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Patent Searching and Data


Title:
BUMP STOPPER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/129685
Kind Code:
A1
Abstract:
In a bump stopper (1) having constricted parts (2A, 2B) on the circumferential surface and exhibiting buffering action by deforming resiliently when the annular distal end portion (3) in the axial direction collides against a partner member (61) wherein the distal end portion (3) collides against the partner member (61) under such a state as the central axis (0) of bump stopper is inclining against the collision surface (62) of the partner member (61) so that sliding of the distal end portion (3) on the collision surface (62) is suppressed when it collides against the partner member (61) and thereby generation of noise can be suppressed. In order to achieve the purpose, the distal end portion (3) has a club-shaped outside diameter and an enlarged inside diameter and the radial dimension d1 of a collision start point (4) located at the most distal end on the inner diameter surface is set substantially equal to or larger than the outside diameter dimension d2 of the constricted part (2A) located directly above. The distal end portion (3) deforms resiliently to tilt further to the outer diameter side through action of moment at the time of collision.

Inventors:
OKADA NAOTO (JP)
KISHIDA TAKUYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/061967
Publication Date:
October 30, 2008
Filing Date:
June 14, 2007
Export Citation:
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Assignee:
UNIMATEC CO LTD (JP)
OKADA NAOTO (JP)
KISHIDA TAKUYA (JP)
International Classes:
F16F9/58
Foreign References:
JP2000301923A2000-10-31
JPH04194428A1992-07-14
JP2006069463A2006-03-16
JPH0979305A1997-03-25
JPH0952505A1997-02-25
Other References:
See also references of EP 2143972A4
Attorney, Agent or Firm:
NOMOTO, Yoichi (Terao Building8-4, Nishi-Shinbashi 2-chom, Minato-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 周面に括れ部を有し、環状の軸方向先端部にて相手部材に衝突したときに弾性変形して緩衝作用を発揮するバンプストッパであって、前記バンプストッパ先端部はバンプストッパ中心軸線が相手部材の衝突面に対して傾いた状態で相手部材に衝突するバンプストッパにおいて、
 前記バンプストッパ先端部は、その外径が先太で内径が拡径した形状を有し、かつ内径面最先端に位置する衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されていることを特徴とするバンプストッパ。
 請求項1記載のバンプストッパにおいて、
 バンプストッパ先端部は、外径面および内径面ならびにこれらと交差する先端面を有し、このうち外径面および内径面はそれぞれ先端へ向けて拡径するテーパ状に形成されるとともに先端面は先端へ向けて縮径するテーパ状に形成され、内径面と先端面の交差点に設定される衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されていることを特徴とするバンプストッパ。
Description:
バンプストッパ

 本発明は、車両用サスペンションまたは ョックアブソーバ等に用いられるバンプス ッパに関するものである。

 車輪を回転自在に支持するナックルをサ ペンションアームを介して車体に上下動自 に支持する車両用サスペンション装置にお ては、車体側にバンプストッパが使用され いる。すなわちバンプストッパは、車体側 装着されて、サスペンションアームの上面 設けた衝突面に当接可能に対向しており、 体が懸架ばねを圧縮しながら大きくバンプ たとき、つまり車体が路面に接近する方向 下降したときに、バンプストッパがアーム 衝突面に当接することにより車体の最大バ プ量を規制する。

 上記機能を有するバンプストッパ51は、 5(A)に示すようにゴム状弾性体によって円筒 に成形され、周面に括れ部52を設けて蛇腹 を呈し、環状の軸方向先端部53にてアーム61 衝突面62に衝突したときに弾性変形して緩 作用を発揮する。バンプストッパ先端部53は 、最初の衝撃を緩和するために外径が先細で かつ薄肉状に成形されている。

 また、バンプストッパにはフロント用と ア用があり、このうちフロント用バンプス ッパは、アブソーバのロッドによって支持 れるので、バンプストッパ中心軸線が衝突 に対して直交した状態で衝突するが、リア バンプストッパ51は、他の部品によって支 されないので、図示したようにバンプスト パ中心軸線0がアーム61の衝突面62に対して傾 いた状態で衝突する。

