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Title:
CASING STRUCTURE OF FREEZER FOR CONTAINER AND PROCESS FOR MANUFACTURING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136163
Kind Code:
A1
Abstract:
A casing structure of freezer for container having an outside casing and an inside casing provided therebetween with a heat insulating layer that while preventing any leakage of foaming agent at the formation of the heat insulating layer, realizes shortening of working time and reduction of manufacturing cost. The flange (34) of outside casing (30) on its inside surface (30a) is provided with rib (34c) so as to lock the peripheral edge (35b) of inside casing (35) at the time of foaming of foaming agent (38) in the foaming space (V) between the outside casing (30) and the inside casing (35). At least one of the interior of the interstice between the peripheral edge (35b) of the inside casing (35) and the inside surface (30a) of the outside casing (30) and the side of foaming space (V) of the interstice is provided with sealing medium (40).

Inventors:
KITAMURA YOSHINORI (JP)
HIRADE HIROFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000272
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
February 19, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
KITAMURA YOSHINORI (JP)
HIRADE HIROFUMI (JP)
International Classes:
F25D23/06; F25D19/00
Foreign References:
JPH0427367U1992-03-04
JP2001263924A2001-09-26
JPS63123985U1988-08-12
JPH0924990A1997-01-28
JPH08337285A1996-12-24
Other References:
See also references of EP 2157386A4
Attorney, Agent or Firm:
MAEDA, Hiroshi et al. (5-7 Hommachi 2-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 53, JP)
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Claims:
 コンテナ箱体(2)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(2)に周縁部で固定される庫外ケーシング(30)と、該庫外ケーシング(30)との間に発泡剤(38)を発泡させるための発泡空間(V)を形成するように、該庫外ケーシング(30)の庫内側を覆う庫内ケーシング(35)と、を備えたコンテナ用冷凍装置のケーシング構造であって、
 上記庫内ケーシング(35)は、上記庫外ケーシング(30)と組み合わされた状態で外周端(35b)が該庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)上に位置付けられるように形成されていて、
 上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)には、上記発泡空間(V)内で発泡剤(38)を発泡させる際に、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)の変形を規制するように該外周端(35b)を係止する係止部(34c,44c)が設けられていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 請求項1において、
 上記係止部は、上記庫内ケーシング(35)と組み合わされた状態で該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)よりもケーシング外方に位置するように上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)上に形成された突出部(34c)であることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 請求項2において、
 上記突出部(34c)は、上記庫内ケーシング(35)と組み合わされた状態で該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)を囲むように突条に形成されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 請求項2において、
 上記突出部(34c)は、上記庫内ケーシング(35)と組み合わされた状態で該庫内ケーシング(35)側に位置する側面(34d)が、突出端へ向かうほど上記庫外ケーシング(30)のケーシング外周側に位置するように傾斜していることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 請求項1において、
 上記係止部は、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)が係合可能なように該外周端(35b)に対応して上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)に形成された溝部(44c)であることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 請求項1において、
 上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)と上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)との隙間内及び該隙間の発泡空間(V)側の少なくとも一方に、シーリング材(40)が配設されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 コンテナ箱体(2)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(2)に周縁部で固定される庫外ケーシング(30)と、該庫外ケーシング(30)との間に発泡剤(38)を発泡させるための発泡空間(V)を形成するように、該庫外ケーシング(30)の庫内側を覆う庫内ケーシング(35)と、を備えたコンテナ用冷凍装置のケーシング構造であって、
 上記庫内ケーシング(35)は、上記庫外ケーシング(30)と組み合わされた状態で外周端(35b)が該庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)上に位置付けられるように形成されていて、
 上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)と上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)との隙間内及び該隙間の発泡空間(V)側の少なくとも一方に、シーリング材(40)が配設されていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 請求項1において、
 上記庫外ケーシング(30)は、アルミニウムからなり、
 上記庫内ケーシング(35)は、繊維強化プラスチックからなることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング構造。
 コンテナ箱体(2)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(2)に周縁部で固定される庫外ケーシング(30)と、該庫外ケーシング(30)との間に発泡剤(38)を発泡させるための発泡空間(V)を形成するように、該庫外ケーシング(30)の庫内側を覆う庫内ケーシング(35)と、を備えたコンテナ用冷凍装置のケーシングの製造方法であって、
 上記庫内ケーシング(35)と庫外ケーシング(30)とを組み合わせた状態で該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)が該庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)上に位置付けられるように、該庫内ケーシング(35)を形成する庫内ケーシング形成工程(SA1)と、
 上記発泡空間(V)内で発泡剤(38)を発泡させる際に上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)を係止する係止部(34c)が、庫内側の面(30a)に設けられるように、上記庫外ケーシング(30)を形成する庫外ケーシング形成工程(SB1)と、
 上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)の上記係止部(34c)よりもケーシング内方の所定位置にシーリング材(40)を塗布するシーリング材塗布工程(SB6)と、
 上記塗布されたシーリング材(40)を上記庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a)と上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)との間及び該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)のケーシング内方側の少なくとも一方に位置付けるように、該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)を上記係止部(34c)に対して位置合わせしつつ、両ケーシング(30,35)を組み合わせて固定するケーシング合わせ工程(SB7)と、
 上記組み合わされた庫外ケーシング(30)と庫内ケーシング(35)との間に形成される上記発泡空間(V)内に発泡剤(38)を充填して発泡させることにより断熱層(15)を形成する断熱層形成工程(SB11)と、を備えていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置のケーシング製造方法。
Description:
コンテナ用冷凍装置のケーシン 構造及びその製造方法

 本発明は、コンテナ箱体の端面を塞ぐよ に取り付けられてコンテナの庫内を冷却す コンテナ用冷凍装置のケーシング構造に関 、特に、断熱層を形成するために発泡剤を 泡させる際のケーシング変形対策に係るも である。

 従来より、海上輸送等に用いるコンテナ 庫内を冷却するためのコンテナ用冷凍装置 して、例えば特許文献1のような構成の冷凍 装置が知られている。

 上記コンテナ用冷凍装置は、圧縮機、凝 器及び蒸発器などが冷媒配管によって接続 れてなる冷媒回路と、内部に荷物室が形成 れるコンテナ用箱体の一側開口部を覆うよ に取り付けられるケーシングと、を備えて る。そして、上記コンテナ用冷凍装置では 上記圧縮機や凝縮器などは、ケーシングの 側(庫外側)に配設されている一方、蒸発器 どは該ケーシングの内側(庫内側)に配設され ている。

 上記ケーシングは、上記コンテナ用箱体の 側開口部に取り付けられる庫外ケーシング 、該庫外ケーシングの庫内側に取り付けら る庫内ケーシングとからなる。上記庫外ケ シングと庫内ケーシングとの間には、空間 形成されていて、該空間内に断熱層を構成 る断熱材が配設されている。

