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Patent Searching and Data


Title:
BLADE DRIVE DEVICE AND OPTICAL EQUIPMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113358
Kind Code:
A1
Abstract:
A blade drive device (1) of an embodiment 1 is provided with a base plate (10) having an opening (12) and a slide groove (15), a blade (20) for adjusting the amount of opening of the opening (12), and a transmitting member (30) for transmitting power of an electromagnetic actuator (60) to the blade (20) via the slide groove (15). The transmitting member (30) includes a rotatable arm (40) and an engaging member (50) moving in the slide groove (15) and made to be in pressure contact with the inner surface of the slide groove (15) by an impact from the outside.

Inventors:
SUZUKI MITSURU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052475
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
February 16, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SEIKO PRECISION KK (JP)
SUZUKI MITSURU (JP)
International Classes:
G03B9/02; G03B9/10
Foreign References:
JP2005176414A2005-06-30
JPH09292644A1997-11-11
JP2005316273A2005-11-10
Attorney, Agent or Firm:
KATAYAMA, SHUHEI (JP)
Shuhei Katayama (JP)
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Claims:
 開口を有すると共に摺動溝を有する基板と、
 前記開口の開口量を調整する羽根と、
 前記摺動溝を介して駆動源からの動力を前記羽根へ伝達する伝達部材とを備え、
 前記伝達部材は、旋回する腕部材と、前記腕部材の旋回に連動して前記摺動溝の内面を摺動すると共に外部から衝撃によって前記摺動溝の内面に圧接する係合部材とを含む、ことを特徴とする羽根駆動装置。
 前記係合部材は、前記腕部材と別体に設けられ、該腕部材の旋回に連動して該係合部材が前記摺動溝の内面を摺動する、ことを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置。
 前記腕部材は、先端が二股状に形成され前記係合部材を挟持する挟持部を含み、
 前記係合部材は、前記挟持部に挟持される突起状の被挟持部を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の羽根駆動装置。
 前記腕部材は、前記係合部材が前記摺動溝の内面に圧接し得るように撓む、ことを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置
 前記腕部材は、旋回方向での撓みを容易にする幅狭部を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の羽根駆動装置。
 前記羽根は、前記係合部材に直接連結されている、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の羽根駆動装置。
 前記係合部材は、前記摺動溝の内面を摺動する複数のピンを含む、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の羽根駆動装置。
 請求項1乃至5の何れかに記載の羽根駆動装置を備えた光学機器。
Description:
羽根駆動装置及び光学機器

 本発明は、羽根駆動装置及び光学機器に する。

 従来から、カメラなどに採用される羽根 動装置においては、駆動源であるアクチュ ータと、そのアクチュエータの動力を伝達 る伝達部材と、伝達部材によって動力が伝 される羽根とを備えたものが知られている( 特許文献1参照)。このようなアクチュエータ 、ロータと、ロータに磁力を作用させるス ータと、コイルと、コイルボビンとを備え いる。

特開2005-341704号公報

 近年、羽根駆動装置の小型化に伴い、ア チュエータも小型化している。このため、 ータのディテントトルクも小さくなる傾向 ある。しかしならが、ディテントトルクが さいと、外部からの衝撃によって、ロータ 回転して、羽根が所望の位置からずれる恐 がある。

 そこで、本発明は、外部からの衝撃によ 羽根の位置ずれが抑制された羽根駆動装置 び光学機器を提供することを目的とする。

 上記目的は、開口を有すると共に摺動溝 有する基板と、前記開口の開口量を調整す 羽根と、前記摺動溝を介して駆動源からの 力を前記羽根へ伝達する伝達部材とを備え 前記伝達部材は、旋回する腕部材と、前記 部材の旋回に連動して前記摺動溝の内面を 動すると共に外部からの衝撃によって前記 動溝の内面に圧接する係合部材とを含む、 とを特徴とする羽根駆動装置によって達成 きる。

