WO1995009752A1 | 1995-04-13 |
DE102004034226A1 | 2005-03-24 | |||
FR1440023A | 1966-05-27 | |||
EP2783929A1 | 2014-10-01 |
\¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338 23 【書類名】請求の範囲 【請求項 1】 制動部 ( 1 1 1, 1 1 6) へ供給されるブレーキ液の液圧を制御してブレーキ制御を行う液圧ユニッ 卜 ( 1 0) と、車体に取り付けられるブラケット (4 1) と、前記ブラケット (4 1) に組み付けられて 前記液圧ユニット ( 1 0) を支持する支持部 (4 2, 4 3) とを備えたブレ-キ液圧制御装置 (7 0) において、 前記支持部 (4 2, 4 3) は、 前記液圧ユニット (1 0) のハウジング (3 0) に固定される固定部材 (8 0) と、 前記ハウジング (3 0) と前記ブラケット (4 1) との間に介在し、前記固定部材 (8 0) が貫通 する貫通孔 (7 5 3) を有する振動吸収部材 (7 5) と、を備え、 前記振動吸収部材 (7 5) は、所定の反発弾性を有する第 1振動吸収部材 (7 5 8) と前記 所定の反発弾性より高い反発弾性を有する第 2振動吸収部材 (7 5 0、 7 5 口) を含み、前記振 動吸収部材 (7 5) が前記ブラケット (4 1) の凹部 (4 7) に収容された状態で、前記ハウジング (3 0) と前記ブラケット (4 1) との間に保持される、 ブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。 【請求項 2】 前記第 2振動吸収部材 (7 5 〇 は、前記支持部 (4 2、 4 3) が前記ブラケット (4 1) に 組み付けられた状態で、前記八ウジング (3 0) に接触する接触部 (7 5 0 3) を有する、請求項 1 に記載のブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。 【請求項 3】 前記ブラケット (4 1) の凹部 (4 7) は、前記振動吸収部材 (7 5) において発生した熱を逃 がすための開口 (7 9) を有する、請求項 1または 2に記載のブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。 【請求項 4】 前記固定部材 (8 0) は、 前記ハウジング (3 0) に固定される固定部 (9 0) と、 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338 24 前記固定部 (9 0) に対して軸方向に連結されて前記ブラケット (4 1) を前記ハウジング (3 0 ) 側に押圧する連結部 (8 1) とを有する 請求項 1から 3のいずれか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置 (7 0) 。 【請求項 5】 前記固定部 (9 0) の先端部 (9 3) が前記ハウジング (3 0) に形成された支持孔 (3 1) に圧入される 請求項 4に記載のブレ-キ液圧制御装置。 【請求項 6】 前記固定部 (9 0) と前記連結部 (8 1) とが圧入又は螺合により連結される 請求項 4または 5に記載のブレ-キ液圧制御装置。 【請求項 7】 前記ブラケット (4 1) は、前記固定部材 (8 0) の貫通方向に沿って形成されて前記固定部材 (8 0) が貫通する開口 (4 4) を形成するとともに、前記振動吸収部材 (7 5) の前記貫通孔 (7 5 3) に嵌合されるスリーブ部 (4 5) を有する 請求項 1〜 6のいずれか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置。 【請求項 8】 制動部 ( 1 1 1, 1 1 6) へ供給されるブレ-キ液の液圧を制御してブレ-キ制御を行う液圧ユニッ 卜 (1 0) を車体に取り付ける方法において、 振動吸収部材 (7 5) を、前記車体に固定されるブラケット (4 1) の凹部 (4 7) 内に収容し 、前記振動吸収咅 才 (7 5) を前記ブラケット (4 1) に保持させるステップと、 前記振動吸収部材 (7 5) が装着された前記ブラケット (4 1) を、前記液圧ユニットのハウジン グに固定するステップと、 前記車体に設けられる車体側ブラケット (6 0、 6 1) に、前記ブラケット (4 1) を固定するステツ プと、 を する、 ¾)£〇 |
1
【書類名】明細書
【発明の名称】ブレ-キ液圧制御装置
【技術分野】
[0001]
本発明は、ブレ-キ液圧制御装置に関する。
【背景技術】
[0002]
従来、制動部へ供給されるブレ-キ液の液圧 液圧回路で制御してブレ-キ制御を行う液圧 ニットを 、ブラケットを介して車体に取り付けるブレ ーキ液圧制御装置が知られている。かかるブ レーキ液圧制御装 置では、ブラケットに形成された開口に組み 付けられた単一の防振部材を有する支持部を 介して液圧ユ ニットがブラケット上に支持されていた (例えば、特許文献 1を参照) 。
【先行技術文献】
【特許文献】
[0 0 0 3]
【特許文献 1】特開 2 0 1 5 - 1 1 3 8 9 9号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
[0 0 04]
液圧ユニットの振動系が有する固有振動数に 近い周波数の振動が車両側から与えられた場 合、共 振現象が発生し液圧ユニットが大きく振動す る。従来のブレ-キ液圧ユニットの支持構造 は、単一種 類の防振咅^才が液圧ユニットとブラケット の間に介在し、ブレーキ液圧ユニットを支 している。
そして、共振現象が発生してしまうことを抑 制するために、単一種類の防振ゴムの特性を 設計変更した り、ブレ-キ液圧ユニットの構造やその支持 造を設計変更したりして、対応する必要が った。
[0 0 0 5]
また、特許文献 1に記載された従来のブレ-キ液圧制御装置で 、ブラケットの開口に防振部材を組 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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み付け、さらにスリ-ブ状のプレ-卜貫通孔 び 2枚のプレ-卜を組み付けた上で固定部材を用 て液圧ユ ニットを固定しなければならない。このため ブラケットに対する液圧ユニットの組み付け 性に改良の余地があ る
[ 0 0 0 6 ]
さらに、液圧ユニットを車体に取り付けた後 に液圧ユニットの不具合が生じた場合等にお いて液圧ユニ ットを取り外して検査等が行われる場合があ る。このような場合にできる限り交換部品が 生じないように液 圧ユニットを脱着できることが望ましい。
