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Title:
BRAKE HYDRAULIC PRESSURE CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2019/197921
Kind Code:
A1
Abstract:
A support part (42, 43) with which it is possible to suppress the occurrence of resonance phenomena in a hydraulic pressure unit and improve the detachability of the hydraulic pressure unit from a bracket is provided with: a fixing member (80) affixed to a housing (30) of the hydraulic pressure unit (10); and a vibration absorbing member (75) which is interposed between the housing (30) and the bracket (41) and has a through hole (75a) through which the fixing member (80) penetrates. The vibration absorbing member (75) includes two vibration absorbing members (75B, 75C, 75D) having different degrees of impact resilience, and, in a state in which a portion of the vibration absorbing member (75) is contained in a recessed section (47) of the bracket (41), is held between the housing (30) and the bracket (41).

Inventors:
SAKAMOTO TAKANORI (JP)
Application Number:
PCT/IB2019/052338
Publication Date:
October 17, 2019
Filing Date:
March 22, 2019
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/36; F16F3/093
Domestic Patent References:
WO1995009752A11995-04-13
Foreign References:
DE102004034226A12005-03-24
FR1440023A1966-05-27
EP2783929A12014-10-01
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Claims:
\¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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【書類名】請求の範囲

【請求項 1】

制動部 ( 1 1 1, 1 1 6) へ供給されるブレーキ液の液圧を制御してブレーキ制御を行う液圧ユニッ 卜 ( 1 0) と、車体に取り付けられるブラケット (4 1) と、前記ブラケット (4 1) に組み付けられて 前記液圧ユニット ( 1 0) を支持する支持部 (4 2, 4 3) とを備えたブレ-キ液圧制御装置 (7 0) において、

前記支持部 (4 2, 4 3) は、

前記液圧ユニット (1 0) のハウジング (3 0) に固定される固定部材 (8 0) と、

前記ハウジング (3 0) と前記ブラケット (4 1) との間に介在し、前記固定部材 (8 0) が貫通 する貫通孔 (7 5 3) を有する振動吸収部材 (7 5) と、を備え、

前記振動吸収部材 (7 5) は、所定の反発弾性を有する第 1振動吸収部材 (7 5 8) と前記 所定の反発弾性より高い反発弾性を有する第 2振動吸収部材 (7 5 0、 7 5 口) を含み、前記振 動吸収部材 (7 5) が前記ブラケット (4 1) の凹部 (4 7) に収容された状態で、前記ハウジング (3 0) と前記ブラケット (4 1) との間に保持される、

ブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。

【請求項 2】

前記第 2振動吸収部材 (7 5 〇 は、前記支持部 (4 2、 4 3) が前記ブラケット (4 1) に 組み付けられた状態で、前記八ウジング (3 0) に接触する接触部 (7 5 0 3) を有する、請求項 1 に記載のブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。

【請求項 3】

前記ブラケット (4 1) の凹部 (4 7) は、前記振動吸収部材 (7 5) において発生した熱を逃 がすための開口 (7 9) を有する、請求項 1または 2に記載のブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。

【請求項 4】

前記固定部材 (8 0) は、

前記ハウジング (3 0) に固定される固定部 (9 0) と、 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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前記固定部 (9 0) に対して軸方向に連結されて前記ブラケット (4 1) を前記ハウジング (3 0

) 側に押圧する連結部 (8 1) とを有する

請求項 1から 3のいずれか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。

【請求項 5】

前記固定部 (9 0) の先端部 (9 3) が前記ハウジング (3 0) に形成された支持孔 (3 1) に圧入される

請求項 4に記載のブレ-キ液圧制御装置。

【請求項 6】

前記固定部 (9 0) と前記連結部 (8 1) とが圧入又は螺合により連結される

請求項 4または 5に記載のブレ-キ液圧制御装置。

【請求項 7】

前記ブラケット (4 1) は、前記固定部材 (8 0) の貫通方向に沿って形成されて前記固定部材 (8 0) が貫通する開口 (4 4) を形成するとともに、前記振動吸収部材 (7 5) の前記貫通孔 (7 5 3) に嵌合されるスリーブ部 (4 5) を有する

請求項 1〜 6のいずれか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置。

【請求項 8】

制動部 ( 1 1 1, 1 1 6) へ供給されるブレ-キ液の液圧を制御してブレ-キ制御を行う液圧ユニッ 卜 (1 0) を車体に取り付ける方法において、

振動吸収部材 (7 5) を、前記車体に固定されるブラケット (4 1) の凹部 (4 7) 内に収容し 、前記振動吸収咅 才 (7 5) を前記ブラケット (4 1) に保持させるステップと、

前記振動吸収部材 (7 5) が装着された前記ブラケット (4 1) を、前記液圧ユニットのハウジン グに固定するステップと、

前記車体に設けられる車体側ブラケット (6 0、 6 1) に、前記ブラケット (4 1) を固定するステツ プと、

を する、 ¾)£〇

Description:
\¥02019/197921 卩(:17132019/052338

1

【書類名】明細書

【発明の名称】ブレ-キ液圧制御装置

【技術分野】

[0001]

本発明は、ブレ-キ液圧制御装置に関する。

【背景技術】

[0002]

従来、制動部へ供給されるブレ-キ液の液圧 液圧回路で制御してブレ-キ制御を行う液圧 ニットを 、ブラケットを介して車体に取り付けるブレ ーキ液圧制御装置が知られている。かかるブ レーキ液圧制御装 置では、ブラケットに形成された開口に組み 付けられた単一の防振部材を有する支持部を 介して液圧ユ ニットがブラケット上に支持されていた (例えば、特許文献 1を参照) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

[0 0 0 3]

【特許文献 1】特開 2 0 1 5 - 1 1 3 8 9 9号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[0 0 04]

液圧ユニットの振動系が有する固有振動数に 近い周波数の振動が車両側から与えられた場 合、共 振現象が発生し液圧ユニットが大きく振動す る。従来のブレ-キ液圧ユニットの支持構造 は、単一種 類の防振咅^才が液圧ユニットとブラケット の間に介在し、ブレーキ液圧ユニットを支 している。

そして、共振現象が発生してしまうことを抑 制するために、単一種類の防振ゴムの特性を 設計変更した り、ブレ-キ液圧ユニットの構造やその支持 造を設計変更したりして、対応する必要が った。

[0 0 0 5]

