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Title:
BASE STATION DEVICE AND COMMUNICATION CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136468
Kind Code:
A1
Abstract:
A base station device which performs communication by transmitting an L1/L2 control channel to a user device can use a combination of a modulation method and a channel encoding method including a plurality of types of encoding ratios. The user device reports downlink feedback information. The base station device includes: means for collecting the downlink feedback information; means for calculating a statistic amount according to the collected feedback information; means for judging whether the cell covered by the local base station device is an isolated cell or a cellular cell according to the obtained statistic amount; and means for setting a combination of a modulation method and a channel encoding method to be applied to the L1/L2 control channel according to the judgment result.

Inventors:
SAWAHASHI MAMORU (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058213
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
April 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
International Classes:
H04B1/707; H04B7/26; H04J11/00; H04J13/00; H04W28/18; H04W72/04; H04W88/10
Foreign References:
JP2006319755A2006-11-24
JP2006042203A2006-02-09
JP2006033826A2006-02-02
JP2005252886A2005-09-15
JP2004529524A2004-09-24
TR25814A1993-09-01
JP2007121303A2007-05-17
Other References:
See also references of EP 2152019A4
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower 20-3, Ebisu 4-Chome, Shibuya-K, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 ユーザ装置にL1/L2制御チャネルを送信し、通信を行う基地局装置であって:
 複数種類の符号化率を含む変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせが複数準備され、
 前記ユーザ装置は、下りリンクのフィードバック情報を通知し、
 前記下りリンクのフィードバック情報を収集するフィードバック情報収集手段;
 前記フィードバック情報収集手段に収集されたフィードバック情報に基づいて、統計量を演算する統計量演算手段;
 前記統計量に基づいて、自基地局装置のカバーするセルが孤立セルかセルラーセルかを判断するセル判断手段;
 前記判断結果に基づいて、前記L1/L2制御チャネルに適用される変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせを設定する設定手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 前記ユーザ装置は、フィードバック情報として、下りリンクのSINRを通知し、
 前記統計量演算手段は、前記統計量として前記下りリンクのSINRの平均値を算出し、
 前記セル判断手段は、前記統計量が予め決定される所定の閾値以上である場合には自セルが孤立セルであると判断し、前記統計量が予め決定される所定の閾値未満である場合には自セルがセルラーセルであると判断することを特徴とする基地局装置。
 請求項2に記載の基地局装置において:
 前記設定手段は、自セルが孤立セルであると判断した場合には符号化率の高い変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせを設定し、自セルがセルラーセルであると判断した場合には前記孤立セルよりも符号化率の低い変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせを設定することを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 前記変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせには、複数種類の変調方式が含まれることを特徴とする基地局装置。
 請求項1に記載の基地局装置において:
 設定された変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせを自セルに在圏するユーザ装置に通知する報知手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置にL1/L2制御チャネルを送信し、通信を行う基地局装置における通信制御方法であって:
 複数種類の符号化率を含む変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせが準備され、
 前記ユーザ装置が、下りリンクのフィードバック情報を通知するフィードバック情報通知ステップ;
 前記基地局装置が、前記下りリンクのフィードバック情報を収集するフィードバック情報収集ステップ;
 前記基地局装置が、前記フィードバック情報収集手段に収集されたフィードバック情報に基づいて、統計量を演算する統計量演算ステップ;
 前記基地局装置が、前記統計量に基づいて、自基地局装置のカバーするセルが孤立セルかセルラーセルかを判断するセル判断ステップ;
 前記基地局装置が、前記判断結果に基づいて、前記L1/L2制御チャネルに適用される変調方式及びチャネル符号化方式の組み合わせを設定する設定ステップ;
 を有することを特徴とする通信制御方法。
Description:
基地局装置及び通信制御方法

 本発明は、無線通信システムに関し、特 基地局装置及び通信制御方法に関する。

 W-CDMAやHSDPA、HSUPAの後継となる通信方式、 すなわちロングタームエボリューション(LTE:L ong Term Evolution)が、W-CDMAの標準化団体3GPPに り検討され、無線アクセス方式として、下 リンクについてはOFDM、上りリンクについて SC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Acc ess)が検討されている(例えば、非特許文献1参 照)。

 OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯 域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上に ータを載せて伝送を行う方式であり、サブ ャリアを周波数上に、一部重なりあいなが も互いに干渉することなく密に並べること 、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を げることができる。

