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Patent Searching and Data


Title:
BOOKLET COVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069193
Kind Code:
A1
Abstract:
A booklet cover (1) formed of synthetic resin for covering the surface of an article to be protected includes a cover body (2), and a cover insertion portion (3) provided in the cover body (2) in order to insert at least a part of the cover of the article to be protected. The cover insertion portion (3) has a front cover part located on the outside in the cover body (2) when the booklet cover (1) is closed; a lapel part (7) provided integrally on the periphery of the front cover part; a back cover part (8) located on the inside of the front cover part when it is bonded to the lapel part (7) oppositely to the front cover part and the booklet cover is closed; and an opening (9) for inserting the cover of the article to be protected. The length of one end edge portion forming the opening (9) of the back cover part (8) is formed shorter than the length of one end edge portion forming the opening (9) of the front cover part. Since the length of one end edge portion of the back cover part (8) is shorter than the length of one end edge portion of the front cover part (6), a clearance is formed in the side edge portion intersecting the opening (9) of the cover insertion portion (3) perpendicularly, and the booklet cover (1) can be attached easily to a member being protected.

Inventors:
SHIMIZU TAKAHITO (JP)
TAKAHASHI SOTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/072810
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
November 27, 2007
Export Citation:
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Assignee:
KING JIM CO LTD (JP)
SHIMIZU TAKAHITO (JP)
TAKAHASHI SOTARO (JP)
International Classes:
B42D3/18
Foreign References:
JPS6255466U1987-04-06
JPS55115868U1980-08-15
Attorney, Agent or Firm:
KABASAWA, Joo et al. (1-22 Shinjuku 3-chome,Shinjuku-k, Tokyo 22, JP)
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Claims:
 合成樹脂製のシートにて形成され被保護物の表紙を覆う冊子カバーであって、
 カバー本体と、
 このカバー本体に設けられ前記被保護物の表紙の少なくとも一部を挿入する表紙挿入部とを備え、
 前記表紙挿入部は、前記冊子カバーを閉じた際に前記カバー本体において外側に位置する表地部と、この表地部の周縁に一体的に設けられた折返部と、前記表地部に対向するように前記折返部に接合され前記冊子カバーを閉じた際に前記表地部より内側に位置する裏地部と、前記被保護物の表紙を挿入するための開口部とを有し、
 前記裏地部の前記開口部を形成する一端縁部の長さは、前記表地部の前記開口部を形成する一端縁部の長さより短く形成された
 ことを特徴とする冊子カバー。
 裏地部は、開口部を形成する一端縁部の他端側の角部に設けられた位置決め片を有する
 ことを特徴とした請求項1記載の冊子カバー。
Description:
冊子カバー

 本発明は、例えば冊子や書籍、シート状 パンフレット等の被保護物の表紙を覆い保 する冊子カバーに関するものである。

 例えば冊子や書籍、シート状のパンフレ ト等の被保護物を覆い保護するものとして 、表紙挿入部と背部とを備え、前記表紙挿 部は、最も外側に位置する軟質合成樹脂製 表地シートと、閉じた際に最も内側に位置 る軟質合成樹脂製の裏地シートと、前記表 シートおよび前記裏地シートの間に位置し 力による被保護物の損傷を保護する硬質合 樹脂製または板紙製の保護シートと、前記 地シートと前記保護シートとの間に位置し 記表地シートに接合されて前記保護シート 固定する軟質合成樹脂製の固定シートとの4 層にて構成され、前記保護シートによって外 力により前記被保護物の損傷を防止するカバ ーが知られている(例えば、特許文献1参照。) 。

 また、被保護物の表紙を覆って保護する主 部材と、この主面部材に一体的であり折返 可能に形成され折返した状態で被保護物の ージ間に挟み込まれるしおり片とを備え、 記しおり片により、前記被保護物における 的とするページに目印を設けられるカバー 知られている(例えば、特許文献2参照。)。

実開昭63-66260号公報(第1-2頁、第8図)

特許第3723525号公報(第1-6頁、図1)

 しかしながら、上述した特許文献1および 特許文献2のようなカバーは、装着の容易性 考慮されておらず、カバーと被保護物との きさが同等の場合、カバーを装着する際に カバーにおける被保護物の表紙を挿入する 分の内側縁部と被保護物の端縁部とが接触 易いので、この接触による摩擦によってカ ーを装着し難い問題が考えられる。

 本発明は、このような点に鑑みなされた ので、被保護物に容易に装着できる冊子カ ーを提供することを目的とするものである

 請求項1に記載された冊子カバーは、合成 樹脂製のシートにて形成され被保護物の表紙 を覆う冊子カバーであって、カバー本体と、 このカバー本体に設けられ前記被保護物の表 紙の少なくとも一部を挿入する表紙挿入部と を備え、前記表紙挿入部は、前記冊子カバー を閉じた際に前記カバー本体において外側に 位置する表地部と、この表地部の周縁に一体 的に設けられた折返部と、前記表地部に対向 するように前記折返部に接合され前記冊子カ バーを閉じた際に前記表地部より内側に位置 する裏地部と、前記被保護物の表紙を挿入す るための開口部とを有し、前記裏地部の前記 開口部を形成する一端縁部の長さは、前記表 地部の前記開口部を形成する一端縁部の長さ より短く形成されたものである。