 したがって、後者のリア用バンプストッ においては、バンプストッパ肉厚に対して ンプストッパ先端部53の衝突開始点54が傾斜 側に位置することになるので、同図(B)に示す ように衝突時からバンプストッパ先端部53が ーム61の衝突面62上を滑り始めて(矢印A)、バ ンプストッパ51の圧縮とともに滑りも助長さ 、このとき騒音(異音)が発生すると云う不 合がある。

特開2006-69463号公報

特開平9-79305号公報

特開平9-52505号公報

 本発明は以上の点に鑑みて、バンプスト パ先端部がサスペンションアーム等の相手 材に衝突したときに衝突面上を滑るのを抑 し、もって騒音が発生するのを抑制するこ ができるバンプストッパを提供することを 的とする。

 上記目的を達成するため、本発明の請求 1によるバンプストッパは、周面に括れ部を 有し、環状の軸方向先端部にて相手部材に衝 突したときに弾性変形して緩衝作用を発揮す るバンプストッパであって、前記バンプスト ッパ先端部はバンプストッパ中心軸線が相手 部材の衝突面に対して傾いた状態で相手部材 に衝突するバンプストッパにおいて、前記バ ンプストッパ先端部は、その外径が先太で内 径が拡径した形状を有し、かつ内径面最先端 に位置する衝突開始点の径寸法がその直上に 位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大 きさに設定されていることを特徴とするもの である。

 また、本発明の請求項2によるバンプスト ッパは、上記した請求項1記載のバンプスト パにおいて、バンプストッパ先端部は、外 面および内径面ならびにこれらと交差する 端面を有し、このうち外径面および内径面 それぞれ先端へ向けて拡径するテーパ状に 成されるとともに先端面は先端へ向けて縮 するテーパ状に形成され、内径面と先端面 交差点に設定される衝突開始点の径寸法が の直上に位置する括れ部の外径寸法と略同 以上の大きさに設定されていることを特徴 するものである。

 上記構成を備えた本発明のバンプストッ においては、バンプストッパ先端部の外径 先太で内径が拡径した形状とされているた に、バンプストッパ先端部は全体として先 が拡開したラッパ状に設定されており、ま その内径面の最先端に位置する衝突開始点 径寸法がその直上に位置する括れ部の外径 法と略同等以上の大きさに設定されている めに、バンプストッパ先端部が傾いた状態 衝突開始点にて相手部材に接触すると、バ プストッパ先端部に衝突反力による荷重モ メントが作用し、このモーメントによって ッパ状のバンプストッパ先端部が更に外径 へ倒れるように変形する。しかしてこの倒 方向は上記従来説明における滑り方向とは 対向きであることから、これにより滑りが 生するのを実質抑制することが可能となる

 したがって、本発明によれば、バンプス ッパ先端部が相手部材に衝突したときに衝 面上を滑るのを抑制することができ、よっ 滑りによる騒音が発生するのを抑制するこ ができる。

 尚、請求項2に記載したように、ラッパ状 に拡開した形状のバンプストッパ先端部は一 般に外径面および内径面ならびにこれらと交 差する先端面の3面を有することになるので この場合は、外径面および内径面がそれぞ 先端へ向けて拡径するテーパ状に形成され とともに先端面が先端へ向けて縮径するテ パ状に形成され、内径面と先端面の交差点 設定される衝突開始点の径寸法がその直上 位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の きさに設定されることになる。

本発明の実施例に係るバンプストッパ 断面図 (A)および(B)とも同バンプストッパの作 状態を示す要部断面図 本発明の他の実施例に係るバンプスト パの断面図 本発明の実施例に係るバンプストッパ 作動状態を示す要部断面図 (A)は従来例に係るバンプストッパの要 断面図、(B)は同バンプストッパの作動状態 示す要部断面図

符号の説明

 1 バンプストッパ
 2 括れ部
 3 先端部
 3a 外径面
 3b 内径面
 3c 先端面
 4 衝突開始点
 5 空間部
 6 上端部
 61 相手部材(アーム)
 62 衝突面
 0 中心軸線

 本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)バンプストッパ先端形状を、外径が先太で 内径が拡径した形状とする。
(2)先端の衝突開始点の径寸法は、直上の括れ 外径寸法よりも同等以上にする。
(3)先端の衝突開始点の径寸法は、直上の括れ 外径寸法よりも同等以上にすることで、括れ 部分の内側肉厚を支点にして、先端の衝突開 始点にモーメントを作用させ、揺動アーム面 衝突時のバンプストッパ先端の滑りを防止す る。