 SC-FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端 末間で異なる周波数帯域を用いて伝送するこ とで、端末間の干渉を低減することができる 伝送方式である。SC-FDMAでは、送信電力の変 が小さくなる特徴を持つことから、端末の 消費電力化及び広いカバレッジを実現でき 。

 LTEは、上りリンク、下りリンクともに1つ ないし2つ以上の物理チャネルを複数のユー 装置で共有して通信を行うシステムである 上記複数のユーザ装置で共有されるチャネ は、一般に共有チャネルと呼ばれ、LTEにお ては、上りリンクにおいては上り共有物理 ャネル(Physical Uplink Shared Channel :PUSCH)であ 、下りリンクにおいては下り共有物理チャ ル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)である

 そして、上述したような共有チャネルを いた通信システムにおいては、サブフレー (Sub-frame)(LTEでは1ms)毎に、どのユーザ装置に 対して上記共有チャネルを割り当てるかをシ グナリングする必要があり、上記シグナリン グのために用いられる制御チャネルは、LTEで は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Donw link Control Channel)または、Downlink L1/L2 Control Channel(DL L1/L2 Control Channel)と呼ばれる。上 物理下りリンク制御チャネルの情報には、 えば、ダウンリンクスケジューリングイン ォメーション(DL Scheduling Information)、Acknowled gement information(ACK/NACK)、アップリンクスケジ ーリンググラント(UL Scheduling Grant)、オー ロードインジケータ(Overload Indicator)、送信 力制御コマンドビット(Transmission Power Control  Command Bit)等が含まれる(例えば、非特許文 2参照)。

 上記DL Scheduling InformationやUL Scheduling Gra ntが、どのユーザ装置に対して上記共有チャ ルを割り当てるかをシグナリングするため 情報に相当する。上記DL Scheduling Information は、例えば、下りリンクの共有チャネルに する、下りリンクのリソースブロック(Resour ce Block)の割り当て情報、UEのID、ストリーム 数、プリコーディングベクトル(Precoding Vect or)に関する情報、データサイズ、変調方式、 HARQ(hybrid automatic repeat request)に関する情報 が含まれる。また、上記UL Scheduling Grantに 、例えば、上りリンクの共有チャネルに関 る、上りリンクのResource Blockの割り当て情 、UEのID、データサイズ、変調方式、上りリ クの送信電力情報、Uplink MIMOにおけるデモ ュレーションレファレンスシグナル(Demodulat ion Reference Signal)の情報等が含まれる。

 E-UTRAのL1/L2制御チャネルにおいて、複数の 調・符号化のセット(MCS: modulation and coding  scheme)セット(変調方式及びチャネル符号化方 の組み合わせ)を定義し、セル内で通信中の ユーザ装置(UE: User Equipment)の位置や伝搬ロ に応じて、MCSセットを変更することが議論 れている。具体的には、UEの伝搬ロスが大き ければ、低い符号化率や低い変調多値数が用 いられる。このようにすることにより、伝搬 ロスが大きい場合にもL1/L2制御チャネルの品 を確保することが可能となる。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects  for Evolved UTRA," June 2006 R1-070103, Downlink L1/L2 Control Signaling Chann el Structure: Coding

 しかしながら、上述した背景技術には以 の問題がある。

 L1/L2制御チャネルの品質は、セル構成、 体的には、セルラーセル、孤立セルなどに っても異なるが。このようなセル構成に応 た制御は行われていない。実際には、受信 質の確保が厳しい、最悪なケースであるマ ロセルの設計に基づいて、L1/L2制御チャネル のMCSセットは決定される。このようにして決 定されたMCSセットによりL1/L2制御チャネルが 信された場合、セルの中心領域に位置する ーザ装置には、過品質でL1/L2制御チャネル 受信されることになり効率が悪い。

 そこで、本発明は、上述した課題に鑑み その目的は、セル構成に基づいて、L1/L2制 チャネルのMCSセットを変更することができ 基地局装置及び通信制御方法を提供するこ にある。

