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Patent Searching and Data


Title:
CHARACTER INPUT DEVICE, PROGRAM, RECORDING MEDIUM AND METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/126158
Kind Code:
A1
Abstract:
A character input device for inputting a plurality of characters assigns a representative character of the character string in which the characters are separated by a set of a predetermined number of characters to a plurality of buttons. If one of the buttons to which the representative character is assigned is depressed and accepted, the character input device selects the representative character. If the depressed button or one of one or more buttons adjacent to the depressed button is depressed without any acceptance operation after the depression of the button to which the representative character is assigned, the character input device selects other characters belonging to the same set except the representative character. All characters can be selected in two button-operations.

Inventors:
ISHIDA MIYUKI (JP)
WATANABE TAKAYUKI (JP)
FUKUNAGA NAONORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/054154
Publication Date:
October 23, 2008
Filing Date:
March 05, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
ISHIDA MIYUKI (JP)
WATANABE TAKAYUKI (JP)
FUKUNAGA NAONORI (JP)
International Classes:
G06F3/023; H03M11/04; H03M11/08; H04M1/00
Foreign References:
JPS63278114A1988-11-15
Attorney, Agent or Firm:
TAKEUCHI, Susumu (Atago Mark Building25-47, Nishi-Shinbashi 3-chom, Minato-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 複数の文字を入力する文字入力装置に於いて、
 前記複数の文字が所定の文字数の集合に区切られた文字列の内の代表文字が割り当てられた複数のボタンと、
 前記代表文字が割り当てられた前記複数のボタンの内の一つが押下され且つ確定操作が行われた場合、前記代表文字を選択する代表文字選択部と、
 前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された後、確定操作が行われずに、前記押下されたボタン又は前記押下されたボタンに隣接する1又は複数のボタンの内の一つが押下された場合、前記代表文字以外の同一集合に属する他の文字を選択する非代表文字選択部と、
を有することを特徴とする文字入力装置。
 前記非代表文字選択部は、前記代表文字以外の同一集合に属する他の文字を、前記代表文字が割り当てられたボタンを起点として、所定の順序に従って隣接するボタンに割り当てたことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
 前記文字入力装置は画面を有し、前記非代表文字選択部は、前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された場合、前記画面に、同一集合の文字列に属する複数のボタンと前記割り当てられた文字を表示して、前記所定の順序を視認可能とすることを特徴とする請求項2記載の文字入力装置。
 前記所定の順序が、時計回りであることを特徴とする請求項2又は3記載の文字入力装置。
 前記所定の順序が、反時計回りであることを特徴とする請求項2又は3記載の文字入力装置。
 前記所定の順序が、縦、横、斜めのいずれかを組合せた順序であることを特徴とする請求項2又は3記載の文字入力装置。
 前記文字入力装置は前記複数のボタンに表示部を有し、前記非代表文字選択部は、前記代表文字が割り当てられたボタンが押下され場合、同一集合の文字列に属する複数のボタンの表示部を動作して、操作対象とするボタンを視認可能とすることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
 複数の文字が所定の文字数の集合に区切られた文字列の内の代表文字が割り当てられた複数のボタンを有する文字入力装置のコンピュータに、
 前記代表文字が割り当てられた前記複数のボタンの内の一つが押下され且つ確定操作が行われた場合、前記代表文字を選択する代表文字選択部と、
 前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された後、確定操作が行われずに、前記押下されたボタン又は前記押下されたボタンに隣接する1又は複数のボタンの内の一つが押下された場合、前記代表文字以外の同一集合に属する他の文字を選択する非代表文字選択部と、
を実行させるためのプログラム。
 前記非代表文字選択部は、前記代表文字以外の同一集合に属する他の文字を、前記代表文字が割り当てられたボタンを起点として、所定の順序に従って隣接するボタンに割り当てたことを特徴とする請求項8記載のプログラム。
 前記非代表文字選択部は、前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された場合、画面に、同一集合の文字列に属する複数のボタンと前記割り当てられた文字を表示して、前記所定の順序を視認可能とすることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
 前記所定の順序が、時計回りであることを特徴とする請求項9又は10記載の文字入力プログラム。
 前記所定の順序が、反時計回りであることを特徴とする請求項9又は10記載の文字入力プログラム。
 前記所定の順序が、縦、横、斜めのいずれかを組合せた順序であることを特徴とする請求項9又は109記載の文字入力プログラム。
 前記文字入力プログラムは前記複数のボタンに表示部を有し、前記非代表文字選択部は、前記代表文字が割り当てられたボタンが押下され場合、同一集合の文字列に属する複数のボタンの表示部を動作して、操作対象とするボタンを視認可能とすることを特徴とする請求項8記載の文字入力プログラム。
 複数の文字が所定の文字数の集合に区切られた文字列の内の代表文字が割り当てられた複数のボタンを有する文字入力装置のコンピュータに、
 前記代表文字が割り当てられた前記複数のボタンの内の一つが押下され且つ確定操作が行われた場合、前記代表文字を選択する代表文字選択部と、
 前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された後、確定操作が行われずに、前記押下されたボタン又は前記押下されたボタンに隣接する1又は複数のボタンの内の一つが押下された場合、前記代表文字以外の同一集合に属する他の文字を選択する非代表文字選択部と、
を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読な記録媒体。
 複数の文字が所定の文字数の集合に区切られた文字列の内の代表文字が割り当てられた複数のボタンを有する装置の文字入力方法に於いて、
 前記代表文字が割り当てられた前記複数のボタンの内の一つが押下され且つ確定操作が行われた場合、前記代表文字を選択する代表文字選択ステップと、
 前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された後、確定操作が行われずに、前記押下されたボタン又は前記押下されたボタンに隣接する1又は複数のボタンの内の一つが押下された場合、前記選択された代表文字と同一集合の文字列のうち代表文字以外の文字を選択する非代表文字選択ステップと、
を備えたことを特徴とする文字入力方法。
 前記非代表文字選択ステップは、前記代表文字以外の同一集合に属する他の文字を、前記代表文字が割り当てられたボタンを起点として、所定の順序に従って隣接するボタンに割り当てたことを特徴とする請求項16記載の文字入力方法。
 前記非代表文字選択ステップは、前記代表文字が割り当てられたボタンが押下された場合、画面に、同一集合の文字列に属する複数のボタンと前記割り当てられた文字を表示して、前記所定の順序を視認可能とすることを特徴とする請求項17記載の文字入力方法。
 前記所定の順序が、時計回り、反時計回り、或いは縦、横、斜めのいずれかを組合せた順序であることを特徴とする請求項17又は18記載の文字入力方法。
 前記文字入力方法は前記複数のボタンに表示ステップを有し、前記非代表文字選択ステップは、前記代表文字が割り当てられたボタンが押下され場合、同一集合の文字列に属する複数のボタンの表示ステップを動作して、操作対象とするボタンを視認可能とすることを特徴とする請求項8記載の文字入力方法。
Description:
文字入力装置、プログラム、記 媒体及び方法

