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Title:
CALIBRATION DEVICE FOR AIR MICROMETER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/093521
Kind Code:
A1
Abstract:
This aims to provide an air micrometer calibration device, which can align the axis of a measuring head tip and the axis of a master hole reliably. The air micrometer calibration device (91) is constituted to comprise a radially small master hole (95), a radially large master hole (96), and a positioning means for aligning, when a measuring head tip (43) is inserted into the radially small master hole (95), the axis of the measuring head tip and the axis of the radially small master hole, and for aligning, when the measuring head tip is inserted into the radially large master hole, the axis of the measuring head tip and the axis of the radially large master hole. The positioning means includes a pressure oil supply passage (98), a clamping sleeve (93) and a hydraulic chamber (97) enclosing the clamping sleeve. This clamping sleeve is constituted to clamp a measuring head body (42) (a case (46)) with the pressure of pressure oil to be supplied from the pressure oil supply passage to the hydraulic chamber.

Inventors:
FUJIMURA, Noritaka (LTD. 130 Roku-jizo, Ritto-sh, Shiga 80, 5203080, JP)
Application Number:
JP2009/050506
Publication Date:
July 30, 2009
Filing Date:
January 16, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. (16-5, Konan 2-chome Minato-ku Tokyo, 15, 1088215, JP)
三菱重工業株式会社 (〒15 東京都港区港南二丁目16番5号 Tokyo, 1088215, JP)
International Classes:
G01B13/19; B23Q17/00
Attorney, Agent or Firm:
MITSUISHI, Toshiro (Mitsuishi Law and Patent Office, 9-15 Akasaka 1-chome, Minato-ku Tokyo 52, 1070052, JP)
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Claims:
 計測用エア供給路が形成された計測ヘッド本体部と、この計測ヘッド本体部の先端に設けられ且つ前記計測用エア供給路から供給された計測用エアを外周面の噴き出し口から噴き出すための計測用エアノズルが形成された計測ヘッド先端部とを有してなるエアマイクロメータの計測ヘッドを較正するためのエアマイクロメータ用較正装置であって、
 小径のマスタ穴と、
 大径のマスタ穴と、
 前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
 計測時に工作機械の主軸に装着され、前記工作機械のワークテーブルに取り付けられたブッシュのブッシュ穴に挿入されて、前記ブッシュ穴と前記主軸の偏芯量を計測するための計測ヘッドであって、計測ヘッド本体部と、この計測ヘッド本体部の先端に設けられて計測時に前記ブッシュ穴に挿入される計測ヘッド先端部とを有し、前記計測ヘッド先端部には計測時に前記計測ヘッド先端部の外周面の噴き出し口から同外周面と前記ブッシュ穴の内周面との間のギャップに計測用エアを噴き出すための1つの又は複数の計測用エアノズルが形成される一方、前記計測ヘッド本体部には各計測用エアノズルに対応した個別の計測用エア供給路が形成されており、各計測用エアノズルに対してそれぞれ個別の計測用エア供給路から計測用エアが供給される構成としたエアマイクロメータの計測ヘッドを較正するためのエアマイクロメータ用較正装置であって、
 小径のマスタ穴と、
 大径のマスタ穴と、
 前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
 請求項1に記載するエアマイクロメータ用較正装置において、
 前記位置決め手段は、圧油供給路と、クランピングスリーブと、このクランピングスリーブの周囲を囲む油圧室とを有してなり、前記クランピングスリーブが、前記圧油供給路から前記油圧室へ供給される圧油の圧力によって前記計測ヘッド本体部をクランプすることより、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯を一致させ、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる構成であることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
 請求項3に記載するエアマイクロメータ用較正装置において、
 前記クランピングスリーブと前記小径のマスタ穴と前記大径のマスタ穴が直列に配設され、前記クランピングスリーブの軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯が一致した構成であることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
 請求項2に記載するエアマイクロメータ用較正装置において、
 前記位置決め手段は、圧油供給路と、クランピングスリーブと、このクランピングスリーブの周囲を囲む油圧室とを有してなり、前記クランピングスリーブが、前記圧油供給路から前記油圧室へ供給される圧油の圧力によって前記計測ヘッド本体部をクランプすることより、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯を一致させ、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる構成であることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
 請求項5に記載するエアマイクロメータ用較正装置において、
 前記クランピングスリーブと前記小径のマスタ穴と前記大径のマスタ穴が直列に配設され、前記クランピングスリーブの軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯が一致した構成であることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
                                                                                
Description:
エアマイクロメータ用較正装置

 本発明はエアマイクロメータ用較正装置 関する。

 例えば、工作機械の主軸に長尺の穴開け 具を装着し、この穴開け工具でエンジンの リンダブロックやバルブボディなどのワー に対してクランク穴やスプール穴などの同 度の要求が厳しい穴を開ける場合には、穴 け工具の振れを抑制するためにブッシュが いられる。この場合、主軸の軸芯(即ち穴開 け工具の軸芯)とブッシュ穴の軸芯とを一致 せて穴開け工具をブッシュ穴に挿入する(図1 (a)参照:詳細後述)。

 ところが、工作機械の熱変位などによっ 、主軸の軸芯とブッシュ穴の軸芯にずれ(偏 芯)が生じることがあり、かかる偏芯状態の ま穴開け加工を継続するとブッシュ穴の内 面が偏摩耗してしまう。その結果、ブッシ が機能しなくなり、加工穴の同軸度が悪化 てしまう。

 従って、定期的に主軸とブッシュ穴の偏 量を計測し、この偏芯量に応じて主軸の位 を制御する(即ち主軸とブッシュ穴の相対位 置を補正する)ことより、主軸(穴開け工具)の 軸芯とブッシュ穴の軸芯とを一致させてブッ シュ穴の偏摩耗を防止する必要がある。

 このため、従来はタッチセンサを用いて 軸とブッシュ穴の偏芯量を測定していた。 21(a)はタッチセンサの側面図、図21(b)は図21( a)のW方向矢視図である。これらの図に示すよ うに、タッチセンサ1は計測ヘッド2の先端に タイラス3を突設してなるものである。穴開 け工具に代えて、この計測ヘッド2を工作機 の主軸4に装着した後、主軸4を動作させてス タイラス3の先端のスタイラス球3aをブッシュ 穴(図示省略)の内周面に接触させることによ 、主軸4とブッシュ穴の偏芯量を計測する。

 しかし、従来のタッチセンサは、接触式 センサであることなどから、次のような問 点を有している。

(1) ブッシュ穴の内周面に付着した切削屑な の異物の噛み込みによって、計測誤差を生 易い。
(2) スタイラス3が折れ易く、このスタイラス 3の折損を防止するために主軸を低速度で動 させる必要があるため、計測に時間がかか 。
(3) スタイラス3の故障等により計測ヘッド2 交換する度にダイヤルゲージによる較正が 要であるため、計測に時間がかかる。

 これに対し、短時間で且つ高精度に計測 能な非接触式のセンサとして、エアマイク メータが知られている。図22(a)は従来のエ マイクロメータの概要を示す図、図22(b)は前 記エアマイクロメータ用較正装置の概要を示 す図である。

 図22(a)に示すように、従来のエアマイク メータの計測ヘッド11は、計測ヘッド本体部 14と、この計測ヘッド本体部14の先端に形成 れた計測ヘッド先端部12とを有している。計 測ヘッド先端部12には計測ヘッド先端部12の 方向に沿って互いに逆方向に第1計測用エア ズル16Aと第2計測用エアノズル16Bとが形成さ れており、計測ヘッド本体部14には第1計測用 エアノズル16Aと第2計測用エアノズル16Bとに 通する計測用エア供給路15が形成されている 。

 計測時には、図示の如く計測ヘッド11(計 ヘッド先端部12)を被計測体13の穴13aに挿入 た後、計測エア供給源17から計測用エアを、 A/D変換機18を介して計測ヘッド本体部14の計 エア供給路15へ供給する。そして、この計測 用エアが計測用エア供給路15を流通した後、 流して第1計測用エアノズル16Aと第2計測用 アノズル16Bとからそれぞれ噴出される。こ ときにA/D変換機18では計測用エアの圧力(計 用エアの流量に相当)を検出し、この検出信 をデジタル信号に変換して制御装置(図示省 略)へ出力する。制御装置では、A/D変換機18か ら出力された圧力検出信号から計測用エアの 流量を求め、この計測用エア流量のデータと 、予め記憶されている計測用エア流量と穴径 の関係を表すデータとに基づいて被計測体穴 13aの直径D1を求める。

 そして、この計測流量と穴径の関係を表 データは図22(b)に示すようなエアマイクロ ータ用較正装置(マスタゲージ)19を用いて予 求めておく。即ち、図示の如く計測ヘッド1 1(計測ヘッド先端部12)を、所定の直径D2を有 るエアマイクロメータ用較正装置19のマスタ 穴19aに挿入した後、エア供給源17から計測用 アを、A/D変換機18を介して計測ヘッド本体 14のエア供給路15へ供給する。そして、この 測用エアが計測用エア供給路15を流通した 、分流して第1計測用エアノズル16Aと第2計測 用エアノズル16Bとからそれぞれ噴出される。 A/D変換機18では、このときの計測用エアの圧 (計測用エアの流量に相当)を検出し、デジ ル信号に変換して制御装置(図示省略)へ出力 する。制御装置では、A/D変換機18から出力さ た圧力検出信号から計測用エアの流量を求 る。かかる計測を直径D2の大きさが異なる 小2種類のマスタ穴19aに対して行い、制御装 では、このときに計測された計測用エア流 のデータと、予め入力されている直径D2の ータとを、前述の計測用エア流量と穴径の 係を表すデータとして記憶する。

特開2006-284376号公報

特開昭58-114835号公報

特開平6-186009号公報

特開平7-134018号公報

 しかしながら、上記従来のエアマイクロ ータの計測ヘッド11では穴径D1を計測するこ としかできず、図22(a)に示すような計測ヘッ 12の外周面12aと被計測体穴13aの内周面13bと 間のギャップδG1,δG2を計測することはでき い。従って、この計測ヘッド11をそのままブ ッシュ穴の計測に適用したとしても、ブッシ ュ穴の内径を計測することしかできず、計測 ヘッド先端部12の外周面12aとブッシュ穴の内 面との間のギャップを計測することができ いため、主軸とブッシュ穴の偏芯量を求め ことができない。

