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Patent Searching and Data


Title:
CELLULAR PHONE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/035099
Kind Code:
A1
Abstract:
A cellular phone has a telephone line communication part, a telephone functional part for making telephone calls via the telephone line communication part, an entry qualification holding part for holding fixed-term entry qualification information having an entry target specified, which is received via the communication part, and an entry communication part for transmitting the fixed-term entry qualification information held by the holding part.

Inventors:
TANAKA MASAHIDE (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/066579
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
September 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ROHM CO LTD (JP)
TANAKA MASAHIDE (JP)
International Classes:
H04M1/00; B60R25/24; E05B49/00; G06F21/20; H04M1/72415; H04W4/00
Foreign References:
JP2004088339A2004-03-18
JP2003298733A2003-10-17
JPH11119869A1999-04-30
JPH1127873A1999-01-29
JP2006262184A2006-09-28
JP2005273264A2005-10-06
JP2003056232A2003-02-26
JP2006060683A2006-03-02
JP2003058795A2003-02-28
JP2007028393A2007-02-01
Attorney, Agent or Firm:
SANO, Shizuo et al. (2-6 Tenmabashi-Kyomachi, Chuo-Ku,Osaka-Sh, Osaka 32, JP)
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Claims:
 電話回線通信部と、前記電話回線通信部を介して通話を行う電話機能部と、前記電話回線通信部を介して受信されるエントリー対象を特定した期限付エントリー資格情報を保持するエントリー資格情報保持部と、前記エントリー資格情報保持部が保持する期限付エントリー資格情報を発信するエントリー通信部と、を有することを特徴とする携帯電話。
 新たな期限付エントリー資格情報により前記エントリー資格情報保持部が保持する期限付きエントリー資格情報を更新する制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話。
 前記電話回線通信部を介して受信されるエントリー資格情報は、エントリー対象の管理機能から発信されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話。
 前記エントリー対象は交通機関であることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話。
 前記エントリー対象は車両であることを特徴とする請求項4に記載の携帯電話。
 前記エントリー対象は施設であることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話。
 前記エントリー対象は家屋であることを特徴とする請求項6に記載の携帯電話。
 前記電話回線通信部および前記電話機能部に給電する主電源と、前記エントリー資格情報保持部に給電する補助電源と、を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話。
 主電源と、前記主電源から給電される電話機能部と、前記主電源から給電される電話回線通信部と、補助電源と、前記補助電源から給電されるエントリー処理部と、を有することを特徴とする携帯電話。
 前記主電源は充電式であるとともに、前記主電源および前記補助電源から給電されて前記電話機能部に必要なデータを記憶する記憶部を有し、前記エントリー処理部と前記補助電源は、前記記憶部を共用することを特徴とする請求項9に記載の携帯電話。
 前記エントリー処理部は、エントリー資格情報を保持するエントリー資格情報保持部と、前記エントリー資格情報保持部が保持するエントリー資格情報を発信するエントリー通信部と、を有することを特徴とする請求項9に記載の携帯電話。
 前記主電源がオンされるときに前記補助電源が消耗しているときはこれを報知する制御部を有することを特徴とする請求項9に記載の携帯電話。
 前記主電源に充電を行ったときに前記補助電源が消耗しているときはこれを報知する制御部を有することを特徴とする請求項9に記載の携帯電話。
 エントリー操作を行ったときに前記補助電源が消耗しているときは前記主電源から前記エントリー処理部に給電させる制御部を有することを特徴とする請求項9に記載の携帯電話。
 エントリー操作を行ったときに前記主電源がオフであるときは、エントリー操作に応じてこれをオンするとともに、エントリー処理の終了に伴って前記主電源をオフする制御部を有することを特徴とする請求項9に記載の携帯電話。
 電話回線通信部と、前記電話回線通信部を介して通話を行う電話機能部と、エントリー対象の管理機能から受信したエントリー資格情報を保持するエントリー資格情報保持部と、新たに受信したエントリー資格情報により前記エントリー資格情報保持部が保持するエントリー資格情報を更新する制御部と、前記エントリー資格情報保持部が保持するエントリー資格情報を発信するエントリー通信部と、を有することを特徴とする携帯電話。
 エントリー資格情報は、無線通信により受信されることを特徴とする請求項16に記載の携帯電話。
 エントリー資格情報は、エントリー対象の管理機能との接触により受信されることを特徴とする請求項16に記載の携帯電話。
 前記電話回線通信部および前記電話機能部に給電する充電式の主電源と、エントリー対象の管理機能との接触により前記主電源を充電する充電管理部と、を有することを特徴とする請求項18に記載の携帯電話。
 前記制御部は、エントリー対象の管理機能との接触が可能となる毎に、前記エントリー資格情報保持部が保持するエントリー資格情報を更新することを特徴とする請求項19に記載の携帯電話。
Description:
携帯電話

 本発明は、携帯電話等の通信装置に関す 。

 近年、特に車両用のキーにおいて、キーレ エントリーシステムが一般化し、さらにキ レスエントリーシステムにおいて、電子キ を操作しなくてもこれを保持して車両に近 くことで近距離無線通信によってエントリ コードが交換可能となり、電子キーをポケ ト等に入れたままドアの開錠ができるよう することも普及している。さらに、キーレ エントリー機能を携帯電話と関連させるこ についても種々の提案がなされており、例 ば特許文献1においては、携帯電話と車載機 とが近距離通信を行うことによってドアロッ ク機構の施錠および開錠を行うキーレスエン トリーシステムが開示されている。また、特 許文献2においては、キーレスエントリー機 をもつ携帯電話が遠隔地の管理サーバから 信されるエントリーコードを受信すること 、携帯電話車両の開錠を行うことができる ンタカーシステムが提案されている。

特開2006-60683号公報

特開2003-58795号公報

 しかしながら、携帯電話等の通信装置の 能に関してはその実用面において種々検討 べき問題がある。

 本発明の課題は、上記に鑑み、実用的な ントリー情報の取り扱いが可能な通信装置 提供することにある。

 上記の目的を達成するために、本発明に る携帯電話は、電話回線通信部と、前記電 回線通信部を介して通話を行う電話機能部 、前記電話回線通信部を介して受信される ントリー対象を特定した期限付エントリー 格情報を保持するエントリー資格情報保持 と、前記エントリー資格情報保持部が保持 る期限付エントリー資格情報を発信するエ トリー通信部と、を有する構成(第1の構成) されている。これによって、携帯電話から ントリー資格情報を発信することにより、 定のエントリー対象へのエントリーの可否 判断させる場合において、エントリー資格 報を電話回線で受け取るにも拘わらず、そ が期限付きであることによって、漏洩や偽 に対応することができる。

 なお、上記第1の構成から成る携帯電話は 、新たな期限付エントリー資格情報により前 記エントリー資格情報保持部が保持する期限 付きエントリー資格情報を更新する制御部を 有する構成(第2の構成)にするとよい。このよ うな構成であれば、更新により前回受信した ものが無効となる。

 また、上記第1の構成から成る携帯電話に て、前記電話回線通信部を介して受信される エントリー資格情報は、エントリー対象の管 理機能から発信される構成(第3の構成)にする とよい。このような構成とすることにより、 携帯電話がエントリー対象管理機能に組み込 まれる。

 また、上記第1の構成から成る携帯電話に おいて、前記エントリー対象は交通機関であ る構成(第4の構成)にするとよい。

 また、上記第4の構成から成る携帯電話に おいて、前記エントリー対象は車両である構 成(第5の構成)にするとよい。

 また、上記第1の構成から成る携帯電話に おいて、前記エントリー対象は施設である構 成(第6の構成)にするとよい。

 また、上記第6の構成から成る携帯電話に おいて、前記エントリー対象は家屋である構 成(第7の構成)にするとよい。

 また、上記第1の構成から成る携帯電話は 、前記電話回線通信部および前記電話機能部 に給電する主電源と、前記エントリー資格情 報保持部に給電する補助電源と、を有する構 成(第8の構成)にするとよい。

 また、本発明に係る携帯電話は、主電源 、前記主電源から給電される電話機能部と 前記主電源から給電される電話回線通信部 、補助電源と、前記補助電源から給電され エントリー処理部と、を有する構成(第9の 成)とされている。このような構成とするこ により、主電源の状態に関わらず、エント ーが可能となる。

 なお、上記第9の構成から成る携帯電話に おいて、前記主電源は充電式であると共に、 前記主電源および前記補助電源から給電され て前記電話機能部に必要なデータを記憶する 記憶部を有し、前記エントリー処理部と前記 補助電源は、前記記憶部を共用する構成(第10 の構成)にするとよい。このような構成とす ことにより、主電源が消耗していることに りエントリーができないような不都合がな なる。また、エントリー処理部の電源消費 小さいので、携帯電話の記憶部をバックア プするために設けられている補助電源を共 しても、本来のバックアップ機能を損なう れは小さい。

 また、上記第9の構成から成る携帯電話に おいて、前記エントリー処理部は、エントリ ー資格情報を保持するエントリー資格情報保 持部と、前記エントリー資格情報保持部が保 持するエントリー資格情報を発信するエント リー通信部とを有する構成(第11の構成)にす とよい。これにより、補助電源からの給電 適した構成を実現することができる。

 また、上記第9の構成から成る携帯電話は 、前記主電源がオンされるときに前記補助電 源が消耗しているときはこれを報知する制御 部を有する構成(第12の構成)にするとよい。 のような構成とすることにより、補助電源 よるエントリー機能のチェックを好適なタ ミングに実施することが可能となる。

 また、上記第9の構成から成る携帯電話は 、前記主電源に充電を行ったときに前記補助 電源が消耗しているときはこれを報知する制 御部を有する構成(第13の構成)にするとよい このような構成とすることにより、補助電 によるエントリー機能のチェックを好適な イミングに実施することが可能となる。

 また、上記第9の構成から成る携帯電話は 、エントリー操作を行ったときに前記補助電 源が消耗しているときは前記主電源から前記 エントリー処理部に給電させる制御部を有す る構成(第14の構成)にするとよい。これによ て、万一、これ以上、エントリー処理部で 助電源の電力を消費すると本来のバックア プが不可能となるような事態となってもエ トリー処理を行うことができる。

 また、上記第9の構成から成る携帯電話は 、エントリー操作を行ったときに前記主電源 がオフであるときは、エントリー操作に応じ てこれをオンすると共に、エントリー処理の 終了に伴って前記主電源をオフする制御部を 有する構成(第15の構成)にするとよい。これ 、特に、エントリー操作を行ったときに補 電源が消耗していて主電源によってエント ー処理を行う必要があるときに有用である また、エントリー処理の終了に伴って主電 をオフするよう構成すると合理的である。

 また、本発明に係る携帯電話は、電話回 通信部と、前記電話回線通信部を介して通 を行う電話機能部と、エントリー対象の管 機能から受信したエントリー資格情報を保 するエントリー資格情報保持部と、新たに 信したエントリー資格情報により前記エン リー資格情報保持部が保持するエントリー 格情報を更新する制御部と、前記エントリ 資格情報保持部が保持するエントリー資格 報を発信するエントリー通信部と、を有す 構成(第16の構成)とされている。このような 構成であれば、更新によりエントリーコード の漏洩や偽造に対応することができる。

 また、上記第16の構成から成る携帯電話 おいて、エントリー資格情報は、無線通信 より受信される構成(第17の構成)にするとよ 。このような構成であれば、携帯電話が遠 地間のエントリー管理機能に組み込まれる

 また、上記第16の構成から成る携帯電話 おいて、エントリー資格情報は、エントリ 対象の管理機能との接触により受信される 成(第18の構成)にするとよい。このような構 は、エントリー対象の管理機能が近接して るときに有用である。その好適な例は、管 機能が車両であり、携帯電話を車両内に置 ことによって受信などを行う場合が考えら る。

 また、上記第18の構成から成る携帯電話 、前記電話回線通信部および前記電話機能 に給電する充電式の主電源と、エントリー 象の管理機能との接触により前記主電源を 電する充電管理部とを有する構成(第19の構 )にするとよい。このような構成は、携帯電 をエントリー対象に接触させる動機付けに 適である。

 また、上記第19の構成から成る携帯電話 おいて、前記制御部は、エントリー対象の 理機能との接触が可能となる毎に、前記エ トリー資格情報保持部が保持するエントリ 資格情報を更新する構成(第20の構成)にする よい。このような構成とすることにより、 電のたびにエントリー資格情報を自動的に 新して、漏洩や偽造に対応することが可能 なる。

 なお、本発明は、上記以外にも種々の構 も取り得るが、これらの構成については、 下で詳細に説明する。

 本発明に係る携帯電話であれば、実用的 エントリー情報の取り扱いが可能となる。

本発明の実施の形態に係るキーレスエ トリーシステムの第1実施例を示すブロック 図である。 図1の第1実施例における携帯制御部の 能の基本フローチャートである。 図1の第1実施例の携帯制御部における ーレスエントリー操作があったときの機能 示すフローチャートである。 図1の第1実施例において携帯電話の主 源がONされたときの携帯制御部の機能を示す フローチャートである。 図1の第1実施例において、代行運転者 の電話発呼操作が行われたときの携帯制御 の機能を示すフローチャートである。 代行運転者へのエントリーコード送信 前提として行われる代行運転者登録から図5 のエントリーコード送信までに関する携帯制 御部の機能を示すフローチャートである。 図1の車両制御部の動作を示す基本フロ ーチャートである。 本発明の実施の形態に係るキーレスエ トリーシステムの第2実施例を示すブロック 図である。 図7のステップS158におけるコード管理 理の詳細を示すフローチャートであり、第1 施例および第2実施例のいずれにも適用可能 なものである。 図9のステップS196における臨時エント ーコード管理処理の詳細を示すフローチャ トである。 図10におけるステップS220の安全処理の 詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るキーレスエ ントリーシステムの第3実施例に関して、代 運転者への電話発呼操作が行われたときの 帯制御部の機能を示すフローチャートであ 。 第3実施例に関し、図12のステップS280 取扱われている駐車コードを得るための携 制御部の機能を示すフローチャートである 第3実施例に関し、図12のステップS262 表示される車両保有者仮位置コードを得る めの携帯制御部の機能を示すフローチャー である。 第3実施例に関し、図13で記憶された駐 車コードを活用して車両を捜索するための携 帯制御部の機能を示すフローチャートである 。 第3実施例に関し、図12のステップS284 扱われている車両所有者位置コードの活用 関する第1携帯制御部6の機能を示すフローチ ャートである。

