三星ダイヤモンド工業株式会社 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 Osaka, 〒5640044, JP)
| 脆性材料を両側から挟持する複数の移動ローラを備え、 該複数の移動ローラが脆性材料の移動方向に配列されており、 前記移動ローラにより連続的に移動される脆性材料を、表面に形成されているスクライブラインに沿ってブレークする脆性材料ブレーク装置であって、 前記脆性材料の幅は、前記移動ローラの前記脆性材料の進行方向と略直交する方向の間隔よりも広く、 前記脆性材料の前記スクライブラインは、前記移動ローラの外側に位置する一端又は両端部分に、前記脆性材料の進行方向と略平行に形成されており、 加圧ローラを、前記移動ローラが前記脆性材料に接する位置の外側のスクライブラインの形成された一端又は両端部分にて前記脆性材料に加圧することが可能に備えてあり、 前記脆性材料が前記複数の移動ローラにより移動される領域に存在する間は、前記加圧ローラを前記脆性材料側へ押し下げるようにしてあることを特徴とする脆性材料ブレーク装置。 |
| 前記脆性材料の存在を検知するセンサを備え、 該センサが前記脆性材料の存在を検知している間、前記加圧ローラを前記脆性材料側へ押し下げるようにしてあることを特徴とする請求項1記載の脆性材料ブレーク装置。 |
| 前記スクライブラインは、前記脆性材料の前記加圧ローラ側の面に形成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の脆性材料ブレーク装置。 |
| 脆性材料を両側から挟持する複数の移動ローラが脆性材料の移動方向に配列されており、 前記移動ローラにより連続的に移動される脆性材料を、表面に形成されているスクライブラインに沿ってブレークする脆性材料ブレーク方法であって、 前記脆性材料の幅は、前記移動ローラの前記脆性材料の進行方向と略直交する方向の間隔よりも広く、 前記脆性材料の前記スクライブラインは、前記移動ローラの外側に位置する一端又は両端部分に、前記脆性材料の進行方向と略平行に形成され、 加圧ローラにより、前記移動ローラが前記脆性材料に接する位置の外側のスクライブラインの形成された一端又は両端部分にて前記脆性材料に加圧することが可能としてあり、 前記脆性材料が前記複数の移動ローラにより移動される領域に存在する間は、前記加圧ローラを前記脆性材料側へ押し下げることを特徴とする脆性材料ブレーク方法。 |
本発明は、スクライブラインが移動方向 略平行に形成されたガラス板のような脆性 料であっても、連続的に移動させて脆性材 の側方部分をブレークすることができる脆 材料ブレーク装置及び脆性材料ブレーク方 に関する。
ガラス板等の板状の脆性材料にスクライ ラインが形成された後、脆性材料に所定の 重を負荷することにより、脆性材料をスク イブラインに沿ってブレークすることがで る。
例えば特許文献1には、サーボモータ等にて
駆動されるアクチュエータにより動作するブ
レードを上下動させ、スクライブラインが形
成されたガラス板のような脆性材料を、クラ
ック等を生じさせない状態で、かつ手際良く
切断することができるブレーク装置が開示さ
れている。脆性材料は、スライドテーブルに
より所定の位置へと移動させて停止させ、固
定した状態でブレードを下方へ駆動すること
により、スクライブラインに沿って切断され
る。
しかし、特許文献1に開示されているよう なブレーク装置では、脆性材料をブレークす る時点で一度停止させて固定する必要がある 。したがって、連続的にブレークすることが できないことから、ブレークするべきガラス 板の枚数が多くなればなるほどブレーク工程 に要する時間を短縮することが困難であると いう問題点があった。
また、正確にブレークするためには、ス ライブラインとブレードとの位置合わせを 確に行う必要があり、カメラ等の位置合わ センサを別途設けることにより、位置の補 を行う等、装置全体の機構が複雑となり、 スト高となるという問題点もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたも であり、脆性材料を連続的に移動させつつ レークすることができ、特にスクライブラ ンとブレードとの位置合わせ、位置補正等 行うことなく確実にブレークすることがで る脆性材料ブレーク装置及び脆性材料ブレ ク方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る 脆性材料ブレーク装置は、脆性材料を両側か ら挟持する複数の移動ローラを備え、該複数 の移動ローラが脆性材料の移動方向に配列さ れており、前記移動ローラにより連続的に移 動される脆性材料を、表面に形成されている スクライブラインに沿ってブレークする脆性 材料ブレーク装置であって、前記脆性材料の 幅は、前記移動ローラの前記脆性材料の進行 方向と略直交する方向の間隔よりも広く、前 記脆性材料の前記スクライブラインは、前記 移動ローラの外側に位置する一端又は両端部 分に、前記脆性材料の進行方向と略平行に形 成されており、加圧ローラを、前記移動ロー ラが前記脆性材料に接する位置の外側のスク ライブラインの形成された一端又は両端部分 にて前記脆性材料に加圧することが可能に備 えてあり、前記脆性材料が前記複数の移動ロ ーラにより移動される領域に存在する間は、 前記加圧ローラを前記脆性材料側へ押し下げ るようにしてあることを特徴とする。
また、第2発明に係る脆性材料ブレーク装 置は、第1発明において、前記脆性材料の存 を検知するセンサを備え、該センサが前記 性材料の存在を検知している間、前記加圧 ーラを前記脆性材料側へ押し下げるように てあることを特徴とする。
また、第3発明に係る脆性材料ブレーク装 置は、第1又は第2発明において、前記スクラ ブラインは、前記脆性材料の前記加圧ロー 側の面に形成してあることを特徴とする。
次に上記目的を達成するために第4発明に 係る脆性材料ブレーク方法は、脆性材料を両 側から挟持する複数の移動ローラが脆性材料 の移動方向に配列されており、前記移動ロー ラにより連続的に移動される脆性材料を、表 面に形成されているスクライブラインに沿っ てブレークする脆性材料ブレーク方法であっ て、前記脆性材料の幅は、前記移動ローラの 前記脆性材料の進行方向と略直交する方向の 間隔よりも広く、前記脆性材料の前記スクラ イブラインは、前記移動ローラの外側に位置 する一端又は両端部分に、前記脆性材料の進 行方向と略平行に形成され、加圧ローラによ り、前記移動ローラが前記脆性材料に接する 位置の外側のスクライブラインの形成された 一端又は両端部分にて前記脆性材料に加圧す ることが可能としてあり、前記脆性材料が前 記複数の移動ローラにより移動される領域に 存在する間は、前記加圧ローラを前記脆性材 料側へ押し下げることを特徴とする。
第1発明及び第4発明では、脆性材料を両 から挟持する複数の移動ローラが脆性材料 移動方向に配列されている。移動ローラに り連続的に移動される脆性材料を、表面に 成されているスクライブラインに沿ってブ ークする。脆性材料の幅は、移動ローラの 性材料の進行方向と略直交する方向の間隔 りも広くなるようにしてあり、脆性材料の 記スクライブラインは、移動ローラの幅を えた脆性材料の外側の一端又は両端部分に 脆性材料の進行方向と略平行に形成されて る。加圧ローラにより、前記移動ローラが 記脆性材料に接する位置の外側のスクライ ラインの形成された一端又は両端部分にて 記脆性材料に加圧することが可能としてあ 、脆性材料が複数の移動ローラにより移動 れる領域に存在する間は、加圧ローラを脆 材料側へ押し下げる。加圧ローラを押し下 ることによりスクライブラインの外側の両 部分に確実に曲げモーメントをかけること でき、精緻な位置合わせをすることなく簡 な機構でスクライブラインに沿って確実に レークすることが可能となる。また、脆性 料を停止することなくブレークすることが きるので、ブレーク工程に要する時間を大 く短縮することが可能となる。
第2発明では、脆性材料の存在を検知する センサを備え、該センサが脆性材料の存在を 検知している間、加圧ローラを脆性材料側へ 押し下げる。脆性材料が存在している間だけ 、加圧ローラに掛け回されているベルトが押 し下げられることにより、脆性材料の両側部 分に形成されているスクライブラインに沿っ て確実にブレークすることができる。
第3発明では、スクライブラインは、脆性 材料の加圧ローラ側の面に形成してあること により、加圧ローラによる圧力によってスク ライブラインに沿って確実にブレークするこ とができる。
上記構成により、加圧ローラを押し下げ ことによりスクライブラインの外側の両端 分に確実に曲げモーメントをかけることが き、精緻な位置合わせをすることなく簡単 機構でスクライブラインに沿って確実にブ ークすることが可能となる。また、脆性材 を停止することなくブレークすることがで るので、ブレーク工程に要する時間を大き 短縮することが可能となる。
