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Title:
BRAKE SYSTEM FOR MOTORCYCLES, AND MOTORCYCLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2021/198859
Kind Code:
A1
Abstract:
A purpose of the present invention is to improve the installability, with respect to motorcycles, of a brake system capable of carrying out a slip control operation for the front wheel and the rear wheel. Another purpose is to provide a motorcycle comprising such a brake system. In a front wheel control unit (20), frictional force imparted to the front wheel (3) by a first friction imparting device (21) changes in accordance with the fluid pressure of brake fluid of a master cylinder (22) during regular breaking, and is changed via control of fluid pressure adjustment mechanisms (32, 33, 36, etc.) by a control device (60) when a slip control operation is carried out. In a rear wheel control unit (40), frictional force imparted to the rear wheel (4) by a second friction imparting device (50) is changed via control of an actuator (41) by the control device (60) both during regular braking and when the slip control operation is carried out.

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Inventors:
FELLMETH MARTIN REINER (JP)
Application Number:
PCT/IB2021/052479
Publication Date:
October 07, 2021
Filing Date:
March 25, 2021
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/17; B60T8/26; B60T8/32; B60T11/16; B60T13/74
Foreign References:
DE10307339A12004-09-02
US8881878B22014-11-11
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Claims:
\¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479

【書類名】請求の範囲 【請求項 1】 ライダーによって操作される第 1操作子 (1 1) 及び第 2操作子 (1 2) を備えた、モータサイクル ( 1 0 0) 用のブレーキシステム (1 0) であって、 少なくとも前記第 1操作子 (1 1) の運動に応じた摩擦力で前記モ-タサイクル (1 0 0) の前輪

(3) を制動する第 1摩擦付与装置 (2 1) を含む前輪制動部 (2 0) と、 少なくとも前記第 2操作子 (1 2) の運動に応じた摩擦力で前記モ-タサイクル (1 0 0) の後輪

(4) を制動する第 2摩擦付与装置 (5 0) を含む後輪制動部 (4 0) と、 前記前輪 (3) 及び前記後輪 (4) のスリップを制御するスリップ制御動作を実行する制御装置

(6 0) と、 を備えており、 前記前輪制動部 (2 0) は、更に、前記第 1操作子 (1 1) の前記運動が伝達されるマスタシリ ンダ (2 2) と、ブレーキ液が充填された液路 (2 4) を介して該マスタシリンダ (2 2) に連通するホイ -ルシリンダ (2 5) と、該ホイ-ルシリンダ (2 5) のブレ-キ液の液圧を調整する液圧調整機構 (3 2 、 3 3、 3 6、 3 8、 3 9) と、を含み、 前記前輪制動部 (2 0) では、前記第 1摩擦付与装置 (2 1) によって前記前輪 (3) に付 与される前記摩擦力が、常用ブレ-キ時においては、前記マスタシリンダ (2 2) のブレ-キ液の液圧に応 じて変化し、前記スリップ制御動作の実行時においては、前記制御装置 (6 0) による前記液圧調整 機構 (3 2、 3 3、 3 6、 3 8、 3 9) の芾 ^御によって変化し、 前記後輪制動部 (4 0) は、更に、前記第 2操作子 (1 2) の前記運動を検出する第 2操作 子運動センサ (9 2) と、前記第 2摩擦付与装置 (5 0) と共にユニット化されたアクチユエータ (4 1 ) と、を含み、 前記後輪制動部 (4 0) では、前記第 2摩擦付与装置 (5 0) によって前記後輪 (4) に付 与される前記摩擦力が、常用ブレ-キ時においては、前記第 2操作子運動センサ (9 2) の検出結果 に応じた前記制御装置 (6 0) による前記アクチユエータ (4 1) の制御によって変化し、前記スリップ \¥02021/198859 卩(:1' 2021/052479 芾 I】御動作の実行時においては、該芾 I】御装置 (6 0) による該アクチユエータ (4 1) の芾 I】御によって変 化する、 ブレーキシステム (1 0) 。

【請求項 2】 前記制御装置 (6 0) は、前記液圧調整機構 (3 2、 3 3、 3 6、 3 8、 3 9) の動作を司る 第 1制御咅5 (6 1) と、前記アクチユエータ (4 1) の動作を司る第 2制御咅5 (6 2) と、を含み、 前記第 1制御部 (6 1) 及び前記第 2制御部 (6 2) は、前記液圧調整機構 (3 2、 3 3、 3 6、 38、 3 9) と共にユニット化された、 請求項 1に記載のブレーキシステム (1 0) 。

【請求項 3】 前記制御装置 (6 0) は、前記液圧調整機構 (3 2、 3 3、 3 6、 3 8、 3 9) の動作を司る 第 1制御部 (6 1) と、前記アクチユエ-夕 (4 1) の動作を司る第 2制御部 (62) と、を含み、 前記第 1制御部 (6 1) は、前記液圧調整機構 (3 2、 33、 36、 3 8、 3 9) と共にユニッ 卜化され、 前記第 2制御部 (6 2) は、前記第 2摩擦付与装置 (5 0) 及び前記アクチユエ-夕 (4 1) と共にユニット化された、 請求項 1に記載のブレーキシステム (1 0) 。

【請求項 4】 前記制御装置 (6 0) は、前記液圧調整機構 (3 2、 3 3、 3 6、 3 8、 3 9) の動作を司る 第 1制御部 (6 1) と、前記アクチユエ-夕 (4 1) の動作を司る第 2制御部 (6 2) と、を含み、 前記第 1制御部 (6 1) は、前記液圧調整機構 (3 2、 33、 36、 3 8、 3 9) と共にユニッ 卜化され、 前記第 2制御部 (6 2) は、前記第 2操作子運動センサ (9 2) と共にユニット化された、 請求項 1に記載のブレーキシステム (1 0) 。

