャネル 周波数多重される場合を示し、520は物理上 リンク共有チャネルと時間多重される場合 示す。尚、図2においては、前記時間多重さ る上りリンク制御チャネルは、サブフレー の先頭にマッピングされているが、サブフ ームの途中にマッピングされてもよい。ま 、前記時間多重される上りリンク制御チャ ルは、前記物理上りリンク共有チャネルの 部として送信されてもよい。

 上りリンクでは、LTE用の上りリンク制御 ャネルにより、下りリンクにおける共有チ ネルのスケジューリング、適応変復調・符 化(AMCS: Adaptive Modulation and Coding Scheme)に いるための下りリンクの品質情報(CQI: Channel  Quality Indicator)及び下りリンクの物理下りリ ンク共有チャネルの送達確認情報(HARQ ACK inf ormation)が伝送される。また、物理上りリンク 共有チャネルによりユーザデータが伝送され る。

 尚、上記物理上りリンク共有チャネルに ッピングされるトランスポートチャネルは りリンク共有チャネル(UL-SCH: Uplink Shared Ch annel)である。すなわち、ユーザデータは、UL- SCHにマッピングされる。

 尚、上述したユーザデータとは、例えば Web browsingやFTP、VoIP等によるIPパケットや、 Radio Resource Control(RRC)の処理のための制御信 などのことであり、以下では、パケットデ タとも呼ぶ。また、ユーザデータは、トラ スポートチャネルとしての呼び方は、例え DL-SCHやUL-SCHでよく、論理チャネルとしての び方は、例えば、個別トラヒックチャネル( DTCH: dedicated traffic channel)や個別制御チャネ (DCCH: dedicated control channel)でよい。

 本実施例に係る基地局装置200について、 3を参照して説明する。

 基地局装置200は、送受信アンテナ202と、 ンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド 号処理部208と、呼処理部210と、伝送路イン ーフェース212とを備える。

 下りリンクにより基地局装置200から移動局1 00 n に送信されるパケットデータは、基地局装置 200の上位に位置する上位局、例えばアクセス ゲートウェイ装置300から伝送路インターフェ ース212を介してベースバンド信号処理部208に 入力される。

 ベースバンド信号処理部208では、PDCP laye rの送信処理、パケットデータの分割・結合 RLC(radio link control)再送制御の送信処理など RLC layerの送信処理、MAC再送制御、例えばHAR Q(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、ス ジューリング、伝送フォーマット選択、チ ネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Invers e Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受 部206に転送される。

 送受信部206では、ベースバンド信号処理 208から出力されたベースバンド信号を無線 波数帯に変換する周波数変換処理が施され その後、アンプ部204で増幅されて送受信ア テナ202より送信される。

 一方、上りリンクにより移動局100 n から基地局装置200に送信されるパケットデー タについては、送受信アンテナ202で受信され た無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、 送受信部206で周波数変換されてベースバンド 信号に変換され、ベースバンド信号処理部208 に入力される。

 ベースバンド信号処理部208では、入力さ たベースバンド信号に対して、FFT処理、誤 訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLC layer の受信処理、PDCP layerの受信処理がなされ、 送路インターフェース212を介してアクセス ートウェイ装置300に転送される。

 ここで、パケットデータとは、上述したよ に、例えば、VoIPにおける音声信号や、FTP、 ストリーミング、Web browsing等の各アプリケ ションで伝送される信号のことである。
 また、ベースバンド信号処理部208は、後述 るように、移動局100 n が送信した上りリンクの信号に基づいて、移 動局100 n と自基地局装置との間の下りリンクの同期が 確立されているか否かを判定する。

 呼処理部210は、移動局100 n と基地局装置200との間の通信状態の管理、基 地局装置200の状態管理やリソース割り当てを 行う。呼処理部210は、ベースバンド信号処理 部208内の同期外れ判定部2084より、下りリン の同期状態を受け取る。呼処理部210は、ベ スバンド信号処理部208において下りリンク 同期が外れたと判断された移動局100 n との通信を切断する処理を行ってもよい。こ のとき、例えば、呼処理部210は、ベースバン ド信号処理部208において下りリンクの同期が 外れたと判断された状態が所定の閾値以上の 時間継続した場合に、上記ベースバンド信号 処理部208において同期が外れたと判断された 移動局100 n との通信を切断する処理を行ってもよい。

 次に、ベースバンド信号処理部208の構成 ついて、図4を参照して説明する。

 ベースバンド信号処理部208は、レイヤー1 処理部2081と、MAC(Medium Access Control)処理部2082 と、RLC処理部2083と、同期外れ判定部2084とを える。また、レイヤー1処理部2081は、受信 理部20811と、送信処理部20812と、上りリンク CQI復調処理部20813と、上りリンクのACK Inform ation復調処理部20814と、上りリンクのUL-SCH復 処理部20815と、上りリンクのSounding RS復調処 理部20816と、下りリンクの変調処理部20817と 備える。

