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Title:
CARRIAGE UTILIZING TRANSFER APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028299
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a carriage utilizing transfer apparatus, which can be properly utilized as final assembly facilities for automobiles. The carriage utilizing transfer apparatus is equipped with a lifting table (12) for supporting a transfer object on a transfer carriage (1) to run along a transfer route. The lifting table (12) is constituted such that table type cradles (28) and (29) for supporting the bottom portion of the transfer object are removably mounted on a table body (13), and such that the table body (13) has its upper face (13a) flush with a flat working floor face (2) over the transfer carriage (1) when it is at a lower limit position. A post type cradle (30), which is constituted of a pair of right and left post members (37a) and (37b) positioned on the two right and left sides of the transfer object, as viewed in a top plan, and receiving portions (39) disposed at the post members (37a) and (37b) for supporting the two right and left sides of the transfer object, is so removably mounted on the transfer carriage (1) that the paired right and left post members (37a) and (37b) are positioned on the two right and left sides of the lifting table (12).

Inventors:
NISHIHARA SHIGEYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063843
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
August 01, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIFUKU KK (JP)
NISHIHARA SHIGEYOSHI (JP)
International Classes:
B61B13/00; B23P19/00; B62D65/18
Foreign References:
JPH09272430A1997-10-21
JP2006111027A2006-04-27
JP2005230960A2005-09-02
JPH07223536A1995-08-22
JPS6175878U1986-05-22
Attorney, Agent or Firm:
FUJIKAWA, Tadashi (Nagasunishidori 1-chomeAmagasaki-shi, Hyogo 07, JP)
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Claims:
 搬送経路に沿って走行する搬送台車に被搬送物を支持する昇降テーブルが設けられた台車利用の搬送装置において、前記昇降テーブルは、そのテーブル本体上に被搬送物の底部を支持するテーブル型受け台が取外し自在に設けられると共に、当該テーブル本体が下降限位置にあるとき、当該テーブル本体の上面がこの搬送台車上の平坦な作業床面と面一になるように構成され、この搬送台車上には、平面視において被搬送物の左右両側に位置する左右一対の支柱部材とこの支柱部材に設けられて被搬送物の左右両側辺を支持する受け部とから成る支柱型受け台が、その左右一対の支柱部材が前記昇降テーブルの左右両側に位置する状態で取外し自在に取り付けられている、台車利用の搬送装置。
 搬送台車には、前記支柱型受け台の各支柱部材を取外し不能にロックするロック手段が設けられ、搬送経路中の支柱型受け台の取付け取外しを行う箇所には、前記ロック手段に設けられたロック解除操作部をロック解除方向に操作する操作手段が配設されている、請求項1に記載の台車利用の搬送装置。
 前記ロック手段は、搬送台車側に設けられた位置決め孔に対して抜き差し自在に前記支柱型受け台の各支柱部材のベースから垂直下向きに突設されたロックピンと、このロックピンに設けられた係止部に対して係脱自在で付勢手段により係止方向に付勢された水平揺動自在な係止片とから成り、前記ロック解除操作部は前記係止片と連動するレバー部で構成され、前記操作手段は、定位置に停止した搬送台車の前記レバー部を押す押し部を備えた可動片と、この可動片を駆動するアクチュエーターとから構成されている、請求項2に記載の台車利用の搬送装置。
 前記ロックピンは、1つのベースから複数本が突設され、この複数本のロックピンで囲まれる領域内で搬送台車側に垂直支軸の周りに水平回転自在な可動板が設けられ、この可動板の周囲から各ロックピンに対応する複数の前記係止片が突設され、前記可動板に対し各1つの前記付勢手段と前記ロック解除操作部とが設けられている、請求項2に記載の台車利用の搬送装置。
 
Description:
台車利用の搬送装置

 本発明は、主として自動車の組立て設備 活用できる台車利用の搬送装置に関するも である。

 自動車の組立て設備においては、車体の周 から当該車体の側部(前後左右の側面部)に して作業を行うトリムラインやファイナル インでは、車体を低いレベルで下側から支 するテーブル型受け台が使用され、車体の 側に作業者が入り込んで車体の底部に対す 作業を行うシャーシーラインでは、車体の 右両側辺を高いレベルで各別に支持する左 一対の支柱部材を備えた支柱型受け台が使 される。即ち、作業ラインごとに車体の支 レベルを変える必要があると共に、良好な 業性を確保するためには、車体を下から支 するか左右両側辺を各別に支持するかの支 方法の選択も必要である。而して従来の一 的なこの種の設備では、車体の支持レベル び支持方法が異なる搬送キャリアで各作業 インを構成していた。又、特許文献1に記載 れるように、車体の支持レベルを複数段階 変えることができる車体支持手段を搬送台 上に設けた特殊な搬送台車を使用する設備 考えられた。