 上記課題を解決するため、本発明の基地局 置は、
 ユーザ装置にL1/L2制御チャネルを送信し、 信を行う基地局装置であって:
 複数種類の符号化率を含む変調方式及びチ ネル符号化方式の組み合わせが複数準備さ 、
 前記ユーザ装置は、下りリンクのフィード ック情報を通知し、
 前記下りリンクのフィードバック情報を収 するフィードバック情報収集手段;
 前記フィードバック情報収集手段に収集さ たフィードバック情報に基づいて、統計量 演算する統計量演算手段;
 前記統計量に基づいて、自基地局装置のカ ーするセルが孤立セルかセルラーセルかを 断するセル判断手段;
 前記判断結果に基づいて、前記L1/L2制御チ ネルに適用される変調方式及びチャネル符 化方式の組み合わせを設定する設定手段;
 を備えることを特徴の1つとする。

 本発明の通信制御方法は、
 ユーザ装置にL1/L2制御チャネルを送信し、 信を行う基地局装置における通信制御方法 あって:
 複数種類の符号化率を含む変調方式及びチ ネル符号化方式の組み合わせが準備され、
 前記ユーザ装置が、下りリンクのフィード ック情報を通知するフィードバック情報通 ステップ;
 前記基地局装置が、前記下りリンクのフィ ドバック情報を収集するフィードバック情 収集ステップ;
 前記基地局装置が、前記フィードバック情 収集手段に収集されたフィードバック情報 基づいて、統計量を演算する統計量演算ス ップ;
 前記基地局装置が、前記統計量に基づいて 自基地局装置のカバーするセルが孤立セル セルラーセルかを判断するセル判断ステッ ;
 前記基地局装置が、前記判断結果に基づい 、前記L1/L2制御チャネルに適用される変調 式及びチャネル符号化方式の組み合わせを 定する設定ステップ;
 を有することを特徴の1つとする。

 本発明の実施例によれば、セル構成に基 いて、L1/L2制御チャネルのMCSセットを変更 ることができる基地局装置及び通信制御方 を実現することができる。

本発明の実施例に係る無線通信システ の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る無線通信システ の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を す部分ブロック図である。 MCSセットの一例を示す説明図である。 TTIの構成を示す説明図である。 制御情報とL1/L2制御チャネルの無線リ ース量との対応を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置の 作を示すフロー図である。

符号の説明

50 セル
100 1 、100 2 、100 3 、100 n  ユーザ装置
200 基地局装置
202(202 1 、・・・、202 N ) 制御信号生成部
204(204 1 、・・・、204 N ) 符号化・変調部
206 制御部
208 L1/L2制御チャネル多重部
210 上り制御チャネル受信部
212 報知情報生成部
214 符号化・変調部
216 多重部
218 OFDM変調部
220 CP付加部
222 無線部
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
1000 無線通信システム

 以下、本発明の実施例を、図面を参照し つ説明する。実施例を説明するための全図 おいて、同一機能を有するものは同一符号 用い、繰り返しの説明は省略する。

 図1及び図2を参照しながら、本発明の実 例に係るユーザ装置及び基地局装置を有す 無線通信システムについて説明する。図1は 立セルを示し、図2はセルラーセルを示す。

 無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA  and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G) が適用されるシステムである。無線通信シス テム1000は、基地局装置(eNB: eNode B)200(200 1 、200 2 、200 3 )と、基地局装置200と通信する複数のユーザ 置100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n 、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200 、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装 300と接続され、アクセスゲートウェイ装置3 00は、コアネットワーク400と接続される。ユ ザ装置100 n はセル50(50 1 、50 2 、50 3 )において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRAN より通信を行っている。

 各ユーザ装置(100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n )は、同一の構成、機能、状態を有するので 以下では特段の断りがない限りユーザ装置10 0 n として説明を進める。説明の便宜上、基地局 装置と無線通信するのはユーザ装置であるが 、より一般的には移動端末も固定端末も含む ユーザ装置(UE: User Equipment)でよい。

 無線通信システム1000では、無線アクセス 方式として、下りリンクについてはOFDM(直交 波数分割多元接続)が、上りリンクについて はSC-FDMA(シングルキャリア-周波数分割多元接 続)が適用される。上述したように、OFDMは、 波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャ リア)に分割し、各サブキャリアにデータを ッピングして通信を行うマルチキャリア伝 方式である。SC-FDMAは、周波数帯域を端末毎 分割し、複数の端末が互いに異なる周波数 域を用いることで、端末間の干渉を低減す シングルキャリア伝送方式である。

 ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信 チャネルについて説明する。

 下りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有される物理下りリンク共有チャネル(PD SCH: Physical Downlink Shared Channel)と、物理下り リンク制御チャネル(PDCCH: Physical Downlinkg Con trol Channel)とが用いられる。物理下りリンク 御チャネルは下りL1/L2制御チャネルとも呼 れる。上記物理下りリンク共有チャネルに り、ユーザデータ、すなわち、通常のデー 信号が伝送される。また、物理下りリンク 御チャネルにより、ダウンリンクスケジュ リングインフォメーション(DL Scheduling Inform ation)、Acknowledgement information(ACK/NACK)、アップ ンクスケジューリンググラント(UL Scheduling Grant)、オーバロードインジケータ(Overload Ind icator)、送信電力制御コマンドビット(Transmissi on Power Control Command Bit)等が伝送される。DL Scheduling Informationには、例えば、物理下りリ ンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザ のIDや、そのユーザデータのトランスポート ォーマットの情報、すなわち、データサイ 、変調方式、HARQに関する情報や、下りリン クのリソースブロックの割り当て情報等が含 まれる。

 また、UL Scheduling Grantには、例えば、物 上りリンク共有チャネルを用いて通信を行 ユーザのIDや、そのユーザデータのトラン ポートフォーマットの情報、すなわち、デ タサイズ、変調方式に関する情報や、上り ンクのリソースブロックの割り当て情報、 りリンクの共有チャネルの送信電力に関す 情報等が含まれる。ここで、上りリンクの ソースブロックとは、周波数リソースに相 し、リソースユニットとも呼ばれる。

 また、Acknowledgement information(ACK/NACK)とは 上りリンクの共有チャネルに関する送達確 情報のことである。

 上りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有して使用される物理上りリンク共有チ ャネル(PUSCH: Physical Uplink Shared Channel)と、 理上りリンク制御チャネルとが用いられる 上記物理上りリンク共有チャネルにより、 ーザデータ、すなわち、通常のデータ信号 伝送される。また、物理上りリンク制御チ ネルにより、下りリンクにおける共有物理 ャネルのスケジューリング処理や適応変復 及び符号化処理(AMCS: Adaptive Modulation and Cod ing Scheme)に用いるための下りリンクの品質情 報(CQI: Channel Quality Indicator)、及び、物理下 リンク共有チャネルの送達確認情報(Acknowled gement Information)が伝送される。送達確認情報 内容は、送信信号が適切に受信されたこと 示す肯定応答(ACK: Acknowledgement)又はそれが 切に受信されなかったことを示す否定応答(N ACK: Negative Acknowledgement)の何れかで表現され 。

 物理上りリンク制御チャネルでは、CQIや 達確認情報に加えて、上りリンクの共有チ ネルのリソース割り当てを要求するスケジ ーリング要求(Scheduling Request)や、パーシス ントスケジューリング(Persistent Scheduling)に けるリリース要求(Release Request)等が送信さ てもよい。ここで、上りリンクの共有チャ ルのリソース割り当てとは、あるサブフレ ムの物理下りリンク制御チャネルを用いて 後続のサブフレームにおいて上りリンクの 有チャネルを用いて通信を行ってよいこと 基地局装置がユーザ装置に通知することを 味する。

 図3を参照しながら、本発明の実施例に係 る基地局装置200について説明する。

 本実施例に係る基地局装置200は、制御信号 成部202(202 1 -202 N )と、符号化・変調部204(204 1 -204 N )と、制御部206と、L1/L2制御チャネル多重部208 と、上り制御チャネル受信部210と、報知情報 生成部212と、符号化・変調部214と、多重部216 と、OFDM変調部218と、CP付加部220と、無線部222 とを備える。

 制御信号生成部202 1 -202 N は、それぞれユーザ#1-#Nに対するL1/L2制御信 を生成し、それぞれ符号化・変調部204 1 -204 N に入力する。

 ユーザ装置100からのフィードバック情報 、上り制御チャネル受信部210により受信さ る。このフィードバック情報には、下りリ クの受信品質、例えばSINR(signal - to - inter ference and noise ratio)、すなわち信号電力に対 する干渉電力と雑音電力の比、下りリンクの 干渉量が含まれる。上りリンク制御チャネル 受信部210は、受信されたフードバック情報に 基づいて、SINR、下りリンクの干渉量を含む りリンクの干渉量・受信品質を制御部206に 力する。

