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Title:
BELT CONVEYOR AND BELT CONVEYOR APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116135
Kind Code:
A1
Abstract:
The object of the invention is to provide a belt conveyor and a belt conveyor apparatus in which a local noise caused by a joint of belt supporting means can be avoided when the conveyed object is conveyed, a damage of a conveyor belt and the conveyed object can be reduced and an attitude and a position of the conveyed object can be made stable even when it is conveyed at high speed. To attain the above object, a belt conveyor (1) comprises a conveyor belt (4) for conveying a conveyed object (P) in a predetermined conveying direction (in the arrow X direction in the figure), a plurality of slider beds (2) for supporting the underside of the conveyor belt (4), and a buffer sheet (5) which is arranged between the slider bed (2) and the conveyor belt (4) and covers a space (2a) of all joints between the slider beds (2).

Inventors:
IMAIZUMI YUKIMITSU
SHINOHARA HIROKI
Application Number:
PCT/JP2008/054963
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
March 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYOKANETSUSOLUTIONS KABUSHIKI (JP)
IMAIZUMI YUKIMITSU
SHINOHARA HIROKI
International Classes:
B65G21/00; B65G23/00
Foreign References:
JPH01172511U1989-12-07
JPS6277113U1987-05-18
JP2003050216A2003-02-21
JPH03195622A1991-08-27
Attorney, Agent or Firm:
NAITO, Teruo (JP)
Teruo Naito (JP)
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Claims:
 搬送物を搬送する搬送ベルトと、
 前記搬送ベルトの下面側を支持する複数のスライダーベットと、
 前記スライダーベットと前記搬送ベルトとの間に配置されかつ少なくとも前記スライダーベット間の継目の隙間を覆うような緩衝シートと、
を有することを特徴とするベルトコンベヤ。
 前記緩衝シートは前記搬送ベルトと接触する面の摩擦係数が前記スライダーベットの上面よりも小さく構成されたことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベヤ。
 前記緩衝シートは前記搬送ベルトと接触する面にエンボス加工が施されていることを特徴とする請求項2に記載のベルトコンベヤ。
 前記緩衝シートは搬送物搬送方向において上流側が固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
 搬送物の搬送速度を変える加速度領域および減速度領域ならびに搬送物の搬送速度を安定的に保つ速度安定領域を有するベルトコンベヤ装置であって、
 前記各領域に配置されたベルトコンベヤが、搬送ベルトの下面側を支持する複数のスライダーベットと前記搬送ベルトとの間に配置されかつ少なくとも前記スライダーベット間の継目の隙間を覆う緩衝シートを有することを特徴とするベルトコンベヤ装置。
Description:
ベルトコンベヤ及びベルトコン ヤ装置

 本発明は、物流システムにおいて搬送物 搬送するベルトコンベヤ及びベルトコンベ 装置に関する。

 各種の物流システムにおいては、搬送物 搬送、仕分け、ピッキング、配送等の各種 流形態がある。例えば、仕分けのための搬 方向の変更に限らず、その必要に応じて、 の搬送向きや搬送位置などを変更したり、 送姿勢を安定させたり、また、処理能力を めるべく搬送速度を高速にしたり、また逆 高速搬送から搬送速度を減速したりする必 がある。

 以下、従来のベルトコンベヤの概略につい 図を説明する。図10を用いて説明する。
 図10の(A)は従来のベルトコンベヤの概略側 図であり、(B)はその継目部分Eの拡大図であ 。

 従来技術においては、例えば、図10の(A) 示すように、ベルトコンベヤ100は、搬送物P 所定の搬送方向(図中における矢印X方向)へ 送する搬送ベルト104と、この搬送ベルト104 下面側を支持する複数のスライダーベット1 02とを有し、また、搬送ベルト104がその両端 おいてローラ103によって支持されて、適宜 回転駆動される。