特開2007-153178号公報

 前者の車体の支持レベル及び支持方法が なる搬送キャリアで各作業ラインを構成す 従来の一般的な設備では、搬送キャリアの 類が多くなり、作業ライン間で車体を積み える移載リフターと作業ライン間での車体 搬送装置が必要になるため、設備コストが 常に高くつく。後者の車体の支持レベルを 数段階に変えることができる車体支持手段 搬送台車上に設けた特殊な搬送台車を使用 る設備では、前者設備における問題点は解 できたが、シャーシーラインにおいて、車 の下側に作業者が入り込んで作業を行える 態に車体を支持させるためには、車体の左 両側それぞれに伸縮自在な支柱状の車体支 手段を配設しなければならないので、トリ ラインやファイナルラインでの作業のため 、当該車体支持手段を縮小させて、支持す 車体を搬送台車上の床面近くまで下げたと 、縮小状態といえども相当の大きさの車体 持手段が車体の左右両側に露出しているの 、この車体支持手段が車体周りの作業の邪 になり、作業性が著しく低下することにな 。

 本発明は上記のような従来の問題点を解 し得る台車利用の搬送装置を提供すること 目的とするものであって、請求項1に記載の 台車利用の搬送装置は、後述する実施形態の 参照符号を付して示すと、搬送経路に沿って 走行する搬送台車1に被搬送物(車体B)を支持 る昇降テーブル12が設けられた台車利用の搬 送装置において、前記昇降テーブル12は、そ テーブル本体13上に被搬送物(車体B)の底部 支持するテーブル型受け台28,29が取外し自在 に設けられると共に、当該テーブル本体13が 降限位置にあるとき、当該テーブル本体13 上面13aがこの搬送台車1上の平坦な作業床面2 と面一になるように構成され、この搬送台車 1上には、支柱型受け台30が取外し自在に取り 付けられ、この支柱型受け台30は、平面視に いて前記昇降テーブル12の左右両側で搬送 車1上に取外し自在に取り付けられた左右一 の支柱部材37a,37bと、この支柱部材37a,37bに けられて被搬送物(車体B)の左右両側辺を支 する受け部39とから構成された構成となって いる。

 上記構成の本発明を実施するについて、 体的には請求項2に記載のように、搬送台車 1には、前記支柱型受け台30の各支柱部材37a,37 bを取り付け状態でロックするロック手段44を 設け、搬送経路中の支柱型受け台30の取付け 外しを行う箇所には、前記ロック手段44に けられたロック解除操作部55をロック解除方 向に操作する操作手段57を配設することがで る。

 上記請求項2に記載の構成を採用する場合 、請求項3に記載のように、前記ロック手段44 は、搬送台車1側に設けられた位置決め孔46に 対して抜き差し自在に、前記支柱型受け台30 各支柱部材37a,37bのベース40から垂直下向き 突設されたロックピン45aと、このロックピ 45aに設けられた係止部(係合溝68)に対して係 脱自在で付勢手段51により係止方向に付勢さ た水平揺動自在な係止片50とから構成し、 記ロック解除操作部55は前記係止片50と連動 るレバー部49bで構成し、前記操作手段57は 定位置に停止した搬送台車1の前記レバー部4 9bを押す押し部59aを備えた可動片59と、この 動片59を駆動するアクチュエーター64とから 成することができる。更に、請求項4に記載 のように、前記ロックピン45aは、1つのベー 40から複数本を突設し、この複数本のロック ピン45a~45dで囲まれる領域内で搬送台車1側に 直支軸48の周りに水平回転自在な可動板49を 設け、この可動板49の周囲から各ロックピン4 5a~45dに対応する複数の前記係止片50を突設し 前記可動板49に対し各1つの前記付勢手段51 前記ロック解除操作部55とを設けることがで きる。

 上記請求項1に記載の本発明に係る台車利 用の搬送装置においては、車体などの被搬送 物の周囲から当該被搬送物の側部に対して作 業を行うラインでは、支柱型受け台を取り外 すと共に昇降テーブルのテーブル本体上に取 り付けられた被搬送物の底部を支持するテー ブル型受け台で被搬送物を支持させることに より、昇降テーブルの左右両側、即ち、被搬 送物の左右両側には、作業の邪魔になるよう な付設物、例えば支柱型受け台などは一切無 い状態で、搬送台車の作業床面上から被搬送 物の側部に対する所要作業を安全且つ容易に 行うことができる。しかも、テーブル型受け 台自体は高さが低いコンパクトなものを利用 しながら、昇降テーブルを上昇させるにより 、被搬送物を必要な高さで支持させることが できるので、テーブル型受け台のコストダウ ンを図りながら、被搬送物の側部に対する所 要作業を安全且つ容易に行うことができる。

