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Patent Searching and Data


Title:
BELT PROFILE AND PROFILED BELT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/060646
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are a belt profile that can be easily mounted on and removed from a toothed belt, and a profiled belt. A profile body (4) and claw sections (6) are formed integrally with each other with a connection section (7) located between the profile body (4) and each claw section (6). Side edge sections (3a) of the toothed belt (3) are inserted between the profile body (4) and the claw sections (6) from the inner side in the width direction of the toothed belt. The profile body (4) is placed on the rear surface side of the toothed belt (3). The claw sections (6) are placed at the side edge sections (3a), on the tooth surface side. The connection sections (7) pass through outside the side surfaces of the toothed belt (3). A profile (1) is mounted on the toothed belt (3) with the profile body (4) and the claw sections (6) holding the side edge sections (3a) and with the claw sections (6) engaging with belt teeth (5). The profile (1) is removed from the toothed belt (3) in the reverse order.

Inventors:
NAKAMURA HARUHIKO
INOUE RYUKI
Application Number:
PCT/JP2008/063683
Publication Date:
May 14, 2009
Filing Date:
July 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GATES UNITTA ASIA CO (JP)
NAKAMURA HARUHIKO
INOUE RYUKI
International Classes:
B65G15/42; B65G15/44
Foreign References:
JP2004059271A2004-02-26
JPS586803A1983-01-14
JP2007197149A2007-08-09
JP2005145568A2005-06-09
JP2004059272A2004-02-26
Other References:
See also references of EP 2216274A4
Attorney, Agent or Firm:
OHSHIMA, Yasutoshi et al. (Shinsaibashi Columnar Bldg.11-16, Minamisenba 4-chome, Chuo-ku, Osaka-shi Osaka 81, JP)
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Claims:
 歯付ベルトに装着して使用するベルト用プロファイルであって、前記歯付ベルトの背面側に配置されるプロファイル本体と、該プロファイル本体との間に歯付ベルトの側縁部を挟持しつつベルト歯に係止されるよう前記歯付ベルトの側縁部かつ歯面側に配置される爪部とを備え、前記爪部が、歯付ベルト側面の外側を通る連結部を介してプロファイル本体と一体に形成されたことを特徴とするベルト用プロファイル。
 前記爪部は、歯付ベルトの歯先を覆うことなく一つの歯溝に嵌る断面形状に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
 前記爪部は、歯付ベルトの一つの歯溝に嵌ると共に前記歯溝の両側の歯先を覆う断面形状に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
 前記爪部は、歯付ベルトの歯溝に嵌ることなく一つの歯先を覆う断面形状に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
 前記プロファイル本体は、歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突設してなり、前記基板が歯付ベルトの複数の歯先及び歯溝に渡る長さに設定されたことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のベルト用プロファイル。
 前記基板は、歯付ベルトの回転方向で爪部よりも後方又は爪部の前後に延設されたことを特徴とする請求項5に記載のベルト用プロファイル。
 前記プロファイル本体は、歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突設してなり、前記突片が基板に着脱自在なアタッチメントとされたことを特徴とする請求項1に記載のベルト用プロファイル。
 歯付プーリのプーリ歯に噛み合うベルト歯を有すると共に、プロファイルが装着されたプロファイル付きベルトであって、そのベルト幅が前記歯付プーリの中心軸方向長さよりも幅広に設定され、歯付プーリからベルト幅方向に突出する側縁部が、背面側に配置されたプロファイル本体と、該プロフィル本体と一体に形成されると共に歯面側に位置してベルト歯に係止される爪部とで挟持されたことを特徴とするプロファイル付きベルト。
 請求項1に記載のベルト用プロファイルを備えたことを特徴とするプロファイル付きベルト。
 前記プロファイルの爪部は、歯付プーリ又は位置決め材の外端面に対向してベルト幅方向の位置ずれを規制することを特徴とする請求項8又は9に記載のプロファイル付きベルト。
Description:
ベルト用プロファイル及びプロ ァイル付きベルト

