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Title:
BLOCK MEMBER SET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175318
Kind Code:
A1
Abstract:
This block member set is provided with a plurality of each of: a box-shaped block body 12 the bottom of which is open; a plate-shaped joint member 14; and a box-shaped joint member 16. The plate-shaped joint member 14, which is mounted on the top surface of the box-shaped block body 12, and the box-shaped joint member 16, which is accommodated in the box-shaped block body 12, are integrated as a result of being connected with rod-shaped connection members 26, via through-holes 18 formed in the box-shaped block body 12, thereby forming a block 10.

Inventors:
ISHIMATSU SHINGO (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/006818
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 20, 2020
Export Citation:
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Assignee:
TAKAHARA LUMBER CO LTD (JP)
International Classes:
A63H9/00; A63H33/08
Domestic Patent References:
WO2005094182A22005-10-13
Foreign References:
JP2016168348A2016-09-23
JPS56168775A1981-12-25
JPS5770397U1982-04-28
JPS5512975U1980-01-26
JPS5194798U1976-07-29
JPS4532835Y11970-12-15
JPH0871258A1996-03-19
JP2016168348A2016-09-23
Other References:
See also references of EP 3769829A4
Attorney, Agent or Firm:
TAKATSU Kazuya (JP)
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Claims:
\¥02020/175318 22 卩(:171?2020/006818

請求の範囲

[請求項 1 ] 底面が開放された箱状ブロック本体と、 平板状ジョイント部材と、 箱状ジョイント部材とをそれぞれ複数備え、

前記箱状ブロック本体の上面に載置される平板状ジョイント部材と 、 前記箱状ブロック本体に収容される箱状ジョイント部材とが、 前記 箱状ブロック本体に形成された揷通孔を介して、 棒状接続部材により 接続されることにより一体化されてブロックとなるブロック部材セッ 卜であって、

前記平板状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その上面に凸部を 有する平板状ジョイント凸部材であり、

前記箱状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 底面が開放され、 そ の内部に前記平板状ジョイント凸部材の凸部と嵌合する凹部を有する 箱状ジョイント凹部材である、

ことを特徴とするブロック部材セッ ト。

[請求項 2] 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面に取り付けられてお り、 該棒状接続部材が、 箱状ジョイント部材の嵌通孔に嵌通されて固 定されることで一体化されたブロックとなることを特徴とする請求項 1記載のブロック部材セッ ト。

[請求項 3] 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面に 2つ設けられてい ることを特徴とする請求項 2記載のブロック部材セッ ト。

[請求項 4] 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面の隅に 1つ設けられ ていることを特徴とする請求項 2記載のブロック部材セッ ト。

[請求項 5] 箱状ブロック本体の揷通孔及び箱状ジョイント部材の嵌通孔が、 箱 状ブロック本体及び箱状ジョイント部材の上板の隅にそれぞれ 2つ以 上形成されていることを特徴とする請求項 4記載のブロック部材セッ 卜。

[請求項 6] 平板状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その上面が平らな平板 状ジョイント平面部材であることを特徴とする請求項 1記載のブロッ \¥02020/175318 23 卩(:171?2020/006818

ク部材セッ ト。

[請求項 7] 箱状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その下面が平らな箱状ジ ョイント平面部材であることを特徴とする請求項 1記載のブロック部 材セッ ト。

[請求項 8] 箱状ブロック本体の上面に、 平板状ジョイント部材の平板部を収容 する収容凹部が形成されていることを特徴とする請求項 1記載のブロ ック部材セッ ト。

[請求項 9] 箱状ブロック本体及び箱状ジョイント部材は、 当該ブロックを他の ブロックの上部に積み重ねて組み合わせる際、 他のブロックの上面の 平板状ジョイント部材をその内部に収容できる形状であることを特徴 とする請求項 1記載のブロック部材セッ ト。

[請求項 10] 箱状ブロック本体が、 木材からなることを特徴とする請求項 1記載 のブロック部材セッ ト。

[請求項 1 1 ] 平板状ジョイント部材及び箱状ジョイント部材が、 合成樹脂からな ることを特徴とする請求項 1記載のブロック部材セッ ト。

[請求項 12] 底面が開放された箱状ブロック本体と、 平板状ジョイント部材と、 箱状ジョイント部材とを備え、

前記箱状ブロック本体の上面に載置される平板状ジョイント部材と

、 前記箱状ブロック本体に収容される箱状ジョイント部材とが、 前記 箱状ブロック本体に形成された揷通孔を介して、 棒状接続部材により 接続されて一体化されたブロック。

Description:
\¥02020/175318 1 卩(:17 2020/006818

明 細 書

発明の名称 : ブロック部材セット

技術分野

[0001 ] 本発明は、 複数のブロック部材を一体化させて 1つのブロックとし、 かか る一体化されたブロックを組み立てて多様な 構造体を作製することが可能な ブロック部材セッ トに関する。

背景技術

[0002] 現在、 間伐材や製材後の余った端材の多くは、 焼却処分されている。 この 間伐材や端材をバイオマス発電等に利用する 動きもあるが、 昨今の地球温暖 化の原因である〇〇 2 を削減するためには、 炭素を空気中に放出してしまうの ではなく、 個体のまま固定しておくことが重要であり、 木は木のままで利用 し続けることが望ましい。

[0003] 一方、 従来より、 複数のブロック同士を組み合わせることによ り、 多様な 構造体を作製する (組み立てる) ブロックがよく知られている。 このような ブロックとしては、 例えば、 上面に凸部を有し、 内部に凸部に対応する凹部 を有する底面が開放されたブロックが知られ ている。 このようなブロックに 関して、 様々な素材を用いたものが提案されており、 合成樹脂を用いたブロ ック (特許文献 1参照) の他、 木材を用いたブロック (特許文献 2参照) も 提案されている。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開平 0 8 - 0 7 1 2 5 8号公報

特許文献 2 :特開 2 0 1 6 - 1 6 8 3 4 8号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005] 上記のような従来のブロックにおいては、 通常、 ブロックセッ トの標準的 なブロックの大きさに応じて (比例して) ブロックの凸部及び凹部の大きさ \¥02020/175318 2 卩(:171?2020/006818

