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Patent Searching and Data


Title:
CELLULOSE POWDER HAVING EXCELLENT SEGREGATION PREVENTIVE EFFECT, AND COMPOSITIONS THEREOF
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/142255
Kind Code:
A1
Abstract:
With regard to compositions derived from active ingredients and other additives in medical, food and industrial fields, there have been problems that the active ingredients cannot be uniformly mixed, and that the active ingredients become segregated and lose uniformity as the active ingredients undergo transport, input, and filling processes. There is provided a cellulose powder which improves the uniformity of compositions containing active ingredients or other additives to prevent segregation of the active ingredients, wherein the cellulose powder contains cellulose I type crystals, has an average particle diameter of less than 30μm, a powder density of 0.1 to 0.45g/cm3, a tapping density of 0.1 to 0.5g/cm3, a repose angle of 35 to 50°, a specific surface of more than or equal to 0.1m2/g and less than 20m2/g, an internal friction angle of 36 to 42°, and is a cellulose powder including a secondary flocculation structure in which primary particles are flocculated.

Inventors:
HONDA Yosuke (1-105, Kanda Jinbocho Chiyoda-k, Tokyo 01, 〒1018101, JP)
本田 洋介 (〒01 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 Tokyo, 〒1018101, JP)
Application Number:
JP2009/059318
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 21, 2009
Export Citation:
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Assignee:
Asahi Kasei Chemicals Corporation (1-105, Kanda Jinbocho Chiyoda-k, Tokyo 01, 〒1018101, JP)
旭化成ケミカルズ株式会社 (〒01 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 Tokyo, 〒1018101, JP)
HONDA Yosuke (1-105, Kanda Jinbocho Chiyoda-k, Tokyo 01, 〒1018101, JP)
International Classes:
C08J3/12; A23L1/03; A61K8/73; A61K47/38; C08L1/02
Attorney, Agent or Firm:
ASAMURA Kiyoshi et al. (Room 331, New Ohtemachi Bldg. 2-1, Ohtemachi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 04, 〒1000004, JP)
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Claims:
 セルロースI型結晶を含有し、平均粒子径が30μm未満、嵩密度が0.1~0.45g/cm 3 、タッピング密度が0.1~0.5g/cm 3 、安息角が35~50°、比表面積が0.1以上20m 2 /g未満、内部摩擦角が36~42°であることを特徴とするセルロース粉末。
 一次粒子が凝集した二次凝集構造の粒子を含むことを特徴とする請求項1に記載のセルロース粉末。
 一次粒子が凝集した二次凝集構造の粒子が10~100重量%であることを特徴とする請求項2に記載のセルロース粉末。
 1種以上の活性成分と、請求項1~3のいずれか一項に記載のセルロース粉末とを含むことを特徴とする組成物。
 前記活性成分が、医薬用活性成分であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。
 前記活性成分が、健康食品用活性成分であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。
 前記医薬用活性成分又は前記健康食品用活性成分が、金属塩と化学反応する成分であることを特徴とする請求項5又は6に記載の組成物。
 請求項4~7のいずれか一項に記載の組成物を直接打錠することを特徴とする成型体の製造方法。
 天然セルロース質物質の平均粒子径が1~20μm、固形分濃度が20重量%以下の水分散液を得る工程、該分散液を回転盤速度40~200m/secで噴霧乾燥する工程を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のセルロース粉末の製造方法。
 天然セルロース質物質が平均厚み0.5~5μmのパルプ繊維を加水分解したものであることを特徴とする請求項9に記載のセルロース粉末の製造方法。
Description:
偏析防止効果に優れるセルロー 粉末及びその組成物

 本発明は、医薬、健康食品、食品、工業 野で使用する活性成分の偏析を防止する基 として有用なセルロース粉末に関するもの ある。

 従来、医薬、健康食品、食品、工業分野 おいて、活性成分とその他の添加剤を混合 た組成物を作製することが、広く行われて る。

 特に、医薬、健康食品分野で用いられる 性成分は、成形性が低いものが多いため、 剤や顆粒、細粒剤等の組成物を作成する際 は、その他の添加剤として賦形剤を利用す のが一般的である。中でも、結晶セルロー は高い成形性と素早い崩壊性を同時に合わ 持つことから、錠剤用の賦形剤として広く 用されている。

 活性成分の含量が20重量%以下の場合、正 に薬効を発現させるために、錠剤中の含量 均一にすることが求められる。活性成分の 量を均一にするためには、活性成分とその の添加剤とを混合し、次いで結合剤ととも 水等で造粒して顆粒とし、さらに滑沢剤等 加え混合し、打錠することにより錠剤とす 湿式打錠法や、上記顆粒に結晶セルロース 崩壊剤等を加えて混合し、さらに滑沢剤等 加え混合し、打錠することにより錠剤とす 湿式打錠後末法などが用いられる。湿式打 後末法では、活性成分を含む顆粒と、結晶 ルロースや崩壊剤等の他の添加剤とが、混 時、又は錠剤とするまでに経る工程中で分 偏析しないことが望ましい。

 一方、活性成分とその他の添加剤を混合 、さらに滑沢剤等を加え混合し、打錠する とにより錠剤とする直接打錠法が知られて る。直接打錠法は、活性成分を顆粒などに 工する工程がなく、活性成分の物性の影響 直接に受けるため、一般に湿打打錠法、湿 打錠後末法よりも含量均一性が確保しにく 。活性成分の物性の影響を小さくするため 活性成分を粉砕して粒子径を小さく制御す ことが行われている。活性成分の粒子径を さく制御すると、重量が軽くなることや表 付着力が増大すること等により流動性が悪 なる。これにより、打錠時に臼への充填が 十分となって、錠剤重量の変動が起こりや く、活性成分の含量均一性の確保が困難に る。

 このように、直接打錠法においては、活 成分の物性安定化と錠剤化が可能な程度の 動性を両立することが課題である。流動性 確保するためには、流動性のよい添加剤を えることが一般的であり、これらは平均粒 径が大きなものが多い。しかしながら、活 成分の平均粒子径と添加剤の粒子径差が大 くなると分離偏析が起こりやすくなるとい 課題がある。これまでに分離偏析を解決す 方法としては、以下が開示されている。

特開2003-818765号公報

特開2006-115198号公報

特公昭63-267731号公報

特公昭54-62328号公報

特開昭53-127553号公報

PCT/JP2008/060279明細書

WO02/02643号パンフレット

 活性成分の粉砕等により粒子径を小さく 御した際に生じる活性成分の流動性の低下 防ぐ方法として、特許文献1には、予め薬物 と流動改質剤(タルク、軽質無水ケイ酸など) を混合した後、その混合粉体とその他の添 剤とをさらに混合することにより、薬物の 量均一性を向上させる混合方法が開示され いる。これら無機系の流動改質剤は、薬物 対して200重量%を超えると流動改質剤の飛散 性、付着性が発現し、作業性が悪くなるため 効果が得られにくいとの記載がある。また、 該文献には、使用する薬剤の濃度が低い場合 において効果がより顕著であると記載されて おり、実施例での薬物含量を考慮すると、2% 下の薬物含量の場合に有効な方法であるこ が示唆される。そうしてみると、組成物中 薬物含量が2%以下の場合には、これら流動 質剤は全重量の4%を超えて配合することが困 難であったと考えられる。また該文献では、 予め薬物と流動改質剤を混合した後にその他 の添加剤を混合しなくてはならず、調製に手 間がかかるということも課題であった。また 、金属塩を含む流動改質剤の場合は薬物の安 定性を低下させる場合があり、必ずしも実用 に適さない場合があった。さらにタルクを使 用する場合は、タルクがアスベストと化学組 成が同じであることから、取扱い時の安全性 確保に注意を要する。なお、日本国内の健康 食品分野では、タルクの使用量は0.5%以下に 限されている。以上のことから使用量に制 がなく、取り扱い性に優れ、活性成分の安 性に影響することなく、含量均一性を改善 きる添加剤が必要とされていた。

 特許文献2には、セルロース一次粒子が凝集 してなる二次凝集構造を有し、粒子内細孔容 積が0.265cm 3 /g~2.625cm 3 /gであり、I型結晶を含有し、平均粒子径が30 mを超え250μm以下、比表面積が1.3~20m 2 /g、安息角が25°以上44°未満であり水中で崩 する性質を有する多孔質セルロース凝集体 記載されている。該文献には、平均粒子径 30μm以下であるとセルロース粒子同士が凝集 するため、活性成分と混合した際に活性成分 が均一に分散しにくく、得られた成型体の活 性成分のばらつきが大きくなりやすく、また 、連続生産する際の成型体の重量ばらつきも 大きくなる傾向にあると記載されている。こ のため、単に粒子径を小さくするだけでは、 活性成分のばらつきを抑制することは困難と 考えられていた。また、該文献には多孔質セ ルロース凝集体は、10μm以下に粉砕された活 成分を粒子内に保持することで混合均一性 向上できると記載されている。しかし、10μ m以下に粉砕された活性成分は凝集性が高く るため、特許文献1のタルクによりその凝集 解きほぐす方法を併用する必要があった。 ルクは2価の金属塩であるマグネシウムを含 有しており、金属塩とキレートを形成する抗 生物質等の活性成分へは適用できないという 課題があった。また該文献の方法では、混合 後に円錐容器へ充填する場合、活性成分と粒 子径差の大きな乳糖が分離偏析し、活性成分 の含量ばらつきが大きくなるという課題があ った(本願比較例1、表5参照)。このことから 金属塩と化学反応を起こさず、混合時に十 に活性成分の均一性が得られ、さらに輸送 程、投入工程、充填工程等、重力や振動を けても活性成分とその他の添加剤の偏析を こしにくい添加剤が望まれていた。

 特許文献3には、平均粒子径が大きくとも30 mであり、かつ比表面積が1.3m 2 /g以上であるβ-1,4グルカン粉末を含有する組 物を、乾式造粒法或は乾式顆粒圧縮法で賦 することを特徴とする固形製剤の製法が記 されている。該文献には、分離偏析につい は、特に湿式打錠後末法という、予め主薬 含んだ顆粒を調製した後、結合剤或は崩壊 、滑沢剤を添加して打錠する製錠法におい 、顆粒と後で添加した成分との分離偏析が 題になるとの記載がある。すなわち該文献 課題は、湿式打錠後末法におけるものであ 。しかし該文献のβ-1,4グルカン粉末は、安 角が高く流動性が悪いため、予め主薬を含 だ顆粒のように、粒子径が大きくある程度 動性が確保されているものに対しては効果 発揮するものの、平均粒子径を小さく制御 た活性成分に対しては、流動性の悪い該文 のβ-1,4グルカン粉末を添加することでさら 流動性が悪化してしまい、臼に組成物が充 されず錠剤化することすらできなくなると う課題があった(本願比較例18、19参照)。す わち、直接打錠における分離偏析の課題は 決できていなかった。このように30μm以下 セルロース粉末であって、平均粒子径が小 な活性成分の流動性を改善しうるほどの良 な安息角を有し、かつ平均粒子径が小さな 性成分の分離偏析を抑制できるセルロース 末は知られていなかった。

 特許文献4には、白色微粉末の微結晶セル ロースであって、粒子の長軸と短軸の比が3 下で、大部分が卵形に近い粒子形状をなし 30μm以上の粒子が0~10重量%存在し、かつ平均 子径が3~30μmである化粧品配合剤が記載され ている。該文献には、化粧品用途で汎用され る無機質粉末の粒度に近似しているため、粒 子径差による異粉体同士の分離偏析が軽減さ れることの記載がある。しかしながら、医薬 、健康食品用途における平均粒子径を小さく 制御した活性成分に対しては、該文献の化粧 品配合剤では、安息角が高すぎて流動性が悪 く錠剤化可能な程度まで流動性が改善できな いという課題があった(本願比較例20、21参照) 。すなわち、医薬、健康食品分野等の直接打 錠における分離偏析の課題は解決できていな かった。このように、医薬、健康食品用途等 の平均粒子径を小さく制御した活性成分の錠 剤化を可能にし、かつ分離偏析を抑制できる セルロース粉末は知られていなかった。

 特許文献5には、流動性、崩壊性が良いセル ロース粉末として、平均重合度が60~375、見掛 け比容積が1.6~3.1cm 3 /g、見掛けタッピング比容積が1.4cm 3 /g以上で、安息角が35~42°、200メッシュ以上の 成分が2~80重量%である微結晶セルロース凝集 が記載されている。該特許文献の実施例7に は、該文献の比較例として、平均粒子径が20 m、安息角が34°のセルロースが開示されてい るが、流動性が良すぎて、ホッパーの流出過 程でかえって分離を生じたとの記載がある。 このことは、平均粒子径が小さくて流動性が 良いものを調製しても、それが必ずしも分離 偏析を抑制することとはならないとの知見を 与えるものである。実際、該特許文献で分離 偏析を生じなかった実施例の微結晶セルロー ス凝集体を用いた場合、平均粒子径が小さな 活性成分の流動性は改善されるが、平均粒子 径が小さな活性成分の分離偏析を十分に抑制 できない(本願比較例22参照)。このため、該 許文献には、分離偏析を抑制するために必 な粉体物性については記載も示唆もされて ない。

 特許文献6には、結晶セルロースを50質量%以 上含有し、平均粒子径が50μm以上100μm未満、 対流動性指数が7.0~15.0、比表面積が0.15m 2 /g未満、タッピング嵩密度が0.80g/mL以上であ 核粒子が記載されている。該特許文献には 活性成分を核粒子にレイヤリングしたコー ィング顆粒と、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等 添加剤を混合して打錠した顆粒含有錠が記 され、当該錠剤中の活性成分の含量ばらつ は小さいことが開示されている。しかし、 許文献3同様、粒子径が大きくある程度流動 が確保された、活性成分を含有した顆粒に しては効果を発揮するものの、平均粒子径 小さく制御した活性成分そのものに対して 、活性成分自体の流動性が悪いため、該文 に記載の結晶セルロース「セオラス」KG-802( 特許文献7のセルロース粉末に相当)だけでは 活性成分の分離偏析を十分に抑制できない いう課題があった(本願比較例24参照)。

 以上に述べてきたように、従来技術では 特許文献3や4が示しているように、平均粒 径が小さい添加剤であっても安息角が大き ために、平均粒子径を小さく制御した活性 分の錠剤化が困難なこと、一方、特許文献5 示しているように、平均粒子径が小さく、 つ安息角が小さく流動性が良いものであっ も活性成分の分離偏析を抑制できないこと また特許文献2や7に開示されているセルロ ス粉末だけでは、平均粒子径を小さく制御 た活性成分の分離偏析は十分に抑制できな こと等の課題があった。

 本発明者らは、混合時及び、打錠前のホ パー充填を想定した円錐容器へ充填過程に ける現象を詳細に調べた結果、平均粒子径 安息角、嵩密度、タッピング嵩密度、比表 積を特定範囲に制御することに加え、新た 内部摩擦角の範囲を制御することと特定の 子構造とすることにより、混合時のみなら 、混合後の輸送工程、投入工程、充填工程 で重力や振動を受けても、活性成分とその の添加剤の偏析を起こしにくくするために 要なことを見出した。