[ 0 0 0 7 ]
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ り、車両側から与えられる振動の周波数がブ レ-キ液圧 ユニットの振動系が有する固有振動数と重な らないように調整して、ブレ-キ液圧ユニッ の共振現象の 発生を抑制することができるブレーキ液圧ユ ニットの支持構造を提供する。
[ 0 0 0 8 ]
さらに、ブラケットに対する液圧ユニット の脱着性を向上可能なブレ-キ液圧制御装置 よびその取り付け 方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
[ 0 0 0 9 ]
本発明のある観点によれば、制動咅5へ供給 れるブレーキ液の液圧を制御してブレーキ 御を行う液 圧ユニットと、車体に取り付けられるブラケ ットと、ブラケットに組み付けられて液圧ユ ニットを支持する支持 咅5とを備えたブレーキ液圧制御装置におい 、支持部は、液圧ユニットのハウジングに 定される固定部 材と、固定部材が貫通する貫通孔を有し、ハ ウジングとブラケットとの間に介在する振動 吸収咅 才とを備 え、振動吸収部材は、所定の反発弾性を有す る第 1振動吸収部材と所定の反発弾性より高い反 弾性を有する第 2振動吸収部材を含み、振動吸収部材の一部 ブラケットの凹部に収容された状態 で、八ウジングとブラケットとの間に保持さ れる、ブレ-キ液圧制御装置、が提供される
【発明の効果】
[ 0 0 1 0 ] \¥02019/197921 卩(:17132019/052338
3
以上説明したように本発明によれば、液圧ユ ニットの共振現象の発生を抑制することがで き、ブラケット に対する液圧ユニットの脱着性を向上させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
[0011]
【図 1】本発明の実施の形態に係るブレ-キ用油圧 路を示す回路図である。
【図 2】ブレ-キ液圧制御装置を示す斜視図である
【図 3】同実施形態に係る支持部の構成例を示す 面図である。
【図 4】同実施形態に係る液圧ユニットの組み付 方法を示す説明図である。
【図 5】同実施形態に係る支持部の作用を示す説 図である。
【図 6】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。
【図 7】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。
【図 8】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。
【図 9】同実施形態に係るマウントラパ-の変形例 示す断面図である。
【図 1 0】同実施形態に係るマウントラパ-の変形例 示す断面図である。
【図 1 1】同実施形態に係る支持部の変形例を示す 面図である。
【発明を実施するための形態】
[0012]
以下に添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施の形態について詳細に説明する。なお 本明細 書及び図面において実質的に同一の機能構成 を有する構成要素については同一の符号を付 することに より重複説明を省略する。
[0 0 1 3]
< 1. ブレ-キ用油圧回路 ñ
図 1は、本発明の実施の形態に係るブレ-キ液圧 御装置 7 0を適用可能なブレ-キ用油圧回路 1 0 0の一例を示している。
[0 0 1 4] \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
4
図 1に示したブレ-キ用油圧回路 1 0 0は、例えば自動二輪車両に搭載されるもの あり周知のアン チ□ックプレーキ芾 I】御用の油圧回路として構成されている。 こでアンチ□ックプレーキ芾 I】御 (いわゆる八 巳 5制御) とは、例えば車両制動時においてブレ-キ液 を断続的に減少させて車輪のロック状態を 制 するような制御を指す。なお、以下において は便宜上、 自動二輪車両に搭載されるアンチ□ックプレ ーキ制 御用の油圧回路について説明するが、本願発 明は自動二輪車両用のブレ-キ液圧制御装置 は限定 されず、たとえば四輪車両に搭載されるアン チ□ックプレーキ制御およびエレクトリック スタピリティコントロール を行うブレ-キ液圧制御装置にも使用可能で る。
[ 0 0 1 5 ]
また、アンチ□ックプレ-キ制御の作動原理 び基本的な制御手法等については当業者に 既知であ るために詳しい説明を省略する。
[ 0 0 1 6 ]
ブレ-キ用油圧回路 1 0 〇は前輪に対する制動力を発生させるための 前輪用ディスクブレ-キ装置 ( 制動部) 1 1 1の前輪用マスタシリンダ 1 0 1、前輪用リザ-パタンク 1 0 2及び前輪用ホイ-ルシリ ンダ 1 0 3と、後輪に対する制動力を発生させるため 後輪用ディスクブレーキ装置 (制動部) 1 1 6 の後輪用マスタシリンダ 1 0 4、後輪用リザ-パタンク 1 0 5及び後輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 6と、液 圧ユニット 1 0とを備えている。
[ 0 0 1 7 ]
液圧ユニット 1 0は前輪用及び後輪用マスタシリンダ 1 0 1, 1 0 4と前輪用及び後輪用ホイ-ル シリンダ 1 0 3, 1 0 6との間に設けられている。また液圧ユニッ 1 0は前輪用マスタシリンダ 1 0 1 から前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3へ供給されるブレ-キ液の圧力を制御し、あ いは後輪用マスタシリン ダ 1 0 4から後輪用ホイールシリンダ 1 0 6へ供給されるブレーキ液の圧力を制御して 述のアンチロック ブレ-キ制御を行う。
[ 0 0 1 8 ]
前輪用マスタシリンダ 1 0 1には第 1配管 1 0 7を介して前輪用リザーパタンク 1 0 2が接続されて いる。また前輪用マスタシリンダ 1 0 1には第 2配管 1 0 8、液圧ユニット 1 0及び第 3配管 1 0 9 を介して前輪用ホイールシリンダ 1 0 3が接続されている。
[ 0 0 1 9 ]
前輪用マスタシリンダ 1 0 1は例えば車両の八ンドルレパー 1 1 0が操作されることにより作動すると、 液圧ユニット 1 0を介して前輪用ホイールシリンダ 1 0 3のブレーキ液圧を上昇させる。また前輪用 イー ルシリンダ 1 0 3は供給されるブレーキ液圧に応じて前輪用 イスクプレーキ装置 1 1 1を作動させて前 輪を制動させる。
[ 0 0 2 0 ]
後輪用マスタシリンダ 1 0 4には第 4配管 1 1 2を介して後輪用リザーパタンク 1 0 5が接続されて いる。また後輪用マスタシリンダ 1 0 4には第 5配管 1 1 3、液圧ユニット 1 0及び第 6配管 1 1 4 を介して後輪用ホイールシリンダ 1 0 6が接続されている。
[ 0 0 2 1 ]