【請求項 5】 \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479 前記液圧調整機構 (3 2、 3 3、 3 6、 3 8、 3 9) は、前記スリップ制御動作の実行時に前記 ホイールシリンダ (2 5) のブレーキ液を減圧するポンプ (3 5) の駆動源であるモータ (3 6) を含む、 請求項 1〜 4の何れか一項に記載のブレ-キシステム (1 0) 。

【請求項 6】 前記ポンプ (3 5) は、前記スリップ制御動作の実行時に前記ホイ-ルシリンダ (2 5) のブレ-キ液 を増圧する、 請求項 5に記載のブレーキシステム (1 0) 。

【請求項 7】 前記前輪制動部 (2 0) は、ポンプレス式である、 請求項 1〜 4の何れか一項に記載のブレ-キシステム (1 0) 。

【請求項 8】 前記スリップ制御動作は、アンチ □ックプレーキ制御が実行される動作を含む、 請求項 1〜 7の何れか一項に記載のブレ-キシステム (1 0) 。

【請求項 9】 前記スリップ制御動作は、空転抑制制御が実行される動作を含む、 請求項 1〜 8の何れか一項に記載のブレ-キシステム (1 0) 。

【請求項 1 0】 前記スリップ制御動作は、横滑り抑制制御が実行される動作を含む、 請求項 1〜 9の何れか一項に記載のブレ-キシステム (1 0) 。

【請求項 1 1】 前記制御装置 (6 0) は、前記ライダ-によって前記第 1操作子 (1 1) 及び前記第 2操作子 (1 2) の一方のみが操作されている状態で前記第 1摩擦付与装置 (2 1) 及び前記第 2摩擦 付与装置 (5 0) の両方に前記摩擦力を生じさせる連動ブレ-キ制御動作を実行する、 請求項 1〜 1 0の何れか一項に記載のブレ-キシステム (1 0) 。 \¥02021/198859 卩(:171 2021/052479

【請求項 1 2】 請求項 1〜 1 1の何れか一項に記載のブレーキシステム (1 0) を備えた、 モータサイクル (1 0 0) 。

Description:
\¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479

【書類名】明細書

【発明の名称】モータサイクル用のブレー キシステム、及び、モータサイクル 【技術分野】

[ 0 0 0 1 ] 本発明は、ライダーによって操作される第 1操作子及び第 2操作子を備えた、モータサイクル用のブレ キシステムと、そのようなブレーキシステム を備えたモータサイクルと、に関する。

【背景技術】

[ 0 0 0 2 ] ライダーによって操作される第 1操作子及び第 2操作子を備えた、モータサイクル用のブレ キシステムが 知られている。ブレーキシステムは、少なく とも第 1操作子の運動に応じた摩擦力で前輪を制動 る第 1 摩擦付与装置を含む前輪制動部と、少なくと も第 2操作子の運動に応じた摩擦力で後輪を制動 る 第 2摩擦付与装置を含む後輪制動部と、を備え いる。また、ブレ-キシステムは、前輪及び 輪のスリ ップを芾 I】御するスリップ芾 I】御動作を実行する芾 I】御装置を備えている。

【先行技術文献】

【特許文献】

[ 0 0 0 3 ]

【特許文献 1】特開 2 0 1 4 — 1 5 0 7 7号公報 【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[ 0 0 0 4 ] 従来のモ-タサイクル用のブレ-キシステムで 、前輪制動部及び後輪制動部の両方が、操 子の運 動が伝差されるマスタシリンダと、ブレーキ 液が充填された液路を介してそのマスタシリ ンダに連通するホイー ルシリンダと、そのホイールシリンダのブレ ーキ液の液圧を調整する液圧調整機構と、を 含む構成である。そ のような構成では、液路を構成するためのブ レーキ液管を前輪から後輪に豆って配設する 必要が生じる。モ

-タサイクルは、他の車両 (例えば、 自動車、 トラック等) と比較して車体が極めて小さいため、従来の モ \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479

-タサイクル用のブレーキシステムの構成 は、ブレーキ液管を配設するためのスペー 及びその作業のための スペ-スを確保できない場合が生じかねない

[ 0 0 0 5 ] 本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、前輪及び後輪のスリップ制御動 作を実行可 能なブレーキシステムのモータサイクルへの 搭載性を向上することを目的とする。また、 そのようなブレーキシステ ムを備えたモータサイクルを得ることを目的 とする。

【課題を角军決するための手段】

[ 0 0 0 6 ] 本発明に係るブレーキシステムは、ライダー によって操作される第 1操作子及び第 2操作子を備えた、モ -タサイクル用のブレーキシステムであって 少なくとも前記第 1操作子の運動に応じた摩擦力で前記モー クサイクルの前輪を制動する第 1摩擦付与装置を含む前輪制動部と、少なく も前記第 2操作子の 運動に応じた摩擦力で前記モ-タサイクルの 輪を制動する第 2摩擦付与装置を含む後輪制動部と、 前記前輪及び前記後輪のスリップを制御する スリップ制御動作を実行する制御装置と、を 備えており、 前記前輪制動部は、更に、前記第 1操作子の前記運動が伝達されるマスタシリ ダと、ブレ-キ液が充 ±真された液路を介して該マスタシリンダに 通するホイールシリンダと、該ホイールシ ンダのブレーキ液の液 圧を調整する液圧調整機構と、を含み、前記 前輪制動部では、前記第 1摩擦付与装置によって前記 前輪に付与される前記摩擦力が、常用ブレー キ時においては、前記マスタシリンダのブレ ーキ液の液圧に応 じて変化し、前記スリップ制御動作の実行時 においては、前記制御装置による前記液圧調 整機構の制 御によって変化し、前記後輪制動部は、更に 、前記第 2操作子の前記運動を検出する第 2操作子運 動センサと、前記第 2摩擦付与装置と共にユニット化されたアク ユエ-夕と、を含み、前記後輪制動部 では、前記第 2摩擦付与装置によって前記後輪に付与され 前記摩擦力が、常用ブレ-キ時において は、前記第 2操作子運動センサの検出結果に応じた前記 御装置による前記アクチユエ-夕の制御に よって変化し、前記スリップ制御動作の実行 時においては、該制御装置による該アクチユ エータの制御によ つて変化する。