11 ガラス板(脆性材料)
13 上部移動ローラ
14 下部移動ローラ
15 加圧ローラ
18 スクライブライン
17、19、20 平ベルト
21 センサ
以下に、本発明をその実施の形態を示す 面に基づいて詳細に説明する。以下の説明 は、ブレークの対象となる脆性材料はガラ 板であり、事前に周知のスクライブライン 成装置等によりスクライブラインが形成さ ているものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る脆性材 料ブレーク装置の構成を模式的に示す移動ロ ーラの回転軸方向から見た側面図である。図 1に示すように、本実施の形態に係る脆性材 ブレーク装置は、板状の脆性材料、例えば ラス板11を矢印12方向へと連続的に移動させ 。ガラス板11は、一対の上部移動ローラ13及 び下部移動ローラ14により複数個所で両面か 挟持され、複数の上部移動ローラ13、13、・ ・・及び下部移動ローラ14、14、・・・の回 により移動する。
ガラス板11には、移動する方向に沿って2 のスクライブラインが形成されている。図2 は、スクライブラインの形成状態を示すガラ ス板11の平面図である。図2に示すように、ガ ラス板11の両端部分に、移動方向12と略平行 2本のスクライブライン18、18が形成されてい る。
図1に戻って、ガラス板11をブレークする めの加圧ローラ15、15が、ガラス板11の進行 向の側方であり、スクライブライン18、18よ りも外側に配置されている。加圧ローラ15、1 5は、複数の上部移動ローラ13、13、・・・及 下部移動ローラ14、14、・・・が配置されて いる位置よりもガラス板11が進行する方向に し離れた位置に配置される。
図3は、ガラス板11と上部移動ローラ13、13 、・・・、下部移動ローラ14、14、・・・、 圧ローラ15、15それぞれとの位置関係を示す ラス板11の移動方向から見た正面図である 図3に示すように、ガラス板11は、上部移動 ーラ13、13、・・・及び下部移動ローラ14、14 、・・・により上下から挟持されている。そ して、ガラス板11の上面に、スクライブライ 18、18がガラス板11の進行方向に沿って形成 れている。スクライブライン18、18は、上部 移動ローラ13、13、・・・及び下部移動ロー 14、14、・・・により上下から挟持されてい 位置よりも外側に形成されている。
加圧ローラ15、15は、スクライブライン18 18よりもさらに外側に配置されている。こ ように配置することで、加圧ローラ15、15を し下げた場合、ガラス板11の両端部分には 側を押し下げる方向への曲げモーメントが 生し、スクライブライン18、18に沿ってガラ 板11をブレークすることができる。
図4は、加圧ローラ15、15を押し下げた場 のガラス板11の移動方向から見た正面図であ る。図4に示すように、加圧ローラ15、15を押 下げることにより(矢印方向)、ガラス板11は スクライブライン18、18に沿ってブレークさ 、ブレークされた切片は下方へ落下して回 される。
加圧ローラ15、15を押し下げるタイミング は、少なくともガラス板11の先端部分が加圧 ーラ15、15の直下に位置している状態で押し 下げ、ガラス板11の後端部分が加圧ローラ15 15を通過した時点で元の位置へ戻れば足りる 。加圧ローラ15、15の上下動を制御するため 、ガラス板11が通過しているか否かを検出す るセンサ21、加圧ローラ15、15を上下動させる アクチュエータ22、及びセンサ21で検出され 信号に基づいてアクチュエータ22へ上下動の 指示信号を送出する制御装置23を備えている
センサ21は、例えば光電センサであり、 ラス板11のような透明な材質の有無を検出す ることができる回帰型光電センサであること が好ましい。センサ21は、ガラス板11が上部 動ローラ13、13、・・・及び下部移動ローラ1 4、14、・・・により上下から挟持された状態 になった時点でガラス板11の存在を検出する とができるよう、上部移動ローラ13、13、・ ・・及び下部移動ローラ14、14、・・・より ラス板11の進行方向側であって、ガラス板11 幅の略中央に配設する。また、加圧ローラ1 5、15の上下動中心と、センサ21が検出する位 が略一致する位置、又はセンサ21が検出す 位置の方がガラス板の進行方向の先の位置 配設することが好ましい。このようにする とで、センサ21がガラス板11の存在を検出し 時点で、ガラス板11は必ず加圧ローラ15、15 直下に一部が存在することになる。