 又、被搬送物の下側に入り込んで当該被 送物の底部に対する作業を行うラインでは テーブル型受け台を昇降テーブルのテーブ 本体から取り外すと共に当該テーブル本体 下降限位置まで下げて、そのテーブル本体 上面を搬送台車の作業床面と面一にし、代 りに支柱型受け台の左右一対の支柱部材を 降テーブルの左右両側に取り付け、この支 型受け台で被搬送物を、当該被搬送物の下 に作業者が入り込むことができる高さに支 させることができる。この結果、元々昇降 ーブルやテーブル型受け台などが無いフラ トな作業床面を持つ搬送台車に支柱型受け を取り付けたときと同一の状態となり、支 された被搬送物の下側には、下降限位置ま 降下した昇降テーブルのテーブル本体の上 で形成された、搬送台車の作業床面と面一 フラットな作業床面が存在するだけである ら、被搬送物の下側に入り込んで当該被搬 物の底部に対して行う作業を安全且つ容易 行うことができる。

 即ち、本発明の構成によれば、1台の搬送 台車に対してテーブル型受け台と支柱型受け 台とを択一的に取り付けると共に、テーブル 型受け台を取り付けたときは、必要に応じて 昇降テーブルのテーブル本体を所要レベルま で上昇させることにより、被搬送物の側部に 対する作業に好適な環境と、被搬送物の下側 に作業者が入り込んで行う作業に好適な環境 とを簡単に選択して得ることができ、従来の 各作業環境に適合した搬送台車(搬送キャリ )を使い分けなければならない場合と比較し 、設備全体のコストを大幅に低減すること でき、又、支持する被搬送物の支持レベル 大きく変えることができる特殊な支柱型受 台を備えた搬送台車を使用する場合と比較 て、何れの作業も安全且つ容易に行える良 な作業環境を常に確保できる。

 尚、請求項2に記載の構成によれば、搬送 台車上に移載された支柱型受け台をロック手 段により取り付け状態でロックすることがで きるので、支持レベルが高くて不安定な支柱 型受け台を搬送台車上に固定的に据え付けた ときと同じような状況にして、この支柱型受 け台で支持した被搬送物の搬送時の安全性を 高めることができる。しかも、この受け台を 交換する際に作業者の手作業でロックを解除 する必要もないし、各搬送台車側にシリンダ ーユニットなどのアクチュエーターを搭載す る場合と比較して、各搬送台車へのロック解 除信号の伝送も不要になる点も含めて、設備 コストを大幅に下げることができる。この請 求項2に記載の構成は、請求項3に記載の構成 採用により簡単に実施することができる。 、請求項4に記載の構成によれば、支柱型受 け台における1つの支柱部材のベースを複数 のロックピンと各ロックピンに係合する搬 台車側の複数の係止片とで確実強力にロッ することができ、しかも、複数の係止片は1 の可動板に設けられるものであるから、構 がシンプルで安価に実施することができる

搬送台車とこれに着脱交換自在に取り けられる受け台とを示す一部縦断側面図で る。 搬送台車上にテーブル型受け台を取り けた状態の一部縦断側面図である。 搬送台車上にテーブル型受け台を取り けた状態を示す背面図である。 搬送台車上にテーブル型受け台を取り けた状態を示す平面図である。 搬送台車上に支柱型受け台を取り付け 状態を示す一部縦断側面図である。 搬送台車上に支柱型受け台を取り付け 状態を示す背面図である。 搬送台車上に支柱型受け台を取り付け 状態を示す平面図である。 昇降テーブルのテーブル本体が上昇限 置にある状態を示す要部の縦断側面図であ 。 昇降テーブルのテーブル本体が下降限 置にある状態を示す要部の縦断側面図であ 。 支柱型受け台に併用されるロック手段 のロック状態とそのロック解除用操作手段を 示す一部横断平面図である。 前記ロック手段のロック解除状態を示 す一部横断平面図である。 A図は図10の正面図、B図はロックピン 係止片とを示す側面図、C図はロックピンと 止片とを示す一部縦断正面図である。

符号の説明

B  車体(被搬送物)
1  搬送台車
2  搬送台車の作業床面
11  摩擦駆動手段
12  昇降テーブル
13  テーブル本体
13a  テーブル面
14  クロスリンク機構
15,21  カム
16a,16b  クロスリンク
19,20b  カム従動ローラー
20  ロックレバー
28  低支持用テーブル型受け台
29  高支持用テーブル型受け台
30  支柱型受け台
31,39  受け台の受け部
32  受け台のフレーム
33  受け台の脚部
34,40  受け台のベース
35  位置決めピン
36,46  位置決め孔
37a,37b  受け台の支柱部材
38  受け台の前後方向桁材
44  ロック手段
45a~45d  位置決め兼用ロックピン
49  可動板
50  係止片
51  付勢手段
55  ロック解除操作部
57  ロック解除用操作手段
66  昇降ガイド用ローラーユニット