特開平8-337285号公報

 ところで、一般的に、上記断熱層は上記 外ケーシングと庫内ケーシングとの間の空 に発泡剤を充填し発泡させることによって 成されている。ここで、図11に示すように 上記庫内ケーシング(135)は、上記庫外ケーシ ング(130)との間に上記空間(V')を形成するため に、外周端(135b)が該庫外ケーシング(130)の庫 側面(130a)上に位置付けられるように形成さ ている。そのため、上記空間(V')内で発泡剤 (136)を発泡させると、上記庫外ケーシング(130 )及び庫内ケーシング(135)に大きな発泡圧が加 わり、該庫内ケーシング(135)の外周端部(135a) 拡がるように変形を生じる(図中の一点鎖線 )。そうすると、該庫内ケーシング(135)と庫外 ケーシング(130)との隙間から発泡剤(136)が漏 出してしまう。

 また、上記図11に示すように、庫内ケー ング(135)の外周端(135b)と庫外ケーシング(130) 庫内側面(130a)との間の隙間を塞ぐように外 からシーリング材(140)でシールする場合、 シーリング材(140)が完全に硬化するまで発泡 作業が行えないうえ、上述のように上記庫内 ケーシング(135)の外周端部(135a)が変形してし うと、該シーリング材(140)が破れて、上記 間を十分にシールすることができない。

 これに対し、従来の製造工程では、図12 示すように庫外ケーシング(130)と庫内ケーシ ング(135)との間をリベット(145)等で接続した 、楔やバイスなどの治具によって該庫内ケ シング(135)を外方から押さえたりすることで 、該庫内ケーシング(135)の変形を防止すると もに、上記シーリング材(140)が完全に硬化 るまでは発泡作業を行わないようにしてい 。

 そのため、上記従来の製造工程では、発 剤を発泡させる際に、該発泡剤の漏れを防 するためにケーシングにリベットや治具等 取り付ける工程が必要になり、作業工程が えて製造コストが増大するととともに、シ リング材が乾燥するのを待って発泡作業を うため、製作時間が長くなるという問題が った。

 本発明は、かかる点に鑑みてなされたも であり、その目的とするところは、庫外ケ シング及び庫内ケーシングを備え、両者間 断熱層が形成されるコンテナ用冷凍装置の ーシング構造において、断熱層を形成する の発泡剤の漏れを防止しつつ、作業時間を 縮し且つ製造コストを低減できるような構 を提供することにある。

 上記目的を達成するために、本発明に係 コンテナ用冷凍装置(10)のケーシング構造で は、庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a)に、発 泡剤(38)を発泡させる際に庫内ケーシング(35) 外周端(35b)の変形を規制する係止部(34c)を設 けることで、該庫内ケーシング(35)の外周端(3 5b)が変形して隙間から発泡剤(38)が漏れ出す を防止できるようにした。

 具体的には、第1の発明は、コンテナ箱体 (2)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体(2) に周縁部で固定される庫外ケーシング(30)と 該庫外ケーシング(30)との間に発泡剤(38)を充 填して発泡させるための発泡空間(V)を形成す るように、該庫外ケーシング(30)の庫内側を う庫内ケーシング(35)と、を備えたコンテナ 冷凍装置のケーシング構造を対象とする。

 そして、上記庫内ケーシング(35)は、上記 庫外ケーシング(30)と組み合わされた状態で 周端(35b)が該庫外ケーシング(30)の庫内側の (30a)上に位置付けられるように形成されてい て、上記庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a)に は、上記発泡空間(V)内で発泡剤(38)を発泡さ る際に、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b )の変形を規制するように該外周端(35b)を係止 する係止部(34c,44c)が設けられているものとす る。

 この構成により、上記庫内ケーシング(35) と庫外ケーシング(30)との間の発泡空間(V)内 発泡剤(38)を発泡させる際、該庫内ケーシン (35)の外周端(35b)は、該庫外ケーシング(30)の 庫内側面(30a)に設けられた係止部(34c)によっ 係止され、変形を抑えられるため、該庫外 ーシング(30)の庫内側面(30a)と庫内ケーシン (35)の外周端(35b)との隙間が拡がるのを防止 ることができる。したがって、上述の構成 よって、発泡剤(38)を発泡させる際に、該発 剤(38)が上記庫外ケーシング(30)と庫内ケー ング(35)との間から漏れ出すのを防止するこ ができる。

 すなわち、上述のように庫外ケーシング( 30)の庫内側面(30a)に係止部(34c)を設けること 、従来のように、庫内ケーシング(35)と庫外 ーシング(30)とを接続するリベットを設けた り、該庫内ケーシング(35)の変形を押さえ込 ために楔やバイス等の治具を取り付けたり る必要がなくなるため、発泡前の準備作業 軽減することができ、作業時間の短縮及び 造コストの低減を図ることができる。

 上述の構成において、上記係止部は、上 庫内ケーシング(35)と組み合わされた状態で 該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)よりもケー シング外方に位置するように上記庫外ケーシ ング(30)の庫内側面(30a)上に形成された突出部 (34c)であるものとする(第2の発明)。

 これにより、発泡剤(38)を発泡させる際に 、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)を突出 部(34c)によって係止することができ、該庫内 ーシング(35)の外周端部(35a)が変形するのを り確実に防止することができる。したがっ 、上記庫内ケーシング(35)と庫外ケーシング (30)との間から発泡剤(38)が漏れ出すのをより 実に防止することができる。

 特に、上記突出部(34c)は、上記庫内ケー ング(35)と組み合わされた状態で該庫内ケー ング(35)の外周端(35b)を囲むように突条に形 されているのが好ましい(第3の発明)。こう ることで、発泡剤(38)を発泡させる際に、上 記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)の変形をそ の全周に亘って上記突出部(34c)で規制するこ ができるため、該庫内ケーシング(35)と庫外 ケーシング(30)との間から発泡剤(38)が漏れ出 のをさらに確実に防止することができる。

 また、上記突出部(34c)は、上記庫内ケー ング(35)と組み合わされた状態で該庫内ケー ング(35)側に位置する側面(34d)が、突出端へ かうほど上記庫外ケーシング(30)のケーシン グ外周側に位置するように傾斜していてもよ い(第4の発明)。このように、上記突出部(34c) 庫内ケーシング(35)側の側面(34d)を斜面にす ことで、庫内ケーシング(35)を庫外ケーシン グ(30)と組み合わせる際に、該庫内ケーシン (35)の外周端(35b)に対して上記突出部(34c)が干 渉するのを防止しつつ、該庫内ケーシング(35 )の位置決めを容易に行うことができる。

 また、上記係止部は、上述のような突出 (34c)ではなく、上記庫内ケーシング(35)の外 端(35b)が係合可能なように該外周端(35b)に対 応して上記庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a) に形成された溝部(44c)であってもよい(第5の 明)。