 このため、現在、計測ヘッド先端部の外 面とブッシュ穴の内周面との間のギャップ 計測することが可能な計測ヘッドを開発し いる(詳細後述)。ところが、このギャップ 測が可能な計測ヘッドを較正するには、計 ヘッド(計測ヘッド先端部)の軸芯とマスタ穴 の軸芯を確実に一致させる必要がある。これ に対して上記従来の較正装置は単に計測ヘッ ド先端部をマスタ穴に挿入するだけであるた め、計測ヘッド(計測ヘッド先端部)の軸芯と スタ穴の軸芯を確実に一致させることがで ない。

 従って本発明は上記の事情に鑑み、計測 ッド(計測ヘッド先端部)の軸芯とマスタ穴 軸芯を確実に一致させることができる構成 エアマイクロメータ用較正装置を提供する とを課題とする。

 上記課題を解決する第1発明のエアマイクロ メータ用較正装置は、計測用エア供給路が形 成された計測ヘッド本体部と、この計測ヘッ ド本体部の先端に設けられ且つ前記計測用エ ア供給路から供給された計測用エアを外周面 の噴き出し口から噴き出すための計測用エア ノズルが形成された計測ヘッド先端部とを有 してなるエアマイクロメータの計測ヘッドを 較正するためのエアマイクロメータ用較正装 置であって、
 小径のマスタ穴と、
 大径のマスタ穴と、
 前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ に挿入されたときには前記計測ヘッド先端 の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一 させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径の スタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッ 先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯 を一致させる位置決め手段とを有してなる とを特徴とする。

 また、第2発明のエアマイクロメータ用較正 装置は、計測時に工作機械の主軸に装着され 、前記工作機械のワークテーブルに取り付け られたブッシュのブッシュ穴に挿入されて、 前記ブッシュ穴と前記主軸の偏芯量を計測す るための計測ヘッドであって、計測ヘッド本 体部と、この計測ヘッド本体部の先端に設け られて計測時に前記ブッシュ穴に挿入される 計測ヘッド先端部とを有し、前記計測ヘッド 先端部には計測時に前記計測ヘッド先端部の 外周面の噴き出し口から同外周面と前記ブッ シュ穴の内周面との間のギャップに計測用エ アを噴き出すための1つの又は複数の計測用 アノズルが形成される一方、前記計測ヘッ 本体部には各計測用エアノズルに対応した 別の計測用エア供給路が形成されており、 計測用エアノズルに対してそれぞれ個別の 測用エア供給路から計測用エアが供給され 構成としたエアマイクロメータの計測ヘッ を較正するためのエアマイクロメータ用較 装置であって、
 小径のマスタ穴と、
 大径のマスタ穴と、
 前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ に挿入されたときには前記計測ヘッド先端 の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一 させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径の スタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッ 先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯 を一致させる位置決め手段とを有してなる とを特徴とする。

 また、第3発明のエアマイクロメータ用較正 装置は、第1又は第2発明のエアマイクロメー 用較正装置において、
 前記位置決め手段は、圧油供給路と、クラ ピングスリーブと、このクランピングスリ ブの周囲を囲む油圧室とを有してなり、前 クランピングスリーブが、前記圧油供給路 ら前記油圧室へ供給される圧油の圧力によ て前記計測ヘッド本体部をクランプするこ より、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記 径のマスタ穴の軸芯を一致させ、前記計測 ッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の 芯とを一致させる構成であることを特徴と る。

 また、第4発明のエアマイクロメータ用較正 装置は、第3発明のエアマイクロメータ用較 装置において、
 前記クランピングスリーブと前記小径のマ タ穴と前記大径のマスタ穴が直列に配設さ 、前記クランピングスリーブの軸芯と前記 径のマスタ穴の軸芯と前記大径のマスタ穴 軸芯が一致した構成であることを特徴とす 。

 第1発明のエアマイクロメータ用較正装置 によれば、計測用エア供給路が形成された計 測ヘッド本体部と、この計測ヘッド本体部の 先端に設けられ且つ前記計測用エア供給路か ら供給された計測用エアを外周面の噴き出し 口から噴き出すための計測用エアノズルが形 成された計測ヘッド先端部とを有してなるエ アマイクロメータの計測ヘッドを較正するた めのエアマイクロメータ用較正装置であって 、小径のマスタ穴と、大径のマスタ穴と、前 記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に 挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の 軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致さ せ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマス タ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先 端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを 一致させる位置決め手段とを有してなること を特徴としているため、計測ヘッド先端部の 外周面とブッシュ穴の内周面との間のギャッ プ計測が可能な較正装置を実現することがで きる。但し、本発明のエアマイクロメータ用 較正装置は、必ずしもギャップ計測が可能な 計測ヘッドの較正に限定するものでなく、穴 の内径を計測する従来の計測ヘッドを較正す る場合にも適用することができる。この場合 、マスタ穴の軸芯と計測ヘッド(計測ヘッド 端部)の軸芯とを一致させることにより、計 ヘッド(計測ヘッド先端部)とマスタ穴が大 く偏芯して較正精度が低下するのを防止す ことができる。

 第2発明のエアマイクロメータ用較正装置 によれば、計測時に工作機械の主軸に装着さ れ、前記工作機械のワークテーブルに取り付 けられたブッシュのブッシュ穴に挿入されて 、前記ブッシュ穴と前記主軸の偏芯量を計測 するための計測ヘッドであって、計測ヘッド 本体部と、この計測ヘッド本体部の先端に設 けられて計測時に前記ブッシュ穴に挿入され る計測ヘッド先端部とを有し、前記計測ヘッ ド先端部には計測時に前記計測ヘッド先端部 の外周面の噴き出し口から同外周面と前記ブ ッシュ穴の内周面との間のギャップに計測用 エアを噴き出すための1つの又は複数の計測 エアノズルが形成される一方、前記計測ヘ ド本体部には各計測用エアノズルに対応し 個別の計測用エア供給路が形成されており 各計測用エアノズルに対してそれぞれ個別 計測用エア供給路から計測用エアが供給さ る構成としたエアマイクロメータの計測ヘ ドを較正するためのエアマイクロメータ用 正装置であって、小径のマスタ穴と、大径 マスタ穴と、前記計測ヘッド先端部が前記 径のマスタ穴に挿入されたときには前記計 ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴 軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部 前記大径のマスタ穴に挿入されたときには 記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマ タ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段と 有してなることを特徴としているため、計 ヘッド先端部の外周面とブッシュ穴の内周 との間のギャップ計測が可能な計測ヘッド 適用して有効な較正装置を実現することが きる。

 第3発明のエアマイクロメータ用較正装置 によれば、第1又は第2発明のエアマイクロメ タ用較正装置において、前記位置決め手段 、圧油供給路と、クランピングスリーブと このクランピングスリーブの周囲を囲む油 室とを有してなり、前記クランピングスリ ブが、前記圧油供給路から前記油圧室へ供 される圧油の圧力によって前記計測ヘッド 体部をクランプすることより、前記計測ヘ ド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸 を一致させ、前記計測ヘッド先端部の軸芯 前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる 成であることを特徴としているため、クラ ピングスリーブなどからなる簡易な構成の 置決め手段によって、確実且容易に計測ヘ ド先端部の軸芯と小径のマスタ穴の軸芯を 致させ、計測ヘッド先端部の軸芯と大径の スタ穴の軸芯とを一致させることができる

 第4発明のエアマイクロメータ用較正装置 によれば、第3発明のエアマイクロメータ用 正装置において、前記クランピングスリー と前記小径のマスタ穴と前記大径のマスタ が直列に配設され、前記クランピングスリ ブの軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯と前 大径のマスタ穴の軸芯が一致した構成であ ことを特徴としているため、1つのクランピ グスリーブによって、計測ヘッド先端部の 芯と小径のマスタ穴の軸芯を一致させるこ と、計測ヘッド先端部の軸芯と大径のマス 穴の軸芯とを一致させることとが可能とな 、且つ、小径のマスタ穴による較正と大径 マスタ穴による較正とを、連続的に効率よ 行うことができる。

(a)は本発明の実施の形態例に係るエア イクロメータ用較正装置(マスタゲージ)に って較正される第1の計測ヘッドが適用され 工作機械の一例を示す図、(b)は前記計測ヘ ドを前記工作機械の主軸に装着した状態を す要部拡大図である。 前記計測ヘッドを一部破断して示す側 図である。 (a)は前記計測ヘッドの一部を示す断面 、(b)は図2のA方向矢視図、(c)は図2のB-B線矢 断面図、(d)は図2のC-C線矢視断面図である。 前記エアマイクロメータのシステム構 図である。 (a)は図4のD方向矢視図、(b)は前記計測 ッドを(a)の状態から90度回転させた状態を示 す図である。 計測用エア流量とギャップの関係を表 データの説明図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係るエア イクロメータ用較正装置(マスタゲージ)の 面図、(b)は(a)のE方向矢視図、(c)は(a)のF-F線 視断面図である。 (a)は前記エアマイクロメータ用較正装 を用いて前記計測ヘッドを較正する様子を す図、(b)は(a)のG方向矢視図である。 本発明の実施の形態例に係るエアマイ ロメータ用較正装置によって較正される第2 の計測ヘッドの側面図である。 (a)は前記計測ヘッドの一部を示す断面 図、(b)は図9のH方向矢視図、(c)は図9のI-I線矢 視断面図、(d)は図9のJ-J線矢視断面図、(e)は 9のK-K線矢視断面図、(f)は図9のL-L線矢視断面 図である。 前記エアマイクロメータのシステム構 成図である。 図11のM方向矢視図である。 エアマイクロメータ用較正装置を用い て前記計測ヘッドを較正する様子を示す図( 8(b)と同様の図)である。 (a)は本発明の実施の形態例に係るエア マイクロメータ用較正装置によって較正され る第3の計測ヘッドの要部側面図、(b)は(a)のN 向矢視図、(c)は(a)のO-O線矢視断面図、(d)は( a)のP-P線矢視断面図、(e)は(a)のQ-Q線矢視断面 である。 前記計測ヘッドによってギャップ計測 をする様子を示す図(図5と同様の図)である。 エアマイクロメータ用較正装置を用い て前記計測ヘッドを較正する様子を示す図( 8(b)と同様の図)である。 偏芯量算出方法を説明図であって、(a) は計測ヘッド先端部とブッシュ穴が偏芯して いないときの状態を示す図、(b)は計測ヘッド 先端部がブッシュ穴に対してX軸方向にのみ 芯した状態を示す図、(c)は(b)の状態の要部 大図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係るエア マイクロメータ用較正装置によって較正され る第4の計測ヘッドの要部側面図、(b)は(a)のR 向矢視図、(c)は(a)のS-S線矢視断面図、(d)は( a)のV-V線矢視断面図である。 (a)は前記計測ヘッドによってギャップ 計測をする様子を示す図(図5と同様の図)、(b) は前記計測ヘッドを(a)の状態から90度回転さ た状態を示す図(図5と同様の図)である。 エアマイクロメータ用較正装置を用い て前記計測ヘッドを較正する様子を示す図( 8(b)と同様の図)である。 (a)はタッチセンサの側面図、(b)は(a)の W方向矢視図である。 (a)は従来のエアマイクロメータの概要 を示す図、(b)は前記エアマイクロメータ用較 正装置の概要を示す図である。

