Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
BISPLIT MOLD FOR TIRE FORMING AND PROCESS FOR MANUFACTURING TIRE THEREWITH
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084564
Kind Code:
A1
Abstract:
A simple compact bisplit mold for tire forming that at mold clamping, prevents pinching of unvulcanized tire, producing a high-performance tire; and a process for manufacturing a tire by the use of the mold. There are provided superior and inferior segments plurally split in the direction of tire circumference, adapted to interlock each other slidably along an inclined plane made on container rings disposed in a pair of containers vertically arranged; and opening-closing driving means for causing the superior and inferior segments to move close to or distant from each other through vertically bisplit center plate between the pair of containers vertically arranged. Further, a superior side plate and an inferior side plate are detachably fitted to the pair of containers vertically arranged, respectively. The vertically bisplit mold for tire forming is detachably fitted inside the segments and, by the operation of the opening-closing driving means, the superior and inferior segments are slid toward the direction of tire center axis through slide unit means.

Inventors:
TAKADA NOBORU (JP)
SANO TAKUZOU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/061261
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
June 04, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
YOKOHAMA RUBBER CO LTD (JP)
TAKADA NOBORU (JP)
SANO TAKUZOU (JP)
International Classes:
B29C33/02; B29C33/44; B29C35/02; B29L30/00
Domestic Patent References:
WO2006070412A12006-07-06
Foreign References:
JP2000127173A2000-05-09
JP2003340835A2003-12-02
JP2003136536A2003-05-14
JP2002337146A2002-11-27
JP3608161B22005-01-05
JP2000127173A2000-05-09
US5405568A1995-04-11
US4022554A1977-05-10
DE1160606B1964-01-02
JP2003340836A2003-12-02
JP2003136535A2003-05-14
JP2002337146A2002-11-27
Other References:
See also references of EP 2100708A4
Attorney, Agent or Firm:
OGAWA, Shin-ichi et al. (Noguchi & Saika International Patent Office 37 Kowa Building, 4-, Tsukiji 1-chome Chuo-kuTokyo 45, JP)
Download PDF:
Claims:
 高さ方向の略中央において上下に二分割に構成した互いに接近、離反可能な上下一対のコンテナに、タイヤ周方向に配設したリング状のコンテナリングと、このコンテナリングに形成した傾斜面に沿って摺動可能に係合するタイヤ周方向に複数に分割されたセグメントと、前記上下一対のコンテナ間に、上下に二分割されたセンタープレートを介して前記上下一対のコンテナに取付けられた上下のセグメントを互いに接近、離反させる開閉駆動手段を設け、前記上下一対のコンテナにそれぞれ、上部サイドプレートと下部サイドプレートとを着脱可能に配設すると共に、前記セグメントの内側に上下に二分割されたタイヤ成形用モールドを着脱可能に取付けて成るタイヤ成形用二分割金型であって、
 前記上下に二分割されたセンタープレートの上側のセンタープレートと上側のセグメントとの摺動部および下側のセンタープレートと下側のセグメントとの摺動部に、該上下のセグメントをタイヤ中心軸方向に向かってスライドさせるスライドユニット機構を設け、前記上下一対のコンテナのそれぞれから、傾斜するガイドピンを、該上下一対のコンテナの内側に突出させ、該ガイドピンを前記セグメントに形成したガイド穴に摺動可能に嵌合させたことを特徴とするタイヤ成形用二分割金型。
 前記スライドユニット機構は、前記センタープレートに埋設されたスライドベースにガイド溝を形成し、このガイド溝に摺動可能に係合された傾斜ピンホルダに揺動ピンの一端を連結し、この揺動ピンの他端を、前記ガイドピンの傾斜角度と同一線上になるように前記セグメントに埋設固定して構成した請求項1に記載のタイヤ成形用二分割金型。
 上下一対のコンテナに、タイヤ周方向に配設したコンテナリングと、このコンテナリングに形成した傾斜面に沿って摺動可能に係合するタイヤ周方向に複数に分割されたセグメントと、前記上下一対のコンテナ間に、上下に二分割されたセンタープレートを介して前記上下一対のコンテナに取付けられた上下のセグメントを互いに接近、離反させる開閉駆動手段を設け、前記上下一対のコンテナにそれぞれ、上部サイドプレートと下部サイドプレートとを着脱可能に配設し、前記セグメントの内側に上下に二分割されたタイヤ成形用モールドを着脱可能に取付け、前記上下に二分割されたセンタープレートの上側のセンタープレートと上側のセグメントとの摺動部および下側のセンタープレートと下側のセグメントとの摺動部に、該上下のセグメントをタイヤ中心軸方向に向かってスライドさせるスライドユニット機構を設け、前記上下一対のコンテナのそれぞれから、傾斜するガイドピンを、該上下一対のコンテナの内側に突出させ、該ガイドピンを前記セグメントに形成したガイド穴に摺動可能に嵌合させたタイヤ成形用二分割金型の上下一対のコンテナを上下に型開き状態にして、前記タイヤ成形用モールドと上部サイドプレート及び下部サイドプレートとに沿って未加硫タイヤを配置し、前記上部サイドプレートを下降させて下部サイドプレートとで型締めを行う際、前記上下のセグメントを、前記コンテナリングに形成した傾斜面に沿って摺動させて、未加硫タイヤのタイヤ中心軸方向に縮径させ、前記上下一対のコンテナ間に配設した開閉駆動装置を駆動させて、スライドユニット機構を介して前記タイヤ成形用モールドを型締めしてタイヤの加硫成形を行うことを特徴とするタイヤ成形用二分割金型を使用したタイヤの製造方法。
 前記未加硫タイヤは、成形ドラム方式で成形された未加硫タイヤ、または剛性中子方式で製造された未加硫タイヤである請求項3に記載のタイヤ成形用二分割金型を使用したタイヤの製造方法。
Description:
タイヤ成形用二分割金型及びこ タイヤ成形用二分割金型を使用したタイヤ 製造方法