また、特許文献 1に記載された従来のブレ-キ液圧制御装置で 、ブラケットの開口に防振部材を組 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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み付け、さらにスリ-ブ状のプレ-卜貫通孔 び 2枚のプレ-卜を組み付けた上で固定部材を用 て液圧ユ ニットを固定しなければならない。このため ブラケットに対する液圧ユニットの組み付け 性に改良の余地があ る

[ 0 0 0 6 ]

さらに、液圧ユニットを車体に取り付けた後 に液圧ユニットの不具合が生じた場合等にお いて液圧ユニ ットを取り外して検査等が行われる場合があ る。このような場合にできる限り交換部品が 生じないように液 圧ユニットを脱着できることが望ましい。

[ 0 0 0 7 ]

本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ り、車両側から与えられる振動の周波数がブ レ-キ液圧 ユニットの振動系が有する固有振動数と重な らないように調整して、ブレ-キ液圧ユニッ の共振現象の 発生を抑制することができるブレーキ液圧ユ ニットの支持構造を提供する。

[ 0 0 0 8 ]

さらに、ブラケットに対する液圧ユニット の脱着性を向上可能なブレ-キ液圧制御装置 よびその取り付け 方法を提供する。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 9 ]

本発明のある観点によれば、制動咅5へ供給 れるブレーキ液の液圧を制御してブレーキ 御を行う液 圧ユニットと、車体に取り付けられるブラケ ットと、ブラケットに組み付けられて液圧ユ ニットを支持する支持 咅5とを備えたブレーキ液圧制御装置におい 、支持部は、液圧ユニットのハウジングに 定される固定部 材と、固定部材が貫通する貫通孔を有し、ハ ウジングとブラケットとの間に介在する振動 吸収咅 才とを備 え、振動吸収部材は、所定の反発弾性を有す る第 1振動吸収部材と所定の反発弾性より高い反 弾性を有する第 2振動吸収部材を含み、振動吸収部材の一部 ブラケットの凹部に収容された状態 で、八ウジングとブラケットとの間に保持さ れる、ブレ-キ液圧制御装置、が提供される

【発明の効果】

[ 0 0 1 0 ] \¥02019/197921 卩(:17132019/052338

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以上説明したように本発明によれば、液圧ユ ニットの共振現象の発生を抑制することがで き、ブラケット に対する液圧ユニットの脱着性を向上させる ことができる。

【図面の簡単な説明】

[0011]

【図 1】本発明の実施の形態に係るブレ-キ用油圧 路を示す回路図である。

【図 2】ブレ-キ液圧制御装置を示す斜視図である

【図 3】同実施形態に係る支持部の構成例を示す 面図である。

【図 4】同実施形態に係る液圧ユニットの組み付 方法を示す説明図である。

【図 5】同実施形態に係る支持部の作用を示す説 図である。

【図 6】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。

【図 7】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。

【図 8】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。

【図 9】同実施形態に係るマウントラパ-の変形例 示す断面図である。

【図 1 0】同実施形態に係るマウントラパ-の変形例 示す断面図である。

【図 1 1】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。

【発明を実施するための形態】

[0012]

以下に添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施の形態について詳細に説明する。なお 本明細 書及び図面において実質的に同一の機能構成 を有する構成要素については同一の符号を付 することに より重複説明を省略する。

[0 0 1 3]

< 1. ブレ-キ用油圧回路 ñ

図 1は、本発明の実施の形態に係るブレ-キ液圧 御装置 7 0を適用可能なブレ-キ用油圧回路 1 0 0の一例を示している。

[0 0 1 4] \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

4

図 1に示したブレ-キ用油圧回路 1 0 0は、例えば自動二輪車両に搭載されるもの あり周知のアン チ□ックプレーキ芾 I】御用の油圧回路として構成されている。 こでアンチ□ックプレーキ芾 I】御 (いわゆる八 巳 5制御) とは、例えば車両制動時においてブレ-キ液 を断続的に減少させて車輪のロック状態を 制 するような制御を指す。なお、以下において は便宜上、 自動二輪車両に搭載されるアンチ□ックプレ ーキ制 御用の油圧回路について説明するが、本願発 明は自動二輪車両用のブレ-キ液圧制御装置 は限定 されず、たとえば四輪車両に搭載されるアン チ□ックプレーキ制御およびエレクトリック スタピリティコントロール を行うブレ-キ液圧制御装置にも使用可能で る。

[ 0 0 1 5 ]

また、アンチ□ックプレ-キ制御の作動原理 び基本的な制御手法等については当業者に 既知であ るために詳しい説明を省略する。

[ 0 0 1 6 ]

ブレ-キ用油圧回路 1 0 〇は前輪に対する制動力を発生させるための 前輪用ディスクブレ-キ装置 ( 制動部) 1 1 1の前輪用マスタシリンダ 1 0 1、前輪用リザ-パタンク 1 0 2及び前輪用ホイ-ルシリ ンダ 1 0 3と、後輪に対する制動力を発生させるため 後輪用ディスクブレーキ装置 (制動部) 1 1 6 の後輪用マスタシリンダ 1 0 4、後輪用リザ-パタンク 1 0 5及び後輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 6と、液 圧ユニット 1 0とを備えている。

[ 0 0 1 7 ]

液圧ユニット 1 0は前輪用及び後輪用マスタシリンダ 1 0 1, 1 0 4と前輪用及び後輪用ホイ-ル シリンダ 1 0 3, 1 0 6との間に設けられている。また液圧ユニッ 1 0は前輪用マスタシリンダ 1 0 1 から前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3へ供給されるブレ-キ液の圧力を制御し、あ いは後輪用マスタシリン ダ 1 0 4から後輪用ホイールシリンダ 1 0 6へ供給されるブレーキ液の圧力を制御して 述のアンチロック ブレ-キ制御を行う。

[ 0 0 1 8 ]

前輪用マスタシリンダ 1 0 1には第 1配管 1 0 7を介して前輪用リザーパタンク 1 0 2が接続されて いる。また前輪用マスタシリンダ 1 0 1には第 2配管 1 0 8、液圧ユニット 1 0及び第 3配管 1 0 9 を介して前輪用ホイールシリンダ 1 0 3が接続されている。

[ 0 0 1 9 ]

