SAGAYAMA KOSAKU (JP)
WO2012025509A1 | 2012-03-01 |
US6144127A | 2000-11-07 | |||
EP1983811A2 | 2008-10-22 | |||
US6786466B1 | 2004-09-07 | |||
US6132011A | 2000-10-17 | |||
DE102011075225A1 | 2012-11-08 | |||
DE19735409A1 | 1999-03-04 |
【書類名】 請求の範囲 【請求項 1 】 1枚の金属板が加工された金属片 (7 E) を介してモータ ( 1 3 ) の薄片状の端子 ( 1 3 T) と回路基板 ( 7 F ) とが接続されるブレーキ液圧制御装置 ( 1 ) であって、 言 U記金属片 ( 7 E) の前記端子 ( 1 3 T) が接続される側の端部 ( 7 E b ) は、 互いに離間する第 1部分 (7 0 ) 及び第 2部分 (8 0 ) と、 刖 i 1部分 (7 0 ) の一端と前記第 2部分 (8 0 ) の一端とを連結する第 1連結部 ( 9 1 ) と 刖 i 部分 (7 0 ) の他端と前記第 2部分 (8 0 ) の他端とを連結する第 2連結部 ( 9 3 ) と 刖 i 1部分 (7 0 ) 、 前記第 2部分 (8 0 ) 、 前記第 1連結部 ( 9 1 ) 、 及び、 前記 第 2連結部 ( 9 3 ) によつて外周が構成される貫通部 ( 9 0 ) と、 で構成され、 刖 i 1部分 (7 0 ) の途中部及び前記第 2部分 (8 0 ) の途中部には、 前記貫通部 ( 9 0 ) の内方に突出する舌片部 (7 1、 8 1 ) が形成されており、 刖 i 1部分 (7 0 ) の前記舌片部 (7 1 ) の先端と前記第 2部分 (8 0 ) の前記舌片 部 ( 8 1 ) の先端との間には、 前記端子 ( 1 3 T) が挿入されるスリ ッ ト状の隙間 ( 7 E e ) が形成されており、 刖 i 1連結部 ( 9 1 ) 及び前記第 2連結部 ( 9 3 ) の途中部 ( 9 2、 9 4 ) は、 折り 曲げられた形状である、 ブレーキ液圧制御装置 【請求項 2】 刖 i 1部分 (7 0 ) の前記舌片部 (7 1 ) の前記先端及び前記第 2部分 (8 0 ) の前 記舌片部 ( 8 1 ) の前記先端は、 前記端子 ( 1 3 T) の挿入方向に曲げられている、 請求項 1に記載のブレ一キ液圧制御装置。 【請求項 3】 刖 ti 1連結部 ( 9 1 ) の前記途中部 ( 9 2 ) 及び前記第 2連結部 ( 9 3 ) の前記途中 部 ( 9 4 ) は、 前記端子 ( 1 3 T) の挿入方向に膨らむ形状である、 請求項 2に記載のブレ一キ液圧制御装置。 【請求項 4】 刖 i 1連結部 ( 9 1 ) の前記途中部 ( 9 2 ) 及び前記第 2連結部 ( 9 3 ) の前記途中 部 ( 9 4 ) は、 前記スリ ッ ト状の隙間 (7 E e ) に沿う方向から視た状態での断面が、 折 り曲 形状である 請求項 2または 3 記載のブレーキ液圧制御装置 【請求項 5】 刖 i 1連結部 ( 9 1 ) の前記途中部 ( 9 2 ) 及び前記第 2連結部 ( 9 3 ) の前記途中 部 ( 9 4 ) の折り曲げが平坦に変形され、 つ、 前記第 1部分 ( 7 0 ) の前記舌片部 ( 7 1 ) の前記先端及び前記第 2部分 (8 0 ) の前記舌片部 (8 1 ) の前記先端の曲げが平坦 に変形された状態において、 該先端同士が接触しない、 請求項 4に記載のブレ一キ液圧制御装置。 【請求項 6】 言 U記金属片 ( 7 E) は 、 前記モータ ( 1 3 ) を収納するケ' ( 1 2 ) に設けられ 前記金属片 (7 E) の前記端部 (7 E b ) と、 前記ケーシング ( 1 2 ) と、 の間には. ク リアランスがある、 請求項 1〜 5のいずれか一項に記載のブレーキ液圧制御装置。 【請求項 7】 請求項 1〜 6のいずれか一項に記載のブレーキ液圧制御装置 ( 1 ) を備えている、 モータサイクル用ブレーキシステム。 |
【発明の名称】 ブレーキ液圧制御装置、 及び、 モータサイクル用ブレーキシステム 【技術分野】
【 0 0 0 1 】
本発明は、 ブレーキ液圧制御装置と、 そのブレーキ液圧制御装置を備えているモー タサ イタル用ブレーキシステムと、 に関する。
【背景技術】
【 0 0 0 2】
従来、 モータサイクル (自動二輪車又は自動三輪車) 等の車両の制動装置は、 車両の搭 乗者がブレーキレバーを操作すると、 ブレーキ液回路内のブレーキ液の圧力が増加 し、 車 輪に制動力を発生させることができる。 また、 制動力を調整するブレーキ液圧制御装置と して、 例えば、 A B S ( A n t i 1 o c k B r a k e S y s t e rn ) ユニッ トを採用 することが知られている。
このブレーキ液圧制御装置は、 ブレーキ液回路内のブレーキ液の圧力を増減 させて、 車 輪に発生する制動力を調整することが可能で ある。
ブレーキ液圧制御装置としては、 ブレーキ液回路内の作動液の圧力を変化させ るポンプ 装置、 作動液の圧力を増減させるための液圧調整弁 、 ポンプ装置や液圧調整弁を制御する 制御装置等をユニッ ト化したものがある (例えば、 特許文献 1を参照) 。
【先行技術文献】
【特許文献】
【 0 0 0 3】
【特許文献 1】 特開 2 0 1 1 — 5 1 3 5 9号公報
【発明の概要】
【発明が解決しよう とする課題】
【 0 0 0 4】
従来のブレーキ液圧制御装置では、 ブレーキ液回路内のブレーキ液の圧力を変化 させる ポンプ装置がモータにより駆動される。 モータは、 回路基板 (電子基板) を備えた制御器 (電子制御ユニッ ト) に接続される。 例えば車両の走行、 モータの駆動等によって振動が 生じると、 モータと回路基板との電気的接続が不安定に なる。
