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Title:
BUSHING FOR FIXING DEVICE AND DEVICE FIXING UNIT USING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/142876
Kind Code:
A1
Abstract:
A bushing used when a device is attached to a different member comprises an outer peripheral elastic component (2) made of a plastic material composed of a central portion (2a) attached to a housing (12) of the device by a tap screw (5) and an outer peripheral portion (2c) integrated with the central portion (2a) with a gap (6) therebetween and having a deflection allowance (L), and an inner peripheral elastic component (3) made of a rubber elastic material with a hardness lower than that of the outer peripheral elastic component (2) and combined with the gap (6) of the outer peripheral elastic component (2).

Inventors:
KUROKI TAKAO (JP)
YAMAMOTO SATORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051211
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
January 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
KUROKI TAKAO (JP)
YAMAMOTO SATORU (JP)
International Classes:
F16F1/38; F16F15/08
Foreign References:
JPS5684136U1981-07-07
JPS5968833U1984-05-10
JPH05296273A1993-11-09
JP2004301252A2004-10-28
JP2002213510A2002-07-31
JPH0244140U1990-03-27
JP2000002279A2000-01-07
Attorney, Agent or Firm:
TAZAWA, Hideaki et al. (SannoAkasaka Sanno Center Bldg.,5F 12-4, Nagata-cho,2-chome Chiyoda-ku, Tokyo 14, JP)
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Claims:
 中央部分と外周部分とからなり、かつ外周部分には撓み代を有するプラスチック材製の外周側弾性部品と、前記中央部分と前記外周部分との間に組み合わせられ、前記外周側弾性部品より硬度が低いゴム弾性材製の内周側弾性部品とからなることを特徴とする機器固定用ブッシュ。
 前記外周側弾性部品に円周方向の位置を規制する位置決め手段を設けてあることを特徴とする請求項1記載の機器固定用ブッシュ。
 前記外周側弾性部品に、組み付けの際の案内となるガイド部を形成してあることを特徴とする請求項1記載の機器固定用ブッシュ。
 請求項1記載の機器固定用ブッシュと、
 振動源を有する部材側の機器取り付け部に設けられ、前記機器固定用ブッシュの外周側弾性部品が圧入される支持部とからなることを特徴とする機器固定装置。
Description:
機器固定用ブッシュ及びそれを いた機器固定装置

 本発明は、機器を他の部材に取り付ける に用いる機器固定用のブッシュ及びそれを いた機器固定装置に関する。

 機器を部材側に取り付ける際、取り付け にはブッシュが介在されることが多い。例 ば、車載機器等を車両側に取り付ける際に 、車載機器等と車両側との間にブッシュが 在される。このブッシュとしては、構造の 素化及び車両への取り付け時の簡易性確保 ために、車載機器等の筐体の外周部に単一 ム製ブッシュ又は単一プラスチック材製ブ シュを被せた構造のものが多く使われる。 た、ブッシュ全体が金属製のものもある。

 単一ゴム製ブッシュの場合、柔らかすぎ 振動を吸収することができず、逆に振動加 度を増幅させる傾向にある。また、単一プ スチック製ブッシュ、金属製ブッシュの場 、硬すぎるため、振動伝達がほぼ直線的で 動を吸収することは期待できない。更に、 属製ブッシュの場合には金属特有の硬さで 音を発生させるおそれもある。このように 単一ゴム製ブッシュ、単一プラスチック製 ッシュ、金属製ブッシュのいずれを用いた 合でも、振動異音が発生するという問題が った。そこで、緩衝性を備えたブッシュと ては、例えば、自動車のサスペンションに いられる緩衝ブッシュが特許文献1に開示さ れている。

特開2004-68827号公報

 しかし、特許文献1に開示のものは、負荷 をゴム材製の緩衝部が受けるので、単一ゴム 製ブッシュを用いた場合と変わりはなく、車 載機器等を車両側に取り付ける場合には適用 できない。また、車両などのように振動発生 源を有する部材(インストルメントパネルな )側に機器を取り付ける際には、振動発生源 らの振動との共振にも対応しなければなら 、単一の緩衝材では対応しきれない場合が ずる。

 本発明は、このような技術的状況にかん みてなされたもので、機器を他の部材に取 付ける際に用いるブッシュ及びそれを用い 固定装置構造であって、より広範な振動伝 を吸収して、振動の増幅を抑えることがで るものを提供することを目的としてなされ ものである。