前輪用マスタシリンダ 1 0 1は例えば車両の八ンドルレパー 1 1 0が操作されることにより作動すると、 液圧ユニット 1 0を介して前輪用ホイールシリンダ 1 0 3のブレーキ液圧を上昇させる。また前輪用 イー ルシリンダ 1 0 3は供給されるブレーキ液圧に応じて前輪用 イスクプレーキ装置 1 1 1を作動させて前 輪を制動させる。

[ 0 0 2 0 ]

後輪用マスタシリンダ 1 0 4には第 4配管 1 1 2を介して後輪用リザーパタンク 1 0 5が接続されて いる。また後輪用マスタシリンダ 1 0 4には第 5配管 1 1 3、液圧ユニット 1 0及び第 6配管 1 1 4 を介して後輪用ホイールシリンダ 1 0 6が接続されている。

[ 0 0 2 1 ]

後輪用マスタシリンダ 1 0 4は例えば車両のフットペダル 1 1 5が操作されることにより作動すると、液 圧ユニット 1 0を介して後輪用ホイールシリンダ 1 0 6のブレーキ液圧を上昇させる。また後輪用 イール シリンダ 1 0 6は供給されるブレーキ液圧に応じて後輪用 イスクプレーキ装置 1 1 6を作動させて後輪 を制動させる。

[ 0 0 2 2 ]

< 2 . 液圧ユニット ñ

次に液圧ユニット 1 0について詳細に説明する。液圧ユニット 1 0は前輪用供給電磁弁 1、前輪用 排出電磁弁 2、後輪用供給電磁弁 3、後輪用排出電磁弁 4、前輪用ポンプ 5、後輪用ポンプ 6、 モ-夕 7及び図示しない電子制御ユニット ( E C U : Electronic Control Unit) を有している。

[ 0 0 2 3 ]

前輪用供給電磁弁 1及び前輪用排出電磁弁 2と、後輪用供給電磁弁 3及び後輪用排出電磁 弁 4とは、例えば周知の二位置型電磁弁である 通常状態すなわちアンチ□ックプレ-キ制御 行われ ていない状態において前輪用供給電磁弁 1及び後輪用供給電磁弁 3は開状態となり、前輪用排出 電磁弁 2及び後輪用排出電磁弁 4は閉状態となる。また前輪用ポンプ 5及び後輪用ポンプ 6はモ- \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

6

夕 7により,駆動される構成となっている。

[ 0 0 2 4 ]

前輪用供給電磁弁 1、前輪用排出電磁弁 2、後輪用供給電磁弁 3、後輪用排出電磁弁 4及 びモ-夕 7は巳 0 IIに接続されており、 巳 0 IIからの制御信号に基づいて駆動制御される

[ 0 0 2 5 ]

液圧ユニット 1 0は前輪用マスタシリンダ 1 0 1から前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3へ供給されるブレ- キ液が流動するための前輪用流路 1 1と後輪用マスタシリンダ 1 0 4から後輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 6へ供給されるブレーキ液が流動するための 輪用流路 2 1とを含んでいる。

[ 0 0 2 6 ]

前輪用流路 1 1において第 1流路 1 1 3の一端側が第 2配管 1 0 8に接続されており、他端側 が前輪用供給電磁弁 1に接続されている。第 2流路 1 1 の一端側が前輪用供給電磁弁 1に接 続されており、他端側が第 3配管 1 0 9に接続されている。

[ 0 0 2 7 ]

第 1流路 1 1 3には第 3流路 1 1 0の一端側が接続されており、第 3流路 1 1 0の他端側が前 輪用ポンプ 5の吐出側に接続されている。第 4流路 1 1 ¢1の一端側が前輪用ポンプ 5の吸引側に接 続されており、他端側が前輪用排出電磁弁 2に接続されている。

[ 0 0 2 8 ]

前輪用ポンプ 5は第 4流路 1 1 ¢1側から第 3流路 1 1 〇側へ、すなわち前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3側から前輪用マスタシリンダ 1 0 1側へブレーキ液を流動させる。第 4流路 1 1 ¢1にはブレーキ液の 圧力を減圧するアキュームレータ 9が接続されている。

[ 0 0 2 9 ]

第 2流路 1 1 には第 5流路 1 1 6の一端側が接続されており、第 5流路 1 1 6の他端が前輪 用排出電磁弁 2に接続されている。第 2流路 1 1 匕には前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3へ供給される ブレーキ液の圧力を検出するための圧カセン サ 1 3が設けられている。

[ 0 0 3 0 ] \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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一方後輪用流路 2 1において第 1流路 2 1 3の一端側が第 5配管 1 1 3に接続されており、他 端側が後輪用供給電磁弁 3に接続されている。第 2流路 2 1 の一端側が後輪用供給電磁弁 3 に接続されており、他端側が第 6配管 1 1 4に接続されている。

[ 0 0 3 1 ]

第 1流路 2 1 3には第 3流路 2 1 〇の一端が接続されており、第 3流路 2 1 〇の他端が後輪用 ポンプ 6の吐出側に接続されている。第 4流路 2 1 ¢1の一端側が後輪用ポンプ 6の吸引側に接続さ れており、他端側が後輪用排出電磁弁 4に接続されている。

[ 0 0 3 2 ]

後輪用ポンプ 6は第 4流路 2 1 ¢1側から第 3流路 2 1 〇側へ、すなわち後輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 6側から後輪用マスタシリンダ 1 0 4側へブレーキ液を流動させる。第 4流路 2 1 ¢1にはブレーキ液の 圧力を減圧するアキュームレータ 1 2が接続されている。

[ 0 0 3 3 ]

第 2流路 2 1 には第 5流路 2 1 6の一端が接続されており、第 5流路 2 1 6の他端が後輪用 排出電磁弁 4に接続されている。

[ 0 0 3 4 ]

なお前輪用供給電磁弁 1及び後輪用供給電磁弁 3にはそれぞれチIック弁が併設されており、 輪 用ポンプ 5及び後輪用ポンプ 6の吐出側にはそれぞれ絞り弁が設けられて る。また前輪用供給電磁 弁 1及び後輪用供給電磁弁 3の前後と、前輪用ポンプ 5及び後輪用ポンプ 6の前と、前輪用排出 電磁弁 2及び後輪用排出電磁弁 4の前とには、それぞれ図示しないフイルタ 1つずつ設けられている

[ 0 0 3 5 ]