 充填工程を模した円錐容器内では、円錐 器の中心を0°とし、円錐容器の両端に向か て角度を定めるとき、セルロース粉末の内 摩擦角が大きすぎると、低角度側に残留し 粒子径の大きな流動性の良い成分が高角度 、すなわち円錐容器の両端へ分離してしま こと、また、セルロース粉末の内部摩擦角 小さすぎても、粒子径の大きな流動性の良 成分の高角度側への移動を抑制できないこ を突き止めた。

 さらに、セルロース粉末の内部摩擦角に 、セルロース粉末の平均粒子径と粒子構造 が密接に関係していることを見出した。す わち、特許文献3のβ-1,4グルカン粉末は平均 粒子径が小さく、粉砕により調製されるため 、粒子表面に凹凸が形成されること、一次粒 子が棒軸状であるため、粒子が束縛されやす く内部摩擦角が大きくなること、また、特許 文献4の化粧品配合剤は平均粒子径が小さい とに加え、大部分が卵形に近い粒子形状で 粒子表面の凹凸が小さく、粒子が束縛され くいため内部摩擦角が小さくなることを明 かにした。一方、内部摩擦角は粉体の流動 すなわち安息角とは関係のないことも判明 た。すなわち、特許文献3のセルロース粉末 内部摩擦角が大きくて、安息角が高いのに し、特許文献4のセルロース粉末は内部摩擦 角が小さくて、安息角が高い。安息角に影響 するのは、内部摩擦角ではなく、粉体の粒子 径と粒子構造であり、粒子径が小さくて、一 次粒子で存在するものは安息角が高くなる。 安息角を低い側に制御するためには、一次粒 子が凝集した二次凝集構造を形成させる必要 があることを見出した。

 すなわち本発明は、下記の通りである。
(1) セルロースI型結晶を含有し、平均粒子径 が30μm未満、嵩密度が0.1~0.45g/cm 3 、タッピング密度が0.1~0.5g/cm 3 、安息角が35~50°、比表面積が0.1以上20m 2 /g未満、内部摩擦角が36~42°であることを特徴 とするセルロース粉末。
(2) 一次粒子が凝集した二次凝集構造の粒子 含むことを特徴とする(1)に記載のセルロー 粉末。
(3) 一次粒子が凝集した二次凝集構造の粒子 10~100重量%であることを特徴とする(2)に記載 のセルロース粉末。
(4) 1種以上の活性成分と、(1)~(3)のいずれか 項に記載のセルロース粉末とを含むことを 徴とする組成物。
(5) 前記活性成分が、医薬用活性成分である とを特徴とする(4)に記載の組成物。
(6) 前記活性成分が、健康食品用活性成分で ることを特徴とする(4)に記載の組成物。
(7) 前記医薬用活性成分又は前記健康食品用 性成分が、金属塩と化学反応する成分であ ことを特徴とする(5)又は(6)に記載の組成物
(8) (4)~(7)のいずれか一項に記載の組成物を直 接打錠することを特徴とする成型体の製造方 法。
(9) 天然セルロース質物質の平均粒子径が1~20 μm、固形分濃度が20重量%以下の水分散液を得 る工程、該分散液を回転盤速度40~200m/secで噴 乾燥する工程を含むことを特徴とする、(1)~ (3)に記載のセルロース粉末の製造方法。
(10) 天然セルロース質物質が平均厚み0.5~5μm パルプ繊維を加水分解したものであること 特徴とする(9)に記載のセルロース粉末の製 方法。

 本発明のセルロース粉末は、医薬、健康 品、食品、工業分野において活性成分を含 組成物中の活性成分の分離偏析防止に極め 優れている。そのため、活性成分を含む組 物の製造において、本発明のセルロースを 析防止剤として使用することにより、均一 分散されにくい活性成分の含量均一性を改 し、さらには混合後の輸送工程、投入工程 充填工程等、重力や振動を受けても活性成 とその他の添加剤の偏析を起こしにくくす ことが可能となる。

ShearScan TS12(日本ルフト株式会社(商品 ))にて垂直応力σ剪断応力τをかけた図(上)と 破壊包絡線の図(下)である。 分離偏析測定装置の図である。 セルロース粉末A(実施例1)を倍率1000倍 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である 。二次凝集粒子からなることがわかる。 セルロース粉末B(実施例2)を倍率1000倍 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である 。二次凝集粒子からなることがわかる。 セルロース粉末E(実施例5)を倍率1000倍 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である 。一次粒子と二次凝集粒子が存在することが わかる。 セルロース粉末E(実施例5)を倍率500倍で 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である 一次粒子と二次凝集粒子が存在することが かる。二次凝集粒子の割合は約76%であった セルロース粉末G(比較例2)を倍率200倍で 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である 一次粒子と二次凝集粒子が存在することが かる。 セルロース粉末I(比較例4)を倍率200倍で 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である 一次粒子と二次凝集粒子が存在することが かる。 セルロース粉末J(比較例5)を450倍で走査 型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真である。一 粒子のみからなることがわかる。 セルロース粉末L(比較例7)を倍率1000倍 走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した写真であ 。一次粒子のみからなることがわかる。

 本発明について、特にその好ましい形態 中心に、以下具体的に説明する。

 本発明でいう活性成分は医薬、健康食品 食品、工業分野で、組成物中の活性成分と の他の添加剤の分離偏析を防止する効果を するものである。

 本発明のセルロース粉末はI型結晶である ことが必要である。セルロースの結晶型とし てはI型、II型、III型、IV型などが知られてい が、I型はラミー、コットンリンター、木材 パルプ等の天然セルロースと同じ結晶構造で あるため、天然資源を用いるだけで特別な処 理が不要でありコスト/環境への影響の点で れている。

 本発明のセルロース粉末は、その平均粒 径が30μm未満である必要がある。粒子径が30 μm以上だと活性成分及びその他の添加剤を含 む組成物中へ粒子が分散されにくくなるため 好ましくない。下限は特に制限は無いが、小 さくとも1μm程度である。好ましくは8~28μm、 らに好ましくは10~26μmである。

 本発明のセルロース粉末は、嵩密度が0.1~0.4 5g/cm 3 、タッピング嵩密度が0.1~0.5g/cm 3 である必要がある。嵩密度が0.45g/cm 3 、タッピング密度が0.5g/cm 3 を超えると、活性成分やその他添加剤の粒子 との密度差による偏析が生じやすくなる。ま た、0.1g/cm 3 未満になると混合効率が低下し、また取り扱 い性が悪化する。

 本発明のセルロース粉末は、安息角が35~5 0°である必要がある。35°未満であると活性 分の偏析を生じやすくなるので好ましくな 。偏析の原因は、密度差や後述する内部摩 角に起因する。安息角が50°を超えると、活 成分を含む組成物の流動性が悪化するため ましくない。好ましくは、36~50°、特に好ま しくは38~50°である。

 本発明のセルロース粉末は、比表面積が0.1 上20m 2 /g未満である必要がある。20m 2 /g以上だと活性成分との相互作用が強くなり 着色等の問題が起きるため好ましくない。 限はせいぜい0.1m 2 /g程度である。

 また、本発明のセルロース粉末は、内部 擦角が35~42°である必要がある。35°未満で ると、粒子表面の摩擦が小さくなりすぎて その他成分との分離偏析が生じやすくなる 42°を超えると粒子表面の摩擦が大きくなり ぎて、組成物中に十分に分散できず、活性 分やその他の成分を均一することに寄与で ない。好ましくは36~42°、特に好ましくは、 36~41°である。内部摩擦角が本発明の範囲に ると、活性成分とその他添加剤の平均粒子 が異なる場合であっても、それぞれの粒子 に本発明のセルロース粉末が入り込むこと よって、双方の流動性を調整することがで るため、分離偏析の防止と、適度な流動性 付与することが可能となる。

 本発明のセルロース粉末は、一次粒子が 集した二次凝集構造を含んでいることが好 しい。本発明でいう二次凝集構造とは、走 型電子顕微鏡(SEM)にて、200~1000倍で粒子を観 察した場合に、複数の一次粒子から構成され ている粒子のことをいう。一次粒子が凝集し た二次凝集構造を含んでいることにより、一 次粒子のみからなる場合より、流動性(安息 )が格段に向上する。また、二次凝集粒子の 面平滑性と、二次凝集粒子の割合が内部摩 角の大きさに影響する。どの程度二次凝集 子を配合させる必要があるかは、二次凝集 子の表面平滑性にも依存するため一概には えないが、二次凝集粒子が全体の1割以下で あると内部摩擦角が42°を超える傾向にある 二次凝集粒子が多い方が好ましい。二次凝 粒子の表面平滑性は、セルロース一次粒子 受けるアトリッションの強さの程度が影響 る。レベルオフ重合度まで加水分解する又 スラリーを磨砕する等の処理によってアト ッションの程度を強くし、表面平滑性を高 ることができる。アトリッションの強さの 度は、スラリー中のセルロース一次粒子の 均粒子径を測定することで適宜調整できる 加水分解時の攪拌速度や磨砕の程度、磨砕 回数によりアトリッションの強さの程度が なるため一概には言えないが、セルロース 次粒子の平均粒子径が小さいほどアトリッ ョンの強さの程度は高い傾向にある。

 二次凝集粒子の割合は、噴霧乾燥時のス リー濃度を制御することにより適宜調整で る。スラリー濃度を低くすると二次凝集粒 の割合が減少し、スラリー濃度を高くする 二次凝集粒子の割合が増加する。

 一方、スラリー濃度が高くなると、乾燥 のセルロース粒子の平均粒子径が大きくな 傾向にある。回転盤を使用する噴霧乾燥の 合には、回転盤回転数を大きくして液滴径 小さくすることができる。

 従来、二次凝集粒子の割合が増すと、乾 後のセルロース粒子の平均粒子径が大きく り、30μm未満に制御することは困難である 考えられていた。すなわち、従来は、30μm未 満の小さな粒子であって、二次凝集粒子を含 むものは得られないと考えられていたが、噴 霧乾燥を使用する乾燥方法において、特定の セルロース濃度、特定の回転盤回転数とする ことで可能なことを見出した。

 また、本発明のセルロース粉末は、0.5gを 臼に入れ、直径1.13cmの平面杵で10MPaの応力に 圧縮し、その応力を10秒間保持して得られ 円柱状成型体(圧縮はアイコーエンジニアリ グ製、PCM-1Aを使用し、圧縮速度は10cm/分程 とした)をシュロインゲル硬度計(フロイント 産業(株)製、6D型)を用いて、円柱状成型体の 径方向に荷重を加え、破壊したときの荷重 20~50Nの範囲にあることが好ましい。内部摩 角が36°未満であると、破壊荷重が20N未満、 42°を超えると、破壊荷重が50Nを超える傾向 ある。

 以下に本発明のセルロース粉末の製造方 について記述する。

 本発明のセルロース粉末は、例えば、セ ロースを分散させた時、セルロースの平均 子径が1~20μm、固形分濃度が1~20重量%の水分 液を得る工程、該分散液を回転盤速度40~200m /secで噴霧乾燥する工程を含むことにより得 れる。

 本発明のセルロース粉末は、天然セルロ ス質物質からなる。天然セルロース質物質 は、植物性でも動物性でもよく、例えば木 、竹、麦わら、稲わら、コットン、ラミー バガス、ケナフ、ビート、ホヤ、バクテリ セルロース等のセルロースを含有する天然 由来の繊維質物質であり、セルロースI型の 結晶構造を有していることが必要である。原 料として、上記のうち1種の天然セルロース 物質を使用してもよいし、2種以上を混合し ものを使用することも可能である。また、 製パルプの形態で使用することが好ましい パルプの精製方法には特に制限がなく、溶 パルプ、クラフトパルプ、NBKPパルプ等いず れのパルプを使用してもよい。ここで天然セ ルロース質物質は、パルプ等の原料を加水分 解してもよいし、しなくてもよい。特に加水 分解する場合は、酸加水分解であっても、ア ルカリ酸化分解、熱水分解、スチームエクス プロージョン等であってもよく、いずれかの 方法単独であっても、2種以上を併用しても い。平均幅が2~30μm、平均厚みが0.5~5μmのパ プ繊維の場合、特に、平均厚みが小さいこ より、セルロース粒子同士が絡まりやすく 二次凝集粒子となりやすいため好ましい。

 上記製法において、天然セルロース質物 を含む固形分を、適当な媒体に分散させる 合に用いられる媒体としては、水が好まし が、工業的に使用されるものであれば特に 限はなく、例えば、水及び/又は有機溶剤を 使用してもよい。有機溶剤としては、例えば 、メタノール、エタノール、イソプロピルア ルコール、ブチルアルコール、2-メチルブチ アルコール、ベンジルアルコールなどのア コール類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン シクロヘキサン等の炭化水素類、アセトン エチルメチルケトンなどのケトン類が挙げ れる。特に有機溶剤は、医薬品に使用され ものが好ましく、そのようなものとしては 医薬品添加物事典」(薬事日報社(株)発行)に 溶剤として分類されるものが挙げられる。水 、有機溶剤はそれを単独で使用しても、2種 上を併用してもよく、1種の媒体で一旦分散 せたのち、その媒体を除去し、異なる媒体 分散させてもよい。

 セルロース分散粒子の平均粒子径は、1~20 μmであることが好ましい。さらに好ましくは 3~20μm、特に好ましくは7~18μmである。平均粒 径が20μm以上だと、乾燥後のセルロース粒 が30μmを超えてしまい、組成物中へ分散しに くくなるため好ましくない。下限は磨砕の程 度によるが、せいぜい1μm程度である。本発 でいう平均粒子径は、レーザー回折式粒度 布計(HORIBA製、LA-910型(商品名))で測定される 積体積50%の粒子径である。

 セルロース分散粒子の平均粒子径は、加 分解による原料セルロースの重合度、及び セルロースの加水分解及び/又は分散工程で の攪拌力を調整することにより、所望の範囲 に制御することができる。一般に、加水分解 溶液の酸、アルカリ濃度、反応温度を高くす ると、セルロース重合度が低下し、分散液中 のセルロース平均粒子径が小さくなる傾向に あり、また、溶液の攪拌力を強めても、セル ロース分散粒子の平均粒子径が小さくなる傾 向にある。例えば、平均幅が2~30μm、平均厚 が0.5~5μmのパルプ繊維を、加圧下0.1~10%の塩 で100~140℃で加水分解した後、攪拌翼径(m)と 拌回転数(rpm)の積を10~200とすることでセル ース分散粒子の平均粒子径を20μm以下とする ことが可能である。また、別の方法として、 セルロース分散液を摩砕することによっても 得られる。磨砕の方法としては、ポータブル ミキサー、立体ミキサー、側面ミキサーなど の1方向回転式、多軸回転式、往復反転式、 下移動式、回転+上下移動式、管路式等の撹 翼を使用する方法、ラインミキサー等の噴 式撹拌摩砕方法、高剪断ホモジナイザー、 圧ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー を使用する摩砕方法、例えばニーダーのよ な軸回転押し出し式の摩砕方法でもよい。 砕方法としては、スクリーンミル、ハンマ ミル等のスクリーン式粉砕方法、フラッシ ミル等の翼回転せん断スクリーン式粉砕方 、ジェットミル等の気流式粉砕方法、ボー ミル、振動ボールミル等のボール式粉砕方 、翼攪拌式粉砕方法等のいずれでもよい。 し、磨砕しすぎると、嵩密度、内部摩擦角 特定の範囲を外れるので好ましくない。磨 の程度にもよるが、粒子径が10μm以上の粒 が全体の2割未満になると、嵩密度が重質と り、内部摩擦角も低くなりすぎ、全体の9割 を超えると、乾燥粉体の平均粒子径が30μm未 にならなくなる。例えば、万能混合機で10 以上混練すると、平均粒子径は同程度でも 10μm以上の割合が2割未満となり、嵩密度が 発明の上限を超えてしまうため好ましくな 。乾燥後のセルロース粉末が本発明の嵩密 と内部摩擦角の範囲を共に満たすためには 10μm以上の割合が20~90%であることが特に好ま しく、その際のセルロース分散粒子の平均粒 子径は7~18μm程度である。