 また、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35 b)と上記庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a)と 隙間内及び該隙間の発泡空間(V)側の少なく も一方に、シーリング材(40)が配設されてい るのが好ましい(第6の発明)。

 こうすることで、上記庫内ケーシング(35) と庫外ケーシング(30)との間の発泡空間(V)内 発泡剤(38)を発泡させた場合、その発泡圧に ってシーリング材(40)は該庫内ケーシング(35 )と庫外ケーシング(30)との間をシールする方 に力を受けるため、該庫内ケーシング(35)と 庫外ケーシング(30)との隙間から発泡剤(38)が れ出すのを防止することができる。

 すなわち、シーリング材(40)が完全に硬化 していない状態でも、上述のような構成にす ることで、該シーリング材(40)によってシー することができるため、発泡工程前にシー ング材(40)の硬化を待つ時間を短縮すること できる。したがって、上述の構成により、 ーシング(20)を製造する際の作業時間をさら に短縮することができ、これにより、ケーシ ング(20)の製造コストのさらなる低減を図れ 。

 しかも、上述の構成では、上記シーリン 材(40)は、上記庫外ケーシング(30)の庫内側 (30a)に形成された係止部(34c,44c)よりもケーシ ング内方側に位置することになるため、該係 止部(34c,44c)によってケーシング外方への流出 をより確実に防止できる。したがって、完全 に硬化していないシーリング材(40)であって 十分なシール性能を確保できる。

 次に、第7の発明に係るコンテナ用冷凍装 置(10)のケーシング構造では、庫内ケーシン (35)の外周端(35b)と庫外ケーシング(30)の庫内 面(30a)との間の隙間をシールするシーリン 材(40)の塗布箇所に工夫を凝らすことによっ 、発泡工程前の準備時間の短縮を図るよう した。

 具体的には、第7の発明は、上記第1の発 と同様、コンテナ箱体(2)の開口端面を塞ぐ うに該コンテナ箱体(2)に周縁部で固定され 庫外ケーシング(30)と、該庫外ケーシング(30) との間に発泡剤(38)を発泡させるための発泡 間(V)を形成するように、該庫外ケーシング(3 0)の庫内側を覆う庫内ケーシング(35)と、を備 えたコンテナ用冷凍装置のケーシング構造を 対象とする。

 そして、上記庫内ケーシング(35)は、上記 庫外ケーシング(30)と組み合わされた状態で 周端(35b)が該庫外ケーシング(30)の庫内側の (30a)上に位置付けられるように形成されてい て、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)と上 記庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a)との隙間 内及び該隙間の発泡空間(V)側の少なくとも一 方に、シーリング材(40)が配設されているも とする。

 この構成により、発泡剤(38)を発泡させる と、発泡圧によってシーリング材(40)は庫内 ーシング(35)の外周端(35b)と庫外ケーシング(3 0)の庫内側面(30a)との隙間をシールする方向 力を受けるため、該シーリング材(40)が完全 硬化していなくても、該庫内ケーシング(35) と庫外ケーシング(30)との間から発泡剤(38)が れ出すのを防止することができる。

 したがって、上述の構成によって、発泡 (38)を発泡させる前に上記シーリング材(40) 硬化するのを待つことなく発泡作業を行う とができ、ケーシング製造時の作業時間を 縮することができる。したがって、ケーシ グ(20)の製造コストの低減を図ることができ 。

 以上のようなケーシング構造において、 記庫外ケーシング(30)は、アルミニウムから なり、上記庫内ケーシング(35)は、繊維強化 ラスチックからなるものとする(第8の発明) このように、庫内ケーシング(35)を繊維強化 ラスチックにした場合、該庫内ケーシング( 35)は発泡の際に発泡圧によって変形を生じや すい。そのため、上述のような構成の場合に は、上記第1から第7の発明のような構成にす ことで、発泡剤(38)が漏れ出すのを確実に防 止することができ、より効果的である。

 次に、第9の発明に係るコンテナ用冷凍装 置のケーシング製造方法では、庫外ケーシン グ(30)の庫内側面(30a)にシーリング材(40)を塗 し、該シーリング材(40)が庫内ケーシング(35) の外周端(35b)と庫外ケーシング(30)の庫内側面 (30a)との隙間や該隙間のケーシング内方側に 置するように、該庫内ケーシング(35)と庫外 ケーシング(30)とを組み合わせて固定し、発 空間(V)内で発泡剤(38)を発泡させるようにし 。

 具体的には、第9の発明では、コンテナ箱 体(2)の開口端面を塞ぐように該コンテナ箱体 (2)に周縁部で固定される庫外ケーシング(30) 、該庫外ケーシング(30)との間に発泡剤(38)を 発泡させるための発泡空間(V)を形成するよう に、該庫外ケーシング(30)の庫内側を覆う庫 ケーシング(35)と、を備えたコンテナ用冷凍 置のケーシングの製造方法を対象とする。

 そして、上記庫内ケーシング(35)と庫外ケ ーシング(30)とを組み合わせた状態で該庫内 ーシング(35)の外周端(35b)が該庫外ケーシン (30)の庫内側の面(30a)上に位置付けられるよ に、該庫内ケーシング(35)を形成する庫内ケ シング形成工程(SA1)と、上記発泡空間(V)内 発泡剤(38)を発泡させる際に上記庫内ケーシ グ(35)の外周端(35b)を係止する係止部(34c)が 庫内側面(30a)に設けられるように、上記庫外 ケーシング(30)を形成する庫外ケーシング形 工程(SB1)と、上記庫外ケーシング(30)の庫内 面(30a)の上記係止部(34c)よりもケーシング内 の所定位置にシーリング材(40)を塗布するシ ーリング材塗布工程(SB6)と、上記塗布された ーリング材(40)を上記庫外ケーシング(30)の 内側面(30a)と上記庫内ケーシング(35)の外周 (35b)との間及び該庫内ケーシング(35)の外周 (35b)のケーシング内方側の少なくとも一方に 位置付けるように、該庫内ケーシング(35)の 周端(35b)を上記係止部(34c)に対して位置合わ しつつ、両ケーシング(30,35)を組み合わせて 固定するケーシング合わせ工程(SB7)と、上記 み合わされた庫外ケーシング(30)と庫内ケー シング(35)との間に形成される上記発泡空間(V )内に発泡剤(38)を充填して発泡させることに り断熱層(15)を形成する断熱層形成工程(SB11) と、を備えているものとする。

