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Title:
BASE STATION DEVICE, USER DEVICE, AND COMMUNICATION CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105418
Kind Code:
A1
Abstract:
A base station device for communicating with a user device by using a downlink shared channel comprises wireless resource allocating means for allocating a wireless resource block to at least one of a sync signal channel, a common control channel a report channel, a paging channel, an MBMS channel, and random-access response channel and thereafter allocating the wireless resource block to the shared channel.

Inventors:
ISHII HIROYUKI (JP)
UMESH ANIL (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053318
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
ISHII HIROYUKI (JP)
UMESH ANIL (JP)
International Classes:
H04J3/16; H04W74/04; H04J1/00; H04J11/00
Domestic Patent References:
WO2006109439A12006-10-19
Foreign References:
JP2004147275A2004-05-20
JP2006303699A2006-11-02
JP2003070055A2003-03-07
JP2007052115A2007-03-01
JP2007161938A2007-06-28
JP2007329024A2007-12-20
Other References:
"Physical layer Aspects for Evolved UTRA", 3GPP TR 25.814, June 2006 (2006-06-01)
See also references of EP 2120477A4
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower20-3, Ebisu 4-chom, Shibuya-Ku Tokyo 32, JP)
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Claims:
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 同期信号、共通制御チャネル、報知チャネル、ページングチャネル、MBMSチャネル、ランダムアクセス応答チャネルの少なくとも1つに無線リソースブロックを割り当てた後に、前記共有チャネルに対して無線リソースブロックを割り当てる無線リソース割り当て手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 システム帯域幅が5MHzである場合に、報知チャネルを、前記下りリンクの共有チャネルと90kHzずれたサブキャリアの集合で送信する送信手段; 
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 動的に無線リソースの割り当てを行う第1のリソース割り当て方法と一定周期毎に無線リソースの割り当てを行う第2のリソース割り当て方法により、無線リソースを割り当て、
 前記第2のリソース割り当て方法によるリソースブロックの割り当てを行った後に、前記第1のリソース割り当て方法によるリソースブロックの割り当てを行う無線リソース割り当て手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルの送達確認情報と、下りリンクの所要品質とに基づいて、前記ユーザ装置から報告される下りリンクの無線品質情報に対してオフセット処理を行う第1のオフセット手段;
 データ種別により決定される優先度に基づいて、前記下りリンクの無線品質情報に対してオフセット処理を行う第2の無線品質情報オフセット手段;
 前記オフセット処理が行われた下りリンクの無線品質情報に基づいて、前記下りリンクの共有チャネルの送信フォーマットを決定する送信フォーマット決定手段;
 前記下りリンクの共有チャネルの送信フォーマットで前記下りリンクの共有チャネルの送信を行う送信手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 請求項4に記載の基地局装置において:
 前記ユーザ装置と複数の論理チャネルを用いて通信を行う場合に、
 前記第1のオフセット手段は、
 前記複数の論理チャネルの内の1つの論理チャネルに関する、下りリンクの共有チャネルの送達確認情報と下りリンクの所要品質とに基づいて、オフセットの算出を行うことを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 2つ以上の再送データが存在する場合に、データキューに格納された時点から当該時点までの時間が最も大きい再送データを、優先的に前記共有チャネルを用いて送信する送信手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 優先度の高い新規に送信すべきデータと、優先度の低い再送すべきデータが存在する場合に、
 新規に送信すべきデータに割り当て可能なHARQプロセスが存在する場合に、優先度の高い新規に送信すべきデータを、前記共有チャネルを用いて送信する送信手段;
 新規に送信すべきデータに割り当て可能なHARQプロセスが存在しない場合に、優先度の低い再送すべきデータを、前記共有チャネルを用いて送信する送信手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 MACレイヤの制御信号を、優先的に共有チャネルを用いて送信する送信手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 下りリンクの共有チャネルを送信するユーザ装置を選択する選択手段;
 前記下りリンクの共有チャネルを送信するユーザ装置に対して、シーケンシャルに周波数リソースを割り当てるリソース割り当て手段;
 を具備し、
 前記リソース割り当て手段は、前記下りリンクの共有チャネルを送信するユーザ装置の内の、周波数リソースを割り当てていないユーザ装置に対して均等に割り当てられるように、割り当て可能な周波数リソースを割り当てることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 前記共有チャネルの送信に使用可能な無線リソースと、下りリンクの無線品質情報と、前記共有チャネルの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶する記憶手段;
 前記ユーザ装置から報告された下りリンクの無線品質情報と、共有チャネルに使用可能な無線リソースとに基づいて、前記記憶手段を参照して、前記共有チャネルに用いられる送信方法を決定する決定手段;
 決定された前記送信方法により前記共有チャネルを送信する送信手段;
 を備える基地局装置。
 請求項10に記載の基地局装置において:
 前記記憶手段は、前記送信方法として、前記共有チャネルの送信に用いられるデータサイズを記憶し、
 前記データサイズは、下りリンクの無線品質情報及び共有チャネルの送信に使用可能な周波数リソースが固定されている場合に、所定の誤り率を満たし、かつ、最大値となることを特徴とする基地局装置。
 請求項10に記載の基地局装置において:
 前記記憶手段は、前記送信方法として、前記共有チャネルの送信に用いられるデータサイズと、前記共有チャネルの送信に用いられる変調方式と、前記共有チャネルの送信に用いられる周波数リソース量とを記憶することを特徴とする基地局装置。
 請求項10に記載の基地局装置において:
 前記決定手段は、送信すべきデータ量または前記ユーザ装置が受信可能な最大のデータ量が、前記送信方法として決定されたデータサイズより小さい場合に、該送信方法として決定された周波数リソース量を低減することを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 前記ユーザ装置と基地局装置との間のパスロスを算出する手段;
 前記パスロスが所定の閾値よりも大きい場合に、前記下りリンクの共有チャネルの周波数リソースとして、周波数の高い周波数リソースを割り当てる割り当て手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルの周波数リソースが、複数のリソースグループで構成されている場合に、
 前記ユーザ装置と基地局装置との間のパスロスを算出する手段;
 前記パスロスが所定の閾値1よりも大きい場合に、前記下りリンクの共有チャネルの周波数リソースとして、周波数の高いリソースグループを割り当てる割り当て手段;
 前記パスロスが所定の第1の閾値以下であり、かつ、フェージング周波数が所定の第2の閾値よりも大きい場合に、前記下りリンクの共有チャネルの周波数リソースとして、周波数の高いリソースグループと周波数の低いリソースグループの両方を割り当てる割り当て手段;
 前記パスロスが所定の第1の閾値以下であり、かつ、フェージング周波数が所定の第2の閾値以下である場合に、前記下りリンクの共有チャネルの周波数リソースとして、下りリンクの無線品質情報が高いリソースグループの両方を割り当てる割り当て手段;
 を備えることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルに割り当てる周波数リソース量の上限値を設定する設定手段;
 を具備し、
 前記ユーザ装置より、下りリンクの伝送速度を下げることを指示された場合に、前記設定手段は、前記周波数リソース量の上限値を小さくすることを特徴とする基地局装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルにより送信されるビット数の上限値を設定する設定手段;
 を具備し、
 前記ユーザ装置より、下りリンクの伝送速度を下げることを指示された場合に、前記設定手段は、前記ビット数の上限値を小さくすることを特徴とする基地局装置。
 基地局装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行うユーザ装置であって:
 システム帯域幅が5MHzである場合に、報知チャネルを、前記下りリンクの共有チャネルと90kHzずれたサブキャリアの集合で受信する受信手段; 
 を備えることを特徴とするユーザ装置。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置における通信制御方法であって:
 前記下りリンクの共有チャネルの送達確認情報と、下りリンクの所要品質とに基づいて、前記ユーザ装置から報告される下りリンクの無線品質情報に対してオフセット処理を行うステップ;
 データ種別により決定される優先度に基づいて、前記下りリンクの無線品質情報に対してオフセット処理を行うステップ;
 前記オフセット処理が行われた下りリンクの無線品質情報に基づいて、前記下りリンクの共有チャネルの送信フォーマットを決定するステップ;
 前記下りリンクの共有チャネルの送信フォーマットで前記下りリンクの共有チャネルの送信を行うステップ;
 を有することを特徴とする通信制御方法。
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置における通信制御方法であって:
 前記共有チャネルの送信に使用可能な無線リソースと、下りリンクの無線品質情報と、前記共有チャネルの送信に用いられる送信方法とを関連付けて記憶するステップ;
 前記ユーザ装置から報告された下りリンクの無線品質情報と、共有チャネルに使用可能な無線リソースとに基づいて、前記記憶手段を参照して、前記共有チャネルに用いられる送信方法を決定するステップ;
 決定された前記送信方法により前記共有チャネルを送信するステップ;
 を有することを特徴とする通信制御方法。
Description:
基地局装置及びユーザ装置並び 通信制御方法

 本発明は、下りリンクにおいて直交周波 分割多重OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple xing)を適用する移動通信システムに関し、特 基地局装置及びユーザ装置並びに通信制御 法に関する。

 W-CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すな ちLTE(Long Term Evolution)が、W-CDMAの標準化団体 3GPPにより検討され、無線アクセス方式とし 、下りリンクについてはOFDM、上りリンクに いてはSC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Mult iple Access)が検討されている(例えば、非特許 献1参照)。

 OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯 域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上に ータを載せて伝送を行う方式であり、サブ ャリアを周波数上に、一部重なりあいなが も互いに干渉することなく密に並べること 、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を げることができる。

 SC-FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端 末間で異なる周波数帯域を用いて伝送するこ とで、端末間の干渉を低減することができる 伝送方式である。SC-FDMAでは、送信電力の変 が小さくなる特徴を持つことから、端末の 消費電力化及び広いカバレッジを実現でき 。

 上述したLTEは、下りリンク及び上りリン において共有チャネルを用いた通信システ である。例えば、下りリンクにおいては、 地局装置は、サブフレーム毎(1ms毎)に、上 共有チャネルを用いて通信を行う移動局を 別し、選別した移動局に対して上記共有チ ネルを送信する。ここで、上述したような 共有チャネルを用いて通信を行う移動局を 別する処理は、スケジューリング処理と呼 れる。

 また、LTEでは、適応変調・符号化(Adaptive Modulation and Coding)が適用されるため、上記 有チャネルの送信フォーマットはサブフレ ム毎に異なる。ここで、上記送信フォーマ トとは、例えば、周波数リソースであるリ ースブロックの割り当て情報や変調方式、 イロードサイズ、リダンダンシーバージョ (Redundancy version)パラメータやプロセス番号 のHARQに関する情報や、ストリームの数やプ コーディングベクトル(Pre-coding vector)情報 のMIMOに関する情報等である。

 LTEにおいては、上述した、当該サブフレー において共有チャネルを用いて通信を行う 動局の識別情報や、上記下りリンクの共有 ャネルの送信フォーマットは、物理下りリ ク制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control Channel)にマッピングされるDownlink  Schedulin
g  Informationよって通知される。尚、上記物 下りリンク制御チャネル
PDCCHは、DL L1/L2 Control Channel(DL L1/L2制御チャ ネル)とも呼ばれる。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects  for Evolved UTRA," June 2006

 上述したスケジューリング処理やAMCにお る送信フォーマットの決定処理では、適切 制御されない場合、伝送特性の劣化、ある は、無線容量の劣化につながる。

 また、接続中のユーザ装置全てがスケジ ーリングの対象となるため、効率的にスケ ューリングが行われていない問題がある。

 そこで、本発明は、上述した問題点に鑑 、その目的は、LTEの下りリンクにおいて、 切にスケジューリング処理やAMCにおける送 フォーマットの決定処理を行うことのでき 基地局装置及びユーザ装置並びに通信制御 法を提供することにある。

 上記課題を解決するため、本発明の基地局 置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 同期信号、共通制御チャネル、報知チャネ 、ページングチャネル、MBMSチャネル、ラン ダムアクセス応答チャネルの少なくとも1つ 無線リソースブロックを割り当てた後に、 記共有チャネルに対して無線リソースブロ クを割り当てる無線リソース割り当て手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 システム帯域幅が5MHzである場合に、報知チ ャネルを、前記下りリンクの共有チャネルと 90kHzずれたサブキャリアの集合で送信する送 手段; 
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 動的に無線リソースの割り当てを行う第1の リソース割り当て方法と一定周期毎に無線リ ソースの割り当てを行う第2のリソース割り て方法により、無線リソースを割り当て、
 前記第2のリソース割り当て方法によるリソ ースブロックの割り当てを行った後に、前記 第1のリソース割り当て方法によるリソース ロックの割り当てを行う無線リソース割り て手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルの送達確認 報と、下りリンクの所要品質とに基づいて 前記ユーザ装置から報告される下りリンク 無線品質情報に対してオフセット処理を行 第1のオフセット手段;
 データ種別により決定される優先度に基づ て、前記下りリンクの無線品質情報に対し オフセット処理を行う第2の無線品質情報オ フセット手段;
 前記オフセット処理が行われた下りリンク 無線品質情報に基づいて、前記下りリンク 共有チャネルの送信フォーマットを決定す 送信フォーマット決定手段;
 前記下りリンクの共有チャネルの送信フォ マットで前記下りリンクの共有チャネルの 信を行う送信手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 2つ以上の再送データが存在する場合に、デ ータキューに格納された時点から当該時点ま での時間が最も大きい再送データを、優先的 に前記共有チャネルを用いて送信する送信手 段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 優先度の高い新規に送信すべきデータと、 先度の低い再送すべきデータが存在する場 に、
 新規に送信すべきデータに割り当て可能なH ARQプロセスが存在する場合に、優先度の高い 新規に送信すべきデータを、前記共有チャネ ルを用いて送信する送信手段;
 新規に送信すべきデータに割り当て可能なH ARQプロセスが存在しない場合に、優先度の低 い再送すべきデータを、前記共有チャネルを 用いて送信する送信手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 MACレイヤの制御信号を、優先的に共有チャ ルを用いて送信する送信手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 下りリンクの共有チャネルを送信するユー 装置を選択する選択手段;
 前記下りリンクの共有チャネルを送信する ーザ装置に対して、シーケンシャルに周波 リソースを割り当てるリソース割り当て手 ;
 を具備し、
 前記リソース割り当て手段は、前記下りリ クの共有チャネルを送信するユーザ装置の の、周波数リソースを割り当てていないユ ザ装置に対して均等に割り当てられるよう 、割り当て可能な周波数リソースを割り当 る。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 前記共有チャネルの送信に使用可能な無線 ソースと、下りリンクの無線品質情報と、 記共有チャネルの送信に用いられる送信方 とを関連付けて記憶する記憶手段;
 前記ユーザ装置から報告された下りリンク 無線品質情報と、共有チャネルに使用可能 無線リソースとに基づいて、前記記憶手段 参照して、前記共有チャネルに用いられる 信方法を決定する決定手段;
 決定された前記送信方法により前記共有チ ネルを送信する送信手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 前記ユーザ装置と基地局装置との間のパス スを算出する手段;
 前記パスロスが所定の閾値よりも大きい場 に、前記下りリンクの共有チャネルの周波 リソースとして、周波数の高い周波数リソ スを割り当てる割り当て手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルの周波数リ ースが、複数のリソースグループで構成さ ている場合に、
 前記ユーザ装置と基地局装置との間のパス スを算出する手段;
 前記パスロスが所定の閾値1よりも大きい場 合に、前記下りリンクの共有チャネルの周波 数リソースとして、周波数の高いリソースグ ループを割り当てる割り当て手段;
 前記パスロスが所定の第1の閾値以下であり 、かつ、フェージング周波数が所定の第2の 値よりも大きい場合に、前記下りリンクの 有チャネルの周波数リソースとして、周波 の高いリソースグループと周波数の低いリ ースグループの両方を割り当てる割り当て 段;
 前記パスロスが所定の第1の閾値以下であり 、かつ、フェージング周波数が所定の第2の 値以下である場合に、前記下りリンクの共 チャネルの周波数リソースとして、下りリ クの無線品質情報が高いリソースグループ 両方を割り当てる割り当て手段;
 を備える。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルに割り当て 周波数リソース量の上限値を設定する設定 段;
 を具備し、
 前記ユーザ装置より、下りリンクの伝送速 を下げることを指示された場合に、前記設 手段は、前記周波数リソース量の上限値を さくする。

 他の基地局装置は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置であって:
 前記下りリンクの共有チャネルにより送信 れるビット数の上限値を設定する設定手段;
 を具備し、
 前記ユーザ装置より、下りリンクの伝送速 を下げることを指示された場合に、前記設 手段は、前記ビット数の上限値を小さくす 。

 ユーザ装置は、
 基地局装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行うユーザ装置であって:
 システム帯域幅が5MHzである場合に、報知チ ャネルを、前記下りリンクの共有チャネルと 90kHzずれたサブキャリアの集合で受信する受 手段; 
 を備える。

 通信制御方法は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置における通信制 方法であって:
 前記下りリンクの共有チャネルの送達確認 報と、下りリンクの所要品質とに基づいて 前記ユーザ装置から報告される下りリンク 無線品質情報に対してオフセット処理を行 ステップ;
 データ種別により決定される優先度に基づ て、前記下りリンクの無線品質情報に対し オフセット処理を行うステップ;
 前記オフセット処理が行われた下りリンク 無線品質情報に基づいて、前記下りリンク 共有チャネルの送信フォーマットを決定す ステップ;
 前記下りリンクの共有チャネルの送信フォ マットで前記下りリンクの共有チャネルの 信を行うステップ;
 を有する。

 他の通信制御方法は、
 ユーザ装置と下りリンクの共有チャネルを いて通信を行う基地局装置における通信制 方法であって:
 前記共有チャネルの送信に使用可能な無線 ソースと、下りリンクの無線品質情報と、 記共有チャネルの送信に用いられる送信方 とを関連付けて記憶するステップ;
 前記ユーザ装置から報告された下りリンク 無線品質情報と、共有チャネルに使用可能 無線リソースとに基づいて、前記記憶手段 参照して、前記共有チャネルに用いられる 信方法を決定するステップ;
 決定された前記送信方法により前記共有チ ネルを送信するステップ;
 を有する。

 本発明の実施例によれば、LTEの下りリン において、適切にスケジューリング処理やA MCにおける送信フォーマットの決定処理を行 ことのできる基地局装置及びユーザ装置並 に通信制御方法を実現できる。

本発明の実施例に係る無線通信システ の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るDL MACデータ送 信手順を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係るスケジューリ グ係数計算処理および候補UEの選択処理を すフロー図である。 本発明の一実施例に係るTFR selectionに わる制御を示すフロー図である。 同期信号及び報知チャネルに割り当て リソースブロックを示す説明図である。 DL TF Related Tableを示す説明図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係るユーザ装置を す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係るDL MACデータ送 信手順を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係るスケジューリ ング係数計算処理および候補UEの選択処理を すフロー図である。 本発明の一実施例に係るTFR selectionに わる制御を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係るリソースブロ ックグループ割り当てに関わる制御を示すフ ロー図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を 示す部分ブロック図である。 ユーザ装置における干渉を示す説明図 である。 上りリンクの送信信号による下りリン クの受信信号への干渉を低減する方法を示す 説明図である。

符号の説明

50 セル
100 1 、100 2 、100 3 、100 n  ユーザ装置
104 アンプ部
106 送受信部
108 ベースバンド信号処理部
110 アプリケーション部
200 基地局装置
202 MBMSサブフレーム判定部
204 PCH、RACH応答判定部
206 スケジューリング係数計算部
208 多重UE数計算部210 トランスポートフォー マット、リソースブロック選択部
252 レイヤー1処理部
254 ユーザ装置状態管理部
256 スケジューリング係数計算部
258 UE選択部
260 MAC制御信号生成部
262 共通CH、MCHリソース管理部
264 周波数リソース管理部
266 パーシステントリソース管理部
268 TFR Selection部
270(270 1 、270 2 、・・・、270 n ) HARQ制御部
272 RLC/PDCP処理部
2721 n,k  RLC Buf
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク

 次に、本発明を実施するための最良の形 を、以下の実施例に基づき図面を参照しつ 説明する。

 なお、実施例を説明するための全図にお て、同一機能を有するものは同一符号を用 、繰り返しの説明は省略する。

 本発明の実施例に係る基地局装置が適用 れる無線通信システムについて、図1を参照 して説明する。

 無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA  and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G) が適用されるシステムであり、基地局装置(eN B: eNode B)200と複数のユーザ装置(UE: User Equip ment、あるいは、移動局とも呼ばれる)100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n 、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200 、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装 300と接続され、アクセスゲートウェイ装置3 00は、コアネットワーク400と接続される。こ で、ユーザ装置100 n はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA a nd
 UTRANにより通信を行う。