【 0 0 0 5】
本発明は、 上記のような課題を背景としてなされたもの であり、 耐振性が向上したブレ 一キ液圧制御装置、 及び、 そのようなブレーキ液圧制御装置を備えてい るモータサイクル 用ブレーキシステムを得ることを目的とする 。
【課題を解決するための手段】
【 0 0 0 6】
本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、 1枚の金属板が加工された金属片を介してモ タの薄片状の端子と回路基板とが接続される ブレーキ液圧制御装置であって、 前記金属片 の前記端子が接続される側の端部が、 互いに離間する第 1部分及び第 2部分と、 前記第 1 部分の一端と前記第 2部分の一端とを連結する第 1連結部と、 前記第 1部分の他端と前記 第 2部分の他端とを連結する第 2連結部と、 前記第 1部分、 前記第 2部分、 前記第 1連結 部、 及び、 前記第 2連結部によって外周が構成される貫通部と で構成され、 前記第 1部 分の途中部及び前記第 2部分の途中部には、 前記貫通部の内方に突出する舌片部が形成さ れており、 前記第 1部分の前記舌片部の先端と前記第 2部分の前記舌片部の先端との間に は、 前記端子が挿入されるスリ ッ ト状の隙間が形成されており、 前記第 1連結部及び前記 第 2連結部の途中部が、 折り曲げられた形状である。
【 0 0 0 7】
本発明に係るモータサイクル用ブレーキシス テムは、 上述のブレーキ液圧制御装置を備 えている。
【発明の効果】
【 0 0 0 8】 本発明に係るブレーキ液圧制御装置によれば 、 モータの薄片状の端子と回路基板とを接 続する rL rL金属片において、 第 1部分の一端と第 2部分の一端とを連結する第 1連結部の途中 部、 及び図図図図、 第 1部分の他端と第 2部分の他端とを連結する第 2連結部の途中部を、 折り曲 げた形状としたので、 モータと回路基板との電気的接続の耐振性が 向上する。
【 0 0 0 9】
本発明に係るモータサイクル用ブレーキシス テムによれば、 上述のブレーキ液圧制御装 置によって、 モータサイクルにおける耐振性に対するシビ アな要求を満たすことが可能で ある。
【図面の簡単な説明】
【 0 0 1 0】
【図 1】 実施の形態に係るモータサイクル用ブレーキ システムが搭載されたモータサ イタルの構成の一例を模式的に示す模式図で ある。
【図 2】 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を含 むモータサイクル用ブレーキシ ステムの概要構成図である。
実施の形態 I :係るブレ' キ液圧制御装置の斜視図である。
実施の形態 I :係るブレ' キ液圧制御装置を図 3 と異なる角度から見た斜視図 である
実施の形態 I :係るブレ' キ液圧制御装置の分解斜視図である。
実施の形態 I :係るブレ' キ液圧制御装置の金属片を: -取り 付けた状態を斜めから見た斜視図である。
【図 7】 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の金 属片を斜めから見た斜視図であ
【図 8】 図 7の X 1 X 1断面図である
【図 9】 図 7の X 2 X 2断面図である
【図 1 0】 実施の形態 ί 係るブレーキ液圧制御装置の金属片の他端部 を上からから見 た平面図である。
【図 1 1】 実施の形態 ί 係るブレーキ液圧制御装置の金属片の他端部 の完成前の状態 を上から見た平面図である。
【図 1 2】 実施の形態 ί 係るブレーキ液圧制御装置の金属片の他端部 の完成後の状態 を上から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【 0 0 1 1 】
以下、 図面を適宜参照しながら本発明の実施の形態 について説明する。
【 0 0 1 2】
なお、 以下では、 本発明に係るブレーキ液圧制御装置がモータ サイクルに用いられる場 合を説明するが、 本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、 モータサイクル以外の車両 (例 えば、 自動車、 トラック等) に用いられてもよい。 また、 以下では、 本発明に係るブレー キ液圧制御装置が、 前輪液圧回路及び後輪液圧回路を備えている ブレーキシステムに適用 される場合を説明するが、 本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、 前輪液圧回路及び後輪 液圧回路の一方のみを備えているブレーキシ ステムに適用されてもよい。
【 0 0 1 3】
また、 以下で説明する構成、 動作などは、 一例であり、 本発明に係るブレーキ液圧制御 装置は、 そのような構成、 動作などである場合に限定されない。 例えば、 本発明に係るブ レーキ液圧制御装置は、 A B Sとしての動作以外を行うものであってもよ ヽ。
【 0 0 1 4】
また、 各図では各構成部材の大きさの関係が実際の ものとは異なる場合がある。 また、 各図において、 同一又は相当関係にある部材又は部分には、 同一の符号を付すか、 又は、 符号を付すことを省略している。 また、 各図において、 詳細部分の図示が適宜簡略化また は省略されている。
【 0 0 1 5】 くモータサイクル 2 0 0の外観構成 >
図 1を用いて、 モータサイクル 2 0 0の構成について説明する。 なお、 以下の説明にお いて、 実施の形態に係るモータサイクル用ブレーキ システムを、 ブレーキシステム 1 0 0 と称するものとする。
図 1は、 実施の形態に係るモータサイクル用ブレーキ システムが搭載されたモータサイ クルの構成の一例を模式的に示す模式図であ る。
【 0 0 1 6】
