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Title:
BASE STATION DEVICE, USER DEVICE, AND METHOD USED IN MOBILE COMMUNICATION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/099783
Kind Code:
A1
Abstract:
A base station device includes: means for storing quality information indicating the channel state for each of the transmission antennas of a user device; scheduling means for creating scheduling information indicating a resource unit allocation plant from the quality information; and means for transmitting a low-layer control signal containing scheduling information and antenna selection information to a user device. The antenna selection information indicates which of the transmission antennas provided in the user device is to be used for performing transmission. The antenna selection information and scheduling information are both channel-coded.

Inventors:
HIGUCHI KENICHI (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/052148
Publication Date:
August 21, 2008
Filing Date:
February 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
International Classes:
H04B7/06; H04B7/26; H04J11/00
Domestic Patent References:
WO2002091625A12002-11-14
Foreign References:
JPH09238098A1997-09-09
Other References:
See also references of EP 2110963A4
3GPP, TSG RAN WG1 MEETING#47BIS, January 2007 (2007-01-01)
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower20-3, Ebisu 4-Chom, Shibuya-Ku Tokyo 32, JP)
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Claims:
 複数のリソースユニットを含む所定の周波数帯域にわたって、ユーザ装置の送信アンテナ毎にチャネル状態を示す品質情報を記憶する手段と、
 前記品質情報から、リソースユニットの割当計画を示すスケジューリング情報を作成するスケジューリング手段と、
 スケジューリング情報及びアンテナ選択情報を含む低レイヤ制御信号をユーザ装置に送信する手段と、
 を有し、前記アンテナ選択情報は、ユーザ装置に備わる複数の送信アンテナの内どの送信アンテナで送信を行うべきかを示し、
 前記アンテナ選択情報と前記スケジューリング情報とが共にチャネル符号化される
 ことを特徴とする基地局装置。
 前記スケジューリング手段は、ユーザ装置に割り当てられるリソースユニットを示すリソースユニット割当情報、アンテナ選択情報、上り送信に使用される伝送フォーマット情報及び上り信号の送信電力情報を決定する
 ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
 リソースユニット割当情報、伝送フォーマット情報及び送信電力情報は、スケジューリング情報がアンテナ選択情報と共にチャネル符号化されるか否かに依存しないビット数で表現される
 ことを特徴とする請求項2記載の基地局装置。
 リソースユニット割当情報、伝送フォーマット情報又は送信電力情報の少なくとも1つは、スケジューリング情報がアンテナ選択情報と共にチャネル符号化されるか否かに依存して異なるビット数で表現される
 ことを特徴とする請求項2記載の基地局装置。
 アンテナ選択情報が、複数のサブフレームにわたって分散してユーザ装置に通知される
 ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
 スケジューリング情報及びアンテナ選択情報を含む低レイヤ制御信号を基地局装置から受信する手段と、
 前記低レイヤ制御信号をチャネル復号及びデータ復調し、前記スケジューリング情報からリソースユニットの割当計画を確認する手段と、
 前記アンテナ選択情報に従って複数の送信アンテナの中から送信アンテナを選択し、該送信アンテナを用いて、割り当てられたリソースユニットで上り信号を送信する手段と、
 を有し、前記アンテナ選択情報は、前記スケジューリング情報と共にチャネル符号化された状態で前記低レイヤ制御信号に含まれている
 ことを特徴とするユーザ装置。
 複数のリソースユニットを含む所定の周波数帯域にわたってユーザ装置の送信アンテナ毎にチャネル状態を示す品質情報から、リソースユニットの割当計画を示すスケジューリング情報が基地局装置で作成されるスケジューリングステップと、
 スケジューリング情報及びアンテナ選択情報を含む低レイヤ制御信号がユーザ装置に送信されるステップと、
 前記低レイヤ制御信号が復号及び復調され、前記スケジューリング情報からリソースユニットの割当計画がユーザ装置で確認されるステップと、
 前記アンテナ選択情報に従って複数の送信アンテナの中から送信アンテナが選択され、該送信アンテナを用いて、割り当てられたリソースユニットで上り信号が送信されるステップと、
 を有し、前記アンテナ選択情報は、ユーザ装置に備わる複数の送信アンテナの内どの送信アンテナで送信を行うべきかを示し、
 前記アンテナ選択情報と前記スケジューリング情報とは基地局装置で共にチャネル符号化される
 ことを特徴とする方法。
 