< 3 . ブレ-キ液圧制御装置 >

図 2は本実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置を す斜視図である。ブレ-キ液圧制御装置 7 0 は液圧ユニット 1 0と、ブラケット 4 1、第 1支持部 4 2及び第 2支持部 4 3からなる液圧ユニット支 寺構造 4 0とを備えている。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

8

[ 0 0 3 6 ]

液圧ユニット 1 0は液圧ユニット支持構造 4 0に取り付けられ、この液圧ユニット支持構 4 0を介 して車体に取り付けられる。第 1支持咅5 4 2及び第 2支持咅5 4 3はブラケット 4 1に設けられている。

[ 0 0 3 7 ]

第 1支持部 4 2は液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0のモ-夕取付面 3 0 3に略垂直な下面 3 0 匕を支持する。第 2支持部 4 3は液圧ユニット 1 0のモ-夕取付面 3 0 3及び下面 3 0 匕のそれぞれ と略垂直に形成された側面 3 0 〇を支持する。

[ 0 0 3 8 ]

ブラケット 4 1は板形状に形成され、液圧ユニット 1 0が取り付けられたときに液圧ユニット 1 0の下 面 3 0 匕と対向する板部 4 1 3を備えている。この板咅5 4 1 3は略中央に第 1支持部 4 2が組付け られるための開口 4 1 ¢1 (図 3を参照) が板部 4 1 3の厚さ方向に貫通して形成されている。

[ 0 0 3 9 ]

ブラケット 4 1には板部 4 1 3から直角に立ち上がる側壁部 4 1 匕が形成されており、第 2支持部 4 3が組み付けられるための開口が側壁部 4 1 匕の厚さ方向に貫通して形成されている。ブ ラケット 4 1はさらに車体にブラケット 4 1を固定するための第 1固定孑し 4 1 が側壁咅5 4 1 匕の厚さ方向に貫 通して开多成されている。

[ 0 0 4 0 ]

ブラケット 4 1には板部 4 1 3から垂直に垂れ下がる取付部 4 1 。が形成されている。取付部 4 1 〇は車体にブラケットを固定するための固定 孔 4 1 干が取付部 4 1 〇の厚さ方向に貫通して形成され ている。

[ 0 0 4 1 ]

ブレ-キ液圧制御装置 7 0はブラケット 4 1の側壁部 4 1 匕及び取付部 4 1 〇がボルト等によって 車体に固定された車体側ブラケット 6 0, 6 1に固定されることにより車体に取り付けら るようになって いる。

[ 0 0 4 2 ] \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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< 4 . 支持部 >

図 3は支持部を示す断面図である。以下支持部 して第 1支持部 4 2を例に採って説明するが第 2支持咅 5 4 3も同様の構成を有していてよい。

[ 0 0 4 3 ]

第 1支持部 4 2は固定部材 8 0及びマウントラパ- 7 5を有する。本実施形態においてマウントラ - 7 5が振動吸収部材としての機能を有する。か る第 1支持部 4 2は固定部材 8 0が貫通するスリ —ブを有しない構成となっている。

[ 0 0 4 4 ]

ブラケット 4 1はマウントラパー 7 5を収容する環状の凹咅5 4 7を有する。凹咅5 4 7の外周咅5には全 周に渡って係止突部 4 9が形成されている。凹咅5 4 7の中央咅5(こはスリーブ部 4 5が形成されている。

[ 0 0 4 5 ]

スリ-ブ部 4 5は凹部 4 7の底面から八ウジング 3 0側に向かって立設した円筒形状の構成部分 ある。スリーブ部 4 5の内側には固定部材 8 0が貫通する開口 4 4が形成されている。

[ 0 0 4 6 ]

マウントラパ- 7 5は弾力性を有するゴムや樹脂、又はシリコ 等で形成された略円筒形状の振動吸 収咅 5材である。マウントラパー 7 5は円柱形状を有している。マウントラパー 7 5は中央部に固定部材 8 0が貫通する円柱状の貫通孑し 7 5 3を有する。

[ 0 0 4 7 ]

貫通孔 7 5 3は八ウジング 3 0側に配置された小径部 7 5 3 3と、小径部 7 5 3 3に対して八ウジ ング 3 0側とは反対側に同軸上に連続して配置され 大径部 7 5 3 匕とを有する。大径咅 5 7 5 3 匕 にはブラケット 4 1のスリーブ部 4 5が嵌合されている。小径咅5 7 5 3 3の内周面は固定部材 8 0の外 周面し接触している。

[ 0 0 4 8 ]

マウントラパ- 7 5の外周面には全周に渡って係止溝 7 7が形成されている。マウントラパ- 7 5の係 止溝 7 7がブラケット 4 1の係止突咅 5 4 9に係止されることによってマウントラパー 7 5がブラケット 4 1の \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

10

凹咅5 4 7内に保持されている。このときマウントラ ー 7 5とブラケット 4 1とは接着斉で接着されていても よい。

[ 0 0 4 9 ]

ブラケット 4 1の凹部 4 7の深さは、マウントラパ- 7 5における固定部材 8 0の貫通方向の長さより も小さくなるように形成されている。このた めマウントラパー 7 5の一咅5はブラケット 4 1の凹咅5 4 7から突 出している。

[ 0 0 5 0 ]

これによりマウントラパー 7 5の一端面は液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0に接触する一方、ブラケット 4 1はハウジング 3 0に接角虫しないように液圧ユニット 1 0がブラケット 4 1に取り付けられる。

[ 0 0 5 1 ]

固定部材 8 0は固定部 9 0及び連結部 8 1を有する。固定部 9 0は液圧ユニット 1 0の八ウジン グ 3 0に固定されている。連結部 8 1は固定部 9 0に対して軸方向に連結されている。

[ 0 0 5 2 ]

固定咅5 9 0は第 1のピン咅5 9 1及び先端咅5 9 3を有する。第 1のピン咅5 9 1の連結咅5 8 1側の 端面には挿入孔 9 5が形成されている。連結咅5 8 1は頭咅5 8 2、フランジ部 8 7、第 2のピン咅5 8 3 及び先端咅5 8 5を有する。これらの頭咅5 8 2、フランジ部 8 7、第 2のピン咅5 8 3、先端咅5 8 5、第 1 のピン咅5 9 1、挿入孔 9 5及び先端咅5 9 3は同一軸線上に設けられている。

[ 0 0 5 3 ]