、 数等が決定されており、 この凸部及び凹部の形状を考慮してブロック が製 造されるため、 1つのブロックセッ トにおいて標準的なブロックの大きさと 大幅に大きさの異なるブロックは通常含まれ ない。 また、 仮に大きさや形状 の異なる複数種のブロックを製造するにして も、 凸部及び凹部を精密に成形 する高価な金型が必要となる等の理由から、 ブロックのバリエーションが制 限されるのが現状である。

[0006] また、 従来のブロックは、 通常、 凸部及び凹部を有しているため、 複数の ブロック同士を組み合わせた構造体の最外面 に凸部及び凹部が露出すること になり、 美観を損なうという問題がある。 これを解決するために、 凸部又は 凹部の一方のみを有するブロックを新たに製 造することも一部行われている が、 上記同様、 バリエーションは極めて制限されたものとな る。

[0007] したがって、 ブロックセッ トのブロックを用いて製造できる構造体のバ リ エーシヨンは、 限られたものとなっていた。

[0008] 本発明の課題は、 少ない種類の部材により様々なバリエーショ ンのブロッ クを形成することができ、 これらのブロックの組み合わせにより、 多様な構 造体の製造を可能とする新規なブロック部材 セッ トを提供することにある。 また、 複数のブロック同士を組み合わせて構造体を 作製する際に、 最外面に 凸部及び凹部が露出しない構造体とすること が可能なブロック部材セッ トを 提供することにある。

課題を解決するための手段

[0009] 本発明者は、 上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、 ブロック本体と、 凸部と、 凹部とをそれぞれ別の部材とし、 各部材を一体化して 1つのブロッ クを形成することにより、 上記課題を解決できることを見いだし、 本発明を 完成するに至った。

[0010] すなわち、 本発明は、 以下の通りである。

[ 1 ] 底面が開放された箱状ブロック本体と、 平板状ジョイント部材と、 箱 状ジョイント部材とをそれぞれ複数備え、 前記箱状ブロック本体の上面に載 置される平板状ジョイント部材と、 前記箱状ブロック本体に収容される箱状 \¥02020/175318 3 卩(:171?2020/006818

ジョイント部材とが、 前記箱状ブロック本体に形成された揷通孔を 介して、 棒状接続部材により接続されることにより一 体化されてブロックとなるブロ ック部材セッ トであって、 前記平板状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その上面に凸部を有する平板状ジョイント凸 部材であり、 前記箱状ジョイン 卜部材の少なくとも 1つが、 底面が開放され、 その内部に前記平板状ジョイ ント凸部材の凸部と嵌合する凹部を有する箱 状ジョイント凹部材である、 こ とを特徴とするブロック部材セッ ト。

[2] 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面に取り付けられ ており 、 該棒状接続部材が、 箱状ジョイント部材の嵌通孔に嵌通されて固 定される ことで一体化されたブロックとなることを特 徴とする上記 [1] 記載のブロ ック部材セッ ト。

[3] 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面に 2つ設けられている ことを特徴とする上記 [2] 記載のブロック部材セッ ト。

[4] 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面の隅に 1つ設けられて いることを特徴とする上記 [2] 記載のブロック部材セッ ト。

[5] 箱状ブロック本体の揷通孔及び箱状ジョイン ト部材の嵌通孔が、 箱状 ブロック本体及び箱状ジョイント部材の上板 の隅にそれぞれ 2つ以上形成さ れていることを特徴とする上記 [4] 記載のブロック部材セッ ト。

[001 1] [6] 平板状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その上面が平らな平板状 ジョイント平面部材であることを特徴とする 上記 [1] 〜 [5] のいずれか 記載のブロック部材セッ ト。

[7] 箱状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その下面が平らな箱状ジョ イント平面部材であることを特徴とする上記 [1] 〜 [6] のいずれか記載 のブロック部材セッ ト。

[8] 箱状ブロック本体の上面に、 平板状ジョイント部材の平板部を収容す る収容凹部が形成されていることを特徴とす る上記 [1] 〜 [7] のいずれ か記載のブロック部材セッ ト。

[9] 箱状ブロック本体及び箱状ジョイント部材は 、 当該ブロックを他のブ \¥02020/175318 4 卩(:171?2020/006818

ロックの上部に積み重ねて組み合わせる際 、 他のブロックの上面の平板状ジ ョイント部材をその内部に収容できる形状で あることを特徴とする上記 [ 1 ] ~ [8] のいずれか記載のブロック部材セッ ト。

[1 0] 箱状ブロック本体が、 木材からなることを特徴とする上記 [1] 〜 [9] のいずれか記載のブロック部材セッ ト。

[1 1] 平板状ジョイント部材及び箱状ジョイント部 材が、 合成樹脂からな ることを特徴とする上記 [1] 〜 [1 0] のいずれか記載のブロック部材セ ッ ト。

[1 2] 底面が開放された箱状ブロック本体と、 平板状ジョイント部材と、 箱状ジョイント部材とを備え、 前記箱状ブロック本体の上面に載置される平 板状ジョイント部材と、 前記箱状ブロック本体に収容される箱状ジョ イント 部材とが、 前記箱状ブロック本体に形成された揷通孔を 介して、 棒状接続部 材により接続されて一体化されたブロック。

発明の効果

[0012] 本発明のブロック部材セッ トは、 少ない種類の部材により様々なバリエー ションのブロックを形成することができ、 これらのブロックの組み合わせに より、 多様な構造体の製造をすることができる。 また、 複数のブロック同士 を組み合わせて構造体を作製する際に、 最外面に凸部及び凹部が露出しない 構造体とすることができる。

図面の簡単な説明

[0013] [図 1]本発明の第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック部材 (一 体化してブロックとする前の状態) の斜視図である。

[図 2]第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック部材を一体化して ブロックとした後の状態を示す説明図であり 、 (3) は上方斜視図であり、 (匕) は下方斜視図である。

[図 3]第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トの箱状ブロック本体の説明図 であり、 (3) は上方斜視図であり、 (13) は下方斜視図である。