 外部から衝撃が加わった場合に伝達部材 係合部が摺動溝の内面に圧接して摺動抵抗 なることにより、伝達部材が所望の位置か ずれることを抑制できる。これにより、外 からの衝撃によって羽根の位置がずれるこ を抑制できる。

 上記構成において、前記係合部材は、前 腕部材と別体に設けられ、該腕部材の旋回 連動して該係合部材が前記摺動溝の内面を 動する、構成を採用できる。係合部材が腕 材と別体に設けられ、摺動溝の内面を摺動 るので、外部からの衝撃により、係合部材 確実に摺動溝の内面を圧接する。これによ 、羽根の位置ずれを抑制できる。

 上記構成において、前記腕部材は、先端 二股状に形成され前記係合部材を挟持する 持部を含み、前記係合部は、前記挟持部に 持される突起状の被挟持部を含む、構成を 用できる。この構成により、係合部材は、 実に摺動溝の内面を摺動する。

 上記構成において、前記腕部材は、前記 合部材が前記摺動溝の内面に圧接し得るよ に撓む、構成を採用できる。この構成によ 、外部からの衝撃により、腕部材が撓んで 合部材が摺動溝の内面に圧接する。これに り羽根の位置ずれを抑制できる。

 上記構成において、前記腕部材は、旋回 向での撓みを容易にする幅狭部を含む、構 を採用できる。

 上記構成において、前記羽根は、前記係 部材に直接連結されている、構成を採用で る。

 上記構成において、前記係合部材は、前 摺動溝の内面を摺動する複数のピンを含む 構成を採用できる。

 また、上記目的は、上記の何れかに記載 羽根駆動装置を備えた光学機器によっても 成できる。

 本発明によれば、外部からの衝撃による 根の位置ずれが抑制された羽根駆動装置及 光学機器を提供できる。

図1は、実施例1に係る羽根駆動装置の 視図である。 図2は、実施例1に係る羽根駆動装置の 視図である。 図3は、実施例1に係る羽根駆動装置の 面図である。 図4は、図1における伝達部材付近の拡 図である。 図5(A)(B)は、腕部材と係合部材との正面 図である。 図6は、伝達部材の機能の説明図である 。 図7は、実施例2に係る羽根駆動装置の 視図である。 図8は、実施例2に係る羽根駆動装置の 面図である。 図9は、実施例2に係る羽根駆動装置の 達部材周辺の拡大図である。 図11は、実施例2に係る羽根駆動装置の 伝達部材の正面図である。 図12は、実施例2に係る羽根駆動装置の 伝達部材の機能の説明図である。

 以下、図面を参照して複数の実施例につ て説明する。

 以下、本発明に係る一実施形態について 面を参照して説明する。図1、図2は、実施 1に係る羽根駆動装置1の斜視図である。実施 例1に係る羽根駆動装置1は、開口12が形成さ た基板10と、開口12の開口量を絞るための絞 開口22が形成された羽根20と、伝達部材30と 電磁アクチュエータ60とを含む。尚、図1は 電磁アクチュエータ60が配置された側から た斜視図であり、図2は、羽根20が配置され 側から見た斜視図である。また、図1におい は、基板10を一部切り欠いて示している。 2においては、羽根20の一部を切り欠いて示 ている。

 伝達部材30は、電磁アクチュエータ60から の動力を羽根20へと伝達する。具体的には、 ータ61が回転することにより、伝達部材30が 旋回して、これにより羽根20が揺動する。ま 、伝達部材30は、詳しくは後述するが、腕 材40、係合部材50の2つの部材により構成され ている。基板10には、円弧状に摺動溝15が形 されており、係合部材50は、腕部材40の旋回 連動して、摺動溝15の内面を摺動しながら 動溝15内を移動する。

 電磁アクチュエータ60は、基板10に形成さ れた軸16によって回動可能に支持されている ータ61、ロータ61との間で磁気的吸引力又は 反発力が発生するステータ62、合成樹脂によ 形成されステータ62の腕部に取り付けられ コイルボビン63、コイルボビン63に巻回され ステータ62を励磁するためのコイル64を含む 。また、基板10には、図2に示すように、電磁 アクチュエータ60の厚みを逃がすための逃げ 19が形成されている。