 以下、ユーザ装置100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n )については、同一の構成、機能、状態を有 るので、以下では特段の断りがない限りユ ザ装置100 n として説明を進める。

 無線通信システム1000は、無線アクセス方 式として、下りリンクについてはOFDM(直交周 数分割多元接続)、上りリンクについてはSC- FDMA(シングルキャリア-周波数分割多元接続) 適用される。上述したように、OFDMは、周波 帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア )に分割し、各周波数帯上にデータを載せて 送を行う方式である。SC-FDMAは、周波数帯域 分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域 用いて伝送することで、端末間の干渉を低 することができる伝送方式である。

 ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信 チャネルについて説明する。

 下りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有して使用される物理下りリンク共有チ ャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH: Physical Do wnlink Control Channel)とが用いられる。下りリ クでは、物理下りリンク制御チャネルによ 、下りリンクの共有チャネルに関するユー の情報やトランスポートフォーマットの情 、上りリンクの共有チャネルに関するユー の情報やトランスポートフォーマットの情 、上りリンクの共有チャネルの送達確認情 などが通知される。または、物理下りリン 共有チャネルによりユーザデータが伝送さ る。上記ユーザデータは、トランスポート ャネルとしては、下りリンク共有チャネルDo nwlink-Share Channel (DL-SCH)である。

 上りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有して使用される物理上りリンク共有チ ャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、LTE の制御チャネルとが用いられる。尚、LTE用 制御チャネルには、物理上りリンク共有チ ネルと時間多重されるチャネルと、周波数 重されるチャネルの2種類がある。物理上り リンク共有チャネルと周波数多重される制御 チャネルは、物理上りリンク制御チャネル(PU CCH:Physical Uplink Control Channel)と呼ばれる。

 上りリンクでは、LTE用の制御チャネルに り、下りリンクにおける共有チャネルのス ジューリング、適応変復調・符号化(AMC: Ada ptive Modulation and Coding)に用いるための下り ンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)及 び下りリンクの共有チャネルの送達確認情報 (HARQ ACK information)が伝送される。また、物理 上りリンク共有チャネルによりユーザデータ が伝送される。上記ユーザデータは、トラン スポートチャネルとしては、上りリンク共有 チャネルUplink-Shared Channel(UL-SCH)である。

 次に、本実施例に係る基地局装置におい 実行される通信制御方法としての下りリン MAC(DL MAC)データ送信手順について説明する

 本実施例において、論理チャネルは、例 ば無線ベアラ(Radio bearer)に対応する。また プライオリティクラス(Priority class)は、例 ば優先度に対応する。

 物理下りリンク共有チャネル(PDSCH: Physica l Downlink Shared Channel)の送信帯域の割当て単 について説明する。PDSCHの送信帯域の割当 は、例えばシステムパラメータとして定義 れるリソースブロックグループ(Resource block group)(以下、RB groupと呼ぶ)を単位として、サ ブフレーム(Sub-frame)毎に行われる。RB groupは 複数のResource Block (RB)から構成され、RBとRB  groupの対応関係は、システムパラメータと て外部入力インタフェース(IF)より設定され 。パーシステントスケジューリング(Persisten t scheduling)が適用されるPDSCHに対しても、上 RB group単位で送信帯域の割り当てが行われ 。以下、Resource groupが構成される場合につ て説明するが、Resource groupを構成せずにResou rce Blockを単位としてPDSCHの送信帯域の割当て を行うようにしてもよい。

 また、以下の説明において、ダイナミッ スケジューリングとは、動的に無線リソー の割り当てを行う第1のリソース割り当て方 法に相当する。ダイナミックスケジューリン グが適用される下りリンク共有チャネル(DL-SC H)は、該ユーザ装置に対して任意のサブフレ ムにおいて無線リソースが割り当てられ、 の場合の送信フォーマット、すなわち、周 数リソースであるリソースブロックの割り て情報や変調方式、ペイロードサイズ、Redu ndancy versionパラメータやプロセス番号等のHAR Qに関する情報や、MIMOに関する情報等は様々 値が設定される。

 一方、パーシステントスケジューリング は、データ種別、あるいは、データを送受 するアプリケーションの特徴に応じて、一 周期毎にデータの送信機会を割り当てるス ジューリング方法であり、一定周期毎に無 リソースの割り当てを行う第2のリソース割 り当て方法に相当する。すなわち、パーシス テントスケジューリングが適用される下りリ ンク共有チャネル(DL-SCH)は、該ユーザ装置に して所定のサブフレームにおいて下りリン の共有チャネルが送信され、その場合の送 フォーマット、すなわち、周波数リソース あるリソースブロックの割り当て情報や変 方式、ペイロードサイズ、Redundancy versionパ ラメータやプロセス番号等のHARQに関する情 や、MIMOに関する情報等は、所定の値が設定 れる。すなわち、予め決められたサブフレ ムにおいて共有チャネル(無線リソース)が り当てられ、予め決められた送信フォーマ トで下りリンク共有チャネル(DL-SCH)が送信さ れる。上記予め決められたサブフレームは、 例えば、一定の周期となるように設定されて もよい。また、上記予め決められた送信フォ ーマットは、一種類である必要はなく、複数 の種類が存在してもよい。

 次に、ダウンリングMACデータ送信手順に いて、図2を参照して説明する。図2は、ス ジューリング係数の計算によるスケジュー ング処理から、トランスポートフォーマッ (Transport format)及び割り当てられるRB groupを 定するDL TFR selection処理までの手順を示し ものである。

 基地局装置200において、DL MAC最大多重数N DLMAX 設定が行われる(ステップS202)。DL MAC最大多 数N DLMAX は、ダイナミックスケジューリング(Dynamic Sc heduling)が適用される下りリンク-共有チャネ (DL-SCH)の、1サブフレームにおける最大多重 であり、外部インタフェース(I/F)より指定さ れる。

 次に、基地局装置200は、ステップS206におい て、当該Sub-frameにおけるPCHおよびRACH response 数をカウントし、その数をそれぞれN PCH 、N RACHres とする。ここで、PCHおよびRACH responseの数と て、実際のPCHやRACH responseの数ではなく、PC HのためのDownlink Scheuling Informationの数および RACH responseのためのDownlink Scheduling Information 数を算出してもよい。

 次に、基地局装置200において、スケジュー ング係数の計算(Calculation for Scheduling coeffi cients)が行われる(ステップS208)。当該Sub-frame おいてダイナミックスケジューリング(Dynamic  scheduling)による無線リソースの割り当てが われるユーザ装置(UE: User Equipment)を選択す 。当該Sub-frameにおいてDynamic schedulingによる 無線リソースの割り当てが行われるUEの数をN DL-SCH と定義する。

 ステップS212では、下りリンクトランスポ ートフォーマット及びリソース選択(DL TFR se lection: Downlink Transport format and Resource select ion)が行われる。すなわち、同期信号(Synchroniz ation Signal、同期チャネルSCHとも呼ばれる)、 知チャネル(BCH)、ページングチャネル(PCH)、 ランダムアクセスチャネル応答(RACH response、 あるいは、ランダムアクセス手順におけるMes sage2)及びパーシステントスケジューリング(Pe rsistent scheduling)が適用されるDL-SCH,Dynamic sched ulingが適用されるDL-SCHに関する送信フォーマ トの決定と無線リソースの割り当てを行う

 次に、ステップS208において行われるスケ ジューリング係数の計算について、図3を参 して説明する。

 図3には、スケジューリング係数の計算に より、Dynamic schedulingによる無線リソースの り当てが行われるUEの選択を行う処理フロー を示す。基地局装置200は、LTE アクティブ(LTE  active)状態、例えばRRC(Radio Resource Control)接 状態にある全てのUEに対して以下の処理を 行する。

 n=1、N scheduling =0に設定される(ステップS302)。ここで、nはユ ーザ装置100 n のインデックスであり、n=1,・・・,N(N>0の 数)である。

 次に、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)エン ティティステータスの更新(Renewal of HARQ Enti ty Status)が行われる(ステップS304)。ここでは 当該UEの、下りリンク共有チャネルに対す 送達確認情報としてACKを受信したプロセス 解放する。また、最大再送回数に達したプ セスも解放し、プロセス内のユーザデータ 廃棄する。最大再送回数は、Priority class毎 外部入力インタフェース(IF)より設定される また、複数の論理チャネルが多重されてい MAC PDUの最大再送回数は、最も優先度の高 Priority Classの論理チャネルの最大再送回数 従うこととする。

 次に、メジャメントギャップのチェック(Mea surement Gap Check)が行われる(ステップS306)。当 該UEに関して、当該Sub-frame、すなわち、下り ンクの共有チャネルを送信するサブフレー がMeasurement gapに含まれるか否か、または、 上記下りリンクの共有チャネルに対する送達 確認情報ACK/NACKを受信するSub-frameがMeasurement  gapに含まれるか否かを判定する。当該Sub-frame がMeasurement gapに含まれるか否か、または、AC K/NACKを受信するSub-frameがMeasurement gapに含ま ると判定した場合にNGを返し、それ以外の場 合にOKを返す。Measurement gapは、UEが異周波ハ ドオーバを行うために、異なる周波数のセ の測定を行っている時間間隔であり、その 間には通信できないため、UEは、下りリン の共有チャネルを受信できない。また、UEは 、異なる周波数のセルの測定を行っている時 間間隔において、上記ACK/NACKを送信できない すなわち、基地局装置100 n はACK/NACKを受信できない。Measurement gap Check 結果がNGの場合(ステップS306:NG)、当該UEをス ジューリングの対象から除外する。

 ここで、上記異なる周波数のセルとは、E volved UTRA and UTRANのセルであってもよいし、 異なるシステムのセルであってもよい。例え ば、異なるシステムとして、GSM、WCDMA、TDD-CDM A、CDMA2000、WiMAX等が考えられる。

 次に、間欠受信(DRX)のチェックが行われる( テップS308)。当該UEがDRX
状態か否か、及び、当該UEがDRX状態である場 に、当該Sub-frameがDRX受信タイミングである 否かを判定する。DRX状態であり、かつ、DRX 信タイミングでないと判定した場合にNGを し、それ以外の場合にOKを返す。すなわち、 「DRX状態でない場合」または「DRX状態で、か つ、DRX受信タイミングである場合」にOKを返 。「DRX状態でない場合」には後述するflag DRX を0とし、「DRX状態で、かつ、DRX受信タイミ グである場合にflag DRX を1とする。ここで、DRX受信タイミングとは 間欠受信を行っている状態における、デー を受信可能なタイミングのことを指す。ま 、DRX状態であり、かつ、DRX受信タイミング ないという状態は、下りリンクの信号を受 しないスリープ状態に相当する。

 DRX Checkの結果がNGの場合(ステップS308:NG) 当該UEをスケジューリングの対象から除外 る。

 次に、上りリンクの同期状態のチェック( UL Sync Check)が行われる(ステップS310)。当該UE の上りリンクの同期状態が同期外れType  Bで あるか否かを判定する。同期外れType  Bであ ると判定した場合にNGを返し、同期外れType  Bでないと判定した場合にOKを返す。

 UL Sync Checkの結果がNGの場合(ステップS310 :NG)、当該UEをスケジューリングの対象から除 外する。尚、同期外れType  Aである場合には 、当該UEをスケジューリングの対象から除外 ない。

 eNB200はRRC_connected状態の各UE100 n に関して以下の2種類の上りリンクの同期状 の判定を行う。

 セル半径を考慮したウインドウ1(Window1)、 例えば、RACH preambleを待ち受けるWindow程度の きさ内で当該UEのSounding RSのPower判定を行う 。すなわち、当該UEのPower判定におけるメト ック(metric)が所定の閾値を超える場合にはPow er判定OKとし、超えない場合にはPower判定NGと る。尚、本判定における反映時間(OKと判定 るまでの時間、あるいは、NGと判定するま の時間)は、Sounding RSを連続受信している状 で200ms-1000msを目安とする。

 また、FFT timingとCP長により定義されるWin dow2内に、当該UEの信号が存在するか否かで判 定を行う。すなわち、Window2内に、当該UEの信 号が存在する場合にはFFT timing判定OKとし、 該UEのメインパスが存在しない場合にはFFT t iming判定NGとする。尚、本判定における反映 間(OKと判定するまでの時間、あるいは、NGと 判定するまでの時間)は、Sounding RSを連続受 している状態で1ms-200msを目安とする。

 同期外れタイプA(TypeA)とは、Power判定結果 がOKでありFFT timingがNGであるUEの同期状態を い、同期外れタイプB(TypeB)とは、Power判定結 果がNGでありFFT timingがNGであるUEの同期状態 いう。

 次に、受信したCQI(Channel Quality Indicater) チェック(Received CQI Check)が行われる(ステッ プS312)。当該UEからの、システム帯域全体に するCQIを受信しているか否かを判定する。 該Sub-frame、もしくは、当該Sub-frameより以前 Sub-frameにおいて、当該UEから送信されたシス テム帯域全体に関するCQIを受信し、かつ、シ ステム帯域全体に関するCQIのCQI信頼度判定結 果が少なくとも一度はOKである場合にOKを返 、上記以外の場合にNGを返す。ここで、上記 CQI信頼度判定とは、例えば、CQIの受信信号の SIRを算出し、上記SIRに基づいてCQIの信頼度を 判定する処理のことを指す。たとえば、上記 SIRが所定の閾値よりも小さい場合に当該CQIの 信頼度はNGであると判定し、上記SIRが所定の 値以上の場合に当該CQIの信頼度はOKである 判定する。

 Received CQI Checkの結果がNGの場合(ステッ S312:NG)、当該UEをスケジューリングの対象か 除外する。Received CQI Checkの結果がNGの場合 には、当該UEがPersistent Schedulingが適用される 論理チャネルを有する場合にも、スケジュー リングの対象から除外する。この時、当該Sub -frameにおいて、上記UEに割り当てられるパー ステントリソース(Persistent Resource)が存在す る場合には、上記Persistent Resourceを解放する ここで、Persistent Resourceとは、Persistent Sched uling用に確保されたResource blockのことを指す

 次に、パーシステントスケジューリング チェック(Persistent Scheduling Check)が行われる (ステップS314)。パーシステントスケジューリ ングとは、データ種別、あるいは、データを 送受信するアプリケーションの特徴に応じて 、一定周期毎にデータの送信機会を割り当て るスケジューリング方法である。尚、上記デ ータ種別とは例えば、Voice  Over  IPによる ータであったり、あるいは、Streamingによる ータであったりする。上記Voice  Over  IPま はStreamingが、上記アプリケーションに相当 る。

 当該UEがPersistent schedulingが適用される論 チャネルを有するか否かを判定する。当該U EがPersistent schedulingが適用される論理チャネ を有する場合には、パーシステントスケジ ーリングサブフレームチェック(Persistent sch eduling Sub-frame check)の処理(ステップS330)に進 、上記以外の場合にローカライズド(Localized )/ディストリビューティド(Distributed) checkの 理(ステップS316)に進む。ローカライズドと 、当該UEと基地局装置200の間の伝搬環境にお けるフェージング周波数が小さいため、CQIに 基づいて、比較的連続する周波数ブロック( ソースブロック)を割り当てた方が良い状態 あることを示し、ディストリビューティド は、当該UEと基地局装置200の間の伝搬環境 おけるフェージング周波数が大きいため、CQ Iの値に関係なく、比較的離散的に分散した 波数ブロック(リソースブロック)を割り当て た方が良い状態にあることを示す。

 ステップS330では、当該Sub-frameにおいて、 当該UEが有するPersistent schedulingが適用される 論理チャネルにPersistent resourceが割り当てら るか否かを判定する。Persistent resourceが割 当てられると判定した場合(ステップS330:OK) 割り当て/解放チェック(Assign/Release Check)の 理に進み(ステップS332)、Persistent resourceが割 り当てられないと判定した場合(ステップS330: NG)、Localized/Distributed Checkに進む(ステップS316 )。

 ステップS332では、当該UEが有するPersistent  schedulingが適用される論理チャネルに送信可 能なデータがあるか否かを判定する。すなわ ち、基地局装置200は、データバッファ内に、 送信可能な、前記Persistent schedulingが適用さ る論理チャネルのデータが存在するか否か 判定する。送信可能なデータがある場合(ス ップS332:Assign)、データサイズチェック(Data  Size Check)の処理に進み(ステップS334)、送信可 能なデータがない場合(ステップS332:Release)に 、パーシステントリソースの解放(Persistent  Resource Release)の処理に進む(ステップS336)。

 ステップS334では、当該UEが有するPersistent s chedulingが適用される論理チャネルの送信可能 なデータが閾値Threshold data_size 以上であるか否かを判定する。送信可能なデ ータがThreshold data_size 以上である場合(ステップS334:NG)、パーシステ ントリソース解放(Persistent Resource Release)の 理に進み(ステップS336)、送信可能なデータ Threshold data_size 未満である場合(ステップS334:OK)、パーシステ ントリソース確保(Persistent Resource Reservation) 処理に進む(ステップS338)。

 ステップS338では、当該UEが有するPersistent  schedulingが適用される論理チャネルに割り当 てられるPersistent Resourceを確保する。尚、当 Sub-frameにおいてPersistent Resourceが割り当て れるUEに関しても後述するスケジューリング 係数の計算を行い、当該Sub-frameにおいてDynami c schedulingが適用される論理チャネルのため 無線リソースが割り当てられた場合には、Pe rsistent schedulingが適用される論理チャネルとD ynamic schedulingが適用される論理チャネルを多 重してMAC PDU(DL-SCH)の送信を行う。

 ステップS336では、当該UEが有するPersistent  schedulingが適用される論理チャネルに割り当 てられる予定のPersistent Resourceを解放する。 、上記Persistent Resourceは、当該Sub-frameのみ 放されることとし、次のPersistent Resourceが割 り当てられるタイミングにおいては、改めて Assign/Release Checkの処理を行うこととする。

 ステップS316では、当該UEの下りリンクの 送タイプ(DL Transmission type)、すなわちLocaliz ed送信/Distributed送信を判定する。尚、Transmissi on typeは、DLとULとで別々に管理される。

   例えば、当該UEのシステム帯域全体に関 るCQIが閾値Threshold CQI 以上であり、かつ、当該UEのFd推定値が閾値Th reshold Fd,DL 以下である場合にLocalized送信と判定し、上記 以外の場合をDistributed送信と判定する。

 上記Fd推定値は、UEよりメジャメント レ ート(Measurement report)等のRRC messageにより報 される値を用いてもよいし、UEより送信さ るSounding用のリファレンス信号の時間相関値 に基づいて算出される値を用いてもよい。

 また、上述した例では、システム帯域全 に関するCQIの値とFd推定値の両方の値を用 て、伝送タイプを判定したが、代わりに、 ステム帯域全体に関するCQIの値のみで伝送 イプを判定してもよいし、あるいは、Fd推定 値のみで伝送タイプを判定してもよい。

 次に、バッファ状態のチェック(Buffer Stat us Check)が行われる(ステップS318)。当該UEの有 する論理チャネルに関して、当該Sub-frameにお いて送信可能なデータが存在するか否かを判 定する。すなわち、基地局装置200は、当該UE 各論理チャネルに関して、データバッファ に、送信可能なデータが存在するか否かを 定する。全ての論理チャネルに関して、送 可能なデータが存在しない場合にはNGを返 、少なくとも1つの論理チャネルに関して、 信可能なデータが存在する場合にはOKを返 。ここで、送信可能なデータとは、新規に 信可能なデータまたは再送可能なデータの とである。尚、上記論理チャネルの中に、 テップS338におけるPersistent Resourceが確保さ た論理チャネル」は含まない。すなわち、 テップS338においてPersistent Resourceが確保さ た論理チャネルのみが送信可能なデータを する場合にはNGを返す。送信可能なデータと して、MACレイヤの制御情報のみが存在する場 合には、個別制御チャネルDedicated Control Chan nel(DCCH)と同一のPriority classに属する論理チャ ネルとして扱ってもよい。Buffer Status Checkの 結果がNGの場合(ステップS318:NG)、当該UEをス ジューリングの対象から除外する。Buffer Sta tus Checkの結果がOKの場合(ステップS318:OK)、以 下の選択論理に基づいて、送信可能データが 存在する論理チャネルの中からHighest priority 論理チャネルを選択し、Scheduling Coefficient  Calculationの処理に進む(ステップS320)。尚、こ Highest priorityの論理チャネルを選択する際 は、ステップS338においてPersistent Resourceが 保された論理チャネルも選択の対象とする

 (選択論理1) 最も優先度の高い論理チャ ルをHighest priorityの論理チャネルとする。

 (選択論理2) 選択論理1を満たす複数の論 チャネルが存在する場合には、送信可能な 送データを有する論理チャネルHighest priorit yの論理チャネルとする。