[図 4]第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トの平板状ジョイント凸部材の \¥02020/175318 5 卩(:171?2020/006818

説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (13) は下方斜視図である。

[図 5]第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トの箱状ジョイント凹部材の説 明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (13) は下方斜視図である。

[図 6]第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トの平板状ジョイント平面部材 の説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (13) は側面図であり、 (〇 ) は箱状ブロック本体及び箱状ジョイント部材 と共に一体化した後のブロッ クの上方斜視図である。

[図 7]第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トの箱状ジョイント平面部材の 説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (13) は下方斜視図であり、 ( 〇) は平板状ジョイント部材及び箱状ブロック本 体と共に一体化した後のブ ロックの下方斜視図である。

[図 8]本発明の第 2の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック部材 (一 体化してブロックとする前の状態) の斜視図であり、 棒状接続部材が平板状 ジョイント部材の隅に 1つ設けられた実施形態の説明図である。

[図 9]第 2の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロックを用いた組立てを 説明する説明図であり、 (3) はブロック部材を一体化した 1つのブロック の上方斜視図であり、 (13) は 2つのブロックを組み合わせた後の上方斜視 図である。

[図 10]図 9におけるブロック部材セッ トのブロック同士の角度を変えた組立 てを説明する説明図であり、 (3) はブロック部材を一体化した 1つのブロ ックの上方斜視図であり、 (13) は 2つのブロックを組み合わせた後の上方 斜視図である。

[図 1 1]第 2の実施形態に係るブロック部材セッ トの平板状ジョイント部材の 凸部の数を変更したブロックの説明図である 。

[図 12]第 2の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック同士を組み合わ せる場合の説明図であり、 (3) 及び (13) は組み合わせる前の各ブロック の斜視図であり、 (〇) は (3) 及び (13) で示されるブロックを組み合わ せた後の状態を説明する図である。 \¥02020/175318 6 卩(:171?2020/006818

[図 13]本発明のブロック部材セッ トのブロック同士の組み合わせ例を示す説 明図である。

[図 14]本発明のブロック部材セッ トの使用例を示す説明図であり、 ( 3 ) ( 13 ) は大きさの異なるブロックを構成するブロッ ク部材の斜視図であり、 ( 〇) は大きさの異なるブロックを組み合わせた後 の構造体の斜視図である。 [図 15]本発明のブロック部材セッ トのその他の使用例を示す説明図であり、 ( a ) ( 13 ) は大きさの異なるブロックを構成するブロッ ク部材の斜視図で あり、 (〇) は大きさの異なるブロックを組み合わせた後 の構造体の斜視図 である。

発明を実施するための形態

[0014] 本発明のブロック部材セッ トは、 底面が開放された箱状ブロック本体、 平 板状ジョイント部材、 及び箱状ジョイント部材をそれぞれ複数備え 、 箱状ブ ロック本体の上面に載置される平板状ジョイ ント部材と、 箱状ブロック本体 に収容される箱状ジョイント部材とが、 箱状ブロック本体に形成された揷通 孔を介して、 棒状接続部材により接続されることにより一 体化されてブロッ クとなるブロック部材セッ トであって、 平板状ジョイント部材の少なくとも 1つが、 その上面に凸部を有する平板状ジョイント凸 部材であり、 箱状ジョ イント部材の少なくとも 1つが、 底面が開放され、 その内部に平板状ジョイ ント凸部材の凸部と嵌合する凹部を有する箱 状ジョイント凹部材であること を特徴とする。

[0015] 本発明のブロック部材セッ トは、 箱状ブロック本体、 平板状ジョイント部 材、 及び箱状ジョイント部材を組み合わせて一体 化させることにより、 様々 な形状のブロックを作製することができる。 例えば、 大きさや形状の異なる 複数種の箱状ブロック本体、 1種の平板状ジョイント部材、 及び 1種の箱状 ジョイント部材を用いて様々な形状のブロッ クを作製することができる。 こ のような様々な形状のブロックを用いること により、 多様な構造体を作製す ることができる。 平板状ジョイント部材及び箱状ジョイント部 材を特定の形 状とすることにより、 この構造体は、 最外面に凸部凹部が露出しないものと \¥02020/175318 7 卩(:171?2020/006818

なる。

[0016] このような本発明のブロック部材セッ トは、 組立式のブロック玩具や、 ぺ ン立て、 筆箱等の文房具や、 置物等のインテリア用品として用いることが で きる。 また、 比較的大きな箱状ブロック本体を含むブロッ ク部材セッ トは、 植木鉢、 プランター、 花壇等の園芸用品の作製や、 棚等の家具の作製用とし て用いることもできる。

[0017] まず、 本発明のブロック部材セッ トにおける箱状ブロック本体について説 明する。

箱状ブロック本体は、 底面が開放され、 上面及び側面により内部空間を形 成する箱体である。 箱状ブロック本体の形状としては、 底面が開放された箱 体であれば特に制限されるものではなく、 例えば、 直方体、 立方体、 円柱体 、 角柱体等を挙げることができる。 なお、 通常、 箱状ブロック本体の外形 ( 形状) が、 ブロックの外形となる。 すなわち、 この箱状ブロック本体の外形 を変更することにより、 ブロックの形状を変更することができる。

[0018] 箱状ブロック本体は、 箱状ジョイント部材を収容するものであり、 箱状ジ ョイント部材よりも大きな幅や高さを有する 大きさであることが好ましい。 その大きさは、 用途によって適宜設定することができる。 例えば、 組立式の ブロック玩具等の比較的小さな用途に用いる 場合には、 幅 5〜 5 0 0 高さ 5〜 5 0 0 111 111であることが好ましく、 幅 1 〇〜 3 0 0 111 111、 高さ 1 0 であることがより好ましく、 幅 1 〇〜 1 0 0 111 111、 高さ 1 〇〜 1 0 0 であることがさらに好ましい。 また、 園芸用品や家具の作製等の 比較的大きな用途に用いる場合は、 高さ 5 0〜 3 0 高さ 1 0 0〜 2 高さ 1 0 〇〜 1 0 であることがさらに好ましい。 なお、 本発明における箱状 ブロック本体の幅とは、 より長い方の幅をいう。 すなわち、 例えば、 長方形 の場合の幅は長い辺の長さをいい、 楕円形の場合は長径の長さをいう。