 この発明に係る機器固定用ブッシュは、 器を他の部材に取り付ける際に用いるブッ ュであって、芯材により前記機器又は部材 取り付けられる中央部分と、この中央部分 の間に隙間をあけて一体となり、かつ撓み を有する外周部分とからなるプラスチック 製の外周側弾性部品と、前記外周側弾性部 の前記隙間に組み合わせられ、前記外周側 性部品より硬度が低いゴム弾性材製の内周 弾性部品とからなるものである。

 また、本発明に係る機器固定装置は、上 機器固定用ブッシュと、前記部材又は前記 器に取り付けられ、前記機器固定用ブッシ における前記外周側弾性部品の前記外周部 が圧入される支持部とからなるものである

 この発明に係る機器固定用ブッシュ及び 器固定装置によれば、弾力性の異なる外周 弾性部品と内周側弾性部品とを組み合わせ あるので、様々な弾性調整が可能であり、 り広い範囲での振動(共振周波数域)の伝達 吸収して振動の増幅を抑えることができる その結果、振動異音の発生を抑制すること できる。

本発明の実施の形態1に係る機器固定用 ブッシュを示し、(a)は縦断面図であり、(b)は 横断面図であり、そのA-A矢視断面が(a)の縦断 面図である。(c)は平面図である。 本発明の実施の形態1を適用した機器の 一例であるオーディオ装置を示し、(a)は平面 図、(b)(c)は側面図、(d)は正面図である。 実施の形態1に係る機器固定用ブッシュ をオーディオ装置に取り付ける手順を示す分 解斜視図である。 実施の形態1に係る機器固定用ブッシュ をオーディオ装置に取り付ける状態の斜視図 である。 本発明の実施の形態2に係る機器固定用 ブッシュを示し、(a)は縦断面図であり、(b)は 横断面図であり、そのB-B矢視断面が(a)の縦断 面図である。(c)は平面図である。 実施の形態2に係る機器固定用ブッシュ をオーディオ装置に取り付ける手順を示す分 解斜視図である。 実施の形態2に係る機器固定用ブッシュ をオーディオ装置に取り付ける状態の斜視図 である。

 以下、この発明をより詳細に説明するため 、この発明を実施するための最良の形態に いて、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
 図1には、実施の形態1に係る機器固定用ブ シュを表してあり、同図(a)は縦断面を示し 同図(b)は横断面を示し、そのA-A矢視断面が 図(a)に相当する。同図(c)は平面を示す。な 、この実施の形態1は、本発明を、車載機器 してのオーディオ装置を車体側のインスト メントパネルに取り付ける場合に適用した のである。

 図1(a),(b)に示すように、この機器固定用 ッシュ1は、中央部分2aと外周部分2bとからな り、プラスチック材で形成される外周側弾性 部品2と、この外周側弾性部品2と組み合わせ れるゴム弾性材で形成される内周側弾性部 3とからなる。外周側弾性部品2の中央部分2a の中心部分には貫通孔4が設けられており、 こに、芯材であるタップスクリュー(鉄芯)5 通される。外周側弾性部品2の中央部分2aの 方側(図1(b)に示す状態で左側)の側面と接続 2cで一体となり、かつ中央部分2aの外周との に隙間6をあけて外周部分2bが形成されてい 。外周部分2bは、完全なリング状にはなっ おらず、中央部分2aと一体となっている側面 と反対側(図1(b)に示す状態では右側)において 、隙間6を開放する如く不連続となっている つまり、外周部分2bは、中央部分2aを挟むよ に円弧状となっており、それらの端部2d間 間隔Lがあり、この間隔Lがあることにより、 2つの円弧状の外周部分2bは、容易に内側に撓 むことができるようになっている。外周部分 2bがばね材の如く機能し、かつ外周部分2bの 部2d間の間隔Lが撓み代となっているのであ 。

 内周側弾性部品3は、外周側弾性部品2に ける接続部2cに相当する部分を切除した形状 の切欠き円筒状となっており、外周側弾性部 品2の隙間6に挿入されて組み付けられる。こ 内周側弾性部品3は、外周側弾性部品2のプ スチック材よりも柔らかいゴム弾性材で形 される。従って、外周部分2bは、内周側弾性 部品3を弾力的に圧縮して撓むことができる うになっている。外周側弾性部品2のプラス ック材料と内周側弾性部品3のゴム材料とは 、種々の弾力性をもつ材料を採用することが できる。そのため、硬いプラスチック材料と 柔らかいゴム材料との組み合わせにより、機 器固定用ブッシュとして種々の弾性(減衰特 )を有するものを作ることができる。