 本発明は、歯付ベルトに装着して使用す ベルト用プロファイル及びプロファイル付 ベルトに関するものである。

 一般に、ベルト搬送において、その被搬 物が転がりやすいものである場合や、水平 に対する搬送方向の傾斜角が大きい場合、 ルトの背面に、被搬送物を搬送方向に押し るためのプロファイルを取り付けるように ている。このプロファイルは、ベルトの背 に接着や溶着することによって取り付ける とが多く、さらに、ベルトとプロファイル を一体的に成型することもある。

 ただ、プロファイルをベルトに取り付け ための手法として接着や溶着などを採用す と、プロファイルの素材の選択が制約を受 やすく、しかも、プロファイルの取り外し できないことから、外観を観察するだけで 接合部の状態を確認できず、プロファイル 寿命を判断しにくいことが多い。また、ベ トとプロファイルとを一体的に成型するに 、ベルト成型に、プロファイルの形状を掘 込んだ金型を使用する必要があり、投資金 が高くなり、寸法変更への対応も難しい。

 これに対して、例えば特許文献1は、歯付ベ ルトの歯底に嵌め込んだ状態で、歯付ベルト 側面において背面側に突出するコ字形あるい は一対のL字形の取付具を介して、ねじ止め より、歯付ベルトにプロフィルを取り付け ようにしている。

特開2004-59272(段落番号0006~0009)

 ところが、特許文献1のプロフィルは、ね じ止めによって歯付ベルトに取り付けるので 、その装着及び取り外しが面倒であり、一旦 歯付ベルトに装着した後は、寿命の確認など のために取り外すことなく、歯付ベルトに装 着したままになりやすい。

 本発明は、歯付ベルトへの着脱が容易な ルト用プロファイル及びプロファイル付き ルトの提供を目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明に係 ベルト用プロファイルは、歯付ベルトに装 して使用するものであり、歯付ベルトの背 側に配置されるプロファイル本体と、この ロファイル本体との間に歯付ベルトの側縁 を挟持しつつベルト歯に係止されるよう歯 ベルトの側縁部かつ歯面側に配置される爪 とを備え、その爪部を、歯付ベルト側面の 側を通る連結部を介してプロファイル本体 一体に形成したものである。

 上記構成によれば、プロファイル本体と 部とを歯付ベルト側面の外側を通る連結部 介して一体に形成するので、歯付ベルトの 縁部をベルト幅方向内側からプロファイル 体と爪部との間に挿入するだけで、歯付ベ トにプロファイルを容易に装着することが きる。しかも、プロファイルを装着するの 反対の手順により、歯付ベルトからプロフ イルを容易に取り外すことができる。なお プロファイル本体と爪部との間に歯付ベル の側縁部を挿入又は抜き出すには、歯付ベ トを湾曲させて一旦ベルト幅方向に縮める とにより、爪部の先端を乗り越えさせれば い。

 また、爪部を歯付ベルトの側縁部かつ歯 側に配置するので、この爪部をベルト歯に 止してベルト長手方向へのプロファイルの 動を阻止しつつ、爪部をベルト幅方向で歯 プーリの外側に位置させて、歯付ベルトと 付プーリとの噛み合いを阻害するのを防止 ることができる。

 爪部は、歯付ベルトの側縁部のベルト歯 係止できる形状であればよく、複数の歯先 び歯溝に嵌り合う形状に設定することもで るが、爪部のベルト長手方向の長さを短く るほど、爪部で歯付ベルトの屈曲が阻害さ にくく、歯付ベルトを掛巻する歯付プーリ 小径に設定することができる。

 爪部の断面形状としては、歯付ベルトの 先を覆うことなく一つの歯溝に嵌る断面形 を例示できる。これにより、爪部を簡単な 形形状に形成することができ、しかも、爪 のベルト長手方向の長さを極力短くするこ ができる。また、爪部を、歯付ベルトの一 の歯溝に嵌ると共に歯溝の両側の歯先を覆 断面形状に設定すれば、一つの歯溝に嵌る けの形状よりも、爪部のベルト長手方向の さ、すなわち爪部の幅が大きい分、爪部の 度を高めることができる。

