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Title:
BASE STATION, RADIO COMMUNICATION SYSTEM, BAND CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149726
Kind Code:
A1
Abstract:
A burst section for transmitting and receiving user data for each of mobile stations owned by a downlink sub-frame and an uplink sub-frame which are defined by the orthogonal frequency division multiplex connection method is divided in a frequency axis direction into a plurality of allocation regions corresponding to the number of sectors. An allocation region for transmitting and receiving user data for each of the mobile stations is allocated to an allocation region corresponding to a sector in which the mobile station exists. When the allocation band required for transmitting the user data in the sector exceeds the communication band of the allocation region, allocation is performed to allocation regions corresponding to other sectors excluding the aforementioned sector.

Inventors:
NIKI TAKEO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/059717
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
May 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
NIKI TAKEO (JP)
International Classes:
H04W16/06; H04W72/12
Foreign References:
EP1677460A12006-07-05
EP1760954A12007-03-07
JP2004537875A2004-12-16
JP2006515141A2006-05-18
JP2007144487A2007-06-14
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka 1-chom, Minato-ku Tokyo 52, JP)
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Claims:
 直交周波数分割多重接続方式で規定されたダウンリンクサブフレームが備える移動局毎のユーザデータを送信するためのダウンリンクバースト区間を、周波数軸方向でセクタ数に対応した複数のデータ送信領域に分割し、前記移動局毎のユーザデータを送信するための領域を、該移動局が在圏するセクタに対応するデータ送信領域に割り当て、該セクタ内のユーザデータの送信に必要な帯域が当該データ送信領域の通信帯域を超える場合、該セクタを除く他のセクタに対応するデータ送信領域に割り当てるDL-MAP生成手段と、
 直交周波数分割多重接続方式で規定されたアップリンクサブフレームが備える移動局毎のユーザデータを送信するためのアップリンクバースト区間を、周波数軸方向でセクタ数に対応した複数のデータ受信領域に分割し、前記移動局毎のユーザデータを送信するための領域を、該移動局が在圏するセクタに対応するデータ受信領域に割り当て、該セクタ内のユーザデータの送信に必要な帯域が当該データ受信領域の通信帯域を超える場合、該セクタを除く他のセクタに対応するデータ受信領域に割り当てるUL-MAP生成手段と、
を有する基地局。
 前記DL-MAP生成手段は、
 前記データ送信領域を、前記セクタ数に応じてさらに時間軸方向で分割し、前記時間軸方向で分割した領域の各シンボル境界にて割り当てるセクタを切り替え、
 前記UL-MAP生成手段は、
 前記データ受信領域を、前記セクタ数に応じてさらに時間軸方向で分割し、前記時間軸方向で分割した領域の各シンボル境界にて割り当てるセクタを切り替える請求項1記載の基地局。
 前記UL-MAP生成手段は、
 前記移動局毎のユーザデータを送信するための領域を前記データ受信領域に割り当てた後、前記データ受信領域に空き領域がある場合は、該空き領域に予め決められたダミーデータを挿入する請求項1または2記載の基地局。
 請求項1から3のいずれか1項記載の基地局と、
 前記基地局と無線通信を行う移動局と、
を有する無線通信システム。
 直交周波数分割多重接続方式で規定されたダウンリンクサブフレームが備える移動局毎のユーザデータを送信するためのダウンリンクバースト区間を、周波数軸方向でセクタ数に対応した複数のデータ送信領域に分割し、
 前記移動局毎のユーザデータを送信するための領域を、該移動局が在圏するセクタに対応するデータ送信領域に割り当て、該セクタ内のユーザデータの送信に必要な帯域が当該データ送信領域の通信帯域を超える場合、該セクタを除く他のセクタに対応するデータ送信領域に割り当て、
 直交周波数分割多重接続方式で規定されたアップリンクサブフレームが備える移動局毎のユーザデータを送信するためのアップリンクバースト区間を、周波数軸方向でセクタ数に対応した複数のデータ受信領域に分割し、
 前記移動局毎のユーザデータを送信するための領域を、該移動局が在圏するセクタに対応するデータ受信領域に割り当て、該セクタ内のユーザデータの送信に必要な帯域が当該データ受信領域の通信帯域を超える場合、該セクタを除く他のセクタに対応するデータ受信領域に割り当てる帯域制御方法。
 前記データ送信領域を、前記セクタ数に応じてさらに時間軸方向で分割し、前記時間軸方向で分割した領域の各シンボル境界にて割り当てるセクタを切り替え、
 前記データ受信領域を、前記セクタ数に応じてさらに時間軸方向で分割し、前記時間軸方向で分割した領域の各シンボル境界にて割り当てるセクタを切り替える請求項5記載の帯域制御方法。
 前記移動局毎のユーザデータを送信するための領域を前記データ受信領域に割り当てた後、前記データ受信領域に空き領域がある場合は、該空き領域に予め決められたダミーデータを挿入する請求項5または6記載の帯域制御方法。
Description:
基地局、無線通信システム及び 域制御方法