符号の説明

 8、16、20 情報入力部
 12 情報保持部
 18、20 送信部
 30 キーレスエントリーコード保持部
 18、20 受信部
 14 表示部
 38、40、44、46 カーナビゲーション装置
 6、12、14 地図表示システム

 図1は、本発明の実施の形態に係るキーレ スエントリーシステムの第1実施例を示すブ ック図である。第1実施例は、複数の携帯電 を含むシステムを構成しており、図1では、 第1携帯電話1および第2携帯電話2を図示して る。また、図1において第2携帯電話2内部の 成は簡略化して図示しているが、その内容 、基本的には第1携帯電話1と同一である。な お、図1では簡単のために2つの携帯電話のみ 示しているが、第3およびそれ以上の不特定 多数の同様の構成の携帯電話が含まれていて よい。本発明の実施の形態に係るキーレスエ ントリーシステムは、さらに車両3および駐 場4を含む。

 第1携帯電話1は、携帯電話全体を制御す コンピュータからなる第1携帯制御部6を有し 、電話操作部8の操作に応じて、第1電話機能 10などを制御する。この第1携帯制御部6の機 能は記憶部12に格納されたソフトウエアによ て実行される。記憶部12は、また第1携帯電 1全体の制御に必要な種々のデータを一時的 に格納する。第1携帯制御部6は、さらに表示 14を制御し、電話操作部8の操作と連携するG UI表示を行うとともに制御結果の表示を行う

 GPS部16は、GPSシステムに基づいて衛星ま は最寄の放送局より第1携帯電話1の絶対位置 情報である緯度、経度、及び、高度の情報を 得て第1携帯制御部6に送る。この絶対位置情 は、第1携帯制御部6の制御により、地図と もに表示部14に表示され、ナビゲーション情 報として提供される。

 第1携帯電話1は、第1電話機能部10および 1電話通信部18により通常の通話を含む電話 線を介した無線通信を行うことができる。 1携帯電話1には、これと別に無線LANなどによ る第1携帯近距離通信部20が備えられており、 近距離通信圏内に存在する他の携帯電話等と の無線通信が可能となっている。

 この第1携帯近距離通信部20は法規制上問 のない規格に基づくものであって、通信圏 限られるが電話回線などのように料金が発 しないものである。

 第1携帯近距離通信部20は、後述するエン リーコードの交信の他、上記のGPS部16にお て取得した絶対位置情報を他の機器のGPS部 送信すると共に、他の機器がそのGPS部で取 した絶対位置情報を受信することができる これにより、表示部14において自分の位置だ けでなく他の機器の位置についても同一の地 図上で表示することが可能となり、両者の相 対関係を地図上で確認できる。その詳細につ いては、同一出願人による特許願2007-28393な に記載されている。後述するように、この 能によれば、例えば広大な駐車場4に止めて る車両3と第1携帯電話1を持つ自分の現在位 の関係がわかり、車両3に到達するのが容易 となる。

 また、第1携帯電話1は、カメラ部22を有し 、撮影した画像を記憶部12に記憶することが 能であるとともに、第1電話通信部18によっ 画像を他の携帯電話に送信することができ 。

 第1携帯電話1は、充電式の主電源24によっ て給電されていると共に、記憶部12はさらに チウム電池などからなる補助電源26により ックアップされている。これにより、主電 24の放電や交換時に記憶部12に記憶されてい 情報が揮発するのを防ぐ。

 第1携帯電話1はさらに、キーレスエント ー通信部28、およびこれと協働するキーレス エントリーコード記憶部30を有している。こ らは、補助電源26により給電されており、 本的には主電源24の充電状態およびそのオン ・オフに係らず機能する。キーレスエントリ ー通信部28の消費電力は、第1近距離通信部20 比べ微弱なので、このように記憶部12の補 電源26を共用する。

 この機能のため、第1携帯制御部6は、主 源24の電源がオフであっても、また主電源24 充電が通常の携帯電話機能のためには不充 と判断される状態であっても、キーレスエ トリー操作のための電話操作部8の操作また はキーレスエントリー通信部28によって受信 れる車両3におけるエントリー操作を検出す るための最低限の機能を行うよう低速省電力 モードにて起動されている。

 また、キーレスエントリーコード記憶部3 0は第1携帯制御部6にも接続されており、キー レスエントリーコード記憶部30に記憶されて るエントリーコードに基づく車両3の施錠・ 開錠は、キーレスエントリー通信部28だけで く第1携帯近距離通信部20によっても可能と っている。しかしながら、後述のように、 本的には、キーレスエントリー通信部28に って車両3の施錠・開錠が行われる。

 図1の第1実施例は、上記のように、キー スエントリー通信部28が第1携帯制御部6の制 を受ける形となっているが、変形の実施例 して、キーレスエントリー通信部28を完全 第1携帯制御部6とは無関係に構成することも 可能である。この場合、キーレスエントリー 操作を検出するための専用操作部を設けるこ とが必要である。なお、このようなキーレス エントリー操作部として電話操作部8の一部 操作キーを兼用し、この操作キーの操作を ーレスエントリー通信部28が直接検出できる よう構成してもよい。

 第2携帯電話2は、既に述べたように第1携 電話1と同様の構成を持つものであり、重複 を避けるため必要のない限り説明は省略する 。また、既に述べたように、図1において、 2携帯電話2における構成は、第2携帯制御部32 、第2電話通信部34および第2携帯近距離通信 36を除き、図示を省略している。

 また、図1において、第1携帯電話1と第2携 帯電話2が直接通信を行っているごとく図示 ているが、周知のように携帯電話は通信回 のインフラストラクチャー通信によるもの あり、実際には第1電話通信部18と第2電話通 部34とは、基地局を介して通信している。

 一方、図1において、第1携帯電話1と第2携 帯電話2とは、第1携帯近距離通信部20と第2携 近距離通信部36によって直接のアドホック 信が可能である。

 車両3は、車両全体を制御するコンピュー タからなる車両制御部38を有し、車両操作部4 0の操作に応じて、車両機能部42などを制御す る。この車両制御部38の機能は記憶部44に格 されたソフトウエアによって実行される。 憶部44は、また車両3の制御に必要な種々の ータを一時的に格納する。

 GPS部46は、第1携帯電話1におけるGPS部16と 様のもので、GPSシステムに基づいて衛星ま は最寄の放送局より車両3の絶対位置情報で ある緯度、経度、および高度の情報を得て車 両制御部38に送る。この絶対位置情報は、車 制御部38の制御により地図とともに不図示 カーナビゲーション画面に表示される。

 車両3においても、無線LAN等による車両近 距離通信部48が備えられており、近距離通信 内に存在する第1携帯近距離通信部20などと 無線通信が可能となっている。当然ながら この車両近距離通信部48は第1携帯近距離通 部20と同一規格に基づくものであって、通 圏は限られるが電話回線などのように料金 発生しない。

 車両3は、さらにキーレスエントリー通信 部50を有しており、第1携帯電話1のキーレス ントリー通信部28との間でエントリーコード の交信を行う。そしてキーレスエントリーコ ード記憶部30からキーレスエントリー通信部2 8を通じて送信されたエントリーコードがキ レスエントリー通信部50で受信され、これが 正しいものであることがキーレスエントリー コード管理部52で認証されると、その結果が 両制御部38に通知される。これによって車 制御部38はドアロック部54に施錠・開錠の指 を行う。

 さらに、第1携帯電話1の保持者が車両操 部40でエンジン始動操作を行った場合もキー レスエントリー通信部28、50間の通信により ンジンロックが解除されて始動が可能とな 。つまり、この場合、第1携帯電話1の保持者 は車両3の運転席にいるから、キーレスエン リー通信部28とキーレスエントリー通信部50 間の交信が可能となっている。そして、エ ジン始動操作に応じて両者間の通信が行わ 、キーレスエントリーコード記憶部30のエ トリーコードが正しいものであることがキ レスエントリーコード管理部52で認証される と、その結果が車両制御部38に通知される。 れに応じて、車両制御部38はエンジンロッ 部56のロックを解除してエンジン始動を可能 とする。

 なお、前述の通り、第1携帯電話1のキー スエントリーコード記憶部30におけるエント リーコードは、第1携帯制御部6を経由して第1 携帯近距離通信部20から車両3の車両近距離通 信部48に送信できる。これは、補助電源26が 耗している場合などに有効である。この場 、車両制御部38は、車両近距離通信部48が受 したエントリーコードをキーレスエントリ コード管理部52に送り、これが正しいかど か認証させる。そして、その結果に基づき 車両制御部38は、ドアロック部54に対して施 ・開錠の指示を行う。

 上記の場合、エンジン始動操作を行った きも、キーレスエントリーコード記憶部30 エントリーコードが第1携帯制御部6を経由し て第1携帯近距離通信部20から車両3の車両近 離通信部48に送信される。そしてエントリー コードが正しいものであることがキーレスエ ントリーコード管理部52で認証されると、そ 結果が車両制御部38に通知される。これに じて、車両制御部38はエンジンロック部56の ックを解除してエンジン始動を可能とする

 以上は、第1携帯電話1の所有者自身が車 3の所有者でもある場合として説明を行った 、次に、第2携帯電話2の所有者が車両3を所 しているとともに、第1携帯電話1が運転代 業者の所有物である場合について説明する なお、既に述べたように、図1では図示が省 されているが、第2携帯電話2は第1携帯電話1 と同様のものであって、キーレスエントリー コード記憶部やキーレスエントリー通信部な ど、図示が省略されたすべての構成を備えて いる。

 上記のような状況は、例えば、車両3の所 有者が飲酒状態となり、運転代行業者に車両 3の回送および自宅までの代行運転を依頼す 場合などに生じる。このようなとき、車両3 所有者である第2携帯電話2の所有者は、電 回線を通じて第2電話通信部34から運転代行 者の第1電話通信部18に車両3の臨時エントリ コードを送信する。これによって、第1携帯 電話1のキーレスエントリーコード記憶部30に は受信した臨時エントリーコードが記憶され 、以下、上記に説明したのと同様にして第1 帯電話1による車両3のドアロック開錠および エンジンロック解除が可能になる。従って、 運転代行業者は、車両保有者のいる宴会場な どに車両3を回送するとともに、車両保有者 拾ってその自宅まで車両3を代行運転するこ ができる。なお、臨時エントリーコードは 頼した代行運転限りのものであって、それ 降は無効となる。臨時エントリーコードの 信等の詳細については後述する。

 駐車場4は、駐車場全体を制御するコンピ ュータからなる駐車場制御部58を有し、記憶 60に格納されたソフトウエアによって制御 実行する。記憶部60は、また駐車場4の制御 必要な種々のデータを一時的に格納する。

 駐車場4は、さらに駐車場内の異なる場所 に設置された駐車場第1近距離通信部62および 駐車場第2近距離通信部64を有する。なお、駐 車場4には、駐車場内の通信圏を確保するた 、必要に応じて第3およびそれ以上の数の近 離通信部が設けられる。図1では簡単のため 二つの近距離通信部を図示している。

 これら駐車場4内の複数の近距離通信部62 64は、通信圏をそれぞれ分担して確保する ともに、第1携帯近距離通信部20がいずれの 距離通信部と交信可能かを検知することに って、第1携帯電話1が駐車場4のどこにある を駐車場制御部58が判定する。さらに第1携 近距離通信部20の電波を例えば駐車場第1近 離通信部62および第2携帯近距離通信部64が同 時に受信することによって、三角点通信に基 づき駐車場制御部58は第1携帯電話1の位置を り正確に割り出すことができる。これによ て第1携帯電話1が駐車場4の構内など衛星電 の圏外にあってGPS16が機能しなくても、第1 帯電話1の位置を検出することが可能となる なお、駐車場制御部58が割り出した第1携帯 話1の位置は、最も近い駐車場近距離通信部 から第1携帯近距離通信部20に伝えられる。

 同様にして車両3の駐車位置についても、 車両3のGPS部46が機能しないときは、車両近距 離通信部48と駐車場第2近距離通信部64などと 交信により駐車場制御部58が検知し、第1携 近距離通信部20に送信される。

 上記のようにして、第1携帯電話1は自身 GPS部16によって自身の位置がわかるとととも に、車両3のGPS部46が検知した車両3の位置情 を第1携帯近距離通信部20で得ることができ ので、代行運転業者が車両3の位置を知らな ても、両者の位置関係を表示部14に表示す ことで車両3に到達することができる。

 さらに、GPS部16、46が機能しない場合でも 、駐車場制御部58から自身の位置および車両3 の位置の情報を第1携帯近距離通信部20で受信 できるので、同様にして、両者の位置関係を 表示部14に表示し、容易に車両3に到達するこ とができる。

 なお、車両3の位置情報の伝達は、第1携 電話1のキーレスエントリーコード記憶部30 自身のエントリーコードまたは車両3の所有 から受信した臨時エントリーコードが記憶 れていない限り、第1携帯近距離通信部20で 信できない。従って、無用の第三者に車両3 の位置が伝達されることはない。

 図2は、図1の第1実施例における第1携帯制 御部6の機能の基本フローチャートであり、 1携帯電話1への主電源24の装着、または主電 24への充電開始、または補助電源26の装着に よってスタートする。フローがスタートする と、まずステップS2で補助電源26がOKかどうか をチェックする。「補助電源26がOKでない」 判断すべきレベルは、補助電源26の消耗が進 み、これ以上キーレスエントリー通信部28へ 給電を行うと記憶部12およびキーレスエン リーコード記憶部30のバックアップが保証で きなくなる限界直前のレベルとする。つまり 、キーレスエントリー通信部28への給電を行 ない限りはこのレベルでもバックアップそ ものは当面可能なレベルとする。