 本発明は、文字数より少ない数のボタンを 作して文字を入力する文字入力装置、プロ ラム、記録媒体及び方法に関し、特に、1文 字をパターン化したボタン操作で入力する文 字入力装置、プログラム、記録媒体及び方法 に関する。

 従来、携帯電話などの文字表示機能を有 る機器の文字入力は、例えばひらがな入力 例にとると、「あかさたなはまやらわ」の 行ごとに1つの操作ボタンを割当て、同じ行 に属する文字は、ボタンの操作回数で選択す るようにしている。

 この点は、「A~Z」のアルファベット26文字 ついても同様であり、アルファベットを3文 単位と4文字単位に1つの操作ボタンに割当 、同じ集合に属する文字は、ボタンの操作 数で選択するようにしている。

特開2001-242990号公報

特開2002-297291号公報

特開2001-325063号公報

特開2004-227535号公報

特開2001-265506号公報

 しかしながら、このような従来の文字入 装置にあっては、1つのボタンに割り当てた 文字数が多くなると、文字を選択するための ボタンの操作回数が増加し、文字の入力に手 間と時間がかかる問題がある。

 特に、ひらがな入力やカタカナ入力にあ ては、1つのボタンに5文字が割り当てられ いるため、最後の文字を選択するためには5 ボタンを操作しなければならず、入力する 字が各操作ボタンの後半の順番に割り当て 文字が続いたような場合には、文字入力に なりの時間と手間がかかる。

 また同じボタンの操作回数で文字を選択 ることから、操作回数を押しすぎて1文字先 に行ってしまうことが多々あり、このように 入力文字を押し間違えた場合には、最初から 入力操作を繰り替えさなければならないとい う煩雑さがある。

 本発明は、全文字につき、少ないボタンの 作回数で文字を選択して簡単に入力可能と る文字入力装置、プログラム、記録媒体及 方法を提供することを目的とする。

(装置)
 本発明は文字入力装置を提供する。本発明 、複数の文字を入力する文字入力装置に於 て、
 複数の文字が所定の文字数の集合に区切ら た文字列の内の代表文字が割り当てられた 数のボタンと、
 代表文字が割り当てられた複数のボタンの の一つが押下され且つ確定操作が行われた 合、代表文字を選択する代表文字選択部と
 代表文字が割り当てられたボタンが押下さ た後、確定操作が行われずに、押下された タン又は押下されたボタンに隣接する1又は 複数のボタンの内の一つが押下された場合、 代表文字以外の同一集合に属する他の文字を 選択する非代表文字選択部と、
を有することを特徴とする。

 ここで、非代表文字選択部は、代表文字 外の同一集合に属する他の文字を、代表文 が割り当てられたボタンを起点として、所 の順序に従って隣接するボタンに割り当て 。

 非代表文字選択部は、代表文字が割り当 られたボタンが押下された場合、画面に、 一集合の文字列に属する複数のボタンと割 当てられた文字を表示して、所定の順序を 認可能とする。

 この所定の順序は、時計回り、反時計回 、或いは、縦、横、斜めのいずれかを組合 た順序である。

 文字入力装置は複数のボタンに表示部を し、非代表文字選択部は、代表文字が割り てられたボタンが押下され場合、同一集合 文字列に属する複数のボタンの表示部を動 して、操作対象とするボタンを視認可能と る。

(プログラム)
 本発明は文字入力プログラムを提供する。 発明は、複数の文字が所定の文字数の集合 区切られた文字列の内の代表文字が割り当 られた複数のボタンを有する文字入力装置 コンピュータに、
 代表文字が割り当てられた複数のボタンの の一つが押下され且つ確定操作が行われた 合、代表文字を選択する代表文字選択部と
 代表文字が割り当てられたボタンが押下さ た後、確定操作が行われずに、押下された タン又は押下されたボタンに隣接する1又は 複数のボタンの内の一つが押下された場合、 代表文字以外の同一集合に属する他の文字を 選択する非代表文字選択部と、
を実行させる。