後輪用マスタシリンダ 1 0 4は例えば車両のフットペダル 1 1 5が操作されることにより作動すると、液 圧ユニット 1 0を介して後輪用ホイールシリンダ 1 0 6のブレーキ液圧を上昇させる。また後輪用 イール シリンダ 1 0 6は供給されるブレーキ液圧に応じて後輪用 イスクプレーキ装置 1 1 6を作動させて後輪 を制動させる。
[ 0 0 2 2 ]
< 2 . 液圧ユニット ñ
次に液圧ユニット 1 0について詳細に説明する。液圧ユニット 1 0は前輪用供給電磁弁 1、前輪用 排出電磁弁 2、後輪用供給電磁弁 3、後輪用排出電磁弁 4、前輪用ポンプ 5、後輪用ポンプ 6、 モ-夕 7及び図示しない電子制御ユニット ( E C U : Electronic Control Unit) を有している。
[ 0 0 2 3 ]
前輪用供給電磁弁 1及び前輪用排出電磁弁 2と、後輪用供給電磁弁 3及び後輪用排出電磁 弁 4とは、例えば周知の二位置型電磁弁である 通常状態すなわちアンチ□ックプレ-キ制御 行われ ていない状態において前輪用供給電磁弁 1及び後輪用供給電磁弁 3は開状態となり、前輪用排出 電磁弁 2及び後輪用排出電磁弁 4は閉状態となる。また前輪用ポンプ 5及び後輪用ポンプ 6はモ- \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
6
夕 7により,駆動される構成となっている。
[ 0 0 2 4 ]
前輪用供給電磁弁 1、前輪用排出電磁弁 2、後輪用供給電磁弁 3、後輪用排出電磁弁 4及 びモ-夕 7は巳 0 IIに接続されており、 巳 0 IIからの制御信号に基づいて駆動制御される
[ 0 0 2 5 ]
液圧ユニット 1 0は前輪用マスタシリンダ 1 0 1から前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3へ供給されるブレ- キ液が流動するための前輪用流路 1 1と後輪用マスタシリンダ 1 0 4から後輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 6へ供給されるブレーキ液が流動するための 輪用流路 2 1とを含んでいる。
[ 0 0 2 6 ]
前輪用流路 1 1において第 1流路 1 1 3の一端側が第 2配管 1 0 8に接続されており、他端側 が前輪用供給電磁弁 1に接続されている。第 2流路 1 1 の一端側が前輪用供給電磁弁 1に接 続されており、他端側が第 3配管 1 0 9に接続されている。
[ 0 0 2 7 ]
第 1流路 1 1 3には第 3流路 1 1 0の一端側が接続されており、第 3流路 1 1 0の他端側が前 輪用ポンプ 5の吐出側に接続されている。第 4流路 1 1 ¢1の一端側が前輪用ポンプ 5の吸引側に接 続されており、他端側が前輪用排出電磁弁 2に接続されている。
[ 0 0 2 8 ]
前輪用ポンプ 5は第 4流路 1 1 ¢1側から第 3流路 1 1 〇側へ、すなわち前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3側から前輪用マスタシリンダ 1 0 1側へブレーキ液を流動させる。第 4流路 1 1 ¢1にはブレーキ液の 圧力を減圧するアキュームレータ 9が接続されている。
[ 0 0 2 9 ]
第 2流路 1 1 には第 5流路 1 1 6の一端側が接続されており、第 5流路 1 1 6の他端が前輪 用排出電磁弁 2に接続されている。第 2流路 1 1 匕には前輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 3へ供給される ブレーキ液の圧力を検出するための圧カセン サ 1 3が設けられている。
[ 0 0 3 0 ] \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
7
一方後輪用流路 2 1において第 1流路 2 1 3の一端側が第 5配管 1 1 3に接続されており、他 端側が後輪用供給電磁弁 3に接続されている。第 2流路 2 1 の一端側が後輪用供給電磁弁 3 に接続されており、他端側が第 6配管 1 1 4に接続されている。
[ 0 0 3 1 ]
第 1流路 2 1 3には第 3流路 2 1 〇の一端が接続されており、第 3流路 2 1 〇の他端が後輪用 ポンプ 6の吐出側に接続されている。第 4流路 2 1 ¢1の一端側が後輪用ポンプ 6の吸引側に接続さ れており、他端側が後輪用排出電磁弁 4に接続されている。
[ 0 0 3 2 ]
後輪用ポンプ 6は第 4流路 2 1 ¢1側から第 3流路 2 1 〇側へ、すなわち後輪用ホイ-ルシリンダ 1 0 6側から後輪用マスタシリンダ 1 0 4側へブレーキ液を流動させる。第 4流路 2 1 ¢1にはブレーキ液の 圧力を減圧するアキュームレータ 1 2が接続されている。
[ 0 0 3 3 ]
第 2流路 2 1 には第 5流路 2 1 6の一端が接続されており、第 5流路 2 1 6の他端が後輪用 排出電磁弁 4に接続されている。
[ 0 0 3 4 ]
なお前輪用供給電磁弁 1及び後輪用供給電磁弁 3にはそれぞれチIック弁が併設されており、 輪 用ポンプ 5及び後輪用ポンプ 6の吐出側にはそれぞれ絞り弁が設けられて る。また前輪用供給電磁 弁 1及び後輪用供給電磁弁 3の前後と、前輪用ポンプ 5及び後輪用ポンプ 6の前と、前輪用排出 電磁弁 2及び後輪用排出電磁弁 4の前とには、それぞれ図示しないフイルタ 1つずつ設けられている
[ 0 0 3 5 ]
< 3 . ブレ-キ液圧制御装置 >
図 2は本実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置を す斜視図である。ブレ-キ液圧制御装置 7 0 は液圧ユニット 1 0と、ブラケット 4 1、第 1支持部 4 2及び第 2支持部 4 3からなる液圧ユニット支 寺構造 4 0とを備えている。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
8
[ 0 0 3 6 ]
液圧ユニット 1 0は液圧ユニット支持構造 4 0に取り付けられ、この液圧ユニット支持構 4 0を介 して車体に取り付けられる。第 1支持咅5 4 2及び第 2支持咅5 4 3はブラケット 4 1に設けられている。
[ 0 0 3 7 ]
第 1支持部 4 2は液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0のモ-夕取付面 3 0 3に略垂直な下面 3 0 匕を支持する。第 2支持部 4 3は液圧ユニット 1 0のモ-夕取付面 3 0 3及び下面 3 0 匕のそれぞれ と略垂直に形成された側面 3 0 〇を支持する。
[ 0 0 3 8 ]
ブラケット 4 1は板形状に形成され、液圧ユニット 1 0が取り付けられたときに液圧ユニット 1 0の下 面 3 0 匕と対向する板部 4 1 3を備えている。この板咅5 4 1 3は略中央に第 1支持部 4 2が組付け られるための開口 4 1 ¢1 (図 3を参照) が板部 4 1 3の厚さ方向に貫通して形成されている。