 ベースバンド信号処理部208におけるレイ ー1処理部2081とMAC処理部2082とRLC処理部2083と 同期外れ判定部2084と呼処理部210とは、互い 接続されている。また、レイヤー1処理部2081 内の上りリンクのCQI復調処理部20813と、上り ンクのACK Information復調処理部20814と、上り ンクのUL-SCH復調処理部20815と、上りリンク Sounding RS復調処理部20816と、下りリンクの変 調処理部20817と、MAC処理部2082と、同期外れ判 定部2084とは互いに接続されている。

 レイヤー1処理部2081では、下りリンクで 信されるデータのチャネル符号化やIFFT処理 上りリンクで送信されるデータのチャネル 号化やIDFT処理、FFT処理などが行われる。具 体的には、下りリンク送信される信号、例え ば、下りリンクの共有チャネル(DL-SCH)やDL Sch eduling Information、UL Scheduling Grant、UL-SCHに関 る送達確認情報、報知チャネル(BCH: broadcast  channel)、ページングチャネル(PCH: paging chann el)等は、下りリンクの変調処理部20817におい 、ターボ符号や畳み込み符号等の符号化処 やインタリーブ処理、DL RSとの多重処理等 行われ、送信処理部20812において、IFFT処理 CP付加処理等が行われ、送受信部206に送信 れる。

 一方、上りリンクで受信される信号、例 ば、CQIやACK information、UL-SCH、復調用リファ レンス信号(DM RS: demodulatoion Reference Signal) サウンディング リファレンス信号(Sounding R S)等の信号は、送受信部206より、そのベース ンド信号が入力され、受信処理部20811にお て、CP除去処理、FFT処理、周波数等化処理、 逆離散フーリエ変換(IDFT: inverse discrete Fourie r transform)処理等が行われる。上記処理が行 れた後の信号の内、CQIは上りリンクのCQI復 処理部20813に入力され、送達確認情報(ACK inf ormation)は上りリンクのACK Information復調処理 20814に入力され、UL-SCH及びDM RSは上りリンク のUL-SCH復調処理部20815に入力され、Sounding RS 上りリンクのSounding RS復調処理部20816に入 される。

 上りリンクのCQI復調処理部20813は、無線品 情報であるCQIの復調を行い、移動局100 n から報告されたCQIの値を取得する。そして、 上りリンクのCQI復調処理部20813は、上記移動 100 n から報告されたCQIの値をMAC処理部2082と同期 れ判定部2084に出力する。尚、移動局100 n から報告されたCQIは、図2を参照して説明し ように、物理上りリンク共有チャネルと時 多重される上りリンク制御チャネルにマッ ングされる場合と、物理上りリンク共有チ ネルと周波数多重される上りリンク制御チ ネルにマッピングされる場合とがある。ま 、CQIのみが送信される場合と、ACK Information スケジューリング リクエスト(Scheduling Requ est)等の他の信号と多重されて送信される場 がある。

 上りリンクのACK Information復調処理部20814は 下りリンクの共有チャネル(DL-SCH)の送達確 情報であるACK Informationの復調を行い、移動 100 n に対して送信されたDL-SCHの送達確認情報ACK I nformationを取得する。そして、上りリンクのAC K Information復調処理部20814は、送達確認情報(A CK Information)をMAC処理部2082と同期外れ判定部2 084に入力する。尚、送達確認情報(ACK Informati on)は、物理上りリンク共有チャネルと時間多 重される上りリンク制御チャネルにマッピン グされる場合と、物理上りリンク共有チャネ ルと周波数多重される上りリンク制御チャネ ルにマッピングされる場合とがある。また、 ACK Informationのみが送信される場合と、CQIやSc heduling Request等の他の信号と多重されて送信 れる場合がある。

 上りリンクのUL-SCH復調処理部20815は、移動 100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定を行う 。例えば、UL-SCHと時間多重されるDM RSのSIRを 取得し、該SIRに基づいて、移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定を行う 。より具体的には、例えば、所定の閾値を定 義し、該SIRが閾値以上の場合に移動局100 n は実際にUL-SCHを送信したと判定し、該SIRが閾 値未満の場合に移動局100 n は実際にはUL-SCHを送信しなかったと判定して もよい。この所定の閾値は、例えば、UL-SCHが 送信された場合に、SIRとして得られると予想 される値の下限値が設定される。尚、上述し た例においては、DM RSのSIRを用いたが、代わ りに、UL-SCHのSIRを用いてもよく、あるいは、 DM RSのSIRとUL-SCHのSIRの両方を用いてもよい。 そして、上りリンクのUL-SCH復調処理部20814は 移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果を MAC制御部2082と同期外れ判定部2084に通知する また、上りリンクのUL-SCH復調処理部20814は 上りリンクの共有チャネルUL-SCHの復調を行 、その復調結果をMAC処理部2082に通知する。 、上述した移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定処理や 上りリンクの共有チャネルUL-SCHの復調処理は 、移動局100 n が上りリンクにおいてUL-SCHを送信すると予想 されるサブフレームにおいて行われる。すな わち、当該サブフレームより前のタイミング で、上りリンク スケジューリング グラン (UL Scheduling Grant)により、移動局100 n に対してUL-SCHの送信を指示し、当該サブフレ ームにおいて、移動局100 n がUL-SCHを送信すると予想されるサブフレーム において上述した処理が行われる。