 そして、スライダーベット102は固定ネジ1 08によりつなげられているが、金属加工上、 目部分EはR形状を余儀なくされる。このた 、継目部分Eを拡大表示した図10の(B)に示す うに、継目部分Eは凹み107が形成されてしま 。よって、搬送ベルト104は搬送物Pの重みで 沈み込み109が形成され、凹み107のところで搬 送物Pがガタ付くなどして不安定になり、ま 、搬送速度が速くなると、騒音が発生する 題があった。

 このような問題を解消するべく、非特許 献1には、コンベヤベルト同士のつなぎ部分 (ファスナー)が、スライダーベッドを擦る擦 音を低減するものが示されている。しかし がら、コンベヤベルトのファスナーを改良 ても、スライダーベッドのつなぎ部分がコ ベヤベルトに接触するので、従来の問題を 消するには至っていないのが現状であった

名古屋産業有限会社 プラスチックファ ナー メカファースト[平成20年1月16日検索] ンターネット〈URL:http://www.nagoya.sc/meka/index.h tml〉

 本発明の課題は、搬送物を搬送するとき ベルト支持手段の継目に起因する局部的な 突並びに摩擦による騒音(擦過音)を回避で 、搬送ベルト及び搬送物のダメージをすく くでき、かつ高速搬送においても搬送物の 勢や位置を安定できるベルトコンベヤおよ ベルトコンベヤ装置を提供することにある

 本発明にかかる請求項1のベルトコンベヤ は、搬送物を搬送する搬送ベルトと、前記搬 送ベルトの下面側を支持する複数のスライダ ーベットと、前記スライダーベットと前記搬 送ベルトとの間に配置されかつ少なくとも前 記スライダーベット間の継目の隙間を覆うよ うな緩衝シートと、を有することを特徴とす る。

 また、本発明にかかる請求項2のベルトコ ンベヤは、前記緩衝シートは前記搬送ベルト と接触する面の摩擦係数が前記スライダーベ ットの上面よりも小さく構成されたことを特 徴とする。

 また、本発明にかかる請求項3のベルトコ ンベヤは、前記緩衝シートは前記搬送ベルト と接触する面にエンボス加工が施されている ことを特徴とする。

 また、本発明にかかる請求項4のベルトコ ンベヤは、前記緩衝シートは搬送物搬送方向 において上流側が固定されていることを特徴 とする。

 本発明にかかる請求項5のベルトコンベヤ 装置は、搬送物の搬送速度を変える加速度領 域および減速度領域ならびに搬送物の搬送速 度を安定的に保つ速度安定領域を有するベル トコンベヤ装置であって、前記各領域に配置 されたベルトコンベヤが、搬送ベルトの下面 側を支持する複数のスライダーベットと前記 搬送ベルトとの間に配置されかつ少なくとも 前記スライダーベット間の継目の隙間を覆う 緩衝シートを有することを特徴とする。

 請求項1の発明は、スライダーベットと搬 送ベルトとの間に配置されかつ少なくともス ライダーベット間の継目の隙間を覆うような 緩衝シートを有することにより、搬送物が継 目の隙間上を通過するときの搬送面の凹凸が 形成されることが無くなり搬送物が衝突する ような騒音がなくなり、また、スライダーベ ット間の継目の隙間の凹みがなくなることで 、高速での搬送物の搬送時における継目部分 での衝撃による位置ズレがなくなる。したが って、搬送ベルトの走行が安定することから 搬送ベルトならびに搬送物へのダメージが少 なくなる。特に高速搬送において搬送物の位 置情報と実際の位置とのズレの発生が防止さ れ、搬送開始当初の搬送物位置情報のみで正 確に管理することができ、高速搬送と搬送物 の位置情報の簡素化とが同時に達成できる。

 また、請求項2の発明では、緩衝シートが 搬送ベルトと接触する面の摩擦係数がスライ ダーベットの上面よりも小さく構成されたこ とにより、搬送ベルトの走行抵抗の増大を抑 えることができ、高速搬送に適したベルトコ ンベヤを提供することができる。