[ 0 0 0 7 ] \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479 本発明に係るモータサイクルは、上述のブレ ーキシステムを備えたものである。

【発明の効果】

[ 0 0 0 8 ] 本発明に係るブレ-キシステムでは、前輪制 部が、第 1操作子の運動が伝達されるマスタシリンダ 、ブレーキ液が充填された液路を介してその マスタシリンダに連通するホイールシリンダ と、そのホイールシリンダ のブレ-キ液の液圧を調整する液圧調整機構 、を含む構成であり、後輪制動部が、第 2操作子の運 動を検出する第 2操作子運動センサと、第 2摩擦付与装置と共にユニット化されたアク ユエータと、を 含む構成である。前輪制動部では、第 1摩擦付与装置によって前輪に付与される摩 力が、常用ブレ —キ時においては、マスタシリンダのブレー キ液の液圧に応じて変化し、スリップ芾 I】御動作の実行時において は、制御装置による液圧調整機構の制御によ って変化する。また、一方で、後輪制動部で は、第 2摩 擦付与装置によって後輪に付与される摩擦力 が、常用ブレ-キ時及びスリップ制御動作の 行時におい て、芾 I】御装置によるアクチユエータの芾 I】御によって変化する。そのため、液路を 成するためのブレーキ液管 をより狭い領域に酉己設すれば足りると共に 、モータサイクルの挙動に大きな影響を与え る前輪のスリップを 液圧の制御、つまり応答性が優れている制御 によって抑制することが可能となって、搭載 性の向上と安全 性の確保とが両立される。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 0 9 ]

【図 1】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムが搭載されるモータサイクルの構成を示 図であ る

【図 2】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの構成を示す図である。

【図 3】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの液圧調整ユニットの構成を示す図であ 。

【図 4】本発明の実施の形態に係るブレ-キシステ の後輪制動部の要部構成を示す図である。

【図 5】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムのシステム構成を示す図である。

【図 6】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの構成の変形例を示す図である。

【図 7】本発明の実施の形態に係るブレーキシス ムの構成の変形例を示す図である。 \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 0 ] 以下に、本発明について、図面を用いて説明 する。 なお、以下では、本発明に係るブレ-キシス ムが自動二輪車に適用される場合を説明す が、本発 明に係るブレーキシステムは自動二輪車以外 の他のモータサイクルに適用されてもよい。 モータサイクルには、 自動三輪車が含まれる。 自動二輪車又は自動三輪車には、才-トパイ スク-夕-、電動スク-夕-等が 含まれる。また、以下では、前輪制動部が第 1操作子のみに接続され、後輪制動部が第 2操作子のみ に接続されている場合を説明しているが、前 輪制動部及び後輪制動部の少なくとも一方が 第 1操作子 及び第 2操作子の両方に接続されていてもよい。

[ 0 0 1 1】 また、以下で説明する構成、動作等は、一例 であり、本発明に係るブレーキシステムは、 そのような構成 、動作等である場合に限定されない。また、 各図においては、同一の又は類似する部材又 は部分に対し て、同一の符号を付している場合又は符号を 付すことを省略している場合がある。また、 細かい構造につ いては、適宜図示を簡略化又は省略している 。また、重複又は類似する説明が、適宜簡略 化又は省略 されている場合がある。

[ 0 0 1 2 ] 実施の形態. 以下に、実施の形態に係るブレーキシステム を説明する。

【0 0 1 3】

<ブレ-キシステムの構成及び動作> 図 1〜図 7を参照しつつ、実施の形態に係るブレーキ ステムの構成及び動作について説明する。

[ 0 0 1 4 ] 図 1は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムが搭載されるモータサイクルの構成を す図である 。図 2は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ テムの構成を示す図である。 図 3は、本発明の実施 の形態に係るブレーキシステムの液圧調整ユ ニットの構成を示す図である。図 4は、本発明の実施の形態 \¥02021/198859 卩(:17132021/052479 に係るブレーキシステムの後輪制動咅5の要 5構成を示す図である。図 5は、本発明の実施の形態に係る ブレーキシステムのシステム構成を示す図で ある。図 6及び図 7は、本発明の実施の形態に係るブレーキシ ステムの構成の変形例を示す図である。

[ 0 0 1 5 ] 特に図 1及び図 2に示されるように、ブレーキシステム 1 0は、モータサイクル 1 0 0に搭載される。モータ サイクル 1 0 0は、胴体 1と、胴体 1に旋回自在に保持されている八ンドル 2と、胴体 1に八ンドル 2と 共に旋回自在に保持されている前輪 3と、胴体 1に回動自在に保持されている後輪 4と、を含む。