 この方法により、庫外ケーシング(30)の庫 内側面(30a)と庫内ケーシング(35)の外周端(35b) の間、及び、該庫内ケーシング(35)のケーシ ング内方側の少なくとも一方にシーリング材 (40)が配設されるため、発泡剤(38)を発泡させ 断熱層形成工程(SB11)の際に、発泡圧はシー ング材(40)に対して上記庫外ケーシング(30) 庫内ケーシング(35)との間をシールするよう 作用し、該庫外ケーシング(30)と庫内ケーシ ング(35)との間のシール性の向上を図れる。 た、上述のように、発泡圧は、シーリング (40)に対してシールするように作用するため 該シーリング材(40)が完全に硬化していなく ても、所定のシール性能を得ることができる 。これにより、発泡作業前にシーリング材(40 )が完全に硬化するのを待つことなく、発泡 業を行うことができる、すなわち、上述の 法によって、発泡時に発泡剤(38)が漏れ出す を防止しつつ、作業時間を短縮できるよう ケーシング(20)を得ることができる。

 しかも、上記庫内ケーシング(35)の外周端 (35b)は、上記庫外ケーシング(30)の庫内側面(30 a)に形成された係止部(34c)よりもケーシング 方側に位置付けられるため、発泡剤(38)の発 時に、発泡圧を受けた庫内ケーシング(35)の 外周端(35b)は上記係止部(34c)により係止され それ以上の変形が抑えられる。これにより 発泡時に上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b )が変形するのを防止でき、該庫内ケーシン (35)の外周端(35b)と庫外ケーシング(30)の庫内 面(30a)との間から発泡剤(38)が漏れ出すのを 止することができる。

 以上より、第1の発明に係るコンテナ用冷 凍装置(10)のケーシング構造では、庫外ケー ング(30)と庫内ケーシング(35)との間の発泡空 間(V)内で発泡剤(38)を発泡させる際に該庫内 ーシング(35)の外周端(35b)を係止する係止部(3 4c)を庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a)に形成 したため、発泡時に該庫内ケーシング(35)の 周端(35b)が変形して該庫内ケーシング(35)と 外ケーシング(30)との間から発泡剤(38)が漏れ 出すのを防止することができる。したがって 、従来のようにリベットや、楔、バイスなど の治具を使って庫内ケーシング(35)の変形を える場合に比べて発泡前の準備作業の時間 短縮することができ、製造コストの低減を れる。

 また、第2の発明によれば、上記係止部は 、庫内ケーシング(35)の外周端(35b)よりもケー シング外方に位置するように庫外ケーシング (30)の庫内側面(30a)上に形成された突出部(34c) あるため、発泡剤(38)が発泡する際の上記庫 内ケーシング(35)の外周端(35b)の変形を確実に 防止することができる。

 また、第3の発明によれば、上記突出部(34 c)は、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)を むように設けられているため、該庫内ケー ング(35)の外周端(35b)の変形をさらに確実に 止することができ、該庫内ケーシング(35)と 庫外ケーシング(30)との間から発泡剤(38)が漏 出すのを確実に防止することができる。

 また、第4の発明によれば、上記突出部(34 c)は、庫内ケーシング(35)側の側面(34c)が突出 へ向かうほどケーシング外周側に位置付け れるように傾斜しているため、庫内ケーシ グ(35)と庫外ケーシング(30)とを組み合わせ 際に、該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)が 出部(34c)と干渉するのを防止することができ 、ケーシング(20)の組立作業性を向上するこ ができる。

 また、第5の発明によれば、上記係止部は 、上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)が係合 可能な溝部(44c)によって構成されているため この構成によっても、発泡剤(38)の発泡時に 該庫内ケーシング(35)の外周端(35b)が変形する のを防止することができる。

 また、第6の発明によれば、上記庫内ケー シング(35)の外周端(35b)と庫外ケーシング(30) 庫内側面(30a)との隙間内、及び、該隙間の発 泡空間(V)側の少なくとも一方にはシーリング 材(40)が配設されるため、該シーリング材(40) はシール性を高めるように発泡圧が作用す 。したがって、シーリング材(40)が完全に硬 化するのを待つことなく発泡作業を行うこと が可能となり、作業時間の短縮を図れる。し かも、上記シーリング材(40)は、係止部(34c)の ケーシング内方側に位置するため、該係止部 (34)によってシーリング材(40)が流出するのを 止でき、十分なシール性能を確保できる。

 第7の発明に係るコンテナ用冷凍装置(10) ケーシング構造では、庫内ケーシング(35)の 周端(35b)と庫外ケーシング(30)の庫内側面(30a )との隙間内及び該隙間の発泡空間(V)側の少 くとも一方に、シーリング材(40)が配設され いるため、発泡剤(38)の発泡圧力はシーリン グ材(40)のシール性を高めるように作用し、 シーリング材(40)の硬化を待つことなく、発 作業を行うことができる。よって、発泡作 の作業時間を短縮できる。

 また、第8の発明によれば、上記庫外ケー シング(30)はアルミニウムからなり、上記庫 ケーシング(35)は繊維強化プラスチックから る。このように庫内ケーシング(35)が発泡圧 によって変形しやすい材料の場合でも、上記 第1から第7の発明のような構成にすることで 庫内ケーシング(35)の変形を抑制して、発泡 剤(38)の漏れを防止できる。

 第9の発明に係るコンテナ用冷凍装置(20) ケーシング製造方法では、庫外ケーシング(3 0)の庫内側面(30a)にシーリング材(40)を塗布し 後、該シーリング材(40)が庫外ケーシング(30 )と庫内ケーシング(35)との間及び該庫内ケー ング(35)の外周端(35b)のケーシング内方側の なくとも一方に位置付けられるように、該 内ケーシング(35)の外周端(35b)を庫外ケーシ グ(30)の係止部(34c)に対して位置合わせする め、簡単な構成且つ組立方法により、発泡 にシーリング材(40)が完全に硬化するのを待 つことなく、該発泡時の発泡剤(38)の漏れを 止できるようなケーシング(20)を得ることが きる。すなわち、上述の方法により、発泡 (38)の漏れを防止しつつ、作業時間を短縮し 且つ製造コストの安価なケーシング(20)が得 れる。

図1は、本発明の実施形態に係るコンテ ナ用冷凍装置の概略構成を示す斜視図である 。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、庫外ケーシングの概略構成を示 す斜視図である。 図4は、庫外ケーシングと庫内ケーシン グとを組み合わせたケーシングの概略構成を 示す斜視図である。 図5は、図4のV-V線断面図である。 図6は、庫内ケーシングの外周端部に撓 みをもたせて庫外ケーシングのフランジ上に 位置付ける場合を示す図((A)は図5相当図、(B) VIb-VIb線断面図)である。 図7は、内圧のかかる部材に対して、(A) 外側、(B)部材の下側、(C)内側にそれぞれシー リング材を配設した場合の耐圧強度と養生時 間との関係を示す図である。 図8は、ケーシングの製作フローを示す フローチャートである。 図9は、ケーシングの製作フローにおけ る庫内ケーシングの外周端近傍の部分拡大断 面図((A)シーリグ材を塗布、(B)庫内ケーシン の組み付け、(C)発泡剤の発泡)である。 図10は、その他の実施形態に係る図5相 当図である。 図11は、従来の構成に係る図5相当図で ある。 図12は、リベットでケーシング同士を 続固定した場合の従来の構成に係る図5相当 図である。