 ステップS2で補助電源26がOKでなければス ップS4に進み、主電源24の充電がOKかどうか チェックをする。「主電源24の充電がOKでな い」と判断すべきレベルは、第1携帯制御部6 体の最低限の動作は可能であるが通常の携 電話動作を行うには充電不足なので携帯電 機能を強制停止させるべきレベルとする。 テップS4で主電源24の充電がOKであればステ プS6に進み、補助電源26の交換を促す警告表 示を行う。そしてこの表示を継続しながらス テップS8に進む。

 ステップS8では、補助電源26のこれ以上の 消耗を防ぐため、予防的にキーレスエントリ ー通信部28の機能を停止し、通信を不可とす 。これに対応し、ステップS10で第1携帯近距 離通信部20によるキーレスエントリー通信を 能とする。第1携帯近距離通信部20によるキ レスエントリー通信は通常行わないが、上 のようにステップS2からステップS8に至った 場合に限り、これを行うようにする。

 これは、第1携帯近距離通信部20が主電源2 4によって給電されているためである。主電 24は、通常の携帯電話機能への給電のため頻 繁に充電を行う必要があるが、これを怠ると 携帯電話1全体が機能しなくなり、これに伴 て第1携帯近距離通信部20も機能しない。従 て、仮に第1携帯近距離通信部20をキーレス ントリー機能に常用すると、頻繁に生じる 能性のある携帯電話1の電池切れによってキ レスエントリーを始めとする車両3の操作が できなくなる。これは不便であるし、ある場 合には危険でもある。従って、通常は、補助 電源26により給電されていて主電源24の充電 態およびそのオン・オフに係らず機能する ーレスエントリー通信部28およびこれと協働 するキーレスエントリーコード記憶部30によ キーレスエントリーを行う。

 しかしながら、補助電源26も長年の使用 より消耗することがあるので、その際の緊 手段として、ステップS2からステップS10への フローが用意されている。これは、補助電源 26が消耗したとき、同時に主電源24も充電不 の状態となっている可能性は低いことを前 としている。

 ステップS10で第1携帯近距離通信部20によ キーレスエントリー通信が可能となると、 テップS12に進み、第1携帯制御部6としての ーレスエントリー割込を可能とする。この 込は、電話操作部8によりキーレスエントリ 操作を行った場合にかかるものである。ま 、車両3の車両操作部40の一部をなす車両外 のロック解除ボタンが操作されたことを車 制御部38が検出し、車両近距離通信部48から 第1携帯近距離通信部20にこれが通知されたと きにもこの割込がかかる。ステップS12はこれ らの割込を可能とするものであるが、通常は これらの操作に基づく第1携帯制御部6への割 は禁止されており、これらの操作に基づく ーレスエントリー機能は、キーレスエント ー通信部28によって実行される。

 次いで、ステップS14で携帯電話機能の初 処理を行い、フローを終了する。なお、ス ップS2で補助電源26がOKであると判断された きは、第1携帯電話制御部6がキーレスエン リー操作に応答する必要はないので、ステ プS16に進み、キーレスエントリー通信部28に よる通常キーレスエントリー状態を確認して 、ステップS14に至る。このステップS16は、第 1携帯電話1への主電源24の装着、または主電 24への充電開始、または補助電源26の装着な の機会がある毎に、キーレスエントリー通 部28が正常に機能するかどうかのチェック 行うとともに、第1携帯制御部6へのキーレス エントリー割込が可となっていた場合にこれ を不可とするために設けられている。

 また、ステップS4で主電源24がOKでなけれ 、ステップS18に進み、充電中かどうかのチ ックをする。そして充電中であれば携帯電 1が機能可能なので、ステップS6に移行し、 電器から供給される電力によりステップS6 下の動作を行う。このような動作は、例え 携帯電話1が車両3中で充電されている場合な どに可能である。

 一方、ステップS18で充電中でなければ携 電話1の機能は不可能なので、直ちにフロー を終了する。例えば、消耗した補助電源26を 装着したときに主電源24が充電されていな か、または、補助電源26が消耗しているとき に充電されていない主電源24を装着したとき どがこの場合に相当する。当然ながら、第1 携帯制御部6になんらの給電もなされていな れば、図2のフロー自体がスタートしない。

 図3は、図1の第1実施例の第1携帯制御部6 おけるキーレスエントリー操作があったと の機能を示すフローチャートである。フロ は、電話操作部8によりキーレスエントリー 作を行ったとき、または、車両3の車両操作 部40の一部をなす車両外部のロック解除ボタ が操作されたこと等を車両制御部38が検出 、車両3のキーレスエントリー通信部50から 1携帯電話1のキーレスエントリー通信部28に れが通知されたとき、または、車両3の車両 操作部40の一部をなす車両外部のロック解除 タンが操作されたこと等を車両制御部38が 出し、車両近距離通信部48から第1携帯近距 通信部20にこれが通知された場合のいずれか によりスタートする。

 なお、車両操作部40によるエンジン始動 作が車両制御部38によって検出されたときに おいても、ロック解除ボタンの操作検出の場 合と同様にして図3のフローがスタートする

 フローがスタートすると、ステップS22で 助電源26がOKかどうかをチェックする。OKで ければステップS24に進み、主電源24の充電 OKかどうかのチェックをする。ステップS24で 主電源24の充電がOKであればステップS26に進 、補助電源26の交換を促す警告表示を行う。 そしてこの表示を継続しながらステップS28に 進む。

 ステップS28では、キーレスエントリー通 部28の機能を停止し、通信を不可としてス ップS30に進む。ステップS30では、主電源24が オンでなければステップS32でこれをオンにし てステップS32に進む。これは、主電源24がオ されていれば第1携帯近距離通信部20への通 がなくキーレスエントリーの実行ができな からである。一方、ステップS30で主電源24 既にオンであれば、直接ステップS34に移行 る。

 ステップS34では、第1携帯近距離通信部20 よる通信に基づいてドアロック部54の施錠 開錠やエンジンロック部56の解除などのキー レスエントリーを実行する。

 次いで、ステップS36においてステップS32 おいて主電源24が自動ONされた履歴があるか どうかチェックし、履歴があればステップS38 に進んで主電源24を自動OFFしてフローを終了 る。これは、キーレスエントリーの実行の めに自動的にONした第1携帯電話1の主電源24 用済み後、元に戻すためである。一方、ス ップS36で主電源自動ONの履歴がなければキ レスエントリー操作の検出以前から第1携帯 話1の主電源24が元々ONであったことを意味 るので、主電源24のOFFは行わずにフローを終 了する。

 なお、ステップS22で補助電源26がOKである と判断されたときは、第1携帯電話制御部6が ーレスエントリー操作に応答する必要はな ので、ステップS40に進み、キーレスエント ー通信部28による通常キーレスエントリー 態を確認してフローを終了する。このステ プS40は、キーレスエントリー操作の機会が る毎に、キーレスエントリー通信部28が正常 に機能するかどうかのチェックを行うととも に、第1携帯制御部6へのキーレスエントリー 込が可となっていた場合にこれを不可とす ために設けられている。

 また、ステップS24で主電源24の充電がOKで なかったときは、補助電源26によっても主電 24によってもいずれもキーレスエントリー 実行ができないので、直ちにフローを終了 る。

 図4は、図1の第1実施例において第1携帯電 話1の主電源24がONされたときの第1携帯制御部 6の機能を示すフローチャートである。フロ がスタートすると、ステップS52で主電源24の 充電がOKかどうかをチェックする。充電がOK あればステップS54に進み、補助電源26がOKか うかをチェックする。補助電源26がOKでなけ ればステップS56に進み、補助電源26の交換を す警告表示を行う。そしてこの表示を継続 ながらステップS58に進む。

 ステップS58では、補助電源26のこれ以上 消耗を防ぐため、予防的にキーレスエント ー通信部28の機能を停止し、通信を不可とす る。これに対応し、ステップS60で第1携帯近 離通信部20によるキーレスエントリー通信を 可能としてステップS62の通常携帯電話機能処 理に移行する。そして通常携帯電話機能処理 が停止されるとフローを終了する。

 なお、ステップS54で補助電源26がOKである と判断されたときは、第1携帯電話制御部6が ーレスエントリー操作に応答する必要はな ので、直接ステップS62に移行する。また、 テップS52で主電源24の充電がOKであることが 検出されない場合は直ちにフローを終了する 。

 以上のようにして、第1携帯電話1の主電 24がONされるたびに補助電源26がOKかどうかの チェックを行うことにより、補助電源26によ キーレスエントリーができない事態を未然 察知する。また、万一補助電源26がOKでない 場合は、自動的にキーレスエントリーの機能 をキーレスエントリー通信部28から第1携帯近 距離通信部20に切換え、補助電源26がこれ以 消耗して記憶部12のバックアップができなく なることを防止する。

 図5は、図1の第1実施例において、事前に 録されている代行運転者への電話発呼操作 電話操作部8によって行われたときの第1携 制御部6の機能を示すフローチャートである フローがスタートすると、ステップS72で登 されている代行運転者の電話番号への発呼 行われ、ステップS74で回線が接続されたか うかチェックする。

 接続が確認されるとステップS76に進み、 話操作部8によってエントリーコードを送信 するための操作が行われたかどうかチェック する。そして、この操作が行われたことが確 認されるとステップS78に進み、認証を要求す る信号を電話の音声信号に重畳して送信して ステップS80に進む。ステップS80では、認証要 求信号の送信後所定時間が経過したかどうか をチェックしており、未経過ならばステップ S82に進んで、要求に従って音声信号に重畳し て返信される認証信号が抽出できたかどうか チェックする。

 ステップS82で認証返信信号が音声信号か 抽出されるとステップS84に進んでこれを参 データと照合し、認証結果がOKかどうかチ ックする。そして、認証結果がOKならばステ ップS86に進む。一方、ステップS82で認証返信 信号が抽出されない場合、またはステップS84 で認証がOKでない場合はステップS80に戻り、 下、所定時間が経過するまでステップS80か ステップS84を繰り返し、認証がOKとなるの 待つ。

 認証がOKになるとステップS86では、臨時 ントリーコードをキーレスエントリーコー 記憶部30から読み出し、ステップS88でこれを 音声信号に重畳して代行運転者の電話に送信 する。そしてステップS90で送信後所定時間が 経過したかどうかをチェックして、未経過な らばステップS92で臨時エントリーコードを受 信した旨の確認信号が代行運転者の電話から の音声信号から抽出できたかどうかチェック する。そして、この抽出ができればステップ S94に進むが、抽出ができない場合はステップ S88に戻り、臨時エントリーコードを再度送信 する。以下、所定時間が経過するまでステッ プS88からステップS92を繰り返し、受信確認信 号の抽出を待つ。

 ステップS92で受信確認信号が抽出される 臨時エントリーコードが代行運転者に確実 伝達されたことになるのでステップS94に進 、回線切断操作がなされたかどうかチェッ する。そして、回線が切断された場合はス ップS96に進む。一方ステップS94で回線の切 操作が検出されない場合はステップS76に戻 、以下ステップS76からステップS94を繰り返 。

 なお、ステップS80またはステップS90で所 時間が経過したときはステップS94に進み、 線を切断してフローを終了する操作が行わ たかどうかチェックする。ステップS94で回 切断が検出されない場合はステップS76に戻 ので、エントリーコード送信操作からやり すことができる。

 ステップS96では、ステップS76からステッ S94を経て行われた臨時エントリーコードの 信が成功したかどうかチェックする。そし 成功していればステップS98に進み、その旨 車両3に報告してフローを終了する。

 図1の車両3は、不図示の電話通信部を備 ており、第1電話通信部18または第2電話通信 34との電話回線による通信が可能である。 両3の電話通信部は第1電話通信部18が第1携帯 制御部6に接続されているのと同様にして車 制御部38に接続されており、車両3の電話通 部によって行われる情報授受を必要に応じ 車両3各部に伝達可能となっている。ステッ S98における臨時エントリーコード送信成功 旨の車両3への報告は通常このような電話回 線を通じたデジタル信号通信によって行われ るが、近距離通信が可能な場合は、第1携帯 距離通信部20または第2携帯近距離通信部36か ら車両近距離通信部48にデジタル信号を送信 ることによって行われる。

 なお、所定時間経過しても車両3への通信 が確立できず、代行運転を依頼した旨の車両 3への報告ができない場合、ステップS98では 告を一旦断念し、フローを終了する。この うな場合は、車両3が無線通信圏外の駐車場 置かれているときなどに生じる。

 ステップS96において臨時エントリーコー 送信の成功が確認できなかったときは、そ ままフローを終了する。これは、ステップS 76、ステップS80、またはステップS90からステ プS94に至って回線が切断された場合に該当 る。なお、ステップS74で回線が接続できな った場合も直ちにフローを終了する。

 上記の第1実施例では、エントリーコード の送受信にあたりエントリーコードを音声信 号に重畳して音声データとして取り扱うよう 構成しているが、これは、代行運転の依頼を 代行運転業者との音声のやりとりにて行うこ とを前提とするとともに、このための音声回 線が接続されない限りエントリーコードの送 受信もできないよう構成することで、エント リーコードの漏洩や偽造による車両の盗難を 防止するためである。また、この構成によっ て、代行業者との音声によるコミュニケーシ ョンと並行してエントリーコードの送受信を おこなうことが可能となる。

 しかしながら、本発明の実施はこれに限 れるものではなく、エントリーコードの通 を音声回線とは別のインターネット等のデ タ通信システムによって行うように構成し もよい。この場合はエントリーコードの漏 や偽造を防止するためその送受信にあたっ は適宜セキュリティ処置を講ずる。

 図6は、図5における代行運転者へのエン リーコード送信の前提として行われる代行 転者登録から図5のエントリーコード送信ま に関する第1携帯制御部6の機能を示すフロ チャートであり、電話操作部8により代行運 操作または代行運転者登録操作が行われる とによりスタートする。なお、この代行運 操作は、代行運転業者への代行運転依頼だ ではなく、友人等への私的な車両の貸与等 も対応できるよう構成されている。

 フローがスタートすると、ステップS102で 登録済の代行運転者があるかどうかのチェッ クが行われる。そして登録済の代行運転者が なければステップS104に進む。これは、フロ が代行運転操作のためにスタートした場合 あっても、登録済の代行運転者がなければ ず代行運転者の登録が必要なためである。