 本発明は直交周波数分割多重接続(Orthogona l Frequency Division Multiple Access:OFDMA)方式を採 する基地局及び無線通信システム並びに該 地局で用いる帯域制御方法に関する。

 図1は無線通信システムにおけるセル配置 の一例を示す模式図である。

 図1に示すように、無線通信システムは、 複数の基地局BS(図1に示す例ではBS1、BS2、BS3) 備えた構成である。図1に示す基地局BS1~B3は 、自局が管理するセルを、さらに3つのセク (Sector1,2,3)に分割して管理する。移動局MSは 各基地局BSが管理するセクタ1~3のうち、自局 が在圏しているセクタを管理する基地局BSと 線通信を行う。

 図1に示す構成において、無線通信システ ムの周波数再利用率が3(Reuse3)の場合、通常、 基地局BS1,BS2,BS3は、隣接するセクタと異なる 波数領域を用いて移動局MSと無線通信を行 。そのため、セクタ間干渉が問題となるこ はない。

 一方、無線通信システムの周波数再利用 が1(Reuse1)の場合、全てのセクタで同一の周 数領域を使用するため、セクタの境界にて クタ間干渉が発生する。

 図2は、例えばIEEE802.16e-2005で規定されたOF DMAフレームの構成例を示す模式図である。

 図2の縦軸は周波数軸であり、横軸は時間 軸である。周波数軸方向には複数のサブキャ リアをまとめたグループ(サブチャネル)が配 され、時間軸方向にはOFDMAシンボルが配置 れる。

 サブチャネルは,複数の物理サブキャリア からなる論理チャネルであり、どのサブキャ リアを束ねて1つのサブチャネルを構成する は任意である。通常,サブチャネル間の干渉 軽減するために、ランダムに配置されたサ キャリアを束ねてサブチャネルを構成する

 なお、IEEE802.16e-2005では、OFDMAフレームに けるサブキャリアの配置方法について複数 ルールが規定されている。以下では、それ のルールのうち、FUSC(Full Usage of Sub-channel) ではなく、PUSC(Partial Usage of Sub-channel)を採 する場合で説明する。但し、本発明はPUSC方 に限定されるものではない。

 図2に示すように、ダウンリンクサブフレ ームは、プリアンブル(Preamble)、FCH(Frame Contro l Header)、DL-MAP(Downlink map)及びダウンリンク ースト(DL-burst)区間(DL-burst #1、DL-burst #2、… 、DL-burst #6)で構成される。図2では図示され いないが、ダウンリンクサブフレームでは 例えばダウンリンクバースト区間(DL-burst #1 )やをDL-MAPの領域の一部を使用してUL-MAP(Uplink map)が送信される。

 プリアンブルは、フレームの先頭検出や 信品質の計測等に用いられる、予め決めら た固定データである。

 FCHは、後続するDLマップやULマップが正し く読み取れるように、これらMAP領域で用いて いる変調方式や符号方式等を各移動局MSに報 するための情報である。

 ダウンリンクバースト区間は、下り方向( BSからMS方向)に伝送する各移動局MS宛てのユ ザデータの領域である。図2に示す例では、D L-burst #1、DL-burst #2、…、DL-burst #6に個別の ーザデータがそれぞれ割り当てられる。ダ ンリンクバースト区間は、図2に示すDL-burst #1、DL-burst #2、…、DL-burst #6の構成に限定さ れるものではなく、通信中の移動局MS数、移 局MS毎の優先度、各移動局MSが要求する伝送 レート等に応じて適宜変更される。

 DL-MAPは、下り方向に送信する、ダウンリ クバースト区間における移動局MS毎のユー データの位置(ダウンリンクサブフレームに ける周波数領域及び時間)を指定する情報で ある。

 UL-MAPは、上り方向(MSからBS方向)に送信す 、アップリンクバースト区間における移動 MS毎のユーザデータの位置(アップリンクサ フレームにおける周波数領域及び時間)を指 定する情報である。