 請求項2に記載された冊子カバーは、請求 項1記載の冊子カバーにおいて、裏地部は、 口部を形成する一端縁部の他端側の角部に けられた位置決め片を有するものである。

 請求項1記載の発明によれば、裏地部の開 口部を形成する一端縁部の長さが表地部の前 記開口部を形成する一端縁部の長さより短く 形成されることにより、表紙挿入部の前記開 口部と直交する側縁部の内部に間隙ができる ので、被保護部材に冊子カバーを容易に装着 できる。

 請求項2記載の発明によれば、裏地部が位 置決め片を有するので、裏地部と折返部とを 適切な位置で接合し易く、容易に製造できる 。

本発明に係る冊子カバーの一実施の形 を示す平面図である。 同上冊子カバーのカバー本体の展開状 を示す平面図である。 (a),(b)いずれも同上冊子カバーの裏地部 を示す平面図である。 同上冊子カバーの表紙挿入部を示す断 図である。

符号の説明

 1  冊子カバー
 2  カバー本体
 3  表紙挿入部
 6  表地部
 7  折返部
 8  裏地部
 9  開口部
 14  位置決め片

 以下、本発明の一実施の形態を図1ないし 図4を参照しながら詳細に説明する。

 図1に示される冊子カバー1は、例えば冊 や書籍、シート状のパンフレット等の被保 物の表紙を覆い、保護するものである。

 この冊子カバー1は、シート状のカバー本 体2を備え、このカバー本体2には、被保護物 表表紙または裏表紙の少なくとも一部を挿 する表紙挿入部3が二つ設けられている。

 図2に示されるように、カバー本体2は、 えばポリプロピレンやポリエチレンテレフ レート(PET)、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製 のシートにて長手方向を有する略矩形状に形 成されている。このカバー本体2の長手方向 略中央部には、折畳部4が設けられ、この折 部4にてカバー本体2を折畳むことにより、 子カバー1が閉じられる。また、折畳部4には 、複数の折畳線5が形成されており、冊子カ ー1を閉じる際には、被保護物の厚さに応じ 複数の折畳線5のいずれかにて折畳部4が折 まれる。

 表紙挿入部3は、カバー本体2に形成され 子カバー1を閉じた際にカバー本体2において 外側に位置する表地部6と、この表地部6の周 に一体的に設けられた複数の折返部7と、表 地部6に対向するように折返部7に接合され冊 カバー1を閉じた際に表地部6より内側に位 する裏地部8とから形成される。

 表紙挿入部3は、カバー本体2の中央部側 端縁部に開口部9が形成され、カバー本体2の 長手方向の端縁部から中央部へ向かって開口 している。なお、表紙挿入部3の開口部9の位 は、カバー本体2の長手方向の端縁部から折 畳部4までの間であれば、想定される被保護 によって適宜設定できる。

 表地部6の周縁と折返部7との境界部分に 、境界線10が設けられ、折返部7には、折返 7の長手方向に沿って折返線11が設けられて る。

 各折返部7は、境界線10にて折り曲げられ 地部6に対して起立状態となり、さらに、折 返線11にて表地部6側へ折返される。

 そして、折返した状態の折返部7の内側面 に裏地部8を例えば溶着等で接合して接合部13 が形成され、表紙挿入部3が形成される。

 図3(a),(b)に示されるように、裏地部8は、 えばポリプロピレンやポリエチレンテレフ レート(PET)、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂 のシートにて長手方向を有する略矩形状に 成されている。

 また、裏地部8の開口部9を形成する一端 部である幅方向の一端縁部の長さは、表地 6の開口部9を形成する一端縁部である幅方向 の一端縁部の長さより短く形成されている。

 図3(b)に示されるように、表紙挿入部3の 口部9となる裏地部8の端縁部には、切り欠き 12が設けられている。この切り欠き12が設け れることにより、開口部9を開口しやすく、 紙挿入部3へ被保護物の表紙を挿入し易いの で好ましい。さらに、被保護部材の表紙を冊 子カバー1の表紙挿入部3に挿入する際に、開 部9の開口による力が切り欠き12にかかり、 口部9の開口により接合部13にかかる力を分 させて、接合部13の損傷を抑制できるので ましい。なお、開口部9となる裏地部8の端縁 部の一部にのみ切り欠き12を設けることには 定されず、開口部9となる裏地部8の端縁部 体を例えば曲線状等で切り欠いてもよい。

 図4に示されるように、裏地部8における 紙挿入部3の開口部9を形成する一端縁部であ る幅方向の一端縁部の長さが、表地部6にお る表紙挿入部3の開口部9を形成する一端縁部 である幅方向の一端縁部の長さより短いので 、表紙挿入部3の開口部9と直交する側縁部で る長手方向の側縁部の内部に間隙が形成さ る。

