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Patent Searching and Data


Title:
BOOKLET COVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069192
Kind Code:
A1
Abstract:
A booklet cover (1) formed of synthetic resin for covering the surface of an article to be protected includes a cover body (2), and a cover insertion portion (3) provided in the cover body (2) in order to insert at least a part of the cover of the article to be protected. The cover insertion portion (3) has a front cover part located on the outside in the cover body (2) when the booklet cover (1) is closed, and a back cover part (7) located on the inside of the front cover part when the front cover part is bonded oppositely to the cover body (2) and the booklet cover (1) is closed. The front cover part is made of a synthetic resin sheet thicker than the back cover part (7). The booklet cover (1) can prevent the article to be protected from being damaged due to external force by the front cover part located on the outside when booklet cover is closed. Since the front cover part and the back cover part (7) are made of an identical material and only the thickness thereof is different, the cover insertion portion (3) can be formed by only bonding the front cover part (6) and the back cover part (7). Thus the booklet cover can be easily manufactured.

Inventors:
SHIMIZU TAKAHITO (JP)
TAKAHASHI SOTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/072802
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
November 27, 2007
Export Citation:
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Assignee:
KING JIM CO LTD (JP)
SHIMIZU TAKAHITO (JP)
TAKAHASHI SOTARO (JP)
International Classes:
B42D3/18
Foreign References:
JPS6255466U1987-04-06
JP2005035192A2005-02-10
JPS55115868U1980-08-15
Attorney, Agent or Firm:
KABASAWA, Joo et al. (1-22 Shinjuku 3-chome,Shinjuku-k, Tokyo 22, JP)
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Claims:
 合成樹脂製のシートにて形成され被保護物の表紙を覆う冊子カバーであって、
 カバー本体と、
 このカバー本体に設けられ前記被保護物の表紙の少なくとも一部を挿入する表紙挿入部とを備え、
 前記表紙挿入部は、前記冊子カバーを閉じた際に前記カバー本体において外側に位置する表地部と、この表地部に対向するように前記カバー本体に接合され前記冊子カバーを閉じた際に前記表地部より内側に位置する裏地部とを有し、
 前記表地部を形成する合成樹脂製のシートの厚さは、前記裏地部を形成する合成樹脂製のシートの厚さより厚く構成された
 ことを特徴とする冊子カバー。
 カバー本体は、表地部の周縁に一体的に設けられた複数の折返片を有し、
 この折返片は、前記表地部へ重ね合わせるように折返され、この折返した折返片と裏地部とが接合されて表紙挿入部を形成する
 ことを特徴とする請求項1記載の冊子カバー。
Description:
冊子カバー

 本発明は、例えば冊子や書籍、シート状 パンフレット等の被保護物の表紙を覆い、 力による被保護物の損傷を防止する冊子カ ーに関するものである。

 例えば冊子や書籍、シート状のパンフレッ 等の被保護物を覆い、外力による被保護物 損傷を防止するものとしては、表紙挿入部 背部とを備え、前記表紙挿入部は、最も外 に位置する軟質合成樹脂製の表地シートと 閉じた際に最も内側に位置する軟質合成樹 製の裏地シートと、前記表地シートおよび 記裏地シートの間に位置し外力による被保 物の損傷を保護する硬質合成樹脂製または 紙製の保護シートと、前記裏地シートと前 保護シートとの間に位置し前記表地シート 接合されて前記保護シートを固定する軟質 成樹脂製の固定シートとの4層にて構成され たカバーが知られている(例えば、特許文献1 照。)。

実開昭63-66260号公報(第1-2頁、第8図)

 しかしながら上述した特許文献1のカバー では、保護シートにより外力による被保護物 の損傷を防止できるが、前記保護シートは硬 質合成樹脂製または板紙製のシートであるの で他のシートとは材質の異なるシートを用意 する必要がありかつ表紙挿入部が前記表地シ ート、前記裏地シート、前記保護シート、固 定用シートの4層にて構成されているため、 造工程が煩雑になってしまい容易に製造で ない問題が考えられる。