 上りリンクのSounding RS復調処理部20816は、 動局100 n が上りリンクにおいて送信したSounding RSのSIR を算出し、上記Sounding RSのSIRをMAC処理部2082 入力する。

 尚、レイヤー1処理部2081においては、上 した信号に関する復調処理の他に、リリー  リクエスト(Release request)やスケジューリン グ リクエスト(Scheduling request)の復調処理が われてもよい。

 MAC処理部2082は、レイヤー1処理部2081内の上 リンクのCQI復調処理部20813より、移動局100 n から報告されたCQIの値を受け取り、レイヤー 1処理部2081内の上りリンクのACK Information復調 処理部20814より、移動局100 n に対して送信されたDL-SCHの送達確認情報ACK I nformationを受け取り、レイヤー1処理部2081内の 上りリンクのUL-SCH復調処理部20815より、移動 100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果と 上りリンクの共有チャネルUL-SCHの復調結果を 受け取り、レイヤー1処理部2081内の上りリン のSounding RS復調処理部20816より、移動局100 n が上りリンクにおいて送信したSounding RSのSIR を受け取る。

 MAC処理部2082は、下りリンクのパケットデ ータのMAC再送制御、例えばHARQの送信処理や スケジューリング処理、伝送フォーマット 選択処理、周波数リソースの割り当て処理 を行う。ここで、スケジューリング処理と 、当該サブフレームの下りリンクにおいて 有チャネルを用いてパケットデータの受信 行うユーザ装置を選別する処理のことを指 。また、伝送フォーマットの選択処理とは スケジューリングにおいて選別された移動 が受信するパケットデータに関する変調方 や符号化率、データサイズを決定する処理 ことを指す。変調方式、符号化率、データ イズの決定は、例えば、移動局から上りリ クにおいて報告されるCQIの値に基づいて行 れる。さらに、周波数リソースの割り当て 理とは、スケジューリングにおいて選別さ た移動局が受信するパケットデータに用い れるリソースブロックを決定する処理のこ を指す。リソースブロックの決定は、例え 、移動局から上りリンクにおいて報告され CQIに基づいて行われる。移動局から報告さ るCQIは、レイヤー1処理部2081より通知される 。そして、MAC処理部2082は、上述したスケジ ーリング処理、伝送フォーマットの選択処 、周波数リソースの割り当て処理により決 される、物理下りリンク共有チャネルを用 て通信を行うユーザ(移動局)のIDや、そのパ ットデータのトランスポートフォーマット 情報、すなわち、下りリンク スケジュー ング情報(Downlink Scheduling Information)をレイヤ ー1処理部2081に通知する。また、MAC処理部2082 は、該移動局に対して送信するパケットデー タをレイヤー1処理部2081に送信する。

 また、MAC処理部2082は、上りリンクのパケ ットデータのMAC再送制御の受信処理や、スケ ジューリング処理、伝送フォーマットの選択 処理、周波数リソースの割り当て処理等を行 う。ここで、スケジューリング処理とは、所 定のサブフレームにおいて共有チャネルを用 いてパケットデータの送信を行う移動局を選 別する処理のことを指す。また、伝送フォー マットの選択処理とは、スケジューリングに おいて選別された移動局が送信するパケット データに関する変調方式や符号化率、データ サイズを決定する処理のことを指す。変調方 式、符号化率、データサイズの決定は、例え ば、移動局から上りリンクにおいて送信され るサウンディング用リファレンス信号のSIRや 基地局装置と移動局との間のパスロスに基づ いて行われる。さらに、周波数リソースの割 り当て処理とは、スケジューリングにおいて 選別された移動局が送信するパケットデータ の送信に用いられるリソースブロックを決定 する処理のことを指す。リソースブロックの 決定は、例えば、移動局から上りリンクにお いて送信されるサウンディング用リファレン ス信号のSIRに基づいて行われる。そして、MAC 処理部2082は、上述したスケジューリング処 、伝送フォーマットの選択処理、周波数リ ースの割り当て処理により決定される、物 上りリンク共有チャネルを用いて通信を行 ユーザ(移動局)のIDや、そのユーザデータの ランスポートフォーマットの情報、すなわ 、UL Scheduling Grantを生成し、レイヤー1処理 部2081に通知する。また、MAC処理部2082は、上 リンクの共有チャネルUL-SCHの復調結果に基 き、送達確認情報を生成し、その上りリン の共有チャネルUL-SCHに対する送達確認情報 レイヤー1処理部2081に通知する。