固定部 9 0の先端部 9 3が八ウジング 3 0に形成された支持孔 3 1に挿入されることで、固定部材 8 0が八ウジング 3 0に固定されている。本実施形態において固 部 9 0の先端部 9 3は八ウジング 3 0の支寺孑し 3 1に圧入されている。

[ 0 0 5 4 ]

固定咅5 9 0の先端咅5 9 3は第 1のピン咅5 9 1よりも小径に形成されて、第 1のピン咅5 9 1の端面 は支持孑し 3 1の周縁においてハウジング 3 0の下面 3 0 匕に接角虫している。マウントラパー 7 5の端面は 液圧ユニット 1 0のハウジング 3 0の下面 3 0 匕に対して接角虫している。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

11

[ 0 0 5 5 ]

連結部 8 1の先端部 8 5が固定部 9 0の挿入孑し 9 5に挿入されることで、連結部 8 1と固定部 9 0とが連結されている。本実施形態において 定部 9 0の挿入孔 9 5には雌ねじが形成され、連結 部 8 1の先端部 8 5には雄ねじが形成され、連結部 8 1の先端部 8 5は固定部 9 0の挿入孔 9 5 に螺合されている。

[ 0 0 5 6 ]

固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1及び連結部 8 1の第 2のピン咅5 8 3はいずれも外周面にネジ溝を 有していないストレートビン形状の咅5分と て構成されている。本明細書において「ス レートビン形状」とは 外周面にネジ溝が形成されていない円柱形状 を意味するものとする。

[ 0 0 5 7 ]

第 1のピン咅5 9 1及び第 2のピン咅5 8 3は同一の直径となるように形成されている このため、固定 部 9 0と連結咅5 8 1とが連結されたときに第 1のピン咅5 9 1及び第 2のピン咅5 8 3は一体化されたス トレ-トビン形状のピン部として形成される

[ 0 0 5 8 ]

図 3に示した例では連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3がブラケット 4 1のスリーブ部 4 5の内側に形成 された開口 4 4内に配置されている。また固定部 9 0の第 1のピン部 9 1はスリーブ部 4 5の内側に形 成された開口 4 4からマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3に渡って配置されている。

[ 0 0 5 9 ]

連結咅5 8 1に設けられたフランジ部 8 7は頭咅5 8 2及びピン咅5 8 3よりも大径に形成されて、ブラケ ット 4 1と広範囲で接角虫するように形成されてい 。フランジ部 8 7はブラケット 4 1の開口 4 4の周縁 においてブラケット 4 1に対して接触する。

[ 0 0 6 0 ]

フランジ部 8 7はブラケット 4 1を介してマウントラパー 7 5を圧縮状態で保持する。具体的に、固定 部 9 0の第 1のピン咅5 9 1の端面をハウジング 3 0の支持孑し 3 1の周縁の下面 3 0 匕に突き当てるよ うにして固定部 9 0の先端部 9 3が液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0の支持孔 3 1に圧入される。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

12

[ 0 0 6 1 ]

また連結咅 5 8 1の第 2のピン咅 5 8 3の端面を固定咅 5 9 0の第 1のピン咅 5 9 1の端面に突き当てる ようにして連結咅5 8 1の先端咅5 8 5が固定咅5 9 0の挿入孔 9 5に螺合される。このときフランジ部 8 7 はブラケット 4 1をハウジング 3 0側に押圧した状態となる。これによりマウ トラパー 7 5がハウジング 3 0 の下面 3 0 匕とブラケット 4 1との間に圧縮状態で保持されている。

[ 0 0 6 2 ]

固定部 9 0の第 1のピン咅 5 9 1の外周面はマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3 内周面に接触する。マウントラパー 7 5は圧縮状態で保持されているため、固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1にはマウントラパー 7 5の弾性力が作用した状態となっている。

[ 0 0 6 3 ]

このため第 1支持咅5 4 2はスリーブ部材を用いることなく液圧ユニ ト 1 0のハウジング 3 0に対して強 固に固定されるとともに、マウントラパー 7 5及び連結咅5 8 1のフランジ部 8 7によってブラケット 4 1が強 固に挟持される。このようにして液圧ユニッ ト 1 〇は第 1支持咅5 4 2を介してブラケット 4 1に対して強固 に支持される。

[ 0 0 6 4 ]

液圧ユニット 1 0のハウジング 3 0とブラケット 4 1との間にはマウントラパー 7 5が介在する。このため 車体の振動等がブラケット 4 1から液圧ユニット 1 0に伝達されることが抑制されて、液圧ユニ ト 1 0が ブラケット 4 1から脱落するおそれを低減することができ 。

[ 0 0 6 5 ]

上述のとおり固定部材 8 0の第 1のピン咅5 9 1及び第 2のピン咅5 8 3は外周面にネジ溝を有してい ないストレートビン形状の咅5分として構成 れている。このため第 1のピン咅5 9 1の外周面にマウントラパ_ 7 5が弾性的に接触した状態でブレ-キ液圧制御 置 7 0に振動が生じた場合であっても、マウント パー 7 5は第 1のピン咅5 9 1との接触咅5分において損傷を受けにくくな ている。

[ 0 0 6 6 ]

図 4はブラケット 4 1に対する液圧ユニット 1 0の組み付け時の様子を示す説明図である。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

13

[ 0 0 6 7 ]

例えば作業者は固定部材 8 0のうちの固定部 9 0をあらかじめ液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0に 固定する。具体的に作業者は固定部 9 0の第 1のピン部 9 1の端面を支持孔 3 1の周縁の下面 3 0 匕に当接させるように、固定咅5 9 0の先端部 9 3を液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0の支持孑し 3 1に圧入する。

[ 0 0 6 8 ]

固定部 9 0の先端部 9 3が八ウジング 3 0の支持孔 3 1に圧入される構成であることから、第 1の ピン咅5 9 1をストレートピン形状に構成可能になって る。

[ 0 0 6 9 ]

また作業者はマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に形成された凹咅5 4 7内に収容し、マウントラパー 7 5をブラケット 4 1に保持させる。マウントラパー 7 5の係止溝 7 7にブラケット 4 1の係止突咅5 4 9が 係合することでマウントラパー 7 5がブラケット 4 1に保持される。このときマウントラパー 7 5はブラケット 4 1の凹部 4 7に圧入されなくてもよい。

[ 0 0 7 0 ]

次いで作業者はマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3を八ウジング 3 0に固定され た固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1に嵌め込む。さらに作業者はブラケット 4 1の開口 4 4に対して固定 咅 才 8 0の連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3を挿入する。