 上記操作により得られたセルロース分散 は、固形分濃度が1~20重量%濃度であること 好ましい。20重量%を超えると、特定範囲の 転盤回転数であっても、得られるセルロー 粒子の平均粒子径が大きくなりすぎて、安 角や内部摩擦角も特定範囲から外れ、分離 析防止の効果が損なわれるため好ましくな 。1重量%未満であると、二次凝集粒子が形成 されにくくなるため好ましくない。

 乾燥方法についても特に制限はないが、 えば、凍結乾燥、噴霧乾燥、ドラム乾燥、 乾燥、気流乾燥、真空乾燥のいずれを使用 てもよく、1種を単独で使用しても、2種以 を併用してもよい。噴霧乾燥する際の噴霧 法は、ディスク式、加圧ノズル、加圧二流 ノズル、加圧四流体ノズル等のいずれの噴 方法でもよく、1種を単独で使用しても、2種 以上を併用してもよい。上記の噴霧乾燥の際 には、分散液の表面張力を下げる目的で、微 量の水溶性高分子、界面活性剤を添加しても よく、媒体の気化速度を促進させる目的で分 散液に発泡剤又はガスを添加してもよい。乾 燥後のセルロースの平均粒子径を小さく制御 するためには、ディスク式の回転盤速度を高 めた方法が最も効率的であり、例えば、40~200 m/secの範囲で噴霧乾燥することにより30μm未 とすることが可能である。

 本発明でいう活性成分とは混合粉体、成 物、加工物等において、医薬品、健康食品 食品、工業分野等で目的とする機能や効果 発揮させるために添加するものをいう。例 ば医薬品分野における活性成分は、医薬品 効成分である。

 本発明のセルロース粉末の配合割合は0.1~ 50重量%程度が好ましい。さらに0.1~20重量%が ましい。特に好ましくは、0.1~10重量%である

 医薬品用活性成分としては、解熱鎮痛消 薬、催眠鎮静薬、眠気防止薬、鎮暈薬、小 鎮痛薬、健胃薬、制酸薬、消化薬、強心薬 不整脈用薬、降圧薬、血管拡張薬、利尿薬 抗潰瘍薬、整腸薬、骨粗鬆症治療薬、鎮咳 痰薬、抗喘息薬、抗菌剤、頻尿改善剤、滋 強壮剤、ビタミン剤など、経口で投与され ものが対象となる。薬効成分は、それを単 で使用しても、2種以上を併用してもよい。 具体的には、例えば、アスピリン、アスピリ ンアルミニウム、アセトアミノフェン、エテ ンザミド、サザピリン、サリチルアミド、ラ クチルフェネチジン、塩酸イソチベンジル、 塩酸ジフェニルピラリン、塩酸ジフェンヒド ラミン、塩酸ジフェテロール、塩酸トリプロ リジン、塩酸トリペレナミン、塩酸トンジル アミン、塩酸フェネタジン、塩酸メトジラジ ン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、ジフェ ニルジスルホン酸カルビノキサミン、酒石酸 アリメマジン、タンニン酸ジフェンヒドラミ ン、テオクル酸ジフェニルピラリン、ナパジ シル酸メブヒドロリン、プロメタジンメチレ ン二サリチル酸塩、マレイン酸カルビノキサ ミン、dl-マレイン酸クロルフェニラミン、d- レイン酸クロルフェニラミン、リン酸ジフ テロール、塩酸アロクラミド、塩酸クロペ スチン、クエン酸ペントキシベリン(クエン 酸カルベタペンタン)、クエン酸チペピジン ジブナートナトリウム、臭化水素酸デキス ロメトルファン、デキストロメトルファン フェノールフタリン酸、ヒベンズ酸チペピ ン、フェンジゾ酸クロペラスチン、リン酸 デイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸ノ カピン、ノスカピン、dl-塩酸メチルエフェ リン、dl-メチルエフェドリンサッカリン塩 グアヤコールスルホン酸カリウム、グアイ ェネシン、安息香酸ナトリウムカフェイン カフェイン、無水カフェイン、ビタミンB1及 びその誘導体並びにそれらの塩類、ビタミン B2及びその誘導体並びにそれらの塩類、ビタ ンC及びその誘導体並びにそれらの塩類、ヘ スペリジン及びその誘導体並びにそれらの塩 類、ビタミンB6及びその誘導体並びにそれら 塩類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カ シウム、アミノ酢酸、ケイ酸マグネシウム 合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタル イト、酸化マグネシウム、ジヒドロキシア ミニウム・アミノ酢酸塩(アルミニウムグリ シネート)、水酸化アルミニウムゲル(乾燥水 化アルミニウムゲルとして)、乾燥水酸化ア ルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭酸 マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニ ウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水 酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マ グネシウムの共沈生成物、水酸化マグネシウ ム・硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物 、炭酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸 マグネシウム、塩酸ラニチジン、シメチジン 、ファモチジン、ナプロキセン、ジクロフェ ナックナトリウム、ピロキシカム、アズレン 、インドメタシン、ケトプロフェン、イブプ ロフェン、塩酸ジフェニドール、塩酸ジフェ ニルピラリン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩 酸プロメタジン、塩酸メクリジン、ジメンヒ ドリナート、タンニン酸ジフェンヒドラミン 、タンニン酸フェネタジン、テオクル酸ジフ ェニルピラリン、フマル酸ジフェンヒドラミ ン、プロメタジンメチレンジサリチル酸塩、 臭化水素酸スポコラミン、塩酸オキシフェン サイクリミン、塩酸ジサイクロミン、塩酸メ チキセン、臭化メチルアトロピン、臭化メチ ルアニソトロピン、臭化メチルスポコラミン 、臭化メチル-1-ヒヨスチアミン、臭化メチル ベナクチジウム、ベラドンナエキス、ヨウ化 イソプロパミド、ヨウ化ジフェニルピペリジ ノメチルジオキソラン、塩酸パパベリン、ア ミノ安息香酸、シュウ酸セシウム、ピペリジ ルアセチルアミノ安息香酸エチル、アミノフ ィリン、ジプロフィリン、テオフィリン、炭 酸水素ナトリウム、フルスルチアミン、硝酸 イソソルバイド、エフェドリン、セファレキ シン、アンピシリン、スルフィキサゾール、 スクラルファート、アリルイソプロピルアセ チル尿素、ブロムワレリル尿素等、マオウ、 ナンテンジツ、オウヒ、オンジ、カンゾウ、 キキョウ、シャゼンシ、シャゼンソウ、セネ ガ、バイモ、ウイキョウ、オウバク、オウレ ン、ガジュツ、カミツレ、ケイヒ、ゲンチア ナ、ゴオウ、獣胆(ユウタンを含む)、シャジ 、ショウキョウ、ソウジュツ、チョウジ、 ンピ、ビャクジュツ、地竜、チクセツニン ン、ニンジン、カノコソウ、ボタンピ、サ ショウ及びこれらのエキス等、インスリン バゾプレッシン、インターフェロン、ウロ ナーゼ、セラチオペプチターゼ、ソマトス チン等の「日本薬局方」、「局外基」、「U SP」、「NF」、「EP」に記載の医薬品薬効成分 等を挙げることができ、上記から選ばれる1 を単独で使用しても、2種以上を併用しても い。

 健康食品用成分としては、健康増強を目 のために配合する成分であれば限定されな が、例えば、青汁粉末、アグリコン、アガ クス、アシュワガンダ、アスタキサンチン アセロラ、アミノ酸(バリン、ロイシン、イ ソロイシン、リジン、メチオニン、フェニル アラニン、トレオニン、トリプトファン、ヒ スチジン、シスチン、チロシン、アルギニン 、アラニン、アスパラギン酸、海藻粉末、グ ルタミン、グルタミン酸、グリシン、プロリ ン、セリン等)、アルギン酸、いちょう葉エ ス、イワシペプチド、ウコン、ウロン酸、 キナセア、エゾウコギ、オリゴ糖、オレイ 酸、核タンパク、カツオブシペプチド、カ キン、カリウム、カルシウム、カロチノイ 、ガルシニア、L-カルニチン、キトサン、共 役リノール酸、キダチアロエ、ギムネマシル ベスタエキス、クエン酸、クミスクチン、グ リセリド、グリセノール、グルカゴン、クル クミン、グルコサミン、L-グルタミン、クロ ラ、クランベリーエキス、キャッツクロー ゲルマニウム、酵素、高麗人参エキス、コ ンザイムQ10、コラーゲン、コラーゲンペプ ド、コリウスフォルスコリン、コンドロイ ン、サイリウムハスク末、サンザシエキス サポニン、脂質、L-シスチン、シソエキス シトリマックス、脂肪酸、植物ステロール 種子エキス、スピルリナ、スクワレン、セ ヨウシロヤナギ、セラミド、セレン、セン ジョーンズワートエキス、大豆イソフラボ 、大豆サポニン、大豆ペプチド、大豆レシ ン、単糖、タンパク質、チェストツリーエ ス、鉄、銅、ドコサヘキサエン酸、トコト エノール、納豆キナーゼ、納豆菌培養エキ 、ナイアシンナトリウム、ニコチン酸、二 、乳酸菌、ニンニク、ノコギリヤシ、発芽 、ハトムギエキス、ハーブエキス、バレリ ンエキス、パントテン酸、ヒアルロン酸、 オチン、ピコリン酸クロム、ビタミンA、A2  ビタミンB1、B2、B6、ビタミンB12、ビタミンC ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ヒドロ シチロソール、ビフィズス菌、ビール酵母 フラクトオリゴ糖、フラボノイド、ブッチ ーズブルームエキス、ブラックコホシュ、 ルーベリー、プルーンエキス、プロアント アニジン、プロテイン、プロポリス、ブロ ライン、プロバイオティクス、ホスファチ ルコリン、ホスファチジルセリン、β-カロ ン、ペプチド、ベニバナエキス、マイタケ キス、マカエキス、マグネシウム、マリア ザミ、マンガン、ミトコンドリア、ミネラ 、ムコ多糖、メラトニン、メシマコブ、メ ロートエキス末、モリブデン、野菜粉末、 酸、ラクトース、リコピン、リノール酸、 ポ酸、燐(リン)、ルテイン、レシチン、ロズ マリン酸、ローヤルゼリー、DHA、EPA等が挙げ られる。

 活性成分は水溶性の他、難溶性であって よい。「難溶性」とは、第14改正日本薬局 において、溶質1gを溶かすのに必要な水量が 30mL以上必要であることを指す。水難溶性で 体状の活性成分としては、例えば、アセト ミノフェン、イブプロフェン、安息香酸、 テンザミド、カフェイン、カンフル、キニ ネ、グルコン酸カルシウム、ジメチルカプ ール、スルフアミン、テオフィリン、テオ ロミン、リボフラビン、メフェネシン、フ ノバービタル、アミノフィリン、チオアセ ゾン、クエルセチン、ルチン、サリチル酸 テオフィリンナトリウム塩、ピラピタール 塩酸キニーネ、イルガピリン、ジキトキシ 、グリセオフルビン、フェナセチン等の解 鎮痛薬、神経系医薬、鎮静催眠薬、筋弛緩 、血圧硬化剤、抗ヒスタミン剤等、アセチ スピラマイシン、アンピシリン、エリスロ イシン、キサタマイシン、クロラムフェニ ール、トリアセチルオレアンドマイシン、 イスタチン、硫酸コリスチン等の抗生物質 メチルテストステロン、メチルアンドロス トロンジオール、プロゲステロン、エスト ジオールベンゾエイト、エチニレストラジ ール、デオキシコルチコステロン・アセテ ト、コーチゾンアセテート、ハイドロコー ゾン、ハイドロコーチゾンアセテート、ブ ドニゾロン等のステロイドホルモン剤、ジ ンストロール、ヘキサストロール、ジエチ スチルベステロール、ジエチルスチルベス ロールジブロヒオネイト、クロロトリアニ ン等の非ステロイド系卵黄ホルモン剤、そ 他脂溶性ビタミン類等の「日本薬局方」、 局外基」、「USP」、「NF」、「EP」に記載の 薬品薬効成分等を挙げることができ、上記 ら選ばれる1種を単独で使用しても、2種以 を併用してもよい。水難溶性であれば、昇 性、表面極性の程度にかかわらず、本発明 組成物に活性成分として配合することで効 が得られるものである。

 活性成分は水難溶性の油状、液状のもの あってもよい。活性成分中の水難溶性の油 、液状活性成分としては、例えば、テプレ ン、インドメタシン・ファルネシル、メナ トレノン、フィトナジオン、ビタミンA油、 フェニペントール、ビタミンD、ビタミンE等 ビタミン類、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA( イコサペンタエン酸)、肝油等の高級不飽和 脂肪酸類、補酵素Q類、オレンジ油、レモン 、ペパーミント油等の油溶性香味料等の「 本薬局方」、「局外基」、「USP」、「NF」、 「EP」に記載の医薬品薬効成分等が挙げられ 。ビタミンEには種々の同族体、誘導体があ るが、常温で液状であれば特に限定されない 。例えばdl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコ フェロール、d-α-トコフェロール、酢酸d-α- コフェロール等を挙げることができ、上記 ら選ばれる1種を単独で使用しても、2種以上 を併用してもよい。

 活性成分は、水難溶性の半固形状の活性 分のものでもよい。活性成分中の水難溶性 半固形状としては、例えば地竜、カンゾウ ケイヒ、シャクヤク、ボタンピ、カノコソ 、サンショウ、ショウキョウ、チンピ、マ ウ、ナンテンジツ、オウヒ、オンジ、キキ ウ、シャゼンシ、シャゼンソウ、石蒜、セ カ、バイモ、ウイキョウ、オウバク、オウ ン、ガジュツ、カミツレ、ゲンチアナ、ゴ ウ、獣胆、シャジン、ショウキョウ、ソウ ュツ、チョウジ、チンヒ、ビャクジュツ、 クセツニンジン、ニンジン、葛根湯、桂枝 、香蘇散、紫胡桂枝湯、小紫胡湯、小青竜 、麦門冬湯、半夏厚朴湯、麻黄湯等の漢方 は生薬エキス類、カキ肉エキス、プロポリ 及びプロポリス抽出物、補酵素Q類等を挙げ ることができ、上記から選ばれる1種を単独 使用しても、2種以上を併用してもよい。本 明の固形製剤組成物は、上記の水難溶性の 性成分に加えて、さらに他の生理活性成分 添加してもよい。