 以下に本発明の好適実施形態を添付図に づいて説明すると、搬送台車1は、平面形状 が走行方向に長い長方形の平坦な作業床面2 備えたもので、底部には左右一対前後二組 走行車輪3と前後二組の走行向き規制用ロー ーユニット4が設けられ、この搬送台車1に る搬送経路には、前記走行車輪3を介して搬 台車1を水平に支持する左右一対の支持用ガ イドレール5と、片側のガイドレール5に隣接 て前記走行向き規制用ローラーユニット4が 係合する走行向き規制用ガイドレール6が敷 されている。尚、走行向き規制用ローラー ニット4は、走行向き規制用ガイドレール6を 左右両側から挟む左右一対の垂直軸ローラー 4a,4bから構成されている。この搬送台車1の駆 動方式は特に限定されないが、この実施形態 では従来周知の摩擦駆動方式を利用している 。

 即ち、搬送台車1の左右両側には走行方向 と平行な被摩擦面7a,7bが形成され、搬送経路 には、一方の被摩擦面7aに当接するバック ップローラー8と他方の被摩擦面7bに付勢力 圧接する摩擦駆動ローラー9、及びこの摩擦 動ローラー9を回転駆動するモーター10から 成された摩擦駆動手段11が配設される。

 搬送台車1には昇降テーブル12が設けられ いる。この昇降テーブル12は、搬送台車1上 平坦な作業床面2の中央部に嵌め込まれたも ので、平面矩形の平坦なテーブル面13aを備え たテーブル本体13を平行且つ垂直直線状に昇 させるための昇降駆動機構が設けられてい 。この昇降駆動機構は、クロスリンク機構1 4と走行経路側に敷設されたカム15とを利用す るもので、特開2006-44603号公報などに記載さ た従来周知のものである。この昇降駆動機 を簡単に説明すると、図3、図8及び図9に示 ように、テーブル本体13を平行且つ垂直直線 状に昇降可能に支持するクロスリンク機構14 、各リンクの一端側が定位置に軸支される 共に他端側が前後水平方向にスライド可能 支持されて互いに連動連結された左右一対 クロスリンク16a,16bから成り、これら各クロ スリンク16a,16bを構成する各2本のリンクの内 スライド端がテーブル本体13側にあるリン 17からレバー部18が下向きに連設され、これ 各レバー部18の下端にカム従動ローラー19が 軸支され、走行経路側にはカム15が敷設され いる。このカム15を構成する左右一対のカ レール15a,15bにより、左右一対のカム従動ロ ラー19を搬送台車1の走行に伴わせて押し上 ることにより、テーブル本体13が所定高さ 上昇限レベルまで上昇するように構成され いる。

 尚、カム15で上昇限レベルまで上げられ テーブル本体13を当該上昇限レベルで一定区 間保持させることは、その一定区間にわたっ てカム15を連続させておけば良いが、安全対 として、又はそのカム15を前記一定区間の り口部と出口部にのみ敷設すれば良いよう 、図8及び図9に仮想線で示すように、テーブ ル本体13が上昇限レベルに達したときの姿勢 両クロスリンク16a,16bをロックするロックレ バー20と、テーブル本体13を上昇限レベルか 降下させる直前に前記ロックレバー20による ロックを解除するロック解除カム21を併用す ことが望ましい。具体的には、特開2006-44603 号公報に示されるように、ロックレバー20は テーブル本体13が上昇限レベルに達したと に両クロスリンク16a,16bの搬送台車1側にある 共通スライド軸22に自動係合して、当該共通 ライド軸の後退移動(テーブル本体13の降下 動)を阻止するように水平支軸20aで搬送台車 1側に軸支されると共に、下向きの突出部に ム従動ローラー20bを備え、ロック解除カム21 は、前記カム従動ローラー20bを介してロック レバー20を押し上げることにより、当該ロッ レバー20を両クロスリンク16a,16bの搬送台車1 側にある共通スライド軸22から上方に離脱さ 、以て、当該共通スライド軸22の後退移動( ーブル本体13の降下運動)を許すものである

 又、図8及び図9に示すように、前記テー ル本体13のテーブル面13aを形成する天板23の 辺部下側には、このテーブル本体13が上昇 位置まで上昇したときに、テーブル本体13の 下側空間、即ち、クロスリンク機構14が配設 れた空間の周囲を覆う蛇腹利用の伸縮自在 角筒状カバー24を配設することができる。 の伸縮自在な角筒状カバー24の上端は、天板 23の矩形周辺部下側に固定し、当該角筒状カ ー24の下端は、クロスリンク機構14を支持す る搬送台車1側のフレーム構造体25の、前記天 板23の矩形周辺部の下方に位置する矩形枠部2 5a上に固定することができる。而して、テー ル本体13が下降限位置に達したとき、当該 ーブル本体13(天板23)は、搬送台車1の作業床 2に設けられた、テーブル本体13が丁度嵌合 るサイズの矩形開口部を形成する矩形枠部2 6の内側に嵌まり込み、テーブル面13a(天板23 上面)は搬送台車1の作業床面2と面一の状態 なり、テーブル面13a(天板23の上面)とその周 の搬送台車1の作業床面2との間には、矩形 に連続する(例えば1Cm前後の)小幅の空隙が存 在するだけとなり、テーブル本体13が上昇し ときは、その天板23の周囲と作業床面2側の 形枠部26との間は、伸長した角筒状カバー24 で覆われ、クロスリンク機構14が内蔵された 間内に異物などが落ち込む恐れはない。