 ステップS104では、登録すべき代行運転者 を特に指名する入力操作があったかどうかチ ェックし、所定時間内にこの操作が検出され ない場合はステップS106に進み、未登録の代 運転者の一覧が表示される。この一覧は、 行運転業から提供されるものであり、住所 年齢、性別など代行運転者のプロフィール ともにインターネット等を通じて予め第1携 電話1に提供されているものである。

 この一覧表示を継続しながらフローはス ップS108に進み、一覧表示の中から登録すべ き代行運転業者を選択する操作が一覧表示開 始から所定時間以内に行われたかどうかチェ ックする。そして所定時間以内にこの操作が 検出されないときはステップS110に進み、所 のルールに従って登録すべき代行運転者を 覧表示の中から選択する代行運転者自動指 処理を行ってステップS112に至る。

 以上のようにして、登録済の代行運転者 なかった場合には、フローがスタートして 定時間何も操作しなければ、自動的に登録 べき代行運転者が指定されてステップS112に 至ることができる。従って、代行運転者とし て誰を登録するかにこだわらないのであれば 、面倒な手順を知らない使用者でも代行運転 依頼に必要な代行運転者の登録を自動的に進 めることができる。

 一方、ステップS104で登録すべき代行運転 者を特に指名する入力操作があったときはス テップS114に進み、入力どおりの代行運転者 定を実行してステップS112に至る。また、ス ップS108において一覧表示からの選択操作を 検出したときもステップS114に進み、選択ど りに登録すべき代行運転者の指定を実行し ステップS112に至る。

 ステップS112では、ステップS110またはス ップS114で登録すべきものとされた代行運転 が車両を運転する上で自動車保険に問題が いかどうかチェックする。そして、登録し うとしている運転者が自動車保険の免責事 に該当して事故等に対応できないなどの問 がステップS112で検出されたときはステップ S116に進んで臨時保険に自動加入した後ステ プS118に移行する。この臨時保険は例えば3日 間などの短い期間を限って登録された代行運 転者を自動車保険でカバーするものである。 一方、ステップS112で保険がOKである旨の確認 ができたときは直接ステップS118に移行する

 ステップS118では、ステップS114またはス ップS110で登録すべき新規の代行運転者が指 されたかどうかチェックし、該当があれば テップS120に進む。ステップS120では、登録 べきものとされた代行運転者の登録処理を い、ステップS122に移行する。一方、ステッ S118で代行運転者の新規指定が検出されなか ったときは、直接ステップS122に移行する。 のような場合が生じる理由は後述する。

 ステップS122では自動車保険でカバーする 条件の範囲を拡大する操作が行われたかどう かをチェックし、該当すればステップS124に んで保険契約変更処理を行ってステップS126 移行する。一方ステップS122で保険条件拡大 操作が検出されなかったときは直接ステップ S126に移行する。

 ここで、上記の保険条件拡大操作につい 補足する。ステップS112で保険がOKでないこ が検出されたときは緊急措置として当面臨 保険への加入がステップS116で行われている が、ステップS122で検出されるのは通常の保 契約において例えば家族限定を解除するな の保険条件の拡大操作である。臨時保険へ 加入は自動で行われるのに対し、通常の保 条件拡大は手動操作によって行われる。

 なお、ステップS102で登録済の代行運転者 があることが検出されたときはステップS128 進み、フローが代行運転者登録操作によっ スタートしたかどうかチェックする。そし 、該当すればステップS104に移行し、以下上 に説明したフローに従って代行運転者を新 登録するための処理が行われる。

 一方、図6のフローが代行運転者登録操作 によってスタートしたのでない旨の検出がス テップS128で行われた場合は、代行運転操作 よってフローがスタートし且つ登録済代行 転者がある場合に該当する。この場合は、 本的にはステップS126に移行するが、その前 ステップS130が設けられており、自動車保険 がOKかどうかのチェックが行われる。そしてO Kの場合は直接ステップS126に移行するが、問 のある場合はステップS116に進む。

 ステップS130が設けられている理由は、登 録済代行運転者を想定した代行運転操作の場 合であっても過去にその運転者を想定した保 険条件拡大操作が行われず、且つ過去に自動 加入した臨時保険も期限切れになっている場 合があるからである。従って、この場合には 、既に説明したのと同様、まずはステップS11 6で臨時保険に再度自動加入した上で、ステ プS122の保険条件拡大操作のチェックに進む なお、この場合は代行運転者の新規指定に 当たらないのでステップS120はスキップされ る。

 ステップS126では、図6のフローが代行運 操作によってスタートしたのかどうかのチ ックが行われる。そして、該当すればステ プS132に進み、代行運転者指名操作があった どうかのチェックを行う。ステップS132の内 容は、複数の登録済代行運転者がある場合は その一覧を表示した上、表示後所定時間内に その中から代行運転者を選択する操作が行わ れたかどうかのチェックを行う処理となる。 そして一覧表示開始から所定時間内に指名操 作がなかったときはステップS134に進み、所 の優先順に基づく代行運転者の自動指名を って、ステップS136に移行する。一方、ステ プS132で指名操作があったことが検出される とステップS138に進み、操作どおりの指名を 行してステップS136に移行する。なお、登録 行運転者が一人であったときはステップS132 から直ちにステップS134に進み自動指名処理 してステップS136に移行する。

 ステップS136では、指名された代行運転者 に対して臨時キーレスエントリーコードを送 信する処理を行い、フローを終了する。ステ ップS136の詳細は図5で説明したとおりである

 以上のように、図6のフローは、代行運転 者が未登録の状態において単に代行運転操作 を行い、以後何も操作しない場合であっても 、ステップS110での代行運転者の自動指定、 テップS116における臨時自動車保険への自動 入、ステップS120における代行運転者の自動 登録、さらにはステップS134での代行運転者 動指名を経て、ステップS136における指名さ た代行運転者への臨時エントリーコード送 処理までの実行が行われる。従って、代行 転者や代行運転依頼のための詳細な操作手 を知らないユーザであっても容易に代行運 を依頼することができる。これは、飲酒後 おいて急遽代行運転を依頼しなければなら い事態に好適である。

 図6のフローによる機能は、上記の他、ユ ーザの種々の要望に基づく手動操作にも対応 することができるものである。

 図7は、図1の車両3における車両制御部38 動作を示す基本フローチャートであって、 両3のバッテリーからの通電によりスタート る。フローがスタートすると、ステップS142 で車両3の各部に問題がないかどうかのチェ クが行われ、異常があればステップS144の以 対応処理に入り、対応処理が完了すればス ップS146に移行する。また、ステップS142で 両3の各部がOKである旨確認できたときは直 ステップS146に進む。

 ステップS146では、ドア開閉のためのキー レスエントリーコード発信を検出したかどう かを車両制御部38にてチェックする。そして 出があればこれを認証するためステップS148 に進み、検出コードがキーレスエントリーコ ード管理部52に保持されている参照コードま は臨時参照コードと一致するかどうかをキ レスエントリーコード管理部52にてチェッ させる。そして検出結果がいずれかと一致 れば認証OKとしてステップS150に進み、ドア ック部54を開錠または施錠する。そしてステ ップS152に移行する。これに対し、ステップS1 46での検出がないか、またはステップS148での 検出結果の認証ができなければ、直接ステッ プS152に移行する。

 ここで「参照コード」とは、車両3の保有 者本人から送信されるエントリーコードに対 応するものであり、これを認証するために車 両3側に保持されている参照用のエントリー ードである。一方、「臨時参照コード」と 、代行運転者または車両貸与者から送信さ る臨時エントリーコードに対応するもので り、これを認証するために車両3側に保持さ ている参照用の臨時エントリーコードであ 。参照コードと臨時参照コードはそれぞれ の管理手順に従って頻繁に更新され、更新 付とともに管理されるが、その詳細は後述 る。

 ステップS152では、エンジンロック解除の ためのキーレスエントリーコード発信を検出 したかどうかチェックする。そして検出があ ればこれを認証するためステップS154に進み 検出コードがキーレスエントリーコード管 部52に保持されている参照コードまたは臨時 参照コードと一致するかどうかをキーレスエ ントリーコード管理部52にてチェックさせる そして検出結果がいずれかと一致すれば認 OKとしてステップS156に進み、エンジンロッ 部56を解除する。そしてステップS158に移行 る。これに対し、ステップS152での検出がな いか、またはステップS154での検出結果の認 ができなければ、直接ステップS158に移行す 。

 ステップS158では、コード管理処理を行う 。これは、エントリーコードの漏洩による車 両3の盗難等を防止するために、携帯電話側 連携してエントリーコードを変更する処理 あるが、その詳細は後述する。

 次いでステップS160において運転操作の有 無を検出し、操作が検出されればステップS16 2に進んで操作どおりの運転処理を実行して テップS142に戻る。一方、ステップS160で運転 操作が検出されない場合は直接ステップS142 戻る。

 以下フローはステップS142からステップS16 2を繰り返し、車両3に関する種々の状況に対 する。

 図8は、本発明の実施の形態に係るキーレ スエントリーシステムの第2実施例を示すブ ック図である。第2実施例は基本的には図1の 第1実施例と共通の構成であるが第1携帯電話1 02を車両104のクレードル106に載せることによ 携帯側コネクタ108を介して車両104から第1携 帯電話102への充電および両者間の信号授受を 行うための構成が付加されている。以下、第 2実施例ではこの付加された構成を中心に説 し、第1実施例と共通の部分には共通の番号 付して説明を省略する。

 また、図8の第2実施例では、図1のような 2携帯電話2および駐車場4が図示されていな が、これは簡単のため省略されているだけ 、第2実施例も第1実施例と同様の第2携帯電 2および駐車場4を含むシステムとして構成 れており、これらの点においては第1実施例 異なるものではない。また、図8では無線通 信を示すシンポルも省略されているが、第1 帯近距離通信部20と車両近距離通信部48との の無線通信、および第1携帯電話102のキーレ スエントリー通信部28と車両104のキーレスエ トリー通信部50の間の無線通信等について 、第1実施例と異なるものではない。

 図8において、車両104の電源110は車両各部 に給電を行うものであり、説明を省略してい るが第1実施例の車両3においても存在するも である。クレードル106は第1携帯電話102の底 部を載せるよう構成されているものであり、 電源接点112および信号接点114を有する。電源 接点112は電源110からの充電用電力を外部に供 給する。また信号接点114は車両制御部38に接 されており、外部との信号授受のインター ェースとなる。

 携帯側コネクタ108は第1携帯電話102の底部 に設けられており、第1携帯電話102をクレー ル106に載せたときにクレードル106の電源接 112と接触する電源接点116およびクレードル10 6の信号接点114と接触する信号接点118を有す 。電源接点116は主電源24に接続されており、 車両104から供給される電力を受けて主電源24 充電する。また信号接点118は第1携帯制御部 6に接続されており、外部との信号授受のイ ターフェースとなる。

 クレードル106の信号接点114と携帯側コネ タ108の信号接点118との間では第1携帯電話102 と車両104との間で種々の情報交換が可能であ る。例えばカメラ部22で撮影され記憶部12で 憶されていた画像情報をこれより記憶容量 大きい車両104の記憶部44に移動またはコピー することができる。このようにして記憶部44 入力された画像情報は、車両104に搭載され 不図示のカーナビゲーション画面で鑑賞す ことができる。また、記憶部12の画像情報 直接カーナビゲーション画面で鑑賞するこ もできる。さらに第1携帯電話102によってイ ターネット経由で得られた観光情報等を車 104に送ることによりカーナビゲーションの 的地として設定することもできる。

 さらに、充電のために第1携帯電話102を車 両104のクレードル106に置くたびに信号接点114 と信号接点118との間でキーレスエントリーコ ードを更新するための通信を行い、キーレス エントリーコードの漏洩や偽造への対策とす ることができる。その詳細については後述す る。

 なお、上記第2実施例におけるクレードル 106と携帯側コネクタ108は接点方式で構成され ているが、これを電磁誘導による電力伝達お よび微弱電波による信号伝達を採用した無接 点方式で構成してもよい。このような無接点 方式であっても第1携帯電話102はクレードル10 6に載置するよう構成される。

 また、図8の第2実施例は、電話回線通信 120を有する。これは、第1携帯電話102の第1電 話機能部10および第1電話通信部18と同様の構 のものであって、第1携帯電話102との間で電 話回線を介した無線通信を行うことができる 。電話回線通信部120は車両電話として音声会 話の通信もできるが、その構成の主な目的は 第1携帯電話102へのキーレスエントリーコー 送信およびインターネットへのアクセス等 際のデータ通信にある。このような電話回 通信部120は図1の第1実施例にも設けられてい るが、図1では図示が省略されていたもので る。

 なお、図7の車両の基本フローチャートは 、上記のような第2実施例における車両104に ける車両制御部38においても共通に適用可能 なものである。

 図9は、図7のステップS158におけるコード 理処理の詳細を示すフローチャートであり 図1の第1実施例および図2の第2実施例のいず れにも適用可能なものである。なお、一部の クレードル載置に関する機能は第2実施例に 有のものであるが、これに該当しない処理 単にスキップされるだけなので、冗長性は るがそのまま第1実施例に適用しても差し支 ない。また、必要に応じ、冗長なステップ 省略して第1実施例に適用してもよい。

 フローがスタートすると、車両制御部38 内蔵されている時計機能に基づいて、コー 管理処理をスタートした時刻が毎分0秒から5 秒の時間幅に入っているかどうかチェックす る。そして該当すれば、ステップS174でエン リーコード乱数を発生させ、その結果に基 いてステップS176で更新用エントリーコード ジスタを上書きしてステップS178に移行する 。一方、ステップS172で該当がなければ直接 テップS178に移行する。

 なお、図9のフローは図7のフローの一部 あり、図7のフローは繰り返されているので その度に上記のステップS172を通過する。こ のときの時刻が毎分0秒から5秒の時間幅に入 確率は1/12であるが、仮にステップS172を通 する頻度が平均毎分12回であるとすると、平 均的に毎分1回ステップS172からステップS174に 移行することになり、従って、更新用エント リーコードレジスタはステップS176において 均毎分1回程度で乱数に基づいて書き換えら ることになる。図7のフローは、ステップS14 4やステップS162等に処理があるとステップS158 のコード管理を通過する頻度が減るが、この ような処理を行っているときにエントリーコ ードを更新して盗難等に備える必要はないの で差し支えはない。逆に、車両が駐車中で何 も処理がないときは、ステップS158の処理が 頻度で繰り返されるので図9のステップS176の 交信用エントリーコードレジスタの書換も高 頻度で行われる。