 本発明で使用される微粉砕された活性成 は、水難溶性の固体状活性成分の分散性を 善する、又は微量で薬効を有する活性成分 混合均一性を改善する等の目的で1~40μm以下 に微粉砕したものでもよい。活性成分の平均 粒子径が小さいほど本発明の効果は大きくな る。活性成分の平均粒子径としては、より好 ましくは1~20μmであり、さらに好ましくは、1~ 10μmである。

 本発明でいう活性成分中の昇華性の成分 は、昇華性を有するものであれば、特に制 されるものではなく、常温で固体状であっ も、液体状であっても、半固体状であって 、いずれの状態でもよい。

 活性成分は昇華性のものでもよい。昇華 の活性成分としては、例えば、安息香酸、 テンザミド、カフェイン、カンフル、サリ ル酸、フェナセチン、イブプロフェン等の 日本薬局方」、「局外基」、「USP」、「NF 、「EP」に記載される昇華性の医薬品薬効成 分等を挙げることができ、上記から選ばれる 1種を単独で使用しても、2種以上を併用して よい。本発明の固形製剤組成物は、上記の 華性活性成分に加えて、さらに他の活性成 を添加してもよい。

 本発明でいうその他添加剤としては、賦 剤、崩壊剤、結合剤流動化剤、滑沢剤、矯 剤が挙げられる。賦形剤としては、アクリ 酸デンプン、L-アスパラギン酸、アミノエ ルスルホン酸、アミノ酢酸、あめ(粉)、アラ ビアゴム、アラビアゴム末、アルギン酸、ア ルギン酸ナトリウム、アルファー化デンプン 、軽石粒、イノシトール、エチルセルロース 、エチレン酢酸ビニルコポリマー、塩化ナト リウム、オリーブ油、カオリン、カカオ脂、 カゼイン、果糖、軽石粒、カルメロース、カ ルメロースナトリウム、含水二酸化ケイ素、 乾燥酵母、乾燥水酸化アルミニウムゲル、乾 燥硫酸ナトリウム、乾燥硫酸マグネシウム、 カンテン、カンテン末、キシリトール、クエ ン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸二ナト リウム、グリセリン、グリセロリン酸カルシ ウム、グルコン酸ナトリウム、L-グルタミン クレー、クレー3、クレー粒、クロスカルメ ロースナトリウム、クロスポビドン、ケイ酸 アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム 、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、軽 質流動パラフィン、ケイヒ末、結晶セルロー ス、結晶セルロース・カルメロースナトリウ ム、結晶セルロース(粒)、ゲンマイコウジ、 成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサ ト、ゴマ油、小麦粉、コムギデンプン、小 胚芽粉、コメコ、コメデンプン、酢酸カリ ム、酢酸カルシウム、酢酸フタル酸セルロ ス、サフラワー油、サラシミツロウ、酸化 鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、β― クロデキストリン、ジヒドロキシアルミニ ムアミノアセテート、2,6-ジ-ブチル-4-メチル フェノール、ジメチルポリシロキサン、酒石 酸、酒石酸水素カリウム、焼セッコウ、ショ 糖脂肪酸エステル、水酸化アルミナマグネシ ウム、水酸化アルミニウム・ゲル、水酸化ア ルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物、水 酸化マグネシウム、スクラワン、ステアリル アルコール、ステアリン酸、ステアリン酸カ ルシウム、ステアリン酸ポリオキシル、ステ アリン酸マグネシウム、ダイズ硬化油、精製 ゼラチン、精製セラック、精製白糖、精製白 糖球状顆粒、セトステアリルアルコール、ポ リエチレングリコール1000モノセチルエーテ 、ゼラチン、ソルビタン脂肪酸エステル、D- ソルビトール、第三リン酸カルシウム、ダイ ズ油、大豆不ケン化物、大豆レシチン、脱脂 粉乳、タルク、炭酸アンモニウム、炭酸カル シウム、炭酸マグネシウム、中性無水硫酸ナ トリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセル ロース、デキストラン、デキストリン、天然 ケイ酸アルミニウム、トウモロコシデンプン 、トラガント末、二酸化ケイ素、乳酸カルシ ウム、乳糖、乳糖造粒物、パーフィラー101、 白色セラック、白色ワセリン、ハクド、白糖 、白糖・デンプン球状顆粒、ハダカムギ緑葉 エキス末、裸麦芽葉青汁乾燥粉末、ハチミツ 、パラフィン、バレイショデンプン、半消化 体デンプン、人血清アルブミン、ヒドロキシ プロピルスターチ、ヒドロキシプロピルセル ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ ドロキシプロピルメチルセルロースフタレー ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフ タレート、フィチン酸、ブドウ糖、ブドウ糖 水和物、部分アルファー化デンプン、プルラ ン、プロピレングリコール、粉末還元麦芽糖 水飴、粉末セルロース、ペクチン、ベントナ イト、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリオキ シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(10 5)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、ポリ キシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30) リコール、ポリスチレンスルホン酸ナトリ ム、ポリソルベート80、ポリビニルアセタ ルジエチルアミノアセテート、ポリビニル ロリドン、ポリエチレングリコール、マル トール、マルトース、D-マンニトール、水ア メ、ミリスチン酸イソプロピル、無水乳糖、 無水リン酸水素カルシウム、無水リン酸カル シウム造粒物、メタケイ酸アルミン酸マグネ シウム、メチルセルロース、綿実粉、綿実油 、モクロウ、モノステアリン酸アルミニウム 、モノステアリン酸グリセリン、モノステア リン酸ソルビタン、薬用炭、ラッカセイ油、 硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、粒状ト ウモトコシデンプン、流動パラフィン、dl-リ ンゴ酸、リン酸-水素カルシウム、リン酸水 カルシウム、リン酸水素カルシウム造粒物 リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリ ム、リン酸二水素カルシウム、リン酸二水 ナトリウム等の「医薬品添加剤事典」(薬事 報社(株)発行)に賦形剤として分類されるも が挙げられ、それを単独で使用しても、2種 以上を併用してもよい。

 崩壊剤としては、クロスカルメロースナ リウム、カルメロース、カルメロースカル ウム、カルメロースナトリウム、低置換度 ドロキシプロピルセルロース等のセルロー 類、カルボキシメチルスターチナトリウム ヒドロキシプロピルスターチ、コメデンプ 、コムギデンプン、トウモロコシデンプン バレイショデンプン、部分アルファー化デ プン等のデンプン類、クロスポビドン、ク スポビドンコポリマー等の合成高分子等の 医薬品添加物事典」(薬事日報社(株)発行)に 崩壊剤として分類されるものを挙げることが できる。上記から選ばれる1種を単独で使用 ても、2種以上を併用してもよい。

 結合剤としては、白糖、ブドウ糖、乳糖 果糖等の糖類、マンニトール、キシリトー 、マルチトール、エリスリトール、ソルビ ール等の糖アルコール類、ゼラチン、プル ン、カラギーナン、ローカストビーンガム 寒天、グルコマンナン、キサンタンガム、 マリンドガム、ペクチン、アルギン酸ナト ウム、アラビアガム等の水溶性多糖類、結 セルロース、粉末セルロース、ヒドロキシ ロピルセルロース、メチルセルロース等の ルロース類、アルファー化デンプン、デン ン糊等のデンプン類、ポリビニルピロリド 、カルボキシビニルポリマー、ポリビニル ルコール等の合成高分子類、リン酸水素カ シウム、炭酸カルシウム、合成ヒドロタル イト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム等の 機化合物類等「医薬品添加物事典」(薬事日 報社(株)発行)に結合剤として分類されるもの を挙げることができる。上記から選ばれる1 を単独で使用しても、2種以上を併用しても い。

 流動化剤としては、含水二酸化ケイ素、 質無水ケイ酸等のケイ素化合物類等の「医 品添加物事典」(薬事日報社(株)発行)に流動 化剤として分類されるものを挙げることがで きる。上記から選ばれる1種を単独で使用し も、2種以上を併用してもよい。

 滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシ ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン 、ショ糖脂肪酸エステル、タルク等の「医 品添加物事典」(薬事日報社(株)発行)に滑沢 剤として分類されるものを挙げることができ る。上記から選ばれる1種を単独で使用して 、2種以上を併用してもよい。

 矯味剤としては、グルタミン酸、フマル 、コハク酸、クエン酸、クエン酸ナトリウ 、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、塩 ナトリウム、1-メントール等の「医薬品添 物事典」(薬事日報社(株)発行)に矯味剤とし 分類されるものを挙げることができる。上 から選ばれる1種を単独で使用しても、2種 上を併用してもよい。

 香料としては、オレンジ、バニラ、スト ベリー、ヨーグルト、メントール、ウイキ ウ油、ケイヒ油、トウヒ油、ハッカ油等の 類、緑茶末等の「医薬品添加物事典」(薬事 日報社(株)発行)に着香剤、香料として分類さ れるものを挙げることができる。上記から選 ばれる1種を単独で使用しても、2種以上を併 してもよい。

 着色剤としては、食用赤色3号、食用黄色 5号、食用青色1号等の食用色素、銅クロロフ ンナトリウム、酸化チタン、リボフラビン の「医薬品添加物事典」(薬事日報社(株)発 )に着色剤として分類されるものを挙げるこ とができる。上記から選ばれる1種を単独で 用しても、2種以上を併用してもよい。

 甘味剤としては、アスパルテーム、サッ リン、ギリチルリチン酸二カリウム、ステ ア、マルトース、マルチトール、水飴、ア チャ末等の「医薬品添加物事典」(薬事日報 社(株)発行)に甘味剤として分類されるものを 挙げることができる。上記から選ばれる1種 単独で使用しても、2種以上を併用してもよ 。

 以下に1種以上の活性成分と本発明のセル ロース粉末を混合後の錠剤の製造方法につい て記述するが、これは一例であって、本発明 の効果は、以下の方法に制限されるものでは ない。錠剤の製造方法としては、活性成分と 本発明のセルロース粉末を混合した後、圧縮 成型する方法が採れる。この際に、活性成分 以外に、必要に応じて他の添加剤を配合して もよく、他の添加剤としては、例えば、上記 に示す賦形剤、崩壊剤、結合剤、流動化剤、 滑沢剤、矯味剤、香料、着色剤、甘味剤、溶 解補助剤の成分から選ばれる1種以上を配合 てもよい。

 各成分の添加順序には、特に制限がなく i)活性成分と本発明のセルロース粉末と、 要に応じ他の添加剤を一括混合し、圧縮成 する方法、ii)活性成分と、流動化剤及び/又 滑沢剤等の添加剤を前処理混合し、本発明 セルロース粉末と、必要に応じ他の添加剤 混合した後、圧縮成型する方法、のいずれ もよい。操作の簡便性から、i)が好ましい i)、ii)において得られた圧縮成型用混合末に 、滑沢剤を添加し、さらに混合した後、圧縮 成型することもできる。

 各成分の添加方法は、通常行われている 法であれば特に制限はないが、小型吸引輸 装置、空気輸送装置、バケットコンベヤ、 送式輸送装置、バキュームコンベヤ、振動 定量フィーダー、スプレー、漏斗等を用い 連続的に添加しても、一括投入してもよい 噴霧方法としては、圧力ノズル、二流体ノ ル、四流体ノズル、回転ディスク、超音波 ズル等を使用し活性成分溶液/分散液を噴霧 する方法、管状ノズルから活性成分溶液/分 液を滴下する方法のいずれでもよい。活性 分溶液/分散液を添加する際には、本発明の ルロース粉末表面に活性成分を積層させる うなレイヤリング、コーティングを施して 、本発明のセルロース粉末内部に担持させ もよく、活性成分溶液/分散液を結合液とし て本発明のセルロース粉末又は多孔質セルロ ースと他の添加剤の混合物をマトリックス状 に造粒させてもよい。レイヤリング、コーテ ィングは湿式であっても、乾式であってもよ い。

 混合方法は、通常行われている方法であ ば特に制限はないが、V型、W型、ダブルコ ン型、コンテナタック型混合機などの容器 転式混合機、又は高速撹拌型、万能撹拌型 リボン型、パグ型、ナウター型混合機など 撹拌式混合機、高速流動式混合機、ドラム 混合機、流動層式混合機を使用してもよい またシェーカー等の容器振とう式混合機を 用することもできる。

 組成物の圧縮成形方法は、通常行われて る方法であれば特に制限はないが、臼と杵 使用し所望の形状に圧縮成形する方法、予 シート状に圧縮成形した後所望の形状に割 する方法でもよい。圧縮成形機としては、 えば、静圧プレス機、ブリケッティングロ ラー型プレス機、平滑ローラー型プレス機 のローラー式プレス機、シングルパンチ打 機、ロータリー打錠機等の圧縮機を使用で る。

 活性成分を媒体に溶解又は分散する方法 しては、通常行われる溶解、分散方法であ ば特に制限はないが、ポータブルミキサー 立体ミキサー、側面ミキサーなどの1方向回 転式、多軸回転式、往復反転式、上下移動式 、回転+上下移動式、管路式等の撹拌翼を使 する撹拌混合方法、ラインミキサー等の噴 式撹拌混合方法、気体吹き込み式の撹拌混 方法、高剪断ホモジナイザー、高圧ホモジ イザー、超音波ホモジナイザー等を使用す 混合方法でも、シェーカーを使用する容器 とう式混合方法等を用いてもよい。

 上記の製造方法において使用する溶剤と ては、医薬品に使用されるものであれば、 に制限されるものではないが、例えば水及 /又は有機溶剤を使用してもよい。メタノー ル、エタノール、イソプロピルアルコール、 ブチルアルコール、2-メチルブチルアルコー 、ベンジルアルコールなどのアルコール類 ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ サン等の炭化水素類、アセトン、エチルメ ルケトンなどのケトン類等の「医薬品添加 事典」(薬事日報社(株)発行)に溶剤として分 類されるものが挙げられ、それを単独で使用 しても、2種以上を併用することも自由であ 、1種の媒体で一旦分散させたのち、その媒 を除去し、異なる媒体に分散させてもよい

 溶解補助剤としての水溶性高分子として 、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ アクリル酸、カルボキシビニルポリマー、 リエチレングリコール、ポリビニルアルコ ル、ポリビニルピロリドン、メチルセルロ ス、エチルセルロース、アラビアゴム、デ プン糊等の「医薬品添加剤事典」(薬事日報 社(株)発行)に記載される水溶性高分子が挙げ られ、それを単独で使用しても、2種以上を 用してもよい。