 MAC処理部2082は、同期外れ判定部2084より、 動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクにおいて 同期が外れているという判定結果を通知され た場合に、該移動局100 n をスケジューリングの対象から外す処理を行 う。すなわち、MAC処理部2082は、下りリンク おいて同期が外れていない移動局を対象と て、下りリンクの共有チャネルを割り当て スケジューリングを行う。尚、MAC処理部2082 、該移動局100 n を下りリンクの共有チャネルを割り当てるス ケジューリングの対象から外すだけでなく、 上りリンクの共有チャネルを割り当てるスケ ジューリングの対象からも外してもよい。

 また、MAC処理部2082は、MACレイヤーにおけ る下りリンクの共有チャネルの再送回数が最 大再送回数を超過したか否かを観測し、その 観測結果を同期外れ判定部2084に通知する。

 RLC処理部2083では、下りリンクのパケット データに関する、分割・結合、RLC再送制御の 送信処理等のRLC layerの送信処理や、上りリ クのデータに関する、分割・結合、RLC再送 御の受信処理等のRLC layerの受信処理が行わ る。尚、RLC処理部2083においては、上記RLC l ayerの処理に加えて、PDCP layerの処理が行われ てもよい。

 同期外れ判定部2084は、上りリンクのCQI復調 処理部20813より、移動局100 n から報告されたCQIの値を受け取り、該CQIの値 に基づいて、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れているか否かを判定する。例えば、同期 外れ判定部2084は、該CQIの値が所定の閾値以 である場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていない(下りリンクの同期が確立され いる)と判定し、該CQIの値が所定の閾値未満 ある場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れている(下りリンクの同期が確立されて ない)と判定してもよい。尚、同期外れ判定 2084は、上述した下りリンクの同期が外れて いるか否かの判定を、ヒステリシスや保護段 数、言い換えればマージンを設定して行って もよい。

 具体的には、同期外れ判定部2084は、下り リンクの同期が外れていないと判定している 状態から下りリンクの同期が外れていると判 定する場合の閾値をTHとした場合に、下りリ クの同期が外れていると判定している状態 ら下りリンクの同期が外れていないと判定 る場合の閾値をTH+2と設定してもよい。上述 した例において、「+2」がヒステリシスに相 する。尚、「+2」は一例であり、2以外の数 あってもよく、適宜変更可能である。ある は、同期外れ判定部2084は、下りリンクの同 期が外れていないと判定している状態から下 りリンクの同期が外れていると判定する場合 に、CQIの値が所定の閾値未満である状態が所 定の時間(以下、T1と記載する)以上継続した 合に、下りリンクの同期が外れていると判 してもよい。また、同期外れ判定部2084は、 りリンクの同期が外れていると判定してい 状態から下りリンクの同期が外れていない 判定する場合に、CQIの値が所定の閾値以上 ある状態が所定の時間(以下、T2と記載する) 以上継続した場合に、下りリンクの同期が外 れていると判定してもよい。尚、T1とT2は同 値であってもよく、異なる値であってもよ 。例えば、T1の値として、200msという値を設 し、T2の値として、100msという値を設定して もよい。100msや200msといった、ある程度、長 間の判定区間を設定することにより、判定 りを低減することが可能となる。尚、上述 た100msや200msといった値は一例であり、それ 外の値であってもよい。

 あるいは、同期外れ判定部2084は、CQIの値が 0でない場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定し、CQIの値が0である場 に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定してもよい。また、この場 合にも、上述したようなヒステリシスや保護 段数を用いて判定を行ってもよい。

 また、上りリンクのACK Information復調処理部 20814より、移動局100 n により送信されたACK Informationを受け取り、 ACK Informationの値に基づいて、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れているか否かを判定する。

 ここで、ACK Informationが持つ意味について説 明を行う。ACK Informationには、下りリンクの 有チャネルが正しく受信されたことを示す 定応答(ACK)と、下りリンクの共有チャネルが 正しく受信されなかったことを示す否定応答 (NACK)と、移動局100 n が下りリンクの共有チャネルが送信されたこ とに気づかなかったことを示す間欠送信(DTX) 3種類がある。ここで、DTXは、移動局100 n が、本来ACK Informationを送信すべきタイミン において、ACK Informationを送信しない場合に じる。本事象は、移動局100 n が、自局宛に下りリンクの共有チャネルが送 信されることを示すDL Scheduling Informationを正 常に受信できなかった場合に発生する。以上 をまとめると、下りリンクの同期が外れてい るか否かは、NACKとDTXの頻度により判定する とができると考えられる。