 この機器固定用ブッシュ1は、2つの弾性 品(外周側弾性部品2と内周側弾性部品3)を組 合わせてなり、しかもその直径方向の場所 よって振動減衰特性等が異なるので、所定 減衰特性等を得るためには決まった状態で り付けられる必要がある。そのため、外周 弾性部品2における機器にあてがわれる側の 面2eには、位置決め用突起7が形成されている 。この位置決め用突起7は、機器の筐体に設 られている位置決め孔に合わせられる。こ ように位置決め手段が設けられていること より、取り付けられた状態の機器固定用ブ シュ1の姿勢は一定のものとなる。なお、こ らの位置決め用突起7と位置決め孔とは相対 的なものであるので、ブッシュ側に凹部を設 け、機器側に突起を設けるようにすることも できる。

 図2には、実施の形態1に係る機器固定用 ッシュ1を適用して取り付けを行う機器の1例 である車載用のオーディオ装置11を示す。図2 の(a)は平面図、(b)(c)は左右の側面図、(d)は正 面図である。図3、図4には、オーディオ装置1 1に対し機器固定用ブッシュ1を装着する手順 示す。オーディオ装置11の筐体12の前面12aに はCDの挿入口13が設けられている。筐体12の両 側面12bの前部には取り付けブラケット14が設 られている。筐体12の両側面12bの後部下部 は、ブッシュ取り付け穴15が設けられている 。ブッシュ取り付け穴15の近くには、機器固 用ブッシュ1の位置決め用突起7が挿入され 位置決め穴16が設けられている。

 この機器固定用ブッシュ1は、プラスチッ ク材製である外周側弾性部品2と、ゴム材製 ある内周側弾性部品3とを別々に成形して、 者を組み合わせて構成されるが、いわゆる 色成形により形成してもよい。つまり、あ かじめ成形した内周側弾性部品3を外周側弾 性部品2の成形型内にセットし、外周側弾性 品3の成形時に、内周側弾性部品3を一体に埋 め込む如く成形するのである。

 図示はしていないが、車両のインストル ントパネルには、オーディオ装置11を組み けるための凹部が設けられており、その両 壁面には、図4に示すような支持ブラケット2 1が取り付けられている。支持ブラケット21は 略U字状をなし、前側部分は上下方向に開く 斜部21aとなっており、それに続く部分が支 部21bとなっている。支持部21bの間隔Sは、機 固定用ブッシュ1における外周側弾性部品2 外周部分2bの直径部分より小さく設定されて いる。

 機器固定用ブッシュ1をオーディオ装置11 組み付けるには、先ず、図1及び図3に示す うに外周側弾性部品2の隙間6に内周側弾性部 品3を組み付けて一体とする。前述したよう 、外周側弾性部品2と内周側弾性部品3とを初 めから一体に成形したものを採用する場合に は、その一体物を用意する。次いで、外周側 弾性部品2に形成してある位置決め用突起7を 筐体12の側面12bに設けられている位置決め 穴16に嵌め込み、次に外周側弾性部品2の中 部分2aに設けられている貫通孔4にタップス リュー5を挿入し、更に筐体11の取り付け穴15 にねじ込み締め付ける。タップスクリュー5 取り付け穴15にねじ込み締め付けることによ り、機器固定用ブッシュ1は筐体12に固定され る。機器固定用ブッシュ1は、その位置決め 突起7と筺体12側の位置決め用穴16とにより円 周方向の位置決めがなされるので、所定の姿 勢で筐体12の側面12bに取り付けられる。

 次に、筐体12をインストルメントパネル 機器取り付け用の凹部に挿入して押し込む 機器固定用ブッシュ1の外周側弾性部品2の外 周部分2bは、支持ブラケット21の前側部分21a ら支持部21bに押し込まれて、支持部21bに圧 される。外周部分2bには撓み代Lが設けてあ ので、この撓み代Lが、圧入の際の外周部分2 bの弾性変形を許容する。機器固定用ブッシ 1を支持ブラケット21に圧入した後、筐体12の 前部の取り付けブラケット14をインストルメ トパネル側にねじ止め等することにより固 する。以上で、オーディオ装置11のインス ルメントパネルへの装着は終了する。