 溶解補助剤としての油脂としては、例え 、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリ 酸トリグリセリド、ステアリン酸ショ糖エ テル、流動パラフィン等のパラフィン類、 ルナウバロウ、硬化ヒマシ油等の硬化油類 ヒマシ油、ステアリン酸、ステアリルアル ール、ポリエチレングリコール等の「医薬 添加剤事典」(薬事日報社(株)発行)に記載さ れる油脂が挙げられ、それを単独で使用して も、2種以上を併用してもよい。

 溶解補助剤としての界面活性剤としては 例えば、リン脂質、グリセリン脂肪酸エス ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステ 、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン チルエーテル、ポリオキシエチレンステア ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフ ニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオ シプロピレングリコール、ポリオキシエチ ンソルビタンサンモノラウレート、ポリソ ベート、モノオレイン酸ソルビタン、モノ テアリン酸グリセリド、モノオキシエチレ ソルビタンモノパルミテート、モノオキシ チレンソルビタンモノステアレート、モノ レイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、 ノパルミチン酸ソルビタン、ラウリル硫酸 トリウム等の「医薬品添加剤事典」(薬事日 報社(株)発行)に界面活性剤として分類される ものが挙げられ、それを単独で使用しても、 2種以上を併用してもよい。

 本発明でいう組成物とは、活性成分とそ 他添加剤と本発明のセルロース粉末を混合 たものをいう。

 本発明でいう成型体とは、顆粒、細粒、 ラッグ、錠剤等の形態を有し、本発明のセ ロース粉末と、1種以上の活性成分と必要に 応じて他の添加剤を含んだものである。錠剤 に成型する方法としては、例えば、i)活性成 と本発明のセルロース粉末を混合したもの 又は1種以上の機能性成分と本発明のセルロ ース粉末と、必要に応じて他の添加剤を混合 したものをそのまま圧縮成型する直接打錠法 、或は、ii)活性成分と本発明のセルロース粉 末と、必要に応じて他の添加剤を混合した後 、造粒して顆粒とし、通常の方法で圧縮成型 する湿式/乾式顆粒圧縮法、さらに、iii)活性 分とセルロース粉末と、必要に応じて他の 加剤を混合し、造粒して顆粒とし、さらに 発明のセルロース粉末と、必要に応じて他 添加剤を混合し、通常の方法で圧縮成型す 湿式/乾式顆粒後末圧縮法等があげられる。 その他、予め圧縮成形した錠剤を内核とする 多核錠、予め圧縮した複数の成型体を重ねて 再度圧縮する多層錠の製造方法等の製造方法 を使用してもよい。生産性、工程管理のし易 さから、直接打錠法が好ましい。

 次に1種以上の活性成分とセルース粉末を 含む組成物の使用方法について説明する。こ こまでに説明した方法で得られる固形、液状 、半固形状の活性成分とセルロース粉末組成 物は、粉末又は顆粒状で固形製剤として使用 しても、粉末又は顆粒状組成物にさらにコー ティング剤をコーティングしコーティング粉 末又は顆粒状固形製剤として使用してもよい 。ここで得られたコーティングを施した/施 ない粉末又は顆粒状組成物は、カプセルに 填し使用してもよく、それらを圧縮成型し 剤型固形製剤として使用してもよい。さら カプセル又は、錠剤にコーティングを施し 使用してもよい。

 ここでコーティングを施す場合のコーテ ング剤としては、例えば、アクリル酸エチ ・メタクリル酸メチルコポリマー分散液、 セチルグリセリン脂肪酸エステル、アミノ ルキルメタクリレートコポリマー、アラビ ゴム末、エチルセルロース、エチルセルロ ス水分散液、オクチルデシルトリグリセリ 、オリブ油、カオリン、カカオ脂、カゴソ 、カスターワックス、カラメル、カルナバ ウ、カルボキシビニルポリマー、カルボキ メチルエチルセルロース、カルボキシメチ スターチナトリウム、カルメロースカルシ ム、カルメロースナトリウム、含水二酸化 イ素、乾燥水酸化アルミニウムゲル、乾燥 状白ラック、乾燥メタクリル酸コポリマー 寒梅粉、魚鱗粉、金箔、銀箔、クエン酸ト エチル、グリセリン、グリセリン脂肪酸エ テル、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ 、軽質無水ケイ酸含有ヒドロキシプロピル ルロース、軽質流動パラフィン、鯨ロウ、 晶セルロース、硬化油、合成ケイ酸アルミ ウム、合成ワックス、高ブドウ糖水飴、硬 ウ、コハク化ゼラチン、小麦粉、コムギデ プン、コメデンプン、酢酸セルロース、酢 ビニル樹脂、酢酸フタル酸セルロース、サ シミツロウ、酸化チタン、酸化マグネシウ 、ジメチルアミノエチルメタアクリレート メチルメタアクリレートコポリマー、ジメ ルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサ ・二酸化ケイ素混合物、酸化ケイ素混合物 焼セッコウ、ショ糖脂肪酸エステル、ジン ウ末、水酸化アルミニウムゲル、水素添加 ジングリセリンエステル、ステアリルアル ール、ステアリン酸、ステアリン酸アルミ ウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ 酸ポリオキシル、ステアリン酸マグネシウ 、精製ゼラチン、精製セラック、精製白糖 ゼイン、セスキオレイン酸ソルビタン、セ ノール、セッコウ、ゼラチン、セラック、 ルビタン脂肪酸エステル、D-ソルビトール D-ソルビトール液、第三リン酸カルシウム、 タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム 、単シロップ、中金箔、沈降炭酸カルシウム 、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、 テルペン樹脂、デンプン(溶性)、トウモロコ シロップ、トウモロコシ油、トリアセチン 乳酸カルシウム、白色セラック、白糖、蜂 、ハードファット、パラフィン、パール末 バレイショデンプン、ヒドロキシプロピル ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル ースアセテートサクシネート、ヒドロキシ ロピルセルロース・酸化チタン・ポリエチ ングリコール混合物、ヒドロキシプロピル チルセルロースフタレート、ピペロニルブ キシド、ヒマシ油、フタル酸ジエチル、フ ル酸ジブチル、ブリツフタリルブチルグリ レート、ブドウ糖、部分アルファー化デン ン、フマル酸・ステアリン酸・ポリビニル セタールジエチルアミノアセテート・ヒド キシプロピルセルロース混合物、プルラン プロピレングリコース、粉糖、ベントナイ 、ポビドン、ポリオキシエチレン硬化ヒマ 油、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプ ピレン(5)グリコール、ポリオキシエチレン(1 60)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポ オキシエチレンソルビタンモノステアレー 、ポリビニルアセタールジエチルアミノア テート、ポリビニルアルコール(部分けん化 )、ポリエチレングリコール、末端水酸基置 換メチルポリシロキサンシリコーン樹脂共重 合体、D-マンニトール、水飴、ミツロウ、ミ スチルアルコール、無水ケイ酸水和物、無 フタル酸、無水リン酸水素カルシウム、メ クリル酸コポリマー、メタケイ酸アルミン マグネシウム、メチルセルロース、2-メチ -5-ビニルピリジンメチルアクリレート・メ クリル酸コポリマー、モクロウ、モノステ リン酸グリセリン、モノステアリン酸ソル タン、モノラウリル酸ソルビタン、モンタ 酸エステルワックス、薬用炭、ラウロマク ゴール、硫酸カルシウム、流動クマロン樹 、流動パラフィン、dl-リンゴ酸、リン酸一 素カルシウム、リン酸水素カルシウム、リ 酸水素ナトリウム、リン酸二水素カルシウ 、ロジン等の「医薬品添加剤事典」(薬事日 社(株)発行)に記載されるコーティング剤が げられ、それを単独で使用しても、2種以上 を併用してもよい。

 製造工程において造粒を経る場合の造粒 法としては、乾式造粒、湿式造粒、加熱造 、噴霧造粒、マイクロカプセル化がある。 式造粒法は、具体的には流動層造粒法、攪 造粒法、押し出し造粒法、破砕造粒法、転 造粒法が有効であり、流動層造粒法では、 動層造粒装置の中で、流動化された粉体に 合液を噴霧して造粒する。攪拌造粒法では 結合液を添加しながら、混合槽内で攪拌羽 を回転させることにより、粉体の混合、練 、造粒が密閉構造の中で同時に行われる。 し出し造粒法では、結合液の添加によって 合された湿潤塊をスクリュー式やバスケッ 式等の方法で、適当な大きさのスクリーン ら強制的に押し出すことにより造粒する。 砕造粒法では、結合液の添加によって練合 れた湿潤塊を造粒機の回転刃で剪断、破砕 、その遠心力によって外周のスクリーンか はじき出すことにより造粒する。転動造粒 では、回転するローターの遠心力によって 動し、この時スプレーガンから噴霧される 合液によって、雪だるま式に粒子径の均一 球形顆粒を成長させていくことにより造粒 る。

 造粒物の乾燥方法は、熱風加熱型(棚乾燥、 真空乾燥、流動層乾燥)、伝導伝熱型(平鍋型 棚段箱型、ドラム型)や、凍結乾燥のような いずれかの方法を使用することもできる。熱 風加熱型では、添加剤を熱風を直接接触させ 、同時に蒸発水分を除去する。伝導伝熱型で は、伝熱壁を通して添加剤を間接的に加熱さ せる。凍結乾燥では、添加剤を-10~40℃で凍結 させておき、次に高真空下(1.3×10 -5 ~2.6×10 -4 MPa)で加温することによって、水を昇華させ 除去する。

 1種以上の活性成分、本発明のセルロース 粉末、他の添加剤、又は顆粒の添加方法は、 通常行われている方法であれば特に制限はな いが、小型吸引輸送装置、空気輸送装置、バ ケットコンベヤ、圧送式輸送装置、バキュー ムコンベヤ、振動式定量フィーダー、スプレ ー、漏斗等を用いて連続的に添加しても、一 括投入してもよい。

 本発明のセルロース粉末を0.1~50質量部添加 ることで、活性成分0.1~20重量%を含有する本 発明の組成物及び成型体中の活性成分の含量 CVは5%以下、好ましくは2%以下、特に好ましく は1.5%以下であることが好ましい。活性成分 含量CVとは、組成物中又は成型体中の活性成 分の含有量の平均値と標準偏差より次式で表 される。
  CV(%)=活性成分の含有量の標準偏差/活性成 の含有量の平均値×100

 また、本発明のセルロース粉末は、工業用 にも応用可能である。例えば、冶金分野に いて、重要な機能は耐磨耗性、機械的強度 切削性等が挙げられる。そのような機能を たす成分としては、粉末冶金用鉄基がある 粉末冶金用鉄基とは鉄粉等の金属粉を示す その他の添加剤としては、銅粉、黒鉛粉、 化鉄粉等の合金粉末とステアリン酸亜鉛、 リエチレンワックス等の潤滑剤、ステアリ 酸、オレイン酸モノアミド、ステアリン酸 ノアミドから選ばれた1種以上、エチレンビ スステアリン酸アミド、メチレンビスステア リン酸アミド、ステアリン酸、オレイン酸ア ミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸ア ミドとエチレンビスステアリン酸アミドとの 溶融混合物等の結合材、オレイン酸、スピン ドル油、タービン油等の潤滑剤等、高級脂肪 酸、高級脂肪酸アミド、ワックスから選ばれ た1種以上の加熱溶融物等、タルク、金属硫 物、遊離粉末として高級脂肪酸リチウム、 級脂肪酸アミド、ワックス等が挙げられる 粉末冶金用鉄基等の冶金分野において機能 果たす性成分に対し、その他材料は0.1~5重量 %、好ましくは0.1~2重量%、本発明のセルロー 粉末は0.1~50重量%、好ましくは0.1~20重量%添加 できる。本発明のセルロース粉末を用いると 、冶金用鉄粉、黒鉛、銅等の混合時の不均一 さによる焼結強度低下、機械的強度低下、対 磨耗性低下、切削性低下を抑制することが可 能である。粉末冶金用鉄基と合金粉末と本発 明の粉末セルロースを混合しながら結合剤を 添加した後、真空脱気し、混合しながら潤滑 剤及び結合剤を添加していく。これらを焼結 させた後の引張り強度は、好ましくは140kg/mm 2 以上である。また、内側焼結体と外側焼結体 との間での抜き力は、好ましくは15ton以上で る。焼結された金属は耐磨耗性、機械的強 及び切削性を有する。

 また、粉体塗料分野において、光沢性及 平滑性を有し、色むらをなくす効果がある 分が重要であるが、そのような成分として 熱硬化性樹脂であるウレタン及びウレア結 樹脂、分子末端にイソシアネート基との反 性を有する基を持つビニル系、ポリエステ 系及びエポキシ系の重合体樹脂、ポリエス ル系重合体樹脂等が挙げられる。その他の 加剤としては、顔料であるベンジジンイエ ー、フタロシアニンブルー、パーマネント ッド4R等が挙げられる。本発明のセルロー 粉末を0.1~50重量%、好ましくは0.1~20重量%添加 できる。塗装方法としては、顔料と熱硬化性 樹脂と本発明のセルロース粉末を混合の後に 温調し塗装する方法、顔料と熱硬化性樹脂と 本発明のセルロース粉末を混合の後、一旦粉 砕し、個々の粉砕粒子が合着しない程度に温 調し塗装する方法、得られた顔料と熱硬化性 樹脂と本発明のセルロース粉末を混合の後、 溶融状態で低温雰囲気化にスプレーして塗装 させる方法などが挙げられる。塗装方法は特 に制限はないが、一般的な粉体塗料の塗装方 法としては、流動浸漬法、コロナ帯電法、摩 擦帯電法などの静電塗装法が挙げられる。本 発明のセルロース粉末を添加することによっ て、均一に色のムラなく調合することができ る。このため小種の粉体塗料から多種の色彩 の粉体塗料が得られ、熱安定性に優れ、粒子 径が細かいので製品の品質を安定させ、滑ら かな物性を付与できる組成物を得られる。そ の他、粉体塗料分野においては、不定形の2 凝集体を粉体塗料として使用する場合や、2 以上の熱硬化性粉体顔料のドライブレンド た粉体塗料混合体であって、ウレタン及び レア結合を有する樹脂、熱硬化性粉体顔料 うち少なくとも1種類がウレタン及びウレア 結合を含有する樹脂などを用いる場合に、本 発明のセルロース粉末を用いると、塗装面の 光沢性、平滑性及び色むら等が良好になる。