[ 0 0 1 6 ] ブレーキシステム 1 0は、ライダーによって操作される第 1操作子 1 1及び第 2操作子 1 2を備えてい る。第 1操作子 1 1は、例えば、八ンドル 2に設けられたブレーキレバーとして構成さ 、使用者の手によっ て操作される。第 2操作子 1 2は、例えば、胴体 1の下部に設けられたフットペダルとして構 され、使 用者の足によって操作される。

[ 0 0 1 7 ] ブレ-キシステム 1 0は、第 1操作子 1 1に液圧式に接続された前輪制動部 2 0と、第 2操作子 1 2 に電気的に接続された後輪制動部 4 0と、を含む。前輪制動部 2 0は、前輪 3と共に回動するディ スク □ -夕 3 3(こ、胴体 1に保持されている第 1摩擦付与装置 2 1の摩擦材 (図示省略) を押し当て て、第 1操作子 1 1の操作量に応じた摩擦力で前輪 3を制動するものである。後輪制動部 4 0は、後 輪 4と共に回動するディスク □-夕 4 3(こ、胴体 1に保持されている第 2摩擦付与装置 5 0の摩擦材 5 1を押し当てて、第 2操作子 1 2の操作量に応じた摩擦力で後車侖 4を芾 I】動するものである。なお、第 1 摩擦付与装置 2 1及び第 2摩擦付与装置 5 0は、他の構造であってもよい。例えば、第 1摩擦付 与装置 2 1が、前輪 3と共に回動するブレーキドラムに、胴体 1に保持されているブレーキシューの摩擦材 を押し当てて、第 1操作子 1 1の操作量に応じた摩擦力を生じさせるもの あってもよい。また、第 2摩 擦付与装置 5 0が、後輪 4と共に回動するブレーキドラムに、月同体 1に保持されているブレーキシューの摩 擦材を押し当てて、第 2操作子 1 2の操作量に応じた摩擦力を生じさせるもの あってもよい。

[ 0 0 1 8 ] \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479 前輪制動部 2 0は、第 1操作子 1 1の運動が伝達されるマスタシリンダ 2 2と、マスタシリンダ 2 2 に付設されているリザ-パ 2 3と、ブレ-キ液が充填された液路 2 4を介してマスタシリンダ 2 2に連通し、 第 1摩擦付与装置 2 1に内蔵されたホイ-ルシリンダ 2 5と、液路 2 4の一部を構成し、一端がマスタ シリンダ 2 2に接続されたブレ-キ液管 2 4 3と、液路 2 4の一部を構成し、一端がホイ-ルシリンダ 2 5 に接続されたブレーキ液管 2 4 匕と、ブレーキ液管 2 4 3の他端とブレーキ液管 2 4 匕の他端とに接続 された液圧調整ユニット 3 0と、を含む。なお、ブレ-キ液管 2 4 3が用いられずに、液圧調整ユニット 3 0 がマスタシリンダ 2 2に直接接続されていてもよく、また、ブレ キ液管 2 4 匕が用いられずに、液圧調整 ユニット 3 0がホイールシリンダ 2 5に直接接続されていてもよい。また、液圧 整ユニット 3 0が、マスタシ リンダ 2 2又はホイールシリンダ 2 5と共にユニット化されていてもよい。

[ 0 0 1 9 ] 特に図 2及び図 3に示されるように、液圧調整ユニット 3 0は、基体 3 1を備えている。基体 3 1に は、ブレーキ液管 2 4 3が接続されるマスタシリンダポート 1\/1 と、ブレーキ液管 2 4 匕が接続されるホイー ルシリンダポート と、液路 2 4の一咅5を構成し、マスタシリンダポート 1\/1 とホイールシリンダポート との間を接続する内部液路である主液路 2 4 〇と、液路 2 4の一部を構成し、主液路 2 4 〇をパイパ スする内部液路である副液路 2 4 ¢1と、が形成されている。ホイ-ルシリンダ 2 5のブレ-キ液は、その副 液路 2 4 6を介して主液路 2 4 〇の途中部に逃がされる。

[ 0 0 2 0 ] 主液路 2 4 〇には、込め弁 3 2が設けられている。副液路 2 4 6には、上流側から順に、弛め弁 3 3 と、ブレーキ液を貯留するアキュムレータ 3 4と、ポンプ 3 5と、が設けられている。ポンプ 3 5は、モータ 3 6 によって駆動される。込め弁 3 2、弛め弁 3 3、アキュムレータ 3 4、ポンプ 3 5、及び、モータ 3 6は、 基体 3 1に組付けられる。基体 3 1(こは、制御装置 (巳 0 11) 6 0の少なくとも一咅5を収容するため の八ウジング 3 7が取り付けられる。込め弁 3 2は、例えば、制御装置 6 0によって非通電状態から通 電状態になると、その設置個所でのブレ-キ の流通を開放から閉鎖に切り替える電磁弁 ある。弛め 弁 3 2は、例えば、制御装置 6 0によって非通電状態から通電状態になると その設置個所を介してポ ンプ 3 5へ向かうブレ-キ液の流通を閉鎖から開放に り替える電磁弁である。込め弁 3 2、弛め弁 3 \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479