 移動局MSは、DL-MAP及びUL-MAPで指定されたOF DMAフレーム内の周波数領域(サブチャネル)及 時間領域(時間スロット)を用いて基地局BSと ユーザデータの送受信を行う。

 アップリンクサブフレームは、コントロ ルチャネル及びアップリンクバースト(UL-bur st)区間(UL-burst #1、UL-burst #2、…、UL-burst #5) 構成される。

 コントロールチャネルは、制御用の情報 ための領域であり、例えば基地局BSと各移 局MSとを同期させるためのRanging処理で用い 情報が送受信される。

 アップリンクバースト区間は、各移動局M Sから上り方向に送信するユーザデータの領 である。図2に示す例では、UL-burst #1、UL-burs t #2、…、UL-burst #5に個別のユーザデータが れぞれ割り当てられる。

 なお、バースト区間及びコントロールチ ネルは、OFDMAフレーム内の任意の位置に配 できる。但し、IEEE802.16e-2005の規定では、ダ ンリンクバースト区間を長方形状に設定す 必要がある。また、アップリンクバースト 間は、図3の矢印で示すように、各サブチャ ネルに対して、順次、時間軸方向にユーザデ ータを全て配置していく必要がある。

 ところで、OFDMA方式では、上述したよう サブチャネルに対して複数の物理サブキャ アがランダムに割り当てられる(以下、乱数 換ルールと称す)。ここで、各サブチャネル にどの物理サブキャリアを割り当てるかはセ ル番号に応じて決定され、各セクタにおいて は各サブチャネルに同一の物理サブキャリア が割り当てられる。一方、各基地局BSにおい は各サブチャネルに同一の物理サブキャリ が割り当てられることはない。但し、この うな乱数変換ルールは、IEEE802.16e-2005で定義 されたDL Zone Switch IEを使用することで、OFDM Aフレーム内の任意のシンボルから変更でき 。これをZone切り替えと呼ぶ。

 OFDMA方式を採用する無線通信システムで 、各セクタで同一の無線チャネル(サブチャ ル)を利用すると、セクタ間干渉が発生する 。このようなセクタ間干渉を低減する一手法 は、例えば特表2004-537875号公報や特表2006-51514 1号公報で提案されている。

 特表2004-537875号公報や特表2006-515141号公報 では、ダウンリンクサブフレームを時間軸方 向で分割し、各セクタに該分割したブロック を割り当て、各セクタで割り当てられたブロ ックを利用してユーザデータを送受信するこ とでセクタ間干渉を低減している。

 また、IEEE802.16e-2005では、セクタ間干渉を 低減する手法としてセグメント化が定義され ている。セグメント化とは、例えば1つのOFDMA フレームをセクタ数に合わせて周波数軸方向 で3分割し、3つのセクタで異なる周波数領域 使用する方法である。

 しかしながら、上述した特表2004-537875号 報や特表2006-515141号公報に記載された手法、 あるいはIEEE802.16e-2005で規定されたセグメン 化を実施すると、各セクタで使用可能な通 帯域がセルで使用可能な全通信帯域の1/3に 限されてしまう。特に、ダウンリンクサブ レームは、Preamble、FCH、DL-MA及びUL-MAP等の各 のオーバーヘッドを備えているため、ユー データの送信に使用可能なダウンリンクバ スト区間がセルで使用可能な全通信帯域の1 /3以下に低減してしまう。

 そこで、本発明は、OFDMA方式を適用した 線通信システムにおいて、同一の無線チャ ルを複数の基地局BSで使用する場合でも、通 信容量を確保しつつ、他セクタとの干渉を最 小限に抑制できる基地局、無線通信システム 及び帯域制御方法を提供することを目的とす る。

 上記目的を達成するため本発明では、直 周波数分割多重接続方式で規定されたダウ リンクサブフレーム及びアップリンクサブ レームが備える移動局毎のユーザデータを 受信するためのバースト区間を、周波数軸 向でセクタ数に対応した複数の割り当て領 に分割し、移動局毎のユーザデータを送受 するための割り当て領域を、該移動局が在 するセクタに対応する割り当て領域に割り て、該セクタ内のユーザデータの送信に必 な割り当て帯域が当該割り当て領域の通信 域を超える場合、該セクタを除く他のセク に対応する割り当て領域に割り当てる。

 このようにすると、例えばセルが3つのセ クタで構成される場合、各セクタにおけるユ ーザデータの送信に必要な通信帯域がセルで 使用可能な全通信帯域の1/3までは、IEEE802.16e- 2005で規定されたセグメント化を実施した場 と同様になる。そのため、セクタ間干渉を 減できる。