 さらに、工業用成形用途において、強度 剛性、靭性を得るための成分が重要であり そのような成分として熱可塑性樹脂が挙げ れる。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリフ ニレンエーテル系樹脂、ポリオキシメチレ 系樹脂、芳香族ポリエステル系樹脂、芳香 ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレン ルフィド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、 チレン系樹脂、アクリル系樹脂、液晶樹脂 アラミド若しくはポリイミド等の縮合系樹 、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン若 くはポリエーテルケトンなどのポリエーテ 系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ ン、ポリフッ化ビニル若しくはポリフッ化 ニリデンなどの含ハロゲンビニル化合物系 脂又はゴムなどを挙げることができる。そ 他の添加剤としては、例えば無機物粉体で り、熱可塑性樹脂を強化する目的で用いら る周知の無機物であれば特に限定されない 例えば、ガラス繊維や炭素繊維、ケイ酸カ シウム繊維、チタン酸カリウム繊維、ホウ アルミニウム繊維、ガラスフレーク、タル 、カオリン、マイカ、ハイドロタルサイト 炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、リ 酸一水素カルシウム、ウォラストナイト、 リカ、ゼオライト、アルミナ、ベーマイト 水酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マ ネシウム、ケイ酸カルシウム、アルミノケ 酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、ケッ ェンブラック、アセチレンブラック、ファ ネスブラック、カーボンナノチューブ、グ ファイト、黄銅、銅、銀、アルミニウム、 ッケル、鉄、フッ化カルシウム、雲母、モ モリロナイト、膨潤性フッ素雲母、アパタ ト等が挙げられる。本発明のセルロース粉 の配合割合は0.1~50重量%、望ましくは0.1~20重 量%とするのが好ましい。製造方法は、無機 粉体を含むスラリー媒液とのスラリーを得 工程、スラリー状態で無機物を粉砕する工 並びに粉砕後のスラリー、熱可塑性樹脂及 本発明のセルロース粉末を混合し、かつス リー媒液の除去を行う工程等を含む。本発 のセルロース粉末と熱可塑性樹脂と無機物 体の組成物は、自動車部品、工業用途部品 電子部品、ギア等や押出用途であるチュー 、棒、フィラメント、フィルム、ブロー等 適用可能であり、強度、剛性、靭性、外観 優れている。その他、工業用成形分野の様 な産業部品用の材料として好適な靱性や表 外観等に優れる無機物又は有機物であって スラリー状態での粉砕により微細化する場 、本発明のセルロース粉末を用いると、均 な分散が可能となるため、充分な強度、剛 、靭性が得られる。

 また、セメント又はアスファルトにおい は、成形性、曲げ強度、表面平滑性を付与 る成分が重要であるが、例えばそのような 分として、セメントが挙げられる。その他 添加剤としては、無機質粉体、補強繊維、 動性付与剤等があり、無機質粉体は硅石微 体又は結晶性無機粉体等が挙げられる。補 繊維は、成形性及び成形体の衝撃強度を向 させるために用いられ、例えば、解繊パル 、有機繊維、ポリプロピレン繊維等が挙げ れる。流動性付与剤はセルロース質混和剤 が挙げられる。本発明のセルロース粉末の 合割合は、0.1~50重量%、好ましくは0.1~20重量 %である。製造方法としては、セメント、本 明のセルロース粉末、無機質粉体、補強繊 及び流動性付与剤を混合した後、水を添加 て混練する方法等が挙げられる。本発明の ルロース粉末を添加することによって得ら たセメント又はアスファルトは、成形性、 げ強度、表面平滑性を有する。組成物中の メント成分に対する水分量を減少させたセ ント組成物に用いると、組成物が均一にな ことで押出成形における押出圧力の上昇を 制し、流動性を高めることに寄与でき、押 成形時の摩擦により生じる成形性、曲げ強 、表面平滑性の悪化を回避することが可能 ある。

 また、トナー分野において、着色剤/顔料 が重要な成分であり、その他の添加剤として は結着樹脂、帯電制御剤、無機微粉末等が挙 げられる。着色剤/顔料としては、黒色顔料 してカーボンブラック、オイルファーネス ラック、チャンネルブラック、ランプブラ ク、アニリンブラック等のアジン系色素、 属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化 等が挙げられる。黄色顔料としては、カド ウムイエロー、ミネラルファーストイエロ 、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイ ロー、ナフロールイエローS、ハンザイエロ G、ハンザイエロー10G、ベンジンイエローGR キノリンイエローレーキ、パーマネントイ ローNCG、タートラジンレーキ等が挙げられ 。赤色顔料として、ベンガラ、カドミウム ッド、パーマネントレッド4R、リノールレ ド、ビラゾロンレッド、レーキレッドD、ブ リアントカーミン6B、エオシンレーキ、ロ ダミンレーキB、アザリンレーキ、ブリリア トカーミン3B等が挙げられる。青色顔料と て、コバルトブルー、アルカリブルー、ビ トリアブルーレーキ、フタロシアニンブル 、無金属フタロシアニンブルー、フタロシ ニンブルー部分塩素化物、ファーストスカ ブルー、インダンスレンブルーBC等が挙げら れる。これらは、いずれも乾燥した粉体顔料 である。結着樹脂は、ビニル樹脂として、ポ リスチレン、ポリ-P-クロロスチレン、ポリビ ニルトルエンなどのスチレン及びその置換体 の単重合体:スチレン-p-クロロスチレン共重 体、スチレン-プロピレン共重合体、スチレ -ビニルトルエン共重合体、スチレン-ビニ ナフタリン共重合体、スチレン-アクリル酸 チル共重合体、スチレン-アクリル酸エチル 共重合体、スチレン-アクリル酸ブチル共重 体、スチレン-アクリル酸オクチル共重合体 スチレン-メタクリル酸メチル共重合体、ス チレン-メタクリル酸エチル共重合体、スチ ン-メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン- α-クロロメタクリル酸共重合体、スチレン- クリロニトリル共重合体、スチレン-ビニル チルエーテル共重合体、スチレン-ビニルエ チルエーテル共重合体、スチレン-マレイン 共重合体、スチレン-マレイン酸エステル共 合体などのスチレン系共重合体:ポリメチル メタクリレート、ポリブチルメタクリレート 、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エポキ シ樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、フ ェノール樹脂、ブチラール樹脂、ロジン、変 性ロジン、テルペン樹脂など、エポキシ樹脂 としては、ビスフェノールAやビスフェノー Fなどのビスフェノールとエピクロロヒドリ との重縮合物が挙げられる。帯電制御剤と ては、ニグロシン、炭素数2~16のアルキル基 を含むアジン系染料(特公昭42-1627号公報)、塩 基性染料(例えば、C.I.Basic Yellow2:C.I.41000)、C.I .Basic Yellow3、C.I.Basic Red1、C.I.Basic Red9:C.I.4250 0)、C.I.Basic Violet1:C.I.42535)、C.I.Basic Violet3:C.I. 42555)、C.I.Basic Violet10:C.I.45170)、C.I.Basic Violet1 4:C.I.42510)、C.I.Basic Blue1:C.I.42025)、C.I.Basic Blie 3:C.I.51005)、C.I.Basic Blue5:C.I.42140)、C.I.Basic Blue 7:C.I.42595)、C.I.Basic Blue9:C.I.52015)、C.I.Basic Blue 24:C.I.52030)、C.I.Basic Blue25:C.I.52025)、C.I.Basic Gr een4:C.I.42000)等、これらの塩基性染料のレーキ 顔料、C.I.Solvent Black8:C.I.26150)、ベンゾイルメ チル-ヘキサデシルアンモニウムクロライド デシルトリメチルクロライド、等の四級ア モニウム塩或いはジブチル又はジオクチル どのジアルキル錫化合物、ジアルキル錫ボ ート化合物、グアニジン誘導体、アミノ基 含有するビニル系ポリマー、アミノ基を含 する縮合系ポリマー等のポリアミン樹脂、 公昭41-20153号公報、特公昭43-27596号公報、特 昭44-6397号公報、特公昭45-26478号公報に記載 れているモノアゾ染料の金属錯塩、特公昭5 5-42752号公報、特公昭59-7385号公報に記載され いるサリチル酸、ジアルキルサリチル酸、 フトエ酸、ジカルボン酸のZn,Al、Co、Cr、Fe の金属錯体、スルフォン化した銅フタロシ ン顔料が挙げられる。無機微粉末としては Si、Ti、AL、Mg、Ca、Sr、Ba、In、Ga、Ni、Mn、W、 Fe、Co、Zn、Cr、Mo、Cu、Ag、V等の酸化物や複合 酸化物を1種又は2種以上混合したものが挙げ れる。これらのうち、二酸化珪素(シリカ) 二酸化チタン、アルミナの微粒子が好適に いられる。さらに、疎水化処理剤等により 面改質処理されていてもよい。本発明のセ ロース粉末の配合割合は0.1~50重量%、好まし は0.1~20重量%である。製造は混合攪拌、混練 、粉砕、分級を経て行われる。混合中のトナ ーは、装置への付着が少なく、混練機スクリ ューへの食い込みが少ない組成物である。微 粉トナー(規格外トナー)を回収、再利用する 合に、そのまま原料混合工程に戻す方法、 収された規格外トナーを造粒機に導入して 定圧力にて加圧することにより造粒化した 、原料混合工程に戻す方法等に本発明のセ ロース粉末を用いると、特に結着樹脂、着 顔料及び帯電制御剤を混合、混練、粉砕及 分級することによるトナーの製造方法にお て、微粉分級工程で発生する規格外の微粒 トナーを回収、再生する際、回収された規 外微粉による着色顔料等の機能性成分を含 だ組成物の流動性が向上を抑え、分散性、 一性が良好となり、混練機スクリュー部へ 食込みが悪くなるフィードネック現象を抑 することができる。

 また、バリスタ、フェライトマグネット、 池材料、圧電材料など各種電子部品におい 、重要な成分として酸化ビスマス等が挙げ れる。その他の添加剤としてはZnO、Sb 2 O 3 、MnO 2 、CoO等が挙げられる。導電性の指標としては 、例えばバリスタα値等が挙げられる。バリ タα値は両端子間の電圧と電流の関係を比 で近似した場合の電圧の指数のことである 本発明のセルロース粉末の配合割合は0.1~50 量%、好ましくは0.1~20重量%である。製造工程 として、例えば湿式で混合し、この混合物を 乾燥、成形、焼成することにより、ペレット 状の組成物が得られる。本発明のセルロース 粉末を添加することによって得られた組成物 のバリスタα値は、好ましくは50以上である 電子材料分野では、バリスタ、フェライト グネット、電池材料、圧電材料など各種電 部品の製造時に本発明のセルロース粉末を いると、酸化ビスマス等の偏析が抑制され バリスタ特性値α、起電力の安定性、持続性 の問題を解決できる。

 また、本発明のセルロース粉末は、化粧 分野に用いることができる。化粧品分野で 、ファンデーションの場合、化粧品用顔料 均一性が重要である。化粧品用顔料として ルク、マイカ、セリサイト、カオリン、ベ トナイト、シリカ、アルミナ、炭酸マグネ ウム、硫酸バリウム、コバルトブルー、群 、紺青、マンガンバイオレット、チタン被 雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化鉄(黄色、 赤色、黒色)、酸化マグネシウム、酸化亜鉛 酸化チタン、酸化ジルコニウム、窒化ホウ 、珪酸アルミン酸マグネシウム、アルミニ ム粉末等の無機顔料、アクリル樹脂、ポリ ステル樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン樹 、赤色202号、赤色204号、赤色226号、黄色401 、青色404号等の有機顔料が挙げられ、さら 、ケラチン粉末、コラーゲン粉末、シルク 末、セルロース粉末、キトサン粉末等の生 高分子等を挙げることができる。また、こ らの顔料を複合化した粉体を用いることも きる。さらに、上述の粉体の表面を金属石 処理、シリコーン処理、パーフルオロアル ル処理、レシチン処理等をしたものを用い もよい。その他の添加剤としては、固体油 液体油、半固体油等、或いは1種又は2種以上 を混合したものを用いることができる。例え ば、固形脂(ワックス)、硬化油、流動パラフ ン、スクワレン、スクワラン、ワセリン、 リイソブチレン、イソプロピルミリステー 、モノステアリン酸グリセリン、ヤシ油脂 酸トリグリセリド、ステアリルアルコール ヘキサデシルアルコール、パルミチン酸、 ウリン酸、ステアリン酸、シリコーン油等 挙げられる。本発明のセルロース粉末配合 合は0.1~50重量%、好ましくは0.1~20重量%であ 。製造工程としては、機能性成分とその他 添加剤の1種以上と本発明のセルロース粉末 混合した後、固体油及び/又は液体油を含む 油相成分を混合し、粉砕混合した後圧縮成形 する方法がある。混合する際の機械はヘンシ ェルミキサーの他に、V型ミキサー、リボン キサー、ナウターミキサー、ハイスピード キサーなどが使用できる。本発明のセルロ ス粉末を添加することにより、最適なケー ング性、伸着性、付着性が付与される。フ ンデーションの場合、赤酸化鉄、黄酸化鉄 黒酸化鉄、紫外線吸収剤等の成分とその他 料の1種以上を混合した後、固体油及び/又は 液体油を含む油相成分を混合し、粉砕混合し た後圧縮成形するといった製造方法において 、本発明のセルロース粉末を用いると、粉末 成分と油相成分が、最適で均一な混合状態と なり、ケーキング、伸着性及び感触に優れる 組成物が得られる。更に、ファンデーション 等の成形品表面の美観に優れ、パフ等の化粧 用具に付着せず、使用感に優れたものとなる 。また、成形品の強度が保たれることで、落 下時に割れにくい、耐衝撃性のすぐれた組成 物とできる。

 また本発明のセルロース粉末は食品分野 応用可能である。例えば食品分野において 醤油、粉末醤油、味噌、粉末味噌、もろみ ひしお、マヨネーズ、ドレッシング、食酢 三杯酢、粉末すし酢、中華の素、天つゆ、 つゆ、ソース、ケチャップ、焼き肉のタレ カレールー、シチューの素、スープの素、 しの素、複合調味料、みりん、新みりん、 ーブルシラップ、小麦粉、薄力粉、卵、チ コレート、砂糖、果実、野菜等の成分の均 性が求められる。その他の添加剤は、あん 、ゼリー、などの各種和菓子、麹、バター リーム、カスタードクリーム、ガム、フラ ーペースト、ピーナッツペースト、フルー ペースト、ジャム、パン粉、サラダ油等食 油類等が挙げられる。本発明のセルロース 末の配合割合は0.1~50重量%、好ましくは0.1~20 重量%である。製造工程は食品の種類によっ さまざまであるが、輸送工程、投入工程、 填工程等を含む。本発明のセルロース粉末 添加することで、味が良好で、ザラツキの ない滑らかな物性を示すこととなる。

 本発明を実施例に基づいて説明する。た し、本発明の実施態様は、これら実施例の 載に限定されるものではない。なお、実施 、比較例における各物性の測定方法は以下 通りである。

(1)セルロース一次粒子の平均幅(μm)
 天然セルロース質物質からなるセルロース 次粒子を、必要に応じて乾燥し、カーボン ープを貼った試料台に載せ、白金パラジウ を真空蒸着(この際の蒸着膜の膜厚は20nm以 )し、日本分光(株)製JSM-5510LV(商品名)を使用 、加速電圧6kV、倍率250、倍で観察し、代表 なセルロース一次粒子3個の平均値とした。

(2)セルロース一次粒子の平均厚み(μm)
 天然セルロース質物質からなるセルロース 次粒子を、必要に応じて乾燥し、カーボン ープを貼った試料台に載せ、金を真空蒸着 た後、集束イオンビーム加工装置(日立製作 所(株)製、FB-2100(商品名))を使用し、Gaイオン ームにより、セルロース一次粒子の断面を り出した後、加速電圧6kV、倍率、1500倍で観 察し、代表的なセルロース一次粒子3個の平 値とした。