 また、爪部を、歯付ベルトの歯溝に嵌る となく一つの歯先を覆う断面形状に設定す こともできる。そうすれば、爪部を歯付ベ トのうちの元々曲げにくい部位である歯先 分に係止することができるので、歯付ベル のうちの曲げやすい部位である歯溝部分の げを阻害することがなく、歯付ベルトの屈 をより阻害しにくくすることができる。

 上記のように、歯付ベルトの屈曲を阻害 ないよう爪部を幅狭に設定する場合、単に 部のベルト長手方向の長さを短くしただけ は、被搬送物からの反力によってプロファ ルが倒れやすくなるが、プロファイル本体 歯付ベルトの背面に接する基板に突片を突 した構成とし、その基板を歯付ベルトの複 の歯先及び歯溝に渡る長さに設定すれば、 付ベルトの屈曲を阻害することなく、プロ ァイルの倒れを阻止することができる。

 つまり、プーリ間の歯付ベルトが真っ直 に張られた位置では、プロファイル本体の 板全体が歯付ベルトに接することにより、 ロファイルが倒れるのを阻止することがで る。一方、歯付ベルトが歯付プーリに巻き いた位置では、プロファイル本体の基板が 付ベルトと線接触するよう浮き上がるので その基板が歯付ベルトの屈曲を阻害するこ がない。

 さらに、基板を歯付ベルトの回転方向で 部よりも後方に延設すれば、歯付ベルトを 方向に回転させる場合に、プロファイルの れを効果的に阻止することができ、基板を 付ベルトの回転方向で爪部の前後に延設す ば、歯付ベルトを二方向に回転させる場合 も、プロファイルの倒れを阻止することが きる。

 また、プロファイル本体を歯付ベルトの 面に接する基板に突片を突設した構成とし その突片を基板に着脱自在なアタッチメン とすることもできる。そうすれば、種々の 状のプロファイルについて、爪部及び基板 共通化を図ることができ、しかも、プロフ イルの基板を歯付ベルトに装着したまま、 片を交換するだけで種々の形状のプロファ ルを装着することができる。

 また、本発明は、歯付プーリのプーリ歯 噛み合うベルト歯を有すると共に、プロフ イルが装着されたプロファイル付きベルト あって、そのベルト幅が前記歯付プーリの 心軸方向長さよりも幅広に設定され、歯付 ーリからベルト幅方向に突出する側縁部が 背面側に配置されたプロファイル本体と、 プロフィル本体と一体に形成されると共に 面側に位置してベルト歯に係止される爪部 で挟持されたことを特徴とするプロファイ 付きベルトを提供する。

 この構成によれば、上記のベルト用プロ ァイルと同様、歯付ベルトへのプロファイ の着脱を容易にすると共に、ベルト長手方 へのプロファイルの移動を阻止しつつ、歯 ベルトと歯付プーリとの噛み合いを阻害す のを防止することができる。特に、プロフ イル付きベルトのプロファイルとして、上 のベルト用プロファイルを採用することに り、上記のベルト用プロファイルの構成を 用することによる効果と同じ効果を得るの よい。

 また、プロファイルの爪部を、歯付プー 又は位置決め材の外端面に対向させてベル 幅方向の位置ずれを規制すれば、歯付ベル の位置ずれを規制するための専用のプーリ ランジなどを省略することができる。

 以上のとおり、本発明によると、プロフ イル本体と爪部とを一体に形成するので、 者間に歯付ベルトの側縁部を挿入又は抜き すだけで、歯付ベルトにプロファイルを容 に着脱することができる。これにより、随 、プロファイルを取り外して外観を観察す ことができ、プロファイルの寿命などを容 に判断することができる。

本発明に係るベルト用プロファイルの 面図 プロファイルの側面図 図1のA-A断面図 歯付ベルトに装着したプロファイルの 面図 歯付プーリの外周側に位置したプロフ イルの側面図 爪部が歯付プーリの外端面に対向する ロファイルの正面図 爪部が位置決め材の外端面に対向する ロファイルの正面図 歯溝に嵌る山形部のみからなる爪部を えたプロファイルの断面図 歯先に係止する爪部を備えたプロファ ルの断面図 アタッチメントとしての突片を備えた プロファイルの断面図