 この実施の形態1に係る機器固定用ブッシ ュ及び機器固定装置によれば、オーディオ装 置11をインストルメントパネル側の凹部に挿 して押し込んでいくだけで、オーディオ装 11の後部はインストルメントパネル側に固 されるので、取り付け作業は極めて容易と る。オーディオ装置11は、二種類の弾性材( 周側弾性部品2と内周側弾性部品3)を組み合 せてなる2層弾性構造により支持されるので 車両側から受ける広範な振動を吸収して、 の増幅を抑えることができ、オーディオ装 11の振動異音の発生を抑制することができ 。また、外周側弾性部品2及び内周側弾性部 3の材料を選定することにより、つまり二種 類の弾性部材の弾力性の具合を調整すること により、オーディオ装置11が受ける振動に最 な振動吸収特性を得ることができる。

実施の形態2.
 次に、この発明の実施の形態2を、図面を参 照しながら詳細に説明する。図5には、実施 形態2に係る機器固定用ブッシュを表してあ 、同図(a)は縦断面を示し、同図(b)は横断面 示し、そのB-B矢視断面が同図(a)に相当する 同図(c)は平面を示す。なお、この実施の形 2も、実施の形態1と同様、本発明を、車載 器としてのオーディオ装置を車体側のイン トルメントパネルに取り付ける場合に適用 たものである。

 図5(a),(b)に示すように、この機器固定用 ッシュ101は、中央部分102aと外周部分102bとか らなり、プラスチック材で形成される外周側 弾性部品102と、この外周側弾性部品102と組み 合わせられるゴム弾性材で形成される内周側 弾性部品103とからなる。外周側弾性部品102の 中央部分102aの中心部分には貫通孔104が設け れており、ここに、芯材であるタップスク ュー(鉄芯)105が通される。外周側弾性部品102 の中央部分102aの一方側(図5(b)に示す状態で左 側)の側面と接続部102cで一体となりかつ中央 分102aの外周との間に隙間106をあけて外周部 分102bが形成されている。外周部分102bは、完 なリング状にはなっておらず、中央部分102a と一体となっている側面と反対側(図5(b)に示 状態で右側)において、隙間106を開放する如 く不連続となっている。つまり、外周部分102 bは、中央部分102aを挟むように円弧状となっ おり、それらの端部102d間に間隔L1があり、 の間隔L1があることにより、2つの円弧状の 周部分102bは、容易に内側に撓むことができ るようになっている。外周部分102bがばね材 如く機能し、かつ端部102d間の間隔L1が撓み となっているのである。

 外周側弾性部品102の接続部102cと外周部分 102bとは一体となって更に側方に延び、漸次 くなってガイド部102eを構成している。ガイ 部102eは、この機器固定用ブッシュ101を、実 施の形態1で説明したインストルメントパネ 側の支持ブラケット21に圧入する際のガイド となる。なお、外周側弾性部品102が一方側に 延びていることから、中央部分102aと外周部 102bとの間に設けられている隙間106もガイド 102e側に延びている。

 内周側弾性部品103は、外周側弾性部品102 おける接続部102cに相当する部分を切除した 形状の切欠き円筒状(馬蹄形)となっており、 周側弾性部品102の隙間106に挿入されて組み けられる。この内周側弾性部品103は、外周 弾性部品102のプラスチック材よりも柔らか ゴム材料で形成される。従って、外周部分1 02bは、内周側弾性部品102を弾力的に圧縮して 撓むことができるようになっている。外周側 弾性部品102のプラスチック材料と内周側弾性 部品103のゴム材料とはその弾力性としては種 々のものを採用することができ、硬いプラス チック材料と柔らかいゴム材料との組み合わ せにより、機器固定用ブッシュとして種々の 弾性(減衰特性)を有するものを作ることがで る。

 この機器固定用ブッシュ101は、2つの弾性 部品(外周側弾性部品102と内周側弾性部品103) 組み合わせてなり、しかもその直径方向の 所によって振動減衰特性等が異なるので、 定の減衰特性等を得るためには決まった状 で取り付けられる必要がある。そのため、 周側弾性部品102における機器にあてがわれ 側の面102fには、位置決め用の突起107が形成 されている。この位置決め用突起107は、オー ディオ装置11の筐体12の側面12bに設けられて る位置決め孔16(図6参照)に嵌め込まれる。こ のように位置決め手段が設けられていること により、取り付けられた状態の機器固定用ブ ッシュ101の姿勢は一定のものとなる。

 この機器固定用ブッシュ101は、プラスチ ク材製である外周側弾性部品102と、ゴム材 である内周側弾性部品103とを別々に成形し 、両者を組み合わせて構成されるが、いわ る二色成形により形成してもよい。つまり あらかじめ成形した内周側弾性部品103を外 側弾性部品102の成形型内にセットし、外周 弾性部品102のプラスチック成形時に、内周 弾性部品103を一体に埋め込む如く成形する である。