 ステップS178では、参照コードの更新日付 が当日のものかどうかチェックされる。そし て当日のものでなければステップS180に進む これは、参照コードが前日以前に更新され 古いものである場合に該当する。

 ステップS180では、更新用エントリーコー ドレジスタから最新の更新用エントリーコー ドを読み取ってキーレスエントリーコード管 理部52に保持されている参照エントリーコー を更新する。次いでステップS182において、 更新済みの参照エントリーコードと同じデー タを更新エントリーコードとして車両保有者 の携帯電話に無線送信する。この送信は、ま ず車両近距離無線通信部48によって試みられ これが不能であれば電話回線通信部によっ 行われる。そしてステップS184にて送信後所 定時間が経過したかどうかチェックし、未経 過ならばステップS186で車両保有者の携帯電 からエントリーコードの更新を完了した旨 報告を受信したかどうかチェックする。携 電話側ではエントリーコードの受信に基づ て更新からその完了報告送信までをすべて 動的に行う。従って保有者が何もしなくて 携帯電話側のエントリーコードの更新は自 的に行われる。

 ステップS186において更新完了報告の受信 が確認できにないときは、ステップS178にお て更新用エントリーコードを再送する。以 、所定時間が経過するまでステップS182から テップS186を繰り返し、更新完了報告の受信 を待つ。そしてステップS186で更新完了報告 受信が確認されるとステップS188に進む。一 、更新完了報告の受信が確認されないまま 定時間が経過したことがステップS184で確認 されると、一旦送信を打ち切り、ステップS18 8に進む。

 また、ステップS178で参照エントリーコー ドの更新日付が当日であればステップS190に み、その参照エントリーコードと同じデー を車両保有者に送信済みかどうかチェック る。そして送信済みであればステップS188に む。このようにして、日付が変わる毎にス ップS180で参照エントリーコードを更新し、 これを携帯電話に伝える。なお、ステップS19 0でデータが送信済みでなければステップS182 移行し、送信を実行する。これは、参照エ トリーコード更新直後における車両保有者 のデータ送信が実行できなかった場合への 応に該当する。

 ステップS188では、車両保有者の携帯電話 が車両104のクレードル106に載置されたかどう かをチェックし、該当すればステップS192に んで最新交信用エントリーコードへの更新 御処理を行う。車両保有者の携帯電話がク ードル106に載置された場合は、信号接点114 よび118を通じて携帯電話が車両制御部38の制 御下のドライブとして機能するので、ステッ プS192において携帯電話への更新エントリー ードの伝達や確認をリアルタイムで直接行 ことができる。そしてステップS192での処理 完了するとステップS194に進み、上記に対応 して車両側のキーレスエントリーコード管理 部52に保持されている参照エントリーコード 更新してステップS196に移行する。一方、ス テップS188で車両保有者の携帯電話がクレー ル106に載置されたことが検出されなければ 接ステップS196に移行する。このようにして 両保有者の携帯電話が車両104のクレードル1 06に載置される毎にステップS192およびステッ プS194で携帯電話側のエントリーコードおよ これに対応する車両側の参照エントリーコ ドの更新が行われる。

 ステップS196では、臨時エントリーコード 管理処理が行われる。ステップS178からステ プS194は車両保有者の携帯電話によるキーレ エントリーに関するエントリーコードの管 に関するものであるが、ステップS196は代行 運転者や車両貸与者等の携帯電話によるキー レスエントリーに関する臨時エントリーコー ドの管理に関するものである。その詳細は後 述する。

 図10は、図9のステップS196における臨時エ ントリーコード管理処理の詳細を示すフロー チャートである。フローがスタートすると、 ステップS202で臨時参照エントリーコードが 両のキーレスエントリーコード管理部52に保 持されているかどうかチェックする。そして 保持がなければ更新用エントリーコードレジ スタからデータを読取ってこれをキーレスエ ントリーコード管理部52に新規入力して保持 せる。

 次いで、ステップS206において新規に入力 したのと同じ臨時エントリーコードを車両保 有者の携帯電話に送信する処理を行う。これ は、車両側と車両保有者の携帯電話側で臨時 エントリーコードを一致させるためである。 ステップS206の内容は、図9のステップS182から ステップS186に準じたものであり、送信完了 場合、または送信未了で所定時間経過の場 はステップS208に進む。

 一方、ステップS202で臨時参照エントリー コードが既にキーレスエントリーコード管理 部52保持されていることが確認できるとステ プS210に進み、そのコードが既に車両保有者 に送信済みであるかどうかチェックする。そ して未送信であればステップS206に進んでこ を送信する処理に入る。未送信である場合 は、ステップS204で臨時参照エントリーコー を新規入力後ステップS206での送信処理がう まくいかなかった場合に相当する。

 ステップS208では、代行運転依頼を行った 旨の報告が車両保有者の携帯電話から送信さ れ、これが車両で受信されているかどうかチ ェックする。そして受信されていれば、ステ ップS212に進み、代行運転依頼報告を受けて ら24時間が経過しているかどうかチェックす る。そして経過していれば、ステップS214に み、24時間経過してから後に更新された臨時 エントリーコードを送信済みかどうかチェッ クする。

 さらに、更新臨時エントリーコードが送 済みでなければステップS216に進み、更新用 エントリーコードレジスタからデータを読取 ってキーレスエントリーコード管理部52に保 されている臨時参照エントリーコードを更 する。そして、更新した臨時エントリーコ ドを車両保有者の携帯電話に送信する処理 ステップS218で行う。ステップS218の内容も 図9のステップS182からステップS186に準じた のであり、送信完了の場合、または送信未 で所定時間が経過した場合はフローを終了 る。なお、送信未了でフローを終了した場 は、図7における基本フローの繰り返しの中 再度ステップS158のコード管理処理に入り、 その中でステップS196の臨時エントリーコー 管理処理に至ったとき、ステップS212からス ップS218を実行することによって、再度更新 された臨時エントリーコードの車両保有者へ の送信を試みる。

 一方、ステップS212で再考運転依頼報告受 信後24時間経過していなければ直ちにフロー 終了する。また、ステップS214において、更 新された臨時エントリーコードを送信済みで ある場合も、直ちにフローを終了する。

 上記のようにして、代行運転依頼報告を 信した場合には、その後24時間経過すると 時エントリーコードが更新されるので、車 保有者の携帯電話から運転代行者に送信し 臨時エントリーコードは無効となる。これ よって、外部に送信した臨時エントリーコ ドが漏洩するような不測の事態が生じても 24時間経過すればその臨時エントリーコード による車両へのエントリーは不可能となる。 一方で、代行運転依頼をした場合、そのとき 代行運転者に送信した臨時エントリーコード は24時間更新しないことが保証されるので、 の間勝手に臨時エントリーコードが変更さ て代行運転者がエントリーできなくなるよ なことも生じない。これに対し、車両保有 本人用のエントリーコードの場合は、図9の ステップS178およびステップS180におけるよう 日付が変わった場合や図9のステップS188か ステップS194におけるように携帯電話が車両 クレードルに載置された場合に適宜変更さ る。

 一方、ステップS208において代行運転依頼 報告を受信していない場合は、ステップS220 安全処理に移行する。この安全処理は、代 運転が依頼されたにも関わらず、通信環境 よりその報告が車両に届いていない場合を 定したものであり、ステップS212からステッ S216のように所定時間で自動的に臨時参照コ ードを更新しない代わりに、運転の安全を考 慮しつつ所定の手順でエントリーコードの更 新を行い、エントリーコードの漏洩や偽造に よる車両の盗難を防止するものである。

 図11は、上記図10におけるステップS220の 全処理の詳細を示すフローチャートである フローがスタートすると、キーレスエント ーが行われてその認証がOKとなったデータが 臨時認証エントリーコードに該当するという 場合が生じたかどうかチェックする。つまり 、有効な臨時エントリーコードによるキーレ スエントリーが行われたかどうかがチェック される。

 この時点でキーレスエントリーが行われ いない場合や、車両保有者の携帯電話によ キーレスエントリーを行った場合はステッ S232に該当せず、このような場合は安全処理 を行う必要がないので直ちにフローを終了す る。

 一方、有効な臨時エントリーコードによ キーレスエントリーが行われた場合は、ス ップS232からステップS234に進み、保有者の 帯電話が通信可能な圏内にあるかどうかチ ックする。そして通信圏内であればステッ S236で代行運転依頼確認処理が行われる。こ は、ステップS98における車両への代行運転 頼報告処理と同様の意義をもつが、ステッ S98で携帯電話側から車両に報告をしていた に対し、ステップS236では車両側から携帯電 話側に問い合わせる形となる。このように、 例えば車両が通信圏外の駐車場に置かれてい てステップS98の段階では代行運転依頼を行っ ている旨が車両に報告できなかった場合であ っても、代行運転者が車両を移動させること で車両が通信圏内に入れば、ステップS234か ステップS236が機能して自動的に代行運転依 の旨の情報を車両が得るための処理が行わ る。

 そして次のステップS238で代行運転依頼を している旨の確認ができたかどうかチェック され、OKの場合は安全処理を行う必要がない でステップS258に移行し、代行運転依頼報告 を受信していたのと同じ扱いとしてフローを 終了する。

 これに対し、ステップS236において代行運 転依頼の確認ができなかった場合は、ステッ プS238からステップS240に進み、告知アナウン を行う。この告知アナウンスは、後述の所 の条件が成立すれば、以後その車両へのエ トリーまたはエンジン始動ができなくなる とを車両の運転者に事前警告し、突然車両 入ることができなくなったり、エンジン始 ができなくなったりすることによる不測の 態を防止するためのものである。また、後 の所定の条件が成立して車両へのエントリ またはエンジン始動ができなくなったとき その理由を運転者に告知するものである。

 そして、ステップS242で臨時キーレスエン トリーコードによるエンジン始動が行われた かどうかチェックする。エンジン始動がまだ 行われていない段階では安全処理に入らず、 直ちにフローを終了する。

 一方、ステップS242でエンジン始動が行わ れたことが検出されると、以後、安全処理に 入り、エンジンを始動した回数および最初の エンジン始動からの時間経過のカウントを既 に開始済みであるかどうかをステップS244で ェックする。そして開始済みでなければス ップS246に進み、エンジンを始動した回数お び最初のエンジン始動からの時間経過のカ ントを開始してステップS248に至る。一方、 既に始動カウントが開始済みであることがス テップS244で検出されたときは直接ステップS2 48に進む。

 ステップS248ではエンジンを始動した回数 が所定回数(例えば3回)に達したかどうかをチ ェックし、未だ達していなければ、次にステ ップS250で最初のエンジン始動からの所定時 (例えば3時間)経過しただどうかチェックす 。そしていずれも該当がなければ、フロー 終了する。

 これに対し、ステップS248でエンジンを始 動した回数が所定回数に達するか、又はステ ップS250で最初のエンジン始動からの所定時 経過したことが検出されたときはステップS2 52に進み、最初のエンジン始動後更新した臨 エントリーコードを車両保有者に送信した どうかチェックし、未送信であればステッ S254に進んで臨時参照エントリーコードを更 新する。これによって、以後は、元の臨時エ ントリーコードによって車両に入ったりエン ジンを始動したりすることが不可能となる。

 以上によって、車両への代行運転依頼報 ができないまま真性の代行運転者が車両を 転している場合における危険防止を図りな ら、エントリーコードの漏洩や偽造による 両の盗難などの不正行為を防止する。

 ステップS254において臨時参照エントリー コードの更新が行われるとステップS256に進 、更新した臨時エントリーコードを車両保 者の携帯電話に送信する処理を行う。ステ プS256の内容も、図9のステップS182からステ プS186に準じたものであり、送信完了の場合 たは送信未了で所定時間経過の場合はフロ を終了する。

 なお、ステップS258の代行運転依頼報告扱 いの処理においては、一度ステップS254を経 して臨時参照エントリーコードを更新して まった場合でも、これをステップS242でエン ン始動した時点での臨時参照エントリーコ ドに戻し、その上で図10のステップS212から テップS218の処理によって臨時エントリーコ ードの管理を行う。従って、ステップS254に って一旦エントリーが不能になった場合で 、ステップS236からステップS238を経てステッ プS258に至ったときは、代行運転依頼から24時 間経過していない限り、当初の臨時エントリ ーコードによるキーレスエントリーが可能な 状態が復活する。

 図12は、本発明の実施の形態に係るキー スエントリーシステムの第3実施例に関する のである。第3実施例は、基本的には第1実 例と同様のものであり、その構成の詳細は 1を援用して理解できる。また、第3実施例は 、図8の第2実施例においても同様に実施でき ものである。第3実施例が第1実施例や第2実 例と異なる点は、図1または図8の第1携帯制 部6において、車両の駐車位置の情報や代行 運転依頼における車両保有者の位置情報を取 扱う機能が付加されている点である。

 図12は、図5と同様にして、事前登録され いる代行運転者への電話発呼操作が電話操 部8によって行われたときの第1携帯制御部6 機能を示すフローチャートである。フロー スタートすると、ステップS262で第1携帯電 1を所持している車両保有者の現在位置とし 仮記憶されているコードを表示する。この 両保有者仮位置コードは車両保有者の最新 現在位置として記憶されるが、その詳細に いては後述する。

 次に、ステップS264で、表示された車両保 有者位置コードを車両保有者が承認する操作 が表示から所定時間内に行われたかどうかを チェックする。第1携帯電話1を所持している 両保有者は、代行運転を依頼する際におい 、必ずしも記憶されている車両保有者仮位 コードが示す位置において代行運転者が回 してくる車両を待つとは限らないので、ス ップS262およびステップS264を設け、表示さ た位置において代行運転者を待つ意思が車 保有者にあるかどうかを確認する。

 承認操作が検出されるとステップS266に進 み、ステップS262で表示されている仮コード 車両保有者位置コードとして承認する処理 行い、ステップS268に移行する。一方、ステ プS264において所定時間内に承認操作が検出 されないときは直接ステップS268に移行する この場合は、承認された車両保有者位置コ ドがない状態でステップS268に至ることにな 。