符号の説明

 1    コンテナ
 2    コンテナ箱体
 10   コンテナ用冷凍装置
 15   断熱層
 20   ケーシング
 30   庫外ケーシング
 30a  庫内側の面
 34   フランジ
 34c  リブ(突出部)
 34d  斜面
 35   庫内ケーシング
 35a  外周端部
 35b  外周端
 38   発泡剤
 40   シーリング材
 44   フランジ
 44c  溝部
 130  庫外ケーシング
 130a 庫内側面
 135  庫内ケーシング
 135a 外周端部
 135b 外周端
 136  発泡剤
 140  シーリング材
 S    庫内空間
 V    発泡空間

 以下、本発明の実施形態を図面に基づい 詳細に説明する。なお、以下の好ましい実 形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本 明、その適用物或いはその用途を制限する とを意図するものではない。

 図1に示すように、本実施形態に係るコン テナ用冷凍装置(10)は、海上輸送等に用いる ンテナ(1)の一方の端面に設けられている。 ンテナ用冷凍装置(10)は、図示しない冷媒回 で冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うこ により、コンテナの庫内を冷却(冷蔵または 冷凍)するように構成されている。

 図2にも示すように、上記コンテナ用冷凍 装置(10)は、有底筒状に形成されたコンテナ 体(2)の開口端面を塞ぐように周縁部がコン ナ箱体(2)に取り付けられるケーシング(20)を えている。すなわち、このケーシング(20)は 、コンテナ箱体(2)に取り付けられることによ り、コンテナ(1)の一端面を構成し、これによ り、コンテナ箱体(2)内に庫内空間(S)を区画形 成する。

 上記ケーシング(20)は、その下部が庫内側 に膨らんだ形状に形成されている。そのため 、上記ケーシング(20)の下部の庫外側には、 外側収納空間(S1)が形成されている。一方、 ーシング(20)の上部の庫内側には、ケーシン グ(20)の庫内側に取り付けられる壁状部材(19) の間に庫内側収納空間(S2)が形成されている 。

 上記庫外側収納空間(S1)は、室外空気が流 通する室外空気通路を構成している。この庫 外側収納空間(S1)には、圧縮機(21)、電源ケー ル(22)、凝縮器(23)及び庫外ファン(24)等が設 されている。上記圧縮機(21)は、例えば固定 容量型のスクロール圧縮機である。上記凝縮 器(23)は、庫外ファン(24)が送風する室外空気 冷媒とを熱交換させる、いわゆる空冷凝縮 である。

 上記庫内側収納空間(S2)は、室内空気が流 通する室内空気通路を構成している。この庫 内側収納空間(S2)には、蒸発器(25)及び庫内フ ン(26)が設置されている。この蒸発器(25)は 庫内ファン(26)が送風する庫内空気と冷媒と 熱交換させる、いわゆる空冷蒸発器である

 なお、上記冷媒回路は、上記庫外側収納 間(S1)及び庫内側収納空間(S2)に収納されて る圧縮機(21)、凝縮器(23)、蒸発器(25)及び図 しない膨張弁等を冷媒配管で互いに接続す ことによって構成される。

 上記ケーシング(20)には、図1に示すよう 、その上側寄りの部位に、メンテナンス時 開閉可能な扉の設けられた覗き窓(27)及びベ チレータ(28)が設けられている。このベンチ レータ(28)は、庫内の換気を行うための換気 置を構成している。また、上記ケーシング(2 0)の前面(庫外面)の庫外側収納空間(S1)内には 庫外ファン(24)と隣接する位置に電装品ボッ クス(29)が配設されている。

 上記ケーシング(20)は、図2に示すように 庫外側に位置する庫外ケーシング(30)と庫内 に位置する庫内ケーシング(35)とを備えてい る。庫外ケーシング(30)は、アルミニウム合 によって構成されていて、コンテナ箱体(2) 端面を塞ぐように該コンテナ箱体(2)の周縁 に取り付けられる。庫内ケーシング(35)は、 維強化プラスチック(FRP)によって構成され いて、上記庫外ケーシング(30)の庫内側を覆 ように取り付けられる。

 上記庫外ケーシング(30)は、図3に示すよ に、下部が庫内側へ膨出するように形成さ ている。この庫外ケーシング(30)は、略平面 に形成された上部(32)と、庫内側に略直方体 形状に膨らんだ下側膨出部(33)と、それらを むようにケーシングの外周端部に位置する 面視矩形状の取付部(31)と、を備えている。 の取付部(31)には、図5に示すように詳しく 後述するアルミ合金製のフランジ(34)が溶接 れているとともに、複数のボルト用の穴が けられている(図3参照)。これにより、上記 外ケーシング(30)は、フランジ(34)上に庫内 ーシング(35)を固定した状態(図5参照)で、上 取付部(31)のボルト用の穴にボルトを挿通さ せることによってコンテナ箱体(2)の開口の周 縁部に取り付けられる。

 ここで、上記フランジ(34)は、図5に示す うに、ロの字状の断面を有するスペーサ部(3 4a)と、該スペーサ部(34a)から一辺を延長する うに延びる舌部(34b)とを備えている。上記 ランジ(34)は、スペーサ部(34a)及び舌部(34b)の 下面が上記庫外ケーシング(30)の取付部(31)に 接するように該取付部(31)上に溶接固定され ていて、上記舌部(34b)上に上記庫内ケーシン (35)の外周端(35b)が位置付けられるように配 されている。すなわち、上記図5に示すよう に、上記スペーサ部(34a)によって、上記庫内 ーシング(35)と庫外ケーシング(30)との間に 泡空間(V)が形成される。なお、本発明の庫 ケーシングは、上記庫外ケーシング(30)にフ ンジ(34)を溶接した状態を意味していて、庫 外ケーシングの庫内側面は、上記フランジ(34 )の庫内側面に対応する。

 上記庫外ケーシング(30)の上部(32)は、図3 示すように、下側膨出部(33)の上側に連続す るように形成されていて、上寄りの位置に覗 き窓用の開口(32a,32a)が2つ形成されている。 しくは、これらの開口(32a,32a)は、略長方形 に形成され、上部(32)に横方向に並んで形成 れている。そして、上記上部(32)に形成され た開口(32a,32a)は、後述するように、上記庫内 ケーシング(35)に形成された開口とともに上 覗き窓(27)を構成する。