(記録媒体)
 本発明は文字入力プログラムを格納したコ ピュータ可読な記録媒体を提供する。本発 は、複数の文字が所定の文字数の集合に区 られた文字列の内の代表文字が割り当てら た複数のボタンを有する文字入力装置のコ ピュータに、
 代表文字が割り当てられた複数のボタンの の一つが押下され且つ確定操作が行われた 合、代表文字を選択する代表文字選択部と
 代表文字が割り当てられたボタンが押下さ た後、確定操作が行われずに、押下された タン又は押下されたボタンに隣接する1又は 複数のボタンの内の一つが押下された場合、 代表文字以外の同一集合に属する他の文字を 選択する非代表文字選択部と、
を実行させるためのプログラムを格納したこ とを特徴とする。

(方法)
 本発明は文字入力方法を提供する。本発明 、複数の文字が所定の文字数の集合に区切 れた文字列の内の代表文字が割り当てられ 複数のボタンを有する装置の文字入力方法 於いて、
 代表文字が割り当てられた前記複数のボタ の内の一つが押下され且つ確定操作が行わ た場合、代表文字を選択する代表文字選択 テップと、
 代表文字が割り当てられたボタンが押下さ た後、確定操作が行われずに、押下された タン又は押下されたボタンに隣接する1又は 複数のボタンの内の一つが押下された場合、 代表文字以外の同一集合に属する他の文字を 選択する非代表文字選択ステップと、
を備えたことを特徴とする。

 本発明によれば、代表文字を割り当てた タンを起点に周囲の隣接するボタンを文字 合の操作対象とし、ひらがな入力、カタカ 入力及び英文字入力のいずれについても、 文字につき、1文字を2回のボタン操作、所 2パターン操作で選択して入力することがで 、文字入力の際のボタンの操作回数を低減 、文字入力を簡単且つ迅速に行なうことが きる。

 また1文字の入力は全て2回のボタン操作 あることから、文字入力にリズムをとるこ ができ、入力し易さと同時に入力ミスも低 できる。また文字入力を誤った場合でも、2 のボタン操作で済むことから、簡単且つ容 に文字入力をやりなおすことができる。

 また最初に代表文字を割り当てたボタンを 作すると、例えばひらがな入力であれば、 表文字を割り当てたボタンとそれに隣接し 3つを含む合計4つのボタンが画面表示ある はボタン照明で表示され、操作するボタン 順序が明示されることで、不慣れな状態で っても、簡単且つ確実に文字を入力するこ ができる。

本発明の文字入力を携帯電話に適用し 実施形態の説明図 本実施形態による文字入力処理の機能 成を示したブロック図 携帯電話に設けたコンピュータのハー ウェア環境のブロック図 本実施形態で使用するひらがな選択規 の説明図 図4に続くひらがな選択規則の説明図 本実施形態における文字集合ひらがな 択規則の原理を示した説明図 あ行の文字集合における文字選択のボ ン操作を示した説明図 濁点入力、半濁点入力及び子音入力の タン操作を示した説明図 あ行の文字集合における操作ボタンを した説明図 あ行の文字集合における時計周り順序 による各文字の入力ボタン操作を示した説明 図 あ行の文字集合における反時計周り順 序による各文字の入力ボタン操作を示した説 明図 あ行の文字集合における縦、横、斜め の順序による各文字の入力ボタン操作を示し た説明図 か行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 か行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 さ行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 さ行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 た行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 た行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 な行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 な行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 は行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 は行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 ま行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 ま行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 や行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 や行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 ら行の文字集合における操作ボタンを 示した説明図 ら行の文字集合における各文字の入力 ボタン操作を示した説明図 「わをん」の文字集合における操作ボ タンを示した説明図 「わをん」の文字集合における各文字 の入力ボタン操作を示した説明図 濁点と半濁点の文字集合における操作 ボタンを示した説明図 濁点と半濁点の文字集合における各文 字の入力ボタン操作を示した説明図 本実施形態で使用する英文字選択規則 の説明図 ABCの文字集合における操作ボタンを示 した説明図 本実施形態における文字集合英文字選 択規則の原理を示した説明図 ABCの文字集合における文字選択のボタ ン操作を示した説明図 ABCの文字集合における操作ボタンと各 文字の入力ボタン操作を示した説明図 DEFの文字集合における操作ボタンと各 文字の入力ボタン操作を示した説明図 GHIの文字集合における操作ボタンと各 文字の入力ボタン操作を示した説明図 JKLの文字集合における操作ボタンと各 文字の入力ボタン操作を示した説明図 MNOの文字集合における操作ボタンと各 文字の入力ボタン操作を示した説明図 PQRSの文字集合における操作ボタンを した説明図 PQRSの文字集合における各文字の入力 タン操作を示した説明図 TUVの文字集合における操作ボタンと各 文字の入力ボタン操作を示した説明図 WXYZの文字集合における操作ボタンを した説明図 WXYZの文字集合における各文字の入力 タン操作を示した説明図 本実施形態における文字入力処理を示 したフローチャート 図47のステップS2におけるひらがな入 処理の詳細を示したフローチャート 図48のステップS5における非代表文字 択処理の詳細を示したフローチャート 図47のステップS4における英文字入力 理の詳細を示したフローチャート 図50のステップS5における非代表文字 択処理の詳細を示したフローチャート