符号の説明

 21 工作機械、 22 ベッド、 23 ワークテ ーブル、 24 コラム、 25 主軸ヘッド、 26  主軸、 27 ブッシュ取付具、 27a 水平部、  27b 垂直部、 28,29,30 レール、 31 ブッシュ  31a ブッシュ穴、 31b 内周面、 32 穴開 工具、 41 計測ヘッド、 42 計測ヘッド本 部、 43 計測ヘッド先端部、 43a 外周面、 45 接続部、 46 ケース、 46a 内周面、 47  ねじ、 48 インロー嵌合部、 49,50 テーパ面 、 51A 第1計測用エアノズル(計測用エアノズ ル)、 51B 第2計測用エアノズル、 51C 第3計 用エアノズル、 51D 第4計測用エアノズル  51A-1,51B-1,51C-1,51D-1 噴き出し口、 52A,52B,52C, 52D エアブロー用ノズル、 52A-1,52B-1,52C-1,52D-1  噴き出し口、 53A 第1計測用エア供給路,計 用エア供給路、 53B 第2計測用エア供給路  53C 第3計測用エア供給路、 53D 第4計測用 ア供給路、 54 基端側部材、 55A 第1計測 エア供給路,計測用エア供給路、 55B 第2計 用エア供給路、 55C 第3計測用エア供給路、  55D 第4計測用エア供給路、 56 エアブロー エア供給路、 58 長穴、 59 基端部、 60  部、 61 先端部、 62 基端側端板、 62a 穴 、 63A 第1計測用エア供給路、 63B 第2計測 エア供給路、 63C 第3計測用エア供給路、 6 3D 第4計測用エア供給路、 64A,64B,64C,64D ホー ス、 65 エアブロー用エア供給路、 66 空間 部、 67 ロータリジョイント、 68A 第1計測 エア供給路、 68B 第2計測用エア供給路、  69A 第1カプラ、 69B 第2カプラ、 69C 第3カ ラ、 69D 第4カプラ、 70A 第1計測用エア供 路、 70B 第2計測用エア供給路、 71 ロー リジョイント、 72 エアブロー用エア供給 、 73 エアブロー用エア供給路、 74 コイ ばね、 75 エアブロー用エア供給路、 76A  1計測用エア供給源、 76B 第2計測用エア供 源、 76C 第3計測用エア供給源、 76D 第4計 測用エア供給源、 77A 第1A/D変換機、 77B 第 2A/D変換機、 77C 第3A/D変換機、 77D 第4A/D変 機、 78 NC装置、 79 エアブロー用エア供 源、 80 シーケンサ、 81 制御装置、 91  アマイクロメータ用較正装置、 92 格納穴  93 クランピングスリーブ、 93a 内周面、 94 計測ヘッド進入穴、 95 小径のマスタ穴  95a 内周面、 96 大径のマスタ穴、 96a  周面、 97 油圧室、 98 圧油供給路、 99  ース

 以下、本発明の実施の形態例を図面に基 いて詳細に説明する。

 図1(a)は本発明の実施の形態例に係るエア マイクロメータ用較正装置(マスタゲージ)に って較正される第1の計測ヘッドが適用され る工作機械の一例を示す図、図1(b)は前記計 ヘッドを前記工作機械の主軸に装着した状 を示す要部拡大図である。そして、図2は前 計測ヘッドを一部破断して示す側面図、図3 (a)は前記計測ヘッドの一部を示す断面図、図 3(b)は図2のA方向矢視図、図3(c)は図2のB-B線矢 断面図、図3(d)は図2のC-C線矢視断面図、図4 前記エアマイクロメータのシステム構成図 図5(a)は図4のD方向矢視図、図5(b)は前記計測 ヘッドを図5(a)の状態から90度回転させた状態 を示す図、図6は計測用エア流量とギャップ 関係を表すデータの説明図である。

 そして、図7(a)は本発明の実施の形態例に 係るエアマイクロメータ用較正装置の断面図 、図7(b)は図7(a)のE方向矢視図、図7(c)は図7(a) F-F線矢視断面図、図8(a)は前記エアマイクロ メータ用較正装置を用いて前記計測ヘッドを 較正する様子を示す図、図8(b)は図8(a)のG方向 矢視図である。

 図1(a)に例示する工作機械21はベッド22、 ッド22上に設けられたワークテーブル23、コ ム24、主軸ヘッド25、主軸26及びブッシュ取 具27などを有してなるものである。

 コラム24はベッド22の上面に設けられたレ ール28に沿って図1(a)の紙面と直交する方向(X 方向)へ移動可能となっており、ワークテー ブル23はベッド22の上面に設けられたレール29 に沿って図1(a)の左右方向(Z軸方向)へ移動可 となっている。主軸26の支持部である主軸ヘ ッド25は、コラム24の前面に設けられたレー 30に沿って上下方向(Y軸方向)に移動可能とな っている。図示例の工作機械は横形のもので あり、主軸26は軸方向を水平にした状態で主 ヘッド25内に設けられて、主軸ヘッド25に回 転可能に支持されている。コラム24とワーク ーブル23と主軸ヘッド26は、図示しない送り ねじ機構などの各軸の駆動機構に駆動されて 、X軸方向とZ軸方向とY軸方向のそれぞれに直 線的に移動するようになっている。主軸26は 示しない主軸モータによって回転駆動され 。

 ブッシュ取付具27は水平部27aと垂直部27b を有しており、ワークテーブル23上に固定さ れている。ブッシュ取付具27の水平部27a上に エンジンのシリンダブロックやバルブボデ などのワークWが載置されて油圧などの固定 手段で固定され、ブッシュ取付具27の垂直部 はブッシュ31が取り付けられている。ブッ ュ31は中心部に横断面が円形のブッシュ穴31a を有する円筒状の部材である。一方、主軸26 は長尺の穴開け工具32が装着されている。 の穴開け工具32をブッシュ穴31aに挿通してそ の振れをブッシュ31で抑制しつつ、主軸26に って回転駆動することにより、同軸度の要 が厳しいクランク穴やスプール穴などの穴33 の穴開け加工を行う。

 そして、工作機械21の熱変位などで主軸26 (穴開け工具32)の軸芯とブッシュ穴31aの軸芯 ずれて(主軸26とブッシュ穴31aが偏芯して)、 ッシュ穴31aの内周面31bが偏摩耗してしまう を防止するために定期的に主軸26とブッシ 穴31aの偏芯量を計測する。

 その際には図1(b)に示すようにエアマイク ロメータの計測ヘッド41を、穴開け工具32に えて主軸26に装着した後、ブッシュ穴31aに挿 入することによってギャップ計測を(主軸26と ブッシュ穴31aの偏芯量の計測)をする(詳細後 )。なお、この場合のギャップ計測は、実際 に穴開け加工に使用しているブッシュ31に限 ず、図1(a)に一点鎖線で示すようにギャップ 計測専用のブッシュ31を、ブッシュ取付具27 その近傍などに設けて、当該ギャップ計測 用のブッシュ31に対して行うようにしてもよ い。

 図2及び図3(a)~図3(d)に示すように、エアマ イクロメータの計測ヘッド41は円柱状(横断面 が円形)の計測ヘッド本体部42と、この計測ヘ ッド本体部42の先端に設けられた円柱状(横断 面が円形)の計測ヘッド先端部43とを有してい る。計測ヘッド本体部42の先端は計測ヘッド 端部43と一体の接続部45(先端側部材)となっ おり、この接続部45のインロー嵌合部48が、 計測ヘッド本体部42のケース46に嵌合されて る。また、ケース46の外周面には複数の長穴 (凹部)58が形成されており、これらの長穴58か ら挿入されたねじ47によって、接続部45がケ ス46にねじ止めされている。

 計測ヘッド先端部43の先端側周縁はテー 面49となっており、計測ヘッド先端部43の基 側周縁もテーパ面50となっている。テーパ 49は計測ヘッド先端部43の先端側に向かって 測ヘッド先端部43の径方向内側へと傾斜し おり、テーパ面50は計測ヘッド先端部43の基 側に向かって計測ヘッド先端部43の径方向 側へと傾斜している。

 そして、この計測ヘッド先端部43には、2 の計測用エアノズル51A,51Bと、4つのエアブ ー用ノズル52A,52B,52C,52Dが形成されている。

 第1計測用エアノズル51Aと第2計測用エア ズル51Bは計測ヘッド先端部43の径方向に沿っ て形成され且つ互いに計測ヘッド先端部43の 方向に180度の角度を有しており、計測時に 測ヘッド先端部43の外周面43aの噴き出し口51 A-1,51B-1から、同外周面43aとブッシュ穴31aの内 周面31bとの間のギャップに噴き出すためのも のである。エアブロー用ノズル52A,52B,52C,52Dは 計測ヘッド先端部43の周方向にそれぞれ90度 角度を有しており、先端側のテーパ面49の噴 き出し口52A-1,52B-1,52C-1,52D-1から前方へブッシ 穴31aの内周面31bに向かってエアブロー用エ を噴き出すためのものである。また、接続 45には、第1計測用エアノズル51Aに接続され 第1計測用エア供給路53Aと、第2計測用エア ズル51Bに接続された第2計測用エア供給路53B 、エアブロー用ノズル52A,52B,52C,52Dに接続さ たエアブロー用エア供給路56とが形成され いる。