 裏地部8における表紙挿入部3の開口部9を 成する一端縁部の他端側の角部には、位置 め片14が設けられている。

 この位置決め片14は、略台形状に形成さ 、裏地部8の長手方向の側縁部から外側へ突 するように一体的に形成されている。また 裏地部8の位置決め片14を含めた長手方向の さは、表地部6の長手方向の長さと同等であ る。

 ここで、裏地部8の幅方向の一端部の長さ が表地部6の幅方向の一端部の長さより短く 成されていると、裏地部8を折返部7に接合す る際に接合位置がずれ易くなってしまい、例 えば接合ずれ等の接合不良の発生の増加が考 えられる。そこで、折返部7と裏地部8とを接 する際には、位置決め片14の先端部が表地 6と折返部7との境界線10上に位置した状態で 合する。

 なお、この実施の形態では、カバー本体2 が長手方向を有する略矩形状に形成されてい るが、カバー本体2の形状は、長手方向を有 る矩形状には限定されず、想定される被保 物や用途に応じて適宜設定できる。

 また、カバー本体2に、二つの表紙挿入部 3が設けられており、二つの表紙挿入部3が設 られることにより、被保護物の表表紙およ 裏表紙の両方をそれぞれ挿入して、冊子カ ー1が被保護物を覆った状態を確実に保持で きるので好ましいが、このような構成には限 定されず、例えば表紙挿入部3を一つだけ設 、被保護物の表表紙または裏表紙のいずれ 一方を表紙挿入部3に挿入して保持する構成 でもよい。

 さらに、二つの表紙挿入部3のうちの一方 は、開口部9が折畳部4の端部に設けられ、他 は、開口部9がカバー本体2の長手方向の端 部と折畳部4との間に設けられて、大きさの なる表紙挿入部3が形成された構成としたが 、このような構成には限定されず、例えば二 つの表紙挿入部3を同様の大きさにした構成 でもよい。

 また、折返部7を境界線10にて起立させ、 返線11にて表地部6側へ折返す構成とするこ により、表紙挿入部3内の挿入スペースを大 きくでき、被保護物の表紙を挿入し易いので 好ましいが、このような構成には限定されず 、折返部7に折返線11を設けずに、折返部7を 界線10にて表地部6側に折返す構成としても い。

 さらに、折返した状態の折返部7の内側面 に裏地部8を接合する構成としたが、折返し 状態の折返部7の外側面に裏地部8を接合する 構成としてもよい。

 また、裏地部8に位置決め片14を設けた構 とすることにより、折返部7と裏地部8とを 切な位置で接合し易く、接合不良が発生し いので好ましいが、位置決め片14を設けない 構成としてもよい。なお、裏地部8の位置決 片14を含めた長手方向の長さが、表地部6の 手方向の長さと同等であれば、位置決め片14 の形状は、台形状には限定されない。

 カバー本体2を透明な合成樹脂にて形成す ることにより、冊子カバー1が装着された状 であっても被保護物を確認できるので好ま いが、カバー本体2を透明な合成樹脂にて形 することに限定されず、例えば着色された 成樹脂にて形成し、他人から被保護物を見 難くしてもよい。

 また、裏地部8を透明な合成樹脂によって 形成することにより、表紙挿入部3に被保護 の表紙とともに例えば被保護物に関連する モ等を挿入し、冊子カバー1を開いた際にそ メモ等を確認できるで好ましいが、裏地部8 を透明な合成樹脂にて形成することに限定さ れない。

 さらに、カバー本体2および裏地部8は、 定される用途やコストに応じて例えば紙製 シート等で形成してもよい。

 次に、上記一実施の形態の作用および効 を説明する。

 冊子カバー1は、例えば、冊子や書籍、シ ート状のパンフレット等の被保護物の表紙を 覆うように装着される。この冊子カバー1は 表紙挿入部3に被保護物の表紙の少なくとと 一部を挿入して装着する。表紙挿入部3に被 保護物の表紙を挿入することにより、冊子カ バー1が被保護物の表紙を覆った状態を保持 きる。

 そして、冊子カバー1によれば、裏地部8 幅方向の一端部の長さが表地部6の幅方向の 端部の長さより短く形成されたことにより 表紙挿入部3の長手方向の側縁部の内部に間 隙が形成されるので、被保護物の表紙の端部 が冊子カバー1の表紙挿入部3の内壁に接触し く、被保護物に冊子カバー1を装着し易い。

 また、折返部7に折返線11を設け、折返部7 を境界線10にて折り曲げて表地部6に対して起 立状態にし、折返線11にて折返部7を表地部6 へ折返すことにより、表紙挿入部3内の挿入 ペースが大きくできるので、被保護物の表 をより挿入し易くできる。

 裏地部8が位置決め片14を有するので、裏 部8を折返部7に接合する際に位置決め片14の 先端部を境界線10上に位置した状態にするこ により、裏地部8と折返部7とを適切な位置 接合し易く、例えば接合ずれ等の接合不良 抑制し、容易に製造できる。

 また、位置決め片14は、表紙挿入部3の開 部9とは他端側に設けられるので、被保護物 の表紙を表紙挿入部3に挿入する際に、挿入 妨げになり難い。

 本発明は、例えば、冊子や書物、シート のパンフレット等の表紙を覆い保護する冊 カバーに適用できる。