 ステップS268では、図5のステップS72と同 にして登録されている代行運転者の電話番 への発呼が行われ、ステップS270で回線が所 時間内に接続されたかどうかチェックする

 接続が確認されるとステップS272に進み、 電話操作部8によってエントリーコードを送 するための操作が行われたかどうかチェッ する。そして、この操作が行われたことが 認されるとステップS274の認証処理に進む。 の認証処理は図5のステップS78からステップ S84と同様のものであり、認証要求信号の送信 と認証返信信号の検出により回線が接続され た代行運転者の認証を行う処理である。なお 、ステップS274の認証処理には、図5と同様に て認証要求信号の送信後所定時間が経過し も認証信号が検出できなかったときは後述 ステップS288の回線切断操作を問う処理に直 接進むことができるが、図12では図示を省略 ている。

 また、ステップS274の認証処理では図5と 様にして、認証要求信号の送信と認証返信 号のやりとりを音声信号に重畳して行うが 本発明の実施はこれに限るものではなく、 常のデータ通信によってこれを行ってもよ 。

 ステップS274によって代行運転者の認証が できると、図5のステップS86と同様のステッ S276に進み、臨時エントリーコードをキーレ エントリーコード記憶部30から読み出す。

 次のステップS278では、代行運転を依頼す る車両の駐車位置を示す駐車コードが記憶部 12に記憶されているかどうかがチェックされ 記憶があればステップS280でこれを読み出し てステップS282に移行する。一方、ステップS2 78で駐車コードが検出されなければ直接ステ プS282に移行する。

 ステップS282では、ステップS266で承認済 の車両所有者位置コードが記憶部12に記憶さ れているかどうかチェックされ、記憶があれ ばステップS284でこれを読み出してステップS2 86に移行する。一方、ステップS282で承認済み 車両所有者位置コードが検出されなければ直 接ステップS286に移行する。

 ステップS286では、以上のようにしてステ ップS276、ステップS280およびステップS284で読 出されたコードを送信するための送信処理を 行う。これらのすべてが送信された場合、代 行運転者は臨時エントリーコードによって車 両の運転ができるようになるとともに、どこ に車両を取りに行ってそれをどこに回送すれ ばよいかの情報も得ることができる。

 当然ながら、ステップS280およびステップ S284の一方または両方による読出しコードが い場合は、それらのコードが送信されるこ はない。この場合、代行運転者は適宜車両 有者と連絡を取って車両の配送に必要な情 を得ることになる。駐車位置や車両保有者 現在位置の情報は、代行依頼の際の電話に って口頭で得ることができるが、その後の 互通信によって適宜補充することができる

 ステップS286の読出しコード送信処理は、 図5のステップS88からステップS92と同様のも であり、読出しコードの送信と受信確認信 の検出により確実に読出してコードの送信 行うためのものである。なお、ステップS286 読出しコード送信処理においても、図5と同 様にして読出し信号の送信後所定時間が経過 しても受信確認信号が検出できなかったとき は後述のステップS288の回線切断を問う処理 直接進むことができるが、図12では図示を省 略している。

 また、ステップS286の送信処理でも、図5 同様にして読出しコードの送信と受信確認 号のやりとりを音声信号に重畳して行うが 本発明の実施はこれに限るものではなく、 常のデータ通信によってこれを行ってもよ 。

 ステップS286による読出しコード送信処理 が完了すると、図5のステップS94と同様のス ップS2288に進み、回線切断操作がなされたか どうかチェックする。そして、回線が切断さ れた場合はステップS290の事後処理に進む。 方ステップS288で回線の切断操作が検出され い場合はステップS272に戻り、以下ステップ S272からステップS288を繰り返す。

 ステップS290の事後処理は図5のステップS9 6とステップS98と同様のものであり、読出し ードの送信が成功したかどうかチェックす とともに、成功した場合にはその旨を車両3 報告するものである。なお、図5においてフ ローが終了へと進んでいるのと同様にして、 車読出しコードの送信の成功の如何にかかわ らず、フローは次のステップS292に進む。な 、ステップS270で回線が接続できなかった場 もフローはステップS292に進む。

 ステップS292は、ステップS266で車両所有 位置コードの承認がなされた場合にこれを 消す処理である。ステップS266における承認 、代行運転を依頼するとき限りのものであ て、第1携帯電話1の所持者がいつまでも同 位置に留まっていることは稀である。つま 、ステップS266においてなした承認は、代行 転依頼においてこれを代行運転者に通知し 後ではもはや用済みであるし、代行運転依 ができなかった場合においても無用のもの ある。従って、以後の混乱を避けるために テップS292を設け、いずれの場合でも車両所 有者位置コードの承認がなされていたときに は、これを取消した上でフローを終了する。

 図13は、第3実施例に関するものであって 図12のステップS280で取扱われている駐車コ ドを得るための第1携帯制御部6の機能を示 フローチャートである。図13のフローは車両 のエンジンを切ることによりスタートし、ま ずステップS302で駐車コードが図1の記憶部12 記憶されているかどうかチェックする。

 そして記憶があればステップS304に進んで 車両との通信を行い、その駐車コードを記憶 してから所定距離(例えば50m)以上走行してか 後にエンジンを切ったのかどうかをチェッ する。

 ステップS304において所定距離以上走行後 であることが検出された場合はステップS306 進み、記憶部12に記憶されていた駐車コード を消去してステップS308に進む。一方、ステ プS302で駐車コードが記憶されていないと判 されたときは直接ステップS308に進む。また 、ステップS304において所定距離以上走行後 エンジンキーが切られたのではないことが 出された場合もステップ直接ステップS306に 行する。この場合は、記憶されていた駐車 ードは維持される。

 以上の処理は、もはや情報として意味の い駐車コードが記憶されていた場合、混乱 避けるためにこれを消去することを目的と るものである。

 ステップS308では、自宅の車庫や通勤先の 車庫など、定常的に使用している車庫(また 駐車場でもよいが以後は両者を車庫と総称) コードが第1携帯近距離通信部20によって受 されたかどうかをチェックする。これは、 車場4などのように車庫に近距離通信部62な が設けられている場合において、車両3が近 距離通信圏に入って駐車したときにこれを検 出し、その車庫を特定するコードを送信する 構成となっているときに可能である。

 該当しなければステップS310に進み、臨時 的に使用した車庫を特定するコードが第1近 離通信部20によって受信されたかどうかをチ ェックする。これは、臨時の車庫にも定常車 庫と同様の近距離通信部が設けられている場 合において可能となる。なお、このような車 庫コードは共通のシステムによって統一して 管理されていることが望ましい。

 ステップS310に該当しなければステップS31 2に進み、エンジンを切った時点で第1携帯電 1のGPS部16によって車両GPS位置コードが受信 れたかどうかをチェックする。

 なお、上記では、第1携帯電話1のGPS部16が 取得する位置データが車両GPS位置コードであ ると説明したが、これは第1携帯電話1の保持 が車両3を運転しているので、第1携帯電話1 位置が車両3の位置であると見なしてよいか らである。これに代えて、あくまで車両3のGP S部46が受信したデータを車両GPS位置コードと し、これを車両近距離通信部48から第1携帯近 距離通信部20に中継するようにしてもよい。

 上記のいずれであっても、車両GPS位置コ ドが第1携帯電話1で受信されていればステ プS314に進み、受信したコードを駐車位置コ ドとして記憶部12の旧コードに上書き記憶 て更新し、フローを終了する。

 一方、ステップS308において定常車庫コー ドを受信していることが検出されたときはス テップS316に進み、到着送信処理を行う。こ 送信は、第1電話通信部18(可能ならば、第1携 帯近距離通信部20)によって家庭や会社に自動 的に行われるものであり、家族に帰宅を知ら せたり、タイムカードにおける出勤管理情報 として利用したりすることができるものであ る。このように携帯電話1側から送信を行う とにより、定常車庫側には近距離通信部を けるだけで、あとは定常車庫コードを自動 信する簡単な機能のものとすることができ 。

 到着送信処理が完了するとステップS318に 進み、受信したコードで記憶部12の車庫コー を上書き記憶して更新し、ステップS320に移 行する。

 また、ステップS310において臨時車庫コー ドを受信していることが検出されたときもス テップS318に進み、受信したコードで記憶部12 の車庫コードを上書き記憶して更新し、ステ ップS320に移行する。

 なお、ステップS318において記憶される車 庫コードはステップS314において記憶される 車位置コードと相補的な駐車コードとして 能する。すなわち、車庫コードは登録され 駐車場名などを特定するものであって、標 化して管理されているので後述するように ーナビの目的地等として設定するのに適す 。これに対し、駐車位置コードは標準化に 不適であるが、車庫コードだけでは駐車場 までしか特定できないような大きな駐車場 などにおいて実際に車両が駐車している位 を特定する場合に適する。

 ステップS320では、ステップS318で記憶さ た車庫コードに加え、その車庫内の駐車位 を特定するコードが受信されたかどうかを ェックする。このような車庫内位置コード 車庫毎のシステムによる管理下で車庫側の 距離通信から送信されるものであり、例え 駐車位置番号などを特定できるものである そしてこのような車庫内位置コードが受信 れていればステップS314に進み、受信したコ ドを記憶部12に上書き記憶してフローを終 する。

 一方、ステップS320で車庫内位置コードを 受信したことが検出できない場合はステップ S322に進み、車庫内における車両の相対位置 示すコードが受信されたかどうかをチェッ する。このような相対位置コードは、図1の 車場4のように、通信圏をそれぞれ分担する 駐車場第1近距離通信部62、駐車場第2近距離 信部64など複数の近距離通信部が配された車 庫において得ることができる。つまり、第1 帯電話1が駐車場4内のいずれの近距離通信部 と交信可能であるかの電波分析、または駐車 場4内の複数の近距離通信部と第1携帯電話1と の三角通信の電波分析に基づいて、駐車場制 御部58が駐車場4内の第1携帯電話1の相対位置 割出し、これが相対位置コードとして第1携 帯近距離通信部20に送信される。そしてこの うな相対位置コードが受信されていればス ップS314に進み、受信したコードを記憶部12 上書き記憶してフローを終了する。

 ステップS322で相対位置コードを受信した ことが検出できない場合は、ステップS324に み、車両GPS位置コードが受信されたかどう チェックする。そして車両GPS位置コードが 信された場合もステップS314に進み、受信し コードを記憶部12に上書き記憶してフロー 終了する。一方、ステップS324において車両G PS位置コードが受信されたことが検出できな 場合はその時点でフローを終了する。この 合には、ステップS318で記憶された車庫コー ドだけが駐車コードとなり、駐車位置コード は記憶されないことになる。

 ステップ312でエンジンを切った時点で第1 携帯電話1のGPS部16によって車両GPS位置コード が受信されない場合は、エンジンを切った時 点では車両がGPSの通信圏外となってしまたこ とを意味する。この場合はステップS326に進 、ナビゲーションの過程で車両に蓄積され GPS情報のうち通信圏外となる直前の最新のGP S情報が参考GPS位置コードとして車両の近距 通信部から受信されたかどうかチェックす 。そして受信された場合はステップS328に進 これを参考GPS位置コードとして記憶してフ ーを終了する。このような参考GPS位置コー は、厳密には車両の駐車位置を示すもので ないが、駐車位置に到達する前のGPS通信圏 となる直前のGPS情報であるため車両の駐車 置付近の位置情報なので車両捜索の参考情 とすることができる。

 図14は、第3実施例に関するものであって 図12のステップS262で表示される車両保有者 位置コードを得るための第1携帯制御部6の 能を示すフローチャートである。図14のフロ ーは所定の設定時間(例えば30分)毎、または 所定のスポット(例えば、施設、飲食店など) から発進されるスポットコードを第1携帯近 離通信部が受信したとき、または第1携帯電 1のGPS部16が新たなGPS情報を受信したときに 動的に割込みがかかってスタートする。ま 、電話操作部8により手動で位置コードを入 力する操作を行ったときにも割込みがかかり 、図14のフローがスタートする。

 フローがスタートすると、ステップS332に おいて、車両保有者仮位置コードが記憶部12 記憶されているかどうかチェックされる。 して記憶があればステップS334に進み、その コードの記憶後所定時間(例えば12時間)が経 しているかどうかをチェックする。

 ステップS334において所定時間経過してい ることが検出された場合はステップS336に進 、記憶部12に記憶されていた車両保有者仮位 置コードを消去してステップS338に進む。一 、ステップS332で車両保有者仮位置コードが 憶されていないと判断されたときは直接ス ップS338に進む。また、ステップS334におい 所定時間経過していないことが確認された 合もステップ直接ステップS336に移行する。 の場合は、記憶されていた車両所有者仮位 コードは維持される。

 以上の処理は、時間の経過により車両所 者が移動していてもはや意味のない車両保 者仮位置コードが記憶されていた場合に、 乱を避けるためにこれを消去することを目 とするものである。

 ステップS338では、スポットコードを受信 した結果、図14のフローがスタートしたのか うかがチェックされる。そして該当しない 合はステップS340に進み、車両所有者GPS位置 コードを受信した結果、図14のフローがスタ トしたのかどうかがチェックされる。

 これにも該当しなければステップS342に進 み、両所有者位置の手動入力が行われた結果 、図14のフローがスタートしたのかどうかが ェックされる。

 さらに、これにも該当しなければステッ S344に進み、所定の設定時間に至って図14の ローがスタートした場合において、ステッ S338、ステップS340およびステップS342以外の 報源により得られた車両所有者位置コード 着信してメモリされており、かつそれがス ップS338、ステップS340およびステップS342の ずれにより得られた情報よりも新しいかど かがチェックされる。

 そして、ステップS344の条件に該当する情 報があればステップS346に進み、その情報が 憶部12における車両所有者仮位置情報コード として上書き記憶されてフローを終了する。 一方ステップS344に該当する新着メモリがな れば直ちにフローを終了する。

 また、ステップS338、ステップS340および テップS342のいずれかにより車両所有者位置 情報が得られたことが検出された場合にも テップS346に進み、その情報が記憶部12にお る車両所有者仮位置情報コードとして上書 記憶されてフローを終了する。