モータサイクル 2 0 0は、 車輪 W及び車体 Bとブレーキシステム 1 0 0とを合わせたも のである。 車体 Bには、 モータサイクル 2 0 0からブレーキシステム 1 0 0及び車輪 Wを 除いたものが全て含まれる。 なお、 本実施の形態では、 モータサイクル 2 0 0が自動二輪 車であるものとして説明するが、 それに限定されるものではなく 自動三輪車でもよい。
【 0 0 1 7】
くブレーキシステム 1 0 0の全体構成 >
図 2を用いて、 ブレーキシステム 1 0 0の全体構成について説明する。
図 2は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を含 むモータサイクル用ブレーキシス テムの概要構成図である。
【 0 0 1 8】
ブレーキシステム 1 0 0は、 モータサイクル 2 0 0の車輪 Wに発生する制動力を変化さ せるブレーキ液圧制御装置 1を備えている。
また、 ブレーキシステム 1 0 0は、 自動二輪車を運転するユーザー等が操作する ハンド ルレバー 2 4及びフッ トペダル 3 4を備えている。 このハン ドルレバー 2 4を操作すると 前輪 2 0に制動力が発生し、 フッ トペダル 3 4を操作すると後輪 3 0に制動力が発生する
【 0 0 1 9】
ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪 2 0における制動力の発生に利用されるブレー 液が 流れる前輪液圧回路 C 1 と、 後輪 3 0における制動力の発生に利用されるブレー 液が流 れる後輪液圧回路 C 2 とを含む。
【 0 0 2 0】
ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪 2 0に制動力を発生させる機構等として次の構 を備 えている。 すなわち、 ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪 2 0に対応して設けられるフ口ン トブレーキパッ ド 2 1 と、 フロントブレーキパッ ド 2 1を作動させるフロントブレーキピ ス トン (図示省略) が摺動自在に設けられているフロン トホイールシリ ンダ 2 2 と、 フロ ントホイールシリンダ 2 2に接続されたブレーキ液管 2 3 とを備えている。
【 0 0 2 1】
なお、 フロントブレーキパッ ド 2 1は、 前輪 2 0 とともに回転するロータ (図示省略) を挟みこむように設けられている。 そして、 フロントブレーキパッ ド 2 1は、 フロントホ ィールシリンダ 2 2内のフロントブレーキビス トンに押されるとロータに当接して、 摩擦 力が発生し、 ロータとともに回転する前輪 2 0に制動力が発生する。
【 0 0 2 2】
ブレーキシステム 1 0 0は、 ハンドルレバー 2 4に付設される第 1マスターシリンダ 2 5 と、 ブレーキ液を貯留する第 1 リザーバ 2 6 と、 第 1マスターシリンダ 2 5に接続され たブレーキ液管 2 7とを備えている。 なお、 第 1マスターシリンダ 2 5には、 マスターシ リンダピス トン (図示省略) が摺動自在に設けられている。 ハンドルレバー 2 4が操作さ れると、 第 1マスターシリ ンダ 2 5内のマスターシリ ンダピス トンが動く。 マスターシリ ンダビス トンの位置によって、 フロントブレーキビス トンにかかるブレーキ液の圧力が変 わるため、 フロントブレーキパッ ド 2 1がロータを挟み込む力が変わり、 前輪 2 0の制動 力が変わる。
【 0 0 2 3】
ブレーキシステム 1 0 0は、 後輪 3 0に制動力を発生させる機構等として次の構 を備 えている。 すなわち、 ブレーキシステム 1 0 0は、 後輪 3 0に対応して設けられるリアブ レーキパッ ド 3 1 と、 リアブレーキパッ ド 3 1を動かすリアブレーキピス トン (図示省略 ) が摺動自在に設けられている リアホイールシリ ンダ 3 2 と、 リアホイールシリ ンダ 3 2 に接続されたブレーキ液管 3 3とを備えている。
【 0 0 2 4】
なお、 リアブレーキパッ ド 3 1は、 後輪 3 0 とともに回転するロータ (図示省略) を挟 みこむように設けられている。 そして、 リアブレーキパッ ド 3 1は、 リアホイールシリン ダ 3 2内のリアブレーキビス トンに押されるとロータに当接して、 摩擦力が発生し、 ロー タとともに回転する後輪 3 0に制動力が発生する。
【 0 0 2 5】
ブレーキシステム 1 0 0は、 フッ トペダル 3 4に付設される第 2マスターシリンダ 3 5 と、 ブレーキ液を貯留する第 2 リザーバ 3 6 と、 第 2マスターシリンダ 3 5に接続された ブレーキ液管 3 7 とを備えている。 なお、 第 2マスターシリンダ 3 5には、 マスターシリ ンダピス トン (図示省略) が摺動自在に設けられている。 フッ トペダル 3 4が操作される と、 第 2マスターシリ ンダ 3 5内のマスターシリ ンダビス トンが動く。 マスターシリ ンダ ビス トンの位置によって、 リアブレーキビス トンにかかるブレーキ液の圧力が変わるため 、 リアブレーキパッ ド 3 1がロータを挟み込む力が変わり、 後輪 3 0の制動力が変わる。
【 0 0 2 6】
くブレーキ液圧制御装置 1の構成 >
図 2〜 5を用いて、 ブレーキ液圧制御装置 1 の構成について説明する。
図 3は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の斜 視図である。
図 4は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を図 3 と異なる角度から見た斜視図で める。
図 5は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の分 解斜視図である。
【 0 0 2 7】