Description:
移動通信システムで使用される 地局装置、ユーザ装置及び方法

 本発明は移動通信の技術分野に関し、特 閉ループ型アンテナ選択ダイバーシチ(Closed -loop Type ASTD(Antenna Switching Transmission Diversit y))を行う移動通信システムにおける基地局装 置、ユーザ装置及び方法に関する。

 移動通信システムでは伝送品質を向上さ るため、通信装置に送信アンテナを複数用 し、送信ダイバーシチを行うことがある。 信ダイバーシチは大別してオープンループ とクローズドループ型とがある。オープン ープ型(開ループ型)では予め定められた選 パターンで送信アンテナが選択される。ク ーズドループ型(閉ループ型)では、通信相手 からのフィードバックに従って、適切な送信 アンテナが選択される。

 図1は閉ループ型アンテナ選択ダイバーシ チが上りリンクに適用された様子を示す。先 ず、各送信アンテナから送信されたリファレ ンス信号に基づいて、送信アンテナ毎にチャ ネル状態の良否が判定される。チャネル状態 の良否は例えばチャネル品質インジケータ(CQ I)で表現される。そして、良いチャネル状態 関連する送信アンテナが判定され、その判 結果がアンテナ選択情報として送信元にフ ードバックされる。

 図2はユーザ装置に2つの送信アンテナが わっている場合に、各送信アンテナからリ ァレンス信号及びデータ信号が送信される 子を模式的に示す。データ信号は、より良 チャネル状態に対応する送信アンテナから 信される。リファレンス信号は原則として ータ信号と同じ送信アンテナから送信され が、或る周期に該当する場合には、データ 号とは異なる送信アンテナから送信される 例えば、4サブフレームのうち1-3番目のサブ レームではデータ信号と同じ送信アンテナ 、4番目のサブフレームではデータ信号と異 なる送信アンテナでリファレンス信号が送信 されるように事前に決定される。これにより 双方の送信アンテナに関する伝搬状況を確実 に把握しながらアンテナの選択を行うことが できる。

 上り信号の送信で閉ループ型アンテナ選択 イバーシチを行うことについては例えば非 許文献1に記載されている。
3GPP, TSG RAN WG1 Meeting#47bis, R1-070097, 2007 年1月

 ところで、複数の送信アンテナの内どの送 アンテナが使用されるべきかを示すアンテ 選択情報を表現するビット数は比較的少な 。例えば、4アンテナの場合は高々2ビット 済むし、8アンテナでさえ3ビットで済む。よ り一般的には、Nアンテナの場合に必要なビ ト数は、log 2 Nにしかならない。このことは下り制御信号 情報量を少なくし、オーバーヘッドを抑制 る観点からは好ましいが、誤り訂正の観点 らは好ましくない。アンテナ選択情報につ て誤り訂正符号化を行ったとしても符号化 得が十分に得られないからである。このた アンテナ選択情報の誤り率は通信状況によ ては高くなってしまうことが懸念される。 にセル端のユーザ装置のチャネル状態は良 ないことが多いので、アンテナ選択情報が に誤りやすくなり、折角アンテナダイバー チを行ったにもかかわらず、品質の向上を れなくなってしまうことが懸念される。

 本発明の課題は、閉ループ型アンテナ選 ダイバーシチにおいて、基地局装置からユ ザ装置に通知されるアンテナ選択情報の誤 率を改善することである。

 本発明で使用される基地局装置は、複数 リソースユニットを含む所定の周波数帯域 わたって、ユーザ装置の送信アンテナ毎に ャネル状態を示す品質情報を記憶する手段 、前記品質情報から、リソースユニットの 当計画を示すスケジューリング情報を作成 るスケジューリング手段と、スケジューリ グ情報及びアンテナ選択情報を含む低レイ 制御信号をユーザ装置に送信する手段とを する。前記アンテナ選択情報は、ユーザ装 に備わる複数の送信アンテナの内どの送信 ンテナで送信を行うべきかを示す。前記ア テナ選択情報と前記スケジューリング情報 が共にチャネル符号化される。