 (選択論理3) 選択論理2を満たす複数の論 チャネルが存在する場合には、個別制御チ ネル(DCCH: Dedicated Control Channel)が存在する であれば、DCCHをHighest priorityの論理チャネ とし、DCCHが存在しないのであれば、上記複 数の論理チャネルの内、任意の論理チャネル をHighest priorityの論理チャネルとする。

 本判断基準を適用する場合、優先度の低 論理チャネルの再送データではなく、優先 の高い論理チャネルの新規データが、より い論理チャネルとして判定される。

 尚、上述したステップS306、S308、S310、S312 、S318における、当該UEをスケジューリングの 対象から除外する、という処理は、後述する Scheduling Coefficient Calculationの処理を行わない ことを意味し、結果として、当該サブフレー ムにおいて、当該UEに対して下りリンクの共 チャネルは送信されない。言い換えれば、 地局装置200は、上述したステップS306、S308 S310、S312、S318において、当該UEをスケジュー リングの対象から除外する、と判定されたUE 外のUEの中から、スケジューリングの処理 行い、すなわち、共有チャネルを送信するUE を選択し、そして、選択されたUEに対して下 リンクの共有チャネルを送信する。

 ステップS320では、ステップS318において Highest priorityと判定された論理チャネルに関 して、後述する評価式を用いてスケジューリ ング係数を算出する。

 テーブル1及び2に外部I/Fより設定される ラメータを示す。

 テーブル3及び4に、Sub-frame単位で、各UEの各 論理チャネルに与えられる入力パラメータを 示す。

 テーブル1及び2に示す入力パラメータに基 いて、UE #n、Highest Priorityの論理チャネル#h スケジューリング係数C n を式(1)の通り計算する。

 あるいは、上記UE #n、Highest Priorityの論理 ャネル#hのスケジューリング係数C n は、以下のように計算されてもよい。

 式(1´)は、式(1)に、「H(flag gap_control )」の項が付け加えられている。flag gap_control は,当該UE #nが、メジャーメント ギャップ  ントロール モード(Measurement gap control mode )にあるか否かを示すフラッグである。ここ 、Measurement gap control modeとは、異なる周波 のセルを行うためのMeasurement gapが適用され ているか否かを示すモードであり、Measurement gap control modeがオン(On)の場合には、所定の イミングでMeasurement gapが設定される。上記 Measurement gapは、基地局装置200より設定され 。

 一般に、Measurement gapが適用されているサブ フレームにおいては、データの送受信を行う ことができない。よって、Measurement gapが適 されていないサブフレームにおいて、優先 にデータの送受信を行うための無線リソー を、当該UE #nに割り当てる必要がある。例 ば、flag gap_control =1(Measurement gap control mode: On)にある場合に H(flag gap_control )=10とし、flag gap_control =0(Measurement gap control mode: Off)にある場合に H(flag gap_control )=1とすることにより、上述した「Measurement ga pが適用されていないサブフレームにおいて 先的にデータの送受信を行う」といった動 を実現することが可能となる。

 尚、上述したステップS306のメジャメントギ ャップのチェックにより、Measurement gap contro l mode: Onにあり、かつ、当該Sub-frameがMeasureme nt gapに含まれるか否か、または、ACK/NACKを受 信するSub-frameがMeasurement gapに含まれる場合 は、本処理(ステップS320)は行われない。言 換えれば、Measurement gap control mode: Onにあ 、かつ、本処理(ステップS320)が行われる場 には、当該サブフレームは、異なる周波数 セルを測定するモードにおける、同じ周波 (本来の周波数)の信号を送受信するタイミン グである。すなわち、「H(flag gap_control )」の項により、異なる周波数のセルを測定 るモードにおける、同じ周波数(本来の周波 )の信号を送受信するタイミングにある移動 局に対して優先的に共有チャネルを割り当て ることが可能となる。

 尚、Intra-eNB Hand Over (Intra-eNB HO)の際に 、スケジューリングに用いる測定値、算出 は、Target eNB (ハンドオーバ先のeNB)に引き ぐものとする。

 ステップS320では、平均データレート(Avera ge Data Rate)の測定が行われる。

 Average Data Rateは、式(2)を用いて求められ る。

 ただし、N n,k (1,2,・・・)は、Average Data Rateの更新回数で る。但し、N n,k =0となるSub-frameにおいては、式(3)とする。

 また、忘却係数δ n,k は、以下のように計算される。
δ n,k =min(1-1/N n,k ,δ´ PCn,k )
 Average Data Rateの更新周期は「基地局装置200 内のデータバッファに送信すべきデータが存 在したSub-frame毎」とし、r n,k の計算方法は「送信されたMAC SDUのサイズ」 する。すなわち、Average Data Rateの計算は、 Average Data Rateの更新機会のSub-frameにおいて 以下のいずれかの動作を行う。

 1.送信を行ったUEに対しては、「r n,k =送信されたMAC SDUのサイズ」でAverage Data Rat eの計算を行う。

 2.送信を行わなかったUEに対しては、「r n,k =0」でAverage Data Rateの計算を行う。

 尚、Average Data Rateは、Received CQI CheckがO K、かつ、更新機会の条件が一致した場合に 算を行う。すなわち、CQIを少なくとも一度 受信した後から計算が開始される。

 次に、スケジューリング係数の計算が行わ たUE数を示すN Scheduling を1だけ増加させ(ステップS322)、UEインデック スを示すnを1だけ増加させる(ステップS324)。

 次に、nがN Scheduling 以下であるか否か判定する(ステップS326)。n N Scheduling 以下であると判定した場合(ステップS326:YES) ステップS304に戻る。

 一方、nがN Scheduling よりも大きいと判定した場合(ステップS326:NO) 、ステップS328において、ユーザ装置の選択(U E Selection)が行われる。すなわち、当該Sub-fram eにおいてDynamic schedulingによる無線リソース 割り当てが行われるUEを選択する。

 まず、以下の式により、Dynamic schedulingによ る無線リソースの割り当てが行われるUEの数 すなわち、下りリンクの共有チャネルが送 されるUEの数N DL-SCH を算出する。ここで、N Scheduling は、Scheduling Coefficient Calculationが行われたUE 数を指す(図3を参照)。

 N DL-SCH =min(N Scheduling ,N DLMAX -N PCH -N RACHres )
 次に、Highest priorityの論理チャネルのScheduli ng priority group毎に、ステップS320において算 されたスケジューリング係数の大きい順か 、N DL-SCH 台の「Dynamic schedulingによる無線リソースの り当てが行われるUEを選択する。すなわち、 Dynamic schedulingが適用される下りリンクの共 チャネルの送信先となるUEを選択する。ここ で、Scheduling priority groupとは、スケジューリ ングにおける優先度付けがされたグループで あり、各論理チャネルに対して、属すべきSch eduling priority groupが定義される。

 以下の順序で上記「UE」を選択する。尚 当該UEが当該Sub-frameにおいて送信すべきMACレ イヤの制御情報を有する場合には、そのSchedu ling priority groupを、Highest priorityの論理チャ ルのScheduling priority groupに関係なく、「High 」とする。

 High(1 st )->High(2 nd )->...->Middle(1 st )->Middle(2 nd )->...->Low(1 st )->Low(2 nd )->...
 上述したように、ユーザ装置のインデック (UE  index)であるnに関してループ処
理を行うことにより、下りリンクの共有チャ ネルを送信することができると判断された各 ユーザ装置に対して、スケジューリング係数 を計算することが可能となる。そして、計算 されたスケジューリング係数の大きいユーザ 装置に対して、無線リソースを割り当てる、 すなわち、下りリンクの共有チャネルを送信 するという制御を行うことにより、データの 優先度や、ユーザ装置から報告される無線品 質情報、再送回数、MACレイヤの制御情報の
有無、割り当て頻度、平均の伝送速度、目標 の伝送速度を考慮して、ハンドオーバ処理を 行っているか否か、間欠受信処理の受信タイ ミングにあるか否か、RLCレイヤにおけるデー タの滞留時間、異なる周波数のセルを測定す るモードにおける受信タイミングにあるか否 かを考慮して、無線リソース(下りリンクの 有チャネル)を割り当てるユーザ装置を決定 、上記ユーザ装置に対して下りリンクの共 チャネルを送信することが可能となる。

 尚、上述した例においては、Scheduling priorit y groupは、High, Middle, Lowの3通りであったが 4通り以上のScheduling priority groupを用意して よいし、2通り以下のScheduling priority groupを 用意してもよい。
 例えば、High MAC , High DRX , High, Middle, Lowの5通りのScheduling priority gro upを用意し、優先度を、高い順から、High MAC , High DRX , High, Middle, Lowとする。そして、送信すべ MAC control blockを有するUEに対しては、そのSc heduling priority groupを、Highest priorityの論理チ ャネルのScheduling priority groupに関係なく、「 High MAC 」とし、DRX状態で,かつ,DRX受信タイミング時 UEに対しては、そのScheduling priority groupを Highest priorityの論理チャネルのScheduling priori ty groupに関係なく、「High DRX 」としてもよい。送信すべきMAC control block 有するUE、または、DRX状態で,かつ,DRX受信タ ミング時のUEに対して、より優先的に共有 ャネルを割り当てることが可能となる。例 ば、MAC control blockを有するUEとMAC control blo ckを持たないUEが存在する場合には、式(1)に けるC n の値に関係なく、MAC control blockを有するUEに 対して、優先的に共有チャネルを割り当てる ことが可能となる。
 尚、上述した例においては、優先度を、高 順から、High MAC , High DRX , High, Middle, Lowとしたが、これは一例であ 、その他の順番、例えば、High, High MAC , High DRX , Middle, Low等であってもよい。

 次に、ステップS212において行われる下り リンクTFR選択処理について、図4を参照して 明する。

 図4には、DL TFR selectionの処理フローを示 す。本処理フローにより、共通チャネル(Commo n channel)、例えば同期信号(Synchronization Signal あるいは、同期チャネルSCHとも呼ばれる)、 報知チャネル(BCH)、ページングチャネル(PCH) ランダムアクセスチャネル応答(RACH response あるいは、ランダムアクセス手順におけるMe ssage2)及びPersistent schedulingが適用されるDL-SCH Dynamic schedulingが適用されるDL-SCHに関する送 信フォーマットの決定と無線リソースの割り 当てが行われる。

 共通チャネルに対するリソースブロック 割り当て(RB allocation for Common channel)が行 れる(ステップS402)。

 当該Sub-frameにおいて同期信号が送信され 場合には、テーブル5に示すRBを同期信号に り当てる。システム帯域幅が5MHzの場合には 25個のリソースブロックにより構成され、10MH zの場合には50個のリソースブロックにより構 成され、20MHzの場合には100個のリソースブロ クにより構成される。各リソースブロック は、一端から#0で始まる識別番号が付され 。同期信号に割り当てられたRBを含むRB  gro upは、Dynamic Schedulingが適用されるDL-SCHに割り 当てられない。システム帯域幅が10MHz及び20MH zの場合には、システム帯域の中心に位置す 6個のリソースブロックを同期信号に割り当 る。すなわち、システム帯域幅が10MHzの場 には、RB#22乃至RB#27を同期信号に割り当て、 た、システム帯域幅が20MHzの場合には、RB#47 乃至RB#52を同期信号に割り当てる。システム 域幅が5MHzの場合には、図5に示すように、 ステム帯域幅の中心に位置する7個のリソー ブロックを同期信号に割り当てる。すなわ 、システム帯域幅が5MHzの場合には、RB#9乃 RB#15を同期信号に割り当てられる。

 尚、上述した同期信号に割り当てられる ソースブロックは、他のチャネルがマッピ グされないように、同期信号のために確保 れたリソースブロックを意味し、同期信号 実際にマッピングされるリソースブロック るいはサブキャリアを示すものではない。 なわち、同期信号は、上記同期信号のため 割り当てられたリソースブロックの中の所 のサブキャリアにマッピングされる。例え 、同期信号は、システム帯域の中心に位置 る72個のサブキャリアにマッピングされて 信される。この場合、同期信号がマッピン されるサブキャリア番号をkとすると、kは以 下のように記載される。

 ここで、N BW DL は、システム帯域全体のサブキャリア数であ る。この場合、システム帯域幅が5MHzの場合 は、同期信号がマッピングされるサブキャ アの集合は、下りリンクの共有チャネルが ッピングされるリソースブロックと一致し い(図5を参照)。すなわち、下りリンクの共 チャネルがマッピングされるリソースブロ クに対して、90kHz(6サブキャリア)ずれたサブ キャリアの集合で送信される。
尚、同期信号の送信電力(全てのresource element  (sub-carrier)の送信電力の和。絶対値とし、単 位をWとする)をP SCH とする。

 当該Sub-frameにおいてBCHが送信される場合に 、テーブル6に示すRBをBCHに割り当てる。シ テム帯域幅が10MHz及び20MHzの場合には、シス テム帯域の中心に位置する6個のリソースブ ックをBCHに割り当てる。すなわち、システ 帯域幅が10MHzの場合には、RB#22乃至RB#27をSCH 割り当て、また、システム帯域幅が20MHzの場 合には、RB#47乃至RB#52をSCHに割り当てる。シ テム帯域幅が5MHzの場合には、システム帯域 の中心に位置する7個のリソースブロックを BCHに割り当てる。すなわち、システム帯域幅 が5MHzの場合には、RB#9乃至RB#15をSCHに割り当 られる。

 尚、上述したBCHに割り当てられるリソー ブロックは、他のチャネルがマッピングさ ないように、BCHのために確保されたリソー ブロックを意味し、BCHが実際にマッピング れるリソースブロックあるいはサブキャリ を示すものではない。すなわち、BCHは、上 BCHのために割り当てられたリソースブロッ の中の所定のサブキャリアにマッピングさ る。例えば、BCHは、同期信号がマッピング れるサブキャリアと同じサブキャリア番号 マッピングされてもよい。この場合、シス ム帯域幅が5MHzの場合には、同期信号がマッ ピングされるサブキャリアの集合は、下りリ ンクの共有チャネルがマッピングされるリソ ースブロックと一致しない。すなわち、下り リンクの共有チャネルがマッピングされるリ ソースブロックに対して、90kHz(6サブキャリ )ずれたサブキャリアの集合で送信される。

 すなわち、基地局装置200は、システム帯 幅が5MHzである場合に、図5に示すように、 りリンクの共有チャネルがマッピングされ リソースブロックに対して、90kHz(6サブキャ ア)ずれたサブキャリアの集合で報知チャネ ルを送信する。

 また、ユーザ装置100 n は、システム帯域幅が5MHzである場合に、図5 示すように、下りリンクの共有チャネルが ッピングされるリソースブロックに対して 90kHz(6サブキャリア)ずれたサブキャリアの 合で報知チャネルを受信する。

 尚、BCHの送信電力(全てのresource element (sub- carr
ier)の送信電力の和。絶対値とし、単位をWと る)をP BCH とする。

 尚、BCHはトランスポートチャネルとして 名前であり、物理チャネルとしては、Common Control Physical Channel (CCPCH)である。

 当該Sub-frameにおいてPCHが送信される場合に 、外部インタフェース(IF)より設定されるRB groupをPCHに割り当てる。尚、PCHのデータサイ ズまたはPCHが送信されるユーザ装置の数に応 じたTFR Selectionを行うようにしてもよい。

 当該Sub-frameにおいてRACH response(ランダムア セスチャネル応答、あるいは、ランダムア セス手順におけるMessage2)が送信される場合 は、RACH response
のTFR selectionを行うためのCQI値CQI RACHres (i)と、RACH responseのサイズSize RACHres に基づいて、RACH responseに割り当てるRB数Num RB,RACHres を決定する。

 RACH responseのサイズSize RACHres は、当該RACH respons
eに多重されるUEの数と、そのRACH送信目的に り決定される。

 上記CQI値CQI RACHres (i)は、RACH プリアンブル(RACH preamble)の品質 報毎に外部インタフェース(IF)より設定され 。iは品質情報のIndexであり、RACH response内 多重されるUEの品質情報の中で、最も品質の 低い値(Indexの値が最も小さい値)を設定する

 Num RB,RACHres =DL_Table_TF_RB(Size RACHres ,CQI RACHres (i))  (i=0,1,2,3)
 そして、当該RACH responseに割り当てられるRB の数がNum RB,RACHres 以上になるまで、RB group番号が小さいRB group から順に、RB groupを当該RACH responseに割り当 る。

 次にパーシステントスケジューリングに対 るリソースブロック割り当て(RB allocation fo r Persistent Scheduling)が行われる(ステップS404) ステップS338において確保されたPersistent Res ourceを、当該Sub-frameにおいてPersistent scheduling が適用されるDL-SCHを有するUEに割り当てる。P ersistent schedulingが適用されるDL-SCHに割り当て られるRBも、RB group単位で割り当てられる。 、Persistent schedulingが適用されるDL-SCHの送信 電力(全てのresource element (sub-carrier)の送信電 力の和。絶対値とし、単位をWとする)をP persist とする。ここで、P persist は、Persistent schedulingが適用されるDL-SCHを有 るUEが2台以上存在する場合には、全UEのPersis tent schedulingが適用されるDL-SCHの送信電力の 計値とする。

 次に、物理下り共有チャネルのリソースブ ック数の計算(Calculation for Number of RBs for PDSCH)が行われる(ステップS406)。基地局装置20 0の最大送信電力(以下、P max と記載する。単位をWとする)、同期信号の送 電力P SCH 、BCHの送信電力P BCH 、PCHの送信電力P PCH 、RACH responseの送信電力P RACHres ,Persistent schedulingが適用されるDL-SCHの送信電 P persist 、Dynamic schedulingが適用されるDL-SCHの1RBあた の送信電力P dynamic (RB) に基づき、以下の式を用いてPDSCHに割り当て 能なRB数N dynamic (RB) を算出する。ここで、N system (RB) はシステム帯域全体のRB数であり、N BCH 、N SCH 、N PCH 、N RACHres 、N persist は、それぞれ、当該Sub-frameにおいてBCH、同期 信号、PCH、RACH response、Persistent schedulingが適 用されるDL-SCHに割り当てられるRBの数である

 N dynamic (RB) <N system (RB) -N common -N persist である場合には、当該Sub-frameにおいて、BCH、 PCH、RACH response、Persistent schedulingが適用され るDL-SCHに割り当てられたRB group以外のRB group の内の一部のRB groupの送信を禁止することに より、基地局装置200の総送信電力を最大送信 電力以下となるように制御する。(N system (RB) -N common -N persist -N dynamic (RB) )個以上のRBの送信が禁止されるまで、以下の 処理、すなわちRB数が最も小さいRB groupの送 を禁止し、RB数が最も小さいRB groupが2つ以 存在する場合、RB group番号が小さいRB group らRB groupの送信を禁止する処理を繰り返す とにより、送信を禁止するRB groupを決定す 。

 k=1とする(ステップS408)。

 次に、リソースブロックが残っているか かのチェック(RB Remaining Check)が行われる( テップS410)。

 ステップS410では、Dynamic schedulingが適用 れるDL-SCHに割り当て可能なRB groupが存在す か否かを判定する。割り当て可能なRB group 存在する場合にはOKを返し、割り当て可能な RB groupが存在しない場合にはNGを返す。RB Rem aining CheckがNGの場合(ステップS410:NG)、DL TFR  Selectionの処理を終了する。

 尚、上記「Dynamic schedulingが適用されるDL-SCH に割り当て可能なRB group」とは、BCH、PCH、RAC H response、Persistent schedulingが適用されるDL-SCH 、すでにTFR Selectionが行われたDynamic scheduling が適用されるDL-SCHに割り当てられRB group以外 のRB groupのことである。また、上記「Dynamic  schedulingが適用されるDL-SCHに割り当て可能なRB  group」に含まれるRBの総数をN remain (RB) とする。

 尚、上述した例においては、「Dynamic sche dulingが適用されるDL-SCHに割り当て可能なRB gr oup」を、BCH、PCH、RACH response、Persistent schedul ingが適用されるDL-SCH、すでにTFR Selectionが行 れたDynamic schedulingが適用されるDL-SCHに割り 当てられRB group以外のRB group、としたが、代 わりに、同期信号、BCH、PCH、RACH response、Pers istent schedulingが適用されるDL-SCH、すでにTFR S electionが行われたDynamic schedulingが適用される DL-SCHに割り当てられRB group以外のRB groupとし てもよい。

 一方、RB Remaining CheckがOKの場合(ステッ S410:OK)、ステップS412に進む。

 次に、下りリンクTFR選択(DL TFR Selection) 行われる(ステップS412)。

 上述したステップS210において決定された 「Dynamic schedulingによる無線リソースの割り てが行われるUE(PCH, RACH responseを含まない) のTransport formatの決定、RB groupの割り当てを 行う。

 DL TFR Selectionでは、CQI調節(CQI adjustment)が われる。TFR Selectionに用いられるCQIには、以 下に示す、周波数
方向の読み替え処理、アウターループ(Outer-lo op)的なオフセット調節処理、Highest priorityの 理チャネルの優先度に基づくオフセット処 が適用される。