 この機器固定用ブッシュ101を適用するオ ディオ装置11は車両のインストルメントパ ルに設けられている。オーディオ装置11を組 み付けるための凹部は、実施の形態1のもの 同様の構造をなし、凹部の奥には、図7に示 ように支持ブラケット21が設けられている 支持ブラケット21の構造は、図4に示したも と同じであり、入口側の傾斜部21aとそれに く支持部21bとからなっている。

 次に、図6、7に基づいて、この機器固定用 ッシュ101を用いてオーディオ装置11をインス トルメントパネルに取り付ける手順について 説明する。
 図5及び図6に示すように外周側弾性部品102 隙間106に内周側弾性部品103を組み付けて一 とする。前述したように、外周側弾性部品10 2と内周側弾性部品103とを初めから一体に成 したものを使用するのであれば、その一体 を用意する。次いで、外周側弾性部品102に 成してある位置決め用突起107を、筐体12の側 面に設けられている位置決め用穴16に嵌め込 、次に外周側弾性部品102の中央部分102aに設 けられている貫通孔104にタップスクリュー105 を挿入し、更に筐体11の取り付け穴15にねじ み締め付ける。タップスクリュー105を取り け穴15にねじ込み締め付けることにより、機 器固定用ブッシュ101は筐体12に固定される。 器固定用ブッシュ101は、位置決め用突起107 位置決め用穴16とにより円周方向の位置決 がなされるので、所定の姿勢で筐体12の側面 に取り付けられる。

 次に、筐体12をインストルメントパネル 機器取り付け用の凹部に挿入して押し込む 機器固定用ブッシュ101の外周側弾性部品102 ガイド102eが、支持ブラケット21の傾斜部21a 案内されて外周部分102bが支持部21bに入り込 、支持部21bに圧入される。外周部分102bにガ イド部102eが一体となっていることにより、 周部分102bの支持ブラケット21への圧入はよ 容易になされる。外周部分102aには撓み代L1 設けてあるので、この撓み代L1が、圧入の際 の外周部分102aの弾性変形を許容する。機器 定用ブッシュ101を支持ブラケット21に圧入し た後、筐体12前部の取り付けブラケット14を 体側にねじ止め等することにより固定する 以上で、オーディオ装置11のインストルメン トパネルへの装着は終了する。

 この実施の形態2に係る機器固定用ブッシ ュ及び機器固定装置によれば、オーディオ装 置11をインストルメントパネル側の凹部に挿 して押し込んでいくだけで、筐体12の後部 設けた機器固定用ブッシュ101が自動的にイ ストルメントパネル側の支持ブラケット21に 圧入され、固定されるので、取り付け作業が 極めて容易となる。機器固定用ブッシュ101の 支持ブラケット21への圧入は、外周側弾性部 102にガイド部102eが設けてあるので、確実に なされる。筐体12は、二種類の弾性部材(外周 側弾性部品102及び内周側弾性部品103)を組み わせてなる2層弾性構造により支持されるの 、車両側から受ける広範な振動を吸収して その増幅を抑えることができ、オーディオ 置11の振動異音の発生を抑制することがで る。外周側弾性部品102及び内周側弾性部品10 3の材料を選定することにより、つまり二種 の弾性部材の弾力性の具合を調整すること より、オーディオ装置11が受ける振動に最適 の振動吸収特性を得ることができる。

 実施の形態1、2における機器固定用ブッ ュ1,101の外周側弾性部品2,102,内周側弾性部品 3,103の弾性を種々設定することにより、ブッ ュとして所望の弾性を得ることができる。 に外周側弾性部品2,102、内周側弾性部品3,103 の形状(隙間6,106の形状を含む)を適宜設定す ことにより、ブッシュとしての弾性を変え ことができる。

 なお、本発明は、車載機器に限らず、機 を、振動発生源を有する部材側に取り付け 場合一般に適用できる。また、実施の形態1 、2では、いずれも機器固定用ブッシュを機 側に取り付けた例であるが、振動発生源を する部材側に機器固定用ブッシュを設ける ともできる。

 以上のように、この発明に係る機器固定 ブッシュは、弾力性の異なる外周側弾性部 と内周側弾性部材とを組み合わせることに り、より広い範囲での振動の伝達を吸収し 振動の増幅を抑えることができるので、車 に車載用オーディオ装置を取り付ける機器 定装置などに用いるのに適している。




 
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