 一般に、セクタの全通信帯域を占有する ーザデータが連続して発生することは稀で るため、本発明を採用すると、運用時にお るセクタ間干渉の低減効果が十分に期待で る。

図1は、無線通信システムにおけるセル 配置の一例を示す模式図である。 図2は、IEEE802.16e-2005で規定されたOFDMAフ レームの構成例を示す模式図である。 図3は、図2に示したアップリンクバー ト区間に対するユーザデータの配置規則を す模式図である。 図4は、本発明の無線通信システムが備 える基地局の第1の実施の形態の構成を示す ロック図である。 図5は、図4が示したDL-MAP生成手段によ 本発明の帯域制御方法の処理手順を示すフ ーチャートである。 図6は、図4が示したUL-MAP生成手段によ 本発明の帯域制御方法の処理手順を示すフ ーチャートである。 図7は、第1の実施の形態の無線通信シ テムで用いるダウンリンクサブフレーム及 アップリンクサブフレームの構成例を示す 式図である。 図8は、図7に示したデータ送信領域0に ーザデータの送信に用いる領域を割り当て 様子を示す模式図である。 図9は、各セクタにおけるユーザデータ の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全通 信帯域の1/3以下の場合に各セクタに割り当て られたユーザデータの送信に用いる領域の様 子を示す模式図である。 図10は、図7に示したデータ受信領域0 ユーザデータの送信に用いる領域を割り当 る様子を示す模式図である。 図11は、図7に示したデータ受信領域0,1 ,2にユーザデータの送信に用いる領域を割り てる様子を示す模式図である。 図12は、図7に示したデータ送信領域2 ユーザデータの送信に用いる領域を割り当 る様子を示す模式図である。 図13は、図7に示したデータ受信領域2 ユーザデータの送信に用いる領域を割り当 る様子を示す模式図である。 図14は、図7に示したデータ受信領域0,1 ,2にユーザデータの送信に用いる領域を割り てる様子を示す模式図である。 図15は、第2の実施の形態の無線通信シ ステムで用いるダウンリンクサブフレーム及 びアップリンクサブフレームの構成例を示す 模式図である。

 次に本発明について図面を参照して説明 る。

 (第1の実施の形態)
 図4は本発明の無線通信システムが備える基 地局の第1の実施の形態の構成を示すブロッ 図である。

 図4に示すように、第1の実施の形態の基 局BSは、無線ネットワークインターフェース 部1、記憶装置2、データ処理装置3および有線 ネットワークインターフェース部4を備えて る。

 無線ネットワークインターフェース部1は 、IEEE802.16e-2005に準拠したOFDMAモジュールによ って実現される。

 記憶装置2には、ROM(Read Only Memory)やRAM(Ran dom Access Memory)等が用いられる。

 データ処理装置3は、一般的なコンピュー タシステムと同様の構成で実現可能であり、 例えばプログラムにしたがって処理を実行す るCPU(Central Processing Unit)と、該CPUの処理で必 要なデータを一時的に保持する主記憶装置と 、後述する本発明の帯域制御方法をCPUに実行 させるためのプログラムが格納された記録媒 体と、主記憶装置や記録媒体とのインターフ ェースであるメモリインタフェース部とを備 えている。

 有線ネットワークインターフェース部4は 、例えば10BASE-Tや100BASE-TX等に準拠したLANイン ターフェース回路によって実現される。有線 ネットワークインターフェース部4は、不図 の上位ネットワークと接続され、移動局MSか ら受信したユーザデータを上位ネットワーク へ送信すると共に、上位ネットワークから送 信された各移動局MS宛のユーザデータを受信 る。

 記憶装置2は、セクタ番号記憶部21及びUL り当て情報記憶部22を備えている。

 セクタ番号記憶部21は、自基地局が管理 る複数のセクタに付与されたセクタ番号を 持する。

 UL割り当て情報記憶部22は、アップリンク サブフレームに対して移動局MS毎に割り当て 帯域を示すUL割り当て情報を保持する。UL割 り当て情報は、各移動局MSから受信した、ア プリンクサブフレームに対する移動局MS毎 帯域の割り当て要求(UL帯域割り当て要求)に づいて、データ処理装置3が各移動局MSと事 に調整して決定する。