[ 0 0 3 9 ]
ブラケット 4 1には板部 4 1 3から直角に立ち上がる側壁部 4 1 匕が形成されており、第 2支持部 4 3が組み付けられるための開口が側壁部 4 1 匕の厚さ方向に貫通して形成されている。ブ ラケット 4 1はさらに車体にブラケット 4 1を固定するための第 1固定孑し 4 1 が側壁咅5 4 1 匕の厚さ方向に貫 通して开多成されている。
[ 0 0 4 0 ]
ブラケット 4 1には板部 4 1 3から垂直に垂れ下がる取付部 4 1 。が形成されている。取付部 4 1 〇は車体にブラケットを固定するための固定 孔 4 1 干が取付部 4 1 〇の厚さ方向に貫通して形成され ている。
[ 0 0 4 1 ]
ブレ-キ液圧制御装置 7 0はブラケット 4 1の側壁部 4 1 匕及び取付部 4 1 〇がボルト等によって 車体に固定された車体側ブラケット 6 0, 6 1に固定されることにより車体に取り付けら るようになって いる。
[ 0 0 4 2 ] \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
9
< 4 . 支持部 >
図 3は支持部を示す断面図である。以下支持部 して第 1支持部 4 2を例に採って説明するが第 2支持咅 5 4 3も同様の構成を有していてよい。
[ 0 0 4 3 ]
第 1支持部 4 2は固定部材 8 0及びマウントラパ- 7 5を有する。本実施形態においてマウントラ - 7 5が振動吸収部材としての機能を有する。か る第 1支持部 4 2は固定部材 8 0が貫通するスリ —ブを有しない構成となっている。
[ 0 0 4 4 ]
ブラケット 4 1はマウントラパー 7 5を収容する環状の凹咅5 4 7を有する。凹咅5 4 7の外周咅5には全 周に渡って係止突部 4 9が形成されている。凹咅5 4 7の中央咅5(こはスリーブ部 4 5が形成されている。
[ 0 0 4 5 ]
スリ-ブ部 4 5は凹部 4 7の底面から八ウジング 3 0側に向かって立設した円筒形状の構成部分 ある。スリーブ部 4 5の内側には固定部材 8 0が貫通する開口 4 4が形成されている。
[ 0 0 4 6 ]
マウントラパ- 7 5は弾力性を有するゴムや樹脂、又はシリコ 等で形成された略円筒形状の振動吸 収咅 5材である。マウントラパー 7 5は円柱形状を有している。マウントラパー 7 5は中央部に固定部材 8 0が貫通する円柱状の貫通孑し 7 5 3を有する。
[ 0 0 4 7 ]
貫通孔 7 5 3は八ウジング 3 0側に配置された小径部 7 5 3 3と、小径部 7 5 3 3に対して八ウジ ング 3 0側とは反対側に同軸上に連続して配置され 大径部 7 5 3 匕とを有する。大径咅 5 7 5 3 匕 にはブラケット 4 1のスリーブ部 4 5が嵌合されている。小径咅5 7 5 3 3の内周面は固定部材 8 0の外 周面し接触している。
[ 0 0 4 8 ]
マウントラパ- 7 5の外周面には全周に渡って係止溝 7 7が形成されている。マウントラパ- 7 5の係 止溝 7 7がブラケット 4 1の係止突咅 5 4 9に係止されることによってマウントラパー 7 5がブラケット 4 1の \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
10
凹咅5 4 7内に保持されている。このときマウントラ ー 7 5とブラケット 4 1とは接着斉で接着されていても よい。
[ 0 0 4 9 ]
ブラケット 4 1の凹部 4 7の深さは、マウントラパ- 7 5における固定部材 8 0の貫通方向の長さより も小さくなるように形成されている。このた めマウントラパー 7 5の一咅5はブラケット 4 1の凹咅5 4 7から突 出している。
[ 0 0 5 0 ]
これによりマウントラパー 7 5の一端面は液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0に接触する一方、ブラケット 4 1はハウジング 3 0に接角虫しないように液圧ユニット 1 0がブラケット 4 1に取り付けられる。
[ 0 0 5 1 ]
固定部材 8 0は固定部 9 0及び連結部 8 1を有する。固定部 9 0は液圧ユニット 1 0の八ウジン グ 3 0に固定されている。連結部 8 1は固定部 9 0に対して軸方向に連結されている。
[ 0 0 5 2 ]
固定咅5 9 0は第 1のピン咅5 9 1及び先端咅5 9 3を有する。第 1のピン咅5 9 1の連結咅5 8 1側の 端面には挿入孔 9 5が形成されている。連結咅5 8 1は頭咅5 8 2、フランジ部 8 7、第 2のピン咅5 8 3 及び先端咅5 8 5を有する。これらの頭咅5 8 2、フランジ部 8 7、第 2のピン咅5 8 3、先端咅5 8 5、第 1 のピン咅5 9 1、挿入孔 9 5及び先端咅5 9 3は同一軸線上に設けられている。
[ 0 0 5 3 ]
固定部 9 0の先端部 9 3が八ウジング 3 0に形成された支持孔 3 1に挿入されることで、固定部材 8 0が八ウジング 3 0に固定されている。本実施形態において固 部 9 0の先端部 9 3は八ウジング 3 0の支寺孑し 3 1に圧入されている。
[ 0 0 5 4 ]
固定咅5 9 0の先端咅5 9 3は第 1のピン咅5 9 1よりも小径に形成されて、第 1のピン咅5 9 1の端面 は支持孑し 3 1の周縁においてハウジング 3 0の下面 3 0 匕に接角虫している。マウントラパー 7 5の端面は 液圧ユニット 1 0のハウジング 3 0の下面 3 0 匕に対して接角虫している。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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[ 0 0 5 5 ]
連結部 8 1の先端部 8 5が固定部 9 0の挿入孑し 9 5に挿入されることで、連結部 8 1と固定部 9 0とが連結されている。本実施形態において 定部 9 0の挿入孔 9 5には雌ねじが形成され、連結 部 8 1の先端部 8 5には雄ねじが形成され、連結部 8 1の先端部 8 5は固定部 9 0の挿入孔 9 5 に螺合されている。
[ 0 0 5 6 ]
固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1及び連結部 8 1の第 2のピン咅5 8 3はいずれも外周面にネジ溝を 有していないストレートビン形状の咅5分と て構成されている。本明細書において「ス レートビン形状」とは 外周面にネジ溝が形成されていない円柱形状 を意味するものとする。
[ 0 0 5 7 ]