3 、及び、モ-夕 3 6は、本発明における「液圧調整機構」に相 する。

[ 0 0 2 1 ] 特に図 2及び図 4に示されるように、後輪制動部 4 0は、第 2摩擦付与装置 5 0と共にユニット化 されたアクチユエータ 4 1を含む。アクチユエータ 4 1は、第 2摩擦付与装置 5 0の外側に取り付けられて いてもよく、また、第 2摩擦付与装置 5 0に内蔵されていてもよい。第 2摩擦付与装置 5 0は、浮動式 キヤリパとして構成される。第 2摩擦付与装置 5 0は、他の構造であってもよい。例えば、第 2摩擦付与 装置 5 0が、対向式キヤリパとして構成されてもよ 。第 2摩擦付与装置 5 0は、ディスク □-夕 4 3を 挟む一対の摩擦材 5 1と、摩擦材 5 1のディスク □-夕 4 3に対する £巨離を調整するスピンドル 5 2と、 を含む。アクチユエータ 4 1は、スピンドル 5 2に連結され、スピンドル 5 2にその £巨離の調節のための直進 運動を生じさせる。アクチユエ-夕 4 1は、例えば、モ-夕である。スピンドル 5 2の直進運動が、弾性部材 を介して摩擦材 5 1に伝差されてもよく、また、作動液等の 体を介して摩擦材 5 1に伝差されてもよい

[ 0 0 2 2 ] 特に図 2及び図 5に示されるように、制御装置 6 0は、込め弁 3 2、弛め弁 3 3、及び、モ-夕 3 6 の動作を司る第 1制御咅5 6 1と、アクチユエータ 4 1の動作を司る第 2制御咅5 6 2と、を含む。第 1制 御咅5 6 1及び第 2芾 I】御咅5 6 2のそれぞれは、 1つにまとまっていてもよく、また、複数に かれていてもよ い。第 1芾 I】御咅5 6 1及び第 2芾 I】御咅5 6 2のそれぞれの一咅5又は全ては、例えば、マ コン、マイク □プロ セッサユニット等で構成されてもよく、また 、ファームウエア等の更新可能なもので構成 されてもよく、また、 0 P II等からの指令によって実行されるプログラ モジユール等であってもよい。

[ 0 0 2 3 ] 制御装置 6 0には、例えば、前輪回転速センサ 8 1、ブレ-キ液圧センサ 8 2、後輪回転速センサ 9 1 、第 2操作子運動センサ 9 2、摩擦材運動センサ 9 3等の出力信号が有線又は無線で送信される 。制御装置 6 0に他のセンサの出力信号が送信されてもよ 。制御装置 6 0は、それらの出力信号に 基づいて、前輪 3及び後輪 4に生じさせる目標制動力を導出する。第 1制御部 6 1は、前輪 3に生じ させる目標制動力に応じた指令信号を、込め 弁 3 2、弛め弁 3 3、及び、モ-夕 3 6のドライパに有線 \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479 又は無線で送信する。また、第 2制御部 6 2は、後輪 4に生じさせる目標制動力に応じた指令信号

、アクチユエータ 4 1のドライパに有線又は無線で送イ言する。

[ 0 0 2 4 ] 前輪回転速センサ 8 1は、前輪 3の回転速を検出する。前輪回転速センサ 8 1は、例えば、胴体 1 によって保持される。前輪回転速センサ 8 1が、前輪 3の回転速に実質的に換算可能な他の物理 量を検出するものであってもよい。

[ 0 0 2 5 ] ブレーキ液圧センサ 8 2は、例えば、ホイールシリンダ 2 5のブレーキ液の液圧を検出する。ブレーキ 圧 センサ 8 2は、例えば、主液路 2 4 。のうちの込め弁 3 2よりもホイ-ルシリンダ 2 5側の領域に設けら れる。ブレ-キ液圧センサ 8 2が、ホイ-ルシリンダ 2 5のブレ-キ液の液圧に実質的に換算可能な他 物 理量を検出するものであってもよい。

[ 0 0 2 6 ] 後輪回転速センサ 9 1は、後輪 4の回転速を検出する。後輪回転速センサ 9 1は、例えば、胴体 1 によって保持される。後輪回転速センサ 9 1が、後輪 4の回転速に実質的に換算可能な他の物理 量を検出するものであってもよい。

[ 0 0 2 7 ] 第 2操作子運動センサ 9 2は、第 2操作子 1 2の運動を検出する。第 2操作子運動センサ 9 2 は、ライダ-の所望する制動力が反映された 理量を検出するものであれば、どのような のであってもよい 。例えば、第 2操作子運動センサ 9 2は、ライダーによる第 2操作子 1 2の操作量を検出するものであっ てもよく、また、ライダーによって第 2操作子 1 2にカロえられている力を検出するものであ てもよい。第 2操 作子運動センサ 9 2は、例えば、胴体 1によって保持される。第 2操作子運動センサ 9 2が、第 2操 作子 1 2の操作量又は第 2操作子 1 2に加えられている力に実質的に換算可能な の物理量を検 出するものであってもよい。

[ 0 0 2 8 ] 摩擦材運動センサ 9 3は、第 2摩擦付与装置 5 0の摩擦材 5 1の運動を検出する。摩擦材運動 \¥02021/198859 卩(:17132021/052479 センサ 9 3は、第 2摩擦付与装置 5 0によって後輪 4に生じている制動力が反映された物理量を 出 するものであれば、どのようなものであって もよい。例えば、摩擦材運動センサ 9 3は、アクチユエータ 4 1の 駆動量を検出するものであってもよく、また 、スピンドル 5 2に作用する反力を検出するものであっても い。 摩擦材運動センサ 9 3は、例えば、第 2摩擦付与装置 5 0によって保持される。摩擦材運動センサ 9 3 が、アクチユエ-夕 4 1の駆動量又はスピンドル 5 2に作用する反力に実質的に換算可能な他の 理 量を検出するものであってもよい。