 この発明は、タイヤ成形用二分割金型及 このタイヤ成形用二分割金型を使用したタ ヤの製造方法に係わり、更に詳しくは加硫 形時の不具合を改善し、高性能なタイヤを 形することが出来るタイヤ成形用二分割金 及びこのタイヤ成形用二分割金型を使用し タイヤの製造方法に関するものである。

 従来、未加硫タイヤを加硫成形する際に 用される金型(モールド)として、タイヤ赤 面を挟んで上下に二分割された二分割モー ドと、モールドをタイヤ周方向に複数に分 させて中心に向かって拡縮させるセクショ ルモールドとが知られている。

 二分割モールドは、金型設備を簡易に、 かも小型化出来る利点がある。しかしなが 、近年の複雑なトレッドパターンを有する イヤにおいては、タイヤを離型させる時の 抗が大きく、またタイヤが金型内面に密着 た状態で金型が開く製造不良や、亀裂等の 具合が発生するという問題がある。

 また、セクショナルモールドは、トレッ セグメント部をタイヤ周方向に複数に分割 ることで、複雑なトレッドパターンにも対 させることが出来る。しかしながら、別途 複雑な摺動機構を具備させる必要があり、 型コストの増大を招くという問題がある。

 そこで、二分割モールドとセクショナル ールドとを組み合わせた構造のタイヤ加硫 形用金型が提案されている(例えば、特許文 献1、2参照)。

 これら提案されているタイヤ加硫成形用金 は、上下に二分割された上下の割型シェル 開閉に伴って分割された複数のセグメント 中心に向かって拡縮する構造になっている そのセグメントの型開閉作動には、ばねの 性力を利用しているため、構造が複雑にな 、特に型締め時にセグメントに均一な型締 力が作用しないことから、安定した型締め 行なうことができず、未加硫タイヤを挟み んでタイヤの製品不良を起こすという問題 あった。

