Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
CAPACITANCE-TYPE SENSOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/020069
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a capacitance-type sensor integral with a light guide capable of reducing cost by reducing the number of components and capable of improving detection accuracy. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A plurality of sensing electrodes (12), a connection electrode (13) and a wire (14) are integrally formed on one surface of a light guide (11) to make the capacitance-type sensor integral with the light guide. Since the sensing electrodes (12) or the like are provided on the light guide (11), the number of components can be reduced, thereby reducing a manufacturing cost. By placing an electrode also on a curved surface (11C) and fixing an outer case (20) to the light guide (11) in tight contact via a resin layer (16), formation of an air layer can be prevented, thereby obtaining large capacitance and also improving detection accuracy.

Inventors:
HAYAMA TSUYOSHI (JP)
AIHARA MASAMI (JP)
SHIMAOKA MANABU (JP)
SHIMOMURA HISATO (JP)
MYOCHIN KATSUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063877
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 01, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
ALPS ELECTRIC CO LTD (JP)
HAYAMA TSUYOSHI (JP)
AIHARA MASAMI (JP)
SHIMAOKA MANABU (JP)
SHIMOMURA HISATO (JP)
MYOCHIN KATSUMI (JP)
International Classes:
H01H36/00
Domestic Patent References:
WO2007083591A12007-07-26
Foreign References:
JPH06111695A1994-04-22
JPS5542243U1980-03-18
JP2004079381A2004-03-11
Attorney, Agent or Firm:
NOZAKI, Teruo et al. (1-21-11 Higashi-Ikebukuro Toshima-k, Tokyo 13, JP)
Download PDF:
Claims:
 導光体と、導光体の一面に一体形成された電極とを有し、導光体の他の面に近接した物体と前記電極との間に形成される静電容量を検知することを特徴とする静電容量式センサー。
 前記導光体には曲面部が形成されており、この曲面部の内面に前記電極が形成されている請求項1記載の静電容量式センサー。
 前記導光体は、光源を備えた基板上に配置されており、前記光源が発した光が前記導光体に入射するよう配置されているものである請求項1記載の静電容量式センサー。
 前記導光体には、前記光源が発した光を受け入れる入射部が形成されている請求項3記載の静電容量式センサー。
 前記導光体の前記電極が形成されていない側の面に、前記導光体が装着される電子機器の外装ケースと密着させる樹脂層が設けられている請求項1記載の静電容量式センサー。
 前記樹脂層が光拡散剤または蛍光剤が含むものである請求項4記載の静電容量式センサー。
 前記導光部材には基板に固定するための掛止部が設けられ、前記基板には前記電極に接触する接触子と前記掛止部と掛合する被掛止部が設けられており、前記掛止部を前記被掛止部に掛止したときに、前記接触子が前記電極に接続されるとともに、前記光源が前記導光部材の入射部に対向配置される請求項4に記載の静電容量式センサー。
Description:
静電容量式センサー

 本発明は、センサー機能と導光機能を備 た導光体一体型の静電容量式センサーに関 る。

 本願発明に関連する先行技術文献としては 以下の特許文献1、2が存在する。
 特許文献1は、導光部材に静電容量式のセン サーを取り付けた先行技術である。特許文献 1では、光源から放たれた光を導光体を介し 鏡の裏面から照光するとともに、静電容量 センサーを設けて構成し、前記センサーで 体検知を行って光源のオン・オフを切り換 るようにしている。人体が静電容量式セン ーに接近すると、センサーがこれを検知し 光源の動作状態を切り換える。これにより 鏡が背面から照光され、鏡の前面が明るく 明される。

 また特許文献2は、導光体を用いた照光機能 を備えた電子機器に関する先行技術である。 特許文献2では、発光部が導光体に形成され 収容部に挿入される。発光部から発生した は導光板に沿って進行し、タッチパッドに 成された光ガイド部から案内され、本体側 設けられた各種のタッチキーの照明を行な 。

特開2006-164672号公報

特開2007-068173号公報

 しかし、特許文献1に記載のものは、導光 体と静電容量式センサーとが別体で形成され る構成である。このため、製造コストを低減 し難いという問題がある。

 また特許文献1に記載のものでは、静電容 量式センサーを形成する電極が平面形状であ るため、鏡などセンサーを固定する面(固定 )が平面である場合には問題ないが、前記固 面が曲面の場合には、センサーを曲面に取 付けることが難しくなる。すなわち、電極 と曲面との間に不要な隙間が形成されてし い、静電容量センサーの静電容量が小さく って、検出精度を高め難くなるという問題 ある。