第 1のピン咅5 9 1及び第 2のピン咅5 8 3は同一の直径となるように形成されている このため、固定 部 9 0と連結咅5 8 1とが連結されたときに第 1のピン咅5 9 1及び第 2のピン咅5 8 3は一体化されたス トレ-トビン形状のピン部として形成される
[ 0 0 5 8 ]
図 3に示した例では連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3がブラケット 4 1のスリーブ部 4 5の内側に形成 された開口 4 4内に配置されている。また固定部 9 0の第 1のピン部 9 1はスリーブ部 4 5の内側に形 成された開口 4 4からマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3に渡って配置されている。
[ 0 0 5 9 ]
連結咅5 8 1に設けられたフランジ部 8 7は頭咅5 8 2及びピン咅5 8 3よりも大径に形成されて、ブラケ ット 4 1と広範囲で接角虫するように形成されてい 。フランジ部 8 7はブラケット 4 1の開口 4 4の周縁 においてブラケット 4 1に対して接触する。
[ 0 0 6 0 ]
フランジ部 8 7はブラケット 4 1を介してマウントラパー 7 5を圧縮状態で保持する。具体的に、固定 部 9 0の第 1のピン咅5 9 1の端面をハウジング 3 0の支持孑し 3 1の周縁の下面 3 0 匕に突き当てるよ うにして固定部 9 0の先端部 9 3が液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0の支持孔 3 1に圧入される。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
12
[ 0 0 6 1 ]
また連結咅 5 8 1の第 2のピン咅 5 8 3の端面を固定咅 5 9 0の第 1のピン咅 5 9 1の端面に突き当てる ようにして連結咅5 8 1の先端咅5 8 5が固定咅5 9 0の挿入孔 9 5に螺合される。このときフランジ部 8 7 はブラケット 4 1をハウジング 3 0側に押圧した状態となる。これによりマウ トラパー 7 5がハウジング 3 0 の下面 3 0 匕とブラケット 4 1との間に圧縮状態で保持されている。
[ 0 0 6 2 ]
固定部 9 0の第 1のピン咅 5 9 1の外周面はマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3 内周面に接触する。マウントラパー 7 5は圧縮状態で保持されているため、固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1にはマウントラパー 7 5の弾性力が作用した状態となっている。
[ 0 0 6 3 ]
このため第 1支持咅5 4 2はスリーブ部材を用いることなく液圧ユニ ト 1 0のハウジング 3 0に対して強 固に固定されるとともに、マウントラパー 7 5及び連結咅5 8 1のフランジ部 8 7によってブラケット 4 1が強 固に挟持される。このようにして液圧ユニッ ト 1 〇は第 1支持咅5 4 2を介してブラケット 4 1に対して強固 に支持される。
[ 0 0 6 4 ]
液圧ユニット 1 0のハウジング 3 0とブラケット 4 1との間にはマウントラパー 7 5が介在する。このため 車体の振動等がブラケット 4 1から液圧ユニット 1 0に伝達されることが抑制されて、液圧ユニ ト 1 0が ブラケット 4 1から脱落するおそれを低減することができ 。
[ 0 0 6 5 ]
上述のとおり固定部材 8 0の第 1のピン咅5 9 1及び第 2のピン咅5 8 3は外周面にネジ溝を有してい ないストレートビン形状の咅5分として構成 れている。このため第 1のピン咅5 9 1の外周面にマウントラパ_ 7 5が弾性的に接触した状態でブレ-キ液圧制御 置 7 0に振動が生じた場合であっても、マウント パー 7 5は第 1のピン咅5 9 1との接触咅5分において損傷を受けにくくな ている。
[ 0 0 6 6 ]
図 4はブラケット 4 1に対する液圧ユニット 1 0の組み付け時の様子を示す説明図である。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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[ 0 0 6 7 ]
例えば作業者は固定部材 8 0のうちの固定部 9 0をあらかじめ液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0に 固定する。具体的に作業者は固定部 9 0の第 1のピン部 9 1の端面を支持孔 3 1の周縁の下面 3 0 匕に当接させるように、固定咅5 9 0の先端部 9 3を液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0の支持孑し 3 1に圧入する。
[ 0 0 6 8 ]
固定部 9 0の先端部 9 3が八ウジング 3 0の支持孔 3 1に圧入される構成であることから、第 1の ピン咅5 9 1をストレートピン形状に構成可能になって る。
[ 0 0 6 9 ]
また作業者はマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に形成された凹咅5 4 7内に収容し、マウントラパー 7 5をブラケット 4 1に保持させる。マウントラパー 7 5の係止溝 7 7にブラケット 4 1の係止突咅5 4 9が 係合することでマウントラパー 7 5がブラケット 4 1に保持される。このときマウントラパー 7 5はブラケット 4 1の凹部 4 7に圧入されなくてもよい。
[ 0 0 7 0 ]
次いで作業者はマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3を八ウジング 3 0に固定され た固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1に嵌め込む。さらに作業者はブラケット 4 1の開口 4 4に対して固定 咅 才 8 0の連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3を挿入する。
[ 0 0 7 1 ]
そのうえで作業者は連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3の端面を固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1の端 面に当接させるように、連結咅5 8 1の先端咅5 8 5を固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1に形成された挿 入孔 9 5に螺合する。
[ 0 0 7 2 ]