 この種の、カム15によりクロスリンク機 14を操作してテーブル本体13を上昇させる昇 駆動機構では、搬送台車1の全体の重量に対 して昇降テーブル12の負荷重量、この実施形 では、このテーブル本体13で支持される車 Bの重量が大きいと、カム15でテーブル本体13 を押し上げようとしたとき、テーブル本体13( 車体)が搬送台車1に対して上昇しないで、昇 テーブル12を含む搬送台車1全体が走行経路 ら浮き上がることが考えられるので、搬送 車1の浮き上がりを防止する浮き上がり防止 手段を併用するのが望ましい。この浮き上が り防止手段としては、例えば搬送台車1側に 支したローラーや走行車輪3の上に重なるカ レールを搬送経路側に配設して成る簡単な 成のものが利用できる。

 昇降テーブル12のテーブル本体13は、カム 従動ローラー19を押し上げるカムレール15a,15b が敷設されていない走行経路では重力で下降 限レベルまで降下することになるが、このと き図9に仮想線で示すように、搬送台車1側の レーム構造体25に支持された支持部材27によ り、テーブル本体13(天板23)の周辺部複数箇所 が支持されるように構成することができる。 この支持部材27には、高さ調整自在な支持用 ルト27aを設けておくことができる。

 上記搬送台車1には、図1に示す低支持用 ーブル型受け台28、高支持用テーブル型受け 台29、及び支柱型受け台30が組み合わされる 図1~図4に示すように低支持用テーブル型受 台28と高支持用テーブル型受け台29は、車体B の左右両側辺それぞれの前後2箇所を支持す 受け部31をフレーム32上に配設すると共に当 フレーム32の下側前後左右4箇所に突設され 各脚部33の下端に、昇降テーブル12のテーブ ル本体13上に載置されるベース34を付設した のであって、前後左右4つのベース34の内、 角方向に位置する2つのベース34には、下向 に位置決めピン35が突設され、昇降テーブル 12のテーブル本体13(天板23)には、図7に示すよ うに、2本の位置決めピン35がそれぞれ抜き差 し自在に差し込まれる位置決め孔36が設けら ている。低支持用テーブル型受け台28と高 持用テーブル型受け台29とは、高支持用テー ブル型受け台29の脚部33が低支持用テーブル 受け台28の脚部33より高い(長い)点で異なる けで、構造そのものは両者全て同一である 従って、低支持用テーブル型受け台28と高支 持用テーブル型受け台29は、何れもベース34 利用して昇降テーブル12のテーブル本体13上 載置することができるが、このとき位置決 ピン35を位置決め孔36に差し込むことにより 、テーブル本体13上での各受け台28,29の位置( 勢)を一定に保持することができる。

 支柱型受け台30は、図1、及び図5~図7に示 ように、左右一対の支柱部材37a,37bの上端に 前後方向桁材38を側面視でT字形に付設すると 共に当該前後方向桁材38の前後両端部から内 に片持ち状に延出するように、車体Bの左右 両側辺それぞれの前後2箇所を支持する受け 39を連設したものであって、左右一対の支柱 部材37a,37bの下端のベース40を、搬送台車1の 業床面2上で昇降テーブル12の左右両側に載 するように構成したものである。この状態 支柱型受け台30の各受け部39で車体Bの左右両 側辺を支持させたとき、図6及び図7に示すよ に、左右一対の支柱部材37a,37bは平面視にお いて車体Bの外側に位置すると共に、支持さ た車体Bは、その下側に作業者が立ち入るこ ができる高さに支持されるように構成され いる。

 上記支柱型受け台30は、テーブル型受け 28,29と比較して不安定なものであるから、搬 送台車1上に載置した取り付け状態でロック るロック手段が併設されている。図10~図12に 示すように、このロック手段44は、支柱部材3 7a,37bごとに配設されたもので、支柱部材37a,37 bの下端のベース40の四隅から下向きに突設さ れた4本の位置決め兼用ロックピン45a~45dを備 ている。搬送台車1の作業床面2におけるベ ス40が載置される左右両側2箇所、即ち、昇 テーブル12の左右両側2箇所には、図4に示す うに、前記ロックピン45a~45dが各別に抜き差 し自在に差し込まれる4つの位置決め孔46が設 けられ、搬送台車1の作業床面2を床板と共に 成するフレーム47(図10~図12参照)の下側には 平面視において4つの位置決め孔46で囲まれ 四角形領域の略中央位置で、垂直支軸48の りに水平回転自在な可動板49が設けられ、こ の可動板49の周辺から、各位置決め孔46に対 して4つの係止片50が突設されている。そし 各係止片50の先端が各位置決め孔46の真下に 置するロック作用姿勢に各係止片50(可動板4 9)を付勢保持する付勢手段51とストッパー52と が設けられている。付勢手段51は、可動板49 ら横内向きに突設されたレバー部49aと、こ レバー部49aの先端に軸支された垂直軸ロー ー53と、この垂直軸ローラー53を押圧するス リングシリンダー54から構成され、スプリ グシリンダー54のプッシャー(ピストンロッ )54aが内蔵のコイルスプリング54bで押し出さ ることにより、当該プッシャー54aが垂直軸 ーラー53、レバー部49a、及び可動板49を介し て各係止片50を垂直支軸48の周りで一方向に 動させ、プッシャー54aが垂直軸ローラー53を ストッパー52との間で挟み付けることにより 各係止片50が図10に示すロック作用姿勢に保 持される。