[ 0 0 7 1 ]

そのうえで作業者は連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3の端面を固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1の端 面に当接させるように、連結咅5 8 1の先端咅5 8 5を固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1に形成された挿 入孔 9 5に螺合する。

[ 0 0 7 2 ]

連結咅5 8 1の先端咅5 8 5は固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1の挿入孑し 9 5に圧入されてもよいが、 液圧ユニット 1 0をブラケット 4 1から取り外す際の作業性を高め、また、固 部材 8 0の再利用を可 肯 にするには、これらが螺合されることが好ま しい。 \¥02019/197921 卩(:17132019/052338

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[0 0 7 3]

その際、マウントラパー 7 5の非圧縮状態 (組み付け前の状態) における貫通孔 7 5 3の小径咅57 5 3 3の直径口 1が、固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の外周面の直径口 2よりも大きくされていても よい。直径口 1が直径口 2よりも大きいことにより固定咅 59 0を貫通孔 7 5 3の小径咅 57 5 3 3に容 易に挿入することができる。

[0 0 74]

ブラケット 4 1の開口 4 4の直径口 3は、固定部 9 0の第 1のピン咅59 1及び連結部 8 1の第 2 のピン咅 58 3の直径口 2と略同一であってもよく、直径口 2よりやや大きくてもよい。直径口 3と直径口 2とが略同一であればブラケット 4 1がスリーブ部 4 5により固定部材 8 0に安定的に支持される。

[0 0 7 5]

また直径口 3が直径口 2よりもやや大きい場合には連結咅58 1の第 2のピン咅58 3をブラケット 4 1 の開口 4 4に挿入する作業を容易に行うことができる この場合においてもブラケット 4 1はマウントラパー 7 5を介して固定部材 8 0に支持される。

[0 0 7 6]

またマウントラパー 7 5の# ^圧縮 4犬態 (組み付 · け前の 4犬態) におけるマウントラパー 7 5の高さ (軸方 向長さ) とブラケット 4 1の厚さとの和 H 1が、固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の軸 方向長さ 2と連結部 8 1の第 2のピン咅58 3の軸方向長さ H 3との和 (H 2 + H 3) よりも長く されていてちよい。

[0 0 7 7]

これにより固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の端面が八ウジング 3 0の下面 3 0 匕に当接し、さらに連 結部 8 1の第 2のピン咅58 3の端面が固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の端面に当接するように固定 咅 才 8 0を連結することでブラケット 4 1とハウジング 3 0の下面 3 0 匕との間でマウントラパー 7 5を圧 縮状態で保持させることができる。

[0 0 7 8]

図 5はマウントラパ- 7 5がブラケット 4 1と八ウジング 3 0の下面 3 0 匕との間に圧縮状態で保持さ \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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れた様子を示している。マウントラパー 7 5が固定咅5材8 0の軸方向に圧縮されると、マウントラパー 7 5 の貫通孔 7 5 3は弾性力により縮径される。このため貫通 7 5 3の小径部 7 5 3 3の内周面が固 定咅 5材 8 0の固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1の外周面に押し付けられて接触する。

[ 0 0 7 9 ]

したがって組み付け前にマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3の直径口 1が、固定 部 9 0の第 1のピン咅5 9 1の外周面の直径口 2よりも大きくされていても、マウントラパ- 7 5が固定部 材 8 0に対して固定的に組み付けられる。

[ 0 0 8 0 ]

固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅 5 9 1及び連結部 8 1の第 2のピン咅 5 8 3の軸方向長 さは組み付けられるマウントラパ- 7 5の厚さ (軸方向長さ) やブラケット 4 1の厚さ等に応じて適宜設 計されてよい。例えば固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1及び連結部 8 1の第 2のピン咅5 8 3のうちのい ずれか一方の軸方向長さを固定し他方の軸方 向長さを適宜変更するようにしてもよい。

[ 0 0 8 1 ]

図 6及び図 7は図 3に示した第 1支持咅5 4 2のうちマウントラパー 7 5の厚さを大きくした例を示して いる。図 6は図 3に示した第 1支持部 4 2から連結部 8 1 の第 2のピン咅^ 8 3の軸方向長さを変 更した例を示し、図 7は図 3に示した第 1支持咅5 4 2から固定咅5 9 0 八の第 1のピン咅5 9 1の軸方 向長さを変更した例を示している。

[ 0 0 8 2 ]

図 6に示した例では固定部材 8 0のうちの固定部 9 0は図 3に示した例との共有の部品として液圧 ユニット 1 0の八ウジング 3 0に固定される。一方連結部 8 1 八はマウントラパ- 7 5八の軸方向長さに 応じて第 2のピン咅5 8 3の軸方向長さが図 3に示した例に比べて長くされている。

[ 0 0 8 3 ]

固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1だけでなく連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3の外周面に対してもマウ ントラパ- 7 5八の貫通孔 7 5 3の内周面が接触している。これにより共通 固定部 9 0を用いつつさ まざまな車両の咅5品のレイアウトに応じて ラケット 4 1上に液圧ユニット 1 0を取り付けることができる。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

16

[ 0 0 8 4 ]

図 7に示した例では固定部材 8 0のうちの連結咅5 8 1は図 3に示した例との共有の咅5品として用い られる。一方固定部 9 0 はマウントラパ- 7 5 の軸方向長さに応じて第 1のピン部 9 1の軸方向 長さが図 3に示した例に比べて長くなるように構成さ ている。

[ 0 0 8 5 ]

これにより共通の連結咅 5 8 1を用いつつさまざまな車両の咅5品のレイア トに応じてブラケット 4 1上に 液圧ユニット 1 0を取り付けることができる。

[ 0 0 8 6 ]

図 8は支持咅5の変形例を示している。変形例で ブラケット 1 4 1と液圧ユニット 1 0のハウジング 3 0との間のギャップは図 3に示した例と同一にしつつマウントラパー 1 7 5の高さ (軸方向長さ) が高くな るように構成;されている。

[ 0 0 8 7 ]

ブラケット 1 4 1の凹部 1 4 7は底部側に小径部 1 4 8を有している。マウントラパ- 1 7 5も同様 にブラケット 1 4 1の凹咅5 1 4 7の小径咅5 1 4 8に嵌合する小径咅5 1 7 6を有している。

[ 0 0 8 8 ]