[0019] 箱状ブロック本体は、 成形が容易な材料からなるものが好ましく、 例えば \¥02020/175318 8 卩(:171?2020/006818

、 木材、 合成樹脂、 金属等の材料を挙げることができ、 資源の有効活用の点 から、 木材が好ましく、 間伐材又は端材がより好ましい。 本発明で用いる木 材としては、 その種類は問わず、 例えば広葉樹であっても針葉樹であっても よい。 具体的には、 スギ、 ヒノキ、 ヒバ、 カラマツ、 アカマツ、 クロマツ、 エゾマツ、 トドマツ等を挙げることができる。 本発明の箱状ブロック本体は 、 凸部及び凹部を有しておらず、 従来の凸部及び凹部を有する木製のブロッ クに比して加工の精度が要求されないため、 硬度のある広葉樹等や圧縮硬化 した木材のみならず、 柔らかなスギ等の針葉樹も用いることができ る。

[0020] また、 従来のすべて木材からなるブロックは、 大型化するに連れて乾燥に よる収縮等により精密さを担保するのが困難 であり、 特に凸部及び凹部の成 形が困難であったが、 本発明の箱状ブロック本体は単純な構造のた め、 容易 に製造することができる。

[0021 ] 箱状ブロック本体は、 その上面に載置される平板状ジョイント部材 と、 箱 状ブロック本体に収容される箱状ジョイント 部材とを接続するための棒状接 続部材が揷通される揷通孔を有している。 揷通孔は、 通常、 箱状ブロック本 体の上板に貫通形成され、 棒状接続部材の数以上設けられていればよい 。 例 えば、 棒状接続部材が、 平板状ジョイント部材の下面の隅に 1つ設けられて いる場合、 箱状ブロック本体の揷通孔は、 箱状ブロック本体の上板の対応す る位置 (隅) に 1つ形成されていてもよいが、 箱状ブロック本体の上板の隅 に 2つ以上設けられていてもよい。 例えば、 平面視して長方形の箱状ブロッ ク本体の場合、 長辺方向又は対角方向に間隔をあけて 2つの隅に揷通孔を形 成することができる。 これにより、 箱状ブロック本体の上に、 揷通孔に対応 する数の別々の平板状ジョイント部材を取り 付けることができ、 複数のブロ ックを同時に積み重ねることができる。 なお、 この場合、 箱状ジョイント部 材には、 挿通孔に対応する位置に嵌通孔が形成されて いる。

[0022] 箱状ブロック本体は、 その上面が平らな平面に形成されていてもよ いが、 その上面に、 平板状ジョイント部材の平板部を収容する収 容凹部が形成され ていることが好ましい。 これにより、 平板状ジョイント部材の平板部を箱状 \¥02020/175318 9 卩(:171?2020/006818

ブロック本体の上面に載置した際、 平板状ジョイント部材の平板部が収容凹 部に収容され、 ブロック上面を段差のない平面とすることが できる。

[0023] また、 箱状ブロック本体及び箱状ジョイント部材は 、 当該ブロックを他の ブロックの上部に積み重ねて組み合わせる際 、 他のブロックの上面の平板状 ジョイント部材をその内部に収容できる形状 であることが好ましい。 すなわ ち、 箱状ブロック本体の下端周縁 (開放面の周縁を形成する部分) が、 他の ブロックの上面に接触して隙間なく載置され る形状であることが好ましい。 これにより、 外見上、 ブロックと他のブロックとの隙間から平板状 ジョイン 卜部材が露出することがなく、 美観に優れたものとなる。 また、 箱状ブロッ ク本体の上面に上記のような収容凹部を設け る必要がない。

[0024] 次に、 本発明の平板状ジョイント部材について説明 する。

平板状ジョイント部材は、 箱状ブロック本体の上面に載置することが可 能 な平板状の平板部を具備している。

[0025] 平板状ジョイント部材は、 成形が容易で変形し難い強固な材料からなる も のであれば特に制限されるものではなく、 例えば、 木材、 合成樹脂、 金属等 の材料を挙げることができ、 成形の容易さや耐久性に優れる点から、 合成樹 脂や金属が好ましく、 安価な点から合成樹脂がより好ましい。 合成樹脂とし ては、 例えば、 八巳3樹脂、 スチロール樹脂、 ポリエチレン樹脂、 ポリプロ ピレン樹脂を挙げることができる。 金属としては、 例えば、 ステンレス鋼を 挙げることができる。

[0026] 従来の木製のブロックは、 すべて木材からなるため、 乾燥による収縮や割 れが生じないよう凸部の加工が特に困難であ ったが、 本発明の平板状ジョイ ント部材を合成樹脂や金属で製造することに より、 容易に加工することが可 能となる。 また、 合成樹脂や金属からなることにより、 摩耗や変形が生じる ことなく長期間使用できる。

[0027] 本発明のブロック部材セッ トにおける平板状ジョイント部材の少なくと も

1つは、 その上面に凸部を有する平板状ジョイント凸 部材である。 凸部とし ては、 箱状ジョイント部材の凹部に嵌合可能に形成 されたものであれば特に \¥02020/175318 10 卩(:171?2020/006818

制限はなく、 例えば、 円柱状、 角柱状等の部材を挙げることができる。 また 、 凸部の数としては、 特に制限されるものではなく、 大きさや用途によって 適宜設定することができ、 例えば、 2〜 1 2個である。

[0028] 本発明のブロック部材セッ トにおいては、 平板状ジョイント部材の全てが 上記のような平板状ジョイント凸部材であっ てもよいが、 平板状ジョイント 凸部材に加えて、 その上面に凸部を有しない平板状ジョイント 平面部材を具 備することが好ましい。 本発明の平板状ジョイント平面部材としては 、 例え ば、 上面が平らな平面状に形成されたものを挙げ ることができる (図 6参照 ) 。 この平板状ジョイント平面部材が、 ブロックを組み合わせて作製された 構造体の外表面に配置されることにより、 ブロックで作製されたことが一見 して認識されない美観に優れたデサインの構 造体とすることができる。