 図15は、第3実施例に関するものであって 図13で記憶された駐車コードを活用して車 を捜索するための第1携帯制御部6の機能を示 すフローチャートである。なお、図15のフロ は第1携帯電話1が車両保有者の保持するも である場合においても、代行運転者の保持 るものである場合においても、同様に機能 る。なお、後者の場合、駐車コードは自身 記憶したものではなく、図12のステップS280 よびステップS286の機能によって車両保有者 携帯電話から代行運転者の携帯電話に送信 れてきたものである。

 以下の説明は、代行運転者が第1携帯電話 1の保持者である場合を例にとって第1携帯制 部6の機能を説明する。これは、代行運転者 は自身で車両を駐車したのではないので車両 駐車場所を知らないので図15の機能をより多 享受することができ、またこの機能が代行 転業にとって重要な要素であるからである しかしながら、車両保有者自身が駐車をし 場合であっても、例えば広い駐車場におい どこに駐車したのか忘れる場合があり、図1 5の機能は車両保有者本人にとっても有用な のである。

 図15のフローは車両捜索のために手動で 話操作部8を操作したときに割込みがかかっ スタートするが、駐車場に近づいてその近 離通信圏内に入ったときでも自動的に割込 がかかってスタートする。フローがスター するとステップS352で駐車コードが記憶され ているかどうかチェックされる。代行運転者 の場合は駐車コードが臨時エントリーコード と共に着信し、それが記憶部12に記憶されて るかどうかのチェックとなる。

 記憶があればステップS354に進み、記憶あ りの表示を行ってステップS356に進む。ステ プS356では、駐車コードの中に車庫コードが まれているかどうかチェックされる。そし 車庫コードが含まれていることが検出でき ければステップS358に進み、駐車コードの中 に車両GPS位置コードが含まれているかどうか チェックする。

 ステップS358で車両GPS位置コードが含まれ ていることが検出されるとステップS360に進 。一方、ステップS356で駐車コードの中に車 コードが含まれていることが、検出された きはステップS362に進み、車庫コードをGPS地 図上で表示可能なGPS位置コードに変換してス テップS360に進む。

 ステップS360では車両を捜索している第1 帯電話1の所有者本人(本説明では代行運転者 )のGPS情報が第1携帯電話1のGPS部16で取得され かどうかチェックする。そして取得された 合はステップS364に進み、目標としての車両 位置または車庫位置と出発点である代行運転 者本人の両方をGPS地図上に表示する。これに よって出発点と駐車場との位置関係や経路な どを判断することができる。この場合、出発 点と目標地点である駐車場位置を表示するだ けでなく両者間の経路を演算して表示しても よい。

 ステップS364で地図表示が行われると、こ れを継続したままステップS366に進む。一方 ステップS360において、通信圏内にない等の 由で代行運転者本人のGPS位置コードが取得 きないときはステップS368に進み、車両位置 のみをGPS地図上に表示して駐車場の位置を地 図上で確認することを可能にする。この場合 も地図表示を継続したままステップS366に進 。

 ステップS366では、第1携帯電話1が車庫の 距離通信部の通信圏内に入り、その情報を 1携帯近距離通信部20で受信可能な状態とな たかどうかをチェックする。そして圏内に っていればステップS370に進み、車庫から車 庫内地図システムのデータを受信する。そし てステップS372に進んで、駐車コードの中に 庫内の相対位置コードが含まれているかど かをチェックする。

 ステップS372において相対位置コードが検 出されない場合にはステップS374に進み、駐 コードの中に車庫内位置コードが含まれて るかどうかをチェックする。そして含まれ いればステップS376に進み、ステップS370で受 信したシステムデータと車庫内位置コードに 基づき、車庫内地図上で車両位置を表示し、 表示を継続する指示をしてフローを終了する 。なお、この表示は用済み後に電話操作部8 操作で終了させることができる。

 一方、ステップS372で相対位置コードが検 出されたときにはステップS380に進み、ステ プS370で受信したシステムデータに基づき相 位置コードを地図上の表示で扱える車庫内 置コードに変換する。そして、ステップS376 に進み、車両位置を表示する。

 なお、ステップS352で駐車コードの記憶が 検出できない場合はステップS382に進み、記 なしの表示を行ってフローを終了する。

 図16は、第3実施例に関するものであって 車両所有者位置コードの活用に関する第1携 帯制御部6の機能を示すフローチャートであ 。この車両所有者位置コードは、図14で記憶 され、図12のステップS266で承認された後にス テップS286で運転代行者に送信されたもので る。従って、図16のフローの機能は、原則と して第1携帯電話1が代行運転者によって保持 れている場合に活用される。

 図16のフローは、代行運転者が車両保有 の位置を確認するために手動で電話操作部8 操作したときに、割込みがかかってスター する。また、代行運転者が車両3に接近して 車両近距離通信部48の通信圏内に入ったとき も、自動的に割込みがかかってスタートす 。

 図16のフローがスタートすると、ステッ S392において車両所有者位置コードが着信し いるかどうかがチェックされる。そして着 があるとステップS394に進み、着信ありの表 示を行ってステップS396に移行する。

 ステップS396では、着信している車両所有 者位置コードを目的地として車両カーナビに 送信する。この送信は第1電話通信部18または 可能であれば第1携帯近距離通信部20から行わ れる。次いで、ステップS398で駐車位置を示 車両位置コードが着信しているかどうかを ェックし、着信していればステップS400でこ 車両位置コードを出発点として車両のカー ビに送信する。

 次いでステップS402で車両カーナビに経路 探索開始信号を送信する。このように本発明 によれば、車両自身がGPSによって得たのでは ない出発点情報および目的地情報に基づいて カーナビの経路探索を行うことができる。

 経路探索の指示を終わるとフローはステ プS404に進み、臨時エントリーコードに基づ いてエンジンロックを解除する信号を送信す るための操作が行われたかどうかをチェック する。そして、エンジンロック解除信号送信 操作が行われたことが検出されるとステップ S406に進み、車両にカーナビ開始信号を送信 てフローを終了する。

 一方、ステップS404においてエンジンロッ ク解除信号送信操作が行われたことが検出さ れなければ直ちにフローを終了する。この場 合は、別操作に基づいてエンジンロック解除 信号の送信が行われる。

 また、ステップS398において車両位置コー ドが着信していなかった場合は、ステップS40 8に進み、車両がGPS圏内に駐車されているか うかチェックする。そしてGPS圏内であれば 発点としての車両位置コードが直接得られ いるのでステップS402に進み、車両カーナビ 経路探索開始信号を送信する。

 一方、ステップS408において車両がGPS圏内 に駐車していることが検出できなかったとき はステップS404に移行し、エンジンロック解 信号送信操作が行われたかどうかのチェッ に入る。この場合は、カーナビの出発点情 がないので直ちに経路探索をすることはで ないが、ステップS396において目的地情報は ーナビに入力されているので、車両を車庫 ら出せばGPS通信圏内に入り次第車両位置コ ドが得られるので経路探索が可能となる。

 なお、ステップS392で車両所有者位置コー ドが着信していなければステップS410に進ん 着信なしの表示を行い、直ちにフローを終 する。この場合は、別の手段によって車両 有者と連絡を取り、代行運転によりピック ップしに行く経路の情報を得る。

 図1では、車両制御部38、車両操作部40、 憶部44およびGPS部46および不図示の表示部が 働してカーナビゲーション装置として機能 能である。このようなカーナビゲーション 置が、図16のステップS396およびステップS400 による情報送信を受けると、受信した情報を それぞれ車両の目的地情報および車両の現在 地情報としてこれらの情報を設定する。そし て、ステップS402によって経路探索開始を指 されたカーナビゲーション装置は、受信に り設定した車両の現在地情報および車両の 的地情報から車両の走行経路を演算する。

 以上のような構成によれば、車両がGPSの 信圏外にある状態でも、現在地からも目的 までの走行経路を知ることができので、例 ば、代行運転の依頼を受けて到達した車両 GPSの圏外に駐車されていた場合でも、車両 移動させる前に走行経路を理解することが 能となる。

 以下では、以上開示された種々の特徴に いてまとめて述べる。

 まず、第1の特徴は、携帯電話に合理的に キーレスエントリー機能を搭載するために種 々検討すべき問題に関連する。

 すなわち、開示された特徴は、キーレス ントリー機能が搭載された実用可能な携帯 話の提供に関する。

 上記第1の特徴として、本明細書には、主 電源から給電される電話機能部と、主電源か ら給電される電話通信部と、主電源から給電 される近距離通信部と、主電源から給電され るとともに前記電話機能部に必要なデータを 記憶する記憶部と、この記憶部に給電する補 助電源と、この補助電源から給電されるキー レスエントリー部を有する携帯電話が開示さ れている。

 携帯電話の主電源は頻繁に充電すること 要するが、上記のように構成とすることに り、主電源が消耗していることによりキー スエントリーができないような不都合がな なる。また、キーレスエントリー部の電源 費は小さいので携帯電話の記憶部をバック ップするために設けられている補助電源を 用しても、本来のバックアップ機能を損な 懼れは小さい。

 開示されている具体的な特徴によれば、 ーレスエントリー部はキーレスエントリー ードを記憶するキーレスエントリーコード 憶部とキーレスエントリー専用の通信を行 キーレスエントリー通信部を有するが、こ キーレスエントリー部は、主電源によって 給電可能であるととともに、キーレスエン リー通信部に代えて前記近距離通信部によ ても通信可能であるよう構成される。

 さらに具体的には、このように構成した で、補助電源が消耗しているときはキーレ エントリー通信部に代えて近距離通信部に ってキーレスエントリー部の通信を行わせ ようにする。

 これによって、万一、これ以上キーレス ントリー部で補助電源の電力を消費したと は本来のバックアップが不可能となるよう 事態となってもキーレスエントリーを行う とができる。補助電源と主電源がともに消 している可能性は小さいからである。

 開示されている他の具体的な特徴によれ 、主電源がオンされるとき、または主電源 充電を行ったとき、またはキーレスエント ー操作を行ったときに補助電源が消耗して るときはこれを報知し、制御部を設けて補 電源の交換を促す。これによって、キーレ エントリーが必要なときに補助電源が消耗 ている事態を未然に防止する。

 開示されている他の具体的な特徴によれ 、キーレスエントリー操作を行ったときに 電源がオフであるときにはキーレスエント ー操作に応じてこれをオンする制御部を有 る。これは、特に、キーレスエントリー操 を行ったときに補助電源が消耗していて主 源によってキーレスエントリーを行う必要 あるときに有用である。

 また、上記のようにしてキーレスエント ー操作に応じて前記主電源がオンされたと はキーレスエントリーの終了に伴って主電 をオフするよう構成すると合理的である。

 なお、開示されている他の具体的な特徴 して、主電源がオンされるときに補助電源 消耗しているときはこれを報知する構成、 たは主電源に充電を行ったときに補助電源 消耗しているときはこれを報知する構成は キーレスエントリー部によって補助電源の 力を消費しない場合においても有用である

 次に、第2の特徴は、エントリーコードの 管理に関してその実用において種々検討すべ き問題に関連する。

 すなわち、開示された特徴は、キーレス ントリーコードの転送までを視野に入れつ その漏洩や偽造に対する対策を講じたキー スエントリー装置の提供に関する。

 上記第2の特徴として、本明細書には、外 部の操作ユニットからキーレスエントリーコ ードを受信する受信部と、受信したキーレス エントリーコードを参照コードとの比較によ り認証してエントリーの可否を判断するエン トリーコード管理部と、所定の手順に基づい て参照コードを更新する制御部と、更新され た参照コードに対応する更新キーレスエント リーコードを操作ユニットに送信するととも に操作ユニットからのキーレスエントリーコ ード更新完了報告を受信する無線通信部とを 有することを特徴とするキーレスエントリー 装置が開示されている。

 これによって、キーレスエントリーコー が漏洩したり偽造されたりしたとしても速 かな更新によりこれを無効にするとともに 真性な操作ユニットとキーレスエントリー 置との間での認証には支障がないようにす ことができる。

 なお、開示されている具体的な特徴によ ば、無線通信部は、操作ユニットからのキ レスエントリーコード更新完了報告が受信 きるまで操作ユニットへの更新キーレスエ トリーコードの送信を繰り返すよう構成さ 、両者の認証に支障がないようにする。こ ような無線通信部は具体的には近距離無線 信部であって、操作ユニットがキーレスエ トリー装置に近づいたときに速やかにエン リーコードの更新が実行される。また、操 ユニットを携帯電話として構成したときは 近距離無線通信部による通信が不可能なと に電話回線による更新キーレスエントリー ードの送信を行うこともできる。

 また、開示されている他の具体的な特徴 よれば、制御部は定期的に参照コードを更 する。また、所定の手順からの時間の経過 応じて参照コードを更新してもよく、所定 操作の回数に応じて参照コードを更新する う構成してもよい。

 また、開示されているさらに他の具体的 特徴によれば、参照コードの更新を予告す 告知手段または参照コードが更新されたこ に関する告知手段が設けられる。これによ て、参照コードのみを更新して以後エント ーが不可能となる状況を予告するかまたは ントリーが不可能となった理由を知らせる とができる。これは、例えば使用期限付き エントリーコードの提供を受けている場合 おいて、突然の参照コードの変更による事 等を防止するのに有用である。

 また、開示されている他の特徴によれば 外部の操作ユニットからキーレスエントリ コードを受信する受信部と、受信したキー スエントリーコードを参照コードとの比較 より認証してエントリーの可否を判断する ントリーコード管理部と、操作ユニットの 互通信を行う通信部と、所定の手順に基づ 通信部を介して参照コードおよびこれに対 する操作ユニット側のキーレスエントリー ードを更新する制御部とを有することを特 とするキーレスエントリー装置が提供され 。

 これによって、キーレスエントリーコー が漏洩したり偽造されたりしたとしても速 かな更新によりこれを無効にするとともに 真性な操作ユニットとキーレスエントリー 置との間での認証には支障がないようにす ことができる。

 また、上記構成は、操作ユニットが携帯 話として構成されている場合に好適であり 通信部は、例えば無線通信部として構成さ る。この無線通信部は携帯電話回線による のでもよい。