 データ処理装置3は、DL-MAP生成手段31、デ タフレーム生成手段32、UL-MAP生成手段33及び 受信バースト解析手段34を備えている。

 受信バースト解析手段34は、各移動局MSか ら受信した、アップリンクサブフレームに対 する移動局MS毎の帯域の割り当て要求(UL帯域 り当て要求)を解析し、必要に応じて後述す るダミーデータを生成する。

 データフレーム生成手段32は、上位ネッ ワークから受信した移動局MS毎のユーザデー タを一時的に保持すると共に、各移動局MSへ 信する予定のデータ量を管理する。

 DL-MAP生成手段31は、記憶装置2のセクタ番 記憶部21からDL-MAPを生成するセクタのセク 番号を取得し、データフレーム生成手段32か ら移動局MS毎の送信予定のデータ量を取得す 。そして、セクタ番号に対応するセクタ内 各移動局MSに割り当てるバースト区間を指 するためのDL-MAPを生成する。

 UL-MAP生成手段33は、記憶装置2のUL割り当 情報記憶部22からUL-MAPの生成に必要な移動局 MS毎のUL割り当て情報を取得し、セクタ番号 対応するセクタ内の各移動局MSに割り当てる バースト区間を指定するためのUL-MAPを生成す る。

 無線ネットワークインターフェース部1は 、DL-MAP生成手段31で生成されたDL-MAP、UL-MAP生 手段33で生成されたUL-MAPを送信すると共に DL-MAP/UL-MAPに基づいてデータフレーム生成手 32から取得したユーザデータを送受信する

 図7は、第1の実施の形態の無線通信シス ムで用いるダウンリンクサブフレーム及び ップリンクサブフレームの構成例を示す模 図である。

 図7に示すように、第1の実施の形態の無 通信システムで用いるダウンリンクサブフ ームは、セル内の全移動局MSに対して共通に 送信する(周波数再利用率=1(Reuse1))Preamble、FCH DL-MAP等が配置されるオーバーヘッド領域と ユーザデータの送信に用いる、セルで使用 能な全通信帯域をセクタ数に応じて分割し データ(Data)送信領域0,1,2,…とを備えている

 また、アップリンクサブフレームは、コ トロールチャネルと、セルで使用可能な全 信帯域をセクタ数に応じて分割した、各移 局MSから送信されたユーザデータを受信す データ(Data)受信領域0,1,2,…とを備えている データ送信領域及びデータ受信領域は、上 した割り当て領域に相当する。

 次に、図5を用いてDL-MAP生成手段31の動作 ついて説明する。

 DL-MAP生成手段31は、データ処理装置3等か の指示によりDL-MAPの生成タイミングを検知 ると、オーバーヘッド領域の配置後、他の 地局BSを含む全てのセクタで同じ乱数変換 ールを使用するように、DL Zone Switch IEを用 いてダウンリンクバースト区間のZone切り替 を行う(ステップA1)。

 次に、DL-MAP生成手段31は、記憶装置2へDL-M APを生成するセクタ番号を問い合わせる(ステ ップA2)。DL-MAP生成手段31は、セクタ番号記憶 21からセクタ番号を取得すると、その番号 確認し(ステップA3)、セクタ番号に応じて図5 に示すステップA4~A8、ステップA9~A13またはス ップA14~A18のいずれかの処理へ移行する。

 ステップA3の処理でセクタ番号0を検出し 場合、DL-MAP生成手段31は、データ送信領域0 、該セクタ番号に対応するセクタ内の各移 局MSへのユーザデータの送信に用いる領域 割り当てる(ステップA4)。ここで、当該セク におけるユーザデータの送信に必要な帯域( 割り当て量)がセルで使用可能な全通信帯域 1/3を超える場合(ステップA5の判定結果がYES 場合)、DL-MAP生成手段31は、データ送信領域0 加えてデータ送信領域1にも残りのユーザデ ータの送信に用いる領域を割り当てる(ステ プA6)。さらに、当該セクタにおけるユーザ ータの送信に必要な帯域(割り当て量)がセル で使用可能な全通信帯域の2/3を超える場合は (ステップA7の判定結果がYESの場合)、データ 信領域0、1に加えてデータ送信領域2にも残 のユーザデータの送信に用いる領域を割り てる(ステップA8)。