 一方、計測ヘッド本体部42は前述の接続 45の他、先端側部材としてのケース46と、基 側部材54とを有している。ケース46は円筒状 の部材であり、その板厚部分に第1計測用エ 供給路55Aと第2計測用エア供給路55Bが形成さ ている。第1計測用エア供給路55Aは前述の第 1計測用エア供給路53Aに接続され、第2計測用 ア供給路55Bは前述の第2計測用エア供給路53B に接続されている。

 基端側部材54は、軸部60の先端側と基端側 に軸部60よりも大径の先端部61と基端部59とを 備えた構成となっている。先端部62はケース4 6内に配設され、ケース46の内周面46aに接して 軸方向に摺動可能となっており、軸部60はケ ス46の基端側端板62の穴62aに挿通されて、軸 方向に移動可能となっている。そして、先端 部62と接続部45(インロー部48)との間には、弾 部材としてのコイルばね74が介設されてい 。コイルばね74は、常時、計測ヘッド先端部 43(接続部45)を前方に押している。従って、計 測ヘッド先端部43をブッシュ穴31aに挿入する に計測ヘッド先端部43がブッシュ31に接触し たとしても、コイルばね74が縮んで図3(a)に一 点鎖線で示すように計測ヘッド先端部43がケ ス46とともに基端側に移動することより、 の接触時の衝撃が緩和される。

 基端側部材54には第1計測用エア供給路63A 第2計測用エア供給路63Bが形成されている。 軸部60の外周面には可撓性の第1ホース64Aと第 2ホース64Bが巻き付けられており、第1ホース6 4Aはケース46側の第1計測用エア供給路55Aと基 側部材54側の第1計測用エア供給路63Aとをつ ぎ、第2ホース64Bはケース46側の第2計測用エ ア供給路55Bと基端側部材54側の第2計測用エア 供給路63Aとをつないでいる。従って、第1計 用エアノズル51Aには第1計測用エア供給路63A 第1ホース64A、第1計測用エア供給路55A及び 1計測用エア供給路53Aを介して計測用エアが 給され、第2計測用エアノズル51Bには第2計 用エア供給路63B、第2ホース64B、第2計測用エ ア供給路55B及び第2計測用エア供給路53Bを介 て計測用エアが供給される。

 また、基端側部材54(先端部61、軸部60及び 基端部59)には、エアブロー用エア供給路65が 成されている。従って、エアブロー用ノズ 52A,52B,52C,52Dにはエアブロー用エア供給路65 ケース46内における先端部61と接続部45(イン ー嵌合部48)との間の空間部66及びエアブロ 用エア供給路56を介してエアブロー用エアが 供給される。

 また、基端側部材54の外周面にはロータ ジョイント67が装着されており、基端側部材 54の基端には計測ヘッド41を、穴開け工具32と 同様に主軸26に対して着脱可能な構造の着脱 68が設けられている。

 ロータリジョイント67の第1計測用エア供 路68Aは第1カプラ69Aを介して、主軸ヘッド25 形成されている第1計測用エア供給路70Aに接 続されており、ロータリジョイント67の第2計 測用エア供給路68Bは第2カプラ69Bを介して、 軸ヘッド25に形成されている第2計測用エア 給路70Bに接続されている。従って、基端側 材54の第1計測用エア供給路63Aへは主軸ヘッ 25の第1計測用エア供給路70Aから、ロータリ ョイント67の第1計測用エア供給路68Aを介し 計測用エアが供給され、基端側部材54の第2 測用エア供給路63Bへは主軸ヘッド25の第2計 用エア供給路70Bから、ロータリジョイント67 の第2計測用エア供給路68Bを介して計測用エ が供給される。

 また、主軸26にはロータリジョイント71が 装着されており、このロータリジョイント71 エアブロー用エア供給路72は主軸ヘッド25に 形成されたエアブロー用エア供給路73に接続 れている。従って、基端側部材54のエアブ ー用エア供給路65へは、主軸ヘッド25のエア ロー用エア供給路73から、ロータリジョイ ト71のエアブロー用エア供給路72及び主軸26 形成されたエアブロー用エア供給路75を介し てエアブロー用エアが供給される。

 次に、図4、図5(a)、図5(b)及び図6に基づき 、エアマイクロメータのシステム構成及びギ ャップ計測操作の手順について説明する。な お、以下の操作はNC装置(数値制御装置)78で前 記各軸の駆動機構の動作や主軸モータの回転 などを制御することよって実施される。

 ギャップ計測時には、まず、穴開け工具3 2に代えて計測ヘッド41を主軸26に装着し、こ 計測ヘッド41をブッシュ穴31aの入口まで移 した後、エアブロー用エア供給源79から、計 測ヘッド先端部43のエアブロー用ノズル52A,52B ,52C,52D(主軸ヘッド25のエアブロー用エア供給 73)へエアブロー用エアを供給する。その結 、このエアブロー用エアが、エアブロー用 ズル52A,52B,52C,52Dからブッシュ穴31aの内周面3 1bに向かって噴き出される。このため、内周 31bに切削屑などの異物が付着している場合 は、当該異物が、エアブロー用エアで吹き ばされて、内周面31bから除去される。

 その後、図4に示すように計測ヘッド先端 部43をブッシュ穴31aに挿入し、NC装置78からシ ーケンサ80へ計測指令が出力されて、シーケ サ80から制御装置81へ計測方向選択指令及び 計測開始指令がエアマイクロメータの制御装 置81へ出力されると、この制御装置81によるA/ D変換機77A,77Bやエア供給源76A,76Bの制御が開始 されて、Y軸方向のギャップ計測とX軸方向の ャップ計測が実施される。これらのギャッ 計測はY軸方向とX軸方向の何れから始めて よいが、例えば、はじめに図5(a)に示すよう Y軸方向のギャップ計測を行い、次に図5(b) 示すようにNC装置78による主軸26の制御によ て計測ヘッド41(計測用エア3)を90度回転させ 、X軸方向のギャップ計測を行う。

 まず、Y軸方向のギャップ計測について詳 述すると、第1計測用エア供給源76Aと第2計測 エア供給源76Bのそれぞれからレギュレータ どの圧力調整手段で一定圧力に調整された 測用エアを、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77 Bを介して、計測ヘッド先端部43の第1計測用 アノズル51A(主軸ヘッド25の第1計測用エア供 路70A)と第2計測用エアノズル51B(主軸ヘッド2 5の第2計測用エア供給路70B)へ供給する。その 結果、これらの計測用エアが、第1計測用エ ノズル51Aと第2計測用エアノズル51Bから、計 ヘッド先端部43の外周面43aとブッシュ穴31a 内周面31bとの間のギャップδY1,δY2に噴き出 れる。そして、このときに第1A/D変換機77Aと 2A/D変換機77Bではそれぞれの計測用エアの圧 力(計測用エアの流量に相当)を検出し、これ の検出信号をデジタル信号に変換して制御 置81へ出力する。

 制御装置81では、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換 機77Bから出力された圧力検出信号から計測用 エアの流量を求め、この計測用エア流量のデ ータと、予め記憶されている図6に例示する うな計測用エア流量とギャップの関係を表 データとに基づいて、ギャップδY1とギャッ δY2を求める。更に制御装置81では、これら ギャップδY1,δY2の計測値に基づき、下記の( 1)式によってY軸方向における主軸26(穴開け工 具32)とブッシュ穴31aの偏芯量δYを算出し、こ の偏芯量δYをシーケンサ80へ出力する。
       δY=(δY1-δY2)í2  ・・・(1)

 次に、X軸方向のギャップ計測について詳 述すると、Y軸方向のギャップ計測と同様に 1計測用エア供給源76Aと 第2計測用エア供給 76Bのそれぞれからレギュレータなどの圧力 整手段で一定圧力に調整された計測用エア 、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bを介して 計測ヘッド先端部43の第1計測用エアノズル51 A(主軸ヘッド25の第1計測用エア供給路70A)と第 2計測用エアノズル51B(主軸ヘッド25の第2計測 エア供給路70B)へ供給する。その結果、これ らの計測用エアが、第1計測用エアノズル51A 第2計測用エアノズル51Bから、計測ヘッド先 部43の外周面43aとブッシュ穴31aの内周面31b の間のギャップδX1,δX2に噴き出される。そ て、このときに第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機 77Bではそれぞれの計測用エアの圧力(計測用 アの流量に相当)を検出し、これらの検出信 をデジタル信号に変換して制御装置81へ出 する。

 制御装置81では、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換 機77Bから出力された圧力検出信号から計測用 エアの流量を求め、この計測用エア流量のデ ータと、予め記憶されている図6に例示する うな計測用エア流量とギャップの関係を表 データとに基づいて、ギャップδX1とギャッ δX2を求める。更に制御装置81では、これら ギャップδX1,δX2の計測値に基づき、下記の( 2)式によってX軸方向における主軸26(穴開け工 具32)とブッシュ穴31aの偏芯量δXを算出し、こ の偏芯量δXをシーケンサ80へ出力する。
       δX=(δX1-δX2)í2  ・・・(2)

 シーケンサ80では制御装置81から入力した 偏芯量δX,δYを、NC装置78のマクロ変数に格納 る。そして、NC装置78では、この偏芯量δX,δ Yに応じてX,Y座標をシフトすることにより主 26の位置を制御する(即ち主軸26とブッシュ穴 31aの相対位置を補正する)ことより、主軸26( 開け工具32)の軸芯とブッシュ穴31aの軸芯と 一致させて、ブッシュ穴31aの偏摩耗を防止 る。

 そして、図6に例示するような計測用エア 流量とギャップの関係を表すデータは、図7(a )~図7(c)に示すような本実施の形態例のエアマ イクロメータ用較正装置91を用いて、計測ヘ ド41の較正を行うことによって求める。

 図7(a)~図7(c)に示すように、エアマイクロ ータ用較正装置91は格納穴92に格納されてい る。エアマイクロメータ用較正装置91の格納 所(格納穴92を設ける場所)は任意であり、例 えばブッシュ取付具27やその近傍、或いは工 格納部やその近傍などでもよい。