 また、請求項3の発明では、緩衝シートは 搬送ベルトと接触する面にエンボス加工が施 されていることにより、緩衝シートと搬送ベ ルトとの間の接触面積を減らすことで摩擦を 小さくすることができる。

 また、請求項4の発明では、緩衝シートは 搬送物搬送方向において上流側が固定されて いる構成であることで、緩衝シートはその製 造誤差や計年変形が生じても、また固定され た後でも比較的自由に動くことができるので 、搬送ベルトとの接触面の平坦性への悪影響 を最小限にすることができる。また、取り付 け時の固定精度もさほど高い精度を要求する ものとはならず取り付け性も良いベルトコン ベヤを提供することができる。

 また、請求項5の発明は、搬送物の搬送速 度を変える加速度領域および減速度領域なら びに搬送物の搬送速度を安定的に保つ速度安 定領域を有するベルトコンベヤ装置であって 、各領域に配置されたベルトコンベヤが、搬 送ベルトの下面側を支持する複数のスライダ ーベットと前記搬送ベルトとの間に配置され かつ少なくとも前記スライダーベット間の継 目の隙間を覆う緩衝シートを有することによ り、スライダーベット間の継目の凹凸の影響 を回避できるので、搬送物の搬送時の騒音が 抑えられ、また、スライダーベット間の継目 の隙間の凹凸がなくなることで、高速での搬 送物の搬送時における位置のズレがなくなり 、特に高速搬送においても搬送物の位置情報 と実際の位置とのズレの発生が防止され、例 えば最初の位置情報のみで正確に管理するこ とができ、極めて正確な長距離・高速搬送が 可能になる。

 さらに、以上の本発明のベルトコンベヤ びベルトコンベヤ装置によれば、従来のベ トコンベヤよりも搬送ベルトを駆動する際 負荷が減少するので、駆動時の消費エネル ーを低減することができ、よりトルクの小 いモータによる駆動も可能となる。

本発明の実施形態のベルトコンベヤの 略側面図である。 図1に示すコンベヤの部分破断斜視図お よびC-C矢視図である。 本発明における緩衝シートの各実施形 を示す要部斜視図である。 本発明における複数の緩衝シートの継 部分の実施形態を示すよう要部断面図であ 。 本発明における緩衝シートの後端部分 実施形態を示すよう要部断面図である。 本発明における複数の緩衝シートの継 部分の実施形態を示すよう要部断面図であ 。 本発明における緩衝シートに孔が形成 れている場合の実施形態における要部断面 である。 本発明におけるベルトコンベヤ装置の 施形態の概略を示す概略平面図である。 本発明におけるベルトコンベヤ装置の ンベヤの繋ぎ目領域の実施形態を示す概略 面図である。 従来のベルトコンベヤの概略側面図で ある。

符号の説明

 1 ベルトコンベヤ
 2 スライダーベット
 4 搬送ベルト
 5 緩衝シート
 6 駆動系
 7 制御系
 8 固定ネジ
 90 ベルトコンベヤ装置

 図1乃至図9を用いて、本発明にかかるベ トコンベヤの実施形態について詳細に説明 る。図1は本発明の実施形態であってベルト ンベヤの概略側面図である。図2は図1に示 コンベヤの部分破断斜視図およびC-C矢視図 ある。図3は緩衝シートの各実施形態を示す 部斜視図である。図4は複数の緩衝シートの 継目部分の実施形態を示すよう要部断面図で ある。図5は緩衝シートの後端部分の実施形 を示すよう要部断面図である。図6は複数の 衝シートの継目部分の実施形態を示すよう 部断面図である。図7は緩衝シートに孔が形 成されている場合の実施形態における要部断 面図である。

 図1及び図2に示すように、本実施形態の ルトコンベヤ1は、搬送物Pを所定の搬送方向 (図中における矢印X方向)へ搬送する搬送ベル ト4と、この搬送ベルト4の下面側を支持する 数のスライダーベット2と、スライダーベッ ト2と搬送ベルト4との間に配置されかつスラ ダーベット2間の全ての継目の隙間2aを覆う うな緩衝シート5とを有する。