 本発明は上記従来の課題を解決するため ものであり、部品点数の削減によるコスト 低減と検出精度を高めることを可能とした 電容量式センサーを提供することを目的と ている。

 本発明は、導光体と、導光体の一面に一 形成された電極とを有し、導光体の他の面 近接した物体と前記電極との間に形成され 静電容量を検知することを特徴とするもの ある。

 本発明では、導光体に静電容量式センサ の電極を一体的に形成するようにしたため 製造コストを低減できる。また静電容量式 ンサーの機器内部への取り付けを容易化す ことができる。

 例えば、前記導光体には曲面部が形成さ ており、この曲面部の内面に前記電極が形 されるものである。

 上記手段では、電極と導光体の曲面との に不要な隙間(空気層)が形成されにくくす ことができ、静電センサーの高い検出精度 維持することが可能となる。

 上記においては、前記導光体は、光源を備 た基板上に配置されており、前記光源が発 た光が前記導光体に入射するよう配置され いるものが好ましい。
 上記手段では、光源が発した光を効率よく 光体内に導くことができる。

 また前記導光体の前記電極が形成されて ない側の面に、前記導光体が装着される電 機器の外装ケースと密着させる樹脂層が設 られているものが好ましい。

 上記手段では、導光体と外装ケースとの を密着させることができ、この間に空気層 形成されることを防止できる。このため、 電センサーの感度低下を防止できるととも 、屈折率の差による光のロスも防ぐことが きる。

 また前記樹脂層が光拡散剤または蛍光剤が むものが好ましい。
 上記手段では、光を拡散等させることがで るため、光のムラ(ホットスポットの形成) 防止できる。このため、例えば外装ケース 均一に光らせることが可能となる。

 また、前記導光部材には基板に固定する めの掛止部が設けられ、前記基板には前記 極に接触する接触子と前記掛止部と掛合す 被掛止部が設けられており、前記掛止部を 記被掛止部に掛止したときに、前記接触子 前記電極に接続されるとともに、前記光源 前記導光部材の入射部に対向配置されるも が好ましい。

 上記手段では、導光体一体型の静電容量 センサーを簡単に取り付けることができる しかも、光源と入射部とを対向させること 、コネクタと接続電極との接続とを同時に なうことができる。

 本発明は、導光体に静電センサーを形成 るようにしたため、部品点数を削減するこ ができ、製造コストを低減できる。

 また従来は電極を形成することが困難で った導光体のコーナーや曲面部などにも電 を高精度に形成することができる。このた 、デザイン自由度を高めることができる。

 図1は本発明の実施の形態としての導光体 一体型の静電容量式センサーを搭載した電子 機器の構成を部分的に示す断面図、図2は導 体一体型の静電容量式センサーを示す斜視 、図3は図2とは異なる方向から見た導光体一 体型の静電容量式センサーと基板を示す斜視 図、図4は導光体一体型の静電容量式センサ に接続されるコネクタの断面を示し、(A)は 触時の状態を示す断面図、(B)は接続後の状 を示す断面図である。なお、図2および図3で は外装ケースを省略して示している。

 図1に示す電子機器としては、例えば携帯 電話機、電子辞書、携帯型の音楽プレーヤな どであるが、これらに限られるものではない 。本発明の導光体一体型の静電容量式センサ ー10(以下、単に「センサー」という)は、こ ような電子機器に搭載されている。

 図2、図3に示すように、センサー10は基材 となる導光体11を有している。前記導光体11 、アクリル、ポリカーボネートなど透明な 脂材料により形成されている。導光体11の内 面(図示Z2方向の下面)には、複数の検知電極12 と、複数の接続電極13と、検知電極12と接続 極13との間を個別に接続するための配線14な が設けられている。前記検知電極12は人体 どの物体との間で、静電容量を形成するた の電極であり、所定の面積を有している。

 各検知電極12、接続電極13および配線14は 例えばインモールド転写工法を用いること より、導光体11の内面(下面)11B、特に曲面部 11Cの内面に形成される。なお、インモールド 転写工法の詳細については後述するが、図2 示すように、例えば導光体11が平面形状では なく、凹型や凸型など不規則な曲面部11Cやコ ーナーに対しても柔軟に対応し、これらの曲 面部やコーナーに検知電極を高い精度で形成 することが可能である。