日本国特許第3608161号公報

日本国特開2000-127173号公報

 本発明はかかる従来の問題点に着目し、 造が簡単でコンパクトに構成することが出 ると共に、二分割金型で高性能のタイヤを 造することが出来、更に金型の型締め時に 未加硫タイヤの挟み込みを防止して加硫成 時の不具合を改善して、歩留りを向上させ ことが出来るタイヤ成形用二分割金型及び のタイヤ成形用二分割金型を使用したタイ の製造方法を提供することを目的とするも である。

 上記目的を達成するため、本発明のタイ 成形用二分割金型は、高さ方向の略中央に いて上下に二分割に構成した互いに接近、 反可能な上下一対のコンテナに、タイヤ周 向に配設したリング状のコンテナリングと このコンテナリングに形成した傾斜面に沿 て摺動可能に係合するタイヤ周方向に複数 分割されたセグメントと、前記上下一対の ンテナ間に、上下に二分割されたセンター レートを介して前記上下一対のコンテナに 付けられた上下のセグメントを互いに接近 離反させる開閉駆動手段を設け、前記上下 対のコンテナにそれぞれ、上部サイドプレ トと下部サイドプレートとを着脱可能に配 すると共に、前記セグメントの内側に上下 二分割されたタイヤ成形用モールドを着脱 能に取付けて成るタイヤ成形用二分割金型 あって、前記上下に二分割されたセンター レートの上側のセンタープレートと上側の グメントとの摺動部および下側のセンター レートと下側のセグメントとの摺動部に、 上下のセグメントをタイヤ中心軸方向に向 ってスライドさせるスライドユニット機構 設け、前記上下一対のコンテナのそれぞれ ら、傾斜するガイドピンを、該上下一対の ンテナの内側に突出させ、該ガイドピンを 記セグメントに形成したガイド穴に摺動可 に嵌合させたことを要旨とするものである

 ここで、前記スライドユニット機構は、 記センタープレートに埋設されたスライド ースにガイド溝を形成し、このガイド溝に 動可能に係合された傾斜ピンホルダに揺動 ンの一端を連結し、この揺動ピンの他端を 前記ガイドピンの傾斜角度と同一線上にな ように前記セグメントに埋設固定して構成 ることができる。

  また、本発明のタイヤ成形用二分割金 を使用したタイヤの製造方法は、上下一対 コンテナに、タイヤ周方向に配設したコン ナリングと、このコンテナリングに形成し 傾斜面に沿って摺動可能に係合するタイヤ 方向に複数に分割されたセグメントと、前 上下一対のコンテナ間に、上下に二分割さ たセンタープレートを介して前記上下一対 コンテナに取付けられた上下のセグメント 互いに接近、離反させる開閉駆動手段を設 、前記上下一対のコンテナにそれぞれ、上 サイドプレートと下部サイドプレートとを 脱可能に配設し、前記セグメントの内側に 下に二分割されたタイヤ成形用モールドを 脱可能に取付けたタイヤ成形用二分割金型 上下一対のコンテナを上下に型開き状態に て、前記タイヤ成形用モールドと上部サイ プレート及び下部サイドプレートとに沿っ 未加硫タイヤを配置し、前記上部サイドプ ートを下降させて下部サイドプレートとで 締めを行う際、前記上下のセグメントを、 記コンテナリングに形成した傾斜面に沿っ 摺動させて、未加硫タイヤのタイヤ中心軸 向に縮径させ、前記上下一対のコンテナ間 配設した開閉駆動装置を駆動させて、スラ ドユニット機構を介して前記タイヤ成形用 ールドを型締めしてタイヤの加硫成形を行 ことを要旨とするものである。