 本発明は、このような点に鑑みなされた ので、外力による被保護物の損傷を防止で かつ容易に製造できる冊子カバーを提供す ことを目的とするものである。

 請求項1に記載された冊子カバーは、合成 樹脂製のシートにて形成され被保護物の表紙 を覆う冊子カバーであって、カバー本体と、 このカバー本体に設けられ前記被保護物の表 紙の少なくとも一部を挿入する表紙挿入部と を備え、前記表紙挿入部は、前記冊子カバー を閉じた際に前記カバー本体において外側に 位置する表地部と、この表地部に対向するよ うに前記カバー本体に接合され前記冊子カバ ーを閉じた際に前記表地部より内側に位置す る裏地部とを有し、前記表地部を形成する合 成樹脂製のシートの厚さは、前記裏地部を形 成する合成樹脂製のシートの厚さより厚く構 成されたものである。

 請求項2に記載された冊子カバーは、請求 項1記載の冊子カバーにおいて、カバー本体 、表地部の周縁に一体的に設けられた複数 折返片を有し、この折返片は、前記表地部 重ね合わせるように折返され、この折返し 折返片と裏地部とが接合されて表紙挿入部 形成するものである。

 請求項1記載の発明によれば、表地部が裏 地部より厚く形成されているので、この表地 部にて外力による被保護物の損傷を防止でき る。

 また、前記表地部と前記裏地部とは厚さ 異なるだけで同一の素材で形成できかつ前 カバー本体に前記裏地部を接合して表紙挿 部を形成するだけであるので、容易に製造 きる。

 請求項2記載の発明によれば、折返した状 態の折返片と表地部とにより外力を受け易い 被保護物の表紙の端部を保護できるので、前 記被保護物の損傷をより確実に防止できる。

本発明に係る冊子カバーの一実施の形 を示す平面図である。 同上冊子カバーのカバー本体の展開状 を示す平面図である。 同上冊子カバーの表紙挿入部を示す断 図である。 (a),(b)いずれも同上冊子カバーの裏地部 を示す平面図である。

符号の説明

 1  冊子カバー
 2  カバー本体
 3  表紙挿入部
 6  表地部
 7  裏地部
 9  折返片

 以下、本発明の一実施の形態の構成につ て図1ないし図4を参照しながら詳細に説明 る。

 図1に示される冊子カバー1は、例えば冊 や書籍、シート状のパンフレット等の被保 物の表紙を覆い、保護するものである。

 この冊子カバー1は、シート状のカバー本 体2を備え、このカバー本体2には、被保護物 表表紙または裏表紙の少なくとも一部を挿 する表紙挿入部3が二つ設けられている。

 図2に示されるように、カバー本体2は、 えばポリプロピレンやポリエチレンテレフ レート(PET)、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製 のシートにて長手方向を有する略矩形状に形 成されている。このカバー本体2の長手方向 略中央部には、折畳部4が設けられ、この折 部4にてカバー本体2を折畳むことにより、 子カバー1が閉じられる。また、折畳部4には 、この折畳部4の長手方向に沿って複数の折 線5が形成されており、冊子カバー1を閉じる 際には、被保護物の厚さに応じて、折畳部4 複数の折畳線5のいずれかにて折畳まれる。

 図3に示されるように、表紙挿入部3は、 バー本体2に形成され冊子カバー1を閉じた際 にカバー本体2において外側に位置する表地 6およびこの表地部6に対向するようにカバー 本体2に接合され冊子カバー1を閉じた際に表 部6より内側に位置する裏地部7から形成さ る。

 表紙挿入部3は、カバー本体2の中央部側 端縁部に挿入口部8が形成され、カバー本体2 の長手方向の端縁部から中央部へ向かって開 口している。なお、挿入口部8の位置は、カ ー本体2の長手方向の端縁部から折畳部4まで の間であれば、想定される被保護物によって 適宜設定できる。