 周波数方向の読み替え処理について説明 る。

 UEより報告されるCQIのRB groupの定義と、DL  TFR  SelectionにおけるRB groupの定義が異なる 合には、UEより報告されるRB group毎のCQI(以 、CQI received (j)と記載する。jはRB group番号を示す)を、DL   TFR  SelectionにおけるRB group毎のCQI(以下、CQ I calibrated (i)と記載する。iはRB  group番号を示す)に読 替える。尚、CQIの報告方法としてBest-M indivi dual方法を適用している場合に、報告されたCQ Iが存在しないRB groupのCQIはシステム帯域幅 体のCQIと同一とする。Best-M individual方法と 、例えば、システム帯域を4リソースブロッ 毎に分割し、上記4リソースブロックからな るリソースブロックの集合に関してCQIを算出 し、かつ、上記CQIの内、最も品質の良いM個 CQIを、ユーザ装置が基地局装置に報告する 法である。

 尚、以下では、システム帯域全体に関す CQIを表現する際には、引数を「all」として 載する。

 例えば、DL  TFR  SelectionにおけるRB group#   i内に、UEより報告されるCQIのRB group#aのRBが N a 個と、UEより報告されるCQIのRB group#bのRBがN b 個とが存在する場合には、上記DL  TFR  Selec tionにおけるRB group#  iのCQIは以下のように 出される。

 Outer-loop的なオフセット調節処理(CQI offset a djustment)について説明する。

 CQI_offset i は、Highest priorityの論理チャネルのpriority cla ssがX i,adjust であるDL-SCHの送達確認情報(CRC check結果)に基 づいて、式(4)に示すようにOuter-loop的に調節 れる。Highest priorityの論理チャネルのPriority classがX i,adjust と異なる場合には、Outer-loop的なオフセット 調節(式(4)の処理)は行われない。

 CQI_offset i は、UE毎に調節される。また、CQI offset adjust ment処理の対象となるPriority class X i,adjust は、外部入力インタフェース(IF)よりUE毎に設 定される。

 δ adj (PC) 、BLER target (PC) は外部入力インタフェース(IF)より設定可能 するようにしてもよい。但し、CQI_offset i の最大値をCQI_offset PC (max) 、最小値をCQI_offset PC (min) とする。上記CQI_offset i の最大値CQI_offset PC (max) 、最小値CQI_offset PC (min) は、外部入力インタフェース(IF)より設定さ る。CQI_offset i が最大値あるいは最小値に張り付いた場合に は、式(4)の計算は行わない。

 そして、上記CQI_offset i が、電力オフセットとして、各RB groupのCQI値 及びシステム帯域全体に関するCQIの値に加算 される。式(5)の処理は、「当該Sub-frameにおい て、Highest priorityの論理チャネルのPriority cla ssがX i,adjust であるか否か」に依らず、DL TFR Selectionを行 う全てのSub-frameにおいて行われる。
CQI adjusted (i)=CQI adjusted (i)+CQI_offset i     (5)
 優先度に基づくオフセット処理について説 する。

 Highest priorityの論理チャネルの優先度に基 くオフセットδ PC により、各RB groupのCQI値及びシステム帯域全 体に関するCQI値が調整される。δ PC は例えば外部入力インタフェース(IF)より設 される。添え字のPCはPriority classを示す。

 CQI adjust (i)=CQI adjust (i)-δ PC
 次に、リソースブロックグループ割り当て( RB group allocation)について説明する。以下の 理を行うことにより、k番目の「Dynamic schedul ingによる無線リソースの割り当てが行われる UE(PCH、RACH responseを含まない)」に対して対し てRB groupの割り当てを行う。尚、DL_TF_Related_t ableのイメージを図6に示す。図6には、一例と してCQIが1である場合について示す。
<処理>
 N remain (RB) :残りのリソースブロック数(Number of Remaining RBs)
 N capability :UE  categoryにより決定される最大RB数
 N max,bit :UE  categoryより決定される最大データサイズ (Payload
 size)
 N remain (UE) =N DL-SCH -k+1

 下りリンクの送信タイプがディストリビュ ティドである場合、当該UEに割り当てられ RBの数がN allocated (RB) 以上になるまで、システム帯域内において離 散的に分散する周波数リソースが割り当てら れるように、RB groupを選択する。例えば、RB group番号の小さいRB groupから順にRB groupを割 り当てた場合、システム帯域内において離散 的に分散する周波数リソースが割り当てられ るようにRB groupを定義しておき、RB group番号 が小さいRB groupから順に、RB groupを当該UEに り当ててもよい。

 下りリンクの送信タイプがディストリビュ ティドでない場合(すなわち、ローカライズ ドである場合)、当該UEに割り当てられるRBの がN allocated (RB) 以上になるまで、CQI adjusted の値が大きいRB groupから順にRB groupを当該UE 割り当てる。

 上記処理において「当該UEに割り当てら る」と判定されたRB groupを以下ではTemporary  RB groupと呼ぶ。

 当該UEが「上述したステップS338においてP ersistent Resourceが確保された論理チャネル」 有する場合には、Temporary RB groupに、上記Per sistent Resourceを追加する。

 Highest priorityの論理チャネルが再送可能 データ有する場合、上記再送可能なデータ(M AC PDU)の内、Highest priorityの論理チャネルの RLC SDUのバッファ滞留時間」が最大のRLC SDU 含むデータ(MAC PDU)を送信する。ここで、RLC  SDUのバッファ滞留時間の定義は、上述した ーブル1の項番5におけるRLC SDUバッファ滞留 時間と同一である。上記データの送信に使用 されるRB groupは、Temporary RB groupと同一とす 。変調方式は、初回送信と同一とする。

 Highest priorityの論理チャネルが再送可能な ータを有さない場合、CQI TFR を以下のように算出する。

 下りリンク送信タイプがディストリビュー ィドである場合、CQI TFR =CQI adjusted (all)とし、下りリンク送信タイプがディスト ビュートでない場合(すなわち、ローカライ ズドである場合)、CQI TFR =CQI adjusted (i)をTemporary RB groupの帯域で真値平均した値( 但し、RB group毎のRB数の割合を考慮して平均 ること)とする。

 Temporary RB group内のRB数(RB_available)とCQI TFR を引数としてTF_related_tableを参照することに り、下りリンクの共有チャネルのデータサ ズ (Sizeと記載する)と、変調方式(Modulationと 載する)を決定する。

 ここで、Size>N max,bit である場合には、Size≦N max,bit となるまで、CQI TFR の値を1ずつ小さくする(DL_TF_related_tableの、よ り小さいCQIのTableを参照する。この時、RB_avai lableの値は変えない)。Sizeが確定した値に、Mo dulationの値をDL_TF_related_tableの対応する値に変 更する。

 そして、以下の手順により、上記Sizeを有 するMAC PDUに、MACレイヤの制御情報及びデー バッファ内の全論理チャネルのデータを多 する。ここで、上記データバッファとは、 えば、RLC bufferである。

 RLC buffer内に十分データがある場合につ て説明する。

 (手順1) まず、MACレイヤの制御情報が存 する場合には、最優先で上記MACレイヤの制 情報を多重する。

 (手順2) 次に、優先度の高い論理チャネ から順に、RLC buffer内のデータを切り出して 多重する。同一の優先度の論理チャネルが2 以上存在する場合には、DCCHが存在するので ればDCCHを最優先とし、DCCHが存在しないの あれば、任意の論理チャネルから順に、RLC  buffer内のデータを切り出して多重する。ここ で、上記任意の論理チャネルを選択する方法 として、ラウンドロビンを用いてもよい。

 RLC buffer内に十分データがない場合につ て説明する。

 MAC control block及び全論理チャネルRLC buffer のデータの合計サイズSize all とCQI TFR を引数としてTF_related_tableを参照することに り、割り当てるRB数NUM RB を再計算する。

 下りリンク送信タイプがディストリビュー ィドである場合、送信に用いるRB group内のR B数がNUM RB 未満とならない範囲内で、以下の処理、すな わちRB数が最も小さいRB groupを削除し、RB数 最も小さいRB groupが2つ以上存在する場合、R B group番号が小さいRB groupからRB groupを削除 る処理を繰り返すことにより、Temporary RB g roup  内のRB groupを削除する(削除されたRB gr oupはk+1番目以降のUEの無線リソースとして使 される)。上記処理を行った後の、Temporary R B group内のRB数を、Num RB,F とする。

 下りリンク送信タイプがディストリビュー でない場合、送信に用いるRB group内のRB数 NUM RB 未満とならない範囲内で、CQI adjusted の値が小さいRB groupから順にRB groupを削除す る。CQI adjusted が最も小さいRB groupが2つ以上存在する場合 RB数が小さいRB groupからRB groupを削除し、CQI adjusted が最も小さく、かつ、RB数が最も小さいRB gro upが2つ以上存在する場合、RB group番号が大き いRB groupからRB groupを削除する処理を繰り返 すことにより、Temporary RB group  内のRB group を削除してもよい。

 上記の処理において削除されたRB groupはk+1 目以降のUEの無線リソースとして使用され 。上記処理を行った後の、Temporary RB group内 のRB数をNum RB,F とする。

 ステップS414におけるRV Selection (Redundancy Ve rsion Selection)について説明する。

 各再送回数(初回送信を0とする値)におけ RV parameterは、外部インタフェース(IF)によ 設定される。eNBは、RSNの値に基づいてRV para meterを決定する。尚、RSNは、当該MAC PDUの推 受信回数に基づいて設定される。すなわち ULにおいて受信する、下りリンクの共有チャ ネルに対する送達確認情報であるHARQ-ACK for  DL-SCHのNACKの数に基づいて設定される(上記HARQ -ACK for DL-SCHのACK/NACK/DTX判定結果がDTXの場合 は、RSNの値をインクリメントしない)。

 ステップS416において、kの値をインクリメ トし、ステップS418において、kの値が、N DL-SCH 以下であるか否かを判定する。kの値がN DL-SCH 以下である場合(ステップS418の処理:YES)、ス ップS410の前に戻る。一方、kの値がN DL-SCH 以下でない場合(ステップS418の処理:NO)、処理 を終了する。

 次に、本実施例に係る基地局装置200につ て、図7を参照して説明する。

 本実施例に係る基地局装置200は、PCH、RACH 応答判定部204と、選択手段としてのスケジュ ーリング係数計算部206と、割り当て手段とし てのトランスポートフォーマット・リソース ブロック選択部210と、レイヤー1処理部212と 備える。

 PCH、RACH応答判定部204は、上述したステッ プS206の処理を行う。具体的には、PCH、RACH応 判定部204は、当該Sub-frameにおけるPCHおよびR ACH responseの数をカウントし、その結果をス ジューリング係数計算部206に入力する。

 スケジューリング係数計算部206は、上述し ステップS208の処理を行う。具体的には、ス ケジューリング係数計算部206は、当該Sub-frame においてダイナミックスケジューリングによ る無線リソースの割り当てが行われるユーザ 装置を選択し、ダイナミックスケジューリン グによる無線リソースの割り当てが行われる UEの数N DL-SCH をトランスポートフォーマット・リソースブ ロック選択部210に入力する。

 トランスポートフォーマット・リソース ロック選択部210は、上述したステップS212及 びステップS214の処理を行う。具体的には、 ランスポートフォーマット・リソースブロ ク選択部210は、下りリンクトランスポート ォーマット及びリソース選択を行う。トラ スポートフォーマット・リソースブロック 択部210は、共通チャネル(Common channel)、例え ば同期チャネル(SCH)、報知チャネル(BCH)、ペ ジングチャネル(PCH)、ランダムアクセスチャ ネル応答(RACH response)及びパーシステントス ジューリング(Persistent scheduling)が適用され DL-SCH,Dynamic schedulingが適用されるDL-SCHに関す る送信フォーマットの決定と無線リソースの 割り当てを行う。

 レイヤー1処理部212は、レイヤー1に関す 処理を行う。

 次に、本実施例に係るユーザ装置100 n について、図8を参照して説明する。

 同図において、ユーザ装置100 n は、送受信アンテナ102と、アンプ部104と、送 受信部106と、ベースバンド信号処理部108と、 アプリケーション部110とを具備する。

 下りリンクのデータについては、送受信 ンテナ102で受信された無線周波数信号がア プ部104で増幅され、送受信部106で周波数変 されてベースバンド信号に変換される。こ ベースバンド信号は、ベースバンド信号処 部108でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御 受信処理等がなされる。上記下りリンクの ータの内、下りリンクのユーザデータは、 プリケーション部110に転送される。アプリ ーション部110は、物理レイヤやMACレイヤよ 上位のレイヤに関する処理等を行う。

 ここで、ベースバンド信号処理部108は、 ステム帯域幅が5MHzである場合に、図5で示 れる報知チャネルを受信する機能を有して てもよい。すなわち、下りリンクの共有チ ネルがマッピングされるリソースブロック 対して、90kHz(6サブキャリア)ずれたサブキャ リアの集合にマッピングされた報知チャネル BCH(物理チャネルとしてはCCPCH)を受信する機 を有していてもよい。

 一方、上りリンクのユーザデータについ は、アプリケーション部110からベースバン 信号処理部108に入力される。ベースバンド 号処理部108では、再送制御(H-ARQ (Hybrid ARQ)) の送信処理や、チャネル符号化、IFFT処理等 行われて送受信部106に転送される。送受信 106では、ベースバンド信号処理部108から出 されたベースバンド信号を無線周波数帯に 換する周波数変換処理が施され、その後、 ンプ部104で増幅されて送受信アンテナ102よ 送信される。

 本発明の実施例に係る基地局装置が適用 れる無線通信システムは、図1を参照して説 明した無線通信システムと同様である。

 上述した実施例と同様に、無線通信システ 1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:Long  Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシス テムであり、基地局装置(eNB: eNode B)200と複 のユーザ装置(UE: User Equipment、あるいは、 動局とも呼ばれる)100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n 、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200 、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装 300と接続され、アクセスゲートウェイ装置3 00は、コアネットワーク400と接続される。こ で、ユーザ装置100 n はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA a nd UTRANにより通信を行う。

 以下、ユーザ装置100 n (100 1 、100 2 、100 3 、・・・100 n )については、同一の構成、機能、状態を有 るので、以下では特段の断りがない限りユ ザ装置100 n として説明を進める。

 無線通信システム1000は、無線アクセス方 式として、下りリンクについてはOFDM(直交周 数分割多元接続)、上りリンクについてはSC- FDMA(シングルキャリア-周波数分割多元接続) 適用される。上述したように、OFDMは、周波 帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア )に分割し、各周波数帯上にデータを載せて 送を行う方式である。SC-FDMAは、周波数帯域 分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域 用いて伝送することで、端末間の干渉を低 することができる伝送方式である。

 ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信 チャネルについて説明する。

 下りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有して使用される物理下りリンク共有チ ャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、 物理下りリンク制御チャネル(PDCCH: Physical Do wnlink Control Channel)とが用いられる。下りリ クでは、物理下りリンク制御チャネルによ 、下りリンクの共有チャネルに関するユー の情報やトランスポートフォーマットの情 、上りリンクの共有チャネルに関するユー の情報やトランスポートフォーマットの情 、上りリンクの共有チャネルの送達確認情 などが通知される。または、物理下りリン 共有チャネルによりユーザデータが伝送さ る。上記ユーザデータは、トランスポート ャネルとしては、下りリンク共有チャネルDo nwlink-Share Channel (DL-SCH)である。

 上りリンクについては、各ユーザ装置100 n で共有して使用される物理上りリンク共有チ ャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、LTE の制御チャネルとが用いられる。尚、LTE用 制御チャネルには、物理上りリンク共有チ ネルと時間多重されるチャネルと、周波数 重されるチャネルの2種類がある。物理上り リンク共有チャネルと周波数多重される制御 チャネルは、物理上りリンク制御チャネル(PU CCH:Physical Uplink Control Channel)と呼ばれる。

 上りリンクでは、LTE用の制御チャネルに り、下りリンクにおける共有チャネルのス ジューリング、適応変復調・符号化(AMC: Ada ptive Modulation and Coding)に用いるための下り ンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)及 び下りリンクの共有チャネルの送達確認情報 (HARQ ACK information)が伝送される。また、物理 上りリンク共有チャネルによりユーザデータ が伝送される。上記ユーザデータは、トラン スポートチャネルとしては、上りリンク共有 チャネルUplink-Shared Channel(UL-SCH)である。

 次に、本実施例に係る基地局装置におい 実行される通信制御方法としての下りリン MAC(DL MAC)データ送信手順について説明する

 本実施例において、論理チャネルは、例 ば無線ベアラ(Radio bearer)に対応する。また プライオリティクラス(Priority class)は、例 ば優先度または論理チャネル優先度(Logical C hannel Priority)に対応する。

 物理下りリンク共有チャネル(PDSCH: Physica l Downlink Shared Channel)の送信帯域の割当て単 について説明する。PDSCHの送信帯域の割当 は、例えばシステムパラメータとして定義 れるリソースブロックグループ(Resource block group)(以下、RB groupと呼ぶ)を単位として、サ ブフレーム(Sub-frame)毎に行われる。RB groupは 複数のResource Block (RB)から構成され、RBとRB  groupの対応関係は、システムパラメータと て外部入力インタフェース(IF)より設定され 。尚、上記RBとRB groupの関係は、システム ラメータであるため、装置内部の固定のパ メータであってもよい。パーシステントス ジューリング(Persistent scheduling)が適用され PDSCHに対しても、上記RB group単位で送信帯域 の割り当てが行われてもよい。以下、Resource groupが構成される場合について説明するが、 Resource groupを構成せずにResource Blockを単位と してPDSCHの送信帯域の割当てを行うようにし もよい。

 また、以下の説明において、ダイナミッ スケジューリングとは、動的に無線リソー の割り当てを行う第1のリソース割り当て方 法に相当する。ダイナミックスケジューリン グが適用される下りリンク共有チャネル(DL-SC H)は、該ユーザ装置に対して任意のサブフレ ムにおいて無線リソースが割り当てられ、 の場合の送信フォーマット、すなわち、周 数リソースであるリソースブロックの割り て情報や変調方式、ペイロードサイズ、Redu ndancy versionパラメータやプロセス番号等のHAR Qに関する情報や、MIMOに関する情報等は様々 値が設定される。前記送信フォーマット、 なわち、周波数リソースであるリソースブ ックの割り当て情報や変調方式、ペイロー サイズ、Redundancy versionパラメータやプロセ ス番号等のHARQに関する情報や、MIMOに関する 報等は、下りリンクの制御チャネルPDCCHに ッピングされるDL Scheduling InformationによりUE に対して通知される。

 一方、パーシステントスケジューリング は、データ種別、あるいは、データを送受 するアプリケーションの特徴に応じて、一 周期毎にデータの送信機会を割り当てるス ジューリング方法であり、一定周期毎に無 リソースの割り当てを行う第2のリソース割 り当て方法に相当する。すなわち、パーシス テントスケジューリングが適用される下りリ ンク共有チャネル(DL-SCH)は、該ユーザ装置に して所定のサブフレームにおいて下りリン の共有チャネルが送信され、その場合の送 フォーマット、すなわち、周波数リソース あるリソースブロックの割り当て情報や変 方式、ペイロードサイズ、Redundancy versionパ ラメータやプロセス番号等のHARQに関する情 や、MIMOに関する情報等は、所定の値が設定 れる。すなわち、予め決められたサブフレ ムにおいて共有チャネル(無線リソース)が り当てられ、予め決められた送信フォーマ トで下りリンク共有チャネル(DL-SCH)が送信さ れる。上記予め決められたサブフレームは、 例えば、一定の周期となるように設定されて もよい。また、上記予め決められた送信フォ ーマットは、一種類である必要はなく、複数 の種類が存在してもよい。

 次に、ダウンリングMACデータ送信手順に いて、図9を参照して説明する。図9は、ス ジューリング係数の計算によるスケジュー ング処理から、トランスポートフォーマッ (Transport format)及び割り当てられるRB groupを 定するDL TFR selection処理までの手順を示し ものである。

 基地局装置200において、DL MAC最大多重数N DLMAX 設定が行われる(ステップS902)。DL MAC最大多 数N DLMAX は、ダイナミックスケジューリング(Dynamic Sc heduling)が適用される下りリンク-共有チャネ (DL-SCH)の、1サブフレームにおける最大多重 であり、外部インタフェース(I/F)より指定さ れる。尚、上記DL MAC最大多重数N DLMAX は、1サブフレームにおいて送信されるDownlink  Scheduling Informationの最大数であってもよい

 次に、基地局装置200は、ステップS904におい て、当該Sub-frameにおけるMCHの数をカウントし 、その数をN MCH とする。ここで、MCHの数として、実際のMCHの 数ではなく、MCHのためのDownlink Scheduling Infor mationの数を算出してもよい。