 又、上記ロック手段44には、各係止片50と 連動するロック解除操作部55が設けられてい 。このロック解除操作部55は、可動板49から 横外向きに突設されたレバー部49bとその先端 に軸支された垂直軸ローラー56とから構成さ ている。一方、搬送台車1による搬送経路中 に設定された支柱型受け台30の取付け取外し 業場所には、図10~図12に示すロック解除用 作手段57が配設されている。このロック解除 用操作手段57は、前記支柱型受け台30の取付 取外し作業場所の定位置に停止した搬送台 1のロック手段44におけるロック解除操作部55 を操作するもので、垂直支軸58により水平揺 自在に軸支され且つ先端に前記ロック解除 作部55の垂直軸ローラー56を押す押し部59aを 備えたレバー状可動片59と、このレバー状可 片59を図10に示す待機位置に付勢保持するス プリング60と、レバー状可動片59と連動する 操作レバー61と、この被操作レバー61の先端 軸支された垂直軸ローラー62を押すプッシ ーロッド63と、当該プッシャーロッド63を押 引き駆動するアクチュエーター(シリンダー ユニット)64とから構成されている。

 搬送台車1が支柱型受け台30の取付け取外 作業場所の定位置に停止した状態で、アク ュエーター64によりプッシャーロッド63を進 出させ、その先端で垂直軸ローラー62を介し 被操作レバー61を押すことにより、レバー 可動片59をスプリング60の付勢力に抗して垂 支軸58の周りに回動させると、当該レバー 可動片59の先端押し部59aが搬送台車1側のロ ク手段44に設けられたロック解除操作部55の バー部49b(垂直軸ローラー56)を押して、可動 板49を付勢手段51の付勢力に抗する方向に回 させる。この結果、図10に示すロック作用姿 勢にあった各係止片50が、図11に示すロック 除姿勢に切り換えられる。尚、このときロ ク解除操作部55のレバー部49bの垂直軸ローラ ー56を受け止めるストッパー65が併設され、 バー状可動片59の先端押し部59aが垂直軸ロー ラー56をストッパー65との間で挟み付けるこ により、各係止片50がロック解除姿勢に保持 される。

 搬送台車1の作業床面2に設けられた各位 決め孔46には、当該位置決め孔46の内径と各 ックピン45a~45dの外径との差による位置ずれ 量を許容範囲内に狭めると共に、当該ロック ピン45a~45dの抜き差し運動が円滑に行われる うに、作業床面2の下側でロックピン45a~45dの 昇降ガイド用ローラーユニット66が併設され いる。この各昇降ガイド用ローラーユニッ 66は、位置決め孔46に差し込まれた各ロック ピン45a~45dの周方向3箇所に近接する3つの水平 軸ローラー67から構成されたもので、図示省 しているが、昇降テーブル12のテーブル本 13に設けられるテーブル型受け台28,29の位置 め孔36にも上記構成の昇降ガイド用ローラ ユニット66を併設することができる。更に、 図示省略したが、各位置決め孔36,46には、ス リングで上動してこれら位置決め孔36,46を 側から塞ぐカバープレートを軸支しておき 位置決めピン35やロックピン45a~45dが差し込 れていない位置決め孔36,46に異物が落ち込む のを防止することができる。このカバープレ ートは、位置決め孔36,46に差し込まれる位置 めピン35やロックピン45a~45dに押し退けられ 自動的に横側方に開動する。

 上記ロック手段44の各ロックピン45a~45dに 、図12B,Cに示すように、係止片50の先端部が 水平横方向に入り込む係合溝68が形成されて る。図10に示すロック作用姿勢にある係止 50は、その先端部が各ロックピン45a~45dの係 溝68に嵌合することにより各ロックピン45a~45 dを抜け止めし、各ロックピン45a~45dを備えた 柱型受け台30のベース40が搬送台車1の作業 面2から不当に浮き上がったり、ロックピン4 5a~45dが位置決め孔46から抜けて支柱型受け台3 0の支柱部材37a,37bが倒伏するのを防止するが ベース40の上下方向の遊びをゼロにするか はできる限り小さくするために、図示のよ にロックピン45a~45dの係合溝68の下側面68aを 係止片50の先端部が進入する方向の奥側ほど 上がるように傾斜させ、必要に応じて係止片 50の先端部の下側面50aも前記係合溝68の下側 68aと同一方向に傾斜させ、ロックピン45a~45d 係合溝68に各係止片50の先端部が水平方向に 嵌合したとき、各係止片50の先端部下側面50a ロックピン45a~45dの係合溝68の下側面68aとの 対摺接運動で各係止片50がロックピン45a~45d 引き下ろす方向に押圧するように構成する とができる。