 本発明によれば、閉ループ型アンテナ選 ダイバーシチにおいて、基地局装置からユ ザ装置に通知されるアンテナ選択情報の誤 率を改善することができる。

閉ループ型アンテナ選択ダイバーシチ 行われる様子を示す図である。 2つの送信アンテナが適宜切り替えられ る様子を示す図である。 本発明の一実施例による基地局のブロ ク図を示す。 ユーザ装置の送信アンテナ毎に各リソ スユニットのCQIが用意されている様子を示 図である。 本発明の一実施例によるユーザ装置の ロック図を示す。 本発明の一実施例による動作例を示す ローチャートを示す。

符号の説明

 302 送信シンボル生成部
 304 離散フーリエ変換部
 306 サブキャリアマッピング部
 308 逆高速フーリエ変換部
 310 サイクリックプレフィックス付加部
 312 リファレンス信号生成部
 314 多重部
 316 RF送信回路
 318 電力増幅器
 320 送信アンテナ選択部
 322 L1/L2制御信号復調部
 330 送信電力制御部
 420 リファレンス信号生成部
 422 CQI測定部
 424 スケジューラ
 426 L1/L2制御信号生成部
 430 データ信号生成部
 436 多重部
 438 高速逆フーリエ変換部
 440 サイクリックプレフィックス付与部
 442 RF送信回路
 444 電力増幅器

 図3は本発明の一実施例による基地局を示 す。図3には、リファレンス信号生成部420、CQ I測定部422、スケジューラ424、L1/L2制御信号生 成部426、データ信号生成部430、多重部436、高 速逆フーリエ変換部(IFFT)438、サイクリックプ レフィックス付与部(+CP)440、RF送信回路442及 電力増幅器444が描かれている。

 リファレンス信号生成部420は、下りリン で伝送されるリファレンス信号を用意する リファレンス信号は、パイロット信号、ト ーニング信号等と言及され、送信側及び受 側で通信開始前に既知の情報を含む信号で る。

 CQI測定部422は、ユーザ装置から受信した 質測定用リファレンス信号に基づいて、各 ーザ装置とのチャネル状態(CQI)を評価する 品質測定用リファレンス信号は、サウンデ ングリファレンス信号(sounding reference signal) とも呼ばれ、定期的に上りリンクで伝送され る。このサウンディングリファレンス信号は 、チャネル推定部で使用されるチャネル補償 用又は復調用のリファレンス信号よりも広い 帯域で送信される。チャネル補償に使用され るリファレンス信号は、実際に割り当ての行 われたリソースブロックに渡る帯域を占めて いればよいが、サウンディングリファレンス 信号は、スケジューリングの基礎となる品質 測定に使用されるので、全リソースブロック に渡る帯域を占める必要がある。なお、リソ ースブロック(RB: Resource Block)はリソースユ ット(RU: Resource Unit)と同義的に使用され、 有データチャネルの伝送に割り当てられる 位周波数帯域を意味する。本実施例ではチ ネル状態(CQI)は、ユーザ装置の送信アンテナ 毎に各リソースユニットについて測定又は推 定される。

 図4はユーザ装置の送信アンテナ毎に各リ ソースユニットについてCQIが用意され、例え ばメモリに格納されている様子を示す。図示 の例では、第1のユーザ装置UE1は2つの送信ア テナを有し、第2のユーザ装置UE2は4つの送 アンテナを有し、第3のユーザ装置は送信ア テナを1つしか備えていない。RU1,RU2,...はリ ースユニットを示す。

 図3のスケジューラ424は、チャネル状態(CQI) 良否や他の判断基準(例えば、送信バッファ 滞留量のような公平性を加味する基準等)に づいて、上下リンクのリソース割り当て内 を計画する。決定された内容は、スケジュ リング情報として出力される。スケジュー ング情報は、例えば以下の情報を含んでも い:
  ・信号の伝送に使用されるリソースユニ トを示す情報(リソースユニット割当情報)、
  ・ユーザ識別情報、
  ・伝送フォーマット情報(データ変調方式 びチャネル符号化率又はデータサイズ)、
  ・送信電力情報。
これらのスケジューリング情報に加えて、ス ケジューラ424は、ユーザ装置がどの送信アン テナで送信を行うべきかを示すアンテナ選択 情報も用意する。例えば、図4でCQIの良否の 点から、太枠で示されているように、リソ スユニットRU1はユーザ装置UE1に、リソース ニットRU2はユーザ装置UE2に割り当てられた する。この場合、ユーザ装置UE1のアンテナ 択情報は第2の送信アンテナを示し、ユーザ 置UE2のアンテナ選択情報は第3の送信アンテ ナを示す。