 例えば、同期外れ判定部2084は、下りリンク の同期が外れていないと判定している状態に おいて、ACK InformationがNACK又はDTXである事象 、所定の時間間隔(以下、T3と記載する)以上 の時間連続した場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定してもよい。すなわち、上 記T3の間の全てのACK InformationがNACKまたはDTX あった場合に同期が外れていると判定して よい。例えば、T3の値として、200msという値 設定してもよい。この200msといった、ある 度、長区間の判定区間を設定することによ 、判定誤りを低減することが可能となる。 、上述した200msといった値は一例であり、そ れ以外の値であってもよい。また、同期外れ 判定部2084は、下りリンクの同期が外れてい と判定している状態において、ACK Information ACKである事象が1回でも発生した場合に、移 動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定してもよい。あるいは、 同期外れ判定部2084は、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定している状態から、移動局 100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定する場合には、上記ACK I nformationではなく、上述したCQIの値を用いた 定を行ってもよい。あるいは、上記ACK Inform ationに基づいた判定と、上述したCQIの値を用 た判定の両方を行ってもよい。このとき、 方とも同期が外れていないと判定した場合 、同期が外れていないと判定してもよく、 るいは、どちらか一方が、同期が外れてい いと判定した場合に、同期が外れていない 判定してもよい。

 尚、所定の時間間隔T3の代わりに、所定の 象の数(以下、X3と記載する)で判定してもよ 。すなわち、ACK InformationがNACK又はDTXであ 事象がX3回連続した場合に、上記と同様の判 定を行ってもよい。また、同期外れ判定部208 4は、下りリンクの同期が外れていると判定 ている状態において、ACK InformationがACKであ 事象が1回でも発生した場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定してもよい。例えば、X3 値として、10回という値を設定してもよい この10回といった、ある程度、多くの事象を 観察することにより、判定誤りを低減するこ とが可能となる。尚、上述した10回といった は一例であり、それ以外の値であってもよ 。

 尚、上述した例においては、ACK Information がACKである事象が1回でも発生した場合に、 期が外れていないと判定し、ACK InformationがN ACK又はDTXである事象がT3の間連続して発生し 場合に、同期が外れていると判定したが、 わりに、T3の間の、全ACK Informationに対するN ACK又はDTXの割合が所定の閾値以上の場合に同 期が外れていると判定し、全ACK Informationに するNACK又はDTXの割合が所定の閾値未満の場 に同期が外れていないと判定してもよい。 た、この場合にも、上述したように、閾値 ヒステリシスを設けてもよいし、判定を行 際に保護段数を設けてもよい。

 また、同期外れ判定部2084は、MAC処理部2082 ら受け取った、MACレイヤーにおける下りリ クの共有チャネルの再送回数が最大再送回 を超過したか否かの観測結果に基づいて、 動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期状 態を判定してもよい。

 例えば、同期外れ判定部2084は、下りリンク の同期が外れていないと判定している状態に おいて、下りリンクの共有チャネルの再送回 数が最大再送回数を超過するという事象が、 所定の時間間隔(以下、T4と記載する)におい 、X5回以上発生した場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定してもよい。また、同期外 れ判定部2084は、下りリンクの同期が外れて ると判定している状態において、下りリン の共有チャネルの再送回数が最大再送回数 超過するという事象が、所定の時間間隔(以 、T4と記載する)において、X5回未満しか発 しなかった場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定してもよい。尚、T4の値 して、例えば、200msという値を設定しても い。この場合、200msという、ある程度、長区 間の測定を行うことにより、判定誤りを低減 することが可能となる。尚、上述した200msと った値は一例であり、それ以外の値であっ もよい。また、前記X5の値として、3回とい 値が設定されてもよい。この3回といった、 複数の事象を観察することにより、判定誤り を低減することが可能となる。尚、上述した 3回といった値は一例であり、それ以外の値 あってもよい。あるいは、同期外れ判定部20 84は、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定している状態から、移動局 100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定する場合には、上記再送 回数が最大再送回数を超過した事象ではなく 、上述したCQIの値を用いた判定を行ってもよ い。あるいは、上記再送回数が最大再送回数 を超過した事象に基づいた判定と、上述した CQIの値を用いた判定の両方を行ってもよい。 このとき、両方とも同期が外れていないと判 定した場合に、同期が外れていないと判定し てもよく、あるいは、どちらか一方が、同期 が外れていないと判定した場合に、同期が外 れていないと判定してもよい。また、この場 合にも、上述したように、閾値(X5の値)にヒ テリシスを設けてもよいし、判定を行う際 保護段数を設けてもよい。

 また、上りリンクのUL-SCH復調処理部20815よ 、移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果を 受け取り、該判定結果に基づいて、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れているか否かを判定する。

 ここで、移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果が 持つ意味について説明を行う。移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定は、当 該サブフレームの前のタイミングにおいて基 地局装置200から移動局100 n に対して、当該サブフレームにおいてUL-SCHの 送信を指示するUL Scheduling Grantを指示してい る場合に行われる。よって、移動局100 n がUL-SCHを送信しないという判定結果は、移動 局100 n がUL Scheduling Grantを正常に受信できなかった ことを意味する。すなわち、下りリンクの同 期が外れているか否かは、移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果に より判定することができると考えられる。