ブレーキ液圧制御装置 1は、 作動液が流れる内部流路 4 (図 2参照) が形成された基体 1 0と、 基体 1 0に組み付けられるポンプ装置 2 と、 前輪液圧回路 C 1及び後輪液圧回路 C 2に設けられた開閉自在の液圧調整弁 3と、 液圧調整弁 3を駆動する駆動コイル 1 1 と 、 駆動コイル 1 1を収納するコイルケーシング 1 2と、 ポンプ装置 2の駆動源であるモー タ 1 3 と、 ポンプ装置 2や液圧調整弁 3の動作を制御する制御部を含む制御器 7 と、 制御 器 7の回路基板 7 Fを収納する制御装置ケーシング 1 4等により構成されている。
【 0 0 2 8】
ブレーキ液圧制御装置 1 の外観は、 図 3及び図 4に示されるように、 基体 1 0 と、 コィ ルケ一シング 1 2 と、 制御装置ケーシング 1 4 とを組み合わせた構成となっている。 次に、 図 2〜図 5を参照しながら、 ブレーキ液圧制御装置 1の各部の構成を説明する。
【 0 0 2 9】
(基体 1 0 )
基体 1 0は、 例えばアルミニウム等の金属製であり、 略直方体形状のブロックから形成 されている。 基体 1 0は、 第 1面 1 0 A、 第 2面 1 0 B、 第 3面 1 0 C、 第 4面 1 0 D、 第 5面 1 0 E、 第 6面 1 0 Fを有している。
【 0 0 3 0】
第 1面 1 0 Aは、 図 3及び図 4において紙面上側に位置している面をいう 第 2面 1 0 Bは、 図 4において紙面左側に位置している面をいう 第 3面 1 0 Cは、 図 3において紙 面左側に位置する面をいう。 第 4面 1 0 Dは、 図 3及び図 4において紙面下側に位置して いる面をいう。 第 5面 1 0 Eは、 図 3においてコイルケーシング 1 2が取り付けられてい る面をいう。 第 6面 1 0 Fは、 図 4において紙面右側に位置している面をいう
つまり、 第 1面 1 0 Aと第 4面 1 0 Dとが対向し、 第 2面 1 0 Bと第 3面 1 0 Cとが対 向し、 第 5面 1 0 Eと第 6面 1 0 Fとが対向している。
【 0 0 3 1】
基体 1 0の内部には、 ブレーキ液が流通する内部流路 4が形成されている。
内部流路 4は、 前輪液圧回路 C 1 の一部を構成する第 1内部流路 4 A、 第 2内部流路 4 B及び第 3内部流路 4 Cと、 後輪液圧回路 C 2の一部を構成する第 4内部流路 4 D、 第 5 内部流路 4 E及び第 6内部流路 4 Fとを含んで構成されている。
【 0 0 3 2】
また、 基体 1 0の第 1面 1 0 Aには、 各種ポート Pが開口している。 各種ポート Pは、 ハンドルレバー 2 4等の駆動機構に対応する第 1ポート P 1 と、 フッ トペダル 3 4等の駆 動機構に対応する第 2ポート P 2 と、 フロントブレーキパッ ド 2 1等の駆動機構に対応す る第 3ポート P 3 と、 リアブレーキパッ ド 3 1等の駆動機構に対応する第 4ポート P 4 と により構成されている。 第 1ポート P 1には、 ブレーキ液管 2 7が接続される。 第 2ポー ト P 2には、 ブレーキ液管 3 7が接続される。 第 3ポート P 3には、 ブレーキ液管 2 3が 接続される。 第 4ポート P 4には、 ブレーキ液管 3 3が接続される。
【 0 0 3 3】
内部流路 4のうち第 1内部流路 4 Aは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流出側と、 液圧調 整弁 3の一つである第 1增圧弁 3 Aと、 第 1ポート P 1 とに接続されている。 また、 第 1 内部流路 4 Aには、 内部流路 4を流れるブレーキ液の流量を規制する第 1フローリス トリ クタ 5 Aが設けられている。
内部流路 4のうち第 2内部流路 4 Bは、 第 1增圧弁 3 Aと、 液圧調整弁 3の一つである 第 1減圧弁 3 Bと、 第 3ポート P 3 とに接続されている。
内部流路 4のうち第 3内部流路 4 Cは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流入側と、 第 1減 圧弁 3 Bとに接続されている。 また、 第 3内部流路 4 Cには、 内部流路 4内のブレーキ液 を貯留するアキュムレータ 6が設けられている。
【 0 0 3 4】
内部流路 4のうち第 4内部流路 4 Dは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流出側と、 液圧調 整弁 3の一つである第 2增圧弁 3 Cと、 第 2ポート P 2 とに接続されている。 また、 第 4 内部流路 4 Dには、 内部流路 4を流れるブレーキ液の流量を規制する第 2フローリス トリ クタ 5 Bが設けられている。
内部流路 4のうち第 5内部流路 4 Eは、 第 2增圧弁 3 Cと、 液圧調整弁 3の一つである 第 2減圧弁 3 Dと、 第 4ポート P 4 とに接続されている。
内部流路 4のうち第 6内部流路 4 Fは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流入側と、 第 2減 圧弁 3 Dとに接続されている。 また、 第 6内部流路 4 Fには、 内部流路 4内のブレーキ液 を貯留するアキュムレータ 6が設けられている。
【 0 0 3 5】
(ポンプ装置 2 )
ポンプ装置 2は、 たとえば D Cモータ等のモータ 1 3によって駆動力が与えられる 2つ のポンプエレメント 2 Eを含む。 一方のポンプエレメン ト 2 Eは、 前輪液圧回路 C 1 内の ブレーキ液の搬送に用いられ、 第 3内部流路 4 C内のブレーキ液を第 1内部流路 4 A側に 搬送する。 他方のポンプエレメン ト 2 Eは、 後輪液圧回路 C 2内のブレーキ液の搬送に用 いられ、 第 6内部流路 4 F内のブレーキ液を第 4内部流路 4 D側に搬送する。 ポンプエレ メント 2 Eは、 モータ 1 3によって駆動される偏心機構 1 7の偏心面の回転運動によって 、 往復動する。 ポンプエレメン ト 2 Eは、 基体 1 0に形成されたポンプ用開孔 2 H内に収 納される。