 また、他の例として、通信部は、携帯電 との接触により携帯電話との相互通信が可 となるよう構成されてもよい。そして、こ 場合は、携帯電話との接触により携帯電話 充電する電源を設けるようにするのが好適 ある。これによって、充電のために携帯電 をキーレスエントリー装置に載置したとき 携帯電話とキーレスエントリー装置との相 通信が可能となり、参照コードおよび携帯 話側のキーレスエントリーコードが対応し 更新される。

 また、開示されている他の特徴によれば 外部の操作ユニットからキーレスエントリ コードを受信する受信部と、受信したキー スエントリーコードを参照コードとの比較 より認証してエントリーの可否を判断する ントリーコード管理部と、エントリーコー 管理部による認証のために第一の参照コー および第二の参照コードを提供するととも 第一の参照コードと第二の参照コードを異 る手順により更新する制御部とを有するこ を特徴とするキーレスエントリー装置が提 される。

 また、開示されている具体的な特徴によ ば、制御部は、第一の参照コードを外部の 作ユニットによる継続的なキーレスエント ーのために更新するとともに第二の参照コ ドは外部の操作ユニットによる臨時的なキ レスエントリーのために更新する。

 以上のような特徴は、例えば、第一の参 コードは自身で使用するエントリーコード 対応するとともに、第二の参照コードは他 に使用させるために送信するエントリーコ ドに対応するよう構成する場合に好適であ 、第一の参照コードは自身の操作ユニット キーレスエントリー装置との相互通信によ エントリーコードと対応させて任意に更新 るとともに、第二の参照コードについては 定の条件で更新せず維持する等の異なる手 で更新することができる。

 また、開示されている他の特徴によれば 第一の操作ユニットまたは第二の操作ユニ トからキーレスエントリーコードを受信す 受信部と、受信したキーレスエントリーコ ドを参照コードとの比較により認証してエ トリーの可否を判断するエントリーコード 理部と、所定の手順に基づき参照コードお びこれに対応する第一の操作ユニット側の のキーレスエントリーコードを更新する制 部とを有することを特徴とするキーレスエ トリー装置が提供される。

 この特徴は例えば第一の操作ユニットが 身のもの、第二の操作ユニットが他人のも であって、参照コード自身の操作ユニット ら他人の操作ユニットに送信する場合等に 適である。この場合、自身の操作ユニット エントリーコードは参照コードと対応して 新されるのに対し、他人に送信したエント ーコードは更新されないので、自身は継続 てエントリーが可能であるのに対し、他人 参照コードが変更されるまでの間だけ臨時 にエントリーが可能となる。

 また、開示されている他の特徴によれば 第一の操作ユニットまたは第二の操作ユニ トからキーレスエントリーコードを受信す 受信部と、受信したキーレスエントリーコ ドを参照コードとの比較により認証してエ トリーの可否を判断するエントリーコード 理部と、第一の操作ユニットから第二の操 ユニットにキーレスエントリーコードが転 されたか否かに応じた異なった手順で参照 ードを更新する制御部とを有することを特 とするキーレスエントリー装置が提供され 。

 例えば、制御部は、第一の操作ユニット ら第二の操作ユニットにキーレスエントリ コードが転送された場合は以後所定の条件 なるまでは第二の操作ユニットに転送され キーレスエントリーコードに対応する参照 ードを更新せずに維持する。

 上記の特徴についても、第一の操作ユニ トが自身のもの、第二の操作ユニットが他 のものであって、参照コード自身の操作ユ ットから他人の操作ユニットに送信する場 等に好適である。そして、他人の操作ユニ トにエントリーコードを転送しているとき は、他人の操作ユニットによる臨時的なエ トリーを想定している限り参照コードを更 せずに維持しエントリー可能性を保証する 一方このような転送がないときは、専ら自 の操作ユニットとの連携によりエントリー ードと参照コードを対応して変更する。

 以上のように開示されている種々の特徴 車両用のキーレスエントリー装置として構 するのが好適であるが、これに限られるも ではなく、例えば家屋用のキーレスエント ー装置としても活用することができる。

 次に、第3の特徴は、エントリーコードの 送信に関してその実用面において種々検討す べき問題に関連する。

 すなわち、開示された特徴は、キーレス ントリーコードの送信のためのキーレスエ トリー管理装置の提供に関する。

 上記第3の特徴として、本明細書にはキー レスエントリーコードを保持する保持部と、 この保持部が保持するキーレスエントリーコ ードを外部の操作ユニットに送信する送信部 と、操作ユニットへのキーレスエントリーコ ード送信に関する情報を外部のキーレスエン トリー操作対象に報告する報告部とを有する ことを特徴とするキーレスエントリー管理装 置が開示されている。

 これによって、外部の操作ユニットと外 のキーレスエントリー操作対象の対応がと れ、キーレスエントリーコードの送信を受 た操作ユニットによるキーレスエントリー 可能となる。

 なお、上記で開示されている特徴は、具 的には、外部の操作ユニットが携帯電話で るとともに、外部のキーレスエントリー操 対象が車両である場合などに好適に適用で る。これによって、操作ユニットの保持者 車両の保持者でない場合においてキーレス ントリーを許可する管理が可能となり、例 ば車両保持者が飲酒状態となった場合に代 運転を依頼することができる。

 また、開示されている具体的特徴によれ 、キーレスエントリー操作対象から送信さ るキーレスエントリーコードを受信して保 部に保持させる受信部が設けられる。この 体的な特徴は、キーレスエントリー操作対 側においてセキュリティ上の理由からエン リーコードが更新されている場合にもこれ 対応して最新のエントリーコードを外部の 作ユニットに送信する上で利点が大きい。

 上記キーレスエントリー管理装置は具体 には、携帯電話として構成されてもよい。 の場合は、携帯電話の通信機能を活用して 部の操作ユニットにキーレスエントリーコ ドを送信することができる。

 また、上記の場合、さらに具体的には、 帯電話における音声信号に重畳してエント ーコードを送信するようにしてもよい。こ によって、相手も携帯電話である場合に会 をしながら同じ相手にキーレスエントリー ードを送信できるとともに、キーレスエン リーコードの誤送信を防止することができ 。

 さらに、開示されている他の具体的な特 によれば、キーレスエントリー管理装置自 がキーレスエントリー操作対象への操作ユ ットとして構成される。この場合、操作対 が車両である場合を例に取ると、自分の車 へのキーレスエントリーが行えるとともに キーレスエントリーコードを他人に送信す ことによって他人がキーレスエントリーす ことを可能にすることができる。

 また、開示されている他の特徴によれば キーレスエントリーコードを保持する保持 と、この保持部が保持するキーレスエント ーコードを外部の操作ユニットに送信する 信部と、送信部によってキーレスエントリ コードを送信すべき外部の操作ユニットの 持者を指名する制御部とを有することを特 とするキーレスエントリー管理装置が提供 れる。

 より具体的な特徴によれば、制御部は、 作部の操作に基づいて外部の操作ユニット 保持者を指名するよう構成される。また、 御部が自動的に外部の操作ユニットの保持 を指名するよう構成することも可能である

 以上のような特徴により、種々のレベル 操作者によって、また種々の場合に応じて キーレスエントリーコードの外部への送信 適宜行うことが可能となる。

 また、開示されている他の具体的な特徴 よれば、外部の操作ユニットの保持者を登 する登録部が設けられる。これによって、 部の操作ユニット保持者の指名を容易にお なうことができる。

 また、開示されている他の具体的な特徴 よれば、キーレスエントリー操作対象が車 である場合において、制御部によって指名 れた前記外部の操作ユニットの保持者が前 車両の車両保険でカバーされていうるかど か判定する判定部が設けられる。これによ て、指名された操作ユニット保持者に応じ 車両保険問題に対処できる。

 より具体的には、指名された外部の操作 ニットの保持者が車両保険でカバーされて ないことを前記判定部が判定したとき、こ 保持者がカバーされるよう自動的に車両保 に加入する車両保険管理部が設けられる。 れによって、車両保険への対処方法を知ら い使用者であっても問題なく外部の操作ユ ット保持者へのキーレスエントリーコード 送信を行うことができる。さらに具体的に 、自動的に加入する車両保険は保険料の安 臨時のものとするのが望ましい。

 一方、指名された外部の操作ユニットの 持者が車両保険でカバーされていないこと 前記判定部が判定したとき、この保持者が バーされる車両保険に加入するか否かを選 する操作部を設けるようにし、操作者が保 への加入を任意に選択することができるよ にすることもできる。なお、この場合の保 は臨時のものではなく、通常のものとし、 部の操作ユニット保持者へのキーレスエン リーコードの送信を保険の契約条件を見直 機会とする。

 また、開示されている他の具体的な特徴 よれば、制御部は、操作ユニット保持者の 名、指名された外部操作ユニット保持者に する車両保険への対応、および前記送信部 よるキーレスエントリーコードの送信を自 的に行うよう構成される。これによって、 両保持者が飲酒状態となったような場合で っても手続きに煩わされずに代行運転を依 することができる。

 以上のように開示されている種々の特徴 自分の車両の代行運転を行う場合や自分の を他人に貸与する場合に好適に実施できる 、これに限られるものではなく、例えばレ タカーの管理にも活用することができる。 た、キーレスエントリー操作対象は車両に られるものではなく、家屋の玄関ドアなど あってもよい。

 次に、第4の特徴は、携帯電話等の通信装 置による車両運転情報の授受に関してその実 用面において種々検討すべき問題に関連する 。

 すなわち、開示された特徴は、実用的な 両運転情報の授受が可能な通信装置の提供 関する。

 上記第4の特徴として、本明細書には、車 両の駐車位置情報を入力する入力部と、入力 部が入力した駐車位置情報を保持する駐車位 置情報保持部と、この保持部の駐車位置情報 を外部の受信装置に送信する送信部とを有す る通信装置を提供する。これによって、外部 の人間に駐車位置を知らせ、車両の回送依頼 や車両の貸与を行うことができる。

 開示されている具体的な特徴によれば、 信部によりキーレスエントリーコードとと に駐車位置情報が送信される。これによっ 、車両にエントリーできる人間に駐車位置 知らせることができる。

 上記における駐車位置情報は例えば駐車 設を特定するコードである。また、上記の 車位置情報が駐車施設から発信される環境 おいて、入力部がこれを受信することによ て駐車位置情報を入力するよう構成すれば 自動的に駐車位置情報を得ることができる また、駐車位置情報に、例えば駐車施設か 発信される駐車施設内の駐車位置を特定す 情報が含まれている場合、駐車場の特定だ でなく、広い駐車場内などにおいて実際に 両が存在する位置までを特定することが可 となる。駐車位置情報は車両の駐車位置を すGPS情報であってもよい。

 また、開示されている他の特徴によれば 外部の送信装置から送信される車両の駐車 置情報を受信する受信部と、受信部が受信 た駐車位置情報を保持する駐車位置情報保 部と、この保持部が保持する駐車位置情報 表示する表示部とを有する通信装置が提供 れる。この構成は駐車位置の受信側におけ ものであって、このようにして駐車位置の 報を受けることによって自分の知らない場 に駐車されている到達し、車両の回送依頼 応じたり、車両の貸与受けたりすることが きる。また、上記と同様にしてキーレスエ トリーコードを同時に受信すれば車両に到 してこれを運転することができる。

 また、開示されている他の特徴によれば 車両の回送先情報を入力する入力部と、入 された回送先情報を保持する回送先情報保 部と、この保持部が保持する回送先情報を 部の受信装置に送信する送信部とを有する とを特徴とする通信装置が提供される。こ によって、外部の人間に車両の回送先の情 を知らせ、車両の回送依頼を行うことがで る。なお、具体的な構成として回送先とと に車両の駐車位置の情報およびキーレスエ トリーコードを同時に送信するよう構成す ば、例えば自分が飲酒状態にあるときに運 代行者に駐車場から車両を回送させ、ピッ アップしてもらって自宅まで送り届けても うようなこともできる。

 また、開示されている他の特徴によれば 外部の送信装置から送信される車両の回送 情報を受信する受信部と、受信した回送先 報を保持する回送先情報保持部と、回送先 報保持部が保持する回送先情報を表示する 示部とを有する通信装置が提供される。こ は回送先情報の受信側の構成であり、この 成によって例えば運転代行を行とすること できる。

 また、開示されている他の特徴によれば 車両の現在地情報および車両の目的地情報 外部の送信装置から受信する受信部と、受 した車両の現在地情報および車両の目的地 報から車両の走行経路を演算するカーナビ ーション装置とを有する通信装置が提供さ る。この構成によれば、車両がGPSの通信圏 にある状態でも、現在地からも目的地まで 走行経路を知ることができる。例えば、代 運転の依頼を受けて到達した車両がGPSの圏 に駐車されていた場合でも、車両を移動さ る前に走行経路を理解することが可能とな 。

 また、開示されている他の特徴によれば 外部との通信を行う通信部と、駐車位置情 を保持する駐車位置情報保持部と、地図表 システムと、駐車位置情報保持部が保持す 駐車位置情報を地図表示システムによる表 が可能な情報に変換する変換部とを有する 信装置が提供される。これによれば、統一 ステムの管理下にある駐車場や著名スポッ などの駐車位置の特定が容易な場合におい 簡単なコードを駐車位置情報とした場合に いても、この情報を、例えば緯度経度など よって位置情報を取り扱う地図表示システ に取り込むことができる。

 また、開示されている他の特徴によれば 駐車位置情報を保持する駐車位置情報保持 と、駐車位置情報を処理する処理システム 受信する受信部と、受信部が受信した処理 ステムにより処理された駐車位置情報を表 する表示部とを有する通信装置が提供され 。これによって、例えば広い駐車場内に駐 されている車両を捜索する場合、その駐車 にローカルに設けられた処理システムを受 することでその駐車場内でのみローカルに 用する駐車位置情報を保持していた場合で 、駐車場内における車両の駐車位置を特定 ることが可能となる。これは、代行運転の 任や車両の貸与を受けた場合において駐車 内の車両を捜索する場合の他、自身で駐車 た車両の位置を忘れた場合等においても有 である。

 本発明は、例えば、車両や家屋のキーレ エントリーシステムを構築する上で有用に 用することができる。