 以上のように構成された搬送台車1では、 図1~図3に示すように、昇降テーブル12のテー ル本体13が下降限位置にある状態(テーブル 13aが搬送台車1の作業床面2と面一の状態)に いて、低支持用テーブル型受け台28を当該 降テーブル12のテーブル本体13上に、当該受 台28の各位置決めピン35をテーブル本体13側 位置決め孔36(図7参照)に差し込んで取り付 た場合、その低支持用テーブル型受け台28上 に受け部31を利用して支持される被搬送物、 ち、車体Bは、この低支持用テーブル型受け 台28の高さに相当する最低支持レベルL1、即 、搬送台車1の作業床面2に対する高さが最も 低い最低支持レベルL1で支持されることにな 。又、昇降テーブル12のテーブル本体13が下 降限位置にある状態において、高支持用テー ブル型受け台29を昇降テーブル12のテーブル 体13上に、低支持用テーブル型受け台28と同 の方法で取り付けた場合には、その高支持 テーブル型受け台29上に受け部31を利用して 支持される車体Bは、この高支持用テーブル 受け台29の高さに相当する高支持レベルL2で 持されることになる。

 上記のように昇降テーブル12のテーブル 体13上に低支持用テーブル型受け台28を取り けた状態で、図2に示すように、当該テーブ ル本体13をクロスリンク機構14と搬送経路側 カム15とで上昇限位置まで上げた場合、即ち 、カム15が敷設された搬送経路上を搬送台車1 が走行するときは、当該低支持用テーブル型 受け台28で支持される車体Bは、前記最低支持 レベルL1よりは高いが、高支持用テーブル型 け台29を使用したときの支持レベルである 支持レベルL2よりは低い、中間支持レベルL1+ で支持されることになる。勿論、昇降テーブ ル12のテーブル本体13上に高支持用テーブル 受け台29を取り付けた状態で、図2に示すよ に、当該テーブル本体13をクロスリンク機構 14と搬送経路側のカム15とで上昇限位置まで げた場合、即ち、カム15が敷設された搬送経 路上を搬送台車1が走行するときは、当該高 持用テーブル型受け台29で支持される車体B 支持レベルを、高支持レベルL2よりも更にテ ーブル本体13の上昇高さだけ高くすることが 能である。

 低支持用テーブル型受け台28又は高支持 テーブル型受け台29を利用して昇降テーブル 12のテーブル本体13上で支持された車体Bを搬 台車1で搬送するときは、当然ながら支柱型 受け台30は取り付けられていないので、支持 れた車体Bの周囲には、この搬送台車1の平 な作業床面2が存在するだけであるから、そ 車体Bの周囲の作業床面2上から車体Bの側部 対する作業を安全且つ容易に行うことがで る。

 更に、図1、図5、及び図6に示すように、 柱型受け台30を利用するときには、昇降テ ブル12のテーブル本体13上に取り付けられて た低支持用テーブル型受け台28又は高支持 テーブル型受け台29を取り外すと共に、テー ブル本体13を下降限位置まで下げ、搬送台車1 の作業床面2の全体を平坦にした状態で、支 型受け台30を昇降テーブル12の左右両側に取 付ける。この低支持用テーブル型受け台28 は高支持用テーブル型受け台29から支柱型受 け台30への受け台の交換作業は、カム15が敷 されていない搬送経路中の定停止位置に搬 台車1が停止した状態で行われるが、この受 台交換作業場所には、先に説明したように 図10に示すロック解除用操作手段57が配設さ れている。

 而して、この受け台交換作業場所の定位 に搬送台車1が停止したとき、前記ロック解 除用操作手段57は、当該搬送台車1の底部で左 右両側に配設されているロック手段44のロッ 解除操作部55に対して図10に示す位置関係に あるから、搬送台車1の停止後にロック解除 操作手段57のアクチュエーター64を作動させ 図11に示すように、進出移動するプッシャ ロッド63で、垂直軸ローラー62と被操作レバ 61を介してレバー状可動片59をスプリング60 付勢力に抗して垂直支軸58の周りに回動さ 、その先端の押し部59aでロック手段44側のロ ック解除操作部55である垂直軸ローラー56を トッパー65との間で挟む位置まで押圧させる 。この結果、レバー部49bを介して可動板49が 直支軸48の周りで付勢手段51(スプリングシ ンダー54)の付勢力に抗して所定角度だけ回 し、可動板49の周囲の各係止片50が、支柱型 け台30側の各ロックピン45a~45dが差し込まれ 位置決め孔46の真下位置から横側方に逃げ ロック解除状態に切り換えられる。