 ここで、前記未加硫タイヤとして、成形 ラム方式で成形された未加硫タイヤ、また 剛性中子方式で製造された未加硫タイヤを いることができる。

  本発明は、タイヤ成形用二分割金型を 上下一対のコンテナに、タイヤ周方向に配 したコンテナリングと、このコンテナリン に形成した傾斜面に沿って摺動可能に係合 るタイヤ周方向に複数に分割されたセグメ トと、前記上下一対のコンテナ間に、上下 二分割されたセンタープレートを介して前 上下一対のコンテナに取付けられた上下の グメントを互いに接近、離反させる開閉駆 手段を設け、前記上下一対のコンテナにそ ぞれ、上部サイドプレートと下部サイドプ ートとを着脱可能に配設し、前記セグメン の内側に上下に二分割されたタイヤ成形用 ールドを着脱可能に取付け、前記上下に二 割されたセンタープレートの上側のセンタ プレートと上側のセグメントとの摺動部お び下側のセンタープレートと下側のセグメ トとの摺動部に、該上下のセグメントをタ ヤ中心軸方向に向かってスライドさせるス イドユニット機構を設け、前記上下一対の ンテナのそれぞれから、傾斜するガイドピ を、該上下一対のコンテナの内側に突出さ 、該ガイドピンを前記セグメントに形成し ガイド穴に摺動可能に嵌合させて構成した で、以下のような優れた効果を奏するもの ある。

(a)二分割金型で高性能なタイヤの加硫成形 を行い、タイヤのユニフォミティーを向上さ せることが出来る。

(b)開閉駆動手段を上下一対のコンテナ間に 設けると共に、上下に分割されたセンタープ レートとセグメントとの摺動部にスライドユ ニット機構を設けることで、装置全体を簡素 でコンパクトにすることが出来る。

(c)金型の型締め時に、未加硫タイヤの挟み 込みを防止して加硫成形時の不具合を改善し 、歩留りを向上させることが出来る。

(d)タイヤにリフトがかからず、真空加硫が 可能であるので、ベントレスの外観の綺麗な タイヤを製造することが出来る。

(e)タイヤ内面にタイヤ成形用モールドが密 着し難いのでタイヤ内部の故障も改善するこ とが出来る。

(f)一般の成形ドラムにより成形した未加硫 タイヤ、または剛性中子により成形した未加 硫タイヤの加硫成形を行うことが出来る。

図1は本発明のタイヤ成形用二分割金型 の開いた状態を例示する概略構成図である。 図2は図1のタイヤ成形用二分割金型の じた状態を例示する概略構成図である。 図3は図1のA-A矢視平面図である。 図4はスライドユニット機構の拡大断面 図である。

符号の説明

   1a,1b ベースプレート
   2a,2b 支持プレート
   3a.3b コンテナ
   4 駆動手段
   5 コンテナリング
   6 傾斜面
   7 セグメント
   7a ガイド穴
   8 開閉駆動手段
   8a ガイドピン
   9a 上部サイドプレート
   9b 下部サイドプレート
   10a,10b センタープレート
   11 タイヤ成形用モールド
   12 スライドユニット機構
   13 ガイドピン
   14 スライドベース
   15 ガイド溝
   16 傾斜ピンホルダ
   17 揺動ピン

 以下、添付図面に基づき、本発明の実施 態を説明する。

  図1は、本発明のタイヤ成形用二分割金 の型を開いた状態の概略構成図、図2はタイ ヤ成形用二分割金型の型を閉じた状態の概略 構成図、図3は図1のA-A矢視平面図を示してい 。このタイヤ成形用二分割金型は、対向す 上下のベースプレート1a,1bの内側に設けた 持プレート2a,2bを介して支持された上下一対 の二分割されたコンテナ3a,3bにより構成され いる。この高さ方向の略中央において、上 に二分割されたコンテナ3a,3bの少なくとも 方(この実施形態では上側のコンテナ3a)のベ スプレート1a上には、二分割されたコンテ 3a,3bを互いに接近・離反させる油圧シリンダ ー等の駆動手段4が立設されている。