 ベルトコンベヤ1は、搬送ベルト4がその 端においてローラ3によって支持されており 少なくとも一方のローラ3がモータ等を含む 駆動系6により駆動される。

 また、この駆動系6は制御系7により制御 れる。また、緩衝シート5は、例えばステン ス等の金属にて構成することができ、搬送 向の上流側のスライダーベット2の端部に緩 衝シート5の上流端5aが固定ネジ8等により固 されている。

 本実施形態のベルトコンベヤ1は、スライ ダーベット2と搬送ベルト4との間に配置され スライダーベット間の継目の隙間2aを覆う 衝シート5を有することで、搬送物Pが継目の 隙間2a上を通過するときの搬送面の凹凸が形 されることが無く搬送物Pが衝突するような 騒音が防止される。

 また、スライダーベット2間の継目の隙間 2aの凹凸が実質的(搬送ベルト4から見て実質 )になくなることで、高速での搬送物の搬送 における継目部分での衝撃による位置ズレ なくすことができる。

 したがって、搬送ベルト4の走行が安定し 、搬送ベルト4ならびに搬送物Pへのダメージ 少なくなる。このことは、例えば毎分90メ トル~600メートル(それ以上の速さでもよい) 高速搬送において搬送物Pの位置情報と実際 位置とのズレの発生が防止され、搬送開始 初の搬送物Pの位置情報のみでその後の正確 な位置管理することができ、例えば仕分け制 御も容易にでき、高速搬送と搬送物Pの位置 報の簡素化ができる。

 また、本実施形態では、緩衝シート5は搬 送物Pの搬送方向において、緩衝シート5の上 端5aが固定され下流端5bはフリーとなってい る構成であるので、緩衝シート5はその製造 差や経年変形が生じても平面性を維持して 置できる。

 また緩衝シート5は固定された後でも比較 的自由に動くことができるので、搬送ベルト 4との接触面の平坦性への悪影響を最小限に ることができる。また、取り付け時の固定 度もさほど高い精度を要求するものとはな ず取り付け性も良い。

 本実施形態においては、図2の(A)および(B) に示すように、ベルトコンベヤ1は、サイド レーム9の間隔よりも若干幅が狭い緩衝シー 5の上に、この緩衝シート5よりも更に幅が い搬送ベルト4を設け、必要に応じてこの搬 ベルト4の両サイドに位置規制ブロック9aを けることで、搬送ベルト4の側面側の位置規 制ならびに緩衝シート5の上面側の位置規制 行うことができる。

 また、本実施形態においては、緩衝シー 5が搬送ベルト4と接触する面の摩擦係数が ライダーベット2の上面よりも小さく構成さ ている。このことにより、搬送ベルト4の走 行抵抗の増大を抑えることができ、毎分90メ トル以上というような高速搬送に適したベ トコンベヤ1を提供できる。

 また、本発明にかかる実施形態のベルト ンベヤ1においてその緩衝シートは、種々の 表面形状を有することができ、その変形例と して、図3に示す35A、36A、37Aや図4に示す75な の構成を採用することができる。

 図3の(A)に示す構成では、緩衝シート35Aは 搬送ベルトと接触する面にエンボス加工36Aが 施されている。このような構成とすることに より、搬送ベルトとの間の接触面積を減らし て摩擦を小さくできる。

 また、図3の(B)に示す構成では、緩衝シー ト35Bはエンボス加工36Bが同じ形状に形成され ているが、その形成位置は図3の(A)のように 則的に並んでおらずランダムな配置となる うに構成されている。このことにより、搬 ベルトとの間の接触面積を減らすことで摩 を小さくすることができるだけでなく、搬 ベルトとエンボス加工36Bとの接触が偏るこ なく搬送ベルトの片減を防止できる。