 ステップA3の処理でセクタ番号1を検出し 場合、DL-MAP生成手段31は、データ送信領域1 、該セクタ番号に対応するセクタ内の各移 局MSへのユーザデータの送信に用いる領域 割り当てる(ステップA9)。ここで、当該セク におけるユーザデータの送信に必要な帯域( 割り当て量)がセルで使用可能な全通信帯域 1/3を超える場合(ステップA10の判定結果がYES 場合)、DL-MAP生成手段31は、データ送信領域1 に加えてデータ送信領域2にも残りのユーザ ータの送信に用いる領域を割り当てる(ステ プA11)。さらに、当該セクタにおけるユーザ データの送信に必要な帯域(割り当て量)がセ で使用可能な全通信帯域の2/3を超える場合 (ステップA12の判定結果がYESの場合)、デー 送信領域1、2に加えてデータ送信領域0にも りのユーザデータの送信に用いる領域を割 当てる(ステップA13)。

 同様に、ステップA3の処理でセクタ番号2 検出した場合、DL-MAP生成手段31は、データ 信領域2に、該セクタ番号に対応するセクタ の各移動局MSへのユーザデータの送信に用 る領域を割り当てる(ステップA14)。ここで、 当該セクタにおけるユーザデータの送信に必 要な帯域(割り当て量)がセルで使用可能な全 信帯域の1/3を超える場合(ステップA15の判定 結果がYESの場合)、DL-MAP生成手段31は、データ 送信領域2に加えてデータ送信領域0にも残り ユーザデータの送信に用いる領域を割り当 る(ステップA16)。さらに、当該セクタにお るユーザデータの送信に必要な帯域(割り当 量)がセルで使用可能な全通信帯域の2/3を超 える場合は(ステップA17の判定結果がYESの場 )、データ送信領域2、0に加えてデータ送信 域1にも残りのユーザデータの送信に用いる 域を割り当てる(ステップA18)。

 次に、図6を用いてUL-MAP生成手段33の動作 ついて説明する。

 UL-MAP生成手段33は、コントロールチャネ の配置後、他の基地局BSを含む全てのセクタ で同じ乱数変換ルールを使用するように、UL Zone Switch IEを用いてバースト区間のZone切り 替えを行う(ステップB1)。

 次に、UL-MAP生成手段33は、記憶装置2へUL-M APを生成するセクタ番号を問い合わせる(ステ ップB2)。UL-MAP生成手段33は、セクタ番号記憶 21からセクタ番号を取得すると、その番号 確認し(ステップB3)、セクタ番号に応じて図6 に示すステップB4~B8、ステップB9~B13またはス ップB14~B18のいずれかの処理へ移行する。

 ステップB3の処理でセクタ番号0を検出し 場合、UL-MAP生成手段33は、データ受信領域0 、該セクタ番号に対応するセクタ内の各移 局MSからのユーザデータの送信に用いる領 を割り当てる(ステップB4)。ここで、当該セ タにおけるユーザデータの送信に必要な帯 (割り当て量)がセルで使用可能な全通信帯 の1/3を超える場合(ステップB5の判定結果がYE Sの場合)、UL-MAP生成手段33は、データ受信領 0に加えてデータ受信領域1にも残りのユーザ データの送信に用いる領域を割り当てる(ス ップB6)。さらに、当該セクタにおけるユー データの送信に必要な帯域(割り当て量)がセ ルで使用可能な全通信帯域の2/3を超える場合 は(ステップB7の判定結果がYESの場合)、デー 受信領域0、1に加えてデータ受信領域2にも りのユーザデータの送信に用いる領域を割 当てる(ステップB8)。

 ステップB3の処理でセクタ番号1を検出し 場合、UL-MAP生成手段33は、データ受信領域1 、該セクタ番号に対応するセクタ内の各移 局MSからのユーザデータの送信に用いる領 を割り当てる(ステップB9)。ここで、当該セ タにおけるユーザデータの送信に必要な帯 (割り当て量)がセルで使用可能な全通信帯 の1/3を超える場合(ステップB10の判定結果がY ESの場合)、UL-MAP生成手段33は、データ受信領 1に加えてデータ受信領域2にも残りのユー データの送信に用いる領域を割り当てる(ス ップB11)。さらに、当該セクタにおけるユー ザデータの送信に必要な帯域(割り当て量)が ルで使用可能な全通信帯域の2/3を超える場 は(ステップB12の判定結果がYESの場合)、デ タ受信領域1、2に加えてデータ受信領域0に 残りのユーザデータの送信に用いる領域を り当てる(ステップB13)。