 ロータ61の回動に応じて、羽根20は、開口 12から退避した位置及び臨む位置間を移動す 。また、羽根20は、図2に示すように、2本の 連結ピン58a、58bと直接連結されている。詳細 には、羽根20に形成された2つの係合孔と係合 している。尚、図2においては、他方の連結 ン58aを確認しやすいように、羽根20の一部分 を切り欠いている。

 図3は、実施例1に係る羽根駆動装置1の断 図である。図4は、図1における伝達部材30付 近の拡大図である。図5(A)は、腕部材40の正面 図、図5(B)は、係合部材50の正面図である。前 述したように、伝達部材30は、互いに合成樹 により形成された腕部材40、係合部材50を含 む。腕部材40は、円筒部41、円筒部41から径方 向外側に伸びた腕部42、腕部42の先端部に二 状に形成された挟持部44を含む。円筒部41は ロータ61と嵌合しており、これにより、腕 材40は、ロータ61と一体に旋回する。

 係合部材50は、正面から見て菱形状に形 されたベース部56と、ベース部56の一方の面 形成された被挟持ピン(被挟持部)54と、他方 の面に形成された2本の連結ピン58a、58bとを む。被挟持ピン54は、円柱状に形成されてい る。被挟持ピン54は、その側面を挟持部44に って挟持されている。これにより、係合部 50は、腕部材40によって支持されている。ま 。被挟持ピン54が円柱状に形成されている とにより、腕部材40に対して回転可能に挟持 されている。連結ピン58a、58bは、摺動溝15が びた方向に所定の間隔をおいて並設されて り、羽根20に直接連結されている。

 次に、羽根駆動装置1に外部からの衝撃が 加わった場合について説明する。尚、「外部 からの衝撃」とは、例えば、羽根駆動装置1 搭載された光学機器を落下させたような場 をいい、電磁アクチュエータ60の作動により 羽根20や伝達部材30に作用する衝撃は含まれ い。図6は、伝達部材30の機能の説明図であ 。尚、腕部材40については省略してある。例 えば、図6に示した位置でロータ61が停止して いる場合に衝撃が加わった場合を想定する。 電磁アクチュエータ60が作動した場合、係合 材50は挟持部44によって腕部材40の旋回に連 して摺動溝15の内面を摺動するが、上記衝 が加わった場合、係合部材50は羽根20にかか 外力により摺動溝15の内面に圧接する構成 なっている。すなわち連結ピン58a、58bは、 動溝15の内面に圧接する。さらにその衝撃に より、係合部材50には、摺動溝15内において 結ピン58a又は58bを中心として回転するよう 外力が作用する。羽根20の位置により回転中 心は異なるが図6においては、連結ピン58aを 心とし時計方向Rに回転ように外力が作用す 場合を例に示している。

 このような力が作用すると、連結ピン58b 、連結ピン58aを中心として図中Rb方向に移 しようとする。しかしながら、連結ピン58b 、摺動溝15の内面に圧接する。詳細には、連 結ピン58bは、ロータ61に近い側の摺動溝15の 面に押し付けられその内面を押し広げる働 をすることになる。このように、係合部材50 が連結ピン58aを中心として回転しようとする と、連結ピン58bは、摺動溝15の内面に力を及 すため、摺動溝15に対する連結ピン58bの摺 抵抗が増すことになる。これは、係合部材50 に連結ピン58bを中心として反時計方向の外力 が作用した場合も同様である。この摺動抵抗 が増すことによって、係合部材50に外力が作 した場合であっても、係合部材50はその位 で維持されて摺動溝15内を移動することが抑 制される。このようにして、外力による係合 部材50の位置ずれが抑制される。従って、外 からの衝撃によって羽根20の位置がずれる とが抑制される。