【 0 0 3 6】
(モータ 1 3 )
モータ 1 3は、 筐体、 固定子、 回転子等を含む電動部 1 3 Aを含む。 モータ 1 3は、 基 体 1 0に対するコイルケーシング 1 2側に設けられている。 電動部 1 3 Aの動作は、 制御 器 7によって制御される。 電動部 1 3 Aのコイルケーシング 1 2側の端部には 2つの薄片 状のモータ端子 1 3 Tが立設されている。 モータ端子 1 3 Tのうち 1つはプラス端子 1 3 T 1であり、 モータ端子 1 3 Tのうちもう 1つはマイナス端子 1 3 T 2である。
【 0 0 3 7】
(偏心機構 1 7 )
偏心機構 1 7は、 モータ 1 3から伝達された回転力によってポンプ装置 2を駆動する。 つまり、 偏心機構 1 7は、 モータ 1 3の電動部 1 3 Aから伝達される回転力をポンプ装置 2に伝達する。
【 0 0 3 8】
(減速機構 6 0 )
減速機構 6 0は、 モータ 1 3と偏心機構 1 7 との間に設けられ、 モータ 1 3の電動部 1 3 Aで発生した回転を減速して、 つまり、 トルクを増幅して偏心機構 1 7に伝達する。 減 速機構 6 0は、 モータ 1 3の回転軸に取り付けられ、 基体 1 0に形成されているモータ用 開口 1 3 Hに、 モータ 1 3の一部とともに収納される。
【 0 0 3 9】
(液圧調整弁 3及び駆動コイル 1 1 )
液圧調整弁 3は、 基体 1 0の内部流路 4を開閉するために設けられた弁である。 液圧調 整弁 3の動作は、 制御器 7によって制御される。 液圧調整弁 3は、 第 1增圧弁 3 A、 第 1 減圧弁 3 B、 第 2增圧弁 3 C及び第 2減圧弁 3 Dを含む。 液圧調整弁 3は、 たとえば、 駆 動コイル 1 1を有する電磁弁で構成することができ、 制御器 7によって通電が制御されて 開閉状態が切り替えられる。
【 0 0 4 0】
駆動コイル 1 1は、 円筒形状のコイルハウジング 1 5の内部に卷線を収納している。 コ ィルハウジング 1 5を貫通する円柱開口部 1 5 A内には、 液圧調整弁 3の一端側が収納さ れる。 液圧調整弁 3の他端側は、 基体 1 0の第 5面 1 0 Eに形成された調整弁用開孔 3 H 内に格納される。 この状態で、 駆動コイル 1 1 の通電をオン一オフすると、 液圧調整弁 3 の基体 1 0内に収納された可動子が移動して、 可動子に連動する弁体が閉位置と開位置と の間で移動する。
【 0 0 4 1】
コィルハウジング 1 5の一端部は、 基体 1 0の第5面 1 0 £に固定される。 コィルハゥ ジング 1 5の一端部と対向する他端部 1 5 Cには、 一対の端子台 1 6が立設されている。 端子台 1 6の先端にはコイル端子 1 6 Aが設けられており、 コイル端子 1 6 Aを介して駆 動コイル 1 1に動力が供給される。
【 0 0 4 2】
(アキュムレータ 6 )
アキュムレータ 6は、 基体 1 0に形成されたアキュムレータ用開孔 (図示省略) 内に配 置されている。
【 0 0 4 3】
(制御器 7 )
制御器 7は、 検出機構からの信号を受ける入力部や演算を 行うプロセッサ部、 プロダラ ムを記憶する記憶部等が設けられている回路 基板 7 Fを含む。 回路基板 7 Fには、 駆動コ ィル 1 1 のコイル端子 1 6 A及びモータ 1 3のモータ端子 1 3 Tが接続される。 つまり、 回路基板 7 Fには、 モータ端子 1 3 Tと接続される金属片 7 Eの一端部 7 E aが挿通する 複数の開孔部 7 Dが形成されている。 なお、 金属片 7 Eについては後段で説明する。 また 、 回路基板 7 Fには、 コイル端子 1 6 A及びピン 1 3 Xが挿通する複数の開孔部 (図示省 略) が形成されている。
【 0 0 4 4】
なお、 制御器 7は、 回路基板 7 Fに検出信号を出力する各種検出機構を含む 検出機構 としては、 例えば、 路面の勾配値を取得するのに用いられる加速 度センサ、 前輪 2 0の車 輪速を算出するのに用いられる前輪速度セン サ、 後輪 3 0の車輪速を算出するのに用いら れる後輪速度センサ等がある。
【 0 0 4 5】
回路基板 7 Fは、 金属片 7 Eの一端部 7 E aが、 開孔部 7 Dに挿通された状態において 、 コイルケーシング 1 2の第 1面部 5 0と平行な状態となる。 この状態で回路基板 7 Fは 制御装置ケーシング 1 4に収容される。 つまり、 制御器 7の回路基板 7 Fは、 金属片 7 E の一端部 7 E aを、 開孔部 7 Dに挿通することによって位置決めされて、 第 1面部 5 0 と 平行に取り付けられる。
【 0 0 4 6】
(コィ /レケ一シング 1 2 )
コイルケーシング 1 2は、 枠部 1 2 Aと、 枠部 1 2 Aの側方に形成され、 制御器 7に接 続されるコネクタ 7 Aを収納する収納部 1 2 Bとにより構成されている。
【 0 0 4 7】
枠部 1 2 Aには、 コイル用孔 5 3 とモータ用孔 5 6が形成されている。 コイル用孔 5 3 に駆動コイル 1 1が収納されると、 コイル端子 1 6 Aが、 コイルケーシング 1 2 の第 1面 部 5 0からに突出することとなり、 回路基板 7 Fが接続可能となる。 モータ用孔 5 6 にモ ータ 1 3が収納されると、 モータ端子 1 3 Tが、 モータ用孔 5 6 の底部 5 6 Aに形成され ている端子用開口 5 6 Bを貫通して、 コイルケーシング 1 2 の第 1面部 5 0から突出する こととなり、 一端部 7 E aが回路基板 7 Fに接続される金属片 7 Eの他端部に接続可能と なる。
【 0 0 4 8】