符号の説明

1  プロファイル
3  歯付ベルト
3a 側縁部
4  プロファイル本体
5  ベルト歯
6、18、19 爪部
7  連結部
8  歯付プーリ
10、21 基板
11、20 突片
12 歯先
13 歯溝
17 位置決め材

 以下、本発明に係るベルト用プロファイ 及びプロファイル付きベルトを実施するた の最良の形態について、図面を用いて説明 る。図1は本発明に係るベルト用プロファイ ルの正面図、図2はプロファイルの側面図、 3は図1のA-A断面図、図4は歯付ベルトに装着 たプロファイルの断面図である。

 プロファイル1は、例えば転がりやすい被 搬送物2を水平面に対して傾斜する方向にベ ト搬送可能なよう、歯付ベルト3に所望の個 を装着して使用するものであり、歯付ベル 3の背面側に配置されるプロファイル本体4 、プロファイル本体4との間に歯付ベルト3の 側縁部3aを挟持しつつベルト歯5に係止される 爪部6と、歯付ベルト3の側面の外側を通る連 部7とを備え、そのプロファイル本体4と爪 6とが連結部7を介して一体に形成されている 。なお、このプロファイル1は、例えばナイ ンやポリプロピレンなどの合成樹脂から形 される。

 歯付ベルト3は、歯付プーリ8のプーリ歯9 噛み合うベルト歯5を有すると共に、そのベ ルト幅が歯付プーリ8の中心軸方向長さより 幅広に設定されている。これにより、歯付 ーリ8に掛巻した歯付ベルト3のうち、プロフ ァイル本体4と爪部6とで挟持される側縁部3a 、歯付プーリ8からベルト幅方向に突出し、 付ベルト3と歯付プーリ8との噛み合いが爪 6によって阻害されるのを防止する。

 プロファイル本体4は、歯付ベルト3の背 に接するよう配置される長方形の基板10と、 この基板10の一面に突設された突片11とから る断面略逆T字形とされ、その突片11が被搬 物2を搬送方向に押し送るようになっている

 基板10は、歯付ベルト3のベルト幅とほぼ じ幅に設定されると共に、歯付ベルト3の複 数の歯先12及び歯溝13に渡るよう、歯付ベル 3の長手方向で爪部6の前後に延設されている 。突片11は、基板10と同じ幅で基端側ほど厚 の長方形状とされ、その背面側が二本のリ 14で補強されている。

 爪部6は、歯付ベルト3の側縁部3aの歯溝13 嵌る断面台形の山形部15と、歯付ベルト3の 縁部3aの歯先12を覆う板状の覆い部16とから る。この爪部6は、歯付ベルト3の歯面側に 置されることにより、側縁部3aをプロファイ ル本体4との間に挟持しつつ、歯付ベルト3の 溝13に嵌ると共にその両側の歯先12を覆って ベルト歯5に係止される。

 連結部7は、略台形の板状とされて、基板 10の両側面のうちのベルト長手方向の中央部 らベルト歯面側に突出するよう形成され、 の先端部からベルト幅方向内向きに爪部6が 突出形成されている。

 次に、プロファイルを装着した歯付ベル を回転させたときの様子を説明する。図5は 歯付プーリの外周側に位置したプロファイル の側面図である。

 まず、プロファイル1は、そのプロファイ ル本体4の基板10と爪部6とで歯付ベルト3の側 部3aを挟持すると共に、その爪部6の山形部1 5を側縁部3aの歯溝13に嵌めることにより、歯 ベルト3に装着されている。ここで、歯付ベ ルト3の側縁部3aを挟持するには、歯付ベルト 3を湾曲させてベルト幅方向に縮めることに り、爪部6の先端を乗り越えさせるようにし 、爪部6の山形部15を歯溝13に嵌めつつ側縁 3aを基板10と爪部6との間に挿入する。さらに 、その反対の手順でプロファイル1を歯付ベ ト3から取り外すこともできる。