[0029] 次に、 本発明の箱状ジョイント部材について説明す る。

箱状ジョイント部材は、 箱状ブロック本体に収容することが可能な箱 状の 部材である。

[0030] 箱状ジョイント部材は、 成形が容易で変形し難い強固な材料からなる もの であれば特に制限されるものではなく、 例えば、 木材、 合成樹脂、 金属等の 材料を挙げることができ、 成形の容易さや耐久性に優れる点から、 合成樹脂 や金属が好ましく、 安価な点から合成樹脂がより好ましい。 合成樹脂として は、 例えば、 八巳3樹脂、 スチロール樹脂、 ポリエチレン樹脂、 ポリプロピ レン樹脂を挙げることができる。 金属としては、 例えば、 ステンレス鋼を挙 げることができる。

[0031 ] 従来の木製のブロックは、 すべて木材からなるため、 乾燥による収縮や割 れが生じないよう凹部の加工が特に困難であ ったが、 本発明の箱状ジョイン 卜部材を合成樹脂や金属で製造することによ り、 容易に加工することが可能 となる。 また、 合成樹脂や金属からなることにより、 摩耗や変形が生じるこ となく長期間使用できる。

[0032] 本発明のブロック部材セッ トにおける箱状ジョイント部材の少なくとも 1 つは、 底面が開放され、 その内部に平板状ジョイント凸部材の凸部と 嵌合す \¥02020/175318 11 卩(:171?2020/006818

る凹部を有する箱状ジョイント凹部材であ る。 凹部としては、 平板状ジョイ ント凸部材の凸部が嵌合可能に形成されたも のであれば特に制限はなく、 例 えば、 凸部の横断面形状に対応した開口又は凹部や 、 箱状ジョイント凹部材 の内部に設けた仕切部と側面との間に形成さ れた凸部の横断面形状に対応し た内部空間を挙げることができる。 具体的に、 箱状ジョイント凹部材として は、 その内部に複数設けられた円筒状の仕切部の 外周面と、 その内部内側面 との間に形成された内部空間を挙げることが できる。

[0033] また、 本発明のブロック部材セッ トにおいては、 箱状ジョイント部材の全 てが上記のような箱状ジョイント凹部材であ ってもよいが、 箱状ジョイント 凹部材に加えて、 その下面が平らな箱状ジョイント平面部材を 具備すること が好ましい。 本発明の箱状ジョイント平面部材としては、 例えば、 底面が開 放されておらず、 底面が平らな平面状に形成されたものを挙げ ることができ る (図 7参照) 。 この箱状ジョイント平面部材が、 ブロックを組み合わせて 作製された構造体の外表面に配置されること により、 ブロックで作製された ことが一見して認識されない美観に優れたデ サインの構造体とすることがで きる。

[0034] 次に、 本発明の棒状接続部材について説明する。

棒状接続部材は、 箱状ブロック本体の上面に載置される平板状 ジョイント 部材と、 箱状ブロック本体に収容される箱状ジョイン ト部材とを、 箱状ブロ ック本体に形成された揷通孔を介して接続す るための部材である。 この棒状 接続部材は、 平板状ジョイント部材又は箱状ジョイント部 材に取り付けられ て一体となったものであっても、 別部材であってもよいが、 部材点数を少な くできる点から、 平板状ジョイント部材又は箱状ジョイント部 材に取り付け られて一体となったものが好ましい。 棒状接続部材の断面形状としては、 特 に制限されるものではなく、 丸状、 矩形状、 弧状、 多角形状等種々の形状と することができる。

[0035] 本発明の棒状接続部材が平板状ジョイント部 材又は箱状ジョイント部材に 一体に設けられる態様としては、 例えば、 棒状接続部材が平板状ジョイント \¥02020/175318 12 卩(:171?2020/006818

部材の下面に取り付けられる態様や、 箱状ジョイント部材の上面に取り付け られる態様を挙げることができる。 前者の場合、 例えば、 棒状接続部材を箱 状ジョイント部材の上板に形成された嵌通孔 に嵌通させることにより、 平板 状ジョイント部材及び箱状ジョイント部材を 接続することができる。 後者の 場合、 例えば、 棒状接続部材を平板状ジョイント部材の平板 部下面に形成さ れた嵌合凹部に嵌合させることにより、 平板状ジョイント部材及び箱状ジョ イント部材を接続することができる。 平板状ジョイント部材及び箱状ジョイ ント部材をより強固に接続できる点からは、 前者の態様が好ましい。 すなわ ち、 ある程度の長さの棒状接続部材が嵌通孔に揷 入された状態であるため、 平板状ジョイント部材及び箱状ジョイント部 材の接続が解除されにくい (棒 状接続部材が抜けにくい) 。

[0036] 本発明の棒状接続部材が別部材の場合、 例えば、 棒状接続部材は、 その一 端を、 平板状ジョイント部材に形成された嵌合凹部 に嵌合すると共に、 他端 を、 箱状ジョイント部材に形成された嵌通孔に嵌 通することにより、 平板状 ジョイント部材及び箱状ジョイント部材を接 続することができる。

[0037] 本発明の棒状接続部材による平板状ジョイン ト部材及び箱状ジョイント部 材を接続する力 (接続力) は、 平板状ジョイント部材の凸部及び箱状ジョイ ント部材の凹部が嵌合する力 (嵌合力) よりも強いものが好ましい。 すなわ ち、 棒状接続部材と、 平板状ジョイント部材及び/又は箱状ジョイ ト部材 の嵌通孔等との間に生じる摩擦力が、 平板状ジョイント部材の凸部及び箱状 ジョイント部材の凹部との間に生じる摩擦力 よりも大きいことが好ましい。 これにより、 ブロック同士を外す際に、 ブロックの部材 (箱状ブロック本体 、 平板状ジョイント部材、 及び箱状ジョイント部材) が分離することなく、 ブロック同士を容易に外すことができる。