 表地部6の厚さは、裏地部7の厚さより厚 形成されている。

 表地部6は、冊子カバー1を閉じた際に外 に位置するので、ある程度の厚さの合成樹 製のシートにて形成し、外力による被保護 の損傷を防止できる硬さを確保する必要が る。しかし、厚く形成しすぎると、冊子カ ー1が硬くなりすぎてしまい、冊子カバー1を 被保護物とともに捲る際に捲り難くなってし まう。そこで、表地部6を0.3mmの厚さのポリプ ロピレン製のシートにて形成とすることによ り、外力による被保護物の損傷を防止できか つ冊子カバー1の捲り易さを損なわないので ましい。なお、表地部6と一体的なカバー本 2は、表地部6と同じ厚さである。

 また、カバー本体2には、複数の折返片9 表地部6の周縁に一体的に設けられている。 れら各折返片9は、表地部6へ重ね合わせる うに折返され、折返した状態の折返片9の内 面に裏地部7を接合して接合部10を形成し、 紙挿入部3が形成される。

 図4(a),(b)に示されるように、裏地部7は、 えばポリプロピレンやポリエチレンテレフ レート(PET)、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂 のシートにて略矩形状に形成されている。

 裏地部7の長手方向の長さは、カバー本体 2の幅方向の長さと同等の長さである。

 図4(b)に示されるように、表紙挿入部3の 入口部8となる裏地部7の端縁部には、切り欠 き11が設けられている。この切り欠き11が設 られることにより、挿入口部8を開口しやす 、表紙挿入部3へ被保護物の表紙を挿入し易 いので好ましい。また、被保護部材の表紙を 冊子カバー1の表紙挿入部3に挿入する際に、 入口部8の開口による力が切り欠き11にかか 、挿入口部8の開口により力がかかりやすい 接合部10の損傷を抑制できるので好ましい。 お、挿入口部8となる裏地部7の端縁部の一 にのみ切り欠き11を設けることには限定され ず、挿入口部8となる裏地部7の端縁部全体を えば曲線状等に切り欠いてもよい。

 裏地部7は、表紙挿入部3に挿入された被 護物の表紙の挿入状態を保持できればよく 裏地部7が表地部6と同等の厚さの合成樹脂製 のシートにて形成されると、表紙挿入部3が くなりすぎてしまい、冊子カバー1が捲り難 なってしまう。そこで、裏地部7を表地部6 り薄い0.18mmの厚さのポリプロピレン製のシ トにて形成することにより、冊子カバー1の り易さを損なわないので好ましい。

 なお、表地部6を0.3mmの厚さのポリプロピ ン製のシートにて形成し、裏地部7を0.18mmの 厚さのポリプロピレン製のシートにて形成す る構成には限定されず、表地部6を形成する 成樹脂製のシートの厚さが、裏地部7を形成 る合成樹脂製のシートの厚さより厚く形成 れ、外力による被保護物の損傷を防止でき ばよい。

 また、カバー本体2を透明な合成樹脂にて 形成することにより、冊子カバー1が装着さ た状態であっても被保護物を確認できるの 好ましいが、カバー本体2を透明な合成樹脂 て形成することに限定されず、例えば着色 れた合成樹脂にて形成し、他人から被保護 を見え難くしてもよい。

 さらに、裏地部7を透明な合成樹脂によっ て形成することにより、表紙挿入部3に被保 物の表紙とともに例えば被保護物に関連す メモ等を挿入し、冊子カバー1を開いた際に のメモ等を確認できるで好ましいが、裏地 7を透明な合成樹脂にて形成することに限定 されない。

 なお、この実施の形態では、カバー本体2 は長手方向を有する略矩形状に形成されてい るが、カバー本体2の形状は、長手方向を有 る矩形状には限定されず、想定される被保 物の形状に応じて適宜設定できる。