 また、図3の(C)に示す構成では、緩衝シー ト35Cにおいては、エンボス加工36Cは、その位 置及び形状がランダムに構成されているので 、この場合も、搬送ベルトとの間の接触面積 を減らすことで摩擦を小さくすることができ るだけでなく、搬送ベルトとエンボス加工36C の部分との接触が偏ることなく搬送ベルトの 片減を防止できる。

 また、図4に示す構成では、緩衝シート75 は該緩衝シート75をその厚み方向に貫通す 貫通孔75bが複数形成されている。このこと より、搬送ベルト4の動きによって搬送ベル 4と緩衝シート75との間に空気が吸い込まれ この吸い込まれた空気79によって搬送ベル 4を緩衝シート75から若干浮かすことができ 摩擦を極めて小さくすることができる。

 なお、図4に示す本実施形態では、エンボ ス加工75aの横側でかつ搬送方向下流側に向か って開口する貫通孔75bが形成されている。こ の構成により、空気を吸い込むのに好都合な 構成となっている。また、スライダーベット 72にも多数の穴72Cが形成されている。

 さらに、本発明にかかる実施形態のベル コンベヤ1は、緩衝シートが複数枚、搬送物 搬送方向に並んで設けられた構成とすること もできる。以下、その実施例を挙げて説明す る。

 図5に示す実施例では、複数の緩衝シート 45,46が搬送物搬送方向に並んで設けられたと の構成を示している。この場合においては 搬送物搬送方向の上流側の緩衝シート45の ート後端部45bが該後端部に向かってその厚 (T1>T2>T3>T4)が徐々に薄くなるように構 されている。下流側の緩衝シート46はその 流端46aがスライダーベット42の継ぎ目のとこ ろに固定されている。このような構成により 、複数の緩衝シート45,46を連続して配置する きに、その繋ぎ目領域49の段差を解消する とができる。

 また、図6に示す実施例では、複数の緩衝 シート65A,65Bが搬送物Pの搬送方向に並んで設 られたときに、搬送物搬送方向の上流側の 衝シート65Aのシート後端部65cがスライダー ット62間に配置された継目ブロック67の隙間 67aから斜め下方に逃げるように構成されてい る。これにより、複数の緩衝シート65A,65Bを 続して配置するときに、その繋ぎ目領域69の 段差を解消することができる。

 また、図6及び図7に示す実施例では、ス イダーベット52,62上に配置された緩衝シート 55,65Aは、そのシート後端部55c,65cが弾性部材56 ,66により、弾性的に引っ張られている。この 緩衝シートは常時テンションが加えられた状 態になり、該緩衝シートの平坦性及び安定性 が良好に維持され、搬送ベルト4の安定走行 保証される。

 次に、本発明にかかるベルトコンベヤ装置 ついて実施形態を挙げて詳細に説明する。
 本発明にかかるベルトコンベヤ装置は、搬 物の搬送速度を変える加速度領域および減 度領域ならびに搬送物の搬送速度を安定的 保つ速度安定領域を有しております。そし 、各領域に配置されたベルトコンベヤが、 送ベルトの下面側を支持する複数のスライ ーベットと搬送ベルトとの間に配置されか 少なくともスライダーベット間の継目の隙 を覆う緩衝シートを有するものである。即 、本発明にかかるベルトコンベヤ装置は、 述の本発明にかかるベルトコンベヤ1を用い て構成されており、そのベルトコンベヤ1の 成は、前述の図1~図7における各実施例、変 例のいずれかの構成を含むものである。

 以下、図8及び図9を用いて、本発明にか るベルトコンベヤの実施形態について詳細 説明する。図8は本発明のベルトコンベヤ装 の実施形態の概略を示す概略平面図である 図9は本発明のベルトコンベヤ装置における コンベヤの繋ぎ目領域の実施形態を示す概略 側面図である。