 コンテナ3a,3bはそれぞれ、支持プレート2a ,2bの内側に配設されたリング状のコンテナリ ング5と、このコンテナリング5に形成された 定角度の傾斜面6に沿って、コンテナリング 5と摺動可能に係合するタイヤ周方向に複数 分割された(この実施形態では9分割されてい るが、分割数については特に限定されない) グメント7と、複数台(この実施形態では6台 あるが特に限定されない)の油圧シリンダー の開閉駆動手段8と、上部サイドプレート9a 下部サイドプレート9bとで構成されている 開閉駆動手段8のロッドの先端には、上下に 分割されたコンテナ3a,3bの分割面と平行に 上下に二分割されたセンタープレート10a,10b 取付けられている。なお、図3の符号8aはガ ドピンを示している。

 セグメント7の内側には、タイヤ周方向に 複数に分割され、かつ上下方向中央において 二分割された所定のプロファイルを有するタ イヤ成形用モールド11が着脱可能に取付けら ている。図4に示すように、上下に二分割さ れたセンタープレート10a,10bとタイヤ周方向 複数に分割されたセグメント7との摺動部に 、上下一対のセグメント7をタイヤ中心軸X-X に向かってスライドさせる複数のスライドユ ニット機構12が設けられている。

 支持プレート2a,2bの内側には、所定の角 で傾斜したガイドピン13が突出されている。 このガイドピン13は、セグメント7に形成した ガイド穴7aに摺動可能に嵌合するように構成 れている。

 スライドユニット機構12では、図4に示す うにセンタープレート10a,10bに埋設されたス ライドベース14にガイド溝15が形成してあり このガイド溝15に傾斜ピンホルダ16が摺動可 に係合されている。この傾斜ピンホルダ16 はヒンジを支点として揺動ピン17の一端が揺 動可能に連結されている。この揺動ピン17の 端はセグメント7に形成したガイド穴7aに嵌 させたガイドピン13の傾斜角度と同一線上 なるように、セグメント7に埋設固定してあ 。

 上記のような一対のコンテナ3a,3bでは、 イヤ成形用モールド11を取付けた上下のセグ メント7どうしが当接して上下に閉じた状態 、駆動手段4の収縮作動により上側のコンテ リング5を昇降させると、上側の支持プレー ト2aに取付けられた上部サイドプレート9aも 昇する。これと同時に、コンテナリング5の 斜面6及びガイドピン13の摩擦力等によりタ ヤ成形用モールド11を保持したセグメント7 タイヤ中心軸X-Xから離れる方向に移動する

 駆動手段4の収縮作動に同期させて、上下 のスライドユニット機構12の開閉駆動手段8を 伸長作動させて、上下に二分割されたセンタ ープレート10a,10bをそれぞれ移動させると、 イド溝15に摺動可能に係合された傾斜ピンホ ルダ16に設けた揺動ピン17を介して、タイヤ 形用モールド11を保持したセグメント7が、 にタイヤ中心方向X-Xから離れる方向に移動 る。

 上下に二分割に構成された開閉可能な一 のコンテナ3a,3bの中心部には、一般の成形 ラムにより成形した未加硫タイヤW、または 性中子により成形した未加硫タイヤWを保持 するブラダー中心機構21が設けられている。 のブラダー中心機構21では、上下のベース レート1a,1bのタイヤ中心軸X-X線上に、昇降シ リンダー22を介して上型エジェクター23aと、 示しない昇降シリンダーを介して下型エジ クター23bとが同一軸線上に鉛直向きに対向 て設置されている。

 尚、図面の符号19はブラダー、符号20は未 加硫タイヤWのクランプ機構を示している。 のクランプ機構20は、中心軸24と上下の押え レート25a,25bとで構成されている。図面の符 号26はセンターポスト、符号27a,27bは未加硫タ イヤW内に加熱媒体(例えば、エアー、加圧蒸 や窒素ガス等の不活性ガス)を流入させる配 管を示している。また、この実施形態では、 上下の押えプレート25a、25bを中心軸24に設け ものをコンテナ3a、3bに組み込んでいるが、 上下の押えプレート25a、25bは、それぞれを上 部サイドプレート9a、下部サイドプレート9b 付帯する構造であってもよい。また、コン ナ3a,3bには、真空機構を設けることも可能で ある。