 また、カバー本体2には二つの表紙挿入部 3が設けられており、二つの表紙挿入部3が設 られることにより、被保護物の表表紙およ 裏表紙の両方をそれぞれ挿入して、冊子カ ー1が被保護物を覆った状態を確実に保持で きるので好ましいが、このような構成には限 定されず、例えば表紙挿入部3を一つだけ設 、被保護物の表表紙または裏表紙のいずれ 一方を表紙挿入部3に挿入して保持する構成 でもよい。

 さらに、二つの表紙挿入部3のうちの一方 は、挿入口部8が折畳部4の位置に設けられ、 方は、挿入口部8がカバー本体2の長手方向 端縁部と折畳部4との間に設けられた構成と たが、このような構成には限定されない。

 カバー本体2に複数の折畳線5を有する折 部4が形成された構成とすることにより、被 護物の大きさに応じて冊子カバー1を閉じや すいので好ましいが、カバー本体2に折畳部4 形成された構成には限定されない。

 また、カバー本体2の表地部6の周縁に折 片9を設ける構成とすることにより、外力を け易い被保護物の表紙の端部を折返片9によ って保護できるので好ましいが、折返片9を ける構成には限定されず、折返片9を設けな 構成としてもよい。

 さらに、折返した状態の折返片9の内側面 に裏地部7を接合する構成としたが、折返し 状態の折返片9の外側面に裏地部7を接合する 構成としてもよい。

 冊子カバー1は、想定される用途やコスト に応じて例えば紙製のシート等で形成しても よい。

 次に、上記一実施の形態の作用および効 を説明する。

 冊子カバー1は、例えば、冊子や書籍、シ ート状のパンフレット等の被保護物の表紙を 覆うように装着される。この冊子カバー1は 表紙挿入部3に被保護物の表紙の少なくとと 一部を挿入して装着する。表紙挿入部3に被 保護物の表紙を挿入することにより、冊子カ バー1が被保護物の表紙を覆った状態を保持 きる。

 そして、冊子カバー1によれば、冊子カバ ー1を閉じた際にカバー本体2において外側に 置する表地部6の厚さが、閉じた際に表地部 6より内側に位置する裏地部7の厚さより厚く 成されているので、表地部6にて外力による 被保護物の損傷を防止できる。また、表地部 6を厚さ0.3mmのポリプロピレンにて形成し、裏 地部7を厚さ0.18mmのポリプロピレンにて形成 ることにより、表地部6にて外力による被保 物の損傷を防止できかつ冊子カバー1が硬く なりすぎず、冊子カバー1を被保護物の表紙 ともに捲る際に捲り難くなることを防止で る。

 また、カバー本体2および裏地部7を成形 、カバー本体2に裏地部7を接合して表紙挿入 部3を形成するだけであるので、容易に製造 きる。さらに、表地部6と裏地部7とは厚さが 異なるだけであり、異なる素材を用意する必 要がなく同一の素材で形成できるので、容易 に製造できる。

 複数の折返片9が表地部6の周縁に一体的 設けられたことにより、被保護物の表紙を 紙挿入部3に挿入すると、外力を受け易い被 護物の表紙の端部を、表地部6と折返された 状態の折返片9とにより覆って保護できるの 、外力による被保護物の損傷をより確実に 止できる。

 また、折返された状態の折返片9は、表地 部6と裏地部7との接合代になるので、表地部6 と裏地部7とが接合し易く、より容易に製造 きる。

 さらに、折返片9上の接合部10にて表地部6 と裏地部7とを接合することにより、冊子カ ー1の着脱の際に、被保護物の表紙の端部が 合部10に接触し難いので、この接触による 擦等にて接合部10が損傷することを抑制でき る。

 本発明は、例えば冊子や書籍、シート状 パンフレット等の被保護物の表紙を覆い、 力による被保護物の損傷を防止する冊子カ ーに適用できる。