 本実施形態にかかるベルトコンベヤ装置 、例えば空港ターミナルのように長距離で つ高速搬送が必要な設備である。図8に示す ベルトコンベヤ装置90は、例えば空港のメイ ターミナル96に荷物である搬送物を搬送・ 分け等を行うソータ97が設けられており、こ の空港メインターミナル96と離れたところに りソータ95を備えるサテライトターミナル94 とを繋ぐ搬送系として構成されている。

 また、ベルトコンベヤ装置90は、少なく も搬送物の搬送速度を変える加速度領域お び減速度領域92,93ならびに搬送物の搬送速度 を高速で安定的(一般には等速であるが必ず も等速でなくてもよい)に保つ速度安定領域9 1を有する。

 そして、上記ベルトコンベヤ装置90の構 は、各領域91,92,93に配置されたベルトコンベ ヤが、例えば図1に示すように、搬送ベルト4 下面側を支持する複数のスライダーベット2 と搬送ベルト4との間に配置されかつ少なく もスライダーベット2間の継目の隙間2aを覆 緩衝シート5を有する構造となっている(ベル トコンベヤ1は、前述の図1~図7における各実 例、変形例のいずれかの構造であればよい)

 また、加速度領域および減速度領域92,93 は、本発明が適用されたベルトコンベヤ1が 列に複数(10機程度)並べられ、それは、徐々 に速度を加速する配列および徐々に速度を減 速する配列にされている。速度安定領域91は 較的に長距離のベルトコンベヤ1が設けられ ている。

 また、このベルトコンベヤ装置90は、往 の複数の搬送列を備えている。そして、例 ば到着した航空機99からの荷物を、メインタ ーミナル96に搬送するときについて説明する まず、サブターミナル94に集められた荷物 、ソータ95を介して加速度領域93にて搬送速 を加速していく、そして、非常に高速(例え ば毎分300メートル以上)の速度安定領域91にて 長距離搬送し、メインターミナル96近くまで 送してから、減速度領域92においてソータ97 の搬送速度に合わせた速度まで減速して、ソ ータ97を介して荷物を配れるようにする。

 また、荷物を航空機99に積み込む場合は 前述の加速度領域および減速度領域92,93はそ の役割が逆転(搬送ラインが複数あるので可 )する。

 本実施形態のベルトコンベヤ装置90によ ば、高速での搬送物の搬送時における位置 ズレがなくなり、特に高速搬送においても 送物の位置情報と実際の位置とのズレの発 が防止され、極めて正確な長距離・超高速 送が可能になる。

 また、本実施形態においては、図9に示す ように、搬送物搬送方向にて隣り合うベルト コンベヤ81A,81B同士で、上流側のベルトコン ヤ81Aが下流側のベルトコンベヤ81Bよりもそ 搬送面が若干の段差hを有するように高く構 されている。

 搬送物が移される側のベルトコンベヤ81B 所望の搬送面の頂点の位置83Pに該搬送物を 初に着地させる距離Lも適宜設定する。これ は、搬送物が搬送速度の異なるベルトコンベ ヤ(81A,81B)に移るときに一時的な搬送物の落下 状態を形成することができ、搬送物を移す側 のベルトコンベヤ81Aの搬送ベルト84Aによる搬 送物への干渉力を小さくでき、かつ搬送物が 移される側のベルトコンベヤ81Bの所望の搬送 面(搬送ベルト84B)の頂点の位置83Pに該搬送物 最初に着地させることができ、搬送物のス ースなベルトコンベヤ間移動が可能になる

 上記実施形態は、空港ターミナルを例に 明したが、本発明のベルトコンベヤおよび ルトコンベヤ装置は、その他物流系のあら る搬送系に利用できるものであること勿論 ある。

 本発明は、搬送ベルトの滑る部分の構成 平坦の構成にすることができ、搬送物の高 搬送が可能でかつ騒音の少ないベルトコン ヤおよびベルトコンベヤ装置を実現するこ ができるので、産業上の利用可能性は極め 大きい。