 制御部206では、複数種類の変調方式及び ャネル符号化方式の組み合わせ(MCSセット) 予め定義される。例えば、図4に示すように MCSセット#1-#5に対して、変調方式としてQPSK( Quaternary phase shift keying)、符号化率としてそ れぞれ3/4、2/3、1/3、1/6及び1/9の5種類が定義 れる。制御部206は、自基地局装置の設置時 は長期的な周期、例えば1ヶ月に1回のレベル で上述した複数のMCSセットのうち使用する複 数のMCSセットを決定する。例えば、制御部206 は、上り制御チャネル受信部210により入力さ れた下りリンクの干渉量・受信品質を所定の 期間収集し、収集した下りリンクの干渉量・ 受信品質に基づいて、統計量、例えば平均値 を算出し、算出した統計量に基づいて、使用 するMCSセットを自律的に決定する。このよう に、自律的にMCSセットを選択することにより 、オペレータが、例えば置局毎に設定するこ となく、MCSセットを設定できる。

 例えば、統計量として受信品質の平均値 例えばSINRの平均値が使用される場合には、 SINRの平均値に基づいて、予め決定される所 の閾値以上である場合には、自セルが孤立 ルであると判断し、符号化率の高いMCSセッ 、具体的にはMCS#1-#3を使用するように決定す る。また、SINRの平均値に基づいて、予め決 される所定の閾値未満である場合には、自 ルがセルラーセルであると判断し、符号化 の低いMCSセット、具体的にはMCS#3-#5を使用す るように決定する。セルラーセルでは、一般 に干渉量が大きく、SINRは小さくなる。この め、これらのフィードバック情報に基づい MCSセットを選択することにより、自律的に ルラーセルなどでは低い符号化率を含むMCS ットが選択される。従って、閾値は孤立セ であるかセルラーセルであるかに基づいて 定される。制御部206は、決定したMCSのセッ を示す情報を報知情報生成部212に入力する

 ここで、セルラーセルとは、図2に示した ように、セルが連続して、面的にエリアを広 くカバーしているセルであり、必ず隣接する セルが存在する。図2には、3個のセルにより ルラーセルが構成される場合について説明 たが、2個でもよいし4個以上でもよい。セ ラーセルでは、セル端に近づくに従って、 接するセルからの干渉がある。このように ルラーセルでは、特にセル端において、周 セルからの干渉の影響が大きいため、L1/L2制 御チャネルのMCSセットを孤立セルに比べて低 い符号化率及び変調多値数であるものにする 。このようにすることにより、L1/L2制御チャ ルのオーバヘッドは大きくなるが、品質を 保することができる。セルラーセルでは、 バレッジが重要であるので、オーバヘッド 多少大きくしても、L1/L2制御チャネルのセ 端での品質を確保することが重要である。

 孤立セルとは、セルラーセル以外のセル あり、図1に示したように、比較的単独のセ ルである。周辺セルからの干渉が少ない特徴 がある。このように孤立セルでは周辺セルか らの干渉の影響が小さいため、L1/L2制御チャ ルのMCSセットを、セルラーセルに比べて高 符号化率及び高い変調多値数のものにする 孤立セルでは、L1/L2制御チャネルのオーバ ッドを低減して、データチャネルのデータ ートを増大することあるいは収容ユーザ数 増大させることが重要である。

 制御部206は、決定された使用する複数のM CSセット、具体的には、MCS#1-#3又はMCS#3-#5のう ち、使用するMCSセットを決定し、符号化・変 調部204に入力する。

 符号化/変調部204は、決定されたMCSセット に基づいて、入力されたL1/L2制御信号に対し 符号化処理及び変調処理を行いL1/L2制御チ ネル多重部208に入力する。

 L1/L2制御チャネル多重部208は、符号化・変 部204 1 -204 N により入力された各ユーザのL1/L2制御情報を 重し、多重部216に入力する。

 報知情報生成部212は、使用するMCSセット 情報を含む報知情報を生成し、符号化・変 部214に入力する。符号化・変調部214は、入 された報知情報に対して、符号化処理及び 調処理を行い多重部216に入力する。

 下りリンク伝送では、図5に示すように、 1TTI(transmission time interval)は、例えば1msであ 、1TTIの中に14個のOFDMシンボル(OFDM symbol)が 在する。図5において、時間軸方向の番号(#1 #2、#3、・・・、#14)はOFDMシンボルを識別す 番号を示し、周波数軸方向の番号(#1、#2、#3 、・・・、#M-1、#M、MはM>0の整数)はリソー ブロック(Resource Block)を識別する番号を示 。