[ 0 0 2 9 ] 第 1制御部 6 1及び第 2制御部 6 2は、液圧調整ユニット 3 0のハウジング 3 7内に収容される。 つまり、第 1制御部 6 1及び第 2制御部 6 2は、込め弁 3 2、弛め弁 3 3、及び、モ-夕 3 6と共に ユニット化されている。第 2芾 I】御咅5 6 2が、第 2摩擦付与装置 5 0及びアクチユエータ 4 1と共にユニッ 卜化されていてもよく、また、第 2操作子運動センサ 9 2と共にユニット化されていてもよい。

[ 0 0 3 0 ] モータサイクル 1 0 0が停止している、又は、モータサイクル 1 0 0が前輪 3及び後輪 4に基準値を超 えるスリップが生じていない状態で走行して いる状態で、ライダーが第 1操作子 1 1を操作する時、つまり 、前輪制動部 2 0の常用ブレ-キ時において、第 1制御部 6 1は、込め弁 3 2及び弛め弁 3 3を非通 電状態に制御し、また、モータ 3 6を非駆動状態に制御する。ライダーが第 1操作子 1 1を操作すると、 マスタシリンダ 2 2のピストン (図示省略) が押し込まれてホイ-ルシリンダ 2 5のブレ-キ液の液圧が増 加し、第 1摩擦付与装置 2 1の摩擦材 (図示省略) がディスク □-夕 3 3に押し付けられて、前輪 3 が芾 I】動される。また、ライダーが第 1操作子 1 1を放すと、マスタシリンダ 2 2のピストン (図示省略) が 戻されてホイ-ルシリンダ 2 5のブレ-キ液の液圧が減少し、第 1摩擦付与装置 2 1の摩擦材 (図示省 略) がディスク □-夕 3 3から離される。つまり、前輪制動部 2 0では、常用ブレーキ時においては、第 1摩 擦付与装置 2 1によって前輪 3に付与される摩擦力が、マスタシリンダ 2 2のブレ-キ液の液圧に応じて 変化する。なお、ライダーが第 1操作子 1 1を操作した際に、第 1摩擦付与装置 2 1による前輪 3への 摩擦力の付与に加えて、第 2摩擦付与装置 5 0による後輪 4への摩擦力の付与が行われる連動ブレ

-キ制御動作が実行されてもよい。 \¥02021/198859 卩(:1' 2021/052479

[ 0 0 3 1 ] モータサイクル 1 0 0が停止している、又は、モータサイクル 1 0 0が前輪 3及び後輪 4に基準値を超 えるスリップが生じていない状態で走行して いる状態で、ライダーが第 2操作子 1 2を操作する時、つまり 、後輪制動部 4 0の常用ブレ-キ時において、第 2制御部 6 2は、第 2操作子運動センサ 9 2の出力 信号に応じた駆動量でアクチユエータ 4 1を駆動させる。ライダーが第 2操作子 1 2を操作すると、アクチ ユエ-夕 4 1の駆動によってスピンドル 5 2が押し出され、第 2摩擦付与装置 5 0の摩擦材 5 1がディス クロータ 4 3に押し付けられて、後輪 4が芾 I】動される。また、ライダーが第 2操作子 1 2を放すと、アクチユ エ-夕 4 1の駆動によってスピンドル 5 2が戻されて、第 2摩擦付与装置 5 0の摩擦材 5 1がディスクロ -夕 4 3から離される。つまり、後輪制動部 4 0では、常用ブレ-キ時においては、第 2摩擦付与装置 5 0 によって後輪 4に付与される摩擦力が、制御装置 6 0による第 2操作子運動センサ 9 2の検出結 果に応じたアクチユエータ 4 1の制御によって変化する。なお、ライダー 第 2操作子 1 2を操作した際に、 第 2摩擦付与装置 5 0による後輪 4への摩擦力の付与に加えて、第 1摩擦付与装置 2 1による前 輪 3への摩擦力の付与が行われる連動ブレ-キ制 動作が実行されてもよい。

[ 0 0 3 2 ] なお、モ-タサイクル 1 0 0の停止、及び、前輪 3及び後輪 4に生じているスリップは、前輪回転速セ ンサ 8 1及び後輪回転速センサ 9 1の出力信号を用いた周知の手法で判定でき 。

[ 0 0 3 3 ] モータサイクル 1 0 0が前輪 3及び後輪 4に基準値を超えるスリップが生じている状 で走行している 場合には、制御装置 6 0は、スリップを抑制するためのスリップ制 動作を実行する。スリップ制御動作 には、例えば、各車輪のアンチロックブレ- 制御が実行される動作、各車輪の空転抑制 御が実行さ れる動作、各車輪の横滑り抑制制御が実行さ れる動作等が含まれる。制御装置 6 0は、スリップ制御 動作を実行する際に、ブレーキシステム 1 0にカロえて、モータサイクル 1 0 0に搭載されている他のシステム を芾 御してちよい。

[ 0 0 3 4 ] スリップ制御動作の実行時において、前輪 3に付与されている摩擦力を減少させる必要 ある状態で \¥02021/198859 卩(:1' 2021/052479 は、第 1制御部 6 1は、込め弁 3 2及び弛め弁 3 3を通電状態に制御し、また、ブレ-キ液圧セ サ 8 2 の出力信号に応じた駆動量でモータ 3 6を駆動させる。そのような制御によってホ ールシリンダ 2 5のブ レ-キ液の液圧が減少し、第 1摩擦付与装置 2 1の摩擦材 (図示省略) がディスク □-夕 3 3から離 される。つまり、前輪制動部 2 0では、スリップ制御動作の実行時において 、第 1摩擦付与装置 2 1 によって前輪 3に付与される摩擦力が、制御装置 6 0による込め弁 3 2、弛め弁 3 3、及び、モ-夕 3 6 の制御によって変化する。なお、ブレ-キ液 センサ 8 2の出力信号に換えて、その直前に第 1制御部