そして、センサ21がガラス板11の存在を検 出した場合、制御装置23はアクチュエータ22 加圧ローラ15、15を押し下げるよう指示信号 送信する。アクチュエータ22は、サーボモ タ等であり、指示信号に応じて加圧ローラ15 、15を所定量押し下げる。
加圧ローラ15、15が押し下げられることに より図4の状態となり、加圧ローラ15、15の存 する位置までガラス板11が移動された時点 ガラス板11は、スクライブラインに沿ってブ レークされる。そのまま連続的にガラス板11 移動されることにより、特に位置合わせ等 複雑な動作制御を行うことなく、順次スク イブラインに沿ってブレークされる。
センサ21が、ガラス板11の不存在を検出し た場合、制御装置23はアクチュエータ22に加 ローラ15、15を引き上げるよう指示信号を送 する。アクチュエータ22は、指示信号に応 て加圧ローラ15、15を元の位置まで引き上げ 。すなわち、センサ21がガラス板11の不存在 を検出した時点では、既にブレーク工程は完 了しており、次のガラス板11が移動されるま 加圧ローラ15、15を引き上げておくことによ り、連続的にブレーク工程を実行することが できる。
なお、図1に戻って、ブレーク工程を円滑 に実行するべく、加圧ローラ15、15とそれぞ 一対となった支点ローラ16、16を設け、加圧 ーラ15と支点ローラ16との間を平ベルト17等 接続しておくことが好ましい。同様に、ガ ス板11の移動を円滑にするために、上部移 ローラ13、13、・・・及び下部移動ローラ14 14、・・・を互いに平ベルト19、20等で接続 ても良い。
図5は、平ベルトを用いた場合の本実施の 形態に係る脆性材料ブレーク装置の概略構成 を示す斜視図である。図5では、下部移動ロ ラ14、14、・・・及び平ベルト20は省略して るが、ガラス板11は、上部移動ローラ13、13 ・・・及び下部移動ローラ14、14、・・・に け回してある平ベルト19、20の回転にしたが って、矢印12の方向へ移動している。
ガラス板11が、図1に示すセンサ21にて検 されるまで、加圧ローラ15、15とそれぞれ一 となった支点ローラ16、16に掛け回されてい る平ベルト17、17は、加圧ローラ15、15が押し げられていないことからガラス板11とは接 していない。そして、センサ21がガラス板11 存在を検出した時点で加圧ローラ15、15が押 し下げられ、平ベルト17、17は、支点ローラ16 、16を回転中心としてガラス板11に対して斜 に押し下げられる。そして、ガラス板11の両 端部分、すなわちスクライブライン18、18が 成されている部分よりも外側の部分を、移 方向の先端から順次押し下げるよう機能す 。
このように平ベルト17、17によりガラス板 11の両端部分を押し下げるようにすることで 加圧ローラ15、15のみでブレークする場合の 曲げモーメントだけでなく、せん断力も付与 することができ、より確実にスクライブライ ン18、18に沿ってブレークすることが可能と る。
以上のように本実施の形態によれば、加 ローラ15、15を押し下げる、又は平ベルト17 17を押し下げることにより、スクライブラ ン18、18の外側の両端部分に確実に曲げモー ントをかける、又はスクライブライン18、18 に沿ってせん断力を付与することができ、精 緻な位置合わせをすることなく簡単な機構で スクライブラインに沿って確実にブレークす ることが可能となる。また、ガラス板11を停 することなくブレークすることができるの 、ブレーク工程に要する時間を大きく短縮 ることが可能となる。
なお、脆性材料はガラス板11に限定され ものではなく、分断する場合にスクライブ インを形成し、その後でブレーク工程を実 することにより高い精度で分断を行う脆性 料であれば、その種類を問わない。また、 ンサ21の種類も特に限定されるものではなく 、透明なガラス板11等を検出することが可能 センサであれば何でも良い。その他、本発 の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換 が可能であることは言うまでもない。
Next Patent: WO/2009/133875