[0038] 棒状接続部材の数としては、 特に制限されるものではなく、 大きさや用途 によって適宜設定することができ、 1つ設けられていてもよく、 複数設けら れていてもよい。 また、 棒状接続部材の配置場所としては、 特に制限される ものではなく、 平板状ジョイント部材の下面の中央、 隅等に配置することが \¥02020/175318 13 卩(:171?2020/006818

できる。

[0039] 具体的には、 例えば、 棒状接続部材が平板状ジョイント部材の下面 に 2つ 設けられる態様や、 棒状接続部材が平板状ジョイント部材の下面 の隅に 1つ 設けられる態様を挙げることができる。 前者の場合、 箱状ブロック本体、 平 板状ジョイント部材、 及び箱状ジョイント部材の各部材を強固に一 体化する ことができる。 また、 後者の場合、 棒状接続部材を軸にして、 平板状ジョイ ント部材を水平方向に回動することができる ことから、 ブロックの上に別の ブロックを積み重ねる際、 ブロックの方向を自由に変えて積み重ねるこ とが 可能となる (図 9及び図 1 0参照) 。 また、 収容凹部を有していない上面が 平らな箱状ブロック本体を用いた場合、 平板状ジョイント部材が水平方向に 回転することにより露出する箱状ブロック本 体の上面には揷通孔や収容部が 形成されていないため、 美観に優れたものとなる。

[0040] 以下、 図面を用いて本発明のブロック部材セッ トの実施形態を具体的に説 明するが、 本発明はこれらの実施形態に制限されるもの ではない。

[0041 ] ここで、 図 1は、 本発明の第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トのブ ロック部材 (一体化してブロックとする前の状態) の斜視図である。 図 2は 、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック部材を一体化してブ ロックとした後の状態を示す説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 ( b) は下方斜視図である。 図 3は、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ 卜の箱状ブロック本体の説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (13) は下方斜視図である。 図 4は、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トの 平板状ジョイント凸部材の説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (匕 ) は下方斜視図である。 図 5は、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ ト の箱状ジョイント凹部材の説明図であり、 (3) は上方斜視図であり、 (匕 ) は下方斜視図である。 図 6は、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ ト の平板状ジョイント平面部材の説明図であり 、 ( 3) は上方斜視図であり、 (b) は側面図であり、 (〇) は箱状ブロック本体及び箱状ジョイント部材 と共に一体化した後のブロックの上方斜視図 である。 図 7は、 第 1の実施形 \¥02020/175318 14 卩(:171?2020/006818

態に係るブロック部材セッ トの箱状ジョイント平面部材の説明図であり 、 ( a) は上方斜視図であり、 (匕) は下方斜視図であり、 (〇) は平板状ジョ イント部材及び箱状ブロック本体と共に一体 化した後のブロックの下方斜視 図である。

[0042] 本発明の第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トは、 図 1 に示すような 、 木製の箱状ブロック本体 1 2、 合成樹脂製の平板状ジョイント凸部材 1 4 、 及び合成樹脂製の箱状ジョイント凹部材 1 6を備えている。

[0043] 図 2に示すように、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック 部材により組み立てられるブロック 1 0は、 箱状ブロック本体 1 2と、 平板 状ジョイント凸部材 1 4と、 箱状ジョイント凹部材 1 6とを一体化して構成 される。

[0044] 図 3に示すように、 箱状ブロック本体 1 2は、 例えば、 縦 5 0 程度、 横 1 0 0 程度、 高さ 3 程度の底面が開放された木製の箱体である

。 箱状ブロック本体 1 2の上板には、 後述する平板状ジョイント凸部材 1 4 の接続棒 2 6 (図 4参照) を揷通する 2つの揷通孔 1 8が形成されている。 また、 箱状ブロック本体 1 2の上面には、 後述する平板状ジョイント凸部材 1 4の平板部 2 0 (図 4参照) と同程度の大きさの収容凹部 2 2が形成され ており、 箱状ブロック本体 1 2と平板状ジョイント凸部材 1 4を組み合わせ た際に、 上面を段差のない平面とすることができる (図 2 (a) 参照) 。

[0045] 図 4に示すように、 平板状ジョイント凸部材 1 4は、 縦 4 6 程度、 横 程度の平板部 2 0を有している。 また、 平板状ジ ョイント凸部材 1 4の上部には、 縦 2、 横 4の計 8つの円柱状の円柱凸部 2 4が設けられている。 さらに、 平板状ジョイント凸部材 1 4の下面の中央に は、 2本の円柱状の接続棒 2 6が取り付けられている。 この接続棒 2 6は、 箱状ブロック本体 1 2の揷通孔 1 8に対応して配置されている。

[0046] 図 5に示すように、 箱状ジョイント凹部材 1 6は、 縦 4 5 程度、 横 9

5 程度の底面が開放された箱体である。 箱状ジョイ ント凹部材 1 6の上板には、 平板状ジョイント凸部材 1 4の接続棒 2 6を嵌 \¥02020/175318 15 卩(:171?2020/006818

通する 2つの嵌通孔 2 8が形成されている。 この嵌通孔 2 8に、 平板状ジョ イント凸部材 1 4の接続棒 2 6が、 箱状ブロック本体の揷通孔 1 8を介して 嵌通されることにより、 箱状ブロック本体 1 2、 平板状ジョイント凸部材 1 4、 及び箱状ジョイント凹部材 1 6が一体化される。

[0047] また、 箱状ジョイント凹部材 1 6の内部には、 仕切部としての 2つの円筒 状の円筒仕切部 3 0が設けられており、 円筒仕切部 3 0の外周面と箱状ジョ イント凹部材 1 6の内部側面の間に、 凹部空間 (内部空間) 3 2が形成され ている。 この凹部空間 3 2は、 円柱凸部 2 4が嵌合可能な形状に形成されて おり、 ブロック 1 0同士を組み合わせる際に、 一方のブロック 1 0の凹部空 間 3 2に、 他方のブロック 1 0の平板状ジョイント凸部材 1 4の円柱凸部 2 4が嵌合される。 なお、 円筒仕切部 3 0の内部空洞は嵌通孔 2 8と連通して おり、 円筒仕切部 3 0内に接続棒 2 6が収納される。