 つぎに本発明の実施例を図面にしたがっ 説明する。

 図1は、本発明の実施例に係るバンプスト ッパ1の縦断面を示しており、また図2は同バ プストッパ1の作動状態の要部縦断面を示し ている。

 図1に示すように、当該実施例に係るバン プストッパ1は、ゴム、発泡ゴムまたは発泡 レタンエラストマー等のゴム状弾性体によ て円筒状に成形されており、その周面(外径 )に所要数(図では2箇所)の環状の括れ部2A,2B 設けて蛇腹部を有し、環状の軸方向先端部3 にての相手部材61(図2参照)に衝突したときに 性変形して緩衝作用を発揮するように構成 れている。

 また、当該実施例に係るバンプストッパ1 は車両用リアサスペンションに用いられるも のであって、図2に示すようにバンプストッ 先端部3は、バンプストッパ中心軸線0が相手 部材(サスペンションアーム)61の衝突面62に対 して傾いた状態で、相手部材61に衝突するよ に構成されている。

 バンプストッパ先端部3は、その外径が先太 で内径が拡径した形状とされて全体として先 端が拡開したラッパ状に形成されており、か つ内径面最先端の円周上一箇所に位置する衝 突開始点4の径寸法d 1 がその直上に位置する括れ部2Aの外径寸法d 2 と同等以上の大きさに設定されている(d 1 ≧d 2 )。

 また、バンプストッパ先端部3は、外径面3a よび内径面3bならびにこれらと交差する先 面3cを有しており、このうち外径面3aおよび 径面3bはそれぞれ先端へ向けて拡径する向 のテーパ状に形成され、先端面3cは先端へ向 けて縮径する向きのテーパ状に形成されてい る。内径面3bと先端面3cの交差点に設定され 衝突開始点4の径寸法d 1 はその直上に位置する括れ部2Aの外径寸法d 2 と同等以上の大きさに設定されている(d 1 ≧d 2 )。

 上記構成のバンプストッパ1においては、バ ンプストッパ先端部3の外径が先太で内径が 径した形状とされてバンプストッパ先端部3 体がラッパ状に設定されるとともに内径面 先端の円周上一箇所に位置する衝突開始点4 の径寸法d 1 がその直上に位置する括れ部2Aの外径寸法d 2 と同等以上の大きさに設定されているために 、図2(A)に示すようにバンプストッパ先端部3 傾いた状態で衝突開始点4にて相手部材61の 突面62に接触すると、バンプストッパ先端 3に衝突反力による荷重モーメントが作用し この荷重モーメントによってラッパ状のバ プストッパ先端部3が更に外径側へ倒れるよ うに変形し(矢印B)、図2(B)に示すように倒れ 角度は衝突が進むに連れて益々大きくなる また倒れの向き(矢印B)は上記従来説明にお る滑りの向き(図5における矢印A)とは反対の きであり、よって先端部3は相手部材61の衝 面62上を滑る代わりに当初の衝突部位に残 うとする。したがって、バンプストッパ先 部3が相手部材61に衝突したときに衝突面62上 を滑るのを実質抑制することができ、これに より滑りによる騒音(異音)が発生するのを有 に防止することができる。

 尚、本発明において、バンプストッパ全 の構造は特に限定されず、周面に括れ部2A,2 Bを有するとともに環状の軸方向先端部3にて 手部材61に衝突するものであれば良い。環 の軸方向先端部3の内周側には空間部5が設定 されるが、この空間部5は必ずしもバンプス ッパ上端部6まで達している必要はなく、例 ば図3に示すように先止まり状とされていて も良い。括れ部2A,2Bの数も特に限定されず、 3の例では括れ部2A,2B,2Cが3箇所に設けられて いる。

 また、先端の衝突開始点は環状の鋭角突起 るいは、半円断面、矩形断面、三角断面突 でも良く、更に環状に連続した形状以外に 円周上複数に分割配置された形状であって 良い。
 先端の衝突開始点から外径側の肉厚は、衝 反力を確保するとともにバンプストッパ自 の剛性を維持し、パンプストッパ圧縮量を 制するように適宜設定される(図4参照)。
 また、バンプストッパの蛇腹形状にて、先 (下側)に近い括れ部の径は、その上の括れ の径よりも略同等または大きい形状とする 、特に限定されるものではない。