固定部材 8 0のうちの連結咅 5 8 1は図 3に示した例と共有の部品となっている。一 固定部 9 0 巳はマウントラパー 1 7 5の高さに応じて第 1のピン咅5 9 1の軸方向長さが図 3に示した例に比べて長く なるように構成されている。

[ 0 0 8 9 ]

変形例に係る第 1支持咅5 4 2によれば共通の連結咅5 8 1を用いるとともにマウントラパー 1 7 5の 高さを高くしつつさまざまな車両の咅5品の イアウトに応じてブラケット 4 1上に液圧ユニット 1 0を取り付 けることができる。

[ 0 0 9 0 ]

以上説明したように本実施形態に係るブレ- 液圧制御装置 7 0において第 1支持部 4 2及び第 2支持部 4 3の少なくとも一方は固定部材 8 0及びマウントラパ- 7 5により構成されている。固定咅5 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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材 8 0は液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0に固定される固定部 9 0と固定部 9 0に対して軸方向に 連結されてブラケット 4 1をハウジング 3 0側に押圧する連結咅5 8 1とを有している。マウントラパー 7 5 はブラケット 4 1とハウジング 3 0との間に圧縮状態で保持されている。

[ 0 0 9 1 ]

これにより固定部 9 0が八ウジング 3 0に固定された状態でマウントラパー 7 5及びブラケット 4 1を固 定咅 5 9 0に嵌め込みつつ連結咅 5 8 1を固定咅 5 9 0に連結することで、液圧ユニット 1 0を容易にブラケ ット 4 1に取り付けることができる。また液圧ユニ ト 1 0をブラケット 4 1上から取り外す際には連結咅5 8 1を固定咅 5 9 0から外すことで容易に液圧ユニット 1 0を取り外すことができる。

[ 0 0 9 2 ]

また固定部材 8 0が軸方向に連結される固定部 9 0と連結部 8 1とからなることにより、固定咅5 9 0又は連結部 8 1の少なくとも一方の軸方向長さを変えるこ でさまざまな車両のレイアウトに適用させ ることができる。

[ 0 0 9 3 ]

また本実施形態において固定部材 8 0の固定部 9 0の先端部 9 3の直径が第 1のピン部 9 1の 直径よりも小さくされている。このため第 1のピン咅5 9 1の端面を先端咅5 9 3が圧入される支持孑し 3 1 の周縁の八ウジング 3 0の面に当接させることができる。これによ 第 1支持部 4 2及び第 2支持部 4 3がハウジング 3 0に対して強固に取り付けられ、液圧ユニッ 1 0がブラケット 4 1から脱落するおそれ を低減することができる。

[ 0 0 9 4 ]

また本実施形態においてマウントラパー 7 5に接触する固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1あるいは連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3はネジ溝のないストレートビン形状となっ いる。このため固 定部材 8 0の周囲にスリーブ部材が設けられていなく も車両の振動等によってマウントラパ- 7 5が損 傷することを抑芾 I】することができる。

[ 0 0 9 5 ]

また本実施形態においてブラケット 4 1はマウントラパー 7 5の貫通孑し 7 5 3に嵌合されるスリーブ咅5 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

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4 5を有している。このためマウントラパー 7 5をブラケット 4 1にあらかじめ組み付けることができブラケ ト

4 1に対する液圧ユニット 1 0の脱着性をより向上させることができる。

[ 0 0 9 6 ]

また本実施形態においてブラケット 4 1はマウントラパー 7 5の一咅5を収容する凹咅5 4 7を有している。 このためマウントラパー 7 5をブラケット 4 1にあらかじめ組み付けることができブラケ ト 4 1に対する液圧 ユニット 1 0の脱着性をより向上させることができる。

[ 0 0 9 7 ]

また本実施形態において組み付け前のマウン トラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の直径口 1が固定部材 8 0の固定咅5 9 1の第 1のピン咅5 9 1の外周面の直径口 2よりも大きくされている。このためマウン ラ パー 7 5を第 1のピン咅5 9 1に容易に嵌め込むことができる。

[ 0 0 9 8 ]

また本実施形態において組み付け前のマウン トラパー 7 5の高さとブラケット 4 1の厚さとの和 H 1が、 固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅 5 9 1の軸方向長さ㈠ 2と連結部 8 1の第 2のピン咅 5 8 3の軸方向長さ㈠ 3との和よりも大きくされている。このため み付け後においてマウントラパー 7 5が圧 縮状態になった場合、弾性力により貫通孔 7 5 3の直径が縮径されて貫通孔 7 5 3の内周面を第 1 のピン咅5 9 1あるいは第 2のピン咅5 8 3に押し付けて接触させることができる。こ により上記の直径口 1を直径口 2より大きくして組み付け性を良くしつつ、 ウントラパー 7 5を固定咅5材8 0に対して固定 的に組み付けることができる。

[ 0 0 9 9 ]

以上、添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施形態について詳細に説明したが、本発 明はか かる例に限定されない。本発明の属する技術 の分野における通常の知識を有する者であれ ば、特許請 求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に おいて、各種の変更例または修正例に想到し 得ることは 明らかであり、これらについても、当然に本 発明の技術的範囲に属するものと了解される 。

[ 0 1 0 0 ]

上記実施形態で説明したマウントラパ-は 1種類のマウントラパ-を有する構成を前提に 明したが、 マウントラパーの構成は以下に示すように適 宜変更することができる。

[0 1 0 1]

図 9及び図 1 0は、マウントラパーの構成の別の例を示、 図である。

図 3に示したマウントラパーは 1種類の振動吸収咅 P材のみによって構成されているのに対し、 9及び図 1 0に示した例では、反発弾性特性の異なる 2種類の振動吸収部材を含んでいる。

[0102]

図 9に示した例では、第 1振動吸収部材 7 5 Bがマウントラパ-の主咅 Pを構成しており、第 1振動 吸収部材 7 5 Bとは反発弾性の異なる第 2振動吸収部材 7 5 Cが、ハウジング 3 0に組みつけられ た状態で八ウジング 3 0と直接接触する接触咅 P7 5 C aを有するように配置されている。

マウントラパー 7 5を組み付けるのにあたり、第 1振動吸収咅 P材 7 5 Bに、八ウジング 3 0に対抗する 面に第 2振動吸収部材 7 5 Cを収容する環状凹部を形成しておき、その 状凹部に第 2振動吸収 咅 P材 7 5 Bを係合させることにより、 2種類の異なる材料を含むマウントラパー 7 5を形成することができ る