 例えば、同期外れ判定部2084は、下りリンク の同期が外れていないと判定している状態に おいて、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果が所定の時間間隔(以下、T3と記載する) 上連続した場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定してもよい。すなわち、上 記T3の間の全てのUL-SCHの受信タイミングにお て、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果であった場合に同期が外れていると判定 してもよい。尚、T3の値として、例えば、200m sという値を設定してもよい。この場合、200ms という、ある程度、長区間の測定を行うこと により、判定誤りを低減することが可能とな る。尚、上述した200msといった値は一例であ 、それ以外の値であってもよい。また、同 外れ判定部2084は、下りリンクの同期が外れ ていると判定している状態において、移動局 100 n が実際にUL-SCHを送信したという判定結果が1 でも存在した場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定してもよい。あるいは、 同期外れ判定部2084は、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定している状態から、移動局 100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定する場合には、上記移動 局100 n が実際にUL-SCHを送信したという判定結果では なく、上述したCQIの値を用いた判定を行って もよい。あるいは、上記移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したという判定結果に基 づいた判定と、上述したCQIの値を用いた判定 の両方を行ってもよい。このとき、両方とも 同期が外れていないと判定した場合に、同期 が外れていないと判定してもよく、あるいは 、どちらか一方が、同期が外れていないと判 定した場合に、同期が外れていないと判定し てもよい。

 尚、所定の時間間隔T3の代わりに、所定の 象の数(以下、X3と記載する)で判定してもよ 。すなわち、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果がX3回連続した場合に、上記と同様の判 を行ってもよい。また、同期外れ判定部2084 は、下りリンクの同期が外れていると判定し ている状態において、移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したという判定結果が1 でも存在した場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定してもよい。前記X3の値 して、3回という値が設定されてもよい。こ の3回といった、複数の事象を観察すること より、判定誤りを低減することが可能とな 。尚、上述した3回といった値は一例であり それ以外の値であってもよい。

 尚、上述した例においては、移動局100 n が実際にUL-SCHを送信したという判定結果が1 でも存在した場合に、同期が外れていない 判定し、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果がT3以上連続した場合に、同期が外れて ると判定したが、代わりに、T3の間の、全 定結果に対する、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果の割合が所定の閾値以上の場合に、同期 が外れていると判定し、全判定結果に対する 、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果の割合が所定の閾値未満の場合に、同期 が外れていないと判定してもよい。また、こ の場合にも、上述したように、閾値にヒステ リシスを設けてもよいし、判定を行う際に保 護段数を設けてもよい。

 尚、同期外れ判定部2084は、上述した、CQIに よる下りリンクの同期外れの判定、ACK Informa tionによる下りリンクの同期外れの判定、移 局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果に よる下りリンクの同期外れの判定の内、全て を用いて同期外れの検出を行ってもよいし、 3つの内の1つ又は2つを用いて同期外れの判定 を行ってもよい。

 また、同期外れ判定部2084は、上述した、CQI による下りリンクの同期外れの判定、ACK Info rmationによる下りリンクの同期外れの判定、 動局100 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果に よる下りリンクの同期外れの判定を、ランダ ムアクセス手順を行う場合に行ってもよい。 例えば、同期外れ判定部2084は、ランダムア セス手順におけるメッセージ1(Message1)又はメ ッセージ3(Message3)に含まれる無線品質情報に づいて、下りリンクの同期外れの判定を行 てもよい。あるいは、同期外れ判定部2084は 、ランダムアクセス手順におけるメッセージ 2(Message2)又はメッセージ4(Message4)に対する送 確認情報に基づいて、下りリンクの同期外 の判定を行ってもよい。あるいは、同期外 判定部2084は、ランダムアクセス手順におけ Message3が実際に送信されたか否かの判定結 に基づいて、下りリンクの同期外れの判定 行ってもよい。
 あるいは、同期外れ判定部2084は、ランダム アクセス手順におけるMessage3の復号結果に基 いて、下りリンクの同期外れを行ってもよ 。すなわち、同期外れ判定部2084は、ランダ ムアクセス手順におけるMessage3のCRCチェック 果がOKである場合に、同期が確立している みなし、ランダムアクセス手順におけるMessa ge3のCRCチェック結果が、最大再送回数が満了 した場合にも、NGであった場合に、同期が確 していないとみなしてもよい。尚、最大再 回数が満了した場合にも、CRCチェック結果 NGであるとは、HARQの再送が行われた後でも 復号結果がNGであることを指す。
 あるいは、同期外れ判定部2084は、ランダム アクセス手順におけるMessage2に含まれるUL Sch eduling Grantに対応する上りリンクの共有チャ ルの復号結果に基づいて、下りリンクの同 外れを行ってもよい。すなわち、同期外れ 定部2084は、ランダムアクセス手順における Message2に含まれるUL Scheduling Grantに対応する りリンクの共有チャネルのCRCチェック結果 OKである場合に、同期が確立しているとみ し、ランダムアクセス手順におけるMessage2に 含まれるUL Scheduling Grantに対応する上りリン クの共有チャネルのCRCチェック結果が、最大 再送回数が満了した場合にも、NGであった場 に、同期が確立していないとみなしてもよ 。