 L1/L2制御信号生成部426は、送信する制御 報にチャネル符号化及びデータ変調等を行 ことでL1/L2制御信号を生成する。L1/L2制御信 は、上記のスケジューリング情報を含んで いことに加えて、アンテナ選択情報も含む 一般にL1/L2制御信号は1サブフレーム毎にユ ザ装置に通知されるが、特定のユーザ装置 のアンテナ選択情報の全部が一度に1つのL1/ L2制御信号で通知されることは必須でなく、 ンテナ選択情報は複数のL1/L2制御信号にわ ってそのユーザ装置に通知されてもよい。 えば、2ビットで表現されるアンテナ選択情 の1ビット目が第1のサブフレームで通知さ 、2ビット目が第2のサブフレームで通知され てもよい。L1/L2制御信号(低レイヤ制御信号) データ信号とは別に伝送され、データ信号 一部として伝送される高レイヤ制御信号(L3PP Cメッセージ、MACコントロールPDU等)と区別さ る。

 上述したようにアンテナ選択情報自体の ット数は比較的少ないので、そのままでは り訂正符号化の符号化利得が得られにくい 本実施例では、アンテナ選択情報はスケジ ーリング情報と共にチャネル符号化(誤り訂 正符号化)される。アンテナ選択情報を他の 報(スケジューリング情報等)と別個に符号化 するのではなく、スケジューリング情報及び アンテナ選択情報を含む信号が1つの符号化 位を構成し、誤り訂正符号化される。符号 の手法はビタビ符号化、畳み込み符号化、 ーボ符号化等当該技術分野で既知の適切な 何なる符号化の手法が使用されてもよい。 号化の情報単位が長くなるので少なくとも の分だけ符号化利得が向上し、特にアンテ 選択情報について符号化利得が向上する。

 ところで、セル内には様々なユーザ装置 様々な環境で動作している。アンテナ選択 報を要するユーザだけでなく、それを要し いユーザも存在する。従ってスケジューリ グ情報を通知する際にこれらのユーザを区 するか否かに依存して、いくつかの手法が えられる。

 (1)先ず、アンテナ選択情報を要するか否 に依存して異なる伝送フォーマットが用意 れてもよい。説明の便宜上、アンテナ選択 報を要するユーザをユーザA、それを要しな いユーザをユーザBとし、アンテナ選択情報 ビット数をmとする。(1)の手法では、ユーザA のスケジューリング情報は、ユーザBのスケ ューリング情報と同じビット数Kで表現され 。但し、ユーザAについてはスケジューリン グ情報だけで符号化単位(K)が構成されるが、 ユーザBについてはスケジューリング情報及 アンテナ選択情報を含むより長いビット数 信号(K+m)で符号化単位が構成される。この手 法は、アンテナ選択情報を要しない場合の既 存のスケジューリング情報のビット数をその まま維持することができ、既存の設備や処理 を変更しなくて済む。

 (2)或いは、アンテナ選択情報を要するか かに依存して異なる伝送フォーマットが用 されてもよい。本手法では、ユーザAについ てのスケジューリング情報はKビットで表現 れるが、ユーザBについてのスケジューリン 情報は(K-m)ビットで表現される。その結果 本手法では、アンテナ選択情報を要するか かによらず、符号化の単位はKビットに維持 きる。ユーザAの場合はそのままKビットが ユーザBの場合は(K-m)ビット+mビット=Kビット 符号化単位になるからである。

 スケジューリング情報のうち、アンテナ 択情報用にビット数が減らされる候補とし は、リソースユニット割当情報、伝送フォ マット情報(データ変調方式及びチャネル符 号化率又はデータサイズ)及び送信電力情報 が挙げられる。ビット数が減らされると、 の情報で表現可能な選択肢数が減ってしま ことが懸念される。