 図1は本発明の文字入力を携帯電話に適用 した実施形態の説明図である。図1において 携帯電話10は、本体側の操作部12と、操作部1 2に対し例えば開閉自在な表示部14で構成され ている。

 操作部12には4行3列に12個のボタン(または キー)16~38が配置されている。ボタン16~38は、 らがな入力(カタカナ入力を含む)、英文字 力及び数字入力に使用され、ひらがな入力 英文字入力については各キーに割り当てら た複数文字のうちの代表文字が表示され、 字入力については割り当てた数字が表示さ ている。

 具体的には、ひらがな入力については、 行から、ら行までの9つの5文字で構成され 文字集合につき、先頭の代表文字「あ」、 か」、「さ」、「た」、「な」、「は、ま 、「や」、「ら」をボタン16~32のそれぞれに 表示し、残りの「わ、を、ん」についてはボ タン36に表示している。また子音記号につい はボタン34に表示し、濁点及び半濁点につ てはボタン38に表示している。

 英文字入力のためのアルファベット26文 については、ボタン18~32の8つに3文字または4 文字の文字集合に分けた際の代表文字を表示 している。なお、ボタン16は英文字の「.」で ある。

 このような文字入力に使用するボタン16~3 8の上側には、ひらがな・カタカナ切替ボタ 15と、ひらがな・英数字切替ボタン25を設け いる。更に、その上には決定ボタン44を配 し、その周囲4方向に矢印ボタン46,48,50,52を 置している。更にその上部には電源オンボ ン40と電源オフボタン42を設けている。

 携帯電話10の表示部14には、操作部12のボ ン16~38を使用して入力した入力文字表示54と して例えば「あ、い、う、え、お」が表示さ れている。

 また表示部14には、本実施形態にあって 、文字入力のために代表文字のボタンを押 た際に、その代表文字を含む文字集合の操 に必要なボタンの配置と、各ボタンに割り てられた文字を、操作順序表示56として表示 するようにしている。図1の操作順序表示56は 、操作部12のボタン16を最初に押したときの 示を例に取っている。

 例えば、ひらがな入力を選択している状 でボタン16を操作すると、例えばボタン16を 押下すると、操作順序表示56に代表文字「あ を表示しているボタン16を起点に、その周 に隣接して配置した3つのボタン18,22,24を含 4つのボタンが表示され、それぞれのボタン 操作順序に対応した文字が表示される。

 図2は本実施形態による文字入力処理の機 能構成を示したブロック図である。図2にお て、文字処理部60に対しては操作部12と表示 14が設けられ、更に文字処理部60で入力した 文字を使用するアプリケーション処理部70が けられる。アプリケーション処理部70は、 1の携帯電話10の場合にはメール処理機能で る。

 文字処理部60には、代表文字選択部62、非 代表文字選択部64、文字選択規則データベー 66及び確定文字ファイル68が設けられる。

 代表文字選択部62は、図1の操作部12のボ ン16~38に示したように、ひらがな入力及び英 文字入力における代表文字が割り当てられた ボタン16~38のうちの1つが押下され、所定の確 定操作が行われた場合、その代表文字を入力 文字として選択する。

 ここで文字入力の確定操作は、例えば図1 の操作部12に設けている矢印ボタン46~52のい れか1つ、例えば矢印ボタン50が確定ボタン して使用して行なう。なお、以下の説明で 、矢印ボタン50を確定ボタン50とする。

 非代表文字選択部64は、代表文字が割り てられたボタンが押下された後、確定操作 行われずに、押下されたボタンまたは押下 れたボタンに隣接する1または複数のボタン うちの1つが押し下げされた場合、代表文字 と同一文字集合の文字列のうちの代表文字以 外の文字を選択する。

 このような代表文字選択部62及び非代表 字選択部64による操作部12からのボタン操作 基づく代表文字及び非代表文字の選択は、 字選択規則データベース66の文字選択規則 参照して決定する。

 代表文字選択部62及び非代表文字選択部64 でボタン操作から選択した入力文字は、確定 文字ファイル68に格納され、表示部14に表示 れると同時に、アプリケーション処理部70に 出力される。もちろん表示部14には、文字処 部60における文字入力及び選択と確定にお る全ての文字入力状態の表示、及び図1に示 た操作順序表示56が行われる。

 図3は本実施形態の文字入力プログラムが 実行される携帯電話に設けたコンピュータの ハードウェア環境のブロック図である。図3 おいて、携帯電話に設けたコンピュータは CPU72を備え、CPU72のバス74に対し、RAM76、ROM78 表示部14、操作部12及び無線通信モジュール 80を接続している。

 ROM78には、OS及びOSの1つとして本実施形態 の文字入力プログラムが格納されており、コ ンピュータを起動すると、ブートアップ処理 後にROM78から本実施形態の文字入力プログラ を含むOSがRAM76に読出し配置され、CPU72によ 実行される。

 OSが展開されると、続いてROM78からアプリ ケーションプログラム例えばメール処理プロ グラムなどがRAM76に読出し配置され、CPU72に り実行される。

 図4及び図5は本実施形態で使用されるひ がな選択規則80-1,80-2を示した説明図であり 図2の文字選択規則データベース66に格納さ ている。本実施形態の文字入力は、ひらが 、英文字のすべてについて1文字の入力を2回 のボタン操作で行う。