 1TTIの先頭から3シンボル以内OFDMシンボル は、上記LTE用の下り制御チャネル(L1/L2制御 ャネル)がマッピングされる。図5において 、1TTIの先頭の2個のOFDMシンボルに上記LTE用 下り制御チャネルがマッピングされている そして、上記LTE用の下り制御チャネルがマ ピングされるOFDMシンボル以外のOFDMシンボル において、通常のデータ信号やSCH、BCH、送信 電力制御が適用されるデータ信号が送信され る。また、周波数方向においては、M個のリ ースブロックが定義される。ここで、1リソ スブロックあたりの周波数帯域は、例えば1 80kHzであり、1リソースブロックの中に12個の ブキャリアが存在する。また、リソースブ ックの数Mは、システム帯域幅が5MHzの場合 は25であり、システム帯域幅が10MHzの場合に 50であり、システム帯域幅が20MHzの場合には 100である。

 L1/L2制御チャネルがマッピングされるOFDM ンボルは、L1/L2制御チャネルにより指定さ る。例えば、図6に示すように、L1/L2制御チ ネルがマッピングされるOFDMシンボルを指定 る制御情報として2ビットが用意される場合 、2ビットで表される4種類の制御情報に対し 、1-3OFDMシンボルを割り当てる。この場合1 の制御情報には、割り当ては行われない。 た、2ビットで表される4種類の制御情報に対 して、0.5OFDMシンボルから0.5OFDMシンボルずつ 加させ2.0OFDMシンボルを割り当てるようにし てもよい。これは、一例であり適宜変更可能 である。図6では、1-3OFDMシンボルを割り当て 場合としてパタンA、0.5OFDMシンボルから0.5OF DMシンボルずつ増加させ2.0OFDMシンボルを割り 当てる場合としてパタンBが示される。

 パタンA、パタンBのどちらが使用される は、例えば報知情報で通知される。この場 、報知情報生成部212は、L1/L2制御チャネルが マッピングされるOFDMシンボルを指定する制 情報とL1/L2制御チャネルの無線リソース量と の組み合わせを示す情報を含む報知情報を生 成する。

 多重部216は、共有データチャネルと、符 化・変調部214により入力された報知情報と L1/L2制御チャネル多重部208により入力され L1/L2制御チャネルを多重し、OFDM変調部218に 力する。

 OFDM変調部218は、共有データチャネルと、 報知情報と、L1/L2制御チャネルが多重化され 信号に対し、OFDM変調を行い、CP付加部220に 力する。CP付加部220は、OFDM変調された共有 ータチャネルと、報知情報と、L1/L2制御チ ネルが多重化された信号に対し、CPを付加し 、無線部222に入力する。

 無線部222は、CPが付加されたOFDM変調され 共有データチャネルと、報知情報と、L1/L2 御チャネルが多重化された信号に対してデ ジタルアナログ変換、周波数変換及び帯域 限などの処理を行い、適切な電力に増幅し 送信する。

 ユーザ装置100は、基地局装置200からの報 情報に基づいて、使用するMCSセットを設定 る。ユーザ装置100は、設定した全てのMCSセ トを仮定して復号を行う、いわゆるブライ ド検知(blind detection)に基づく方法でMCS判定 行う。この場合、基地局装置200は、明示的 使用するMCSセットを通知するシグナリング 行わない。

 また、基地局装置200は、L1/L2制御チャネ に適用されるMCSセットを、シグナリングで 知するようにしてもよい。この場合、例え L1/L2制御チャネルで、高頻度で通知するよう にしてもよいし、報知チャネルで通知するよ うにしてもよい。

 また、MCS変更の周期を長くすることによ 、設定した全てのMCSセットを仮定して復号 行うのは変更のタイミングだけとするよう してもよい。この場合、変更の周期(タイミ ング)は、報知チャネルで通知する。又は、 イヤー3の個別制御チャネルで通知するよう してもよい。この変更の周期は、ユーザ装 毎に変更するようにしてもよいし、ユーザ 置の移動速度に応じて変更するようにして よい。MCSが変更されるタイミングでは、ユ ザ装置の処理負荷が増加するため、基地局 置200は、ユーザ装置がMCSを変更するタイミ グでは、ユーザデータを割り当てないよう スケジューリングするようにしてもよいし 低いデータレートでのみ割り当てるように てもよい。