 このため、導光体11に検知電極12を形成す る際に、導光体11の下面11Bや曲面部11Cと検知 極12の対向面との間に不要な隙間(空気層)が 形成されることを防止することができる。よ って、検知電極12によって形成される静電容 を安定化させることができる。

 このような、前記センサー10は電子機器 覆う外装ケース20の内側に取り付けられる。

 この場合、外装ケース20は前記センサー10 を内側に取り付けた状態で、他の電子機器の ケースに嵌合される構成であってもよい。

 前記が外装ケース20の表面には複数の照 用のスリット(外装塗装の一部を開口したも )が形成されている(図示せず)。そして、導 体11の、前記スリットと対応する位置には 面で形成された照光部(図示せず)が形成され ている。

 図3に示すように、電子機器は基板30を有 ており、前記センサー10が外装ケース20とと もに電子機器に取り付けられると、導光体11 基板30に対向配置される。

 前記基板30には複数の光源31およびコネク タ40などが設けられている。ここでの光源31 、例えばLEDなど半導体型光学素子が好まし が、これに限られるものではない。

 各光源31は、前記センサー10を形成する導 光体11の一方の端面に対して対向配置されて る。すなわち、導光体11の一方の端部11D、 なわち曲面部11Cの先端側は、前記基板30に対 向している。各光源31は、基板30上に、前記 光体11の一方の端部に対向して配置されてい る。図3に示すように、導光体11の一方の端面 には、凹状に形成された入射部11aが設けられ ている。各光源31は前記入射部11aの内部に対 配置される。また入射部11aが形成された端 のY方向の両端には、Z2方向に突出する掛止 11b,11bが一体形成されている。一方、基板30 の、前記掛止部11b,11bと対向する位置には掛 止穴(被掛止部)32,32が設けられている。

 図3に示すように、コネクタ40は基板30の 央付近に設けられている。図4(A)(B)に示すよ に、コネクタ40は導電性の板ばねを折り曲 て形成した複数の弾性接触子41と、これらを 収納する絶縁性の保持ケース42とを有してい 。弾性接触子41はY方向に所定の間隔を空け 並んでおり、隣り合う弾性接触子41どうし 互いに絶縁された状態にある。弾性接触子41 の先端部は図示Z方向に弾性変形することが 能とされている。

 図1に示すように、導光体11上の前記外装 ース20と対向する部分には、樹脂層16が設け られている。前記外装ケース20の下面20Aと導 体11の上面11Aとは、この樹脂層16により密着 固定されている。このため、前記外装ケース 20の下面20Aと導光体11の上面11Aとの間にも、 要な隙間(空気層)が形成されることがなく、 静電容量を安定化させることが可能となって いる。

 光源31から放たれた光は入射部11aから導 体11内に入射し、その内部を通じて伝搬され る。そして、導光体11に形成された照光部、 らには外装ケース20に形成されたスリット( 示せず)を通じて電子機器の外部に射出され る。このため、外装ケース20のスリット(外装 塗装の一部を開口したもの)が明るく照光さ る。よって、操作者は照光を認識すること できる。

 ここで、樹脂層16は、導光体11の屈折率よ りも大きいことが好ましい。このような構成 にすると、導光体11内で伝搬する光の伝搬効 を高めることが可能となる。

 また樹脂層16は、光拡散材料、あるいは蛍 材料を含む構成であってもよい。このよう 構成では、樹脂層16において光を導光体11の 面側で拡散ないしは蛍光させることができ 光のムラ(ホットスポットの形成)を防止で る。
 すなわち、ムラのない均一な光で照光する とができる。

 さらには、前記樹脂層16は誘電率εが1以 であること好ましく、より好ましくは3以上 ある。このセンサー10では、外装ケース20の 表面に操作者の指先など人体(物体)の一部が 近ないしは接触すると、人体の一部といず かの検知電極12との間に静電容量が形成さ る。そして、静電容量の変化を図示しない 出手段を用いて検出することにより、操作 の操作状況を検出することが可能となって る。このため、前記樹脂層16を大きな誘電率 εを有する材料で形成しておくと、大きな静 容量を得ることができ、センサー10の検出 作を安定化させることが可能となる。