[0 1 0 3]

反発弾性特性の異なる第 1振動吸収部材 7 5 Bと第 2振動吸収部材 7 5 Cを組み合わせるこ とにより、支持部 4 2、 4 3の持つ動的弾性率 K cを調整し、ブレ-キ液圧ユニット 1 0の振動系が持 つ固有振動数を避けるように支持部 4 2、 4 3を設計することで共振現象の発生を抑制す ことが可 能となる。

[0 1 04]

第 2振動吸収部材 7 5 B(こは、第 1振動吸収部材 7 5 Cの反発弾性より高い反発弾性特性を 有する材料が選択される。具体的には第 1振動吸収部材には E P D Mを選択し、第 2振動吸収部 材にはシリコンを選択できる。

[0 1 0 5]

図 1 0に示した例では、第 1振動吸収部材 7 5 Bの厚み方向略中央付近に、第 2振動吸収部 材 7 5 口が配置されている。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338

20

本実施例におけるマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に装着するには、まず、マウントラパー 7 5をブラケ ット 4 1の凹部 4 7に装着する前に、第 1振動吸収部材 7 5 巳に放射状の繰り抜き部を形成し、環 状の第 2振動吸収咅 才7 5 口を該繰り抜き咅5に挿入した状態で、マウ トラパー 7 5をブラケット 4 1 の凹咅5 4 7に装着することができる。

[ 0 1 0 6 ]

また、ブラケット 4 1の凹部 4 7には、マウントラパー 7 5で発生した駆動熱を逃がすための開口 7 9 が形成されている。図 1 0に示されるように、開口 7 9はブラケット 4 1の開口 4 4を取り囲むように、円 周上に等間隔、かつ連結部 8 1のフランジ部 8 7の外縁よりも外側に配置される。

図 1 0においては、等間隔に 8つの開口 7 9を有する実施例が示されている。尚、図 1 0では、開口 7 9がブラケット 4 1の底面に設けられた実施例が示されている 、ブラケットの側面に開口 7 9を設け ても同様の効果が得られる。

[ 0 1 0 7 ]

図 9および図 1 0に示したマウントラパ- 7 5の構成によれば、ブレ-キ液圧ユニット 1 0の振動系が 持つ固有振動数を避けるように、反発弾性の 異なる 2種類の振動吸収部材を選択することにより レ- キ液圧ユニットの共振現象の発生を抑制する ことが可能となる。また、液圧制御ユニット の振動により振 動吸収部材に加えられるエネルギ-の一部が スとなって熱エネルギ-に変換され、振動吸 部材が発 熱する現象が起こり得るが、ブラケット 4 1に設けた開口 7 9によりマウントラパー 7 5の振動吸収作用 によりに発生した馬区動熱を効率的に放熱す ることが可能となる。

[ 0 1 0 8 ]

以上では、反発弾性特性の異なるマウントラ パ-を有する構成を図 3に示す構造に適用する場合につ いて説明したが、図 6から図 8に示す構造に適用する場合においても同様 作用、効果を享受できる。

[ 0 1 0 9 ]

また上記実施形態において固定部材 8 0の連結部 8 1はフランジ部 8 7によりブラケット 4 1を八ウ ジング 3 0側に押圧していたが本発明はかかる例に限 されない。例えばフランジ部を無くすとと に別咅5 材としてのワツシヤが用いられてもよい。こ の場合ワツシヤはボルトの頭咅5により押圧 れる押圧咅5として機 能し、ブラケット 4 1はワッシャを介してハウジング 3 0側に押圧される。

[0 1 1 0]

また上記実施形態ではブラケット 4 1がマウントラパ- 7 5の一部を収容する凹部 4 7及びマウントラ パー 7 5の貫通孔 7 5 aに嵌合するスリーブ部 4 5をともに有していたが、凹咅 P4 7及びスリーブ部 4 5 の一方が省略されていてもよい。ブラケット 4 1がいずれか一方のみを有している場合であ ても、マウントラ パー 7 5をあらかじめブラケット 4 1に組み付けて液圧ユニット 1 0の脱着性を向上させることができる。

[01 11]

また上記実施形態ではマウントラパ- 7 5の係合溝 4 9にブラケット 4 1の係合突部 7 7を係合させ てマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に保持させていたが係合部分の構成はかか 例に限定されない。

[01 12]

図 1 1は係合部分の別の例を示す説明図である。 示した第 1支持部 4 2においてマウントラパ_ 7 5の外周面には係合爪 7 8が形成されている。係合爪 7 8はマウントラパ- 7 5の周面に複数形成 されていてもよい。ブラケット 4 1にはマウントラパー 7 5の係合爪 7 8に対応する位置に係合孔咅 P 5 1 が形成されている。係合孔部 5 1は凹咅 Pであってもよい。

[0 1 1 3]

図 1 1に示した構成であってもマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に対してあらかじめ組み付けて保持さ せた状態で液圧ユニット 1 0をブラケット 4 1に対して脱着することができ、脱着性を向 させることができ る

【0 1 1 4】

また上記実施形態ではモ-タサイクルに搭載 れるブレ-キ液圧制御装置を例に採って説明 ているが 本発明はかかる例に限定されず、 自動車等のその他の乗り物に搭載されるブレ -キ液圧制御装置であつ てちよい。

【符号の説明】

[0 1 1 5]

1 0 · · · 液圧ユニット、 3 0 · · · 八ウジング、 3 0 匕 ···下面、 3 0 〇 · · · 側面、 3 1 · · · 支持孔、 4 1 \¥02019/197921 卩(:17132019/052338

22

· · · ブラケット、 4 1 8 ·· · 板部、 4 1 8 8 · · · 第 1の面、 4 1 8 匕 ···第 2の面、 4 1 匕 .··側壁部 、 4 1 ¢1 · · · 開口、 4 2 · · · 第 1支持部、 4 3 · · · 第 2支持部、 44 · · · 開口、 7 0 ···ブレーキ液 圧制御装置、 7 5 ···マウントラパ-、 7 5 3 · · · 貫通孔、 8 0 ···固定部材、 8 : I · 連結部、 83 · · · 第 2のピン部、 85 ···先端部、 87 ···フランジ部、 9 0 · · · 固定部、 9 1 ·· · 第 1のピン部