 同様に、ステップB3の処理でセクタ番号2 検出した場合、UL-MAP生成手段33は、データ 信領域2に、該セクタ番号に対応するセクタ の各移動局MSからのユーザデータの送信に いる領域を割り当てる(ステップB14)。ここで 、当該セクタにおけるユーザデータの送信に 必要な帯域(割り当て量)がセルで使用可能な 通信帯域の1/3を超える場合(ステップB15の判 定結果がYESの場合)、UL-MAP生成手段33は、デー タ受信領域2に加えてデータ受信領域0にも残 のユーザデータの送信に用いる領域を割り てる(ステップB16)。さらに、当該セクタに けるユーザデータの送信に必要な帯域(割り て量)がセルで使用可能な全通信帯域の2/3を 超える場合は(ステップB17の判定結果がYESの 合)、データ受信領域2、0に加えてデータ受 領域1にも残りのユーザデータの送信に用い 領域を割り当てる(ステップB18)。

 UL-MAP生成手段33は、各セクタ内の全ての 動局MSのユーザデータの送信に用いる領域の 割り当てが終了すると、各データ受信領域に 空き領域が存在するか否かを確認する(ステ プB19)。UL-MAP生成手段33は、データ受信領域 に空き領域が存在する場合は、その領域に め決められたダミーデータを挿入する(ステ プB20)。

 次に、セクタ番号が0及び2の場合を例に て、本実施形態のDL-MAP生成手段31及びUL-MAP生 成手段33の動作についてより具体的に説明す 。

 DL-MAP生成手段31は、セクタ番号記憶部21か らセクタ番号0を取得すると、図8に示すよう 、該セクタ番号に対応するセクタ内の各移 局MSのユーザデータの送信に用いる領域を ータ送信領域0の先頭(図の左側)から順次割 当てていく。

 ここで、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の1/3を超える場合、DL-MAP生成手段31 、その残りのユーザデータの送信に用いる 域をデータ送信領域1の先頭(図の左側)から 次割り当てていく。

 さらに、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の2/3を超える場合、DL-MAP生成手段31 、その残りのユーザデータの送信に用いる 域をデータ送信領域2の先頭(図の左側)から 次割り当てていく。

 一方、UL-MAP生成手段33は、セクタ番号記 部21からセクタ番号0を取得すると、図10に示 すように、該セクタ番号に対応するセクタ内 の各移動局MSからのユーザデータの送信に用 る領域をデータ受信領域0の先頭(図の左側) ら順次割り当てていく。

 ここで、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の1/3を超える場合、(ステップB5の判 結果がYESの場合)、UL-MAP生成手段33は、その りのユーザデータの送信に用いる領域をデ タ受信領域1の先頭(図の左側)から順次割り てていく。

 さらに、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の2/3を超える場合、UL-MAP生成手段33 、図11に示すように、その残りのユーザデー タの送信に用いる領域をデータ受信領域2の 頭(図の左側)から順次割り当てていく。

 UL-MAP生成手段33は、各セクタ内の全ての 動局MSのユーザデータの送信に用いる領域の 割り当てが終了すると、各データ受信領域に 空き領域が存在するか否かを確認する。UL-MAP 生成手段33は、データ受信領域内に空き領域 存在する場合は、その領域に予め決められ ダミーデータを挿入する。各データ受信領 に空き領域が存在しない場合はダミーデー を挿入しない。

 また、DL-MAP生成手段31は、セクタ番号記 部21からセクタ番号2を取得すると、図12に示 すように、該セクタ番号に対応するセクタ内 の各移動局MSのユーザデータの送信に用いる 域をデータ送信領域2の先頭(図の左側)から 次割り当てていく。

 ここで、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の1/3を超える場合、DL-MAP生成手段31 、その残りのユーザデータの送信に用いる 域をデータ送信領域0の先頭(図の左側)から 次割り当てていく。

 さらに、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の2/3を超える場合、DL-MAP生成手段31 、その残りのユーザデータの送信に用いる 域をデータ送信領域1の先頭(図の左側)から 次割り当てていく。

 一方、UL-MAP生成手段33は、セクタ番号記 部21からセクタ番号2を取得すると、図13に示 すように、該セクタ番号に対応するセクタ内 の各移動局MSからのユーザデータの送信に用 る領域をデータ受信領域2の先頭(図の左側) ら順次割り当てていく。

 ここで、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の1/3を超える場合、UL-MAP生成手段33 、その残りのユーザデータの送信に用いる 域をデータ受信領域0の先頭(図の左側)から 次割り当てていく。

 さらに、当該セクタにおけるユーザデー の送信に必要な帯域がセルで使用可能な全 信帯域の2/3を超える場合、UL-MAP生成手段33 、図14に示すように、その残りのユーザデー タの送信に用いる領域をデータ受信領域1の 頭(図の左側)から順次割り当てていく(ステ プB18)。