6 1が送信した込め弁 3 2、弛め弁 3 3、及び、モ-夕 3 6のドライパへの指令信号が用いられてもよ

[ 0 0 3 5 ] スリップ制御動作の実行時において、後輪 4に付与されている摩擦力を減少させる必要 ある状態で は、第 2制御部 6 2は、摩擦材運動センサ 9 3の出力信号に応じた駆動量でアクチユエ-夕 4 1を駆 動させる。そのような制御によってスピンド ル 5 2が戻されて、第 2摩擦付与装置 5 0の摩擦材 5 1がデ ィスクロータ 4 3から離される。つまり、後輪芾 I】動咅5 4 0では、スリップ芾 I】御動作の実行時においては、第 2 摩擦付与装置 5 0によって後輪 4に付与される摩擦力が、芾 I】御装置 6 0によるアクチユエータ 4 1の 制御によって変化する。なお、摩擦材運動セ ンサ 9 3の出力信号に換えて、その直前に第 2制御部 6 2 が送信したアクチユエータ 4 1のドライパへの指令信号が用いられてもよ 。

[ 0 0 3 6 ] ブレーキシステム 1 0は、スリップ芾 I】御動作の実行時において、前輪 3に付与されている摩擦力を減少 及び増カロさせることができる構成であって もよい。つまり、図 6に示されるように、液圧調整ユニット 3 0の 基体 3 1に、一端が主液路 2 4 〇のうちの畐 0液路 2 4 6の下流端との合流咅5のマスタシリンダ 2 2側 に接続され、他端が副液路 2 4 ¢1のうちのアキユムレ-夕 3 4とポンプ 3 5との間に接続された内部流路 である増圧液路 2 4 6が形成されていてもよい。主液路 2 4 。のうちの増圧液路 2 4 6との合流咅5と 副液路 2 4 6の下流端との合流部との間に切換弁 3 8が設けられ、増圧液路 2 4 6に増圧弁 3 9 が設けられる。切換弁 3 8は、例えば、制御装置 6 0によって非通電状態から通電状態になると その 設置個所でのブレ-キ液の流通を開放から閉 に切り替える電磁弁である。増圧弁 3 9は、例えば、制 \¥02021/198859 卩(:17132021/052479 御装置 6 0によって非通電状態から通電状態になると その設置個所を介してポンプ 3 5へ向かうブレ- キ液の流通を閉鎖から開放に切り替える電磁 弁である。切換弁 3 8及び増圧弁 3 9は、本発明におけ る「液圧調整機構」に相当する。

[ 0 0 3 7 ] スリップ制御動作の実行時において、前輪 3に付与されている摩擦力を増加させる必要 ある状態で は、第 1制御部 6 1は、込め弁 3 2及び弛め弁 3 3を非通電状態に制御し、また、切換弁 3 8及び 増圧弁 3 9を通電状態に制御し、また、ブレ-キ液圧セ サ 8 2の出力信号に応じた駆動量でモ-夕 3 6 を駆動させる。そのような制御によってホイ ールシリンダ 2 5のブレーキ液の液圧が増カロし、第 1摩擦付 与装置 2 1の摩擦材 (図示省略) がディスク □ -夕 3 3に押し付けられる。つまり、前輪芾 I】動咅5 2 0で は、スリップ制御動作の実行時においては、 第 1摩擦付与装置 2 1によって前輪 3に付与される摩擦 力が、制御装置 6 0による込め弁 3 2、弛め弁 3 3、切換弁 3 8、増圧弁 3 9、及び、モ-夕 3 6の 制御によって変化する。なお、ブレ-キ液圧 ンサ 8 2の出力信号に換えて、その直前に第 1制御部 6 1 が送信した込め弁 3 2、弛め弁 3 3、切換弁 3 8、増圧弁 3 9、及び、モ-夕 3 6のドライパへの指令 信号が用いられてもよい。

[ 0 0 3 8 ] ブレーキシステム 1 0は、スリップ芾 I】御動作の実行時において、後輪 4に付与されている摩擦力を減少 及び増カロさせることができる構成であって もよい。スリップ芾 I】御動作の実行時において、後輪 4に付与され ている摩擦力を増加させる必要がある状態で は、第 2制御部 6 2は、摩擦材運動センサ 9 3の出力 信号に応じた駆動量でアクチユエータ 4 1を駆動させる。そのような制御によってス ンドル 5 2が押し出さ れ、第 2摩擦付与装置 5 0の摩擦材 5 1がディスク □-夕 4 3に押し付けられる。つまり、後輪芾 I】動咅5 4 0では、スリップ制御動作の実行時において 、第 2摩擦付与装置 5 0によって後輪 4に付与される 摩擦力が、制御装置 6 0によるアクチユエ-夕 4 1の制御によって変化する。なお、摩擦材運 センサ 9 3 の出力信号に換えて、その直前に第 2制御部 6 2が送信したアクチユエ-夕 4 1のドライパへの指令信 号が用いられてもよい。