 しかし、アンテナ選択情報を用いた制御 必要なユーザは、概してチャネル状態の悪 環境で(例えば、セル端で)通信を行ってい ので、チャネル状態が良い場合にしかとり ない選択肢を無視しても実害は少ない。例 ば、リソースユニット割当情報なら、チャ ル状態が非常に良い場合に割り当てられる ソースユニットの組み合わせ(例えば、多く リソースユニットを指定する組み合わせ)は 、チャネル状態の悪いユーザには不要である 。伝送フォーマットについても、チャネル状 態が非常に良い場合にしか使用されないMCS番 号は、チャネル状態の悪いユーザには不要で ある。送信電力についても、チャネル状態が 非常に良い場合にしか使用されないような弱 い送信電力は、チャネル状態の悪いユーザに は使用されない。従って、アンテナ選択情報 を用いるユーザについてスケジューリング情 報で表現される内容の選択肢が減ったとして も実害は少ないと考えられる。アンテナ選択 情報を要しないユーザA及びそれを要するユ ザB双方について、符号化単位がKビットに揃 えられることで、L1/L2制御信号の伝送フォー ットを複数用意せずに済み、演算処理の簡 化を図る恩恵を受けることができる。

 なお、スケジューリング情報のビット数 減らされた場合に、リソースユニット割当 の選択肢を減らさないように或る低度工夫 ることもできる。例えば、リソースユニッ 割当情報等の全体でなく、前回との差分だ を表現すれば、選択肢数自体は減らさなく よいかもしれない。

 データ信号生成部430は、チャネル符号化 びデータ変調等を行うことで、共有データ ャネルを用いて伝送するデータ信号を用意 る。

 多重部436は、リファレンス信号、L1/L2制 信号及びデータ信号を自セルに在圏するユ ザ装置宛てに送信するよう信号を多重する 多重化は時分割多重、周波数分割多重、符 分割多重の1以上を用いて行われてよい。

 高速逆フーリエ変換部(IFFT)438は、マッピ グ後の信号を高速逆フーリエ変換し、OFDM方 式での変調を行い、送信シンボル中の有効シ ンボルの部分を作成する。

 サイクリックプレフィックス付与部(+CP)44 0は、OFDM方式で変調された信号(この段階では 、有効シンボル部分)にガードインターバル 付与し、送信信号を構成するOFDMシンボルを 成する。送信信号は不図示の要素により無 送信される。サイクリックプレフィックス( Cyclic Prefix)はガードインターバルとも呼ばれ 、送信シンボル中の有効シンボルに含まれる 一部分を複製することで用意することができ る。

 RF送信回442は、送信シンボルを無線周波 で送信するためのディジタルアナログ変換 周波数変換及び帯域制限等の処理を行う。

 電力増幅器444は送信電力を調整する。

 図5は本発明の一実施例によるユーザ装置 の機能ブロック図を示す。ユーザ装置は、上 りリンクにシングルキャリア方式が採用され る移動通信システムで使用されることが想定 されている。図5には、送信シンボル生成部30 2、離散フーリエ変換部(DFT)304、サブキャリア マッピング部306、逆高速フーリエ変換部(IFFT) 308、サイクリックプレフィックス付加部(+CP)3 10、リファレンス信号生成部312、多重部314、R F送信回路316、電力増幅器318、送信アンテナ 択部320、L1/L2制御信号復調部322及び送信電力 制御部330が描かれている。

 送信シンボル生成部302は、上りリンクで 信される信号を用意する。送信シンボル生 部302は、ユーザが送信しようとしているユ ザトラフィックデータ信号だけでなく、制 信号も作成する。制御信号には、上りデー 信号の伝送フォーマット(変調方式及びデー タサイズ等)、上り送信電力、下りデータ信 に対する送達確認情報(ACK/NACK)、下りリンク の受信品質(CQI)等が含まれてよい。

 離散フーリエ変換部(DFT)304は離散フーリ 変換を行い、時系列の情報を周波数領域の 報に変換する。

 サブキャリアマッピング部306は、周波数 域でのマッピングを行う。複数のユーザ装 の多重化に周波数分割多重化(FDM)方式が使 されてもよい。FDM方式には、ローカライズ (localized)FDM方式及びディストリビュート(distr ibuted)FDM方式の2種類がある。

 逆高速フーリエ変換部(IFFT)308は、逆フー エ変換を行うことで、周波数領域の信号を 間領域の信号に戻す。

 サイクリックプレフィックス付加部(+CP)31 0は、送信する情報にサイクリックプレフィ クス(CP: Cyclic Prefix)を付加する。サイクリ クプレフィックス(CP)は、マルチパス伝搬遅 および基地局における複数ユーザ間の受信 イミングの差を吸収するためのガードイン ーバルとして機能する。