(3)セルロース分散粒子の平均粒子径(μm)
 水で分散したセルロース分散液を、レーザ 回折式粒度分布計(堀場製作所製、LA-910(商 名))を使用し、超音波処理1分、屈折率1.20で 定した累積体積50%粒子として表した。ただ 、この測定値は、以下のロータップ式で得 れる乾燥粒子の粒度分布と測定原理が全く なるため、必ずしも相関するものではない レーザー回折により測定される平均粒子径 、繊維状粒子の長径に依存する体積頻度か 測定されるものであるのに対し、ロータッ 式で得られる平均粒子径は、得られた粉末 篩上で振とうさせて分画するため、繊維状 子の短径に依存するものである。従って、 維状粒子の長径に依存するレーザー回折式 方が、繊維状粒子の短径に依存するロータ プ式に対し、大きい値となる場合がある。

(4)結晶形
 X線ディフラクトメーターによりX線回折を い、そのX線パターンにより判定した。

(5)乾燥後のセルロース粒子の平均粒子径(μm)
 セルロース粉末の平均粒子径はロータップ 篩振盪機(平工作所製、シーブシェーカーA (商品名))、JIS標準篩(Z8801-1987)を用いて、試 10gを10分間篩分することにより粒度分布を測 定したときの累積重量50%粒径として表した。

(6)嵩密度(g/cm 3 )
 容積25cm 3 の金属容器に、粉体試料を定量フィーダーな どを用いて2~3分かけて粗充填し、粉体層上面 をへらのような硬い板で水平にすり切った後 、容器に投入された粉体重量を測定し、これ を容積で割ることにより算出した。

(7)タッピング嵩密度(g/cm 3 )
 市販粉体物性測定器(ホソカワミクロン製、 パウダーテスターT-R型(商品名))を用い、100cm 3 カップに粉体を充填し、180回タッピングした 後、カップの体積をカップに充填されて残る 粉体層の重量で除して求めた。タッピング中 に、粉体層がカップの体積よりも少なくなる ので、測定中はカップに補助塔を付けて十分 な粉体を入れておく。

(8)安息角
 杉原式安息角測定器(スリットサイズ奥行10 幅50×高さ140mm、幅50mmの位置に分度器を設置) を使用し、定量フィーダーを使用し、セルロ ース粉末を3g/分でスリットに投下した際の動 的自流動性を測定した。装置底部とセルロー ス粉末の形成層との角度が安息角である。

(9)比表面積(m 2 /g)
 マイクロメリティクス(株)製、商品名、TriST ARを用い、吸着ガスとして窒素を使用しBET法 より測定した。各試料粉体を約1gずつセル 仕込み測定した。測定に用いた各試料粉体 、110℃で3時間減圧乾燥したものを使用した

(10)内部摩擦角(°)
 市販内部摩擦角測定器(日本ルフト株式会社 製、ShearScan TS12((商品名))にて測定した。本 置において、垂直応力(σ)として3kPaかけた状 態で剪断応力τを測定した時の内部摩擦角を 用した。本装置では、図1の破壊崩落線及び 下記の(1)式から定常剪断値を結んだ直線CSLを 求め、直線CSLの角度θを内部摩擦角としてい 。
 (τ/c) n =1+(σ/σ γ )  ……(1)
 ここで、τ;剪断応力 σ;垂直応力 σ γ ;引張応力 c;粘着強度 n;剪断指数

(11)SEMによる粒子表面観察
 各セルロース試料を、カーボンテープを貼 た試料台に載せ、白金パラジウムを真空蒸 (この際の蒸着膜の膜厚は20nm以下)し、日本 光(株)製、JSM-5510LV(商品名)を使用し、加速 圧6kV、倍率200~1000倍で観察した場合に、一次 粒子が連続して凝集し、一次粒子の境界が明 確であり、確認できる細孔の中央細孔径が0.1 μm以上である一次粒子が凝集した二次凝集粒 子構造を有するものを有とし、それ以外の構 造を取るものを無とした。

(12)薬物との反応性
 アスピリン(局方結晶アスピリンを小型粉砕 機φ0.5mm、1パス処理)と、各セルロースサンプ ルを乾式で、1:1(全量0.5g)で粉体混合したもの を、ガラス製サンプル瓶中で混合し、オーブ ン(タバイエスペック製、パーフェクトオー ン(商品名))に、密栓(60℃)で2週間保存した後 、分解率を測定する。硫酸第二鉄(III)ナトリ ム・12水和物8gを100mLのメスフラスコに導入 、純水を加え100mLとし、呈色試験液とする 保存後のアスピリン0.25g(粉体ブレンド品は 量で0.5g)を、50mLのメスフラスコに導入し、 タノールを加えて50mLとし、5分間振とうする 。得られたエタノール溶液をろ過し、ろ液100 mLのメスフラスコに移し、エタノールを加え 100mLとする。このエタノール溶液1mLと、上 呈色試験液1mLを50mLのメスフラスコに導入し 純水を加えて50mLとしたものを、紫外吸光度 測定器(日本分光(株)製)を用いて、波長532nmの 吸光度を測定する。分解率は、  分解率=(1-( 保存後の吸光度/保存前の吸光度))×100(%)
として計算する。アスピリン単独の分解率で ある15%を超える分解率を示すものを反応性あ りと判定した。

(13)アセトアミノフェン含量測定方法(含量CV[% ])
 アセトアミノフェンとタルク、或はセルロ ス粉末と必要に応じてその他の添加剤を混 する工程において、粉体試料採取器(筒井理 化学(株)製、サンプル容量0.8cm 3 )を使用し、混合5分後、15分後、30分後に混合 機を停止し、各時点で上層、中層、下層より 各3点ずつ、合計9点サンプリングを行った。 ンプリングした粉体から2000mgを精秤し、100m lメスフラスコに入れ純水で100mlにメスアップ し、樹脂フィルターにより水溶液中の不溶分 をろ過した後、ろ液中の薬物のサンプリング した粉体重量に対する含有量を吸光度法(波 244nm)により定量した。錠剤の場合は錠剤1個 180mgを精秤した後、同様に操作して定量し 錠剤1個中に含まれる薬物含有量を算出した 混合粉体の場合は合計9点、錠剤の場合は合 計10個について、薬物含量の平均値及び標準 差を算出し、下式により、均一性の尺度で る変動係数(CVとも言う)を求めた。変動係数 は低いほど含量均一性が良好である。
  変動係数(CV)(%)=(標準偏差/平均値)×100

(14)分離偏析測定
 装置(図2)は、幅105cm、高さ73cm、奥行き17.6cm アクリル製枠内がホッパー状になっている( 上下の枠は鉄製)。ホッパー状の上部幅は80.5c m、排出口は1cm、ホッパー角が60°である。こ 分離偏析測定装置に組成物を導入し、中心 ら0、7、10、17、25、27°の部分の粉体をサン リングした。その後、サンプリングした各 体中の活性成分の含有量を(11)と同様に操作 して定量し、(11)と同様に変動係数を算出し 。

[実施例1]
 溶解パルプ(広葉樹、幅19μm、厚み3μm)を細 したものを2kgと10%塩酸水溶液30Lを低速型攪 機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器(商品名)) に入れ攪拌しながら、105℃、30分間加水分解 、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不溶 性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ過 、湿フロック(この酸不溶解性残渣のセルロ ース分散粒子の平均粒子径は9.0μmであった) 得た。90Lポリバケツに導入し、全固形分濃 が6重量%になるように純水を加え、3-1モータ ーで攪拌しながら、アンモニア水で中和(中 後のpHは7.5~8.0)し、得られたセルロース分散 を噴霧乾燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温度 180~220℃、出口温度50~70℃、回転盤直径8cm、回 転数36000rpm)して、セルロース粉末Aを得た。 ルロース粉末Aの諸物性を表1に示す。

[実施例2]
 溶解パルプ(広葉樹、幅19μm、厚み3μm)を細 したものを2kgと、4Nの塩酸水溶液30Lを低速型 攪拌機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器(商品 名))に入れ攪拌しながら、40℃、48時間加水分 解し、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不 溶解性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ 過し、湿フロックを得た。90Lポリバケツに導 入し、全固形分濃度が4重量%になるように純 を加え、3-1モーターで攪拌しながら、アン ニア水で中和(中和後のpHは7.5~8.0)し、高圧 モジナイザー(APV製 RANNIE5-10.38(商品名))で70MP aで4回処理した。(この酸不溶解性残渣のセル ロース分散粒子の平均粒子径は8.1μm)これを 霧乾燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温度180~220 ℃、出口温度50~70℃、回転盤直径8cm、回転数3 0000rpm)して、セルロース粉末Bを得た。セルロ ース粉末Bの諸物性を表1に示す。

[実施例3]
 溶解パルプ(広葉樹、幅19μm、厚み3μm)を細 したものを2kgと、4Nの塩酸水溶液30Lを低速型 攪拌機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器(商品 名))に入れ攪拌しながら、40℃、48時間加水分 解し、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不 溶解性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ 過し、湿フロックを得た。90Lポリバケツに導 入し、全固形分濃度が2重量%になるように純 を加え、3-1モーターで攪拌しながら、アン ニア水で中和(中和後のpHは7.5~8.0)し、高圧 モジナイザー(APV製 RANNIE5-10.38(商品名))で70MP aで8回処理した。(この酸不溶解性残渣のセル ロース分散粒子の平均粒子径は6.9μm)これを 霧乾燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温度180~220 ℃、出口温度50~70℃、回転盤直径8cm、回転数3 0000rpm)して、セルロース粉末Cを得た。セルロ ース粉末Cの諸物性を表1に示す。

[実施例4]
 溶解パルプ(広葉樹、幅19μm、厚み3μm)を細 したものを2kgと、10%塩酸水溶液30Lを低速型 拌機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器(商品 ))に入れ攪拌しながら、105℃、30分間加水分 し、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不 解性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ し、湿フロック(この酸不溶解性残渣のセル ロース分散粒子の平均粒子径は9μmであった) 得た。90Lポリバケツに導入し、全固形分濃 が8重量%になるように純水を加え、3-1モー ーで攪拌しながら、アンモニア水で中和(中 後のpHは7.5~8.0)し、得られたセルロース分散 液を噴霧乾燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温 180~220℃、出口温度50~70℃、回転盤直径8cm、 転数36000rpm)して、セルロース粉末Dを得た。 ルロース粉末Dの諸物性を表1に示す。

[実施例5]
 溶解パルプ(広葉樹、幅19μm、厚み3μm)を細 したものを2kgと、0.8%塩酸水溶液30Lを低速型 拌機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器(商品 ))に入れ攪拌しながら、130℃、50分間加水分 解し、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不 溶解性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ 過し、湿フロック(この酸不溶解性残渣のセ ロース分散粒子の平均粒子径は6μmであった) を得た。90Lポリバケツに導入し、全固形分濃 度が4重量%になるように純水を加え、3-1モー ーで攪拌しながら、アンモニア水で中和(中 和後のpHは7.5~8.0)し、得られたセルロース分 液を噴霧乾燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温 180~220℃、出口温度50~70℃、回転盤直径8cm、 転数36000rpm)して、セルロース粉末Eを得た。 セルロース粉末Eの諸物性を表1に示す。

[実施例6]
 溶解パルプ(広葉樹、幅19μm、厚み3μm)を細 したものを2kgと、1.5%塩酸水溶液30Lを低速型 拌機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器(商品 ))に入れ攪拌しながら、135℃、90分間加水分 解し、酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不 溶解性残渣は、純水で十分に洗浄した後、ろ 過し、湿フロック(この酸不溶解性残渣のセ ロース分散粒子の平均粒子径は5μmであった) を得た。90Lポリバケツに導入し、全固形分濃 度が4重量%になるように純水を加え、3-1モー ーで攪拌しながら、アンモニア水で中和(中 和後のpHは7.5~8.0)し、得られたセルロース分 液を噴霧乾燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温 180~220℃、出口温度50~70℃、回転盤直径8cm、 転数36000rpm)して、セルロース粉末Fを得た。 セルロース粉末Fの諸物性を表1に示す。

[実施例7](アセトアミノフェン1%系の混合及び 打錠)
 アセトアミノフェン((株)エーピーアイ製、 末タイプを小型粉砕機で粉砕して使用。平 粒子径16μm)20g、セルロース粉末A400g、結晶 ルロース「セオラス」PH-101(旭化成ケミカル 製)400g、100メッシュ乳糖1180gを、容積5LのV型 混合機(ダルトン社製)に投入し、30分間混合 た(混合比率:アセトアミノフェン/セルロー 粉末A/乳糖/結晶セルロース=1/20/59/20、充填率 約65%)。これは、特許文献1の比較例1で用いら れているタルク2gをセルロース粉末A400gに置 換えたものに相当し、混合比率が100%になる うに乳糖で調整した。薬物濃度の変動係数 表2に示す。特許文献1の比較例1ではタルク 前混合していないため、混合15分の時点で 薬物濃度の変動係数が11.1%と高く、混合速度 が遅い。一方、本願のセルロース粉末は分散 性が良く、また飛散性が小さいため20重量%配 合することが可能であることから、混合速度 を速くすることが可能である。続いて得られ た全薬物混合粉体を、ロータリー打錠機(菊 製作所製、LIBRA-II(商品名)、12本杵、回転盤 φ410mm)を使用し、直径8mm、12Rの杵を用いてタ ーンテーブル回転数50rpmで重量約180mgの錠剤 成形した。打錠開始から10分後、30分後、60 後の錠剤中の薬物濃度の変動係数を表2に示 。変動係数の最大値と最小値の差は0.2と打 中はほとんど偏析がなく良好であった。

 また、上記で30分間混合した混合粉体を 離偏析測定装置(図2参照、幅105cm、高さ73cm、 奥行き17.6cmのアクリル製のホッパー状の円錐 容器で、粉体投入部の幅は80.5cm、排出口は1cm 、円錐の角度は60°)に投入し、装置の中心か 、0°、7°、10°、17°、25°、27°の6箇所より 合粉体をサンプリングした。薬物濃度の変 係数を表5に示す。比較例1のタルクを用いた 場合より、円錐容器内での薬物濃度の変動係 数が低く良好であった。

[実施例8~12]
 セルロース粉末Aをセルロース粉末B~Fとする 以外は、実施例7と同様に操作した。結果を 2に示す。混合時の薬物濃度の変動係数及び 打錠開始から10分後、30分後、60分後の錠剤 の薬物濃度の変動係数を表2に示す。変動係 数の最大値と最小値の差はいずれのセルロー ス粉末を用いた試料においても0~0.2と打錠中 ほとんど偏析がなく良好であった。