 上記下側膨出部(33)は、上面部(33a)と2つの 側面部(33b,33c)と下面部(33d)と底面部(33e)とに って構成されている。具体的には、上面部(3 3a)、下面部(33d)、及び底面部(33e)は、それぞ 略長方形状に形成されている一方、上記側 部(33b,33c)は、一方の脚部が傾斜した略台形 に形成されている。これにより、上記下側 出部(33)は、図3に示すように、上面部(33a)が 内下側に向かって斜め下方へ延びる箱状に るように該上面部(33a)、側面部(33b,33c)、下 部(33d)及び底面部(33e)が接続されてなる。

 上記庫内ケーシング(35)は、図4に示すよ に、上記庫外ケーシング(30)に沿うように形 されていて、該庫外ケーシング(30)に対応し て庫内側へ膨出する下側被覆部(37)と平板状 上側被覆部(36)とを備えている。これらの下 被覆部(37)と上側被覆部(36)とは、一体に形 されており、上側被覆部(36)が下側被覆部(37) の上側に連続するように設けられている。

 上記上側被覆部(36)は、被覆部本体(36a)と 該被腹部本体(36a)を囲むように略コの字状 設けられた上枠部(36b)及び横枠部(36c,36d)とを 備えている。これらの上枠部(36b)及び横枠部( 36c,36d)は、それぞれ、上記被覆部本体(36a)の 側及び側方に位置していて、上枠部(36b)の両 端から横枠部(36c,36d)がそれぞれ下側に延びる ことで全体としてコの字状に形成されている 。また、上記上枠部(36b)及び横枠部(36c,36d)は 上記被覆部本体(36a)に対して僅かに庫内側 突出している。なお、上記被覆部本体(36a)に は、上記庫外ケーシング(30)の上部(32)の各開 (32a)に対応するように覗き窓用の開口が2つ 成されている。

 上記下側被覆部(37)は、上記庫外ケーシン グ(30)の下側膨出部(33)と概ね同じ形状で、上 部(37a)と2つの側面部(37b,37c)と下面部(37d)と 面部(37e)とを備えている。上記下側被覆部(37 )は、庫外ケーシング(30)の下側膨出部(33)を庫 内側から覆うことができるように、該下側膨 出部(33)よりも僅かに大きく形成されている    

 また、上記庫内ケーシング(35)は、上記図 4に示すように、外周端部(35a)が庫外側(庫外 ーシング側)に折り曲げられていて、庫外ケ シング(30)と組み合わせられた状態で、外周 端(35b)が庫外ケーシング(30)の庫内側の面(30a) に位置付けられている(図5参照)。

 これにより、庫外ケーシング(30)に庫内ケ ーシング(35)が取り付けられると、該庫外ケ シング(30)と庫内ケーシング(35)との間に断熱 層(15)のための発泡空間(V)が形成されるよう 、上記上側被覆部(36)が上部(32)の庫内側を覆 い、上記下側被覆部(37)が下側膨出部(33)の庫 側を覆うことになる。

 上記発泡空間(V)には、図示しない注入口 ら発泡剤(38)を注入して該発泡剤(38)を発泡 せることで、上記図2に示すような断熱層(15) が形成される。この際、該発泡空間(V)外に発 泡剤(38)が漏れ出さないように、上記庫外ケ シング(30)及び庫内ケーシング(35)に形成され た穴部等は塞がれる一方、該庫外ケーシング (30)と庫内ケーシング(35)の外周端(35b)との間 隙間もシーリング材(40)によって埋められる( 例えば図11参照)。

 しかしながら、上記発泡空間(V)内で発泡 (38)を発泡させる際には、発泡圧が庫内ケー シング(35)の外周端部(35a)に作用して該外周端 部(35a)に庫外ケーシング(30)との隙間を広げる ような変形を生じさせるため、該庫内ケーシ ング(35)の変形防止のために、多数のリベッ で庫内ケーシング(35)と庫外ケーシング(30)と を接続したり(図12参照)、バイス等の治具に って庫内ケーシング(35)の変位を規制する必 があった。そうすると、発泡作業前の準備 程に多大な作業時間がかかり、生産性の悪 ものになっていた。

 また、上記図11に示すように、庫外ケー ング(130)の庫内側面(130a)と庫内ケーシング(13 5)の外周端(135b)との間の隙間を、外方からシ リング材(140)によって覆った場合、該シー ング材(140)が完全に硬化する前に発泡作業を 行うと、発泡圧によってシーリング材(140)の 部が破損してシール性が損なわれるため、 シーリング材(140)が完全に硬化するまで作 を中断する必要があった。そのため、ケー ング(20)の製造にはさらに作業時間がかかり 非常に生産性の悪いものになっていた。

 これに対し、本発明では、発泡圧が作用 た場合でも庫内ケーシング(35)の外周端部(35 a)の変形を抑制でき、しかも、製造コストの 減を図れるように、庫内ケーシング(35)の外 周端(35b)に対応する庫外ケーシング(30)の構成 を図5に示すような構成とした。すなわち、 記庫外ケーシング(30)の取付部(31)に溶接固定 されたフランジ(34)の舌部(34a)の庫内側の面(30 a)(図5において上側の面)に、該フランジ(34)の スペーサ部(34a)と所定間隔を空けて延びるリ (34c)を形成した。このリブ(34c)は、上記庫内 ケーシング(35)と庫外ケーシング(30)とを組み わせた状態で該庫内ケーシング(35)の外周端 (35b)を囲むように形成されていて、該リブ(34c )と上記スペーサ部(34a)との間に、上記庫内ケ ーシング(35)の外周端(35b)が位置付けられるよ うになっている。ここで、上記所定間隔は、 庫内ケーシング(35)及び庫外ケーシング(30)の 法誤差を吸収できるように、該庫内ケーシ グ(35)の外周端部(35a)が撓んだ状態でも挿入 きるような間隔に設定されている(図6参照)

 これにより、上記リブ(34c)によって、上 発泡空間(V)内で発泡剤(38)を発泡させた際の 記庫内ケーシング(35)の変形を防止すること ができる。そのため、従来のように、多数の リベットで庫内ケーシング(35)と庫外ケーシ グ(30)とを接続したり、バイス等の治具を用 て該庫内ケーシング(35)の変形を抑えたりす る必要がなくなるので、リベットの部品点数 削減によるコスト低減や、発泡作業前の準備 作業の簡略化による作業時間の短縮などを図 ることができ、ケーシング(20)の製造コスト 低減を図れる。なお、上記リブ(34c)は、上記 発泡空間(V)内で発生する発泡圧が上記庫内ケ ーシング(35)の外周端部(35a)に作用した場合で も、該庫内ケーシング(35)の変形を抑制でき ような強度を有しているものとする。すな ち、上記リブ(34c)の幅や突出高さ等は、発泡 圧や該リブ(34c)の材料特性などに基づいて決 られる。