連結咅5 8 1の先端咅5 8 5は固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1の挿入孑し 9 5に圧入されてもよいが、 液圧ユニット 1 0をブラケット 4 1から取り外す際の作業性を高め、また、固 部材 8 0の再利用を可 肯 にするには、これらが螺合されることが好ま しい。 \¥02019/197921 卩(:17132019/052338
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[0 0 7 3]
その際、マウントラパー 7 5の非圧縮状態 (組み付け前の状態) における貫通孔 7 5 3の小径咅57 5 3 3の直径口 1が、固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の外周面の直径口 2よりも大きくされていても よい。直径口 1が直径口 2よりも大きいことにより固定咅 59 0を貫通孔 7 5 3の小径咅 57 5 3 3に容 易に挿入することができる。
[0 0 74]
ブラケット 4 1の開口 4 4の直径口 3は、固定部 9 0の第 1のピン咅59 1及び連結部 8 1の第 2 のピン咅 58 3の直径口 2と略同一であってもよく、直径口 2よりやや大きくてもよい。直径口 3と直径口 2とが略同一であればブラケット 4 1がスリーブ部 4 5により固定部材 8 0に安定的に支持される。
[0 0 7 5]
また直径口 3が直径口 2よりもやや大きい場合には連結咅58 1の第 2のピン咅58 3をブラケット 4 1 の開口 4 4に挿入する作業を容易に行うことができる この場合においてもブラケット 4 1はマウントラパー 7 5を介して固定部材 8 0に支持される。
[0 0 7 6]
またマウントラパー 7 5の# ^圧縮 4犬態 (組み付 · け前の 4犬態) におけるマウントラパー 7 5の高さ (軸方 向長さ) とブラケット 4 1の厚さとの和 H 1が、固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の軸 方向長さ 2と連結部 8 1の第 2のピン咅58 3の軸方向長さ H 3との和 (H 2 + H 3) よりも長く されていてちよい。
[0 0 7 7]
これにより固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の端面が八ウジング 3 0の下面 3 0 匕に当接し、さらに連 結部 8 1の第 2のピン咅58 3の端面が固定部 9 0の第 1のピン咅59 1の端面に当接するように固定 咅 才 8 0を連結することでブラケット 4 1とハウジング 3 0の下面 3 0 匕との間でマウントラパー 7 5を圧 縮状態で保持させることができる。
[0 0 7 8]
図 5はマウントラパ- 7 5がブラケット 4 1と八ウジング 3 0の下面 3 0 匕との間に圧縮状態で保持さ \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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れた様子を示している。マウントラパー 7 5が固定咅5材8 0の軸方向に圧縮されると、マウントラパー 7 5 の貫通孔 7 5 3は弾性力により縮径される。このため貫通 7 5 3の小径部 7 5 3 3の内周面が固 定咅 5材 8 0の固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1の外周面に押し付けられて接触する。
[ 0 0 7 9 ]
したがって組み付け前にマウントラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の小径部 7 5 3 3の直径口 1が、固定 部 9 0の第 1のピン咅5 9 1の外周面の直径口 2よりも大きくされていても、マウントラパ- 7 5が固定部 材 8 0に対して固定的に組み付けられる。
[ 0 0 8 0 ]
固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅 5 9 1及び連結部 8 1の第 2のピン咅 5 8 3の軸方向長 さは組み付けられるマウントラパ- 7 5の厚さ (軸方向長さ) やブラケット 4 1の厚さ等に応じて適宜設 計されてよい。例えば固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1及び連結部 8 1の第 2のピン咅5 8 3のうちのい ずれか一方の軸方向長さを固定し他方の軸方 向長さを適宜変更するようにしてもよい。
[ 0 0 8 1 ]
図 6及び図 7は図 3に示した第 1支持咅5 4 2のうちマウントラパー 7 5の厚さを大きくした例を示して いる。図 6は図 3に示した第 1支持部 4 2から連結部 8 1 の第 2のピン咅^ 8 3の軸方向長さを変 更した例を示し、図 7は図 3に示した第 1支持咅5 4 2から固定咅5 9 0 八の第 1のピン咅5 9 1の軸方 向長さを変更した例を示している。
[ 0 0 8 2 ]
図 6に示した例では固定部材 8 0のうちの固定部 9 0は図 3に示した例との共有の部品として液圧 ユニット 1 0の八ウジング 3 0に固定される。一方連結部 8 1 八はマウントラパ- 7 5八の軸方向長さに 応じて第 2のピン咅5 8 3の軸方向長さが図 3に示した例に比べて長くされている。
[ 0 0 8 3 ]
固定咅5 9 0の第 1のピン咅5 9 1だけでなく連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3の外周面に対してもマウ ントラパ- 7 5八の貫通孔 7 5 3の内周面が接触している。これにより共通 固定部 9 0を用いつつさ まざまな車両の咅5品のレイアウトに応じて ラケット 4 1上に液圧ユニット 1 0を取り付けることができる。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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[ 0 0 8 4 ]
図 7に示した例では固定部材 8 0のうちの連結咅5 8 1は図 3に示した例との共有の咅5品として用い られる。一方固定部 9 0 はマウントラパ- 7 5 の軸方向長さに応じて第 1のピン部 9 1の軸方向 長さが図 3に示した例に比べて長くなるように構成さ ている。
[ 0 0 8 5 ]
これにより共通の連結咅 5 8 1を用いつつさまざまな車両の咅5品のレイア トに応じてブラケット 4 1上に 液圧ユニット 1 0を取り付けることができる。
[ 0 0 8 6 ]
図 8は支持咅5の変形例を示している。変形例で ブラケット 1 4 1と液圧ユニット 1 0のハウジング 3 0との間のギャップは図 3に示した例と同一にしつつマウントラパー 1 7 5の高さ (軸方向長さ) が高くな るように構成;されている。