 次に、上記のような二分割金型を使用し タイヤWの加硫成形方法を図面を参照しなが ら説明する。

 先ず、図1に示すように先ず駆動手段4に り上側のコンテナ3aを上昇させると共に、上 下に二分割されたセンタープレート10a,10bを れぞれ、開閉駆動手段8を伸長作動させるこ により移動させておく。また、センターポ ト26を図示しない駆動装置により上昇させ おく。

 この状態から、一般の成形ドラムにより 形した未加硫タイヤW(外部でクランプされ いたもの)、または剛性中子から取外した未 硫タイヤW(グリーンタイヤ)を移送装置を用 てセンタープレート10a,10b間の中心部に挿入 、または、未加硫タイヤWの上部のビードリ グを昇降シリンダー22に取付けた形態にして 、センタープレート10a,10b間の中心部に挿入 る。さらに、図示しない駆動装置によりセ ターポスト26を上昇させることにより、クラ ンプ機構20を介して未加硫タイヤWをクランプ して保持させる。

 次いで、駆動手段4により上側のベースプ レート1aに吊設された上側のコンテナ3aを下 させる。さらに、昇降シリンダー22を伸長作 動させて上型エジェクター23aで未加硫タイヤ Wの上面側の保持位置を決定する。

 このような状態から、駆動手段4により上 側のコンテナ3aと、センターポスト26とを同 させながら下降させると共に、上下のセン ープレート10a,10bが互いに当接するまで下降 せる。この時、未加硫タイヤWのセンターと センタープレート10a,10bとの中心位置が一致 るように同期作動させる必要がある。さら 、駆動手段4により上側のコンテナ3aを下降 せながら開閉駆動手段8を連動させて型締め 行う。

 即ち、駆動手段4により上側のコンテナ3a 下降させると、上側の支持プレート2aに取 けられたコンテナリング5及びガイドピン13 下降し、コンテナリング5の傾斜面6に沿って 摺動可能に係合するセグメント7及びスライ ユニット機構12も下降することになる。

 そして、上述したようにスライドユニッ 機構12の上下のセンタープレート10a,10bの先 が当接したら、開閉駆動手段8を同期させな がら収縮作動させてセグメント7をタイヤ中 軸X-X方向に移動させる。そして、未加硫タ ヤWを保持するセンターポスト26を下降させ がら上下のコンテナ3a,3bのスライドユニット 機構12,セグメント7及びコンテナリング5を下 させて、セグメント7及びコンテナリング5 型締めを開始する。

 さらに、上下のコンテナ3a、3bにより型締 めが行われると、ガイドピン13及びコンテナ ング5と傾斜面6で係合するセグメント7は、 イヤの中心軸X-X方向に水平に縮径移動する 上下にセンタープレート10a、10bどうしが当 して上下に閉じた状態になった後、セグメ ト7を縮径移動させて型締めすることにより 、未加硫タイヤWが分割されたタイヤ成形用 ールド11に挟み込まれる不具合を防止するこ とができる。

 さらに、センターポスト26が下降して未 硫タイヤWのサイド部が下部サイドプレート9 bに当接すると、ブラダー中心機構20に配管27a ,27bが当接してクランプ接続される。

 このようにして駆動手段4と開閉駆動手段 8とを同期させて作動させると共に、スライ ユニット機構12により型締めが完了する。こ の型締めの完了と同時に、コンテナリング5 設けた図示しないバキューム通路に接続さ たバキューム手段(真空吸引手段)により未加 硫タイヤWを型締めしたタイヤ成形用モール 11内をバキュームし、これと同時に、配管27a ,27bから加熱媒体(エアー、加圧蒸気や窒素ガ 等の不活性ガス等)を未加硫タイヤW内に導 して加硫を行う。