 同期外れ判定部2084は、上述した処理により 求めた移動局100 n に関する下りリンクの同期外れの判定結果を 、MAC処理部2082と呼処理部210に通知する。

 尚、同期外れ判定部2084は、上述した処理 により、下りリンクの同期状態、すなわち、 同期が外れているか否かを判定したが、前記 下りリンクの同期状態を、上りリンクの同期 状態とみなしてもよい。すなわち、同期外れ 判定部2084は、上述した処理により、上りリ クの同期状態を判定してもよい。この場合 下りリンクの同期状態と上りリンクの同期 態は、同じ状態であるとみなされる。

 次に、本実施例に係る基地局装置200にお る送信制御方法としての下りリンク同期外 検出方法について、図5を参照して説明する 。

 基地局装置200は、同期外れ判定部2084におい て、上りリンクのCQI復調処理部20813より入力 れた、移動局100 n から報告されたCQIの値に基づいて、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れているか否かを判定する(ステップS502)。 例えば、同期外れ判定部2084は、入力されたCQ Iの値が所定の閾値以上である場合に移動局10 0 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定し、入力されたCQIの値が 所定の閾値未満である場合に移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定する。

 入力されたCQIの値が所定の閾値以上である 合(ステップS502:NO)、同期外れ判定部2084は、 上りリンクのACK Information復調処理部20814より 入力された移動局100 n により送信されたACK Informationに基づいて、 動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れているか否かを判定する(ステップS504)。 例えば、同期外れ判定部2084は、下りリンク 同期が外れていないと判定している状態に いて、ACK InformationがNACK又はDTXである事象が 所定の時間間隔以上連続した場合に、移動局 100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定し、ACK InformationがNACK又はD TXである事象の連続時間が所定の時間間隔未 である場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定する。

 尚、上述した、ステップS504におけるACK I nformationによる判定の代わりに、再送回数が 大再送回数を超過した事象に基づいた、下 リンクの同期外れの判定を行ってもよい。 るいは、上述したステップS504におけるACK In formationによる判定と、再送回数が最大再送回 数を超過した事象に基づいた判定の両方を行 ってもよい。

 ACK InformationがNACK又はDTXである事象の連続 間が所定の時間間隔未満である場合(ステッ S504:NO)、同期外れ判定部2084は、上りリンク UL-SCH復調処理部20815より入力された移動局10 0 n が実際にUL-SCHを送信したか否かの判定結果に 基づいて、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れているか否かを判定する(ステップS506)。 例えば、同期外れ判定部2084は、下りリンク 同期が外れていないと判定している状態に いて、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果が所定の時間間隔以上連続した場合に移 動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定し、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果の連続時間が所定の時間間隔未満である 場合に移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていないと判定する。

 移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果の連続時間が所定の時間間隔未満である 場合(ステップS506:NO)、同期外れ判定部2084は 無線基地局装置200と、移動局100nとは、下り ンクにおいて、同期が確立されていると判 する(ステップS508)。

 一方、ステップS502において、入力されたCQI の値が所定の閾値未満である場合(ステップS5 02:YES)、ステップS504において、ACK Informationが NACK又はDTXである事象の連続時間が所定の時 間隔以上である場合(ステップS504:YES)及びス ップS506において、移動局100 n が実際にはUL-SCHを送信しなかったという判定 結果の連続時間が所定の時間間隔以上である 場合(ステップS506:YES)、同期外れ判定部2084は 無線基地局装置200と、移動局100nとは、下り リンクにおいて、同期が外れていると判断す る(ステップS510)。

 次に、本実施例に係る基地局装置200にお る送信制御方法としてのMAC処理部2082におけ るスケジューリング方法について、図6を参 して説明する。

 MAC処理部2082には、同期外れ判定部2084より 移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクにおいて 同期が外れているか否かの判定結果が入力さ れる。

 MAC処理部2082は、入力された移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクにおいて 同期が外れているか否かの判定結果に基づい て、セル内において通信中の移動局の下りリ ンクの同期が外れているか否かを判断する( テップS602)。

 セル内において通信中の移動局の下りリ クの同期が外れていないと判断される場合( ステップS602:NO)、MAC処理部2082は、この通信中 の移動局をスケジューリングの対象とする( テップS604)。ここで、スケジューリングの対 象とするとは、共有チャネルを割り当てるた めのスケジューリングの候補とすることをい う。すなわち、実際の共有チャネルが割り当 てられるか否かは、スケジューリングの結果 による。また、ステップS604において、MAC処 部2082は、この通信中の移動局に共有チャネ を割り当てるようにしてもよい。共有チャ ルを割り当てるとは、実際に無線リソース 割り当てて、通信をさせることをいう。