[ 0 0 8 7 ]
ブラケット 1 4 1の凹部 1 4 7は底部側に小径部 1 4 8を有している。マウントラパ- 1 7 5も同様 にブラケット 1 4 1の凹咅5 1 4 7の小径咅5 1 4 8に嵌合する小径咅5 1 7 6を有している。
[ 0 0 8 8 ]
固定部材 8 0のうちの連結咅 5 8 1は図 3に示した例と共有の部品となっている。一 固定部 9 0 巳はマウントラパー 1 7 5の高さに応じて第 1のピン咅5 9 1の軸方向長さが図 3に示した例に比べて長く なるように構成されている。
[ 0 0 8 9 ]
変形例に係る第 1支持咅5 4 2によれば共通の連結咅5 8 1を用いるとともにマウントラパー 1 7 5の 高さを高くしつつさまざまな車両の咅5品の イアウトに応じてブラケット 4 1上に液圧ユニット 1 0を取り付 けることができる。
[ 0 0 9 0 ]
以上説明したように本実施形態に係るブレ- 液圧制御装置 7 0において第 1支持部 4 2及び第 2支持部 4 3の少なくとも一方は固定部材 8 0及びマウントラパ- 7 5により構成されている。固定咅5 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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材 8 0は液圧ユニット 1 0の八ウジング 3 0に固定される固定部 9 0と固定部 9 0に対して軸方向に 連結されてブラケット 4 1をハウジング 3 0側に押圧する連結咅5 8 1とを有している。マウントラパー 7 5 はブラケット 4 1とハウジング 3 0との間に圧縮状態で保持されている。
[ 0 0 9 1 ]
これにより固定部 9 0が八ウジング 3 0に固定された状態でマウントラパー 7 5及びブラケット 4 1を固 定咅 5 9 0に嵌め込みつつ連結咅 5 8 1を固定咅 5 9 0に連結することで、液圧ユニット 1 0を容易にブラケ ット 4 1に取り付けることができる。また液圧ユニ ト 1 0をブラケット 4 1上から取り外す際には連結咅5 8 1を固定咅 5 9 0から外すことで容易に液圧ユニット 1 0を取り外すことができる。
[ 0 0 9 2 ]
また固定部材 8 0が軸方向に連結される固定部 9 0と連結部 8 1とからなることにより、固定咅5 9 0又は連結部 8 1の少なくとも一方の軸方向長さを変えるこ でさまざまな車両のレイアウトに適用させ ることができる。
[ 0 0 9 3 ]
また本実施形態において固定部材 8 0の固定部 9 0の先端部 9 3の直径が第 1のピン部 9 1の 直径よりも小さくされている。このため第 1のピン咅5 9 1の端面を先端咅5 9 3が圧入される支持孑し 3 1 の周縁の八ウジング 3 0の面に当接させることができる。これによ 第 1支持部 4 2及び第 2支持部 4 3がハウジング 3 0に対して強固に取り付けられ、液圧ユニッ 1 0がブラケット 4 1から脱落するおそれ を低減することができる。
[ 0 0 9 4 ]
また本実施形態においてマウントラパー 7 5に接触する固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅5 9 1あるいは連結咅5 8 1の第 2のピン咅5 8 3はネジ溝のないストレートビン形状となっ いる。このため固 定部材 8 0の周囲にスリーブ部材が設けられていなく も車両の振動等によってマウントラパ- 7 5が損 傷することを抑芾 I】することができる。
[ 0 0 9 5 ]
また本実施形態においてブラケット 4 1はマウントラパー 7 5の貫通孑し 7 5 3に嵌合されるスリーブ咅5 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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4 5を有している。このためマウントラパー 7 5をブラケット 4 1にあらかじめ組み付けることができブラケ ト
4 1に対する液圧ユニット 1 0の脱着性をより向上させることができる。
[ 0 0 9 6 ]
また本実施形態においてブラケット 4 1はマウントラパー 7 5の一咅5を収容する凹咅5 4 7を有している。 このためマウントラパー 7 5をブラケット 4 1にあらかじめ組み付けることができブラケ ト 4 1に対する液圧 ユニット 1 0の脱着性をより向上させることができる。
[ 0 0 9 7 ]
また本実施形態において組み付け前のマウン トラパ- 7 5の貫通孔 7 5 3の直径口 1が固定部材 8 0の固定咅5 9 1の第 1のピン咅5 9 1の外周面の直径口 2よりも大きくされている。このためマウン ラ パー 7 5を第 1のピン咅5 9 1に容易に嵌め込むことができる。
[ 0 0 9 8 ]
また本実施形態において組み付け前のマウン トラパー 7 5の高さとブラケット 4 1の厚さとの和 H 1が、 固定部材 8 0の固定部 9 0の第 1のピン咅 5 9 1の軸方向長さ㈠ 2と連結部 8 1の第 2のピン咅 5 8 3の軸方向長さ㈠ 3との和よりも大きくされている。このため み付け後においてマウントラパー 7 5が圧 縮状態になった場合、弾性力により貫通孔 7 5 3の直径が縮径されて貫通孔 7 5 3の内周面を第 1 のピン咅5 9 1あるいは第 2のピン咅5 8 3に押し付けて接触させることができる。こ により上記の直径口 1を直径口 2より大きくして組み付け性を良くしつつ、 ウントラパー 7 5を固定咅5材8 0に対して固定 的に組み付けることができる。
[ 0 0 9 9 ]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施形態について詳細に説明したが、本発 明はか かる例に限定されない。本発明の属する技術 の分野における通常の知識を有する者であれ ば、特許請 求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に おいて、各種の変更例または修正例に想到し 得ることは 明らかであり、これらについても、当然に本 発明の技術的範囲に属するものと了解される 。
[ 0 1 0 0 ]
上記実施形態で説明したマウントラパ-は 1種類のマウントラパ-を有する構成を前提に 明したが、 マウントラパーの構成は以下に示すように適 宜変更することができる。
[0 1 0 1]
図 9及び図 1 0は、マウントラパーの構成の別の例を示、 図である。
図 3に示したマウントラパーは 1種類の振動吸収咅 P材のみによって構成されているのに対し、 9及び図 1 0に示した例では、反発弾性特性の異なる 2種類の振動吸収部材を含んでいる。
[0102]