 次いで、未加硫タイヤWを所定時間加硫成 形した後、離型工程を開始する。

 この離型工程の開始は、加硫の完了した イヤ内から加熱媒体を排気させ、さらに、 の加硫されたタイヤの内部圧力を所定の圧 になるまで下降させておく。

 次いで、上側のコンテナ3aを駆動手段4に り上昇させると同時に、上下の開閉駆動手 8も伸長作動させる。この上下の開閉駆動手 段8の伸長作動により、上下のセンタープレ ト10a,10bを、互いに接触している状態にする

 このように、上下のセンタープレート10a, 10bどうしを接触しているままの状態にして、 上側のコンテナ3aを駆動手段4により上昇させ ると、上下のコンテナリング5にそれぞれ傾 面6を介して係合する上下のセグメント7が、 加硫成形されたタイヤから離型(拡径)する。 して、上下のセグメント7に取付けられたタ イヤ成形用モールド11を加硫成形されたタイ から、開閉駆動手段8のストロークエンドで 離型させることが出来る。

 即ち、スライドユニット機構12の開閉駆 手段8を伸長作動して、センタープレート10a, 10bどうしを接触させた状態で、セグメント7 離型動作をしても、ガイドピン13が埋設され たセグメント7は直ぐには拡径しない。この 、センタープレート10a,10bの移動に伴って傾 ピンホルダ16が、スライドベース14のガイド 溝15上をスライドする。この傾斜ピンホルダ1 6のスライドによる揺動ピン17の揺動に伴って 、タイヤ成形用モールド11を取付けたセグメ ト7が徐々に拡径することで加硫成形された タイヤの表面から離型する。

 そして、タイヤ成形用モールド11が加硫 形されたタイヤから離型したら、駆動手段4 より上側のコンテナ3aを上昇させる。さら 、昇降シリンダー22を収縮作動させて上型エ ジェクター23aを上昇させて成形タイヤの上面 側から離す。さらに、駆動手段4により上側 コンテナ3aを上昇させ、ブラダー中心機構20 接続した加熱手段の配管27a,27bのクランプを 解除する。また、加硫成形されたタイヤの離 型時に上昇しているセンターポスト26は所定 置(タイヤ取出し位置)で停止し、センター スト26のクランプ装置を解除した後、タイヤ 取出し位置で加硫成形されたタイヤを取出し て次工程へ搬送することにより作業を終了す る。

 以上のように、この実施形態では、型開 状態の二分割されたコンテナ3a,3bの内側に タイヤ成形用モールド11と上部サイドプレー ト9a及び下部サイドプレート9bに沿って未加 タイヤWを配置する。これと共に、上部サイ プレート9aを下降させて下部サイドプレー 9bとで型締めを行う際、セグメント7と上下 対のコンテナリング5とをタイヤ中心軸X-X方 に縮径させ、タイヤ成形用モールド11の型 め時に、上下一対のコンテナ3a、3b間に配設 た開閉駆動装置8を駆動させる。この開閉駆 動装置8の駆動により、スライドユニット機 12を介してタイヤ成形用モールド11を型締め てタイヤWの加硫成形を行うので、二分割金 型で高性能なタイヤの加硫成形を行い、タイ ヤのユニフォミティーを向上させることが出 来る。

 また、タイヤ成形用モールド11の型締め に未加硫タイヤWの挟み込みを防止して加硫 形時の不具合を改善し、歩留りを向上させ ことが出来る。更にタイヤWにリフトがかか らず、真空加硫が可能であるので、ベントレ スの外観の綺麗なタイヤを製造することが出 来る。また、タイヤ内面にモールド12が密着 難いのでタイヤ内部の故障も改善すること 出来る。




 
Previous Patent: BLADE STRUCTURE FOR GAS TURBINE

Next Patent: PET SHEET