枠部 1 2 Aには、 ビス 1 8を挿入するビス用固定孔 1 8 Aが形成されている。 ビス 1 8 が、 基体 1 0に形成されているビス用開孔 1 8 Hに結合されて、 コイルケーシング 1 2が 基体 1 0 の第 5面 1 0 Eに保持される。
【 0 0 4 9】
第 1面部 5 0は、 制御装置ケーシング 1 4がコイルケーシング 1 2に取り付けられる際 に制御装置ケーシング 1 4 の開口縁部 1 4 Aと当接する縁部 5 0 Aを含んでいる。
【 0 0 5 0】
なお、 ここでは、 本発明の 「ケーシング」 の一例として、 駆動コイル 1 1 とモータ 1 3 の一部が収納されるコイルケーシング 1 2を例に示しているが、 本発明の 「ケーシング」 は、 こ こに示す形態に限定されるものではない。 本発明の 「ケーシング」 に、 少なく とも モータ 1 3の一部が収納されればよく、 駆動コイル 1 1が収納されていなくても、 また、 駆動コイル 1 1以外の部材が収納されていてもよい。
【 0 0 5 1】
(制御装置ケーシング 1 4 )
制御装置ケーシング 1 4は、 コイルケーシング 1 2 の第 1面部 5 0に取り付けられ、 内 部に制御器 7 の回路基板 7 Fを収納する蓋部材として機能する。
【 0 0 5 2】
くモータ端子 1 3 Tと回路基板 7 Fの接続構造 >
図 6〜図 1 0を用いて、 モータ端子 1 3 Tと回路基板 7 Fの接続構造について説明する 図 6は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の金 属片をコイルケーシングに取り付 けた状態を斜めから見た斜視図である。
図 7は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の金 属片を斜めから見た斜視図である 図 8は、 図 7 の X 1 — X 1断面図である。
図 9は、 図 7 の X 2— X 2断面図である。
図 1 0は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の金 属片の他端部を上からから見た 平面図である。
【 0 0 5 3】
コイルケーシング 1 2 の第 1面部 5 0には、 図 6に示すように、 金属片 7 Eが取り付け られている。 金属片 7 Eは、 図 7に示すように、 一端部 7 E a と、 コイルケーシング 1 2 に形成されている端子用開口 5 6 Bと連通するスリ ッ ト状の隙間 7 E eが形成されている 他端部 7 E b と、 一端部 7 E a と他端部 7 E b とを接続する中間延設部 7 E c と、 で構成 されている。 一端部 7 E aは、 回路基板 7 Fの開孔部 7 Dに挿入されて、 回路基板 7 Fに 接続される。 他端部 7 E bのス リ ッ ト状の隙間 7 E eに、 コイルケーシング 1 2に形成さ れている端子用開口 5 6 Bを貫通するモータ端子 1 3 Tが挟持されることで、 他端部 7 E 一 b とモータ端子 1 3 Tが電気的に接続される。 金属片 7 Εは、 1枚の金属板を加工して製 造される。
【 0 0 5 4】
一端部 7 E aは、 先端部 7 E a 1 と、 基部 7 E a 3 と、 先端部 7 E a 1 と基部 7 E a 3 とを接続している中間部 7 E a 2と、 で構成されている。 先端部 7 E a 1は、 金属片 7 E がコイルケーシング 1 2に取り付けられた状態において、 コイルケーシング 1 2の外面 ( 取付面) と垂直となる。 中間部 7 E a 2は、 金属片 7 Eがコイルケーシング 1 2に取り付 けられた状態において、 コイルケーシング 1 2の外面 (取付面) と平行に延設されている 。 基部 7 E a 3は、 コイルケーシング 1 2に形成されている突起 5 6 Dに形成されている 穴 (凹部) に挿入されるようになっている。 つまり、 基部 7 E a 3が、 コイルケーシング 1 2に形成されている突起 5 6 Dの凹部に挿入されて、 この凹部の底面が基部 7 E a 3の 下面を受けている。
【 0 0 5 5】
他端部 7 E bは、 互いに離間する第 1部分 7 0及び第 2部分 8 0 と、 第 1部分 7 0の一 端と第 2部分 8 0の一端とを連結する第 1連結部 9 1 と、 第 1部分 7 0の他端と第 2部分 8 0の他端とを連結する第 2連結部 9 3 と、 第 1部分 7 0、 第 2部分 8 0、 第 1連結部 9 1、 及び、 第 2連結部 9 3によって外周が構成される貫通部 9 0と、 で構成されている。 第 1部分 7 0 と第 2部分 8 0は、 貫通部 9 0を境として対称形状となっており、 また、 第 1連結部 9 1 と第 2連結部 9 3は、 貫通部 9 0を境として対称形状となっている。
【 0 0 5 6】
第 1部分 7 0は、 図 7及び図 1 0に示すように、 他端部 7 E bの中間延設部 7 E c側に 位置する部分であり、 第 1連結部 9 1 と第 2連結部 9 3 とに挟まれて他端部 7 E bの一側 部となる部分である。 また、 第 1部分 7 0の途中部には、 貫通部 9 0の内方に突出する舌 片部 7 1が形成されている。
【 0 0 5 7】
第 2部分 8 0は、 図 7及び図 1 0に示すように、 他端部 7 E bの第 1部分 7 0 とは反対 側に位置する部分であり、 第 1連結部 9 1 と第 2連結部 9 3 とに挟まれて他端部 7 E bの 一側部となる部分である。 また、 第 2部分 8 0の途中部には、 貫通部 9 0の内方に突出す る舌片部 8 1が形成されている。
【 0 0 5 8】