[ 0 0 3 9 ] \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479 なお、ブレーキシステム 1 0の前輪芾 I】動咅5 2 0は、ポンプレス式であってもよい。つまり 図 7に示されるよ うに、副液路 2 4 ¢1にポンプ 3 5が設けられていない。そのような構成であ ても、スリップ制御動作の実 行時において、第 1制御部 6 1が、例えば、ブレ-キ液圧センサ 8 2の出力信号に応じたパルス幅で込め I】御することで、アキユムレータ 3 4に内蔵されたパネの反力により、畐 I】 液路 2 4 ¢1を介してホイールシリンダ 2 5のブレーキ液をマスタシリンダ 2 2に還流させて、前輪 3に付与さ れている摩擦力を減少させることが可能であ る。つまり、前輪制動部 2 0では、スリップ制御動作の実行 時においては、第 1摩擦付与装置 2 1によって前輪 3に付与される摩擦力が、制御装置 6 0による込 め弁 3 2及び弛め弁 3 3の制御によって変化する。なお、ブレーキ 圧センサ 8 2の出力信号に換えて、 その直前に第 1制御部 6 1が送信した込め弁 3 2及び弛め弁 3 3のドライパへの指令信号が用いられ てちよい。

[ 0 0 4 0 ]

<ブレーキシステムの効果> 実施の形態に係るブレーキシステムの効果に ついて説明する。

[ 0 0 4 1 ] ブレ-キシステム 1 0では、前輪制動部 2 0が、第 1操作子 1 1の運動が伝達されるマスタシリンダ 2 2 と、ブレーキ液が充填された液路 2 4を介してそのマスタシリンダ 2 2に連通するホイールシリンダ 2 5と、 そのホイ-ルシリンダ 2 5のブレ-キ液の液圧を調整する液圧調整機構 (例えば、込め弁 3 2、弛め弁 3 3、モ-夕 3 6、切換弁 3 8、増圧弁 3 9等) と、を含む構成であり、後輪制動部 4 0が、第 2操 作子 1 2の運動を検出する第 2操作子運動センサ 9 2と、第 2摩擦付与装置 5 0と共にユニット化 されたアクチユエータ 4 1と、を含む構成である。前輪芾 I】動咅5 2 0では、第 1摩擦付与装置 2 1によって 前輪 3に付与される摩擦力が、常用ブレーキ時に いては、マスタシリンダ 2 2のブレーキ液の液圧に応じ て変化し、スリップ制御動作の実行時におい ては、制御装置 6 0による液圧調整機構の制御によって変 化する。また、一方で、後輪制動部 4 0では、第 2摩擦付与装置 5 0によって後輪 4に付与される摩 擦力が、常用ブレ-キ時及びスリップ制御動 の実行時において、制御装置 6 0によるアクチユエ-夕 4

1 の制御によって変化する。そのため、液路 2 4を構成するためのブレーキ液管をより狭い 域に酉己設すれ \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479 ば足りると共に、モータサイクル 1 0 0の挙動に大きな影響を与える前輪 3のスリップを液圧の制御、つま り応答性が優れている制御によって抑制する ことが可能となって、搭載性の向上と安全性 の確保とが両 立される。

[ 0 0 4 2 ] 好ましくは、制御装置 6 0は、液圧調整機構 (例えば、込め弁 3 2、弛め弁 3 3、モ-夕 3 6、切 換弁 3 8、 ±曽圧弁 3 9等) の動作を司る第 1制御咅5 6 1と、アクチユエータ 4 1の動作を司る第 2制 御部 6 2と、を含む。そして、第 1制御部 6 1及び第 2制御部 6 2は、液圧調整機構と共にユニット 化される。そのように構成されることで、第 1制御部 6 1及び第 2制御部 6 2の密封構造を共通化す ることが可能となって、ブレーキシステム 1 0の]スド|生が向上する。

[ 0 0 4 3 ] 好ましくは、制御装置 6 0は、液圧調整機構 (例えば、込め弁 3 2、弛め弁 3 3、モ-夕 3 6、切 換弁 3 8、 ±曽圧弁 3 9等) の動作を司る第 1制御咅5 6 1と、アクチユエータ 4 1の動作を司る第 2制 御部 6 2と、を含む。そして、第 1制御部 6 1は、液圧調整機構と共にユニット化され、 2制御部 6 2 は、第 2摩擦付与装置 5 0及びアクチユエ-夕 4 1と共に、又は、第 2操作子運動センサ 9 2と共 にユニット化される。そのように構成される ことで、前輪制動咅5 2 0及び後輪制動咅5 4 0を分離して管理 することが可能となって、ブレーキシステム 1 0のメンテナンス性、 レトロフィット性等が向上する。

[ 0 0 4 4 ] 以上、実施の形態に係るブレーキシステムつ いて説明したが、本発明に係るブレーキシス テムは、実施の 形態の説明に限定されない。例えば、実施の 形態の一部のみが実施されてもよい。

【符号の説明】

[ 0 0 4 5 ]

1 胴体、 2 八ンドル、 3 前輪、 4 後輪、 1 0 ブレ-キシステム、 1 1 第 1操作子、 1 2 第 2操作子、 2 0 前輪制動部、 2 1 第 1摩擦付与装置、 2 2 マスタシリンダ、 2 3 リザ -パ、 2 4 液路、 2 5 ホイ-ルシリンダ、 3 0 液圧調整ユニット、 3 1 基体、 3 2 込め弁、 3

3 弛め弁、 3 4 アキユムレータ、 3 5 ポンプ、 3 6 モータ、 3 7 ハウジング、 3 8 切換弁、 3 \¥0 2021/198859 卩(:1' 2021/052479

9 増圧弁、 4 0 後輪制動部、 4 1 アクチユエ-夕、 5 0 第 2摩擦付与装置、 5 1 摩擦材

、 5 2 スピンドル、 6 0 制御装置、 6 1 第 1制御部、 6 2 第 2制御部、 8 1 前輪回転速 センサ、 8 2 ブレ-キ液圧センサ、 9 1 後輪回転速センサ、 9 2 第 2操作子運動センサ、 9 3 摩擦材運動センサ、 1 0 0 モ-タサイクル。