 従って、搬送台車1上の所定位置に支柱型 受け台30が吊り下ろされる時には、当該搬送 車1側の支柱型受け台30をロックするロック 段44がロック解除状態に切り換えられてい ので、支柱型受け台30側の各ロックピン45a~45 dは、搬送台車1側の各位置決め孔46(図4参照) 支障なく差し込むことができる。そして支 型受け台30の左右一対の支柱部材37a,37bが搬 台車1の作業床面2上の所定位置に、各ロック ピン45a~45dが各位置決め孔46に差し込まれて各 ベース40が作業床面2に着床する状態に移載さ れたならば、ロック解除用操作手段57のプッ ャーロッド63を後退移動させ、図10に示すよ うに、レバー状可動片59をスプリング60の付 力で元の退避姿勢に戻すことにより、ロッ 手段44における可動板49が付勢手段51の付勢 で元の姿勢、即ち、レバー部49aの先端の垂 軸ローラー53が付勢手段51のプッシャー(ピス トンロッド)54aとストッパー52とで挟まれて固 定されるロック作用姿勢に復帰する。この結 果、各係止片50の先端部が各ロックピン45a~45d の係合溝68(図12B,C参照)に係合して各ロックピ ン45a~45dが引き抜き不能な状態に切り換わり 支柱型受け台3が搬送台車1に対してロックさ れ、不当な揺れや倒伏が確実に防止される。 又、搬送台車1の走行開始時にロック解除用 作手段57のレバー状可動片59と搬送台車1側の ロック手段44のロック解除操作部55とが干渉 ることもない。

 上記のようにして搬送台車1上に取り付け られた支柱型受け台30に車体Bを支持させたと きは、当該車体Bは、その下側に作業者が入 込める高さ、即ち、車体Bの底部に対する作 に好適な最高レベルL3で支持されることに る。又、この支柱型受け台30により支持した 車体Bの搬送経路にはカム15が敷設されていな いので、当該支柱型受け台30により支持した 体Bの下側に位置する昇降テーブル12のテー ル本体13は下降限位置にあって、そのテー ル面13aは、搬送台車1の作業床面2と面一の状 態にある。更に、前記支柱型受け台30の左右 対の支柱部材37a,37bは、支持する車体Bの左 両外側に位置するものであるから、最高レ ルL3で支持された車体Bの下側に入り込んで う作業は、安全且つ容易に行える。

 再び、支柱型受け台30を低支持用テーブ 型受け台28又は高支持用テーブル型受け台29 交換するときは、この受け台交換作業場所 定位置に搬送台車1が停止した状態で受け台 の交換作業を行うが、この受け台交換作業場 所には、先に説明したように、図10に示すロ ク解除用操作手段57が配設されている。而 て、その定位置で搬送台車1が停止したとき 前記ロック解除用操作手段57は、当該搬送 車1の底部で左右両側に配設されているロッ 手段44のロック解除操作部55に対して図10に す位置関係にあるから、搬送台車1の停止後 にロック解除用操作手段57のアクチュエータ 64を作動させて、先に説明したロック解除 作と同一のロック解除操作を行うことによ 、図11に示すように、各係止片50を支柱型受 台3側の各ロックピン45a~45dから横側方に離 移動させ、支柱型受け台30のロックを解除し て支柱型受け台30を上方に吊り上げ可能な状 に切り換える。

 支柱型受け台30を取り外した後、低支持 テーブル型受け台28又は高支持用テーブル型 受け台29を下降限位置にある昇降テーブル12 テーブル本体13上に取り付けたならば、この 低支持用テーブル型受け台28又は高支持用テ ブル型受け台29に車体Bを支持させた状態で 送台車1を走行させるが、この走行に先立っ て、ロック解除用操作手段57のプッシャーロ ド63を後退移動させ、図10に示すように、ロ ック手段44における各係止片50を元のロック 用位置に復帰させておくことにより、搬送 車1の走行開始時にロック解除用操作手段57 レバー状可動片59と搬送台車1側のロック手 44のロック解除操作部55とが干渉することは い。

 尚、低支持用テーブル型受け台28又は高支 用テーブル型受け台29を昇降テーブル12のテ ブル本体13上に取り付け、この低支持用テ ブル型受け台28又は高支持用テーブル型受け 台29で車体Bを支持させて搬送するとき、その 搬送経路での車体Bに対する作業内容に応じ 、先に説明したようにテーブル本体13の高さ を下降限位置か上昇限位置かの何れかに択一 的に選択するようにしても良いが、場合によ っては、テーブル本体13を、カム30の高さを 間ごとに変えるなどして、区間ごとに下降 位置と上昇限位置との間の任意の支持レベ に切り換えられるように構成することもで る。