第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端と第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端によって、 モータ 端子 1 3 Tが挿入されるスリ ッ ト状の隙間 7 E eが形成される。 舌片部 7 1 と舌片部 8 1 とは、 スリ ッ ト状の隙間 7 E eを境として対称形状となっている。 また、 図 7及び図 9に 示すように、 舌片部 7 1の先端、 及び、 舌片部 8 1 の先端は、 モータ端子 1 3 Tの挿入方 向に曲げられている。
【 0 0 5 9】
また、 第 1連結部 9 1 の途中部 9 2及び第 2連結部 9 3の途中部 9 4は、 図 8に示すよ うに、 スリ ッ ト状の隙間 7 E eに沿う方向から視た状態での断面形状が、 折り曲げられた 形状となっている。 途中部 9 2及び途中部 9 4は、 モータ端子 1 3 Tの挿入方向に膨らむ 形状に曲げられて形成される。
【 0 0 6 0】
中間延設部 7 E cは、 一端部 7 E a と他端部 7 E b とを接続するものであり、 たとえば 図 6に示すように蛇行してコイルケーシング 1 2の第 1面部 5 0に這わされている。
【 0 0 6 1】
突起 5 6 Dは、 コイルケーシング 1 2の第 1面部 5 0の一部を外側に突出させて形成さ れるとよレ、。 ただし、 コイルケーシング 1 2と別の部材によって突起 5 6 Dが形成されて もよい。
【 0 0 6 2】
一端部 7 E aの下側が、 突起 5 6 Dの穴の底部によって支持された状態で、 一端部 7 E a力 回路基板 7 Fの開孔部 7 Dに挿入される。 このよ うな構成により、 回路基板 7 Fの 取り付け時に、 金属片 7 Eに大きな変形が生じることを抑制でき、 接続不良が低減される
。 また、 図 6に示すように、 金属片 7 Eの他端部 7 E b とコイルケーシング 1 2 との間に
、 ク リアランス 9 5を設けて耐振性を向上することが可能にな 。
【 0 0 6 3】
く金属片 7 Eの他端部 7 E bの寸法関係 >
図 1 1及び図 1 2を用いて、 金属片 7 Eの他端部 7 E bの寸法関係を説明する。
図 1 1は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の金 属片の他端部の完成前の状態を 上から見た平面図である。
図 1 2は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の金 属片の他端部の完成後の状態を 上から見た平面図である。
【 0 0 6 4】
図 1 1では、 舌片部 7 1、 8 1の先端、 途中部 9 2及び途中部 9 4が曲げられる前の状 態 (つまり、 舌片部 7 1、 8 1 の先端、 途中部 9 2及び途中部 9 4が平坦に変形された状 態) での金属片 7 Eの他端部 7 E b Xの各寸法を示している。
第 1連結部 9 1 となる部分 9 1 X及び第 2連結部 9 3となる部分 9 3 Xの長さを 「A 1 」 とする。 他端部 7 E b Xの縁から第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端までの長さ、 及び、 他端部 7 E b Xの縁から第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端までの長さを、 「B 1」 とする 。 舌片部 7 1の先端と舌片部 8 1の先端との間の貫通部 9 0の幅を 「C 1」 とする。
【 0 0 6 5】
図 1 2では、 舌片部 7 1、 8 1の先端、 途中部 9 2及び途中部 9 4が曲げられた後の状 態 (つまり、 コイルケーシング 1 2に取り付けられる状態) での金属片 7 Eの他端部 7 E bの各寸法を示している。 第 1連結部 9 1及び第 2連結部 9 3の長さを 「A 2」 とする。 他端部 7 E bの縁から第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端までの平面視長さ、 及び、 他端部 7 E bの縁から第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端までの平面視長さを、 「B 2」 とする。 舌片部 7 1 の先端と舌片部 8 1 の先端との間のス リ ッ ト状の隙間 7 E eの長さを 「C 2」 とする。
【 0 0 6 6】
好ましくは、 以下の寸法関係が成立するとよい。
A 1 > A 2
B 1 > B 2
C 1 > C 2
B l + B l く A 2
【 0 0 6 7】
つまり、 第 1連結部 9 1 の途中部 9 2及び第 2連結部 9 3の途中部 9 4の折り曲げが平 坦に変形され、 つ、 第 1部分 7 0の舌片部 7 1 の先端及び第 2部分 8 0の舌片部 8 1 の 先端の曲げが平坦に変形された状態において 、 舌片部 7 1及び舌片部 8 1の先端同士が接 触しないようになっている。
【 0 0 6 8】
また、 曲げられた後の状態における、 第 1連結部 9 1及び第 2連結部 9 3の長さを、 曲 げられる前の状態における、 他端部 7 E b Xの縁から第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端ま での長さと他端部 7 E b Xの縁から第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端までの長さの和より も、 大きく したことにより、 スリ ッ ト状の隙間 7 E eにおけるモータ端子 1 3 Tの接続性 を確保することと、 第 1連結部 9 1及び第 2連結部 9 3の弾性と強度を確保することと、 が両立される。
【 0 0 6 9】
<効果 >