 このプロファイル1は、歯付ベルト3が正 向に回転して正面側(図4における右方向)に 動することにより、正面側の被搬送物2を正 側に押し送ると共に、被搬送物2から受ける 反力を爪部6から歯溝13を介して歯付ベルト3 伝える。

 図4に示すように、プロファイル1が歯付 ルト3のうちの歯付プーリ8間に張られた部位 に位置したとき、基板10の全体が歯付ベルト3 の背面に接するようになっている。この状態 においては、正面側の被搬送物2から受ける 力に対して、基板10のうちの背面側に延設さ れた部位がベルト背面に圧接されることによ り、プロファイル1の転倒が阻止される。

 また、歯付ベルト3を逆方向に回転させて プロファイル1を背面側(図4における左方向) 移動させ、背面側の被搬送物2を背面側に押 送る場合、基板10のうちの正面側に延設さ た部位がベルト背面に圧接されることによ 、背面側の被搬送物2から受ける反力による ロファイル1の転倒が阻止される。

 さらに、図5に示すように、プロファイル 1が歯付プーリ8の外周側に位置したとき、基 10は、爪部6の近傍を残して歯付ベルト3の背 面から浮き上がる。これにより、基板10が歯 ベルト3の屈曲を阻害することがなく、歯付 プーリ8を小径に設定することができる。

 上記構成によれば、プロファイル1を歯付 ベルト3に容易に着脱することができるので 随時取り外して観察することにより、プロ ァイル1の寿命などの判断をすることができ 。また、歯付ベルト3の側縁部3aを挟持して 着するので、歯付ベルト3やプロファイル1 材質を自由に選択することができる。また プロファイル1の基板10を歯付ベルト3の背面 接触及び浮き上がり自在にするので、被搬 物2のからの大きな反力に耐えつつ、歯付プ ーリ8を小径に設定することができる。

 なお、本発明は、上記の実施の形態に限 されるものではなく、本発明の範囲内にお て、適宜変更を加えることができる。例え 、図6に示すように、爪部6の先端をテーパ に形成して、爪部6を歯付プーリ8の外端面に 対向するよう案内することにより、歯付ベル ト3のベルト幅方向の位置ずれを規制しても く、これにより、歯付ベルト3の位置ずれを 止するプーリフランジなどの専用の部材を 略することができる。さらに、図7に示すよ うに、歯付ベルト3よりも歯面側に位置決め 17を設け、この位置決め材17の端面に爪部6を 対向させて、歯付ベルト3のベルト幅方向の 置ずれを規制することもできる。

 また、図8に示すように、山形部15と覆い 16とからなる爪部6に代えて、歯付ベルト3の 歯先12を覆うことなく、一つの歯溝13に嵌る 形部のみからなる爪部18を採用することもで きる。これにより、爪部18の強度は小さくな ものの、歯付ベルト3の屈曲を極力阻害しな いようにすることができる。

 さらに、図9に示すように、歯付ベルト3 歯溝13に嵌ることなく、一つの歯先12を覆う 形の断面形状の爪部19を採用することもで る。この場合、歯付ベルト3のうち、元々曲 にくい歯先12に爪部19を係止するので、曲げ の容易な部位である歯溝13の曲げを阻害する とがなく、歯付ベルト3の屈曲を極力阻害し ないようにすることができる。

 また、図10に示すように、基板10及び突片 11を一体に形成するだけでなく、突片20を基 21に着脱自在なアタッチメントとすることも できる。これにより、基板21、爪部6及び連結 部7を共通にしつつ、突片20のみを目的に応じ て種々の形状のものに交換することができる 。

 また、歯付ベルト3が一方向のみに回転す る場合には、基板10は、爪部6の前後に延設す るだけでなく、歯付ベルト3の回転方向で爪 6よりも後方のみに延設することもできる。

 本発明に係るベルト用プロファイル及び ロファイル付きベルトは、ベルトの背面に 被搬送物を搬送方向に押し送るためのプロ ァイルを取り付けつつ、その寿命などを容 に判断することができるので、転がりやす ものを搬送する場合や、水平面に対する搬 方向の傾斜角が大きい場合のベルト搬送に 適に採用することができる。




 
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