 このため、図4及び図5のひらがな選択規 80-1,80-2にあっては、第1操作ボタンと第2操作 ボタンに対応して選択文字が定義されている 。第1操作ボタンは、図1の操作部12に示した タン16~32,36に表示されたひらがな入力におけ る、あ行から、わ行までのそれぞれの代表文 字「あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、 わ」を設定している。

 第2操作ボタンは第1操作ボタンに続いて 作するボタンを設定している。第2操作ボタ は、第1操作ボタンとその周囲に隣接する3 のボタンを含む4つのボタンで構成されてい 。

 例えば、あ行の「あ、い、う、え、お」 5文字の入力については、第1操作ボタンは 表文字「あ」が表示された図1のボタン16で り、第2操作ボタンは確定ボタンである矢印 タン50、代表文字「あ」が表示されたボタ 16、代表文字「か」が表示されたボタン18、 表文字「な」が表示されたボタン24、及び 表文字「た」が表示されたボタン22である。

 このようなひらがな入力における各行の 字集合を対象とした文字集合ひらがな選択 則80-,80-2は、図6の原理説明図に基づいてい 。

 図6の文字集合ひらがな選択規則82にあっ は、第1操作と第2操作の2回のボタン操作に り選択文字を確定する規則を定義している

 ここで、ひらがなの文字集合における5つの 選択文字を、代表文字、第2文字、第3文字、 4文字、第5文字とすると、それぞれ次のよ な第1操作と第2操作で選択することができる 。
代表文字=代表文字ボタン+確定ボタン
第2文字=代表文字ボタン+代表文字ボタン
第3文字=代表文字ボタン+第1隣接ボタン
第4文字=代表文字ボタン+第2隣接ボタン
第5文字=代表文字ボタン+第3隣接ボタン

 これを、あ行の5文字「あ、い、う、え、お 」について示すと、図7の文字選択のボタン 作に示すように、次のようになる。
「あ」=代表文字ボタン16+確定ボタン50
「い」=代表文字ボタン16+代表文字ボタン16
「う」=代表文字ボタン16+第1隣接ボタン18
「え」=代表文字ボタン16+第2隣接ボタン24
「お」=代表文字ボタン16+第3隣接ボタン22

 図4及び図5のひらがな選択規則80-1,80-2は 図7の、あ行から、わ行までのひらがな入力 字につき、第1操作ボタンと第2操作ボタン 2回のボタン操作ですべて選択できるように 則を定めている。

 図8はひらがな入力における濁点入力、半 濁点入力及び子音入力のボタン操作を示した 説明図である。図8(A)は濁点入力であり、例 ば「ば」を入力する場合には、ボタン26の操 作により代表文字である「は」を選択にした 後にボタン38を操作することで、「ば」を確 できる。

 図8(B)は半濁点入力であり、例えば「ぱ」 の場合には、ボタン26の操作で代表文字「は を選択した後、ボタン38を2回押して半濁点 選択することで、「ぱ」を確定できる。

 図8(C)は子音入力であり、例えば「っ」の 子音入力については、ボタン22とボタン24を 作して「つ」を選択した後、ボタン34を押す ことで、子音に変換することができる。

 なお、図4及び図5のひらがな選択規則80-1,80- 2にあっては、第1操作ボタン及び第2操作ボタ ンとして、ボタンの表示文字を示しているが 、実際には、各ボタンの操作で出力されるコ ード信号を設定している。

 次に図4及び図5に示したひらがな選択規則80 -1,80-2に従った本実施形態におけるひらがな 力を、あ行から、わ行について、詳細に説 すると次のようになる。

 図9は、あ行の文字集合における操作ボタ ンを示した説明図である。図9において、あ の5文字の入力には、代表文字「あ」を表示 たボタン16の周囲に隣接する3つのボタン18,2 4,22を含めた4つのボタンを操作する。

 本実施形態において、図6の文字集合ひらが な選択規則の原理説明図に示したように、代 表文字及び第2文字については代表文字を表 しているボタンの操作を行うが、第3文字、 4文字、第5文字の3文字については代表文字 表示したボタンに隣接する3つのボタンを順 番に操作する。この隣接する3つのボタンの 番操作については次の3つの順序が設定され 。
(1)時計回りの順序
(2)反時計回りの順序
(3)縦・横・斜めの順序

 図10は、あ行の文字集合における時計回 の順序による各文字の入力ボタン操作を示 た説明図である。図10において、あ行の文字 集合の入力にはボタン16,18,22,24の4つが使用さ れる。ここでP11~P52はボタンの押下を示して る。

 代表文字「あ」については、代表文字「 」を表示しているボタン16の押下P11に続い 、図9の確定ボタン50を押下して選択する。 2文字である「い」については、代表文字ボ ン16の押下P21,P22に示すように2回操作する。

 残りの第3文字、第4文字、第5文字である う、え、お」については、時計回りの順序 操作する。即ち第3文字「う」については、 代表文字ボタン16の押下P31に続いて、隣接す ボタン18の押下P32の2回操作とする。次の第4 文字「え」については、代表文字16の押下P41 続いて、斜め方向に隣接するボタン24の押 P42の2回操作とする。更に第5文字「お」につ いては、代表文字16の押下P51を行った後、下 に隣接するボタン22の押下P52を行って選択 る。