 エアマイクロメータ用較正装置91は計測 ッド進入穴94の途中に設けられたクランピン グスリーブ93と、小径のマスタ穴(小範)95と、 大径のマスタ穴(大範)96とを有している。小 のマスタ穴95は直径D1を有し、大径のマスタ 96はD1よりも大きな直径D2を有している。ク ンピングスリーブ93と小径のマスタ穴95と大 径のマスタ穴96は直列に配設されており、且 、クランピングスリーブ93の軸芯と小径の スタ穴95の軸芯と大径のマスタ穴96の軸芯は 致している。クランピングスリーブ93は、 属材料などによって薄く円筒状に形成され ものである。

 また、エアマイクロメータ用較正装置91 は、クランピングスリーブ93の周囲を囲む円 筒状の油圧室97と、この油圧室97に接続され 圧油供給路98とが形成されている。これらの 圧油供給路98と油圧室97とクランピングスリ ブ93は位置決め手段を構成している。圧油供 給路98には可撓性のホース99が接続されてい 。エアマイクロメータ用較正装置91はフロー ティング状態となっている。即ち、エアマイ クロメータ用較正装置91の周辺にはマスタ穴9 5,96の径方向(矢印T方向)への動きを阻止する のが設けられておらず、エアマイクロメー 用較正装置91は格納穴92内において自由に前 径方向(矢印T方向)へ移動可能である。

 次に、図4、図8(a)及び図8(b)に基づき、較 操作の手順について説明する。なお、以下 操作はNC装置(数値制御装置)78で前記各軸の 動機構などを制御することよって実施され 。

 較正時には、まず、計測ヘッド41をエア イクロメータ用較正装置91(計測ヘッド進入 94)の入口まで移動した後、エアブロー用エ 供給源79から、計測ヘッド先端部43のエアブ ー用ノズル52A,52B,52C,52D(主軸ヘッド25のエア ロー用エア供給路73)へエアブロー用エアを 給する。その結果、このエアブロー用エア 、クランピングスリーブ93の内周面93a、小 のマスタ穴95の内周面95a及び大径のマスタ穴 96の内周面96aに向かって噴き出される。この め、これらの内周面93a,95a,96aに切削屑など 異物が付着している場合には、当該異物が エアブロー用エアで吹き飛ばされて、内周 93a,95a,96aから除去される。なお、エアマイク ロメータ用較正装置91の格納状態などによっ 、内周面93a,95a,96aに異物が付着するおそれ ない場合には、エアブローを行わなくても い。

 較正開始時には、まず、図8(a)に示すよう に計測ヘッド先端部43を、小径のマスタ穴95 挿入する。このとき計測ヘッド本体部42(ケ ス46)はクランピングスリーブ93内に位置して いる。そして、図示しない圧油供給源から、 ホース99及び圧油供給路98を介して油圧室97へ 供給すると、この油圧室97の油圧がクランピ グスリーブ93全体に矢印Uの如く作用して、 ランピングスリーブ93の径が僅かに縮小す ことにより、クランピングスリーブ93が計測 ヘッド本体部42(ケース46)をクランプする。そ の結果、計測ヘッド先端部43の軸芯と小径の スタ穴95の軸芯が一致する。即ち、図8(b)に すように計測ヘッド先端部43の外周面43aと 径のマスタ穴95の内周面95aとの間のギャップ δG1が、計測ヘッド先端部43の周方向全体で一 定(所定値)となる。

 この状態でギャップ計測時と同様に第1計 測用エア供給源76Aと第2計測用エア供給源76B それぞれからレギュレータなどの圧力調整 段で一定圧力に調整された計測用エアを、 1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bを介して、計測 ヘッド先端部43の第1計測用エアノズル51A(主 ヘッド25の第1計測用エア供給路70A)と第2計測 用エアノズル51B(主軸ヘッド25の第2計測用エ 供給路70B)へ供給する。その結果、これらの 測用エアが、第1計測用エアノズル51Aと第2 測用エアノズル51Bから、計測ヘッド先端部43 の外周面43aと小径のマスタ穴95の内周面95aと 間のギャップδG1に噴き出される。このとき に第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bではそれぞ の計測用エアの圧力(計測用エアの流量に相 当)を検出し、これらの検出信号をデジタル 号に変換して制御装置81へ出力する。

 そして、制御装置81では第1A/D変換機77Aと 2A/D変換機77Bから出力された圧力検出信号か ら計測用エアの流量Q1を求め、この計測用エ 流量Q1のデータと、予め入力されているギ ップδG1のデータとを、図6に示すような計測 用エア流量Q1とギャップδG1の関係を表す点P1 データとして記憶する。

 次に、油圧室97から圧油供給路98及びホー ス99を介して圧油を排出し、一旦、クランピ グスリーブ93による計測ヘッド本体部42(ケ ス46)のクランプを解除した後、計測ヘッド 端部43を、大径のマスタ穴96に挿入する。こ ときにも計測ヘッド本体部42(ケース46)はク ンピングスリーブ93内に位置している。そ て、前述と同様に前記圧油供給源から、ホ ス99及び圧油供給路98を介して油圧室97へ供 することにより、この油圧室97の油圧によっ てクランピングスリーブ93が計測ヘッド本体 42(ケース46)をクランプする。その結果、計 ヘッド先端部43の軸芯と大径のマスタ穴96の 軸芯が一致する。即ち、図8(b)に示すように 測ヘッド先端部43の外周面43aと大径のマスタ 穴96の内周面96aとの間のギャップδG2が、計測 ヘッド先端部43の周方向全体で一定(所定値) なる。

 この状態で小径のマスタ穴95の場合と同 に第1計測用エア供給源76Aと第2計測用エア供 給源76Bのそれぞれからレギュレータなどの圧 力調整手段で一定圧力に調整された計測用エ アを、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bを介し 、計測ヘッド先端部43の第1計測用エアノズ 51A(主軸ヘッド25の第1計測用エア供給路70A) 第2計測用エアノズル51B(主軸ヘッド25の第2計 測用エア供給路70B)へ供給する。その結果、 れらの計測用エアが、第1計測用エアノズル5 1Aと第2計測用エアノズル51Bから、計測ヘッド 先端部43の外周面43aと大径のマスタ穴96の内 面96aとの間のギャップδG2に噴き出される。 のときに第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bで それぞれの計測用エアの圧力(計測用エアの 量に相当)を検出し、これらの検出信号をデ ジタル信号に変換して制御装置81へ出力する

 そして、制御装置81では第1A/D変換機77Aと 2A/D変換機77Bから出力された圧力検出信号か ら計測用エアの流量Q2を求め、この計測用エ 流量Q2のデータと、予め入力されているギ ップδG2のデータとを、図6に示すような計測 用エア流量Q2とギャップδG2の関係を表す点P2 データとして記憶する。また、この点P2と 述の点P1の間のデータは直線補間によって求 める。

 かくして、図6に実線で示すような計測用 エア流量とギャップの関係を表すデータが得 られる。なお、図6に一点鎖線で示すような ャップが非常に小さい範囲や、計測ヘッド 流路面積に比べてギャップが大きい範囲で 、ギャップの変化に対して計測用エア流量 変化が比例しなくなる。従って、エアマイ ロメータの計測範囲は、図6に実線で示すよ なギャップの変化に対して計測用エア流量 変化が比例する範囲とする必要がある。

 図9は本発明の実施の形態例に係るエアマ イクロメータ用較正装置によって較正される 第2の計測ヘッドの側面図、図10(a)は前記計測 ヘッドの一部を示す断面図、図10(b)は図9のH 向矢視図、図10(c)は図9のI-I線矢視断面図、 10(d)は図9のJ-J線矢視断面図、図10(e)は図9のK- K線矢視断面図、図10(f)は図9のL-L線矢視断面 、図11は前記エアマイクロメータのシステム 構成図、図12は図11のM方向矢視図、図13はエ マイクロメータ用較正装置を用いて前記計 ヘッドを較正する様子を示す図(図8(b)と同様 の図)である。

 なお、本第2の計測ヘッドを適用する工作 機械例及び主軸への装着状態については、図 1(a)及び図1(b)と同様であり、ここでの図示及 詳細な説明は省略する。また、本第2の計測 ヘッドの較正にも上記のエアマイクロメータ 用較正装置91を適用する(図7、図8参照)。従っ て、ここでのエアマイクロメータ用較正装置 についての詳細な説明は省略する。

 上記第1の計測ヘッド41では計測ヘッド先 部43に2つの計測用エアノズル51A,51Bが形成さ れているのに対して(図2、図3参照)、図10(b)及 び図10(c)に示すように本第2の計測ヘッド41は 計測ヘッド先端部43に4つの計測用エアノズ 51A,51B,51C,51Dが形成されていることを特徴と ており、その他の構成については上記の計 ヘッド41と概ね同様である。従って、本第2 計測ヘッド41について、上記の計測ヘッド41 と同様の部分には同一の符号を付し、重複す る詳細な説明は省略する。

 図9及び図10(a)~図10(d)に示すように、本第2 の計測ヘッド41の計測ヘッド先端部43には、4 の計測用エアノズル51A,51B,51C,51Dが形成され いる。これらの計測用エアノズル51A~51Dは計 測ヘッド先端部43の周方向にそれぞれが90度 角度を有しており、計測時に計測ヘッド先 部43の外周面43aの噴き出し口51A-1,51B-1,51C-1,51D -1から、同外周面43aとブッシュ穴31aの内周面3 1bとの間のギャップに噴き出すためのもので る。また、計測ヘッド本体部42の接続部45に は、第1計測用エアノズル51Aに接続された第1 測用エア供給路53Aと、第2計測用エアノズル 51Bに接続された第2計測用エア供給路53Bと、 3計測用エアノズル51Cに接続された第3計測用 エア供給路53Cと、第4計測用エアノズル51Dに 続された第4計測用エア供給路53Dとが形成さ ている。

 計測ヘッド本体部42のケース46の板厚部分 には、第1計測用エア供給路55Aと第2計測用エ 供給路55Bと第3計測用エア供給路55Cと第4計 用エア供給路55Dが形成されている。第1計測 エア供給路55Aは前述の第1計測用エア供給路 53Aに接続され、第2計測用エア供給路55Bは前 の第2計測用エア供給路53Bに接続され、第3計 測用エア供給路55Cは前述の第3計測用エア供 路53Cに接続され、第4計測用エア供給路55Dは 述の第4計測用エア供給路53Dに接続されてい る。