 図3に示すように、このセンサー10では、 光体11側の掛止部11b,11bを前記基板30に形成 れた掛止穴(被掛止部)32,32に挿入することに り、センサー10が基板30上に掛止固定される 。

 このとき、個々の入射部11aと個々の光源3 1とが対向し合う。同時に、コネクタ40側では 、前記導光体11の内面11Bに設けられた複数の 続電極13が、コネクタ40の個々の弾性接触子 に接触する(図4(A)参照)。

 そして、さらにセンサー10が押し込むと 導光体11の掛止部11b,11bが前記掛止穴32,32にて 掛止される。このとき、弾性接触子41が保持 ース42内で圧縮する方向に大きく弾性変形 せられる。この状態では、各弾性接触子41が 各接続電極13を図示Z1方向に押し戻す力が作 するため、個々の弾性接触子41と個々の各接 続電極13とが電気的に接続される。

 このように、本願発明の導光体一体型の 電容量式センサーでは、外観的なデザイン を左右する外装ケースの形状に合わせて、 部の導光体を成形することができる。しか 、導光体11側では、検知電極12を自由に形成 することが可能である。すなわち、本願発明 では、従来は検知電極12を形成することが困 であった曲面部11Cなどにも高精度に形成す ことができる。このため、導光体11の形状 外装ケース20の形状に合わせることが可能と なる。よって、導光体11の形状が、外装ケー 20のデザインに影響を与えるような障害を 生させることがない。

 次に、インモールド工法を用いた導光体 体型の静電容量式センサーの製造方法にい て説明する。

 図5(A)ないし(C)はインモールド工法を用い た導光体一体型の静電容量式センサーの製造 方法の工程図である。

 図5(A)に示す第1の工程では、PETフィルム どからなる剥離シート51上に、スクリーン印 刷法などを用いて各種の電極52(検知電極12、 続電極13および配線14)が形成される。

 次に、図5(B)に示す第2の工程では、各種 電極52を備えた剥離シート51上を、導光体11 成用の金型(図示せず)に挟み込み、この状態 で金型内に透明な樹脂材料を用いて射出成型 を行なう。このとき、金型内では、導光体11 射出成形と同時に、前記導光体11の表面に 記電極52が転写され、導光体11と電極52とが 体的に形成される。

 なお、導光体の材料が、熱を加えると流 化する熱可塑性樹脂の場合には、金型の中 、高温かつ高圧下で行われるが、この際、 極52の形状が金型の形状に合わせて適度に 形させられる。このため、完成後の導光体11 とその表面に形成された電極52との間に空気 が形成されることがない。

 図5(C)に示す第3の工程では、前記剥離シ ト51が剥離される。すると、導光体11の内部 各種の電極52を備えた導光体11が完成する。

 このように、本願発明では、導光体のあ ゆる箇所に電極を高精度に形成することが 能である。

 なお、第1の工程において、あらかじめス ルーホールが形成されたPETフィルムの両面に 電極をそれぞれ形成し、一方の面に形成され た電極と他方の面に形成された電極とが前記 スルーホールを介して導通接続されるシート が形成される場合にあっては、上記第2の工 においてPETフィルムの一方の面上に導光体11 を射出成形すれば、その後の第3の工程(PETフ ルムを剥離する工程)は不要である。すなわ ち、PETフィルムを有する状態で使用すること が可能である。

本発明の実施の形態としての導光体一 型の静電容量式センサーを搭載した電子機 の構成を部分的に示す断面図、 導光体一体型の静電容量式センサーを す斜視図、 図2とは異なる方向から見た導光体一体 型の静電容量式センサーと基板を示す斜視図 、 導光体一体型の静電容量式センサーに 続されるコネクタの断面を示し、(A)は接触 の状態を示す断面図、(B)は接続後の状態を す断面図、 (A)ないし(C)はインモールド工法を用い 導光体一体型の静電容量式センサーの製造 法の工程図、

符号の説明

10 センサー(導光体一体型の静電容量式セン ー)
11 導光体
11C 曲面部
11a 入射部
11b 掛止部
12 検知電極
13 接続電極
14 配線
16 樹脂層
20 外装ケース
30 基板
31 光源
32 掛止穴(被掛止部)
40 コネクタ
41 弾性接触子
51 剥離シート
52 電極