 図11は、あ行の文字集合における反時計 りの順序による各文字の入力ボタン操作を している。図11にあっては、代表文字「あ」 、第2文字「い」については図10の場合と同様 、代表文字ボタン16と確定ボタンの2回操作、 及び代表文字16の2回操作で選択するが、残り の3文字「う、え、お」については、反時計 りとなるボタン22,24,18の順番に、代表文字16 1回目の操作に対し2回目の操作を行って文 を選択している。

 図12は、あ行の文字集合における縦・横 斜めの順序による各文字の入力ボタン操作 示した説明図である。図12において、代表文 字「あ」及び第2文字「い」については図10と 同じであるが、残り3文字「う、え、お」に いては、2回目の操作を横方向のボタン18、 方向のボタン22及び斜め方向のボタン24の順 に操作するようにしている。

 このような図10~図12に示した隣接するボ ンの操作順序は、全ての代表文字を付され ボタンについて同じ順序を採用してもよい 、代表文字を起点に隣接する文字が配置さ る位置が異なることから、その4つの文字の 置状態により適切な操作順序を予め設定す 。

 本実施形態にあっては、例えば図1の4行3 のボタン16~38につき、1列目と2列目の代表文 字については図10の時計回りの順序を選択し 3列目については図11の反時計回りの順序を 定するようにしている。

 ここで図1の実施形態にあっては、操作部 12におけるボタン16~38のいずれかを最初に操 すると、そのボタンに表示された代表文字 含む文字集合の入力に必要な操作順序表示56 を表示部14に行うようにしているが、このよ な操作順序表示のための他の実施形態とし 、操作部12に設けているボタンそのものに 内蔵したLEDなどの点灯による表示機能を備 ている場合には、例えば図9の、あ行の文字 合の入力の際のボタン16,18,22,24に示すよう 、ボタンに設けているLEDなどの表示灯を点 し、あ行の入力に使用するボタンがどれで るかを明示する。

 図13は、か行の文字集合における操作ボ ンを示した説明図であり、代表文字「か」 表示されたボタン18を起点に、隣接するボタ ン20,24,26の4つが使用され、例えばボタン18,20, 24,26に内蔵している表示灯が点灯し、か行の 字集合の入力に必要なボタンを明示してい 。

 図14は、か行の文字集合における各文字の 力ボタン操作を示しており、ボタン18,20,24,26 に示すP11~P52は押下の順番を示し、次のよう なる。
「か」=P11+確定ボタン50
「き」=P21+P22
「く」=P31+P32
「け」=P41+P42
「こ」=P51+P52
 このような、か行の文字集合における「く け、こ」の順番は時計回りの順番である。

 図15は、さ行の文字集合における各文字 入力ボタン操作を示した説明図であり、代 文字「さ」が表示されたボタン20を起点に、 その周囲の隣接するボタン18,24,26の4つが使用 される。

 図16は、さ行の文字集合における各文字の 力ボタン操作を示しており、操作順序は反 計回りの順番であり、押下P11~P52で表すと次 ようになる。
「さ」=P11+確定ボタン50
「し」=P21+P22
「す」=P31+P32
「せ」=P41+P42
「そ」=P51+P52

 図17は、た行の文字集合における操作ボ ンを示した説明図であり、代表文字「た」 表示したボタン22を起点に、隣接するボタン 24,30,28が使用される。

 図18は、た行の文字集合における各文字の 力ボタン操作を示した説明図であり、時計 りの順序が設定されており、押し下げP11~P52 表すと次のようになる。
「た」=P11+確定ボタン50
「ち」=P21+P22
「つ」=P31+P32
「て」=P41+P42
「と」=P51+P52

 以下同様にして、図19及び図20は、な行の 文字集合における操作ボタンと各文字の入力 ボタン操作を示し、図21及び図22は、は行の 字集合における操作ボタンと各文字の入力 タン操作を示し、図23及び図24は、ま行の文 集合における操作ボタンと各文字の入力ボ ン操作を示し、図25及び図26は、や行の文字 集合における操作ボタンと各文字の入力ボタ ン操作を示し、図27及び図28は、ら行の文字 合における操作ボタンと各文字の入力ボタ 操作を示している。

 更に図29は「わ、を、ん」の文字集合に ける操作ボタンを示しており、この場合に ボタン36と38の2つが使用される。

 図30は「わ、を、ん」の文字集合におけ 各文字の入力ボタン操作であり、この文字 合には3文字しかないことから、ボタン36,38 2つを使用して、押下P11~P32に示すように、2 のボタン操作で文字「わ」「を」「ん」を 択して確定している。もちろん代表文字「 」については、押し下げP11に続いて確定ボ ン50を操作する。

 図31と図32は濁点と半濁点の文字集合にお ける操作ボタンと各文字の入力ボタン操作を 示している。即ち図32に示すように、濁点は 下P11の1回の操作であり、半濁点については 押下P21,P22の2回操作となる。そして濁点及び 濁点の文字への付加は図8(A)(B)に示したよう になる。

 図33は本実施形態で使用する英文字選択 則の説明図である。図33において、英文字選 択規則84は図2の文字選択規則データベース66 格納されており、英文字入力についても2回 のボタン操作で文字を選択して確定する。

 英文字選択規則84にあっては、第1操作ボ ンとしてアルファベット26文字を3文字また 4文字の文字集合に分けて、その代表文字を 表示したボタンを設定している。この第1操 ボタンとしては代表文字「A,D,G,J,M,P,T,W」の8 のボタンが対象となる。