 次に、本実施例に係る基地局装置200の動 について、図7を参照して説明する。

 ユーザ装置100により送信されたフィード ック情報は、上り制御チャネル受信部210に り受信され、制御部206に入力される。

 制御部206は、ユーザ装置100から送信され フィードバック情報を所定の期間収集する( ステップS602)。

 制御部206は、収集したフィードバック情 に基づいて、統計量を算出する(ステップS60 4)。例えば、制御部206は、収集した下りリン の干渉量・受信品質に基づいて、統計量、 えば受信品質の平均値を算出する。

 制御部206は、算出した統計量に基づいて 自基地局装置のカバーするエリアが孤立セ かセルラーセルかを判断する(ステップS606) 例えば、統計量として、受信品質の平均値 適用される場合には、算出された平均値が め決定される所定の閾値以上である場合に 、自セルが孤立セルであると判断し、予め 定される所定の閾値未満である場合には、 セルがセルラーセルであると判断する。

 自基地局装置のカバーするエリアが孤立 ルである場合(ステップS606:YES)、孤立セルに 対応するMCSセットを選択する(ステップS608)。 具体的には、符号化率の高いMCSセット、具体 的には図4を参照して説明したMCS#1-#3を使用す るように決定する。

 一方、自基地局装置のカバーするエリア 孤立セルでない場合(ステップS606:NO)、セル ーセルに対応するMCSセットを選択する(ステ ップS612)。具体的には、孤立セルに割り当て MCSセットよりも符号化率の低いMCSセット、 体的には図4を参照して説明したMCS#3-#5を使 するように決定する。

 ここでは、ユーザ装置からのフィードバ ク情報のうち、受信品質に基づいてMCSセッ を設定する場合について説明したが、下り ンクの干渉量に基づいてMCSセットを設定す 場合についても同様である。この下りリン の干渉量に基づいてMCSセットを設定する場 には、例えば、統計量として、下りリンク 干渉量の平均値を適用し、算出された平均 が予め決定される所定の閾値以上である場 には、自セルがセルラーセルであると判断 、予め決定される所定の閾値未満である場 には、自セルが孤立セルであると判断する

 上述した実施例では、UEからの干渉量な しはSINR報告に基づいて、各基地局が自立的 使用するMCSセットを自律的に決定する場合 ついて説明したが、置局時に決定するよう してもよい。具体的には、基地局のシステ パラメータで決定するようにしてもよいし ネットワークの保守監視システムにより、 地局のパラメータとして設定するようにし もよい。この場合、セルラーセル及びセル 径の大きいセルに対しては低い変調多値数 なる符号化率を有するMCSセットが設定され 孤立セルではセルラーセル及びセル半径の きいセルに対して設定されるMCSセットより 高い変調多値数となる符号化率を有するMCS ットが設定される。このようにすることに り、上述した自律的な制御と比較して、意 した制御を確実に行うことができる。

 また、上述した実施例においては、MCSセ トを変更する場合について説明したが、L1/L 2制御チャネルは高品質が要求され、かつ、 いデータレートは要求されないため、変調 値数はQPSKなどに固定し、符号化率のみを変 するようにしてもよい。

 また、MCSセットにおいて、変調方式とし 全てがQPSKである場合について説明したが、 16QAM(Quadrature amplitude modulation)などの異なる 調方式を含ませるようにしてもよい。

 説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例 分けて説明したが、各実施例の区分けは本 明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要 に応じて使用されてよい。発明の理解を促す ため具体的な数値例を用いて説明したが、特 に断りのない限り、それらの数値は単なる一 例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよ い。

 以上、本発明は特定の実施例を参照しな ら説明されてきたが、各実施例は単なる例 に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例 代替例、置換例等を理解するであろう。説 の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機 的なブロック図を用いて説明されたが、そ ような装置はハードウエアで、ソフトウエ で又はそれらの組み合わせで実現されても い。本発明は上記実施例に限定されず、本 明の精神から逸脱することなく、様々な変 例、修正例、代替例、置換例等が包含され 。

 本国際出願は、2007年5月1日に出願した日 国特許出願2007-121303号に基づく優先権を主 するものであり、2007-121303号の全内容を本国 際出願に援用する。