 基端側部材54には、第1計測用エア供給路6 3Aと第2計測用エア供給路63Bと第1計測用エア 給路63Aと第2計測用エア供給路63Bと第3計測用 エア供給路63Cと第4計測用エア供給路63Dが形 されている。

 軸部60の外周面には可撓性の第1ホース64A 第2ホース64Bと第3ホース64Cと第4ホース64Dが き付けられており、第1ホース64Aはケース46 の第1計測用エア供給路55Aと基端側部材54側 第1計測用エア供給路63Aとをつなぎ、第2ホ ス64Bはケース46側の第2計測用エア供給路55B 基端側部材54側の第2計測用エア供給路63Aと つなぎ、第3ホース64Cはケース46側の第3計測 エア供給路55Cと基端側部材54側の第3計測用 ア供給路63Cとをつなぎ、第4ホース64Dはケー ス46側の第4計測用エア供給路55Dと基端側部材 54側の第4計測用エア供給路63Dとをつないでい る。

 従って、第1計測用エアノズル51Aには第1 測用エア供給路63A、第1ホース64A、第1計測用 エア供給路55A及び第1計測用エア供給路53Aを して計測用エアが供給され、第2計測用エア ズル51Bには第2計測用エア供給路63B、第2ホ ス64B、第2計測用エア供給路55B及び第2計測用 エア供給路53Bを介して計測用エアが供給され 、第3計測用エアノズル51Cには第3計測用エア 給路63C、第3ホース64C、第3計測用エア供給 55C及び第3計測用エア供給路53Cを介して計測 エアが供給され、第4計測用エアノズル51Dに は第4計測用エア供給路63D、第4ホース64D、第4 計測用エア供給路55D及び第4計測用エア供給 53Dを介して計測用エアが供給される。

 なお、本計測ヘッド41では基端側部材54に ロータリジョイントが装着されておらず、基 端側部材54の第1計測用エア供給路63Aが第1カ ラ69Aを介して主軸ヘッド25の第1計測用エア 給路70Aに接続され、第2計測用エア供給路63B 第2カプラ69Bを介して主軸ヘッド25の第2計測 用エア供給路70Bに接続され、更に第3計測用 ア供給路63Cが第3カプラ(図示省略)を介して 軸ヘッド25の第3計測用エア供給路(図示省略) に接続され、第4計測用エア供給路63Dが第4カ ラ(図示省略)を介して主軸ヘッド25の第4計 用エア供給路(図示省略)に接続されている。 従って、基端側部材54の第1計測用エア供給路 63Aへは主軸ヘッド25の第1計測用エア供給路70A から計測用エアが供給され、基端側部材54の 2計測用エア供給路63Bへは主軸ヘッド25の第2 計測用エア供給路70Bから計測用エアが供給さ れ、基端側部材54の第3計測用エア供給路63Cへ は主軸ヘッド25の第3計測用エア供給路から計 測用エアが供給され、基端側部材54の第4計測 用エア供給路63Dへは主軸ヘッド25の第4計測用 エア供給路から計測用エアが供給される。

 次に、図11、図12及び図6に基づき、エア イクロメータのシステム構成及びギャップ 測操作の手順について説明する。なお、以 の操作はNC装置78で前記各軸の駆動機構の動 や主軸モータの回転などを制御することよ て実施される。

 ギャップ計測時には、まず、エアブロー 行う。このエアブローついては上記の場合 同様であるため、ここでの詳細な説明は省 する。その後、図11に示すように計測ヘッ 先端部43をブッシュ穴31aに挿入した後、NC装 78からシーケンサ80へ計測指令が出力されて 、シーケンサ80から制御装置81へ計測方向選 指令及び計測開始指令がエアマイクロメー の制御装置81へ出力されると、この制御装置 81によるA/D変換機77A,77Bやエア供給源76A,76Bの 御が開始されて、Y軸方向のギャップ計測とX 軸方向のギャップ計測が実施される。これら のギャップ計測はY軸方向とX軸方向の何れか 始めてもよく、同時に行ってもよい。本第2 の計測ヘッド41では計測ヘッド先端部43に4つ 計測用エアノズル51A~51Dが形成されているた め、上記の第1の計測ヘッド41のように計測ヘ ッド41を90度回転させる必要はない。

 Y軸方向のギャップ計測について詳述する と、第1計測用エア供給源76Aと 第2計測用エ 供給源76Bのそれぞれからレギュレータなど 圧力調整手段で一定圧力に調整された計測 エアを、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bを介 して、計測ヘッド先端部43の第1計測用エアノ ズル51A(主軸ヘッド25の第1計測用エア供給路70 A)と第2計測用エアノズル51B(主軸ヘッド25の第 2計測用エア供給路70B)へ供給する。その結果 これらの計測用エアが、第1計測用エアノズ ル51Aと第2計測用エアノズル51Bから、計測ヘ ド先端部43の外周面43aとブッシュ穴31aの内周 面31bとの間のギャップδY1,δY2に噴き出される 。そして、このときに第1A/D変換機77Aと第2A/D 換機77Bではそれぞれの計測用エアの圧力(計 測用エアの流量に相当)を検出し、これらの 出信号をデジタル信号に変換して制御装置81 へ出力する。

 制御装置81では、第1A/D変換機77Aと第2A/D変 換機77Bから出力された圧力検出信号から計測 用エアの流量を求め、この計測用エア流量の データと、予め記憶されている図6に例示す ような計測用エア流量とギャップの関係を すデータとに基づいて、ギャップδY1とギャ プδY2を求める。更に制御装置81では、これ のギャップδY1,δY2の計測値に基づき、上記( 1)式によってY軸方向における主軸26(穴開け工 具32)とブッシュ穴31aの偏芯量δYを算出し、こ の偏芯量δYをシーケンサ80へ出力する。

 次に、X軸方向のギャップ計測について詳 述すると、第3計測用エア供給源76Cと 第4計 用エア供給源76Dのそれぞれからレギュレー などの圧力調整手段で一定圧力に調整され 計測用エアを、第3A/D変換機77Cと第4A/D変換機 77Dを介して、計測ヘッド先端部43の第3計測用 エアノズル51C(主軸ヘッド25の第3計測用エア 給路)と第4計測用エアノズル51D(主軸ヘッド25 の第4計測用エア供給路)へ供給する。その結 、これらの計測用エアが、第3計測用エアノ ズル51Cと第4計測用エアノズル51Dから、計測 ッド先端部43の外周面43aとブッシュ穴31aの内 周面31bとの間のギャップδX1,δX2に噴き出され る。そして、このときに第3A/D変換機77Cと第4A /D変換機77Dではそれぞれの計測用エアの圧力( 計測用エアの流量に相当)を検出し、これら 検出信号をデジタル信号に変換して制御装 81へ出力する。

 制御装置81では、第3A/D変換機77Cと第4A/D変 換機77Dから出力された圧力検出信号から計測 用エアの流量を求め、この計測用エア流量の データと、予め記憶されている図6に例示す ような計測用エア流量とギャップの関係を すデータとに基づいて、ギャップδX1とギャ プδX2を求める。更に制御装置81では、これ のギャップδX1,δX2の計測値に基づき、上記( 2)式によってX軸方向における主軸26(穴開け工 具32)とブッシュ穴31aの偏芯量δXを算出し、こ の偏芯量δXをシーケンサ80へ出力する。

 シーケンサ80では制御装置81から入力した 偏芯量δX,δYを、NC装置78のマクロ変数に格納 る。そして、NC装置78では、この偏芯量δX,δ Yに応じてX,Y座標をシフトすることにより主 26の位置を制御する(即ち主軸26とブッシュ穴 31aの相対位置を補正する)ことより、主軸26( 開け工具32)の軸芯とブッシュ穴31aの軸芯と 一致させてブッシュ穴31aの偏摩耗を防止す 。

 そして、本第2の計測ヘッド41においても 上記のエアマイクロメータ用較正装置91を いて較正を行うことによって、図6に例示す ような計測用エア流量とギャップの関係を すデータを求める。

 較正操作の手順についても上記第1の計測 ヘッド41の場合と同様である。図8(a)、図11及 図13に基づいて説明すると、前述のとおり エアマイクロメータ用較正装置91に対してエ アブロー行った後(又は行わずに)、まず、計 ヘッド先端部43を小径のマスタ穴95に挿入す る。このとき計測ヘッド本体部42(ケース46)は クランピングスリーブ93内に位置している。 して、図示しない圧油供給源から、ホース9 9及び圧油供給路98を介して油圧室97へ供給す と、この油圧室97の油圧がクランピングス ーブ93全体に作用して、クランピングスリー ブ93の径が僅かに縮小することにより、クラ ピングスリーブ93が計測ヘッド本体部42(ケ ス46)をクランプする。その結果、計測ヘッ 先端部43の軸芯と小径のマスタ穴95の軸芯が 致する。即ち、図13に示すように計測ヘッ 先端部43の外周面43aと小径のマスタ穴95の内 面95aとの間のギャップδG1が、計測ヘッド先 端部43の周方向全体で一定(所定値)となる。

 この状態でギャップ計測時と同様に第1計 測用エア供給源76Aと第2計測用エア供給源76B 第3計測用エア供給源76Cと第4計測用エア供給 源76Dのそれぞれからレギュレータなどの圧力 調整手段で一定圧力に調整された計測用エア を、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bと第3A/D変 換機77Cと第4A/D変換機77Dを介して、計測ヘッ 先端部43の第1計測用エアノズル51A(主軸ヘッ 25の第1計測用エア供給路70A)と第2計測用エ ノズル51B(主軸ヘッド25の第2計測用エア供給 70B)と第3計測用エアノズル51C(主軸ヘッド25 第3計測用エア供給路)と第4計測用エアノズ 51D(主軸ヘッド25の第3計測用エア供給路)へ供 給する。その結果、これらの計測用エアが、 第1計測用エアノズル51Aと第2計測用エアノズ 51Bと第3計測用エアノズル51Cと第4計測用エ ノズル51Dから、計測ヘッド先端部43の外周面 43aと小径のマスタ穴95の内周面95aとの間のギ ップδG1に噴き出される。このときに第1A/D 換機77Aと第2A/D変換機77Bと第3A/D変換機77Cと第 4A/D変換機77Dではそれぞれの計測用エアの圧 (計測用エアの流量に相当)を検出し、これら の検出信号をデジタル信号に変換して制御装 置81へ出力する。