 次に、基地局装置200は、ステップS906におい て、当該Sub-frameにおけるPCHおよびRACH response よびD-BCHおよびRACH message 4の数をカウント 、その数をそれぞれN PCH 、N RACHres 、N D―BCH 、N RACHm4 とする。ここで、PCHおよびRACH responseおよびD -BCHおよびMCHおよびRACH message 4の数として、 際のPCHやRACH responseやD-BCHやRACH message 4の ではなく、PCHのためのDownlink Scheuling Informat ionの数およびRACH responseのためのDownlink Schedu ling Informationの数およびD-BCHのためのDownlink S cheduling Informationの数及びRACH message 4のため Downlink Scheduling Informationの数を算出しても い。なお、本処理において、PCH、RACH respons e、D-BCH、RACH message 4のチャネルに関して、 の数をカウントしたが、上記チャネルの内 一部に関してのみカウントを行ってもよい 、あるいは、上記チャネル以外の共通チャ ルに関しても同様にカウントを行ってもよ 。

 次に、基地局装置200において、スケジュー ング係数の計算(Calculation for Scheduling coeffi cients)が行われる(ステップS908)。当該Sub-frame おいてダイナミックスケジューリング(Dynamic  scheduling)による無線リソースの割り当てが われるユーザ装置(UE: User Equipment)を選択す 。当該Sub-frameにおいてDynamic schedulingによる 無線リソースの割り当てが行われるUEの数をN DL-SCH と定義する。 
 ステップS912では、下りリンクトランスポー トフォーマット及びリソース選択(DL TFR selec tion: Downlink Transport format and Resource selection )が行われる。すなわち、同期信号(Synchronizati on Signal、同期チャネルSCHとも呼ばれる)、プ イマリ報知チャネル(P-BCH)、ダイナミック報 知チャネル(D-BCH)、ページングチャネル(PCH)、 ランダムアクセスチャネル応答(RACH response、 あるいは、ランダムアクセス手順におけるMes sage2)、RACH Message 4、MCH及びパーシステント ケジューリング(Persistent scheduling)が適用さ るDL-SCH,Dynamic schedulingが適用されるDL-SCHに関 する送信フォーマットの決定と無線リソース の割り当てを行う。

 次に、ステップS908において行われるスケ ジューリング係数の計算について、図10を参 して説明する。

 図10には、スケジューリング係数の計算 より、Dynamic schedulingによる無線リソースの り当てが行われるUEの選択を行う処理フロ を示す。基地局装置200は、LTE アクティブ(LT E active)状態、例えばRRC(Radio Resource Control)接 続状態にある全てのUEに対して以下の処理を 行する。

 n=1、N scheduling =0に設定される(ステップS1002)。ここで、nは ーザ装置100 n のインデックスであり、n=1,・・・,N(N>0の 数)である。

 次に、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)エン ティティステータスの更新(Renewal of HARQ Enti ty Status)が行われる(ステップS1004)。ここでは 、当該UEの、下りリンク共有チャネルに対す 送達確認情報としてACKを受信したプロセス 解放する。また、最大再送回数に達したプ セスも解放し、プロセス内のユーザデータ 廃棄する。最大再送回数は、Priority class毎 外部入力インタフェース(IF)より設定される 。また、複数の論理チャネルが多重されてい るMAC PDUの最大再送回数は、最も優先度の高 Priority Classの論理チャネルの最大再送回数 従うこととする。

 次に、メジャメントギャップのチェック(Mea surement Gap Check)が行われる(ステップS1006)。 該UEに関して、当該Sub-frame、すなわち、下り リンクの共有チャネルを送信するサブフレー ムがMeasurement gapに含まれるか否か、または 上記下りリンクの共有チャネルに対する送 確認情報ACK/NACKを受信するSub-frameがMeasurement gapに含まれるか否かを判定する。当該Sub-fram eがMeasurement gapに含まれるか否か、または、A CK/NACKを受信するSub-frameがMeasurement gapに含ま ると判定した場合にNGを返し、それ以外の 合にOKを返す。Measurement gapは、UEが異周波ハ ンドオーバを行うために、異なる周波数のセ ルの測定を行っている時間間隔であり、その 時間には通信できないため、UEは、下りリン の共有チャネルを受信できない。また、UE 、異なる周波数のセルの測定を行っている 間間隔において、上記ACK/NACKを送信できない 、すなわち、基地局装置100 n はACK/NACKを受信できない。Measurement gap Check 結果がNGの場合(ステップS1006:NG)、当該UEをス ケジューリングの対象から除外する。

 ここで、上記異なる周波数のセルとは、E volved UTRA and UTRANのセルであってもよいし、 異なるシステムのセルであってもよい。例え ば、異なるシステムとして、GSM、WCDMA、TDD-CDM A、CDMA2000、WiMAX等が考えられる。

 Measurement gap Checkの結果がOKの場合(ステ プS1006:OK)、Half Duplex Checkが行われる(ステッ プS1007)。尚、Half Duplexとは、上りリンクの送 信と、下りリンクの受信を同時に行わない通 信方式のことを指す。すなわち、Half Duplexに おいては、UEは、上りリンクの送信と下りリ クの受信とを別々のタイミングにおいて行 。

 Half Duplex Checkにおいては、当該UEがHalf D uplexにより通信を行うUEである場合に、当該UE に関して、以下の6つの判定:当該Sub-frame、す わち、下りリンクの共有チャネルを送信す サブフレームが、当該UEが上りリンクの共 チャネルを送信するSub-frameと重なるか否か 該Sub-frame、すなわち、下りリンクの共有チ ネルを送信するサブフレームが、当該UEが上 りリンクにおいてCQI(下りリンクの無線品質 報)またはSounding Reference Signal(サウンディン グ用のリファレンス信号)またはScheduling Reque st(スケジューリング要求信号)またはランダ アクセスチャネル(RACH Preamble)を送信するサ フレームと重なるか否か当該Sub-frame、すな ち、下りリンクの共有チャネルを送信する ブフレームが、当該UEが上りリンクにおい 下りリンクの共有チャネルに対する送達確 情報(ACK/NACK)を送信するサブフレームと重な か否か当該Sub-frameにおいて下りリンクの共 チャネルを送信した場合に、UEにより上り ンクにおいて前記下りリンクの共有チャネ に対する送達確認情報が送信されるサブフ ームが、下りリンクの共通チャネル(SCH(同期 信号)/P-BCH(プライマリ報知チャネル)/D-BCH(ダ ナミック報知チャネル)/MBMSチャネル)が送信 れるサブフレームと重なるか否か当該Sub-fra meにおいて、下りリンクの共有チャネルを送 した場合に、UEにより上りリンクにおいて 記下りリンクの共有チャネルに対する送達 認情報が送信されるサブフレームが、以前 UEより送信された上りリンクの共有チャネル に対する送達確認情報が送信されるサブフレ ームと重なるか否か当該Sub-frameにおいて、下 りリンクの共有チャネルを送信した場合に、 UEにより上りリンクにおいて前記下りリンク 共有チャネルに対する送達確認情報が送信 れるサブフレームが、上りリンクまたは下 リンクのPersistent Schedulingのための制御情報 (UL Scheduling Grant及びDL Scheduling Information)が 信されるサブフレームと重なるか否かを行 、いずれか1つの判定において真である場合 にNGを返し、それ以外の場合にOKを返しても い。尚、上述した判定における上りリンク び下りリンクのチャネルは、その全てが考 されてもよいし、その一部が考慮されても い。Half Duplex Checkの結果がNGの場合(ステッ S1007:NG)、当該UEをスケジューリングの対象 ら除外する。

 Half DuplexのUEは、上りリンクの送信を行 際に、下りリンクの受信を行うことができ い。よって、本処理により、当該サブフレ ムにおいて、上りリンクの送信を行うか否 を判定し、上りリンクの送信を行う際に、 りリンクの送信を行わないという処理を行 ことにより、Half DuplexのUEが、上りリンクの 送信を行う際に、下りリンクの信号を受信で きないという問題を回避することが可能とな る。

 上述した6つの判定において、UEにおけるD L受信とUL送信との間の切り替え時間を考慮し て、上述した判定が行われてもよい。すなわ ち、UEにおける下りリンクの共有チャネルに する送達確認情報の送信タイミング、また 、基地局装置における下りリンクの共有チ ネルの送信タイミングが、切り替え時間に なる場合には、当該Half Duplex Check結果をNG 判定してもよい。

 上述した例においては、Half Duplex Checkは 、Half Duplexにより通信を行うUEに対して行わ ているが、上述した処理は、Half Duplexによ 通信を行うUEに対してだけでなく、Full Duple xにより通信を行うUEに対して適用されてもよ い。Full Duplexにより通信を行う全てのUEに対 て、上記Half Duplex Checkが適用されてもよい 。あるいは、当該UEと基地局装置200との間の スロスが所定の閾値を超えている、Full Dupl exにより通信を行うUEに関して、上述したHalf Duplex Checkが行われ、当該UEと基地局装置200 の間のパスロスが所定の閾値を超えていな 、Full Duplexにより通信を行うUEに関しては、 上述したHalf Duplex Checkが行われないという 理が行われてもよい。この場合、UEにおいて 上りリンクの送信と下りリンクの受信が同時 に行われないため、後述する、「UE内におけ 上りリンクの送信信号が、下りリンクの受 信号への干渉信号となり、結果として、下 リンクの受信信号の品質が劣化する」とい 問題を解決することが可能となる。尚、「U E内における上りリンクの送信信号が、下り ンクの受信信号への干渉信号となり、結果 して、下りリンクの受信信号の品質が劣化 る」という問題の影響が大きいセル、また 、周波数帯域において、Full Duplexにより通 を行うUEに対しても、上述したHalf Duplex Chec kが行い、それ以外のセル、または、周波数 域においては、Full Duplexにより通信を行うUE に対しては、上述したHalf Duplex Checkが行わ いという処理を行ってもよい。

 Half Duplex Checkの結果がOKの場合(ステップS10 07:OK)、間欠受信(DRX)のチェックが行われる(ス テップS1008)。当該UEがDRX状態か否か、及び、 該UEがDRX状態である場合に、当該Sub-frameがDR X受信タイミングであるか否かを判定する。DR X状態であり、かつ、DRX受信タイミングでな と判定した場合にNGを返し、それ以外の場合 にOKを返す。すなわち、「DRX状態でない場合 または「DRX状態で、かつ、DRX受信タイミン である場合」にOKを返す。「DRX状態でない 合」には後述するflag DRX を0とし、「DRX状態で、かつ、DRX受信タイミ グである場合にflag DRX を1とする。ここで、DRX受信タイミングとは 間欠受信を行っている状態における、デー を受信可能なタイミングのことを指す。DRX 信タイミングは、On-durationとも呼ばれる。ま た、DRX状態であり、かつ、DRX受信タイミング でないという状態は、下りリンクの信号を受 信しないスリープ状態に相当する。

 尚、DRX状態であり,かつ,Persistent resourceに より送信されたデータの再送タイミング(「 回送信のSub-frame + HARQ RTT」~「初回送信のSu b-frame + HARQ RTT + DRX Retransmission Timer」で る場合には,「DRX状態で,かつ,DRX受信タイミ グである場合」とみなす。ここで、DRX Retran smission Timerとは、前記初回送信に対する再送 を行ってよい区間を示すパラメータであり、 事前に、基地局と移動局の間で設定されるパ ラメータである。尚、上記例では、初回送信 に限定したが、初回送信以外にも上記DRX Retr ansmission Timerが適用されてもよい。尚、上記H ARQ RTTの値は、例えば、8Sub-frameであっても、 また、DRX Retransmission Timerは3Sub-frameであって もよい。もちろん上述した8や3という値は一 であり、それ以外の値が設定されてもよい

 DRX Checkの結果がNGの場合(ステップS1008:NG) 、当該UEをスケジューリングの対象から除外 る。

 DRX Checkの結果がOKの場合(ステップS1008:OK) 、受信したCQI(Channel Quality Indicater)のチェッ (Received CQI Check)が行われる(ステップS1010) すなわち、当該サブフレームにおいて用い れるCQIの値を求める。例えば、基地局装置20 0は、当該UEから過去に少なくとも1つのCQIを 信している場合には、最新のシステム帯域 全体のCQI(Wideband CQI)及びUE Selected Sub-band CQ Iを、後述するステップS1024の処理、及び、ス テップS912の処理に用いる。さらに、例えば 基地局装置200は、当該UEから過去に一度もCQI を受信していない場合には、外部インタフェ ースより設定される、予め決められた固定の システム帯域幅全体のCQI(Wideband CQI)を、後述 するステップS1024の処理、及び、ステップS912 の処理に用いる。尚、前記外部インタフェー スより設定される、予め決められた固定のシ ステム帯域幅全体のCQI(Wideband CQI)は、例えば 、装置内部のパラメータとして保持されてい てもよい。前記外部インタフェースより設定 される、予め決められた固定のシステム帯域 幅全体のCQI(Wideband CQI)は、例えば、当該セル のセル端に位置するUEの受信SIRに基づいて算 されていてもよい。

 尚、基地局装置200は、受信したCQIの信頼 を判定し、上記信頼度が低い場合に、当該C QIを受信しなかったと判定してもよい。すな ち、前記「過去に少なくとも1つのCQIを受信 している」とは、過去に少なくとも1つの信 度の高いCQIを受信しているという意味であ てもよい。あるいは、前記「最新のシステ 帯域幅全体のCQI(Wideband CQI)及びUE Selected Sub -band CQI」とは、信頼度の高いCQIの内、最新 システム帯域幅全体のCQI(Wideband CQI)及びUE S elected Sub-band CQIという意味であってもよい あるいは、前記「過去に一度もCQIを受信し いない」とは、過去に一度も信頼度の高いCQ Iを受信していないという意味であってもよ 。尚、前記CQIの信頼度は、例えば、CQIの受 品質、例えば、CQIの信号のSIR、より具体的 は、Demodulation Reference SignalのSIRに基づいて 定されてもよい。すなわち、前記CQIの受信 質が、所定の閾値以上の場合に、信頼度が いと判定し、前記CQIの受信品質が、所定の 値未満の場合に、信頼度が低いと判定して よい。

 ステップS1012では、当該サブフレームに いて、当該UEにPersistent Resourceが割り当てら るか否かを判定する。ここで、Persistent Reso urceとは、Persistent Scheduling用に確保されたReso urce blockのことを指す。Persistent Schedulingとは 、データ種別、あるいは、データを送受信す るアプリケーションの特徴に応じて、一定周 期毎にデータの送信機会を割り当てるスケジ ューリング方法である。尚、上記データ種別 とは例えば、Voice Over IP(VoIP)によるデータで あったり、あるいは、Streamingによるデータで あったりする。上記Voice Over IPまたはStreaming が、上記アプリケーションに相当する。

 前記Persistent Resourceとは、HARQの初回送信 ために割り当てられたリソースであっても い。この場合、当該データが再送される場 には、Dynamic Schedulingが適用されるDL-SCHとし て送信される。すなわち、再送されるデータ に関しては、後述するステップS1032におけるU E選択の処理において当該データが送信され UEが選択されることにより、送信が行われる 。

 Persistent resourceが割り当てられると判定 た場合(ステップS1012:OK)、データサイズのチ ック(Data Size Check)の処理に進み(ステップS1 014)、Persistent resourceが割り当てられないと判 定した場合(ステップS1012:NG)、Localized/Distribute d Checkに進む(ステップS1020)。ローカライズド とは、当該UEと基地局装置200の間の伝搬環境 おけるフェージング周波数が小さいため、C QIに基づいて、比較的連続する周波数ブロッ (リソースブロック)を割り当てた方が良い 態にあることを示し、ディストリビューテ ドとは、当該UEと基地局装置200の間の伝搬環 境におけるフェージング周波数が大きいため 、CQIの値に関係なく、比較的離散的に分散し た周波数ブロック(リソースブロック)を割り てた方が良い状態にあることを示す。尚、 ーカライズドは、Low Fd(フェージング周波 )と呼ばれてもよいし、ディストリビューテ ドはHigh Fd(フェージング周波数)と呼ばれて もよい。

 ステップS1014では、当該UEが有するPersistent  schedulingが適用される論理チャネルの送信可 なデータが閾値Threshold data_size 以上であるか否かを判定する。送信可能なデ ータがThreshold data_size 以上である場合(ステップS1014:NG)、パーシス ントリソース解放(Persistent Resource Release)の 理に進み(ステップS1018)、送信可能なデータ がThreshold data_size 未満である場合(ステップS1014:OK)、パーシス ントリソース確保(Persistent Resource Reservation) の処理に進む(ステップS1016)。尚、各論理チ ネルに対して、Persistent Schedulingが適用され か否かは、予め設定されていてもよい。例 ば、VoIPのデータを伝送する論理チャネルを 、Persistent Schedulingが適用される論理チャネ とし、それ以外の論理チャネルを、Dynamic Sc hedulingが適用される論理チャネルとする。

 また、上述した閾値Threshold data_size は、例えば、パーシステントリソースにより 送信可能なデータの最大値が設定されてもよ い。

 ステップS1016では、当該UEが有するPersistent  schedulingが適用される論理チャネルに割り当 られるPersistent Resourceを確保する。尚、当該 Sub-frameにおいてPersistent Resourceが割り当てら るUEに関しても後述するスケジューリング 数の計算を行い、当該Sub-frameにおいてDynamic schedulingが適用される論理チャネルのために 線リソースが割り当てられた場合には、Pers istent Resourceを解放し、Dynamic Schedulingが適用 れるLogical Channelのために割り当てられたRes ourceに、Persistent schedulingが適用される論理チ ャネルとDynamic schedulingが適用される論理チ ネルを多重してMAC PDU(DL-SCH)の送信を行う。
尚,当該Sub-frameにおいてPersistent Resourceが割り 当てられるUEに関しても,後述するステップS10 24に記載のスケジューリング係数の計算を行 、当該Sub-frameにおいてDynamic schedulingが適用 されるLogical Channelのために送信リソースが り当てられた場合には、Persistent Resourceを解 放し、Dynamic schedulingが適用されるLogical Chann elのために割り当てられたResourceを用いて,当 UEに対してMAC PDU (DL-SCH)の送信を行う。尚 MAC PDUに,MAC control block及び各Logical Channelの RLC buffer内のデータの多重方法に関しては,ス テップS912に示される。

 尚、MAC control blockとは、MACレイヤの制御 情報である。あるいは、MAC control blockは、MA Cレイヤのヘッダ情報であってもよい。

 ステップS1018では、当該UEが有するPersisten t schedulingが適用される論理チャネルに割り てられる予定のPersistent Resourceを解放する。 尚、上記Persistent Resourceは、当該Sub-frameのみ 放されることとし、次のPersistent Resourceが り当てられるタイミングにおいては、改め Data Size Check処理(ステップS1014)を行うこと する。

 ステップS1020では、当該UEの下りリンクの 伝送タイプ(DL Transmission type)、すなわちLocali zed送信/Distributed送信を判定する。尚、Transmiss ion typeは、DLとULとで共通に管理されてもよ 。

 例えば、当該UEのFd推定値が閾値Threshold Fd,DL 以下である場合にLocalized送信と判定し、上記 以外の場合をDistributed送信と判定する。前記L ocalized送信を、Low Fdと呼んでもよいし、前記 Distributed送信を、High Fdと呼んでもよい。

 上記Fd推定値は、UEよりMeasurement report等 RRC messageにより報告される値を用いてもよ し、UEより送信されるSounding用のリファレン 信号の時間相関値に基づいて算出される値 用いてもよい。あるいは、上記Fd推定値は UEより送信されるPUSCHにおけるDemodulation Refer ence Signalの時間相関値に基づいて算出されて もよい。あるいは、上記Fd推定値は、UEより 信されるPUCCHにおけるDemodulation Reference Signa lの時間相関値に基づいて算出されてもよい 前記PUCCHにより、下り共有チャネルに関する 送達確認情報や下りリンクの品質情報(CQI,Chan nel Quality Indicator)が送信される。

 次に、バッファ状態のチェック(Buffer Stat us Check)が行われる(ステップS1022)。当該UEの する論理チャネルに関して、当該Sub-frameに いて送信可能なデータが存在するか否かを 定する。すなわち、基地局装置200は、当該UE の各論理チャネルに関して、データバッファ 内に、送信可能なデータが存在するか否かを 判定する。全ての論理チャネルに関して、送 信可能なデータが存在しない場合にはNGを返 、少なくとも1つの論理チャネルに関して、 送信可能なデータが存在する場合にはOKを返 。ここで、送信可能なデータとは、新規に 信可能なデータまたは再送可能なデータの とである。