[0048] また、 図 6に示すように、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トにお ける平板状ジョイント部材は、 平板状ジョイント凸部材 1 4に加えて、 その 上面に凸部 (円柱凸部) を有していない平らな平板状ジョイント平面 部材 3 4を具備している。

[0049] 平板状ジョイント平面部材 3 4は、 上面に円柱凸部 2 4を有しておらず、 上面が平らな平面である点以外については、 平板状ジョイント凸部材 1 4と 同様の構成である。 平板状ジョイント平面部材 3 4は、 上面が平らな平面で あるため、 外表面に凸部が現れないブロック 3 6とすることができ (図 6 ( 〇) ) 、 ブロック 1 0を組み合わせて作製された構造体の外表面 ブロック 3 6 (平板状ジョイント平面部材 3 4) が配置されることにより、 美観に優 れた構造体とすることができる。

[0050] また、 図 7に示すように、 第 1の実施形態に係るブロック部材セッ トにお ける箱状ジョイント部材は、 箱状ジョイント凹部材 1 6に加えて、 その下面 が平らな箱状ジョイント平面部材 3 8を具備している。

[0051 ] 箱状ジョイント平面部材 3 8は、 凹部空間 3 2が外表面に露出しておらず 、 下面が平らな平面である点以外については、 箱状ジョイント凹部材 1 6と \¥02020/175318 16 卩(:171?2020/006818

同様の構成である。 箱状ジョイント平面部材 3 8は、 下面が平らな平面であ るため、 外表面に凹部が現れないブロック 4 0とすることができ (図 7 (〇 ) ) 、 ブロック 1 0を組み合わせて作製された構造体の外表面 ブロック 4 0 (箱状ジョイント平面部材 3 8) が配置されることにより、 美観に優れた 構造体とすることができる。

[0052] 続いて、 本発明の第 2の実施形態に係るブロック部材セッ トのブロック 4

2について説明する。 ここで、 図 8は、 本発明の第 2の実施形態に係るブロ ック部材セッ トのブロック部材 (一体化してブロックとする前の状態) の斜 視図であり、 棒状接続部材が平板状ジョイント部材の隅に 1つ設けられた実 施形態の説明図である。 図 9は、 第 2の実施形態に係るブロック部材セッ ト のブロックを用いた組立てを説明する説明図 であり、 (3) はブロック部材 を一体化した 1つのブロックの上方斜視図であり、 ( 13) は 2つのブロック を組み合わせた後の上方斜視図である。 図 1 〇は、 図 9におけるブロック部 材セッ トのブロック同士の角度を変えた組立てを説 明する説明図であり、 ( a) はブロック部材を一体化した 1つのブロックの上方斜視図であり、 (匕 ) は 2つのブロックを組み合わせた後の上方斜視 である。 図 1 1は、 第 2 の実施形態に係るブロック部材セッ トの平板状ジョイント部材の凸部の数を 変更したブロックの説明図である。 図 1 2は、 第 2の実施形態に係るブロッ ク部材セッ トのブロック同士を組み合わせる場合の説明 図であり、 (3) 及 び (13) は組み合わせる前の各ブロックの斜視図であ り、 (〇) は (3) 及 び (13) で示されるブロックを組み合わせた後の状態 を説明する図である。 図 1 3は、 本発明のブロック部材セッ トのブロック同士の組み合わせ例を示 す説明図である。

[0053] 本実施形態のブロック 4 2は、 平板状ジョイント部材の棒状接続部材が隅 に 1つ設けられると共に、 これに対応して箱状ブロック本体及び箱状ジ ョイ ント部材に揷通孔及び嵌通孔が形成されてい る点、 及び箱状ブロック本体が 収容凹部 2 2を有していない点以外については、 上述した一実施形態に係る ブロック 1 0とほぼ同様の構成である。 \¥02020/175318 17 卩(:171?2020/006818

[0054] 図 8に示すように、 平板状ジョイント凸部材 4 4は、 平板部の下面の隅に 、 1本の接続棒 4 6を具備している。 また、 箱状ブロック本体 4 8は、 平板 状ジョイント凸部材 4 4の接続棒 4 6に対応する位置に、 揷通孔 5 0を 1つ 有している。 さらに、 箱状ジョイント凹部材 5 2は、 平板状ジョイント凸部 材 4 4の接続棒 4 6に対応する位置に、 1つの嵌通孔 5 4を有している。 図 9 ( 3 ) に示すように、 平板状ジョイント凸部材 4 4と、 箱状ブロック本体 4 8に収容された箱状ジョイント凹部材 5 2とが、 接続棒 4 6により接続さ れることにより、 一体化されてブロック 4 2となる。

[0055] 図 9及び図 1 0に示すように、 ブロック 4 2においては、 接続棒 4 6を軸 にして、 平板状ジョイント凸部材 4 4が水平方向に回動可能であるため、 ブ ロック 4 2同士を組み合わせて構造体を作製する際に 自由に角度を変えて 組み合わせることができる。 また、 回転することにより露出する箱状ブロッ ク本体 4 8の上面は、 揷通孔 5 0や収容凹部 2 2が形成されていない木目模 様であると共に、 平板状ジョイント凸部材 4 4の下面も平らであるため、 美 観に優れた構造体となる。

[0056] また、 図 1 1 に示すように、 本実施形態におけるブロック 4 2における平 板状ジョイント凸部材 4 4は、 凸部 (円柱凸部 2 4) の数を必要に応じて変 更することができ、 縦 2、 横 1の合計 2つの円柱凸部 2 4を有する平板状ジ ョイント凸部材 4 4 3 や、 縦 1、 横 4の合計 4つの円柱凸部 2 4を有する平 板状ジョイント凸部材 4 4匕や、 縦 2、 横 2の合計 4つの円柱凸部 2 4を有 する平板状ジョイント凸部材 4 4〇等、 大きさや用途によって凸部 (円柱凸 部 2 4) の数を適宜設定することができる。 これにより、 不必要に凸部を露 出させることなく、 箱状ブロック本体 4 8の上面の平らな面を露出させるこ とができ、 箱状ブロック本体 4 8上面の木目模様を活かすことができる。