 また、上記リブ(34c)は、スペーサ部(34a)側 の側面(34d)(庫内ケーシング側の側面)が、突 端に向かうほどケーシング外周側に位置す ように傾斜している。これにより、上記庫 ケーシング(35)と庫外ケーシング(30)とを組み 付ける際に、該庫内ケーシング(35)の外周端(3 5b)が該庫外ケーシング(30)のリブ(34c)と干渉す るのを確実に防止することができる。すなわ ち、上述のようにリブ(34c)の側面(34d)を傾斜 せることで、上記庫内ケーシング(35)の外周 (35b)を該リブ(34c)とスペーサ部(34a)との間に 易に挿入させることができ、該庫内ケーシ グ(35)と庫外ケーシング(30)との組付作業性 向上を図ることができる。

 さらに、本発明では、シーリング材(40)が 完全に硬化するの待つことなく発泡作業を行 えるように、該シーリング材(40)の配設位置 よりシール性の高い位置にした。すなわち 上記庫内ケーシング(35)の外周端(35b)と庫外 ーシング(30)のフランジ(34)の庫内側面(30a)(庫 外ケーシングの庫内側面)との間に挟み込む うにシーリング材(40)を配置した。このよう 、シーリング材(40)を配置することで、上記 発泡空間(V)内に発泡圧が作用した場合に、シ ーリング材(40)は上記庫内ケーシング(35)の外 端(35b)と庫外ケーシング(30)のフランジ(34)の 庫内側面(30a)との間の隙間をシールするよう 変形を生じるため、該シーリング材(40)が完 全に硬化していなくても所定のシール性能を 得ることができる。

 ここで、上記シーリング材(40)の配設位置 による効果を確認するため、図7に示すよう 、内圧のかかる部材に対して(A)外側、(B)下 及び(C)内側にシーリング材を配設し、内圧 かけた場合の養生時間と耐圧強度との関係 調べた。なお、実験に用いた試験装置は、 記図7の各図中に示すように、2枚のアルミ合 金製の薄板が平行に配置され、その間にFRP成 形品を挟み込んだ状態で該FRP成形品の内側か ら圧力が作用するように構成されている。ま た、実験に用いたシーリング材はシリコン系 のシーリング材である。

 上記図7から分かるように、FRP成形品の外 側にシーリング材を配設した場合(図7の(A)の 合)には、目標時間(シーリング材がまだ十 に硬化していないような時間)では発泡圧に えられるような十分な耐圧強度が得られな のに対し、シーリング材をFRP成形品の下側 挟み込んだ場合(図7の(B)の場合)やFRP成形品 内側にシーリング材を配設した場合(図7の(C )の場合)には、目標時間で発泡圧に耐えられ ような十分な耐圧強度が得られる。

 これにより、上記シーリング材(40)を、内 圧の作用する部材と他の部材との間に挟み込 んだ場合、該シーリング材(40)が完全に硬化 ていなくても所定のシール性能が得られる とが分かる。

 また、上述の結果より、上記シーリング (40)を内圧のかかる部材の下側に挟み込んだ 場合のみならず、内側に配設した場合でも、 完全に硬化していないシーリング材(40)を発 圧によって隙間をシールするように変形さ ることができ、これにより、所定のシール 能が得られることが分かる。したがって、 記シーリング材(40)の配設位置は、本実施形 のように内圧のかかる部材の下側に挟み込 位置ではなく、内圧のかかる内側であって よい。

 そして、本実施形態では、上記図5に示す ように、上記リブ(34c)よりもケーシング内方 にシーリング材(40)が配設されることになる ため、該シーリング材(40)が完全に硬化して なくても該リブ(34c)によってシーリング材(40 )の移動を規制することができ、該シーリン 材(40)によるシール性能のさらなる向上を図 ことができる。したがって、上述のような ーリング材(40)の配設位置と上記リブ(34c)と 組み合わせることによって、該シーリング (40)が完全に硬化していなくても高いシール 性能を確保することができ、発泡作業前のシ ーリング材(40)の硬化時間を大幅に短縮する とができる。

  -ケーシングの製造方法-
 上述のような構成を有するケーシング(10)の 製造方法について図8の製作フローに基づい 以下で詳細に説明する。

 上記図8のフローでは、樹脂製の庫内ケー シング(35)とアルミ合金製の庫外ケーシング(3 0)とをそれぞれ別々に製作し、各種処理を行 た後、組み合わせてケーシング(10)を構成す るようにしている。なお、説明の都合上、以 下の説明では、庫内ケーシング(35)の製造及 処理について先に説明するが、庫外ケーシ グ(30)を庫内ケーシング(35)よりも先に製造及 び処理しても良いし、両者を同時に製造及び 処理するようにしてもよい。

 具体的には、庫内ケーシング(35)では、ま ず、ステップSA1として、プレス加工によって 庫内ケーシング(35)を成形する。そして、続 ステップSA2で、成形された庫内ケーシング(3 5)の外周をトリミング加工したり、穴加工を したりする。その後、ステップSA3で、上記 内ケーシング(35)にナット等の部品を取り付 ける。

 続くステップSA4では、上記庫内ケーシン (35)において、後述するように発泡空間(V)内 に充填される発泡剤(38)が漏れ出さないよう 、隙間等にシーリング材を塗布する。この きのシーリング処理は、気密性及び水密性 確保できるように施される。その後、ステ プSA5でシーリング処理された部分を養生し シーリング材を乾燥させる。

 一方、庫外ケーシング(30)では、まず、ス テップSB1として、アルミ部品を溶接して図3 示すような庫外ケーシング(30)を形成する。 の際、庫外ケーシング(30)の取付部(31)には フランジ(34)も溶接固定する。そして、続く テップSB2で、上記庫外ケーシング(30)に形成 されている穴部を閉塞する。その後、上述の 庫内ケーシング(35)の場合と同様、庫外ケー ング(30)に部品を組み付けて(ステップSB3)、 泡剤(38)が漏れ出さないように隙間等にシー ング材を塗布する(ステップSB4)。

 続くステップSB5でシーリング処理された 分を養生し、シーリング材を乾燥させた後 ステップSB6では、上記庫外ケーシング(30)の 取付部(31)に溶接されたフランジ(34)のリブ(34c )とスペーサ部(34a)との間にシーリング材(40) 塗布する(図9(A)参照)。

 その後、ステップSB7で、上述のようにシ リング材の塗布された上記庫外ケーシング( 30)に上記庫内ケーシング(35)を組み合わせる このとき、上記庫内ケーシング(35)の外周端( 35b)が庫外ケーシング(30)に溶接されたフラン (34)の舌部(34b)上でリブ(34c)とスペーサ部(34a) との間に位置付けられるように、該庫内ケー シング(35)と庫外ケーシング(30)とを組み合わ る。これにより、図9(B)に示すように、上記 庫内ケーシング(35)の外周端(35b)は、上記リブ (34c)とスペーサ部(34a)との間の位置で、フラ ジ(34)の舌部(34b)との間に上記シーリング材(4 0)を挟み込むことになる。そうすると、上述 ように、該シーリング材(40)が完全に硬化し ていなくても発泡圧に耐えられるような耐圧 強度を得ることができる。