 但し、以下に、上記バッファ状態のチェ クにおける例外的な処理を示す。

 RLCレイヤの送信ウィンドウがフル(Full)に り、ストール(Stall)状態となっているLogical  Channelに関しては、送信可能なデータが存在 ないとみなす。

 当該UEに対して、基地局装置間のハンド ーバを指示することが決まっている場合、 該UEの論理チャネルの内、DTCHに関しては、 信可能なデータがないものとみなす。すな ち、当該UEの論理チャネルの内、DCCHのみを 信可能なデータとみなす。尚、MAC control blo ckに関しては、DCCH送信時に送信可能なMAC cont rol blockが存在する場合のみ、送信を行う。 、MAC control blockに関しては、DCCHの有無に関 係なく、送信可能なデータが存在するとみな してもよいし、あるいは、逆に、送信可能な データが存在しないとみなしてもよい。

 当該UEが他の基地局装置から当該基地局 置にハンドオーバしてきた場合には、当該UE へのデータ送信が可能である判断するまで、 当該UEに対して送信可能なデータがないもの みなす。尚、基地局装置200は、例えば、前 他の基地局装置から当該基地局装置へのデ タ転送が完了し、かつ、PDCPレイヤのステー タス レポート(Status Report)を受信した場合に 、当該UEへのデータ送信が可能であると判断 てもよい。さらに、前記他の基地局装置か 当該基地局装置へのデータ転送が完了する いうことを、例えば、タイマーを定義し、 記タイマーが満了することと定義してもよ 。また、前記PDCPレイヤのStatus Reportを受信 たか否かの判断は、前記PDCPレイヤのStatus R eportの送信を予め指定している論理チャネル 関してのみ行うこととする。

 当該UEの上りリンクの同期状態が同期外 である場合、または、UL個別リソース状態が NGである場合には、当該UEのDTCHに関しては送 可能なデータがないものとみなし、DCCHまた はMAC control blockのみを送信可能なデータと なす。

 当該Sub-frameにおいて、Persistent Resourceが 保されている場合には(ステップS1016の処理 行われている場合には)、該当する論理チャ ル(Persistent Schedulingが適用されている論理 ャネル)に関しては、送信可能なデータは存 しないとみなす。但し、この場合も、ステ プS912の処理における、MAC PDUにMAC control bl ock及び各Logical ChannelのRLC buffer内のデータを 多重する処理においては、送信可能なデータ があるとみなす。

 送信可能なデータとして、MAC control block のみが存在する場合には、DCCHと同一のプラ オリティクラスに属する論理チャネルとし 扱う。すなわち、送信可能なデータとして MAC control blockのみが存在する場合には、送 可能なDCCH相当の信号が存在するとみなす。

 当該サブフレームにおいて、Persistent Reso urceが確保されていない場合(ステップS1016の 理が行われていない場合には)、Persistent Sche dulingが適用されるLogical Channelに関しては、 下の処理を行う。

 新規に送信可能なデータのData sizeが閾値Thr eshold data_size 以上である場合、または、再送可能なデータ が存在する場合に、送信可能なデータが存在 するとみなす。

 送信可能なデータのData sizeが閾値Threshold data_size 未満である場合、送信可能なデータが存在し ないとみなす。

 尚、本処理により、Persistent Resourceが割 当てられていないSub-frameにおいて、Persistent Schedulingが適用されるべきデータに送信リソ スが割り当てられることを防ぐことができ 。尚、上記「各論理チャネルに関する送信 能なデータの存在する/しない」の判定結果 は、特に断りがなければ、ステップS912の処 における、MAC PDUにMAC control block及び各Logic al ChannelのRLC buffer内のデータを多重する処 においても適用される。すなわち、本判定 おいて、「送信可能なデータ存在しない」 判定した場合には、ステップS912の処理にお る、MAC PDUにMAC control block及び各Logical Chan nelのRLC buffer内のデータを多重する処理にお ても、送信可能なデータが存在しないとみ す。

 Buffer Status Checkの結果がNGの場合(ステッ S1022:NG)、当該UEをスケジューリングの対象 ら除外する。Buffer Status Checkの結果がOKの場 合(ステップS1022:OK)、以下の選択論理に基づ て、送信可能データが存在する論理チャネ の中からHighest priorityの論理チャネルを選択 し、Scheduling Coefficient Calculationの処理に進む (ステップS1024)。

 (選択論理1) 最も優先度の高い論理チャ ルをHighest priorityの論理チャネルとする。

 (選択論理2) 選択論理1を満たす複数の論 チャネルが存在する場合には、送信可能な 送データを有する論理チャネルHighest priorit yの論理チャネルとする。

 (選択論理3) 選択論理2を満たす複数の論 チャネルが存在する場合には、個別制御チ ネル(DCCH: Dedicated Control Channel)が存在する であれば、DCCHをHighest priorityの論理チャネ とし、DCCHが存在しないのであれば、上記複 数の論理チャネルの内、任意の論理チャネル をHighest priorityの論理チャネルとする。

 本判断基準を適用する場合、優先度の低 論理チャネルの再送データではなく、優先 の高い論理チャネルの新規データが、より い論理チャネルとして判定される。

 尚、上述したステップS1006、S1008、S1022に ける、当該UEをスケジューリングの対象か 除外する、という処理は、後述するScheduling Coefficient Calculationの処理を行わないことを 味し、結果として、当該サブフレームにお て、当該UEに対して下りリンクの共有チャネ ルは送信されない。言い換えれば、基地局装 置200は、上述したステップS1006、S1008、S1022に おいて、当該UEをスケジューリングの対象か 除外する、と判定されたUE以外のUEの中から 、スケジューリングの処理を行い、すなわち 、共有チャネルを送信するUEを選択し、そし 、選択されたUEに対して下りリンクの共有 ャネルを送信する。

 ステップS1024では、ステップS1022において 、Highest priorityと判定された論理チャネルに して、後述する評価式を用いてスケジュー ング係数を算出する。すなわち、あるUEに して複数の論理チャネルが存在する場合に 前記複数の論理チャネルの内の全てに対し 、スケジューリング係数の計算を行うので なく、最も優先度の高い論理チャネルに対 てスケジューリング係数の計算を行うこと より、基地局装置200の処理負荷を低減する とが可能となる。

 テーブル5-8に外部I/Fより設定されるパラ ータを示す。

 テーブル9に、Sub-frame単位で、各UEの各論理 ャネルに与えられる入力パラメータを示す

 テーブル5-8に示す入力パラメータに基づい 、UE #n、Highest Priorityの論理チャネル#hのス ケジューリング係数C n を式(1)の通り計算する。

 尚、Intra-eNB Hand Over (Intra-eNB HO)の際には スケジューリングに用いる測定値、算出値 、Target eNB (ハンドオーバ先のeNB)に引き継 ないものとする。

 ステップS1024では、平均データレート(Aver age Data Rate)の測定が行われる。

 Average Data Rateは、上述した式(2)を用いて 求められる。

 ただし、N n,k (1,2,・・・)は、Average Data Rateの更新回数で る。但し、N n,k =0となるSub-frameにおいては、上述した式(3)と る。

 また、忘却係数δ n,k は、以下のように計算される。
δ n,k =min(1-1/N n,k ,δ´ PCn,k )
 Average Data Rateの更新周期は「基地局装置200 内の論理チャネル#kのデータバッファに送信 べきデータが存在したSub-frame毎」とし、r n,k の計算方法は「送信されたMAC SDUのサイズ」 する。すなわち、Average Data Rateの計算は、 Average Data Rateの更新機会のSub-frameにおいて 以下のいずれかの動作を行う。

 1.送信を行ったUEに対しては、「r n,k =送信されたMAC SDUのサイズ」でAverage Data Rat eの計算を行う。

 2.送信を行わなかったUEに対しては、「r n,k =0」でAverage Data Rateの計算を行う。

 尚、Average Data Rateは、Received CQI Checkに いて、過去に少なくとも1つのCQIを受信して いると判定し、かつ、更新機会の条件が一致 した場合に計算を行う。すなわち、CQIを少な くとも一度は受信した後から計算が開始され る。

 次に、スケジューリング係数の計算が行わ たUE数を示すN Scheduling を1だけ増加させ(ステップS1026)、UEインデッ スを示すnを1だけ増加させる(ステップS1028)

 次に、nがN Scheduling 以下であるか否か判定する(ステップS1030)。n N Scheduling 以下であると判定した場合(ステップS1030:YES) ステップS1004に戻る。

 一方、nがN Scheduling よりも大きいと判定した場合(ステップS1030:NO )、ステップS1032において、ユーザ装置の選択 (UE Selection)が行われる。すなわち、当該Sub-fr ameにおいてDynamic schedulingによる無線リソー の割り当てが行われるUEを選択する。

 まず、以下の式により、Dynamic schedulingによ る無線リソースの割り当てが行われるUEの数 すなわち、下りリンクの共有チャネルが送 されるUEの数N DL-SCH を算出する。ここで、N Scheduling は、Scheduling Coefficient Calculationが行われたUE 数を指す(図10を参照)。

 N DL-SCH =min(N Scheduling ,N DLMAX -N PCH -N RACHres -N D-BCH -N RACHm4 ―N MCH )
 尚、上述した下りリンクの共有チャネルが 信されるUEの数N DL-SCH を算出する際に、N DL-SCH <0になった場合には、RACH message 4、RACH res ponse、MCH、PCH、D-BCHの順番に、当該Sub-frameに ける送信処理を禁止する。当該Sub-frameにお て送信処理を禁止すると決定されたチャネ は、当該Sub-frameにおいて送信されないこと なる。

 次に、Highest priorityの論理チャネルのScheduli ng priority group毎に、ステップS1024において算 出されたスケジューリング係数の大きい順か ら、N DL-SCH 台の「Dynamic schedulingによる無線リソースの り当てが行われるUEを選択する。すなわち、 Dynamic schedulingが適用される下りリンクの共 チャネルの送信先となるUEを選択する。ここ で、Scheduling priority groupとは、スケジューリ ングにおける優先度付けがされたグループで あり、各論理チャネルに対して、属すべきSch eduling priority groupが定義される。すなわち、 各UEは、Highest priorityの論理チャネルに基づ て、上記Scheduling priority groupに階層化され 各階層の中で、ステップS1024において算出さ れたスケジューリング係数の大きい順から、 Dynamic schedulingが適用される下りリンクの共 チャネルの送信先となるUEが選択される、す なわち、スケジューリングされる。

 以下の順序で上記「UE」を選択する。

 High(1 st )->High(2 nd )->...->Middle(1 st )->Middle(2 nd )->...->Low(1 st )->Low(2 nd )->...
 尚、当該UEが当該Sub-frameにおいて送信すべ MACレイヤの制御情報を有する場合には、そ Scheduling priority groupを、Highest priorityの論理 チャネルのScheduling priority groupに関係なく、 「High」とする。すなわち、基地局装置200は 当該Sub-frameにおいて、送信すべきMACレイヤ 制御情報が存在するUEを、優先度の高いSchedu ling priority groupに属するとみなしてスケジュ ーリングを行う。

 また、上述した例においては、High、Middle 、Lowの3種類のScheduling priority groupが定義さ る例を示したが、さらに、Super Highが定義さ れてもよい。例えば、セル内の混雑度が高い 場合にのみ設定される優先度フラッグが定義 され、上記優先度フラッグが設定されたUE、 たは、論理チャネルを、上記Super HighのSched uling priority groupに属するとみなしてもよい 上記優先度フラッグが設定されるUE、または 、論理チャネルは、緊急呼であったり、ある いは、優先呼であったりする。基地局装置200 は、上記優先度フラッグが設定されるUE、ま は、論理チャネルのために、セル内の混雑 が高い場合には、基地局装置200内のリソー を確保するといった処理を行ってもよい。 、上記リソースとは、例えば、CPU能力やメ リ量、ベースバンドリソースや送信電力リ ース、周波数リソース、時間方向のリソー であってもよい。あるいは、上記リソース 確保するために、セル内のUE数に制約を設 てもよい。すなわち、セル内に最大で接続 れるUEの数を低減されてもよい。

 また、上記優先度フラッグが設定されたU E、または、上記優先度フラッグが設定され 論理チャネルを有するUEに関して、上記UEに 定されている全ての論理チャネルが、Super  HighのScheduling priority groupに属すると設定さ てもよい。この場合、上記UEに設定されてい るどのような論理チャネルに対して、優先的 にリソースが割り当てられる、すなわち、共 有チャネルが割り当てられることになる。

 上記優先度フラッグは、コアネットワー から通知されてもよい。

 上述したように、ユーザ装置のインデッ ス(UE index)であるnに関してループ処理を行 ことにより、下りリンクの共有チャネルを 信することができると判断された各ユーザ 置に対して、スケジューリング係数を計算 ることが可能となる。そして、計算された ケジューリング係数の大きいユーザ装置に して、無線リソースを割り当てる。すなわ 、下りリンクの共有チャネルを送信すると う制御を行うことにより、データの優先度 、ユーザ装置から報告される無線品質情報 再送回数、MACレイヤの制御情報の有無、割 当て頻度、平均の伝送速度、目標の伝送速 を考慮して、ハンドオーバ処理を行ってい か否か、間欠受信処理の受信タイミングに るか否か、RLCレイヤにおけるデータの滞留 間、異なる周波数のセルを測定するモード おける受信タイミングにあるか否かを考慮 て、無線リソース(下りリンクの共有チャネ ル)を割り当てるユーザ装置を決定し、上記 ーザ装置に対して下りリンクの共有チャネ を送信することが可能となる。

 尚、上述した例においては、Scheduling prio rity groupは、High, Middle, Lowの3通りであった 、4通り以上のScheduling priority groupを用意し もよいし、2通り以下のScheduling priority group を用意してもよい。

 例えば、High MAC , High DRX , High, Middle, Lowの5通りのScheduling priority gro upを用意し、優先度を、高い順から、High MAC , High DRX , High, Middle, Lowとする。そして、送信すべ MAC control blockを有するUEに対しては、そのSc heduling priority groupを、Highest priorityの論理チ ャネルのScheduling priority groupに関係なく、「 High MAC 」とし、DRX状態で,かつ,DRX受信タイミング時 UEに対しては、そのScheduling priority groupを Highest priorityの論理チャネルのScheduling priori ty groupに関係なく、「High DRX 」としてもよい。送信すべきMAC control block 有するUE、または、DRX状態で,かつ,DRX受信タ ミング時のUEに対して、より優先的に共有 ャネルを割り当てることが可能となる。例 ば、MAC control blockを有するUEとMAC control blo ckを持たないUEが存在する場合には、式(1)に けるC n の値に関係なく、MAC control blockを有するUEに 対して、優先的に共有チャネルを割り当てる ことが可能となる。

 尚、上述した例においては、優先度を、高 順から、High MAC , High DRX , High, Middle, Lowとしたが、これは一例であ 、その他の順番、例えば、High, High MAC , High DRX , Middle, Low等であってもよい。

 次に、ステップS912において行われる下り リンクTFR選択処理について、図11を参照して 明する。

 図11には、DL TFR selectionの処理フローを す。本処理フローにより、同期信号(Synchroniz ation Signal、あるいは、同期チャネルSCHとも ばれる)、プライマリ報知チャネル(P-BCH)、ペ ージングチャネル(PCH)、ダイナミック報知チ ネル(D-BCH)、ランダムアクセスチャネル応答 (RACH response、あるいは、ランダムアクセス手 順におけるMessage2)、ランダムアクセス手順に おけるMessage 4、MBMSチャネル(MCH)、及びPersiste nt schedulingが適用されるDL-SCH、Dynamic scheduling が適用されるDL-SCHに関する送信フォーマット の決定と無線リソースの割り当てが行われる 。上述した、SCHやP-BCH、PCH、D-BCH、RACH response 、RACH message 4は共通チャネルと呼ばれる。

 共通チャネルに対するリソースブロック 割り当て(RB allocation for Common channel)が行 れる(ステップS1102)。

 当該Sub-frameにおいて同期信号が送信され 場合には、ほぼシステム帯域幅の中心に位 する6または7リソースブロックを同期信号 割り当てる。同期信号に割り当てられたRBを 含むRB  groupは、Dynamic Schedulingが適用される DL-SCHに割り当てられない。

 尚、上述した同期信号に割り当てられる ソースブロックは、他のチャネルがマッピ グされないように、同期信号のために確保 れたリソースブロックを意味し、同期信号 実際にマッピングされるリソースブロック るいはサブキャリアを示すものではない。 なわち、同期信号は、上記同期信号のため 割り当てられたリソースブロックの中の所 のサブキャリアにマッピングされる。

 尚、同期信号の送信電力(全てのresource eleme nt (sub-carrier)の送信電力の和。絶対値とし、 位をWとする)をP SCH とする。

 当該Sub-frameにおいてP-BCHが送信される場 には、ほぼシステム帯域幅の中心に位置す 6または7リソースブロックをP-BCHに割り当て 。尚、上述したP-BCHに割り当てられるリソ スブロックは、他のチャネルがマッピング れないように、P-BCHのために確保されたリソ ースブロックを意味し、P-BCHが実際にマッピ グされるリソースブロックあるいはサブキ リアを示すものではない。すなわち、P-BCH 、上記P-BCHのために割り当てられたリソース ブロックの中の所定のサブキャリアにマッピ ングされる。例えば、P-BCHは、同期信号がマ ピングされるサブキャリアと同じサブキャ ア番号にマッピングされてもよい。

 尚、P-BCHの送信電力(全てのresource element (su b-carrier)の送信電力の和。絶対値とし、単位 Wとする)をP P-BCH とする。

 当該Sub-frameにおいてPCHが送信される場合 は、予め決められたRB groupをPCHに割り当て 。あるいは、PCHのデータサイズまたはPCHが 信されるユーザ装置の数に応じて、または 利用可能なRB groupに応じて、PCHへのRB group 割り当てを行ってもよい。例えば、利用可 なRB groupの内、PCHのデータサイズに基づい 決定されるRB数を超えるまで、システム帯 の両端から順番にRB groupを選択し、選択さ たRB groupを、PCHに割り当てるRB groupとして よい。ここで、利用可能なRB groupとは、当 処理を行う時点で、他のチャネルに割り当 ると決定されていないRB groupのことである

 当該Sub-frameにおいてRACH response(ランダム クセスチャネル応答、あるいは、ランダム クセス手順におけるMessage2)が送信される場 には、予め決められたRB groupをRACH response 割り当てる。あるいは、RACH responseのデータ サイズまたはRACH responseが送信されるユーザ 置の数に応じて、または、利用可能なRB gro upに応じて、RACH responseへのRB groupの割り当 を行ってもよい。例えば、利用可能なRB grou pの内、RACH responseのデータサイズに基づいて 決定されるRB数を超えるまで、システム帯域 両端から順番にRB groupを選択し、選択され RB groupを、RACH responseに割り当てるRB group してもよい。ここで、利用可能なRB groupと 、当該処理を行う時点で、他のチャネルに り当てると決定されていないRB groupのこと ある。

 当該Sub-frameにおいてD-BCHが送信される場 には、予め決められたRB groupをD-BCHに割り当 てる。あるいは、D-BCHのデータサイズに応じ 、または、利用可能なRB groupに応じて、D-BC HへのRB groupの割り当てを行ってもよい。例 ば、利用可能なRB groupの内、D-BCHのデータサ イズに基づいて決定されるRB数を超えるまで システム帯域の両端から順番にRB groupを選 し、選択されたRB groupを、D-BCHに割り当て RB groupとしてもよい。ここで、利用可能なRB  groupとは、当該処理を行う時点で、他のチ ネルに割り当てると決定されていないRB grou pのことである。

 当該Sub-frameにおいてRACH message 4が送信さ れる場合には、予め決められたRB groupをRACH  message 4に割り当てる。あるいは、RACH message 4のデータサイズまたはRACH message 4が送信さ れるユーザ装置の数に応じて、または、利用 可能なRB groupに応じて、RACH message 4へのRB g roupの割り当てを行ってもよい。例えば、利 可能なRB groupの内、RACH message 4のデータサ ズに基づいて決定されるRB数を超えるまで システム帯域の両端から順番にRB groupを選 し、選択されたRB groupを、RACH message 4に割 当てるRB groupとしてもよい。ここで、利用 能なRB groupとは、当該処理を行う時点で、 のチャネルに割り当てると決定されていな RB groupのことである。

 MBMSチャネル、すなわち、MCHに対するリソ ースブロックの割り当て(RB allocation for MCH) 行われる(ステップS1104)。すなわち、当該Sub -frameにおいてMCHが送信される場合には、予め 決められたRB groupをMCHに割り当てる。あるい は、MCHのデータサイズに応じて、または、利 用可能なRB groupに応じて、MCHへのRB groupの割 り当てを行ってもよい。例えば、利用可能な RB groupの内、MCHのデータサイズに基づいて決 定されるRB数を超えるまで、システム帯域の 端から順番にRB groupを選択し、選択されたR B groupを、MCHに割り当てるRB groupとしてもよ 。ここで、利用可能なRB groupとは、当該処 を行う時点で、他のチャネルに割り当てる 決定されていないRB groupのことである。