[実施例13](アセトアミノフェン12%系の混合及 打錠)
 アセトアミノフェン((株)エーピーアイ製、 末タイプを小型粉砕機で粉砕して使用。平 粒子径16μm)240g、セルロース粉末B200g、結晶 ルロース「セオラス」KG-802(旭化成ケミカル ズ製、文献7の実施例2相当)200g、噴霧乾燥乳 (スーパータブ(商品名)、旭化成ケミカルズ 売)1360gを、容積5LのV型混合機(ダルトン社製) に投入し、30分間混合した(混合比率:アセト ミノフェン/セルロース粉末B/乳糖/結晶セル ース=12/10/68/10、充填率約65%)。薬物濃度の変 動係数を表3に示す。続いて得られた混合粉 を、ロータリー打錠機(菊水製作所製、LIBRA-I I(商品名)、12本杵、回転盤径φ410mm)を使用し 直径8mm、12Rの杵を用いてターンテーブル回 数50rpmで重量約180mgの錠剤に成形した。打錠 始から10分後、30分後、60分後の錠剤中の薬 濃度の変動係数を表3に示す。変動係数の最 大値と最小値の差は0.1と打錠中はほとんど偏 析がなく良好であった。

[実施例14](アセトアミノフェン20%系の混合及 打錠)
 アセトアミノフェン((株)エーピーアイ製、 末タイプを小型粉砕機で粉砕して使用。平 粒子径16μm)400g、セルロース粉末B200g、結晶 ルロース「セオラス」KG-802(旭化成ケミカル ズ製)200g、噴霧乾燥乳糖(スーパータブ(商品 )、旭化成ケミカルズ販売)1200gを、容積5LのV 混合機(ダルトン社製)に投入し、30分間混合 した(混合比率:アセトアミノフェン/セルロー ス粉末B/乳糖/結晶セルロース=20/10/60/10、充填 率約65%)。薬物濃度の変動係数を表4に示す。 いて得られた混合粉体を、ロータリー打錠 (菊水製作所製、LIBRA-II(商品名)、12本杵、回 転盤径φ410mm)を使用し、直径8mm、12Rの杵を用 てターンテーブル回転数50rpmで重量約180mgの 錠剤に成形した。打錠開始から10分後、30分 、60分後の錠剤中の薬物濃度の変動係数を表 4に示す。変動係数の最大値と最小値の差は0. 2と打錠中はほとんど偏析がなく良好であっ 。

[比較例1]
 アセトアミノフェン((株)エーピーアイ製、 末タイプを小型粉砕機で粉砕して使用。平 粒子径16μm)20g、タルク(和光純薬(株))10g、結 晶セルロース「セオラス」PH-101(旭化成ケミ ルズ製)400g、100メッシュ乳糖1570gを、容積5L V型混合機(ダルトン社製)に投入し、30分間混 合した(特許文献1、比較例1に相当。混合比率 :アセトアミノフェン/タルク/乳糖/結晶セル ース=1/0.5/78.5/20、充填率約65%)。薬物濃度の 動係数を表2に示す。本願のセルロース粉末 り混合5分、15分の時点の変動係数が高く、 合速度の点で劣った。続いて得られた混合 体を、ロータリー打錠機(菊水製作所製、LIB RA-II(商品名)、12本杵、回転盤径φ410mm)を使用 、直径8mm、12Rの杵を用いてターンテーブル 転数50rpmで重量約180mgの錠剤に成形した。打 錠開始から10分後、30分後、60分後の錠剤中の 薬物濃度の変動係数を表2に示す。変動係数 最大値と最小値の差は1.1と本願のセルロー 粉末より大きく、偏析抑制効果は劣った。

 また、アセトアミノフェン((株)エーピー イ製、粉末タイプを小型粉砕機で粉砕して 用。平均粒子径16μm)30g、タルク15gをポリエ レン袋に入れて、手動にて3分間振とうして 混合した後、その混合粉体30g、結晶セルロー ス「セオラス」PH-101(旭化成ケミカルズ製)400g 、100メッシュ乳糖1570gを、容積5LのV型混合機( ダルトン社製)に投入し、30分間混合した(特 文献1、比較例1に相当、混合比率:アセトア ノフェン/タルク/乳糖/結晶セルロース=1/0.5/7 8.5/20、充填率約65%)。混合30分後の薬物濃度の 変動係数を表5に示す。さらに30分間混合した 混合粉体を分離偏析測定装置(図2参照、幅105c m、高さ73cm、奥行き17.6cmのアクリル製のホッ ー状の円錐容器で、粉体投入部の幅は80.5cm 排出口は1cm、円錐の角度は60°)に投入し、 置の中心から、0°、7°、10°、17°、25°、27° 6箇所より混合粉体をサンプリングした。薬 物濃度の変動係数を表5に示す。分離偏析測 装置内での薬物濃度の変動係数は本発明の ルロース粉末に劣った。

[比較例2]
 市販のパルプ(木材由来の天然セルロース溶 解パルプ、平均重合度1030、セルロース一次 子の繊維平均幅は約39μm、平均厚みは約8μm) 細断したものを2kgを水に浸漬し、約70%の水 を含む状態で、カッターミル(URSCHEL LABORATOR IES,INC.製、「コミトロール」(商品名)、モデ 1700、マイクロカットヘッド/ブレード間隙:2. 029mm、インペラー回転数9000rpm)を通した後、 水を加えて約2%濃度のセルロース分散液に調 製し、高圧ホモジナイザー(MFIC Corp.製、商品 名「マイクロフルイダイザー」M-140K型、処理 圧力200MPa)で2回処理したものを、遠心力19600m/ s2で遠心分離し、上澄みを捨て、沈降物を得 。沈降物を40℃で16時間乾燥したもの約2kgと 、4N塩酸水溶液30Lを低速型攪拌機(池袋琺瑯工 業(株)製、50LGL反応器(商品名))に入れ攪拌し がら、40℃、48時間加水分解し、酸不溶解性 渣を得た。得られた酸不溶解性残渣は、洗 、ろ過、中和し、固形分濃度20重量%のセル ース分散液とし、これを噴霧乾燥(分散液供 給速度6kg/hr、入口温度180~220℃、出口温度50~70 ℃)し、特許文献2の実施例1相当のセルロース 粉末を得、さらにミクロンセパレータで75μm 上の粗大粒子を除きセルロース粉末Gを得た 。セルロース粉末Gの諸物性を表1に示す。

[比較例3]
 市販のパルプ(木材由来の天然セルロース溶 解パルプ、平均重合度1030、セルロース一次 子の繊維平均幅は約39μm、及び平均厚みは約 8μm)を細断したものを2kgを水に浸漬し約70%の 分を含む状態で、カッターミル(URSCHEL LABORA TORIES,INC.製、「コミトロール」(商品名)、モ ル1700、マイクロカットヘッド/ブレード間隙 :2.029mm、インペラー回転数9000rpm)を通した後 純水を加えて約2%濃度のセルロース分散液に 調製し、高圧ホモジナイザー(MFIC Corp.製、「 マイクロフルイダイザー」M-140K型(商品名)、 理圧力200MPa)で4回処理したものを、遠心力19 600m/s2で遠心分離し、上澄みを捨て、沈降物 得た。沈降物を40℃で16時間乾燥したもの約2 kgと、5N塩酸水溶液30Lを、低速型攪拌機(池袋 瑯工業(株)製、50LGL反応器(商品名))に入れ攪 拌しながら、40℃、20時間加水分解し、酸不 解性残渣を得た。得られた酸不溶解性残渣 、洗浄、ろ過、中和し、固形分濃度20重量% セルロース分散液とし、これを噴霧乾燥(分 液供給速度6kg/hr、入口温度180~220℃、出口温 度50~70℃)し、特許文献2の実施例4相当のセル ース粉末Hを得た。セルロース粉末Hの諸物 を表1に示す。

[比較例4]
 広葉樹を公知のパルプ化処理、漂白処理を すことにより、セルロース一次粒子の繊維 均幅は約19μm、平均厚みは約3μm、レベルオ 重合度140~220、水分5~10%、白色度92~97%、粘度5 ~40cps、S105~15%、S181~8%、銅価0.5~1.5、及びジク ロメタン抽出物0.03ppm以下のパルプを得た。 パルプ2kgと5N塩酸水溶液30Lを、低速型攪拌 (池袋琺瑯工業(株)製、商品名、50LGL反応器) 入れ攪拌しながら、40℃、20時間加水分解し 酸不溶解性残渣を得た。得られた酸不溶解 残渣は、洗浄、ろ過、中和し、固形分濃度1 5重量%のセルロース分散液とし、これを噴霧 燥(分散液供給速度6kg/hr、入口温度180~220℃ 出口温度50~70℃)し、特許文献2の実施例4相当 のセルロース粉末Iを得た。セルロース粉末I 諸物性を表1に示す。

[比較例5]
 市販DPパルプを細断し、10%塩酸中で105℃、20 分間加水分解して得られた酸不溶解残渣をろ 過、洗浄、乾燥後、気流式粉砕機(セイシン 業(株)製、シングルトラックジェットミルSTJ -200型(商品名))で粉砕し、特許文献3の実施例 試料(C)相当のセルロース粉末Jを得た。得ら れたセルロース粉末Jの諸物性値を表1に示す

[比較例6]
 市販DPパルプを細断し、10%塩酸中で105℃、20 分間加水分解して得られた酸不溶解残渣をろ 過、洗浄、乾燥後、気流式粉砕機(セイシン 業(株)製、シングルトラックジェットミルSTJ -200型(商品名))で粉砕し、特許文献3の実施例 試料(B)相当のセルロース粉末Kを得た。得ら れたセルロース粉末Kの諸物性値を表1に示す

[比較例7]
 レーヨン糸くず1kgを細断し、1.5%塩酸溶液中 で130℃、50分間加水分解して得られた酸不溶 残渣をろ過洗浄し、噴霧乾燥した後、ACMパ ペライザーで解砕後、ミクロンセパレータ で30μm以上の粗大粒子を除き、特許文献4の 施例1試料(D)相当のセルロース粉末Lを得た 得られたセルロース粉末Lの諸物性値を表1に 示す。

[比較例8]
 レーヨン糸くず1kgを細断し、1.5%塩酸溶液中 で135℃、90分間加水分解して得られた酸不溶 渣をろ過洗浄し、噴霧乾燥した後、ACMパル ライザーで解砕後、ミクロンセパレーター 30ミクロン以上の粗大粒子を除き、特許文 4の実施例1試料(E)相当のセルロース粉末Mを た。得られたセルロース粉末Mの諸物性値を 1に示す。

[比較例9]
 市販KPパルプ1kgを細断し、10%塩酸溶液中で 105℃、20分間加水分解して得られた酸不溶解 残渣をろ過洗浄し、風乾後、通常のハンマー ミルで解砕し、50メッシュの篩で粗大分を除 、特許文献5実施例3相当のセルロース粉末N 得た。得られたセルロース粉末Nの諸物性値 を表1に示す。

[比較例10]
 レーヨン糸くず1kgを細断し、1%硫酸溶液中 105℃、120分間加水分解して得られた酸不溶 渣をろ過洗浄し、風乾後、通常のハンマー ルで解砕し、50メッシュの篩で粗大分を除き 、特許文献5実施例4相当のセルロース粉末Oを 得た。得られたセルロース粉末Oの諸物性値 表1に示す。

[比較例11]
 結晶セルロース(平均重合度250)1.5kgを高速攪 拌造粒機((株)パウレック製、VG-01)に仕込み、 蒸留水900gを加え、30分間練合した。この湿顆 粒2.4kgを転動流動型コーティング装置に仕込 、蒸留水を7.8g/minの速度で340g供給しながら 気温度25℃で45分転動させ、その後さらに30 転動させた。その後給気温度を100℃に上げ 乾燥させ、乾燥後、目開き75μm篩と45μmの篩 でふるい、特許文献6の実施例3(本願に最も平 均粒子径が近いもの)相当のセルロース粉末P 得た。得られたセルロース粉末Pの諸物性値 を表1に示す。

[比較例12]
 市販SPパルプ(重合度790、レベルオフ重合度2 20)2kgを細断し、4N塩酸水溶液30L中に入れ、低 型攪拌機(池袋琺瑯工業(株)製、30LGL反応器 翼径30cm)で攪拌しながら、40℃、48時間加水 解した。得られた酸不溶解残渣はろ過、洗 、固形分濃度8%のセルロース分散液とし、こ れを噴霧乾燥(液供給速度6L/hr、入口温度180~22 0℃、出口温度50~70℃)して、特許文献7の実施 2相当のセルロース粉末Qを得た。得られた ルロース粉末Qの諸物性値を表1に示す。

[比較例13]
 パルプを市販SPパルプ(重合度870、レベルオ 重合度は220)、加水分解条件を3N塩酸水溶液 40℃、24時間とする以外は比較例12と同様に 作し、特許文献7の実施例6相当のセルロー 粉末Rを得た。得られたセルロース粉末Rの諸 物性値を表1に示す。

[比較例14]
 市販SPパルプ2kgを細断し、0.5%塩酸水溶液30L に入れ、低速型攪拌機(池袋琺瑯工業(株)製) で攪拌しながら、121℃、1時間加水分解した 得られた酸不溶解残渣を70℃で真空乾燥後、 325メッシュの篩で粗大分を除き、特公昭40-262 74実施例1相当のセルロース粉末Sを得た。得 れたセルロース粉末Sの諸物性値を表1に示す 。

[比較例15]
 セルロース粉末Sを38μm篩で分級し、セルロ ス粉末Tを得た。得られたセルロース粉末S 諸物性値を表1に示す。

[比較例16~29]
 セルロース粉末Aをセルロース粉末G~Tのいず れかとする以外は、実施例7と同様に操作し 。結果を表2に示す。混合時の薬物濃度の変 係数及び、打錠開始から10分後、30分後、60 後の錠剤中の薬物濃度の変動係数を表2に示 す。いずれのセルロース粉末も混合30分後で 物濃度の変動係数が2%以下となることはな 、本願のセルロース粉末に劣った。また、 ルロース粉末K、L、M、Oのいずれかを用いて3 0分間混合した混合粉体を分離偏析測定装置( 2参照、幅105cm、高さ73cm、奥行き17.6cmのアク リル製のホッパー状の円錐容器で、粉体投入 部の幅は80.5cm、排出口は1cm、円錐の角度は60 )に投入し、装置の中心から、0°、7°、10°、 17°、25°、27°の6箇所より混合粉体をサンプ ングした。薬物濃度の変動係数を表5に示す いずれも円錐容器内での薬物濃度の変動係 が高く、本願のセルロース粉末を使用した 施例7より劣った。

[比較例30~37]
 セルロース粉末Bをタルク又はセルロース粉 末G、J、M、N、P、Q、Sのいずれかとする以外 、実施例13と同様に操作した。結果を表3に す。いずれのセルロース粉末も混合30分後で 薬物濃度の変動係数が2%以下となることはな 、本願のセルロース粉末に劣った。

[比較例38~45]
 セルロース粉末Bをタルク又はセルロース粉 末G、J、M、N、P、Q、Sのいずれかとする以外 、実施例14と同様に操作した。結果を表3に す。いずれのセルロース粉末も混合30分後に 薬物濃度の変動係数が2%以下となることはな 、本願のセルロース粉末に劣った。




 
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