 次の第2操作ボタンは、第1操作ボタンに いて文字選択のために操作するボタンであ 、確定ボタン、第1操作ボタンと同じ代表文 が表示されたボタン、及び隣接するボタン 使用される。

 本実施形態の英文字選択規則84にあって 、文字群を「ABC」、「DEF」、「GHI」、「JKL 、「MNO」、「PQRS」、「TUV」及び「WXYZ」に分 けている。

 ここで文字「ABC」の集合を例にとると、 34に示すように、代表文字「A」が表示され ボタン18と、これに隣接するボタン20の2つ 使用される。

 図35は本実施形態における文字集合英文 選択規則の原理を示した説明図である。図35 にあっては、3文字または4文字に分けられた 字集合英文字における選択規則86として、 1操作と第2操作の2つのボタン操作により選 文字を確定することができる。

 即ち次のような2回のボタン操作を行う。
代表文字=代表文字ボタン+確定ボタン
第2文字=代表文字ボタン+代表文字ボタン
第3文字=代表文字ボタン+第1隣接ボタン
第4文字=代表文字ボタン+第2隣接ボタン
 なお、もちろん第4文字については図33の代 文字「P」と「W」の文字集合についてのみ 用される。

 図36はABCの文字集合における文字選択のボ ン操作を示した説明図であり、次のように る。
「A」=代表文字ボタン18+確定ボタン50
「B」=代表文字ボタン18+代表文字ボタン18
「C」=代表文字ボタン18+第1隣接ボタン20

 更に図33の第1操作ボタンの代表文字「P」 及び代表文字「W」の4文字の文字集合につい は、隣接ボタンを2つ操作することから、隣 接ボタンの操作順序として、ひらがな文字入 力について説明した図11~図12の時計回り順序 反時計回り順序、縦・横・斜め順序のいず かを予め設定しておくことになる。

 また、図33の英文字選択規則84にあっては 、第1操作ボタン及び第2操作ボタンとして、 タンの表示文字を示しているが、実際には 各ボタンの操作で出力されるコード信号を 定している。

 図37はABCの文字集合における操作ボタンの 文字の入力ボタン操作を示している。図37(A) はABCの文字集合における操作ボタンであり、 代表文字ボタン18と隣接するボタン20の2つが 用される。図37(B)は入力ボタン操作であり 押下P11~P32に示すように、次の操作を行う。
「A」=P11+確定ボタン50
「B」=P21+P22
「C」=P31+P32

 同様にして、図38はDEFの文字集合におけ 操作ボタンと各文字の入力ボタン操作を示 、図39はGHIの文字集合における操作ボタンと 各文字の入力ボタン操作を示し、図40は文字 合JKLの文字集合における操作ボタンと各文 の入力ボタン操作を示し、更に図41はMNOの 字集合における操作ボタンと各文字の入力 タン操作を示している。

 図42と図43はPQRSの文字集合における操作 タンと各文字の入力ボタン操作を示してい 。この場合には文字集合に4文字が含まれる とから、図42に示すように、代表文字「P」 表示した代表文字ボタン28と、その周囲に 接するボタン30,34を使用する。

 このPQRSの4文字の入力ボタン操作は、図43の 押下P11~P42で示すと次のようになる。
「P」=P11+確定ボタン50
「Q」=P21+P22
「R」=P31+P32
「S」=P41+P42

 図44はTUVの文字集合における操作ボタン 各文字の入力ボタン操作を示しており、図36 ~図41の3文字の文字集合の場合と基本的に同 である。

 図45と図46はXYZの文字集合における操作ボ タンと各文字の入力ボタン操作を示しており 、第2文字及び第3文字の選択は反時計回りの 序としている。この場合、図45に示すよう 、代表文字「W」を表示したボタン32を起点 、その周囲のボタン30,38の3つが操作対象と る。

 また各文字の入力ボタン操作は、図46の押 P11~P42で表すと次のようになる。
「W」=P11+確定ボタン50
「X」=P21+P22
「Y」=P31+P32
「Z」=P41+P42

 図47は本実施形態における文字入力処理 示したフローチャートであり、この内容が 実施形態における文字入力プログラムを表 ている。

 図47において、本実施形態の文字入力処 は、ステップS1でデフォルト設定としてひら がな入力モードを設定しており、まずステッ プS2のひらがな入力処理を実行する。

 この状態で、ステップS3で英文字入力モ ドへの切替えを判別すると、ステップS4の英 文字入力処理となる。またステップS5で数字 力モードの切替えがあれば、ステップS6の 字入力処理となる。このようなひらがな、 文字または数字入力を、ステップS7で終了指 示があるまで繰り返す。なおステップS2のひ がな入力処理にはカタカナ入力処理も含ん いる。

 図48は図47のステップS2におけるひらがな 力処理(カタカナ入力処理を含む)の詳細を したフローチャートである。図48において、 ひらがな入力処理は、ステップS1でボタン操 の有無をチェックしており、ボタン操作を 別すると、ステップS2で操作ボタンに対応 た代表文字を選択する。

 続いてステップS3で文字確定操作の有無 チェックしており、文字確定操作があれば テップS6に進み、代表文字を確定する。一方 、ステップS3で文字確定操作がなく、ステッ S4で次のボタン操作が判別されると、ステ プS5に進み、非代表文字を選択して確定する 。この非代表文字の選択は、そのときのボタ ン操作の位置に応じて決定される。