 次にパーシステントスケジューリングに するリソースブロック割り当て(RB allocation for Persistent Scheduling)が行われる(ステップS11 06)。ステップS1016において確保されたPersistent  Resourceを、当該Sub-frameにおいてPersistent sched ulingが適用されるDL-SCHを有するUEに割り当て 。

 但し、当該Sub-frameにおいてPersistent Resourc eが割り当てられるUEに関しても,ステップS1024 に記載のスケジューリング係数の計算を行い 、当該Sub-frameにおいてDynamic schedulingが適用 れるLogical Channelのために送信リソースが割 当てられた場合には、基地局装置200は、Pers istent Resourceを解放し、Dynamic schedulingが適用 れるLogical Channelのために割り当てられたRes ourceを用いて、当該UEに対してMAC PDU(DL-SCH)の 信を行う。尚、MAC PDUに、MAC control block及 各Logical ChannelのRLC buffer内のデータの多重 法に関しては後述する。

 尚、Persistent schedulingが適用されるDL-SCHの送 信電力(全てのresource element (sub-carrier)の送信 電力の和。絶対値とし、単位をWとする)をP persist とする。ここで、P persist は、Persistent schedulingが適用されるDL-SCHを有 るUEが2台以上存在する場合には、全UEのPersis tent schedulingが適用されるDL-SCHの送信電力の 計値とする。

 次に、物理下り共有チャネルのリソースブ ック数の計算(Calculation for Number of RBs for PDSCH)が行われる(ステップS1108)。基地局装置2 00の最大送信電力(以下、P max と記載する。単位をWとする)、同期信号の送 電力P SCH 、P-BCHの送信電力P P-BCH 、PCHの送信電力P PCH 、RACH responseの送信電力P RACHres 、D-BCHの送信電力P D-BCH 、RACH message 4の送信電力P RACHm4 、MCHの送信電力P MCH 、Persistent schedulingが適用されるDL-SCHの送信 力P persist 、Dynamic schedulingが適用されるDL-SCHの1RBあた の送信電力P dynamic (RB) に基づき、以下の式を用いてPDSCHに割り当て 能なRB数N dynamic (RB) を算出する。ここで、N system (RB) はシステム帯域全体のRB数であり、N P-BCH 、N SCH 、N PCH 、N RACHres 、N persist 、N D-BCH 、N RACHm4 、N MCH は、それぞれ、当該Sub-frameにおいてP-BCH、同 信号、PCH、RACH response、D-BCH、RACH message 4 MCH、Persistent schedulingが適用されるDL-SCHに割 当てられるRBの数である。

 N dynamic (RB) <N system (RB) -N common -N persist である場合には、当該Sub-frameにおいて、P-BCH PCH、RACH response、D-BCH、MCH、RACH message 4、Pe rsistent schedulingが適用されるDL-SCHに割り当て れたRB group以外のRB groupの内の一部のRB gro upの送信を禁止することにより、基地局装置2 00の総送信電力を最大送信電力以下となるよ に制御する。(N system (RB) -N common -N persist -N dynamic (RB) )個以上のRBの送信が禁止されるまで、以下の 処理、すなわちRB数が最も小さいRB groupの送 を禁止し、RB数が最も小さいRB groupが2つ以 存在する場合、RB group番号が小さいRB group らRB groupの送信を禁止する処理を繰り返す とにより、送信を禁止するRB groupを決定す 。尚、上述した例では、RB group番号が小さ RB groupからRB groupの送信を禁止するという 理を行ったが、RB group番号の大きいRB group らRB groupの送信を禁止する処理を行っても く、あるいは、システム帯域の中心に近いR B groupからRB groupの送信を禁止する処理を行 てもよく、あるいは、上記以外の順番でRB  groupの送信を禁止する処理を行ってもよい。

 k=1とする(ステップS1110)。

 次に、リソースブロックが残っているか かのチェック(RB Remaining Check)が行われる( テップS1112)。

 ステップS1112では、Dynamic schedulingが適用 れるDL-SCHに割り当て可能なRB groupが存在す か否かを判定する。割り当て可能なRB group 存在する場合にはOKを返し、割り当て可能 RB groupが存在しない場合にはNGを返す。RB Re maining CheckがNGの場合(ステップS1112:NG)、DL TFR  Selectionの処理を終了する。

 尚、上記「Dynamic schedulingが適用されるDL-SCH に割り当て可能なRB group」とは、P-BCH、PCH、R ACH response、D-BCH、RACH message 4、MCH、Persistent schedulingが適用されるDL-SCH、すでにTFR Selectio nが行われたDynamic schedulingが適用されるDL-SCH 割り当てられRB group以外のRB groupのことで る。また、上記「Dynamic schedulingが適用され るDL-SCHに割り当て可能なRB group」に含まれる RBの総数をN remain (RB) とする。

 尚、上述した例においては、「Dynamic sche dulingが適用されるDL-SCHに割り当て可能なRB gr oup」を、P-BCH、PCH、RACH response、D-BCH、RACH mes sage 4、MCH、Persistent schedulingが適用されるDL-S CH、すでにTFR Selectionが行われたDynamic scheduli ngが適用されるDL-SCHに割り当てられRB group以 のRB group、としたが、代わりに、同期信号 P-BCH、PCH、RACH response、D-BCH,RACH message 4、MC H、Persistent schedulingが適用されるDL-SCH、すで TFR Selectionが行われたDynamic schedulingが適用 れるDL-SCHに割り当てられRB group以外のRB gro upとしてもよい。

 一方、RB Remaining CheckがOKの場合(ステッ S1112:OK)、ステップS1114に進む。

 次に、下りリンクTFR選択(DL TFR Selection) 行われる(ステップS1114)。

 上述したステップS1032において決定され 「Dynamic schedulingによる無線リソースの割り てが行われるUE」のTransport formatの決定、RB groupの割り当てを行う。

 尚、S1110~S1120におけるkのループは、ステ プS1032において決定された、「Dynamic Scheduli ngによる無線リソースの割り当てが行われるU E」として選択された順に行う。

 DL TFR Selectionでは、CQI調節(CQI adjustment)が われる。TFR Selectionに用いられるCQIには、以 下に示す、周波数
方向の読み替え処理、アウターループ(Outer-lo op)的なオフセット調節処理、Highest priorityの 理チャネルの優先度に基づくオフセット処 が適用される。

 周波数方向の読み替え処理について説明 る。

 UEより報告されるCQIに基づき、各RB group CQIを算出する。システム帯域幅全体のCQI(Wide band CQI)が報告され、UE selected Sub-bandのCQIが 在しないRB groupは、システム帯域幅全体のC QI(Wideband CQI)と同一とする。尚、ステップS102 0において、伝送タイプがDistributed送信と判定 されたUEに対しては、全てのRB groupのCQIを、 ステム帯域幅全体のCQIと同一であるとみな てもよい。

 尚、以下では、システム帯域全体に関す CQIを表現する際には、引数を「all」として 載する。

 Outer-loop的なオフセット調節処理(CQI offset  adjustment)について説明する。

 CQI_offset i は、Highest priorityの論理チャネルのpriority cla ssがX i,adjust であるDL-SCHの送達確認情報(CRC check結果)に基 づいて、上述した式(4)に示すようにOuter-loop に調節される。Highest priorityの論理チャネル のPriority classがX i,adjust と異なる場合には、Outer-loop的なオフセット 調節(式(4)の処理)は行われない。

 尚、当該UEに対して、1Sub-frame内に2つ以上 のMAC PDUを送信する場合には、前記2つ以上の MAC PDUのそれぞれに関して、上記Outer-loop的な オフセットの調節を行う。ここで、2つ以上 MAC PDUを送信するとは、MIMO適用時に2つ以上 Codewordで送信を行うことに該当する。

 CQI_offset i は、UE毎に調節される。また、CQI offset adjust ment処理の対象となるPriority class X i,adjust は、外部入力インタフェース(IF)よりUE毎に設 定される。このように、全てプライオリティ クラスに関して、Outer-loop的なオフセットの 整を行うのではなく、予め設定された1つの ライオリティクラスに関して、Outer-loop的な オフセットの調整を行うことにより、基地局 装置の処理負荷を低減することが可能となる 。例えば、前記Priority class X i,adjust は、最も送信頻度の大きい論理チャネルが属 するPriority classが設定される。

 δ adj (PC) 、BLER target (PC) は外部入力インタフェース(IF)より設定可能 するようにしてもよい。但し、CQI_offset i の最大値をCQI_offset PC (max) 、最小値をCQI_offset PC (min) とする。上記CQI_offset i の最大値CQI_offset PC (max) 、最小値CQI_offset PC (min) は、外部入力インタフェース(IF)より設定さ る。CQI_offset i が最大値あるいは最小値に張り付いた場合に は、式(4)の計算は行わない。

 そして、上記CQI_offset i が、電力オフセットとして、各RB groupのCQIの 値及びシステム帯域全体に関するCQIの値に加 算される。上述した式(5)の処理は、「当該Sub -frameにおいて、Highest priorityの論理チャネル Priority classがX i,adjust であるか否か」に依らず、DL TFR Selectionを行 う全てのSub-frameにおいて行われる。

 優先度に基づくオフセット処理について 明する。

 Highest priorityの論理チャネルの優先度に基 くオフセットδ PC により、各RB groupのCQIの値及びシステム帯域 全体に関するCQIの値が調整される。δ PC は例えば外部入力インタフェース(IF)より設 される。添え字のPCはPriority classを示す。

 CQI adjust (i)=CQI adjust (i)-δ PC
 次に、リソースブロックグループ割り当て( RB group allocation)について、図12を用いて説明 する。以下の処理を行うことにより、k番目 「Dynamic schedulingによる無線リソースの割り てが行われるUE」に対して対してRB groupの り当てを行う。尚、DL_TF_Related_tableのイメー を図6に示す。図6には、一例としてCQIが1で る場合について示す。
<処理>
 ステップS1202において以下のパラメータの 定を行う。

 N remain (RB) :残りのリソースブロック数(Number of Remaining RBs)
 N capability :最大RB数
 N max,bit :UE categoryより決定される最大データサイズ(P ayload size)
 尚、前記N capability は、装置内部のパラメータとして設定されて もよいし、上位ノードから入力されるパラメ ータとして設定されてもよいし、UEから通知 れるUE capabilityに含まれる情報に基づいて 定されてもよい。

 尚、前記N capability は、UEから伝送速度を下げることを指示され 場合に、以下のように計算されてもよい。

 N capability  = N capability  * α
 ここで、αは、伝送速度を下げる場合の、UE が受信可能な最大のスループットに対する比 であってもよい。例えば、基地局装置200は、 UEから、UEが受信可能な最大のスループット 80%以下となるように下りリンクの共有チャ ルの送信を行うことを指示された場合に、α =0.8としてもよい。尚、UEが上記報告を行う方 法は、伝送速度を下げるということを意味す るのであれば、UEが受信可能な最大のスルー ットに対する比であってもよいし、絶対的 スループットの値であってもよい。いずれ 場合においても、基地局装置200は、UEから 示に基づき、UEが受信可能な最大のスループ ットに対する比に読み替えることにより、上 記αを算出し、上記計算を行ってもよい。

 尚、前記N max,bit は、UEから伝送速度を下げることを指示され 場合に、以下のように計算されてもよい。

 N max, bit  = N max,bit  * α
 ここで、αは、伝送速度を下げる場合の、UE が受信可能な最大のスループットに対する比 であってもよい。例えば、基地局装置200は、 UEから、UEが受信可能な最大のスループット 80%以下となるように下りリンクの共有チャ ルの送信を行うことを指示された場合に、α =0.8としてもよい。尚、UEが上記報告を行う方 法は、伝送速度を下げるということを意味す るのであれば、UEが受信可能な最大のスルー ットに対する比であってもよいし、絶対的 スループットの値であってもよい。いずれ 場合においても、基地局装置200は、UEから 示に基づき、UEが受信可能な最大のスループ ットに対する比に読み替えることにより、上 記αを算出し、上記計算を行ってもよい。

 次に、ステップS1204において、当該UEに割り 当て可能なRB数N allocated (RB) を算出する:
 N remain (UE) =min (N DL-SCH -k+1, N capability )
 本式により、当該UEに割り当てられるRB数を 、N capability 以下に制限することが可能となる。尚、min(A,  B)とは、AとBの内、より小さい方を出力する 関数である。

 ステップS1206において、下りリンクの送信 イプがローカライズドであるかディストリ ューティドであるかを判定する。

 下りリンクの送信タイプがディストリビュ ティドである場合(ステップS1206の判定結果: Distributed)、ステップS1208に進む。ステップS120 8において、当該UEに割り当てられるRBの数がN allocated (RB) 以上になるまで、システム帯域内において離 散的に分散する周波数リソースが割り当てら れるように、RB groupを選択する。例えば、シ ステム帯域の両端から交互にRB groupを割り当 てることにより、システム帯域内において離 散的に分散する周波数リソースが割り当てら れるように、RB groupを選択してもよい。ある いは、RB group番号の小さいRB groupとRB group番 号の大きいRB groupを交互に順番に当該UEに割 当てることにより、システム帯域内におい 離散的に分散する周波数リソースが割り当 られるように、RB groupを選択してもよい。

 下りリンクの送信タイプがディストリビュ ティドでない場合(すなわち、ローカライズ ドである場合、ステップS1206の判定結果:Locali zed)、ステップS1210に進む。ステップS1210にお て、当該UEに割り当てられるRBの数がN allocated (RB) 以上になるまで、CQI adjusted の値が大きいRB groupから順にRB groupを当該UE 割り当てる。

 尚、ステップS1206において、下りリンクの 信タイプがローカライズドであるかディス リビューティドであるかを判定するかを判 する前に、当該UEと基地局装置200との間のパ スロスに基づいて、当該UEに対してRB groupを り当てる方法を決定してもよい。例えば、 値Threhosld DL,PL を定義し、UEと基地局装置200との間のパスロ が、閾値Threhosld DL,PL よりも大きい場合には、当該UEに割り当てら るRBの数がN allocated (RB) 以上になるまで、周波数の高いRB groupから順 にRB groupを当該UEに割り当てるという処理を い、上記パスロスが、閾値Threhosld DL,PL 以下である場合には、上述した、下りリンク の送信タイプがローカライズドであるかディ ストリビューティドであるかを判定し、その 判定結果に基づいたRB groupの割り当て処理を 行ってもよい。あるいは、上述した処理にお いて、上記パスロスが閾値Threhosld DL,PL 以下である場合に、下りリンクの送信タイプ がローカライズドであるかディストリビュー ティドであるかの判定を行うのではなく、当 該UEに割り当てられるRBの数がN allocated (RB) 以上になるまで、周波数の低いRB groupから順 にRB groupを当該UEに割り当てるという処理を ってもよい。尚、上記パスロスは、UEから 告されるUE Power Headroomと上りリンクの共有 ャネルまたはサウンディング用のリファレ ス信号の受信レベルから算出されてもよい 、UEから報告されるパスロスから算出され もよい。尚、UEから報告されるUE Power Headroo mと上りリンクの共有チャネルまたはサウン ィング用のリファレンス信号の受信レベル ら算出されるパスロスは、上りリンクのパ ロスに相当し、UEから報告されるパスロスは 下りリンクのパスロスに相当する。

 例えば、FDD方式が適用されるLTEにおいて 、UE内における上りリンクの送信信号が、 りリンクの受信信号への干渉信号となり、 果として、下りリンクの受信信号の品質が 化するという問題が存在する。一般に、UE内 においては、Duplexerと呼ばれる機能部が存在 、上記Duplexerにより、UE内で、上りリンクの 送信信号が、下りリンクの信号の受信、すな わち、復調や復号を行う機能部に漏れこむこ とを防いでいるが、完全に、その洩れこみを 防ぐことはできない。図14に、UEにおける干 のメカニズムのイメージ図を示す。図14に示 すように、送信部で生成された送信信号が、 Duplexerにおいてその電力を落としきれずに受 部に漏れこむことにより、干渉信号となり 結果として、受信信号の品質が劣化する。

 上記漏れこみは、上りリンクの送信信号 周波数と下りリンクの受信信号の周波数が れていれば離れているほど、また、上りリ クの送信信号の送信電力が小さければ小さ ほど、小さくなる。上りリンクにおいては パスロスが大きいほど、その送信電力は大 くなる。よって、上述したように、パスロ が大きい場合に、下りリンクの共有チャネ の周波数リソースとして、周波数の高い周 数リソースを割り当てることにより、上述 た、上りリンクの送信信号による下りリン の受信信号への干渉を低減することが可能 なる。図15に、上述した、上りリンクの送 信号による下りリンクの受信信号への干渉 低減する効果に関するイメージ図を示す。 15によれば、パスロスが大きい場合には、DL ULとの間隔を大きくする。すなわち、パス スが大きいUEに対する下りリンク(DL)の送信 号は、ULの送信帯域から離れた周波数帯域を 割り当てる。結果として、上りリンクの信号 による干渉が低減される。また、パスロスが 小さい場合には、DLとULとの間隔を小さくす 。すなわち、パスロスが小さいUEに対する下 りリンク(DL)の送信信号は、ULの送信帯域に近 い周波数帯域を割り当てる。ULの送信電力が さいため、上りリンクの信号による干渉は 題にならないためである。

 尚、上述した例においては、上りリンクの 波数が、下りリンクの周波数よりも低いこ を前提に記載している。上りリンクの周波 が、下りリンクの周波数よりも高い場合に 、逆に、上記パスロスが、閾値Threhosld DL,PL よりも大きい場合には、当該UEに割り当てら るRBの数がN allocated (RB) 以上になるまで、周波数の低いRB groupから順 にRB groupを当該UEに割り当てるという処理と る。

 さらに、上述した処理においては、ステ プS1110~ステップS1120の処理を行うUEの順番(k ループの順番)を、ステップS1032において決 された、「Dynamic Schedulingによる無線リソー スの割り当てが行われるUE」として選択され 順で行っているが、代わりに、ステップS111 0~ステップS1120の処理を行うUEの順番(kのルー の順番)を、パスロスの大きい順としてもよ い。すなわち、パスロスの大きいUEから順に ステップS1110~ステップS1120の処理が行われ 。この場合、確実に、パスロスの大きいUEか ら順に、上りリンクの送信周波数からより離 れた周波数リソース、すなわち、周波数の高 い周波数リソースが割り当てられるため、結 果として、上述した、上りリンクの送信信号 による下りリンクの受信信号への干渉を低減 する効果を大きくすることが可能となる。

 上記処理(ステップS1208及びステップS1210) おいて「当該UEに割り当てられる」と判定 れたRB groupを以下ではTemporary RB groupと呼ぶ 。

 ステップS1212において、Highest priorityの論 理チャネルが再送可能なデータ有するか否か を判定する。

 Highest priorityの論理チャネルが再送可能 データを有すると判定した場合(ステップS121 2の判定結果:YES)、ステップS1214に進む。一方  Highest priorityの論理チャネルが再送可能な データを有しないと判定した場合(ステップS1 212の判定結果:NO)、ステップS1213に進む。

 ステップS1213において、新規送信のため HARQ processが存在しないか否かを判定する。 規送信のためのHARQprocessが存在しない場合( テップS1213の判定結果:YES)、ステップS1215に む。

 ステップS1214において、上記再送可能な ータ(MAC PDU)の内、Highest priorityの論理チャ ルの「RLC SDUのバッファ滞留時間」が最大の RLC SDUを含むデータ(MAC PDU)を、当該Sub-frameに おいて送信するMACPDUとして選択する。すなわ ち、上記Highest priorityの論理チャネルの「RLC SDUのバッファ滞留時間」が最大のRLC SDUを含 むデータ(MAC PDU)を送信する。ここで、RLC SDU のバッファ滞留時間の定義は、上述したテー ブル7の項番5におけるRLC SDUバッファ滞留時 と同一である。

 ステップS1215においては、再送可能なデー (MAC PDU)の内,最も優先度の高い再送データ(MA C PDU)を送信する.上記優先度は,上記再送デー タ(MAC PDU)に多重されている論理チャネル(Logi cal Channel)の内,最も優先度の高い論理チャネ (Logical Channel)の優先度とする。
また,最も優先度の高い再送データ(MAC PDU)が 数存在する場合には,最も優先度の高い論理 チャネル(Logical Channel)の「RLC SDUのバッファ 留時間」が最大のRLC SDUを含むデータ(MAC PD U)を送信する.ここで,RLC SDUのバッファ滞留時 間の定義は、上述したテーブル7の項番5にお るRLC SDUバッファ滞留時間と同一である。
 そして、ステップS1216において、当該Sub-fram eの送信に使用されるRB group及び変調方式を 定する。すなわち、上記データの送信に使 されるRB groupは、Temporary RB groupと同一とす る。変調方式は、初回送信と同一とする。尚 、上述した例では、上記データの送信に使用 されるRB groupを、Temporary RB groupと同一とす 場合を示したが、代わりに、上記データの 信に使用されるRB groupに含まれるRB数が、 回送信時に割り当てられたRB数よりも大きい 場合には、当該Sub-frameの送信に使用されるRB groupの一部を、RB数が初回送信時に割り当て れたRB数と同一になるまで割り当てない、 いう処理を行ってもよい。