 尚、前述したようにロータ61が回動して 合部材50が摺動溝15内を移動するときは、連 ピン58a、58bは、摺動溝15の内面に対して摺 する。また、連結ピン58a、58bは、それぞれ 柱状に形成されているので、摺動溝15の内面 との接触面積が少なく、摺動が容易となるよ うに形成されている。

 また、羽根20の回転中心、すなわち摺動 15の形状中心とロータ61の回転中心とは必ず も一致しなくてもよい。電磁アクチュエー 60の配置スペースの都合により各中心位置 異なるよう配置してもよく、また羽根20の形 状や衝撃特性に合わせて中心位置の関係を決 定することができる。具体的には、図6に示 ように、連結ピン58a、58b間の距離Laが同じで あれば、羽根が比較的大きい駆動装置の場合 、すなわち外部からの衝撃により摺動溝15内 おいて連結ピン58a又は58bを中心として回転 ようとする外力が大きい場合には、羽根が 較的小さい駆動装置の場合よりも、摺動溝1 5の形状中心からの距離Lbを大きくして耐衝撃 特性を改善することができる。

 次に、実施例2に係る羽根駆動装置1Aにつ て説明する。尚、実施例1に係る羽根駆動装 置1と同様な部分は、同様の符号を付するこ によりその説明を省略する。図7は、実施例2 に係る羽根駆動装置1Aの斜視図であり、図8は 、実施例2に係る羽根駆動装置の断面図、図9 、実施例2に係る羽根駆動装置1Aの伝達部材3 0A周辺の拡大図である。図10は、実施例2に係 羽根駆動装置1Aの伝達部材30Aの正面図であ 。

 伝達部材30Aは、実施例1の羽根駆動装置1 係る伝達部材30と異なり、腕部材32と係合部 である連結ピン38a、38bが一体に形成されて る。伝達部材30Aは、合成樹脂により形成さ 、円筒部31、円筒部31から径方向外側に伸び た腕部材32、腕部材32の先端部に形成された2 の連結ピン38a、38bを含む。連結ピン38a、38b 、羽根20と直接連結されている。詳細には 羽根20に形成された2つの係合孔と係合して る。腕部材32には、その中腹部分で他の部位 よりも幅が狭い幅狭部34が形成されている。 狭部34は、幅狭部34部付近を中心にして腕部 材32の先端部の旋回方向での撓みを容易にす 機能を有している。

 次に、羽根駆動装置1Aに衝撃が加わった 合について説明する。図11は、実施例2に係 羽根駆動装置1Aの伝達部材30Aの機能の説明図 である。図11に示した位置でロータ61が停止 ている場合に、羽根駆動装置1Aに衝撃が加わ った場合、その衝撃により、腕部材32の先端 は、幅狭部34によって撓む。図11は、外力に より腕部材32の先端部が、時計方向Rに撓もう する場合を示している。このような力が腕部 材32に作用すると、連結ピン38aは、図中Raの きにロータ61よりも離れた側の摺動溝15の内 に圧接し、連結ピン38bは、図中Rbの向きに ータ61に近い側の摺動溝15の内面に圧接する このように、腕部材32の先端部が撓もうと ると、連結ピン38a、38bは、それぞれ相反す 摺動溝15の内面に力を及ぼすため、摺動溝15 対する連結ピン38a、38bの摺動抵抗が増す。 れにより、伝達部材30Aの位置ずれが抑制さ 、羽根20の位置ずれも抑制される。

 以上本発明の好ましい実施形態について 述したが、本発明は係る特定の実施形態に 定されるものではなく、特許請求の範囲に 載された本発明の要旨の範囲内において、 形・変更が可能である。

 本実施例において羽根20は開口12の開口量 を絞るための絞り開口22が形成された場合を したが、開口12を全閉にする羽根を採用し もよい。また、羽根20の絞り開口22に透過性 フィルタを設けてもよい。

 本実施例において、羽根20と直接連結さ る連結ピンが2本のピンである場合を示した 、係合部材と羽根20が一体となって腕部材40 の旋回に連動して摺動溝15の内面を摺動する うに駆動されれば、羽根20と直接連結され 部分の係合部材の形状は問わない。