 続いてステップS7で濁点入力の有無をチ ックし、濁点入力があれば、ステップS8でそ のときの入力文字に濁点を付した濁点文字を 確定する。またステップS9で半濁点入力を判 すると、ステップS10に進み、そのときの入 文字に半濁点を付けた半濁点文字を確定す 。

 更にステップS11で子音記号の入力を判別 ると、ステップS12でそのときの入力文字を 音文字に変換して確定する。このようなス ップS1~S12の処理を、ステップS13でひらがな 字入力の入力終了に伴う文字入力確定操作 判別するまで繰り返し、文字入力確定操作 判別すると、図47のメインルーチンにリタ ンする。

 図49は図48のステップS5における非代表文 選択処理の詳細を示したフローチャートで る。図49において、非代表文字選択処理は ステップS1で前回と同じボタン操作か否かチ ェックしており、同じボタン操作であれば、 ステップS2に進み、第2文字を選択して確定す る。

 またステップS3で第1隣接ボタンの操作を 別した場合には、ステップS4に進み、第3文 を選択して確定する。またステップS5で第2 接ボタンの操作を判別した場合には、ステ プS6に進み、第4文字を選択して確定する。 にステップS7で第3隣接ボタンの操作を判別 た場合には、ステップS8に進み、第5文字を 択して確定する。

 このような非代表文字選択処理は、図4に 示したひらがな選択規則80-1,80-2の規則を処理 手順として示したものである。

 図50は図47のステップS4における英文字入 処理の詳細を示したフローチャートである 図50の英文字入力処理にあっては、ステッ S1で最初のボタン操作を判別すると、ステッ プS2に進み、操作ボタンに対応した代表文字 選択する。

 続いてステップS3で文字確定操作を判別 ると、ステップS6に進み、代表文字を確定す る。文字確定操作がなかった場合には、ステ ップS4に進み、次のボタン操作を待つ。ステ プS4で次のボタン操作を判別すると、ステ プS5に進み、対応する非代表文字を選択して 確定する。このようなステップS1~S6の処理を ステップS7で英文字入力の終了に伴う文字 力確定操作を判別するまで繰り返す。

 図51は図50のステップS5における非代表文 選択処理の詳細を示したフローチャートで る。この非代表文字選択処理は、英文字入 の場合には文字集合が3文字または4文字で り、非代表文字は2文字または3文字であるこ とから、図49に示したひらがな入力の非代表 字選択処理におけるステップS1~S6と同じ第2 字から第4文字の選択確定処理と同じ処理内 容を持っている。

 ここで本実施形態による文字入力方法と従 の文字入力方法とを比較すると次のように る。例えばひらがな文字入力を例にとって おとこのこ」を入力する場合を例にとる。 来のボタン操作回数は次のようになる。
「お」5回+「と」5回+「こ」5回+「の」5回+「 」5回=25回
 これに対し本実施形態の文字入力の場合は のようになる。
「お」2回+「と」2回+「こ」2回+「の」2回+「 」2回=10回

 したがって、従来方法と本実施形態の方法 操作回数の割合を見ると、
10回/25回=2/5=40%
となり、従来方法に比べ、本発明の文字入力 は60%も操作回数を減らすことができる。

 もちろん、この例は一例であるが、全体 な文字入力を見た場合にも、従来方法に比 本発明は、全文字につき1文字を2回の操作 入力することができるため、文字入力の回 を大幅に低減することができる。

 また上記の実施形態にあっては、文字の確 操作のために、図1の操作部12に設けている 印ボタン50を確定ボタンとして使用してい が、これ以外の確定操作としては次の方法 取ることができる。
(1)決定キー(エンターキー)44を使用する
(2)専用の確定ボタン(エンターキー)を設ける
(3)ボタンを所定時間以上、長く押す(ボタン 2回入力する時間程度)
(4)本体を振って振動で認識させる。
(5)入力ボタン操作後、時間を置いて次の入力 を行う(キーボタンを2回入力する時間程度の 間を置く)
(6)前記(1)~(5)を組み合わせた方法とする。

 また本発明は携帯電話10などの文字入力 使用する文字入力プログラムを提供するも であり、この文字入力プログラムは図47~図51 のフローチャートに示した内容を持つ。

 また本発明は携帯電話のコンピュータで 行される文字入力プログラムを格納した記 媒体を提供する。ここで記録媒体とは、CD-R OM、フロッピィディスク(R)、DVDディスク、光 気ディスク、ICカードなどの可搬型記憶媒 や、コンピュータシステムの内外に備えら たハードディスクドライブ(HDD)などの記憶装 置の他、回線を介してプログラムを保持する データベースあるいは他のコンピュータシス テム並びにそのデータベースや、更に回線上 の伝送媒体を含むものである。

 なお上記の実施形態は、入力文字として ひらがな入力(カタカナ入力を含む)と英文 入力を例に取るものであったが、それ以外 言語についても全く同様に適用することが きる。

 また上記の実施形態は携帯電話の文字入 を例に取るものであったが、入力する文字 に対し少ない数のボタンあるいはキーを使 して文字入力をする装置であれば、適宜の 置にそのまま適用することができる。

 また本発明はその目的と利点を損なうこ のない適宜の変形を含み、更に上記の実施 態に示した数値による限定は受けない。