 制御装置81では第1A/D変換機77Aと第2A/D変換 機77Bと第3A/D変換機77Cと第4A/D変換機77Dから出 された圧力検出信号から計測用エアの流量Q 1を求め、この計測用エア流量Q1のデータと、 予め入力されているギャップδG1のデータと 、図6に示すような計測用エア流量Q1とギャ プδG1の関係を表す点P1のデータとして記憶 る。

 次に、油圧室97から圧油供給路98及びホー ス99を介して圧油を排出し、一旦、クランピ グスリーブ93による計測ヘッド本体部42(ケ ス46)のクランプを解除した後、計測ヘッド 端部43を、大径のマスタ穴96に挿入する。こ ときにも計測ヘッド本体部42(ケース46)はク ンピングスリーブ93内に位置している。そ て、前述と同様に前記圧油供給源から、ホ ス99及び圧油供給路98を介して油圧室97へ供 することにより、この油圧室97の油圧によっ てクランピングスリーブ93が計測ヘッド本体 42(ケース46)をクランプする。その結果、計 ヘッド先端部43の軸芯と大径のマスタ穴96の 軸芯が一致する。即ち、図13に示すように計 ヘッド先端部43の外周面43aと大径のマスタ 96の内周面96aとの間のギャップδG2が、計測 ッド先端部43の周方向全体で一定(所定値)と る。

 この状態で小径のマスタ穴95の場合と同 に第1計測用エア供給源76Aと第2計測用エア供 給源76Bと第3計測用エア供給源76Cと第4計測用 ア供給源76Dのそれぞれからレギュレータな の圧力調整手段で一定圧力に調整された計 用エアを、第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77B 第3A/D変換機77Cと第4A/D変換機77Dを介して、計 測ヘッド先端部43の第1計測用エアノズル51A( 軸ヘッド25の第1計測用エア供給路70A)と第2計 測用エアノズル51B(主軸ヘッド25の第2計測用 ア供給路70B)と第3計測用エアノズル51C(主軸 ッド25の第3計測用エア供給路)と第4計測用エ アノズル51D(主軸ヘッド25の第4計測用エア供 路)へ供給する。その結果、これらの計測用 アが、第1計測用エアノズル51Aと第2計測用 アノズル51Bと第3計測用エアノズル51Cと第4計 測用エアノズル51Dから、計測ヘッド先端部43 外周面43aと大径のマスタ穴96の内周面96aと 間のギャップδG2に噴き出される。このとき 第1A/D変換機77Aと第2A/D変換機77Bと第3A/D変換 77Cと第4A/D変換機77Dではそれぞれの計測用エ アの圧力(計測用エアの流量に相当)を検出し これらの検出信号をデジタル信号に変換し 制御装置81へ出力する。

 制御装置81では第1A/D変換機77Aと第2A/D変換 機77Bと第3A/D変換機77Cと第4A/D変換機77Dから出 された圧力検出信号から計測用エアの流量Q 2を求め、この計測用エア流量Q2のデータと、 予め入力されているギャップδG2のデータと 、図6に示すような計測用エア流量Q2とギャ プδG2の関係を表す点P2のデータとして記憶 る。また、この点P2と前述の点P1の間のデー は直線補間によって求める。かくして、図6 に示すような計測用エア流量とギャップの関 係を表すデータが得られる。

 図14(a)は本発明の実施の形態例に係るエ マイクロメータ用較正装置によって較正さ る第3の計測ヘッドの要部側面図、図14(b)は 14(a)のN方向矢視図、図14(c)は図14(a)のO-O線矢 断面図、図14(d)は図14(a)のP-P線矢視断面図、 図14(e)は図14(a)のQ-Q線矢視断面図、図15は前記 計測ヘッドによってギャップ計測をする様子 を示す図(図5と同様の図)、図16はエアマイク メータ用較正装置を用いて前記計測ヘッド 較正する様子を示す図(図8(b)と同様の図)で る。また、図17には偏芯量の算出方法を示 ており、図17(a)は計測ヘッド先端部とブッシ ュ穴が偏芯していないときの状態を示す図、 図17(b)は計測ヘッド先端部がブッシュ穴に対 てX軸方向にのみ偏芯した状態を示す図、図 17(c)は図17(b)の状態の要部拡大図である。

 なお、本第3の計測ヘッドを適用する工作 機械例及び主軸への装着状態については、図 1(a)及び図1(b)と同様であり、ここでの図示及 詳細な説明は省略する。また、本第3の計測 ヘッドの較正にも上記のエアマイクロメータ 用較正装置91を適用する(図7、図8参照)。従っ て、ここでのエアマイクロメータ用較正装置 についての詳細な説明は省略する。また、本 第3の計測ヘッドについては、上記第1の計測 ッドと同様の部分には同一の符号を付して 重複する詳細な説明は省略し、計測ヘッド 体部の基端側部分の図示を省略している。

 上記第1の計測ヘッド41では計測ヘッド先 部43に形成された第1計測用エアノズル51Aと 2計測用エアノズル51Bが、互いに計測ヘッド 先端部43の周方向に180度の角度を有している に対して(図2、図3参照)、図14(a)~図14(d)に示 ように本第3の計測ヘッド41は、計測ヘッド 端部43に形成された第1計測用エアノズル51A 第2計測用エアノズル51Bが、互いに計測ヘッ ド先端部43の周方向に90度の角度を有してい ことを特徴としており、接続部45の計測用エ ア供給路53A,53Bやケース46の計測用エア供給路 55A,55Bなどの各部の計測用エア供給路やホー も、この第1及び第2計測用エアノズル51A,51B 合わせ配置になっている。

 その他は、上記第1の計測ヘッド41と同様 構成である。但し、図示は省略しているが 本第3の計測ヘッド41では、上記第2の計測ヘ ッド41(図9参照)と同様にロータリジョイント 装着されておらず、上記第1の計測ヘッド41 比較して計測用エアの供給経路にロータリ ョイント67(第1及び第2計測用エア供給路68A,6 8B)が介在していない点が異なる。

 また、図示及び詳細な説明は省略するが エアマイクロメータのシステム構成及びギ ップ計測操作の手順についても、上記第1の 計測ヘッド41の場合と同様である(図4参照)。 し、図15に示すように第1計測用エアノズル5 1Aと第2計測用エアノズル51Bとが90度の角度を すように配置したことより、計測ヘッド41 回転させることなく、第1計測用エアノズル5 1AではY軸方向のギャップδY1を計測し、第2計 用エアノズル51BではX軸方向のギャップδX1 計測することができるようになっており、 の点が上記第1の計測ヘッドと異なる。

 この場合、制御装置81(図4参照)では、こ らのギャップδX1,δY1の計測値を、制御装置81 に予め記憶されている偏芯していないときの 計測ヘッド先端部43の外周面43aとブッシュ穴3 1aの内周面31bとの間のギャップ値から差し引 ことによって、偏芯量δX,δYを算出する。具 体的には以下に説明する第1の偏芯量算出方 と第2の偏芯量算出方法の何れかによって、 芯量δX,δYを算出する。

 (第1の偏芯量算出方法)
 第1の偏芯量算出方法は、次の(3),(4)の連立 程式を解くことによって偏芯量δX,δYを求め 方法である。
  δX=δX 0 -δX1-R(1-cos(sin -1 (δY/R)) ・・・(3)
  δY=δY 0 -δY1-R(1-cos(sin -1 (δX/R)) ・・・(4)

 上記(3),(4)式において、δX 0 ,δY 0 は制御装置81に初期値として予め入力されるX 軸方向とY軸方向のギャップ値、即ち偏芯し いないときの計測ヘッド先端部43の外周面43a とブッシュ穴31aの内周面31bとの間のギャップ 値である。Rは制御装置81に予め入力されるブ ッシュ穴31aの半径である。なお、計測ヘッド 先端部43の半径rも制御装置81に予め入力して このrとRの差(R-r)から、初期値δX 0 ,δY 0 を算出するようにしてもよい。ギャップδX1, Y1は、上記実施の形態例1と同様に制御装置81 において、A/D変換機77A,77B(図4参照)から入力 る計測用エアの圧力検出信号(デジタル信号) から、計測用エアの流量を求め、この計測用 エア流量のデータと、予め記憶されている計 測用エア流量とギャップの関係を表すデータ とに基づいて求める。

 図17に基づいて詳述すると、図17(a)の如く計 測ヘッド先端部43とブッシュ穴31aが偏芯して ない状態から、図17(b)の如く計測ヘッド先 部43がブッシュ穴31aに対してY軸方向にのみδ Yだけ偏芯して、第1計測用エアノズル51Aで計 されるY軸方向のギャップ値が、初期値のδY 0 からδY1になった場合、Y軸方向の偏芯量δYは 次の(5)によって求めることができる。
     δY=δY 0 -δY1 ・・・(5)
 しかし、X軸方向については、実際には偏芯 していないが、図17(b)に示すようにδYの影響 より、第2計測用エアノズル51Bで計測される X軸方向のギャップ値が、δX´だけ変化して、 初期値からδX1となる。そこで、このδYの影 によるX軸方向のギャップの変化量δX´を考 した場合、X軸方向の偏芯量δXは、次の(6)式 ら求めることができる。図17(b)の場合には(6 )式から、偏芯量δXは0となる。
     δX=δX 0 -δX1-δX´ ・・・(6)
 そして、図17(c)に示すとおり、変化量δX´は 次の(7)式によって求めることができる。従っ て、この(7)式を(6)式に代入すれば(3)式が得ら れる。
     δX´=R-Rcosθ
        =R(1-cos(sin -1 (δY/R)) ・・・(7)

 詳細な説明は省略するが、Y軸方向について も、X軸方向の場合と同様であり、計測ヘッ 先端部43がブッシュ穴31aに対してX軸方向に みδXだけ偏芯したときの、このδXの影響に るY軸方向のギャップの変化量δY´を考慮し 場合、Y軸方向の偏芯量δYは、次の(8)式から めることができる。
     δY=δY 0 -δY1-δY´ ・・・(8)
 そして、変化量δY´は次の(9)式よって求め ことができるため、この(9)式を(8)式に代入 れば(4)式が得られる。
     δY´=R-Rcosθ
        =R(1-cos(sin -1 (δX/R)) ・・・(9)