 一方、セル内において通信中の移動局の りリンクの同期が外れていると判断される 合(ステップS602:YES)、MAC処理部2082は、この 信中の移動局をスケジューリングの対象と ない(ステップS606)。また、ステップS606にお て、MAC処理部2082は、この通信中に対して共 有チャネルを割り当てないようにしてもよい 。

 次に、本実施例に係る基地局装置200にお る送信制御方法としての呼処理部210におけ 通信制御方法について、図7を参照して説明 する。

 ベースバンド信号処理部208は、通信開始 に、下りリンクの同期が外れたと判断され 状態が所定の閾値以上の時間継続した場合 、呼処理部210に、同期が外れたことを示す 報を入力する。

 呼処理部210は、セル内において、通信中 移動局の下りリンクの同期が外れているか かを判断する(ステップS702)。例えば、呼処 部210は、ベースバンド信号処理部208により 期が外れたことを示す情報が入力された場 には同期が外れたと判断し、入力されない 合には同期がとれていると判断する。

 セル内において通信中の移動局の下りリ クの同期が外れていると判断されない場合( ステップS702:NO)、呼処理部210はこの通信中の 動局との通信を継続する(ステップS704)。

 一方、セル内において通信中の移動局の りリンクの同期が外れていると判断される 合(ステップS702:YES)、呼処理部210はこの通信 中の移動局との通信を切断する(ステップS706) 。

 次に、本発明の他の実施例に係る基地局 置が適用される無線通信システムについて 明する。

 本実施例に係る基地局装置は、CQIに関し DTX判定を行うことにより、下りリンクの同 外れを検出する。

 本実施例に係る無線通信システムの構成 図1を参照して説明した構成と同様である。 本実施例に係る基地局装置の構成は、図3及 図4を参照して説明した構成と同様である。

 移動局100 n は、下りリンクの同期外れを検出した場合に はCQIを送信しない。同期外れ判定部2084は、 動局100 n がCQIの送信タイミングにおいて実際にCQIを送 信したか否かを判定する。例えば、同期外れ 判定部2084は、移動局100 n がCQIの送信タイミングにおいてCQIを受信しな い、言い換えれば上りリンクのCQI復調処理部 20813によりCQIが入力されない場合に、移動局1 00 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定し、移動局100 n がCQIの送信タイミングにおいてCQIを受信した 、言い換えれば上りリンクのCQI復調処理部208 13によりCQIが入力された場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていない(同期がとれている)判定するよ にしてもよい。

 次に、本発明の他の実施例に係る基地局 置が適用される無線通信システムについて 明する。

 本実施例に係る基地局装置は、Sounding RS 関してDTX判定を行うことにより、下りリン の同期外れを検出する。

 本実施例に係る無線通信システムの構成 図1を参照して説明した構成と同様である。 本実施例に係る基地局装置の構成は、図3及 図4を参照して説明した構成と同様である。

 移動局100 n は、下りリンクの同期外れを検出した場合に はSounding RSを送信しない。同期外れ判定部208 4は、移動局100 n がSounding RSの送信タイミングにおいて実際に Sounding RSを送信したか否かを判定する。例え ば、同期外れ判定部2084は、移動局100 n がSounding RSの送信タイミングにおいてSounding RSを受信しない、言い換えれば上りリンクの Sounding RS復調処理部20816によりSounding RSが入 されない場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていると判定し、移動局100 n がSounding RSの送信タイミングにおいてSounding RSを受信した、言い換えれば上りリンクのSou nding RS復調処理部20816によりSounding RSが入力 れた場合に、移動局100 n と基地局装置200との間の下りリンクの同期が 外れていない(同期がとれている)判定するよ にしてもよい。

 尚、上述した実施例においては、Evolved U TRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super  3G)が適用されるシステムにおける例を記載 たが、本発明に係る基地局装置及び送信制 方法は、下りリンク及び上りリンクにおい 共有チャネルを用いた通信を行っている全 のシステムにおいて適用することが可能で る。

 また、上述した説明においては、「下り ンクの同期が外れている/外れていない」と いう表現を用いたが、これは、「下りリンク の同期が確立されていない/確立されている や「Downlink Out-of-Synchronization/Downlink In-Synchro nization」という表現と同等である。

 説明の便宜上、発明の理解を促すため具 的な数値例を用いて説明されるが、特に断 のない限り、それらの数値は単なる一例に ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。

 以上、本発明は特定の実施例を参照しな ら説明されてきたが、各実施例は単なる例 に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例 代替例、置換例等を理解するであろう。説 の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機 的なブロック図を用いて説明されたが、そ ような装置はハードウエアで、ソフトウエ で又はそれらの組み合わせで実現されても い。本発明は上記実施例に限定されず、本 明の精神から逸脱することなく、様々な変 例、修正例、代替例、置換例等が包含され 。

 本国際出願は、2007年8月14日に出願した日 本国特許出願2007-211587号に基づく優先権を主 するものであり、2007-211587の全内容を本国 出願に援用する。