 リファレンス信号生成部312は、上りリン で送信されるリファレンス信号を用意する

 多重部314は、送信する情報にリファレン 信号を多重し、送信シンボルを作成する。

 RF送信回路316は、送信シンボルを無線周 数で送信するためのディジタルアナログ変 、周波数変換及び帯域制限等の処理を行う

 電力増幅器318は送信電力制御部330からの 示に従って送信電力を調整する。

 送信電力制御部330は、送信信号の送信電 を基地局からの指示(スケジューリング情報 中の送信電力制御情報)に従って制御する。

 送信アンテナ選択部320は、基地局から通知 れたアンテナ選択情報に従って及び予め決 られている規則に従って送信アンテナを適 切り替える。予め決められている規則は、 えば次のようなものでもよい:
 「データ信号はアンテナ選択情報に従って 択された送信アンテナから送信される。或 一定の周期に該当するサブフレームでは、 ータ信号の送信に使用されていない送信ア テナから、それ以外のサブフレームではデ タ信号の送信に使用されている送信アンテ からリファレンス信号が送信される。」。

 L1/L2制御信号復調部322は、基地局から受 したL1/L2制御信号をチャネル復号及びデータ 復調し、制御情報を抽出する。特に本実施例 では、基地局で行われたチャネル符号化方式 及びデータ変調方式に応じてチャネル復号及 びデータ復調が行われ、スケジューリング情 報及びアンテナ選択情報が導出される。上述 したようにアンテナ選択情報はスケジューリ ング情報と共に符号化されて伝送されている 。従ってこれらの情報は別々にではなく一緒 にチャネル復号化される。

 抽出されたスケジューリング情報から、 ソースユニットを示す情報(リソースユニッ ト割当情報)、ユーザ識別情報、伝送フォー ット情報(データ変調方式及びチャネル符号 率又はデータサイズ)、送信電力情報等が導 出され、それらに従って下り信号の受信及び /又は上り信号の送信が行われる。この場合 使用されるアンテナ(特に、送信アンテナ)は 、アンテナ選択情報に従って選択される。

 図6は本発明の一実施例による動作例を示 すフローチャートを示す。ステップS1では上 リファレンス信号の受信品質(CQI)が基地局 測定される。受信品質は、ユーザ装置毎に 別されるのはもちろんのこと、ユーザ装置 複数の送信アンテナが備わっている場合は 信アンテナも区別される。CQIの測定は、リ ースユニットが割り当てられるかもしれな 帯域全体(システム帯域)にわたって行われる 。その結果、図4で説明されたようにCQIがユ ザ装置の送信アンテナ毎に各リソースユニ トについて用意される。

 ステップS2では、測定されたCQIに基づい 基地局でスケジューリングが行われる。よ 良いCQIを示すユーザ装置にリソースユニッ が割り当てられ、スケジューリング情報に 随して、送信アンテナを指定するアンテナ 択情報も用意される。

 ステップS3では、スケジューリング情報 びアンテナ選択情報を含む信号がチャネル 号化され、データ変調され、L1/L2制御信号が 作成される。L1/L2制御信号はユーザ装置に通 される。

 ステップS4では、スケジューリング情報 らリソースユニット割当情報、伝送フォー ット情報及び送信電力情報が導出され、そ らで指定されたリソースユニット、伝送フ ーマット及び送信電力で上り信号が送信さ る。送信時には、アンテナ選択情報で指定 れた送信アンテナが使用される。

 かくて本発明の一実施例によれば、アン ナ選択情報がスケジューリング情報と共に ャネル符号化された上で伝送されるので、 ンテナ選択情報の誤り率を改善することが きる。

 以上本発明は特定の実施例を参照しなが 説明されてきたが、各実施例は単なる例示 過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、 替例、置換例等を理解するであろう。発明 理解を促すため具体的な数値例を用いて説 がなされたが、特に断りのない限り、それ の数値は単なる一例に過ぎず適切な如何な 値が使用されてもよい。各実施例の区分け 本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が 必要に応じて使用されてよい。説明の便宜上 、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロ ック図を用いて説明されたが、そのような装 置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそ れらの組み合わせで実現されてもよい。本発 明は上記実施例に限定されず、本発明の精神 から逸脱することなく、様々な変形例、修正 例、代替例、置換例等が本発明に包含される 。

 本国際出願は2007年2月14日に出願した日本国 特許出願第2007-034132号に基づく優先権を主張 るものであり、その全内容を本国際出願に 用する。