 (第2の偏芯量算出方法)
 第2の偏芯量算出方法は、上記の変化量δX´, δY´を無視して、次の(10),(11)式によって偏芯 δX,δYを求める方法である。
     δX=δX 0 -δX1 ・・・(10)
     δY=δY 0 -δY1 ・・・(11)

 偏芯量δX,δYはブッシュ穴31aの半径Rに比 て非常に小さいため(δX,δY≪R)、一方の偏芯 が他方のギャップ測定値に与える影響は少 く、変化量δX´,δY´は無視できる。即ち、δ Y≪Rのとき、δY/R≒0より、δX´≒0であり、δX Rのとき、δX/R≒0より、δY´≒0である。例え ば、δY=0.010mm,R=10mmのときには、cos(sin(0.010/10)) =0.9999995、δX´=10(1-0.9999995)=0.000005m=0.005μmであ 、δX´/δY=0.000005/0.010=0.0005=0.05%である。また 、δY=0.010mm,R=5mmのときには、δX´=0.00001mm=0.01μ mであり、δX´/δY=0.001=0.1%である。そして、こ れらの変化量δX´の値0.005μm,0.01μmはエアマイ クロメータのくり返し測定精度1.5μmよりも十 分小さい。変化量δY´についても同様である 従って、変化量δX´,δY´は無視することが きる。

 本第3の計測ヘッド41の較正については上 第1の計測ヘッド41の場合と同様である。即 、上記のエアマイクロメータ用較正装置91 用いて図16に示すようなギャップδG1,δG2と計 測用エア流量との関係を表すデータ(図6参照) を求める。

 図18(a)は本発明の実施の形態例に係るエ マイクロメータ用較正装置によって較正さ る第4の計測ヘッドの要部側面図、図18(b)は 18(a)のR方向矢視図、図18(c)は図18(a)のS-S線矢 断面図、図18(d)は図18(a)のV-V線矢視断面図、 図19(a)は前記計測ヘッドによってギャップ計 をする様子を示す図(図5と同様の図)、図19(b )は前記計測ヘッドを図19(a)の状態から90度回 させた状態を示す図(図5と同様の図)、図20 エアマイクロメータ用較正装置を用いて前 計測ヘッドを較正する様子を示す図(図8(b)と 同様の図)である。

 なお、本第4の計測ヘッドを適用する工作 機械例及び主軸への装着状態については、図 1(a)及び図1(b)と同様であり、ここでの図示及 詳細な説明は省略する。また、本第4の計測 ヘッドの較正にも上記のエアマイクロメータ 用較正装置91を適用する(図7、図8参照)。従っ て、ここでのエアマイクロメータ用較正装置 についての詳細な説明は省略する。また、本 第4の計測ヘッドについては、上記第1の計測 ッドと同様の部分には同一の符号を付して 重複する詳細な説明は省略し、計測ヘッド 体部の基端側部分の図示を省略している。

 上記第1の計測ヘッド41では計測ヘッド先 部43に2つの計測用エアノズル51A,51Bが形成さ れているのに対して(図2、図3参照)、図18(a)~ 18(d)に示すように本第4の計測ヘッド41は、計 測ヘッド先端部43に1つの計測用エアノズル51A のみが形成されていることを特徴としており 、これに合わせて接続部45の計測用エア供給 53Aやケース46の計測用エア供給路55Aなどの 部の計測用エア供給路やホースも1つである その他は、上記第1の計測ヘッド41と同様の 成である。

 また、図示及び詳細な説明は省略するが エアマイクロメータのシステム構成及びギ ップ計測操作の手順についても、上記第1の 計測ヘッド41の場合と同様である(図4参照)。 し、計測ヘッド先端部43に1つの計測用エア ズル51Aのみが形成されていることに合わせ 、計測用エア供給源やA/D変換機も1つだけ設 けられており、この点が上記実施の形態例1 は異なる。

 また、ギャップ計測を行う際には、図19(a )に示す状態でY軸方向のギャップδY1を計測し 、続いて図19(a)に示すようにNC装置78(図4参照) による主軸26(図1、図2参照)の制御によって計 測ヘッド41(計測ヘッド先端部43)を90度回転さ ることより、X軸方向のギャップδX1を計測 る。

 この場合にも、上記第3の計測ヘッド41の 合と同様に制御装置81(図4参照)では、これ のギャップδX1,δY1の計測値を、制御装置81に 予め記憶されている偏芯していないときの計 測ヘッド先端部43の外周面43aとブッシュ穴31a 内周面31bとの間のギャップ値から差し引く とによって、偏芯量δX,δYを算出する。具体 的には、上記第3の計測ヘッド41の場合と同様 に上記の第1の偏芯量算出方法又は第2の偏芯 算出方法の何れかによって、偏芯量δX,δYを 算出する。

 そして、本第4の計測ヘッド41においても 上記第1の計測ヘッド41の場合と同様に較正 る。即ち、上記のエアマイクロメータ用較 装置91を用いて、図20に示すようなギャップ δG1,δG2と計測用エア流量との関係を表すデー タ(図6参照)を求める。

 以上のように、本実施の形態例のエアマ クロメータ用較正装置91によれば、計測時 工作機械21の主軸26に装着され、工作機械21 ワークテーブル23に取り付けられたブッシュ 31のブッシュ穴31aに挿入されて、ブッシュ穴3 1aと主軸26の偏芯量を計測するための第1、第2 、第3又は第4の計測ヘッド41であって、計測 ッド本体部42と、この計測ヘッド本体部42の 端に設けられて計測時にブッシュ穴31aに挿 される計測ヘッド先端部43とを有し、計測 ッド先端部43には計測時に計測ヘッド先端部 43の外周面43aの噴き出し口(例えば第1の計測 ッド41では噴き出し口51A-1,51B-1)から同外周面 43aとブッシュ穴31aの内周面31bとの間のギャッ プに計測用エアを噴き出すための1つの又は 数の計測用エアノズル(例えば第1の計測ヘッ ド41では計測用エアノズル51A,51B)が形成され 一方、計測ヘッド本体部42には各計測用エア ノズルに対応した個別の計測用エア供給路( えば第1の計測ヘッド41では計測用エアノズ 51A,51B)が形成されており、各計測用エアノズ ル(例えば第1の計測ヘッド41では計測用エア ズル51A,51B)に対してそれぞれ個別の計測用エ ア供給路(例えば第1の計測ヘッド41では第1計 用エア供給路53A,55A,63A及びホース64Aからな 供給路と、第1計測用エア供給路53B,55B,63B及 ホース64Bからなる供給路)から計測用エアが 給される構成とした計測ヘッド41を較正す ための較正装置であって、小径のマスタ穴95 と、大径のマスタ穴96と、計測ヘッド先端部4 3が小径のマスタ穴95に挿入されたときには計 測ヘッド先端部43の軸芯と小径のマスタ穴の 芯とを一致させ、計測ヘッド先端部43が大 のマスタ穴96に挿入されたときには計測ヘッ ド先端部43の軸芯と大径のマスタ穴96の軸芯 を一致させる位置決め手段とを有してなる とを特徴としているため、計測ヘッド先端 43の外周面43aとブッシュ穴31aの内周面31bとの 間のギャップ計測が可能な計測ヘッド41に適 して有効な較正装置を実現することができ 。

 なお、本実施の形態例のエアマイクロメ タ用較正装置91は、特に上記のようなギャ プ計測が可能な計測ヘッド41の較正に適用し て有用なものであるが、必ずしもこれに限定 するものではなく、穴の内径を計測する従来 の計測ヘッドの較正にも用いることができる 。この場合には、マスタ穴の軸芯と計測ヘッ ド(計測ヘッド先端部)の軸芯とを一致させる とにより、計測ヘッド(計測ヘッド先端部) マスタ穴が大きく偏芯して較正精度が低下 るのを防止することができる。

 また、本実施の形態例のエアマイクロメ タ用較正装置91によれば、前記位置決め手 は、圧油供給路98と、クランピングスリーブ 93と、このクランピングスリーブ93の周囲を む油圧室97とを有してなり、クランピングス リーブ93が、圧油供給路98から油圧室97へ供給 される圧油の圧力によって計測ヘッド本体部 42(ケース46)をクランプすることより、計測ヘ ッド先端部43の軸芯と小径のマスタ穴95の軸 を一致させ、計測ヘッド先端部43の軸芯と大 径のマスタ穴96の軸芯とを一致させる構成で ることを特徴としているため、クランピン スリーブ93などからなる簡易な構成の位置 め手段によって、確実且容易に計測ヘッド 端部43の軸芯と小径のマスタ穴31aの軸芯を一 致させ、計測ヘッド先端部43の軸芯と大径の スタ穴96の軸芯とを一致させることができ 。

 また、本実施の形態例のエアマイクロメ タ用較正装置91によれば、クランピングス ーブ93と小径のマスタ穴95と大径のマスタ穴9 6が直列に配設され、クランピングスリーブ93 の軸芯と小径のマスタ穴95の軸芯と大径のマ タ穴96の軸芯が一致した構成であることを 徴としているため、1つのクランピングスリ ブ93によって、計測ヘッド先端部43の軸芯と 小径のマスタ穴96の軸芯を一致させることと 計測ヘッド先端部43の軸芯と大径のマスタ 96の軸芯とを一致させることとが可能となり 、且つ、小径のマスタ穴95による較正と大径 マスタ穴96による較正とを、連続的に効率 く行うことができる。

 なお、本発明のエアマイクロメータ用較 装置は、必ずしも上記のようにクランピン スリーブと小径のマスタ穴と大径のマスタ を列に配設した構成(図7参照)に限定するも ではなく、例えば小径のマスタ穴と大径の スタ穴を並設して、小径のマスタ穴と大径 マスタ穴のそれぞれに対して、クランピン スリーブなどの位置決め手段を設けてもよ 。

 本発明はエアマイクロメータ用較正装置 関するものであり、特に計測ヘッド先端部 外周面とブッシュ穴の内周面との間のギャ プ計測が可能な計測ヘッドの較正に適用し 有用なものである。