図 9に示した例では、第 1振動吸収部材 7 5 Bがマウントラパ-の主咅 Pを構成しており、第 1振動 吸収部材 7 5 Bとは反発弾性の異なる第 2振動吸収部材 7 5 Cが、ハウジング 3 0に組みつけられ た状態で八ウジング 3 0と直接接触する接触咅 P7 5 C aを有するように配置されている。
マウントラパー 7 5を組み付けるのにあたり、第 1振動吸収咅 P材 7 5 Bに、八ウジング 3 0に対抗する 面に第 2振動吸収部材 7 5 Cを収容する環状凹部を形成しておき、その 状凹部に第 2振動吸収 咅 P材 7 5 Bを係合させることにより、 2種類の異なる材料を含むマウントラパー 7 5を形成することができ る
[0 1 0 3]
反発弾性特性の異なる第 1振動吸収部材 7 5 Bと第 2振動吸収部材 7 5 Cを組み合わせるこ とにより、支持部 4 2、 4 3の持つ動的弾性率 K cを調整し、ブレ-キ液圧ユニット 1 0の振動系が持 つ固有振動数を避けるように支持部 4 2、 4 3を設計することで共振現象の発生を抑制す ことが可 能となる。
[0 1 04]
第 2振動吸収部材 7 5 B(こは、第 1振動吸収部材 7 5 Cの反発弾性より高い反発弾性特性を 有する材料が選択される。具体的には第 1振動吸収部材には E P D Mを選択し、第 2振動吸収部 材にはシリコンを選択できる。
[0 1 0 5]
図 1 0に示した例では、第 1振動吸収部材 7 5 Bの厚み方向略中央付近に、第 2振動吸収部 材 7 5 口が配置されている。 \¥0 2019/197921 卩(:17132019/052338
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本実施例におけるマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に装着するには、まず、マウントラパー 7 5をブラケ ット 4 1の凹部 4 7に装着する前に、第 1振動吸収部材 7 5 巳に放射状の繰り抜き部を形成し、環 状の第 2振動吸収咅 才7 5 口を該繰り抜き咅5に挿入した状態で、マウ トラパー 7 5をブラケット 4 1 の凹咅5 4 7に装着することができる。
[ 0 1 0 6 ]
また、ブラケット 4 1の凹部 4 7には、マウントラパー 7 5で発生した駆動熱を逃がすための開口 7 9 が形成されている。図 1 0に示されるように、開口 7 9はブラケット 4 1の開口 4 4を取り囲むように、円 周上に等間隔、かつ連結部 8 1のフランジ部 8 7の外縁よりも外側に配置される。
図 1 0においては、等間隔に 8つの開口 7 9を有する実施例が示されている。尚、図 1 0では、開口 7 9がブラケット 4 1の底面に設けられた実施例が示されている 、ブラケットの側面に開口 7 9を設け ても同様の効果が得られる。
[ 0 1 0 7 ]
図 9および図 1 0に示したマウントラパ- 7 5の構成によれば、ブレ-キ液圧ユニット 1 0の振動系が 持つ固有振動数を避けるように、反発弾性の 異なる 2種類の振動吸収部材を選択することにより レ- キ液圧ユニットの共振現象の発生を抑制する ことが可能となる。また、液圧制御ユニット の振動により振 動吸収部材に加えられるエネルギ-の一部が スとなって熱エネルギ-に変換され、振動吸 部材が発 熱する現象が起こり得るが、ブラケット 4 1に設けた開口 7 9によりマウントラパー 7 5の振動吸収作用 によりに発生した馬区動熱を効率的に放熱す ることが可能となる。
[ 0 1 0 8 ]
以上では、反発弾性特性の異なるマウントラ パ-を有する構成を図 3に示す構造に適用する場合につ いて説明したが、図 6から図 8に示す構造に適用する場合においても同様 作用、効果を享受できる。
[ 0 1 0 9 ]
また上記実施形態において固定部材 8 0の連結部 8 1はフランジ部 8 7によりブラケット 4 1を八ウ ジング 3 0側に押圧していたが本発明はかかる例に限 されない。例えばフランジ部を無くすとと に別咅5 材としてのワツシヤが用いられてもよい。こ の場合ワツシヤはボルトの頭咅5により押圧 れる押圧咅5として機 能し、ブラケット 4 1はワッシャを介してハウジング 3 0側に押圧される。
[0 1 1 0]
また上記実施形態ではブラケット 4 1がマウントラパ- 7 5の一部を収容する凹部 4 7及びマウントラ パー 7 5の貫通孔 7 5 aに嵌合するスリーブ部 4 5をともに有していたが、凹咅 P4 7及びスリーブ部 4 5 の一方が省略されていてもよい。ブラケット 4 1がいずれか一方のみを有している場合であ ても、マウントラ パー 7 5をあらかじめブラケット 4 1に組み付けて液圧ユニット 1 0の脱着性を向上させることができる。
[01 11]
また上記実施形態ではマウントラパ- 7 5の係合溝 4 9にブラケット 4 1の係合突部 7 7を係合させ てマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に保持させていたが係合部分の構成はかか 例に限定されない。
[01 12]
図 1 1は係合部分の別の例を示す説明図である。 示した第 1支持部 4 2においてマウントラパ_ 7 5の外周面には係合爪 7 8が形成されている。係合爪 7 8はマウントラパ- 7 5の周面に複数形成 されていてもよい。ブラケット 4 1にはマウントラパー 7 5の係合爪 7 8に対応する位置に係合孔咅 P 5 1 が形成されている。係合孔部 5 1は凹咅 Pであってもよい。
[0 1 1 3]
図 1 1に示した構成であってもマウントラパー 7 5をブラケット 4 1に対してあらかじめ組み付けて保持さ せた状態で液圧ユニット 1 0をブラケット 4 1に対して脱着することができ、脱着性を向 させることができ る
【0 1 1 4】
また上記実施形態ではモ-タサイクルに搭載 れるブレ-キ液圧制御装置を例に採って説明 ているが 本発明はかかる例に限定されず、 自動車等のその他の乗り物に搭載されるブレ -キ液圧制御装置であつ てちよい。
【符号の説明】
[0 1 1 5]
1 0 · · · 液圧ユニット、 3 0 · · · 八ウジング、 3 0 匕 ···下面、 3 0 〇 · · · 側面、 3 1 · · · 支持孔、 4 1 \¥02019/197921 卩(:17132019/052338
22
· · · ブラケット、 4 1 8 ·· · 板部、 4 1 8 8 · · · 第 1の面、 4 1 8 匕 ···第 2の面、 4 1 匕 .··側壁部 、 4 1 ¢1 · · · 開口、 4 2 · · · 第 1支持部、 4 3 · · · 第 2支持部、 44 · · · 開口、 7 0 ···ブレーキ液 圧制御装置、 7 5 ···マウントラパ-、 7 5 3 · · · 貫通孔、 8 0 ···固定部材、 8 : I · 連結部、 83 · · · 第 2のピン部、 85 ···先端部、 87 ···フランジ部、 9 0 · · · 固定部、 9 1 ·· · 第 1のピン部