 UL-MAP生成手段33は、各セクタ内の全ての 動局MSのユーザデータの送信に用いる領域の 割り当てが終了すると、各データ受信領域に 空き領域が存在するか否かを確認する(ステ プB19)。UL-MAP生成手段33は、データ受信領域 に空き領域が存在する場合は、その領域に め決められたダミーデータを挿入する。例 ば、図14に示すように、データ受信領域0と ータ受信領域1とに空き領域が存在する場合 該空き領域にダミーデータを挿入する。

 各セクタにおけるユーザデータの送信で 用する帯域がセルで使用可能な全通信帯域 1/3以下の場合、各セクタにて割り当てられ ユーザデータの送信に用いる領域は、図9の (A)~(C)に示すようになる。この場合、無線通 システムを非セグメント方式で運用してい も、IEEE802.16e-2005で規定されたセグメント化 実施した場合と同様に、各セクタで異なる 波数帯域(サブチャネル)が利用されるため セクタ間干渉が発生しない。

 そのため、本実施形態によれば、ダウン ンクサブフレームにおいて、各セクタにお るユーザデータの送信に必要な帯域がセル 使用可能な全通信帯域の1/3までは、無線通 システムを非セグメント方式で運用してい も、IEEE802.16e-2005で規定されたセグメント化 を実施した場合と同様の干渉耐性を期待でき る。

 また、アップリンクサブフレームにおい も、データ受信領域で発生した空き領域に ミーデータを挿入するため、IEEE802.16e-2005の 規定では配置できない領域にもデータを配置 できる。そのため、アップリンクバースト区 間におけるユーザデータの送信に用いる周波 数領域を、ダウンリンクサブフレームと同様 にセクタに応じて切り替えることができる。

 したがって、アップリンクサブフレーム おいても、ダウンリンクサブフレームと同 に、各セクタにおけるユーザデータの送信 必要な帯域がセルで使用可能な全通信帯域 1/3までは、無線通信システムを非セグメン 方式で運用していても、IEEE802.16e-2005で規定 されたセグメント化を実施した場合と同様の 干渉耐性を期待できる。

 さらに、本実施形態では、各セクタにお るユーザデータの送信に必要な帯域がセル 使用可能な全通信帯域の1/3を超えても、他 データ送信領域やデータ受信領域を利用し ユーザデータを送受信できるため、IEEE802.16 e-2005で規定されたセグメント化と異なって、 各セクタの通信帯域がセルで使用可能な全通 信帯域の1/3に制限されることはない。

 (第2の実施の形態)
 次に本発明の第2の実施の形態について説明 する。

 第1の実施の形態の無線通信システムでは 、OFDMAフレームのバースト区間をセクタ数に じて周波数軸方向で分割した例を示した。 2の実施の形態の無線通信システムは、OFDMA レームのバースト区間をセクタ数に応じて 波数軸方向で分割すると共に、時間軸方向 もセクタ数に応じて分割する。さらに、本 施形態では時間軸方向で分割した領域の各 ンボル境界にて割り当てるセクタを切り替 る。すなわち、第2の実施の形態の無線通信 システムでは、OFDMAフレームのバースト区間 図15に示すように分割する。

 無線通信システムの構成並びにダウンリ クサブフレームが備える複数のデータ送信 域及びアップリンクサブフレームが備える 数のデータ受信領域に対するユーザデータ 送信に必要な帯域の割当方法については第1 の実施の形態と同様であるため、その説明は 省略する。

 第1の実施の形態では、セル内で周波数選 択性フェージングが発生している場合、該フ ェージングが発生しているサブチャネルを含 むセクタの無線通信環境が悪化する。

 本実施形態の無線通信システムは、第1の 実施の形態と同様の効果が得られると共に、 図15に示すように各周波数領域に割り当てる クタを時間軸上でも切り替えることで、上 した周波数選択性フェージングにより一部 セクタの無線通信環境が常に悪化する問題 回避できる。

 なお、第1の実施の形態及び第2の実施の 態では各セルを3つのセクタに分割する例を したが、セルの分割数は3に限定されるもの ではない。また、各セクタに順次割り当てる データ送信領域やデータ受信領域は、上述し た第1の実施の形態や第2の実施の形態で示し 例に限定されるものではなく、各セクタに 次割り当てるデータ送信領域やデータ受信 域は任意に設定可能である。

 この出願は、2007年5月31日に出願された特 願2007-144487号を基礎とする優先権を主張し、 の開示の全てをここに取り込む。




 
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