[0057] 具体的に、 例えば、 図 1 2に示すように、 内部半分に、 円筒仕切部 5 6及 び内部側面による凹部空間 5 8が形成され、 残り半分は平面となった箱状ジ ョイント凹部材 6 0を用いたブロック 6 2 (図 1 2 (3) ) と、 この凹部に 対応した凸部を有する平板状ジョイント凸部 4 4〇及び下面が平らな箱状ジ \¥02020/175318 18 卩(:171?2020/006818

ョイント平面部材 6 4を用いたブロック 6 6 (図 1 2 (匕) ) とを組み合わ せることにより、 凸部及び凹部の露出の少ない構造体 6 8 (図 1 2 (〇) ) とすることができる。 なお、 ブロック 6 2の箱状ジョイント凹部材 6 0の下 端周縁 7 2は、 ブロック 4 2の箱状ブロック本体 4 8の上面に設けられた平 板状ジョイント凸部 4 4〇の平板部 7 0を収納できるよう、 箱状ブロック本 体 4 8の高さに比べて低くなっている。 これにより、 ブロック同士を隙間な く積み重ねることができる。 さらに、 積み重ねた際に見えるブロック 6 2及 びブロック 6 6の下面が平らであるため、 ブロックで作製されたことが一見 して認識されない美観に優れたデサインの構 造体とすることができる。 また、 図 1 3に示すように、 本発明のブロック部材セッ トは、 様々なブロ ック同士を組み合わせることができる。

[0058] 続いて、 本発明のブロック部材セッ トを用いたブロックの別の組み合わせ 例を説明する。 ここで、 図 1 4は、 本発明のブロック部材セッ トの使用例を 示す説明図であり、 (3) (13) は大きさの異なるブロックを構成するブロ ック部材の斜視図であり、 (〇) は大きさの異なるブロックを組み合わせた 後の構造体の斜視図である。 図 1 5は、 本発明のブロック部材セッ トのその 他の使用例を示す説明図であり、 (3) (13) は大きさの異なるブロックを 構成するブロック部材の斜視図であり、 (〇) は大きさの異なるブロックを 組み合わせた後の構造体の斜視図である。

[0059] 本実施形態では、 図 1 4に示すように、 箱状ブロック本体 7 4、 平板状ジ ョイント凸部材 7 8、 及び箱状ジョイント凹部材 8 2の計 3つの部材を一体 化させて構成されるブロック 8 6 (図 1 4 (3) ) と、 箱状ブロック本体 7 4と同じ高さで幅 (縦、 横) の長い箱状ブロック本体 7 6、 平板状ジョイン 卜凸部材 7 8と同一形状の平板状ジョイント凸部材 8 0、 及び箱状ジョイン 卜凹部材 8 2と同一形状の箱状ジョイント凹部材 8 4の計 3つの部材を一体 化させて構成されるブロック 8 8 (図 1 4 (1〇) ) との組み合わせ方法につ いて説明する。

[0060] 図 1 4に示すように、 平板状ジョイント凸部材 7 8の接続棒 9 0が、 箱状 \¥02020/175318 19 卩(:171?2020/006818

ブロック本体 7 4の上面の揷通孔 9 2を介して、 箱状ジョイント凹部材 8 2 の嵌通孔 9 4に嵌通されることにより、 一体化されてブロック 8 6を構成す る。 また、 平板状ジョイント凸部材 8 0の接続棒 9 6が、 箱状ブロック本体 7 6の揷通孔 9 8を介して、 箱状ジョイント凹部材 8 4の上面の嵌通孔 1 0 0に嵌通されることにより、 一体化されてブロック 8 8を構成する。

[0061 ] そして、 ブロック 8 8の平板状ジョイント凸部材 8 0の円柱凸部 1 0 2を 、 ブロック 8 6の箱状ジョイント凹部材 8 2の内部の凹部空間 (図示せず) に嵌合させることにより、 構造体 1 0 4が作製される (図 1 4 (〇) ) 。 こ のように、 本発明のブロック部材セッ トは、 大きさの異なる箱状ブロック本 体と、 同一形状の平板状ジョイント凸部材や箱状ジ ョイント凹部材を用いて 、 様々な形状の構造体を作製することができる 。 同様に、 図 1 5に示すよう に、 本発明のブロック部材セッ トは、 様々な形状の平板状ジョイント凸部材 や箱状ジョイント凹部材を用いて、 様々な形状の構造体を作製することがで きる。

産業上の利用可能性

[0062] 本発明のブロック部材セッ トは、 玩具の他、 インテリア用品、 園芸用品、 家具等の作製に用いることができることから 、 産業上有用である。 符号の説明

[0063] 1 0 ブロック

1 2 箱状ブロック本体

1 4 平板状ジョイント凸部材

1 6 箱状ジョイント凹部材

1 8 揷通孔

2 0 平板部

2 2 収容凹部

2 4 円柱凸部

2 6 接続棒

2 8 嵌通孔 20 卩(:170? 2020 /006818

0 円筒仕切部

2 凹部空間 (内部空間)

4 平板状ジョイント平面部材

6 ブロック

8 箱状ジョイント平面部材

0 ブロック

2 ブロック

4 平板状ジョイント凸部材

6 接続棒

8 箱状ブロック本体

0 揷通孔

2 箱状ジョイント凹部材

4 嵌通孔

6 円筒仕切部

8 凹部空間 (内部空間)

0 箱状ジョイント凹部材

2 ブロック

4 箱状ジョイント平面部材

6 ブロック

8 構造体

0 平板部

2 下端周縁

4 箱状ブロック本体

6 箱状ブロック本体

8 平板状ジョイント凸部材

0 平板状ジョイント凸部材

2 箱状ジョイント凹部材

4 箱状ジョイント凹部材 175318 21 卩(:171? 2020 /006818

86 ブロック

88 ブロック

90 接続棒

92 揷通孔

94 嵌通孔

96 接続棒

98 揷通孔

00 嵌通孔

02 円柱凸部

04 構造体