 尚、上記データの送信に使用されるRB gro upを、テンポラリ リソースブロック グルー プ(Temporary RB group)とする代わりに、RB group のRB数に基づいて、RB group内のRB数を低減し もよい。具体的には、Temporary RB group内のRB 数が、初回送信のRB group内のRB数を2倍した値 よりも大きい場合には、Temporary RB group内のR B数が、初回送信のRB group内のRB数を2倍した 以下となるように、Temporary RB group内のRB数 低減してもよい。尚、RB数の低減の仕方は ステップS1224やステップS1232と同様の方法で ってもよい。尚、上述した例における2倍と いう値は、1倍や3倍など、2倍以外の値であっ てもよい。

 一方、新規送信のためのHARQprocessが存在 る場合(ステップS1213の判定結果:NO)、ステッ S1218に進む。

 ステップS1218において、Temporary RB groupにお けるCQI値、CQI TFR を以下のように算出する。

 下りリンク送信タイプがディストリビュー ィドである場合、CQI TFR =CQI adjusted (all)とし、下りリンク送信タイプがディスト ビュートでない場合(すなわち、ローカライ ズドである場合)、CQI TFR =「Temporary RB Group内のRB group毎のCQI adjusted をTemporary RB groupの帯域で真値平均した値(但 し、RB group毎のRB数の割合を考慮して平均す こと)」とする。

 そして、ステップS1220において、Temporary RB group内のRB数(RB_available)とCQI TFR を引数としてTF_related_tableを参照することに り、下りリンクの共有チャネルのデータサ ズ (Sizeと記載する)と、変調方式(Modulationと 載する)を決定する。

 ステップS1222において、Size>N max,bit が真であるか否かを判定する。

 Size>N max,bit である場合(ステップS1222の判定結果:YES)には ステップS1224において、Size≦N max,bit となるまで、Temporary RB group内のRB数(RB availa ble)を低減する.すなわち,N max,bit とCQI TFR を引数としてTF related tableを参照することに より,割り当てるRB数NUM RB を再計算する。

 そして、下りリンク送信タイプがディスト ビューティドである場合、送信に用いるRB  group内のRB数がNUM RB 以下となるまで、以下の処理を繰り返すこと により,Temporary RB group内のRB groupを削除する (削除されたRB groupはk+1番目以降のUEの送信リ ソースとして使用される)。

 (処理)Temporary RB groupの内,RB group番号が小 いRB groupとRB group番号が大きいRB groupを,交 に順番に削除する
 上記処理を行った後の,Temporary RB group内のR B数を,Num RB とする。上記処理は、RB groupを削除した後に 残ったRB groupが、システム帯域内において離 散的に分散されることを意図して行われる。

 一方、下りリンク送信タイプがローカライ ドである場合、送信に用いるRB group内のRB がNUM RB 以下となるまで,以下の処理を繰り返すこと より、Temporary RB group内のRB groupを削除する (削除されたRB groupはk+1番目以降のUEの送信リ ソースとして使用される)
 (処理)CQI adjusted が最も小さいRB groupを削除する。CQI adjusted が最も小さいRB groupが2つ以上存在する場合 RB数が小さいRB groupからRB groupを削除する。 CQI adjusted が最も小さく、かつ,RB数が最も小さいRB group が2つ以上存在する場合,RB group番号が大きいR B groupからRB groupを削除する。

 上記処理を行った後のTemporary RB groupを、 下の処理ではTemporary RB groupとして用いる。 また、上記処理を行った後のTemporary RB group のRB数をNum RB とする。そして、Temporary RB group内のRB数(RB_a vailable)とCQI TFR を引数としてTF_related_tableを参照することに り、下りリンクの共有チャネルのデータサ ズ (Sizeと記載する)と、変調方式(Modulationと 載する)を再度決定する。

 ステップS1224の処理の後、ステップS1226に進 む。

 一方、Size≦N max,bit である場合(ステップS1222の判定結果:NO)、ス ップS1226に進む。

 次に、ステップS1226において、RLC Buffer内 に十分データがあるか否かを判定する。

 RLC Buffer内に十分データがあると判定し 場合(ステップS1226の判定結果:YES)、ステップ S1228において、以下の手順により、上記Sizeを 有するMAC PDUに、MACレイヤの制御情報及びRLC Buffer内の全論理チャネルのデータを多重す 。

 (手順1) まず、MACレイヤの制御情報が存 する場合には、最優先で上記MACレイヤの制 情報を多重する。

 (手順2) 次に、優先度の高い論理チャネ から順に、RLC buffer内のデータを切り出して 多重する。同一の優先度の論理チャネルが2 以上存在する場合には、DCCHが存在するので ればDCCHを最優先とし、DCCHが存在しないの あれば、任意の論理チャネルから順に、RLC  buffer内のデータを切り出して多重する。ここ で、上記任意の論理チャネルを選択する方法 として、ラウンドロビンを用いてもよい。

 そして、ステップS1230において、当該Sub-f rameの送信に使用されるRB group及び変調方式 ペイロードサイズを決定する。すなわち、 記データの送信に使用されるRB groupは、Tempo rary RB groupと同一とする。上記データの送信 に使用される変調方式は、Modulationと同一と る。上記データのペイロードサイズは、Size 同一とする。

 一方、RLC Buffer内に十分データがないと判 した場合(ステップS1226の判定結果:NO)、ステ プS1232において、Size≦Size all となるまで、割り当てるRB数を減らす。ここ 、Size all は、MAC control block及び全LogicalChannelのRLC Buff er内のデータの合計サイズである。以下に詳 な処理方法を示す。

 まず、MAC control block及び全論理チャネルRLC  buffer内のデータの合計サイズSize all とCQI TFR を引数としてTF_related_tableを参照することに り、割り当てるRB数NUM RB を再計算する。

 下りリンク送信タイプがディストリビュー ィドである場合、送信に用いるRB group内のR B数がNUM RB 未満とならない範囲内で、以下の処理を繰り 返すことにより、Temporary RB group内のRB group 削除する。

 (処理)Temporary RB group内のRB groupの内、RB group番号が小さいRB groupとRB group番号が大き いRB groupを、交互に順番に削除する。

 上記処理を行った後のTemporary RB groupを、 下の処理ではTemporary RB groupとして用いる。 また、上記処理を行った後のTemporary RB group のRB数をNum RB、F とする。

 下りリンク送信タイプがディストリビュー でない場合、すなわち、下りリンク送信タ プがローカライズドである場合、送信に用 るRB group内のRB数がNUM RB 未満とならない範囲内で、以下の処理を繰り 返すことにより、Temporary RB group内のRB group 削除する。

 (処理)CQI adjusted の値が小さいRB groupから順にRB groupを削除す る。CQI adjusted が最も小さいRB groupが2つ以上存在する場合 RB数が小さいRB groupからRB groupを削除し、CQI adjusted が最も小さく、かつ、RB数が最も小さいRB gro upが2つ以上存在する場合、RB group番号が大き いRB groupからRB groupを削除する。

 上記処理を行った後のTemporary RB groupを、 下の処理ではTemporary RB groupとして用いる。 また、上記処理を行った後のTemporary RB group のRB数をNum RB、F とする。

 上記の処理において削除されたRB groupはk +1番目以降のUEの無線リソースとして使用さ る。

 そして、上記Temporary RB group内のRB数Num RB、F と、CQI TFR を引数としてTF_related_tableを参照することに り、下りリンクの共有チャネルのデータサ ズ (Sizeと記載する)と、変調方式(Modulationと 載する)を再度決定する。

 そして、ステップS1234において、前記Sizeを するMAC PDUに、MACレイヤの制御情報及びRLC  Buffer内の全論理チャネルのデータを多重する 。

 そして、ステップS1230において、当該Sub-f rameの送信に使用されるRB group及び変調方式 ペイロードサイズを決定する。すなわち、 記データの送信に使用されるRB groupは、Tempo rary RB groupと同一とする。上記データの送信 に使用される変調方式は、Modulationと同一と る。上記データのペイロードサイズは、Size 同一とする。

 尚、上述した例におけるRLC Bufferは、一 には、データバッファである。また、RLC Buf ferではなく、PDCP Bufferに関して同様の処理を 行ってもよい。

 ステップS1116において、RV Selection (Redunda ncy Version Selection)を行う。

 ステップS1118において、kの値をインクリメ トし、ステップS1120において、kの値が、N DL-SCH 以下であるか否かを判定する。kの値がN DL-SCH 以下である場合(ステップS1120の処理:YES)、ス ップS1112の前に戻る。一方、kの値がN DL-SCH 以下でない場合(ステップS1120の処理:NO)、処 を終了する。

 次に、本実施例に係る基地局装置200につ て、図13を参照して説明する。

 本実施例に係る基地局装置200は、レイヤー1 処理部252と、ユーザ装置状態管理部254と、ス ケジューリング係数計算部256と、UE選択部258 、TFR Selection部268と、MAC制御信号生成部260 、共通CH、MCHリソース管理部262と、周波数リ ソース管理部264と、パーシステントリソース 管理部266と、HARQ制御部270(270 1 、270 2 、・・・、270 n )と、RLC/PDCP処理部272とを備える。HARQ制御部27 0は、UE#1、#2、…、UE#nに関するHARQ制御部270 1 、HARQ制御部270 2 、…、HARQ制御部270 n から構成される。RLC/PDCP処理部272は、UE#1の論 理チャネル#1、UE #1の論理チャネル2、…、UE #1の論理チャネル#k、UE #2の論理チャネル#1 …、UE #nの論理チャネル#kに関するRLC Buf2721 1,1 、RLC Buf2721 1,2 、RLC Buf2721 1,k 、RLC Buf2721 2,1 、…、RLC Buf2721 n,k から構成される。

 尚、図13においては、UE #nのHARQ制御部 n を、UE毎に備えているが、UE毎に備える必要 なく、全UEに関して1つのHARQ制御部を備えて てもよいし、複数のUEに関して1つのHARQ制御 部を備えていてもよい。RLC Buff n,k に関しても、1UEに対して1つのRLC Bufとし、論 理チャネル毎にRLC Bufを備えなくてもよいし あるいは、全UEに関して1つのRLC Bufを備え いてもよい。

 レイヤー1処理部252は、レイヤー1に関す 処理を行う。具体的には、レイヤー1処理部2 52では、下りリンクで送信される共有チャネ のチャネル符号化やIFFT処理、上りリンクで 送信される共有チャネルのFFT処理やチャネル 復号化等の受信処理などが行われる。上記下 りリンクで送信される共有チャネルとは、例 えば、Dynamic Schedulingが適用される共有チャ ルと、Persistent Schedulingが適用される共有チ ネルである。

 また、レイヤー1処理部252は、下りリンク の共有チャネルのための制御情報であるDownli nk Scheduling Informationや、上りリンクの共有チ ャネルのための制御情報であるUL Schedulin Gra ntの送信処理を行う。

 また、レイヤー1処理部252は、上りリンク で送信される制御情報、すなわち、Channel Qua lity Indicator(CQI)や下りリンクの共有チャネル 関する送達確認情報の受信処理を行う。上 CQIや送達確認情報は、ユーザ装置状態管理 254に送信される。

 また、レイヤー1処理部252は、上りリンク で送信されるサウンディング用のリファレン ス信号や上記CQIの信号に基づき、上りリンク の同期状態を判定し、上記判定結果をユーザ 装置状態管理部254に通知する。

 また、レイヤー1処理部252は、上りリンク で送信されるサウンディング用のリファレン ス信号や上記CQIの信号に基づき、上りリンク の受信タイミングを推定してもよい。上記上 りリンクの受信タイミングの推定結果は、例 えば、ユーザ装置状態管理部254を介して、MAC 制御信号生成部260に送信される。

 尚、レイヤー1処理部252は無線インタフェ ースに接続されている。より具体的には、下 りリンクに関しては、レイヤー1処理部252で 成されたベースバンド信号が無線周波数帯 変換され、その後、アンプにおいて増幅さ 、アンテナを介して、UEに信号が送信される 。一方、上りリンクに関しては、アンテナで 受信された無線周波数信号がアンプで増幅さ れた後に、周波数変換されてベースバンド信 号として、レイヤー1処理部252に入力される

 ユーザ装置状態管理部254は、各UEの状態 理を行う。例えば、ユーザ装置状態管理部25 4は、HARQ Entityの状態の管理や、UEのMobilityの 理及び制御や、DRX状態の管理、上り同期状 の管理、パーシステントスケジューリング 適用するか否かの管理、MAC Control Blockの送 信の有無の管理、下りリンク送信状態の管理 、バッファ状態の管理を行い、かつ、ステッ プS1024でスケジューリング係数の計算を行う めの各メトリックの算出、及び、スケジュ リング係数を計算するべきか否かの判定を う。すなわち、ユーザ装置状態管理部254は 図10におけるステップS1004~S1022の処理を行う 。

 尚、上記UEのMobilityとは、UEが通信するセ を切り替えるハンドオーバのことであり、 周波のハンドオーバ及び異周波のハンドオ バ及び異なるシステム間のハンドオーバを む。異周波のハンドオーバ及び異システム のハンドオーバの場合には、Measurement Gapの 管理及び制御が、上記UEのMobilityの管理及び 御に含まれる。

 さらに、ユーザ装置状態管理部254は、ス ップS902、S904、S906の処理を行う。具体的に 、ユーザ装置状態管理部254は、当該Sub-frame DL MACのSub-frameあたりの最大多重数を設定し 、当該Sub-frameにおけるMCHの数をカウントし、 当該Sub-frameにおけるD-BCHおよびPCHおよびRACH r esponseおよびRACH message 4の数をカウントする

 スケジューリング係数計算部256は、図10に けるステップS1002、S1024~S1032の処理を行う。 体的には、スケジューリング係数計算部206 、当該Sub-frameにおいて各ユーザ装置のスケ ューリング係数を計算する(図11参照)。そし て、UE選択部258は、前記スケジューリング係 に基づき、ダイナミックスケジューリング よる無線リソースの割り当てが行われるユ ザ装置を選択する。UE選択部258は、ダイナ ックスケジューリングによる無線リソース 割り当てが行われるUEの数N DL-SCH をトランスポートフォーマット・リソースブ ロック選択(TFR Selection)部268に入力する。

 TFR Selection部268は、ステップS1110、ステッ プS1112、ステップS1114、ステップS1116、ステッ プS1120の処理を行う。具体的には、TFR Selectio n部268は、Dynamic schedulingが適用されるDL-SCHに する送信フォーマットの決定と無線リソー の割り当てを行う。TFR Selection部268で決定 れたDynamic schedulingが適用されるDL-SCHに関す 送信フォーマットや無線リソースに関する 報は、レイヤー1処理部252に送られ、レイヤ ー1処理部252において、DL Scheduling Information 送信処理や、下りリンクの共有チャネルの 信処理に用いられる。

 共通CH、MCHリソース管理部262は、MCHや共 チャネル(Common channel)、例えば同期チャネル (SCH)、プライマリ報知チャネル(P-BCH)、D-BCH、 ージングチャネル(PCH)、ランダムアクセス ャネル応答(RACH response)、RACH message 4に関す る送信フォーマットの決定と無線リソースの 割り当てを行う。そして、上記無線リソース の内、周波数リソースを周波数リソース管理 部264に通知する。また、共通CH、MCHリソース 理部262において決定された送信フォーマッ や割り当てられた無線リソースは、周波数 ソース管理部264、TFR Selection部268を介して レイヤー1処理部252に送られ、レイヤー1処理 部252において、上記MCHや共通チャネル(Common  channel)のレイヤー1の処理が行われる。

 周波数リソース管理部264は、TFR Selection 268、共通CH、MCHリソース管理部262、パーシス テントリソース管理部266と接続され、周波数 リソースの管理を行う。より具体的には、Dyn amic Schedulingが適用される下りリンクの共有 ャネルに利用可能な残りの周波数リソース 監視し、TFR Selection部268におけるステップS11 10の処理に必要な情報をTFR Selection部268に提 する。

 パーシステントリソース管理部266は、パ システントスケジューリングが適用されるD L-SCHの状態管理及び無線リソースの管理を行 。より具体的には、パーシステントリソー 管理部266は、パーシステントスケジューリ グが適用されるDL-SCHに関する送信フォーマ トの決定と無線リソースの管理を行う。そ て、上記無線リソースの内、周波数リソー を周波数リソース管理部264に通知する。ま 、パーシステントリソース管理部266におい 決定された送信フォーマットや割り当てら た無線リソースは、周波数リソース部264、T FR Selection部268を介して、レイヤー1処理部252 送られ、レイヤー1処理部252において、上記 パーシステントスケジューリングが適用され るDL-SCHのレイヤー1の処理が行われる。

 また、パーシステントリソース管理部266 、ユーザ装置状態管理部254におけるステッ S1012~S1016の処理を行うための情報を、ユー 装置状態管理部254に与える。

 MAC制御信号生成部260は、各UEに関して、MA C制御信号を送信すべきか否かを判定し、MAC 御信号を送信すべきであると判定した場合 は、その情報をユーザ装置状態管理部254に 知する。また、上記MAC制御信号が実際にMAC  PDUにマッピングされる場合には、TFR Selection 268に、上記MAC制御信号を与える。

 尚、MAC制御信号には、上りリンクの信号 送信タイミングを調節するタイミングアド ンスや上り同期の確立を指示する制御信号 DRX状態に入ることを指示する制御信号等が る。各制御信号を送信するか否かの判断は ユーザ装置状態管理部254やレイヤー1処理部 252からの情報に基づいて行われる。

 HARQ制御部270は、各UEのHARQの制御を行う。

 RLC/PDCP処理部272は、各UEのRLCレイヤ及びPDCP イヤの制御を行う。さらに、RLC/PDCP処理部272 は、UE#nの論理チャネル#kに関するRLC Buffer、 なわち、RLC Buf2721 n,k を備え、下りリンクにおいて送信すべきRLCレ イヤのデータのバッファリングを行う。

 尚、RLC Buf2721 n,k は、上述した例では、RLCレイヤのデータのバ ッファリングを行っているが、代わりに、RLC レイヤとPDCPレイヤのデータのバッファリン を行ってもよい。

 すなわち、当該Sub-frameにおいて下りリンク 共有チャネルにより送信されるデータは、R LC/PDCP処理部272において、そのバッファRLC Buf 2721 n,k より切り出され、HARQ制御部270においてHARQの 理が行われ、UE選択部258、TFR Selection部268を 介して、レイヤー1処理部252に送られ、レイ ー1処理部252において、符号化やIFFT等の送信 処理が行われる。

 本発明は上記の実施形態によって記載し が、この開示の一部をなす論述及び図面は の発明を限定するものであると理解すべき はない。この開示から当業者には様々な代 実施形態、実施例及び運用技術が明らかと ろう。

 例えば、上述した実施例においては、Evol ved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは ,Super 3G)が適用されるシステムにおける例が 明されたが、本発明に係る移動局、基地局 置、移動通信システム及び通信制御方法は 共有チャネルを用いた通信を行う他のシス ムにも適用可能である。

 すなわち、本発明はここでは記載してい い様々な実施形態等を含むことは勿論であ 。従って、本発明の技術的範囲は上記の説 から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定 項によってのみ定められるものである。

 説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例 分けて説明したが、各実施例の区分けは本 明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要 に応じて使用されてよい。発明の理解を促す ため具体的な数値例を用いて説明したが、特 に断りのない限り、それらの数値は単なる一 例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよ い。

 以上、本発明は特定の実施例を参照しな ら説明されてきたが、各実施例は単なる例 に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例 代替例、置換例等を理解するであろう。説 の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機 的なブロック図を用いて説明されたが、そ ような装置はハードウエアで、ソフトウエ で又はそれらの組み合わせで実現されても い。本発明は上記実施例に限定されず、本 明の精神から逸脱することなく、様々な変 例、修正例、代替例、置換例等が包含され 。

 本国際出願は、2007年3月1日に出願した日 国特許出願2007-052115号、2007年6月19日に出願 た日本国特許出願2007-161938号及び2007年12月20 日に出願した日本国特許出願2007-329024号に基 く優先権を主張するものであり、2007-052115 、2007-161938号及び2007-329024号の全内容を本国 出願に援用する。