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 1枚の金属板を加工した金属片 7 Eを介してモータ端子 1 3 Tと回路基板 7 Fとが接続されようになつており、 金属片 7 E の他端部 7 E bを構成している第 1連結部 9 1の途中部 9 2及び第 2連結部 9 3の途中部 9 4が、 折り曲げられた形状である。 そのため、 第 1連結部 9 1及び第 2連結部 9 3で振 動を吸収することが可能となって、 モータ端子 1 3 Tと回路基板 7 Fの電気的接続の耐振 性が向上する。
【 0 0 7 0】
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端 及び第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端の形状が、 モータ端子 1 3 Tの挿入方向に曲げた形 状である。 そのため、 モータ端子 1 3 Tと回路基板 7 Fの電気的接続の耐振性が更に向上 する。
【 0 0 7 1 】
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 第 1連結部 9 1の途中部 9 2及び 第 2連結部 9 3の途中部 9 4の形状をモータ端子 1 3 Tの挿入方向に膨らむ形状とし、 第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端及び第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端の曲げ方向と、 第 1 連結部 9 1の途中部 9 2及び第 2連結部 9 3の途中部 9 4の曲げ方向と、 が統一されてい る。 そのため、 金属片 7 Eを一方向からの加工で製造することが可能 なって、 製造性が 向上する。
【 0 0 7 2】
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 第 1連結部 9 1の途中部 9 2及び 第 2連結部 9 3の途中部 9 4のスリ ツ ト状の隙間 7 E eに沿う方向から視た状態での断面 が折り曲げた形状である。 そのため、 その折り曲げによってスリ ッ ト状の隙間 7 E eの寸 法を最適化することが可能となり、 スリ ツ ト状の隙間 7 E eの寸法の自由度が向上する。
【 0 0 7 3】
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 第 1連結部 9 1の途中部 9 2及び 第 2連結部 9 3の途中部 9 4の折り曲げが平坦に変形され、 つ、 第 1部分 7 0の舌片部 7 1の先端及び第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端の曲げが平坦に変形された状態にお て 、 舌片部 7 1及び舌片部 8 1 の先端同士が接触しない。 そのため、 第 1連結部 9 1の途中 部 9 2及び第 2連結部 9 3の途中部 9 4に加えて、 第 1部分 7 0の舌片部 7 1 の先端及び 第 2部分 8 0の舌片部 8 1の先端を曲げる構造であるにも関わらず、 金属片 7 Eを 1枚の 金属板から製造することが可能となって、 製造性が向上する。
【 0 0 7 4】
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 他端部 7 E bが、 ク リアランス 9 5をもってケーシング (コイルケーシング 1 2 ) に設けられる。 そのため、 ケーシング側 で発生した振動によって、 モータ端子 1 3 Tと回路基板 7 Fの電気的接続が不安定になる ことが抑制される。
【 0 0 7 5】
実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1は、 モータサイクル 2 0 0のモータサイクル 用ブレーキシステムに搭載される。 モータサイクル 2 0 0では、 他の車両と異なり、 搭載 機器の耐振性に対する要求が特にシビアであ るため、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御 装置 1は、 モータサイクル 2 0 0のモータサイクル用ブレーキシステムに特 有用である o
【符号の説明】
【 0 0 7 6】
1 ブレーキ液圧制御装置、 2 ポンプ装置、 3 液圧調整弁、 4 内部流路、 7 制 御器、 7 A コネクタ、 7 D 開孔部、 7 E 金属片、 7 E a —端部、 7 E b、 7 E b X 他端部、 7 E c 中間延設部、 7 E e 隙間、 7 F 回路基板、 1 0 基体、 1 1 駆動コイル、 1 2 コイルケーシング、 1 2 A 枠部、 1 2 B 収納部、 1 3 モータ、 1 3 T モータ端子、 1 4 制御装置ケーシング、 1 5 コイルハウジング、 1 6 A コ ィル端子、 1 7 偏心機構、 1 8 ビス、 2 0 前輪、 2 1 フロントブレーキパッ ド、 2 2 フロン トホイールシリ ンダ、 2 3 ブレーキ液管、 2 4 ノヽン ドルレバー、 2 5 第 1マスターシリ ンダ、 2 6 第 1 リザーバ、 2 7 ブレーキ液管、 3 0 後輪、 3 1 リアブレーキパッ ド、 3 2 リアホイールシリ ンダ、 3 3 ブレーキ液管、 3 4 フッ ト ペダル、 3 5 第 2マスターシリ ンダ、 3 6 第 2 リザーバ、 3 7 ブレーキ液管、 5 0 第 1面部、 5 3 コイル用孔、 5 6 モータ用孔、 5 6 A 底部、 5 6 B 端子用開口 、 5 6 D 突起、 6 0 減速機構、 7 0 第 1部分、 7 1 舌片部、 8 0 第 2部分、 8 1 舌片部、 9 0 貫通部、 9 1 第 1連結部、 9 2 途中部、 9 3 第 2連結部、 9 4 途中部、 9 5 ク リアランス、 1 0 0 ブレーキシステム、 2 0 0 モータサイクル、 C 1 前輪液圧回路、 C 2 後輪液圧回路。
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