 そして、上述のように庫外ケーシング(30) と庫内ケーシング(35)とを組み合わせた状態 、リベットによって両者を接続固定した(ス ップSB8)後は、シーリングした部分を養生し て乾燥させる(ステップSB9)。このときの乾燥 間は、従来のように、シーリング材(40)が完 全に硬化する時間よりも短く、上記図8に示 ように発泡圧に耐えられるような時間(図8に おける目標時間)である。

 続くステップSB10では、庫外ケーシング(30 )及び庫内ケーシング(35)からなるケーシング( 20)を型にセットし、該ケーシング(20)内(庫外 ーシング(30)と庫内ケーシング(35)との間)に 泡剤(38)を充填して図9(C)に示すように発泡 せる(ステップSB11)。そして、養生した後、 査し、必要な場合には一部修正し、ケーシ グ(20)が完了する(ステップSB12~SB14)。

 ここで、上記庫内ケーシング(35)をプレス 加工によって成形するステップSA1が、庫内ケ ーシング形成工程に、上記庫外ケーシング(30 )を溶接によって図3の形状に形成するステッ SB1が、庫外ケーシング形成工程に、それぞ 対応する。

 また、上記庫外ケーシング(30)のフランジ (34)のリブ(34c)とスペーサ部(34a)との間にシー ング材(40)を塗布するステップSB6が、シーリ ング材塗布工程に、庫内ケーシング(35)と庫 ケーシング(30)とを組み合わせるステップSB7 、ケーシング合わせ工程に、該庫内ケーシ グ(35)と庫外ケーシング(30)との間の発泡空 (V)内で発泡剤(38)を発泡させるステップSB11が 、断熱層形成工程に、それぞれ対応する。

  -運転動作-
 コンテナ用冷凍装置(10)は、圧縮機(21)、庫 ファン(24)、及び庫内ファン(26)を起動させる ことによって運転が開始される。コンテナ用 冷凍装置(10)の冷媒回路では、圧縮機(21)の吐 冷媒が凝縮器(23)へ送られる。凝縮器(23)で 、冷媒が庫外ファン(24)によって送られる庫 空気と熱交換する。その結果、冷媒は庫外 気に放熱して凝縮する。

 凝縮器(23)で凝縮した冷媒は、膨張弁で減 圧された後、蒸発器(25)へ送られる。蒸発器(2 5)では、冷媒が庫内ファン(26)によって送られ る庫内空気と熱交換する。その結果、冷媒は 庫内空気から吸熱して蒸発し、庫内空気が冷 却される。なお、庫内空気は、図2に示すよ に、壁状部材(19)の上側から庫外側収納空間( S1)に流入して蒸発器(25)を通過する。そして 蒸発器(25)で冷却された後に壁状部材(19)の下 側から庫内へ戻っていく。蒸発器(25)で蒸発 た冷媒は、圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮 れる。

  -実施形態の効果-
 以上より、上記実施形態では、庫外ケーシ グ(30)の取付部(31)に溶接固定されるフラン (34)の舌部(34b)にリブ(34c)を設け、該リブ(34c) フランジ(34)のスペーサ部(34a)との間に庫内 ーシング(35)の外周端(35b)を位置付けたため 庫外ケーシング(30)と庫内ケーシング(35)と 間の発泡空間(V)内で発泡剤(38)を発泡させた 合に生じる発泡圧によって、該庫内ケーシ グ(35)の外周端部(35a)が変形を生じるのを防 でき、これにより、発泡剤(38)が隙間から漏 れ出すのを防止できる。

 すなわち、上述のように、庫外ケーシン (30)側にリブ(34c)を設けることで、従来のよ に多数のリベットで庫外ケーシング(30)と庫 内ケーシング(35)とを接続固定したり、楔や イス等の治具によって該庫内ケーシング(35) 変形を抑えたりする必要がなくなる。これ より、リベットの部品点数の削減や、発泡 の準備作業の軽減などを図ることができ、 ーシング(20)の製造時間の短縮及び製造コス トの低減を図れる。

 しかも、上記リブ(34c)は、上記庫内ケー ング(35)の外周端(35b)を囲むように設けられ いるため、該庫内ケーシング(35)の変形をよ 確実に抑えることができ、発泡剤(38)の漏れ をより確実に防止することができる。

 また、上記リブ(34c)の側面のうち、庫内 ーシング(35)の外周端部(35a)側の側面(34d)は、 突出端に向かうほど庫外ケーシング(30)の外 側に位置するような斜面になっているため 該庫外ケーシング(30)に対して上記庫内ケー ング(35)を組み合わせる際に、該庫内ケーシ ング(35)の外周端(35b)と上記リブ(34c)との干渉 防止することができ、該庫内ケーシング(35) の外周端(35b)を所定の位置(リブ(34c)よりもス ーサ部(34a)側の位置)に容易且つ確実に位置 けることができる。

 また、上記リブ(34c)とスペーサ部(34a)との 間の位置で、上記庫内ケーシング(35)の外周 (35b)と庫外ケーシング(30)のフランジ(34)の舌 (34b)との間にシーリング材(40)を挟み込むこ によって、発泡時には該シーリング材(40)に 対して庫内ケーシング(35)と庫外ケーシング(3 0)との隙間をシールするように発泡圧が作用 るため、該シーリング材(40)が完全に硬化し ていない場合でも、十分なシール性能を確保 できるようになる。これにより、シーリング 材(40)の硬化を待つ時間を短縮することがで 、全体として発泡作業の時間短縮を図れる

 さらに、上記シーリング材(40)は、上記リ ブ(34c)よりもケーシング内方側に位置するた 、該リブ(34c)によってシーリング材(40)の流 を防止することができ、該シーリング材(40) によるシール性能をより向上することができ る。

  《その他の実施形態》
 上記実施形態については、以下のような構 としてもよい。

 上記実施形態では、庫外ケーシング(30)に 溶接固定されたフランジ(34)に、庫内ケーシ グ(35)の外周端(35b)を囲むようにリブ(34c)を設 けているが、この限りではなく、発泡時に該 庫内ケーシング(35)が変形を生じやすい部分 のみリブ(34c)を形成してもよい。

 また、上記実施形態では、上記フランジ( 34)にリブ(34c)を設けているが、この限りでは く、図10に示すように、フランジ(44)の舌部( 44b)に庫内ケーシング(35)の外周端(35b)を挿入 能な溝部(44c)を設けて、発泡圧による該庫内 ケーシング(35)の外周端部(35a)の変形を防止す るようにしてもよい。なお、上記図10中の符 44aはスペーサ部を示す。

 以上説明したように、本発明は、コンテ 箱体の端面を塞ぐように取り付けられてコ テナの庫内を冷却するコンテナ用冷凍装置 ケーシングに有用である。